JP5591146B2 - 配線付き絶縁シートとその製造方法、太陽電池セル一体型配線付き絶縁シートとその製造方法、太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

配線付き絶縁シートとその製造方法、太陽電池セル一体型配線付き絶縁シートとその製造方法、太陽電池モジュールの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、配線付き絶縁シートとその製造方法、太陽電池セル一体型配線付き絶縁シートとその製造方法、太陽電池モジュールおよびその製造方法に関する。
21世紀を迎えて化石エネルギーの価格上昇問題や大気中の二酸化炭素の増加による地球温暖化問題が顕著化している。このため、いわゆる自然エネルギーの開発が望まれている。その中でも、特に太陽電池による太陽光発電の普及が、各国政府のエネルギー政策の後押しもあって発展中である。
従来の太陽電池は、シリコン等の基板材料の受光面とその反対側の裏面に各々電極を形成した両面電極を有する太陽電池セルが主流である。一方、近年は基板材料の裏面にp型用電極およびn型用電極の両方が形成された裏面電極のみを有する太陽電池セル(以下、裏面電極型太陽電池セルと呼ぶ)も実用化されつつある。
これに対応して、電気的絶縁性を有する絶縁性基材の表面上に電気的導電性を有する配線材料がパターニングされた絶縁シートを用いて、絶縁シートの配線材料上に裏面電極型太陽電池セルの電極を電気的に接続する太陽電池モジュールが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
上述の特許文献1に記載されている太陽電池モジュールは、以下のようにして作製される。まず、高分子材料等からなる絶縁性基材の表面に銅やアルミニウム等の金属箔を貼り合わせる。つぎに、該金属箔の不要部をエッチングすることによって、絶縁性基材の上にパターニングされた配線を形成する。
つぎに、絶縁性基材上にパターニングされた配線と裏面電極型太陽電池セルの電極とを導電性接着剤を用いて接合することにより、裏面電極型太陽電池セルを絶縁性基材上の配線と電気的に接続して、裏面電極型太陽電池セルと絶縁性基材とを一体化する。そして、絶縁性基材に一体化された裏面電極型太陽電池セルと、透明基材との間、および該裏面電極型太陽電池セルと裏面保護のためのシートとの間に各々封止材料を配置し、加熱しながら圧着処理を行うことにより太陽電池モジュールが作製される。
裏面電極型太陽電池セルは、p型用電極とn型用電極との間に所定の間隔を空けて形成される。各々の電極数をなるべく多く形成した方が取り出せる電流が増加することより、p型用電極とn型用電極との間隔は極力短いことが好ましい。したがって、これに対応して絶縁性基材上にパターニングされるp型用配線とn型用配線との配線間隔も極力短くする必要がある。
米国特許第5951786号明細書 特開2010−157530号公報
しかしながら、主に高分子材料からなる絶縁性基材は、封止材料を加熱・圧着する処理の際に熱収縮等の変形が発生し易い。また、主に金属箔からなる配線材料は、同処理によって伸長等の変形が発生し易い。
近年では、大出力の太陽電池モジュールの要請が多くなっている。太陽電池モジュールの大出力化の実現においては、絶縁性基材の大型化は避けては通れない。しかし、太陽電池モジュールの面積が大きくなるほど上述したような加熱処理による変形が大きくなり、絶縁性基材上に形成される配線の寸法公差も大きくなる。したがって、絶縁性基材を大型化した場合には、絶縁性基材上にパターニングされるp型用配線とn型用配線との絶縁性を維持するために両配線の間隔を短くできないという問題があった。
また、上記のような問題を解決するために、配線がパターニングされた絶縁シートを小型化して、1枚の絶縁シート上に設置する裏面電極型太陽電池セルの枚数を9枚または6枚とし、このシートを複数枚組み合わせて大型の絶縁シート付き太陽電池セルおよび太陽電池モジュールを製作することが提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
しかしながら、このような特許文献2の形態においても、本質的には上述した特許文献1の問題として指摘した熱による変形が依然として発生する。すなわち、絶縁シートの小型化によって変形量が減少する一方で、配線間の距離も縮められているため、絶縁性が維持されない場合が起こらないと断じる事はできない。
また、特許文献2の形態では、小型化した絶縁シートを一旦作製し、該絶縁シートを更に接続して太陽電池モジュールを作製することになる。この場合は、配線を備えた絶縁シート上に1枚の太陽電池モジュールに必要な太陽電池セルを一斉に配置して作製する場合と比べると、工数が増加する。このため、特許文献2の形態は、製造工程的にも、コスト的にも、さらに製造時間的にも負担が大きくなり、不利になる。
そして、特許文献1、特許文献2の何れの場合においても、太陽電池セルと絶縁シート上の配線との接続には主に導電性接着剤を使用している。このため、太陽電池セルと絶縁シート上の配線との接続の抵抗値が従来の半田接続の場合と比べて高く、電流損失の度合が大きくなる、という問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、太陽電池モジュールの作製において配線間の絶縁性を保持するとともに、大型の太陽電池モジュールが製作可能な配線を備える配線付き絶縁シート、この絶縁シートを用いて作製した太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート、この太陽電池セル一体型配線付き絶縁シートを用いて作製した太陽電池モジュール、およびこれらの製造方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる配線付き絶縁シートは、複数の太陽電池セルの電極が電気的に接続される配線を備えた配線付き絶縁シートであって、常温時においては表面に粘着性を有するとともに加熱することにより収縮して前記表面の粘着性が失われるとともに前記加熱後に温度が下がることにより粘着性が復活する樹脂からなる絶縁性基材と、前記絶縁性基材の一面側における前記太陽電池セルの形状に対応した複数の単位領域内に前記電極のパターンに対応したパターンに形成された電極接続用配線と、前記単位領域内に形成された前記電極接続用配線同士を電気的に接続する配線接続部と、が一体化されて前記絶縁性基材の一面側における前記絶縁性基材の面方向に沿った面のみに当接して形成された配線と、を備え、前記絶縁性基材の表面の粘着性によって前記配線が前記絶縁性基材の表面に接着されていること、を特徴とする。
本発明によれば、太陽電池モジュールの作製において配線間の絶縁性を保持するとともに、大型の太陽電池モジュールが製作可能な配線を備える配線付き絶縁シート、この絶縁シートを用いて作製した太陽電池セル一体型配線付き絶縁シートおよび太陽電池モジュールが得られる、という効果を奏する。
図1−1は、本発明の実施の形態にかかる配線付き絶縁シートの概略構成を示す図である。 図1−2は、本発明の実施の形態にかかる配線付き絶縁シートの概略構成を示す要部断面図である。 図2−1は、本発明の実施の形態にかかる配線付き絶縁シートにおける配線のパターンの一例を示す模式図である。 図2−2は、本発明の実施の形態にかかる配線付き絶縁シートにおける配線のパターンの一例を拡大して示す図であり、図2−1の一部を拡大した図である。 図3−1は、本発明の実施の形態にかかる太陽電池セル一体型配線付き絶縁シートの概略構成を示す図である。 図3−2は、本発明の実施の形態にかかる太陽電池セル一体型配線付き絶縁シートの概略構成を示す要部断面図である。 図4は、本発明の実施の形態にかかる裏面電極型太陽電池セルの概略構成を示す要部断面図である。 図5は、本発明の実施の形態にかかる裏面電極型太陽電池セルの半導体基板の裏面の平面図である。 図6は、本発明の実施の形態にかかる太陽電池モジュールの概略構成を示す断面図である。 図7−1は、本実施の形態にかかる太陽電池モジュールの製造方法を示す断面図である。 図7−2は、本実施の形態にかかる太陽電池モジュールの製造方法を示す断面図である。 図7−3は、本実施の形態にかかる太陽電池モジュールの製造方法を示す断面図である。 図7−4は、本実施の形態にかかる太陽電池モジュールの製造方法を示す断面図である。
以下に、本発明にかかる配線付き絶縁シートとその製造方法、太陽電池セル一体型配線付き絶縁シートとその製造方法、太陽電池モジュールおよびその製造方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す図面においては、理解の容易のため、各部材の縮尺が実際とは異なる場合がある。各図面間においても同様である。また、平面図であっても、図面を見易くするためにハッチングを付す場合がある。
実施の形態
以下では、製造工程に沿った順で本発明の実施の形態を説明する。図1−1は、本発明の実施の形態にかかる配線付き絶縁シート10の概略構成を示す図である。図1−2は、本発明の実施の形態にかかる配線付き絶縁シート10の概略構成を示す要部断面図である。図1−2は、図1−1の線分A−A’における要部断面図である。
本実施の形態にかかる配線付き絶縁シート10は、絶縁性基材1と、電極接続用配線と該電極接続用配線を接続する接続部とが一体化されて絶縁性基材1上に配置された配線2とを備える。
通常、絶縁性基材の材質としては、電気絶縁性の高い材質であればよく、代表的な素材としては、たとえばポリエチレンテレフタレート、ポリビニルフルオライドやポリイミド等が挙げられる。しかしながら、本実施の形態にかかる絶縁性基材1は、高い電気絶縁性を有するだけでなく、後述するように太陽電池モジュールを作製する際に絶縁性基材1自体がいわゆる封止材としての役割を有するものである。
したがって、絶縁性基材1の材質は、高い電気絶縁性を有し、且つ太陽電池モジュールを作製する際に絶縁性基材1自体がいわゆる封止材として使用可能な材質とされる。ここで、封止材として使用可能とは、太陽電池モジュールの作製時(ラミネート処理時)に所望の形状に変形可能な熱硬化性材料からなることである。
このような条件を満たす代表的な素材としては、たとえばエチレンビニルアセテート系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂およびゴム系樹脂などが挙げられる。絶縁性基材1の材料として、これらのうち、少なくとも1種類の材料を使用することができる。なお、これらの材料は、加熱処理によって硬化・収縮する性質を有する。絶縁性基材1がこのような材料からなることにより、太陽電池モジュールの作製時に、別途封止材を準備する必要はない。
なお、たとえばエチレンビニルアセテート系樹脂でも多種多様の組成のものが存在する。しかし、絶縁性基材1の材料の組成に関しても、封止材として所望の特性を有していれば特に限定されるものではない。また、絶縁性基材1の厚みは特に限定されるものでなく、代表的な厚みとしてはたとえば200μm以上800μm以下であればよい。
図2−1は、本発明の実施の形態にかかる配線付き絶縁シート10における配線2のパターンの一例を示す模式図である。図2−2は、本発明の実施の形態にかかる配線付き絶縁シート10における配線2のパターンの一例を拡大して示す図であり、図2−1の一部を拡大した図である。
配線2は、単位領域U内にn型電極接続用配線2aとp型電極接続用配線2bとを有する。単位領域Uは、配線付き絶縁シート10において1つの裏面電極型太陽電池セルが接続される領域である。配線付き絶縁シート10には、該配線付き絶縁シート10に接続される裏面電極型太陽電池セルの数だけ、この単位領域Uが縦横両方向にマトリクス状に複数設けられている。
n型電極接続用配線2aは、裏面電極型太陽電池セルのn型用電極と電気的に接続する配線であり、第1の櫛形形状に形成されている。p型電極接続用配線2bは、裏面電極型太陽電池セルのp型用電極と電気的に接続する配線であり、第2の櫛形形状に形成されている。そして、n型電極接続用配線2aとp型電極接続用配線2bとは、櫛形形状においてそれぞれ櫛歯に相当する部分が1本ずつ交互に所定の間隔を空けて噛み合わさるように配置されている。すなわち、第1の櫛形形状において櫛歯に相当するn型電極接続用配線2aの1本1本と、第2の櫛形形状において櫛歯に相当するp型電極接続用配線2bの1本1本とが1本ずつ交互に所定の間隔を空けて噛み合わさるように配置されている。
また、隣接する単位領域Uに配置されたn型電極接続用配線2aとp型電極接続用配線2bとは、配線接続部2cにより単位領域Uを跨いで電気的に接続されている。すなわち、配線接続部2cは、隣接する単位領域Uのうち一方の単位領域U内に形成された櫛形形状のn型電極接続用配線2aと、他方の単位領域U内に形成された櫛形形状のp型電極接続用配線2bとを電気的に接続する。
なお、n型電極接続用配線2aとp型電極接続用配線2bとのパターンは、裏面電極型太陽電池セルの電極パターンに対応して設定される。したがって、配線2のパターンは、図2−1および図2−2に示されるパターンに限定されるものではなく、裏面電極型太陽電池セルの電極形状に合わせて適宜変更設定される。
配線2の材質としては、電気導電性を有する材質のものであれば特に限定されるものでない。配線2の材質として使用できる代表的な素材としては、たとえば銅、銀、アルミニウム等が挙げられ、これらのうちの1種類、または複数種類のものを同時に使用することができる。配線2の厚みに関しても特に限定されるものではなく、代表的な厚みとしてはたとえば50μm以上300μm以下であればよい。
つぎに、上記のように構成された本実施の形態にかかる配線付き絶縁シート10の製造方法について説明する。まず、略正方形状の所定の大きさを有する略正方形状の絶縁性基材1を用意する。
つぎに、所定のパターンの配線2を形成する。配線2のパターンは、絶縁性基材1の大きさにあわせた一様な面積を有する金属箔等から、配線2のパターン以外の不要な部分をエッチング除去することにより形成することができる。また、配線2のパターンは、金属箔等から型抜き等の方法で配線2のパターン以外の不要な部分を除去して形成してもよい。また、金属箔等からレーザーのようなエネルギー光線を用いてカッティングすることにより配線2のパターンを形成してもよい。
つぎに、このようにして形成された配線2を絶縁性基材1の表面に接着剤により接着する。配線2と絶縁性基材1との接着にあたっては、絶縁性基材1の表面が粘着性を有するため、わずかな量の接着剤の使用で可能である。たとえば、配線2が絶縁性基材1上で位置ずれを起こさないように、たとえば配線接続部2cと、単位領域U内の四隅および中央のみを接着剤により接着し、その他の部分は絶縁性基材1の表面の粘着性により配線2と絶縁性基材1とを接着する。この際に使用される代表的な接着剤としては、たとえば水性接着剤やでんぷん系接着剤が挙げられる。以上の工程を実施することにより、本実施の形態にかかる配線付き絶縁シート10が形成される。
つぎに、本実施の形態にかかる配線付き絶縁シート10を用いて構成される太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20について説明する。図3−1は、本発明の実施の形態にかかる太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20の概略構成を示す図である。図3−2は、本発明の実施の形態にかかる太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20の概略構成を示す要部断面図である。図3−2は、図3−1の線分B−B’における要部断面図である。
本実施の形態にかかる太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20は、配線付き絶縁シート10上に裏面電極型太陽電池セル30が接合されたものである。すなわち、太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20は、配線付き絶縁シート10の配線2上に、裏面電極型太陽電池セル30の電極が金属ペーストを用いて接合されることにより構成されている。
図4は、本実施の形態にかかる裏面電極型太陽電池セル30の概略構成を示す要部断面図である。図4に示される裏面電極型太陽電池セル30は、半導体基板31と、反射防止膜32と、パッシベーション膜33とを備えて構成される。半導体基板31は、たとえばn型またはp型の導電型を有するシリコン基板などの半導体基板である。半導体基板31としては、たとえばn型またはp型の導電型を有する多結晶シリコンまたは単結晶シリコンなどからなるシリコン基板などを用いることができる。
反射防止膜32は、裏面電極型太陽電池セル30の受光面となる半導体基板31の凹凸表面上に形成されている。反射防止膜32としては、たとえば窒化シリコン(SiN)膜などを用いることができる。
パッシベーション膜33は、裏面電極型太陽電池セル30の裏面となる半導体基板31の裏面に形成されている。パッシベーション膜33としては、たとえば酸化シリコン(SiO)膜、窒化シリコン(SiN)膜、または酸化シリコン(SiO)膜と窒化シリコン(SiN)膜との積層体などを用いることができる。
半導体基板31の裏面には、たとえばリンなどのn型不純物が拡散して形成されたn型不純物拡散領域34とたとえばボロンなどのp型不純物が拡散して形成されたp型不純物拡散領域35とが所定の間隔を空けて交互に形成されている。また、半導体基板31の裏面のパッシベーション膜33には、n型不純物拡散領域34とp型不純物拡散領域35とに対応した位置にコンタクトホールが設けられている。そして、コンタクトホールを通してn型不純物拡散領域34に電気的に接続するn型用電極36およびp型不純物拡散領域35に電気的に接続するp型用電極37がそれぞれ半導体基板31の裏面に設けられている。n型用電極36およびp型用電極37としては、たとえば銀などの金属からなる電極を用いることができる。
半導体基板31がn型またはp型のいずれの導電型を有する場合でも、n型不純物拡散領域34およびp型不純物拡散領域35はそれぞれ半導体基板31と接合している。したがって、n型またはp型の導電型を有する半導体基板31の裏面側では、n型不純物拡散領域34またはp型不純物拡散領域35と半導体基板31との界面において複数のpn接合が形成される。なお、半導体基板31の導電型を問わず、近接するn型不純物拡散領域34とp型不純物拡散領域35との接触によりpn接合が形成されてもよい。
図5は、裏面電極型太陽電池セル30の半導体基板31の裏面の平面図である。図5に示すように、n型用電極36およびp型用電極37のパターンは、配線付き絶縁シート10の配線2のパターンに対応している。すなわち、n型用電極36およびp型用電極37はそれぞれ櫛形状に形成されている。そして、櫛形状のn型用電極36の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用電極37の櫛歯に相当する部分とが1本ずつ交互に所定の間隔を空けて噛み合わさるようにn型用電極36およびp型用電極37が配置されている。
なお、裏面電極型太陽電池セル30の裏面のn型用電極36およびp型用電極37のそれぞれの形状および配置は、図5に示される構成に限定されず、配線付き絶縁シート10の配線2のパターンにそれぞれ電気的に接続可能な形状および配置であればよい。たとえば、n型用電極36およびp型用電極37は、それぞれ所定の間隔を空けてライン状に配置されたドット状の電極として形成されてもよい。
つぎに、上記のように構成された本実施の形態にかかる太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20の製造方法について説明する。まず、公知の方法で裏面電極型太陽電池セル30を作製する。また、上述した方法で配線付き絶縁シート10を作製する。
つぎに、配線2を上向きにして配線付き絶縁シート10を配置し、裏面電極型太陽電池セル30の接続用の金属ペーストを配線2上に塗布する。ペーストの塗布方法については、スクリーン印刷等の印刷法によって行ってもよく、噴射ノズル等を用いた直接描画法で行ってもよい。また、配線2のパターンは裏面電極型太陽電池セル30の電極パターンと同一形状であることから、裏面電極型太陽電池セル30の電極パターンと同一に成型した型を型押しすることにより、金属ペーストをスタンプして塗布してもよい。
ここで用いる金属ペーストは、比較的低温で接続が形成される低温焼結型のものであり、加熱処理温度としては200℃以下、好ましくは100℃〜150℃の処理で接続される。処理時間は、概ね10分以内で反応が完了する。200℃以下の低温加熱による接続可能な金属ペーストを用いることにより、絶縁性基材1はその形状をほぼ留めおくことができ、加熱後も本来の基材としての機能を果たすことが可能である。また、100℃未満の加熱では、配線2と裏面電極型太陽電池セル30の接着性が不十分で、かつ電気的な接合も不十分となるため好ましくない。
金属ペーストに使用される代表的な導電性材料としては、たとえば銀、銅、金、白金やパラジウム等が挙げられる。金属ペーストには、これらの内から1種類、または複数種類のものを同時に使用することができる。なお、金属ペーストは裏面電極型太陽電池セル30のn型用電極36およびp型用電極37に塗布しても構わない。
つぎに、金属ペーストが塗布された配線2に裏面電極型太陽電池セル30の裏面を対向させた状態で裏面電極型太陽電池セル30を単位領域Uに位置合わせして、配線付き絶縁シート10上に裏面電極型太陽電池セル30に載置する。ここで、裏面電極型太陽電池セル30の位置合わせでは、n型用電極36およびp型用電極37のパターンを配線付き絶縁シート10の配線2に合わせる。すなわち、裏面電極型太陽電池セル30における櫛形状のn型用電極36の櫛歯に相当する部分と、配線付き絶縁シート10の櫛形状のn型電極接続用配線2aの櫛歯に相当する部分とが重ね合わされる。また、裏面電極型太陽電池セル30における櫛形状のp型用電極37の櫛歯に相当する部分と、配線付き絶縁シート10の櫛形状のp型電極接続用配線2bの櫛歯に相当する部分とが重ね合わされる。
裏面電極型太陽電池セル30を配線付き絶縁シート10上に載置した状態で、金属ペーストに適した温度および加熱時間で加熱処理を行う。この熱処理により、裏面電極型太陽電池セル30のn型用電極36およびp型用電極37と、配線付き絶縁シート10の配線2とが金属ペーストを介して電気的に接続されて裏面電極型太陽電池セル30と配線付き絶縁シート10とが接合される。
ここで、本実施の形態にかかる配線付き絶縁シート10と裏面電極型太陽電池セル30との接合に関しては、前述のように、配線2における単位領域U内の四隅および中央と、配線接続部2cとのみを接着剤により接着しており、絶縁性基材1の表面の粘着性に依るところが大きい。
上述のような加熱処理を施した場合、配線2は金属ペーストの接着性により、裏面電極型太陽電池セル30と一体化した強固な構造体を形成する。一方、絶縁性基材1は、加熱処理によって硬化・収縮する性質を有する。このため、上記の加熱処理によって絶縁性基材1の表面の粘着性が失われ、収縮(伸長)率の違いによって配線2と絶縁性基材1との密着性が喪失する。すなわち、加熱処理中においては、配線2と裏面電極型太陽電池セル30と接合された一体化した構造体が形成されるが、該構造体は絶縁性基材1とは接合されていない。
そして、密着性を喪失した絶縁性基材1は、加熱処理が終了して温度が下がることによって絶縁性基材1が熱収縮して表面の粘着性が復活する。これにより、構造体は、加熱処理後の熱収縮によって所定の寸法に戻った絶縁性基材1と、絶縁性基材1の表面の粘着性により、再び接着される。ここで、上述の処理条件内では、絶縁性基材1の形状の変化は大きくはなく、初期の絶縁性基材1としての形状をほぼ留めている。
これにより、加熱処理による絶縁性基材1の変形による寸法公差を気にすることなく配線2の寸法に関して最適な設計を行うことができる。すなわち、大型の太陽電池モジュールを作製するために絶縁性基材1を大型化した場合であっても、n型電極接続用配線2aとp型電極接続用配線2bとの寸法公差を大きくすることなく、n型電極接続用配線2aとp型電極接続用配線2bとの間において充分な絶縁性を保持することができる。
また、絶縁性基材1と配線2との接着は、その殆どが絶縁性基材1の表面の粘着性により行われており、一部のみを水性接着剤やでんぷん系接着剤を用いて接着している。このため、絶縁性基材1と配線2との接続に導電性接着剤などを用いた場合のように接続の抵抗値の増加することが無く、電流損失の増加が生じない。
以上の工程により、所定の枚数の裏面電極型太陽電池セル30を配線付き絶縁シート10にマトリクス状に接合させることにより、図3−1および図3−2に示される本発明の実施の形態にかかる太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20が作製される。
なお、本実施の形態にかかる太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20は、後述する太陽電池モジュールへの利用を想定して実施の形態を説明してきたが、一般的な太陽電池モジュールに使用するような、多数の太陽電池セル枚数に必ずしも限定されるものではない。すなわち、太陽電池セルの使用枚数には制限が無いと同時に、太陽電池セルそのものの大きさにも制限が無い。したがって、本実施の形態にかかる太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20において、より小型の同シートを作製することにより、携帯電話等のポータブルデバイスの補助電源等として応用することが可能である。
つぎに、本実施の形態にかかる太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20を用いて構成される太陽電池モジュール40について説明する。図6は、本発明の実施の形態にかかる太陽電池モジュール40の概略構成を示す断面図である。本発明の実施の形態にかかる太陽電池モジュール40は、透明基板41と裏面シート42との間に狭持された封止材である透明樹脂43の中に太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20が封止されている。
透明基板41、受光面側に配置されて太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20を保護する受光面側保護部材である。透明基板41としては、太陽光線に対して透光性を有する透明な基板であればよく、材質は特に限定されるものではない。透明基板41として使用可能な代表的な材料としては、たとえばガラス基板等が挙げられる。
裏面シート42は、受光面と反対側に配置されて太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20を保護する裏面側保護部材である。裏面シート42としては、太陽電池モジュールを保護するために充分な強度、耐湿性や耐候性を有するものであれば、材質は特に限定されるものではない。裏面シート42として使用可能な代表的な材料としては、ポリエステル系、ポリビニル系、ポリカーボネート系やポリイミド系等が挙げられる。裏面シート42には、これらの内から1種類、または複数種類のものを同時に使用することができる。
つぎに、上記のように構成された本実施の形態にかかる太陽電池モジュール40の製造方法について図7−1〜図7−4を参照して説明する。まず、上述した方法で太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20を作製する。図7−1〜図7−4は、本実施の形態にかかる太陽電池モジュール40の製造方法を示す断面図である。
つぎに、透明基板41を設置し、該透明基板41上に透明樹脂44を設置する(図7−1)。ここで使用する透明樹脂44は、太陽光線に対して透光性を有する透明な樹脂であれば、材質は特に限定されるものではない。このような透明基板41に使用可能な代表的なものとしては、たとえばエチレンビニルアセテート系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂およびゴム系樹脂などが挙げられる。透明樹脂44には、これらの内から1種類、または複数種類のものを同時に使用することができる。また、透明樹脂44は、配線付き絶縁シート10の絶縁性基材1と同一の種類であってもよく、また異なる種類であってもよい。ここで、絶縁性基材1は、封止材の機能を兼ねるため、太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20と裏面シート42間に、別途封止材を準備する必要はない。
つぎに、絶縁性基材1が上になるように太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20を透明樹脂44上に設置し(図7−2)、さらにその上に裏面シート42を配置する(図7−3)。そして、これらを圧着させた状態で加熱処理することにより、透明樹脂44と絶縁性基材1とが一体化して形成された透明樹脂43中に太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20が封止された太陽電池モジュール40が作製される(図7−4)。
太陽電池モジュールを作製する際の加熱および圧着処理は、たとえばラミネーターと呼称される真空加熱・圧着装置を使用することが好ましい。ラミネーターの使用により、透明樹脂44や絶縁性基材1を加熱変形させて、これらを熱硬化させることによって一体化させ、太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20を透明樹脂43中に封止することができる。
真空加熱・圧着では、文字通り大気圧よりも減圧で加熱・圧着させており、これを用いることによって、透明基板41と透明樹脂44間、透明樹脂44と太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20間、太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20と裏面シート42間のいずれの間にも空隙や気泡が残留しにくくなり、各々が均一な圧力にて圧着される。真空加熱・圧着処理の条件としては、使用される透明樹脂44および絶縁性基材1の材質にも依るが、代表的な温度としては200℃以下、好ましくは150℃〜200℃で処理される。
したがって、太陽電池モジュール40を作製する際には、まず本実施の形態にかかる配線付き絶縁シート10と裏面電極型太陽電池セル30との接合を100℃〜150℃の範囲で行って、太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20を作製し、更に透明基板41、透明樹脂44、太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20、裏面シート42を150℃〜200℃の範囲で真空加熱・圧着する。
以上の工程により、図6に示される本発明の実施の形態にかかる太陽電池モジュール40が作製される。
また、裏面シート42は、太陽電池モジュール40を保護するために充分な強度、耐湿性や耐候性を向上させるため、樹脂材料だけでなく金属箔材料を貼り合せた複合材料、または光の反射効果が大きい金属や屈折率の大きい材料を蒸着等によって付けたものを使用することもできる。
また、太陽電池モジュール40では、ラミネートされた端面の密着性を向上させ、外部からの水分等の浸入を防ぐために、端面をゴム系樹脂製のテープ等で保護することもできる。ゴム系樹脂の代表的な材質としては、ブチルゴム等が挙げられる。
また、構造体として容易に取扱うため、太陽電池モジュール40の外周を金属製のフレームで囲うこともできる。金属製のフレームの代表的な材質としては、アルミニウム(合金)等が挙げられる。
上述したように、本実施の形態においては、太陽電池モジュール40の作製時に封止材料として使用できる絶縁性の基材である絶縁性基材1と、n型電極接続用配線2aとp型電極接続用配線2bと配線接続部2cとが一体化されて絶縁性基材1上に配置された配線2とが接着されることにより、配線付き絶縁シート10が得られる。この配線付き絶縁シート10では、裏面電極型太陽電池セル30同士の電気的接続が簡略化でき、またn型電極接続用配線2aとp型電極接続用配線2bとを確実に絶縁することができる配線付き絶縁シート10が得られる。また、絶縁性基材1は、太陽電池モジュール40の作製時おける封止材の機能を兼ねるため、太陽電池モジュール40の作製を簡略化できる。
また、本実施の形態においては、裏面電極型太陽電池セル30と絶縁性基材1上の配線2とを金属ペーストで接合する際の加熱処理により、裏面電極型太陽電池セル30と配線2とが一体化した構造体が形成される。また、絶縁性基材1が硬化・収縮するために、絶縁性基材1の粘着性が一旦失われ、絶縁性基材1と配線2との密着性を喪失する。
すなわち、本実施の形態においては、加熱処理によって裏面電極型太陽電池セル30と配線2とが構造体を形成する際に、配線2は所定の位置に並べられた裏面電極型太陽電池セル30と接合・固定され、かつ、絶縁性基材1の硬化・収縮によって粘着性が喪失されるため、配線2自身は変形せずに当初の寸法公差を維持することができる。
その後、密着性を喪失した絶縁性基材1は、加熱処理が終了して温度が下がることによって絶縁性基材1が熱収縮して表面の粘着性が復活する。そして構造体は、絶縁性基材1の表面の粘着性により、所定の寸法に戻った絶縁性基材1と当初の寸法公差を維持した状態で再び接着され、太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20が得られる。
これにより、本実施の形態においては、加熱処理による絶縁性基材1の変形による寸法公差を気にすることなく配線2の寸法に関して最適な設計を行うことができる。したがって、大型の太陽電池モジュールを作製するために絶縁性基材1を大型化した場合であっても、n型電極接続用配線2aとp型電極接続用配線2bとの寸法公差を大きくすることなく、n型電極接続用配線2aとp型電極接続用配線2bとの間において充分な絶縁性を保持することができる。
また、本実施の形態にかかる太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20では、裏面電極型太陽電池セル30と配線2との接続に導電性接着剤を使用せずに金属ペーストを使用している。このため、裏面電極型太陽電池セル30と配線2との接続の抵抗値が従来の半田接続と同様に低く抑えられ、電流の損失度合は極めてわずかである。
また、本実施の形態においては、太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20を裏面シート42と透明樹脂44との間に挟み、さらに透明基板41を重ねてラミネートすることにより、太陽電池モジュール40が得られる。
また、本実施の形態にかかる配線付き絶縁シート10、太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20を用いることにより、1枚の太陽電池モジュールに必要な太陽電池セルを一斉に配置して太陽電池モジュールを作製することができる。このため、小型化した絶縁シートを一旦作製し、該絶縁シートを更に接続して太陽電池モジュールを作製する場合と比べて製造工程数、コストおよび時間の削減が可能である。
したがって、本実施の形態によれば、n型電極接続用配線2aとp型電極接続用配線2bとの間が確実に絶縁され、且つ裏面電極型太陽電池セル30と配線2との接続に起因した電流損失の少ない、大面積の太陽電池モジュールにも対応可能な高品質の配線付き絶縁シート10、太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート20、太陽電池モジュール40が安価に得られる。
以上のように、本発明にかかる配線付き絶縁シートは、配線間の絶縁性に優れ、且つ電流特性に優れた太陽電池モジュールの実現に有用である。
1 絶縁性基材
2 配線
2a n型電極接続用配線
2b p型電極接続用配線
2c 配線接続部
10 配線付き絶縁シート
20 太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート
30 裏面電極型太陽電池セル
31 半導体基板
32 反射防止膜
33 パッシベーション膜
34 n型不純物拡散領域
35 p型不純物拡散領域
36 n型用電極
37 p型用電極
40 太陽電池モジュール
41 透明基板
42 裏面シート
43 透明樹脂
44 透明樹脂
U 単位領域

Claims (11)

  1. 複数の太陽電池セルの電極が電気的に接続される配線を備えた配線付き絶縁シートであって、
    常温時においては表面に粘着性を有するとともに加熱することにより収縮して前記表面の粘着性が失われるとともに前記加熱後に温度が下がることにより粘着性が復活する樹脂からなる絶縁性基材と、
    前記絶縁性基材の一面側における前記太陽電池セルの形状に対応した複数の単位領域内に前記電極のパターンに対応したパターンに形成された電極接続用配線と、前記単位領域内に形成された前記電極接続用配線同士を電気的に接続する配線接続部と、が一体化されて、前記絶縁性基材の一面側における前記絶縁性基材の面方向に沿った面のみに当接して形成された配線と、
    を備え、
    前記絶縁性基材の表面の粘着性によって前記配線が前記絶縁性基材の表面に接着されていること、
    を特徴とする配線付き絶縁シート。
  2. 前記絶縁性基材が熱硬化性樹脂からなること、
    を特徴とする請求項1に記載の配線付き絶縁シート。
  3. 前記絶縁性基材は、エチレンビニルアセテート系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂およびゴム系樹脂からなる群より選択される少なくとも一種以上からなること、
    を特徴とする請求項2に記載の配線付き絶縁シート。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の配線付き絶縁シートにおける前記電極接続用配線と、受光面と反対側の裏面のみに電極を有する裏面電極型太陽電池セルの前記電極とが電気的に接続されたこと、
    を特徴とする太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート。
  5. 前記電極接続用配線と前記電極とが、加熱温度が200℃以下の低温焼結型金属ペーストにより接続されていること、
    を特徴とする請求項4に記載の太陽電池セル一体型配線付き絶縁シート。
  6. 複数の太陽電池セルの電極が電気的に接続される配線を備えた配線付き絶縁シートの製造方法であって、
    前記電極のパターンに対応したパターンを有する複数の電極接続用配線と、前記電極接続用配線同士を電気的に接続する配線接続部とが一体化された配線パターンを形成する工程と、
    前記配線パターンを、常温時においては表面に粘着性を有するとともに加熱することにより収縮して前記表面の粘着性が失われるとともに前記加熱後に温度が下がることにより粘着性が復活する樹脂からなる絶縁性基材の一面側における前記絶縁性基材の面方向に沿った面のみに当接させて前記粘着性を用いて接着する工程と、
    を含むことを特徴とする配線付き絶縁シートの製造方法。
  7. 前記絶縁性基材が熱硬化性樹脂からなること、
    を特徴とする請求項に記載の配線付き絶縁シートの製造方法。
  8. 前記絶縁性基材は、エチレンビニルアセテート系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂およびゴム系樹脂からなる群より選択される少なくとも一種以上からなること、
    を特徴とする請求項に記載の配線付き絶縁シートの製造方法。
  9. 請求項〜請求項のいずれか1つに記載の配線付き絶縁シートの製造方法により配線付き絶縁シートを作製する配線付き絶縁シート作製工程と、
    前記配線付き絶縁シートにおける前記電極接続用配線と、受光面と反対側の裏面のみに電極を有する裏面電極型太陽電池セルの前記電極とを電気的に接続する接続工程と、
    含み、
    前記接続工程は、
    前記電極接続用配線と前記電極との間に金属ペーストを介在させて前記電極接続用配線と前記電極との位置を合わせた状態で前記配線付き絶縁シートと複数の前記裏面電極型太陽電池セルとを配置する工程と、
    前記配線付き絶縁シートと複数の前記裏面電極型太陽電池セルとを加熱することにより前記電極接続用配線と前記電極とを接合する加熱工程と、
    を有すること、
    を特徴とする太陽電池セル一体型配線付き絶縁シートの製造方法。
  10. 前記金属ペーストは、加熱温度が200℃以下の低温焼結型金属ペーストであること、
    を特徴とする請求項に記載の太陽電池セル一体型配線付き絶縁シートの製造方法。
  11. 請求項または請求項10に記載の太陽電池セル一体型配線付き絶縁シートの製造方法により太陽電池セル一体型配線付き絶縁シートを作製する工程と、
    前記太陽電池セル一体型配線付き絶縁シートにおける前記裏面電極型太陽電池セルの受光面側に透明封止材を介して受光面側保護部材を配置する工程と、
    前記太陽電池セル一体型配線付き絶縁シートにおける受光面と反対側の裏面に裏面側保護部材を配置する工程と、
    前記受光面側保護部材と前記太陽電池セル一体型配線付き絶縁シートと前記裏面側保護部材とを圧着させた状態で加熱して一体化させることにより、前記透明封止材と前記絶縁性基材との間に前記太陽電池セル一体型配線付き絶縁シートが封止された太陽電池モジュールを形成する工程と、
    を含むことを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
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