JP5541384B1 - 画像処理装置、プログラムおよび画像処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】異なる拠点間で画像を相互通信するシステムにおいて画像拡大を同一空間における接近に模して表現する。
【解決手段】第1の撮像画像の閲覧者が利用する閲覧者側装置から、前記第1の撮像画像における拡大中心を指定する指定情報、および前記閲覧者の画像を含む第2の撮像画像を受信する受信部と、前記第2の撮像画像を、前記第1の撮像画像に含まれる人物の位置と、前記指定情報により指定される拡大中心との関係に応じて処理する画像処理部と、前記画像処理部により処理された前記第2の撮像画像を、前記第1の撮像画像に含まれる人物が利用する被閲覧者側装置に送信する送信部と、を備える、画像処理装置。
【選択図】図6
【解決手段】第1の撮像画像の閲覧者が利用する閲覧者側装置から、前記第1の撮像画像における拡大中心を指定する指定情報、および前記閲覧者の画像を含む第2の撮像画像を受信する受信部と、前記第2の撮像画像を、前記第1の撮像画像に含まれる人物の位置と、前記指定情報により指定される拡大中心との関係に応じて処理する画像処理部と、前記画像処理部により処理された前記第2の撮像画像を、前記第1の撮像画像に含まれる人物が利用する被閲覧者側装置に送信する送信部と、を備える、画像処理装置。
【選択図】図6
Description
本発明は、画像処理装置、プログラムおよび画像処理システムに関する。
近年、ブロードバンドやクラウド環境の普及、および、情報通信技術の発達に伴うコミュニケーションツールの発達により、場所や時間に制約されないワーキングスタイル(働き方)が広がりつつある。これにより、集団での協働(collaboration)作業の主な形態も、一般的な一極集中・同一空間型から、遠隔分散協働型へ移り変わっていくことが予測される。この実現のために、音声通話、FAX、電子メール、インスタントメッセンジャー、およびVoIPなどを統合したユニファイドコミュニケーション(登録商標)技術・システムが注目を集めている。
ユニファイドコミュニケーションシステムが伝達するリッチな情報としては、映像や音情報が重要な位置を占め、例えば従来のTV会議システムを基礎とするツールが多くのユニファイドコミュニケーションシステムの一機能として搭載される。
ところで、いわゆるTV会議システムは、議題が決まった上での話し合いなど、意図的、かつ、正式・公式的なフォーマル・コミュニケーションを主に想定したコミュニケーションツールである。これに対し、近年、チームでの協働作業を円滑に進めるためには組織の一体感や人間関係の醸成が重要であること、また、組織の一体感や人間関係の醸成を高めるためには非計画的で偶然性を持ったインフォーマル・コミュニケーションが大切であることが指摘されている。
このようなインフォーマル・コミュニケーションを支援するためのユニファイドコミュニケーションシステムのツールとしては、TV会議のように「誰が何時から何時までA会議室で」というような計画的な形態ではなく、非計画的なオフィスの日常風景を共有すること、すなわち、オフィス内の環境的な映像と音情報を常に遠隔オフィス間で相互通信、提示しあうものが考えられる。
なお、上述したユニファイドコミュニケーションシステムに関し、例えば特許文献1には、撮像装置によって撮像した映像をそのまま送受信するのでなく、動きの小さな映像部分を送信しないことにより、背景画像が送信されないようにする技術が開示されている。また、特許文献2には、一部の映像領域については正当なアクセス権限を有することが確認された者にのみ提供されるようにする技術が開示されている。
ところで、同一空間における普遍的な行動である、興味対象のより詳細な情報を得たいと考え興味対象に接近するという行為を、映像音声常時共有環境にある遠隔地間でも行いたい、という欲求が発生すると考えられる。このため、ユニファイドコミュニケーションシステム上では、同一空間における「接近して詳細に見る」という行為を、システム内の撮像装置のズーム機能(映像内の一部領域を拡大表示する機能)によって代替的に実現することが簡便で効率的な方法である。なお、以下では、遠隔地のリアルタイム映像に対する拡大機能の実行を、「仮想接近」とも称する。
ここで、ユニファイドコミュニケーションシステムにおいては、遠隔地に存在する人物同士が、あたかも同一空間に存在するようなインタフェースを実現することが重要である。例えば、ユニファイドコミュニケーションシステムにおいて仮想接近の対象となった人物には、仮想接近が行われていることを通知することが望まれる。なぜならば、同一空間において、自分に対し接近してくる人物に気づくということは、接近される側の人間にとっては「自分に対し興味を持っている人間が存在し、場合によってはその後その接近してきている人物と会話などのコミュニケーション行動が発生するかもしれない」という予期やコミュニケーション発生への準備行動を行うための重要な合図となるからである。
一方、遠隔地の撮像画像内に2名の人物が映っており、その内の1名に対して閲覧者が仮想接近した際、他の1名も自動的に拡大表示されてしまうことが起こり得る。しかし、閲覧者が興味を持って近づきコミュニケーションに至る可能性があるのは仮想接近の対象とした方の被閲覧者であるので、当該被閲覧者に対する通知と同一の通知を他の被閲覧者に対して行うと、実際には発生しないコミュニケーションへの余計な準備行動を他の被閲覧者にとらせることとなる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、異なる拠点間で画像を相互通信するシステムにおいて画像拡大を同一空間における接近に模して表現することが可能な、新規かつ改良された画像処理装置、プログラムおよび画像処理システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、第1の撮像画像の閲覧者が利用する閲覧者側装置から、前記第1の撮像画像における拡大中心を指定する指定情報、および前記閲覧者の画像を含む第2の撮像画像を受信する受信部と、前記第2の撮像画像を、前記第1の撮像画像に含まれる人物の位置と、前記指定情報により指定される拡大中心との関係に応じて処理する画像処理部と、前記画像処理部により処理された前記第2の撮像画像を、前記第1の撮像画像に含まれる人物が利用する被閲覧者側装置に送信する送信部と、を備える、画像処理装置が提供される。
前記受信部は、前記第1の撮像画像をさらに受信し、前記送信部は、前記指定情報により指定された拡大中心を基準に拡大された前記第1の撮像画像を前記閲覧者側装置に送信してもよい。
前記画像処理部は、前記受信部により受信された前記第1の撮像画像に対し、前記指定情報により指定された拡大中心を基準とする拡大処理を段階的に施してもよい。
前記画像処理装置は、前記第1の撮像画像を得る際の実空間における実視点位置、および前記拡大中心に対応する実空間上の対象の位置を結ぶ方向線と、拡大された第1の撮像画像を得る際の実空間における仮想視点位置、および前記第1の撮像画像に含まれる人物の実空間上の位置を結ぶ方向線とが成す傾き角を推定する傾き角推定部をさらに備え、前記画像処理部は、前記傾き角推定部により推定された前記傾き角に応じて前記第2の撮像画像を処理してもよい。
前記傾き角推定部は、第1の撮像画像の水平幅に対する、前記拡大中心と前記第1の撮像画像に含まれる人物の位置との前記第1の撮像画像上での距離の大きさに基づいて前記傾き角を推定してもよい。
前記拡大中心に対応する実空間上の対象は人物であり、前記傾き角推定部は、前記拡大中心に対応する人物の実空間上の推定位置、前記第1の撮像画像に含まれる人物の実空間上の推定位置、および前記仮想視点位置に基づいて前記傾き角を推定してもよい。
前記画像処理部は、前記第2の撮像画像を平面に見立てた場合にヨー角方向に前記傾き角の大きさ回転された前記第2の撮像画像が得られるような画像処理を行ってもよい。
前記ヨー角方向に回転される前記傾き角の最大値は2/πであってもよい。
前記画像処理部は、前記被閲覧者側装置において表示される前記閲覧者の画像の位置が、前記第1の撮像画像に含まれる人物の位置と前記拡大中心との関係に応じて変化するように画像処理を行ってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、第1の撮像画像の閲覧者が利用する閲覧者側装置から、前記第1の撮像画像における拡大中心を指定する指定情報、および前記閲覧者の画像を含む第2の撮像画像を受信する受信部と、前記第2の撮像画像を、前記第1の撮像画像に含まれる人物の位置と、前記指定情報により指定される拡大中心との関係に応じて処理する画像処理部と、前記画像処理部により処理された前記第2の撮像画像を、前記第1の撮像画像に含まれる人物が利用する被閲覧者側装置に送信する送信部と、として機能させるための、プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、閲覧者側装置、被閲覧者側装置および画像処理装置からなる画像処理システムであって、前記閲覧者側装置は、第1の撮像画像を表示する第1の表示部を備え、前記画像処理装置は、前記閲覧者側装置から、前記第1の撮像画像における拡大中心を指定する指定情報、および前記閲覧者の画像を含む第2の撮像画像を受信する受信部と、前記第2の撮像画像を、前記第1の撮像画像に含まれる人物の位置と、前記指定情報により指定される拡大中心との関係に応じて処理する画像処理部と、前記画像処理部により処理された前記第2の撮像画像を、前記第1の撮像画像に含まれる人物が利用する前記被閲覧者側装置に送信する送信部と、を備え、前記被閲覧者側装置は、前記画像処理装置の前記送信部から受信した前記第2の撮像画像を表示する第2の表示部を備える、画像処理システムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、異なる拠点間で画像を相互通信するシステムにおいて画像拡大を同一空間における接近に模して表現することが可能である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じて被閲覧者側装置200Aおよび200Bのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、被閲覧者側装置200Aおよび200Bを特に区別する必要が無い場合には、単に被閲覧者側装置200と称する。
<<1.画像処理システムの基本構成>>
まず、図1を参照し、本発明の各実施形態で共通する画像通信システムの基本構成を説明する。
まず、図1を参照し、本発明の各実施形態で共通する画像通信システムの基本構成を説明する。
図1は、本発明の実施形態による画像通信システムの構成を示した説明図である。図1に示したように、本発明の実施形態による画像通信システムは、閲覧者側装置100と、撮像装置300と、画像処理装置400と、を備える。なお、図1には、複数の遠隔空間として拠点Aおよび拠点Bを示しており、拠点Aに閲覧者側装置100が存在し、拠点Bに撮像装置300が存在する。
撮像装置300は、拠点Bを撮像し、拠点Bの撮像画像を取得する。そして、撮像装置300によって取得された拠点Bの撮像画像は、例えば拠点Aからの要求に応じ、画像処理装置400を介して閲覧者側装置100に送信される。なお、拠点Bの撮像画像は、遠隔空間で閲覧され得る画像であるので、以下では、拠点Bの撮像画像に含まれる人物(被写体)を「被閲覧者」と称する。例えば、図1に示した例では、被閲覧者A、被閲覧者Bおよび被閲覧者Cが拠点Bの撮像画像に含まれる。
閲覧者側装置100は、図1に示したように、撮像部101および表示部103を有する。撮像部101は、閲覧者側装置100の利用者を撮像する。表示部103は、画像処理装置400を介して撮像装置300から受信される拠点Bの撮像画像を表示する。また、閲覧者側装置100は、操作入力に基づいて拡大処理や画角変更処理を画像処理装置400に要求することが可能である。なお、閲覧者側装置100の利用者は、閲覧者側装置100の表示部103を見るという行為により拠点Bの撮像画像を閲覧できるので、以下では、拠点Aに存在する閲覧者側装置100の利用者を「閲覧者」と称する。
画像処理装置400は、拠点Bの撮像画像の閲覧者が存在する場合、閲覧者情報として、例えば閲覧者の撮像画像を被閲覧者が利用する被閲覧者側装置200(図2、図4など参照のこと。)に送信する。そして、被閲覧者側装置200は、画像処理装置400から受信した閲覧者画像を表示する。このように、本実施形態によれば、被閲覧者側に閲覧者情報を通知するので、被閲覧者は、自分が今見られているのか、誰が見ているのかを判別することが可能となる。これにより、プライバシー問題につながる密かな一方的遠隔閲覧行為を抑止することができる。さらに、本実施形態による画像処理装置400は、閲覧者が拠点Bの撮像画像の拡大処理を要求した場合、拡大処理が行われている事を同一空間における接近に模した表現で被閲覧者に通知することができる。この点については詳細に後述する。
なお、図1においては、1人の閲覧者が1台の閲覧者側装置100を所有する利用形態を示しているが、1台の閲覧者側装置100を複数の利用者が共有する利用形態にも本実施形態は適用可能である。
また、図1においては、閲覧者側装置100により撮像される閲覧者が1人である例を示しているが、閲覧者側装置100により撮像される閲覧者、すなわち、拠点Aに存在する人物は複数名であってもよい。
同様に、図1においては、撮像装置300により撮像される被閲覧者が3人である例を示しているが、撮像装置300により撮像される被閲覧者、すなわち、拠点Bに存在する人物は1名であってもよいし、複数名であってもよい。
上記のように、本発明は拠点Aの閲覧者および拠点Bの被閲覧者がそれぞれ複数名である利用形態にも適用可能であるが、以下では、閲覧者が1名であり、被閲覧者が複数名である利用形態に重きを置いて説明を進める。
以上、本発明の各実施形態で共通する画像通信システムの基本構成を説明した。続いて、本発明の各実施形態および変形例について順次詳細に説明する。
<<2.第1の実施形態>>
本発明の第1の実施形態によれば、閲覧者が拠点Bの撮像画像の拡大中心を指定した場合に、閲覧者が拡大中心に向かって接近しているかの如く表現で各被閲覧者に閲覧者の仮想接近を通知することが可能である。すなわち、本発明の第1の実施形態によれば、「誰が仮想接近を行っているか」だけでなく、「誰に向かってどの程度の仮想接近を行っているか」までを被閲覧者が直感的に知ることができるので、より優れた遠隔コミュニケーションを支援することが可能となる。以下、このような本発明の第1の実施形態を実現する各装置の構成および動作を説明する。
本発明の第1の実施形態によれば、閲覧者が拠点Bの撮像画像の拡大中心を指定した場合に、閲覧者が拡大中心に向かって接近しているかの如く表現で各被閲覧者に閲覧者の仮想接近を通知することが可能である。すなわち、本発明の第1の実施形態によれば、「誰が仮想接近を行っているか」だけでなく、「誰に向かってどの程度の仮想接近を行っているか」までを被閲覧者が直感的に知ることができるので、より優れた遠隔コミュニケーションを支援することが可能となる。以下、このような本発明の第1の実施形態を実現する各装置の構成および動作を説明する。
<2−1.各装置の構成>
(閲覧者側装置)
図2は、第1の実施形態による閲覧者側装置100の構成を示した機能ブロック図である。閲覧者側装置100は、図2に示したように、撮像部101、顔検出部102、表示部103、入力部104および通信部105を備える。なお、図2においては撮像部101、顔検出部102、表示部103、入力部104および通信部105の各構成が1つの閲覧者側装置100に実装される例を示しているが、これら各構成は複数の装置に分散的に実装されてもよい。
(閲覧者側装置)
図2は、第1の実施形態による閲覧者側装置100の構成を示した機能ブロック図である。閲覧者側装置100は、図2に示したように、撮像部101、顔検出部102、表示部103、入力部104および通信部105を備える。なお、図2においては撮像部101、顔検出部102、表示部103、入力部104および通信部105の各構成が1つの閲覧者側装置100に実装される例を示しているが、これら各構成は複数の装置に分散的に実装されてもよい。
撮像部101は、撮像範囲に含まれる閲覧者を撮像して閲覧者画像を取得し、閲覧者画像を顔検出部102に出力する。なお、撮像部101は、デジタルカメラやWebカメラのように、撮像光学系および撮像素子を含む一般的な撮像装置であってもよい。
顔検出部102は、撮像部101によって取得された閲覧者画像から閲覧者の顔領域を検出し、閲覧者の顔領域を示す顔領域情報および閲覧者画像を通信部105に出力する。この顔領域情報は、例えば、閲覧者画像内の顔領域と顔以外の領域とが2値で表現されたデータであり、閲覧者画像における顔領域の位置、大きさおよび形状を示す。顔領域の検出のための画像処理方法としては、肌色情報を用いた方法や、顔の部品に注目する方法など、既存の複数の方法が存在し、本実施形態においては、これらの方法のいずれを利用してもよい。なお、閲覧者側装置100では人物特定、すなわち、閲覧者と顔画像データベースとの照合機能は必須でないので、顔検出部102は、閲覧者の顔の特徴を認識する機能は備えていなくてもよい。
表示部103は、被閲覧者側の撮像装置300によって取得された拠点Bの撮像画像を表示する。拠点Bの撮像画像は、画像処理装置400およびネットワーク12を介して入力される。なお、ネットワーク12は、ネットワーク12に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、ネットワーク12は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク12は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
また、表示部103は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイのような一般的な表示装置であってもよい。ただし、表示部103は、表示部103を視認可能な位置が撮像部101の撮像範囲に含まれるような位置に配置されることが望ましい。以下、この点について図3を参照して具体的に説明する。
図3は、表示部103の視野角と撮像部101の画角の関係を示した平面図である。なお、図3においては、表示部103の視野角(表示部103を視認可能な範囲)を破線で、撮像部101の画角(撮像範囲)を一点鎖線で示している。本実施形態の効果実現のためには、閲覧者の閲覧行為が生じたことを精度良く検出することが重要である。このため、図3に示したように、閲覧者が表示部103を閲覧する場合には閲覧者の顔が基本的に撮像部101の画角に収まることが望ましい。
さらに、表示部103の視野角が撮像部101の画角内に収まるように表示部103および撮像部101を配置すれば、閲覧者が表示部103、すなわち拠点Bの撮像画像を見る際に、閲覧者の顔を含む閲覧者画像が必ず得られ、閲覧者画像から顔領域を検出することが可能となる。なお、このような配置関係は、液晶ディスプレイの上部のフレームにWebカメラが埋め込まれている、一般的なWebカメラ内蔵液晶ディスプレイを用いることによっても実現される。
入力部104は、閲覧者による各種指示および入力のための操作を受け付ける。例えば、入力部104は、被閲覧者側の撮像装置300により撮影された拠点Bの撮像画像内の任意の一部領域を拡大するための拡大指示を受け付ける。当該拡大指示は、拠点Bの撮像画像に含まれるいずれかの被閲覧者(拡大中心)の選択、および拡大倍率の指定であってもよい。入力部104は、閲覧者により操作入力された拡大指示の内容を示す拡大指示情報を通信部105に出力する。なお、このような操作入力を受け付ける入力部104は、マウス、キーボード、またはタッチパネルなどの一般的な入力デバイスであってもよい。
通信部105は、画像処理装置400とのインタフェースである。通信部105は、例えば、画像処理装置400から拠点Bの撮像画像を受信する受信部、および、顔検出部102から入力される閲覧者画像および入力部104から入力される拡大指示情報を画像処理装置400に送信する送信部として機能する。
(撮像装置および被閲覧者側装置)
図4は、拠点Bの撮像装置300および被閲覧者側装置200の構成を示した機能ブロック図である。図4に示したように、被閲覧者側装置200は、表示部203、および通信部205を備える。なお、被閲覧者側装置200は、スマートフォン、携帯電話、携帯型ゲーム機、携帯型映像処理装置などの情報端末であってもよい。
図4は、拠点Bの撮像装置300および被閲覧者側装置200の構成を示した機能ブロック図である。図4に示したように、被閲覧者側装置200は、表示部203、および通信部205を備える。なお、被閲覧者側装置200は、スマートフォン、携帯電話、携帯型ゲーム機、携帯型映像処理装置などの情報端末であってもよい。
通信部205は、画像処理装置400とのインタフェースであり、例えば、画像処理装置400からネットワーク12を介して閲覧者画像を受信する受信部として機能する。
表示部203は、閲覧者側装置100によって取得された閲覧者画像を表示する。以下、図5を参照し、表示部203に表示される閲覧者画像についてより具体的に説明する。
図5は、表示部203に表示される閲覧者画像の具体例を示した説明図である。図5に示したように、表示部203は、コンテンツ表示エリア210および閲覧者画像表示エリア220を含む。
コンテンツ表示エリア210には、被閲覧者側装置200の通常の用途のためのコンテンツが表示される。コンテンツは、写真、動画、ゲーム、カレンダー、または各種操作画面などであってもよい。
また、閲覧者画像表示エリア220には、閲覧者画像222が表示される。この閲覧者画像は、詳細については後述するように、被閲覧者が、自身が仮想接近の対象者であるかそうでないか、加えて、閲覧者の仮想接近の程度を直感的に知ることができるような仮想接近の方向を示す表現方法を用いて表示される。
このような構成により、被閲覧者側装置200が本実施形態の用途のためだけの端末でなく、汎用的に使用される情報端末である場合、コンテンツ表示エリア210に本来の用途のためのコンテンツを表示しつつ、閲覧者画像を閲覧者画像表示エリア220に表示することができる。
なお、表示部203は、閲覧者側装置100の表示部103と同様に、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイのような一般的な表示装置であってもよい。
(撮像装置)
撮像装置300は、図4に示したように、撮像部301、顔検出部302、顔認識部303、および通信部305を備える。なお、図4においては撮像装置300と被閲覧者側装置200を別個の装置として記載されているが、撮像装置300の機能と被閲覧者側装置200の機能は同一装置に実装されてもよい。さらに、図4においては撮像部301、顔検出部302、顔認識部303、および通信部305の各構成が1つの撮像装置300に実装される例を示しているが、これら各構成は複数の装置に分散的に実装されてもよい。
撮像装置300は、図4に示したように、撮像部301、顔検出部302、顔認識部303、および通信部305を備える。なお、図4においては撮像装置300と被閲覧者側装置200を別個の装置として記載されているが、撮像装置300の機能と被閲覧者側装置200の機能は同一装置に実装されてもよい。さらに、図4においては撮像部301、顔検出部302、顔認識部303、および通信部305の各構成が1つの撮像装置300に実装される例を示しているが、これら各構成は複数の装置に分散的に実装されてもよい。
撮像部301は、撮像範囲に含まれる被写体を撮像して拠点Bの撮像画像を取得し、拠点Bの撮像画像を顔検出部302に出力する。なお、撮像部301は、デジタルカメラやWebカメラのように、撮像光学系および撮像素子を含む一般的な撮像装置であってもよい。また、撮像部301は、画角変更機能や光学ズーム機能を備え、画像処理装置400からの指示に従って光学ズームを行ってもよい。
顔検出部302は、撮像部301によって取得された拠点Bの撮像画像から被閲覧者の顔領域を検出し、被閲覧者の顔画像の特徴情報を取得する。そして、顔検出部302は、被閲覧者の顔領域を示す顔領域情報、顔画像の特徴情報、および拠点Bの撮像画像を顔認識部303に出力する。
なお、顔画像の特徴情報は、顔の各部分の相対位置、大きさ、および形状などに基づく特徴量・パターンのデータである。特徴量としては、Haarウェーブレット特徴量などの既存の多様な特徴量が存在するが、本実施形態においては、これらのいずれの特徴量を利用してもよい。
顔認識部303は、顔検出部302で得られた顔画像の特徴情報から、被閲覧者の人物特定を行い、拠点Bの撮像画像、顔領域情報および人物特定情報を通信部305に出力する。なお、人物特定のための顔画像の特徴情報は事前に登録済み、すなわち、照合のための顔画像データベースが事前に用意されていてもよい。また、顔認識および人物特定に用いるアルゴリズム、データ処理の方法は特に限定されない。
通信部305は、画像処理装置400とのインタフェースである。通信部305は、例えば、画像処理装置400に拠点Bの撮像画像、顔領域情報および人物特定情報を送信する送信部、および、画像処理装置400から閲覧者による操作入力に基づく指示情報を受信する受信部として機能する。
(画像処理装置)
図6は、画像処理装置400の構成を示した機能ブロック図である。画像処理装置400は、図6に示したように、記憶部402、画像処理部403、傾き角推定部404および通信部405を備える。
図6は、画像処理装置400の構成を示した機能ブロック図である。画像処理装置400は、図6に示したように、記憶部402、画像処理部403、傾き角推定部404および通信部405を備える。
通信部405は、閲覧者側装置100、撮像装置300および被閲覧者側装置200とのインタフェースであり、各種情報を受信する受信部および各種情報を送信する送信部として機能する。通信部405は、例えば、閲覧者側装置100から閲覧者画像および拡大指示情報を受信し、撮像装置300から拠点Bの撮像画像および人物特定情報などを受信する。
また、通信部405は、閲覧者側装置100から受信した閲覧者画像を、撮像装置300から受信される人物特定情報の示す被閲覧者が個人所有する被閲覧者側装置200に送信する。特に、通信部405は、閲覧者側装置100から拡大指示情報を受信した場合、後述する画像処理部403により処理された閲覧者画像を被閲覧者側装置200に送信する。
さらに、通信部405は、拠点Bの撮像画像を閲覧者側装置100に送信する。特に、通信部405は、閲覧者側装置100から拡大指示情報を受信した場合、画像処理部403により拡大指示情報に従って拡大された拠点Bの撮像画像を閲覧者側装置100に送信する。
記憶部402は、通信部405により受信された閲覧者画像、閲覧者の顔領域情報、拠点Bの撮像画像、被閲覧者の顔領域情報、および被閲覧者の人物特定情報を記憶する。また、記憶部402は、通信部により閲覧者側装置100から受信された拡大指示情報(拡大中心である人物を示す情報、および拡大率)、および後述する画像処理部403により処理された閲覧者画像および拠点Bの撮像画像を記憶する。
画像処理部403は、通信部405により閲覧者側装置100から受信された拡大指示情報に応じて、拠点Bの撮像画像、および閲覧者画像の各々を処理する。
まず、拠点Bの撮像画像の処理について具体的に説明すると、画像処理部403は、拡大指示情報により拡大中心として指定された被閲覧者を中心に、指定された拡大倍率まで拠点Bの撮像画像を例えばデジタルズームにより拡大する。このとき、画像処理部403は、拠点Bの撮像画像を指定された拡大倍率に瞬間的に変換するのでなく、段階的な拡大により例えば数秒間程度の時間で拠点Bの撮像画像を指定された拡大倍率に変換することが有効である。なぜならば、本実施形態のようなユニファイドコミュニケーションシステムにおいては、遠隔地に存在する人物同士があたかも同一空間に存在するようなインタフェースを実現することが重要であるところ、遠隔地の画像拡大は同一空間における徒歩での接近行為に対応すると捉えられ、同一空間における徒歩での接近行為では接近対象が徐々に大きく知覚されるからである。
続いて、閲覧者画像の処理について説明する。画像処理部403は、拠点Bの撮像画像に含まれる各被閲覧者に送信するための閲覧者画像の各々に対して、閲覧者が誰に向かってどの程度の仮想接近(拡大)を行っているかを示す処理を施す。
具体例として、図7に示したように撮像装置300の画角に被閲覧者A〜Cが含まれ、閲覧者が被閲覧者Aを拡大中心に指定した場合の閲覧者画像の処理を説明する。この場合、拠点Bの撮像画像を得る際の視点位置は、図7において矢印で示したように、撮像装置300の実際の位置である実視点位置Wから、指定された拡大倍率に対応する仮想視点位置W’に段階的に移動する。
同一空間内で同様の接近行動が起こった場合、接近する者は通常は進行方向を向いて移動行為を行うため、被閲覧者Aには接近する者の正面の顔が見え、接近する者が近づくにつれ正面の顔が大きく見えていく。これに対し、被閲覧者Bには、被閲覧者Aに対して接近する者の顔の側面が、接近の度合いに応じて少しずつ角度を変えながら大きく見えていくことになる。
そこで、画像処理部403は、被閲覧者に対して上記の同一空間内での接近行為に模して仮想接近を表現できるように、各被閲覧者に送信するための閲覧者画像を処理する。例えば、後述する傾き角推定部404が、各被閲覧者の位置および仮想視点位置Wnを結ぶ直線と仮想接近の方向とが成す傾き角θを推定し、画像処理部403は、各被閲覧者に送信するための閲覧者画像を、閲覧者画像を平面に見立てた場合のヨー角方向に、傾き角推定部404により推定された傾き角θの大きさ回転させてもよい。これにより、図8に示すように、拡大中心である被閲覧者Aが所有する被閲覧者側装置200Aには正面を向くように閲覧者画像222Aが表示され、仮想接近の方向上に存在しない被閲覧者Bおよび被閲覧者Cが所有する被閲覧者側装置200Bおよび200Cにはヨー角方向回転された閲覧者画像222Bおよび222Cが表示される。
その結果、被閲覧者Aは自分が仮想接近の対象者であることを理解し、被閲覧者BおよびCは被閲覧者Aの方向に対して仮想接近が行われていることを把握することが可能となる。以下では、このような仮想接近の方向に応じた回転処理を、仮想接近の方向を示す画像処理とも称する。
なお、被閲覧者Cは被閲覧者AおよびBよりも仮想視点位置から遠くに位置するので、仮想視点位置に実際に閲覧者が存在したと仮定した場合、被閲覧者Cが知覚する閲覧者の大きさは被閲覧者AおよびBが知覚する閲覧者の大きさよりも小さくなる。このため、画像処理部403は、図8に示したように、被閲覧者Cに対して送信するための閲覧者画像222Cの解像度(画素数)を、被閲覧者AおよびBに対して送信するための閲覧者画像222Aおよび222Bよりも小さくしてもよい。これは、閲覧者に送信される拠点Bの撮像画像における各被閲覧者画像の詳細度(画素数)に各被閲覧者に送信する閲覧者画像の詳細度を画像処理部403が揃えることにより実現可能である。
続いて、図6に示した画像処理装置400の傾き角推定部404の機能を説明する。傾き角推定部404は、上述したように、各被閲覧者の位置および仮想視点位置を結ぶ直線と仮想接近の方向とが成す傾き角θを推定する。この傾き角θの推定方法について、図9を参照して具体的に説明する。
図9は、拠点Bの撮像画像の具体例を示した説明図である。傾き角推定部404は、図9に示したWtarおよびWntaに従い、下記数式1に従って傾き角θを近似的に推定することが可能である。
傾き角θ=(π/2)*(Wnta/Wtar)
(数式1)
傾き角θ=(π/2)*(Wnta/Wtar)
(数式1)
上記数式1において、Wtarは、閲覧者側装置100の表示部103に表示される拠点Bの撮像画像内における拡大中心と指定された被閲覧者Aの重心点と、傾き角算出対象の被閲覧者が存在する側の画面端間の水平画素数(水平幅)である。また、Wntaは、閲覧者側装置100の表示部103に表示される画像内における拡大中心として指定された被閲覧者Aの重心点と傾き角算出対象の被閲覧者の重心点間の水平画素数である。
上記数式1によれば、傾き角θは、−π/2≦θ≦+π/2、の範囲内で、被閲覧者間の位置関係に応じて変化する。特に、仮想接近の対象ではないが自動的に拡大表示されてしまう他の被閲覧者が拠点Bの撮像画像拡大処理に伴い画面からフレームアウトする瞬間の傾き角θは、最大値のπ/2と算出される。また、仮想接近の対象である被閲覧者の傾き角θは常に0となる。
ここで、傾き角の最大値をπ/2に設定する理由について補足する。同一空間において正面方向から接近し自分の真横を通り過ぎていく人が自分の視界から消えるときに見えるのは、通り過ぎていく人の横顔である。この同一空間における感覚は、拠点Bの撮像画像拡大処理に伴い画面から被閲覧者がフレームアウトするときに閲覧者画像が真横を向くことで再現されると考えられる。そこで、同一空間において正面方向から接近し自分の真横を通り過ぎていく人が自分の視界から消えるときの感覚をより臨場的に表現するために、傾き角の最大値はπ/2に設定される。
かかる構成によれば、仮想接近の対象ではないが自動的に拡大表示されてしまう他の被閲覧者は、被閲覧者側装置200に配信される閲覧者画像の傾き角がπ/2に近いほど、閲覧者側装置100に表示される画像内で自身が端の方に位置して表示されており、また、自身が仮想接近の方向とは大きく異なる方向に位置していて閲覧者の興味対象ではない、ということを直感的に理解できる。
なお、図9においては画像に向かって右側が正、左側が負に設定される例を示しているが、正負は逆側であってもよい。ただし、閲覧者側装置100の表示部103に表示される画像における拡大中心として指定された被閲覧者および傾き角算出対象の被閲覧者の左右関係と、傾き角θの左右回転関係の対応は、図8の正面図および図9に示す方向の関係性に揃えるものとする。
<2−2.画像処理システムの動作>
以上、第1の実施形態による画像処理システムが有する各装置の構成を説明した。続いて、図10および図11を参照し、第1の実施形態による画像処理システムの動作を整理する。
以上、第1の実施形態による画像処理システムが有する各装置の構成を説明した。続いて、図10および図11を参照し、第1の実施形態による画像処理システムの動作を整理する。
(全体フロー)
図10は、本実施形態による画像通信システムの動作を示すシーケンス図である。図10に示したように、まず、被閲覧者側に設置された撮像装置300の撮像部301が拠点Bの撮像を開始する(S110)。なお、撮像部301は、拠点Bの俯瞰的な風景を撮像するライブカメラの役割を担うので、基本的には常時撮像を行う利用形態が想定される。
図10は、本実施形態による画像通信システムの動作を示すシーケンス図である。図10に示したように、まず、被閲覧者側に設置された撮像装置300の撮像部301が拠点Bの撮像を開始する(S110)。なお、撮像部301は、拠点Bの俯瞰的な風景を撮像するライブカメラの役割を担うので、基本的には常時撮像を行う利用形態が想定される。
続いて、撮像装置300の顔検出部302は、撮像部301によって取得された拠点Bの撮像画像から被閲覧者の顔領域を検出し、被閲覧者の顔画像の特徴情報を取得する。そして、顔検出部302は、被閲覧者の顔領域を示す顔領域情報、顔画像の特徴情報、および拠点Bの撮像画像を顔認識部303に出力する(S112)。
ここで、顔領域が検出されなかった場合、すなわち、撮像部301の画角内に被写体となる被閲覧者が存在しないか、被閲覧者は存在するが顔は映っていない場合、顔検出部302は、顔領域が検出されなかった旨の情報を領域情報の代わりに出力してもよい。この点について補足すると、本実施形態が解決しようとするプライバシー問題において最も考慮すべき被写体部位は顔であると考えられる。このため、被閲覧者は存在するが顔は映っていないと考えられる場合、例えば、撮像部301に対して被閲覧者が後ろ向きに映っている場合などは一方的閲覧行為の問題外として扱うことが適切である。遠隔でない同一空間内の閲覧行為でも、背後から見られた場合には被閲覧者は気付かないので、遠隔空間のコミュニケーションで特有の一方的閲覧行為の問題とは性質が異なるためである。
そして、撮像装置300の顔認識部303は、顔検出部302で得られた顔画像の特徴情報から、被閲覧者の人物特定を行い、拠点Bの撮像画像、顔領域情報および人物特定情報を通信部305に出力する(S114)。次いで、撮像装置300の通信部305が、拠点Bの撮像画像、顔領域情報および人物特定情報の画像処理装置400への送信を開始する(S116)。
一方、閲覧者側装置100の撮像部101は、撮像範囲に含まれる閲覧者の撮像を開始して、閲覧者画像を取得する(S118)。そして、閲覧者側装置100の顔検出部102は、撮像部101によって取得された閲覧者画像から閲覧者の顔領域を検出し、閲覧者の顔領域を示す顔領域情報および閲覧者画像を通信部105に出力する(S120)。
ここで、顔領域が検出されなかった場合、すなわち、表示部103の閲覧者が存在しない、または、閲覧者が画面方向を見ていない場合、顔検出部102は、顔領域が検出されなかった旨の情報を領域情報の代わりに出力してもよい。なお、顔検出部102が上記のように明示的に顔領域が検出されなかった旨の情報を出力しなくても、顔領域情報が顔でない画像範囲を示す1値のみからなることにより顔領域が検出されなかったことを認識することが可能である。
その後、閲覧者側装置100の通信部105が、拠点Bの撮像画像の要求と共に、閲覧者画像および顔領域情報の画像処理装置400への送信を開始する(S122)。
画像処理装置400は、閲覧者側装置100からの要求を受け、被閲覧者側装置200への閲覧者画像の送信を開始し(S146)、閲覧者側装置100への拠点Bの撮像画像の送信を開始する(S148)。これにより、被閲覧者側装置200の表示部203が閲覧者画像を表示し(S150)、閲覧者側装置100の表示部103が拠点Bの撮像画像を表示することが可能となる(S152)。なお、閲覧者の一方的閲覧行為を防ぐために、拠点Bの撮像画像の送信開始タイミングと閲覧者画像の送信開始タイミングは同期していることが望ましい。
その後、閲覧者が閲覧者側装置100の入力部104を用いて拠点Bの撮像画像中のいずれかの被閲覧者の画像に対し画像拡大処理の指示を行うと(S152)、閲覧者側装置100の通信部105は、入力部104から入力された拡大指示情報を画像処理装置400に送信する(S156)。
画像処理装置400の画像処理部403は、閲覧者側装置100から受信された閲覧者画像および拡大指示情報と、撮像装置300から受信された拠点Bの撮像画像などに基づき、拠点Bの撮像画像に対しては拡大処理を施し、閲覧者画像に対しては仮想接近の方向を示す画像処理を施す(S160)。これらの画像処理部403による画像処理の動作フローについては図11を参照して後述する。
その後、画像処理装置400は、拡大処理された拠点Bの撮像画像の閲覧者側装置100への送信を開始し(S176)、仮想接近の方向を示す画像処理が施された閲覧者画像の被閲覧者側装置200への送信を開始する(S178)。これにより、被閲覧者側装置200の表示部203が仮想接近の方向を示す画像処理が施された閲覧者画像を表示し(S180)、閲覧者側装置100の表示部103が拡大処理された拠点Bの撮像画像を表示することが可能となる(S182)。なお、前記S146およびS148と同様、閲覧者の一方的閲覧行為を防ぐために、拡大処理された拠点Bの撮像画像の送信開始タイミングと仮想接近の方向を示す画像処理が施された閲覧者画像の送信開始タイミングは同期していることが望ましい。
(画像処理の動作フロー)
図11は、画像処理装置400による画像処理に関する動作を示したフローチャートである。図11に示したように、まず、画像処理装置400の通信部405が、閲覧者側装置100から閲覧者画像および顔領域情報を受信し、撮像装置300から拠点Bの撮像画像、顔領域情報および人物特定情報を受信する(S161)。
図11は、画像処理装置400による画像処理に関する動作を示したフローチャートである。図11に示したように、まず、画像処理装置400の通信部405が、閲覧者側装置100から閲覧者画像および顔領域情報を受信し、撮像装置300から拠点Bの撮像画像、顔領域情報および人物特定情報を受信する(S161)。
続いて、閲覧者により拡大中心となる被閲覧者が選択された場合、すなわち、閲覧者により拡大指示情報が入力された場合(S162)、記憶部402は、拠点Aの閲覧者画像、閲覧者の顔領域情報、拠点Bの撮像画像、被閲覧者の顔領域情報および人物特定情報を、本フローチャートに示す処理の完了まで記憶する(S163)一方、閲覧者により拡大指示情報が入力されない場合、本フローチャートの動作は終了する。
S163の後、画像処理部403は、拡大指示情報に従い、拡大中心として指定された被閲覧者の画像の重心点を中心として、拠点Bの撮像画像を(指定倍率−1)/nが加算された倍率になるように拡大する(S164)。ここで、「n」は、指定倍率に至るまで段階的に倍率を増加させるための分割数である。例えば、指定倍率が「4」であり、「n」が「6」である場合、画像処理部403は、第1段階として拠点Bの撮像画像を1.5倍に拡大する。そして、画像処理部403は、S168からS164に戻って再度拡大処理を行う場合、拠点Bの撮像画像を当初の2倍に拡大する。
また、画像処理部403は、傾き角推定部404により推定される各被閲覧者に関する傾き角θに応じ、各被閲覧者の被閲覧者側装置200に送信するための閲覧者画像に仮想接近の方向を示す画像処理を施す(S165)。ここで、仮想接近は「n」回に分割して段階的に行われるので、仮想接近の進捗に応じて各被閲覧者に関する傾き角θも段階的に変化する。
その後、画像処理装置400の通信部405は、拡大処理された拠点Bの撮像画像を閲覧者側装置100へ送信し(S176)、仮想接近の方向を示す画像処理が施された閲覧者画像を被閲覧者側装置200へ送信する(S178)。
画像処理装置400は、上述したS164〜S178の処理がn回繰り返されるまで、S164〜S178の処理を繰り返すことにより、仮想接近に伴う画像処理を終了する(S168)。
以上の一連の動作により、閲覧者には興味対象の被閲覧者を中心に拡大された拠点Bの撮像画像が、被閲覧者には仮想接近の方向を示す画像処理が施された閲覧者画像が、動的なズーム表現もしくは顔画像の回転表現として双方に提供される。
<<3.第2の実施形態>>
以上、本発明の第1の実施形態を説明した。続いて、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態によれば、被閲覧者の実空間上の位置を用いて傾き角θを推定することにより、傾き角θの精度を向上することが可能である
以上、本発明の第1の実施形態を説明した。続いて、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態によれば、被閲覧者の実空間上の位置を用いて傾き角θを推定することにより、傾き角θの精度を向上することが可能である
<3−1.第2の実施形態の構成>
図12は、第2の実施形態による画像処理システムの構成を示した説明図である。図1に示したように、第2の実施形態による画像通信システムは、閲覧者側装置100と、被閲覧者側装置200と、電子タグ207と、撮像装置300−2と、画像処理装置400−2と、複数の電波受信機7と、を備える。閲覧者側装置100および被閲覧者側装置200の構成は第1の実施形態において説明した通りであるので、ここでの詳細な説明を省略する。
図12は、第2の実施形態による画像処理システムの構成を示した説明図である。図1に示したように、第2の実施形態による画像通信システムは、閲覧者側装置100と、被閲覧者側装置200と、電子タグ207と、撮像装置300−2と、画像処理装置400−2と、複数の電波受信機7と、を備える。閲覧者側装置100および被閲覧者側装置200の構成は第1の実施形態において説明した通りであるので、ここでの詳細な説明を省略する。
撮像装置300−2は、電子タグ207を備える点で第1の実施形態による撮像装置300と相違する。また、電子タグ207は、図12に示したように被閲覧者によっても携帯される。この電子タグ207は、電子タグ207を識別するためのID情報などを発信する電波発信装置である。
なお、複数の遠隔拠点に複数のメンバが分散するような環境下における遠隔コミュニケーション支援システムにおいては、複数のメンバの空間内位置情報が有用なコミュニケーション情報として映像や音情報と共に遠隔で相互提供される可能性が高い。この位置情報を検出するためにメンバやシステム機材が電子タグ207を日常的に備える状況が、遠隔コミュニケーション支援システムの普及と共に一般化する可能性が高いため、電子タグ関連機材のシステムへの導入障壁は比較的低いと考えられる。
複数の電波受信機7の各々は、電子タグ207が発信した電波を受信し、電波の受信強度を測定する。例えば、電波受信機7Aおよび7Bは、被閲覧者が携帯する電子タグ207が発信した電波を受信し、電波の受信強度を測定する。そして、複数の電波受信機7の各々は、電波送信元の電子タグ207のID情報および受信強度情報が関連付けられた測定結果情報を画像処理装置400−2に送信する。なお、電波受信機7は、無線LANのアクセスポイントであってもよい。
第2の実施形態による画像処理装置400−2は、図12に示したように、記憶部402、画像処理部403、通信部405、位置推定部406および傾き角推定部408を備える。主に、位置推定部406および傾き角推定部408が第1の実施形態による画像処理装置400と異なる機能である。
位置推定部406は、複数の電波受信機7から受信される測定結果情報に基づき、電子タグ207が設けられた撮像装置300−2、および電子タグ207を携帯する各被閲覧者の位置を推定する。例えば、位置推定部406は、同一の電子タグ207の送信電波を受信した複数の電波受信機7における受信強度および複数の電波受信機7の既知の位置に基づき、三角測量の原理に従って当該電子タグ207の位置を推定してもよい。
なお、被閲覧者によって携帯される電子タグ207のID情報は、撮像装置300−2が用いる被閲覧者の人物特定情報と事前に紐付けられている。このため、画像処理装置400−2は、拠点Bの撮像画像に含まれる被閲覧者の人物特定が行われると、当該被閲覧者の位置も特定することが可能である。
傾き角推定部408は、位置推定部406により推定された撮像装置300−2の位置および被閲覧者の位置に基づき、各被閲覧者の位置および仮想視点位置を結ぶ直線と仮想接近の方向とが成す傾き角θを推定する。以下、傾き角推定部408による傾き角の推定方法について具体的に説明する。
<3−2.第2の実施形態による傾き角の推定方法>
図13は、撮像装置300−2および被閲覧者の位置関係の具体例を示した説明図である。傾き角推定部408は、位置推定部406により推定された撮像装置300−2の実際の位置および被閲覧者DおよびEの位置に基づき、被閲覧者EおよびD間の距離DE、撮像装置300−2および被閲覧者D間の距離WD、撮像装置300−2および被閲覧者E間の距離WEを算出する。ここで、拡大中心が被閲覧者Eである場合の被閲覧者Dに関する傾き角θV1、および距離DE、WD、WEは、余弦定理に従う下記数式2を満たす。
cosθV1=(WD^2+WE^2−DE^2)/(2*WD*WE)
(数式2)
図13は、撮像装置300−2および被閲覧者の位置関係の具体例を示した説明図である。傾き角推定部408は、位置推定部406により推定された撮像装置300−2の実際の位置および被閲覧者DおよびEの位置に基づき、被閲覧者EおよびD間の距離DE、撮像装置300−2および被閲覧者D間の距離WD、撮像装置300−2および被閲覧者E間の距離WEを算出する。ここで、拡大中心が被閲覧者Eである場合の被閲覧者Dに関する傾き角θV1、および距離DE、WD、WEは、余弦定理に従う下記数式2を満たす。
cosθV1=(WD^2+WE^2−DE^2)/(2*WD*WE)
(数式2)
傾き角推定部408は、上記の数式2から、傾き角θV1を推定することが可能である。このため、被閲覧者Eへの仮想接近が行われる際、被閲覧者Dには、最初の画像(拡大開始前に送信される画像)として、ヨー角方向に傾き角θV1の大きさ回転された閲覧者画像が送信される。
また、傾き角推定部408は、位置推定部406により推定された被閲覧者の位置などに基づき、画像の拡大に伴う変化後の傾き角θも推定する。
図14は、仮想接近時の撮像装置300−2および被閲覧者の位置関係の具体例を示した説明図である。上述したように、仮想接近を撮像装置300−2による被閲覧者への仮想的な距離接近と考えると、仮想接近後の撮像装置300−2の仮想的な位置を図14の仮想視点位置W’のように設定できる。傾き角推定部408は、この仮想視点位置W’および被閲覧者E間の距離W’Eを、距離WEに拡大倍率の逆数を乗じることで算出する。例えば、拡大倍率が「3」である場合、距離W’E=WE/3が成り立つ。また、角度W’EDは、図13に示した仮想接近前の角度WEDと等しいので、傾き角推定部408は、図13に示した距離DE、WD、およびWEから余弦定理に従い角度W’ED(角度WED)を算出できる。
さらに、傾き角推定部408は、上記で算出した距離W’E、角度W’ED、および距離DEから余弦定理に従い、仮想接近時の傾き角θV2を推定することが可能である。
画像処理装置400が、上述した方法により推定された傾き角θV2だけ回転された閲覧者画像を、画像拡大処理された拠点Bの撮像画像から被閲覧者Dがフレームアウトもしくは顔検出されなくなるまで被閲覧者Dに段階的に配信することにより、本発明の第1の実施形態よりも精度の高い仮想接近の方向を示す画像処理が施された閲覧者画像の配信を実現できる。
<3−3.第2の実施形態の補足>
なお、第2の実施形態の構成では、上記検出位置情報と余弦定理を用いた方法に加え、第1の実施形態の方法、すなわち、被閲覧者画像の顔領域画面からフレームアウトする瞬間の傾き角θを最大値のπ/2とみなして画面内表示位置に応じて傾き角θを求める方法を実施することも可能である。第1の実施形態の方法では、配信された閲覧者画像の傾き角θがπ/2に近いほど被閲覧者画像の拠点B画像内表示位置が画面端であり自身が興味対称でないことが被閲覧者にわかりやすいというメリットがあり、第2の実施例の方法では、高精度の傾き角θが求められることにより閲覧者の仮想接近位置との関係性を被閲覧者がより正確に把握できるというメリットがある。
なお、第2の実施形態の構成では、上記検出位置情報と余弦定理を用いた方法に加え、第1の実施形態の方法、すなわち、被閲覧者画像の顔領域画面からフレームアウトする瞬間の傾き角θを最大値のπ/2とみなして画面内表示位置に応じて傾き角θを求める方法を実施することも可能である。第1の実施形態の方法では、配信された閲覧者画像の傾き角θがπ/2に近いほど被閲覧者画像の拠点B画像内表示位置が画面端であり自身が興味対称でないことが被閲覧者にわかりやすいというメリットがあり、第2の実施例の方法では、高精度の傾き角θが求められることにより閲覧者の仮想接近位置との関係性を被閲覧者がより正確に把握できるというメリットがある。
また、第2の実施形態における画像通信システムの動作は、傾き角θの算出方法に電子タグ207の位置情報と余弦定理を用いること以外は基本的に第1の実施形態の動作と同一である。具体的には、第2の実施形態では、図14のS231において、「画像処理装置400の通信部405が、閲覧者側装置100から拠点Aの閲覧者画像および顔領域情報を受信し、撮像装置300から拠点Bの撮像画像、顔領域情報および人物特定情報を受信する」ことに加えて、「画像処理装置400の通信部405が、電波受信機7から測定結果情報を受信し、位置推定部が被閲覧者の位置を推定する」処理が追加される。
<<4.変形例>>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、以下に列挙するような各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、以下に列挙するような各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
(変形例1)
上記では、閲覧者画像から顔領域が検出されなかった場合、すなわち、拠点Bの撮像画像の閲覧行為がないと考えられる場合でも、拠点Bの撮像画像が閲覧者側装置100に送信される例を説明した。これは、本実施形態による画像通信システムがインフォーマルな遠隔コミュニケーションを支援するシステムであり、基本的に、閲覧行為があるか否かに関わらず常時遠隔拠点の画像を流し続けることがシステムの目的に対して効果的であるという考えによる仕様である。しかし、消費電力の節約や、通信データ量の削減の観点を重視する場合、閲覧者の顔領域が検出された場合にのみ拠点Bの撮像画像を閲覧者側装置100に送信するように画像処理装置400を設計してもよい。
上記では、閲覧者画像から顔領域が検出されなかった場合、すなわち、拠点Bの撮像画像の閲覧行為がないと考えられる場合でも、拠点Bの撮像画像が閲覧者側装置100に送信される例を説明した。これは、本実施形態による画像通信システムがインフォーマルな遠隔コミュニケーションを支援するシステムであり、基本的に、閲覧行為があるか否かに関わらず常時遠隔拠点の画像を流し続けることがシステムの目的に対して効果的であるという考えによる仕様である。しかし、消費電力の節約や、通信データ量の削減の観点を重視する場合、閲覧者の顔領域が検出された場合にのみ拠点Bの撮像画像を閲覧者側装置100に送信するように画像処理装置400を設計してもよい。
(変形例2)
上記では、被閲覧者を含む拠点Bの撮像画像を閲覧者が閲覧している場合に閲覧者情報を被閲覧者の被閲覧者側装置200に通知する例を説明したが、本実施形態はかかる例に限定されない。例えば、拠点Bの撮像画像に人物画像が含まれていても、当該人物画像の情報量が少ない場合(人物画像が小さい場合)、閲覧者は当該人物画像を意図して見ているわけでない、すなわち、その人物は閲覧者の関心対象の被閲覧者でないと捉えられる。そこで、画像処理装置400は、拠点Bの撮像画像に含まれる人物画像(あるいは、顔領域)の情報量が閾値を下回る場合には当該人物の被閲覧者側装置200に閲覧者情報を通知せず、情報量が閾値を上回る場合に当該人物の被閲覧者側装置200に閲覧者情報を通知してもよい。
上記では、被閲覧者を含む拠点Bの撮像画像を閲覧者が閲覧している場合に閲覧者情報を被閲覧者の被閲覧者側装置200に通知する例を説明したが、本実施形態はかかる例に限定されない。例えば、拠点Bの撮像画像に人物画像が含まれていても、当該人物画像の情報量が少ない場合(人物画像が小さい場合)、閲覧者は当該人物画像を意図して見ているわけでない、すなわち、その人物は閲覧者の関心対象の被閲覧者でないと捉えられる。そこで、画像処理装置400は、拠点Bの撮像画像に含まれる人物画像(あるいは、顔領域)の情報量が閾値を下回る場合には当該人物の被閲覧者側装置200に閲覧者情報を通知せず、情報量が閾値を上回る場合に当該人物の被閲覧者側装置200に閲覧者情報を通知してもよい。
(変形例3)
上記では、仮想接近の方向を示す画像処理として、二次元の閲覧者画像を奥行きの無い一枚の平面に見たて、閲覧者画像をヨー角(yaw angle)方向に傾き角θ分回転させる画像処理を行う例を説明したが、仮想接近の方向を示す他の画像処理も考えられる。例えば、画像処理部403は、図15に示すように、被閲覧者側装置200の閲覧者画像表示エリア220における閲覧者画像222の表示位置を、拠点Bの撮像画像における被閲覧者の位置に応じて変化させてもよい。より具体的には、画像処理部403は、図9を参照して説明した(Wnta/Wtar)の値が1に近いほど、すなわち、被閲覧者の位置が拡大された拠点Bの撮像画像の画面端に近くなるほど、閲覧者画像222の表示位置を閲覧者画像表示エリア220の端に寄せてもよい。
上記では、仮想接近の方向を示す画像処理として、二次元の閲覧者画像を奥行きの無い一枚の平面に見たて、閲覧者画像をヨー角(yaw angle)方向に傾き角θ分回転させる画像処理を行う例を説明したが、仮想接近の方向を示す他の画像処理も考えられる。例えば、画像処理部403は、図15に示すように、被閲覧者側装置200の閲覧者画像表示エリア220における閲覧者画像222の表示位置を、拠点Bの撮像画像における被閲覧者の位置に応じて変化させてもよい。より具体的には、画像処理部403は、図9を参照して説明した(Wnta/Wtar)の値が1に近いほど、すなわち、被閲覧者の位置が拡大された拠点Bの撮像画像の画面端に近くなるほど、閲覧者画像222の表示位置を閲覧者画像表示エリア220の端に寄せてもよい。
第2の実施形態における傾き角θを求める方法では、正確性の高い傾き角θが表現できる代わりに、拡大処理された拠点Bの撮像画像内における被閲覧者画像表示位置に関する情報は第1の実施例の方法よりも分かり難くなってしまう場合も想定される。しかし、変形例3による上記表現方法を併用すると、正確性の高い傾き角θの表現と拠点Bの撮像画像における被閲覧者の位置情報の提供という、第1と第2の実施形態の双方のメリットを併せ持つ情報提示が可能となる。
(変形例4)
上記では、閲覧者画像が二次元画像である例を説明したが、閲覧者画像として三次元の立体画像を用いることも可能である。この場合、画像処理部403は、三次元の閲覧者画像をヨー角(yaw angle)方向に傾き角θの大きさ回転させたように見えるような画像処理を行ってもよい。なお、閲覧者側装置100における撮像部101を複数台にして多眼ステレオ法を用いる、または、画像処理部403に二次元顔画像から三次元頭部形状を推定し生成する演算機能を実装するなどの方法により、三次元の閲覧者画像を得ることが可能である。
上記では、閲覧者画像が二次元画像である例を説明したが、閲覧者画像として三次元の立体画像を用いることも可能である。この場合、画像処理部403は、三次元の閲覧者画像をヨー角(yaw angle)方向に傾き角θの大きさ回転させたように見えるような画像処理を行ってもよい。なお、閲覧者側装置100における撮像部101を複数台にして多眼ステレオ法を用いる、または、画像処理部403に二次元顔画像から三次元頭部形状を推定し生成する演算機能を実装するなどの方法により、三次元の閲覧者画像を得ることが可能である。
(変形例5)
上記では閲覧者が1名の被閲覧者を拡大中心に指定する例を説明したが、複数名の被閲覧者が集まって会話を行っているなど、近距離に複数名が固まって存在している場合、閲覧者は複数名の被閲覧者を拡大中心に指定してもよい。この場合、画像処理装置400は、例えば、複数名の画像内存在位置の平均的な重心点を画像拡大処理の中心点とし、選択した複数名の被閲覧者には同様に傾き角=0の閲覧者画像を配信してもよい。
上記では閲覧者が1名の被閲覧者を拡大中心に指定する例を説明したが、複数名の被閲覧者が集まって会話を行っているなど、近距離に複数名が固まって存在している場合、閲覧者は複数名の被閲覧者を拡大中心に指定してもよい。この場合、画像処理装置400は、例えば、複数名の画像内存在位置の平均的な重心点を画像拡大処理の中心点とし、選択した複数名の被閲覧者には同様に傾き角=0の閲覧者画像を配信してもよい。
(変形例6)
さらに、閲覧者は、被閲覧者を拡大中心に指定せずに拡大指示を入力することも可能である。例えば、閲覧者は、拠点Bの撮像画像内の任意の一点を指定し、画像処理装置400は、指定された画像上の一点を中心に拠点Bの撮像画像を拡大してもよい。この場合、画像処理装置400は、指定された画像上の一点に最も近い位置に映っている被閲覧者一名を仮想接近の対象となる被閲覧者とみなし、閲覧者画像に上述した仮想接近の方向を示す画像処理を施してもよい。または、画像処理装置400は、仮想接近の対象となる被閲覧者を特に設定せず、拠点Bの撮像画像内に映り存在がシステムに認識されたすべて被閲覧者の被閲覧者側装置200に対し、上述した仮想接近の方向を示す画像処理を施した閲覧者画像を配信してもよい。
さらに、閲覧者は、被閲覧者を拡大中心に指定せずに拡大指示を入力することも可能である。例えば、閲覧者は、拠点Bの撮像画像内の任意の一点を指定し、画像処理装置400は、指定された画像上の一点を中心に拠点Bの撮像画像を拡大してもよい。この場合、画像処理装置400は、指定された画像上の一点に最も近い位置に映っている被閲覧者一名を仮想接近の対象となる被閲覧者とみなし、閲覧者画像に上述した仮想接近の方向を示す画像処理を施してもよい。または、画像処理装置400は、仮想接近の対象となる被閲覧者を特に設定せず、拠点Bの撮像画像内に映り存在がシステムに認識されたすべて被閲覧者の被閲覧者側装置200に対し、上述した仮想接近の方向を示す画像処理を施した閲覧者画像を配信してもよい。
(変形例7)
また、第2の実施形態においては、各被閲覧者が電子タグ207を携帯する例を説明したが、電子タグ207は、被閲覧者側装置200に設けられてもよい。この場合、画像処理装置400−2の位置推定部406が、被閲覧者側装置200の位置を、被閲覧者側装置200を所有する被閲覧者の位置として推定することにより、上述した第2の実施形態と同様の運用を実現することが可能である。
また、第2の実施形態においては、各被閲覧者が電子タグ207を携帯する例を説明したが、電子タグ207は、被閲覧者側装置200に設けられてもよい。この場合、画像処理装置400−2の位置推定部406が、被閲覧者側装置200の位置を、被閲覧者側装置200を所有する被閲覧者の位置として推定することにより、上述した第2の実施形態と同様の運用を実現することが可能である。
(変形例8)
また、第2の実施形態においては、画像処理装置400−2側で被閲覧者の位置を推定する例を説明したが、第2の実施形態はかかる例に限定されない。例えば、被閲覧者により携帯される端末が無線電波の受信強度に基づいて現在位置を推定し、位置推定の結果を画像処理装置400−2に報告してもよい。
また、第2の実施形態においては、画像処理装置400−2側で被閲覧者の位置を推定する例を説明したが、第2の実施形態はかかる例に限定されない。例えば、被閲覧者により携帯される端末が無線電波の受信強度に基づいて現在位置を推定し、位置推定の結果を画像処理装置400−2に報告してもよい。
(その他)
本明細書の画像処理システムの処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、画像処理システムの処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
本明細書の画像処理システムの処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、画像処理システムの処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、画像処理装置400などの各装置に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述した画像処理装置400などの各装置の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
7 電波受信機
12 ネットワーク
100 閲覧者側装置
101 撮像部
102 顔検出部
103 表示部
104 入力部
105 通信部
200 被閲覧者側装置
203 表示部
205 通信部
207 電子タグ
300 撮像装置
301 撮像部
302 顔検出部
303 顔認識部
305 通信部
400 画像処理装置
402 記憶部
403 画像処理部
404、408 傾き角推定部
405 通信部
406 位置推定部
12 ネットワーク
100 閲覧者側装置
101 撮像部
102 顔検出部
103 表示部
104 入力部
105 通信部
200 被閲覧者側装置
203 表示部
205 通信部
207 電子タグ
300 撮像装置
301 撮像部
302 顔検出部
303 顔認識部
305 通信部
400 画像処理装置
402 記憶部
403 画像処理部
404、408 傾き角推定部
405 通信部
406 位置推定部
Claims (11)
- 第1の撮像画像の閲覧者が利用する閲覧者側装置から、前記第1の撮像画像における拡大中心を指定する指定情報、および前記閲覧者の画像を含む第2の撮像画像を受信する受信部と、
前記第2の撮像画像を、前記第1の撮像画像に含まれる人物の位置と、前記指定情報により指定される拡大中心との関係に応じて処理する画像処理部と、
前記画像処理部により処理された前記第2の撮像画像を、前記第1の撮像画像に含まれる人物が利用する被閲覧者側装置に送信する送信部と、
を備える、画像処理装置。 - 前記受信部は、前記第1の撮像画像をさらに受信し、
前記送信部は、前記指定情報により指定された拡大中心を基準に拡大された前記第1の撮像画像を前記閲覧者側装置に送信する、請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理部は、前記受信部により受信された前記第1の撮像画像に対し、前記指定情報により指定された拡大中心を基準とする拡大処理を段階的に施す、請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記画像処理装置は、
前記第1の撮像画像を得る際の実空間における実視点位置、および前記拡大中心に対応する実空間上の対象の位置を結ぶ方向線と、拡大された第1の撮像画像を得る際の実空間における仮想視点位置、および前記第1の撮像画像に含まれる人物の実空間上の位置を結ぶ方向線とが成す傾き角を推定する傾き角推定部をさらに備え、
前記画像処理部は、前記傾き角推定部により推定された前記傾き角に応じて前記第2の撮像画像を処理する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 前記傾き角推定部は、第1の撮像画像の水平幅に対する、前記拡大中心と前記第1の撮像画像に含まれる人物の位置との前記第1の撮像画像上での距離の大きさに基づいて前記傾き角を推定する、請求項4に記載の画像処理装置。
- 前記拡大中心に対応する実空間上の対象は人物であり、
前記傾き角推定部は、前記拡大中心に対応する人物の実空間上の推定位置、前記第1の撮像画像に含まれる人物の実空間上の推定位置、および前記仮想視点位置に基づいて前記傾き角を推定する、請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理部は、前記第2の撮像画像を平面に見立てた場合にヨー角方向に前記傾き角の大きさ回転された前記第2の撮像画像が得られるような画像処理を行う、請求項4〜6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記ヨー角方向に回転される前記傾き角の最大値は2/πである、請求項7に記載の画像処理装置。
- 前記画像処理部は、前記被閲覧者側装置において表示される前記閲覧者の画像の位置が、前記第1の撮像画像に含まれる人物の位置と前記拡大中心との関係に応じて変化するように画像処理を行う、請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- コンピュータを、
第1の撮像画像の閲覧者が利用する閲覧者側装置から、前記第1の撮像画像における拡大中心を指定する指定情報、および前記閲覧者の画像を含む第2の撮像画像を受信する受信部と、
前記第2の撮像画像を、前記第1の撮像画像に含まれる人物の位置と、前記指定情報により指定される拡大中心との関係に応じて処理する画像処理部と、
前記画像処理部により処理された前記第2の撮像画像を、前記第1の撮像画像に含まれる人物が利用する被閲覧者側装置に送信する送信部と、
として機能させるための、プログラム。 - 閲覧者側装置、被閲覧者側装置および画像処理装置からなる画像処理システムであって、
前記閲覧者側装置は、
第1の撮像画像を表示する第1の表示部を備え、
前記画像処理装置は、
前記閲覧者側装置から、前記第1の撮像画像における拡大中心を指定する指定情報、および前記閲覧者の画像を含む第2の撮像画像を受信する受信部と、
前記第2の撮像画像を、前記第1の撮像画像に含まれる人物の位置と、前記指定情報により指定される拡大中心との関係に応じて処理する画像処理部と、
前記画像処理部により処理された前記第2の撮像画像を、前記第1の撮像画像に含まれる人物が利用する前記被閲覧者側装置に送信する送信部と、
を備え、
前記被閲覧者側装置は、前記画像処理装置の前記送信部から受信した前記第2の撮像画像を表示する第2の表示部を備える、画像処理システム。
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| JP2013036970A JP5541384B1 (ja) | 2013-02-27 | 2013-02-27 | 画像処理装置、プログラムおよび画像処理システム |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013036970A JP5541384B1 (ja) | 2013-02-27 | 2013-02-27 | 画像処理装置、プログラムおよび画像処理システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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|---|---|---|---|---|
| US11520456B2 (en) * | 2020-09-25 | 2022-12-06 | Apple Inc. | Methods for adjusting and/or controlling immersion associated with user interfaces |
Citations (1)
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|---|---|---|---|---|
| JP2007221437A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Canon Inc | 遠隔会議システム |
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Non-Patent Citations (4)
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|---|
| CSNG201100247002; 金丸 利文: '超臨場感技術' 映像情報メディア学会誌 第65巻 第5号 The Journal of The Institute of Image Information and Tele 第65巻, 20110501, 第615頁-第619頁, (社)映像情報メディア学会 * |
| CSNJ201310051216; 深澤 伸一: Human Interface 2012 九州から発信するデザイン戦略 [DVD-ROM] ヒューマ , 20120907, 第1007頁-第1010頁 * |
| JPN6014013956; 深澤 伸一: Human Interface 2012 九州から発信するデザイン戦略 [DVD-ROM] ヒューマ , 20120907, 第1007頁-第1010頁 * |
| JPN6014013958; 金丸 利文: '超臨場感技術' 映像情報メディア学会誌 第65巻 第5号 The Journal of The Institute of Image Information and Tele 第65巻, 20110501, 第615頁-第619頁, (社)映像情報メディア学会 * |
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