JP5590931B2 - 照明付き監視カメラ装置 - Google Patents

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この発明は、例えば、昼間などのように可視光で撮影可能な場合には可視光で撮影を行い、夜間などのように撮影に十分な光量が得られない場合には可視光以外の波長の照明に切替えて撮影を行う照明付き監視カメラ装置に関するものである。
従来の照明付き監視カメラ装置では、透明または半透明のカバー内にカメラ及び投光手段を有している。カメラは昼間などのように可視光で撮影可能な場合には可視光で撮影を行い、夜間などのように撮影に十分な光量が得られない場合には、投光手段により可視光以外の波長(例えば、近赤外線)の光を照射することによって撮影を行う。このことにより、カメラ周辺が暗いとき、監視されている人物に気づかれることなく撮影することができる(例えば、特許文献1参照)。
また、コールドミラーを有するミラーケースに赤外線発光装置と赤外線カメラが内蔵され、赤外線を透過して可視光をミラーとして反射するように構成した照明付き監視カメラ装置もある(例えば、特許文献2参照)。
特開2005―136800号広報(第3頁、第図1) 特開2002―316580号広報(第2頁、第図1、図4)
しかしながら、特許文献1に開示される従来の照明付き監視カメラ装置において、透明のドームカバーを使用した場合には、昼間など周囲が明るい場合には、監視されている人物がカメラを見ることができる。そのため、監視されている人物が不快に感じたり、犯罪を行おうとしている人物がカメラの存在に気づき、犯罪の瞬間を撮影できなくなる恐れがあるという課題があった。
また、特許文献2に開示される従来の照明付き監視カメラ装置のように、コールドミラーなどによるカバーを使用した場合には、カバー内のカメラは外部から見えなくなる。しかしながら、監視カメラのように天井など、鏡が通常配置されない場所に設置すると、かえって反射鏡が目立ち、監視されていることを気づきやすくなる恐れがあるという課題があった。また、コールドミラーは可視光を透過せず、赤外線を透過するだけなので、赤外線カメラのみの使用となり、昼間にカラー撮影ができないという課題があった。
また、特許文献1,2に開示される従来の照明付き監視カメラ装置において、カメラが目立たなくなるようにカバーを半透明またはハーフミラーにすると、カメラは目立たなくなるが、内蔵している投光手段による光が透過する際に減光し、被写体が暗く見え、また、撮影可能な範囲が狭くなってしまうという課題がある。また、これを改善するためには、投光手段の大型化、消費電力の増大などが必要となるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、カメラが目立たなくかつ投光手段による光が減光されることなく広い範囲を撮影することができる照明付き監視カメラ装置を提供することを目的としている。
この発明に係る照明付き監視カメラ装置は、可視光の波長以外の波長を有する光を照射する投光手段と、可視光及び投光手段により照射される光の波長領域に感度を持つ撮像手段と、可視光及び投光手段による照射光を透過し、可視光の透過率に対して投光手段による照射光の透過率が高い分光透過特性を有し、投光手段及び撮像手段を覆うカバーとを備えたものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、可視光の透過率に対して投光手段による照射光の透過率が高い分光透過特性を有するカバーを備えることで、カメラが目立たなく、夜間は投光手段による光がカバーにほとんど減光されることなく照射され、暗くなることを防止でき、広い範囲を撮影することができる。
この発明の実施の形態1に係る照明付き監視カメラ装置の構造を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態1におけるカメラ基板の感度特性を示すグラフである。 この発明の実施の形態1におけるドームカバーの分光透過率を示すグラフである。 この発明の実施の形態2に係る照明付き監視カメラ装置の構造を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態2におけるカバー部の内側を示す外観図である。 この発明の実施の形態2における光学系、投光手段及びカバーの配置を示す配置図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る照明付き監視カメラ装置の構造を示す分解斜視図である。
照明付き監視カメラ装置は、図1に示すように、天井に設置されたベース1と、ベース1に取り付けられる本体2と、本体2を覆うようにベース1に取り付けられるカバー3とから構成される。
本体2は、不図示の装置の電源、撮影された映像の処理部、外部との通信部、撮影装置の可動部などが実装されたものである。この本体2は、支持部4を介して、監視領域を撮像するカメラ部5を支持している。
支持部4は、軸4aを中心にカメラ部5を上下方向に回動自在に支持するとともに、自身が本体2により左右方向に回動されることによって、カメラ部5の撮像方向を調整するものである。
カメラ部5は、監視領域を撮像するためのCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有するカメラ基板(撮像手段)6と、カメラ基板6上に取り付けられたレンズを含む光学系7と、カメラ基板6上の周囲に配置され、カメラ基板6の撮像範囲に対して可視光以外の波長の光を照射するLED(Light Emitting Diode)からなる投光手段8とから構成される。
図2はこの発明の実施の形態1におけるカメラ基板6の一般的な感度特性を示すグラフである。
図2に示すように、カメラ基板6では、可視光以外にも近紫外線20及び近赤外線領域21にも感度を持っており、投光手段8によりこれらの波長領域の光を照射することによって撮像することが可能となる。このため、投光手段8として、例えば近赤外線照明を用いてもよい。
カバー3は、撮影されている人物に気づかれないように半透明部材からなるドームカバー9と、硬質の部材からなる筐体10とから構成される。このカバー3は、本体2及びカメラ部5を覆い、筐体10をベース1に取り付けて固定することによって、内部構造を、塵埃、カビ、昆虫などの外部の干渉要因から保護する。
ここで、ドームカバー9の分光透過率について説明する。
図3はこの発明の実施の形態1におけるドームカバー9の分光透過率の特性例を示すグラフである。なお、図3では、投光手段8により近赤外線光が照射された場合を示している。
図3に示すように、ドームカバー9では、可視光領域(およそ400nm〜700nm)22の透過率がおよそ50%(半透明)、近赤外線領域(およそ700nm〜1000nm)23の透過率がおよそ90%(透明)となるような材料を選択して構成する。
なお、ドームカバー9はこのような特性を有するよう調色した樹脂材料にて成形する以外にも、上記波長領域全てを透過する材料からなるドームカバーに可視光のみを減光するフィルタを塗布、蒸着など行うことにより構成してもよい。
以上のように、この実施の形態1によれば、ドームカバー9を、可視光の波長領域ではカメラが目立たなくなる程度に透過率を下げ、投光手段8により照射される波長領域では透過率を上げるように構成したので、昼間に監視されている人物にカメラが目立たないようにドームカバー9を半透明にしているにも関わらず、夜間のような日光が入らず、投光手段8による光のみによって撮影する場合にも光が減光されずに照射されるため、明るさが不足して撮影範囲が狭くなったり、撮影した人物が見難くなることで十分な監視ができなくなることを防ぐことができる。また、投光手段8による光の明るさが向上することにともなって、機器の大型化、消費電力の増大を防ぐことができる。
なお、実施の形態1における投光手段8では、LEDにより構成される場合について示したが、これに限るものではなく、蛍光灯、電球などにより構成しても良く、投光手段8の種類は限定されるものではない。
また、実施の形態1におけるカバー3では、ドームカバー9と筐体10とを別体に構成したが、このドームカバー9と筐体10を一体成形してもよく、筐体10に対応する部分だけを塗装するように構成してもよい。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2に係る照明付き監視カメラ装置を示す分解斜視図である。
なお、図4に示す実施の形態2に係る照明付き監視カメラ装置において、図1に示す実施の形態1に係る照明付き監視カメラ装置と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
照明付き監視カメラ装置は、図4に示すように、ベース11、本体2及びカバー12から構成される。
ベース11は、天井に設置されるものであり、本体2が左右方向に回動して位置決めを行うための長穴部11aが形成されている。
本体2は、長穴部11aにより所望の向きに設置して、ネジ等により締結することによってベース11に保持される。この本体2は、支持部13を介して、監視領域を撮像するカメラ部14を支持している。
この支持部13は、支持部13の軸13aを中心にカメラ部14を上下方向に回動自在に支持することによって、カメラ部14の撮像方向を調整するものである。
カメラ部14は、カメラ基板6、レンズを含む光学系7及びレンズの左右に設けられた投光手段8に加えて、光学系7の一部品であるクッション15から構成される。
クッション15は、レンズの周囲に配置され、カバー12と密着することで、投光手段8による光がカバー12に反射してレンズに入り込むことを防ぐものである。
カバー12は、撮影されている人物に気づかれないような半透明の硬質部材からなる前面カバー16と、硬質部材からなる筐体17とから構成される。このカバー12は、本体2及びカメラ部14を覆い、筐体17をベース11に取り付けて固定することによって、内部構造を、塵埃、カビ、昆虫などの外部の干渉要因から保護する。
また、前面カバー16は、図5,6に示すように、クッション15が回動する部分(カメラ基板6の撮像面側)が肉厚に構成された肉厚部18と、投光手段8による光が通過する部分(投光手段8の照射面側)が、肉厚部18に対して肉薄に構成された肉薄部19とから構成されている。
以上のように、この実施の形態2によれば、前面カバー16の、カメラ基板6による撮像面側を肉厚すなわち透過率を低くし、投光手段8による照射面側を肉薄すなわち透過率を高くするように構成したので、監視されている人物は撮影されていることに気づかない。また、投光手段8による光が前面カバー16により減光されることを低減できるため、明るさが不足して撮影範囲が狭くなったり、撮影した人物が見難くなることで十分な監視ができなることを防ぐことができる。また、投光手段8による光の明るさが向上することにともなって、機器の大型化、消費電力の増大を防ぐことができる。
1 ベース、2 本体、3 カバー、4 支持部、4a 軸、5 カメラ部、6 カメラ基板(撮像手段)、7 光学系、8 投光手段、9 ドームカバー、10 筐体、11 ベース、11a 長穴部、12 カバー、13 支持部、13a 軸、14 カメラ部、15 クッション、16 前面カバー、17 筐体、18 肉厚部、19 肉薄部。

Claims (2)

  1. 可視光の波長以外の波長を有する光を照射する投光手段と、
    前記可視光及び前記投光手段により照射される光の波長領域に感度を持つ撮像手段と、
    前記可視光及び前記投光手段による照射光を透過し、前記可視光の透過率に対して前記投光手段による照射光の透過率が高い分光透過特性を有し、前記投光手段及び前記撮像手段を覆うカバーと
    を備えた照明付き監視カメラ装置。
  2. 可視光の波長以外の波長を有する光を照射する投光手段と、
    前記可視光及び前記投光手段により照射される光の波長領域に感度を持つ撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像面側に対して前記投光手段の照射面側が肉薄に形成され、前記投光手段及び前記撮像手段を覆うカバーと
    を備えた照明付き監視カメラ装置。
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