JP5582334B2 - 反射鏡 - Google Patents

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本発明は、反射鏡に係り、特に光源点灯時の見栄えが異なる新規見栄えの灯具を構成することが可能な反射鏡に関する。
従来、車両用灯具の分野においては、焦点が光源近傍に設定された概ね回転放物面を基調として構成された反射鏡が知られている(例えば特許文献1参照)。
図13に示すように、特許文献1に記載の反射鏡200は、上下方向に延び、かつ、左右方向に並列に配置された縦長の複数の分割面210を含んでおり、これら複数の分割面210に入射した光源(図示せず)からの光を個々の分割面210で反射して所定の配光パターンを形成する構成である。
特開平10−329602号公報
しかしながら、上記構成の特許文献1に記載の反射鏡においては、複数の分割面210に分割されてはいるものの、個々の分割面210が単純な回転放物面として構成されているため、光源の点灯時、非点灯時の見栄えが画一的になってしまう、という問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、光源点灯時の見栄えが異なる新規見栄えの灯具を構成することが可能な反射鏡を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、焦点が光源近傍に設定された略回転放物面を基調として構成された反射鏡において、前記反射鏡は、前記略回転放物面に沿って一の方向に延びる二本のガイドカーブの間に配置された反射面を複数含んでおり、前記複数の反射面はそれぞれ、前記光源から入射する光の入射位置が一端側から他端側にシフトするにつれ、前記光源から入射する光の反射方向が光軸に対して傾斜した方向から光軸寄りの方向、光軸方向、光軸方向から元の方向に連続的に変化し、再び元の反射方向に戻るように、前記一の方向に直交する平面による切断位置が一端側から他端側にシフトするにつれ、前記二本のガイドカーブの間に現れる断面の傾斜角度が連続的に変化し、再び元の傾斜角度に戻る周期的な反射面として構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、周期的な反射面の作用により、光源の点灯時に視点位置に応じて反射面の異なる位置に高輝度の輝点が現れる新規な見栄えを実現することが可能であり、なおかつ、視点位置を移動しても視認されやすい視認性のよい灯具を構成することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、焦点が光源近傍に設定された略回転放物面に沿って鉛直方向に延び、かつ、並列に配置された縦長の複数の分割面を含む反射鏡において、前記複数の分割面はそれぞれ、前記略回転放物面に沿って鉛直方向に延びる二本の第1ガイドカーブの間に配置された第1反射面を含む少なくとも1つの分割面と、前記二本の第1ガイドカーブと左右対称の二本の第2ガイドカーブの間に配置された第2反射面を含む少なくとも1つの分割面と、を含んでおり、前記第1反射面は、前記光源から入射する光の入射位置が一端側から他端側にシフトするにつれ、前記光源から入射する光の反射方向が右方向から光軸寄りの方向、光軸方向、光軸方向から右方向に連続的に変化し、再び元の反射方向に戻るように、鉛直方向に直交する平面による切断位置が一端側から他端側にシフトするにつれ、前記二本の第1ガイドカーブの間に現れる断面の傾斜角度が連続的に変化し、再び元の傾斜角度に戻る周期的な反射面として構成されており、前記第2反射面は、前記光源から入射する光の入射位置が一端側から他端側にシフトするにつれ、前記光源から入射する光の反射方向が左方向から光軸寄りの方向、光軸方向、光軸方向から左方向に連続的に変化し、再び元の反射方向に戻るように、鉛直方向に直交する平面による切断位置が一端側から他端側にシフトするにつれ、前記二本の第2ガイドカーブの間に現れる断面の傾斜角度が連続的に変化し、再び元の傾斜角度に戻る周期的な反射面として構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、周期的な第1反射面、第2反射面の作用により、左右方向に拡散される車両用灯具に適した配光パターンを形成することが可能となる。
また、請求項2に記載の発明によれば、周期的な第1反射面、第2反射面の作用により、光源の点灯時に視点位置に応じて第1反射面(第2反射面も同様)の異なる位置に高輝度の輝点が現れることとなり、視点位置を移動しても視認されやすい視認性のよい車両用灯具を構成することが可能となる。
以上のように、請求項2に記載の発明によれば、車両用灯具に適した配光パターンを形成することが可能であり、点灯時に視点位置に応じて高輝度の輝点が現れる新規な見栄えを実現することが可能であり、なおかつ、視点位置を移動しても視認されやすい視認性のよい車両用灯具を構成することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、焦点が光源近傍に設定された略回転放物面に沿って同心円状に配置された複数の環状分割面を含む反射鏡において、前記分割面はそれぞれ、前記略回転放物面に沿って前記環状分割面の周方向に延びる二本のガイドカーブの間に配置された反射面を含んでおり、前記反射面は、前記光源から入射する光の入射位置が一端側から他端側にシフトするにつれ、前記光源から入射する光の反射方向が光軸に対して傾斜した方向から光軸寄りの方向、光軸方向、光軸方向から元の方向に連続的に変化し、再び元の反射方向に戻るように、前記環状分割面の周方向に直交する平面による切断位置が一端側から他端側にシフトするにつれ、前記二本のガイドカーブの間に現れる断面の傾斜角度が連続的に変化し、再び元の傾斜角度に戻る周期的な反射面として構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、周期的な反射面の作用により、光源の点灯時に視点位置に応じて反射面の異なる位置に高輝度の輝点が現れる新規な見栄えを実現することが可能であり、なおかつ、視点位置を移動しても視認されやすい視認性のよい灯具を構成することが可能となる。
本発明によれば、光源点灯時の見栄えが異なる新規見栄えの灯具を構成することが可能な反射鏡を提供することが可能となる。
本発明の実施形態である反射鏡20の斜視図である。 図1に示した反射鏡20の正面図である。 図2に示した反射鏡20のA−A断面図である。 図2に示した反射鏡20のB−B断面図である。 図2に示した反射鏡20のC−C断面図である。 (a)ガイドカーブC1、C2の間に配置された第1反射面21aを含む分割面21Aの正面図、(b)ガイドカーブC1、C2の説明図、(c)第1反射面21aの各断面に入射した光源10からの光の反射方向を説明するための図である。 (a)ガイドカーブC3、C4の間に配置された第2反射面21bを含む分割面21Bの正面図、(b)ガイドカーブC3、C4の説明図、(c)第2反射面21bの各断面に入射した光源10からの光の反射方向を説明するための図である。 図1、図2に示した反射鏡20により形成される配光パターンP例である。 視点位置VPに応じて高輝度の輝点が現れることを説明するための図である。 (a)反射鏡20の変形例の正面図、(b)A−A断面図、(c)B−B断面図、(d)C−C断面図、(e)D−D断面図である。 反射鏡20の変形例の斜視図である。 反射鏡20の変形例の一部をカットした状態の斜視図である。 従来の反射鏡200の構成を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態である灯具について図面を参照しながら説明する。
本実施形態の灯具100は、車両用灯具(テールランプ、ストップランプ、ターンシグナルランプ、デイタイムランニングランプ、ポジションランプ等)、一般照明機器、遊技照明灯具に適用されるものであり、図1、図2に示すように、光源10、反射鏡20等を備えている。
光源10としては、例えば、白熱電球を用いることが可能である。
図3は図2に示した反射鏡20のA−A断面図、図4はB−B断面図、図5はC−C断面図である。図3〜図5に示すように、反射鏡20は、焦点Fが光源10近傍に設定された略回転放物面PSを基調として構成された反射面である。反射鏡20は、例えば、リフレクタ基材に対しアルミ蒸着や銀色塗装等を施すことで形成された反射膜を含んでいる。
図2に示すように、反射鏡20は、光軸AXに対し平行な鉛直面により分割された複数の分割面21(図2中符号21a、21b参照)を含んでいる。
分割面21は、略回転放物面PSに沿って一の方向(例えば鉛直方向)に延び、かつ、左右方向に並列に配置された縦長の分割面である。
分割面21は、光源10から入射した光を制御された光として反射し、所定の配光パターンを形成するために、略回転放物面PSに沿って一の方向(例えば鉛直方向)に延びる二本のガイドカーブC1、C2の間に配置された第1反射面21aを含む少なくとも1つの分割面21Aと(図6(a)参照)、二本のガイドカーブC1、C2と左右対称の二本のガイドカーブC3、C4の間に配置された第2反射面21bを含む少なくとも1つの分割面21Bと(図7(a)参照)、を含んでいる。
図6(a)〜図6(c)に示すように、第1反射面21aは、光源10から入射する光の入射位置が一端側21a1から他端側21a2にシフトするにつれ、光源10から入射する光の反射方向が図6(c)中右方向から光軸AX寄りの方向、光軸AX方向、光軸AX方向から図6(c)中右方向に連続的に変化し、再び元の反射方向に戻るように、一の方向に直交する平面(例えば水平面)による切断位置が一端側21a1から他端側21a2にシフトするにつれ、二本のガイドカーブC1、C2の間に現れる水平断面(直線断面又は曲線断面。図6(c)は直線断面の例である)の傾斜角度が連続的に変化し、再び元の傾斜角度に戻る(特に図6(c)参照)周期的な反射面として構成されている。
図7(a)〜図7(c)に示すように、第2反射面21bは、光源10から入射する光の入射位置が一端側21b1から他端側21b2にシフトするにつれ、光源10から入射する光の反射方向が図7(c)中左方向から光軸AX寄りの方向、光軸AX方向、光軸AX方向から図7(c)中左方向に連続的に変化し、再び元の反射方向に戻るように、一の方向に直交する平面(例えば水平面)による切断位置が一端側21b1から他端側21b2にシフトするにつれ、二本のガイドカーブC3、C4の間に現れる水平断面(直線断面又は曲線断面。図7(c)は直線断面の例である)の傾斜角度が連続的に変化し、再び元の傾斜角度に戻る(特に図7(c)参照)周期的な反射面として構成されている。
なお、第1反射面21a、第2反射面21bは、N周期分連続していてもよい。
上記構成の第1反射面21a、第2反射面21bによれば、第1反射面21a、第2反射面21bに入射した光源10からの光は、特定の断面に注目すると一方向に反射されるのみであるが、一周期分の第1反射面21a、第2反射面21b全体に注目すると左方向、正面方向、右方向を含む全方向に反射されることとなる(図6(c)、図7(c)参照)。
したがって、例えば、図2に示すように、第1反射面21a、第2反射面21bを組み合わせて左右対称に配置することで、左右方向に略均等に拡散される横長の配光パターン(特に車両用灯具に適した配光パターン)を形成することが可能となる。
図2は、第1反射面21a、第2反射面21bを、隣接する第1反射面21a、第2反射面21bに対して鉛直方向に周期をずらして(例えば1/4周期ずらして)配置した例である。図2に記載の反射鏡20によれば、第1反射面21a、第2反射面21bの作用により、法規が要求する光度を満たす車両用灯具に適した配光パターンP(図8参照)を形成することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態の灯具100によれば、左右対称に配置された第1反射面21a、第2反射面21bの作用により、左右方向に略均等に拡散される所定の配光パターン(特に車両用灯具に適した配光パターンP。図8参照)を形成することが可能となる。
また、本実施形態の灯具100によれば、第1反射面21a(第2反射面21bも同様)は、光源10から入射する光の入射位置が反射面21aの一端側から他端側にシフトするにつれ、光源10から入射する光の反射方向が図6(c)中右方向から光軸AX寄りの方向、光軸AX方向、光軸AX方向から図6(c)中右方向のように連続的に変化し、再び元の反射方向に戻るように構成されているため(図6(c)、図7(c)参照)、例えば、光源10の点灯時に視点位置VP(図6(c)、図7(c)参照)に応じて第1反射面21a(第2反射面21bも同様)の異なる位置に高輝度の輝点Bp(図9参照)が現れることとなり、視点位置を移動しても視認されやすい視認性のよい車両用灯具を構成することが可能となる。
以上のように、本実施形態の灯具100によれば、車両用灯具に適した配光パターンP(図8参照)を形成することが可能であり、点灯時に視点位置VPに応じて高輝度Bpの輝点が現れる新規な見栄えを実現することが可能であり、なおかつ、視点位置を移動しても視認されやすい視認性のよい灯具を構成することが可能となる。
また、本実施形態の灯具100によれば、非点灯時も外光(室内の照明や太陽光)に反射してキラキラと質感のある見栄えを提供することが可能となる。
なお、一般照明機器、遊技照明灯具を構成する場合には、第1反射面21a又は第2反射面21bの少なくとも一方を含む反射鏡20を用いることが可能である。
次に、変形例について説明する。
上記実施形態では、分割面21は略回転放物面PSに沿って鉛直方向に延び、かつ、左右方向に並列に配置された縦長の分割面であるように説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、分割面21は、図10〜図12に示すように、略回転放物面PSに沿って同心円状に配置された少なくとも1つの環状分割面であってもよい。
また、上記実施形態では、第1反射面21aは略回転放物面PSに沿って鉛直方向に延びる二本のガイドカーブC1、C2の間に配置されており、第2反射面21bは二本のガイドカーブC1、C2と左右対称の二本のガイドカーブC1、C2の間に配置されているように説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図10〜図12に示すように、第1反射面21a(第2反射面21bも同様)は略回転放物面PSに沿って環状分割面21の周方向に延びる二本のガイドカーブC1、C2の間に配置されていてもよい。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
10…光源、20…反射鏡、21…分割面、21a…第1反射面、21b…第2反射面、100…灯具、PS…略回転放物面、C1〜C4…ガイドカーブ

Claims (3)

  1. 焦点が光源近傍に設定された略回転放物面を基調として構成された反射鏡において、
    前記反射鏡は、前記略回転放物面に沿って一の方向に延びる二本のガイドカーブの間に配置された反射面を複数含んでおり、
    前記複数の反射面はそれぞれ、前記光源から入射する光の入射位置が一端側から他端側にシフトするにつれ、前記光源から入射する光の反射方向が光軸に対して傾斜した方向から光軸寄りの方向、光軸方向、光軸方向から元の方向に連続的に変化し、再び元の反射方向に戻るように、前記一の方向に直交する平面による切断位置が一端側から他端側にシフトするにつれ、前記二本のガイドカーブの間に現れる断面の傾斜角度が連続的に変化し、再び元の傾斜角度に戻る周期的な反射面として構成されていることを特徴とする反射鏡。
  2. 焦点が光源近傍に設定された略回転放物面に沿って鉛直方向に延び、かつ、並列に配置された縦長の複数の分割面を含む反射鏡において、
    前記複数の分割面はそれぞれ、前記略回転放物面に沿って鉛直方向に延びる二本の第1ガイドカーブの間に配置された第1反射面を含む少なくとも1つの分割面と、前記二本の第1ガイドカーブと左右対称の二本の第2ガイドカーブの間に配置された第2反射面を含む少なくとも1つの分割面と、を含んでおり、
    前記第1反射面は、前記光源から入射する光の入射位置が一端側から他端側にシフトするにつれ、前記光源から入射する光の反射方向が右方向から光軸寄りの方向、光軸方向、光軸方向から右方向に連続的に変化し、再び元の反射方向に戻るように、鉛直方向に直交する平面による切断位置が一端側から他端側にシフトするにつれ、前記二本の第1ガイドカーブの間に現れる断面の傾斜角度が連続的に変化し、再び元の傾斜角度に戻る周期的な反射面として構成されており、
    前記第2反射面は、前記光源から入射する光の入射位置が一端側から他端側にシフトするにつれ、前記光源から入射する光の反射方向が左方向から光軸寄りの方向、光軸方向、光軸方向から左方向に連続的に変化し、再び元の反射方向に戻るように、鉛直方向に直交する平面による切断位置が一端側から他端側にシフトするにつれ、前記二本の第2ガイドカーブの間に現れる断面の傾斜角度が連続的に変化し、再び元の傾斜角度に戻る周期的な反射面として構成されていることを特徴とする車両用灯具に用いられる反射鏡。
  3. 焦点が光源近傍に設定された略回転放物面に沿って同心円状に配置された複数の環状分割面を含む反射鏡において、
    前記分割面はそれぞれ、前記略回転放物面に沿って前記環状分割面の周方向に延びる二本のガイドカーブの間に配置された反射面を含んでおり、
    前記反射面は、前記光源から入射する光の入射位置が一端側から他端側にシフトするにつれ、前記光源から入射する光の反射方向が光軸に対して傾斜した方向から光軸寄りの方向、光軸方向、光軸方向から元の方向に連続的に変化し、再び元の反射方向に戻るように、前記環状分割面の周方向に直交する平面による切断位置が一端側から他端側にシフトするにつれ、前記二本のガイドカーブの間に現れる断面の傾斜角度が連続的に変化し、再び元の傾斜角度に戻る周期的な反射面として構成されていることを特徴とする反射鏡。
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