JP5548954B2 - 撮像装置、撮像方法及びプログラム - Google Patents
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Description
特許文献1には、様々な照明の効果を発揮するライティングのパターンが複数記憶されており、所望の効果を発揮するライティングのパターンを選択することにより、選択されたライティングのパターンに対応する照明の設定で撮影を行う技術が開示されている。
従って、撮像対象の実空間のうち、他の部分に影響を及ぼさないで所望の部分に対して所望のライティングをする、といった局所的なライティングを伴う照明の設定を行うことは非常に困難である。
具体的には例えば、被写体の特定部分で影が生じている画像が要求されているとする。このような要求に応えるべく、上述した特許文献1に開示の技術を利用しても、特定部分だけ影が生ずるような照明の設定を行うことは非常に困難である。即ち、特許文献1に開示の技術では、本来、被写体全体が可能な限り影がなくなるようなライティングを考慮した照明の設定がなされることが前提とされているため、特定部分に特化した照明の設定がなされても、特定部分で上手く影ができなかったり、逆に本来影が必要ない別の部分で影ができてしまう等、適切な照明の設定を行うことは非常に困難である。
各画素を発光することにより、画像を表示する表示手段と、
被写体を撮像することによって、撮像画像のデータを生成する撮像手段と、
前記表示手段の各画素のうち、一部の領域を構成する各画素を発光させることにより、前記被写体の一部を照射させる照明として前記領域を機能させた状態で、前記撮像手段に前記被写体を撮像させる制御を実行する制御手段と、
前記制御手段の制御により、前記表示手段の複数の領域のそれぞれが順次前記照明として機能した各状態で、前記被写体が前記撮像手段により順次撮像された場合、前記撮像手段により順次生成される複数の撮像画像のデータの各々について、一部分の領域のデータを切り出し画像のデータとしてそれぞれ生成する画像切出手段と、
前記画像切出手段により生成された前記複数の切り出し画像のデータを合成することによって、合成画像のデータを生成する画像合成手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記制御として、
前記被写体の左側を照射して右側に影を生じさせるように前記表示手段の第1領域を照明として機能させた状態で、前記撮像手段に前記被写体を撮像させる第1制御と、
前記被写体の右側を照射して左側に影を生じさせるように前記表示手段の第2領域を照明として機能させた状態で、前記撮像手段に前記被写体を撮像させる第2制御と、
をそれぞれ実行し、
前記画像切出手段は、
前記制御手段の前記第1制御の結果として前記撮像手段により生成された撮像画像のデータから、前記被写体のうち、影が生じている側の略半分を含む画像のデータを、第1切り出し画像のデータとして生成し、
前記制御手段の前記第2制御の結果として前記撮像手段により生成された撮像画像のデータから、前記被写体のうち、影が生じている側の略半分を含む画像のデータを、第2切り出し画像のデータとして生成し、
前記画像合成手段は、前記画像切出手段により生成された前記第1切り出し画像及び前記第2切り出し画像の各データを合成することによって、前記合成画像のデータを生成する、
撮像装置を提供する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置1の外観を示す図である。
撮像装置1は、図1に示すように、フレーム11と、表示部21と、撮像部22と、を備える。
固定フレーム11Aは、表示部21の中央の上部以外の周囲を覆うように構成され、中央の上部に配置される回動フレーム11Bと連結する。
表示部21は、各画素を発光することにより画像を表示する。この場合の各画素の明るさ(輝度)は可変可能であるため、本実施形態では、一定以上の明るさで発光する画素の集合体(以下、画素の集合体を「エリア」と適宜呼ぶ)は、表示部21の表示面を見るユーザ(後述する顔100を有するユーザ等)を照射する照明として機能する。
具体的には、図1(a)に示すように、ユーザ(後述する顔100を有するユーザ等)が表示部21の表示面をみる場合において、照明として機能するエリアとして、表示部21の左端部にはエリアAが設けられており、表示部21の右端部にはエリアBが設けられている。なお、表示部21の詳細は後述する。
図2(a)は、エリアAが発光状態であり、エリアBが非発光状態であるライティングの場合における、被写体である人物の顔100の様子を表わしている。
図2(b)は、エリアAが非発光状態であり、エリアBが発光状態であるライティングの場合における、被写体である人物の顔100の様子を表わしている。
図2(a),(b)の(平面)と表記された図(以下、「平面図」と呼ぶ)は、上方から人物をみた場合の顔100の様子を表わしている。
図2(a),(b)の(正面)と表記された図(以下、「正面図」と呼ぶ)は、撮像部18から人物をみた場合の顔100の様子を表わしている。即ち、顔100は、正面図に示された状態で撮像画像に写り込むことになる。
図2(a),(b)の(切り出し)と表記された図(以下、「切り出し図」と呼ぶ)は、正面図の状態の顔100の左又は右反面を切り出した状態を表わしている。なお、当然ながら、実空間上の人物の顔100は切り出すことができないため、後述する画像処理によって、撮像画像から切り出された画像の様子が、切り出し図に示されていることになる。
このため、撮像部22が、図2(a)の状態のライティングで人物の顔100を撮像すると、同図の平面図に示すような撮像画像、即ち左側に影SAがある顔100が写った撮像画像のデータを生成することになる。
このため、撮像部22が、図2(b)の状態のライティングで人物の顔100を撮像すると、同図の平面図に示すような撮像画像、即ち右側に影SAがある顔100が写った撮像画像のデータを生成することになる。
このように、本実施形態の撮像装置1は、図3に示すように、被写体の人物の顔100両側の輪郭部分に影SA,SBができている画像(合成画像)のデータを生成することができる。
このように、本実施形態の撮像装置1は、いわゆる小顔に見える画像のデータを生成することができる。
また、このような合成画像においては、鼻の影がはっきりと写り、鼻の稜線が明るく、鼻の根元が暗くなるため、鼻が鋭くかつ高く見え、近年の美顔と称される陰影をつけることができるという効果も奏することが可能になる。
このようなライティングは、本実施形態の撮像装置1により容易に実現可能になったものであり、[背景技術]の欄で上述した従来の技術を適用しても実現が非常に困難である。従来の技術では、被写体の片側に対して光を照射するだけであり、その結果、被写体(本例では顔100)の逆側に影を作ることができるものの、当該被写体の両側に影を作ることができないからである。
同様に、図2(b)に示すライティングにより得られた撮像画像の左半分には、エリア21Bという一方向からの照明で撮影された顔100の左半面(撮像部22からみて)が含まれている点に注目すべきである。
即ち、これらの顔100の右半面と左反面とが合成されると、不要な照明による光が重なって色味の変化が生じてしまうという従来の問題を発生させることなく、影がない顔100を含む画像が得られる点に注目すべきである。
即ち、[背景技術]の欄で上述した従来の技術でも、複数方向から被写体を照明することで、被写体に影のない状態を作り出すこと自体は可能である。
しかし、この場合、被写体の少なくとも一部分では、複数方向のうちの少なくとも2方向からの照明により光が重なってしまう場合がある。この場合、光が重なってしまった部分について着目すると、当該部分に対して直接照射する方向からの照明以外は、本来不要な照明である。このような不要な照明により光が重なってしまった部分では、光が重なっていない他の部分との間に色味の差が生じてしまう。
このような色味の差を抑制しようとして、当該部分に対して直接照射する方向からの照明の光を強くすると、当該部分は実際の色見とは異なるものとなってしまう。
また、被写体の全ての部分で光が重ならないように照明を配置することは実質上不可能である。
このような問題が、不要な照明による光が重なって色味の変化が生じてしまうという従来の問題である。
これにより、図4に示すように、色味の変化が少なく、被写体の人物の顔100の表面の凹凸(即ち皺等)を強調することがない画像を得ることが可能になる。
具体的には、まず、図1の撮像装置1のハードウェアの構成について説明する。
図5は、図1の撮像装置1のハードウェアの構成を示すブロック図である。
RAM33には、CPU31が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
例えば、画像処理部34は、撮像部22から出力される撮像画像のデータに対して、ノイズ低減、ホワイトバランス、手ぶれ補正等の画像処理を施す。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を一定時間蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、デジタル信号が生成され、撮像部22の出力信号として出力される。
この撮像部22の出力信号が、上述した「撮像画像のデータ」であるものとする。従って、撮像部22からは撮像画像のデータが出力されて、CPU31や画像処理部34や記憶部38等に適宜供給される。
次に、このようなハードウェア構成の撮像装置1が有する機能のうち、ライティングモード撮像処理の実行機能を実現するための機能的構成について、図6を参照しながら説明する。
図6は、本実施形態の撮像装置1についての、ライティングモード撮像処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
なお、このようにエリア21Aやエリア21Bの各画素の明るさ(輝度)を、照明として機能するレベル(輝度値)以上にすることを、以下、「エリア21A点灯する」と表現する。一方、エリア21Aやエリア21Bの各画素の明るさ(輝度)を、照明として機能しないレベル(輝度値)以下にすることを、「消灯する」と表現する。
即ち、主制御部51は、表示部21のエリアとエリア22との各々の点灯と消灯とを独立して制御することによって、上述の図2(a)や図2(b)に示すライティング等、各種ライティングを実現する。
具体的には例えば、まず、主制御部51は、1回目の撮像として、上述の図2(a)に示すライティングの状態で撮像部22が顔100を撮像するように制御する。これにより、図2(a)の正面図に示すような撮像画像、即ち左側に影SAが生じた顔100を含む撮像画像のデータが、撮像部22から出力されて画像処理部34に供給される。
次に、主制御部51は、2回目の撮像として、上述の図2(b)に示すライティングの状態で撮像部22が顔100を撮像するように制御する。これにより、図2(b)の正面図に示すように右側に影SBが生じた顔100を含む撮像画像のデータが、撮像部22から出力されて画像処理部34に供給される。
詳細については、画像処理部34の機能的構成を説明する際に後述するが、画像処理部34において、1回目及び2回目の各撮像画像のデータから、図4に示す合成画像、即ち、左側に影SAが生じると共に右側に影SBが生じた顔100の合成画像のデータが生成され、CPU31の記憶制御部52に供給される。
なお、記憶制御部52の制御によるデータの記憶先は、本実施形態ではリムーバブルメディア41とされているが特にこれに限定されず、その他、記憶部38や、通信部39を介して接続される他の装置内であってもよい。
ライティングモード撮像処理が実行される場合には、画像処理部34においては、画像切出部61と、画像合成部62と、が機能する。
なお、画像切出部61及び画像合成部62が、画像処理部34に設けられていることは例示にすぎず、画像切出部61及び画像合成部62の少なくとも一部を、画像処理部34以外の他の構成要素(CPU31等)に移譲させることも当然可能である。
具体的には、画像切出部61は、撮像画像のデータから、ライティングの状態に対応した領域のデータを、切り出し画像のデータとして生成する。
より具体的には例えば、上述の例の撮像部22の1回目の撮像では、上述の図2(a)に示すライティングの状態であったため、図2(a)の正面図に示すような撮像画像、即ち左側に影SAが生じた顔100を含む撮像画像のデータが画像切出部61に供給される。そこで、画像切出部61は、このようなライティングの状態に対応した領域、即ち、影SAが生じた顔100の左半面を含む領域(図2(a)の切り出し図に示す領域)のデータを、1回目の切り出し画像のデータとして生成する。
また例えば、上述の例の撮像部22の2回目の撮像では、上述の図2(b)に示すライティングの状態であったため、図2(b)の正面図に示すような撮像画像、即ち右側に影SBが生じた顔100を含む撮像画像のデータが画像切出部61に供給される。そこで、画像切出部61は、このようなライティングの状態に対応した領域、即ち、影SBが生じた顔100の右半面を含む領域(図2(b)の切り出し図に示す領域)のデータを、2回目の切り出し画像のデータとして生成する。
具体的には例えば、上述の例では、撮像部22の2回の撮像の後、画像切出部61により、影SAが生じた顔100の左半面を含む切り出し画像(図2(a)の切り出し図参照)と、影SBが生じた顔100の右半面を含む切り出し画像(図2(b)の切り出し図参照)と、の各データが生成されて、画像合成部62に供給されている。
この場合、画像合成部62は、これら2枚の切り出し画像のデータを合成することによって、図4に示す合成画像、即ち、左側に影SAが生じると共に右側に影SBが生じた顔100の合成画像のデータを生成し、CPU31の記憶制御部52に供給する。
すると、上述したように、記憶制御部52の制御により、当該合成画像のデータはリムーバブルメディア41等に記憶される。
撮像シーケンスデータとは、ライティングモード撮像処理の手順が設定されたデータである。CPU31の主制御部51は、この撮像シーケンスデータに従って、ライティングモード撮像処理を実行する。
図7は、第1実施形態のライティングモード撮像処理の手順を示す撮像シーケンスデータの構造の一例を示す図である。
上から第k行目(kは、1乃至手順の総数の範囲内の整数値であって、図7の例では1乃至6の範囲内の整数値。ただし、図7の項目名が記載された一番上の行は除外する)の「順番」には、ライティングモード撮像処理における処理順番として、kが格納される。
上から第k行目の「撮像シーケンス」には、ライティングモード撮像処理におけるk番目に実行すべき処理の内容が格納される。
即ち、ライティングモード撮像処理は、各行の「撮像シーケンス」に記載された内容の各処理が上から順に順次実行されていくことで実現される。
なお、図7の例の撮像シーケンスに従って作成されるフローチャートが、本実施形態におけるライティングモード撮像処理であり、図10に示されている。そこで、撮像シーケンスの各行の「撮像シーケンス」に記載された内容の各処理の説明については、図10の説明として後述する。
また、撮像シーケンスデータは、ユーザが任意に設定可能なデータである。即ち、ユーザは、操作部37を操作して、所望の各種処理を所望の順番で組み合わせた撮像シーケンスデータを登録することができる。換言すると、撮像シーケンスデータの図7の内容は例示に過ぎない。
次に、図8乃至図10を参照して、図6の機能的構成を有する撮像装置1が実行する撮像処理の流れについて説明する。
ここでいう撮像処理とは、表示部21によるライティングを伴うライティングモード撮像処理と、表示部21によるライティングを伴わない撮像処理とのうち、ユーザにより選択された処理が実行されるまでの一連の処理をいう。
即ち、本実施形態においては、撮像装置1の撮像時の動作モードとして、「ライティングモード」及び「ノーマルモード」の2つのモードが設けられている。ユーザは、操作部37に対して所定の操作をすることで、これらの2つのモードの中から所望のモードを選択することができる。
撮像処理は、例えば、撮像装置1の電源が投入されて、ユーザによる操作部37に対しする所定の操作がなされて、撮像の動作の開始が指示されたことを契機として開始する。
モードスイッチ処理とは、複数のモードの中から、1のモードを選択的に切り替えて設定する処理である。
本実施形態において、上述したように、撮像時の動作モードとして、デフォルトで設定されているノーマルモードと、ライティングモードとの2つのモードが選択的に設定可能とされている。
なお、モードスイッチ処理の詳細については、図9のフローチャートを参照して後述する。
SHTFとは、スイッチフラグの略語である。スイッチフラグとは、撮像画像の記録指示がなされている場合には「1」が設定され、なされていない場合には「0」が設定されるフラグである。
SHTFが「0」の場合、ステップS3においてNOであると判定されて、処理はステップS7に進む。ただし、ステップS7以降の処理は後述する。
これに対して、SHTFが「1」の場合、ステップS3においてYESであると判定されて、処理はステップS4に進む。
ステップS5において、撮像装置1は、ライティングモード撮像処理を実行する。
本実施形態では、ライティングモード撮像処理は、上述の図7に示す撮像シーケンスに従って実行される。
なお、ライティングモード撮像処理の詳細については、図10を参照して後述する。
ステップS6において、撮像装置1は、ノーマルモード撮像処理を実行する。
ノーマル撮像処理とは、表示部21を照明機能として働かせていない状態で、撮像部22が通常の撮像動作を行い、その結果得られる撮像画像のデータを保存するまでの一連の処理をいう。
なお、本実施形態のノーマル撮像処理は、撮像画像のデータが保存された後、SHTF(スイッチフラグ)が「1」から「0」に変更されて終了する。
また、SHTFが0であるとしてステップS3の処理でNOであると判定された場合には、ステップS5のライティングモード撮像処理やステップS6のノーマルモード撮像処理は実行されずに、処理はステップS7に進む。
処理の終了の指示は、特に限定されない。例えば本実施形態では、別の動作モードに切り替える指示、例えば撮像装置1はデジタルフォトフレームで構成されているので画像の表示指示が、処理の終了の指示の1つとして採用されている。また例えば本実施形態では、撮像装置1の電源を切る指示も、処理の終了の指示の1つとして採用されている。
このような処理の終了の指示がなされていない場合、ステップS7においてNOであると判定されて、処理はステップS2に戻される。即ち、処理の終了の指示がなされるまでの間、ステップS2乃至S7のループ処理が繰り返し実行されて、その都度、SHTFが1である場合にはライティングモード撮像処理又はノーマルモード撮像処理が実行される。
その後、処理の終了の指示がなされた場合、ステップS7においてYESであると判定されて、撮像処理は終了になる。
図9は、モードスイッチ処理の詳細な流れの一例を説明するフローチャートである。
モードスイッチとは、操作部37を構成する各種ボタンや各種スイッチのうち、撮像装置1の撮像の動作のモードを切り替える場合にユーザにより押下されるスイッチであり、図示はしないが、フレーム11(図1)に設けられている。なお、本実施形態では、モードスイッチは、物理スイッチとして構成されているが、特にこれに限られず、GUI(Graphical User Interface)用の画像に表示されるソフトウェアスイッチとして構成されてもよい。
ステップS22において、主制御部51は、モード反転を実行する。
モード反転とは、撮像装置1の撮像の動作のモードを、ノーマルモードとライティングモードとのうち、これまで設定されていた一方から、他方に設定を切り替える処理をいう。
シャッターボタンとは、操作部37を構成する各種ボタンや各種スイッチのうち、被写体を撮像してその結果得られる撮像画像のデータを保存する指示をする場合にユーザにより押下されるスイッチであり、図示はしないが、フレーム11(図1)に設けられている。なお、本実施形態では、シャッターボタンは、物理スイッチとして構成されているが、特にこれに限られず、GUI用の画像に表示されるソフトウェアスイッチとして構成されてもよい。
ステップS24において、主制御部51は、SHTFを「0」から「1」に設定する(SHIFT←1)。
これにより、モードスイッチ処理は終了する。即ち図8のステップS2の処理が終了して、処理はステップS3に進む。この場合、SHTFは「1」に設定されているので、ステップS3の処理でYESであると判定されて、ステップS5のライティングモード撮像処理又はステップS6のノーマルモード撮像処理が実行されることになる。
次に、当該撮像処理のうち、ステップS5のライティングモード撮像処理の詳細な流れについて、図10を参照して説明する。
図10は、ライティングモード撮像処理の詳細な流れの一例を説明するフローチャートである。
例えば、第1エリアとして、表示部21をみるユーザ(被写体)からみて左側のエリア21Aが設定されているものとする。即ち図7の撮像シーケンスデータにおいてそのような設定がなされているものとする。
この場合、エリア21Aのみが全点灯し(エリア21Bが消灯し)、図2(a)のライティングの状態、即ち、被写体たるユーザの顔100の左側(ユーザからみて)が照射されるライティングの状態になる。
上述の例では、図2(a)のライティングの状態で撮像されるので、ユーザの顔100の左側(撮像画像をみる人からみて)に影SAが出た撮像画像のデータが、第1画像のデータとして画像切出部61に取り込まれる。
例えば、第2エリアとして、表示部21をみるユーザ(被写体)からみて右側のエリア21Bが設定されているものとする。即ち、図7の撮像シーケンスデータにおいてそのような設定がなされているものとする。
この場合、エリア21Bのみが全点灯し(エリア21Aが消灯し)、図2(b)のライティングの状態、即ち、被写体たるユーザの顔100の右側(ユーザからみて)が照射されるライティングの状態になる。
上述の例では、図2(b)のライティングの状態で撮像されるので、ユーザの顔100の右側(撮像画像をみる人からみて)に影SBが出た撮像画像のデータが、第2画像のデータとして画像切出部61に取り込まれる。
上述の例では、図2(a)の切り出し図に示すように、影SAがある側の左半分(撮像画像をみる人からみて)のデータが、第1切り出し画像のデータとして生成される。
上述の例では、図2(b)の切り出し図に示すように、影SBがある側の右半分(撮像画像をみる人からみて)のデータが、第2切り出し画像のデータとして生成される。
上述の例では、図3に示す画像、即ち、両頬に影SA,SBが出来ている顔100を含む画像のデータが、合成画像のデータとして生成される。
表示部21は、各画素を発光することにより、画像を表示する。
撮像部22は、被写体を撮像することによって、撮像画像のデータを生成する。
主制御部51は、表示部21の各画素のうち、一部の領域を構成する各画素を発光させることにより、被写体の一部を照射させる照明として当該領域を機能させた状態で、撮像部22に被写体を撮像させる制御を実行する。
主制御部51の制御により、表示部21の複数の領域のそれぞれが順次照明として機能した各状態で、被写体が撮像部22により順次撮像された場合、画像切出部61は、次のように動作する。即ち、画像切出部61は、撮像部22により順次生成される複数の撮像画像のデータの各々について、一部分の領域のデータを切り出し画像のデータとしてそれぞれ生成する。
画像合成部62は、画像切出部61により生成された複数の切り出し画像のデータを合成することによって、合成画像のデータを生成する。
このように照明として機能する表示部21の領域が変更される毎に、撮像部22が被写体を撮像し、その結果撮像部22により生成される複数の撮像画像のデータに基づいて、画像切出部61及び画像合成部62により生成される合成画像のデータは、所望の部分に対して所望のライティングがなされた状態の画像のデータになっている。
所望のライティングとは、被写体に対する光が照射される状態(影が生じたり生じない状態)として、ユーザ(撮影者であって、本実施形態では被写体と一致する)が所望の状態を作り出すことができるという意味である。
このように、ユーザは、本実施形態の撮像装置1を用いることで、所望の部分に対して所望のライティングがなされた状態の画像を得ることが容易にできる。
主制御部51はまた、(被写体からみて)被写体の右側を照射して左側に影を生じさせるように表示部21のエリア21Bを照明として機能させた状態で、撮像部22に被写体を撮像させる第2制御を実行する。
また、画像切出部61は、主制御部51の第2制御の結果として撮像部22により生成された撮像画像のデータから、被写体のうち、影が生じている側の略半分を含む画像(例えば図2(a)の切り出し図に示すような画像)のデータを、第2切り出し画像のデータとして生成する。
そして、画像合成部62は、第1切り出し画像及び第2切り出し画像の各データを合成することによって、合成画像のデータを生成する。
これにより、例えば被写体として顔100を含む人物が撮像された場合には、合成画像として、図3に示すような画像、即ち両頬に影SA,SBが存在する顔100を含む画像が得られる。このような画像をみた鑑賞者は、目の錯覚により、顔100を実際よりも小さく視認することになる。即ち、合成画像として小顔に見える画像が、このようにして容易に得られる。
また、画像切出部61は、主制御部51の第2制御の結果として撮像部22により生成された撮像画像のデータから、被写体のうち、影が生じていない側の略半分を含む画像(例えば図2(a)の切り出し図に示されていない方の画像)のデータを、第2切り出し画像のデータとして生成する。
そして、画像合成部62は、第1切り出し画像及び第2切り出し画像の各データを合成することによって、合成画像のデータを生成する。
これにより、例えば被写体として顔100を含む人物が撮像された場合には、合成画像として、図4に示すような画像、即ち不要な照明による光が重なって色味の変化が生じてしまうという従来の問題を発生させることなく、影がない顔100を含む画像が得られる。
ただし、複数のフラッシュ装置や複数の照明機器を採用するだけでも、撮像装置1全体が大掛かりになると共に、これらを用いたライティングの制御は複雑なものになる。
これに対して、本実施形態のように、撮像装置1として元々表示部21として備えられている液晶ディスプレイ等を照明用に使用することで、撮像装置1の小型化を図ることが可能になると共に、ライティングの制御についても、各画素の輝度を調整するといった撮像装置1として元々備えられている機能を利用するだけなので簡単かつ容易に実現することが可能になる。
主制御部51は、この撮像シーケンスデータに従って制御を実行する。
このような撮像シーケンスデータを用いることで、ライティングの制御を簡単かつ容易に実現できる。
さらに、ユーザは、撮像シーケンスデータを自身で設定することで、ライティングの所望のパターンを容易に反映させることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る撮像装置1について説明する。
第2実施形態に係る撮像装置1は、第1実施形態に係る撮像装置1と基本的に同様のハードウェア構成及び機能的構成を取ることができる。即ち、図5及び図6の各々はそのまま、第2実施形態に係る撮像装置1のハードウェア構成及び機能的構成の各々を示していることにもなる。そこで、第2実施形態に係る撮像装置1のハードウェア構成及び機能的構成については、その説明を省略する。
図11(a)は、撮像装置1の正面図である。図11(b)は、被写体を撮像する場合の撮像装置1の斜視図である。図11(c)は、図11(b)の状態で撮像装置1に撮像される場合における被写体の正面図である。
これにより、第1実施形態の2つのエリア21A,21Bの点灯又は消灯の組み合わせで可能になるライティングのパターンと比較して、第2実施形態の4つのエリア21a乃至21dの点灯又は消灯の組み合わせで可能になるライティングのパターンは、より精密で、より高度で、より多数のパターンになる。
即ち、記憶部38に記憶される撮像シーケンスデータは、第2実施形態では、複数のライティングモード毎に選択可能となるように構成されている。
図12(a)は、ライティングモード内の各モードを示す撮像シーケンスデータの構造の一例を示す図である。図12(b)は、選択されたモード内のライティングモード撮像処理の手順を示す撮像シーケンスデータの構造の一例を示す図である。
図12(a)に示すように、上から第k行目(kは、1乃至モードの総数の範囲内の整数値であって、図12(a)の例では1、2・・・の範囲内の整数値。)の「ライトNo.」には、ライティングモードのうちの各モード番号、kが格納される。また、「名称」には、モード番号に対応した、モードの名称が格納される。
また、図12(b)に示すように上から第k行目(kは、1乃至手順の総数の範囲内の整数値であって、図12(b)の例では1乃至6の範囲内の整数値。ただし、図12(b)の項目名が記載された一番上の行は除外する)の「順番」には、ライティングモード撮像処理における処理順番として、kが格納される。
上から第k行目の「撮像シーケンス」には、ライティングモード撮像処理におけるk番目に実行すべき処理の内容が格納される。
即ち、ライティングモード撮像処理は、各行の「撮像シーケンス」に記載された内容の各処理が上から順に順次実行されていくことで実現される。
なお、図12(b)の例の撮像シーケンスに従って作成されるフローチャートが、本実施形態におけるライティングモード撮像処理であり、図16に示されている。そこで、撮像シーケンスの各行の「撮像シーケンス」に記載された内容の各処理の説明については、図16に合わせたフローチャートの説明として後述する。
また、撮像シーケンスデータは、ユーザが任意に設定可能なデータである。即ち、ユーザは、操作部37を操作して、所望の各種処理を所望の順番で組み合わせた撮像シーケンスデータを登録することができる。換言すると、撮像シーケンスデータの図7の内容は例示に過ぎない。
なお、以下、説明の便宜上、「ライトNO.2」「名称:影なしモード」で特定されるライティングモードが選択される場合の撮像処理を例として説明するが、他のライティングモードが選択された場合も撮像処理の流れは同様になる。
図12は、第2実施形態に係る撮像処理の流れの一例を説明するフローチャートである。以下、説明の便宜上、「ライトNO.2」「名称:影なしモード」で特定されるライティングモードが選択される場合の撮像処理を例として説明するが、他のライティングモードが選択された場合も撮像処理の流れは同様になる。
撮像処理は、例えば、撮像装置1の電源が投入されて、ユーザによる操作部37に対しする所定の操作がなされて、撮像の動作の開始が指示されたことを契機として開始する。
モードスイッチ処理とは、複数のモードの中から、1のモードを選択的に切り替えて設定する処理である。
本実施形態において、上述したように、撮像時の動作モードとして、デフォルトで設定されているノーマルモードと、ライティングモードとの2つのモードが選択的に設定可能とされている。
なお、モードスイッチ処理の詳細については、図14のフローチャートを参照して後述する。
SHTFとは、スイッチフラグの略語である。スイッチフラグとは、撮像画像の記録指示がなされている場合には「1」が設定され、なされていない場合には「0」が設定されるフラグである。
SHTFが「0」の場合、ステップS103においてNOであると判定されて、処理はステップS7に進む。ただし、ステップS107以降の処理は後述する。
これに対して、SHTFが「1」の場合、ステップS103においてYESであると判定されて、処理はステップS104に進む。
ステップS105において、撮像装置1は、ライティングモード撮像処理を実行する。
本実施形態では、ライティングモード撮像処理は、上述の図12示す撮像シーケンスに従って実行される。
なお、ライティングモード撮像処理の詳細については、図16を参照して後述する。
ステップS106において、撮像装置1は、ノーマルモード撮像処理を実行する。
ノーマル撮像処理とは、表示部21を照明機能として働かせていない状態で、撮像部22が通常の撮像動作を行い、その結果得られる撮像画像のデータを保存するまでの一連の処理をいう。
なお、本実施形態のノーマル撮像処理は、撮像画像のデータが保存された後、SHTF(スイッチフラグ)が「1」から「0」に変更されて終了する。
また、SHTFが0であるとしてステップS103の処理でNOであると判定された場合には、ステップS105のライティングモード撮像処理やステップS106のノーマルモード撮像処理は実行されずに、処理はステップS107に進む。
処理の終了の指示は、特に限定されない。例えば本実施形態では、別の動作モードに切り替える指示、例えば撮像装置1はデジタルフォトフレームで構成されているので画像の表示指示が、処理の終了の指示の1つとして採用されている。また例えば本実施形態では、撮像装置1の電源を切る指示も、処理の終了の指示の1つとして採用されている。
このような処理の終了の指示がなされていない場合、ステップS107においてNOであると判定されて、処理はステップS102に戻される。即ち、処理の終了の指示がなされるまでの間、ステップS102乃至S107のループ処理が繰り返し実行されて、その都度、SHTFが1である場合にはライティングモード撮像処理又はノーマルモード撮像処理が実行される。
その後、処理の終了の指示がなされた場合、ステップS107においてYESであると判定されて、撮像処理は終了になる。
図14は、第2実施形態に係るモードスイッチ処理の詳細な流れの一例を説明するフローチャートである。
モードスイッチとは、操作部37を構成する各種ボタンや各種スイッチのうち、撮像装置1の撮像の動作のモードを切り替える場合にユーザにより押下されるスイッチであり、図示はしないが、フレーム11(図1)に設けられている。なお、本実施形態では、モードスイッチは、物理スイッチとして構成されているが、特にこれに限られず、GUI用の画像に表示されるソフトウェアスイッチとして構成されてもよい。
ステップS122において、主制御部51は、モード反転を実行する。
モード反転とは、撮像装置1の撮像の動作のモードを、ノーマルモードとライティングモードとのうち、これまで設定されていた一方から、他方に設定を切り替える処理をいう。
セレクトスイッチとは、操作部37を構成する各種ボタンや各種スイッチのうち、モードの選択を指示をする場合にユーザにより押下されるスイッチであり、図示はしないが、フレーム11(図1)に設けられている。なお、本実施形態では、セレクトスイッチは、物理スイッチとして構成されているが、特にこれに限られず、GUI用の画像に表示されるソフトウェアスイッチとして構成されてもよい。
ステップS126において、主制御部51は、SHTFを「0」から「1」に設定する(SHIFT←1)。
これにより、モードスイッチ処理は終了する。即ち図13のステップS102の処理が終了して、処理はステップS103に進む。この場合、SHTFは「1」に設定されているので、ステップS103の処理でYESであると判定されて、ステップS105のライティングモード撮像処理又はステップS106のノーマルモード撮像処理が実行されることになる。
図15は、第2実施形態に係るライト選択処理の詳細な流れの一例を説明するフローチャートである。
「ライトNO.」が選択された場合には、ステップS1241においてはYESであると判定され、処理はステップS1242に進む。「ライトNO.」が選択されてない場合には、ステップS1241においてはNOであると判定されて、処理はステップS1244に進む。
次に、当該撮像処理のうち、ステップS105のライティングモード撮像処理の詳細な流れについて、図16を参照して説明する。
図16は、第2実施形態に係るライティングモード撮像処理の詳細な流れの一例を説明するフローチャートである。
例えば、第1エリアとして、表示部21をみるユーザ(被写体)からみて左側のエリア22aが設定されているものとする。即ち図12(b)の撮像シーケンスデータにおいてそのような設定がなされているものとする。
この場合、エリア22aのみが全点灯し(エリア22b乃至エリア22dが消灯し)、図11(c)のaのライティングの状態、即ち、被写体たるユーザの顔100の左側(ユーザからみて)が照射されるライティングの状態になる。
上述の例では、図11(c)のaのライティングの状態で撮像されるので、ユーザの顔100の右側(撮像画像をみる人からみて)に影がない撮像画像のデータが、第1画像のデータとして画像切出部61に取り込まれる。
例えば、第2エリアとして、表示部21をみるユーザ(被写体)からみて左側のエリア22bが設定されているものとする。即ち図12の撮像シーケンスデータにおいてそのような設定がなされているものとする。
この場合、エリア22bのみが全点灯し(エリア22a,エリア22c乃至エリア22dが消灯し)、図11(c)のbのライティングの状態、即ち、被写体たるユーザの顔100の左側(ユーザからみて)が照射されるライティングの状態になる。
上述の例では、図11(c)のbのライティングの状態で撮像されるので、ユーザの顔100の左側(撮像画像をみる人からみて)に影がない撮像画像のデータが、第2画像のデータとして画像切出部61に取り込まれる。
例えば、第3エリアとして、表示部21をみるユーザ(被写体)からみて左側のエリア22cが設定されているものとする。即ち図12(b)の撮像シーケンスデータにおいてそのような設定がなされているものとする。
この場合、エリア22cのみが全点灯し(エリア22a,エリア22b乃至エリア22dが消灯し)、図11(c)のcのライティングの状態、即ち、被写体たるユーザの顔100の上側(ユーザからみて)が照射されるライティングの状態になる。
上述の例では、図11(c)のcのライティングの状態で撮像されるので、ユーザの顔100の上側(撮像画像をみる人からみて)に影がない撮像画像のデータが、第3画像のデータとして画像切出部61に取り込まれる。
例えば、第4エリアとして、表示部21をみるユーザ(被写体)からみて左側のエリア22dが設定されているものとする。即ち図12(b)の撮像シーケンスデータにおいてそのような設定がなされているものとする。
この場合、エリア22dのみが全点灯し(エリア22a乃至エリア22cが消灯し)、図11(c)のdのライティングの状態、即ち、被写体たるユーザの顔100の下側(ユーザからみて)が照射されるライティングの状態になる。
上述の例では、図11(c)のdのライティングの状態で撮像されるので、ユーザの顔100の下側(撮像画像をみる人からみて)に影がない撮像画像のデータが、第4画像のデータとして画像切出部61に取り込まれる。
上述の例では、図11(c)に示すように、影のない側のa部分(撮像画像をみる人からみて)のデータが、第1切り出し画像のデータとして生成される。
上述の例では、図11(c)に示すように、影のない側のb部分(撮像画像をみる人からみて)のデータが、第2切り出し画像のデータとして生成される。
上述の例では、図11(c)に示すように、影のない側のc部分(撮像画像をみる人からみて)のデータが、第3切り出し画像のデータとして生成される。
上述の例では、図11(c)に示すように、影のない側のd部分(撮像画像をみる人からみて)のデータが、第4切り出し画像のデータとして生成される。
上述の例では、図4に示す画像、即ち、顔100に影のない画像のデータが、合成画像のデータとして生成される。
さらに、第2実施形態では、表示部21における照明として機能させる領域として、4つのエリア21a乃至21dが設定可能である。
このため、撮像シーケンスデータには、照明として機能させる領域及び当該領域の変化の順番が相異なる複数の手順の各々に対応する複数のライティングモードを登録させることが可能になる。この場合、主制御部51は、撮像シーケンスに登録された複数のライティングモードの中から1つを選択し、選択したライティングモードに従って制御を実行することができる。
これにより、ユーザは、様々なシチュエーションや条件に適するライティングモードを自由にかつ容易に登録することができる。
このように、表示部21における照明として機能させる領域を固定にせず任意にすることで、各種各様のシチュエーションや条件に対応するライティングパターンを容易に実現することが可能になる。
Claims (6)
- 各画素を発光することにより、画像を表示する表示手段と、
被写体を撮像することによって、撮像画像のデータを生成する撮像手段と、
前記表示手段の各画素のうち、一部の領域を構成する各画素を発光させることにより、前記被写体の一部を照射させる照明として前記領域を機能させた状態で、前記撮像手段に前記被写体を撮像させる制御を実行する制御手段と、
前記制御手段の制御により、前記表示手段の複数の領域のそれぞれが順次前記照明として機能した各状態で、前記被写体が前記撮像手段により順次撮像された場合、前記撮像手段により順次生成される複数の撮像画像のデータの各々について、一部分の領域のデータを切り出し画像のデータとしてそれぞれ生成する画像切出手段と、
前記画像切出手段により生成された前記複数の切り出し画像のデータを合成することによって、合成画像のデータを生成する画像合成手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記制御として、
前記被写体の左側を照射して右側に影を生じさせるように前記表示手段の第1領域を照明として機能させた状態で、前記撮像手段に前記被写体を撮像させる第1制御と、
前記被写体の右側を照射して左側に影を生じさせるように前記表示手段の第2領域を照明として機能させた状態で、前記撮像手段に前記被写体を撮像させる第2制御と、
をそれぞれ実行し、
前記画像切出手段は、
前記制御手段の前記第1制御の結果として前記撮像手段により生成された撮像画像のデータから、前記被写体のうち、影が生じている側の略半分を含む画像のデータを、第1切り出し画像のデータとして生成し、
前記制御手段の前記第2制御の結果として前記撮像手段により生成された撮像画像のデータから、前記被写体のうち、影が生じている側の略半分を含む画像のデータを、第2切り出し画像のデータとして生成し、
前記画像合成手段は、前記画像切出手段により生成された前記第1切り出し画像及び前記第2切り出し画像の各データを合成することによって、前記合成画像のデータを生成する、
撮像装置。 - 前記画像切出手段は、
前記制御手段の前記第1制御の結果として前記撮像手段により生成された撮像画像のデータから、前記被写体のうち、影が生じていない側の略半分を含む画像のデータを、第1切り出し画像のデータとして生成し、
前記制御手段の前記第2制御の結果として前記撮像手段により生成された撮像画像のデータから、前記被写体のうち、影が生じていない側の略半分を含む画像のデータを、第2切り出し画像のデータとして生成し、
前記画像合成手段は、前記画像切出手段により生成された前記第1切り出し画像及び前記第2切り出し画像の各データを合成することによって、前記合成画像のデータを生成する、
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記表示手段における照明として機能させる領域を複数回変化させて、照明として機能させる領域が変化する毎に、前記撮像手段に前記被写体を撮像させていく手順を示す撮像シーケンスデータを保持する保持手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記保持手段に保持された前記撮像シーケンスデータに従って、前記制御を実行する、
請求項1又は2に記載の撮像装置。 - 前記保持手段に保持されている前記撮像シーケンスデータには、撮像装置の動作のモードとして、照明として機能させる領域及び当該領域の変化の順番が相異なる複数の手順の各々に対応する複数のモードが登録されており、
前記制御手段は、前記撮像シーケンスデータに登録された前記複数のモードの中から1つのモードを選択し、選択した前記1つのモードに従って前記制御を実行する、
請求項3に記載の撮像装置。 - 各画素を発光することにより、画像を表示する表示手段と、
被写体を撮像することによって、撮像画像のデータを生成する撮像手段と、
を備える撮像装置が実行する撮像方法において、
前記表示手段の各画素のうち、一部の領域を構成する各画素を発光させることにより、前記被写体の一部を照射させる照明として前記領域を機能させた状態で、前記撮像手段に前記被写体を撮像させる制御を実行する制御ステップと、
前記制御ステップの制御処理により、前記表示手段の複数の領域のそれぞれが順次前記照明として機能した各状態で、前記被写体が前記撮像手段により順次撮像された場合、前記撮像手段により順次生成される複数の撮像画像のデータの各々について、一部分の領域のデータを切り出し画像のデータとしてそれぞれ生成する画像切出ステップと、
前記画像切出ステップの処理により生成された前記複数の切り出し画像のデータを合成することによって、合成画像のデータを生成する画像合成ステップと、
を含み、
前記制御ステップは、前記制御として、
前記被写体の左側を照射して右側に影を生じさせるように前記表示手段の第1領域を照明として機能させた状態で、前記撮像手段に前記被写体を撮像させる第1制御と、
前記被写体の右側を照射して左側に影を生じさせるように前記表示手段の第2領域を照明として機能させた状態で、前記撮像手段に前記被写体を撮像させる第2制御と、
をそれぞれ実行し、
前記画像切出ステップは、
前記制御ステップの前記第1制御の処理結果として前記撮像手段により生成された撮像画像のデータから、前記被写体のうち、影が生じている側の略半分を含む画像のデータを、第1切り出し画像のデータとして生成し、
前記制御ステップの前記第2制御の処理結果として前記撮像手段により生成された撮像画像のデータから、前記被写体のうち、影が生じている側の略半分を含む画像のデータを、第2切り出し画像のデータとして生成し、
前記画像合成ステップは、前記画像切出ステップの処理により生成された前記第1切り出し画像及び前記第2切り出し画像の各データを合成することによって、前記合成画像のデータを生成する、
撮像方法。 - 各画素を発光することにより、画像を表示する表示手段と、
被写体を撮像することによって、撮像画像のデータを生成する撮像手段と、
を備える撮像装置を制御するコンピュータに、
前記表示手段の各画素のうち、一部の領域を構成する各画素を発光させることにより、前記被写体の一部を照射させる照明として前記領域を機能させた状態で、前記撮像手段に前記被写体を撮像させる制御を実行する制御機能と、
前記制御機能の発揮により、前記表示手段の複数の領域のそれぞれが順次前記照明として機能した各状態で、前記被写体が前記撮像手段により順次撮像された場合、前記撮像手段により順次生成される複数の撮像画像のデータの各々について、一部分の領域のデータを切り出し画像のデータとしてそれぞれ生成する画像切出機能と、
前記画像切出機能の発揮により生成された前記複数の切り出し画像のデータを合成することによって、合成画像のデータを生成する画像合成機能と、
を実現させるプログラムであって、
前記制御機能は、前記制御として、
前記被写体の左側を照射して右側に影を生じさせるように前記表示手段の第1領域を照明として機能させた状態で、前記撮像手段に前記被写体を撮像させる第1制御と、
前記被写体の右側を照射して左側に影を生じさせるように前記表示手段の第2領域を照明として機能させた状態で、前記撮像手段に前記被写体を撮像させる第2制御と、
をそれぞれ実行し、
前記画像切出機能は、
前記制御機能の前記第1制御の結果として前記撮像手段により生成された撮像画像のデータから、前記被写体のうち、影が生じている側の略半分を含む画像のデータを、第1切り出し画像のデータとして生成し、
前記制御機能の前記第2制御の結果として前記撮像手段により生成された撮像画像のデータから、前記被写体のうち、影が生じている側の略半分を含む画像のデータを、第2切り出し画像のデータとして生成し、
前記画像合成機能は、前記画像切出機能の発揮により生成された前記第1切り出し画像及び前記第2切り出し画像の各データを合成することによって、前記合成画像のデータを生成する、
プログラム。
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