JP5559680B2 - 神経幹細胞 - Google Patents
神経幹細胞 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5559680B2 JP5559680B2 JP2010514835A JP2010514835A JP5559680B2 JP 5559680 B2 JP5559680 B2 JP 5559680B2 JP 2010514835 A JP2010514835 A JP 2010514835A JP 2010514835 A JP2010514835 A JP 2010514835A JP 5559680 B2 JP5559680 B2 JP 5559680B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cells
- neurospheres
- neurons
- isolated
- population
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N5/00—Undifferentiated human, animal or plant cells, e.g. cell lines; Tissues; Cultivation or maintenance thereof; Culture media therefor
- C12N5/06—Animal cells or tissues; Human cells or tissues
- C12N5/0602—Vertebrate cells
- C12N5/0618—Cells of the nervous system
- C12N5/0623—Stem cells
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/28—Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2501/00—Active agents used in cell culture processes, e.g. differentation
- C12N2501/10—Growth factors
- C12N2501/11—Epidermal growth factor [EGF]
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2501/00—Active agents used in cell culture processes, e.g. differentation
- C12N2501/10—Growth factors
- C12N2501/115—Basic fibroblast growth factor (bFGF, FGF-2)
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2501/00—Active agents used in cell culture processes, e.g. differentation
- C12N2501/20—Cytokines; Chemokines
- C12N2501/23—Interleukins [IL]
- C12N2501/235—Leukemia inhibitory factor [LIF]
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2501/00—Active agents used in cell culture processes, e.g. differentation
- C12N2501/90—Polysaccharides
- C12N2501/91—Heparin
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Neurosurgery (AREA)
- Neurology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Developmental Biology & Embryology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Hospice & Palliative Care (AREA)
- Psychiatry (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
Description
この出願は、2007年6月27日に出願された米国仮特許出願第60/937,571号(この内容は、その全体が参考として本明細書に援用される)に関する。
本発明は、細胞治療の分野に関する。
本発明は、容易に入手可能なNSCの集団を同定すること、ならびに既存の方法に比べて傷害の危険がはるかに少ない、それらを単離するための方法を記載することによって、これらの困難に取り組む。これらの細胞は、同種異系または自系である。異種組織の移植に起因する合併症を回避するために、NSCは、好ましくは自系である。例えば、細胞置換(cell replacement)または組織再生のための薬学的組成物は、NSCに富んだ終糸(FT)神経細胞の集団を含む。この集団は、神経球または神経球開始細胞(neurosphere initiating cell)(NS−IC)を含む。神経球は、神経幹細胞を含む細胞の凝集物または塊である。これらは、代表的に、事実上球状であり、培養において自由に浮遊する。神経球内の細胞は、培養において増殖し、一方、ニューロンおよびグリアに分化する能力を維持している。NS−ICは、長期間の神経球培養を開始することのできる細胞である。NS−ICは、ネスチン陽性であり、適切な分化条件下で、ニューロン、星状膠細胞および乏突起膠細胞に分化する能力を有する。好ましくは、この組成物は、単離されたFT細胞の集団(このうちの少なくとも10%は、NSCまたはNS−ICである)を含む。例えば、この細胞集団のうちの少なくとも30%、50%、85%、90%、99%または100%はNSCである。
本発明は、幹細胞ベースの治療において多大な進歩を表す。この分野は、治療目的のための幹細胞を獲得する、供給源および信頼のおける方法の不足に悩まされている。脳または脊髄の傷害または変性疾患に起因して失われた脳細胞(ニューロンおよびグリア)の置換において使用するための、神経幹細胞の獲得が特に困難であった。
本発明は、FT(幹細胞の存在について調査されたことのない中枢神経系の領域)からの神経幹細胞の単離を介してNSC治療の実行可能性を増大させる組成物および方法を提供する。以前の研究は、幹細胞を含むCNS内の既知の領域(これは、正常な脳機能に必須であり、外科的に到達することが困難である)からのNSCの単離および増殖に注力していた。FTは、NSCの以前に使用された供給源に対する、新規かつ魅力的な代替物である。なぜなら、FTは、出生後の哺乳動物における発達中の脊髄の、機能を有さない(non−function)レムナントを示す、組織学的に始原の構造物だからである。これらの特性は、FTを、治療上の使用のための自系NSCの魅力的な供給源にする。FTは、出生後の哺乳動物(例えば、ラットまたはヒト)、廃棄されたヒト胎児、小児から青年までのヒト(特に、係留脊髄についての外科的切除を受けた者)、および治療上の使用に神経幹細胞を必要とするあらゆる出生後の被験体から取得される。この組織を分離し、神経球を単離し、幹細胞の生存および/または増殖を促進する条件下で増殖させる。FTに由来する細胞は、発生もしくは変性状態もしくは障害、疾患、傷害もしくは外傷、感染、投薬もしくは医学手順に由来する合併症、または任意の他の自然の原因(例えば、加齢)もしくは誘発された原因(例えば、脳卒中)に起因して、神経学的機能の回復を必要とする患者に投与される。移植された細胞は、宿主の中枢または末梢の神経系に統合され、機能的な回復を促進させる。
幹細胞は、大半(全てではないが)の多細胞生物に見出される細胞である。それらは、有糸細胞分裂を介して自身を更新し、そして特殊化した細胞型に分化する能力によって特徴付けられる。2つの大まかな型の哺乳動物幹細胞は、以下である:胚盤胞に見出される胚性幹細胞、および成体組織に見出される成体幹細胞。発生している胚において、幹細胞は、特殊化した胚性組織の全てに分化することができる。成体の器官において、幹細胞および前駆体細胞は、特殊化した細胞を補充する、身体のための修復システムとして働くが、血液、皮膚または腸組織のような再生性器官の正常なターンオーバーもまた維持する。
本明細書で使用されるように、用語「神経幹細胞」とは、ニューロンおよびグリア細胞を生じ得る、成体神経組織に見出される幹細胞を記載することが意図される。例示的なグリア細胞としては、星状膠細胞および乏突起膠細胞が挙げられるが、これらに限定されない。ニューロン(ニューロンおよび神経細胞としても知られる)は、情報を処理し伝達する神経系内の電気的に興奮性の細胞である。ニューロンは、脊椎動物の脳、脊髄および末梢神経の中心的な成分である。十分に発達したニューロンは、永久に有糸分裂しない(amitotic)(これらは分裂しない)が;しかしながら、脳のいたるところのさらなるニューロンは、神経発生の過程を介して、脳室下帯およびやや顆粒状のゾーン(subgranular zone)で見出される神経幹細胞から生じ得る。本発明はまた、FTを含む脊髄内の神経幹細胞の供給源を提供する。
ニューロンは、代表的に細胞体(soma)(すなわち、細胞体(cell body))、樹状突起(dendritic tree)および軸索から構成される。大部分の脊椎動物のニューロンは、細胞体および樹状突起に入力を受け、軸索を介して出力を伝達する。しかしながら、ニューロンのサイズ、形状および機能において、神経系および動物界を通じて大きな異質性が存在する。一部の特殊化したニューロンのサブタイプが知られており、これらとしては、かご細胞(小脳内の、拡張した、節の多い樹状突起を有するニューロン);ベッツ細胞(大型の運動ニューロン);中型の有棘ニューロン(Medium spiny neurons)(線条体における大半のニューロン);プルキンエ細胞(小脳内の巨大ニューロン、ゴルジI型多極ニューロンの1つの型);錐体細胞(三角形の細胞体を有するニューロン、ゴルジII型の1つの型);レンショー細胞(両端がα運動ニューロンに連結されたニューロン);顆粒細胞(ゴルジII型ニューロンとしての1つの型);および前角細胞(脊髄にある運動ニューロン)が挙げられるが、これらに限定されない。ニューロンのサブタイプの広範な変動に起因して、本発明の成熟ニューロンは、細胞型間の形態学的な差、分子的な差および/または機能的な差を利用する1つ以上の方法を使用して同定される。
さらに上記の細胞を特徴付けるために、FT−NSC株を樹立し維持した。FTに由来する神経球を、NSCマーカーであるビメンチン、CD133、Olig2およびSox2の発現について調べる。FT−NSCを、分化を促進する条件下でインビトロで培養する。分化した細胞の型を、免疫細胞化学技術および電気生理学的方法の両方を使用して同定する。ラットおよびヒトのFT−NSCを、正常なげっ歯類または脊髄外傷もしくは神経学的疾患のモデルとなるげっ歯類のいずれかのCNSに移植する。
ヒトNSCの供給源を同定し、神経系の外傷および変性の症例におけるそれらの治療上の使用を研究した。自系NSCを、脊髄のFTから単離し、増殖させ、続いて、神経組織の損傷の部位に移植する。
本発明のNSCを、被験体への移植に先立って、維持および増殖のために培養する。
個々の神経球を単離し、ニューロンおよびグリアへの分化を促進する種々の条件下でインビトロで平板培養する(Reynolds,B.A.、W.TetzlaffおよびS.Weiss. J Neurosci,(1992)12(11):p.4565〜74;Reynolds,B.A.およびS.Weiss. Science,(1992)255(5052):p.1707〜10)。分化をさらに特徴付けるために、神経球を他の細胞と同時培養し、分化条件への曝露の前に、脂肪親和性膜染料(lipophilic membrane stain)(例えば、DiI)、カルボキシフルオレセインまたはBrdUのような試薬で予め標識する。この追跡ストラテジは、生成されるニューロンおよびグリアの供給源として神経球を確実に樹立する。3つの基本的なアプローチが、これらの細胞を特徴付けるために使用される:a.血清の存在下で接着基質上で平板培養すること;b.特定の表現型を促進することが知られている規定された試薬(例えば、運動ニューロンを生成するために、レチノイン酸+ソニックヘッジホッグタンパク質を使用すること)での前処理に続いて、接着基質上で平板培養すること;ならびにc.標識された神経球と筋肉のような標的組織に由来する培養細胞またはCNSの異なる領域に由来する細胞との同時培養。同時培養データは、FT−NSCの運命に対する標的組織の影響を確立し、FT神経球が、筋肉細胞およびニューロンとのシナプスの相互作用を形成することを確認する。
FT−NSC株を、げっ歯類宿主組織へ再統合するそれらの能力ならびにヒト被験体および脊髄外傷と神経変性とについてのげっ歯類モデルにおける機能的な回復を生成するそれらの能力について評価する。当該分野で認識される腰部脊髄外傷についてのげっ歯類モデルを、FT−NSCの評価について使用する。これらのモデルは、欠損の程度および機能的な回復の程度に特異的な測定基準を含む(Karimi−Abdolrezaee,S.ら、J Neurosci,(2006)26(13):p.3377〜89;Kimura,H.ら、Neurol Res,(2005)27(8):p.812〜9;Nakamura,M.ら、J Neurosci Res,(2005)81(4):p.457〜68;Vroemen,M.ら、Eur J Neurosci,(2003)18(4):p.743〜51)。GFP標識されたFT−NSCを、脊髄外傷を経験したラットの傷害部位に移植する。動物を機能的な回復について試験し、その後屠殺し、死後の脊髄を、移植した細胞の統合について組織学的に調べる。
自系FT NSCは、パーキンソン病および他の神経変性疾患ならびに外傷性脳傷害の処置に有用である。研究は、ドーパミン産生細胞が、マウスパーキンソン病(Parkinson’s)モデルおよびヒトパーキンソン病患者の両方の線条に統合し得、この疾患の症状を緩和し得ることを示唆する。本発明以前には、NSCの豊富かつ容易に入手可能な供給源の欠如は、個々の移植片において比較的少数の細胞が使用されていたことを意味する。さらに、以前の移植片は、中枢神経系の「免疫学的に特権のある(immunoprivileged)」性質にも拘らず、拒絶をもたらす免疫反応を引き起こす、異種細胞を使用した。本発明は、これらの問題の両方を解決する:全ての患者はFTを有し、したがって、全ての患者は、増殖可能であり、かつ適切な条件下で、自家移植のための特定の細胞型(ドーパミンニューロンおよびコリン作用性運動ニューロンが挙げられる)を効率よく生成する、自系NSCの準備のできた供給源を有する。FT−NSCは、自系細胞の利用可能性に対する根本的な拘束を排除するので、それらの治療上の使用に対する唯一の制限は、生じる細胞型の多様性である。例えば、FT由来乏突起膠細胞を使用して、多発性硬化症のような脱髄疾患を処置する一方で、FT由来運動ニューロンは、筋萎縮性側索硬化症のような運動ニューロンの喪失の疾患または脊髄傷害に適用可能である。
FT細胞を、公知の方法を使用して患者から採取する。例えば、手術を使用して、「係留脊髄症候群」の症例においてなされるように、FTを切断および切開する。第二に、少量の組織を、針穿刺吸引(needle aspiration)によって採取する。これらの細胞に関してたくさんの数の継代が可能であること、そして単回の注射に必要とされるのが比較的少数(500,000〜1,000,000)であることを考慮して、単一のサンプルは、複数回の注射に十分な細胞をもたらし得る。蛍光検査(fluoroscopic)または他の誘導を使用して、複数のサンプルを、単一の手順の間に採取することができる。
非特異的分化のために、単一の神経球を、可視化のための解剖顕微鏡の補助を使用して単離し、1% N2、1% ペニシリン−ストレプトマイシン、および5〜10% ウシ胎児血清(Gibco)を含むDMEM/F12培地中で96穴の培養ディッシュ(Corning)の個々のウェルにおいて、ポリ−L−リジン(0.01%、Sigma)およびラミニン(20mg/ml、Sigma)でコートしたカバーガラス上で平板培養した。培地を、実験の残りの間、変更しなかった。免疫細胞化学のために、カバーガラスを2〜10日後に処理した。分化した細胞が増殖性細胞に由来したことを確認するために、神経球を、トリチウム化チミジン(Cepko labから贈呈、培地1mlあたり5mL)で8時間インキュベートした。続いて、神経球を、視覚的に単離し、3回、幹細胞培地で洗浄し、次に、上記のように分化させた。運動ニューロンへの指向性の分化は、まず、4〜5日間のレチノイン酸(RA、2mM、Sigma)およびソニックヘッジホッグ(Shh−N 500〜100nM、R&D systems製、またはHh−Ag1.3、Curis)での神経球の処理を含んだ。この処理を、以前に記載した幹細胞培地中で行った。その後、個々の神経球を単離し、1% N2、1% ペニシリン−ストレプトマイシン、5% ウマ血清(Gibco)、CNTF(25ng/ml、Sigma)、GDNF(25ng/ml、Sigma)およびBDNF(50ng/ml)を含むDMEM/F12培地中で7〜10日間、96穴の培養ディッシュ(Corning)の個々のウェルにおいて、ポリ−L−オルニチン(0.01%、Sigma)、I型コラーゲン(0.01%、Sigma)およびラミニン(20mg/ml、Sigma)でコートされたカバーガラス上で平板培養した。3つの型の対照実験を実行した。神経球を、RAを含まずShh−Nのみで処理した。神経球を、RAおよびShh−Nで処理しないが、BDNF、CNTFおよびGDNFの存在下で増殖させた。最後に、一部の神経球は、Shh−NでもRAでも処理せず、それらを、BDNFもCNTFもGDNFも存在しない中で培養したが、上記のように、5〜10%血清中で非特異的分化を受けた。また、先に記載したように、対照も、コートしたカバーガラスを含む96穴の培養ディッシュの個々のウェル中で7〜10日間培養した。その後、全てのカバーガラスを免疫細胞化学のために処理した。
ネスチンに対するウサギポリクローナル抗血清(1:400)、ChATに対するヤギポリクローナル抗体(1:100)およびニューロン特異的エノラーゼに対するマウスモノクローナル抗体(1:1000)を、Chemiconから取得した。ウサギポリクローナルSox2(1:1000)は、Sigma Abcamに由来する。ビメンチンに対するマウスモノクローナル抗体は、Cepko laboratoryから贈呈された。マウスモノクローナルCD133(1:1000)は、Miltenyi Biotecから購入した。GFAPに対するウサギポリクローナル抗体(1:1000)は、Dakoに由来し、GFAPに対するマウスモノクローナル(1:1000)は、Sigmaに由来した。βチューブリンIIIに対するウサギポリクローナルは、Covanceに由来した。Tuj 1(1:1000)およびNeu−N(1:1000)に対するマウスモノクローナル抗体も、Olig−2に対する抗体と同様に使用した。NICHDの賛助の下に開発され、The University of Iowa,Department of Biological Sciences,Iowa City,IA 52242によって維持された、神経フィラメント、MNR2、Lim3およびIs1−1、ならびにPax6に対するモノクローナル抗体を、Developmental Studies Hybridoma Bankから購入した。AF 488結合体化ロバ抗ウサギIgG、AF 488結合体化ロバ抗マウスIgG、AF 568結合体化ロバ抗ヤギIgG、AF 488結合体化ヤギ抗マウスIgG、およびAF 568結合体化ヤギ抗ウサギIgGは、InvitrogenのAlexa Fluor productsから購入した二次抗体であった。全て1:1000で使用した。
免疫細胞化学を、カバーガラスに付着した全神経球または分化した神経球を使用して実行した。カバーガラスを、4% ホルムアルデヒド(PBS中、pH7.2)で20〜30分間、固定し、次に、PBSでそれぞれ10分間、3回洗浄した。抗体希釈物を、ブロッキング溶液(PBS、0.2% ウシ血清アルブミン中、10% 正常ヤギ血清、10% アイシングラス、0.3% Triton X)で調製し、一次抗体を、カバーガラスを用いて、それら各々の希釈物で一晩(8時間)インキュベートした。このことの後、PBSで3回洗浄し、その後、適切な二次抗体で4時間インキュベートした。PBSでの3回のさらなる洗浄の後、カバーガラスをDapi(0.03mg/ml)で30分間インキュベートした。その後、カバーガラスを、もう一度3回(それぞれ10分間)洗浄し、それから封入剤としてVectashieldを使用してガラススライド上に載せた。このスライドを、Zeiss顕微鏡写真機(photomicroscope)を使用して免疫蛍光検査のために視覚化した。特定のマーカーについての細胞染色のおおよその割合を、4〜5 20×視野の平均カウントによって決定した。Dapiを、細胞の総数を計数するためのマーカーとして使用した。細胞の数が極めて多い(>500)場合、またはそれらが、一部の視野で共に塊になるが、他の視野では存在しない場合、Dapiに対するマーカー陽性細胞のパーセンテージを見積もった。
29の実験において、FTを、P4〜P19齢のラットから切開し、培養した。神経球は、29個の培養物のうち、26個で生成された(89.5%)。個々の培養物を、最大18回まで継代し、3つの細胞株を樹立し、凍結させた。ヒトFT組織を、4つの胎児および6ヶ月齢〜18歳の12の出生後手術から単離した。神経球は、16個の培養物のうち、14個で生成され(87.5%)、これらの培養物を、最大6回継代した。神経球をもたらした最も年長の組織ドナーは、18歳である。図2A〜Dは、FTおよび尾方の脊髄ならびにこれらから得られた神経球を示す。20個を超えるヒトまたはラット神経球を、ネスチン免疫反応性について染色した(図2、CおよびD)。試験した全ての神経球はネスチン陽性であった。図3A〜Dは、FT神経球からニューロンおよびグリアへの細胞の分化を示す。ラットおよびヒト由来の個々の神経球を、血清存在下でポリ−l−リジン、ラミニンおよびコラーゲンを含む種々の接着基質上で平板培養した。全ての場合において、FT−NSCは、免疫細胞化学的判断基準によって決定されるように、ニューロンおよびグリア(星状膠細胞および乏突起膠細胞を含む)に分化した。
14〜21週齢のヒト胎児組織を、妊娠の人工的な終結の後に取得した。脊髄を迅速に切開し、氷冷ハンクス溶液中に置いた。その後、顕微鏡での視覚化の下で、ヒトFTを同定し、切開した。ヒトFTの周囲の脊髄神経根を、時折切開し、陰性対照として別個に培養した。6ヶ月齢〜18歳のヒト出生後組織を、係留された索の解放(TCSのための慣例的な神経外科手順)を受けた小児から取得した。これらの場合において、ヒトFTを、顕微鏡の補助を使用して神経外科医が視覚的に同定し、取り出しに先立って、その正体を、電気生理学的試験を用いて確認した。この組織を、氷冷ハンクス溶液中で、手術室から研究室に移した。
一部の神経球は、培養容器に接着し、そして培地からのいずれの因子の添加も除去もなく自発的に分化するようだった。種々のドナーに由来する単一の神経球は、LIF、bFGFおよびEGFの除去の後に血清の存在下で神経前駆体細胞(NPC)、ニューロンおよびグリアに成功裏に分化した。個々の神経球を、ポリリジンおよびラミニンでコートしたカバーガラスに2〜10日間、これらの分化条件で平板培養した。全ての場合(n=50の実験)において、神経球は、免疫細胞化学で同定されるNPC、ニューロンおよび/またはグリアの変動した組み合わせ(assortment)を生成した(図5 AおよびB)。これらとしては、ニューロン特異的エノラーゼ、神経フィラメント、neu−nおよびβチューブリンIII(ニューロンのマーカー)、GFAP(星状膠細胞のマーカー)、O1(成熟乏突起膠細胞のマーカー)、mushashi、ビメンチンおよびsox−2(NPCマーカー)が挙げられる(図5 AおよびB)。
本発明以前には、運動ニューロンを生成する出生後の神経球についての先行する報告はなかった。以前に記載されたWichterleの、胚性幹細胞の運動ニューロン(MN)への指向性の分化の方法の変形を用いることで、単離され本明細書中に記載されたようなHuFT由来神経球を、MNに分化するように一貫して誘導した。最初に、単一の神経球をレチノイン酸およびソニックヘッジホッグ(Shh−Nタンパク質またはHh−Ag1.3として知られるShhシグナル伝達の特異的小分子アゴニスト)で、運動ニューロン前駆体(MNP)の誘導のために処理した。次に、これらの個々の神経球を、血清ならびにMNの成長および生存を支持することが公知の三つの神経栄養因子の存在下で、接着基質上で培養した。その三つの神経栄養因子は、毛様体由来神経栄養因子(CNTF)、脳由来神経栄養因子(BDNF)、および神経膠由来神経栄養因子(GDNF)である。これらの分化条件での7〜10日の後、MN特異的マーカーの存在について免疫細胞化学により細胞を分析した。これらは、motor neuron restricted−2(MNR2)、Islet 1(Isl1)、Lim3およびコリンアセチルトランスフェラーゼ(ChAT)を含んだ。MNPの最終分割の間に最初に発現されるMNR2は、MNの同一性にかかわる決定因子である。Isl1およびLim3は、MNの発達に関連するホメオボックス転写因子である。Isl1は、全てのクラスのMNにより発現される。分化した神経球は、MNPにおいて発現されることが公知の二種類の前駆体マーカー(転写因子のOlig−2およびPax6)について試験した。全ての実験において(n=16)、ニューロンの異なる部分が、上記(図5Dおよび5E)のMNまたはMNPマーカーを発現した。この変動性は、単一のマーカー(例えば、MNR2)の使用においてさえ持続する。体細胞性の運動ニューロンにより選択的かつ一貫して発現されるホメオボックスドメインタンパク質であるホメオボックス9(HB9)、およびPax6の存在は、RT−PCRにより確認した。
ラットFT(rFT)において可能性のあるNSCに、いずれかの特定のニッチまたは特異的な場所があるか否かを決定するため、組織を切開し、そしてホルムアルデヒドで固定した組織の複数の切片をNSCマーカーであるネスチンについて染色した(図6Aおよび6B)。これらの試料の免疫組織化学が、明白な分布パターンをともなわない散在する個別的なネスチン陽性細胞を示した。
rFT由来神経球からのMNの生成を一貫して誘導するために、単一の神経球をレチノイン酸(RA)およびソニックヘッジホッグ(Shh−Nタンパク質、またはHh−Ag1.3と呼ばれるShhシグナル伝達の特異的小分子アゴニスト)で、MN前駆体を誘導するために4〜5日間処理した。これらの処理された個々の神経球は、その後、血清ならびに、MNの成長および生存を支持することが公知の三つの神経栄養因子の存在下で、接着基質上で平板培養した。用いた神経栄養因子は、毛様体由来神経栄養因子(CNTF)、脳由来神経栄養因子(BDNF)、および神経膠由来神経栄養因子(GDNF)である。これらの条件において処理した神経球を7〜10日間分化させた後、細胞をMN特異的マーカーの存在について免疫細胞化学により分析した(図8、図9)。用いたマーカーは、motor neuron restricted−2(MNR2)、Islet 1(Isl1)、Lim3およびコリンアセチルトランスフェラーゼ(ChAT)であった。MNR2、Isl1およびLim3は、Wichterleらにより、MNSへの胚様体の規定された分化を記載する彼らのもともとの論文において用いられた。Pax6およびOlig2は、MN前駆体細胞を同定するためのマーカーとして用いた。
いくらかの神経球は、培養容器に接着し、そして培地からのいずれの因子の添加も除去もなく自発的に分化する。rFT由来神経球が、ニューロンおよびグリアに分化するために必要とされる条件を決定するために研究を実行した。bFGF、EGFおよびLIFの除去後、34の実験において単一の神経球を、ポリ−L−リジンおよび/もしくはラミニンコートしたカバーガラスならびに/または5〜10%の血清への曝露の種々の組み合わせ上で平板培養した。その神経球をこれらの分化条件に7日間供した。接着基質単独または血清単独のどちらかの使用が、形態学的分化を開始するために十分であったが、血清の添加は、より迅速な分化を結果として生じた。全ての例において、分化した神経球は、BTIII、神経フィラメント、O1、およびGFAPを含むニューロンのマーカーおよびグリアのマーカーを発現した(表1および2)。
神経幹細胞(NSC)は、中枢神経系(CNS)における未分化細胞であって自己再生が可能であり、そしてニューロンおよびグリアに分化するように誘導され得る。哺乳動物のNSCの現用の供給源は、正常な機能にとって大切であり、外科的に到達することが困難であるCNSの領域に制限されている。これは、ヒト疾患におけるそれらの治療上の能力を制限する。以前に調べられておらず、犠牲にしてもよく、そして容易に到達することができる、脊髄の尾方末端の組織である終糸(FT)が、哺乳動物における多分化能の神経球の供給源であることが、予期せず発見された。本研究では、単離し、そしてこれらの細胞の能力を特徴付けるためにラットモデルを用いた。ラットFT(rFT)由来の神経球は、上皮細胞成長因子(EGF)、塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)、および白血病抑制因子(LIF)の組み合わせによるインビトロでの増殖に耐えられる。増殖している細胞は、血清への曝露により神経前駆体細胞、ニューロン、星状膠細胞およびグリアへと分化するように誘導された神経球を形成した。種々の神経栄養因子と組み合わせてソニックヘッジホッグ(Shh)およびレチノイン酸(RA)を用いる指向性の分化をとおして、rFT由来神経球は、運動ニューロン(MN)をインビトロで生じた。
rFTの培養および得られた神経球
初代培養:全ての手順は、滅菌条件下で実施した。P2〜P11齢の出生後のラット(雄および雌、SD系(Sprague Dawley)、チャールズ・リバー(Charles River))を、イソフルラン(Abbott)で麻酔し、そして頚椎脱臼により殺した。脊柱を、氷冷したHanks溶液中で迅速に切開した。顕微鏡での可視化のもと、rFTを同定し切開した。各切開は、細胞死を最小にするため、5分未満で実施した。rFTの周囲の脊髄神経根を時折切開し、陰性対照として別個に培養した。rFT(通常、培養ディッシュ当たり、3つの同胞rFT)をプールし、そして幹細胞培地(SCM)(Weissら、1996.J Neurosci 16:7599−7609;Carpenterら、1999.Exp Neurol 158:265−278;Liら、2005a.Biochem Biophys Res Commun 326:425−434;Kimら、2006.Exp Neurol 199:222−235)を含む培養ディッシュ(Corning)中に移した。この培地は、DMEM/F12(1:1、Gibco)、1% N2処方物(Gibco)、1% ペニシリン−ストレプトマイシン溶液(Gibco)、EGF(20ng/ml、Gibco)、bFGF(20ng/ml、Gibco)、およびLIF(10ng/ml)から作製した。FGFは、安定性のために、8mg/mlのヘパリン(Sigma)を含む溶液中で調製した。
P0〜P7のラットを殺し、そして近位の肢の筋肉を、氷冷したHBSS中で迅速に切開した。その組織を、穏やかに別々に掻き裂き、そしてその後、DMEM/F12(1:1)、1% N2補充物および1% ペニシリン−ストレプトマイシンからなる培地を含む培養ディッシュに移した。3mMのカルシウムをともなうII型コラゲナーゼ(100U/ml)を、筋肉繊維を単一の細胞に分散させるために、この培地に加えた。ディッシュは、37℃、5% CO2でインキュベーター中に24時間置いた。24時間後、組織を完全に分離するために、先端熱加工したパスツールピペットで培養物を粉砕した。培養物をその後、1000rpmで5分間遠心分離した。そのペレットを2回洗浄し、その後、DMEM/F12 1:1、1% N2補充物、1% ペニシリン−ストレプトマイシン、10% ウシ胎児血清を含む培地中に再懸濁した。シス−ヒドロキシプロリン(100μg/ml)を、線維芽細胞の増殖を抑制するために平板培養培地に加えた。細胞を、ポリ−L−リジン(0.01%)およびラミニン(20μg/ml)でコートしたカバーガラス上で、約106細胞/mlの密度で平板培養した。
インビトロ分化
血清をもちいての非特異的分化:単一の神経球を、可視化のための解剖顕微鏡を用いて単離し、そして96穴の培養ディッシュ(Corning)の個々のウエル中で、1% N2、1% ペニシリン−ストレプトマイシン、および5〜10% ウシ胎児血清(Gibco)を含むDMEM/F12培地において、ポリ−L−リジン(0.01%)およびラミニン(20μg/ml)でコートしたカバーガラス上で平板培養した。培地は、実験の残りの間、変更しなかった。カバーガラスを、24時間後、または7〜10日後に免疫細胞化学のために処理した。
抗体:ネスチンに対するヤギポリクローナル抗血清(1:50)(R&D systemsより入手)。ChATに対するヤギポリクローナル抗体(1:100)およびニューロン特異的エノラーゼに対するマウスモノクローナル抗体(1:1000)はChemiconから入手した。Sox2に対するウサギポリクローナル抗体(1:1000)は、SigmaおよびAbcamから入手した。ビメンチンに対するマウスモノクロ−ナル抗体はZymedから入手した。GFAPに対するウサギポリクローナル抗体(1:1000)はDakoから入手し、GFAPに対するマウスモノクローナル抗体(1:1000)はSigmaから入手した。β−チューブリンIII(Tuj−1)に対するウサギポリクローナル抗体はCovanceから入手した。Tuj−1に対するマウスモノクローナル抗体(1:1000)およびNeu−Nに対するマウスモノクロ−ナル抗体(1:1000)はCovanceから入手した。Olig−2に対するマウスモノクローナル抗体は、使用に先立って前希釈した。NICHDの援助のもとに開発され、University of Iowa,Department of Biological Sciences,Iowa City,IA 52242によって維持された、神経フィラメント;MNR2、Lim3およびIsl−1;ならびにPax6に対するモノクローナル抗体は、Developmental Studies Hybridoma Bankから入手した。AF488結合体化ロバ抗ウサギIgG、AF488結合体化ロバ抗マウスIgG、AF568結合体化ロバ抗ヤギIgG、AF488結合体化ヤギ抗マウスIgG、およびAF568結合体化ヤギ抗ウサギIgGは、InvitrogenからのAlexa Fluor productsより入手し、全て1:1000で使用した。
単離:rFTから単離した細胞を、コラゲナーゼで分離し、そして、bFGF(20ng/ml)、EGF(20ng/ml)およびヒトLIF(10ng/ml)を含む標準的な幹細胞培地(DMEM、F12、N2補充物)中で培養した。インビトロで3〜4日後(DIV)、34の初代培養物中31において、神経球が観察された。これらの神経球は、最初は自由に浮遊し、そしてそれらの球状構造、位相での明るい外観、および一定の細胞膜により同定した。神経球は、やがてより大きな神経球へと成長する、3〜4の丸い細胞のより小さな塊として、初めは出現する。これらの、より大きな神経球のサイズは、サイズにおいて約50um未満〜1mm超までの広い範囲であった。30umより小さい細胞塊は、神経球としてカウントしなかった。初代培養物当たりの神経球の数は、約30から、50を超えるまで変化した。この数はドナーのラットの年齢とは相関しないようだった。増殖および自己再生の能力を示すため、神経球を分離し、そして19回まで継代した。これらの培養物は、インビトロで7ヶ月まで維持した。12の培養物を凍結し、そして二つを生存能力について試験し、成功裡に回復した。
いくらかの神経球は、培養容器に接着し、そして培地へのいずれの因子の付加も除去もなしに、ニューロンおよびグリアの形態学的特徴を有する細胞へ自発的に分化する。rFT由来神経球をニューロンおよびグリアに分化させるために必要とされる条件を決定した。bFGF、EGFおよびLIFの除去後、単一の神経球を、表2に示した接着基質±5〜10%のウシ胎児血清への曝露の7種類の異なる組み合わせで処理したカバーガラス上に平板培養した。各条件につき5回の実験を実施した。7日後、培養物をTuj−1、神経フィラメント、O1、GFAPおよびネスチンについて染色した。接着基質単独または血清単独のどちらかの使用が、形態学的な分化を開始するために十分であったが、血清の付加が、より迅速な分化を結果として生じた。全ての例において、Tuj−1、神経フィラメント、O1、およびGFAPを含むニューロンのマーカーまたはグリアのマーカーのどちらかを発現する神経球に由来する細胞を検出した。
全ての実験において(n=25)、種々の割合の分化した細胞が、上述のMNマーカーまたは運動ニューロン前駆体マーカーを発現した。図12は、MNR−2、Tuj−1およびGFAPについての染色に基づいて、運動ニューロン、ニューロンおよびグリアの割合を示す。
本発明の方法を、先に記載された、例えば側脳室の脳室下帯(SVZ)のようなNSCのためのCNSのニッチの多くの特性を、FTの組織学的環境が有することを決定するために用いた。SVZにおける細胞構成は、A型(神経芽細胞)、B型(ゆっくりと増殖するGFAP+神経形成星状膠細胞)、C型(中間前駆体細胞)およびE型(上衣)細胞からなる。この系において、E型細胞は脳室を裏打ちし、そして、脳室に接触するためにE細胞の間を縫うように続くB細胞によって、時折置き換えられる。B型細胞は、E細胞の脳室下側に向かって位置し、吻側移動経路(Rostral Migratory Stream)として公知の経路に沿って嗅球へ移動するA細胞をさや状に覆う。C型細胞は、A細胞の鎖に沿って分散する。
CNSの腫瘍は、神経組織のニッチ近くにしばしば見出される。脊髄およびFT内の腫瘍は、全てのCNSの腫瘍の4〜10%を構成する。パラガングリオーマおよび原始神経外胚葉性腫瘍(例えば、脳室上衣腫)は、終糸に対する親和性を有する。パラガングリオーマは、神経内分泌腫瘍であり、そして脳室上衣腫は、中心管の上衣細胞から生じる腫瘍である。それらは、全てのグリアの脊髄腫瘍の60%の原因であり、そして成体における最も一般的な髄内脊髄性新生物である;粘液乳頭型脳室上衣腫(FTにおける上衣のグリアの腫瘍)は、脳室上衣腫の13%を構成し、そしてFTに対する明瞭な偏好を有する(Koeller,K.K.et al.2000.Radiographics 20:1721−1749)。
24時間と7〜10日間で分化した単一の神経球におけるニューロンのマーカーおよびグリアのマーカーの発現を対比した。24時間の分化プロセス後、ほとんどの細胞が、ニューロンのマーカーおよびグリアのマーカーの両方を発現した。一つの局面において、この結果は、分化プロセスの初期における未解明の細胞運命を反映する。7〜10日後、単一の神経球に由来するほとんどの細胞は、ニューロンのマーカーまたはグリアのマーカーのどちらかを発現し、非常に少数の細胞が両方について二重に染色される。この結果は、ドナーの年齢とともには変化しない。24時間後の相対的に不明瞭な細胞同一性と比べて、細胞は時間とともに、より拘束された細胞運命を発現する。
NPCマーカーの発現は、分化の24時間後に高く、そして7〜10日後でさらに高かった。ほとんどの細胞は、二重に染まらなくなり、そしてより成熟した表現型を示すマーカー(すなわち、ニューロンまたはグリア細胞マーカー)を発現することを考慮すると、これは驚きであった。
RFT由来神経球は、インビトロで胚性幹細胞をMNに分化させるために用いられたRAおよびShhへの暴露の有りおよび無しでMNを生成した。胎仔身体における吻側神経前駆体は、RA(尾方化シグナル)に応答して脊髄の位置の同一性を獲得し、そしてその後、Shhの腹方化シグナルに応答して運動ニューロン前駆体の同一性を獲得する。
Shh−Nに加えて、Shhシグナル伝達はまた、小分子アゴニストのHh−Ag1.3により活性化される。胚性幹細胞(ESC)からのMNの生成のために、研究は300〜500nMのShh−Nまたは1〜2μMのHh−Ag1.3を使用した(Wichterle,H.ら、 2002. Cell 110:385−397;Harper,J.M.ら、 2004. Proc Natl Acad Sci U S A 101: 7123−7128;Miles,G.B.ら、 2004. J Neurosci 24:7848−7858;Li,X.J.ら、 2005. Nat Biotechnol 23: 215−221 ;Soundararajan,P.ら、 2006. J Neurosci 26:3256−3268). Wichterleらは、これらの濃度においてShh−NおよびHh−Ag1.3で同一の結果を報告したが、ほとんどの研究は、ESCからMNを生成するために1μMのHh−Ag1.3を使用した。rFT神経球において、Hh−Ag1.3は、Shh−Nと比較した場合、生成されたMNの収量の増加において特に有効であった。Hh−Ag1.3を用いた場合、100%近くのMNが生成され、一方、Shh−Nが加えられた場合、わずか20〜40%のMNが生成した。Hh−Ag1.3は、ESC神経球に比較してrFT神経球におけるMN収量の増加のために選択的に有効のようである。これらの結果は、rFT神経球の一つの予期せぬ、そして優れた特性を強調する。
GFAPを星状膠細胞のマーカーとして用いたが、しかしながらGFAPは、星状膠細胞様成体幹細胞についてのマーカーでもある。成体哺乳動物において、神経形成星状膠細胞は、側脳室のSVZ、および海馬中の歯状回のやや顆粒状のゾーンにおいてインビボで同定された。神経形成星状膠細胞を、非神経形成星状膠細胞の非常に大きい集団から区別する特徴およびマーカーは、未解明である。rFTから分化したGFAP+細胞は、神経形成および/または非神経形成星状膠細胞である。分化実験において、細胞は、時折GFAPおよびニューロンのマーカーについて二重染色される。指向性のMN分化をうけた神経球由来の細胞は、時折MNR2およびGFAPの両方を発現する。GFAPが、単に非神経形成星状膠細胞マーカーである場合、GFAPと運動ニューロンマーカーの同時発現は驚きである。なぜならば、GFAPはまた、星状膠細胞様成体NSCについてのマーカーであり、二重染色された細胞は、MNの細胞運命に拘束された神経形成星状膠細胞を示し得る。
本発明の方法を、年齢18歳までのドナーからヒトNSCを単離するために用いた。これらの細胞は、培養の時間の延長した期間にわたって増殖した神経球を生じた。その神経球を、ニューロンおよびグリアに分化するように誘導した。さらに、それらを、インビトロで横紋筋を刺激することが可能な運動ニューロンを形成するように誘導した。これは、到達可能および消耗可能の両方である多分化能CNS細胞の最初のヒトの供給源であり、そして出生後の組織から得られたヒト神経球由来の運動ニューロンの最初の報告である。本発明は、免疫学的拒絶を回避する自系細胞に基づく移植療法を提供する。
ヒト胎児組織(14〜21週齢)を、ヒト小児組織でと同じように、氷冷したHanks緩衝液中で切開した(図1b)。その組織をDMEM/F12(1:1、Gibco)中で、II型コラゲナーゼ 100U/ml(Gibco)で分散し、そして標準的な幹細胞培地のDMEM/F12、1% N2処方物(Gibco)、1%ペニシリン−ストレプトマイシン溶液(Gibco)、EGF(20ng/ml、Gibco) bGFG(20ng/ml、Gibco)、LIF(10ng/ml)(Weiss,S.ら、 1996. J Neurosci 16,7599−609)中で維持した。2〜4週毎に、神経球を、Accumax(Innovative Cell Technologies)での分離後継代した。神経球の分化を、増殖因子の除去、培地への5〜10%血清の付加およびポリリジンおよび/またはラミニンでコートしたカバーガラスでの平板培養により誘導した。MNへの分化のために、神経球をRA(2uM、Sigma)および0.4〜1μMのShh−N(R&D systems)または1.5μMのHh−Ag1.3(Curis)で4〜6日で処理し、その後、ポリ−L−オルニチン、ラミニンおよびコラーゲンでコートしたカバーガラス上で、BDNF、 CNTFおよびGDNF(Sigma)を含む神経基本培地(Wichterle,H.ら、 2002. Cell 110,385−97)中で7〜10日間、平板培養した。
本発明をその詳細な明細とともに記載したが、先述の明細は説明を意図するものであって、付録の特許請求の範囲により規定される本発明の範囲を制限するものではない。多の局面、利点、および改変は、以下の特許請求の範囲内にある。
Claims (18)
- 単離された終糸(FT)細胞の集団を含む組成物であって、
前記の単離されたFT細胞の集団が、神経幹細胞(NSC)を富化され、
前記の単離されたFT細胞の集団が、上衣細胞、神経芽細胞、星状膠細胞様細胞、小膠細胞、乏突起膠細胞、ニューロン、繊維芽細胞、脂肪細胞および/または神経節細胞から選択される1種または2種以上を含む、前記組成物。 - 前記の単離されたFT細胞の集団が、神経球または神経球開始幹細胞を含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記の単離されたFT細胞の集団が、少なくとも10%の神経幹細胞を含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記の単離されたFT細胞の集団が、少なくとも30%の神経幹細胞を含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記の単離されたFT細胞の集団が、少なくとも90%の神経幹細胞を含む、請求項1に記載の組成物。
- 出生後の動物から採取されたFT組織からFT−NSCを単離する方法であって、該方法は、(i)該FT組織を分離して、神経球を取得する工程、および(ii)該神経球を培養する工程を包含する、前記方法。
- 被験体の神経学的機能を増強または回復させる方法における使用のための、単離されたFT細胞の集団を含む医薬組成物であって、
前記の単離されたFT細胞の集団が、神経幹細胞と、上衣細胞、神経芽細胞、星状膠細胞様細胞、小膠細胞、乏突起膠細胞、ニューロン、繊維芽細胞、脂肪細胞および/または神経節細胞から選択される1種または2種以上とを含む、前記医薬組成物。 - 前記の単離されたFT細胞の集団が、単離されたFT−NSCを富化された集団からなる、被験体の神経学的障害を処置する方法における使用のための、請求項7に記載の医薬組成物。
- 前記神経学的障害が、傷害または変性状態を含む、請求項8に記載の医薬組成物。
- 前記神経学的障害が、脳もしくは脊髄の傷害または脳もしくは脊髄の機能の減損を含む、請求項8に記載の医薬組成物。
- 前記被験体が、脳卒中に罹患していると診断されるか、または脳卒中に罹患していると疑われる、請求項8に記載の医薬組成物。
- 出生後の動物から単離されたFT−NSC細胞集団を増殖させる方法であって、該方法は、(i)該動物から採取されたFT組織からFT−NSC集団を取得する工程、および(ii)該FT−NSCの増殖または分化を可能にする条件下で、該FT−NSC集団を培養する工程を包含する、方法。
- 前記神経球が、ニューロンに特異的なβ−チューブリンIII(Tuj−1)およびグリア繊維酸性タンパク(GFAP)を発現する1種または2種以上のヒト細胞を含む、請求項2に記載の組成物。
- さらに、(iii)ネスチン陽性NSCを回収する工程を包含する、請求項6に記載の方法。
- 前記の細胞の集団が、前記被験体から単離した自系のFT細胞を含む、請求項7〜11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記被験体の神経学的機能を増強または回復させる自家療法における使用のための、請求項7〜11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記被験体の神経学的障害を処置する自家療法における使用のための、請求項7〜11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記の単離されたFT細胞の集団が、NSCを富化された、請求項7〜11および15〜17のいずれか一項に記載の医薬組成物。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US93757107P | 2007-06-27 | 2007-06-27 | |
| US60/937,571 | 2007-06-27 | ||
| PCT/US2008/008069 WO2009002559A1 (en) | 2007-06-27 | 2008-06-27 | Neural stem cells |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010531663A JP2010531663A (ja) | 2010-09-30 |
| JP5559680B2 true JP5559680B2 (ja) | 2014-07-23 |
Family
ID=39735245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010514835A Expired - Fee Related JP5559680B2 (ja) | 2007-06-27 | 2008-06-27 | 神経幹細胞 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20110064700A1 (ja) |
| EP (2) | EP2176401A1 (ja) |
| JP (1) | JP5559680B2 (ja) |
| AU (1) | AU2008269029A1 (ja) |
| CA (1) | CA2691963A1 (ja) |
| WO (1) | WO2009002559A1 (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009057111A2 (en) | 2007-10-29 | 2009-05-07 | Hadasit Medical Research Services & Development Limited | Human stem cell-derived neural precursors for treatment of autoimmune diseases of the central nervous system |
| WO2012164137A1 (es) | 2011-05-30 | 2012-12-06 | Fundación Investigación En Regeneración Del Sistema Nervioso | Células madre y células de la estirpe neural derivadas de la glía envolvente olfatoria, y sus aplicaciones |
| US20190018000A1 (en) | 2016-01-12 | 2019-01-17 | Cedars-Sinai Medical Center | A method of non destructive monitoring of biological processes in microfluidic tissue culture systems |
| US11913022B2 (en) | 2017-01-25 | 2024-02-27 | Cedars-Sinai Medical Center | In vitro induction of mammary-like differentiation from human pluripotent stem cells |
| EP4700387A2 (en) | 2018-03-23 | 2026-02-25 | Cedars-Sinai Medical Center | Methods of use of islet cells |
| WO2019195800A1 (en) | 2018-04-06 | 2019-10-10 | Cedars-Sinai Medical Center | Novel differentiation technique to generate dopaminergic neurons from induced pluripotent stem cells |
| WO2019195798A1 (en) | 2018-04-06 | 2019-10-10 | Cedars-Sinai Medical Center | Human pluripotent stem cell derived neurodegenerative disease models on a microfluidic chip |
| EP3787613B1 (en) | 2018-04-30 | 2026-03-11 | Cedars-Sinai Medical Center | Pkc activation for use in treating early onset sporadic parkinson's disease |
| CN113439120B (zh) * | 2019-01-22 | 2025-02-14 | 高丽大学校产学协力团 | 用于将神经干细胞分化为星形胶质细胞的基于直接细胞转化的方法 |
| WO2021081237A1 (en) * | 2019-10-22 | 2021-04-29 | Cedars-Sinai Medical Center | Mesh chopping of neural progenitor cell aggregates |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5851832A (en) * | 1991-07-08 | 1998-12-22 | Neurospheres, Ltd. | In vitro growth and proliferation of multipotent neural stem cells and their progeny |
| US20030166276A1 (en) * | 2000-10-16 | 2003-09-04 | Melissa Carpenter | Cultures of human CNS neural stem cells |
| CA2507395A1 (en) * | 2002-12-02 | 2004-06-17 | Anges Mg, Inc. | Method for culturing neural stem cells using hepatocyte growth factor |
-
2008
- 2008-06-27 JP JP2010514835A patent/JP5559680B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2008-06-27 AU AU2008269029A patent/AU2008269029A1/en not_active Abandoned
- 2008-06-27 EP EP08768833A patent/EP2176401A1/en not_active Withdrawn
- 2008-06-27 US US12/666,010 patent/US20110064700A1/en not_active Abandoned
- 2008-06-27 EP EP13156244.9A patent/EP2617809A3/en not_active Withdrawn
- 2008-06-27 WO PCT/US2008/008069 patent/WO2009002559A1/en not_active Ceased
- 2008-06-27 CA CA2691963A patent/CA2691963A1/en not_active Abandoned
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP2176401A1 (en) | 2010-04-21 |
| US20110064700A1 (en) | 2011-03-17 |
| EP2617809A3 (en) | 2014-02-26 |
| JP2010531663A (ja) | 2010-09-30 |
| WO2009002559A1 (en) | 2008-12-31 |
| EP2617809A2 (en) | 2013-07-24 |
| AU2008269029A1 (en) | 2008-12-31 |
| CA2691963A1 (en) | 2008-12-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5559680B2 (ja) | 神経幹細胞 | |
| AU755657B2 (en) | Lineage-restricted neuronal precursors | |
| US10400214B2 (en) | Target populations of oligodendrocyte precursor cells and methods of making and using same | |
| US7651853B2 (en) | Cultures of GFAP+ nestin+ cells that differentiate to neurons | |
| US8168174B2 (en) | Method of isolating human neuroepithelial precursor cells from human fetal tissue | |
| US20130017179A1 (en) | Lineage-Restricted Neuronal Precursors | |
| US20070037222A1 (en) | Lineage restricted glial precursors | |
| JP2002518043A (ja) | 上衣神経幹細胞とその分離方法 | |
| Liu et al. | Pluripotent fates and tissue regenerative potential of adult olfactory bulb neural stem and progenitor cells | |
| EP1179046B1 (en) | Lineage-restricted precursor cells isolated from mouse neural tube and mouse embryonic stem cells | |
| AU2013203763A1 (en) | Neural stem cells | |
| WO2002014479A2 (en) | Isolated mammalian neural stem cells, methods of making such cells, and methods of using such cells | |
| Hartley | Characterization of human NT2N neurons for transplantation therapeutics | |
| Maciaczyk | Human fetal neural precursor cells: a putative cell source for neurorestorative strategies | |
| MXPA00000225A (en) | Lineage-restricted neuronal precursors | |
| AU4826200A (en) | Lineage-restricted precursor cells isolated from mouse neural tube and mouse embryonic stem cells |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110627 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130709 |
|
| A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20131008 |
|
| A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20131016 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140109 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140513 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140606 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5559680 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |
