JP5541016B2 - 撮像システムおよび画素信号読出し方法 - Google Patents

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Description

本発明は、CMOSイメージセンサから画像信号を読み出す装置およびその方法に関する。
デジタルカメラのオートフォーカス(AF)では、コントラスト検出方式が一般的に用いられ、合焦された画像は撮影者が確認するために、カメラのディスプレイに一時的に表示される。しかし、通常カメラに設けられるディスプレイの大きさは、合焦画像全体を表示して合焦状態を確認するには十分な大きさではない。このような問題に対しては、合焦画像内で合焦の程度が最も高い領域をディスプレイに拡大表示し、更にその中で最も合焦しているサブブロックを枠で囲い明示する構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−242010号公報
オートフォーカスでは、特に高速な処理が求められ、従来のコントラスト検出方式のオートフォーカスでは、実効画素領域全体を読み出しているため高速な合焦を行うことができない。
本発明は、コントラスト検出方式のオートフォーカスを高速に行うとともに視認性の高い合焦確認画像を表示することを課題としている。
本発明の撮像システムは、合焦に用いる画像を読み出すための通常よりも高いフレームレートを設定するフレームレート設定手段と、このフレームレートで読み出される合焦用の読出し領域の画素値から露出の適否を判定する露出適否判定手段とを備え、この露出適否判定手段において、露出が十分でないと判定されるとき、フレームレートを相対的に低いフレームレートに変更して合焦処理を実行することを特徴としている。
撮影がフリッカ環境下で行われるか否かを判定するフリッカ判定手段を更に備え、フリッカ環境下での撮影であると判定されるときに、フレームレートをフリッカ周期に合わせることが好ましい。フリッカ周期に対応するフレームレートにおいて露出が十分でないと判定されるときには、フレームレートをフレームの読出し周期がフリッカ周期の整数倍に対応する値に変更して合焦処理を実行する。また撮像システムは、合焦処理終了後、合焦された読出し領域の画像を表示する表示手段を備える。
本発明のデジタルカメラは、上記の撮像システムを備えたことを特徴としている。
本発明の画素信号読出し方法は、合焦に用いる画像を読み出すための通常よりも高いフレームレートを設定し、このフレームレートで読み出される合焦用の読出し領域の画素値から露出の適否を判定し、露出が十分でないと判定されるとき、このフレームレートを相対的に低いフレームレートに変更して画素信号を読み出すことを特徴としている。
本発明によれば、コントラスト検出方式のオートフォーカスを高速に行うとともに視認性の高い合焦確認画像を表示することができる。
本実施形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 CMOSイメージセンサの実効画素領域(有効画素領域)と、フォーカスポイントの関係を示す。 高速フレームレートにおいて設定されるCAF領域の一例を示す。 被写体が暗く、フレームレートが低減されたときに対応するCAF領域の一例を示す。 図3、図4のCAF領域を用いたCAF処理における垂直同期信号、ローリングシャッタ、露光時間の関係を示すタイミングチャートである。 フリッカの影響を受けるフレームレートに対応するCAF領域の一例を示す。 フリッカの影響を除去するフレームレートに対応するCAF領域の一例を示す。 図6、図7のCAF領域を用いたCAF処理におけるフリッカ、垂直同期信号、ローリングシャッタ、露光時間の関係を示すタイミングチャートである。 本実施形態の高速CAF処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態であるデジタルカメラの概略的な構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ10は、例えばデジタル一眼レフカメラである。レンズ群11から入射した光は、絞り12、カラーフィルタアレイ13を通してCMOSイメージセンサ14の撮像面で結像する。CMOSイメージセンサ14は撮像素子ドライバ15からの駆動信号に基づいて制御される。CMOSイメージセンサ14で検出された画像信号は、画像信号処理回路16へと送られ、従来周知の様々な画像信号処理が施された後、必要に応じてモニタ17に表示される。
レンズ群11におけるレンズの位置は、AF制御部19により制御され、これによりオートフォーカス処理が実行される。また、絞り12の開閉は、絞り制御部20により制御される。なお、撮像素子ドライバ15、AF制御部19、絞り制御部20は制御部21からの指令に基づいて制御され、制御部21は操作部22からの信号に基づいて、後述するオートフォーカス処理を含む各種所定の処理を実行する。なお、操作部22には、例えばレリーズスイッチ、AFボタン、各種ダイヤルスイッチ、タッチパネル等が含まれる。
次に図2〜図5を参照して、本実施形態におけるコントラスト検出方式を用いたオートフォーカス(CAF)での読出し領域(CAF領域)、フレームレート、露光時間の関係について説明する。
図2は、CMOSイメージセンサ14の実効画素領域(有効画素領域)に対応する領域A1を示し、括弧記号で四隅が囲まれる領域はフォーカスポイントを示す。本実施形態では、CAF処理を高速化するために、実効画素領域(有効画素領域)A1の中からフォーカスポイントを中心とする部分的な領域のみをCAF領域とし、その領域の画素信号のみを読み出すことでフレームレートを高めCAF処理を高速化する。
図3の領域A2は、図2のフォーカスポイントを中心に設定されるCAF領域の一例であり、図5(a)に、このときのCMOSイメージセンサ14からの画素信号の読み出しのタイミングを示す。すなわち、図5(a)には、横軸を時間軸として、垂直同期信号VD、ローリングシャッタ、露光時間の関係が示される。
フレームレートは、垂直同期信号VDの周期を規定し、CAF領域内の最大画素数を規定する。高速CAF処理のためにCAF領域を小さく設定しフレームレートを高めると、垂直同期信号VDの周期は短くなる。一方、図5(a)に示されるように、垂直同期信号VDの周期は最大露光時間に対応するので、フレームレートが高くなると最大露光時間は短くなる。したがって、被写体が暗い場合には、高速CAF処理で得られる合焦画像の露出はアンダーとなり、これをモニタ17(図1)に表示しても、図3の領域A2のように、画像が暗く、合焦の程度を確認することは困難である。
以上のことから本実施形態では、CAF領域の被写体の明るさが十分でないときには、フレームレートを下げ、CAF領域もより広い領域に変更する。すなわち、図3でCAF領域とされた領域A2を図4の領域A3に変更する。このときのCMOSイメージセンサ14からの画素信号の読み出しのタイミングを図5(b)に示す。フレームレートを下げたことで、図5(b)では、図5(a)のときよりも垂直同期信号VDの周期が長くなり、露光時間が長くなる。これにより、被写体が暗いときには、図4の領域A3において適正な露出で被写体像が得られ、領域A3の合焦画像をモニタ17(図1)に表示することで、合焦の程度を容易に確認することができる。
また、高速フレームレートで読み出しを行うときには、次のようにフリッカの影響を受けることがある。例えば蛍光灯などフリッカ現象をともなう照明下において高速フレームレートで読み出しを行う場合に、垂直同期信号VDの周期が照明のフリッカ周期よりも短くなると、ローリングシャッタにおいて各画素の露光量は照明のフリッカの影響を受ける。このため図6に例示されるように、CAF領域に設定された領域A4の画像には明るさに斑が発生する。なお、このときの照明の明るさの変化(フリッカ)と、垂直同期信号VD、ローリングシャッタの関係を、横軸を時間軸とする図8(a)のタイミングチャートに示す。
以上のことから、本実施形態では、フリッカの影響を受けるときには、フレームレートを低減し、これに対応してCAF領域も広げている。特に、垂直同期信号VDの周期(フレームの読出し周期)をフリッカ周期、あるいはその整数倍に一致させるとその効果は大きい。図7には、垂直同期信号VDの周期をフリッカ周期に一致させ、図6の領域A4よりも広い領域A5をCAF領域に設定したときの状態が例示される。また、図8(b)のタイミングチャートに、このときの照明の明るさ変化(フリッカ)と、垂直同期信号VD、ローリングシャッタの関係を、横軸を時間軸として示す。
次に、図9のフローチャートを参照して、制御部21を中心に実行される本実施形態の高速CAF処理について説明する。
図9に示される処理は、モニタにライブビューが表示されているときに実行される。ステップS100においてAF開始要求が検出されると、本実施形態の高速CAF処理が開始される。すなわち、ステップS100では、例えばコンティニュアスAFモードが選択された状態で、オートフォーカス(AF)開始要求があったか否かが判断される。
ステップS102では、デフォルトで設定されているフレームレートに対応するCAF領域の明るさが暗いか否か(露出が適正か否か)が判定される。これは例えば、CAF領域内の画素値から輝度を計算し、その平均値が所定値よりも低いか否かによって判定される。暗いと判定された場合には、ステップS104において、フリッカ現象をともなう環境下での撮影か否かが判定される。これは、フリッカ検出用の光センサ等によるフリッカの検出に基づいてもよいが、複数のフレーム画像に基づいてフリッカの有無を判断してもよく、あるいはユーザがフリッカ環境下にあることを示すモードを設定し、これを検出する構成とすることもできる。
ステップS104においてフリッカ環境下にあると判定されると、ステップS106において、垂直同期信号VDの周期がフリッカ周期に一致したフレームレートが設定されるとともに、これによる露光時間(最大露光時間)によって適正露出が得られるかが判定され、得られない場合には、垂直同期信号VDの周期は、フリッカ周期の整数倍に再設定される(フレームレートはその整数分の1に低減される)。したがって、このときフレームレートは相対的に低く、CAF領域は相対的に大きい。なお、整数倍は、例えば2倍、3倍と順次倍率が上げられ、各倍率における露出が十分であるかは、そのときのフレームレートでCAF領域の画像を読み出し、その明るさを調べることで判定される。
一方、ステップS104において、フリッカ環境下での撮影ではないと判定された場合には、ステップS116において、適正露出が得られるフレームレートが設定される。このとき、フレームレートは相対的に低く(図5(b)に対応)、CAF領域は相対的に大きい(図4の領域A3に対応)。
また、ステップS102において、CAF領域の輝度が明るいと判定されると、ステップS118において、ステップS104と同様に、フリッカ環境下での撮影であるか否かが判定される。フリッカ環境下であると判定されたときには、ステップS120においてフレームレートはフリッカ周期に合わせて設定される。すなわち、垂直同期信号VDの周期がフリッカ周期に一致させられる。このとき、フレームレートは相対的に中程度で(図5(b)に対応)、CAF領域の大きさも中程度となる(図4の領域A3に対応)。
また、ステップS118において、フリッカ環境下での撮影ではないと判定された場合には、ステップS122において、高速CAFのためフレームレートには相対的に高い値が設定される。このとき、CAF領域は相対的に小さい。なお、ステップS116やステップS122のフレームレートは、予め用意した値を選択する構成でもよいが、例えばステップS102で求められた領域の輝度値に基づいて算出される構成とすることもできる。
ステップS108では、CMOSイメージセンサ14のフレームレートがステップS106、S116、S120、S122の何れかで設定された値に変更され、ステップS110では、ステップS108で設定されたフレームレートの下、対応するCAF領域からのみ画素信号が読み出されCAF処理が実行される。すなわち、AF制御部19(図1参照)と協働して順次撮像されるCAF領域の画像のコントラストを比較して従来周知のCAF処理が実行される。
ステップS110のCAF処理が完了するとステップS112において、合焦されたCAF領域の画像がモニタ17(図1参照)に拡大して表示される。その後、ステップS114では、レリーズスイッチがオンされたか否かが判定される。レリーズスイッチがオンされていれば、本処理は終了し、通常の撮像処理が開始される。一方、レリーズスイッチがオンされていなければ、処理はステップS100に戻り、CAF開始要求があるまで待機する。
以上のように本実施形態によれば、コントラスト検出方式のオートフォーカスを高速に行うとともに、合焦画像は常に適正露出で撮影されるため、視認性の高い合焦確認画像が得られる。
なお、本実施形態では、一眼レフを例に説明を行ったが、本発明が適用されるデジタルカメラは、一眼レフに限定されるものではなく、例えば携帯電話などを含むデジタルカメラ機能を備える様々な装置に適用可能である。
10 デジタルカメラ
11 レンズ群
12 絞り
13 カラーフィルタアレイ
14 CMOSイメージセンサ
15 撮像素子ドライバ
16 画像信号処理回路
17 モニタ
19 AF制御部
20 絞り制御部
21 制御部
22 操作部

Claims (4)

  1. 合焦に用いる画像を読み出すための通常よりも高いフレームレートを設定するフレームレート設定手段と、
    前記フレームレートで読み出される合焦用の読出し領域の画素値から露出の適否を判定する露出適否判定手段と
    撮影がフリッカ環境下で行われるか否かを判定するフリッカ判定手段とを備え、
    前記合焦用の読出し領域は、前記フレームレートが低いほど広く設定され、
    前記露出適否判定手段において、露出が十分でないと判定されるとき、前記フレームレートを相対的に低いフレームレートに変更して合焦処理を実行し、
    前記フリッカ判定手段においてフリッカ環境下での撮影であると判定されるときに、前記フレームレートをフリッカ周期に合わせ、
    更に前記フリッカ周期に対応するフレームレートにおいて露出が十分でないと判定されるとき、前記フレームレートをフレームの読出し周期が前記フリッカ周期の整数倍に対応する値に変更して前記合焦処理を実行する
    ことを特徴とする撮像システム。
  2. 前記合焦処理終了後、合焦された前記読出し領域の画像を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項に記載の撮像システム。
  3. 請求項1〜の何れか一項に記載の撮像システムを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 合焦に用いる画像を読み出すための通常よりも高いフレームレートを設定するステップと
    前記フレームレートで読み出される合焦用の読出し領域の画素値から露出の適否を判定するステップと
    撮影がフリッカ環境下で行われるか否かを判定するステップとを備え、
    前記合焦用の読出し領域は、前記フレームレートが低いほど広く設定され、露出が十分でないと判定されるとき、前記フレームレートを相対的に低いフレームレートに変更するとともに、フリッカ環境下での撮影であると判定されるときに、前記フレームレートをフリッカ周期に合わせ、更に前記フリッカ周期に対応するフレームレートにおいて露出が十分でないと判定されるとき、前記フレームレートをフレームの読出し周期が前記フリッカ周期の整数倍に対応する値に変更して画素信号を読み出す
    ことを特徴とする画素信号読出し方法。


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