図1に本発明を適用したフィニッシャとしてのシート後処理装置である後処理装置の概略を示す。この後処理装置400は、複写装置としての複写機であってモノカラーの画像形成を行う画像形成装置100の後処理装置となっているものである。
画像形成装置100は、一般にコピー等に用いられる普通紙の他、OHPシートや、カード、ハガキ等の厚紙や、封筒等の何れをも記録用紙である転写シートとしてのシート状の記録媒体としてこれに画像形成を行なうことが可能である。よって、後処理装置400は、これらの記録媒体である用紙Pの後処理を行うことが可能となっている。なお、画像形成装置100は、フルカラーの画像形成を行うことが可能であっても良いし、複写機の他、プリンタ、ファクシミリ等であっても良いし、これら2種以上の複合機であっても良い。
画像形成装置100の本体250は、その上部に画像読取装置255を有しているとともに、画像読取装置255の下方に手差し給紙台258を有している。本体250には、図示しないコントロールパネルが配設されている。
手差し給紙台258に用紙Pをセットすると、用紙Pはレジストローラ257により一時停止され、タイミングをとって作像ユニット256に搬送される。作像ユニット256は、図示しない潜像担持体である像担持体としての感光体へ画像データに対応した潜像を形成し、この潜像がトナーにより現像され、トナーが用紙Pに転写され、定着装置260により定着される。定着装置260でトナーが定着された記録済みの用紙Pは、記録済用紙排出ローラ261により、後処理を施される場合は後処理装置400へ排出される。また、記録済みの用紙Pは、後処理を施されない場合は、図示されていない切換爪により上排紙ローラ259へ搬送され本体250の胴内の図示しない排紙トレイへ排出される。なお、記録済みの用紙Pに後処理を施すか否かにかかわらず、画像形成装置100は同用紙Pを後処理装置400に排出してスタックするようにしてもよく、この場合には画像形成装置100において排紙トレイは必須の構成ではない。
後処理装置400は、画像形成装置100の本体250の側部に連結されている。
図2に示すように、後処理装置400は、本体350と、本体250から排出される用紙Pを本体350内に受け入れるように本体250に連結された連結部351とを有している。
後処理装置400はまた、本体350内に、連結部351から受け入れた用紙Pを搬送する第1の搬送路としての導入経路である搬送路401と、搬送路401から分岐した第2の搬送路としての搬送路402及び第3の搬送路としての搬送路403と、搬送路403に連絡した第4の搬送路としての搬送路404と、搬送路401を搬送されてきた用紙Pを、搬送路402側に向けて搬送するか、搬送路403、搬送路404側に向けて搬送するかの切り替えを行う分岐爪405とを有している。
後処理装置400はまた、図21に示すように、後処理装置400の全体を制御する用紙後処理装置制御部たる後処理装置制御部である制御部としての制御手段300と、本体350内部を必要に応じて開放するための開放手段としてのドア311と、後処理装置400に関する各種情報を表示して報知するための報知手段としての表示手段である液晶パネル312とを有している。
・用紙受入れ部
搬送路401には、入口ローラ410と、用紙Pが本体350内へ搬入されたことを検知する入口センサ413と、用紙Pの搬送方向における入口ローラ410の下流に配設された用紙穿孔ユニットUと、用紙Pの搬送方向における用紙穿孔ユニットUの下流に配設され、これを経て用紙Pが搬送路403に搬送される搬送ローラ411、412と、搬送ローラ412の図示しないシフト機構と、シフト機構の図示しない駆動手段であるシフト駆動手段とが配置されており、これらによって用紙受け入れ部が構成されている。
・プルーフ排出部
搬送路402には、分岐爪405によって進行方向を変えられた用紙Pを積載する排紙トレイ422と、用紙Pを排紙トレイ422に排出する排出ローラ421とが配設されており、これらによってプルーフ排出部が構成されている。
・搬送路403における用紙Pのシフト、スタック動作
搬送路403には、排紙センサ435と、駆動ローラである排紙ローラとしての搬送ローラ433と、搬送ローラ433に従動回転する排紙ローラとしての従動ローラ431と、シフトトレイとしての排紙トレイ432と、従動ローラ431を搬送ローラ433に接離させる排出ガイド406と、排紙トレイ432を上下動させる図示しないトレイ駆動手段とが配置されている。
ソートモード時は、シフト駆動手段によりシフト機構が作動し、搬送ローラ412が、搬送方向と直角方向である紙面に垂直な方向に一定量移動することによって用紙Pが搬送中に同方向に一定量シフトし、排紙ローラ433により排紙トレイ432に排出され順次スタックされていく。
搬送路403において、排紙トレイ432への排出口部は、搬送ローラ433と従動ローラ431とで用紙P又は用紙Pの束を挟持し排出し得る構造となっている。具体的には、排出ガイド406により、搬送ローラ433に対する従動ローラ431の接離動作を行うことで、用紙P又は用紙Pの束を、搬送ローラ433と従動ローラ431との間で挟持し排出可能とする閉状態と、搬送ローラ433と従動ローラ431との間で挟持しない開状態とを選択的に取り得るようになっており、閉状態を選択した状態においては、用紙Pのシフト動作が完了した後、用紙Pが挟持された状態となり、排出されるようになっている。
・排紙トレイ432の上下動作
本体350の、排紙トレイ432への排紙口部上方付近には、排紙トレイ432にスタックされた用紙Pの幅方向における中央付近位置に、フィラー434が回動自由に配置されており、フィラー434の先端は排紙トレイ432にスタックされた用紙Pの上面に接するようになっている。
フィラー434の根元付近には、フィラー434の先端の高さ位置を検知するための図示しない上面検知センサが配設されており、フィラー434と上面検知センサとにより排紙トレイ432にスタックされた用紙Pの紙面高さが検知される。
排紙トレイ432上の堆積枚数の増大により用紙Pの高さが上昇することにより、上面検知センサがONすると、制御手段300はトレイ駆動手段を制御して排紙トレイ432を下降させる。
排紙トレイ432が下降し上面検知センサがOFFすると、排紙トレイ432の下降を停止する。この動作を繰り返して排紙トレイ432が規定のトレイ満杯高さまで達すると、後処理装置400から画像形成装置100に停止信号を出し、画像形成動作を停止させる。
・ステイプル動作
搬送路403には、ステイプルトレイ436と、紙面と直交する方向に進退してステイプルトレイ436上の用紙Pの整合を行う、紙面と直交する方向に並設された一対のジョガーフェンス437と、ステイプルトレイ436上の用紙Pに当接可能な叩きローラ430と、叩きローラ430に当接した用紙Pを受け入れる、紙面と直交する方向に並設された一対の基準フェンス439と、搬送路403の終端位置に配設され紙面と直交する方向へ進退するドライバ、クリンチャとで分割されたステイプラ441と、叩きローラ430を振り子運動させステイプルトレイ436上の用紙Pに当接させる図示しない駆動源としての叩き駆動手段と、叩きローラ430を、用紙Pをステイプルトレイ436上においてステイプラ441側にスイッチバックさせるために回転駆動する図示しない駆動源としての回転駆動手段とが配置されている。
ステイプル動作を行う場合、搬送路403に搬送されてきた用紙Pはステイプルトレイ436上に排出され、ジョガーフェンス437によって幅方向位置を揃えられ、回転駆動手段によって回転駆動されている叩きローラ430が用紙Pの上面に当接することで用紙Pをステイプラ441方向にスイッチバックし、基準フェンス439に用紙Pの後端を突き当てることで用紙Pの束の縦方向位置を揃える。
このようにして揃えられた用紙Pの束は、端綴じモード時は、ステイプラ441が紙面と直交する方向に移動して用紙Pの束の下縁部の適所をステイプルすることにより綴じられ、綴じ後は搬送ローラ433と従動ローラ431とにより挟持され、搬送されることで排紙トレイ432上に排紙される。中綴じモード時は、次に述べるクランプ束搬送部355において搬送されたうえで、ステイプラ441が紙面と直交する方向に移動して用紙Pの束の中央部の適所をステイプルする。なお、このように、搬送路403は、用紙Pを中間積載するようになっている。
・クランプ束搬送部355
中綴じモードでは、用紙P又は用紙Pの束は、搬送路404とともにクランプ束搬送部355を構成する、紙面と直交する方向に並設された一対のクランプ可動フェンス120によって後端を挟持される。基準フェンス439は用紙Pの束の搬送の邪魔とならないよう用紙Pの幅の外側に待避する。クランプ可動フェンス120は、機械側板外に配置されたクランプ縦軸106に取り付けられており、クランプ束搬送部355を構成する駆動手段としての駆動モータであるステッピングモータを備えた搬送駆動手段によって駆動されることで搬送路404に沿って移動する。クランプ稼動フェンス120は、縦方向はクランプ縦軸106によって支持されていることによって移動し、横方向は搬送路404と同一の軌跡である機械側板湾曲した形状のガイドレール110に沿って移動し、これによって用紙P又は用紙Pの束を搬送路404に沿って搬送する。
後端を挟持された用紙P又は用紙Pの束がガイドレール110の軌道に沿って用紙Pのサイズに対応した所定位置まで搬送されると、ステイプラ441が作動し、用紙束長センター部の適所をステイプルすることにより中綴じが行われる。用紙サイズに対応した所定位置とは、用紙P又は用紙Pの束の後端が、クランプ束搬送部355を構成するクランプ可動フェンスホームポジションセンサ449によって検知されてから、搬送駆動手段を構成するステッピングモータにより所定パルス送られた位置である。なお、このように、搬送路404は、搬送路403で用紙長センター部を中綴じされた用紙P又は用紙Pの束を、用紙P又は用紙Pの束の折り処理を施すことが可能な紙折部としての折り処理部352へと搬送するようになっている。
・折り処理部352
中綴じされた用紙P又は用紙Pの束は、クランプ可動フェンス120によりさらに下方へ搬送され、用紙長さ方向のセンターが折り処理部352に備えられた折りブレード203の位置になるところで停止し、折り工程へ移行する。この停止が行われる停止位置は、用紙P又は用紙Pの束の後端を折り処理部352に備えられた折り位置センサ450が検知し、搬送駆動手段を構成するステッピングモータにより用紙サイズに対応した所定パルス送られた位置である。
折り処理部352は、かかる停止位置である折り位置に停止した用紙P又は用紙Pの、用紙長さ方向のセンター部、すなわち中綴じ位置を、折りブレード203と搬送ローラ206、207とにより、折り処理部352に備えられたプレスユニットとしてのプレス折り部354へ導入する。用紙P又は用紙Pの束の後端は、プレス折り部354へ導入された用紙長さ方向のセンター部、すなわち中綴じ位置を、上下方向において並設されて対をなしたプレス板219、220により上下からプレスすることにより、折り処理である中折りが施される。中折りを施された用紙P又は用紙Pの束は、搬送ローラ206、207と排紙ローラ229、230とによって、次に述べる用紙排出部353を構成する中綴じトレイ462上に排紙される。
・用紙排出部353
中綴じトレイ462に排出された用紙P又は用紙Pの束は用紙押さえ460に取り付けられた用紙押さえコロ461によって押さえられ、折られた用紙P又は用紙Pの束が膨らんで次に排出される用紙P又は用紙Pの束の排出の邪魔にならない機構になっている。
なお、折り処理部352と用紙排出部353とは、中折りユニット360を構成している。用紙穿孔ユニットUと中折りユニット360とは、それぞれ別個で本体350に対して着脱可能な構成となっており、使用者のニーズに応じた用紙後処理装置の提供が可能となる構成となっている。
図3ないし図6を参照してクランプ束搬送部355についてより詳しく説明する。
図3はクランプ束搬送部355の全体を示している。
クランプ束搬送部355は、クランプ移動モータ101の回転運動が駆動ベルト102を伝わり、上下駆動プーリ下103、上下駆動プーリ上105に張られている上下搬送ベルト104a、逆側に張られている上下搬送ベルト104bで上下運動に変換されている。
上下搬送ベルト104a、104bにはクランプ上下移動部品107a、107bが取り付けられ、上述のクランプ縦軸106に相当する軸106a、106bによって上下方向の移動を支えられている。クランプ上下移動部品107a、107bにはクランプ横移動部品108a、108bが取り付けられ、横方向の移動を可能としている。クランプ横移動部品108a、108bにはクランプステー114が接続されており、クランプステー114は上下搬送ベルト104a、104bの上下移動と連動して側板109a、109bの、上述のガイドレール110に相当するレール110a、110bに沿って矢印Q方向に移動する。
クランプステー114に一体のクランプ部Rに後端を狭持された用紙P又は用紙Pの束は、搬送ガイド板111a、111b、112a、112b、113、115、116、117によって構成された搬送路404を通って搬送され、折り位置センサ450によって検知され所定の位置で搬送を停止される。
図4に、図3中の点線部分Hを拡大して示す。なお、同部分Hは、用紙Pの幅方向における一端側の部分であるが、他端側の部分は同部分Hに対称であるため、同部分Hを代表して説明する。
クランプ横移動部品108bは、クランプ上下移動部品107b内に設けられた摺動可能な部品であり、クランプステー114を支持したクランプステー軸356bが挿入され、クランプステー114が上下移動しながらレール110bに沿って横方向にも移動可能としている。
クランプステー114は、クランプ軸123を回転中心とした可動側の上クランプ120bに対する固定側の下クランプ121bを備えている。上クランプ120bは、クランプ軸123を回転中心として、バネ122bによって下クランプ121bに押し付けられている。
図5に、図3、図4中の点線部分で示した、クランプ束搬送部355に備えられたクランプ部Rを拡大して示す。図5(a)、(b)は、クランプ部Rを互いに別の角度から見た状態で示したものである。同図(b)においては、クランプ部Rは用紙P又は用紙Pの束の後端を狭持した状態となっている。
クランプ部Rは、上クランプ120a、12bおよび下クランプ121a、121bと、これらを接続したクランプ軸123と、バネ122a、122bと、上クランプ120a、120bを互いに接続したクランプ部接続板金部品124とを有している。上クランプ120a、120bはクランプ部接続板金部品124によって接続されているため、これら左右のクランプ上120a、120bは同時に同期して動作する。クランプ下121a、121b、クランプ上120a、120bは、用紙P又は用紙Pの束の後端をバネ122a、122bのバネ力によって狭持する。
図6に、図3中の点線部分で示した、クランプ束搬送部355に備えられたクランプ解除機構Vを拡大して示す。図6(a)、(b)は、クランプ解除機構Vを互いに別の角度から見た状態で示したものである。
クランプ解除機構Vは、クランプ部Rにおいてバネ122a、122bによって用紙P又は用紙Pの束の後端を狭持したクランプ状態を解除するクランプ解除のために設けられている。
クランプ解除機構Vは、本体350側に設けられたステー125に取り付けられた、クランプ解除モータブラケット126に取り付けられた駆動手段としての解除駆動手段であるクランプ解除モータ127によって駆動する。
クランプ解除モータ127からの動力は軸128を回転軸とする歯車129を経由して、軸130、131によってW方向を含む横方向にスライド可能とされたクランプ圧解レバー132のラック部に伝達される。
クランプ圧解レバー132がW方向に移動し、クランプ部接続板金部品124を押さえると、上クランプ120a、120bが開き、用紙P又は用紙Pの束を開放する。このようにしてクランプを解除することで、折り処理部352のプレス折り部354による折り工程時にプレス折り可能状態となる。
図7ないし図10を参照して折り処理部352、プレス折り部354についてより詳しく説明する。
図7(a)に折り処理部352、プレス折り部354の斜視図を、同図(b)にプレス折り部の側面図を示す。
折り処理部352は、プレス板駆動カム201、折りブレード駆動カム202、折りブレード203、折りブレード支持棒204、側板205を備えており、折りブレード駆動カム202が回転するとその溝に沿ってブレード支持棒204が水平移動し、折りブレード203が矢印S方向に移動することで用紙P又は用紙Pの束の用紙長センター部をプレス折り部354へ誘導する。
図8は、図7に示した構成から、プレス板駆動カム201、折りブレード駆動カム202、側板205を取り外した状態を示している。図8ないし図10に示した構成の動作は、図11ないし図20を参照して後述するが、図8ないし図10に示した構成についての以下の記載の理解は、適宜図11ないし図20を併せて参照されると容易となる。
プレス折り部354は、折りブレード203によって誘導された用紙P又は用紙Pの束に折りを施す部分であり、そのニップに向けて折りブレード203の先端が移動する搬送ローラ206、207と、折りブレード203の移動方向に沿って移動するプレス移動プレートとしての移動プレート208と、移動プレート208によって上下方向に移動可能に支持されたプレスガイドローラ211、212と、移動プレート208の内側に設けられ移動プレート208によって支持され移動プレート208とともに折りブレード203の移動方向に沿って移動するプレス圧解除カム209、210とを有している。
搬送ローラ206、207は、折りブレード203によってプレス折り部354へ誘導された用紙P又は用紙Pの束の、折りブレード203の先端部が当接した用紙長センター部によって形成された折り部である折り先端部をプレス折り部354の内部に搬送する。
移動板プレート208に接続されているプレスガイドローラ211、212およびプレス圧解除カム209、210は、移動プレート208と一体で左右に移動可能な構造になっている。
図9(a)は、図8(a)に示した構成から、移動プレート208を取り外した状態を示しており、図9(b)は、同図(a)中の点線部分Jを拡大して側面から見た状態を示している。
プレスユニット上としてのプレス上ユニット217とプレスユニット下としてのプレス下ユニット218とは、図8(b)にも示したプレス折り部354のユニットコーナー四隅部で、図11ないし図20に示して後述する折り圧付与手段としての付勢手段であるスプリング225、226、227、228により、互いに近接するように圧を掛けた状態にある。
プレス圧解除カム209、210は、待機状態では、プレス上ユニット217とプレス下ユニット218とを互いに離間し、これらの間に用紙P又は用紙Pの束の折り先端部の受入れを可能としている。
移動プレート208が矢印T方向に移動すると、移動プレート208に接続されているプレス圧解除カム209、210も矢印T方向に移動し、プレス上ユニット217のコロ213、215及びプレス下ユニット218のコロ214、216がプレス解除カム209、210の傾斜面に沿って移動し、プレス上ユニット217、プレス下ユニット218がそれぞれ矢印X、矢印Yの方向に移動して互いに近接し、プレス板219とプレス板220とが互いに当接して用紙P又は用紙Pの束の折り処理を施す折り処理位置に変位することにより、用紙P又は用紙Pの束の折り先端部をプレスしていく。
このように、プレス板219とプレス板220とは、用紙P又は用紙Pの束の折り処理を施すときに用紙P又は用紙Pの束を挟んだ状態を形成するために折り処理位置に変位する変位部材となっている。なお、折り処理部352はプレス板219とプレス板220とを変位部材として対をなすように備えているが、変位部材は、対をなすのではなく、たとえば折り処理位置に変位したときに不動の板材に当接し折り処理を施すために用紙P又は用紙Pの束を挟んだ状態を形成するする1つの部材であっても良い。
図10(a)は、図8(b)にも示したプレス折り部354の内部の構成を示しており、図10(b)は、図10(a)に示した構成の一部を側面から見た状態を示している。
プレス折り部354の内部にはプレスガイドローラ211、212にそれぞれ当接した湾曲形状のプレス板219、220が配設されている。図9を参照して説明したように移動プレート208が矢印T方向に移動し、これによってプレス圧解除カム209、210も矢印T方向に移動すると、プレス板219、220はそれぞれプレス上ユニット217、プレス下ユニット218と連動し、プレス板219が矢印X方向、プレス板220が矢印Y方向に移動することにより、用紙P又は用紙Pの束はプレス板219、220によって、図11ないし図20に示して後述するように、挟まれ、折りが施される。
プレスガイドローラ211、212は、移動プレート208の矢印T方向への移動と連動してプレス板219、220の上を移動する。プレス板219、220は、プレス折り部354側面の、図9(b)に示す溝221、222、223、224により回動可能に支持されており、プレスガイドローラ211、212が移動プレート208の移動に連動して移動すると回動するようになっている。プレス板219、220は、この回動及びその湾曲形状を利用して、用紙P又は用紙Pの束の折り先端部に向かって折りを施す。
このとき、用紙P又は用紙Pの束にかかる、折りを行うための圧力は、一般的な折りを行うための圧力と同様に、折り目を確実につけるために、比較的大きな圧力とされている。この圧力は、図11ないし図20に示して後述するスプリング225、226、227、228によって付与されている。
図11ないし図20は、プレス折り部354の折り動作について、その簡略図を用いて説明する図である。これらの図に示されている構成であって、すでに説明した構成については、適宜、その説明において用いた符号を付して、説明を省略する。
図11は、ステイプラ441により中綴じされた用紙P又は用紙Pの束が、クランプ可動フェンス120によりさらに下方へ搬送され、用紙長さ方向のセンターが折り処理部352に備えられた折りブレード203の位置になるところで停止し、停止位置を占めた状態を示している。プレス上ユニット217及びプレス下ユニット218は、スプリング225、226、227、228によってユニットコーナー四隅部と接続され、折りを施す互いに近接する方向に力が加わっているが、同図に示されている状態においては、プレス圧解除カム209、210がプレス上ユニット217及びプレス下ユニット218に配置されたコロ213、214、215、216間に入り込むことで、プレス上ユニット217とプレス下ユニット218とは互いに離間し、プレス板219とプレス板220とは互いに離間している。この点、プレス圧解除カム209、210は、プレス板219、220を折り処理位置から退避させる退避手段として機能するようになっている。プレス圧解除カム209、210がコロ213、214、215、216間に入り込むことによりプレス板219、220が折り処理位置から退避した位置は退避位置となっている。
かかる状態において、図12に示すように、折りブレード203が、用紙P又は用紙Pの束がくの字状になるように用紙P又は用紙Pの束のセンター近傍を折り処理部352内に押し込み、さらに搬送ローラ206、207が折り先端部をプレス折り部354まで搬送する。
折り先端部がプレス折り部354に到達すると、図13に示すように、プレス圧解除カム209、210が矢印T方向に移動し、プレス上ユニット217とプレス下ユニット218との離間が解除され、折り先端部で2つに折られた用紙P又は用紙Pの束に圧が掛かることになる。
すなわち図14に示すように、プレスガイドローラ211、212がそれぞれプレス板219、220の上をその一端側から移動し、プレス板219、220の湾曲形状により、2つに折られた用紙P又は用紙Pの束を上下方向から押しつぶす態様で折り先端部に向かって折りが施される。
図15に示すように、プレスガイドローラ211、212がプレス板219、220の他端まで到達すると、図16に示すように、プレスガイドローラ211、212は移動方向を変え、プレス板219、220の一端側へと移動することでさらに用紙P又は用紙Pの束に対して折りを施す。
用紙P又は用紙Pの束の折りが完了すると、図17に示すように、プレス圧解除カム209、210が矢印T’方向に移動し、プレス上ユニット217とプレス下ユニット218とを互いに離間させる。
その後、図18に示すように、折りブレード203が矢印方向に退避して用紙P又は用紙Pの束から引き抜かれ、折りブレード203の退避が完了すると、図19に示すように、搬送ローラ206、207及び排紙ローラ229、230が駆動し、用紙P又は用紙Pの束を矢印方向に搬送する。搬送ローラ206、207の駆動は、用紙P又は用紙Pの束の後端が折り位置センサ450を通過し、一定距離搬送した時点で停止する。
その後、図20に示すように、用紙P又は用紙Pの束は、排紙ローラ229、230によって搬送され排紙されることとなり、用紙P又は用紙Pの束が排紙センサ231を通過したところで一連の折り処理が完了する。
折り位置センサ450、排紙センサ231は、用紙P又は用紙Pの束が折り処理部352に有るか否かに関する検知を行いこの信号を制御手段300に入力する折処理記録媒体検知手段としての記録媒体検知手段として機能する。
以上説明した、用紙P又は用紙Pの束に折りを施すために使用される各駆動部品は、駆動距離がステップ管理可能であるステッピングモータ、または、軸部分にパルスカウント用エンコーダを配設したDCモータ等の折り駆動手段により駆動される。この折り駆動手段は、用紙P又は用紙Pの束に折りを施す動作そのもののみならず、かかる動作を行うために用紙P又は用紙Pの束を搬送する動作も行うものである。
制御手段300は、CPU301、メモリとしてのROM302及びRAM303、タイマ304、IOポート305、シリアル通信ポート306等を内蔵している。制御手段300は、たとえば、折り駆動手段の制御を行うことで折り処理部352の動作を制御する折り処理動作制御手段として機能する。なお、折り処理動作制御手段として機能する制御手段300は、折り駆動手段の制御状態に基づいて、折り処理部352において図11から図20までに示した、折りブレード203の動作開始から排紙ローラ229、230による排紙完了までの処理である折り処理が施されているか否かを認識するようになっている。
後処理装置400の制御のためのプログラムコードはROM302に格納され、CPU301はプログラムコードをRAM303に展開し、また、制御に必要なデータをRAM303に記憶し、RAM303をワークエリアとして使用しながらプログラムコードによって定義される制御を実行し、各種直流負荷309の制御を行っている。
後処理装置400と画像形成装置100とは、シリアル通信ポート306を介して用紙搬送制御等に必要なコマンド、データをやり取りし、後処理装置400ではかかるコマンド、データ、および、各種センサ307から得られる用紙位置情報により、用紙搬送制御および後処理を行う。各種センサ307は、入口センサ413、排紙センサ435、クランプ可動フェンスホームポジションセンサ449、折り位置センサ450、排紙センサ231等に相当する。
また、制御手段300は、用紙Pを搬送中に用紙Pの搬送を継続できない状態である用紙ジャムとなった場合の異常を検出する記録媒体異常検知手段としての用紙異常検出手段や、用紙Pに後処理を施す際に使用される各種直流負荷309に異常が生じ、後処理を継続できない状態である負荷系ジャムとなった場合に負荷の異常を検出する負荷異常検知手段としての負荷異常検出手段として機能するようになっており、異常の種類や発生箇所をRAM303に記憶する。
制御手段300は、用紙異常検出手段として機能するにあたっては、入口センサ413、排紙センサ435、クランプ可動フェンスホームポジションセンサ449、折り位置センサ450、排紙センサ231等によって用紙Pが検知されるべきタイミングに用紙Pが検知されないことをタイマ304を用いて検出することなどによって、用紙ジャムを検知する。
制御手段300は、負荷異常検出手段として機能するにあたっては、上述のシフト駆動手段、トレイ駆動手段、叩き駆動手段、回転駆動手段、搬送駆動手段、クランプ解除モータ127、折り駆動手段等の駆動手段に印加される直流電流等によって各種直流負荷309を監視し、これらに実際に印加された直流電流が、正常な状態であるときに印加されるべき直流電流の範囲を超えたことを検出することなどによって、負荷系ジャムを検出する。
ドア311は、ステイプラ441の閉じ針の補充を行ったり、用紙ジャム、負荷系ジャム等の異常を解消するためのメンテナンスを行ったりする際に本体350の内部の適所を開放するために、本体350の適所に設けられている。ドア311には、少なくとも、折り処理部352において用紙ジャム、負荷系ジャム等の異常が生じたときにこの異常を解消するためのメンテナンスが行われるように折り処理部352を本体350の外部に開放するための図示しない折り処理部ドアを含んでいる。
各種センサ307には、かかるドア311が開かれ本体350の内部が開放されたことすなわちドアオープンを検知してドア311の開閉に関する開閉情報を制御手段300に入力しドアオープンを認識させ制御手段300を開放検知手段として機能させるドア開放センサであるドア開放スイッチと、プレス板219、220が折り処理位置にあるか否かに関する検知を行なう変位部材検知手段としての変位部材位置検知センサとが含まれている。変位部材位置検知センサであるセンサ307は、具体的には、プレス板219、220が、図11に示したように、退避位置にあるか否かを検知する。なお、変位部材位置検知センサは、プレス圧解除カム209、210がコロ213、214、215、216間に入り込んでいることを検知することで、実質的にプレス板219、220が折り処理位置にあるか否かに関する検知を行なうものであっても良い。
用紙異常検出手段として機能する制御手段300によって用紙ジャムが検出されたとき、負荷異常検出手段として機能する制御手段300によって負荷系ジャムが検出されたとき等には、ドア311が開かれ折り処理部352から用紙Pが取り除かれ得る。また、ドア311のうちの折り処理部ドアが開放されたときも折り処理部352から用紙Pが取り除かれ得る。したがって、制御手段300は、用紙異常検出手段及び負荷異常検出手段として機能する点および折り処理部ドアの開放を検知して開放検知手段として機能する点において、折り処理部352から用紙Pが取り除かれ得る状況にあることを検知する記録媒体除去可能性検知手段として機能する。
用紙ジャムや負荷系ジャムが発生した場合、搬送中の用紙Pに関して、それ以上用紙Pの搬送や後処理を継続すると折り処理部352を含む後処理装置400の各部にダメージが生じたり、用紙Pが折れ曲がって取り除きにくくなったりしてしまうので、制御手段30は、用紙Pの搬送を停止し、後処理を施す際に使用される折り駆動手段をはじめとする駆動手段の処理を中断すべく各種直流負荷309の印加を停止する。制御手段300はこの場合も折り処理動作制御手段として機能している。
また、ユーザーが用紙搬送中もしくは後処理中に誤ってドア311を開けてしまった場合も、ユーザーが本体350内に手を入れて用紙Pに触れてしまうなどの可能性があるため、この場合も折り処理動作制御手段等として機能する制御手段300によって用紙Pの搬送および駆動手段の動作を停止する処理が行われる。
ここで、かりに、用紙搬送後処理中に、用紙ジャム、負荷系ジャム及びドアオープンが検出された際に、折り処理動作制御手段等として機能する制御手段300により、用紙Pの搬送および駆動手段の動作を停止するとした場合の処理を、図25に示す。
用紙搬送後処理中に、用紙ジャムや負荷系ジャム及び、ドアオープンが制御手段300により検出されると(S500)、制御手段300は、搬送中の用紙Pを停止させようと、用紙Pの搬送を行っている折り駆動手段に含まれる搬送モータを停止させる(S501)とともに、後処理を行うために駆動中の各種直流負荷309を停止させる(S502)。全ての駆動手段が停止したら、停止処理は完了となる(S503)。
しかしながら、図13ないし図17に示して説明したように、折り処理を行う際は、確実に折り目をつけるためにプレス上ユニット217及びプレス下ユニット218によって大きい圧力で挟み込まれている。したがって、このような状態で用紙ジャムや負荷系ジャムもしくはドアオープンが発生し、折り駆動手段を含む駆動手段が全て停止してしまうと、プレス上ユニット217及びプレス下ユニット218により用紙P又は用紙Pの束が強く挟みこまれた状態で後処理装置400が停止してしまうことになり、ユーザーが折り処理部352内に滞留した用紙P又は用紙Pの束を取り除こうとする場合に、強い力で用紙P又は用紙Pの束を引っ張る必要があり、用紙P又は用紙Pの束が取り除けない、もしくは用紙Pが破れて破片が後処理装置400内に残ってしまう、等の弊害がある。
そこで、後処理装置400では、記録媒体除去可能性検知手段によって折り処理部352から用紙Pが取り除かれ得る状況にあることが検知されたことを条件として、折り処理動作制御手段として機能する制御手段300により折り駆動手段を制御して、プレス圧解除カム209、210をコロ213、214、215、216間に入り込ませることにより、プレス圧解除カム209、210によってプレス板219、220を折り処理位置から退避させ退避位置に位置決めするようになっている。このようにすることで、ユーザーが特別な操作を行うことなく、折り処理部352において、具体的にはプレス板219、220の間において、用紙P又は用紙Pの束が挟持された状態が解除され、用紙P又は用紙Pの束が容易に除去される状態となり、また用紙P又は用紙Pの束を除去するときに用紙Pが破れて破片が後処理装置400内に残ってしまうことも、後処理装置400側に大きな負荷がかかることもない。
後処理装置400は、記録媒体除去可能性検知手段によって折り処理部352から用紙Pが取り除かれ得る状況にあることが検知されたとの条件を基本条件とし、この基本条件に加え、
・折り処理動作制御手段として機能する制御手段300により、折り駆動手段の制御状態に基づいて、折り処理部352において折り処理が施されていることが認識されていること:第1の条件
・変位部材位置検知センサであるセンサ307によって、プレス板219、220が退避位置にあることが検知されなかったことによって、プレス板219、220が折り処理位置にないことが検知されなかったこと:第2の条件
・記録媒体検知センサとして機能する折り位置センサ450、排紙センサ231によって、用紙P又は用紙Pの束が折り処理部352に有ることが検知されたこと:第3の条件
のうちの少なくとも1つの条件が満たされたことを条件として、上述のように、折り処理動作制御手段として機能する制御手段300により折り駆動手段を制御して、プレス圧解除カム209、210によってプレス板219、220を折り処理位置から退避させ退避位置に位置決めするようにしても良い。
以下、基本条件に加えて上述の第1の条件が満たされているときにかかる動作を行う場合の制御の例を図22を参照して説明し、基本条件に加えて上述の第1の条件及び第2の条件が満たされているときにかかる動作を行う場合の制御の例を図23を参照して説明し、基本条件に加えて上述の第3の条件が満たされているときにかかる動作を行う場合の制御の例を図24を参照して説明する。
図22に示す例においては、用紙搬送後処理中に、用紙ジャム、負荷系ジャム、又は、折り処理部ドアのドアオープンが制御手段300により検出されると(S100)、制御手段300は搬送中の用紙Pを停止させようと、用紙Pの搬送を行っている後処理装置400に備えられた全ての搬送モータを停止させる(S101)とともに、第1の条件が満たされているか否かすなわち後処理装置400にて折り処理を行っているかの判定が折り処理動作制御手段として機能する制御手段300により行われる(S102)。
折り処理中でない場合は、後処理を行うために駆動中の各種直流負荷309を停止して折り駆動手段に含まれる駆動モータ全てを停止させる(S103)。折り処理中である場合には、折り処理を中断し(S104)、折り駆動手段のうち、プレス圧解除カム209、210を駆動する負荷駆動モータによりプレス圧解除カム209、210を圧解除方向に移動(S105)して待機位置に位置決めするとともに、折り駆動手段のうち、プレス圧解除カム209、210を駆動するモータ以外の負荷駆動モータを停止する(S106)。
プレス圧解除カム209、210による圧解除が完了し(S107)、プレス板219、220を退避位置に位置決めすると、折り駆動手段のうち、プレス圧解除カム209、210を駆動する負荷駆動モータを停止し(S108)、後処理装置400に備えられた全ての駆動モータすなわち折り駆動手段の停止が完了すると、停止処理は完了となる(S109)。
図23に示す例においては、用紙搬送後処理中に、用紙ジャム、負荷系ジャム、又は、折り処理部ドアのドアオープンが制御手段300により検出されると(S200)、制御手段300は搬送中の用紙Pを停止させようと、用紙Pの搬送を行っている後処理装置400に備えられた全ての搬送モータを停止させる(S201)とともに、第1の条件が満たされているか否かすなわち後処理装置400にて折り処理を行っているかの判定が折り処理動作制御手段として機能する制御手段300により行われる(S202)。
折り処理中でない場合は、後処理を行うために駆動中の各種直流負荷309を停止して折り駆動手段に含まれる駆動モータ全てを停止させる(S203)。折り処理中である場合には、プレス圧解除カム209、210が待機位置にある状態にあるかどうか、すなわちプレス上ユニット217及びプレス下ユニット218により用紙Pを挟持している位置にあり第2の条件が満たされているかどうかの判定がされる(S204)。
プレス圧解除カム209、210が待機位置であった場合は、ステップS202においており処理中でないとの判定がなされた場合と同様に、ステップS203の処理が行われ、プレス圧解除カム209、210が待機位置になく、プレス上ユニット217及びプレス下ユニット218により用紙Pを挟持している位置にあると判断された場合は、折り処理を中断し(S205)、折り駆動手段のうち、プレス圧解除カム209、210を駆動する負荷駆動モータによりプレス圧解除カム209、210を圧解除方向に移動して(S206)待機位置に位置決めするとともに、折り駆動手段のうち、プレス圧解除カム209、210を駆動するモータ以外の負荷駆動モータを停止する(S207)。
プレス圧解除カム209、210による圧解除が完了し(S208)、プレス板219、220を退避位置に位置決めすると、折り駆動手段のうち、プレス圧解除カム209、210を駆動する負荷駆動モータを停止し(S209)、後処理装置400に備えられた全ての駆動モータすなわち折り駆動手段の停止が完了すると、停止処理は完了となる(S210)。
図24に示す例においては、用紙搬送後処理中に、用紙ジャム、負荷系ジャム、又は、折り処理部ドアのドアオープンが制御手段300により検出されると(S300)、制御手段300は搬送中の用紙Pを停止させようと、用紙Pの搬送を行っている後処理部400に備えられた全ての搬送モータを停止させる(S301)とともに、第3の条件が満たされているか否かすなわち折り位置センサ450又は排紙センサ231の検知による用紙Pの有無の判定が制御手段300にて行われる(S302)。
用紙Pが無い場合は、後処理を行うために駆動中の各種直流負荷309を停止して折り駆動手段に含まれる駆動モータ全てを停止させる(S303)。用紙Pが有る場合は、折り処理を中断し(S304)、折り駆動手段のうち、プレス圧解除カム209、210を駆動する負荷駆動モータによりプレス圧解除カム209、210を圧解除方向に移動して(S305)待機位置に位置決めするとともに、折り駆動手段のうち、プレス圧解除カム209、210を駆動するモータ以外の負荷駆動モータを停止する(S306)。
プレス圧解除カム209、210による圧解除が完了し(S307)、プレス板219、220を退避位置に位置決めすると、折り駆動手段のうち、プレス圧解除カム209、210を駆動する負荷駆動モータを停止し(S308)、後処理装置400に備えられた全ての駆動モータすなわち折り駆動手段の停止が完了すると、停止処理は完了となる(S309)。
ここで、制御手段300は、メモリに、以上述べた、用紙Pの折り処理を施すことが可能な折り処理部352と、折り処理部352から用紙Pが取り除かれ得る状況にあることを検知する記録媒体除去可能性検知手段として機能する制御手段300と、折り処理部352の動作を制御する折り処理動作制御手段として機能する制御手段300を用い、折り処理部352は、折り処理を施すときに用紙Pを挟んだ状態を形成するために折り処理位置に変位するプレス板219、220材と、プレス板219、220を折り処理位置から退避させるプレス圧解除カム209、210とを備えており、折り処理動作制御手段として機能する制御手段300により、記録媒体除去可能性検知手段として機能する瀬魚手段300によってかかる状況にあることが検知されたことを条件として、プレス圧解除カム209、210によって、プレス板219、220を折り処理位置から退避させる後処理プログラムを記憶している。この点、制御手段300ないしメモリであるROM302及び/又はRAM303は、後処理プログラム記憶手段として機能している。かかる後処理プログラムは、制御手段300に備えられたかかるメモリのみならず、半導体媒体(たとえば、ROM、不揮発性メモリ等)、光媒体(たとえば、DVD、MO、MD、CD−R等)、磁気媒体(たとえば、ハードディスク、磁気テープ、フレキシブルディスク等)その他の記憶媒体に記憶可能であり、かかるメモリ、他の記憶媒体は、かかる後処理プログラムを記憶した場合に、かかる後処理プログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記録媒体を構成する。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
たとえば、記録媒体除去可能性検知手段は、用紙異常検出手段、負荷異常検出手段、開放検知手段のうちの少なくとも1つを備えていれば良い。
画像形成装置の本体が後処理装置を備えていても良い。
画像形成装置は孔版印刷装置等の印刷装置であっても良い。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。