JP5587573B2 - 樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの製造方法および該樹脂被覆金属酸化物粒子を含む透明被膜形成用塗布液ならびに透明被膜付基材 - Google Patents
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Description
さらに、特開平7−118123号公報(特許文献5)および特開2003−63932号公報(特許文献6)には樹脂で被覆した化粧料用粉体が開示されている。
では樹脂が塗布液の溶媒に溶解することがあり、このため得られる透明被膜は、透明性の低下、ヘーズの上昇、耐擦傷性の低下等の問題があった。
[1]予め100〜800℃で加熱処理した平均一次粒子径が5〜300nmの範囲にあり、平均
二次粒子径が5nm〜10μmの範囲にある金属酸化物粒子の有機溶媒分散液に、アクリル系樹脂および/またはメタクリル系樹脂からなる樹脂被覆材を添加し、ついで、メカノケミカル処理する樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの製造方法。
[2]前記有機溶媒がエーテル類、エステル類、ケトン類から選ばれる1種以上である[1]の
樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの製造方法。
[3]前記樹脂被覆材の固形分としての濃度(CR)と金属酸化物微粒子の固形分としての濃度(CMO)の濃度比(CR)/(CMO)が0.005〜0.5の範囲にある[1]または[2]
の樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの製造方法。
[4]前記メカノケミカル処理時の金属酸化物粒子と樹脂被覆材とをあわせた全固形分濃度
が1〜50重量%の範囲にある[1]〜[3]の樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの製造方法。[5]前記金属酸化物粒子が、TiO2、SiO2、ZrO2、Al2O3、Sb2O5、ZnOおよびこれらの複合酸化物、酸化錫、SbまたはPがドープされた酸化錫、酸化インジウム、Sn
またはFがドーピングされた酸化インジウム、酸化アンチモン、低次酸化チタンから選ばれる1種以上である[1]〜[4]の樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの製造方法。
[6]前記樹脂被覆金属酸化物粒子の平均粒子径が5〜300nmの範囲にある[1]〜[5]の
樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの製造方法。
[7]マトリックス形成成分と、[1]〜[6]の方法で得られた樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾ
ルと有機溶媒とを含んでなる透明被膜形成用塗布液。
[8]基材と、基材上に、[7]の透明被膜形成用塗布液を塗布・乾燥して形成された透明被膜とを有する透明被膜付基材。
[9]前記透明被膜が他の被膜とともに設けられている[8]の透明被膜付基材。
[樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの製造方法]
本発明に係る樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの製造方法は、平均粒子径が5〜300nmの範囲にある金属酸化物粒子の有機溶媒分散液に特定の樹脂被覆剤を添加し、ついで、メカノケミカル処理する。
金属酸化物粒子
本発明に用いる金属酸化物粒子としては、従来、透明被膜に用いられる公知の金属酸化物粒子を用いることができる。
種以上であることが好ましい。
微粒子等が挙げられる。
アンチモンドープ酸化錫、錫ドープ酸化インジウム、リンドープ酸化錫(PTO)、あるいはこれら導電性材料で表面を被覆したシリカ系微粒子あるいは内部に空洞を有するシリカ系微粒子等が挙げられる。
得られる樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの安定性が不充分となることがある。
物粒子の場合結晶性が低下する場合がある。平均二次粒子径が大きすぎると金属酸化物粒子凝集体の塊砕あるいは結晶性金属酸化物粒子の粉砕効率が低下したり、粉砕が困難となる。その結果、得られる樹脂被覆金属酸化物粒子の平均粒子径が大きくなり、樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの安定性が不充分となることがある。そして、これらの樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルを用いた透明被膜形成用塗料の安定性が低下し、最終的に得られる透明被膜の透明性、ヘーズ、膜強度、耐擦傷性、基材との密着性等が不充分となることがある。
樹脂被覆材としては、アクリル系樹脂および/またはメタクリル系樹脂が使用される。
キシエチル2-ヒドロキシエチル-フタル酸、モノ2-アクリロイルオキシエチルアシッド
フォスフェート、ジ2-アクリロイルオキシエチルアシッドフォスフェート2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、グリセリンジ
グリシジルエーテル、2-ヒドロキシ-3フェノキシプロピルアクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエーテルアクリル酸付加物、O-フェニルフェノールグリシジルエーテ
ルアクリレート、1,4-ブタンジオールジグリシジルエーテルジアクリレート、1,6-ヘキサンジオールジグリシジルエーテルジアクリレート、ジプロピレングリコールジグリシジルエーテルジアクリレート、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテルアクリレート、2-チル2エチル1,3プロパンジオールジグリシジルエーテルアクリレート、シ
クロヘキサンジメタノールジグリシジルエーテルアクリレート、1,6ヘキサンジオールジグリシジルエーテルアクリレート、グリセリンポリグリシジルエーテルアクリレート、エチレングリコールジグリシジルエーテルアクリレート、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテルアクリレート、ジプロピレングリコールジグリシジルエーテルアクリレート、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテルアクリレート、2-ヒドロキシ、1-アクリロキシ、3-メタクリロキシプロパン、β-カルボキシエチルアクリレート等のアクリル系モノマー、これらアクリル系モノマーのホモ重合体、アクリル系モノマーとスチレン、シリコン、ポリエステル等との共重合体が挙げられる。
2-メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート、ジ2-メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート、グリセリンジメタクリレート、2-ヒドロキシ-3-アクリロイロキ
シプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシ-3アクリロイロキシプロピルメタクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエーテルメタクリル酸付加物、ジグリセリンポリグリシジルエーテルメタクレート、3-クロロ-2-ヒドロキシプロピルメタクレート等のメタク
リル系モノマー、これらメタクリル系モノマーのホモ重合体、メタクリル系モノマーとスチレン、シリコン、ポリエステル等との共重合物が挙げられる。さらに、ジ2-メタクリ
ロイロキシエチルアシッドホスフェート、ジ2-アクリロイロキシエチルアシッドホスフ
ェートなどの(メタ)アクリル基を含むリン酸エステル、(メタ)アクリル酸のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、ホスホニウム塩、エステルなどを使用することも可能である。
有機溶媒
有機溶媒としては、従来公知の有機溶媒を用いることができる。
エーテル等のエーテル類;酢酸プルピル、酢酸イソブチル、酢酸ブチル、酢酸イソペンチル、酢酸ペンチル、酢酸3−メトキシブチル、酢酸2−エチルブチル、酢酸シクロヘキシル、エチレングリコールモノアセタート等のエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ブチルメチルケトン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、ジプロピルケトン、メチルペンチルケトン、ジイソブチルケトン、イソホロン、アセチルアセトン、アセト酢酸エステル等のケトン類;トルエン、キシレン等が挙げられる。
メカノケミカル処理する際の樹脂被覆材の固形分としての濃度(CR)と金属酸化物粒
子の固形分としての濃度(CMO)の濃度比(CR)/(CMO)は0.005〜0.5、さ
らには0.01〜0.3の範囲にあることが好ましい。
およびこれを用いた透明被膜形成用塗布液での分散性、安定性が不充分となり、さらに得られる透明被膜も透明性が低く、ヘーズが高くなる場合がある。濃度比(CR)/(CMO
)が大きすぎると、さらに分散性、安定性、透明被膜の透明性、ヘーズが向上することもなく、用いる金属酸化物粒子の屈折率あるいは導電性等の特性が充分発揮できない場合がある。
メカノケミカル処理方法
本発明のメカノケミカル処理方法は、前記金属酸化物粒子、樹脂被覆材、比率および濃度を採用する以外は従来公知の方法を採用することができる。
[透明被膜形成用塗布液]
本発明に係る透明被膜形成用塗布液は、マトリックス形成成分と前記樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルと有機溶媒とを含んでなることを特徴としている。
樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾル
本発明の透明被膜形成用塗布液には前記した樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルを用いる。樹脂被覆金属酸化物粒子の透明被膜形成用塗布液中の固形分としての濃度は0.1〜50重量%、さらには0.2〜40重量%の範囲にあることが好ましい。この範囲あればゾルが塗布液中にマトリックス成分とともに均一に分散できるとともに、粒子の特性も充分に発揮でき、目的とする透明被膜を形成できる。
マトリックス形成成分
マトリックス形成成分としては、有機樹脂系マトリックス形成成分が好適に用いられる。
樹脂、熱可塑性樹脂等のいずれも採用することができる。たとえば、従来から用いられているポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、熱可塑性アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、フッ素樹脂、酢酸ビニル樹脂、シリコーンゴムなどの熱可塑性樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、ケイ素樹脂、ブチラール樹脂、反応性シリコーン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、熱硬化性アクリル樹脂などの熱硬化性樹脂などが挙げられる。さらにはこれら樹脂の2種以上の共重合体や変性体であってもよい。熱可塑性樹脂の場合、マトリックス形成成分はそのままマトリックス成分となり、硬化性樹脂の場合、一般にマトリックス形成成分は未硬化(重合)のモノマーがマトリックス形成成分となり、硬化(重合)物がマトリックス成分となる。
タ)アクリル酸エステル樹脂が挙げられ、具体的には2−ヒドロキシ−3−アクリロイロ
キシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−アクリロイロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、ペンタエリスリトールポログリシジルエーテルアクリレート、ジエチルアミノメチルメタクリレート、ジメチルアミノメチルメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、テトラメチロールメタントリアクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、メトキシトリエチレングリコールジメタクリレート、ブトキシジエチレングリコールメタクリレート、2アクロイロキシエチルコハク酸、2アクロイロキシエチルフタル酸およびこれらの混合物あるいはこれら樹脂の2種以上の共重合体や変性体であってもよい。
能基を有する多官能(メタ)アクリル酸エステル樹脂が挙げられ、具体的にはペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、テトラメチロールメタントリアクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、メトキシトリエチレングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、パーフルオロオクチルエチルメタクリレート、トリフロロエチルメタクリレート、フェニルグリシジルエーテルアクリレートヘキサメチレンジイソシアネートウレタンプレポリマー、ペンタエリスリトールトリアクリレートヘキサメチレンジイソシアネートウレタンプレポリマー、クレゾールノボラック型エポキシアクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエーテルアクリル酸付加物、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテルアクリレート、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテルアクリレート、2ブチル−2エチル−1,3プロパンジオールジグリシジルエーテルアクリレート等およびこれらの混合物が挙げられる。
濃度が高すぎると、得られる透明被膜の厚さが不均一になる傾向がある。
有機溶媒
本発明に用いる有機溶媒としては前記マトリックス形成成分、必要に応じて用いる重合開始剤を溶解あるいは分散できるとともに前記した樹脂被覆金属酸化物粒子を均一に分散することができれば特に制限はなく、従来公知の溶媒を用いることができる。
重合開始剤
本発明では、上記樹脂被覆金属酸化物粒子、マトリックス形成成分とともに必要に応じて、重合開始剤が含まれていてもよい。重合開始剤としては、公知のものを特に制限なく使用することが可能であり、例えば、ビス(2、4、6−トリメチルベンゾイル)フェニル
フォスフィンオキサイド、ビス(2、6−ジメトキシベンゾイル)2、4、4−トリメチル-ペンチルフォスフィンオキサイド、2−ヒドロキシ-メチル-2-メチル-フェニル-プロパン-1-ケトン、2、2-ジメトキシ-1、2-ジフェニルエタン-1-オン、1-ヒドロキシ-シクロヘキシル-フェニル-ケトン、2-メチル-1-[4-(メチルチオ)フェニル]-2-モルフォリノプロパン-1-オン等が挙げられる。重合開始剤の使用量は特に制限されない。
[透明被膜付基材]
本発明に係る透明被膜付基材は、基材と、基材上に形成された透明被膜とからなり、該
透明被膜が前記塗布液から形成された樹脂被覆金属酸化物粒子とマトリックス成分とからなることを特徴としている。
基材
本発明に用いる基材としては、従来公知のものを特に制限なく使用することが可能であり、ガラス、ポリカーボネート、アクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、トリアセチルセルロース(TAC)、シクロポリオレフィン、ノルボルネン等のプラスチックシート、プラスチックフィルム等、プラスチックパネル等があげられる。中でも樹脂系基材を好適に用いることができる。また、このような基材上に、他の被膜が形成された被膜付基材を用いこともできる。他の被膜としては従来公知のプライマー膜、ハードコート膜、高屈折率膜、導電性膜等が挙げられる。
樹脂被覆金属酸化物粒子
樹脂被覆金属酸化物粒子としては前記したとおりである。
マトリックス成分
マトリックス成分は、前記有機樹脂系マトリックス形成成分に由来するものであり、詳細は前記したとおりである。
ドコート膜、高屈折率膜、導電性膜、低屈折率膜、アンチグレア膜、赤外線遮蔽膜、紫外線遮蔽膜等が挙げられる。
[実施例1]
樹脂被覆粒子(1)分散ゾルの調製
Pドープ酸化錫微粒子(1)の調製
純水8060gに硝酸アンモニウム13gと15%アンモニア水20gを入れ攪拌し、50℃に昇温した。この中に純水4290gに錫酸カリウム1519gを溶解した液を10時間かけてローラーポンプで添加した。このときpHコントローラーでpHを8.8に保つよう濃度10重量%の硝酸を添加して調整した。添加終了後1時間50℃をキープした後、濃度10重量%の硝酸を添加しpHを3.0まで下げた。次に限外濾過膜で濾水電導度が10μS/cmになるまで純水で洗浄した後、限外濾過膜で濃縮し取り出した。このとき取り出した液量は6000gで固形分(SnO2)濃度は12重量%であった。こ
のスラリーの中に濃度16重量%のリン酸水溶液264gを添加し、0.5時間攪拌した。これを105℃で2時間乾燥し、ついで700℃で2時間焼成して、Pドープ酸化錫微粒子(1)粉末を調製した。
.45μm、体積抵抗値は5000Ω・cmであった。
樹脂被覆
Pドープ酸化錫微粒子粉末201g、有機溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)374g、被覆用樹脂としてジ2-メタクリロイロキシエチルアシ
ッドホスフェート(共栄社化学(株)製:ライトエステルP-2M)14.5gを、ガラスビーズ(0.4mm)1135gを入れたビーズミルに充填し、1700rpmの回転数で1時間処理した後、ガラスビーズを分離し、ついでPGMEを加えて固形分濃度30重
量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(1)分散ゾルを調製した。
安定性評価
固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(1)分散ゾルを透明性容器に充
填して静置し、容器の下部に沈降粒子の状況を観察し、以下の基準で評価し、結果を表1に示した。
3〜6日で粒子の沈降層が認められた。 :○
1〜2日で粒子の沈降層が認められた。 :△
1日以内に粒子の沈降層が認められた。 :×
透明被膜形成用塗布液(1)の調製
固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(1)分散ゾル233.3gに、
グリコール系アクリレート樹脂としてポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステルA−400)6gと、非グリコール系2官能アクリレート樹脂として1,6−ヘサンジオールジアクリレート(日本化薬(株)製:カヤラッドKS−HDD
A)3gと、非グリコール系6官能アクリレート樹脂としてジペンタエリスリトールヘキ
サアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE-6A)24gと、イソ
プロピルアルコール40gとプロピレングリコールモノメチルエーテル30gと光開始剤2.4.6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド(ビ−エーエスジャパン(株)製:ルシリンTPO)1.5gとを混合して透明被膜形成用塗布液(1)を調
製した。
透明被膜付基材(F-1)の製造
透明被膜形成用塗布液(1)をPETフィルム(厚さ:188μm、屈折率:1.65全
光線透過率90.0%、ヘーズ0.6%)にバーコーター法(バー#14)で塗布し、80℃で1分間乾燥した後、高圧水銀灯(120W/cm)を搭載した紫外線照射装置(日本電池製UV照射装置CS30L21−3)で600mJ/cm2照射して硬化させ、透明被膜付基材(F-1)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。得られた透
明被膜の表面抵抗を、表面抵抗計(三菱化学(株)製:ハイレスタ)にて測定し、結果を表1に示す。
JIS−K−5400に準じて鉛筆硬度試験器により測定した。
#0000スチールウールを用い、荷重500g/cm2で50回摺動し、膜の表面を
目視観察し、以下の基準で評価し、結果を表1に示す。
筋条の傷が認められない :◎
筋条に傷が僅かに認められる:○
筋条に傷が多数認められる :△
面が全体的に削られている :×
密着性
透明被膜付基材(F-1)の表面にナイフで縦横1mmの間隔で11本の平行な傷を付け1
00個の升目を作り、これにセロハンテープ(登録商標)を接着し、ついで、セロハンテープ(登録商標)を剥離したときに被膜が剥離せず残存している升目の数を、以下の4段階に分類することによって密着性を評価した。結果を表1に示す。
残存升目の数90〜94個:○
残存升目の数85〜89個:△
残存升目の数84個以下 :×
[実施例2]
樹脂被覆粒子(2)分散ゾルの調製
実施例1において、被覆用樹脂としてジ2-メタクリロイロキシエチルアシッドホスフ
ェート(共栄社化学(株)製:ライトエステルP-2M)7.3gを用いた以外は同様にして固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(2)分散ゾルを調製した。固形
分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(2)分散ゾルの安定性、樹脂被覆Pド
ープ酸化錫微粒子(2)の平均粒子径を測定し、結果を表1に示した。
実施例1において、固形分濃度30重量%の樹脂被覆樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(2
)分散ゾルを用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(2)を調製した。
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(2)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(F-2)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。得られた透明被膜の
全光線透過率、ヘーズ、鉛筆硬度、耐擦傷性および密着性を測定し、結果を表1に示す。
樹脂被覆粒子(3)分散ゾルの調製
実施例1において、被覆用樹脂としてジ2-メタクリロイロキシエチルアシッドホスフ
ェート(共栄社化学(株)製:ライトエステルP-2M)29.0gを用いた以外は同様にして固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(3)分散ゾルを調製した。
覆Pドープ酸化錫微粒子(3)の平均粒子径を測定し、結果を表1に示した。
実施例1において、固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(3)分散液
を用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(3)を調製した。
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(3)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(F-3)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。得られた透明被膜の全光線透過率、ヘーズ、鉛筆硬度、耐擦傷性および密着性を測定し、結果を表1に示す。
[実施例4]
樹脂被覆粒子(4)分散ゾルの調製
実施例1において、被覆用樹脂としてジ2-メタクリロイロキシエチルアシッドホスフ
ェート14.5gの代わりに、2-ヒドロキシ-3-フェノキシプロピルアクリレート(新
中村化学工業(株)製:NKエステル702A)14.5gを混合した以外は同様にして固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(4)分散ゾルを調製した。
覆Pドープ酸化錫微粒子(4)の平均粒子径を測定し、結果を表1に示した。
固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(4)分散ゾル233.3gに、
グリコール系アクリレート樹脂としてポリプロピレングリコールジアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステルAPG−700)6gと、非グリコール系2官能アクリレート樹脂としてジメチロールトリシクロデカンジアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDCP−A)3gと、非グリコール系4官能アクリレート樹脂としてペンタエリスリトールテトラアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE-4A
)24gと、イソプロピルアルコール40gとプロピレングリコールモノメチルエーテル30gと光開始剤2.4.6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド(ビ−エーエスジャパン(株)製:ルシリンTPO)1.5gとを混合して透明被膜形成用塗布液(4)を調製した。
透明被膜付基材(F-4)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(4)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(F-4)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。得られた透明被膜の
全光線透過率、ヘーズ、鉛筆硬度、耐擦傷性および密着性を測定し、結果を表1に示す。[実施例5]
樹脂被覆粒子(5)分散ゾルの調製
実施例4において、被覆用樹脂2-ヒドロキシ-3-フェノキシプロピルアクリレート(
新中村化学工業(株)製:NKエステル702A)7.3gを混合した以外は同様にして固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(5)分散ゾルを調製した。
覆Pドープ酸化錫微粒子(5)の平均粒子径を測定し、結果を表1に示した。
透明被膜形成用塗布液(5)の調製
実施例4において、固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(5)分散ゾ
ルを用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(5)を調製した。
透明被膜付基材(F-5)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(5)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(F-5)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。
得られた透明被膜の全光線透過率、ヘーズ、鉛筆硬度、耐擦傷性および密着性を測定し、結果を表1に示す。
[実施例6]
樹脂被覆粒子(6)分散ゾルの調製
実施例4において、被覆用樹脂2-ヒドロキシ-3-フェノキシプロピルアクリレート(
新中村化学工業(株)製:NKエステル702A)29gを混合した以外は同様にして固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(6)分散ゾルを調製した。
覆Pドープ酸化錫微粒子(6)の平均粒子径を測定し、結果を表1に示した。
透明被膜形成用塗布液(6)の調製
実施例4において、固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(6)分散ゾ
ルを用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(6)を調製した。
透明被膜付基材(F-6)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(6)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(F-6)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。得られた透明被膜の
全光線透過率、ヘーズ、鉛筆硬度、耐擦傷性および密着性を測定し、結果を表1に示す。[実施例7]
樹脂被覆粒子(7)分散ゾルの調製
実施例1において、有機溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)374gの代わりにメチルイソブチルケトン(MIBK)374gを用い、被覆用樹脂としてジ2-メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート(共栄社化学(株)製:
ライトエステルP-2M)7.3gと、2-ヒドロキシ-3-フェノキシプロピルアクリレー
ト(新中村化学工業(株)製:NKエステル702A)7.3gとを混合して使用した以外は同様にして固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(7)分散ゾルを調
製した。
覆Pドープ酸化錫微粒子(7)の平均粒子径を測定し、結果を表1に示した。
透明被膜形成用塗布液(7)の調製
実施例1において、固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(7)分散ゾ
ルを用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(7)を調製した。
透明被膜付基材(F-7)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(7)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(F-7)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。得られた透明被膜の
全光線透過率、ヘーズ、鉛筆硬度、耐擦傷性および密着性を測定し、結果を表1に示す。[実施例8]
樹脂被覆粒子(8)分散ゾルの調製
実施例1において、被覆用樹脂としてジ2-メタクリロイロキシエチルアシッドホスフ
ェート14.5gの代わりに2-アクリロイロキシエチルコハク酸(共栄社(株)製:ラ
イトアクリレートHOA−MS)14.5gを混合した以外は同様にして固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(8)分散ゾルを調製した。
覆Pドープ酸化錫微粒子(8)の平均粒子径を測定し、結果を表1に示した。
透明被膜形成用塗布液(8)の調製
実施例1において、固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(8)分散ゾ
ルを用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(8)を調製した。
透明被膜付基材(F-8)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(8)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(F-4)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。得られた透明被膜の
全光線透過率、ヘーズ、鉛筆硬度、耐擦傷性および密着性を測定し、結果を表1に示す。[実施例9]
樹脂被覆粒子(9)分散ゾルの調製
実施例1において、金属酸化物粒子としてアンチモンドープ酸化錫(ATO)微粒子(日
揮触媒化成(株)製:TL−98FDAR、固形分20重量%、平均粒子径8nm)を105℃で2時間乾燥し、ついで、200℃で2時間加熱処理した。この時、平均一次粒子径は8nm、平均二次粒子径は0.25μmであった。
脂被覆アンチモンドープ酸化錫微粒子(9)分散ゾルの安定性、樹脂被覆アンチモンドープ
酸化錫微粒子(9)の平均粒子径を測定し、結果を表1に示した。
透明被膜形成用塗布液(9)の調製
実施例1において、固形分濃度30重量%の樹脂被覆アンチモンドープ酸化錫微粒子(9)分散液を用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(9)を調製した。
透明被膜付基材(F-9)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(9)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(F-9)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。得られた透明被膜の
全光線透過率、ヘーズ、鉛筆硬度、耐擦傷性および密着性を測定し、結果を表1に示す。[実施例10]
樹脂被覆粒子(10)分散ゾルの調製
実施例1において、金属酸化物粒子としてスズドープ酸化インジウム(ITO)微粒子
(日揮触媒化成(株)製:ELCOM TL−131、平均粒子径20nm)を200℃で2時間加熱処理した。この時、平均一次粒子径は20nm、平均二次粒子径は0.8μmであった。
透明被膜形成用塗布液(10)の調製
実施例1において、固形分濃度30重量%の樹脂被覆スズドープ酸化インジウム微粒子(10)分散液を用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(10)を調製した。
透明被膜付基材(F-10)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(10)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(F-10)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。
[実施例11]
樹脂被覆粒子(11)分散ゾルの調製
Pドープ酸化錫微粒子(2)の調製
純水8060gに硝酸アンモニウム13gと15%アンモニア水20gを入れ攪拌し、50℃に昇温した。この中に純水4290gに錫酸カリウム1519gを溶解した液を10時間かけてローラーポンプで添加した。このときpHコントローラーでpHを8.2に保つよう濃度10重量%の硝酸を添加して調整した。添加終了後1時間50℃をキープした後、濃度10重量%の硝酸を添加しpHを3.0まで下げた。次に限外濾過膜で濾水電導度が10μS/cmになるまで純水で洗浄した後、限外濾過膜で濃縮し取り出した。このとき取り出した液量は4800gで固形分(SnO2)濃度は15重量%であった。こ
のスラリーの中に濃度16重量%のリン酸水溶液264gを添加し、0.5時間攪拌した。これを乾燥し、700℃で2時間焼成して、Pドープ酸化錫微粒子(2)粉末を調製した
。
.2μm、体積抵抗値は4000Ω・cmであった。
樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(11)分散ゾルを調製した。
透明被膜形成用塗布液(11)の調製
実施例1において、固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(11)分散ゾルを用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(11)を調製した。
透明被膜付基材(F-11)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(11)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(F-11)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。
[実施例12] (原料金属酸化物粒子の種類:酸化チタン)
樹脂被覆粒子(12)分散ゾルの調製
酸化チタン微粒子(1)の調製
732gの4塩化チタンを純水で希釈してTiO2として1.0重量%含有する水溶液
を得た。これを撹拌しながら、濃度15重量%のアンモニア水を添加し、pH9.5の白色スラリーを得た。このスラリーを濾過洗浄し、TiO2として濃度10.2重量%の水
和酸化チタンゲルのケーキを得た。このケーキと濃度5%過酸化水素液16000gを混合し、ついで80℃で2時間加熱して溶解し、TiO2として濃度1.0重量%のペルオ
キソチタン酸水溶液を得た。ついで、オートクレーブにて、150℃で10時間処理して酸化チタンコロイド粒子分散液を調製した。ついで、限外濾過膜にて洗浄し、濃縮した後、これを乾燥し、600℃で2時間焼成して、酸化チタン微粒子(1)粉末を調製した。
った。
被覆酸化チタン微粒子(12)分散ゾルを調製した。
透明被膜形成用塗布液(12)の調製
実施例1において、固形分濃度30重量%の樹脂被覆酸化チタン微粒子(12)分散ゾルを用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(12)を調製した。
透明被膜付基材(F-12)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(12)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(F-12)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。
[実施例13]
樹脂被覆粒子(13)分散ゾルの調製
酸化ジルコニウム微粒子の調製
純水24320オキシ塩化ジルコニウム8水塩(ZrOCl2・8H2O)655gを溶
解し、これにリンゴ酸27gを添加し、ついで、濃度10重量%のKOH水溶液3130gを添加してジルコニウム水酸化物ヒドロゲル分散液(ZrO2濃度1重量%)を調製した。このときの分散液のpHは10.5、温度は19℃であった。
脱イオンを行い、ついで純水37500gを供給しながら限外濾過膜法で洗浄した。このときの電導度は16μS/cm 、pHは3.9であった。
透明被膜形成用塗布液(13)の調製
実施例1において、固形分濃度30重量%の樹脂被覆酸化ジルコニウム微粒子(13)分散ゾルを用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(13)を調製した。
透明被膜付基材(F-13)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(13)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(F-13)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。
[比較例1]
カップリング剤処理粒子(R1)分散ゾルの調製
実施例1と同様にして調製したPドープ酸化錫微粒子粉末217g、イオン交換水335gを2Lガラスビーカーに入れ、濃度20重量%のKOH水溶液50gを加えた後、石英ビーズ(0.15mm)1000gを入れ、ビーズミルで充分に撹拌して粉砕分散させた後、325メッシュ(目開き44ミクロン)のステンレス製金網で石英ビーズと分散液を分離し、さらに、金網上に残った石英ビーズをイオン交換水1560gで洗浄した液を充分に混合し、この液を90℃1時間熱処理した後、室温まで冷却し、陰イオン交換樹脂96gを入れ1時間攪拌した後、陰イオン交換樹脂を分離、次に陽イオン交換樹脂96g
を入れ1時間攪拌した後、陽イオン樹脂を分離してPドープ酸化錫微粒子水分散液(濃度
10重量%)を得た。
−5103、SiO2成分81.2重量%)7.4gを入れ、再び50℃で18時間攪拌して表面処理を行った。このあと、エタノールに溶媒置換して固形分濃度30重量%のシランカップリング剤で表面処理したPドープ酸化錫微粒子(R1)分散ゾルを調製した。
透明被膜形成用塗布液(R1)の調製
実施例1において、固形分濃度30重量%のシランカップリング剤で表面処理したPドープ酸化錫微粒子(R1)分散ゾルを用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(R1)を調製した。
透明被膜付基材(RF-1)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R1)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(RF-1)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。得られた透明被膜の全光線透過率、ヘーズ、鉛筆硬度、耐擦傷性および密着性を測定し、結果を表1に示す。[比較例2]
樹脂被覆粒子(R2)分散ゾルの調製
実施例1において、被覆用樹脂としてジ2-メタクリロイロキシエチルアシッドホスフ
ェート(共栄社化学(株)製:ライトエステルP-2M)14.5gの代わりに非アクリル系樹脂ポリビニルピロリドン(関東化学製:K-30、平均分子量10000)14.5gを混合
した以外は同様にして固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(R2)分散ゾルを調製した。
透明被膜形成用塗布液(R2)の調製
実施例1において、固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(R2)分散ゾルを用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(R2)を調製した。
透明被膜付基材(RF-2)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R2)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(RF-2)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。得られた透明被膜の全光線透過率、ヘーズ、鉛筆硬度、耐擦傷性および密着性を測定し、結果を表1に示す。[比較例3]
樹脂被覆粒子(R3)分散ゾルの調製
実施例1において、被覆用樹脂としてジ2-メタクリロイロキシエチルアシッドホスフ
ェート(共栄社化学(株)製:ライトエステルP-2M)14.5gの代わりに非アクリル系樹脂ポリビニルアルコール(関東化学製:平均分子量10000)14.5gを混合した以
外は同様にして固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(R3)分散ゾルを調製した。
透明被膜形成用塗布液(R3)の調製
実施例1において、固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(R3)分散ゾルを用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(R3)を調製した。
透明被膜付基材(RF-3)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R3)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(RF-3)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。
[比較例4]
樹脂被覆粒子(R4)分散ゾルの調製
Pドープ酸化錫微粒子(R1)の調製
実施例1において、80℃で2時間乾燥した後、700℃で2時間焼成しなかった以外は同様にしてPドープ酸化錫微粒子(R1)を調製した。
カーに入れ、濃度20重量%のKOH水溶液50gを加えた後、石英ビーズ(0.15m
m)1000gを入れ、ビーズミルで充分に撹拌して粉砕分散させた後、325メッシュ(目開き44ミクロン)のステンレス製金網で石英ビーズと分散液を分離し、さらに、金網上に残った石英ビーズをイオン交換水1560gで洗浄した液を充分に混合し、この液を90℃1時間熱処理した後、室温まで冷却し、陰イオン交換樹脂96gを入れ1時間攪
拌した後、陰イオン交換樹脂を分離、次に陽イオン交換樹脂96gを入れ1時間攪拌した
後、陽イオン樹脂を分離してPドープ酸化錫微粒子水分散液(濃度10重量%)を得た。
テルP-2M)14.5gを、ガラスビーズ(0.4mm)1135gを入れたビーズミルに充填し、1700rpmの回転数で1時間処理した後、ガラスビーズを分離し、ついで
PGMEを加えて固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(R4)分散ゾルを調製した。
透明被膜形成用塗布液(R4)の調製
実施例1において、固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(R4)分散ゾルを用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(R4)を調製した。
透明被膜付基材(RF-4)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R4)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(RF-4)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。得られた透明被膜の全光線透過率、ヘーズ、鉛筆硬度、耐擦傷性および密着性を測定し、結果を表1に示す。[参考例1]
樹脂被覆粒子(S1)分散ゾルの調製
実施例1において、Pドープ酸化錫微粒子粉末、有機溶媒、被覆用樹脂に加えて開始剤として2.4.6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド(ビ−エーエスジャパン(株)製:ルシリンTPO)1.4gとを混合した以外は同様にして固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(S1)分散ゾルを調製した。
透明被膜形成用塗布液(S1)の調製
実施例1において、固形分濃度30重量%重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(S1)分散ゾルを用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(S1)を調製した。
透明被膜付基材(SF-1)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(S1)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(SF-1)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。得られた透明被膜の全光線透過率、ヘーズ、鉛筆硬度、耐擦傷性および密着性を測定し、結果を表1に示す。
樹脂被覆粒子(R5)分散ゾルの調製
Pドープ酸化錫微粒子(R2)の調製
実施例11と同様にして、純水8060gに硝酸アンモニウム13gと15%アンモニア水20gを入れ攪拌し、50℃に昇温した。この中に純水4290gに錫酸カリウム1519gを溶解した液を10時間かけてローラーポンプで添加した。このときpHコントローラーでpHを8.2に保つよう濃度10重量%の硝酸を添加して調整した。添加終了後1時間50℃をキープした後、濃度10重量%の硝酸を添加しpHを3.0まで下げた。
次に限外濾過膜で濾水電導度が10μS/cmになるまで純水で洗浄した後、限外濾過膜で濃縮し取り出した。このとき取り出した液量は6000gで固形分(SnO2)濃度は
12重量%であった。このスラリーの中に濃度16重量%のリン酸水溶液264gを添加し、0.5時間攪拌した。ついで、これを80℃で2時間乾燥して、Pドープ酸化錫微粒子(R2)粉末を調製した。
拌した後、陰イオン交換樹脂を分離、次に陽イオン交換樹脂96gを入れ1時間攪拌した
後、陽イオン樹脂を分離してPドープ酸化錫微粒子(R2)水分散液(濃度10重量%)を得た。
エステルP-2M)14.5gを、ガラスビーズ(0.4mm)1135gを入れたビーズミルに充填し、1700rpmの回転数で1時間処理した後、ガラスビーズを分離し、つ
いでPGMEを加えて固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(R5)分散ゾルを調製した。
透明被膜形成用塗布液(R5)の調製
実施例1において、固形分濃度30重量%の樹脂被覆Pドープ酸化錫微粒子(R5)分散ゾルを用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(R5)を調製した。
透明被膜付基材(RF-5)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R5)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(RF-5)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。得られた透明被膜の全光線透過率、ヘーズ、鉛筆硬度、耐擦傷性および密着性を測定し、結果を表1に示す。[比較例6]
樹脂被覆粒子(R6)分散ゾルの調製
酸化チタン微粒子(R1)の調製
732gの4塩化チタンを純水で希釈してTiO2として1.0重量%含有する水溶液
を得た。これを撹拌しながら、濃度15重量%のアンモニア水を添加し、pH9.5の白色スラリーを得た。このスラリーを濾過洗浄し、TiO2として濃度10.2重量%の水
和酸化チタンゲルのケーキを得た。このケーキと濃度5%過酸化水素液16000gを混合し、ついで80℃で2時間加熱して溶解し、TiO2として濃度1.0重量%のペルオ
キソチタン酸水溶液を得た。ついで、オートクレーブにて、150℃で10時間処理して酸化チタンコロイト゛粒子分散液を調製した。ついで、限外濾過膜にて洗浄し、濃縮した後、これを80℃で2時間乾燥して、酸化チタン微粒子(R1)粉末を調製した。
った。
透明被膜形成用塗布液(R6)の調製
実施例1において、固形分濃度30重量%の樹脂被覆酸化チタン微粒子(R6)分散ゾルを用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(R6)を調製した。
透明被膜付基材(RF-6)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R6)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(RF-6)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。得られた透明被膜の全光線透過率、ヘーズ、鉛筆硬度、耐擦傷性および密着性を測定し、結果を表1に示す。[比較例7]
樹脂被覆粒子(R7)分散ゾルの調製
酸化ジルコニウム微粒子(R1)の調製
純水24320オキシ塩化ジルコニウム8水塩(ZrOCl2・8H2O)655gを溶
解し、これにリンゴ酸27gを添加し、ついで、濃度10重量%のKOH水溶液3130gを添加してジルコニウム水酸化物ヒドロゲル分散液(ZrO2濃度1重量%)を調製した。このときの分散液のpHは10.5、温度は19℃であった。
脱イオンを行い、ついで純水37500gを供給しながら限外濾過膜法で洗浄した。このときの電導度は16μS/cm 、pHは3.9であった。
理をした後、オートクレーブに充填し、200℃で2時間水熱処理をした。このとき、電導度は640μS/cm、pHは2.53であった。
透明被膜形成用塗布液(R7)の調製
実施例1において、固形分濃度30重量%の樹脂被覆酸化ジルコニウム微粒子(R7)分散ゾルを用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(R7)を調製した。
透明被膜付基材(RF-7)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R7)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(RF-7)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。得られた透明被膜の全光線透過率、ヘーズ、鉛筆硬度、耐擦傷性および密着性を測定し、結果を表1に示す。
Claims (10)
- 予め100〜800℃で加熱処理した平均一次粒子径が5〜300nmの範囲にあり、平均二次粒子径が5nm〜10μmの範囲にある金属酸化物粒子の、エーテル類、エステル類、ケトン類から選ばれる1種以上の有機溶媒の分散液に、
アクリル酸、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシ-3-フェノキシプロピルアクリレート、2-アクリロイロキシエチルコハク酸、2-アクリロイロキシエチルフタル酸、2-アクリロイロキシエチル2-ヒドロキシエチル-フタル酸、モノ2-アクリロイルオキシエチルアシッドフォスフェート、ジ2-アクリロイルオキシエチルアシッドフォスフェート、2-ヒドロキシブチルアクリレート、2-アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、グリセリンジグリシジルエーテル、ビスフェノールAジグリシジルエーテルアクリル酸付加物、O-フェニルフェノールグリシジルエーテルアクリレート、1,4-ブタンジオールジグリシジルエーテルジアクリレート、1,6-ヘキサンジオールジグリシジルエーテルジアクリレート、ジプロピレングリコールジグリシジルエーテルジアクリレート、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテルアクリレート、2-メチル2エチル-1,3プロパンジオールジグリシジルエーテルアクリレート、シクロヘキサンジメタノールジグリシジルエーテルアクリレート、1,6ヘキサンジオールジグリシジルエーテルアクリレート、グリセリンポリグリシジルエーテルアクリレート、エチレングリコールジグリシジルエーテルアクリレート、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテルアクリレート、ジプロピレングリコールジグリシジルエーテルアクリレート、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテルアクリレート、2-ヒドロキシ-1-アクリロキシ-3-メタクリロキシプロパン、β-カルボキシエチルアクリレート、メタクリル酸、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチルメタクリレート、2-メタクリロイロキシエチルコハク酸、2-メタクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、モノ2-メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート、ジ2-メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート、グリセリンジメタクリレート、2-ヒドロキシ-3-アクリロイロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシ-3アクリロイロキシプロピルメタクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエーテルメタクリル酸付加物、ジグリセリンポリグリシジルエーテルメタクレート、3-クロロ-2-ヒドロキシプロピルメタクレート、ジ2-メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート、ジ2-アクリロイロキシエチルアシッドホスフェートから選ばれる少なくとも1種のアクリル系樹脂および/またはメタクリル系樹脂(なお、樹脂はモノマー、ダイマー、オリゴマーまたはポリマーである)のみからなる樹脂被覆材を添加し、 ついで、メカノケミカル処理することを特徴とする樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの製造方法。 - 前記樹脂被覆材が、2-ヒドロキシ-3-フェノキシプロピルアクリレート、2-アクリロイロキシエチルコハク酸、2-アクリロイロキシエチルフタル酸、2-アクリロイロキシエチル2-ヒドロキシエチル-フタル酸、モノ2-アクリロイルオキシエチルアシッドフォスフェート、ジ2-アクリロイルオキシエチルアシッドフォスフェート、2-アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、2-メタクリロイロキシエチルコハク酸、2-メタクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、モノ2-メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート、ジ2-メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート、ジ2-メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート、ジ2-アクリロイロキシエチルアシッドホスフェートから選ばれる少なくとも1種のアクリル系樹脂および/またはメタクリル系樹脂(なお、樹脂はモノマー、ダイマー、オリゴマーまたはポリマーである)であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの製造方法。
- 前記樹脂被覆材の固形分としての濃度(CR)と金属酸化物微粒子の固形分としての濃度(CMO)の濃度比(CR)/(CMO)が0.005〜0.5の範囲にあることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの製造方法。
- 前記メカノケミカル処理時の金属酸化物粒子と樹脂被覆材とをあわせた全固形分濃度が1〜50重量%の範囲にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの製造方法。
- 前記金属酸化物粒子が、TiO2、SiO2、ZrO2、Al2O3、Sb2O5、ZnOおよびこれらの複合酸化物、酸化錫、SbまたはPがドープされた酸化錫、酸化インジウム、SnまたはFがドーピングされた酸化インジウム、酸化アンチモン、低次酸化チタンから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの製造方法。
- 前記樹脂被覆金属酸化物粒子の平均粒子径が5〜300nmの範囲にあることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの製造方法。
- マトリックス形成成分と請求項1〜6のいずれかに記載の方法で得られた樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルと有機溶媒とを含んでなることを特徴とする透明被膜形成用塗布液。
- 重合開始剤を含まないことを特徴とする請求項7に記載の透明被膜形成用塗布液。
- 基材と、基材上に請求項7または8に記載の透明被膜形成用塗布液を塗布・乾燥して形成された透明被膜とを有することを特徴とする透明被膜付基材。
- 前記透明被膜が他の被膜とともに設けられていることを特徴とする請求項9に記載の透明被膜付基材。
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