JP5545963B2 - 高炉羽口ブロックの構造物 - Google Patents
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図16に示すように、高炉羽口ブロック100は、羽口108が金属製の略円筒形状の羽口金物109により構成されており、羽口金物109の周りを、耐火物である複数の羽口ブロック101,102,103,104,105,106で保持する構成となっている。この高炉羽口ブロック100は、従来においては、図示のように複数の耐火物を組み合わせて形成されている。
したがって、上下前後のずれが発生した場合、羽口金物108と各羽口ブロック101,102,103,104,105,106とが干渉して羽口ブロック内の羽口金物108を損傷させる恐れがあるほか、羽口ブロック同士が損傷することもあった。
また、例えば羽口ブロック内に上下方向に貫通した縦目地があると、羽口下部ライニングの熱膨脹や変質による異常膨張が発生し、部分的な迫上がり及び高低差が生じ構造的に不安定になる恐れがあった。
(1)本発明にかかる高炉羽口ブロックの構造物は、高炉内に高温空気を供給する羽口が貫通するように構成された高炉羽口ブロックを複数並べた高炉羽口ブロックの構造物であって、
前記高炉羽口ブロックは、上下方向に複数のブロックに分割されてブロック間に横目地を有し、前記複数のブロックによって前記羽口の内壁を構成する羽口金物を全周囲にわたって囲む構造であり、
前記高炉羽口ブロック間の目地を構成する側面壁に、両側面壁に食い込む少なくともひとつのキー部材が設置され、
前記キー部材は前記羽口の中心軸線とほぼ平行に設置されており且つその設置位置が、少なくともひとつのキー部材の中心が前記高炉羽口ブロックの下側壁面から前記高炉羽口ブロック全高の15〜35%の位置になるように構成されていることを特徴とする。(請求項1)
このように、横目地と縦目地との交差する位置にキー部材を設けることにより、左右・上下に繋がった目地をキー部材にて一直線状ではないように構成することができるので、目地部分でのブロック間のずれを左右上下同時に防止できる。
なお、図1〜図3は第1実施形態の説明図であり、図1は高炉羽口ブロックの斜視図、図2は図1に示す高炉羽口ブロックの構造物を製作するときの並べた状態を示す斜視図、図3は図1のA−A線に沿った部分の断面図である。
図4及び図5は第2実施形態の説明図であり、図4は高炉羽口ブロックの斜視図、図5は図4に示す高炉羽口ブロックの構造物を製作するときの並べた状態を示す斜視図である。
図6及び図7は第3実施形態の説明図であり、図6は高炉羽口ブロックの斜視図、図7は図6に示す高炉羽口ブロックの構造物を製作するときの並べた状態を示す斜視図である。
図8及び図9は第4実施形態の説明図であり、図8は高炉羽口ブロックの斜視図、図9は図8に示す高炉羽口ブロックの構造物を製作するときの並べた状態を示す斜視図である。
図10〜図12は第5実施形態の説明図であり、図10は高炉羽口ブロックの斜視図、図11は図10に示す高炉羽口ブロックの構造物を製作するときの並べた状態を示す斜視図、図12は図11のC−C線に沿った部分の断面図である。
図13〜図15は本発明にかかる高炉羽口ブロックにおいて形成される溝に設置するキーレンガの変形例を示す斜視図である。
第1実施形態おいては、図1に示すように、高炉羽口ブロック1は、高炉内に高温空気を供給する羽口5が貫通するように構成されている。また、この羽口5は羽口金物3により構成されており、この羽口金物3を収容保持するように、上下に二分された上ブロック1aと下ブロック1bとからなる耐火物にて形成されている。
このように、縦目地8及び横目地4を構成する交差部分にキーレンガ91が設置されると、このキーレンガ91によって、各ブロック間の上下左右方向の動きが規制される。
本実施形態にかかる高炉羽口ブロック21は、上下方向に3分割された上ブロック21a、中ブロック21b、下ブロック21cからなり、溝27が縦目地8を構成するブロック側面壁26にブロック前後方向にそって二個ずつ4個形成される。
また、溝27は横目地4の端部に位置するように形成されており、縦目地8と横目地4との交差部分にキーレンガ93を配置することができる。
したがって、高炉羽口ブロック21間の組み合わせ構造を強固にすることができる。
本実施形態についても、溝27がブロック側面壁26の前後方向全長にわたって形成されていることにより、前掲の第1実施形態と同様にブロック間の結合力とブロックの施工性が優れるという効果を得ることが出来る。
本実施形態にかかる高炉羽口ブロック31は、大きな溝37が縦目地8を構成するブロック側面壁36に形成される。そして、この高炉羽口ブロック31は、上下方向に3分割された上ブロック31a、中ブロック31b、下ブロック31cからなり、二つの横目地4が溝37内に位置するようになっている。
この溝37には、キーレンガ94が、離れて略平行に設けられる複数の横目地4間を掛け渡すように配置される。
第4実施形態においては、羽口金物3を収容保持するように、上下に二分された上ブロック51aと下ブロック51bとからなる耐火物にて形成されている。
また、この高炉羽口ブロック51は、図示のごとく、上ブロック51aと下ブロック51bとにより羽口金物3を全周囲にわたって囲む構造で、横目地4の左右端部には溝57を構成するような凹みが形成され、さらに下ブロック51bには溝57を備えている。
このように、縦目地8及び横目地4を構成する交差部分にキーレンガ96が設置されると、このキーレンガ96によって、各ブロック間の上下左右方向の動きが規制され、また、下側の他のキーレンガ96によってもずれ防止作用を持たせることができる。
本実施形態にかかる高炉羽口ブロック71は、上下ブロック71a,71bを有し、溝77が縦目地8を構成するブロック側面壁46のブロック上下方向に沿って形成され、溝78が横目地4に対応する個所に設けられている。また、この横目地78はブロック後方側に開口している。
このように溝77が縦方向に沿って溝78が横方向に沿って設けられることにより、キーレンガ98とキーレンガ99とを設けることが出来、これにより高炉羽口ブロック71間の組み合わせ構造を極めて強固にすることができる。
上記の各実施形態に適応したキーレンガは、直方体の形状を採用したが、本発明においては上記実施形態に限定するものではなく、例えば図13〜図15に示すような形状を採用することできる。
図13には、円柱形状のキーレンガ81を示す。
このキーレンガ81を受容する溝は、図示しないが、半円筒形の溝となる。
図14には、横断面が菱形形状のキーレンガ82を示す。
このキーレンガ82を受容する溝は、図示しないが、横断面が三角形状の溝となる。
図15には、球状のキーレンガ83を示す。
このキーレンガ83を受容する溝は、図示しないが、半球状形状の溝となる。
また、キーレンガの形状は楕円柱状や多角柱状なども高炉羽口ブロックの形状やサイズに合わせて適宜選択することができる。
まず、高炉を製作する一つの構成として、高炉内に高温空気を供給する羽口の構造体を作成する。このとき、例えば、多数の羽口を円形状に並べてこの構造体を製作する。
2,32,52,62,72 ブロック前面壁
3 羽口金物
4 横目地
5 羽口
6,26,36,46,76 ブロック側面壁
7,27,37,57,77,78 溝
8 縦目地
9a,29a,39a,79a ブロック上面壁
9b,29b,39b,79b ブロック底面壁
81,82,83、91,93,94,96,98,99 キーレンガ(キー部材)
Claims (6)
- 高炉内に高温空気を供給する羽口が貫通するように構成された高炉羽口ブロックを複数並べた高炉羽口ブロックの構造物であって、
前記高炉羽口ブロックは、上下方向に複数のブロックに分割されてブロック間に横目地を有し、前記複数のブロックによって前記羽口の内壁を構成する羽口金物を全周囲にわたって囲む構造であり、
前記高炉羽口ブロック間の目地を構成する側面壁に、両側面壁に食い込む少なくともひとつのキー部材が設置され、
前記キー部材は前記羽口の中心軸線とほぼ平行に設置されており且つその設置位置が、少なくともひとつのキー部材の中心が前記高炉羽口ブロックの下側壁面から前記高炉羽口ブロック全高の15〜35%の位置になるように構成されていることを特徴とする高炉羽口ブロックの構造物。 - 前記横目地と前記高炉羽口ブロック間の目地との交差部分に前記キー部材が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の高炉羽口ブロックの構造物。
- 前記複数のブロックのうちの最も下のブロックの壁面に、前記羽口の中心軸線とほぼ平行に且つその中心が前記高炉羽口ブロックの下側壁面から前記高炉羽口ブロック全高の15〜35%の設置位置である前記キー部材が設置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の高炉羽口ブロックの構造物。
- 前記キー部材は、前記高炉羽口ブロック間の目地表面に露出するように設置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の高炉羽口ブロックの構造物。
- 前記キー部材は、前記高炉羽口ブロック間の目地の全長にわたって設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の高炉羽口ブロックの構造物。
- 前記キー部材は、前記高炉羽口ブロック間の目地表面に露出しないように設置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の高炉羽口ブロックの構造物。
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| JP2010034694A JP5545963B2 (ja) | 2010-02-19 | 2010-02-19 | 高炉羽口ブロックの構造物 |
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