以下、本発明を遊技機の一種であるパチンコ遊技機(以下「パチンコ機」と示す)に具体化した一実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。
図1には、パチンコ遊技機10と該パチンコ遊技機10が遊技場の遊技機設置設備(遊技島)に設置された際に並設される遊技媒体貸出用ユニットとしてのカードユニット装置11が略示されている。カードユニット装置11には、遊技者に貸し出される貸出用遊技媒体としての遊技球(貸し球)と交換可能な交換媒体としてのプリペイドカードを投入するための投入口11aが設けられている。カードユニット装置11は、投入されたプリペイドカードの価値を読み書き可能な構成となっている。具体的に言えば、カードユニット装置11は、投入時にプリペイドカードの残金(価値)を読込むとともに、貸し球の払出しに伴ってプリペイドカードの残金(価値)を書き替える。
パチンコ遊技機10の機体の外郭をなす外枠12の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠13が開放及び着脱自在に組み付けられているとともに、中枠13の前面側には前枠14が開閉及び着脱自在に組み付けられている。前枠14は、図1に示すようにパチンコ遊技機10を機正面側から見た場合において、中枠13に重なるように組み付けられている。このため、中枠13は、前枠14の後側に配置されており、機正面側からは視認し得ないようになっている。前枠14は、中央部に窓口15を有するとともに、該窓口15の下方にパチンコ遊技機10の遊技媒体となる遊技球を貯留可能な第1貯留皿としての上皿(貯留皿)16を一体成形した構成とされている。前枠14の裏面側には、機内部に配置された遊技盤YBを保護し、かつ窓口15を覆う大きさのガラスを支持する図示しないガラス支持枠が着脱及び傾動開放可能に組み付けられている。遊技盤YBは、中枠13に装着される。また、前枠14には、窓口15のほぼ全周を囲むように、図示しない発光体(ランプ、LEDなど)の発光(点灯や点滅)により発光演出を行う電飾表示部を構成する上側枠用装飾ランプ17と、左側枠用装飾ランプ18と、右側枠用装飾ランプ19とが配置されている。各枠用装飾ランプ17,18,19は、前枠14の前面に装着される複数の発光体を、該各発光体の発する光を透過可能に成形したランプレンズ17a,18a,19aで覆って構成されている。
前枠14には、窓口15の左右上部に、各種音声を出力して音声演出を行う左スピーカ20aと、右スピーカ20bとが配置されている。左スピーカ20aと右スピーカ20bは、前枠14の裏面に装着されており、該前枠14の前面であって左スピーカ20a及び右スピーカ20bの装着部位に対応する部位には図示しない放音孔が複数形成されている。
中枠13の前面側であって前枠14の下部には、上皿16から溢れ出た遊技球を貯留する第2貯留皿としての下皿(貯留皿)21が装着されている。また、中枠13の前面側であって下皿21の右方には、遊技球を遊技盤YBに発射させる際に遊技者によって回動操作される遊技球発射用の発射ハンドル22が装着されている。また、前枠14には、下皿21の左方に、各種音声を出力して音声演出を行う下スピーカ20cが配置されている。下スピーカ20cは、中枠13に装着されている。
上皿16には、その左方側に機内部から払出される遊技球の払出口16aが設けられているとともに、遊技者の保有する遊技球を貯留する凹状の貯留通路16bが連設されており、さらに右方側に貯留通路16b内の遊技球を機内部に取り込む図示しない上皿取込口が設けられている。上皿16に貯留された遊技球は、貯留通路16bにより前記上皿取込口へ案内されるとともに該上皿取込口を介して1球ずつ機内に取り込まれ、遊技盤YBに向けて発射される。遊技盤YBに向けて発射される遊技球は、発射ハンドル22の回動量に応じて発射の強弱が設定される。また、下皿21には、上皿16から溢れ出て流下した遊技球の出口21aが設けられているとともに、遊技球を貯留する凹状の貯留部21bが遊技球の出口21aに連設されている。
次に、遊技盤YBの構成について図2にしたがって詳しく説明する。
遊技盤YBの前面には、発射ハンドル22の操作によって発射された遊技球を誘導し、かつパチンコ遊技の主体となるほぼ円形の遊技領域YH1を形成する誘導レール23が円形渦巻き状に敷設されている。この誘導レール23によって遊技盤YBには、該遊技盤YBの左下方から左上方に向かって延びる遊技球の誘導路23aが形成されるとともに、誘導レール23の内側に遊技領域YH1が形成される。また、遊技盤YBの前面であって誘導レール23の外側となる遊技領域YH1外は、パチンコ遊技に直接関与しない非遊技領域YH2とされている。
図2において、遊技盤YBの遊技領域YH1の右下方には、7セグメント型の特別図柄表示手段としての特図表示器H1が設けられている。また、遊技盤YBの遊技領域YH1には、液晶ディスプレイ型の表示手段(演出実行手段)としての可変表示器H2が配設されている。また、遊技盤YBの遊技領域YH1には、装飾部材としてのセンター役物CYが設けられている。特図表示器H1では、複数種類の図柄を変動させて表示する図柄変動ゲームが行われる。可変表示器H2では、特図表示器H1で行われる図柄変動ゲームに係わる表示演出が行われるようになっている。具体的には、可変表示器H2では、変動画像(又は画像表示)に基づく表示演出が行われるとともに、複数種類の図柄を複数列で変動させて図柄組み合わせを表示する図柄変動ゲーム(以下、図柄組み合わせゲームと示す場合がある)が行われる。
そして、図柄変動ゲームにおいて特図表示器H1では、複数種類の特別図柄(以下、「特図」と示す場合がある)を1列で変動させて特図を表示する。この特図は、大当りか否かなどの内部抽選の結果を示す報知用の図柄である。一方、図柄変動ゲームに係わる表示演出において可変表示器H2では、複数種類の飾り図柄(以下、「飾図」と示す場合がある)を複数列(本実施形態では3列)で変動させて各列毎に飾図を表示する。この飾図は、表示演出を多様化するために用いられる演出用の図柄である。
そして、特図表示器H1では、図柄変動ゲームの開始により同時に図柄の変動表示が開始され、該ゲームの終了と同時に特図が確定停止表示される。また、可変表示器H2では、図柄変動ゲームの開始により同時に飾図の変動表示が開始され、該ゲーム終了前に飾図がゆれ変動状態で一旦停止表示され、該ゲームの終了と同時に各列の飾図が確定停止表示される。「変動表示」とは、図柄を表示する表示器に定める表示領域内において表示される図柄の種類が変化している状態であり、「一旦停止表示」とは、前記表示領域内において図柄がゆれ変動状態で表示されている状態である。また、「確定停止表示」とは、前記表示領域内において図柄が確定停止している状態である。なお、特図表示器H1と可変表示器H2では、同時に図柄変動ゲームと図柄変動ゲームに係わる表示演出が開始され、同時に終了する(すなわち、同時に特図と飾図が確定停止表示される)。
本実施形態において特図表示器H1には、複数種類(本実施形態では101種類)の特図の中から、大当り抽選(大当り判定)の抽選結果に対応する1つの特図が選択され、その選択された特図が図柄変動ゲームの終了によって個別に確定停止表示される。101種類の特図は、大当りを認識し得る図柄となる100種類の大当り図柄(大当り表示結果に相当する)と、はずれを認識し得る図柄となる1種類のはずれ図柄とに分類される。なお、大当り図柄が表示された場合、遊技者には、大当り遊技が付与される。
また、本実施形態において可変表示器H2には、各列毎に[1]、[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]、[8]の8種類の数字が飾図として表示されるようになっている。そして、本実施形態において可変表示器H2は、特図表示器H1に比較して大きい表示領域で構成されるとともに、飾図は特図に比較して遥かに大きく表示されるようになっている。このため、遊技者は、可変表示器H2に停止表示された図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識できる。可変表示器H2に停止表示された全列の図柄が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ([222][777]など)から大当り遊技が付与される大当りを認識できる。この大当りを認識できる図柄組み合わせが飾図による大当りの図柄組み合わせ(大当り表示結果)となる。大当りの図柄組み合わせが確定停止表示されると、遊技者には、図柄変動ゲームの終了後に大当り遊技が付与される。一方、可変表示器H2に確定停止表示された全列の図柄が異なる種類の場合、又は1列の図柄が他の2列の図柄とは異なる種類の場合には、その図柄組み合わせ([123][122][767]など)からはずれを認識できる。このはずれを認識できる図柄組み合わせが飾図によるはずれの図柄組み合わせ(はずれ表示結果)となる。
また、本実施形態において、可変表示器H2における各列は、図柄変動ゲームが開始すると、予め定めた変動方向(縦スクロール方向)に沿って飾図が変動表示されるようになっている。そして、図柄変動ゲームが開始すると(各列の飾図が変動を開始すると)、可変表示器H2において遊技者側から見て左列(左図柄)→右列(右図柄)→中列(中図柄)の順に飾図が停止表示されるようになっている。そして、停止表示された左図柄と右図柄が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ([1↓1]など、「↓」は変動中を示す)からリーチ状態を認識できる。リーチ状態は、複数列のうち、特定列(本実施形態では左列と右列)の飾図が同一種類となって停止表示され、かつ前記特定列以外の列(本実施形態では中列)の飾図が変動表示されている状態である。このリーチ状態を認識できる図柄組み合わせが飾図によるリーチの図柄組み合わせとなる。また、本実施形態のパチンコ機10では、図柄変動ゲームの開始後、最初に飾図を停止表示させる左列が第1停止表示列になるとともに、次に飾図を停止表示させる右列が第2停止表示列になり、さらに最後に飾図を停止表示させる中列が第3停止表示列となる。
また、可変表示器H2には、特図表示器H1の表示結果に応じた図柄組み合わせが表示されるようになっている。より詳しくは、特図表示器H1に表示される特図と、可変表示器H2に表示される飾図による図柄組み合わせが対応されており、図柄変動ゲームが終了すると、特図と飾図による図柄組み合わせが対応して確定停止表示されるようになっている。例えば、特図表示器H1に大当り図柄が確定停止表示される場合には、原則として可変表示器H2にも[222]や[444]などの大当りの図柄組み合わせが確定停止表示されるようになっている。また、特図表示器H1にはずれ図柄が停止表示される場合には、可変表示器H2にも[121]や[345]などのはずれの図柄組み合わせが確定停止表示されるようになっている。なお、特図に対する飾図の図柄組み合わせは一対一とは限らず、1つの特図に対して複数の飾図による図柄組み合わせの中から1つの飾図による図柄組み合わせが選択されるようになっている。以上のように、本実施形態の可変表示器H2では、特図表示器H1における図柄変動ゲームに係わる表示演出(3列の図柄を変動表示させて図柄の組み合わせを表示させる図柄変動ゲーム)が行われるようになっている。
また、図2に示すように、センター役物CYの下方には、遊技球が入球可能な始動入賞口25が配設されている。始動入賞口25の奥方には、入球した遊技球を検知する始動口センサSE1(図3に示す)が設けられている。始動入賞口25は、遊技球の入球を契機に、図柄変動ゲームの始動条件を付与し得る。なお、本実施形態の始動入賞口25は、遊技球の入球を契機に、3球の賞球を払い出させるようになっている。
また、図2に示すように、始動入賞口25の下方には、大入賞口ソレノイドSOL1(図3に示す)の作動により開閉動作を行う大入賞口扉28を備えた大入賞口装置29(入賞手段)が配設されている。大入賞口装置29の奥方には、入球した遊技球を検知するカウントスイッチSE2が設けられている。そして、大当り遊技が生起されると、大入賞口扉28の開動作によって大入賞口装置29が開放されて遊技球が入球可能となるため、遊技者は、多数の賞球が獲得できるチャンスを得ることができる。なお、本実施形態の大入賞口装置29は、遊技球の入球を契機に、15球の賞球を払い出させるようになっている。
また、図2に示すように、特図表示器H1の下部には、保留表示器Raが配設されている。保留表示器Raは、始動入賞口25に入球し、始動保留球となって機内部(RAM30c)で記憶された始動保留球の記憶数(以下、「特図始動保留記憶数」と示す)を表示する表示器であり、保留表示器Raの表示内容によって保留されている図柄変動ゲームの回数が報知される。
特図始動保留記憶数は、始動入賞口25へ遊技球が入球すると1加算(+1)され、図柄変動ゲームが開始されることにより1減算(−1)される。そして、図柄変動ゲーム中に始動入賞口25へ遊技球が入球すると特図始動保留記憶数は更に加算(+1)されて所定の上限数(本実施形態では4)まで累積される。そして、保留表示器Raは、複数(4個)の発光手段で構成されている。例えば、1個の発光手段が点灯している場合には1回の図柄変動ゲームが保留中であることを報知している。従って、遊技者は、保留表示器Raの表示内容を見て、保留されている図柄変動ゲームの回数が減ったときには、現在図柄変動ゲームが実行されていることを認識することができる。また、可変表示器H2は、その表示領域の一部に、特図始動保留記憶数に対応する数の保留表示画像Gaを表示することにより、特図始動保留記憶数を示している。例えば、1個の保留表示画像Gaが表示されている場合には1回の図柄変動ゲームが保留中であることを報知している。なお、保留表示画像Gaの方が、保留表示器Raよりも大きく、また、目立つようにパチンコ遊技機10の中央に表示されるため、遊技者は、通常、保留表示画像Gaを見て保留されている図柄変動ゲームの回数を認識するようになっている。
次に、本実施形態のパチンコ機10に規定する大当り遊技について、説明する。
大当り遊技は、図柄変動ゲームにて特図表示器H1に大当り図柄(及び大当りの図柄組み合わせ)が停止表示されて該ゲームの終了後、開始される。大当り遊技が開始すると、最初に大当り遊技の開始を示すオープニング演出が行われる。オープニング演出終了後には、大入賞口装置29(の大入賞口扉28)が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定ラウンド数を上限(本実施形態では16ラウンド)として複数回行われる。1回のラウンド遊技は、大入賞口装置29の大入賞口扉28の開閉が所定回数行われるまでであり、1回のラウンド遊技中に大入賞口装置29は、規定個数(入球上限個数)の遊技球が入賞するまでの間、又は規定時間(ラウンド遊技時間)が経過するまでの間、開放される。また、ラウンド遊技では、ラウンド演出が行われる。そして、大当り遊技の終了を示すエンディング演出が行われ、大当り遊技は終了される。
次に、パチンコ機10の制御構成について図3に基づき説明する。
パチンコ機10の機裏側には、パチンコ機10全体を制御する主制御基板30が装着されている。主制御基板30は、パチンコ機10全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて遊技を制御するための各種の制御信号(制御コマンド)を演算処理し、該制御信号(制御コマンド)を出力する。また、機裏側には、統括制御基板31と、表示制御基板32と、ランプ制御基板33と、音声制御基板34とが装着されている。統括制御基板31は、主制御基板30が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、表示制御基板32、ランプ制御基板33及び音声制御基板34を統括的に制御する。表示制御基板32は、主制御基板30と統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、可変表示器H2の表示態様(図柄、背景、文字などの表示画像など)を制御する。また、ランプ制御基板33は主制御基板30と統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、装飾ランプ17〜19の発光態様(点灯(点滅)/消灯のタイミングなど)を制御する。また、音声制御基板34は、主制御基板30と統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、スピーカ20a〜20cの音声出力態様(音声出力のタイミングなど)を制御する。
以下、主制御基板30、統括制御基板31及び表示制御基板32について、その具体的な構成を説明する。
前記主制御基板30には、メインCPU30aが備えられている。該メインCPU30aには、ROM30b及びRAM30cが接続されている。メインCPU30aには、始動口センサSE1と、カウントスイッチSE2等が接続されている。また、メインCPU30aには、特図表示器H1と、保留表示器Raが接続されている。また、メインCPU30aには、大入賞口ソレノイドSOL1が接続されている。また、メインCPU30aは、各種制御プログラムを実行すると共に、当り判定用乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値をRAM30cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。
ROM30bには、パチンコ機10全体を制御するためのメイン制御プログラムが記憶されている。また、ROM30bには、複数種類の変動パターンが記憶されている。変動パターンは、図柄(特図及び飾図)が変動を開始(図柄変動ゲームが開始)してから図柄が停止表示(図柄変動ゲームが終了)される迄の間の遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)のベースとなるパターンを示すものである。すなわち、変動パターンは、特図が変動開始してから特図が確定停止表示されるまでの間の図柄変動ゲームの演出内容及び演出時間(変動時間)を特定することができる。
変動パターンは、図4に示すように、大当り抽選に当選し、大当り遊技が付与される際に選択される大当り演出用の変動パターンP1〜P4と、リーチを形成し、リーチ演出が行われた後に最終的にはずれとするはずれリーチ演出用の変動パターンP5〜P8と、リーチを形成せずにはずれとするはずれ演出用の変動パターンP9〜P11とがある。
なお、大当り演出は、図柄変動ゲームが、リーチ演出を経て、最終的に大当りの図柄組み合わせを確定停止表示させるように展開される演出である。はずれリーチ演出は、図柄変動ゲームが、リーチ演出を経て、最終的にはずれの図柄組み合わせを確定停止表示させるように展開される演出である。はずれ演出は、図柄変動ゲームが、リーチ演出を経ることなく最終的にはずれの図柄組み合わせを確定停止表示させるように展開される演出である。リーチ演出は、可変表示器H2の飾り図柄による図柄変動ゲームにおいて、リーチの図柄組み合わせが形成されてから、大当りの図柄組み合わせ、又ははずれの図柄組み合わせが導出される迄の間に行われる演出である。
以下、各変動パターンP1〜P11について詳しく図4に基づき説明する。
大当り演出用の変動パターンP1〜P4に基づき図柄変動ゲームが行われた場合、特図表示器H1及び可変表示器H2において、夫々に大当りを認識できる大当り図柄及び大当りの図柄組み合わせが最終的に表示されるようになっている。また、はずれリーチ演出用の変動パターンP5〜P8に基づき図柄変動ゲームが行われると、特図表示器H1及び可変表示器H2において、夫々にはずれ図柄及びはずれ(はずれリーチ)の図柄組み合わせが最終的に表示されるようになっている。そして、はずれ演出用の変動パターンP9〜P11に基づき図柄変動ゲームが行われると、特図表示器H1及び可変表示器H2において、通常変動後、夫々にはずれ図柄及びはずれの図柄組み合わせが最終的に表示されるようになっている。
なお、図柄変動ゲームにて、リーチ演出が行われる場合、変動パターンにより特定される演出時間が長いほど大当り信頼度が高くなるように設定されている。すなわち、メインCPU30aは、大当り遊技の付与が決定された場合、演出時間が短い変動パターンよりも長い変動パターンを決定しやすくなっている。一方、メインCPU30aは、大当り判定の判定結果が否定であって、リーチ判定の判定結果が肯定の場合、演出時間が長い変動パターンよりも短い変動パターンを決定しやすくなっている。従って、メインCPU30aは、大当り演出用の変動パターンP1〜P4のうち、変動時間が長い変動パターンほど(本実施形態では、P1<P2<P3<P4の順番)決定しやすくなっている。一方、メインCPU30aは、はずれリーチ演出用の変動パターンP5〜P8のうち、変動時間が長い変動パターンほど(本実施形態では、P5<P6<P7<P8の順番)決定しにくくなっている。
また、ROM30bには、大当り判定値が記憶されている。大当り判定値は、大当りか否かの内部抽選で用いる判定値であり、当り判定用乱数の取り得る数値(0〜1548までの全1549通りの整数)の中から定められている。また、RAM30cには、大当り決定時に大当り図柄となる特図の種類を決定する際に用いる特図振分乱数が記憶されている。各特図には、この特図振分乱数が所定個数(本実施形態では1個)ずつ振り分けられており、メインCPU30aは、大当りの決定時(大当り判定が肯定となった場合)、取得した特図振分乱数に基づき大当り図柄を決定する。この特図振分乱数は、予め定められた数値範囲内(本実施形態では、「0」〜「99」の全100通りの整数)の数値を取り得るように、メインCPU30aが所定の周期毎(4ms毎)に数値を1加算して更新するようになっている。そして、メインCPU30aは、更新後の値を特図振分乱数の値としてRAM30cに記憶し、既に記憶されている特図振分乱数の値を書き換えることで特図振分乱数の値を順次更新するようになっている。本実施形態において、特図振分乱数は、始動入賞口25へ遊技球が入賞したことを契機に取得する。
また、RAM30cには、大当り判定がはずれた場合に、リーチ演出を実行させるか否かを判定する際に用いるリーチ判定用乱数が記憶されている。リーチ判定用乱数は、予め定められた数値範囲内(本実施形態では、0〜240の全241通りの整数)の数値を取り得るように、メインCPU30aが所定の周期毎(4ms毎)に数値を1加算して更新するようになっている。そして、メインCPU30aは、更新後の値をリーチ判定用乱数の値としてRAM30cに記憶し、既に記憶されているリーチ判定用乱数の値を書き換えることでリーチ判定用乱数の値を順次更新するようになっている。本実施形態において、リーチ判定用乱数は、始動入賞口25へ遊技球が入賞したことを契機に取得するようになっている。また、ROM30bには、リーチ判定値が記憶されている。リーチ判定値は、図柄変動ゲームがはずれとなる場合に、リーチ演出を実行させるか否かのリーチ抽選(リーチ判定)で用いる判定値であり、リーチ判定用乱数の取り得る数値(0〜240までの全241通りの整数)の中から定められている。
次に、図3に基づき統括制御基板31について説明する。
統括制御基板31には、統括CPU31aが備えられている。該統括CPU31aには、ROM31b及びRAM31cが接続されている。また、統括CPU31aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値をRAM31cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。また、ROM31bには、表示制御基板32、ランプ制御基板33及び音声制御基板34を統括的に制御するための統括制御プログラムが記憶されている。統括CPU31aは、各種制御コマンドを入力すると、当該統括制御プログラムに基づき各種制御を実行する。
次に、図3に基づき表示制御基板32について説明する。
表示制御基板32には、サブCPU32aが備えられている。該サブCPU32aには、ROM32b及びRAM32cが接続されている。また、表示制御基板32(サブCPU32a)には、可変表示器H2が接続されている。ROM32bには、可変表示器H2の表示内容を制御するための表示制御プログラムが記憶されている。また、ROM32bには、各種の画像データ(図柄、各種背景画像、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。また、RAM32cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶(設定)されるようになっている。
次に、メインCPU30aが、メイン制御プログラムに基づき実行する特別図柄入力処理や特別図柄開始処理などの各種処理について説明する。最初に、特別図柄入力処理を図5に従って説明する。
メインCPU30aは、始動入賞口25に遊技球が入球したか否かを判定する(ステップS1)。すなわち、ステップS1においてメインCPU30aは、始動口センサSE1が遊技球を検知した時に出力する検知信号を入力したか否かを判定する。ステップS1の判定結果が否定の場合、メインCPU30aは、特別図柄入力処理を終了する。ステップS1の判定結果が肯定の場合、メインCPU30aは、RAM30cに記憶されている特図始動保留記憶数が上限数の4未満であるか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2の判定結果が否定(特図始動保留記憶数=4)の場合、メインCPU30aは、特別図柄入力処理を終了する。
ステップS2の判定結果が肯定(特図始動保留記憶数<4)の場合、メインCPU30aは、特図始動保留記憶数を+1(1加算)し、特図始動保留記憶数を書き換える(ステップS3)。このとき、メインCPU30aは、1加算後の特図始動保留記憶数を指定する保留コマンドを出力する。また、メインCPU30aは、1加算後の特図始動保留記憶数を表すように保留表示器Raの表示内容を変更させる。続いて、メインCPU30aは、当り判定用乱数の値と、リーチ判定用乱数の値と、特図振分乱数の値をRAM30cから読み出して取得し、該値を特図始動保留記憶数に対応付けられたRAM30cの所定の記憶領域に設定し(ステップS4)、特別図柄入力処理を終了する。
次に、特別図柄開始処理について図6に基づき説明する。メインCPU30aは、特別図柄入力処理終了後、特別図柄開始処理を実行するようになっている。
メインCPU30aは、まず、図柄(特図及び飾図)が変動表示中であるか否か、及び大当り遊技中であるか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11の判定結果が肯定の場合、メインCPU30aは、特別図柄開始処理を終了する。一方、ステップS11の判定結果が否定の場合、メインCPU30aは、特図始動保留記憶数を読み出し(ステップS12)、特図始動保留記憶数が「0」よりも大きいか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13の判定結果が否定の場合(特図始動保留記憶数=0の場合)、特別図柄開始処理を終了する。
一方、ステップS13の判定結果が肯定の場合(特図始動保留記憶数>0の場合)、メインCPU30aは、特図始動保留記憶数の数を「1」減算(−1)する(ステップS14)。そして、メインCPU30aは、当該特図始動保留記憶数に対応付けられてRAM30cの所定の記憶領域に記憶されている当り判定用乱数、リーチ判定用乱数及び特図振分乱数の各値を取得する(ステップS15)。
より詳しくは、メインCPU30aは、最も早く記憶した特図始動保留記憶数「1」に対応付けられた記憶領域に記憶されている乱数を読み出す。また、メインCPU30aは、乱数を読み出した後、特図始動保留記憶数「2」に対応付けられた記憶領域に記憶されている乱数を特図始動保留記憶数「1」に対応付けられた記憶領域に記憶する。同様に、メインCPU30aは、特図始動保留記憶数「3」に対応付けられた記憶領域に記憶されている乱数を特図始動保留記憶数「2」に対応付けられた記憶領域に記憶する。同様に、メインCPU30aは、特図始動保留記憶数「4」に対応付けられた記憶領域に記憶されている乱数を特図始動保留記憶数「3」に対応付けられた記憶領域に記憶する。また、メインCPU30aは、特図始動保留記憶数を1減算した際、1減算後の特図始動保留記憶数を指定する保留コマンドを出力する。また、メインCPU30aは、1減算後の特図始動保留記憶数を表すように保留表示器Raの表示内容を変更させる。
次に、メインCPU30aは、取得した当り判定用乱数の値がROM30bに記憶されている大当り判定値と一致するか否かを判定して大当り判定(大当り抽選)を行う(ステップS16)。ステップS16の判定結果が肯定の場合(大当りの場合)、メインCPU30aは、大当りの変動であることを示す大当りフラグに[1]を設定する(ステップS17)。そして、メインCPU30aは、取得した特図振分乱数の値に基づき、特図による大当り図柄の中から特図表示器H1にて確定停止表示される最終停止図柄を決定する(ステップS18)。その後、メインCPU30aは、決定した最終停止図柄から大当り遊技の種類を特定し、大当り演出用の変動パターンP1〜P4の中から変動パターンを決定する(ステップS19)。
変動パターン及び最終停止図柄を決定したメインCPU30aは、統括制御基板31(統括CPU31a)に対し、出力処理にて所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する等、図柄変動ゲームに関する各種処理を実行する(ステップS20)。具体的に言えば、メインCPU30aは、決定された変動パターンを指定すると共に図柄変動の開始を指示する変動パターン指定コマンドを出力する。同時に、メインCPU30aは、特図を変動開始させるように特図表示器H1の表示内容を制御する。また、同時に、メインCPU30aは、図柄変動ゲームの演出時間の計測を開始する。また、メインCPU30aは、最終停止図柄を指定する特別図柄指定コマンドを出力する。そして、メインCPU30aは、特別図柄開始処理を終了する。その後、特別図柄開始処理とは別の処理で、メインCPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、決定した最終停止図柄を表示させるように特図表示器H1の表示内容を制御する。また、メインCPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、飾図の変動停止を指示し、図柄組み合わせを確定停止表示させるための全図柄停止コマンドを出力する。
一方、ステップS16の大当り判定の判定結果が否定の場合(大当りでない場合)、メインCPU30aは、リーチ演出を実行させるか否かを判定するリーチ判定を行う(ステップS21)。本実施形態では、メインCPU30aは、ステップS21の処理時においてRAM30cから取得したリーチ判定用乱数が、リーチ判定値に一致するか否かにより当選判定を行う。
そして、ステップS21の判定結果が肯定の場合(リーチ演出を行う場合)、メインCPU30aは、はずれ図柄を特図表示器H1にて確定停止表示される最終停止図柄として決定する(ステップS22)。次に、メインCPU30aは、はずれリーチ演出用の変動パターンP5〜P8の中から変動パターンを決定する(ステップS23)。そして、変動パターン及び最終停止図柄を決定したメインCPU30aは、ステップS20の処理に移行し、統括制御基板31(統括CPU31a)に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する等、図柄変動ゲームに関する各種処理を実行する。その後、メインCPU30aは、特別図柄開始処理を終了する。なお、特別図柄開始処理とは別の処理で、メインCPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、決定した最終停止図柄を表示させるように特図表示器H1の表示内容を制御する。また、メインCPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、飾図の変動停止を指示し、図柄組み合わせを確定停止表示させるための全図柄停止コマンドを出力する。
一方、ステップS21の判定結果が否定の場合(リーチ演出を行わない場合)、メインCPU30aは、はずれ図柄を特図表示器H1にて確定停止表示される最終停止図柄として決定する(ステップS24)。次に、メインCPU30aは、はずれ演出用の変動パターンP9〜P11の中から変動パターンを決定する(ステップS25)。このとき、保留記憶数に応じて、メインCPU30aにより決定される変動パターンが異なるようになっている。
具体的には、メインCPU30aは、特図始動保留記憶数が「0」「1」である場合、変動時間が12秒のはずれ演出用の変動パターンP9を決定する。同様に、メインCPU30aは、特図始動保留記憶数が「2」である場合、変動時間が6秒のはずれ演出用の変動パターンP10を決定する。また、メインCPU30aは、特図始動保留記憶数が「3」である場合、変動時間が3秒のはずれ演出用の変動パターンP11を決定する。このように、保留されている図柄変動ゲームが多いほど、変動時間が短い変動パターンが決定される。このため、保留されている図柄変動ゲームが多いほど、保留されている図柄変動ゲームを素早く実行させることができる。その一方、保留されている図柄変動ゲームが少ないほど、変動時間が長い変動パターンが決定される。このため、特図始動保留記憶数の数が少ないときには、変動時間を長くして遊技球が入賞する時間を稼ぎ、図柄変動ゲームが途切れないようにすることができる。
そして、変動パターン及び最終停止図柄を決定したメインCPU30aは、ステップS20の処理に移行し、統括制御基板31(統括CPU31a)に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する等、図柄変動ゲームに関する各種処理を実行する。その後、メインCPU30aは、特別図柄開始処理を終了する。なお、特別図柄開始処理とは別の処理で、メインCPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、決定した最終停止図柄を表示させるように特図表示器H1の表示内容を制御する。また、メインCPU30aは、前記指定した変動パターンに定められている演出時間に基づいて、飾図の変動停止を指示し、図柄組み合わせを確定停止表示させるための全図柄停止コマンドを出力する。
そして、メインCPU30aは、大当りを決定した場合(大当りフラグに[1]が設定された場合)、決定した変動パターンに基づく図柄変動ゲームの終了後、最終停止図柄に基づき特定された種類の大当り遊技の制御を開始し、統括制御基板31(統括CPU31a)に対し、所定の制御コマンドを所定のタイミングで出力する。以下、大当り遊技が付与されるときに、メインCPU30aが実行する制御内容について説明する。
メインCPU30aは、図柄変動ゲームが終了すると、オープニングコマンドを出力させるように設定するとともに、オープニング時間(10秒)の計測を開始する。次に、メインCPU30aは、オープニング時間が経過すると、1ラウンド目のラウンド遊技を開始させるべく1ラウンド目に対応するラウンドコマンドを出力するとともに、ラウンド遊技時間(max25秒)の計測を開始し、さらに開放信号を出力する。これにより、パチンコ機10では、1ラウンド目のラウンド遊技の開始に伴って大入賞口装置29の大入賞口扉28が開放される。そして、メインCPU30aは、1ラウンド目のラウンド遊技において終了条件が満たされると、閉鎖信号を出力する。これにより、パチンコ遊技機10では、1ラウンド目のラウンド遊技の終了に伴って大入賞口装置29の大入賞口扉28が閉鎖される。
1ラウンド目のラウンド遊技を終了させたメインCPU30aは、2ラウンド目のラウンド遊技を開始させるために、1ラウンド目と2ラウンド目の間に設定されるラウンド間インターバルのインターバル時間(2.0秒)の経過後に、2ラウンド目に対応するラウンドコマンドを出力する。そして、メインCPU30aは、2ラウンド目のラウンド遊技で終了条件が満たされると、同様に2ラウンド目のラウンド遊技を終了する。以降同様に、メインCPU30aは、3ラウンド目〜16ラウンド目のラウンド遊技を制御する。そして、メインCPU30aは、16ラウンド目のラウンド遊技が終了すると、インターバル時間(2.0秒)の経過後にエンディングコマンドを出力するとともに、エンディング時間(8秒)の計測を開始する。そして、メインCPU30aは、エンディング時間の経過後、大当り遊技を終了させる。
そして、本実施形態のメインCPU30aは、大当り判定を行う大当り判定手段となる。また、メインCPU30aが、変動パターンを決定する変動パターン決定手段となる。
次に、統括制御基板31の統括CPU31aが統括制御プログラムに基づき実行する各種処理について説明する。メインCPU30aから所定の制御コマンドを所定のタイミングで入力すると、統括CPU31aは、それに応じて各種処理を実行する。
例えば、統括CPU31aは、保留コマンドを入力すると、当該保留コマンドを出力処理にて出力させるようにRAM31cに設定する。また、統括CPU31aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、当該変動パターン指定コマンドを各制御基板32〜34に対して出力処理にて出力するためにRAM31cに設定する。また、統括CPU31aは、変動パターン指定コマンド及び特別図柄指定コマンドを入力すると、当該変動パターン指定コマンドにより指定された変動パターン及び特別図柄指定コマンドにより指定された最終停止図柄に基づき、可変表示器H2に確定停止表示させる飾り図柄による図柄組み合わせを決定するようになっている。また、統括CPU31aは、全図柄停止コマンドを入力すると、表示制御基板32に全図柄停止コマンドを出力処理にて出力するためにRAM31cに設定する。また、統括CPU31aは、オープニングコマンド、ラウンドコマンド及びエンディングコマンドを入力すると、各制御基板32〜34にオープニングコマンド、ラウンドコマンド及びエンディングコマンドをそれぞれ出力処理にて出力するためにRAM31cに設定する。そして、統括CPU31aは、出力処理を実行すると、RAM31cに設定された各種制御コマンドを所定の順序で各制御基板32〜34に出力するようになっている。
ここで、図柄変動ゲーム終了時に、可変表示器H2に確定停止表示させる飾り図柄による図柄組み合わせを決定するための処理について詳しく説明する。本実施形態の統括CPU31aは、特別図柄指定コマンドにより指定された最終停止図柄及び変動パターンに基づき、図柄変動ゲーム終了時、可変表示器H2に確定停止表示させる飾図の図柄組み合わせを決定するようになっている。
具体的には、統括CPU31aは、特別図柄指定コマンドにより指定された最終停止図柄が大当り図柄の場合、飾図の図柄組み合わせとして、大当りの図柄組み合わせを決定する。また、統括CPU31aは、指定された最終停止図柄が、はずれ図柄の場合であって、はずれリーチ演出用の変動パターンP5〜P8が指定された場合、飾図の図柄組み合わせとして、はずれリーチの図柄組み合わせを決定する。また、統括CPU31aは、指定された最終停止図柄が、はずれ図柄の場合であって、はずれ演出用の変動パターンP9〜P11が指定された場合、飾図の図柄組み合わせとして、はずれの図柄組み合わせを決定する。そして、以上のように、統括CPU31aは、飾図の図柄組み合わせを決定すると、飾図の図柄組み合わせを指定する飾図指定コマンドを出力処理にて出力するためにRAM31cに設定する。
次に、表示制御基板32のサブCPU32aが表示制御プログラムに基づき実行する各種処理について説明する。
サブCPU32aは、統括制御基板31(統括CPU31a)から制御コマンドを入力すると、表示制御プログラムに基づき、入力した制御コマンドに応じた制御を行う。具体的には、サブCPU32aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、変動パターン指定コマンドにて指定された変動パターンに基づき、飾り図柄を変動表示させて図柄組み合わせゲームを開始させるように可変表示器H2の表示内容を制御する。そして、サブCPU32aは、全図柄停止コマンドを入力すると、飾図指定コマンドにより指定された図柄組み合わせを可変表示器H2に表示させるように制御する。また、サブCPU32aは、保留コマンドを入力すると、当該保留コマンドにて指定された特図始動保留記憶数に応じた数の保留表示画像を表示させるように可変表示器H2の表示内容を制御する。
また、サブCPU32aは、オープニングコマンドを入力すると、オープニング演出を実行させるように可変表示器H2の表示内容を制御する。また、サブCPU32aは、ラウンドコマンドを入力すると、ラウンド演出を実行させるように可変表示器H2の表示内容を制御する。また、サブCPU32aは、エンディングコマンドを入力すると、エンディング演出を実行させるように可変表示器H2の表示内容を制御する。これにより、可変表示器H2では、オープニング演出、ラウンド演出、エンディング演出がそれぞれ実行される。
そして、本実施形態では、1回の図柄変動ゲームにおいて、飾り図柄が予め決められた表示態様で表示される変動サイクルを複数回、連続して実行し、当該変動サイクルの実行回数によって大当り図柄が確定停止表示される可能性を示唆する連続予告演出が実行可能に構成されている。また、本実施形態では、連続予告演出として、第1の連続予告演出と、第2の連続予告演出の2種類存在している。第1の連続予告演出では、飾り図柄の変動表示開始から図柄の一旦停止表示までを1回とする通常の変動サイクルが複数回実行されるようになっている。また、第2の連続予告演出では、少なくとも1列の飾り図柄(本実施形態では左右列の飾り図柄)を高速変動表示させてから低速変動表示させるまでを1回とする特殊な変動サイクルが複数回実行されるようになっている。本実施形態において、高速変動表示されている飾り図柄の変動速度は、通常の変動サイクルにおいて飾り図柄が変動表示される際の変動速度と同程度であり、変動中の飾り図柄の種類が認識しにくい程度の速度となっている。一方、低速変動表示されている飾り図柄の変動速度は、高速変動表示されている飾り図柄の変動速度よりは低く設定されており、変動中の飾り図柄の種類が認識できる程度の速度となっている。以下、連続予告演出を実行させるための処理及び構成について詳しく説明する。
連続予告演出が実行されるか否か、及び連続予告演出が実行される場合の変動サイクルの回数は、すべて変動パターンによって特定することができる。例えば、図4に示すように、大当り演出用の変動パターンP1〜P4のうち変動パターンP2〜P4には、演出内容に連続予告演出が含まれている。また、変動パターンP2は、変動サイクルが2回であることを特定することができる。また、変動パターンP3は、変動サイクルが3回であることを特定することができる。また、変動パターンP4は、変動サイクルが4回であることを特定することができる。なお、大当り演出用の変動パターンP2〜P4に基づく図柄変動ゲームでは、最終回の変動サイクルの演出内容が変動パターンP2〜P4に基づいて特定できるように構成されている。具体的には、大当り演出用の変動パターンP2〜P4に基づく図柄変動ゲームでは、最終回の変動サイクルにおいて、リーチ演出を経て大当り図柄が確定停止表示されるようになっている。また、大当り演出用の変動パターンP2〜P4に基づく図柄変動ゲームでは、最終回以外の変動サイクルの演出時間は、はずれ演出用の変動パターンP9により特定される演出時間と同一となっている。
同様に、はずれリーチ演出用の変動パターンP5〜P8のうち変動パターンP6〜P8には、演出内容に連続予告演出が含まれている。また、変動パターンP6は、変動サイクルが2回であることを特定することができる。また、変動パターンP7は、変動サイクルが3回であることを特定することができる。また、変動パターンP8は、変動サイクルが4回であることを特定することができる。なお、はずれリーチ演出用の変動パターンP6〜P8に基づく図柄変動ゲームでは、最終回の変動サイクルの演出内容が変動パターンP6〜P8に基づいて特定できるように構成されている。具体的には、はずれリーチ演出用の変動パターンP6〜P8に基づく図柄変動ゲームでは、最終回の変動サイクルにおいて、リーチ演出を経てはずれ図柄が確定停止表示されるようになっている。また、はずれリーチ演出用の変動パターンP6〜P8に基づく図柄変動ゲームでは、最終回以外の変動サイクルの演出時間は、はずれ演出用の変動パターンP9により特定される演出時間と同一となっている。
また、本実施形態において連続予告演出が実行される場合、変動サイクルが多ければ多いほど大当りとなる可能性が高くなるように変動パターン振分用乱数が各変動パターンに振り分けられている。すなわち、連続予告演出が実行される大当り演出用の変動パターンP2〜P4では、変動サイクルが多い(演出時間が長い)変動パターンP4の方が、変動サイクルが少ない(演出時間が短い)変動パターンP2,P3よりも振り分けられた変動パターン振分用乱数の個数が多くなっている。また、連続予告演出が実行されるはずれリーチ演出用又ははずれ演出用の変動パターンP6〜P8では、変動サイクルが多い(演出時間が長い)変動パターンP8の方が、変動サイクルが少ない(演出時間が短い)変動パターンP6,P7よりも振り分けられた変動パターン振分用乱数の個数が少なくなっている。すなわち、大当りとなる場合には、変動サイクルの数が多い変動パターンが決定されやすくなっている一方、はずれとなる場合には、変動サイクルが少ない変動パターンが決定されやすくなっている。
次に、連続予告演出を実行させるための処理について説明する。
メインCPU30aは、前述したとおり、図柄変動ゲームの実行に係わる処理において変動パターンを決定し、決定した変動パターンを指定する変動パターン指定コマンドを出力する。また、統括CPU31aは、入力した変動パターン指定コマンドを表示制御基板32に出力する。そして、表示制御基板32のサブCPU32aは、連続予告演出を演出内容に含む変動パターンを指定する変動パターン指定コマンドを入力すると、連続予告演出実行処理を実行する。
まず、サブCPU32aは、変動パターンP2〜P4,P6〜P8が指定されると、実行させる連続予告演出の種類を決定する。すなわち、サブCPU32aは、通常の変動サイクルが実行される第1の連続予告演出を実行させるか、特殊な変動サイクルが実行される第2の連続予告演出を実行させるかを乱数抽選により決定する。
第1の連続予告演出を決定した場合、サブCPU32aは、次に、最終回以外の変動サイクルの変動内容及び変動サイクルの回数を特定する予告パターンを決定する。本実施形態において、第1の連続予告演出を決定した場合、サブCPU32aは、最終回以外の変動サイクルの変動内容として通常の変動サイクルを実行させる予告パターンYP11〜YP13の中から予告パターンを決定する。具体的には、指定された変動パターンに基づき変動サイクルの回数が2回であると判定した場合(変動パターンP2,P6である場合)、サブCPU32aは、通常の変動サイクルを1回実行させる予告パターンYP11を決定する。なお、2回目(最終回)の変動サイクルの変動内容は、指定された変動パターンP2,P6により特定されるようになっている。また、指定された変動パターンに基づき変動サイクルの回数が3回であると判定した場合(変動パターンP3,P7である場合)、サブCPU32aは、通常の変動サイクルを2回実行させる予告パターンYP12を決定する。なお、3回目(最終回)の変動サイクルの変動内容は、指定された変動パターンP3,P7により特定されるようになっている。同様に、指定された変動パターンに基づき変動サイクルの回数が4回であると判定した場合(変動パターンP4,P8である場合)、サブCPU32aは、通常の変動サイクルを3回実行させる予告パターンYP13を決定する。なお、4回目(最終回)の変動サイクルの変動内容は、指定された変動パターンP4,P8により特定されるようになっている。
そして、サブCPU32aは、図柄変動ゲームが開始すると、決定した予告パターン及び変動パターンに基づき、各変動サイクルを実行させるように可変表示器H2の表示内容を制御する。具体的には、サブCPU32aは、予告パターンYP11〜YP13が決定された場合、予告パターンYP11〜YP13によって決定された回数分の通常の変動サイクルを実行させる。また、サブCPU32aは、最終回以外の変動サイクル終了時に、飾り図柄によるはずれの図柄組み合わせを決定し、当該はずれの図柄組み合わせを一旦停止表示させるようになっている。これにより、可変表示器H2は、飾り図柄を変動表示させた後、予め決められた演出時間経過後(本実施形態では、12秒)、決定されたはずれの図柄組み合わせを一旦停止表示する通常の変動サイクルを決定された予告パターンに特定された回数だけ実行する。
予告パターンYP11〜YP13により特定される回数の通常の変動サイクルが実行されると、サブCPU32aは、指定された変動パターンに基づき、最終回の変動サイクルを実行させるように可変表示器H2の表示内容を制御する。これにより、可変表示器H2は、変動パターンP2〜P4に基づいて図柄変動ゲームが実行されている場合には、最終回の変動サイクルにおいて、リーチ演出を経て、入力された飾図指定コマンドにより指定された大当りの図柄組み合わせを確定停止表示する。一方、可変表示器H2は、変動パターンP6〜P8に基づいて図柄変動ゲームが実行されている場合には、最終回の変動サイクルにおいて、リーチ演出を経て、入力された飾図指定コマンドにより指定されたはずれリーチの図柄組み合わせを確定停止表示する。
一方、変動パターンP2〜P4,P6〜P8が指定されたときに、サブCPU32aが第2の連続予告演出を実行させると決定した場合、サブCPU32aは、次に、最終回以外の変動サイクルの変動内容及び変動サイクルの回数を特定する予告パターンを決定する。
本実施形態において、第2の連続予告演出を決定した場合、サブCPU32aは、最終回以外の変動サイクルの変動内容として特殊な変動サイクルを実行させる予告パターンYP21〜YP23の中から予告パターンを決定する。具体的には、指定された変動パターンに基づき変動サイクルの回数が2回であると判定した場合(変動パターンP2,P6である場合)、サブCPU32aは、特殊な変動サイクルを1回実行させる予告パターンYP21を決定する。なお、2回目(最終回)の変動サイクルの変動内容は、指定された変動パターンP2,P6により特定されるようになっている。また、指定された変動パターンに基づき変動サイクルの回数が3回であると判定した場合(変動パターンP3,P7である場合)、サブCPU32aは、特殊な変動サイクルを2回実行させる予告パターンYP22を決定する。なお、3回目(最終回)の変動サイクルの変動内容は、指定された変動パターンP3,P7により特定されるようになっている。同様に、指定された変動パターンに基づき変動サイクルの回数が4回であると判定した場合(変動パターンP4,P8である場合)、サブCPU32aは、特殊な変動サイクルを3回実行させる予告パターンYP23を決定する。なお、4回目(最終回)の変動サイクルの変動内容は、指定された変動パターンP4,P8により特定されるようになっている。
また、第2の連続予告演出の実行を決定した場合、サブCPU32aは、飾り図柄を低速変動表示させたとき、表示領域内の左右列において、同じ種類の飾り図柄を1秒間低速変動表示させるリーチ示唆演出を実行させるか否かを乱数抽選により決定する。なお、大当り演出用の変動パターンP2〜P4が指定された場合には、はずれリーチ演出用の変動パターンP6〜P8が指定された場合よりも高確率でリーチ示唆演出を実行させるようになっている。
リーチ示唆演出を実行させると決定した場合、サブCPU32aは、予告パターンに基づき、特殊な変動サイクルが何回実行されるかを特定し、特定した変動サイクルのうち何回目以降の変動サイクルからリーチ示唆演出を実行させるかを決定する。本実施形態では、ある特殊な変動サイクルにて、リーチ示唆演出が実行された場合には、それ以降に実行される特殊な変動サイクルでは、全てリーチ示唆演出が実行されるようになっている。
そして、サブCPU32aは、図柄変動ゲームが開始すると、決定した予告パターン及び変動パターンに基づき、各変動サイクルを実行させるように可変表示器H2の表示内容を制御する。具体的には、サブCPU32aは、予告パターンYP21〜YP23が決定された場合、決定された予告パターンYP21〜YP23により特定される回数分の特殊な変動サイクルを実行させる。これにより、可変表示器H2は、左右列の飾り図柄を予め決められた時間の間(本実施形態では、10秒)、高速変動表示した後に、左右列の飾り図柄を予め決められた時間の間(本実施形態では、2秒)、低速変動表示する特殊な変動サイクルを決定された予告パターンYP21〜YP23に応じて実行する。その一方で、可変表示器H2は、中列の飾り図柄を特殊な変動サイクル中(本実施形態では、12秒)、一定の速度で高速変動表示し続ける。なお、サブCPU32aは、第2の連続予告演出を実行させる場合、初回以外の変動サイクル開始時において、所定の表示画像を表示させるように可変表示器H2の表示内容を制御する。本実施形態では、所定の表示画像として画面全体をブラックアウトさせる(画面全体に黒一色を表示する)ようになっている。これにより、可変表示器H2は、初回以外の変動サイクル開始時に、ブラックアウトさせるようになっている。
また、サブCPU32aは、リーチ示唆演出を実行させる特殊な変動サイクルにおいて、飾り図柄の高速変動表示を10秒間実行させた後、飾り図柄指定コマンドにより指定された左右列の飾り図柄が表示領域内に表示されるように左右列の飾り図柄の変動表示速度を調整して低速変動表示させる。これにより、可変表示器H2は、リーチ示唆演出を実行させる特殊な変動サイクルでは、飾り図柄を高速変動表示させて10秒経過した後、左右列の飾り図柄の変動速度を調整して表示領域内に同じ種類の飾り図柄が左右列に表示されるようにした後、左右列の飾り図柄を低速変動表示する。
そして、予告パターンYP21〜YP23により特定される回数の特殊な変動サイクルが実行されると、サブCPU32aは、変動パターンに基づき、最終回の変動サイクルを実行させるように可変表示器H2の表示内容を制御する。これにより、可変表示器H2は、変動パターンP2〜P4に基づいて図柄変動ゲームが実行されている場合には、最終回の変動サイクルにおいて、リーチ演出を経て、入力された飾図指定コマンドにより指定された大当りの図柄組み合わせを確定停止表示する。一方、可変表示器H2は、変動パターンP6〜P8に基づいて図柄変動ゲームが実行されている場合には、最終回の変動サイクルにおいて、リーチ演出を経て、入力された飾図指定コマンドにより指定されたはずれリーチの図柄組み合わせを確定停止表示する。
以下、連続予告演出が実行された際の具体的な演出態様について図7〜図9に基づき、説明する。まず、図7に基づき第1の連続予告演出が実行されたときについて説明する。なお、図7〜図9では、高速変動表示を太い矢印(↓)で図示し、低速変動表示を細い矢印(↓)で図示するようになっている。
そして、図7では、大当り演出用の変動パターンP4に基づき図柄変動ゲームが実行されるようになっている。また、図7では、予告パターンYP13に基づき連続予告演出の演出内容が決定されるようになっている。
可変表示器H2は、図柄変動ゲームが開始されると、全列の飾り図柄を変動表示する(図7(a))。そして、可変表示器H2は、予め決められた変動時間経過後(12秒後)、リーチ演出を経ずに、全列の飾り図柄を一旦停止表示することにより、はずれの図柄組み合わせを一旦停止表示する(図7(b))。このように、1回目の通常の変動サイクルでは、はずれ演出用の変動パターンP9に基づく図柄変動ゲームの演出内容と同じである。このため、遊技者は、この段階では、大当りの期待感をあまり持つことができない。
そして、予告パターンYP13に基づき実行されることからはずれの図柄組み合わせが一旦停止表示した後、可変表示器H2は、全列の飾り図柄を再び変動表示し、2回目の通常の変動サイクルを開始する(図7(c))。これにより、遊技者を驚かし、第1の連続予告演出であることが遊技者により認識される。そして、遊技者に、何回変動サイクルが実行されるかについて注目させることができる。
そして、可変表示器H2は、1回目の通常変動サイクルと同様にして、2回目の通常の変動サイクル及び3回目の通常の変動サイクルを実行する(図7(d)〜図7(f))。3回目の通常の変動サイクル終了後、可変表示器H2は、変動パターンP4に基づき、全列の飾り図柄を再び変動表示し、最終回(4回目)の変動サイクルを開始する(図7(g))。そして、可変表示器H2は、変動パターンP4に基づき、リーチ演出を実行して、全図柄停止コマンドの入力に応じて大当り図柄を確定停止表示する(図7(h))。
次に、図8、図9に基づき第2の連続予告演出が実行されたときについて説明する。図8、図9では、大当り演出用の変動パターンP4に基づき図柄変動ゲームが実行されるようになっている。また、図8、図9では、予告パターンYP23に基づき連続予告演出の演出内容が決定されるようになっている。また、図8、図9では、2回目の変動サイクルからリーチ示唆演出が実行されるようになっている。
可変表示器H2は、変動パターンP4及び予告パターンYP23に基づき、図柄変動ゲームが開始されると、全列の飾り図柄を高速変動表示する(図8(a))。すなわち、可変表示器H2は、通常の変動サイクルにおける飾り図柄の変動速度と同じ速さで全列の飾り図柄を変動表示する。そして、可変表示器H2は、予告パターンYP23に基づき、予め決められた変動時間経過後(10秒後)、中列の飾り図柄の変動速度を維持しつつ、左右列の飾り図柄を低速変動表示する(図8(b))。可変表示器H2は、予告パターンYP23に基づき、左右列の飾り図柄を低速変動表示してから2秒後、画面全体を一瞬ブラックアウト(黒一色を表示する)させる(図8(c))。そして、可変表示器H2は、2回目の特殊な変動サイクルを開始して、全列の飾り図柄を高速変動表示する(図8(d))。このように、1回目の特殊な変動サイクルに係る演出時間(12秒)は、通常の変動サイクルにかかる時間(12秒)と同じである。このため、変動パターンを共有することができる。また、2回目の特殊な変動サイクル開始時に、ブラックアウトさせるため、遊技者を驚かし、第2の連続予告演出であることが遊技者により認識される。また、特殊な変動サイクルの区切れ目(開始時及び終了時)を分かり易くして、実行回数が把握しやすくなる。これにより、遊技者に、何回変動サイクルが実行されるかについて注目させることができる。
そして、可変表示器H2は、予告パターンYP23に基づき、2回目の特殊な変動サイクルが開始してから予め決められた変動時間経過後(10秒後)、中列の飾り図柄の変動速度を維持しつつ、左右列の飾り図柄を低速変動表示する(図8(e))。その際、可変表示器H2は、飾図指定コマンドにより指定された飾り図柄を表示領域内において左右列に表示させるように左右列の変動速度を調整する。これにより、可変表示器H2の表示領域内において、左右列に同じ種類の飾り図柄が低速変動表示される(図8(e))。このため、遊技者は、リーチ演出が実行されることを認識することができる。そして、可変表示器H2は、予告パターンYP23に基づき、左右列の飾り図柄を低速変動表示してから2秒後、画面全体を一瞬ブラックアウト(黒一色を表示する)させる(図8(f))。そして、可変表示器H2は、3回目の特殊な変動サイクルを開始して、全列の飾り図柄を高速変動表示する(図8(g))。
可変表示器H2は、2回目の特殊な変動サイクルと同様にして、3回目の特殊な変動サイクルを実行する(図8(h))。3回目の特殊な変動サイクル終了後、可変表示器H2は、変動パターンP4及び予告パターンYP23に基づき、画面全体を一瞬ブラックアウト(黒一色を表示する)させる(図9(a))。そして、可変表示器H2は、変動パターンP4及び予告パターンYP23に基づき、全列の飾り図柄を再び変動表示し、最終回(4回目)の変動サイクルを開始する(図9(b))。その後、可変表示器H2は、変動パターンP4に基づき、リーチ演出を実行して、全図柄停止コマンドの入力に応じて大当り図柄を確定停止表示する(図9(c))。以上により、表示制御基板32のサブCPU32aは、予告演出表示手段となる。
以上詳述したように、本実施形態は、以下の効果を有する。
(1)サブCPU32aは、変動パターンが連続予告演出を演出内容に含む変動パターンP2〜P4,P6〜P8を決定した場合、1回の図柄変動ゲームにおいて、飾り図柄の変動表示開始から飾り図柄の一旦停止表示までを1回とする通常の変動サイクルを、指定された変動パターンP2〜P4,P6〜P8により決定された実行回数に達するまで、連続して実行する第1の連続予告演出を実行させる。または、サブCPU32aは、変動パターンが連続予告演出を演出内容に含む変動パターンP2〜P4,P6〜P8を決定した場合、1回の図柄変動ゲームにおいて、左右列の飾り図柄を高速変動表示させてから低速変動表示させるまでを1回とする特殊な変動サイクルを、指定された変動パターンP2〜P4,P6〜P8により決定された上限回数に達するまで、連続して実行する第2の連続予告演出を実行させる。そして、通常の変動サイクルに係る演出時間(変動時間)と、特殊な変動サイクルに係る演出時間(変動時間)を同一となるように設定した。これにより、通常の変動サイクルを設けることにより、図柄変動ゲーム全体の演出時間が長くなったとしても、通常の変動サイクルの代わりに特殊な変動サイクルを実行させることにより、演出内容に違和感を与えることがない。このため、1つの変動パターンに基づき、第1の連続予告演出と、第2の連続予告演出を違和感なく実行させることができる。従って、図柄変動ゲームの演出内容を多様化しつつ、変動パターンの増加を抑えることができる。
(2)サブCPU32aは、第2の連続予告演出を実行させる際、最後の変動サイクル以外の変動サイクルでは、中列の飾り図柄を通常の変動速度(一定の速度)にて変動表示させ続ける(本実施形態では、高速変動表示させ続ける)。これにより、第2の連続予告演出が実行され、最後の変動サイクル以外の変動サイクルでは、変動サイクルが終了した場合であっても、図柄変動ゲームが継続していることを認識させることができる。このため、第2の連続予告演出では、第1の連続予告演出とは異なり、図柄変動ゲームが継続していることが分かり易く、遊技者に安心感を与えることができる。また、遊技者に、実行回数が増え、大当り信頼度が高いのではないかと期待させることができる。
(3)サブCPU32aは、第2の連続予告演出中、飾り図柄を低速変動表示させる際、表示領域において、左右列に、それぞれ同じ種類の飾り図柄を視認できる速度で変動表示させることによりリーチ示唆演出を実行させる。これにより、変動サイクル中に、リーチ演出が実行される可能性があると思わせることができ、遊技者の期待感を高めることができる。また、リーチ示唆演出が実行された後には、それ以降の変動サイクルにおいては、必ずリーチ示唆演出を実行させるため、遊技者に安心感を与えることができる。
(4)サブCPU32aは、最初の変動サイクル以外の変動サイクル開始時において、所定の表示画像を表示させる。本実施形態では、サブCPU32aは、最初の変動サイクル以外の変動サイクル開始時において、画面全体をブラックアウトさせる(黒一色を表示する)。これにより、新たな特殊な変動サイクルが開始されることを認識させることができ、変動サイクルの実行回数を容易に理解させることができる。すなわち、大当り信頼度を容易に理解させることができる。
(5)サブCPU32aは、第2の連続予告演出を実行させる場合、最後の変動サイクル以外の変動サイクルでは、全列の飾り図柄を変動表示させ続ける。これにより、通常の変動サイクルとは異なり、飾り図柄が変動し続けるので、通常の変動サイクルとは異なることをはっきり認識させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、リーチ判定値及びリーチ確率は、遊技状態(確変状態の有無、保留記憶数など)によって変更しても良い。同様に、はずれ演出用の変動パターンの選択確率は、遊技状態(確変状態の有無、保留記憶数など)等によって変更しても良い。
・上記実施形態において、大当り遊技の種類は、任意に変更しても良い。例えば、大当り遊技のラウンド数、大入賞口装置29の開閉態様等を変更しても良い。例えば、10ラウンドの大当り遊技を付与しても良い。また、ラウンド数が同じであっても、大入賞口装置の開放態様(開放時間や開放回数)が異なる大当り遊技を複数種類も受けても良い。
・上記実施形態において、複数の変動サイクルに亘って、予め表示順序が決められた表示画像を変動サイクル毎に段階的に表示させるステップアップ演出(段階演出)を実行させても良い。
・上記実施形態では、はずれ演出用の変動パターンに基づく図柄変動ゲームでは、連続予告演出を実行させなかったが、実行させても良い。
・上記実施形態では、第1の連続予告演出では、リーチ示唆演出が実行されなかったが、実行させても良い。この場合、通常の変動サイクル終了時に、はずれリーチの図柄組み合わせを表示させることとなる。
・上記実施形態では、リーチ示唆演出において、飾り図柄指定コマンドにより指定された左右列の飾り図柄を表示領域内に表示させたが、同じ種類の飾り図柄であれば、指定された飾り図柄でなくてもよい。
・上記実施形態では、第2の連続予告演出を実行させる際、初回以外の変動サイクル開始時にブラックアウトさせたが、任意の表示画像を表示させても良い。例えば、所定のキャラクタを表示させても良い。
・上記実施形態では、第2の連続予告演出を実行させる際、左右列の飾り図柄を低速変動表示させたが、少なくとも1列の飾り図柄を変動表示させればよい。例えば、右列の飾り図柄を低速変動表示させるようにしても良い。
・上記実施形態において、第2の連続予告演出を実行させる際、変動サイクル終了時に中列の飾り図柄を左右列の飾り図柄にあわせて低速変動表示させても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記表示手段は、3列の図柄を変動表示させて図柄変動ゲームを表示するように構成され、前記予告演出表示手段は、第2の連続予告演出中、図柄を低速変動表示させる際、異なる2列の図柄において、それぞれ同じ種類の図柄を視認できる速度で変動表示させることを特徴とする遊技機。
(ロ)前記予告演出表示手段は、最初の変動サイクル以外の変動サイクル開始時において、所定の表示画像を表示させることを特徴とする遊技機。
(ハ)前記予告演出表示手段は、第2の連続予告演出を実行させる場合、最後の変動サイクル以外の変動サイクルでは、図柄を変動表示させ続けることを特徴とする遊技機。