JP5544196B2 - 立体駐車場用電気自動車充電システム、及び立体駐車場用電気自動車充電方法 - Google Patents

立体駐車場用電気自動車充電システム、及び立体駐車場用電気自動車充電方法 Download PDF

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Description

本発明は、電気自動車用の立体駐車設備に適用される充電システム及び充電方法に関し、電力会社から供給される動力系電力を立体駐車場の入出庫動作時間外にて有効利用すると共に、負荷を平準化して立体駐車場の契約電力内にて電気自動車に対しての充電サービスを提供することを目的とする。
さらに本発明は、複数の電気自動車用の充電設備を備えた立体駐車場に関するものであって、1台以上の駐車自動車が充電中に、他の自動車の入庫或いは出庫により立体駐車場の駆動動力系電力を使用することにより契約電力を超える場合には、既に駐車して充電中の特定の1台以上の自動車への充電を一時中断または抑制して負荷平準化し、契約電力内にて電気自動車に対する充電サービスを提供することを目的とする。
現在、電気自動車用充電システムとして発表されているシステムでは、電気自動車充電設備が複数台動作した場合、商用電力の供給能力が十分で無いと過電流によりブレーカ断などのトラブルが発生することもある。さらに、立体駐車場に電気自動車充電設備が併設された場合は、複数の電気自動車用への充電と立体駐車場の駆動動力系電力の使用のために、従来は商用系の契約電力を増強して対応していたためランニングコスト増加の要因になっていた。
このような技術的背景において、非特許文献1においては、「充電にあたっては夜間電力が使用できる11時〜午前8時の時間帯を最大限に活用。電池残量や翌日の出発時間、移動距離などEVユーザーの利用情報をもとに、複数の充電パターンを検証する。具体的にはソフトウエアによる制御で充電時間をずらし、必要な電流「アンペア数」(同時に充電するEV台数)を絞り込んで効率的に充電を行うシステムを構築する。」等の記載のように、普及期に入る電気自動車用充電設備のインフラ整備に関する記事が紹介されている。
非特許文献2においては、i−CHARGERシステムの開発が紹介されており、集合住宅用の宅配荷物預かり発送システム「宅配ボックス」の機能を活用し、充電使用者を認証することで、いつ、誰が、どれだけ充電したかを把握でき、マンション管理者は充電状況を容易に管理できるシステムとなっている。そのシステムでは居住者は宅配ボックス認証用カードを充電ユニット(親機)にかざし、子機電源をONにし電気自動車へ充電できる。充電器利用時間は宅配ボックスで管理、集計され、管理組合などから居住者に使用料金を請求することができる。充電器サポートは、宅配ボックスで確立している24時間のフリーダイヤルサポートを使用でき、万が一のトラブルにも24時間対応可能としている。
特開平10−30354号公報(特許文献1)には、電気自動車の充電を可能とした駐車場が開示されており、車をパレットに載せて塔内へ格納するエレベータ式立体駐車場に、電気自動車用充電装置を設け、該充電装置に接続されるパレット用コネクタと車に接続される車側コネクタとを、前記パレットに設けたことを特徴としている。
特開2007−282383号公報(特許文献2)には、通勤用に使用されているが昼間の電力需要ピーク時には使用されていない電気自動車等の自動車のバッテリーを利用して、低コストで電力負荷の平準化を図ることを課題として、バッテリーに貯えた電力を、電力会社から電気の供給を受ける電力需要者である事業所における電力需要ピーク時に放出して、電力負荷の平準化を図り、事業所において電力需要非ピーク時に、各自動車所有者の深夜電力を利用して、複数の自動車の各バッテリーを充電し、この充電した自動車のバッテリーに貯えた電力を、事業所において事業所の電力需要ピーク時に放電するように構成した発明が開示されている。
特開2008−263712号公報(特許文献3)には、電気自動車充電用ではないが、街中に設置されたコンセントの管理、予約、及びコンセントから供給される電力の制御と課金を可能にし、利用者にとって利便性・安全性の高い電力供給サービスシステムが開示されている。その解決手段として、固有のコンセントを付与した高機能コンセント(差込接続器)に制御機能と通信機能を組み込み、コンセントとその設置場所、コンセントの種類(形状、電圧、電流等)をサーバで管理し、ウェブサーバにてコンセントの設置場所や種類を公開する。コンセントの使用日時や必要な電力量などの予約を受け付け、予約内容に従ってサーバからの制御情報を受けてコンセントから当該コンセントに接続される機器への電力供給を制御する。
電気新聞:2009年12月15日 どうするEV充電 最適システムの模索「一斉充電」を制御 標準化見据え実証続々 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091125−00000014−rps−ind
特開平10−30354号公報 特開2007−282383号公報 特開2008−263712号公報
立体駐車場は、通常、動力系(3相交流)と商用系(3相交流または単相交流)の2系統の電力を電力会社より供給を受けている。今後、電気自動車用充電設備を備える駐車場は増えるが、複数台の電気自動車を同時充電するためには、商用系の契約電力を増やす必要があり、ランニングコストが増加する要因となっていた。本発明はこの課題を解決しようとするものである。
本発明の立体駐車場用電気自動車充電システムは、複数の入庫スペースを備えた立体駐車場用の電気自動車充電システムであって、前記複数の入庫スペースの少なくとも1つのスペースには当該スペースに入庫された自動車に対して充電を可能にする充電設備を備えており、各駐車自動車に対する充電制御はローカルマネジメント装置により達成されており、
該ローカルマネジメント装置は、本立体駐車場用電気自動車充電システム全体の電力使用を統括的に管理制御する統括管理制御手段と、各駐車自動車に対して充電に使用する電力の供給及び停止(負荷電流抑制を含む)を監視し制御する充電電力供給制御手段と、駐車場を駆動する電力を制御する駐車場駆動電力制御手段と、本立体駐車場用電気自動車充電システム全体の電力使用を予測演算する使用電力演算手段とを備えており、
少なくとも1台の駐車自動車の充電中に、他の自動車の入庫或いは出庫命令が発生した場合には、前記使用電力演算手段により立体駐車場全体の予想される必要電力量を予測演算し、前記統括管理制御手段が契約電力内に収まるか否かを判断して、契約電力内に収まると判断した場合には前記他の自動車を入庫或いは出庫させるために立体駐車場駆動用の動力系に電力を供給し、契約電力を超えると判断した場合には充電中の少なくとも1台の駐車自動車に対する充電を一時中断または抑制して、前記他の自動車を入庫或いは出庫させるために立体駐車場駆動用の動力系に電力を供給し、その入出庫が終了した際に前記中断または抑制していた少なくとも1台の駐車自動車に対する充電を再開するように構成したことを特徴とする。
さらに、本発明の立体駐車場用電気自動車充電システムは、少なくとも1台の駐車自動車の充電中に、他の自動車の入庫或いは出庫命令が発生した場合には、立体駐車場全体の必要電力量を予測演算して契約電力内に収まるか否かを判断し、契約電力を超えると判断した場合には充電中の駐車自動車内の充電開始時間の早い自動車の充電から順に一時中断または抑制するように構成したことを特徴とする。
本発明の立体駐車場用電気自動車充電方法は、複数の入庫スペースを備えた立体駐車場用の電気自動車充電方法であって、前記複数の入庫スペースの少なくとも1つのスペースには当該スペースに入庫された自動車に対して充電を可能にする充電設備を備えており、各駐車自動車に対する充電制御はローカルマネジメント装置により達成されており、
該ローカルマネジメント装置により、各駐車自動車に対して充電に使用する電力の監視をしており、少なくとも1台の駐車自動車の充電中に、他の自動車の入庫或いは出庫命令が発生した場合には、充電中の少なくとも1台の駐車自動車に対する充電を一時中断または抑制して、前記他の自動車を入庫或いは出庫させるために立体駐車場駆動用の動力系に電力を供給し、その入出庫が終了した際に前記中断または抑制していた少なくとも1台の駐車自動車に対する充電を再開するように構成し、新規の充電予約が入った場合については、ローカルマネジメント装置は立体駐車場全体の必要電力量を予測演算して契約電力内に収まるか否かを判断し、契約電力を超えないと判断した場合には新規の予約に対する充電を開始し、契約電力を超えると判断した場合には、充電完了などにより新規の予約に対する充電に必要となる電力が確保され次第、順次充電を開始するように構成したことを特徴とする。
本発明の立体駐車場用電気自動車充電システム及び電気自動車充電方法は、ローカルマネジメント装置が、その電力使用を当該立体駐車場の契約電力内に収めるよう制御する為、電力基本料金を抑えた立体駐車場用電気自動車充電システムが構築出来るものである。
また、本発明の立体駐車場用電気自動車充電システム及び電気自動車充電方法は、立体駐車場の動力系電力は、車両入出庫の動作以外には利用されていないため、非動作時間での電力を利用し充電設備に供給することで、新たに商用系電力を増設すること無く、複数台の自動車に対する充電が可能となる。
図1は、本発明の立体駐車場用電気自動車充電システムの一例を示すシステム構成図。 図2は、本発明の立体駐車場用電気自動車充電システムの運用方法の一例を示す動作フローチャート(入庫・充電設備利用可否判断まで)。 図3は、本発明の立体駐車場用電気自動車充電システムの運用方法の一例を示す動作フローチャート(入庫・充電設備利用可否判断までの別実施例)。 図4は、本発明の立体駐車場用電気自動車充電システムの運用方法の一例を示す動作フローチャート(契約電力範囲内か否かの判断)。 図5は、本発明の立体駐車場用電気自動車充電システムの運用方法の一例を示す動作フローチャート(契約電力範囲内での電力制御)。 図6は、駐車場用電気自動車充電システムのローカルマネジメント装置の実施例を示す概略構成図。
以下、図面を参照しながら本発明の立体駐車場用電気自動車充電システムを実施するための形態及びそのシステムを用いた立体駐車場用電気自動車充電方法を説明する。
本発明の立体駐車場用電気自動車充電システム100は、電気自動車に対して充電可能な充電設備を備えた複数の駐車場パレット370,370,370・・・と、充電設備を備えていない複数駐車場パレット390,390・・・とを備えている。ここで電気自動車に対する充電設備とは、充電装置210,210,210・・・(普通充電装置、中速充電装置、急速充電装置の区別は図示なし)又は電源コンセント220等であれば特に限定をするものではない。本発明の立体駐車場用電気自動車充電システム100は、図1に示すように、全体的には電気自動車に対する充電設備とその共用の操作部としての入出庫操作部270(カード読取機を含む)から構成されている。また、図1に示す立体駐車場用電気自動車充電システム100では、立体駐車場としての駐車パレットとして充電設備付き駐車場パレット370と充電設備なし駐車場パレット390とを別に描いているが、これは電気自動車充電用設備を備えた駐車パレットを別設備として構成するという意味合いではない。電気自動車の割合が100%となることは近い将来では有り得ないから、大型の立体駐車場になると全ての駐車パレットに電気自動車充電用設備を備えることにはならないだろうとの程度の意味合いである。また、全ての充電設備付き駐車場パレット370或いは一部の充電設備付き駐車場パレット370を立体駐車場に敷設した電気自動車充電駐車場として平置きで構成しても良い。立体倉庫式の駐車場であれば、幾つかの充電スペースを用意しておき、充電が完了したパレットを倉庫式の駐車スペースに移動することも考えられる。これらの管理は、後段で説明するローカルマネジメント装置200において統括的に管理・制御される。
本発明の立体駐車場用電気自動車充電システム100への電力供給は、電力会社から積算電力計250までは1系統にまとめて供給を受けているが、積算電力計250以降の電気自動車充電用設備に対する電力供給と、立体駐車場の駐車パレットの駆動用動力への電力供給は別経路により達成されている。この実施例においては、動力系と商用系の2系統の電力として夫々に分電盤260,280を介して供給されている。図1中の太線が電力供給線であり、供給された電力量は積算電力計250よりも下流側に夫々設けた電力センサ230(電気自動車充電設備用)及び290(立体駐車場駆動動力用)で測られている。つまり、立体駐車場の駆動系に用いられる電力は共用電力であるが、個々の電気自動車の充電に用いられる電力は個人使用の電力であるとの観点からも電力センサは充電設備付き駐車場パレット370別に設ける必要がある。
本発明の立体駐車場用電気自動車充電システム100の監視・制御はローカルマネジメント装置200により達成されている。図1中の細線が、制御信号線である。本発明の立体駐車場用電気自動車充電システム100は、一般の立体駐車場利用者による入出庫操作開始のスイッチ(図示なし)押下動作もしくは、会員制等のカード等による認証により立体駐車場への入出庫動作が開始される。この利用者による入出庫開始操作が行われたことを検出すると、ローカルマネジメント装置200は、現在の供給電力の合計(現在充電に使用中の合計電力Pcm)と入出庫動作電力(この入出庫動作により必要とされる電力Pio)の合計(Pcm+Pio)を計算し、契約電力(Pb)を超えるか否かを判断する。契約電力を超えると判断した場合(Pb<Pcm+Pio)には、現在充電中の少なくとも1台の充電設備への電源供給を一時停止(負荷電流抑制を含む)し、立体駐車場の動力系に電力を供給して、契約電力内に収める様に動作し、効率良く動力系電力を駐車自動車の充電用電力としても利用できるものである。そして、自動車の入出庫動作を完了すると、一時停止(負荷電流抑制を含む)していた駐車自動車の充電設備への電源供給を再開するように構成している。
本発明の立体駐車場用電気自動車充電システム100は、立体駐車場の駆動系の電力センサ290と、充電設備側の複数台の充電設備210,210,220の電力センサ230とをセンサネットワークにてローカルマネジメント装置200と結び、各負荷の電力を監視しておき、契約電力(Pb)を超えないように、立体駐車場駆動系の制御盤360及び充電設備210,210または充電スイッチ240への電源供給を制御することで、負荷の平準化を図ることができるものである。
また本発明の立体駐車場用電気自動車充電システム100は、カード読取機等を備えた入出庫操作部270からの入力情報(立体駐車場のみを利用、駐車中に充電装置(普通、中速、高速)を利用して充電又はコンセントによる充電を利用等の立体駐車場利用希望に関する情報)と、負荷電力(刻々の充電開始・終了等による立体駐車場用電気自動車充電システム全体の負荷電力)の変化を基にして、各電気自動車の充電開始時刻と終了予定時刻を管理する。そして入庫の際には、ローカルマネジメント装置200により、入庫して充電を希望する電気自動車に対して充電開始可能な時刻と終了予定時刻を、各時間帯の入出庫頻度(カレンダー情報と共に記憶しておく)を基に予測した上で入出庫操作部270に表示する。それにより、利用者の希望に沿うことが出来ずに利用者が充電を希望しないと判断した場合には、充電希望のキャンセルを可能とし駐車のみを可能、或いは退出を可能とする。
また、以上で説明したローカルマネジメント装置200によって、現在の供給電力合計(現在充電に使用中の合計電力Pcm)と入出庫動作電力(特定の自動車の入出庫動作により必要とされる電力Pio)の合計(Pcm+Pio)を計算し、契約電力(Pb)を超えるか否かを判断する。契約電力を超える場合(Pb<Pcm+Pio)には、現在充電中の少なくとも1台の充電設備への電源供給を一時停止(負荷電流抑制を含む)する考え方は、現在の供給電力合計(現在充電に使用中の合計電力Pcm)と新規に充電予約した電気自動車に対する新たな充電開始を行えるか否かの判断においても適用することが可能である。つまり、現在充電中の供給電力合計と新規充電電力の合計が契約電力(Pb)を超過する場合については、新規の充電を抑止し、現在充電中のどれか一つ以上の充電の完了により負荷容量に空きが出来次第、順次、抑止を解除して新規充電を開始するように構成することが可能である。この状況は入庫時の操作でも予測はつくので、前述のキャンセルを選択する利用者もいるが、この手順は空き待ちの駐車充電予約に便利である。
また、以上で説明したローカルマネジメント装置200にて、基準となる契約電力(Pb)は近隣ビルより供給される場合があり、各時間帯の電力使用実績(カレンダー情報と共に記憶しておく)を基に予測した上で、変化させる場合があり、変更のタイミングにて再計算を実施し制御する。
このシステムに加えて、駐車中或いは入庫時に、自動車側からバッテリーの現実の充電状態を適宜通信手段により取得する構成を採用することにより、入出庫依頼或いは新規充電の開始等のイベント発生の際に、現状でバッテリー充電が十分な電気自動車を優先して停止(負荷電流抑制を含む)対象とすることで、充電不足の電気自動車を優先して充電可能なよう配慮することが可能となる。なお、この際も各駐車自動車の充電終了予定時刻は順次更新する。
次に、図2、図3及び図4を参照しながら本発明の立体駐車場用電気自動車充電システムの動作手順(充電方法)を説明する。
駐車場利用会員の利用者(事前の入会手続等を行う)が立体駐車場の共用操作部270に対してカード等による入庫認証を得るか、又は会員でない利用者が入庫依頼のために開始スイッチ操作する(S10)。その際に、各利用者は充電設備の利用希望の有無を入力し、ローカルマネジメント装置200は利用者の入力操作から利用者による充電設備の利用希望の有無を判断する(S15)。この充電設備利用希望の有無の入力は、会員の場合は、事前に充電希望を登録しておき、その充電希望を記録した会員カードをかざすことによって入力することが可能であるし、非会員の場合は入庫希望と同時に充電希望をボタン操作によって入力することにより対応が可能である。
これにより、ローカルマネジメント装置200は、当該利用者の充電設備の利用希望有無を知り(S15)、充電設備の利用希望がある場合には、さらに利用可能な充電設備の有無を判断する(S20)。これによって、利用可能な充電設備の有無を入庫操作部270に表示をする。利用可能な充電設備が1台以上ある場合には、利用可能な充電設備を表示し、用意されている複数の充電パターンの表示も行う(S35)。利用者は、この表示を見て自分が希望する充電が可能か否かから、立体駐車場の利用及び充電設備の利用の可否を判断する(S40)。
本発明の充電システム及び充電方法においては、表示された充電パターンの中に自分が希望する充電パターンが見当たらない場合には、自分の希望を変更して充電をするか否かを問い合わせるように構成されている(S50)。当初希望した充電パターンを変更して充電を希望する場合は変更操作を行う(S55)。この変更操作は、駐車場として受け入れ可能な充電パターンの表示が為され、それを選択することにより実行される。つまり、即時満タン充電を希望した利用者がいた場合に、即時満タン充電は不可能であるが、aa時bb分からcc時dd分までのee分の普通充電であれば可能との具合である。このような代替充電パターンの表示によっても、自分の希望と相違すると判断すれば、充電希望をキャンセルすることができる。そして、当該駐車場での充電も駐車もキャンセルして他の駐車場を利用する等の場合には、そのまま退出することになる(S30)。充電はキャンセルして駐車のみとした利用者は、C=0として(S75)次のステップに進む。
S40で、自分が希望する充電パターンが表示されている場合、及びS65で変更する充電パターンを入力した場合には、C=1として次のステップ(S80)に進む。本明細書においては、このように駐車をして充電を希望する新規利用者による充電希望付き駐車依頼を新規充電駐車依頼と表現する。新規充電駐車依頼の利用者にはC=1のフラグが立てられ、充電は希望せず駐車場のみの利用者にはC=0のフラグが立てられている。つまり、利用者の充電設備の利用希望がありの場合はC=1とし、充電設備の利用希望がなしの場合はC=0として処理を行うものである。
本発明の立体駐車場用電気自動車充電システムにおいては、新規充電駐車依頼の利用者が利用可能な充電装置210または電源コンセント220がある場合には、ローカルマネジメント装置200が当該入庫自動車に対する充電開始/終了予定時刻から成る充電スケジュールを演算し、当該充電スケジュールを入庫操作部270に表示し、利用者の当該駐車場利用可否の判断は、この表示を見て行われる。それ以外にも、本発明の立体駐車場用電気自動車充電システムに対して携帯電話機等を用いて接続して、充電設備の予約を行う場合には当該携帯電話機等の表示装置上に利用可能な充電パターンを表示して選択可能とすることもできる。
この入庫時の希望する充電パターン選択のプロセスは、図2に示すステップに限るものではない。別方式として、図3に示すように、駐車場利用会員の利用者が立体駐車場の共用操作部270に対してカード等による入庫認証を得るか、又は会員でない利用者が入庫依頼のために開始スイッチ操作する(S10)。それにより、利用可能な充電設備の有無を判断する(S12)。これによって、利用可能な充電設備が1台以上ある場合には、利用可能な充電設備を表示し、用意されている複数の充電パターンの表示も行う(S35)。利用者は、この表示を見て自分が希望する充電が可能か否かから、立体駐車場の利用及び充電設備の利用の可否を判断する(S42)。
上記S42で、表示されている充電パターンでの充電を希望する場合には、C=1として次のステップ(S80)に進む。上記S42で、表示されている充電パターンでの充電を希望しない場合には、充電をキャンセルして駐車を行うか否かの判断を問われ、充電をしないで駐車のみをする場合にはステップ(S75)に進み、充電ができないならば駐車も希望しない場合には退出する(S30)。
本発明の立体駐車場用電気自動車充電システムのローカルマネジメント装置200は常に全ての充電装置210,210及び電源コンセント220への供給電力及び立体駐車場の駆動系への電力供給を監視している(S80)。それにより、全ての充電装置210,210及び電源コンセント220への供給電力の合計(Pcm)と入出庫動作電力(Pio)との合計(Pcm+Pio)が契約電力(Pb)を超えないように監視制御(Pb≧Pcm+Pio)している(S85,S90)。それにより、ローカルマネジメント装置200の近傍に設けられている表示装置(入庫操作部270に設けられている)が受け入れ可能な充電スケジュール(充電開始/終了予定時刻)を表示し、新規利用者に対して当該充電スケジュールに基づいた充電駐車を受諾するか否かの選択を要求する。
新規利用者は、表示装置(入庫操作部270に設けられている)に表示された充電スケジュールが自分の意向に沿わない場合には、充電指示のキャンセルを指定(S40→S50)し、当該共用駐車場から退出(S30)するか、充電はせずに駐車のみを希望することになる。そして、新規利用者が表示された充電スケジュールによる充電駐車を希望する場合(S40の有)には、操作ボタン等の指示により次のステップに進む。
このようにして新規充電駐車依頼が受け付けられると、(S80)において、ローカルマネジメント装置200が、現在充電操作を実行している全ての充電装置210,210及び電源コンセント220への供給電力の合計(既使用電力量Pcm)と新規入庫車両のための駐車場駆動に使用される入庫動作電力(Pio)との合計(Pcm+Pio)が契約電力(Pb)を超えるか否かを判定し(S85,S90)、その合計が契約電力を超えない(Pb≧Pcm+Pio)と判断した場合(S90のYES)には、新規充電駐車依頼の自動車の入庫動作を開始する。
ローカルマネジメント装置200が、上記合計電力量が契約電力を超える(Pb<Pcm+Pio)と判断した場合(S90のNO)には、充電中の電気自動車の内、充電開始時間が最も早いものより順次、充電装置210,210及び充電スイッチ240に対し充電停止(負荷電流抑制を含む)の指示を出す(S100)。それにより、充電停止(負荷電流抑制を含む)の指示を出した自動車の充電終了予定時刻(スケジュール)の更新が必要な場合には更新をする。
ローカルマネジメント装置200が、上記合計電力量が契約電力を超えない(Pb≧Pcm+Pio)と判断した場合(S90のYes)には、次のステップに進む(A)。図5の(S110)において、新規充電駐車依頼の自動車の駐車場への入出庫指示を行い、利用者は入庫後に充電をする場合は自動車と充電設備とを接続する。
以上の、ローカルマネジメント装置200による上記合計電力量が契約電力を超えるか否かの判断は、既使用充電電力量と出庫(別の利用者による充電終了車の出庫)に必要な駐車場駆動電力量の合計が契約電力を超えるか否かの判断にも適用されることは当然である。
次に、(S120)のNOのループにおいて、入出庫動作中は新規充電駐車依頼による充電の開始を抑止し、(S120)において入出庫動作が完了すると、(S130)において、ローカルマネジメント装置200は停止(負荷電流抑制を含む)していた充電装置210,210及び充電スイッチ240に対し充電再開を指示し、次いでC=0か否かをチェックする(S140)。ここで、(S25)で充電キャンセルが指示された自動車の場合にはC=0としてあり、C=0(つまり、充電設備の利用希望なし)の場合はENDとする。また、充電を希望する自動車が存在する場合(C=1)は、供給電力を監視し、負荷容量に空きが出来次第、(S150)乃至(S180)順次充電装置210,210及び充電スイッチ240に対し抑止を解除し、新規充電を開始する。
本発明の立体駐車場用電気自動車充電システムのローカルマネジメント装置200は、図6に示すように、本立体駐車場用電気自動車充電システム全体の電力使用を統括的に管理制御する統括管理制御手段201と、各駐車自動車に対して充電に使用する電力の供給、停止(負荷電流抑制を含む)を監視し制御する充電電力供給制御手段204と、駐車場を駆動する電力を制御する駐車場駆動電力制御手段203と、本立体駐車場用電気自動車充電システム全体の電力使用を予測演算する使用電力演算手段202とを備えている。そして、ローカルマネジメント装置200は、全ての充電装置210,210、電源コンセント220、立体駐車場の駆動系の動力400への電力供給を監視・制御している。
以上説明したが、本発明の立体駐車場用電気自動車充電方法は、立体駐車場を構成しない複数の充電設備を備える駐車場において、契約電力を超過させないためのデマンドコントロール機能としてのみ利用されることも想定する。
さらに、本発明の立体駐車場用電気自動車充電方法は、電力の供給を隣接するビルなどから供給される場合において、当該ビル全体の契約電力を超過しないよう制御することも可能であり、立体駐車場駆動用電力以外の要因により充電設備で使用する電力を制限する必要がある場合については、ローカルマネジメント装置は当該ビル全体の必要電力量を予測演算して契約電力内に収まるか否かを判断し、契約電力を超えると判断した場合には、充電中の少なくとも1台の駐車自動車に対する充電を一時中断または抑制し、充電設備への供給電力が確保されたことを確認後、前記中断または抑制していた少なくとも1台の駐車自動車に対する充電を再開するように構成したことを特徴とする。
100 立体駐車場用電気自動車充電システム
200 ローカルマネジメント装置
201 統括管理制御手段
202 使用電力演算手段
203 駐車場駆動電力制御手段
204 充電電力供給制御手段
210 充電設備
220 電源コンセント
230 電力センサ
240 充電スイッチ
250 積算電力計
260 分電盤/トランス
270 カード読取機・入出庫操作部
280 分電盤
290 電力センサ
310 電気自動車
320 電気自動車
330 電気自動車
360 制御盤
370 駐車場パレット
390 駐車場パレット
400 立体駐車場駆動用動力

Claims (3)

  1. 複数の入庫スペースを備えた立体駐車場用の電気自動車充電システムであって、前記複数の入庫スペースの少なくとも1つのスペースには当該スペースに入庫された自動車に対して充電を可能にする充電設備を備えており、各駐車自動車に対する充電制御はローカルマネジメント装置により達成されており、
    該ローカルマネジメント装置は、本立体駐車場用電気自動車充電システム全体の電力使用を統括的に管理制御する統括管理制御手段と、各駐車自動車に対して充電に使用する電力の供給及び停止(負荷電流抑制を含む)を監視し制御する充電電力供給制御手段と、駐車場を駆動する電力を制御する駐車場駆動電力制御手段と、本立体駐車場用電気自動車充電システム全体の電力使用を予測演算する使用電力演算手段とを備えており、
    少なくとも1台の駐車自動車の充電中に、他の自動車の入庫或いは出庫命令が発生した場合には、前記使用電力演算手段により立体駐車場全体の予想される必要電力量を予測演算し、前記統括管理制御手段が契約電力内に収まるか否かを判断して、契約電力内に収まると判断した場合には前記他の自動車を入庫或いは出庫させるために立体駐車場駆動用の動力系に電力を供給し、契約電力を超えると判断した場合には充電中の少なくとも1台の駐車自動車に対する充電を一時中断または抑制して、前記他の自動車を入庫或いは出庫させるために立体駐車場駆動用の動力系に電力を供給し、その入出庫が終了した際に前記中断または抑制していた少なくとも1台の駐車自動車に対する充電を再開するように構成したことを特徴とする立体駐車場用電気自動車充電システム。
  2. 請求項記載の立体駐車場用電気自動車充電システムにおいて、少なくとも1台の駐車自動車の充電中に、他の自動車の入庫或いは出庫命令が発生した場合には、立体駐車場全体の必要電力量を予測演算して契約電力内に収まるか否かを判断し、契約電力を超えると判断した場合には充電中の駐車自動車内の充電開始時間の早い自動車の充電から順に一時中断または抑制するように構成したことを特徴とする立体駐車場用電気自動車充電システム。
  3. 複数の入庫スペースを備えた立体駐車場用の電気自動車充電方法であって、前記複数の入庫スペースの少なくとも1つのスペースには当該スペースに入庫された自動車に対して充電を可能にする充電設備を備えており、各駐車自動車に対する充電制御はローカルマネジメント装置により達成されており、
    該ローカルマネジメント装置により、各駐車自動車に対して充電に使用する電力の監視をしており、少なくとも1台の駐車自動車の充電中に、他の自動車の入庫或いは出庫命令が発生した場合には、充電中の少なくとも1台の駐車自動車に対する充電を一時中断または抑制して、前記他の自動車を入庫或いは出庫させるために立体駐車場駆動用の動力系に電力を供給し、その入出庫が終了した際に前記中断または抑制していた少なくとも1台の駐車自動車に対する充電を再開するように構成し
    新規の充電予約が入った場合については、ローカルマネジメント装置は立体駐車場全体の必要電力量を予測演算して契約電力内に収まるか否かを判断し、契約電力を超えないと判断した場合には新規の予約に対する充電を開始し、契約電力を超えると判断した場合には、充電完了などにより新規の予約に対する充電に必要となる電力が確保され次第、順次充電を開始するように構成したことを特徴とする立体駐車場用電気自動車充電方法。
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