JP5597763B2 - 突合せ溶接部の整形方法及び整形装置 - Google Patents
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Description
整形装置1は、押圧部材としての押圧ローラ11と、裏当て部材としての裏当てプレート13と、押圧整形部としての駆動装置及びこれを制御する制御装置(いずれも図示せず)と、を備える。
先ず、厚板31の突合せ端面と、薄板33の突合せ端面とを突合せし、所定のクランプ装置で固定する。次いで、その突合せ部の裏面を後述の裏当てプレート13で裏当てした状態で、突合せ部の表面にレーザを照射する。これにより、厚板31と薄板33が突合せ溶接されたワークピースWが得られる。
大径部113は、上述の小径部111よりも径が大きい円筒形状であり、薄板33に対向して配置されている。
テーパ部115は、小径部111から大径部113に向かって漸次拡径し、溶接ビード35に対向して配置されている。
なお、ワークピースWは、突合せ溶接時と同様に、その裏面が裏当てプレート13で裏当てされた状態で、図示しないクランプ装置により固定されている。
図示しない制御装置は、上記の駆動装置を制御する。
先ず、厚板31と薄板33とを突合せ溶接したワークピースWの裏面を裏当てプレート13に置いて固定した後、当該ワークピースWに形成された溶接ビード35の基端に、押圧ローラ11を移動させる。このとき、押圧ローラ11の回転軸Xが溶接方向に直交する向きで、押圧ローラ11を配置する。また、押圧ローラ11を下降させたときに、テーパ部115の小径部111側が厚板31と溶接ビード35との境界部に当接するとともに、テーパ部115と大径部113との境界部が溶接ビード35の薄板33側に当接する位置に、押圧ローラ11を配置する。
これによって、整形されたワークピース(W)すなわちテーラードブランク材が製造される。
本実施形態に係る整形装置1では、厚板31と薄板33を突合せ溶接したワークピースWの裏面を裏当てプレート13で裏当てした状態で、厚板31に対向する小径部111と、薄板33に対向する大径部113と、小径部111から大径部113に向かって漸次拡径して溶接ビード35に対向するテーパ部115と、を備える押圧ローラ11を、溶接ビード35に沿ってワークピースWの表面上で転動させる。このとき、テーパ部115の小径部111側で厚板31と溶接ビード35との境界部を押圧することで、かかる境界部が裏当てプレート13に押し付けられる結果、溶接の際に厚板31と溶接ビード35との境界部の裏面側に生じたヒケを矯正できる。同時に、テーパ部115と大径部113との境界部で溶接ビード35の薄板33側を押圧することで、かかる溶接ビード35の薄板33側が裏当てプレート13に押し付けられる結果、溶接の際に薄板33と溶接ビード35との境界部の裏面側に生じたヒケを矯正できる。また、これらの押圧により、薄板33の浮き上がりが押さえ込まれる結果、ミスマッチを矯正できる。従って、本実施形態によれば、図5に示すように、厚板31と薄板33を突合せ溶接したワークピースWの裏面に生じたヒケやミスマッチを矯正でき、当該裏面を平滑化できる。
さらには、テーパ部115の小径部111側で厚板31と溶接ビード35との境界部を押圧すると、かかる境界部が押し潰されて、小径部111が厚板31に当接することにより、押圧方向における押圧ローラ11の位置決めが容易となる(図4参照)。従って、溶接ビード35や薄板33を過度に押圧してしまうのを回避でき、圧痕、折れ、歪み等の不具合の発生を抑制できる。
この場合には、第3の面215の第1の面211側で厚板31と溶接ビード35との境界部近傍を押圧するとともに、第3の面215と第2の面213との境界部近傍で溶接ビード35の薄板33側を押圧するように、押圧部材を移動させる。これにより、上記実施形態と同様の効果が奏される。
[押圧条件]
ローラ荷重:20kN
移動速度:10m/分
リメルト処理:有り
図6に示すように、整形前のワークピースWの裏面側には、ヒケやミスマッチが認められた。これに対して、図7に示すように、整形後のワークピースWの裏面側には、ヒケやミスマッチは認められず、裏面が平滑化されていることが確認された。
さらには、テーパ部の小径部側で厚板と溶接部との境界部を押圧すると、かかる境界部が押し潰されて、小径部が厚板に当接することにより、押圧方向における押圧ローラの位置決めが容易となる。従って、溶接部や薄板を過度に押圧してしまうのを回避でき、圧痕、折れ、歪み等の不具合の発生を抑制できる。
さらには、第3の面の第1の面側で厚板と溶接部との境界部を押圧すると、かかる境界部が押し潰されて、第1の面が厚板に当接することにより、押圧方向における押圧部材の位置決めが容易となる。従って、溶接部や薄板を過度に押圧してしまうのを回避でき、圧痕、折れ、歪み等の不具合の発生を抑制できる。
11…押圧ローラ(押圧部材)
13…裏当てプレート(裏当て部材)
21…押圧プレート(押圧部材)
31…厚板
33…薄板
35…溶接ビード(溶接部)
W…ワークピース
Claims (7)
- 厚板(31)と薄板(33)とを突合せ溶接したワークピース(W)の溶接部(35)を整形する整形方法であって、
前記ワークピース(W)の一方の面を裏当て部材(13)で裏当てし、
前記ワークピース(W)の他方の面の側に押圧ローラ(11)を配置し、
前記押圧ローラ(11)に、前記厚板(31)に対向する小径部(111)と、前記薄板(33)に対向する大径部(113)と、前記小径部(111)と前記大径部(113 )とを連結し、前記小径部(111)から前記大径部(113)に向かって漸次拡径して前記溶接部(35)に対向するテーパ部(115)と、を設け、
前記小径部(111)の外周面と前記大径部(113)の外周面との間の段差(RH) は、前記厚板(31)の表面と前記薄板(33)の表面との間の段差(WH)よりも小さ く設定され、
前記テーパ部(115)の前記小径部(111)側の部位で前記厚板(31)と前記溶接部(35)との境界部を押圧し、前記テーパ部(115)と前記大径部(113)との境界部で前記溶接部(35)の前記薄板(33)側の部位を押圧して、前記ワークピース (W)の前記他方の面上で前記押圧ローラ(11)を前記溶接部(35)に沿って転動さ せることで、前記溶接部(35)を整形する、
整形方法。 - 厚板(31)と薄板(33)とを突合せ溶接したワークピース(W)の溶接部(35) を整形する整形方法であって、
前記ワークピース(W)の一方の面を裏当て部材(13)で裏当てし、
前記ワークピース(W)の他方の面の側に押圧プレート(21)を配置し、
前記押圧プレート(21)に、前記厚板(31)に対向する第1の面(211)と、前 記薄板(33)に対向する第2の面(213)と、前記溶接部(35)に対向し前記第1 の面(211)と前記第2の面(213)とを連結する第3の面(215)と、を設け、
前記押圧プレート(21)を前記ワークピース(W)側に移動させて、前記第3の面( 215)の前記第1の面(211)側の部位で前記厚板(31)と前記溶接部(35)と の境界部を押圧し、前記第3の面(215)と前記第2の面(213)との境界部で前記 溶接部(35)の前記薄板(33)側の部位を押圧することで、前記溶接部(35)を整形する、
整形方法。 - 厚板(31)と薄板(33)とを突合せ溶接し、
請求項1又は2に記載の整形方法によって、前記厚板(31)と前記薄板(33)との間の溶接部(35)を整形する、
テーラードブランク材の製造方法。 - 厚板(31)と薄板(33)とを突合せ溶接してワークピース(W)を作成し、
前記ワークピース(W)の一方の面を裏当て部材(13)で裏当てし、
前記ワークピース(W)の他方の面の側に押圧ローラ(11)を配置し、
前記押圧ローラ(11)に、前記厚板(31)に対向する小径部(111)と、前記薄板(33)に対向する大径部(113)と、前記小径部(111)と前記大径部(113 )とを連結し、前記小径部(111)から前記大径部(113)に向かって漸次拡径して前記厚板(31)と前記薄板(33)との間の溶接部(35)に対向するテーパ部(11 5)と、を設け、
前記小径部(111)の外周面と前記大径部(113)の外周面との間の段差(RH) は、前記厚板(31)の表面と前記薄板(33)の表面との間の段差(WH)よりも小さ く設定され、
前記テーパ部(115)の前記小径部(111)側の部位で前記厚板(31)と前記溶接部(35)との境界部を押圧し、前記テーパ部(115)と前記大径部(113)との境界部で前記溶接部(35)の前記薄板(33)側の部位を押圧して、前記ワークピース (W)の前記他方の面上で前記押圧ローラ(11)を前記溶接部(35)に沿って転動さ せることで、前記溶接部(35)を整形する、
テーラードブランク材の製造方法。 - 厚板(31)と薄板(33)とを突合せ溶接してワークピース(W)を作成し、
前記ワークピース(W)の一方の面を裏当て部材(13)で裏当てし、
前記ワークピース(W)の他方の面の側に押圧プレート(21)を配置し、
前記押圧プレート(21)に、前記厚板(31)に対向する第1の面(211)と、前 記薄板(33)に対向する第2の面(213)と、前記厚板(31)と前記薄板(33) との間の溶接部(35)に対向し前記第1の面(211)と前記第2の面(213)とを 連結する第3の面(215)と、を設け、
前記押圧プレート(21)を前記ワークピース(W)側に移動させて、前記第3の面( 215)の前記第1の面(211)側の部位で前記厚板(31)と前記溶接部(35)と の境界部を押圧し、前記第3の面(215)と前記第2の面(213)との境界部で前記 溶接部(35)の前記薄板(33)側の部位を押圧することで、前記溶接部(35)を整 形する、
テーラードブランク材の製造方法。 - 厚板(31)と薄板(33)とを突合せ溶接したワークピース(W)の溶接部(35)を整形する、整形装置であって、
前記ワークピース(W)の一方の面を裏当てする裏当て部材(13)と、
前記ワークピース(W)の他方の面を押圧する押圧ローラ(11)と、
前記押圧ローラ(11)を駆動させる押圧整形部と、
を備え、
前記押圧ローラ(11)は、前記厚板(31)に対向する小径部(111)と、前記薄板(33)に対向する大径部(113)と、前記小径部(111)と前記大径部(113 )とを連結し、前記小径部(111)から前記大径部(113)に向かって漸次拡径して前記溶接部(35)に対向するテーパ部(115)と、を備え、
前記小径部(111)の外周面と前記大径部(113)の外周面との間の段差(RH) は、前記厚板(31)の表面と前記薄板(33)の表面との間の段差(WH)よりも小さ く設定され、
前記押圧整形部は、前記テーパ部(115)の前記小径部(111)側の部位が前記厚板(31)と前記溶接部(35)との境界部を押圧するとともに、前記テーパ部(115)と前記大径部(113)との境界部が前記溶接部(35)の前記薄板(33)側の部位を押圧するように、前記ワークピース(W)の前記他方の面上で前記押圧ローラ(11)を前記溶接部(35)に沿って転動させるように構成されている、
整形装置。 - 厚板(31)と薄板(33)とを突合せ溶接したワークピース(W)の溶接部(35) を整形する、整形装置であって、
前記ワークピース(W)の一方の面を裏当てする裏当て部材(13)と、
前記ワークピース(W)の他方の面を押圧する押圧プレート(21)と、
前記押圧プレート(21)を駆動させる押圧整形部と、
を備え、
前記押圧プレート(21)は、前記厚板(31)に対向する第1の面(211)と、前 記薄板(33)に対向する第2の面(213)と、前記溶接部(35)に対向し前記第1 の面(211)と前記第2の面(213)とを連結する第3の面(215)と、を備え、
前記押圧整形部は、前記押圧プレート(21)を前記ワークピース(W)側に移動させ て、前記第3の面(215)の前記第1の面(211)側の部位が前記厚板(31)と前 記溶接部(35)との境界部を押圧するとともに、前記第3の面(215)と前記第2の 面(213)との境界部が前記溶接部(35)の前記薄板(33)側の部位を押圧するよ うに構成されている、
整形装置。
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- 2012-02-15 JP JP2013500980A patent/JP5597763B2/ja active Active
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