JP5568247B2 - 苦味の低減方法 - Google Patents
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そのため、口唇用組成物の使用時の不快味(例えば、苦味)を改善する方法も種々検討されている。例えば、特定のフレーバー成分を用いて香りと味を改善する方法(特許文献1)、甘味料を用いて味を改善する方法(特許文献2〜4)等が知られている。
[1](A)成分を含有した口唇用油性組成物の苦味を低減する方法であって、(A)成分が、式(1)で表されるN−アシルアミノ酸誘導体であり、口唇用油性組成物が、更に、2−オクチルドデカノールと、ダイマー酸エステル又はダイマージオールエーテルと、である、(B)成分を、含有しており、口唇用油性組成物の硬度を、26〜85(g/0.5×0.5×3.14mm 2 )に設定したことを特徴とする、口唇用油性組成物の苦味の低減方法。
[2]口唇用油性組成物の硬度を、30〜52(g/0.5×0.5×3.14mm 2 )に設定した、上記[1]に記載の方法。
[3](A)成分が、N−2−エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド、又は、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドである、上記[1]又は[2]に記載の方法。
[4]口唇用油性組成物が、さらに(C)成分を含有しており、(C)成分が、(A)成分以外の油性ゲル化剤である、上記[1]〜[3]のいずれか一つに記載の方法。
[5](C)成分が、ポリアミド樹脂である、上記[4]に記載の方法。
[7]口唇用油性組成物の硬度が、30〜52(g/0.5×0.5×3.14mm 2 )に設定されている、上記[6]に記載の棒状製品。
[8](A)成分が、N−2−エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド、又は、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドである、上記[6]又は[7]に記載の棒状製品。
[9]口唇用油性組成物が、さらに(C)成分を含有しており、(C)成分が、(A)成分以外の油性ゲル化剤である、上記[6]〜[8]のいずれか一つに記載の棒状製品。
[10](C)成分が、ポリアミド樹脂である、上記[9]に記載の棒状製品。
本発明の油性組成物は、下記の(A)及び(B)の成分を含有している。
(A)成分は、下記式(1)で表されるN−アシルアミノ酸誘導体である。
(B)成分は、液状油分である。
具体的には、2−オクチルドデカノール、2−デシルテトラデカノール、イソステアリルアルコール、2−ヘキシルデカノール、オレイルアルコールなどを用いることができる。
具体的には、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、流動パラフィン、ポリブテン、スクワラン、α−オレフィンオリゴマー、イソヘキサデカン、イソドデカン、ポリイソブテン、流動イソパラフィンなどを用いることができる。
具体的には、リンゴ酸ジイソステアリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、テトライソステアリン酸ペンタエリトリット、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、水添ロジン酸ペンタエリトリット、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニル、2−エチルヘキサン酸セチル、イソステアリン酸ポリグリセリルなどを用いることができる。
具体的には、液状ラノリンなどを用いることができる。
具体的には、メチルフェニルポリシロキサンなどを用いることができる。
具体的には、マカデミアナッツ油、アボカド油、ローズヒップ油、オリーブ油、ヒマシ油、ヒマワリ油、ホホバ油、メドウフォーム油などを用いることができる。
具体的には、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)などを用いることができる。
具体的には、ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイルなどを用いることができる。
具体的には、ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシダイマージリノレイルエーテルなどを用いることができる。
(C)成分としては、具体的には、ポリアミド樹脂、デキストリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、脂肪酸エステル、粘土鉱物、金属セッケン、デンプン脂肪酸エステル、ソルビトールのベンジリデン誘導体、ケイ酸類、12−ヒドロキシステアリン酸、ポリグリセリン脂肪酸エステルなどを用いることができ、これらの中でも、ポリアミド樹脂、デキストリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルが好ましく用いられ、十分な透明性を確保する観点から、ポリアミド樹脂が特に好ましく用いられる。
[1-1]下記の式(2)で表されるアミド末端ポリアミド樹脂を用いるのが好ましい。
具体的には、イソステアリン酸デキストリン、イソパルミチン酸デキストリン、オクタン酸デキストリン、オレイン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、パルミチン酸/2-エチルヘキサン酸デキストリン、パルミチン酸/ステアリン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ベヘニン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン、ラウリン酸デキストリンなどを用いることができる。
具体的には、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステルなどを用いることができる。
具体的には、イヌリン脂肪酸エステル、ベヘン酸グリセリルなどを用いることができる。
具体的には、ジオクタデシルジメチルアンモニウム塩変性モンモリロナイト、ジヘキサデシルジメチルアンモニウム塩変性モンモリロナイト、ジメチルジオクタデシルアンモニウムモンモリナイトクレー、ジメチルジステアリルヘクトライト、ジメチルベンジルドデシルアンモニウムモンモリロナイトクレー、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムヘクトライトなどを用いることができる。
具体的には、ミリスチン酸亜鉛、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウムなどを用いることができる。
具体的には、デンプンパルミチン酸エステルなどを用いることができる。
具体的には、モノベンジリデンソルビトール、ジベンジリデンソルビトールなどを用いることができる。
具体的には、無水ケイ酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ポリグリセリン脂肪酸エステル(例えば、デカ(ベヘン酸/カプリン酸)ポリグリセリル)などを用いることができる。
固形又は半固形油分としては、25℃で固形又は半固形(液状ではない)を呈する油分を用いるのが好ましく、具体的には、本技術分野で通常使用されている、高級アルコール、アミノ酸誘導体、炭化水素、動植物由来の油脂、硬化油、脂肪酸、エステル油、ラノリン・ラノリン誘導体、フッ素油、シリコーン油、ワックス・ロウ類、硬化油、脂肪酸、ダイマー酸エステルなどを用いることができ、これらの中でも、アミノ酸誘導体、炭化水素、ラノリン・ラノリン誘導体、ワックス・ロウ類、ダイマー酸エステルを好ましく用いることができる。
具体的には、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)などを用いることができる。
具体的には、ワセリンなどを用いることができる。
具体的には、ラノリンなどを用いることができる。
具体的には、キャンデリラロウ樹脂などを用いることができる。
具体的には、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(フィトステリル/ベヘニル/イソステアリル)、ダイマージリノール酸水添ヒマシ油などを用いることができる。
具体的には、次のとおりである。
[2]ビタミン成分:トコフェロール酢酸エステル、ビタミンA油など。
[3]保湿成分:ヒアルロン酸ナトリウム、ハチミツ、ローヤルゼリーエキス、ホエイ、水溶性コラーゲン、セラミドなど。
[4]紫外線吸収成分:パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルなど。
[5]鎮痛成分:メントール、カンフル、サリチル酸、ユーカリ油、サリチル酸メチルなど。
[6]抗菌成分:1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールなど。
[7]抗ウイルス成分
具体的には、着色剤、防腐剤、防カビ剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、滑沢剤、pH調整剤、矯味剤(甘味剤を含む)、矯臭剤(香料を含む)などを用いることができる。
本発明の油性組成物の硬度を26〜85(g/0.5×0.5×3.14mm2)とすることにより、後述の試験例に示すように、(A)成分に起因する苦味を効果的に低減することができる。
本発明の棒状製品は、本発明の油性組成物が、筒状容器内に充填されて固化されてなるものである。
(1)本発明の油性組成物を調製する工程。
(2)上記油性組成物を、加熱して溶解し、容器40内に充填し、冷却して棒状に固化させる、成形工程。
以下の表1に示す成分を加熱溶解し、繰り出し容器の筒体内に充填し、冷却して棒状に固化させ、実施例1〜10及び比較例1〜3の油性組成物を得た。但し、実施例4〜8は、比較例4〜8である。そして、当該組成物を用いて、硬度、苦味及び使用感を測定した。
油性組成物を充填する上記筒状容器として、直径約13mm及び高さ約60mmの円筒型容器を用いた。また、充填後の冷却として、25℃で12時間以上、恒温化した。得られた棒状製剤の上部10mmを切り取り、残りの棒状製剤を、上記筒状容器内に下降させた。これを、測定用試料として用いた。そして、レオメーター(商品名「NRM-2002J」、不動工業株式会社製)を用いて、硬度を測定した。すなわち、直径1mmの円柱状のアダプター(アダプターNo.6)を、上記筒状容器の軸中心と内周面との中間点の位置に、20mm/分の速度で、進入させ、進入から30秒間の最大値を、硬度とした(単位g/0.5×0.5×3.14mm2)。
実施例1〜10及び比較例1〜3の油性組成物を、口唇に適用しその苦味を評価した。苦味の評価は、○:不快な苦味を感じない、×:不快な苦味を感じる、の基準で行なった。
(1)「パック感」
実施例1〜10及び比較例1〜3の油性組成物を、口唇に適用し、そのパック感を評価した。パック感の評価は、○:パック感を感じる、△:パック感を少し感じる、×:パック感を感じない、の基準で行なった。
実施例1〜10及び比較例1〜3の油性組成物を、口唇に適用し、そののびを評価した。のびの評価は、○:のびがよい、△:のびが少し悪い、×:のびが悪い、の基準で行なった。
Claims (10)
- (A)成分を含有した口唇用油性組成物の苦味を低減する方法であって、
(A)成分が、式(1)で表されるN−アシルアミノ酸誘導体であり、
(式(1)において、R1及びR2は、それぞれ独立に炭素原子数1〜26の炭化水素基であり、R3は、炭素原子数7〜18の炭化水素基であり、nは、1又は2である)
口唇用油性組成物が、更に、2−オクチルドデカノールと、ダイマー酸エステル又はダイマージオールエーテルと、である、(B)成分を、含有しており、
口唇用油性組成物の硬度を、26〜85(g/0.5×0.5×3.14mm2)に設定したことを特徴とする、口唇用油性組成物の苦味の低減方法。 - 口唇用油性組成物の硬度を、30〜52(g/0.5×0.5×3.14mm 2 )に設定した、
請求項1記載の口唇用油性組成物の苦味の低減方法。 - (A)成分が、N−2−エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド、又は、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドである、
請求項1又は2に記載の口唇用油性組成物の苦味の低減方法。 - 口唇用油性組成物が、さらに(C)成分を含有しており、
(C)成分が、(A)成分以外の油性ゲル化剤である、
請求項1〜3のいずれか一つに記載の口唇用油性組成物の苦味の低減方法。 - (C)成分が、ポリアミド樹脂である、
請求項4記載の口唇用油性組成物の苦味の低減方法。 - 口唇用油性組成物が筒状容器内に充填されて固化されてなる棒状製品であって、
口唇用油性組成物が、(A)成分を含有しており、
(A)成分が、式(1)で表されるN−アシルアミノ酸誘導体であり、
(式(1)において、R1及びR2は、それぞれ独立に炭素原子数1〜26の炭化水素基であり、R3は、炭素原子数7〜18の炭化水素基であり、nは、1又は2である)
口唇用油性組成物が、更に、2−オクチルドデカノールと、ダイマー酸エステル又はダイマージオールエーテルと、である、(B)成分を、含有しており、
口唇用油性組成物の硬度が、26〜85(g/0.5×0.5×3.14mm2)に設定されている、
ことを特徴とする棒状製品。 - 口唇用油性組成物の硬度が、30〜52(g/0.5×0.5×3.14mm 2 )に設定されている、
請求項6記載の棒状製品。 - (A)成分が、N−2−エチルヘキサノイル−L−グルタミン酸ジブチルアミド、又は、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドである、
請求項6又は7に記載の棒状製品。 - 口唇用油性組成物が、さらに(C)成分を含有しており、
(C)成分が、(A)成分以外の油性ゲル化剤である、
請求項6〜8のいずれか一つに記載の棒状製品。 - (C)成分が、ポリアミド樹脂である、
請求項9記載の棒状製品。
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