JP5541346B2 - 画像形成装置、ジョブ実行システム及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、画像形成装置、ジョブ実行システム及びプログラムに関する。
近年の複合機には、印刷機能、スキャン機能、通信機能等各種機能が搭載されている。所望の機能を実行させる場合、複合機には、各種メニュー画面が階層的に設けられているので、ユーザは、複合機にログインした直後に操作パネルに表示されるトップメニュー画面から各種画面を遷移させ所望の機能の画面を表示させ、その画面から所定のパラメータ等を設定して所望の機能を実行する。この際、例えば特許文献1では、ユーザが画像に対する操作を行う際、画像に関連するタスクと操作とを関連付けた操作履歴からユーザが行う可能性の高い操作を予測し、その予測した操作を表示する技術が提案されている。
本発明は、メニュー画面に対する操作をユーザにさせることなくユーザ認証が要求された時刻に基づき実行が要求されると予測されるジョブを実行させることを目的とする。
本発明に係るジョブ実行システムは、ユーザに関する情報を管理するユーザ管理サーバと、ジョブを管理するジョブ管理サーバと、ジョブの実行要求に応じて前記ジョブ管理サーバに管理されている当該ジョブを実行するジョブ実行手段を有する画像形成装置と、を有し、前記ジョブ管理サーバにおいて、ジョブを投入したユーザの識別情報及び当該ジョブの識別情報を含むジョブ登録情報を生成して前記ユーザ管理サーバへ送信するジョブ登録情報送信手段と、前記ユーザ管理サーバにおいて、前記画像形成装置から送られてくる、ユーザの識別情報を少なくとも含む認証情報に基づきユーザ認証を行い、そのユーザ認証が成功した場合、ユーザ認証に成功した旨を示す認証結果情報と共に、当該ユーザにより登録されかつまだ実行されていないジョブの識別情報を含む印刷情報を前記画像形成装置へ送信するユーザ認証手段と、少なくとも前記画像形成装置においてジョブの実行要求をしたユーザの識別情報及び当該ジョブの実行開始日時を少なくとも含む実行履歴情報に基づいて、当該ユーザが新たに登録したジョブの実行を要求するであろう時間の範囲を予測する予測手段と、前記画像形成装置において、前記予測手段により予測された時間の範囲内に当該ユーザによりユーザ認証が要求された場合、その要求に応じて前記ユーザ管理サーバに認証情報を送信した結果、前記ユーザ管理サーバから送信されてくる印刷情報に含まれるジョブの識別情報に基づき当該ユーザにより登録されかつまだ実行されていないジョブの一覧を表示手段に表示させるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
また、前記ユーザ認証手段は、当該ユーザにより登録されかつまだ実行されていないジョブのうち現在時刻が前記予測手段により予測された時間の範囲内に含まれているジョブのみの識別情報を印刷情報に含めて送信することを特徴とする。
また、前記ユーザ認証手段は、当該ユーザにより登録されかつまだ実行されていないジョブのうち現在時刻が前記予測手段により予測された時間の範囲内に含まれているジョブのみの識別情報を印刷情報に含めて送信することを特徴とする。
また、前記予測手段は、ユーザの登録要求に応じて前記ジョブ管理サーバがジョブを受け付けた受付日時及び前記実行履歴情報に含まれている当該ジョブの実行開始日時に基づき当該ジョブが受け付けられてから実行が開始されるまで要する所要時間を当該ユーザにより登録及び実行が要求されたジョブ毎に算出し、その算出した各所要時間に基づいて当該ユーザが新たに登録したジョブの実行を要求するであろう時刻を予測し、その予測した時刻を含む前記時間の範囲を予測することを特徴とする。
また、前記予測手段は、実行履歴情報に含まれているジョブの実行開始日時に基づき当該ユーザが新たに登録したジョブの実行を要求するであろう時刻を予測し、その予測した時刻を含む前記時間の範囲を予測することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、メニュー画面に対する操作をユーザにさせることなくユーザ認証が要求された時刻に基づき実行が要求されると予測されるジョブを実行させることができる。
請求項3記載の発明によれば、ジョブが受け付けられてから実行が開始されるまで要する所要時間に基づいて当該ユーザが新たに登録したジョブの実行を要求するであろう時間の範囲を予測することができる。
請求項4記載の発明によれば、ユーザが新たに登録したジョブの実行を要求するであろう時刻を予測し、その予測した時刻に基づいて当該ユーザが新たに登録したジョブの実行を要求するであろう時間の範囲を予測することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明に係るジョブ実行システムの一実施の形態を示した全体構成及びブロック構成を示した図である。図1には、クライアント10、プリントサーバ20、ユーザ管理サーバ30及び複合機40が示されている。クライアント10は、複合機40を利用するユーザが個々に使用するコンピュータであり、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)等である。プリントサーバ20は、クライアント10からネットワーク(図示せず)を介して送られてくる印刷ジョブを管理するサーバコンピュータである。ユーザ管理サーバ30は、本システムを利用するユーザに関する情報を管理するサーバコンピュータである。ユーザ管理サーバ30は、また複合機40を利用するユーザの認証を行うユーザ認証サーバとしても機能する。複合機40は、画像形成装置の一形態であり、印刷機能、スキャナ機能等複数の機能を実現する情報処理装置でもある。複合機40は、複数のユーザによってログインした後に利用される。各装置10,20,30,40は、同一のローカルエリアネットワークにて接続されていることを想定しているが、クライアント10はプリントサーバ20と、プリントサーバ20、ユーザ管理サーバ30及び複合機40は相互にデータ通信が可能な状態にて接続されていればよい。
図1は、本発明に係るジョブ実行システムの一実施の形態を示した全体構成及びブロック構成を示した図である。図1には、クライアント10、プリントサーバ20、ユーザ管理サーバ30及び複合機40が示されている。クライアント10は、複合機40を利用するユーザが個々に使用するコンピュータであり、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)等である。プリントサーバ20は、クライアント10からネットワーク(図示せず)を介して送られてくる印刷ジョブを管理するサーバコンピュータである。ユーザ管理サーバ30は、本システムを利用するユーザに関する情報を管理するサーバコンピュータである。ユーザ管理サーバ30は、また複合機40を利用するユーザの認証を行うユーザ認証サーバとしても機能する。複合機40は、画像形成装置の一形態であり、印刷機能、スキャナ機能等複数の機能を実現する情報処理装置でもある。複合機40は、複数のユーザによってログインした後に利用される。各装置10,20,30,40は、同一のローカルエリアネットワークにて接続されていることを想定しているが、クライアント10はプリントサーバ20と、プリントサーバ20、ユーザ管理サーバ30及び複合機40は相互にデータ通信が可能な状態にて接続されていればよい。
なお、図1では、1台の複合機40のみを図示したが、プリントサーバ20により管理される印刷ジョブを実行する装置として複数の複合機40をジョブ実行システムに含めてもよい。また、印刷ジョブを投入するユーザが使用するコンピュータとして複数のクライアント10をジョブ実行システムに含めてもよい。
図2は、本実施の形態におけるユーザ管理サーバ30を形成するサーバコンピュータのハードウェア構成図である。本実施の形態においてユーザ管理サーバ30を形成するサーバコンピュータは、従前から存在する汎用的なハードウェア構成で実現できる。すなわち、コンピュータは、図2に示したようにCPU51、ROM52、RAM53、ハードディスクドライブ(HDD)54を接続したHDDコントローラ55、入力手段として設けられたマウス56とキーボード57、及び表示装置として設けられたディスプレイ58をそれぞれ接続する入出力コントローラ59、通信手段として設けられたネットワークコントローラ60を内部バス61に接続して構成される。
また、プリントサーバ20及びクライアント10もコンピュータであることから、そのハードウェア構成は、図2と同様に構成してもよい。
図3は、本実施の形態における複合機40のハードウェア構成図である。複合機40は、コンピュータを内蔵した装置である。図3において、CPU71は、ROM79に格納されたプログラムにしたがってスキャナ74やプリンタエンジン76等本装置に搭載された各種機構の動作制御を行う。アドレスデータバス72は、CPU71の制御対象となる各種機構と接続してデータの通信を行う。操作パネル73は、ユーザからの指示の受け付け、情報の表示を行う。スキャナ74は、ユーザがセットした原稿を読み取り、電子データとしてHDD75等に蓄積する。HDD75は、スキャナ74を使用して読み取った電子文書などを格納する。プリンタエンジン76は、CPU71で実行される制御プログラムからの指示に従い出力用紙上に画像を印字する。ネットワークインタフェース(I/F)77は、ネットワークを接続し、プリントサーバ20から印刷ジョブの受信、ユーザ管理サーバ30へのユーザ認証など各種処理の実行の際に利用される。RAM78は、プログラム実行時のワークメモリや電子データ送受信時の通信バッファとして利用される。ROM79は、本装置の制御やデータの送受信に関する各種プログラムが格納されている。各種プログラムが実行されることで後述する各構成要素が所定の処理機能を発揮する。カードリーダ80は、ユーザが携帯するICカードからユーザIDを読み取る。
図1に戻り、各装置の機能について説明する。なお、本実施の形態では、本システムにおいて実行するジョブとして印刷ジョブを例にして説明するので、例えば複合機40のスキャナ機能等本実施の形態における説明に不要な処理機能については図1から省略している。
クライアント10は、ユーザによる印刷指示に応じて印刷対象の文書を印刷するための印刷ジョブをプリントサーバ20に投入することによって印刷を要求するジョブ登録要求部11を有している。ジョブ登録要求部11は、クライアント10を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU51で動作するプログラムとの協調動作により実現される。
プリントサーバ20は、ジョブ登録要求受付部21、ジョブ登録情報送信部22、ジョブ送信部23及び印刷ジョブ情報記憶部24を有している。ジョブ登録要求受付部21は、クライアント10から投入された印刷ジョブを受け付ける。ジョブ登録情報送信部22は、ジョブ登録要求受付部21が印刷ジョブを受け付けると、その印刷ジョブに割り付けたジョブの識別情報(以下、「ジョブID」)、印刷ジョブを投入したユーザの識別情報(以下、「ユーザID」)、印刷対象となる文書の識別情報としての文書名及び当該印刷ジョブの受付日時を含むジョブ登録情報を生成してユーザ管理サーバ30へ送信する。ジョブ送信部23は、複合機40からの要求に応じて印刷ジョブ情報記憶部24に登録され管理されている当該ユーザの印刷ジョブ一覧を表示する印刷ジョブ一覧画面や複合機40から要求された印刷ジョブを複合機40へ送信する。
印刷ジョブ情報記憶部24には、ジョブ登録要求受付部21により受け付けられた印刷ジョブに関する印刷ジョブ情報が登録される。印刷ジョブ情報には、当該印刷ジョブのジョブID、当該印刷ジョブの所有者、登録者またジョブの実行を要求する者にもなるユーザのユーザID、印刷対象となる文書の識別情報としての文書名、文書そのもの若しくは当該文書の格納先情報及び当該印刷ジョブの受付日時等が含まれる。プリントサーバ20におけるジョブ登録情報送信部22以外の構成要素が提供する処理機能は従前と同じでよい。
ユーザ管理サーバ30は、ジョブ登録情報受付部31、実行ジョブ情報登録部32、予測部33、ユーザ認証部34、登録ジョブ情報記憶部35、ユーザ情報記憶部36及び実行ジョブ情報蓄積部37を有している。ジョブ登録情報受付部31は、プリントサーバ20から送信されてくるジョブ登録情報を受信することで受け付ける。実行ジョブ情報登録部32は、複合機40から定期的に送信されてくるジョブログを受信すると、実行ジョブ情報蓄積部37に格納する。予測部33は、予測手段として設けられ、ジョブ登録情報受付部31によりジョブ登録情報が受け付けられると、少なくとも実行ジョブ情報蓄積部37に蓄積されている実行ジョブ情報に基づいて、当該ユーザが新たに登録したジョブ、すなわち、ジョブ登録情報受付部31により受け付けられたジョブ登録情報に含まれるジョブIDにより特定される印刷ジョブの実行を要求するであろう時間の範囲を予測する(実行予測時間範囲)を求める。ユーザ認証部34は、複合機40から送られてくるユーザ認証要求に応じてユーザ認証を行う。登録ジョブ情報記憶部35には、ジョブ登録情報に含まれている情報に予測部33により予測された実行予測時間範囲が対応付けされた登録ジョブ情報が記憶される。ユーザ情報記憶部36には、ユーザ認証に用いる認証情報(ユーザID、パスワード)や当該ユーザの利用権限に関するセキュリティ情報、本システムを利用する各ユーザの個人情報等を含むユーザ情報が格納されている。実行ジョブ情報蓄積部37には、複合機40から送信されてくるジョブログが実行ジョブ情報(実行履歴情報)として少なくとも蓄積される。
ユーザ管理サーバ30における各構成要素31〜34は、ユーザ管理サーバ30を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU51で動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、各記憶部35〜37は、ユーザ管理サーバ30に搭載されたHDD54にて実現される。あるいは、RAM53又は外部にある記憶手段をネットワーク経由で利用してもよい。
複合機40は、ユーザ認証要求部41、ジョブログ送信部42、印刷実行部43、制御部44及びジョブログ蓄積部45を有している。ユーザ認証要求部41は、受付手段として設けられ、ユーザからの認証要求を受け付け、その認証要求に含まれている認証情報をユーザ管理サーバ30へ送信することによってユーザ認証を要求する。ジョブログ蓄積部45には、複合機40において実行されたジョブの実行履歴がジョブログとして蓄積されるが、ジョブログ送信部42は、そのジョブログをユーザ管理サーバ30へ送信する。印刷実行部43は、ジョブ実行手段として設けられ、印刷ジョブの登録要求に応じて登録されている当該印刷ジョブをプリントサーバ20から取得し実行する。制御部44は、各構成要素41〜43と連携動作し、複合機40における処理全体の実行制御を行う。特に、本実施の形態における制御部44は、制御手段として設けられ、ユーザがジョブの実行を要求すると予測された当該ジョブの要求予測時刻から得られる時間範囲(すなわち、上記「実行予測時間範囲」)内に当該ユーザによりユーザ認証が要求された場合、ユーザ認証直後に当該ジョブに関連する処理の実行を開始するように印刷実行部43を制御する。
図4は、本実施の形態におけるジョブログ蓄積部45に蓄積されるジョブログのデータ構成の一例を示した図である。ジョブログは、ジョブが実行される度に、その実行されたジョブの実行履歴として生成される。ジョブログには、実行されたジョブのジョブID、ログインして当該ジョブを実行したユーザのユーザID、処理対象とされた文書名、ジョブの実行が開始された時刻を示すジョブ実行開始日時、当該ジョブの実行が終了した時刻を示すジョブ実行終了日時、及びジョブの種別を示すサービスタイプ及び印刷部数等文書の処理された回数を示す部数が含まれる。なお、本実施の形態では、印刷ジョブに関して説明しているのでサービスタイプが「印刷」であるジョブログのみを参照対象としている。
複合機40における各構成要素41〜44は、複合機40に内蔵されたコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU71で動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、ジョブログ蓄積部45は、HDD75にて実現される。
また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROMやDVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPUがプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
次に、本実施の形態における動作について説明する。まず最初に、ユーザが印刷を指示し、実行するまでの処理の概略を説明する。ここでは、従来と同様の処理の流れについて説明する。本実施の形態の特徴的な処理については追って説明する。
ユーザは、印刷を実行したい場合、クライアント10から印刷対象の文書を指定して印刷指示を出す。この印刷指示により印刷ジョブがユーザ管理サーバ30へ投入され登録される。その後、ユーザは、印刷を実際に行いたい(プリントアウトしたい)ときに複合機40まで移動し、複合機40の操作パネル73に表示されたログイン画面からユーザID及びパスワード等を入力したり、携帯するICカードを読み取らせたりして認証情報を入力する。ユーザ認証後、複合機40は、予め用意しているトップメニュー画面を操作パネル73に表示する。メニュー画面は、基本的に階層を形成しているので、ユーザは、トップメニュー画面から順次表示されるメニュー画面に対して所定の選択操作を行うことで、自分の印刷ジョブを一覧表示する印刷ジョブ一覧画面を表示させる。そして、ユーザは、その一覧画面の中から印刷ジョブ、つまり印刷させたい文書を選択することで印刷の実行を要求する。複合機40は、その実行要求に応じて該当する印刷ジョブをプリントサーバ20から取得し実行する。
複合機40は、以上のようにユーザからの実行要求に応じて印刷ジョブを実行すると、その印刷ジョブの実行に関するジョブログを生成してジョブログ蓄積部45に登録する。ジョブログ送信部42は、蓄積されたジョブログを定期的にユーザ管理サーバ30へ送信する。送信対象とするのは、サービスタイプが「印刷」であってまだ送信していないジョブログである。ユーザ管理サーバ30における実行ジョブ情報登録部32は、複合機40からジョブログが送信されてくると、それを実行ジョブ情報蓄積部37に格納する。
続いて、本実施の形態において特徴的な処理について説明する。
ユーザがクライアント10から文書を指定して印刷指示を出すと、ジョブ登録要求部11は、印刷を指示したユーザのユーザID及び印刷対象の文書データを含む印刷ジョブをプリントサーバ20へ送信することで印刷ジョブの登録を要求する。
プリントサーバ20におけるジョブ登録要求受付部21は、クライアント10から送られてきた印刷ジョブを受信することでジョブ登録要求を受け付けると、その印刷ジョブに対してジョブIDを発行し、印刷ジョブに含まれているユーザID及び文書データ、印刷ジョブを受け付けた受付日時を対応付けした印刷ジョブ情報を生成して印刷ジョブ情報記憶部24に登録する。そして、ジョブ登録情報送信部22は、登録された印刷ジョブ情報に基づきジョブID、ユーザID、印刷対象となる文書の文書名及び当該印刷ジョブの受付日時を含むジョブ登録情報を生成してユーザ管理サーバ30へ送信する。
ユーザ管理サーバ30におけるジョブ登録情報受付部31が、プリントサーバ20から送られてきたジョブ登録情報を受信することで受け付けると、登録ジョブ情報を生成して登録ジョブ情報記憶部35に登録する。
図5は、本実施の形態における登録ジョブ情報記憶部35に登録される登録ジョブ情報のデータ構成の一例を示した図である。登録ジョブ情報は、ジョブID、ユーザID、文書名、受付日時及び実行予測時間範囲を対応付けして生成される。このうち、ジョブID、ユーザID、文書名及び受付日時は、プリントサーバ20から送られてきたジョブ登録情報に含まれているので、ジョブ登録情報受付部31は、受け付けたジョブ登録情報に基づき登録ジョブ情報を生成して登録ジョブ情報記憶部35に登録する。なお、本実施の形態では、ジョブを識別する情報としてジョブIDを登録ジョブ情報に含めているが、ユーザIDと文書名との組で印刷ジョブを識別するようにしてもよい。登録ジョブ情報のうち実行予測時間範囲は、予測部33が求めている。この予測部33における実行予測時間範囲を算出する処理について図6に示したフローチャートを用いて説明する。
ジョブ登録情報を受け付けたタイミングでそのジョブ登録情報をジョブ登録情報受付部31から取得すると(ステップ101)、予測部33は、そのジョブ登録情報に含まれているユーザIDを抽出する(ステップ102)。そして、予測部33は、抽出したユーザIDを含む登録ジョブ情報を登録ジョブ情報記憶部35から全て抽出する。更に、抽出したユーザIDを含む実行ジョブ情報を実行ジョブ情報蓄積部37から全て抽出する(ステップ103)。続いて、予測部33は、抽出した登録ジョブ情報と実行ジョブ情報とをジョブIDにより関連付け、同じジョブIDに対応付けられた受付日時を登録ジョブ情報から、ジョブ実行開始日時を実行ジョブ情報からそれぞれ抽出し、同じジョブIDのジョブ実行開始日時と受付日時との差分を算出する(ステップ104)。このようにして求められた差分は、当該印刷ジョブがプリントサーバ20に受け付けられてから複合機40により実行が開始されるまで要する所要時間に相当する。差分が相対的に小さいということは、ユーザは印刷指示をしてから相対的に短い時間でプリントアウトを実行したことになる。なお、受付日時と対応付けるジョブ実行開始日時が実行ジョブ情報に登録されていないと言うことは、その印刷ジョブは、プリントサーバ20に登録されているものの複合機40にて未だ実行されていないことを意味する。
以上のようにして、過去の実績から各印刷ジョブにおける印刷に要するまでの所要時間が算出されると、この所要時間から実行予測時間範囲を求める(ステップ105)。この実行予測時間範囲の求め方として、平均値から求める方法と標準偏差から求める方法とが考えられる。
実行予測時間範囲を平均値から求める方法の場合、得られた所要時間から、予め決められた閾値を超える所要時間を削除する。例えば、印刷ジョブを登録してからおおよそ10分程度でプリントアウトするユーザが、何らかの理由により翌日にプリントアウトを持ち越した場合、その印刷ジョブの所要時間は十数時間にもなり異常値と考えられるため、平均値の算出の際に除外することにした。このデータを除外する閾値は、8時間や24時間等複合機40に運用状況等に応じて適宜設定すればよい。この異常値を除外することに関しては、標準偏差から求める方法においても同様である。
続いて、予測部33は、所要時間の平均値を求め、新たに登録した印刷ジョブの受付日時にこの所要時間の平均値を加算することで当該印刷ジョブの実行予測時刻を算出する。例えば、印刷ジョブの受付日時が10時で、所要時間の平均値が2時間だとすると、実行予測時刻は12時と算出される。続いて、予測部33は、実行予測時刻に予め決められた時間の幅を加算することで実行予測時間範囲を求める。この実行予測時間範囲の求め方について図7に示したグラフ図を用いて説明する。
図7には、所要時間を横軸、印刷ジョブ数を縦軸としたグラフであるが、例えば、所要時間の平均値がx時間だとすると、このx時間に時間の幅を持たせるために予め決められた±y時間を加算することで実行予測時間範囲を求める。例えば、印刷ジョブの受付日時が10時で、所要時間の平均値がx=2時間で、y=1だとすると、実行予測時間範囲は11時〜13時と算出される。
実行予測時間範囲を標準偏差から求める場合、予測部33は、得られた所要時間から標準偏差を算出し、ある割合(図7におけるZ%)の所要時間が含まれる範囲を実行予測時間範囲として求める。これは、平均値から時間の範囲をプラス及びマイナス方向にそれぞれ広げていくようにして求めてもよい。
以上のようにして実行予測時間範囲を求めると、予測部33は、その実行予測時間範囲を新たに登録された印刷ジョブに対応する登録ジョブ情報に関連付けて登録ジョブ情報記憶部35に登録する。
以上のように、印刷ジョブがプリントサーバ20に受け付けられてから複合機40により実行が開始されるまで要する所要時間という印刷ジョブの受付日時からの相対時間によって実行予測時間範囲を求めてもよいが、他の方法として絶対時刻によって求めるようにしてもよい。この絶対時刻に基づき実行予測時間範囲を算出する処理について図8に示したフローチャートを用いて説明する。
ジョブ登録情報を受け付けたタイミングでそのジョブ登録情報をジョブ登録情報受付部31から取得すると(ステップ111)、予測部33は、そのジョブ登録情報に含まれているユーザIDを抽出する(ステップ112)。そして、予測部33は、抽出したユーザIDを含む実行ジョブ情報を実行ジョブ情報蓄積部37から全て抽出する(ステップ113)。続いて、予測部33は、抽出した実行ジョブ情報からジョブ実行開始日時を読み出す(ステップ114)。この読み出したジョブ実行開始日時を集計して得たグラフを図9に示す。
図9には、ジョブ実行開始日時を横軸、印刷ジョブ数を縦軸としたグラフであるが、この例によると、印刷ジョブ数は、時刻a及び時刻bを最高値とした時刻近辺で予め決められた閾値Tを超えていることがわかる。つまり、このユーザは、印刷ジョブを登録してから所定の時間を経過してからプリントアウトを行うのではなく、例えばランチ前や終業前などある程度決められた時刻にプリントアウトを行うことを習慣にしていると考えられる。この時刻a及び時刻bが前述した平均値から求める方法における実行予測時刻に相当する。この場合は、平均値を求めていないので、図7に例示したように実行予測時刻は、一時刻とは限らない。そして、予測部33は、閾値Tを超えている範囲を実行予測時間範囲として得る。若しくは、実行予測時刻aにおいて時間の幅を持たせるために予め決められた±y1時間を加算することで実行予測時間範囲を求めてもよい。また、実行予測時刻bにおいても同様に実行予測時刻bに±y2時間を加算することで実行予測時間範囲を求めてもよい。y1とy2とは、必ずしも同値とする必要はない。
以上のようにして1又は複数の実行予測時間範囲を求めると、予測部33は、その求めた実行予測時間範囲を新たに登録された印刷ジョブに対応する登録ジョブ情報に関連付けて登録ジョブ情報記憶部35に登録する。
以上のように相対時間に基づき実行予測時間範囲を求める方法と、絶対時刻に基づき実行予測時間範囲を求める方法とについて説明した。また、相対時間に基づき実行予測時間範囲を求める方法に関しては、平均値を用いる方法と標準偏差を用いる方法とを説明した。この実行予測時間範囲を求める方法は、管理者がいずれかを選択して用いるようにしてもよいし、併用してユーザ毎に使用する方法を設定するなどしてもよい。絶対時刻に基づき実行予測時間範囲を求める方法の場合には、登録ジョブ情報に受付日時を含めておく必要はない。また、本実施の形態では、ジョブログを定期的に複合機40から取得するようにしたが、ジョブログは、予測部33のみが用いるので、予測部33が動作するタイミングで複合機40から該当するユーザのジョブログのみを取得するようにしてもよい。
また、新たな印刷ジョブが登録される度に予測部33が動作して実行予測時間範囲を求めるようにしたが、いったん求めた所要時間の平均値や絶対時刻を一定期間保持しておき、当該ユーザにより新たな印刷ジョブが登録されたときには、実行ジョブ情報等を参照せずに保持しておいた所要時間の平均値等に基づいて新たな印刷ジョブに対して実行予測時間範囲を求めるようにしてもよい。
以上のように、ユーザがクライアント10から印刷指示を出すと、その指示に従って印刷ジョブに関する登録ジョブ情報、特に当該印刷ジョブが実行されるであろう実行予測時間範囲が設定される。
続いて、ユーザが登録された印刷ジョブを実際に実行し、文書をプリントアウトする際の複合機40における印刷実行処理について図10に示したフローチャートを用いて説明する。
ユーザが印刷文書を得るために複合機40の設置場所まで移動し、複合機40の操作パネル73に表示されたログイン画面からユーザID及びパスワード等を入力したり、携帯するICカードをカードリーダ80に読み取らせたりして認証情報を入力する。ユーザ認証要求部41は、操作しているユーザのユーザID及びパスワード等認証に必要な認証情報を受け付けると(ステップ121)、その認証情報をユーザ管理サーバ30へ送信することでユーザ認証を要求する(ステップ122)。
ユーザ管理サーバ30において、複合機40から送信されてきた認証情報を受け取ると、ユーザ認証部34は、その認証情報をユーザ情報記憶部36に記憶している当該ユーザのセキュリティ情報と照合する。ここでは、認証に成功したものとする。続いて、ユーザ認証部34は、登録ジョブ情報記憶部35に登録されている登録ジョブ情報を参照し、当該ユーザが印刷の実行を保留している文書があるかないか、すなわち登録ジョブ情報記憶部35に当該ユーザの登録ジョブ情報が登録されているか否かを確認する。当該ユーザの登録ジョブ情報が登録されている場合には、登録されているものの未だ実行されていない旨を示す保留文書フラグに「有り」を設定する。一方、登録ジョブ情報が登録されていない場合には保留文書フラグに「無し」を設定する。更に、登録ジョブ情報が登録されている場合には、現在時刻が実行予測時間範囲に含まれている当該ユーザの印刷ジョブがあるかを確認する。該当する印刷ジョブがある場合、該当する印刷ジョブがあることを示す実行時間フラグに「ON」を、該当する印刷ジョブがない場合には、実行時間フラグに「OFF」を設定する。なお、登録ジョブ情報記憶部35に当該ユーザの登録ジョブ情報が登録されていない場合には、当然ながら実行時間フラグに「OFF」を設定する。
そして、ユーザ認証部34は、認証に成功した旨を示す認証成功フラグ、認証に成功したユーザのユーザID及びユーザ情報記憶部36に設定されている利用権限に、保留文書フラグ及び実行時間フラグを含む印刷情報を付加して認証結果を返信する。
なお、本実施の形態では、保留文書フラグ及び実行時間フラグというフラグ情報にて印刷を実行していない文書の有無及び現在時刻が実行予測時間範囲内とする印刷ジョブの存在を複合機40に通知するようにしたが、登録ジョブ情報記憶部35に当該ユーザの登録ジョブ情報が登録されている場合には、その登録ジョブ情報、若しくは現在時刻が実行予測時間範囲内である登録ジョブ情報のみを複合機40に送信することによって、該当する印刷ジョブの有無のみならず該当する印刷ジョブのジョブIDを知らせるようにしてもよい。
認証要求に応じて認証結果が返信されてくると、複合機40は、認証結果を合わせて印刷情報を取得する(ステップ123)。ここで、制御部44は、印刷情報に含まれている実行時間フラグを確認する。なお、ここでは認証に成功したものとして説明する。送られてきた印刷情報に含まれている実行時間フラグに「OFF」が設定されていれば(ステップ124でN)、従前通りの画面表示処理を実施させる。すなわち、制御部44は、ユーザがログインしたことにより予め用意しているトップメニュー画面を操作パネル73に表示し(ステップ127)、以降、ユーザによる選択操作に応じてメニュー画面を遷移させ、印刷ジョブ一覧画面を印刷実行部43に表示させる(ステップ128)。
一方、実行時間フラグに「ON」が設定されていれば(ステップ124でY)、まだ印刷が実行されていない文書の印刷を行うためにユーザは複合機40にログインしたと推定して、制御部44は、トップメニュー画面を含めメニュー画面の表示をさせずに、印刷実行部43を起動して印刷ジョブ一覧画面を表示させる。すなわち、印刷実行部43は、起動されると、プリントサーバ20に問い合わせて、未だ印刷が実行されていない文書の識別情報(ここでは、文書名)の一覧及びこれを表示する印刷ジョブ一覧画面を取得し、操作パネル73に表示する(ステップ125)。
ユーザが表示された印刷ジョブ一覧の中から印刷させたい文書を選択すると、印刷実行部43は、選択された文書に対応する印刷ジョブをプリントサーバ20から取得し、取得した印刷ジョブに含まれている文書データまたは印刷ジョブに文書データの格納先情報が含まれている場合にはその格納先情報にて指定された格納先から取得した文書データをプリントアウトする。このようにして、印刷実行部43は、ユーザからの実行要求に応じてプリントサーバ20に登録しておいた文書の印刷を実行する(ステップ126)。
なお、ステップ123において、複合機40が認証要求の認証結果と共に、印刷情報として当該ユーザの登録ジョブ情報を受け取った場合、印刷実行部43は、未だ実行されていない印刷ジョブをプリントサーバ20に問い合わせずに、登録ジョブ情報に含まれている文書名を一覧表示するようにしてもよい。また、現在時刻が実行予測時間範囲内である登録ジョブ情報のみを受け取った場合も同様である。ただ、この場合は、現在時刻が実行予測時間範囲内である文書名のみが印刷ジョブ一覧画面に表示される。
ところで、印刷が実行された後に、印刷が実際された文書に対応する登録ジョブ情報を登録ジョブ情報記憶部35から削除しないと、当該文書は印刷の実行を保留している文書と誤認されてしまう。そこで、印刷実行部43は、印刷の実行を終了すると、ジョブログをジョブログ蓄積部45に登録すると共に、実行したジョブIDをユーザ管理サーバ30に通知することで、当該登録ジョブ情報を登録ジョブ情報記憶部35から削除させるようにしてもよい。一方、当該登録ジョブ情報を登録ジョブ情報記憶部35から単に削除すると、図6におけるステップ104において印刷ジョブがプリントサーバ20に受け付けられてから複合機40により実行が開始されるまで要する所要時間を算出できなくなる。
そこで、これらの整合を取るために、例えば、ジョブログ送信部42がジョブログを定期的に送信するのではなく、印刷実行部43が印刷の実行を終了した時点で、ジョブログをジョブログ蓄積部45に登録すると共にユーザ管理サーバ30にも送信するようにしてもよい。ユーザ管理サーバ30では、ジョブログが送信されてくると、実行ジョブ情報登録部32が、そのジョブログの受信を当該ジョブの終了を判断して、当該ジョブIDの登録ジョブ情報を登録ジョブ情報記憶部35から取り出すと共に削除し、そして取り出した登録ジョブ情報に含まれている受付日時を、受信したジョブログに付加して実行ジョブ情報蓄積部37に登録する。そして、予測部33が印刷ジョブがプリントサーバ20に受け付けられてから複合機40により実行が開始されるまで要する所要時間を算出する際には、登録ジョブ情報記憶部35ではなく実行ジョブ情報蓄積部37を参照するようにしてもよい。
実施の形態2.
上記実施の形態1においては、現在時刻が実行予測時間範囲内である印刷ジョブが存在する場合、ユーザは、その印刷ジョブを印刷するために複合機40にログインしようとしていると推定して、ユーザ認証に成功した後、メニュー画面を表示する処理をスキップして印刷ジョブ一覧画面をいきなり表示するようにした。本実施の形態では、印刷ジョブ一覧画面の表示処理をもスキップして、現在時刻が実行予測時間範囲内である印刷ジョブの実行を開始するようにした。つまり、印刷ジョブに関連する処理として、実施の形態1では、印刷ジョブ一覧画面(ジョブの実行要求画面)を操作パネル73に表示する処理の実行を開始するようにしたが、本実施の形態では、ユーザ認証直後に現在時刻が実行予測時間範囲内である印刷ジョブの実行をいきなり開始するようにしたことを特徴としている。
上記実施の形態1においては、現在時刻が実行予測時間範囲内である印刷ジョブが存在する場合、ユーザは、その印刷ジョブを印刷するために複合機40にログインしようとしていると推定して、ユーザ認証に成功した後、メニュー画面を表示する処理をスキップして印刷ジョブ一覧画面をいきなり表示するようにした。本実施の形態では、印刷ジョブ一覧画面の表示処理をもスキップして、現在時刻が実行予測時間範囲内である印刷ジョブの実行を開始するようにした。つまり、印刷ジョブに関連する処理として、実施の形態1では、印刷ジョブ一覧画面(ジョブの実行要求画面)を操作パネル73に表示する処理の実行を開始するようにしたが、本実施の形態では、ユーザ認証直後に現在時刻が実行予測時間範囲内である印刷ジョブの実行をいきなり開始するようにしたことを特徴としている。
本実施の形態と上記実施の形態1とは、印刷実行を行う処理が異なるだけで、システム構成やハードウェア構成等は同様でよい。従って、ここでは、実施の形態1における図10に示した印刷実行処理に対応する処理について図11に示したフローチャートを用いて説明する。なお、実施の形態1と同じ処理には同じ符号を付け、説明を適宜省略する。
ユーザが印刷文書を得るために複合機40の設置場所まで移動し、認証情報を入力すると、ユーザ認証要求部41は、その認証情報をユーザ管理サーバ30へ送信することでユーザ認証を要求する(ステップ121,122)。
ユーザ管理サーバ30において、複合機40から送信されてきた認証情報を受け取ってから実施する処理は、実施の形態1と同じでよい。ただ、本実施の形態では、現在時刻が実行予測時間範囲に含まれている当該ユーザの印刷ジョブがある場合、該当する印刷ジョブの登録ジョブ情報若しくはその登録ジョブ情報に含まれている少なくともジョブIDを印刷情報を含む印刷情報を認証結果に付加する必要がある。この場合、印刷情報にジョブIDが含めることによって、現在時刻が実行予測時間範囲に含まれている印刷ジョブの存在を把握できるので、実行時間フラグ及び保留文書フラグを印刷情報に含めなくてもよい。ユーザ認証部34は、このように生成した印刷情報を付加して認証結果を返信する。
認証要求に応じて認証結果が返信されてくると、複合機40は、認証結果を合わせて印刷情報を取得する(ステップ123)。そして、送られてきた印刷情報に含まれている実行時間フラグに「OFF」が設定されている場合、あるいはジョブIDが含まれていない場合(ステップ124でN)、制御部44は、従前通り、トップメニュー画面を操作パネル73に表示し(ステップ127)、以降、ユーザによる選択操作に応じてメニュー画面を遷移させ、印刷ジョブ一覧画面を印刷実行部43に表示させる(ステップ128)。そして、ユーザが表示された印刷ジョブ一覧の中から印刷させたい文書を選択すると、印刷実行部43は、選択された文書に対応する印刷ジョブをプリントサーバ20から取得し、取得した印刷ジョブに含まれている文書データまたは格納先情報にて指定された格納先から取得した文書データをプリントアウトする。このようにして、印刷実行部43は、ユーザからの実行要求に応じてプリントサーバ20に登録しておいた文書の印刷を実行する(ステップ126)。
一方、実行時間フラグに「ON」が設定されている場合、あるいはジョブIDが含まれていない場合(ステップ124でY)、まだ印刷が実行されていない文書の印刷を行うためにユーザは複合機40にログインしたと推定して、制御部44は、トップメニュー画面を含めメニュー画面の表示をさせずに、印刷実行部43を起動する。印刷実行部43は、起動されると、印刷情報に含まれているジョブIDを含むジョブ取得要求をプリントサーバ20へ送り、該当する印刷ジョブを取得し、取得した印刷ジョブに含まれている文書データまたは格納先情報にて指定された格納先から取得した文書データをプリントアウトする(ステップ221)。
本実施の形態においては、このように操作パネル73に何らメニュー画面や印刷ジョブ一覧表示画面を操作パネル73に表示しないことによりユーザに何ら画面操作をさせることなくログイン後に印刷を実行すると予測される文書を自動的に印刷するようにした。
上記各実施の形態においては、印刷ジョブを例にして説明したが、ジョブは印刷ジョブに限定する必要はない。また、ジョブ実行装置として、本実施の形態では、複合機40を例にしたが、必ずしも複合機40を用いる必要はなく、プリンタが接続された通常のコンピュータでもよい。
また、本実施の形態では、ユーザ認証を行うユーザ管理サーバ30に予測手段を設けたが、1台の複合機40のみを用いる場合などシステムの構成によって、予測手段を複合機40に設けたり、あるいはプリントサーバ20や情報処理装置に設けるようにしてもよい。
10 クライアント、11 ジョブ登録要求部、20 プリントサーバ、21 ジョブ登録要求受付部、22 ジョブ登録情報送信部、23 ジョブ送信部、24 印刷ジョブ情報記憶部、30 ユーザ管理サーバ、31 ジョブ登録情報受付部、32 実行ジョブ情報登録部、33 予測部、34 ユーザ認証部、35 登録ジョブ情報記憶部、36 ユーザ情報記憶部、37 実行ジョブ情報蓄積部、40 複合機、41 ユーザ認証要求部、42 ジョブログ送信部、43 印刷実行部、44 制御部、45 ジョブログ蓄積部、51,71 CPU、52,79 ROM、53,78 RAM、54,75 ハードディスクドライブ(HDD)、55 HDDコントローラ、56 マウス、57 キーボード、58 ディスプレイ、59 入出力コントローラ、60 ネットワークコントローラ、61 内部バス、72 アドレスデータバス、73 操作パネル、74 スキャナ、76 プリンタエンジン、77 ネットワークインタフェース(I/F)、80 カードリーダ。
Claims (4)
- ユーザに関する情報を管理するユーザ管理サーバと、
ジョブを管理するジョブ管理サーバと、
ジョブの実行要求に応じて前記ジョブ管理サーバに管理されている当該ジョブを実行するジョブ実行手段を有する画像形成装置と、
を有し、
前記ジョブ管理サーバにおいて、ジョブを投入したユーザの識別情報及び当該ジョブの識別情報を含むジョブ登録情報を生成して前記ユーザ管理サーバへ送信するジョブ登録情報送信手段と、
前記ユーザ管理サーバにおいて、前記画像形成装置から送られてくる、ユーザの識別情報を少なくとも含む認証情報に基づきユーザ認証を行い、そのユーザ認証が成功した場合、ユーザ認証に成功した旨を示す認証結果情報と共に、当該ユーザにより登録されかつまだ実行されていないジョブの識別情報を含む印刷情報を前記画像形成装置へ送信するユーザ認証手段と、
少なくとも前記画像形成装置においてジョブの実行要求をしたユーザの識別情報及び当該ジョブの実行開始日時を少なくとも含む実行履歴情報に基づいて、当該ユーザが新たに登録したジョブの実行を要求するであろう時間の範囲を予測する予測手段と、
前記画像形成装置において、前記予測手段により予測された時間の範囲内に当該ユーザによりユーザ認証が要求された場合、その要求に応じて前記ユーザ管理サーバに認証情報を送信した結果、前記ユーザ管理サーバから送信されてくる印刷情報に含まれるジョブの識別情報に基づき当該ユーザにより登録されかつまだ実行されていないジョブの一覧を表示手段に表示させるように制御する制御手段と、
を有することを特徴とするジョブ実行システム。 - 前記ユーザ認証手段は、当該ユーザにより登録されかつまだ実行されていないジョブのうち現在時刻が前記予測手段により予測された時間の範囲内に含まれているジョブのみの識別情報を印刷情報に含めて送信することを特徴とする請求項1に記載のジョブ実行システム。
- 前記予測手段は、ユーザの登録要求に応じて前記ジョブ管理サーバがジョブを受け付けた受付日時及び前記実行履歴情報に含まれている当該ジョブの実行開始日時に基づき当該ジョブが受け付けられてから実行が開始されるまで要する所要時間を当該ユーザにより登録及び実行が要求されたジョブ毎に算出し、その算出した各所要時間に基づいて当該ユーザが新たに登録したジョブの実行を要求するであろう時刻を予測し、その予測した時刻を含む前記時間の範囲を予測することを特徴とする請求項1に記載のジョブ実行システム。
- 前記予測手段は、実行履歴情報に含まれているジョブの実行開始日時に基づき当該ユーザが新たに登録したジョブの実行を要求するであろう時刻を予測し、その予測した時刻を含む前記時間の範囲を予測することを特徴とする請求項1に記載のジョブ実行システム。
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