JP5619155B2 - 電気プラグコネクター - Google Patents

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Description

以下に、電気プラグコネクターについて述べる。特に、電気プラグコネクターは、丸い、例えば円形形状とし得る接触羽根スカートあるいはバスケットを有する接触エレメントを備えた電気プラグコネクターである。接触羽根スカートは、少なくとも2つの接触ゾーンを有する。ここで使用するプラグコネクターという用語は、一般的な定義に従うプラグあるいはソケットを選択的に指す。接触羽根スカートにおける少なくとも2つの接触ゾーンによって、プラグと接触形成ソケットの間の界面における電圧降下を最小限にすることができる。しかしながら、接触羽根スカートの形状即ち変形によって、それに流れる電流が2〜3の接触バネのみに集中する傾向がある。
特許文献1には、その触バネが反対の曲率を持つ少なくとも2つの円弧状部を有する電気プラグコネクターの接触バネバスケットあるいはスカートを記載している。簡単に述べると、接触羽根スカートの内側から見た時に、外側の2つのものは凸状で、中央部は凹形状となっている、3つの円弧状部を備えた接触羽根が形成されている。プラグを接触バ羽根プラグは2つの外側部に接触し、接触羽根は半径方向に変位する。
特許文献2には、プラグエレメントと接触ソケットを囲う外側接触ソケットとの電気的接触を行う為の複数の細長いスプリングエレメント有する電気接触ソケットが記載されている。軸方向に細長くしたスプリングエレメントは、軸長手方向に離間して配置されそれらに挿入されるプラグエレメントと複数点で接触を行う少なくとも2つのテーパ部を有する。さらに、スプリングエレメントは、軸長手方向に離間され外側の接触ソケットに複数点で接触を行う少なくとも2つの連続拡張部を有する。拡張部は凸形状に曲げられ、テ―パ部は凹形状に曲げられている。
EP1 478 055A1 DE10 2005 017 988B3
特許文献1に記載されている接触羽根形状によって、多くの連結サイクルを通して一定の接触力を得ることができるが、この形状では接触羽根にバランスが崩れた負荷がかかる可能性がある。製造上の交差に基づくものであるが、周囲に沿って不均一な接触となると、ワイヤーやケーブルに摩耗や横方向の力がかかり、個々の接触羽根に電流の流れが集中する。これにより、電流通過接触羽根が強く加熱され可能性がある。個々の接触羽根はお互いに空気ギャップにより離間されているという事実により、結果として生ずる熱放散も不十分にしか分散されない可能性がある。さらに、接触羽根は通常正の温度係数を有する材料から作製されているので、接触羽根の電気抵抗は温度上昇とともに増加する。
特許文献2に記載されている接触ソケットの主要な欠点は、外側接触ソケットとスプリングエレメントとの間の接触点及びスプリングエレメントとプラグとの間の接触点の両方で電圧降下が生ずるので、二重の境界抵抗となることである。接触ソケットのこの構造により、摩擦腐食や他の摩耗現象により境界抵抗が増加するということが特に重篤な意味を持つ。
既知の接触羽根スカートの他の欠点は、使用される材料、一般的には銅や例えばベリリウム銅等の銅合金の弾性は温度が高くなるにつれて減少するということである。このことは、スプリング効果が低下し、接触力が小さくなるということである。従って、弾性が低下することによっても、境界抵抗を上昇させる。
弊害となるこれらの影響は温度従属性によっても増幅されるので、過負荷によりプラグコネクターが損傷し破壊されるリスクがある。さらに、境界抵抗はプラグコネクターの寿命中に渡り増加し、かつ接触羽根の弾性は低下する。従って、プラグコネクターの損傷を回避するためには、設計上安全マージンを付与する必要がある。こうすると、接触羽根スカートの過大寸法化及び/又は境界抵抗を低減するために特殊な電気的被覆を用いることが必要となる。
従って、その形状によりプラグコネクターを通過する電流及び熱の放散を均一に行うことを可能とし、かつ同時に温度上昇がより少ない、電気プラグコネクター用の接触羽根バスケットあるいはスカートを有する接触エレメントを提供することを目的とする。
上記目的を達成する為、少なくとも第1及び第2の接触ゾーンを有する接触羽根スカートを備えた本体を有する接触エレメントを有するプラグコネクター
を提案する。接触ゾーンがプラグコネクターの長手方向に前後に配置され、接触羽根スカートの周囲に沿って隣り合って配置された複数の接触羽根を有する。1つの接触ゾーンの隣接する接触羽根同志はギャップで互いに離間されている。第1及び第2の接触ゾーンの間には、第一の接触ゾーンの接触羽根と第2の接触ゾーンの接触羽根との間及び第1の接触ゾーンの個々の接触羽根と第2の接触ゾーンの個々の接触羽根との間の両方に(電気的に)導電性連結を行う中間壁が設けられている。
以下に説明をする接触羽根スカートの構成によって、接触点における電圧降下を最小とするのに適合させ、同時に電流を接触羽根スカート全体に渡って均一に分配するのに適合させることができる。
接触羽根スカートの接触ゾーンの間の中間壁によって、接触羽根スカートの全周に渡って電流及び熱を均一に分配することが可能となる。中間壁は接触羽根スカートの全周に渡って、あるいはその一部のみに渡って延在することもできる。また、中間壁は、分離細溝で遮断しても良いし、あるいは連続としても良い。それによって、中間壁は接触羽根スカート全体のバネ効果を向上させ、接触羽根スカートの周囲に渡って、電流の導通と共にバネ力を均一に分配する。これにより。電流の集中が効果的に回避されるので、先行技術水準に比較して明確な利点が得られる。従って、接触羽根スカートのより高いバネ力との関連で、更なる安全バージンを得られる。
さらに、接触羽根スカートの複数の接触ゾーンの少なくとも1つの接触ゾーンにプラグコネクターの長手方向に対し横方向に働く力を付与するスプリングエレメントを設けることができる。プラグコネクターがソケットの一部を形成すると仮定すると、プラグコネクターの長手軸に対して上記力は半径方向内側に働く。もし、プラグコネクターがプラグの一部を形成すると、上記力は半径方向外側に働く。接触羽根スカート及びスプリングエレメントは別の構成部品とすることも出来る。
接触羽根スカートの各々の接触ゾーンについて、スプリングエレメントは追加スプリング羽根を備えていても良い。同様に、スプリングエレメントは、それぞれの接触ゾーンに設けられているスプリング羽根との間にも中間壁を有していても良い。
スプリングエレメントのバネ力が半径方向内側に作動する場合には、スプリングエレメントが少なくとも部分的には円周方向に接触羽根スカートを包込むようにすることもできる。スプリングエレメントのスプリング力と接触羽根スカートのスプリング力は同方向となっているという事実により、スプリングエレメントによって接触力を増大することができる。接触力をより大きくなると境界抵抗を低減させるので、スプリングエレメントによってさらに安全なマージンが得られる。
プラグコネクターの一実施態様では、種々の接触ゾーンの接触羽根が円周方向に互いにずれて配置されている。それに加えて、あるいはそれと代替え的に、1つあるいは全ての接触ゾーンの接触羽根をプラグコネクターの長手方向の軸に対して斜め方向に配置することもできる。
プラグコネクターは、ソケットあるいはプラグのいずれであっても良い。接触羽根スカートの形状によってプラグとソケットの間の境界抵抗を低減させるので、接触羽根スカートを特殊な表面被覆を施していない非合金金属から作製することも出来る。あるいは、本体全体の接触領域に表面被覆、例えば、スズあるいはスズ合金を施しても良い。電気特性が良好なので、銅あるいは銅を含有する合金自体が接触羽根スカートの材料として用いられる。
電流を導通させる為にスプリングエレメントを設けても良いが、設ける必要はない。従って、スプリングエレメントに対して、機械的あるいは製造関連物性に従って選択される低導電性材料を用いることもできる。スプリングエレメントは、金属、例えば、スチール、ステンレススチールあるいは合成材料から形成することもできる。
故に、スプリングエレメント及び接触羽根スカートを異なった材料で形成することもできる。一実施態様では、スプリングエレメントをスチールで形成し、接触羽根スカートを銅から形成することも出来る。
複数の接触羽根を、接触羽根の横断面が中心に向かって傾斜するように、形成することも出来、それによって、隣接する接触羽根との距離を接触羽根の中央で最大となるようにすることができる。さらに、あるいはそれに代えて、エンボス形成した接触形成点を各接触羽根上に設けても良い。これらの接触形成点を接触羽根スカートの内側及び外側の両方及び接触羽根スカートの両側に位置させても良い。外側の接触形成点によって、スプリングエレメントのバネ力を複数の接触羽根に選択的に導入することが可能となる。接触形成点を内側に位置させると、形成点により連結したプラグコネクター間に規定の電流を流せる。
一実施態様では、接触羽根スカートを型打ちして曲げた部品として形成している。スプリングエレメントも、型打ちして曲げた部品として形成することもできる。
接触羽根スカートの前部分を端部リングに遮断部ができるように形成しても良い。さらに、あるいはそれに代えて、接触羽根スカートと本体の中実部との間の途中領域に複数の凹部を設けても良い。遮断部及び/又は凹部によって接触羽根のスプリング力をさらにもっと増大させることもできる。
一実施態様では、複数の凹部の少なくとも1つの凹部を残りの凹部よりも長くして、少なくとも1つの長い凹部を形成しても良い。二つの長い凹部を設けても良い。二つの長い凹部を互いに正反対の側に配置することもできる。中間壁を少なくとも一度遮断しても良い。中間壁を少なくとも1つの遮断部を長い凹部の延長部として設けてもよい。中間壁の少なくとも1つの遮断部をプラグコネクターの長手方向軸に対して斜めに設けても良い。
プラグコネクターの本体に細い溝を設けても良い。プラグコネクターの本体の分離細溝を、例えば、プラグコネクターの長手方向に、延ばすこともできる。また、スプリングエレメントに細溝を設けても良い。スプリングエレメントの分離細溝を、例えば、スプリングエレメントの長手方向に、延ばしても良い。プラグコネクターの本体分離細溝は、凹部あるいは長い凹部に開口してもよい。
一実施態様では、バネエレメントの分離細溝は、接触羽根スカートの分離細溝に対して回転素子されている。接触羽根スカート及びバネエレメントの細溝は、互いに正反対の側に配置しても良い。
本プラグコネクターの本体は、広く多種の方法で電気的導体に接続することができる。例えば、圧着接続、スクリュー接続、非スクリュークリップ接続、絶縁変位接続、フラットケーブルプラグ接続、ワインディング接続、溶接接続あるいはプレスフィット接続を挙げることができる。
また、接触羽根スカートをいずれのプラグ形状と一緒に使用する為に適合される。図面は円形プラグのみ図示しているが、本発明は例えば四角形プラグにも適合し得る。
接触羽根スカートのみを設置しても良いし、より大きなアセンブリーの一部として設置しても良い。接触羽根スカートは必ずしもプラグコネクターの本体の一部である必要はない。
接触羽根スカートを有するプラグコネクターの一実施態様を示す。 バネエレメントの一実施態様を示す。 バネエレメントが接触羽根スカートを覆う、プラグコネクターを示す。 長い凹部を有する一実施態様の第1の図である。 長い凹部を有する一実施態様の第2の図である。
プラグコネクターを図面を参照して以下に説明をする。
以下に説明するプラグコネクターの一実施態様は、ソケットの一部として形成されている。プラグコネクターもプラグの一部である。以下に、より良く理解をされるように、ソケット用のいくつかの実施態様のみ説明するが、それらをプラグ用として使用する為には小さな変更のみが必要であることは明らかである。
図1は、プラグコネクターの接触エレメントの本体12を図示する。接触羽根バスケットあるいはスカート14は、プラグコネクターの前方領域に位置し、プラグ接合部と対向している。本体の反対側、即ち後方領域には、電気導体、例えば波形接続部16の為の電気/機械的ホルダー/接点が設けられている。図1の実施態様では、プラグコネクターの本体12は型打ちされ曲げたパーツである。本体12は、筒状に曲げた導電性材料からなる。この材料は、非合金性金属、例えば、銅とするこができる。分離細溝18は、本体12の軸方向全長に渡って延びている。
接触羽根スカート14は、中間壁22で電気的に接続されている第1と第2の接触ゾーン20,21とからなる。中間壁22は、接触羽根スカート14の全周に渡って延び、分離細溝18によって遮断されている。複数の接触羽根24が接触ゾーン20,21に配置され、連結された状態でプラグに当接する。図1に示す実施態様では、接触羽根24の横断面は中央に向かってテ―パとなっていて、隣接する接触羽根の間の距離が中央で最大となっている。このテ―パ形状の為、機械的ストレスは羽根内部で均一に分配可能となっている。羽根の横断面は中央から中間壁22に向かって増加するので、熱は接触ゾーン20,21からより良好に分散可能となっている。
接触羽根は、接触羽根スカートの内部の中央のエンボス加工した接触形成点26を有する。このエンボス加工接触形成点26は、プラグに対する規定の接点として付与されている。さらに、エンボス加工接触形成点26はまた接触羽根スカートの外側にも設けることができる。このような接触形成点26の利点については、図3の説明の中で詳細に説明する。
本体12、第2の接触ゾーン20の接触羽根24、第1の接触ゾーンの接触羽根24の移行部は、材料遷移を伴わないシームレスとなっている。プラグコネクターの前端部において、接触羽根24は前端部リング28と一緒になって、その環状構造は数個のギャップによって遮断されている。このように遮断された環状構造は、第1の接触ゾーン21の接触羽根24が弾性変形をするのを支援している。それによって、第1の接触ゾーン21の接触羽根24自体がプラグの形状に最適適合することができるようになっている。同様に、凹部30が本体12に設けられている。これらの凹部30は細溝として形成することもでき、細溝は接触羽根24の間のギャップを本体12内へと延長する。接触羽根24の弾性によって、接触羽根はバネのように作動する。プラグが接触羽根24を弾性的に変形せるときに、接触形成点26をプラグに対して付勢する接触力が生成される。
図1の実施態様では、第1及び第2の接触ゾーン20,21の接触羽根24は、円周方向に互いにずれて配置されている。それに加えて、あるいはそれに代えて、接触羽根24をプラグコネクターの長手方向に対して斜めに配置することもできる。接触羽根24をずらして配置することによって、電位差をより効率的に補償することが出来る。さらに、接触羽根24における電流をより均一に接触羽根24に分配することができる。さらに、接触羽根24をずらして配置することによって、機械的な摩耗や磨滅をそれぞれ低減することができる。その結果、2つの接触ゾーン20,21を有する接触羽根スカート14において接触羽根24をずらして配置する場合には、1つのみ接触ゾーンを有する接触羽根スカートの場合に比較して、摩耗はひどくはない。
図1に図示する本体12は、さらに両側面を有する環状バルブ32とその外側に少なくとも1つの半径方向に指向させたノブ34とを有する。それによって、例えば、詳細には示していない2つのパーツからなる絶縁接続キャリアシステム中に、本体12を簡単にかつ高い信頼性で位置決めして固定することができる。組立てた状態で、この接触キャリアシステムは完全に本体12を包み込む。それにより、本体12は環境からの影響から保護され、同時にプラグコネクターの電流通過部分同士が絶縁される。接触キャリアシステムには環状溝が設けられ、それによって両側面を有するバルブ32を支持することができる。これにより、本体12がプラグコネクターの長手方向軸に沿ってスリップするのを防止する。さらに、少なくとも1つのノブ34に対して、プラグコネクターの接触キャリアシステムに複数の凹部が設けられている。これにより、本体12と接触キャリアシステムとの間の相対的回転移動が阻止される。さらに、例えば、接続ラインを圧着する際等の組立ての間に位置決めする為に少なくとも1つのノブ34を用いることもできる。
また、半径方向外側に突出するバルブ32及び/又は半径方向外側に突出するノブ34は半径方向内側に突出するように形成することもできる。この場合、対応する相補的突出部を接触キャリアシステムに形成する。また、突出ノブ/後退ノブ/バルブからなる混合形態を設けることもできる。
図2は、型取りして曲げたパーツとして形成したバネエレメント40を図示する。バネエレメント40は、円筒形状に曲げた材料からなる。バネエレメント40は電流を通すように意図されていないので、スプリングエレメント40はその機械的性質に従って選択した材料からなっていても良い。この目的の為、弾性率の高い材料を使用する方が有利である。例えば、スチールやステンレスを用いることができる。より高温でもスチールの弾性率は銅の弾性率より大きいので、接触力をより高いレベルで維持することができる。
バネエレメント40も、分離細溝42を有する。図示する実施態様では、分離細溝42によって遮断されている3つの環状リング44,46,48を有する。これらの円周リング44,46,48の間に、ギャップによって分離されたスプリング羽根50,52,54,56が配置されている。図示するバネエレメント40は4つのスプリング羽根50,52,54,56を有する。円周リング44,46,48に比較して、スプリング羽根50,52,54、56は軸方向にギャップを有するので、スプリング効果が得られる。このギャップは分離細溝と正反対の側に配置することができる。結果として得られる弧状構造が、個々のスプリング羽根50,52,54、56の弾性変形を助ける。第1と第2の接触ゾーン20,21に付与する接触力を等しくするためには、スプリング羽根50,52,54,56を類似の態様に形成することが望ましい。しかしながら、個々の接触ゾーン20,21の接触形成力の差異を補償できるような態様でスプリング羽根50,52,54,56を形成することもできる。
図3は、バネエレメント40が接触羽根スカート14を包み込んでいる本発明の別の態様を示す。スプリング羽根50,52,54,56の各々の一対のスプリング羽根が接触ゾーン20,21を包み込むようにスプリング羽根50,52,54,56が配置されている。さらに、2つの分離細溝18,42が互いに正反対の側に位置するような態様で本体12の分離細溝18とバネエレメント40の分離細溝42を配置することもできる。バネエレメント40と本体12との相対的な動きを防止するために、回転防止保護手段(図示せず)を設けることもできる。この回転防止保護手段は、例えば、専用凹部と凹部と係合する羽根から構成しても良い。凹部は、本体12及びバネエレメント40の両方に設けても良い。凹部と羽根とは同じコンポーネントには設けず、かつ設置した状態で上下に配置されることが決定的なファクターである。スプリング羽根50,52,54,56が接触ゾーン20,21を包み込むので、スプリング羽根は、 プラグコネクターの長手方向を横断する方向に作用する力を、接触羽根スカート14の接触ゾーン20,21に対して付与することができる。
図1の説明で既に説明したように、接触羽根スカート14の外側に接触形成点26を設けることもできる。接触形成点26は接触羽根スカート14とバネエレメント40との間の界面を形成する。バネエレメント40は接触形成点26のみに当接するので、バネ力は選択的に接触羽根24に導入される。ここに、軸方向に見て、接触形成点26が接触羽根24の中央に配置され、かつ外側の接触形成点26と内側の接触形成点26とを互いに正確に対向して位置させることが望ましい。
図4aは、長い凹部を有する実施態様の第1の図である。図4bは、長い凹部を有する実施態様の第2の図である。第1の図はプラグコネクターの正面図、第2の図は裏面図とすることができる。
図4aと図4bの実施態様と図1の実施態様と異なる主な点は、前者が長い凹部31a、31bを有するという点にある。従って、プラグコネクターの構成について繰り返し説明することはしない。長い凹部31a、31bは、本体12の凹部30の代わりに設けることができる。長い凹部31a,31bは、凹部30より更に遠く本体12中に延びている。
図4aに示す長い凹部31aは、凹部30の、例えば約4倍の遠くまで本体12中に延びている。従って、第1の長い凹部31aは、凹部30の長さの4倍である。第1の長い凹部31aはそれより短くてもあるいは長くすることもできることはあきらかである。例えば、第1の長い凹部31aを2倍遠くまで、即ち凹部30の2倍遠くまで、本体中に延ばしても良い。図4aに示す実施態様では、第1の長い凹部31aの幅は凹部30の幅と相当する。第1の長い凹部31aは、容易に幅を広くあるいは狭くすることができることは明らかである。
第1の長い凹部31aは、本体12中にプラグコネクターの長手方向に延びる。一端部において、第1の長い凹部31aは本体12の分離細溝18に開口する。従って、第1の長い細溝31aは分離細溝18の広がった部分として見ることもできる。他端部では、第1の長い凹部31aは、2つの隣接する接触羽根24を互いに分離するギャップに開口している。
中間壁22も遮断されている。図4aに図示する実施態様では、プラグコネクターの長手方向に対して斜め方向に中間壁22の遮断部を位置させている。中間壁22の遮断部を第1の長い凹部31aとして2つの接触羽根24の間の同一のギャップに開口させることもできる。従って、中間壁22の遮断部を第一の長い凹部31aの延長部として位置させることもできる。
図4bは、第2の長い凹部31bを示す。その長さ及び幅は、第一の長い凹部31aのものに相応している。しかしながら、第2の長い凹部31bを第1の長い凹部31aよりも幅を狭くしたり、長くしたり、あるいは短くしたりできることは直ちに明らかである。第2の長い凹部31bは、第1の長い凹部31aと正反対の側向に配置することもできる。第2の長い凹部31bは、第1の長い凹部31aに対して異なった角度で配置することもできる。
別の遮断部を中間壁22に設ける。この遮断部の形状及び配置は、中間壁22の遮断部に相応させることもできるが、これについては、図4aに関連して説明した。
図4aと図4bに示す実施態様に置いては、2つの長い凹部31a,31bを本体12に設け、2つの遮断部を中間壁22に設けている。長い凹部31a、31b及び中間壁22の遮断部の数は単に例示に過ぎないことは明らかである。
接触羽根スカート14のレバーアームは、長い凹部31a,31bの長さによって変えることができる。本体12への長い凹部31a,31bを短くするとレバーアームは短くなり、長い凹部31a,31bを長くすると接触羽根スカート14のレバーアームは長くなる。レバーアームの長さは、接触羽根スカート14によって付与される接触力に対して本質的な影響を持つので、長い凹部31a,31bの形状によって接触羽根スカート14の接触力を変えることができる。
一般に、長い凹部31a,31bにより、接触羽根スカート14によって付与される接触力は小さくなる。この減少を補償する為に、バネエレメント40によって付与される接触力部分を増加させることもできる。一般にバネエレメント40の形状によって接触羽根スカートに比較して接触力をより均一に付与することができるので、凹部31a,31bを長くすることによっても接触力をより対照的に付与することもできる。

Claims (13)

  1. 本体(12)を有するプラグコネクターであって、
    該プラグコネクターは丸形状、例えば円形状を持つことが可能で少なくとも1つの第1及び1つの第2の接触ゾーン(20,21)を備えた接触羽根スカートあるいはバスケット(14)を有し、第1及び第2の接触ゾーン(20,21)はプラグコネクターの長手方向に連続して配置され、
    接触ゾーン(20,21)は複数の接触羽根(24)を有し、1つの接触ゾーン(20,21)の隣接する接触羽根(24)はギャップによって互いに離間され、
    第1と第2の接触ゾーン(20,21)との間に中間壁(22)が設けられ、中間壁(22)は第1接触ゾーン(21)の接触羽根(24)と第2の接触ゾーン(20)の接触羽根(24)との間と第1接触ゾーン(21)の個々の接触羽根(24)と第2の接触ゾーン(20)の個々の接触羽根(24)との間の両方に導電性接続を形成し、
    バネエレメント(40)がプラグコネクターの長手方向の横方向に作用する力を接触羽根スカート(14)の少なくとも一つの接触ゾーン(20,21)に付与し、バネエレメント(40)は各接触ゾーン(20,21)に対して少なくとも一つのバネ羽根(50,52,54,56)を有する、プラグコネクター。
  2. バネエレメント(40)は各々の接触ゾーン(20,21)に対してバネ羽根(50,52,54,56)の間に中間壁(22)を有し、及び/またはバネエレメント(40)は周方向に少なくとも部分的に接触羽根スカート(14)を包み込む、請求項1に係るプラグコネクター。
  3. 第1接触ゾーン(21)の接触羽根(24)は周方向において第2の接触ゾーン(20)の接触羽根(24)に対してずらして配置され、及び/または接触羽根(24)はプラグコネクターの長手方向軸に関して斜めに配置されている、請求項1または2に係るプラグコネクター。
  4. 接触羽根スカート(14)は、接触領域として、例えば銅等の非合金金属からなる
    1つあるいは数個の表面を有し、あるいは
    接触羽根スカート(14)は、接触領域として、例えばスズやスズ合金等の表面被覆を有する1つあるいは数個の表面を有し、及び/または
    バネエレメント(40)及び接触羽根スカート(14)は異なった材料からなり、
    及び/または接触羽根スカート(14)及びバネエレメント(40)は型打ちし曲げたパーツである、請求項1乃至3のいずれか1つであるプラグコネクター。
  5. 接触羽根(24)は長手方向軸に沿ってテーパ横断面、及び/または半径方向に対向する少なくとも1つのエンボス加工した接触形成点(26)を有する、請求項1乃至4のいずれか1つに係るプラグコネクター。
  6. プラグコネクター側に向かう接触羽根スカート(14)がギャップによって遮断されている端部リング(28)に通じている、請求項1乃至5のいずれかの1つに係るプラグコネクター。
  7. 本体(12)が少なくとも1つの凹部(30)を有する、請求項1乃至6のいずれかの1つに係るプラグコネクター。
  8. 少なくとも1つの凹部が他の凹部(30)より長く、それにより長い凹部(31a,31b)を形成している、請求項7に係るプラグコネクター。
  9. 互いに正反対側に配置された2つの長い凹部(31a,31b)が設けられ、及び/または少なくとも一度、好ましくは少なくとも1つの長い凹部(31a,31b)の延長上に中間壁(22)が遮断されている、請求項8に係るプラグコネクター。
  10. バネエレメント(40)の分離細溝(42)が接触羽根スカート(14)の分離細溝(18)に対して回転しないように配置固定され、二つの分離細溝(18,42)が互いに正反対側で対向している、請求項1乃至9のいずれか1つに係るプラグコネクター。
  11. 本体(12)が両側面を有するバルブ(32)を有し、及び/または本体(12)は少なくとも1つのノブ(34)を有し、及び/または主体(12)は、本体を導体に連結する為に、圧着接続、スクリュー接続、非スクリュークリップ接続、絶縁変位接続、フラットケーブルプラグ接続、ワインディング接続、プレスフィット接続あるいは溶接接続を有する、請求項1乃至10のいずれか1つに係るプラグコネクター。
  12. 接触羽根スカートを有する接触体であって、該接触羽根スカートは接触体の長手方向に順次配置された少なくとも2つの接触ゾーン(20,21)を有し、少なくとも2つの接触ゾーン(20,21)は数個のエンボス加工した接触羽根(24)からなり、
    接触羽根スカート(14)は各接触ゾーン(20,21)の間に中間壁(22)を有し、中間壁は1つの接触ゾーン(20,21)の接触羽根(24)と
    隣接する接触ゾーン(20,21)の接触羽根(24)の両方を連結し
    バネエレメント(40)はプラグコネクターの長手方向に対して横方向に作用する力を接触羽根スカート(14)の少なくとも1つの接触ゾーン(20,21)に付与し、バネエレメント(40)は各接触ゾーン(20,21)に対して少なくとも1つのバネ羽根(50,52,54,56)を有する、接触体。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1つに規定されている1つあるいは数個の接触羽根スカート(14)を有するプラグコネクター。

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