以下、図面を用いて本発明の好適な実施形態を説明する。本実施形態の情報処理装置は、図1に示すように、一般的なパソコン110から構成される。パソコン110にはカラー液晶のディスプレイ120、図示省略のキーボード、マウスが接続されている。また、パソコン110が備えるUSBポートには、カードリーダライタ130が接続されている。速度測定装置本体10にて測定した各種のスポーツに関する速度の測定結果は、速度測定装置本体10によってmicroSDカード50に記録される。ユーザはそのmicroSDカード50をカードリーダライタ130に挿入して、パソコン110で動作する記録解析ソフトにて読み込ませ、その測定結果などをディスプレイ120に表示させることができる。
ここではまず速度測定装置本体10を含む速度測定装置の動作を説明し、続いて、パソコン110における記録解析ソフトの動作について説明する。
速度測定装置は、マイクロ波ドップラーセンサを用い、そのマイクロ波ドップラーセンサから出力されるドップラー信号に基づき、制御部で演算処理をして速度を求め、その求めた結果を表示部へ出力したり、記録媒体に記録したりするものである。図2は本速度測定装置の機能構成を、図3,図4は本速度測定装置の外観構成を示す図である。本速度測定装置は、速度測定装置本体10(図3)と子機30(図4)とから構成される。
速度測定装置本体10は、マイクロ波ドップラーセンサ11と、そのマイクロ波ドップラーセンサ11から出力されるドップラー信号を増幅するアンプ12と、制御部13と、表示部14と、記憶部15と、通信部16と、操作部17とを備える。制御部13は、CPU、ROM、RAM、I/O等を備えるマイコンであって、アンプ12と表示部14と記憶部15と通信部16と操作部17と接続されており、アンプ12の出力に基づき速度を算出する速度算出処理、速度算出処理で算出した速度を表示部14に表示させる速度表示処理、速度算出処理で算出した速度を記憶部15に記憶させる記憶処理、通信部16から情報を通信する通信処理、操作部17の操作に応じた処理を行うユーザインターフェース処理等の各種の処理を行う。制御部13のマイコンはROMに記憶されたプログラムを実行することにより、各種の処理を行い、各種の機能を実現する。
図3(a)は速度測定装置本体10の天面の構成を、図3(b)は速度測定装置本体10の底面の構成を、図3(c)は速度測定装置本体10の左側面の構成を示す図である。速度測定装置本体10の天面には、通信部16を構成する無線通信部16aと表示部14と操作部17を構成する電源ボタン17a、スタート/ストップボタン17b、操作ボタン17cを備える。表示部14は、天面の中心部に配置し、表示部14の上側(ドップラーセンサ11配置側)に、無線通信部16aを配置し、表示部14の下側(ドップラーセンサ11配置側と反対側)に操作部17を配置している。操作ボタン部17cは、中心にセットボタン、セットボタンの上側に上ボタン、下側に下ボタン、右側に右ボタン、左側に左ボタンを配置している。速度測定装置本体10の底面には電池格納部21と市販のカメラ用三脚を取り付けるための三脚取付部22を有する。電池格納部21に格納された電池からマイクロ波ドップラーセンサ11、アンプ12、制御部13、表示部14、記憶部15、通信部16、操作部17は電源供給を受けて動作する。速度測定装置本体10の左側面には、記憶部15を構成するメモリカードリーダライタ15a、通信部16を構成するUSB端子16bを備える。
ドップラーセンサ11配置側を測定対象1の移動する物体に向けて速度を測定する。無線通信部16aには送信アンテナを備え、制御部13は、無線通信部16aを制御し、算出した速度等の各種の情報を子機30へ送信する機能を備える。表示部14はドットマトリックス液晶表示パネルであり、制御部13の制御により、速度の検出結果(測定結果)やバッテリー残量などを表示する。電源ボタン17aは、電源をON/OFFするためのボタンである。セットボタンは、各種設定の決定に使用するボタンであり、上ボタンは、各種設定項目の選択(上移動)に使用するボタンである。下ボタンは各種設定項目の選択(下移動)に使用するボタンである。左ボタンは、メインメニューを表示させるためなどに使用するボタンである。右ボタンは、設定メニューの表示や各種設定項目へ移行するときに使用するボタンである。メモリカードリーダライタ15aは、microSD カードスロットを有する。制御部13は、メモリカードリーダライタ15aを制御し、制御部13に備えたメモリに記録した測定結果を、メモリカードリーダライタ15aに挿入されたmicroSD カード50に保存する機能を備える。保存した結果は、制御部13が読み出して表示部14に表示させたり、パソコン110でこのmicroSD カード50を読み取って表示させたりすることができる。USB端子16bは、miniUSB 端子であり、miniUSB 端子に電源を供給する市販のACアダプターやUSB端子を備えたパソコン110等からの電源供給のほか、パソコン110とUSBケーブルで接続することにより、制御部13の制御によって、制御部13のメモリ内のデータやmicroSD カードスロットに挿入されたmicroSD カード50に保存されたデータをパソコン110へ転送する機能を備える。また、操作部17からの操作と同様の操作をUSB端子16bに接続されたパソコン110からの制御指示に基づいて実行する機能と、表示部14に表示する情報をUSB端子16bに接続されたパソコン110に対して送信する機能とを備える。
子機30は、制御部33と、表示部34と、通信部36と、操作部37とを備える。制御部33は、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリ、I/O等を備えるマイコンであって、表示部34と通信部36と操作部37と接続されており、速度測定装置本体10の通信部16から送信された情報を通信部36で受信し、通信部36からその受信した情報を受け取る通信処理、通信部36にて受信した情報を表示部34に表示させる表示処理、操作部37の操作に応じた処理を行うユーザインターフェース処理等を行う。制御部33のマイコンはROMに記憶されたプログラムを実行することにより、各種の処理を行い、各種の機能を実現する。
図4は、子機30の操作面からみた構成を示す図である。子機30は、携帯可能なリモコンであり、表示部34、通信部36を構成するアンテナ36a、操作部37を構成する電源ボタン37a、ID登録ボタン37b、履歴ボタン37cを備える。
電源ボタン37aは、電源をON/OFFするときに使用するボタンであり、ID登録ボタン37bは、速度測定装置本体10に子機30のID登録を行うときに使用するボタンであり、履歴ボタン37cは、記録された結果を確認するときに使用するボタンである。表示部34は、セグメント液晶表示パネルであり、制御部33の制御により、速度測定装置本体10で測定された速度などを表示する。子機30の背面には、ボタン電池格納部を備え、ボタン電池格納部に格納されたボタン電池から制御部33、表示部34、通信部36、操作部37は電源供給を受けて動作する。
子機30は、速度測定装置本体10から無線送信された表示用情報を受信して表示する。子機30は通信部36によって受信した速度測定装置本体10から無線送信された表示用情報のうち、予め設定された本体識別情報に合致するもののみを表示させる処理を行う。したがって、子機30は何台でも増設することができ、複数の速度測定装置本体10が競技場内に存在する場合であっても、特定の速度測定装置本体10の測定結果(表示用情報)のみを表示させることができる。
そして、本実施形態の速度測定装置は、図5(a)に示すように、所定のスポーツ(検出モード)としてのピッチング、バッティング、ゴルフ、短距離走の専用モードと、これらの所定のスポーツには特化せずに、所定の時間間隔で繰り返し速度を算出して、算出した速度を表示する汎用モードとを備える。
ピッチングモードは、野球やソフトボールにおける投手が投げたボールの球速はもちろんのこと、キャッチボールその他の状況で投げられたボールの球速、さらには、野球・ソフトボール以外のサッカー、テニス、バレーボール、ハンドボールなどの球技におけるボールの球速を測定するために特化したモードである。このモードにおける制御部13は、ボールの初速度、ボールの終速度、初速度と終速度との測定された地点間の距離である初速終速間距離を求め、これらを表示部14に表示させるとともに、無線通信部16aを制御してこのボールの初速度を、子機30へ送信する。子機30では、図5(b)に示すように、通信部36で速度測定装置本体10から送信されたボールの初速度を受信し、制御部33が通信部36からボールの初速度を取得して、表示部34にこのボールの初速度を表示させる。
バッティングモードは、野球やソフトボールのバッティングの速度を測定するために特化したモードである。このモードにおける制御部13は、バットスイング速度、打球の初速度、打球の推定飛距離を求め、これらを表示部14に表示させるとともに、無線通信部16aを制御してこのバットスイング速度を、子機30へ送信する。子機30では、通信部36で速度測定装置本体10から送信されたバットスイング速度を受信し、制御部33が通信部36からバットスイング速度を取得して、表示部34にこのバットスイング速度を表示させる。
ゴルフモードは、ゴルフクラブスイングに関する速度を測定するために特化したモードである。このモードにおける制御部13は、ゴルフクラブのヘッドスピード、ヘッドの打撃によって打ち出されたボールスピード、ボールの推定飛距離、ミート率を求め、表示部14に表示させる。ゴルフモードでは、子機への算出結果の送信は行わない。
短距離走モードは、陸上競技の100m走や走り幅跳びの助走などの速度を測定するために特化したモードある。このモードにおける制御部13は、瞬時速度、最高速、最高速到達距離、最高速保持距離を求め、瞬時速度の時系列の変化をグラフとして、また最高速度、最高速度到達距離、最高速度保持距離を数値データとして、表示部14に表示させるとともに、無線通信部16aを制御してこの最高速度を、子機30へ送信する。子機30では、通信部36で速度測定装置本体10から送信された最高速度を受信し、制御部33が通信部36から最高速度を取得して、表示部34にこの最高速度を表示させる機能を有する。
汎用モードは、自動車や二輪車の走行、スキー・スノーボードの滑走などを含む各種のスポーツの速度を測定可能な特定の対象に特化しない汎用のモードである。このモードにおける制御部13は、瞬間速度を求め、瞬間速度を時系列の変化をグラフとして、また、瞬間速度と、最高速度とを数値データとして、表示部14に表示させるとともに、無線通信部16aを制御してこの最高速度を、子機30へ送信する。子機30では、通信部36で速度測定装置本体10から送信された最高速度を受信し、制御部33が通信部36から最高速度を取得して、直近5回秒間の最高速度を制御部33の有するRAM上に保持し、表示部34にこの最高速度を表示させる機能を有する。
速度測定装置本体10の電源ボタン17aが2秒間続けて押下されると電池から制御部13及びその他の各部へ電源が供給され、子機30も同様に電源ボタン37cが2秒間続けて押下されると電池から制御部13及びその他の各部へ電源が供給される。
以下、制御部13の処理を中心に説明する。処理の主体の明示がない箇所は制御部13の処理である。
電源が供給されると、制御部13は図6に示すように、初めて電源が投入された場合には「メインメニュー画面」を表示する。一方、各測定モードのなどの画面を前回終了時に表示させていた場合には、どの画面が表示された状態で電源OFFがなされたかの情報を記憶しておき、この記憶された情報に基づいて前回の電源OFF時の画面を表示させ、その画面に対応する処理を実行する。
メインメニューは、「ピッチング」「バッティング」「ゴルフ」「短距離走」「汎用」「システム設定」の項目から構成されており、現在選択状態となっている項目は反転表示(黒地に白の文字)をする。
下ボタンの押下が検出されると、選択項目を下の項目に移動し、上ボタンの押下が検出されると選択項目を上の項目に移動する描画処理を行い、表示部14に表示させる。セットボタンの押下が検出されると、選択項目のモードの処理へ移行する。
例えば、図6に示すように、下ボタンを押下が検出された場合、選択項目を「ピッチング」から「バッティング」に移動し、この状態でセットボタンの押下が検出されるとバッティングモードの処理へ移行して、バッティングモードの画面を描画する処理を行い、表示部14にバッティングモードの画面を表示させる。以下各種メニューの選択は同様の処理で行う。
表示部14の上部には、図7(a)に示すように、アイコン表示部を設けている。アイコン表示部は、すべての画面に共通して設けた表示部である。
アイコン表示部は、図7(a)に示すように、左から右へ順に、(1) バッテリー残量表示部、(2) モード等表示部、(3) 本体内部の記録状態表示部、(4) SDカード表示部を有する。図7(b)は、アイコン表示部に表示するアイコンの態様を示している。図7(b)に示すように、(1) バッテリー残量表示部には、速度測定装置本体10を電池で使用しているときに、電池残量を2段階でアイコン表示する。(2) モード等表示部には、ピッチングモード、バッティングモード、ゴルフモード、短距離走モード、汎用モード、速度検出中、システム設定モードなど、現在のモード等を示すアイコンを表示する。(3) 本体内部の記録状態表示部には、本体内部の制御部13のRAMの測定データ記憶領域の記録容量がいっぱいになった場合に、その旨を示すアイコンを表示する。(4) SDカード表示部には、microSDカード50を装着していないときは表示を行わず、microSDカード50を装着しているとき「SD」のアイコンを表示し、microSDカード50の記憶容量がいっぱいになると「FULL」のアイコンを表示する。
次に子機30のアイコン表示について説明する。子機30も同様に図8(a)に示すように表示部34内の上部に、アイコン表示部を設けており、子機30の制御部33は、アイコン表示部の描画処理を行って、子機30の表示部34にアイコン表示部を表示させる。子機30のアイコン表示部は、図8(a)に示すように、左から右へ順に、(1) ローバッテリー表示(子機)部、(2) 履歴表示部、(3) ローバッテリー表示(本体)部を有する。図8(b)は、アイコン表示部に表示するアイコンの態様を示している。すなわち、ローバッテリー表示(子機)部は、子機30の電池残量が少なくなるとその旨を示すアイコンを表示する。履歴表示部には、子機30で受信した速度記録結果を確認するときに「履歴1」〜「履歴9」を表示する。ローバッテリー表示(本体)には、本体の電池残量が少なくなった場合にその旨を示すアイコンを表示させる。
次に、速度測定装置本体10における各種設定のしかたについて説明する。速度測定装置本体10における各種設定を行う場合、まず、図6に示したメインメニューで、あらかじめ設定を行いたい検出モードを選択する。そして、設定を行いたい検出モードの画面を表示している状態で右ボタンの押下が検出された場合、図9に示すようにその検出モードに応じた設定メニューを表示させる。この設定メニューには、その検出モードに応じて予め設定された設定項目を上から下へ順に並べて表示する。図9の例では、設定項目として「ノーカウント」「1回/連続」「最高値表示(本体)」「平均値表示(本体)」を表示している。設定項目は1画面に4つ表示できるが、これを超えた表示項目はスクロール表示によって表示させることができる。設定メニューを表示した状態で、上ボタンの押下を検出した場合には現在選択されている項目の1つ上の項目を選択項目とし、下ボタンの押下が検出された場合には1つ下の項目を選択項目とする。選択項目は図9に示すように反転表示する。この状態で右ボタンの押下を検出した場合には、設定内容の画面を表示させる。設定内容の画面は複数の設定内容の項目からなる。制御部13は現在制御部13に備える不揮発性メモリに記憶された設定値を読み出し、その設定値の設定内容の設定内容の項目の表示の左側にチェックマークを描画する。設定内容の選択は設定メニューの処理と同様に上ボタンまたは下ボタンの押下に応じて反転表示を移動させて行い、セットボタンの押下を検出した場合には、現在選択中(反転表示中)の設定内容の左側にチェックマークを移動させて描画し、そのセットボタンの押下された項目の設定内容を制御部13に備えた不揮発性メモリに記憶する。スタート/ストップボタンの押下が検出された場合、設定メニュー表示前の状態に戻る。
図9の例は、ピッチングモードでの検出方法を「1回」に設定する場合の例を示している。ユーザは、メインメニューでピッチングモードを選択し、右ボタンを押下すると設定メニューが表示される。ユーザは、上ボタンや下ボタンを押して、「1回/連続」の項目を選択し、右ボタンを押下すると設定内容の画面が表示される。設定内容の画面として「連続」と「1回」が表示される。制御部13は、現在制御部13に備える不揮発性メモリに記憶されたピッチングモードの「1回/連続」の設定値を読み出し、その設定値である「連続」の表示の左側にチェックマークを描画している。ユーザは、上ボタンや下ボタンを押して、「1回」の項目を選択して反転表示させる。この状態で、セットボタンを押下すると、現在選択中の「1回」の左側にチェックマークが移動表示され、制御部13に備える不揮発性メモリのピッチングモードの「1回/連続」の設定値は「1回」に更新される。
次に、各モードの設定メニューの内容について説明する。
ピッチングモードの設定メニューでは、ピッチングモードの状態で右ボタンの押下が検出された場合に、設定処理を行う。ピッチングモードの設定メニューは、設定項目として「ノーカウント」「1回/連続」「最高値表示(本体)」「平均値表示(本体)」「記録表示(本体)」「記録保存(SD)」「記録消去(本体)」「最低球速設定」「斜め方向補正」を備える。「ノーカウント」は設定内容として「実行」を備え、「実行」の選択(セットボタンの押下)が検出された場合、最新の測定結果を消去する。ユーザは、表示された検出結果を記録させたくない場合に、この操作を行うことで、その測定結果をノーカウントとさせることができる。「1回/連続」は設定内容として「1回」と「連続」を備える。「1回」の選択(セットボタン押下)が検出された場合には、スタート/ストップボタンの押下が検出された場合に、1回の速度測定と速度表示を行って測定を終了する動作を行うように設定する。一方「連続」の選択(セットボタン押下)が検出された場合には、スタート/ストップボタンの押下が検出された場合に、再度スタート/ストップボタンの押下が検出されるまで、速度測定と速度表示を繰り返し行うように設定する。「最高値表示(本体)」が選択(右ボタン押下)された場合は制御部13に記録されている測定結果である初速、終速、区間の最高値をそれぞれ検索して表示する。「平均値表示(本体)」が選択(右ボタンの押下)された場合は制御部13に記録されている測定結果である初速、終速、区間の平均値を算出してそれぞれ表示する。「記録表示(本体)」が選択(右ボタン押下)された場合は、制御部13に記録されている測定結果を記録ナンバーとともに表示する。上ボタンまたは下ボタンの押下を検出した場合、記録内容の画面を切り替える。「記録保存(SD)」は設定内容として「実行」を備え、「実行」の選択(セットボタンの押下)が検出された場合、制御部13の不揮発性メモリに記録された測定結果をmicroSDカード50に記録(保存)する。「記録消去(本体)」は、設定内容として「実行」を備え、「実行」の選択(セットボタンの押下)が検出された場合、制御部13の不揮発性メモリに記録された測定結果を消去する。「最低球速設定」は、設定内容として、速度表示の最低値を30〜80km/hの範囲から1km/h単位で設定できる。上ボタン、下ボタンの押下の検出で速度値を選択し、セットボタンの押下が検出された場合、制御部13の不揮発性メモリにそのときの値を速度表示の最低値として記憶する。捕手から投手への返球などの速度の遅い投球を表示させたくない場合にこの設定を適当な値に設定すると有効である。「斜め方向補正」は、0度から20度の範囲で1度単位に、本体10の設置角度の補正値を設定できる。上ボタン、下ボタンの押下の検出で補正値を選択し、セットボタンの押下が検出された場合、制御部13の不揮発性メモリにそのときの値を斜め方向補正の値として記憶する。本体10の設置位置(角度)によって、検出結果の値に大きな誤差があると思われる場合に適当に設定するとよい。この斜め方向補正が設定されている場合には、画面にその旨を示すアイコンを表示させる。
バッティングモードの設定メニューでは、バッティングモードの状態で右ボタンの押下が検出された場合に、設定処理を行う。バッティングモードの設定メニューは、設定項目として「ノーカウント」「1回/連続」「最高値表示(本体)」「平均値表示(本体)」「記録表示(本体)」「記録保存(SD)」「記録消去(本体)」「最低球速設定」「斜め方向補正」を備える。これら各設定項目の内容及び処理内容は、ピッチングモードと同様であるが、ピッチングモードでの設定値はピッチングモードの設定値として記録するのに対し、バッティングモードでの設定値はバッティングモードの設定値として記憶する点が異なる。
ゴルフモードの設定メニューでは、ゴルフモードの状態で右ボタンの押下が検出された場合に、設定処理を行う。ゴルフモードの設定メニューは、設定項目として「ノーカウント」「クラブ種選択」「画面セレクト」「速度単位選択」「ナイスショット基準値」「基準クラブ選択」「クラブ係数編集」「平均値表示(本体)」「記録表示(本体)」「記録保存(SD)」「記録消去(本体)」を備える。「ノーカウント」「平均値表示(本体)」「記録表示(本体)」「記録保存(SD)」「記録消去(本体)」各設定項目の内容及び処理内容は、ピッチングモードと同様であるが、ゴルフモードの設定値として記憶する点が異なる。「クラブ種選択」は設定内容として1W、3W、5 W、3I、4I、5I、6I、7I、8I、 9I、User1、User2、User3を備える。初期値は1Wに設定している。「画面セレクト」は、測定結果の画面表示を「ヘッドスピード」「ボールスピード」「推定飛距離」「すべて」の中から選択して設定するものである。「速度単位選択」は、ヘッドスピードとボールスピードの速度表示単位を「m/s」(メートル毎秒)と「mph」(マイル毎時)から選択して設定するものである。「ナイスショット基準値」は、ナイスショット判定のミート率の値であるナイスショット基準値を変更するものであり、その値は1.20〜1.50の範囲から0.01単位で設定できる。「基準クラブ選択」は、「クラブ種選択」のUser1、User2、User3に割り当てるクラブを、ウッド(1W,3W,5W)、アイアン(3I〜9I,W)から選択して設定するものである。「クラブ係数編集」は、「基準クラブ選択」のUser1、User2、User3に割り当てたクラブの飛距離係数(パーセント)を変更するためのものである。この飛距離係数は、50%から150%の範囲で1%単位に設定可能としている。
短距離走モードの設定メニューでは、短距離走モードの状態で右ボタンの押下が検出された場合に、設定処理を行う。短距離走モードの設定メニューは、設定項目として「1回/連続」「競技距離」「表示形式」「グラフ横軸項目」「横軸幅(距離)」「横軸(時間)」「縦軸表示幅」「最高速度保持条件」「記録表示(SD)」「記録保存(SD)」「自動保存(SD)」を備える。「1回/連続」「記録保存(SD)」の各設定項目の内容及び処理内容は、ピッチングモードと同様であるが、短距離走モードの設定値として記憶する点が異なる。「競技距離」は、本体の検出範囲(人が走る距離)を設定する項目であり、「なし」「20m」「30m」「40m」「50m」「60m」「70m」「80m」「90m」「100m」「110m」「120m」から選択可能としている。初期値は100mに設定しており、「なし」が選択された場合には最大200mまで検出する。「表示形式」は、表示部14に検出結果を表示する際に「数値表示」を行うか「グラフ表示」を行うかを選択する項目であり、初期値は「グラフ表示」に設定している。「グラフ横軸項目」は、グラフ表示する際、横軸を「時間(秒)」とするか「距離(メートル)」とするかを選択する項目であり、初期値は「距離(メートル)」に設定している。「横軸幅(距離)」は、グラフ表示横軸(距離表示範囲)を選択する項目であり、「0〜50m」「0〜100m」「0〜200m」から選択可能としている。初期値は「0〜100m」に設定している。「横軸(時間)」は、グラフ表示横軸(時間表示範囲)を選択する項目であり、「0〜10秒」「0〜20秒」「0〜40秒」から選択可能としている。初期値は「0〜20秒」に設定している。「縦軸表示幅」は、グラフ表示縦軸(速度表示範囲)を選択する項目であり、「10km/h」「20km/h」「40km/h」から選択可能としている。初期値は「40km/h」に設定している。「最高速度保持条件」は、検出した最高速度から、何km/hの減速検出までを最高速度保持とするかを設定するものであり、「−1km/h」「−2km/h」「−3km/h」「−4km/h」「−5km/h」「−6km/h」「−7km/h」「−8km/h」「−9km/h」「−10km/h」から選択可能としている。初期値は「−2km/h」に設定している。「記録表示(SD)」は、microSDカード50に保存した検出結果を表示部14に表示させる項目である。表示部14には、記録ナンバーを表示しており、この記録ナンバーは上ボタンまたは下ボタンの押下でインクリメントないしデクリメントさせる。セットボタンの押下が検出されたときに表示している記録ナンバーのデータを表示させる処理を行う。「自動保存(SD)」は、「有効」「無効」の項目からなり、「有効」が選択された場合、本体に検出結果を記録した際に同時にmicroSDカード50にも記録する処理を行う。初期値は「有効」に設定している。
汎用モードの設定メニューでは、汎用モードの状態で右ボタンの押下が検出された場合に、設定処理を行う。汎用モードの設定メニューは、設定項目として「縦軸表示幅」「記録表示(SD)」「記録保存(SD)」「自動保存(SD)」「斜め方向補正」を備える。「記録表示(SD)」「記録保存(SD)」「自動保存(SD)」の各設定項目の内容及び処理内容は、短距離走モードと同様であり、「斜め方向補正」の設定項目の内容及び処理内容は、ピッチングモードと同様であるが、汎用モードの設定値として記憶する点が異なる。「縦軸表示幅」は、グラフ表示縦軸(速度表示範囲)を選択する項目であり、「100km/h」「200km/h」「400km/h」から選択可能としている。初期値は「200km/h」に設定している。
次に、各モードにおける処理等について説明する。まずピッチングモードについて説明する。ピッチングモードでは、野球やソフトボール、サッカー、テニス、バレーボール、ハンドボールなどの球技種目において、ボールの初速度(初速)、ボールの終速度(終速)、初速終速間距離(区間)を速度測定装置本体10に表示し、子機30へ送信する。前述のように子機30は初速度のみを表示する。区間の表示は、初速度と終速度を検出した地点間の距離である。野球やソフトボールの投球の場合、図10に示すように、捕手の斜め後方、または投手の斜め後方に本体10を設置する。安定した検出を行うために、机などの台やカメラ用三脚を使用した設置を行うとよい。 投手または捕手から速度測定装置本体10までの距離は、約30m以内に設置し、捕手や投手の陰にならない場所に設置する。終速度をより正確に検出させたい場合は、投手の斜め後方に設置すると、捕手(ボールの最終地点)が見通せるためよい。
具体的な処理としては、図11に示すように、制御部13は、ピッチングモードが選択された後、スタート・ストップボタン17bの押下を検出すると、ピッチングモードの測定処理を開始する。ピッチングモードの測定処理では、ボールの速度の範囲内にある時間を一単位として測定を行い、一単位の期間内で求めた測定結果を表示する。例えば、アンプ12から出力されるドップラー信号を周波数解析して繰り返し速度を算出し、繰り返し算出した速度をRAMに記録し、その記録した速度の履歴に基づいて、当該一単位における表示対象となる表示用情報(測定結果)を生成するようにする。測定結果は、図11に示すように、ボールの初速度(初速)、ボールの終速度(終速)、初速終速間距離(区間)である。初速は、最初に移動物として検出した球速を表示する。終速は、移動物として検出できなくなった直前の球速を表示する。区間は、初速度と終速度を検出した距離間を表示する。速度を検出した区間が短い場合など、瞬間の速度しか検出できないときは「0」や「- - -」で区間表示をする。一単位の測定を行うたびに、求めたこれらの値をシステム設定で設定された時間(初期値は3秒)、点滅表示させ、この一定時間経過後、求めたこれらの値の表示を点滅から点灯に変えて、検出結果が更新されたことを知らせる。なお、速度表示の点滅時間(初期値:3秒)は、システム設定にて、変更することができる。検出結果は、記録ナンバーとともに速度測定装置本体10の制御部13の不揮発性メモリに200件まで記録する。したがって、電池を取り外したり、電池が消耗しても検出結果の記録は消去されない。その後、制御部13に設定・記憶されている検出方法が「1回」であるか「連続」であるかを判定し、「1回」の場合には、測定処理を終了し、現在表示中の画面を表示した状態とする一方、連続の場合には、再度ピッチングモードの測定処理を行う(すなわち、次の一単位の計測を開始する)。これらの処理中には、スタート・ストップボタン17bの押下が検出されたかを検出し、スタート・ストップボタン17bの押下が検出された場合には、測定処理を終了し、現在表示中の画面を表示した状態とする。このように本体に記録された検出結果は前述した設定メニューの「記録保存(SD)」にてmicroSD カード50に保存することができる。microSD カード50には、上述した最大200件までの検出結果を1つのファイルとして、100ファイルまで保存でき、その保存ファイル名は順に「mst1b100.m1d」〜「mst1b199.m1d」とする。ファイル形式は、一単位(1件)の測定結果を1行として、初速、終速、区間の順にそれぞれの値の間をカンマで区切ったCSV形式(テキスト形式)としている。
次にバッティングモードについて説明する。バッティングモードでは、野球やソフトボールおけるバットスイング速度、打球の初速度、打球の推定飛距離を本体10の表示部14に表示し、子機30へ送信して、子機30は、バットスイング速度を表示する。図12(a)に示すように、速度測定装置本体10を捕手の斜め後方(打者の反対側)からバットスイング位置に向けて設置する安定した検出を行うために、机などの台やカメラ用三脚を使用した設置することが望ましい。打者から速度測定装置本体10の距離は、約5m以内に設置し、捕手の陰にならない場所に設置する。
具体的な処理としては、図12(b)に示すように、制御部13は、バッティングモードが選択された後、スタート・ストップボタン17bの押下を検出すると、バッティングモードの測定処理を開始する。バッティングモードの測定処理では、バットの打撃動作の速度の範囲内にある時間を一単位として測定を行い、一単位の期間内で求めた測定結果を表示する。測定結果は、図12(b)に示すように、バットスイング速度(バット)、打球の初速度(打球)、打球の推定飛距離(飛距離)である。飛距離表示は、「打球の角度:45度」、「打点の高さ:1m」の条件で、打球の速度から目安とする飛距離を算出する。なお、飛距離は、センター方向への打球を基準にしており、一塁方向や三塁方向への打球は、誤差が大きくなる場合がある。バットスイング速度(バット)、打球の初速度(打球)は、例えば公知の方法で算出する。打球の初速度(打球)が検出されない場合には、打球の初速度(打球)、打球の推定飛距離(飛距離)は表示しない。したがって、図12(c)に示すように、打者の動作条件により、検出結果の表示内容は次のように異なる。すなわち、球を打ち返したときやノックしたときには、バットスイング速度(バット)、打球の初速度(打球)、打球の推定飛距離(飛距離)が測定され、表示される。球を空振りしたときや素振りしたときには、バットスイング速度(バット)が測定され、表示される。一単位の測定を行うたびに、求めたこれらの値をシステム設定で設定された時間(初期値は3秒)、点滅表示させ、この一定時間経過後、求めたこれらの値の表示を点滅から点灯に変えて、検出結果が更新されたことを知らせる。なお、速度表示の点滅時間(初期値:3秒)は、システム設定にて、変更することができる。検出結果は、記録ナンバーとともに本体10の制御部13の不揮発性メモリに200件まで記録する。したがって、電池を取り外したり、電池が消耗しても検出結果の記録は消去されない。その後、制御部13に設定・記憶されている検出方法が「1回」であるか「連続」であるかを判定し、「1回」の場合には、測定処理を終了し、現在表示中の画面を表示した状態とする一方、連続の場合には、再度バッティングモードの測定処理を行う(すなわち、次の一単位の計測を開始する)。これらの処理中には、スタート・ストップボタン17bの押下が検出されたかを検出し、スタート・ストップボタン17bの押下が検出された場合には、測定処理を終了し、現在表示中の画面を表示した状態とする。このように本体に記録された検出結果は前述した設定メニューの「記録保存(SD)」にてmicroSD カード50に保存することができる。microSD カード50には、上述した最大200件までの検出結果を1つのファイルとして、100ファイルまで保存でき、その保存ファイル名は順に「mst1b200.m1d」〜「mst1b299.m1d」とする。ファイル形式は、一単位(1件)の測定結果を1行として、バットスイング速度(バット)、打球の初速度(打球)、打球の推定飛距離(飛距離)の順にそれぞれの値の間をカンマで区切ったCSV形式(テキスト形式)としている。
次にゴルフモードについて図13〜図15を参照して説明する。ゴルフモードでは、ゴルフクラブスイングにおけるヘッドスピード、ボールスピード、推定飛距離、ミート率を速度測定装置本体10の表示部14に表示する。
具体的な処理としては、図13に示すように、ゴルフモードが選択された後、制御部13は、速度測定装置本体10の右ボタンの押下が検出されたかを判定し、右ボタンの押下が検出された場合には、設定メニューの処理へ移行する。右ボタンの押下が検出されない場合には、スタート・ストップボタン17bの押下が検出されたかを判定する。スタート・ストップボタン17bの押下を検出すると、ゴルフモードの測定処理を開始する。スタート・ストップボタン17bの押下が検出されない場合には、右ボタンの押下の検出判定へと戻る。
なお、図13上段に示すように、ゴルフモードでの表示部14への表示は他のモード(マイクロ波ドップラーセンサ11側が画面の上側となる)とは異なりマイクロ波ドップラーセンサ11側が画面の下側になるよう、画面の上下を反転して表示する処理を行う。このように、ゴルフモードでは、他のモードとは画面の表示方向を異なる方向としている。ゴルフモードの測定の際には、他のモードの測定の場合とは異なり、測定者自らが測定対象者または測定対象物を動かす者となり、かつ、測定結果を見る者にもなる場合には、マイクロ波ドップラーセンサ11の出射方向側から測定結果を見ることとなるが、このようにすることで、それぞれのモードにおいて、測定結果の表示が見やすく、複数の異なるスポーツに関する速度を測定する際に使い勝手のよい速度測定装置を実現することができる。
設定メニューの処理では、設定メニューを表示し、速度測定装置本体10の上ボタン、下ボタンの押下を検出して、設定メニュー中の選択項目である「クラブ種選択」が選択された状態で右ボタンが押下されたかを検出する。クラブ種選択」を選択された状態で右ボタンが押下された場合には、クラブ種選択メニューを表示する。クラブ種選択メニューは、上から下へ順に1W、3W、5 W、3I、4I、5I、6I、7I、8I、 9I、User1、User2、User3の選択項目を表示し、上ボタン・下ボタンの押下を検出して、これらの選択項目の中から選択中のクラブを反転表示させる。セットボタンの押下が検出された場合には、選択中のクラブを選択されたクラブとして設定し(制御部13の不揮発性メモリに記憶する)、前述したゴルフモードが選択された後の処理へ戻る。なお、クラブ種の初期値は1Wとしている。
ユーザは、スタート・ストップボタン17bの押下後、図13に示すように、ボールを打ち出す方向へ、速度測定装置本体10のマイクロ波ドップラーセンサ11が向くように設置する。速度測定装置本体10は、起伏のない平坦な場所に置き、速度測定装置本体10とボールの間に障害物がないように設置する。
ゴルフモードの測定処理では、ゴルフクラブのスイング動作の速度の範囲内にある時間を一単位として測定を行い、一単位の期間内で求めた測定結果を表示する。測定結果の表示は、設定メニューの「画面セレクト」の設定で「ヘッドスピード/ボールスピード/ミート率/推定飛距離/すべて」の項目の中から選択しておき、その選択された内容で行う。なお、初期値は、「ヘッドスピード」に設定している。図13下段に示すように、「ヘッドスピード」に設定されている場合にはヘッドスピードを表示し、「ボールスピード」が表示されている場合には、ボールスピードを表示し、「ミート率」が表示されている場合には、ミート率を表示し、「推定飛距離」に設定されている場合には図14(a)に示すように推定飛距離を表示し、「すべて」に設定されている場合には図14(b)に示すようにヘッドスピードとボールスピードとミート率と推定飛距離をすべて表示する。図13下段及び図14(a)左側に示すように「ヘッドスピード/ボールスピード/ミート率/推定飛距離」のうちいずれか1つのみを表示させる場合には、図14(a)右側に示すようにヘッドスピードとボールスピードとミート率と推定飛距離をすべて表示する場合に比べ、「ヘッドスピード/ボールスピード/ミート率/推定飛距離」のうち表示対象として設定されているものを大きく表示させるようにしている。ゴルフモードでは、他のモードの測定の場合とは異なり、測定者自らが測定対象物であるゴルフクラブをスイングする者となり、かつ、測定結果を見る者にもなるため、速度測定装置本体10から離れて測定結果を見ることとなるが、「ヘッドスピード/ボールスピード/ミート率/推定飛距離」のうちいずれか1つのみを表示させる場合には、大きく1つの測定結果のみが表示されるため、見やすい。一方、他のモードでは、複数の情報を同時に把握することが可能となる。なお、ヘッドスピード、ボールスピード、ミート率、推定飛距離は、例えば特開2010−005289号公報に記載の方法で測定・算出するとよい。ミート率は、「ボールスピード÷ヘッドスピード」で算出する。推定飛距離は、ボールスピードを検出できた場合は、ボールスピードから算出する。素振りした場合、弾道が高い球(番手の大きなアイアンなどで打った球)など、ボールスピードを検出できなかった場合、ヘッドスピードから算出する。ボールスピードはヘッドとボールの反発係数が加味されているため、ヘッドスピードからの推定飛距離と比較して、より正確な数値が算出できる。推定飛距離を算出するためのロフト角は、例えば図15に示すようにクラブ種別に設定しておき、この設定された値を用いて推定飛距離を算出するとよい。また、求めたミート率が1.40(初期値)以上である場合には、図14(c)に示すようにナイスショット表示を行う。なお。ミート率の値(=ナイスショット基準値)は、前述のように設定メニューで変更することができる。一単位の測定を行うたびに、求めたこれらの値をシステム設定で設定された時間(初期値は3秒)、点滅表示させ、この一定時間経過後、求めたこれらの値の表示を点滅から点灯に変えて、検出結果が更新されたことを知らせる。なお、点滅時間(初期値:3秒)は、システム設定にて、変更することができる。検出結果のヘッドスピード、ボールスピード、推定飛距離、ミート率は、クラブ種及び記録ナンバーとともに本体10の制御部13の不揮発性メモリに500件まで記録する。したがって、電池を取り外したり、電池が消耗しても検出結果の記録は消去されない。ナイスショット表示は、検出結果を点滅表示している間、表示する。これらの処理が完了すると、再度ゴルフモードの測定処理を行う(すなわち、次の一単位の計測を開始する)。測定結果が得られてから、一定の時間経過してから(測定禁止期間を挟んで)次の測定に移るようにしてもよい。これらの処理中には、スタート・ストップボタン17bの押下が検出されたかを検出し、スタート・ストップボタン17bの押下が検出された場合には、測定処理を終了し、現在表示中の画面を表示した状態とする。このように本体に記録された検出結果は前述した設定メニューの「記録保存(SD)」にてmicroSD カード50に保存することができる。microSD カード50には、上述した最大500件までの検出結果を1つのファイルとして、100ファイルまで保存でき、その保存ファイル名は順に「mst1g00.m1d」〜「mst1g99.m1d」とする。ファイル形式は、一単位(1件)の測定結果を1行として、ヘッドスピード、ボールスピード、推定飛距離、ミート率、クラブ種の順にそれぞれの値の間をカンマで区切ったCSV形式(テキスト形式)としている。
次に短距離走モードについて説明する。短距離走モードでは、100m走などで人が走る速度を数値やグラフで速度測定装置本体10の表示部14に表示し、子機30へ送信する。子機30は、最高速度を表示(小数点以下は、四捨五入)する。走るコースが直線であること、他に走者がいない条件で使用するようにする。本機では約20〜120mの直線距離を走る速度表示が可能である。
図16(a)に示すように、速度測定装置本体10を、スタート位置の真後ろ約3〜5m程度の位置に設置し、マイクロ波ドップラーセンサ11(センサー部)を走者の背中辺りに向ける。安定した検出を行うために、机などの台やカメラ用三脚を使用した設置をすることが望ましい。
具体的な処理としては、図16(b)に示すように、制御部13は、短距離走モードが選択された後、スタート・ストップボタン17bの押下を検出すると、短距離走モードの測定処理を開始する。短距離走モードの測定処理では、最初に速度が検出されてから、検出した速度と時間の経過に基づいて距離を積算して求め、距離が設定メニューで設定された距離(20〜120mの範囲か10m単位で設定できる。初期値は100mとしている。)に達したら測定を終了するという動作を一単位として測定を行う。表示形式は、設定メニューで「グラフ表示」と「数値表示」のどちらを行うかを設定しておき、設定された表示形式での表示を行う。「グラフ表示」に設定されている場合には、図16(c)左側に示すように、一単位中に測定された最高速度と、1単位中に随時測定された速度を縦軸、設定メニューの「グラフ横軸項目」での設定(「時間(s)」か「距離(m)」であり、初期値は「時間」としている)に応じたものを横軸としてグラフを表示する。縦軸は、「速度(km/h)」で表示し、本体の上ボタン・下ボタンの押下が検出されると、縦軸(速度)の表示範囲をスクロール表示させる。「数値表示」に設定されている場合には、図16(c)右側に示すように、「最高速」、「A時間」と「A距離」と「B時間」と「B距離」を表示する。「最高速」には、一単位中で求めた最高速度を表示する。「A時間」には、最高速度に達するまでに要した時間を表示する。「A距離」には、最高速度に達するまでに要した距離を表示する。「B時間」には、最高速度が保持されていた時間(最高速度から、設定メニューで設定された最高速度保持条件分(初期値2km/h)の減速を検出するまでの時間)を表示する。「B距離」は、最高速度保持距離(最高速度から、設定メニューで設定された最高速度保持条件分(初期値2km/h)の減速を検出するまでの距離)を表示する。これらの検出結果は、最新の1件のみ本体10の制御部13の不揮発性メモリに記録する。したがって、電池を取り外したり、電池が消耗しても検出結果の記録は消去されない。本体に記録された検出結果はmicroSD カード50に自動的に保存する。microSD カード50には、最大500件までの検出結果を1つのファイルとして保存する。その保存ファイル名は「mst1sp.m1d」とする。このファイル形式は、一単位(1件)の検出結果の値(測定された速度値)の個数をまず1行に記録し、次の行から検出結果(速度)をその個数分の行に記録するという単位を、測定開始からの件数分繰り返して記録する形式としている。その後、制御部13に設定・記憶されている検出方法が「1回」であるか「連続」であるかを判定し、「1回」の場合には、測定処理を終了し、現在表示中の画面を表示した状態とする一方、連続の場合には、再度短距離走モードの測定処理を行う(すなわち、次の一単位の計測を開始する)。これらの処理中には、スタート・ストップボタン17bの押下が検出されたかを検出し、スタート・ストップボタン17bの押下が検出された場合には、測定処理を終了し、現在表示中の画面を表示した状態とする。
このように、短距離走モードにおいては、表示用情報として一単位における速度の履歴を時系列に並べたグラフも生成され、当該一単位におけるグラフが表示される。
次に汎用モードについて説明する。汎用モードでは、自動車・二輪車の走行速度(モータースポーツ)やスキー・スノーボードの滑走などの速度を数値やグラフで速度測定装置本体10の表示部14に表示し、子機30へ送信する。子機30は、受信した直近5秒間における最高速度を表示部34に表示する。
図17(a)に示すように、速度測定装置本体10を、移動する物体(自動車など)の前方または後方から、速度測定装置本体10のマイクロ波ドップラーセンサ11(センサー部)を向けて設置する。安定した検出を行うために、机などの台やカメラ用三脚を使用した設置をすることが望ましい。
具体的な処理としては、図17(b)に示すように、制御部13は、汎用モードが選択された後、スタート・ストップボタン17bの押下を検出すると、汎用モードの測定処理を開始する。汎用モードの測定処理では、随時(500ms毎)速度を検出して、図17(b)に示すように、最新の検出速度と、測定処理の開始から現在までの検出速度の中の最高速度と、グラフとを表示する。グラフの表示は、随時測定された速度を縦軸、設定メニューの「グラフ横軸項目」での設定(「時間(s)」か「距離(m)」であり、初期値は「時間」としている)に応じたものを横軸として行う。縦軸は、「速度(km/h)」で表示し、速度測定装置本体10の上ボタン・下ボタンの押下が検出されると、縦軸(速度)の表示範囲をスクロール表示させる。速度の表示が横軸の右端まで達した場合には、最新の検出速度を右端として過去50秒分の検出速度が表示されるように、グラフをスクロール表示させる。これらの検出結果は、随時、本体10の制御部13の不揮発性メモリに記録する。したがって、電池を取り外したり、電池が消耗しても検出結果の記録は消去されない。本体に記録された検出結果をmicroSD カード50に自動的に保存する。microSD カード50には、最大500件までの検出結果を1つのファイルとして保存する。その保存ファイル名は「mst1cr.m1d」とする。このファイル形式は、一単位(1件)の検出結果の値(測定された速度値)の個数をまず1行に記録し、次の行から検出結果(速度)をその個数分の行に記録するという単位を、測定開始からの件数分繰り返して記録する形式としている。これらの処理中には、スタート・ストップボタン17bの押下が検出されたかを検出し、スタート・ストップボタン17bの押下が検出された場合には、測定処理を終了し、現在表示中の画面を表示した状態とする。このように汎用モードでは、他のモードとは異なり1単位毎の測定を行わず、連続的な測定を行う。
このように汎用モードでは、表示用情報として瞬間速度の履歴を時系列に並べたグラフを生成し、最新の所定件数(過去50秒分に相当する件数)の瞬間速度の履歴のグラフを表示する。
以上説明したように、本実施形態の速度測定装置の本体10は、マイクロ波ドップラーセンサ11と、そのマイクロ波ドップラーセンサ11から出力されるドップラー信号を増幅するアンプ12と、アンプ12から出力されるドップラー信号に基づいて速度を検出し、当該速度に基づいて表示用情報を生成して表示部14に表示させる制御部13とを備えるスポーツ用の速度測定装置であり、制御部13は、測定対象のスポーツにおける所定の一動作単位(一単位)における表示用情報を生成する専用処理(ピッチングモードの処理、バッティングモードの処理、ゴルフモードの処理、短距離走モードの処理)と、これらの所定のスポーツには特化せずに、所定の時間間隔で繰り返し求めた瞬間速度を表示用情報として生成する処理である汎用処理(汎用モードの処理)と、ユーザからの切替指示に基づいて前記専用処理手段と前記汎用処理手段とを切り替える切替手段とを備える。ユーザからの操作部14からの切替指示に基づいて専用処理と汎用処理とを切り替える切替処理(メインメニューの処理)とを行う。
このようにして、ユーザは、必要に応じて、測定対象のスポーツにおける所定の一動作単位における表示用情報が表示される専用モード(ピッチングモード、バッティングモード、ゴルフモード、短距離走モード)と、所定の時間間隔で繰り返し求められた瞬間速度が表示される汎用モードとを切り替えて利用できる。したがって、複数の異なるスポーツに関する速度を測定するのに適した速度測定装置となる。
なお、各専用処理において、マイクロ波ドップラーセンサ11から出力されるドップラー信号に基づいて表示用情報(測定結果)を生成する処理としては、例えば、一単位の間、アンプ12から出力されるドップラー信号を周波数解析して繰り返し速度を算出し、繰り返し算出した速度をRAMに記録し、その記録した速度の履歴に基づいて、当該一単位における表示対象となる表示用情報を生成するようにするとよい。
汎用処理では、所定の時間間隔で繰り返し求めた瞬間速度を表示用情報(測定結果)として生成するので、専用処理とは異なり、測定対象のスポーツにおける所定の一動作単位にはとらわれず、連続して瞬間速度が表示用情報として表示される。汎用処理は、特定のスポーツに特化しない処理によって表示用情報を生成するようにしており、生成する表示用情報も特定のスポーツに特化しない情報としている。所定の時間間隔は、各種のスポーツで共通して測定するのに適した時間間隔としている。
各専用処理においては、測定対象のスポーツにおける所定の一動作単位の開始と終了を、ドップラー信号に基づいて特定するようにしたので、別のセンサを設けて所定の一動作単位の開始と終了を特定する必要がなくコストを抑えることができる。
汎用処理では、ユーザからの開始指示が入力されてから終了指示を入力するまで、所定の時間間隔で繰り返し求めた瞬間速度を表示用情報として生成して表示させるようにしたので、各種のスポーツに応じたユーザの意図に沿った範囲の速度を汎用的に測定することができる。
なお、図18に示すように、本体の設置状況によっては、表示用情報(測定結果)の誤差を生じるので、「斜め方向補正」メニューで設定された角度を用いて、表示用情報の角度誤差を補正して表示する。
次に、パソコン110における記録解析ソフトの動作について説明する。
パソコン110は、CPU,ROM,RAM,I/O,ハードディスク等の大容量外部記録装置等を備える一般的なパソコンである。パソコン110は、CPUがROMに記憶されたプログラム(ブートストラップローダー)により、ハードディスクからRAM上に読み出して実行されるプログラムであるオペレーティングシステム(具体的にはMS-Windows(登録商標))の処理によって、各種のアプリケーションプログラム(アプリケーションソフト)はハードディスクから読み込まれ、実行される。記録解析ソフトは、このようなアプリケーションプログラムとして構成され、CPUが実行することにより、カードリーダライタ130を制御して、速度測定装置によってmicroSDカード50に記録されたファイルを読み出し、ディスプレイ120にグラフや表として表示する機能を有する。以下、ユーザからの指示は、パソコン110に接続されたマウスまたはキーボードから入力する処理によって取得するものであり、表示はディスプレイ120へ行うものである。そして、ボタンの押下とは、ディスプレイ120へ描画したボタンの位置でのマウスのボタン押下、またはキーボードによる当該ボタンの選択後のEnterキー等の押下を示す。
ユーザは、オペレーティングシステムが起動したら、デスクトップ上にある本記録解析ソフトのアイコンをマウスによってダブルクリックすると、本記録解析ソフトが起動する。本記録解析ソフトのインストール後、初回の起動時には、図19に示すように、初期設定確認ダイアログを表示する。ユーザからの「はい(Y)」の選択が検出された場合、デフォルトで設定している標準のフォルダを、データ保存用フォルダとして、ハードディスク上に作成し、このフォルダをデータ保存フォルダとして設定ファイルに記録する。一方、ユーザからの「いいえ(N)」の選択が検出された場合、「フォルダの参照」ダイアログを表示し、データ保存用フォルダを選択させる。ユーザは、ハードディスク、その他パソコン110に接続された記録媒体等、任意の場所にデータフォルダを作成することができ、このフォルダをデータ保存フォルダとして設定ファイルに記録する。
初回起動時以外の起動直後、及び、初期設定確認ダイアログでデータ保存用フォルダを設定する処理を行った後、図20に示すメインメニュー200を表示する。メインメニュー200は、左から順に、データ表示ボタン領域210、データ読み込みボタン220、データ編集ボタン230、PCモニターボタン240、設定ボタン250、ヘルプボタン260を備え、データ表示ボタン領域210には、ピッチングデータ表示ボタン211、バッティングデータ表示ボタン212、ゴルフデータ表示ボタン213、短距離走データ表示ボタン214、汎用データ表示ボタン215を備える。データ表示ボタン領域210の各ボタンは、下部にそのモードの名称を文字列で示した文字列表示領域を備え、上部にそのモードを示す絵柄のアイコンを示したアイコン表示領域を備える。
ピッチングデータ表示ボタン211の押下が検出された場合には、ピッチングの記録表示ウインドウを表示させ、バッティングデータ表示ボタン212の押下が検出された場合には、バッティングの記録表示ウインドウを表示させ、ゴルフデータ表示ボタン213の押下が検出された場合には、ゴルフの記録表示ウインドウを表示させ、短距離走データ表示ボタン214の押下が検出された場合には、短距離走の記録表示ウインドウを表示させ、汎用データ表示ボタン215の押下が検出された場合には、汎用の記録表示ウインドウを表示させる。このようにして、データ表示ボタン領域210は選択手段に相当し、「ピッチング」「バッティング」「ゴルフ」「短距離走」「汎用」の5つの検出モードの中から、測定結果をグラフ等で表示させたいものを選択することができる。
本記録解析ソフトの記録表示ウインドウでデータを見るには、microSDカード50に保存されているデータをデータ読込みボタン220を押下してデータ保存フォルダに読込ませる必要がある。
データ読み込みボタン220の押下が検出された場合には、図21に示すように、フォルダの参照ダイアログを表示させる。データが記録されたmicroSDカード50をカードリーダライタ130にセットし、そのドライブもしくはフォルダをマウスまたはキーボード操作により選択する。OKボタンの押下を検出すると、現在選択されているドライブまたはフォルダから前述した各ファイル名のファイルのデータを読込んで、データ保存フォルダに保存した後、このダイアログを消去し、図22(a)に示すデータ読込ダイアログを表示させる。一方、キャンセルボタンの押下を検出した場合、ファイルの読み込みを行わずにこのダイアログを消去する。
データ読込ダイアログは、左側の上から順に、読み込み元表示部、日付設定プルダウンメニュー、読み込み元データ削除チェックボックス、右側に実行ボタンを備える。読み込み元表示部には、選択されたドライブのmst1フォルダまたは、選択されたフォルダを「読み込み元」として表示する。日付設定プルダウンメニューは、押下するとカレンダーが表示され、カレンダーの中からデータを記録した日付を選択することができる。図22(a)の例では、データを記録した日付として「2010/04/15」を選択した結果を表示している。読み込み元データ削除チェックボックスは、チェックボックスにチェックを入れると、データを読み込んだ後に、元データ(microSDカード50内のデータ)を削除する。元データを削除した場合、 本ソフトでのみデータの確認ができ、速度測定装置本体10ではデータの確認ができなくなる。実行ボタンの押下を検出すると、microSDカード50からピッチングについてのファイルである「mst1b100.m1d」〜「mst1b199.m1d」を読み込んで、各ファイルの各行の先頭に日付と日付番号を追加したCSV形式で、ハードディスク内の所定のフォルダ内にファイル名mstrb1.mstのファイルに追記していく。同様に、microSDカード50からバッティングについてのファイルである「mst1b200.m1d」〜「mst1b299.m1d」を読み込んで、各ファイルの各行の先頭に日付と日付番号を追加したCSV形式で、ハードディスク内の所定のフォルダ内にファイル名mstrb2.mstのファイルに追記していく。また同様に、microSDカード50からゴルフについてのファイルである「mst1g00.m1d」〜「mst1g99.m1d」を読み込んで、各ファイルの各行の先頭に日付と日付番号を追加したCSV形式で、ハードディスク内の所定のフォルダ内にファイル名mstrgl.mstのファイルに追記していく。また同様に、microSDカード50から短距離走についてのファイルである「mst1sp.m1d」、汎用に関するファイルである「mst1sp.m1d」をそれぞれ読み込んで、各ファイルの各行の先頭に日付と日付番号を追加した形式で、ハードディスク内の所定のフォルダ内にそれぞれファイル名mstrsp.mst 、mstrcr.mstのファイルに追記していく。なお、日付番号は同じ日付を指定したときに0〜99まで自動的に振るようにしたものである。
この読み込み中には、読み込みの進行状況を示す図22(b)に示したプログレスバーを有する読み込み中ダイアログを表示させ、読み込みが終了したら図22(c)に示す読み込み終了ダイアログを表示させる。
データ編集ボタン230の押下が検出された場合には、図23(a)に示すようなデータ編集ウインドウを表示する。データ編集ウインドウでは、データ読込をしたデータの編集(日付変更、削除)ができる。具体的には、(1)編集するデータが選択され、(2)「日付変更ボタン」を押下された場合、図23(b)に示すような前述したものと同様の日付設定プルダウンメニューを有する日付変更ダイアログを表示する。ここで、変更したい日付が選択されOKボタンを押下されると、日付変更ダイアログで設定された日付に、その選択された行の日付を変更する。また図23(a)のウインドウにおいて「削除ボタン」が押下された場合、選択されている行を削除して表示する。そして、図23(a)のウインドウに有する保存ボタンの押下が検出された場合、変更された状態のデータを当該ファイルとして保存(更新)する。
なお、図23(a)の表の「日付[No.]」は、「日付_日付No_ファイルNo [記録ナンバー] 」となっている。例えば図23(a)の選択行(反転表示している行)の例では、 日付 : 2010/04/15 日付No. : 0 ファイルNo. : 0 記録ナンバー : 1 を表している。なお、日付No.は前述のとおりデータ読込時に日付が重複した場合に自動でつけられる番号である。編集されるデータは「データ保存フォルダ」のデータが対象となり、 保存(上書き)するともとには戻せない。保存したくない場合には終了ボタンを押下すればよい。終了ボタンの押下が検出された場合には、保存をせずにこのウインドウを閉じる。
次にピッチングデータ表示ボタン211が押下された場合の処理について説明する。ピッチングデータ表示ボタン211が押下された場合、ピッチングのデータ表示ウインドウを表示させる。図24に示すようにピッチングのデータ表示ウインドウ300は、このウインドウがいずれのデータを表示するものであるかを示すモード名表示欄310と、データを表形式で表示する表330と、データをグラフ形式で表示するグラフ340と、表330及びグラフ340に表示するデータの日付範囲を設定するための日付範囲設定ボタン320と、全表示ボタン345と、表330のデータを日付順に集計して表示するための日付順表示ボタン350を備える。グラフ340の縦軸・横軸の数値の辺りをマウスでドラッグされたことが検出された場合、グラフ340のスケールの拡大・縮小処理を行う。全表示ボタン345の押下が検出された場合には拡大・縮小したスケールを元に戻す処理を行う。このようなウインドウの構成は、バッティングのデータ表示ウインドウ、ゴルフのデータ表示ウインドウ、短距離走のデータ表示ウインドウ、汎用のデータ表示ウインドウでも同様の配置構成としている。このようにモード間で配置構成を略同一とすることで、現在表示されているグラフが、どのスポーツのものであるかが容易に分かる。また、複数の種類のスポーツのグラフの表示画面において、グラフと表の配置が略同一であるから、見た目の統一感がある。したがって、手間がかからず、使い勝手がよい。
モード名表示欄310には「ピッチング」の文字列とこの文字列の左側にピッチングモードであることを示すボールの絵によるアイコンを表示している。この文字列は、データ表示ボタン領域210のピッチングデータ表示ボタン211の下部に備えた文字列表示領域の文字列と同一の「ピッチング」とし、このアイコンは、ピッチングデータ表示ボタン211の上部に備えたアイコン表示領域のアイコンの絵柄と相似のアイコンとしている。このようにすることで、どのモードのウインドウが表示されているかユーザは直感的に把握できる。このような表示形態は他のボタン及びウインドウでも同様に構成している。
ピッチングモードの表330は、ハードディスクのファイル名mstrb1.mstのファイルから日付範囲設定ボタン320に表示されている範囲の日付が付加された行のデータを読み出して表示するものであり、表示項目としてその日付の付いた行の行番号である連番、初速、終速、区間、日付等を備える。
ピッチングモードのグラフ340は、ハードディスクのファイル名mstrb1.mstのファイルから日付範囲設定ボタン320に表示されている範囲の日付が付加された行のデータを読み出して、その日付の付いた行の連番(番号)を横軸に、初速・終速の速度(左縦軸にスケール[km/h]を表示している)及び区間の距離(右縦軸にスケール[m]を表示している)を縦軸として、グラフを描画する。区間の距離の値は、点(■)として青色で描画し、初速と終速の点は結んで直線状のバーとして表示している。このバーは、初速を赤色、終速をオレンジ色として、初速から終速の位置に向かうにつれて、徐々に色が変化するグラデーション表示を行っている。これにより、初速と終速の差を容易に把握することができ、使い勝手がよくなる。
日付範囲設定ボタン320には、現在設定されている日付範囲を表示している。図24の例では、2010/04/15〜2010/04/15の1日分が現在設定されている日付範囲であり、この1日分のデータを、表330、グラフ340に表示している。
日付範囲設定ボタン320の押下を検出すると、図25に示す日付指定ダイアログを表示して、日付範囲の設定を、「1日」「1週間」「1ヶ月」「全て」または「期間を指定」表示したラジオボタンによって択一的に選択して、日付設定プルダウンメニューによって始期ないし終期を指定して、設定することができる。
日付順表示ボタン350の押下を検出すると、図26(a)に示すように、表330と、グラフ340とを、日付ごとに集計した値として表示する。ピッチングの表330には、「日付」と、その日付のデータの数である「カウント」と、その日付のデータの中の初速の最大値である「初速Max」、その日付のデータの中の初速の平均値である「初速Ave」、その日付のデータの中の初速の最小値である「初速Min」を表示する。ピッチングのグラフ340には、日付を横軸、初速の速度を縦軸として、初速Maxから初速Minの範囲を、ボックス上のバー(中抜きのバー)として表示し、初速Aveを点「■」として表示する。このように、日々の速度値を日付ごとに日付順に左から右へ並べて、バーとして表示することにより、日々の変化を容易に知ることができ、練習の成果を容易に確認することができる。例えば、図26(a)の例では、2010/4/15の一日分の表示をしているが、図26(b)のように日付範囲の設定を2010/04/01〜2010/04/03として、3日分の測定結果の比較を行うことも容易にできる。
次にバッティングデータ表示ボタン212が押下された場合の処理について説明する。バッティングデータ表示ボタン212が押下された場合の処理は、ピッチングデータ表示ボタン211が押下された場合の処理と略同様であり、読み込むファイルが、mstrb2.mstであること、表示させるウインドウが図27に示すようなバッティングのデータ表示ウインドウであること等が異なる。具体的な処理としては、バッティングデータ表示ボタン212が押下された場合に、バッティングのデータ表示ウインドウ300を表示させる。図27に示すようにピッチングのデータ表示ウインドウ300は、このウインドウがいずれのデータを表示するものであるかを示すモード名表示欄310と、データを表形式で表示する表330と、データをグラフ形式で表示するグラフ340と、表330及びグラフ340に表示するデータの日付範囲を設定するための日付範囲設定ボタン320と、表330のデータを日付順に集計して表示するための日付順表示ボタン350を備える。モード名表示欄310には「バッティング」の文字列とこの文字列の左側にバッティングモードであることを示すバットとボールの絵によるアイコンを表示している。
バッティングモードの表330は、ハードディスクのファイル名mstrb2.mstのファイルから日付範囲設定ボタン320に表示されている範囲の日付が付加された行のデータを読み出して表示するものであり、表示項目としてその日付の付いた行の行番号である連番、バットスイング速度(バット)、打球の初速度(打球)、打球の推定飛距離(飛距離)、日付等を備える。
グラフ340は、ハードディスクのファイル名mstrb2.mstのファイルから日付範囲設定ボタン320に表示されている範囲の日付が付加された行のデータを読み出して、その日付の付いた行の連番(番号)を横軸に、バットスイング速度(バット)、打球の初速度(打球)(左縦軸にスケール[km/h]を表示している)及び打球の推定飛距離(飛距離)(右縦軸にスケール[m]を表示している)を縦軸として、グラフを描画する。打球の推定飛距離(飛距離)の値は点(■)として青色で描画し、バットスイング速度(バット)の値は点(●)として赤色で描画し、打球の初速度(打球)の値は点(●)としてオレンジ色で描画して表示している。
日付範囲設定ボタン320には、現在設定されている日付範囲を表示している。図27の例では、2010/04/15〜2010/04/15の1日分が現在設定されている日付範囲であり、この1日分のデータを、表330、グラフ340に表示している。日付範囲設定ボタン320の押下を検出した際の処理は、ピッチングのデータ表示ウインドウにおける日付範囲設定ボタン320の押下検出時の処理と同様である。
日付順表示ボタン350の押下を検出した場合、図27(b)に示すように、表330と、グラフ340とを、日付ごとに集計した値として表示する。表330には、「日付」と、その日付のデータの数である「カウント」と、その日付のデータの中のバットスイング速度(バット)の最大値である「バットMax」、その日付のデータの中のバットスイング速度(バット)の平均値である「バットAve」、その日付のデータの中のバットスイング速度(バット)の最小値である「バットMin」を表示する。グラフ340には、日付を横軸、初速の速度を縦軸として、バットMaxからバットMinの範囲を、ボックス上のバー(中抜きのバー)として表示し、バットAveを点「■」として表示する。このように、日々の速度値を日付ごとに日付順に左から右へ並べて、バーとして表示することにより、日々の変化を容易に知ることができ、練習の成果を容易に確認することができる。例えば、図26(b)の例では、2010/4/15の一日分の表示をしているが、日付範囲の設定を複数の日付としてそれらの日の測定結果間の比較を行うことも容易にできる。
次にゴルフデータ表示ボタン213が押下された場合の処理について説明する。ゴルフデータ表示ボタン213が押下された場合の処理は、ピッチングデータ表示ボタン211が押下された場合の処理と略同様であり、読み込むファイルが、mstrgl.mstであること、表示させるウインドウが図28に示すようなゴルフのデータ表示ウインドウであること等が異なる。具体的な処理としては、ゴルフデータ表示ボタン213が押下された場合に、ゴルフのデータ表示ウインドウ300を表示させる。図28に示すようにゴルフのデータ表示ウインドウ300は、このウインドウがいずれのデータを表示するものであるかを示すモード名表示欄310と、データを表形式で表示する表330と、データをグラフ形式で表示するグラフ340と、表330及びグラフ340に表示するデータの日付範囲を設定するための日付範囲設定ボタン320と、表330のデータを日付順に集計して表示するための日付順表示ボタン350、表示項目選択ボタン群360を備える。表示項目選択ボタン群360は、ヘッドスピード表示ボタンと、ボールスピード表示ボタンと、ミート率表示ボタンと、推定飛距離表示ボタンとを備える。
モード名表示欄310には「ゴルフ」の文字列とこの文字列の左側にゴルフモードであることを示すクラブとボールの絵によるアイコンを表示している。
ゴルフモードの表330は、ハードディスクのファイル名mstrgl.mstのファイルから日付範囲設定ボタン320に表示されている範囲の日付が付加された行のデータを読み出して表示するものであり、表示項目としてクラブ種、最大、平均、最小を表示する。クラブ種は、上から下へ順に1W、3W、5 W、3I、4I、5I、6I、7I、8I、 9I、User1、User2、User3に対応させたW1、W3、 W5、I3、I4、I5、I6、I7、I8、I9、U1、U2、U3を表示している。そして、表示項目選択ボタン群360の中で選択された表示項目について各クラブ種別に日付範囲設定ボタン320に表示されている範囲の日付のデータを集計して、各クラブ種別にその表示項目のデータの最大値(最大)と平均値(平均)と最小値(最小)を表示する。図28(a)の例では、表示項目選択ボタン群360のうちヘッドスピード表示ボタンが押下されているため、ヘッドスピードについて各クラブ種別に日付範囲設定ボタン320に表示されている範囲の日付のデータを集計した最大値(最大)と平均値(平均)と最小値(最小)が表示されている。
グラフ340は、ハードディスクのファイル名mstrb2.mstのファイルから日付範囲設定ボタン320に表示されている範囲の日付が付加された行の表示項目選択ボタン群360の中で選択された表示項目のデータを読み出して、クラブ種に対応させたW1、W3、 W5、I3、I4、I5、I6、I7、I8、I9、U1、U2、U3を横軸に、表示項目選択ボタン群360の中で選択された表示項目のデータの値を縦軸として、グラフを描画する。図28(a)の例では、表示項目選択ボタン群360の中からヘッドスピード表示ボタンが押下され、日付の範囲として2010/04/15〜2010/04/15が選択されているため、2010/04/15のデータをファイル名mstrb2.mstのファイルからクラブ種とヘッドスピードの値を読み出し、クラブ種ごとに読み出した値をプロットしている。このプロットは、クラブ種ごとに色と形状を異なるものとして行なっている。すなわち、同一のクラブ種のデータは同一の色と形状でプロットし、異なるクラブ種のデータは異なる色または形状でプロットするようにしている。
なお、日付範囲設定ボタン320には、現在設定されている日付範囲を表示している。図28の例では、2010/04/15〜2010/04/15の1日分が現在設定されている日付範囲であり、この1日分のデータを、表330、グラフ340に表示している。日付範囲設定ボタン320の押下を検出した際の処理は、ピッチングのデータ表示ウインドウにおける日付範囲設定ボタン320の押下検出時の処理と同様である。
日付順表示ボタン350の押下を検出した場合、図28(b)に示すように、表330にクラブ種に対応させたW1、W3、 W5、I3、I4、I5、I6、I7、I8、I9、U1、U2、U3を表示し、この表示したクラブ種の中からグラフ340にデータを表示させるクラブ種を選択させる。
グラフ340には、表330で選択されたクラブ種の表示項目選択ボタン群360の中で選択された表示項目のデータを、日付ごとの値として表示する。グラフ340は、日付ごとの値の最大値から最小値の範囲を、ボックス上のバー(中抜きのバー)として表示し、日付ごとの値の平均値を点「■」として表示する。このように、日付ごとに日付順に左から右へ並べて、バーとして表示することにより、日々の変化を容易に知ることができ、練習の成果を容易に確認することができる。例えば、図28(b)の例では、2010/4/15の一日分の表示をしているが、日付範囲の設定を複数の日付としてそれらの日の測定結果間の比較を行うことも容易にできる。
次に短距離走データ表示ボタン214が押下された場合の処理について説明する。短距離走データ表示ボタン214が押下された場合の処理は、ピッチングデータ表示ボタン211が押下された場合の処理と略同様であり、読み込むファイルが、mstrsp.mstであること、表示させるウインドウが図29に示すような短距離走のデータ表示ウインドウであること等が異なる。具体的な処理としては、短距離走データ表示ボタン214が押下された場合に、短距離走のデータ表示ウインドウ300を表示させる。図29に示すように短距離走のデータ表示ウインドウ300は、このウインドウがいずれのデータを表示するものであるかを示すモード名表示欄310と、データを表形式で表示する表330と、データをグラフ形式で表示するグラフ340と、表330及びグラフ340に表示するデータの日付範囲を設定するための日付範囲設定ボタン320と、表330のデータを日付順に集計して表示するための日付順表示ボタン350を備える。モード名表示欄310には「短距離走」の文字列とこの文字列の左側に短距離走モードであることを示す走者の絵によるアイコンを表示している。
短距離走モードの表330は、ハードディスクのファイル名mstrsp.mstのファイルから日付範囲設定ボタン320に表示されている範囲の日付が付加された単位ごとのデータを読み出して表示するものであり、表示項目として連番、最高速度、到達時間、維持時間、日付等を備える。連番は、その日付の付いた単位の読み込み順に付与した番号である。最高速度は、その単位における速度のデータ群の最高値を抽出したものである。到達時間はその最高値へ到達するのに要した時間であり、維持時間は最高値から最高速度保持距離として本体10に設定されている値(初期値2km/h)の減速を検出するまでの時間を求めて表示するものである。この表示した表330の各行の中からグラフ340にデータを表示させる行を選択させ、選択された行の単位のデータをグラフ340に表示させる。例えば、図29(a)の例では、表330において連番の1番の単位のデータが選択された状態(短距離走のデータ表示ウインドウ300のデフォルトの表示状態)を示しており、この連番が1番の単位のデータがグラフ340として表示されている。一方、図30の例では、表330において連番の9番の単位のデータが選択された状態を示しており、この連番が9番の単位のデータがグラフ340として表示されている。このように、グラフ340には、表330で選択された行の単位内の速度データを、その検出時間を横軸、速度値を縦軸として、プロットする。
なお、日付範囲設定ボタン320には、現在設定されている日付範囲を表示している。図29の例では、2010/04/15〜2010/04/15の1日分が現在設定されている日付範囲であり、この1日分のデータを、表330、グラフ340に表示している。日付範囲設定ボタン320の押下を検出した際の処理は、ピッチングのデータ表示ウインドウにおける日付範囲設定ボタン320の押下検出時の処理と同様である。
短距離走のデータ表示ウインドウ300には、グラフオプション選択プルダウンメニュー370を備える。グラフオプション選択プルダウンメニューボタン370が押下された場合、図31(a)に示すようにグラフオプション選択プルダウンメニュー410を表示する。グラフオプション選択プルダウンメニュー410は、上から下へ順に、比較データ読み込み、X:Auto、X:10s、X:20s、X:40s、X:Auto、X:50m、X:100m、X:200m、Y:Auto、Y:10km/h、Y:20km/h、Y:40km/hの各メニューを備える。「X:」で始まるメニューの中から1つ、「Y:」で始まるメニューの中から1つが選択可能であり、選択されたメニューの左側には、チェックマークを表示する。図31(a)の例では、「X:」で始まるメニューの中からX:Autoメニューが、「Y:」で始まるメニューの中からY:Autoが選択された状態を示している。「X:」で始まるメニューはグラフ340のX軸の最大値、「Y:」で始まるメニューはグラフ340のY軸の最大値であり、X:Autoの場合には、その単位の中の最終の値の時間(上側のX:Auto)または距離(下側のX:Auto)を最大値として設定している。またX軸は、時間として秒「s」とするか、距離としてメートル「m」とするかを選択可能としている。図31(b)は、X:10s、Y:20km/hを選択した場合のグラフ340の表示例である。
日付順表示ボタン350の押下を検出した場合、図29(b)に示すように、表330と、グラフ340とを、日付ごとに集計した値として表示する。表330には、「日付」と、その日付のデータの単位の数である「カウント」と、その日付のデータの中の最高速度である「最高速度Max」を表示する。グラフ340には、日付を横軸、速度を縦軸として、最高速度の速度の値を点「■」として表示する。このように、日々の速度値を日付ごとに日付順に左から右へ並べて、点として表示することにより、日々の変化を容易に知ることができ、練習の成果を容易に確認することができる。例えば、図29(b)の例では、2010/4/15の一日分の表示をしているが、日付範囲の設定を複数の日付としてそれらの日の測定結果間の比較を行うことも容易にできる。
図31のグラフオプション選択プルダウンメニューで、「比較データの読み込み」が押下された場合には、図32に示す「短距離走 比較データ読込」ダイアログを表示する。このダイアログは、上から下へ順に、比較データフォルダ選択ボタン、日付選択ボタン、比較データ表示領域を備え、最下段に左から順にOKボタン、比較なしボタン、キャンセルボタンを備える。
比較データフォルダ選択ボタン(図の「参照」のボタン)が押下された場合、フォルダ選択ダイアログを表示して、比較するデータのあるフォルダを選択可能とする。図32の例ではc:\mstdataが選択されていることを示している。日付選択ボタンは、押下により比較対象としたデータの日付を選択可能としており、現在選択されている日付をボタン上に表示している。比較データ表示領域は、比較データフォルダ指定ボタンによって指定されたフォルダ内のmstrsp.mstファイルから日付選択ボタンに表示されている範囲の日付が付加された単位ごとのデータを読み出して表示するものであり、表示項目として連番、最高速度、到達時間、維持時間、日付等を備える。連番は、その日付の付いた単位の読み込み順に付与した番号である。この表示形式は、図29の表330と同様の形式としている。この表の中から、比較対象としたいデータの行を選択し(選択された項目は反転表示している)、OKボタンが押下された場合には、その行のデータを比較対象として設定する。図33(a)は、比較対象のデータとして、図29に表示されたデータと同一のデータを選択した場合の表示例である。同一のデータを選択しているため、比較対象のデータと選択したデータとが同一(連番の一番目のデータ)であり、比較対象のデータのグラフと選択されたデータのグラフとが重なって表示されている。この状態で、図33(b)に示すように9番目のデータを選択すると、9番目のデータが選択されたデータとなり、1番目のデータが比較対象のデータとなって、両グラフが同時にグラフ340として表示される。このようにして、2つの単位のデータを容易に比較することができる。
次に汎用データ表示ボタン215が押下された場合の処理について説明する。汎用データ表示ボタン215が押下された場合の処理は、短距離走データ表示ボタン214が押下された場合の処理と略同様であり、読み込むファイルが、mstrcr.mstであること、表示させるウインドウが図34に示すような汎用のデータ表示ウインドウであることが異なるのみである。
次にPCモニターボタン240の押下時の処理について説明する。PCモニターボタン240の押下時には、速度測定装置本体10とパソコンをUSBケーブルで接続するとリアルタイムに速度測定装置本体10での測定値をパソコン110に取り込み、ディスプレイ120に表示させる処理を行う。PCモニターボタン240が押下された場合、図35に示すように測定結果表示ウインドウを表示して測定値を表示する。図35は、測定結果表示ウインドウのピッチングボタンが押下された状態を示し、図36(a)は、測定結果表示ウインドウのバッティングボタンが押下された状態を示し、図36(b)は、測定結果表示ウインドウのゴルフボタンが押下された状態を示し、図36(c)は、測定結果表示ウインドウの短距離走ボタンが押下された状態を示し、図36(d)は、測定結果表示ウインドウの汎用ボタンが押下された状態を示している。このように、検出モード選択のための「ピッチング」「バッティング」「ゴルフ」「短距離走」「汎用」の各ボタンの押下に応じて5つの検出モードから表示する項目を選択する。通信開始ボタンを押下すると速度測定装置本体10と通信を開始し記録を表示する。
このようにして、速度測定装置本体10の表示部14(図2参照)に表示する項目を、ディスプレイ120に表示させることができる。速度測定装置本体10の表示部14よりもディスプレイ120のほうが大きな画面とすることができるので、例えば大勢で測定結果を見ることも容易にできる。
次に、設定ボタン250が押下された場合、図37に示す設定ダイアログを表示する。設定ダイアログの上部2段目には左から順にピッチング、バッティング、ゴルフ、短距離走、汎用の設定タブを設けている。設定ダイアログでピッチングのタブが選択された場合には図37に示すようにピッチングの設定項目を表示し、設定ダイアログでバッティングのタブが選択された場合には図38に示すようにバッティングの設定項目を表示し、設定ダイアログでゴルフのタブが選択された場合には図39に示すようにゴルフの設定項目を表示し、設定ダイアログで短距離走のタブが選択された場合には図40に示すように短距離走の設定項目を表示し、設定ダイアログで汎用のタブが選択された場合には図41に示すように汎用の設定項目を表示する。
これらの設定項目は、速度測定装置本体10の各モードでの設定メニューで設定可能な項目などであり、設定ダイアログの下段の読み込みボタンの押下で、速度測定装置本体10からパソコン110へ設定を読み込む処理(速度測定装置本体10の制御部13で設定をパソコン110へ送信する処理)を行い、設定ダイアログの下段のOKボタンの押下でパソコン11から速度測定装置本体10へ設定を送信する処理(速度測定装置本体10の制御部13では設定をパソコン110から受信して不揮発性メモリに記憶した設定を更新する処理)を行う。
このようにすることで、パソコン110のディスプレイ110及びマウス等を利用して容易に速度測定装置本体10の設定を行うことができる。