JP5538452B2 - コリメータレンズ、光走査装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

コリメータレンズ、光走査装置及びこれを用いた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5538452B2
JP5538452B2 JP2012036355A JP2012036355A JP5538452B2 JP 5538452 B2 JP5538452 B2 JP 5538452B2 JP 2012036355 A JP2012036355 A JP 2012036355A JP 2012036355 A JP2012036355 A JP 2012036355A JP 5538452 B2 JP5538452 B2 JP 5538452B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
temperature
collimator lens
lens
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012036355A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013171240A (ja
Inventor
秀次 水谷
一成 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2012036355A priority Critical patent/JP5538452B2/ja
Priority to CN201310053274.2A priority patent/CN103293569B/zh
Priority to EP13000859.2A priority patent/EP2631703B1/en
Priority to US13/772,371 priority patent/US8724187B2/en
Publication of JP2013171240A publication Critical patent/JP2013171240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5538452B2 publication Critical patent/JP5538452B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/42Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect
    • G02B27/4283Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect having a diffractive element with major temperature dependent properties
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/30Collimators
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、温度補償機能を備えたコリメータレンズ、該コリメータレンズを用いた光走査装置、及び該光走査装置を用いた画像形成装置に関する。
例えばレーザープリンターや複写機等に用いられる一般的な光走査装置は、レーザー光を発する光源と、前記レーザー光を反射して偏向走査させるポリゴンミラーと、レーザー光をポリゴンミラーに入射させる入射光学系と、偏向走査された前記レーザー光を感光体ドラムの周面(被走査面)上に結像させる走査レンズとを含む光学部品を備える。前記入射光学系は、発散するレーザー光を平行光又は収束光に変換するコリメータレンズと、前記平行光又は収束光を線状光に変換してポリゴンミラーの反射面に結像させるシリンドリカルレンズとを含む。これらの光学部品は、防塵のため樹脂製のハウジング内に収容されるのが一般的である。
ところで、光走査装置が配置されている環境の温度が変化すると、前記光学部品の光学性能に影響が出る。特に、樹脂材料で成形されたレンズ部品を用いられている場合、その影響は大きい。環境温度が変化すると、例えばレンズ部品の屈折率の変動、レーザー光を発するレーザーダイオードの温度特性に基づく発光波長の変動、熱変形によるレンズ形状の変化等が生じる。また、前記ハウジングの熱変形により、感光体ドラムに対する距離、或いは光学部品間の距離が変化する。とりわけ、コリメータレンズは誤差感度が高く、屈折率が温度によって変化し易い樹脂材料で成形されたものを用いると、温度変化によって結像位置が変化し易くなる。従って、何らかの温度補償機能を具備させる必要がある。
特許文献1には、コリメータレンズの片面に回折光学素子を付加することによって、環境温度の変化によって招来される屈折率の変動に伴うパワー変化、レーザーダイオードのモードホッピングによる結像位置の変動を補償する技術が開示されている。この変動補償のため、走査レンズの焦点距離や主走査断面のスポット径等の種々のパラメータを関係式で定義している。
特開2004−126192号公報
しかしながら、上記特許文献1の光走査装置のようにピント変動を補償するだけでは、結像性能を十分に補償できない場合がある。すなわち、結像位置を調整したからといって、必ずしも収差等の結像性能も良好に調整されるものではない。また、特許文献1の光走査装置では、ハウジングの熱膨張に対する対策が考慮されていない。従って、線膨張係数が大きい比較的安価な材料を用いて前記ハウジングを作成しようとしても、結像性能が不十分となるため、これを採用できないという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、優れた結像性能を有する温度補償機能を備えたコリメータレンズ、該コリメータレンズを用いた光走査装置、及び該光走査装置を用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一の局面に係るコリメータレンズは、788nmの発光波長帯を持ち、60℃における発光波長が20℃における発光波長よりも10nm程度長くなる半導体レーザーからなる光源から発せられる発散光の光線を収束光に変換するコリメータレンズであって、光路上で前記光源と対向し前記光線が入射する第1面と、前記第1面と対向する面であって前記光線が出射する第2面と、前記第1面又は前記第2面の少なくとも1面に形成される回折構造と、を備え、温度が20℃の場合及び60℃の場合において、前記第2面より距離S1の位置P1から発せられた発散光が前記第2面に入射し、前記第1面より距離S2の位置P2で結像するとした場合に、0<S1/S2≦50の範囲で、位置P1から発せられた前記発散光が位置P2に作る像の波面収差の最小値をWF1とし、S1=∞となる平行光が前記第2面に入射されたときに位置P2に作る像の波面収差の最小値をWF2とした場合に、
WF1<WF2
の関係を有する
この構成によれば、コリメータレンズを用いて発散光を、平行光ではなく収束光のビーム光に整える場合において、0℃〜60℃の温度範囲おいて、上記のWF1<WF2の関係を実現させる回折構造を有するので、コリメータレンズの第2面から結像面までの距離の短縮化を図りつつ、結像性能を良好に維持することができる。
本発明の他の局面に係る光走査装置は、光線を発する光源と、前記光源から発せられる光線を収束光に変換するコリメータレンズと、前記光源から発せられる光線を反射する反射面を備え、前記光線を偏向走査させる偏向体と、前記収束光を線状光に変換して前記偏向体の反射面に結像させるシリンドリカルレンズと、前記偏向体によって前記偏向走査された前記光線を被走査面上に結像させる走査レンズと、を備え、前記光源は、発散光を発し、788nmの発光波長帯を持ち、60℃における発光波長が20℃における発光波長よりも10nm程度長くなる半導体レーザーからなる光源であり、前記コリメータレンズは、光路上で前記光源と対向する第1面と前記偏光体と対向する第2面とを有し、前記第1面又は前記第2面の少なくとも一方の面に回折構造を備え、温度が20℃の場合及び60℃の場合において、当該コリメータレンズ単体で、前記第2面より距離S1の位置P1から発せられた発散光が前記第2面に入射し、前記第1面より距離S2の位置P2で結像するとした場合に、0<S1/S2≦50の範囲で、位置P1から発せられた前記発散光が位置P2に作る像の波面収差の最小値をWF1とし、S1=∞となる平行光が前記第2面に入射されたときに位置P2に作る像の波面収差の最小値をWF2とした場合に、
WF1<WF2
の関係を有する
この構成によれば、光源から発せられた光線は、コリメータレンズによって平行光ではなく収束光のビーム光に整えられた上で走査レンズに入射され、被走査面上に結像される。そして、コリメータレンズは、0℃〜60℃の温度範囲おいて、上記のWF1<WF2の関係を実現させる回折構造を有するので、コリメータレンズの第2面から被走査面までの距離の短縮化、つまりは光走査装置のコンパクト化を図りつつ、結像性能を良好に維持することができる。
上記構成において、前記光源、前記コリメータレンズ、前記シリンドリカルレンズ、前記偏向体及び前記走査レンズを支持し、熱膨張性の樹脂で成形されたハウジングをさらに備え、温度Tにおける、前記光源の発光波長をλ(T)、前記光源の発光面と前記第1面との距離をSo(T)、前記光源から発せられた光線が前記コリメータレンズを介して結像する点と前記第2面との距離をSi(T)、波長λ(T)における前記コリメータレンズの焦点距離をf(λ(T),T)として、各々温度の関数として扱う場合に、第1の温度をT1、この第1の温度よりも所定温度だけ高い第2の温度をT2とするとき、前記回折構造は、温度が20℃の場合及び60℃の場合において、
f(λ(T1),T1)<f(λ(T2),T2)、且つ
Si(T1)>Si(T2)
の関係を満足させることが望ましい。
一般に、温度が上昇すると、レンズの焦点距離は長くなる。また、ハウジングの熱膨張によって、各光学部材間の距離も長くなる。しかし、上記構成によれば、光源の発光波長λと温度Tの関数で表されるコリメータレンズの焦点距離fが第2の温度T2(高温)で長くなる一方で、前記第2面から結像点までの距離Siは第2の温度T2で短くなる。このような回折構造を有するコリメータレンズを用いることによって、前記光源の発光面と前記第1面との距離Soがハウジングの熱膨張によって長くなっても、結像位置の温度変化を可及的に抑制することができる。
上記構成において、前記コリメータレンズの前記第1面は、負の光学的パワーを備えることが望ましい。この構成によれば、軸外の光線に対する収差を低減することができる。
上記構成において、温度Tにおける、前記光源の発光波長をλ(T)として温度の関数と扱う場合に、前記被走査面の主走査方向の中心に向かう光路において、温度T且つ発光波長λ(T)における、前記走査レンズの前記被走査面の側の共役な点PTと、前記コリメータレンズ単体によって作られる前記収束光が前記被走査面の側において収束する収束点QTとが、温度が20℃の場合及び60℃の場合において同一位置であることが望ましい。
結像されるべき面である被走査面の位置が決まれば、走査レンズの主走査方向における共役な点PTは一意に定まる。環境温度が変化すると、前記被走査面及び共役点PTの位置はそれぞれ変化する。しかし、上記構成では、コリメータレンズによる収束点QTが、0℃〜60℃の温度範囲おいて共役点PTと同一位置となるような回折構造を、コリメータレンズは備えている。従って、環境温度が変化しても、常に結像位置は被走査面からズレることはない。
上記構成において、前記光源が、レーザーダイオードからなることが望ましい。この構成によれば、光走査装置の小型化に寄与する。
上記構成において、前記走査レンズが、1枚の走査レンズからなることが望ましい。この構成によれば、光走査装置の小型化を図ることができる。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、静電潜像を担持する像担持体と、前記像担持体の周面を前記被走査面として光線を照射する上記の光走査装置とを備える。
本発明によれば、優れた結像性能を有する温度補償機能を備えたコリメータレンズ、該コリメータレンズを用いた光走査装置、及び該光走査装置を用いた画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの概略構成を示す断面図である。 上記プリンターに搭載される光走査装置の内部構造を示す斜視図である。 実施形態1の光走査装置の主走査断面の構成を示す光路図である。 コリメータレンズ単体によって形成される収束光を示す光路図である。 図4の要部を示す光路図である。 平行光がコリメータレンズに入射される場合を示す光路図である。 実施例1のコリメータレンズの光学特性(20℃)を示すグラフである。 実施例1のコリメータレンズの光学特性(60℃)を示すグラフである。 比較例のコリメータレンズの光学特性(20℃)を示すグラフである。 比較例のコリメータレンズの光学特性(60℃)を示すグラフである。 実施例1のコリメータレンズの光学特性(20℃)を示すグラフである。 実施例1のコリメータレンズの光学特性(60℃)を示すグラフである。 比較例のコリメータレンズの光学特性(20℃)を示すグラフである。 比較例のコリメータレンズの光学特性(60℃)を示すグラフである。 実施例1のコリメータレンズの集光点における光学特性(20℃)を示すグラフである。 実施例1のコリメータレンズの集光点における光学特性(60℃)を示すグラフである。 比較例のコリメータレンズの集光点における光学特性(20℃)を示すグラフである。 比較例のコリメータレンズの集光点における光学特性(60℃)を示すグラフである。 実施形態2の光走査装置の温度別の光学系を示す図である。 実施形態2の光走査装置の光学特性を示すグラフである。
以下、本発明の一実施形態に係る光走査装置について図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプリンター1(画像形成装置の一例)の概略構成を示す断面図である。なお、画像形成装置は、プリンター1に限られず、複写機、ファクシミリ、複合機等であってもよい。プリンター1は、箱状の筐体101と、この筐体内に収容された画像形成部100、光走査装置104、及び給紙カセット210,220とを含む。給紙カセット210,220は、プリンター1の下部に、着脱自在に装着されている。
画像形成部100は、シートにトナー画像を形成する処理を行うもので、帯電装置102、感光体ドラム103(像担持体)、現像装置105、転写ローラー106、クリーニング装置107、及び定着ユニット108を備えている。
感光体ドラム103は、円筒状の部材であり、その周面に静電潜像及びトナー像が形成される。感光体ドラム103は、図略のモーターからの駆動力を受けて、図1において矢印Aで示す時計回りの方向に回転される。帯電装置102は、感光体ドラム103の表面を略一様に帯電する。
現像装置105は、静電潜像が形成された感光体ドラム103の周面にトナーを供給してトナー像を形成する。現像装置105は、トナーを担持する現像ローラーやトナーを攪拌搬送するスクリューを含む。感光体ドラム103に形成されたトナー像は、給紙カセット210,220から繰り出され搬送路300を搬送されるシートに転写される。この現像装置105には、図略のトナーコンテナからトナーが補給される。
転写ローラー106は、感光体ドラム103の側方に対向して配設され、両者によって転写ニップ部が形成されている。転写ローラー106は、導電性を有するゴム材料等で構成されると共に転写バイアスが与えられ、感光体ドラム103に形成されたトナー像を前記シートに転写させる。クリーニング装置107は、トナー像が転写された後の感光体ドラム103の周面を清掃する。
定着ユニット108は、ヒーターを内蔵する定着ローラーと、該定着ローラーと対向する位置に設けられた加圧ローラーとを備える。定着ユニット108は、トナー像が形成されたシートを前記ローラーによって加熱しつつ搬送することにより、シートに転写されたトナー像を当該シートへ定着させる。
光走査装置104は、帯電装置102によって略一様に帯電された感光体ドラム103の周面(被走査面)に対して、パーソナルコンピューター等の外部装置から入力される画像データに応じたレーザー光を照射して、静電潜像を形成する。この光走査装置104については、後記で詳述する。
給紙カセット210,220は、画像形成に供される複数枚のシートPを収容する。給紙カセット210,220と画像形成部100との間には、シート搬送用の搬送路300が配設されている。搬送路300には、給紙ローラー対213,223、搬送ローラー対214,224、及びレジストローラー対215が設けられている。また、定着ユニット108の下流側には、搬送ローラー対109と、排紙トレイ119にシートを排出する排出ローラー対110とが配置されている。
次に、プリンター1の画像形成動作について簡単に説明する。先ず、帯電装置102により感光体ドラム103の周面が略均一に帯電される。帯電された感光体ドラム103の周面が、光走査装置104から発せられるレーザー光により露光され、シートPに形成する画像の静電潜像が感光体ドラム103の周面に形成される。この静電潜像が、現像装置105から感光体ドラム103の周面にトナーが供給されることにより、トナー像として顕在化される。一方、給紙カセット210、220からは、ピックアップローラー212,222によってシートPが搬送路300に繰り出され、搬送ローラー対214,224によって搬送される。その後、シートPは、レジストローラー対215によって一旦停止され、所定のタイミングで転写ローラー106と感光体ドラム103との間の転写ニップ部へ送られる。前記トナー像は、前記転写ニップ部をシートPが通過することにより、当該シートPに転写される。この転写動作が行われた後、シートPは定着ユニット108に搬送され、シートPにトナー像が固着される。しかる後、シートPは搬送ローラー対109及び排出ローラー対110によって、排紙トレイ119に排出される。
<光走査装置の第1実施形態>
続いて、第1実施形態に係る光走査装置104の詳細構造について説明する。図2は、光走査装置104の内部構造を示す斜視図、図3は、光走査装置104の主走査断面の構成を示す光路図である。光走査装置104は、ハウジング104Hと、このハウジング104H内に収容されたレーザーユニット20(光源)、コリメータレンズ23、シリンドリカルレンズ24、ポリゴンミラー26(偏向体)、及びfθレンズ28(走査レンズ)とを含む。図2に付記している方向表示において、左右方向が主走査方向である。本実施形態の光走査装置104は、走査レンズが1枚のレンズ(fθレンズ28)のみで構成される光走査装置である。
ハウジング104Hは、各種の部材が載置されるベース部材となる底板141と、この底板141の周縁から略垂直に立設された側板142と、側板142の上方を塞ぐ蓋体とを含む。なお図2では、前記蓋体が取り外された状態を示しているので、該蓋体は描かれていない。ハウジング104Hは、上面視で略四角形の形状を有する。側板142は、光走査装置104がプリンター1に取り付けられた場合に感光体ドラム103の周面103Sと対向する前側板142F、この前側板142Fと対向する後側板142B、これらの両側部を繋ぐ右側板142R及び左側板142Lからなる。
底板141には、後側板142Bに隣接する箇所に、高さが周囲よりも低い凹所143が備えられている。凹所143にポリゴンミラー26が配置され、底板141の凹所143以外の領域にレーザーユニット20、コリメータレンズ23、シリンドリカルレンズ24及びfθレンズ28が配置されている。前側板142Fには、当該前側板142Fを上縁から中間部付近まで切り欠いて形成された窓部144が設けられている。図略の前記蓋体が装着された状態においても、当該窓部144はハウジング104Hの開口部となる。また、底板141の上面であって左側板142Lの近傍には、第1保持部材145及び第2保持部材146が備えられている。左側板142Lと第1保持部材145との間、及び左側板142Lと第2保持部材146との間には、それぞれ微小な隙間が設けられている。なお、ハウジング104Hは、熱膨張性の樹脂で成形されている。
レーザーユニット20は、基板21と、該基板の一方面に搭載された略円筒形状の半導体レーザー22、及び発光面の前方に配置されるカバーガラス20G(図5、図6参照)等を含む。半導体レーザー22は、所定の波長のレーザー光(光線)を発する光源である。このレーザー光は発散光であって、その波長は環境温度の変動によって変化する。具体的には、温度が上昇すると発光波長が長くなる温度特性を有する。
基板21には、半導体レーザー22及び該半導体レーザー22を駆動する駆動回路部品がマウントされている。レーザーユニット20は、基板21が、第1保持部材145及び第2保持部材146と左側板142Lとの間に存在する前記隙間に挟み込まれるように、かつ半導体レーザー22が第1保持部材145及び第2保持部材146の間に嵌り込むように、底板141の上面に取り付けられている。基板21の前記隙間への嵌り込み位置を調整することで、レーザー光Bの照射位置の調整を行うことができる。
コリメータレンズ23は、樹脂材料で成形され、半導体レーザー22から発せられ拡散するレーザー光Bを収束光に変換する。コリメータレンズ23に収束光を作る光学的パワーを具備させることで、光路長の短縮化、ひいては光走査装置104の小型化を図ることができる。コリメータレンズ23は、台座部25を介して、底板141に接着剤で固定されている。後記で詳述するが、このコリメータレンズ23には、光学特性の温度補償のために回折構造が備えられている。
シリンドリカルレンズ24は、前記平行光を主走査方向に長い線状光に変換してポリゴンミラー26の反射面に結像させる。コリメータレンズ23及びシリンドリカルレンズ24は、ポリゴンミラー26へレーザー光Bを入射させる入射光学系であって、本実施形態では斜入射の光学系の構成とされている。
ポリゴンミラー26は、正六角形の各辺に沿って反射面が形成された多面鏡である。ポリゴンミラー26の中心位置には、ポリゴンモーター27の回転軸が連結されている。ポリゴンミラー26は、ポリゴンモーター27が回転駆動されることによって、前記回転軸の軸回りに回転しつつ、半導体レーザー22から発せられ、コリメータレンズ23及びシリンドリカルレンズ24を経て結像されたレーザー光Bを偏向走査する。
fθレンズ28は、fθ特性を有するレンズであって、主走査方向に長尺のレンズである。fθレンズ28は、窓部144とポリゴンミラー26との間に配設され、ポリゴンミラー26によって反射されたレーザー光Bを集光し、ハウジング104Hの窓部144を通して感光体ドラム103の周面103Sに結像させる。fθレンズ28は、透光性樹脂材料を用いた金型モールド成形にて製造されている。
図4は、コリメータレンズ23単体によって形成される収束光を示す光路図、図5は、図4の要部を示す光路図である。なお、図5では、レーザーユニット20のカバーガラス20Gを記載している。コリメータレンズ23は、レーザー光Bの光路上でレーザーユニット20と対向する第1面231と、ポリゴンミラー26(像側)と対向する第2面232とを有する。
本実施形態のコリメータレンズ23としては、次の(A)〜(C)の3つの特徴を備えるものが用いられる。
(A)第1面231及び第2面232の少なくとも一方に、光学特性の温度補償のための回折構造を備える。
(B)上記回折構造によって、0℃〜60℃の温度範囲おいて、且つ前記温度範囲内で変化する半導体レーザー22の発光波長の範囲において、第2面232に発散光を入射した場合に当該コリメータレンズ23が作る像の波面収差が、第2面232に平行光を入射した場合の波面収差よりも小さくなる。
(C)半導体レーザー22の発光波長λと温度Tの関数で表されるコリメータレンズの焦点距離が、環境温度が高くなると長くなる一方で、第2面232から結像点(感光体ドラム103の周面103S)までの距離Siは、環境温度が高くなると短くなる。
図5を参照して、一例として示しているコリメータレンズ23は、像側に凸のメニスカスレンズである。すなわち、第1面231は凹面であって負の光学的パワーを備え、第2面232は凸面であって、正の光学的パワーを有する。第1面231が負の光学的パワーを備えることで、軸外の光線に対する収差を低減することができる。第1面231及び第2面232は、いずれも非球面である。そして、第2面232の有効径EDの範囲内には、回折構造が設けられている。なお、回折構造は、第1面231に設けられていても、第1面231及び第2面232の双方に設けられていても良い。
上記非球面は、次式(1)で、回折分布の位相分布は次式(2)で定義される。
Figure 0005538452
本実施形態のコリメータレンズ23は、点光源であるレーザーユニット20の発光面20Sから発せられる発散光の光線を収束光に整形する。つまり、発光面20Sから距離Soを置いてコリメータレンズ23の第1面231に入射した発散光は、第2面232から距離Siの位置にある集光点(実際は、fθレンズ28との組み合わせによって周面103Sが集光点となる)に結像する。このように、コリメータレンズ23に収束光を作る役目を担わせることで、走査光学系をコンパクトにすることができ、ひいては光走査装置104の小型化を図ることができる。
一般的なコリメータレンズ23は、図6に示すように、発光面20Sから発せられる発散光を平行光に整形するために用いられる。つまり、上記の第2面232と集光点との距離Si=∞である。従って、当該コリメータレンズ23に、第2面232の側から理想的な平行光を入射させた場合に、第1面231から距離Soだけ離間した結像位置P2(発光面20Sに相当する位置)に作る像の波面収差が小さくなるように、コリメータレンズ23は設計されている。
このような一般的なコリメータレンズ23に、平行光ではなく発散光を入射させた場合、結像性能が悪くなる。すなわち、第2面232から距離Siだけ離間した位置から発せられた発散光を第2面232へ入射させた場合に、第1面231から距離Soだけ離間した結像位置P2に作る像の波面収差は、平行光入射の場合に比べて悪化する。このため、走査光学系のコンパクト化を図るべく、コリメータレンズ23に収束光を作らせるようにすると、良好な結造性能が得られないという問題が生じる。
上記の問題を、本実施形態では、第2面232に回折構造を配置することによって解決する。ここで、コリメータレンズ23の第2面232より距離S1(上記距離Siに対応)の位置P1から発せられた発散光が第2面232に入射し、第1面231より距離S2(上記距離Soに対応)の位置P2で結像するとした場合に、0<S1/S2≦50の範囲で、位置P1から発せられた前記発散光が位置P2に作る像を、像Im−1とする。また、平行光(S1=∞)が第2面232に入射されたときに、第1面231から出射した光線が位置P2に作る像を像Im−2とする。前記回折構造は、像Im−1の波面収差の最小値をWF1とし、像Im−2の波面収差の最小値をWF2とした場合に、
WF1<WF2 ・・・(3)
の関係を成立させる機能を有する。
なお、上記の関係は半導体レーザー22の温度特性を加味した上で成立する関係である。一般に半導体レーザーは、温度が変化すると発光波長が変化する。通常、温度が上昇すると発光波長が長くなる。発光波長が変化すると、レンズによる屈折度合いが変化して結像点がシフトすることになる。また、コリメータレンズ23及び他のレンズの熱膨張によっても結像位置がシフトする。そこで本実施形態の回折構造は、0℃〜60℃の温度範囲おいて、且つ前記温度範囲内で変化する半導体レーザー22の発光波長の範囲において、上記の(3)式の関係を成立させる機能を有する。
さらに、本実施形態の回折構造は、光走査装置104のハウジング104Hの熱変形の影響も補償する。既述の通り、ハウジング104Hは熱膨張性の樹脂で成形されている。コストダウンの観点より、ハウジング104Hの形成材料として熱膨張性の樹脂を用いることは避けられない。ハウジング104Hは、環境温度が高くなると熱膨張し、これに従って、ハウジング104Hで保持されている光学部品の間の距離も長くなる。具体的には、レーザーユニット20とコリメータレンズ23及びシリンドリカルレンズ24との間の距離、或いはこれらとポリゴンミラー26やfθレンズ28との距離などである。
そこで、半導体レーザー22の特性、コリメータレンズ23及びハウジング104Hの材料、さらにハウジング104H内におけるレーザーユニット20及びコリメータレンズ23の配置が、次の条件に基づいて決定される。すなわち、温度Tにおける、半導体レーザー22の発光波長をλ(T)、レーザーユニット20の発光面20Sとコリメータレンズ23の第1面231との距離をSo(T)、レーザーユニット20から発せられた光線がコリメータレンズ23を介して結像する点P1と第2面232との距離をSi(T)、波長λ(T)におけるコリメータレンズ23の焦点距離をf(λ(T),T)として、各々温度の関数として扱う場合に、第1の温度をT1、この第1の温度よりも所定温度だけ高い第2の温度をT2とするとき、0℃〜60℃の温度範囲おいて、次の(4)式を満たし、且つ、(5)式を満たすものとされる。
f(λ(T1),T1)<f(λ(T2),T2) ・・・(4)
Si(T1)>Si(T2) ・・・(5)
上記の(4)式及び(5)式を満たすことで、光源の発光波長λと温度Tの関数で表されるコリメータレンズの焦点距離fが第2の温度T2(高温)で長くなる一方で、前記第2面から結像点までの距離Siは第2の温度T2で短くなる。このような回折構造を有するコリメータレンズ23を用いることによって、発光面20Sとコリメータレンズ23の第1面231との距離Soがハウジング104Hの熱膨張によって長くなっても、結像位置の温度変化を可及的に抑制することができる。
<実施例1>
次に、上記で説明した第1実施形態に係るコリメータレンズ23を実現するコンストラクションデータの一例を、実施例1として表1に示す。この実施例1のコリメータレンズ23は、ポリゴンミラー26側に凸のメニスカス形状を備え、第1面231及び第2面232の双方が非球面であり、第2面232に回折構造が設けられている。表中、Cは非球面係数、Dは回折係数を示す。実施例1の光学系は、表1に示すコリメータレンズ23及びカバーガラス20Gからなる、図4及び図5に示す如き光学系である。
Figure 0005538452
上記実施例1との比較のため、図6に示すように、第2面232から平行光を入射した場合に波面収差が最も小さくなるように設計されたコリメータレンズのコンストラクションデータを、比較例として表2に示す。比較例の光学系は、表2に示すコリメータレンズ23及びカバーガラス20Gからなる、図6に示す如き光学系である。
Figure 0005538452
図7及び図8は、実施例1のコリメータレンズ23の第2面232の側から平行光を入射した場合において、発光面20Sの位置である位置P2に作られる像のスポットダイアグラム及び波面収差を示す。図7は環境温度が20℃の場合、図8は環境温度が60℃の場合をそれぞれ示している。一方、図9及び図10は、比較例のコリメータレンズ23の第2面232の側から平行光を入射した場合において、発光面20Sの位置に作られる像のスポットダイアグラム及び波面収差を示す。図9は環境温度が20℃の場合、図10は環境温度が60℃の場合をそれぞれ示している。
次に、図11及び図12は、実施例1のコリメータレンズ23の第2面232の側から発散光を入射した場合において、発光面20Sの位置に作られる像のスポットダイアグラム及び波面収差を示す。図11は環境温度が20℃の場合、図12は環境温度が60℃の場合をそれぞれ示している。また、図13及び図14は、比較例のコリメータレンズ23の第2面232の側から発散光を入射した場合において、発光面20Sの位置に作られる像のスポットダイアグラム及び波面収差を示す。図13は環境温度が20℃の場合、図14は環境温度が60℃の場合をそれぞれ示している。
なお、図7〜図14の各々において、上段、中段及び下段の3段でスポットダイアグラム及び波面収差を示している。上段は、軸外0.2mmの位置に、中段は軸外0.1mmの位置に、下段は軸上に集光させたときのスポットダイアグラム及び波面収差である(後述する図15〜図18でも同じ)。
実施例1について、平行光入射の場合と発散光入射の場合について比較する。すなわち、図7及び図8と図11及び図12のデータを比較して、例えば軸上の波面収差100%の値を見ると、平行光の図7及び図8では、0.004051(20℃)及び0.004302(60℃)となっているのに対し、発散光の図11及び図12では、0.001540(20℃)及び0.001492(60℃)となっている。この比較から明らかな通り、いずれも発散光入射の方が、波面収差が小さくなっている。
これに対し比較例では、図9及び図10と図13及び図14のデータを比較して、例えば軸上の波面収差100%の値を見ると、平行光の図9及び図10では、0.000424(20℃)及び0.000687(60℃)となっているのに対し、発散光の図13及び図14では、0.005453(20℃)及び0.005126(60℃)となっている。このように比較例では、発散光入射の方が、波面収差が大きくなっている。
次に、図15及び図16は、上記実施例1のコリメータレンズ23を用い、図4に示すように、位置P2にあるレーザーユニット20を発光させて発散光を(カバーガラス20Gを通して)コリメータレンズ23に入射させ、位置P1を集光点として結像させた場合における、その像のスポットダイアグラム及び波面収差を示す図である。図15は環境温度が20℃の場合、図16は環境温度が60℃の場合をそれぞれ示している。
一方、図17及び図18は、上記比較例のコリメータレンズ23を用い、同様にレーザーユニット20を発光させて発散光を(カバーガラス20Gを通して)コリメータレンズ23に入射させ、位置P1を集光点として結像させた場合における、その像のスポットダイアグラム及び波面収差を示す図である。図17は環境温度が20℃の場合、図18は環境温度が60℃の場合をそれぞれ示している。
図15〜図18において実施例1と比較例とを対比して明らかな通り、ビームの集光状態及び波面収差の双方において、いずれの状態でも実施例1の方が優れていることが判る。
表3に、上記実施例1及び比較例で用いた半導体レーザー22の発光波長、コリメータレンズ23及びカバーガラス20Gの屈折率の温度特性を示す。また、表4に、実施例1の光学系における各面間の温度特性を示す。
Figure 0005538452
Figure 0005538452
表4に示すように、実施例1のコリメータレンズ23は、その焦点距離は20℃に比べて60℃の方が長くなっている(15.000mm→15.019mm)。しかし、回折構造の機能により、コリメータレンズ23の第2面232から集光点の位置P2までの距離は高温の方が短くなっている。このことに利点については、次述の第2実施形態において説明する。なお、温度変化によるコリメータレンズ23の形状変化や回折効率の変化は、表4のレンズ厚で示される変化率に則って計算に盛り込まれている。
<光走査装置の第2実施形態>
続いて、第2実施形態に係る光走査装置について説明する。第2実施形態の光走査装置の内部構造及び光学配置は、第1実施形態において説明した光走査装置104と同じである。この第2実施形態では、光走査装置104のハウジング104Hの熱膨張による各光学部材間の配置間隔に変化が生じても、結像位置のズレが生じないようにすることができる実施形態を説明する。
光走査装置104が配置されている環境の温度が上昇すると、コリメータレンズ23、シリンドリカルレンズ24及びfθレンズ28の屈折率が上昇すると共に、これらレンズが樹脂材料で成形されている場合、熱膨張によりレンズ形状が変化する。また、半導体レーザー22の発光波長が長くなる。これらの現象は、焦点距離を長くする方向に作用する。図19(A)は、被走査面の主走査方向の中心に向かう光路において、比較的低温の温度T1の状態における光路の状態を、図19(B)は温度T1よりもΔTだけ上昇した比較的高温の状態における光路の状態をそれぞれ示している。これらの図に示すように、光走査装置104が備える結像光学系によるレーザー光Bの結像点FTは長くなる。
熱膨張性の樹脂で成形されたハウジング104Hは、光走査装置104が配置されている環境の温度が上昇すると、当然膨張する。コリメータレンズ23をはじめ、光走査装置104を構成する光学部材はハウジング104Hで支持されている。従って、環境温度の上昇によって各光学部材間の配置間隔が拡張する。例えば、図19(A)に符号R1で示す被走査面(感光体ドラム103の周面103S)の位置が、熱上昇によって図19(B)で符号R2に示す位置までΔRだけ延び、fθレンズ28から被走査面が遠ざかることになる。
図19(A)において、符号PT1は、fθレンズ28の被走査面側の共役な点を示している。この共役点PT1は、上述の結像光学系の焦点距離が長くなること、及び、fθレンズ28から被走査面が遠ざかることによって、図19(B)に符号PT2で示すように、ΔPTだけfθレンズ28に近づくことになる。このような熱の影響を考慮しないと、レーザー光Bのピントを被走査面に合わせることができない。
第2実施形態では、コリメータレンズ23が備える回折構造によって、熱の影響を補償する。図19(A)において、符号QT1は、コリメータレンズ23単体によって作られる収束光が被走査面の側において収束する収束点を示している。回折構造を備えないコリメータレンズでは、この収束点QT1までの距離(コリメータレンズの焦点距離)は温度上昇によって長くなる。しかし、本実施形態では、図19(B)に符号QT2で示すように、回折構造によって収束点がfθレンズ28に近づくように設定されている。
しかも、前記回折構造によって、図19(A)の温度T1における収束点QT1と共役点PT1が一致し、図19(B)の温度T2における収束点QT2と共役点PT2も一致するように設定されている。ここに、T1及びT2は、例えば光走査装置104の実用的な使用温度の上限と下限である0℃、60℃である。すなわち、0℃〜60℃の温度範囲おいて、fθレンズ28の主走査方向の共役点PTとコリメータレンズ23単体の収束点QTとを常に一致させることができように、コリメータレンズ23の回折構造が設定されている。
結像されるべき面である被走査面の位置が決まれば、fθレンズ28の主走査方向における共役な点PTは一意に定まる。温度上昇によって被走査面は、位置R1から位置R2へ変化する。この位置R2に結像点FTを合わせるには、fθレンズ28の主走査方向の共役点PTの変化ΔPTと、コリメータレンズ23単体の収束点QT1からQT2への位置変化量とを一致させれば良い。具体的には、半導体レーザー22の発光波長λ(T)において所定の特性を有するコリメータレンズ23の回折構造が予め設定されているならば、収束点QTの温度変化QT(T)にマッチして共役点PTの位置が変化するよう、fθレンズ28のレンズ面を設計すれば良い。
<実施例2>
次に、上記で説明した第2実施形態に係る光学系を実現するコンストラクションデータの一例を、実施例2として表5に示す。表5では、fθレンズ28(走査レンズ)のコンストラクションデータのみを示している。コリメータレンズ23は、実施例1と同じものを用いた(コンストラクションデータは表1参照)。表6に、シリンドリカルレンズ24及びfθレンズ28の屈折率の温度特性を示す。また、表7に、実施例2の光学系における各面間の温度特性を示す。なお、コリメータレンズ23及びカバーガラス20Gの屈折率の温度特性は表3と同じであり、また、表7に表示されていない面間の温度特性は表4の通りである。
Figure 0005538452
Figure 0005538452
Figure 0005538452
図11は、実施例2の光学系の、主走査方向ビーム径の深度特性を、環境温度=20℃、60℃の温度別に示したグラフである。図11において、深度=0mmのポイントが感光体ドラム103の周面103S(被走査面)である。図11から明らかな通り、実施例2の光学系によれば、20℃の場合と60℃の場合とでピント位置にほとんど相違がないことが判る。すなわち、コリメータレンズ23の回折構造によって、温度補償が良好に行われていることが判る。
以上説明した本実施形態に係る光走査装置104によれば、コリメータレンズ23が収束光を作る一方で上記(3)式を満たす回折構造を備えているので、光走査装置104のコンパクト化を図りつつ、環境温度が変化しても結像性能を良好に維持することができる。また、上記(3)式に加え、上記(4)式及び(5)式を満たすことで、ハウジングの熱膨張の影響を加味して、結像性能を良好に補償することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、コリメータレンズ23をプリンター1の光走査装置104に備えられている走査光学系に適用する例を示した。この用途に限定されず、例えばコリメータレンズ23をCDプレイヤーやDVDプレイヤー等の光ピックアップ光学系、パワーポインターが備える光学系等に適用しても良い。
1 プリンター(画像形成装置)
103 感光体ドラム(像担持体)
103s 周面(被走査面)
104 光走査装置
104H ハウジング
20 レーザーユニット(光源)
22 半導体レーザー
23 コリメータレンズ
24 シリンドリカルレンズ
26 ポリゴンミラー(偏向体)
28 fθレンズ(走査レンズ)
281 第1面
282 第2面

Claims (7)

  1. 788nmの発光波長帯を持ち、60℃における発光波長が20℃における発光波長よりも10nm程度長くなる半導体レーザーからなる光源から発せられる発散光の光線を収束光に変換するコリメータレンズであって、
    光路上で前記光源と対向し前記光線が入射する第1面と、
    前記第1面と対向する面であって前記光線が出射する第2面と、
    前記第1面又は前記第2面の少なくとも1面に形成される回折構造と、を備え、
    温度が20℃の場合及び60℃の場合において、
    前記第2面より距離S1の位置P1から発せられた発散光が前記第2面に入射し、前記第1面より距離S2の位置P2で結像するとした場合に、0<S1/S2≦50の範囲で、位置P1から発せられた前記発散光が位置P2に作る像の波面収差の最小値をWF1とし、
    S1=∞となる平行光が前記第2面に入射されたときに位置P2に作る像の波面収差の最小値をWF2とした場合に、
    WF1<WF2
    の関係を有するコリメータレンズ。
  2. 光線を発する光源と、
    前記光源から発せられる光線を収束光に変換するコリメータレンズと、
    前記光源から発せられる光線を反射する反射面を備え、前記光線を偏向走査させる偏向体と、
    前記収束光を線状光に変換して前記偏向体の反射面に結像させるシリンドリカルレンズと、
    前記偏向体によって前記偏向走査された前記光線を被走査面上に結像させる走査レンズと、を備え、
    前記光源は、発散光を発し、788nmの発光波長帯を持ち、60℃における発光波長が20℃における発光波長よりも10nm程度長くなる半導体レーザーからなる光源であり、
    前記コリメータレンズは、
    光路上で前記光源と対向する第1面と前記偏光体と対向する第2面とを有し、前記第1面又は前記第2面の少なくとも一方の面に回折構造を備え、
    温度が20℃の場合及び60℃の場合において、
    当該コリメータレンズ単体で、前記第2面より距離S1の位置P1から発せられた発散光が前記第2面に入射し、前記第1面より距離S2の位置P2で結像するとした場合に、0<S1/S2≦50の範囲で、位置P1から発せられた前記発散光が位置P2に作る像の波面収差の最小値をWF1とし、
    S1=∞となる平行光が前記第2面に入射されたときに位置P2に作る像の波面収差の最小値をWF2とした場合に、
    WF1<WF2
    の関係を有する光走査装置。
  3. 請求項2に記載の光走査装置において、
    前記光源、前記コリメータレンズ、前記シリンドリカルレンズ、前記偏向体及び前記走査レンズを支持し、熱膨張性の樹脂で成形されたハウジングをさらに備え、
    温度Tにおける、前記光源の発光波長をλ(T)、前記光源の発光面と前記第1面との距離をSo(T)、前記光源から発せられた光線が前記コリメータレンズを介して結像する点と前記第2面との距離をSi(T)、波長λ(T)における前記コリメータレンズの焦点距離をf(λ(T),T)として、各々温度の関数として扱う場合に、
    第1の温度をT1、この第1の温度よりも所定温度だけ高い第2の温度をT2とするとき、
    前記回折構造は、温度が20℃の場合及び60℃の場合において、
    f(λ(T1),T1)<f(λ(T2),T2)、且つ
    Si(T1)>Si(T2)
    の関係を満足させる、光走査装置。
  4. 請求項2又は3に記載の光走査装置において、
    前記コリメータレンズの前記第1面は、負の光学的パワーを備える、光走査装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の光走査装置において、
    温度Tにおける、前記光源の発光波長をλ(T)として温度の関数と扱う場合に、
    前記被走査面の主走査方向の中心に向かう光路において、
    温度T且つ発光波長λ(T)における、前記走査レンズの前記被走査面の側の共役な点PTと、前記コリメータレンズ単体によって作られる前記収束光が前記被走査面の側において収束する収束点QTとが、温度が20℃の場合及び60℃の場合において同一位置である、光走査装置。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載の光走査装置において、
    前記走査レンズが、1枚の走査レンズからなる光走査装置。
  7. 静電潜像を担持する像担持体と、
    前記像担持体の周面を前記被走査面として光線を照射する、請求項2〜6のいずれか1項に記載の光走査装置と、
    を備える画像形成装置。
JP2012036355A 2012-02-22 2012-02-22 コリメータレンズ、光走査装置及びこれを用いた画像形成装置 Active JP5538452B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012036355A JP5538452B2 (ja) 2012-02-22 2012-02-22 コリメータレンズ、光走査装置及びこれを用いた画像形成装置
CN201310053274.2A CN103293569B (zh) 2012-02-22 2013-02-19 准直透镜、光扫描装置以及利用该光扫描装置的图像形成装置
EP13000859.2A EP2631703B1 (en) 2012-02-22 2013-02-20 Collimator lens, optical scanning device and image forming apparatus using same
US13/772,371 US8724187B2 (en) 2012-02-22 2013-02-21 Collimator lens, optical scanning device and image forming apparatus using same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012036355A JP5538452B2 (ja) 2012-02-22 2012-02-22 コリメータレンズ、光走査装置及びこれを用いた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013171240A JP2013171240A (ja) 2013-09-02
JP5538452B2 true JP5538452B2 (ja) 2014-07-02

Family

ID=47884107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012036355A Active JP5538452B2 (ja) 2012-02-22 2012-02-22 コリメータレンズ、光走査装置及びこれを用いた画像形成装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8724187B2 (ja)
EP (1) EP2631703B1 (ja)
JP (1) JP5538452B2 (ja)
CN (1) CN103293569B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015068862A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置および画像形成装置
US9664901B2 (en) 2015-09-29 2017-05-30 Lexmark International, Inc. Collimation assembly for an imaging device
US9817231B2 (en) * 2013-12-26 2017-11-14 Lexmark International, Inc. Optical scanning system and imaging apparatus for using same
CN104570375B (zh) * 2014-12-18 2016-10-05 天津城建大学 双光束平行与准直调节装置
JP6398913B2 (ja) * 2015-08-28 2018-10-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光源ユニット、光走査装置、画像形成装置
CN109073908B (zh) * 2016-04-28 2020-12-15 三菱电机株式会社 平行光发生装置
CN110208942B (zh) * 2019-05-30 2021-09-07 珠海奔图电子有限公司 光学扫描单元及电子照相成像装置

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH065954A (ja) * 1992-06-17 1994-01-14 Oki Electric Ind Co Ltd 光ファイバ増幅器モジュール
US6262844B1 (en) 1998-08-28 2001-07-17 Ksm Associates, Inc. Optical systems employing stepped diffractive surfaces
JP2000332339A (ja) * 1999-05-18 2000-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 窒化物系半導体レーザー装置
JP4314010B2 (ja) * 2002-10-02 2009-08-12 キヤノン株式会社 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
JP4552443B2 (ja) * 2004-01-27 2010-09-29 富士ゼロックス株式会社 面発光型半導体レーザアレイ
US7428088B2 (en) * 2004-10-28 2008-09-23 Canon Kabushiki Kaisha Optical scanning apparatus and method for adjusting the same
JP2006127714A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Konica Minolta Opto Inc 対物光学系及び光ピックアップ装置
JP2007011113A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Ricoh Co Ltd 光走査装置および画像形成装置
JP4910643B2 (ja) * 2005-11-11 2012-04-04 パナソニック株式会社 表示装置
JP2008039964A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Ricoh Co Ltd 光走査装置および画像形成装置
JP5024928B2 (ja) * 2006-09-04 2012-09-12 株式会社リコー 光走査装置及び画像形成装置
US8619378B2 (en) * 2010-11-15 2013-12-31 DigitalOptics Corporation MEMS Rotational comb drive Z-stage
JP4787207B2 (ja) * 2007-05-17 2011-10-05 日本電信電話株式会社 半導体レーザ
JP2009146486A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Hitachi Maxell Ltd レンズユニット、収差補正用素子、及び収差補正用素子の設計方法
JP5336939B2 (ja) * 2009-06-15 2013-11-06 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
US8619341B2 (en) * 2009-09-30 2013-12-31 Ricoh Company, Ltd Methods and systems to provide proxy scan services to legacy devices
JP2011209552A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Casio Computer Co Ltd プロジェクタ
JP2011227956A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Sony Corp 対物レンズ、光ピックアップ及び光ディスク装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8724187B2 (en) 2014-05-13
JP2013171240A (ja) 2013-09-02
CN103293569A (zh) 2013-09-11
EP2631703A1 (en) 2013-08-28
EP2631703B1 (en) 2017-11-22
US20130215478A1 (en) 2013-08-22
CN103293569B (zh) 2015-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5538452B2 (ja) コリメータレンズ、光走査装置及びこれを用いた画像形成装置
US8213067B2 (en) Optical scanning device and image forming apparatus
US7750933B2 (en) Optical scanning unit and electro-photographic image forming apparatus including the same
JP2009053379A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2010276860A (ja) 画像形成装置における走査光学系
US8730512B2 (en) Scanning lens, optical scanning device and image forming apparatus using same
JP2013174789A (ja) 光走査装置及びこれを用いた画像形成装置
US8797624B2 (en) Scanning optical apparatus and image forming apparatus
US8355037B2 (en) Optical element used in optical scanning apparatus and optical scanning apparatus using same
JP4732202B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2011154118A (ja) 光走査光学装置及び該光走査光学装置を用いた画像形成装置
JP5285518B2 (ja) 画像形成装置の走査光学系の製造方法
JP5112263B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2010061110A (ja) 光走査光学装置、該光走査光学装置を用いた画像形成装置並びに光走査方法
JP5135482B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置
JP2026005927A (ja) 光走査装置及びそれを有する画像形成装置
JP5287777B2 (ja) 光走査装置
US8780427B2 (en) Optical scanner and image forming apparatus
JP5452519B2 (ja) 光走査装置,画像形成装置
JP2017102200A (ja) 光走査光学系におけるレンズの設計方法
JP2008268695A (ja) 光走査装置,画像形成装置
JP2014164292A (ja) 光走査装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2010096897A (ja) 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2010276861A (ja) 画像形成装置における走査光学系
JP2007114515A (ja) マルチビーム光走査装置及び該装置を備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130805

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140129

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5538452

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140428

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250