JP5646406B2 - 通気管カバー - Google Patents
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Description
そのため、一般的に、排水立て管の上部に連結された鉛直中空の通気管と、この通気管を外気に連通させて外気を取り入れる外気導入部とが設けられている。
かかる外気導入部の例として、例えば、以下の特許文献1及び特許文献2に開示されている。
そのため、屋上から突出した部分についてはこれを保護部材で覆うことによって外気等から保護する構造になっている。
そのため、かかる場合においては、エルボ等を用いることによって、通気管の方向を調整した上で、住民に生活に影響が出ない場所まで、通気管を延長させることによって臭気を逃がす必要がある。
また、住民が行き来するルーフバルコニー等に上記外気導入部を設置した場合、ボルト等の鋭利な部分が外部に露出しているために、住民に対する安全性の観点から問題が生じる場合がある。
しかし、かかる保護部材を設置するために下地フレームを組む必要があり、さらに、パネルをネジ止めするための部材点数が多く、組立作業が煩雑で手間が係るという問題点があった。
この点、特に外気導入部を住戸の一部であるルーフバルコニー等に設置するものであることを考慮すると、設置に長期間を確保することが難しい場合があるため、設置工数を可能な限り少ない構造であることが求められていた。
間隔を隔てて連結部を覆い、下面と水平通気管側が開口している接頭四角錐形の中空本体と、
水平通気管を囲む半円形切欠部をそれぞれ有し、中空本体の水平通気管側の開口を塞ぐ上下のフロントパネルとを備え、
前記中空本体は、エルボに下端が固定され鉛直上方に延びる鉛直ボルトを通す貫通穴と、水平通気管側に水平に突出して設けられた複数の水平ボルトとを有しており、
前記上下のフロントパネルはそれぞれ前記水平ボルトが遊動可能に貫通するルーズ孔を有しており、
前記中空本体は、前記鉛直ボルトと螺合する第1ナットで屋上スラブ上に固定され、
前記上下のフロントパネルは、前記水平ボルトと螺合する第2ナットで中空本体に固定される、ことを特徴とする通気管カバー。
この図において、1は屋上スラブ、2は目地材、3は防水シート、10は通気カバー、14は通気管、16は中空本体、17a,17bはフロントパネル、18aは鉛直ボルト、18bは水平ボルト、18cは接続金物、20aは第1ナット、20bは第2ナットである。
屋上スラブ1がコンクリート製である場合に、日光等による熱を吸収することによって体積が膨張することが考えられるため、かかる場合に屋上スラブ1からの圧迫によって通気管14が破損することを防止する。
なお、かかる目地材2は、通気管14に対して熱を吸収した屋上スラブ1から熱が伝わることを防ぐために、断熱材としても機能させる構造であってもよい。かかる場合には、目地材2は、ポリエチレン等からなる場合が望ましい。
鉛直通気管14aは、この例では鉛直直管であり、両端が軸線に垂直に切断されそれぞれ開口しており、その上端が屋上スラブ1より所定の長さだけ上方に突出すように設定される。
なお、上記所定の長さについて必要に応じて任意に設定することができるように設計されているものであってもよい。
水平通気管14bは、この例では鉛直直管であり、屋上スラブ1に対して水平に設置されており、鉛直通気管14aと90度の角度ともって、エルボ14cによって接続されている。
この例においては、水平通気管14bは直管であるが、鉛直通気管14a方向からの臭気を逃がすことができれば、例えば、途中で湾曲しているものであってもよい。
鉛直通気管14a及び水平通気管14bの材質は、好ましくは硬質プラスチック(例えば、塩化ビニール樹脂)であるが、アルミニウム、銅合金等の耐食性金属であってもよい。
エルボ14cは、鉛直通気管14aと水平通気管14bを所定の角度を持って連結するものである。
エルボの材質は、好ましくは硬質プラスチック(例えば、塩化ビニール樹脂)であるが、アルミニウム、銅合金等の耐食性金属であってもよい。
中空本体16は、繊維強化セメント(GRC)で形成されているため、各面の厚さを薄く設計することが可能になり、さらに耐火性、耐候性に優れているというメリットを有している。
なお、屋上スラブ1と中空本体16の間は、硬質ゴムからなる固定部材19によって固定されているが、固定部材19によって完全に密閉されている必要はなく、中空本体16を屋上スラブ1に固定するために必要な程度だけ固定部材19を用いる構造であってもよい。
フロントパネル17a,17bは、中空本体16に設置した場合において、水平通気管14bを貫通させる貫通孔(図示しない)を有している。なお、中空本体16からそれぞれ分離して取り外した場合には、貫通孔について2分割した半円をそれぞれ含む形で分離される構造になっている。
かかる構造を有することによって、水平通気管14bに対してフロントパネル17a,17bを挟み込む形で、中空本体16に取り付けることが可能になる。そのため、水平通気管14bの長さに依存することなく、中空本体16に近い位置で取り付けることが可能になるというメリットを有している。
なお、フロントパネル17a,17bについても、中空本体16と同様に繊維強化セメント(GRC)で形成されている。
また、フロントパネル17a,17bは、突合せ部においてZ型に嵌合する形状を有しているため、2枚のフロントパネルの横ズレを防止する構成になっている。
また、水平ボルト18bは、フロントパネル17a,17bと中空本体16とを接続するための部材である。
接続金物18cは、例えば、水平通気管14aの上端に対して直径方向に跨いで水平に延び、その中間部に鉛直な雌ネジ部を有し、両端部にビス孔を有する形状であってよい。
また、接続金物18cは、この例においては、エルボ14cにおいて固定されているが、水平通気管14aにおいて固定する構造であってよい。
第1ナット20a及び第2ナット20bは、中空本体16及びフロントパネル17a,17bと同様に繊維強化セメント(GRC)で形成されており、さらに、取付け位置についての微調整を可能にするために中空本体16及びフロントパネル17a,17bに開けられたいわゆるルーズ孔よりも大きい径を有しているため、外観上、材質の統一感を有している。
また、本発明が、住民が行き来するルーフバルコニー等によって用いられることを考慮すると、かかる構造を有していることによって、ネジ止め等された場合と比較してけが等を防止することによる安全性を担保することができるというメリットを有している。
10 通気管カバー、14 通気管、
14a 鉛直通気管、14b 水平通気管、14c エルボ、
16 中空本体、17a,17b フロントパネル、
18a 鉛直ボルト、18b 水平ボルト、
18c 金属金物、18d,18e ルーズ孔、
19 固定部材、20a 第1ナット、20b 第2ナット
Claims (2)
- 屋上スラブを鉛直に貫通する鉛直通気管と屋上スラブ上において水平に設置された水平通気管とをエルボによって連結した連結部を保護する通気管カバーであって、
間隔を隔てて連結部を覆い、下面と水平通気管側が開口している接頭四角錐形の中空本体と、
水平通気管を囲む半円形切欠部をそれぞれ有し、中空本体の水平通気管側の開口を塞ぐ上下のフロントパネルとを備え、
前記中空本体は、エルボに下端が固定され鉛直上方に延びる鉛直ボルトを通す貫通穴と、水平通気管側に水平に突出して設けられた複数の水平ボルトとを有しており、
前記上下のフロントパネルはそれぞれ前記水平ボルトが遊動可能に貫通するルーズ孔を有しており、
前記中空本体は、前記鉛直ボルトと螺合する第1ナットで屋上スラブ上に固定され、
前記上下のフロントパネルは、前記水平ボルトと螺合する第2ナットで中空本体に固定される、ことを特徴とする通気管カバー。 - 前記第1ナットと前記第2ナットとは、前記中空本体又は前記フロントパネルと同じ材質からなり、かつ、前記ルーズ孔よりも大きい径を有している、ことを特徴とする請求項1に記載の通気管カバー。
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