JP5543392B2 - 共重合体、ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
本発明の共重合体は、少なくとも1,3−ブタジエン及び下記一般式(I)で表される化合物を共重合して得られる。上記共重合体は、下記一般式(I)で表される化合物で主鎖が変性されているため、該化合物(特に、該化合物中に含まれる酸素原子)とフィラーとの相互作用が生じ、フィラーの分散性が向上するとともに、共重合体の動きが拘束される。その結果、ヒステリシスロスが低減して低燃費性が改善でき、また、良好なウェットグリップ性能も得られ、これらの性能を相乗的に改善できる。
また、rが2以上の場合、それぞれのR2は、同一であっても異なってもよい。
本発明の共重合体は、少なくとも一方の末端が、末端変性剤(末端を変性する変性剤)により変性されていることが好ましい。末端変性剤としては、窒素、酸素及びケイ素からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含む官能基を有する変性剤が好ましい。
ミノプロピルトリメトキシシラン、ビス(2−エチルヘキサノエート)スズ、ビス(2−メチルブトキシ)メチルクロロシラン、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノキシエタノールフルオレンジグリシジルエーテル、ビス(メチルジエトキシシリルプロピル)アミン、ビス(メチルジメトキシシリルプロピル)−N−メチルアミン、ヒドロキシメチルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2−エチルヘキシルオキシ)シラン、ビニルベンジルジエチルアミン、ビニルベンジルジメチルアミン、ビニルベンジルトリブチルスズ、ビニルベンジルピペリジン、ビニルベンジルピロリジン、ピロリジン、フェニルイソシアナート、フェニルイソチオシアナート、(フェニルアミノメチル)メチルジメトキシシラン、(フェニルアミノメチル)メチルジエトキシシラン、フタル酸アミド、ヘキサメチレンジイソシアナート、ベンジリデンアニリン、ポリジフェニルメタンジイソシアネート、ポリジメチルシロキサン、メチル−4−ピリジルケトン、メチルカプロラクタム、メチルトリエトキシシラン、メチルトリフェノキシシラン、ラウリルチオプロピオン酸メチル、四塩化ケイ素等があげられる。
主鎖が変性された本発明の共重合体は、例えば、1,3−ブタジエン及び一般式(I)で表される化合物と、必要に応じて、一般式(II)で表される化合物、スチレンとを共重合することにより製造でき、具体的には、以下の製造方法で製造できる。また、主鎖及び末端が変性された本発明の共重合体は、例えば、更に必要に応じて、得られた上記主鎖が変性された共重合体の少なくとも一方の末端に上記変性剤を反応させることにより製造でき、具体的には、以下の製造方法で製造できる。
上記共重合体の重合方法については特に制限はなく、溶液重合法、気相重合法、バルク重合法のいずれも用いることができるが、特に一般式(I)で表される化合物の安定性の観点から、溶液重合法が好ましい。また、重合形式は、回分式及び連続式のいずれであってもよい。
アニオン重合を行う場合、重合開始剤としては特に制限はないが、有機リチウム化合物が好ましく用いられる。上記有機リチウム化合物としては、炭素数2〜20のアルキル基を有するものが好ましく、例えばエチルリチウム、n−プロピルリチウム、イソプロピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、tert−オクチルリチウム、n−デシルリチウム、フェニルリチウム、2−ナフチルリチウム、2−ブチル−フェニルリチウム、4−フェニル−ブチルリチウム、シクロヘキシルリチウム、シクロペンチルリチウム、ジイソプロペニルベンゼンとブチルリチウムとの反応生成物などが挙げられるが、これらの中で、入手容易性、安全性などの観点からn−ブチルリチウム又はsec−ブチルリチウムが好ましい。
上記有機リチウム化合物を重合開始剤として用い、アニオン重合によって共重合体を製造する方法としては、特に制限はなく、従来公知の方法を用いることができる。具体的には、反応に不活性な有機溶剤、例えば脂肪族、脂環族、芳香族炭化水素化合物などの炭化水素系溶剤中において、ブチルリチウムなどを重合開始剤とし、必要に応じてランダマイザーの存在下で、1,3−ブタジエン及び一般式(I)で表される化合物と、必要に応じて、一般式(II)で表される化合物、スチレンなどとをアニオン重合させればよい。なお、アニオン重合後に、必要に応じて、公知の老化防止剤や、重合反応を停止する目的でアルコールなどを加えてもよい。
上記炭化水素系溶剤としては、炭素数3〜8のものが好ましく、例えばプロパン、n−ブタン、イソブタン、n−ペンタン、イソペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、プロペン、1−ブテン、イソブテン、トランス−2−ブテン、シス−2−ブテン、1−ペンテン、2−ペンテン、1−ヘキセン、2−ヘキセン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどを挙げることができる。
また、上記ランダマイザーとは、共重合体中の共役ジエン部分のミクロ構造制御(例えば、ブタジエンにおける1、2−結合の増加など)や、共重合体におけるモノマー単位の組成分布の制御(例えば、ブタジエン−スチレン共重合体におけるブタジエン単位、スチレン単位のランダム化など)などの作用を有する化合物のことである。このランダマイザーとしては、特に制限はなく、従来ランダマイザーとして一般に使用されている公知の化合物の中から任意のものを用いることができる。例えば、ジメトキシベンゼン、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ビステトラヒドロフリルプロパン、トリエチルアミン、ピリジン、N−メチルモルホリン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、1,2−ジピペリジノエタンなどのエーテル類及び第三級アミン類などを挙げることができる。また、カリウム−t−アミレート、カリウム−t−ブトキシドなどのカリウム塩類、ナトリウム−t−アミレートなどのナトリウム塩類も用いることができる。
なお、Mwは、重合時に使用する重合開始剤の量を変更するなどの方法により適宜調節することができ、後述の実施例の方法で測定できる。
(ゴム成分)
上記共重合体はゴム組成物のゴム成分として使用できる。ゴム成分100質量%中の共重合体の含有量は、好ましくは3質量%以上、より好ましくは5質量%以上、更に好ましくは10質量%以上である。3質量%未満であると、低燃費性及びウェットグリップ性能の改善効果が得られにくい傾向がある。また、共重合体の含有量は、好ましくは50質量%以下、より好ましくは35質量%以下、更に好ましくは25質量%以下である。50質量%を超えると、高コストになる傾向がある。
本発明のゴム組成物は、補強剤としてシリカを配合することが好ましい。上記共重合体によってシリカの分散が促進され、低燃費性及びウェットグリップ性能の向上効果を高めることができる。使用できるシリカとしては特に限定されず、タイヤ工業において一般的なものを使用できる。また、シリカは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
なお、シリカのBET法によるチッ素吸着比表面積は、ASTM D3037−81に準拠した方法により測定することができる。
本発明では、シリカとともに、シランカップリング剤を使用することが好ましい。シランカップリング剤としては特に限定されず、従来からタイヤ分野において汎用されているものを使用でき、例えば、スルフィド系、メルカプト系、ビニル系、アミノ系、グリシドキシ系、ニトロ系、クロロ系シランカップリング剤などが挙げられる。なかでも、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)ジスルフィドなどのスルフィド系を好適に使用できる。補強性改善効果などの点から、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド及び3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィドが特に好ましい。これらのシランカップリング剤は単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明のゴム組成物は、老化防止剤を含むことができる。老化防止剤としては、アミン系、フェノール系、イミダゾール系の各化合物や、カルバミン酸金属塩、ワックスなどを適宜選択して使用することが可能である。
本発明のゴム組成物は、軟化剤を含むことができる。軟化剤としては、石油系軟化剤、脂肪油系軟化剤、脂肪酸などが挙げられる。軟化剤の含有量は、ウェットグリップ性能を低下させる危険性が少ないという理由から、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは100質量部以下である。
本発明のゴム組成物は、加硫剤を含むことができる。加硫剤としては、有機過酸化物、硫黄系加硫剤などを使用できる。なかでも、本発明の効果が良好に得られるという点から、硫黄系加硫剤が好ましく、硫黄がより好ましい。
本発明のゴム組成物は、加硫促進剤を含むことができる。加硫促進剤としては、例えば、スルフェンアミド系、チアゾール系、チウラム系、チオウレア系、グアニジン系、ジチオカルバミン酸系、アルデヒド−アミン系、アルデヒド−アンモニア系、イミダゾリン系、キサンテート系加硫促進剤などが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明のゴム組成物は、加硫助剤を含むことができる。加硫助剤としては、ステアリン酸、酸化亜鉛(亜鉛華)などを使用することができる。
本発明のゴム組成物には、その他の補強剤、各種オイル、可塑剤、カップリング剤などのタイヤ用又は一般のゴム組成物用に配合される各種配合剤及び添加剤を配合することができる。また、これらの配合剤、添加剤の含有量も一般的な量とすることができる。
本発明のゴム組成物は、従来公知の製造方法により製造することができ、その製造方法が限定されるものではない。例えば、上記各成分をバンバリーミキサーや混練ロールなどの混練機を用いて、通常の方法及び条件で混練することによって製造することができる。
本発明の空気入りタイヤは、上記ゴム組成物を用いて通常の方法で製造される。
すなわち、上記成分を配合したゴム組成物を、未加硫の段階でトレッドなどの形状にあわせて押出し加工し、他のタイヤ部材とともに、タイヤ成型機上にて通常の方法で成形することにより、未加硫タイヤを形成する。この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧することにより空気入りタイヤを得る。
DMF:関東化学(株)製N,N−ジメチルホルムアミド
水素化ナトリウム:関東化学(株)製
トリエチレングリコールモノブチルエーテル:関東化学(株)製
4−クロロメチルスチレン:和光純薬工業(株)製
オクタエチレングリコールモノブチルエーテル:アルドリッチ社製
トルエン:関東化学(株)製
4−ビニルベンズアルデヒド:シグマアルドリッチ社製
1−ブタノール:関東化学(株)製
p−トルエンスルホン酸:関東化学(株)製
t−ブチルカテコール:関東化学(株)製
エチレングリコール:関東化学(株)製
n−ヘキサン:関東化学(株)製
スチレン:関東化学(株)製
1,3−ブタジエン:東京化成工業(株)製
テトラメチルエチレンジアミン:関東化学(株)製
n−ブチルリチウム:関東化学(株)製の1.6M n−ブチルリチウムヘキサン溶液
2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール:大内新興化学工業(株)製のノクラック200
変性剤(1):アヅマックス(株)製の3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルトリメトキシシラン
変性剤(2):アヅマックス(株)製の3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
(化合物A)
充分に窒素置換した三つ口フラスコにDMF100mL、水素化ナトリウム1.8gを加え、0℃でトリエチレングリコールモノブチルエーテル13gを滴下した。室温で1時間撹拌後、再び0℃に冷却し、4−クロロメチルスチレン7.5gを滴下し、そのまま1時間撹拌した。得られた溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、抽出、濃縮、カラム精製の処理により精製し、下記構造式で表される化合物Aを得た。(R1=メチレン基、R2=エチレン基、R3=n−ブチル基、r=3)
トリエチレングリコールモノブチルエーテルの代わりにオクタエチレングリコールモノブチルエーテル22gを添加する以外は化合物Aと同様の処方により、下記構造式で表される化合物Bを得た。(R1=メチレン基、R2=エチレン基、R3=n−ブチル基、r=8)
(化合物C)
充分に窒素置換した三つ口フラスコにトルエン100mL、4−ビニルベンズアルデヒド5.3g、1−ブタノール8.9g、p−トルエンスルホン酸5mg、t−ブチルカテコール1mgを添加し、110℃で2時間還流させた。その後、得られた溶液を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、ろ過、濃縮し、さらに減圧蒸留で精製し、下記構造式で表される化合物C(4−ビニルベンズアルデヒドジブチルアセタール)を得た。(R4、R5=n−ブチル基、R6=水素原子)
1−ブタノールの代わりにエチレングリコール4.1gを添加する以外は化合物Cと同様の処方により、下記構造式で表される化合物D(4−ビニルベンズアルデヒドエチレンアセタール)を得た。(R4、R5=連結したエチレン基、R6=水素原子)
下記により得られた共重合体の分析は以下の方法で行った。
共重合体の重量平均分子量Mwは、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)(東ソー(株)製GPC−8000シリーズ、検出器:示差屈折計、カラム:東ソー(株)製のTSKGEL SUPERMALTPORE HZ−M)による測定値を基に標準ポリスチレン換算により求めた。
共重合体の構造同定は、日本電子(株)製JNM−ECAシリーズの装置を用いて行った。測定結果から、共重合体中の化合物A、化合物B、化合物C、化合物D、スチレン、及び1,3−ブタジエンの含有量を算出した。
(共重合体(1))
充分に窒素置換した耐圧容器にn−ヘキサン1500mL、スチレン10.4g、1,3−ブタジエン43.2g、化合物A0.27g、テトラメチルエチレンジアミン0.2mmol、n−ブチルリチウム0.12mmolを加えて、0℃で48時間撹拌した。その後、アルコールを加えて反応を止め、反応溶液に2,6−tert−ブチル−p−クレゾール1gを添加後、再沈殿精製により共重合体(1)を得た。分析の結果、Mwは480000、化合物A含有量は0.5質量%、スチレン含有量は20質量%であった。
化合物Aの代わりに化合物Bを0.27g加える以外は共重合体(1)と同様の処方により共重合体(2)を得た。分析の結果、Mwは500000、化合物B含有量は0.5質量%、スチレン含有量は21質量%であった。
化合物Aを0.16g加える以外は共重合体(1)と同様の処方により共重合体(3)を得た。分析の結果、Mwは460000、化合物A含有量は0.3質量%、スチレン含有量は21質量%であった。
化合物Aを0.81g加える以外は共重合体(1)と同様の処方により共重合体(4)を得た。分析の結果、Mwは520000、化合物A含有量は1.5質量%、スチレン含有量は16質量%であった。
スチレンを加えない以外は共重合体(1)と同様の処方により共重合体(5)を得た。分析の結果、Mwは560000、化合物A含有量は0.6質量%であった。
テトラメチルエチレンジアミン8mmol、n−ブチルリチウム5mmolを加える以外は共重合体(1)と同様の処方により共重合体(6)を得た。分析の結果、Mwは20000、化合物A含有量は0.5質量%、スチレン含有量は20質量%であった。
充分に窒素置換した耐熱容器にn−ヘキサン1500mL、スチレン100mmol、1,3−ブタジエン800mmol、テトラメチルエチレンジアミン0.2mmol、n−ブチルリチウム0.12mmolを加えて、0℃で48時間撹拌した。その後、アルコールを加えて反応を止め、反応溶液に2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール1gを添加後、再沈殿精製により共重合体(7)を得た。分析の結果、Mwは470000、スチレン含有量は19質量%であった。
充分に窒素置換した耐熱容器にn−ヘキサン1500mL、スチレン100mmol、1,3−ブタジエン800mmol、化合物A5mmol、テトラメチルエチレンジアミン0.2mmol、n−ブチルリチウム0.12mmolを加えて、0℃で48時間攪拌した。その後、変性剤(1)を0.15mmol加えて0℃で1時間攪拌した。その後、アルコールを加えて反応を止め、反応溶液に2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール1gを添加後、再沈殿精製により共重合体(8)を得た。分析の結果、Mwは500000、化合物A含有量は1.2質量%、スチレン含有量は19質量%であった。
変性剤(1)の代わりに変性剤(2)を加える以外は共重合体(8)と同様の処方により共重合体(9)を得た。分析の結果、Mwは490000、化合物A含有量は1.3質量%、スチレン含有量は18質量%であった。
化合物Aを1mmol加える以外は共重合体(8)と同様の処方により共重合体(10)を得た。分析の結果、Mwは460000、化合物A含有量は0.3質量%、スチレン含有量は21質量%であった。
化合物Aの代わりに、化合物Bを5mmol加える以外は共重合体(8)と同様の処方により共重合体(11)を得た。分析の結果、Mwは510000、化合物B含有量は1.4質量%、スチレン含有量は19質量%であった。
スチレンを加えない以外は共重合体(8)と同様の処方により共重合体(12)を得た。分析の結果、Mwは560000、化合物A含有量1.6質量%であった。
テトラメチルエチレンジアミン8mmol、n−ブチルリチウム5mmolを加える以外は共重合体(8)と同様の処方により共重合体(13)を得た。分析の結果、Mwは20000、化合物A含有量は1.2質量%、スチレン含有量は20質量%であった。
充分に窒素置換した耐熱容器にn−ヘキサン1500ml、スチレン100mmol、1,3−ブタジエン800mmol、化合物A2.5mmol、化合物C2.5mmol、テトラメチルエチレンジアミン0.2mmol、n−ブチルリチウム0.12mmolを加えて、0℃で48時間攪拌した。その後、アルコールを加えて反応を止め、反応溶液に2,6−tert−ブチル−p−クレゾール1gを添加後、再沈殿精製により共重合体(14)を得た。分析の結果、Mwは500000、化合物A含有量は0.9質量%、化合物C含有量は0.7質量%、スチレン含有量19質量%であった。
化合物Cの代わりに、化合物Dを2.5mmol加える以外は共重合体(14)と同様の処方により共重合体(15)を得た。分析の結果、Mwは510000、化合物A含有量は0.9質量%、化合物D含有量は0.7質量%、スチレン含有量19質量%であった。
化合物Aの代わりに、化合物Bを2.5mmol加える以外は共重合体(15)と同様の処方により共重合体(16)を得た。分析の結果、Mwは510000、化合物B含有量は1.4質量%、化合物D含有量は0.7質量%、スチレン含有量19質量%であった。
スチレンを加えない以外は共重合体(14)と同様の処方により共重合体(17)を得た。分析の結果、Mwは520000、化合物A含有量は0.9質量%、化合物C含有量は0.7質量%であった。
テトラメチルエチレンジアミン8mmol、n−ブチルリチウム5mmolを加える以外は共重合体(14)と同様の処方により共重合体(18)を得た。分析の結果、Mwは20000、化合物A含有量は0.9質量%、化合物C含有量は0.7質量%、スチレン含有量20質量%であった。
充分に窒素置換した耐熱容器にn−ヘキサン1500mL、スチレン100mmol、1,3−ブタジエン800mmol、化合物A2.5mmol、化合物C2.5mmol、テトラメチルエチレンジアミン0.2mmol、n−ブチルリチウム0.12mmolを加えて、0℃で48時間攪拌した。その後、変性剤(1)を0.15mmol加えて0℃で1時間攪拌した。その後、アルコールを加えて反応を止め、反応溶液に2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール1gを添加後、再沈殿精製により共重合体(19)を得た。分析の結果、Mwは500000、化合物A含有量は0.7質量%、化合物C含有量は0.7質量%、スチレン含有量は19質量%であった。
変性剤(1)の代わりに変性剤(2)を加える以外は共重合体(19)と同様の処方により共重合体(20)を得た。分析の結果、Mwは490000、化合物A含有量は0.7質量%、化合物C含有量は0.8質量%、スチレン含有量は20質量%であった。
化合物Cの代わりに、化合物Dを2.5mmol加える以外は共重合体(19)と同様の処方により共重合体(21)を得た。分析の結果、Mwは460000、化合物A含有量は0.7質量%、化合物D含有量は0.5質量%、スチレン含有量は20質量%であった。
化合物Aの代わりに、化合物Bを2.5mmol加える以外は共重合体(21)と同様の処方により共重合体(22)を得た。分析の結果、Mwは500000、化合物B含有量は0.7質量%、化合物D含有量は0.6質量%、スチレン含有量は19質量%であった。
スチレンを加えない以外は共重合体(19)と同様の処方により共重合体(23)を得た。分析の結果、Mwは560000、化合物A含有量0.9質量%、化合物C含有量は0.8質量%であった。
テトラメチルエチレンジアミン8mmol、n−ブチルリチウム5mmolを加える以外は共重合体(19)と同様の処方により共重合体(24)を得た。分析の結果、Mwは20000、化合物A含有量は0.8質量%、化合物C含有量は1.1質量%、スチレン含有量は20質量%であった。
以下に、実施例及び比較例で用いた各種薬品について説明する。
NR:RSS#3
BR:宇部興産(株)製のウベポールBR150B
SBR:JSR(株)製のSL574
共重合体(1)〜(24):上記方法で合成
シリカ:デグッサ社製のウルトラシルVN3(N2SA:175m2/g)
シランカップリング剤:デグッサ社製のSi69(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)
老化防止剤:大内新興化学工業(株)製のノクラック6C(N−1,3−ジメチルブチル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
ステアリン酸:日油(株)製のステアリン酸
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の亜鉛華1号
硫黄:鶴見化学(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤(1):大内新興化学工業(株)製のノクセラーCZ
加硫促進剤(2):大内新興化学工業(株)製のノクセラーD
また、上記未加硫ゴム組成物をトレッドの形状に成形し、他のタイヤ部材とともに貼り合わせて未加硫タイヤを形成し、170℃の条件下で10分間プレス加硫し、試験用タイヤ(サイズ195/65R15)を製造した。
得られた加硫ゴム組成物及び試験用タイヤについて以下に示す試験方法により低燃費性及びウェットグリップ性能を評価した。
(低燃費性)
得られた加硫ゴム組成物について、(株)上島製作所製スペクトロメーターを用いて、動的歪振幅1%、周波数10Hz、温度50℃でtanδを測定した。そして、下記計算式により測定結果を指数表示した。指数が大きいほど転がり抵抗が小さく、低燃費性に優れることを示す。
(低燃費性指数)=(比較例1のtanδ)/(各配合のtanδ)×100
(株)上島製作所製フラットベルト式摩擦試験機(FR5010型)を用いてウェットグリップ性能を評価した。上記加硫ゴム組成物からなる幅20mm、直径100mmの円筒形のゴム試験片をサンプルとして用い、速度20km/時間、荷重4kgf、路面温度20℃の条件で、路面に対するサンプルのスリップ率を0〜70%まで変化させ、その際に検出される摩擦係数の最大値を読みとった。そして、下記計算式により測定結果を指数表示した。指数が大きいほどウェットグリップ性能に優れることを示す。
(ウェットグリップ性能(1)指数)=(各配合の摩擦係数の最大値)/(比較例1の摩擦係数の最大値)×100
水を撒いて湿潤路面としたテストコースにて、上記試験用タイヤを排気量2000ccの国産FR車に装着し、速度70km/hで制動し、タイヤに制動をかけてから停車するまでの走行距離(制動距離)を測定した。そして、下記計算式により測定結果を指数表示した。指数が大きいほどウェットグリップ性能に優れることを示す。
(ウェットグリップ性能(2)指数)=(比較例1の制動距離)/(各配合の制動距離)×100
Claims (14)
- 末端が窒素、酸素及びケイ素からなる群より選択される少なくとも1種の原子を含む官能基を有する変性剤で変性されている請求項1又は2記載の共重合体。
- 少なくとも前記1,3−ブタジエン及び前記一般式(I)で表される化合物とともに、スチレンを共重合して得られる請求項1〜3のいずれかに記載の共重合体。
- 前記一般式(I)中、R1、R2及びR3で表される炭化水素基の炭素数が1〜10である請求項1〜4のいずれかに記載の共重合体。
- 前記一般式(I)中、rが1〜30の整数である請求項1〜5のいずれかに記載の共重合体。
- 前記一般式(II)中、R4、R5及びR6で表される炭化水素基の炭素数が1〜10である請求項2記載の共重合体。
- 前記一般式(I)で表される化合物の含有量が0.05〜35質量%である請求項1〜7のいずれかに記載の共重合体。
- 前記一般式(II)で表される化合物の含有量が0.05〜35質量%である請求項2又は7記載の共重合体。
- 請求項1〜10のいずれかに記載の共重合体を含むゴム組成物。
- ゴム成分100質量%中、前記共重合体の含有量が3質量%以上である請求項11記載のゴム組成物。
- ゴム成分100質量部に対して、シリカを5〜150質量部含む請求項11又は12記載のゴム組成物。
- 請求項11〜13のいずれかに記載のゴム組成物を用いて作製した空気入りタイヤ。
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