JP5646829B2 - ブリッジ防止手段を有する粉粒体貯蔵装置 - Google Patents
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Description
この粉粒体貯蔵装置のホッパ内部へ粉粒体を貯蔵する際に、ホッパ内部に蓄えられた粉粒体同士の押し合いなどによってホッパの排出口付近で粉粒体同士がアーチ構造を形成して閉塞するブリッジ現象が発生することがある。
このブリッジ現象が発生すると、ホッパ内部での粉粒体の移動が停滞し粉粒体が供給ゲートから排出されず、撹拌機や乾燥機などの装置への粉粒体の円滑な連続供給を妨げ、撹拌機や乾燥機などの装置の作業性を著しく低下させる要因となる。
例えば、引用文献1(特開2000−7089号公報)に記載の装置においては、ホッパのゲート付近へ気体噴出口が設けられている。この気体噴出口が送風機から送られる気体をホッパ内側へ噴出することでゲート付近に発生する粉粒体のブリッジを崩しブリッジ現象の発生を防止している。
また、他の実施例として、ホッパのゲート付近を外方から叩く殴打部材が設けられている。この殴打部材は流体圧シリンダのロッドへ接続され、ロッドを進退させることで殴打部材がホッパを叩くようになされている。これにより、ゲート付近に発生する粉粒体の詰まりを防止している。
この回転体がモータの動力を用いて回転することでホッパ内部にて棒材が回転し、これによりゲート付近に発生する粉粒体のブリッジの発生を防止している。
例えば、前記引用文献1に記載の装置においては、気体噴出口へ供給する気体を送る送風機や送風機からの配管が必要になる。また、殴打部材を駆動させるための駆動源である流体圧シリンダが必要となる。
また、引用文献2に記載の装置においては、回転体を回転させるためにモータを備える必要がある。
前述の従来技術はゲート下部に設けられるが、駆動源を有する装置は外形寸法が大きくなり、設置スペースを占有してしまう。コンパクトに配置され、余分な空間が無いプラント設備内では、大型の装置をゲート下部に設置することは非常に困難となる。
さらには、メンテナンス作業においても、電気機器や配管機器などの日常のメンテナンス作業のみならず、異常発生時の部品交換などの作業においても、狭いスペースでの作業を強いられ、困難な作業となってしまう。
したがって、本発明はホッパ内部のブリッジ発生を防止するに際し、モータやシリンダなどの駆動源を設けず、構造がシンプルで省スペースになるブリッジ防止手段を有する粉粒体貯蔵装置を提供するものである。
また、粉粒体の放出が停滞なく確実に行なわれるので、放出ロスがなく短時間で所定量の放出ができ、計量器の計量時間を短縮することができる。
図1は、従来のブリッジ防止手段を有しないホッパ1の供給ゲート3部分の部分正面図を示す。図1(a)はゲート5が閉じている状態を示し、図1(b)はゲート5が開いてホッパ1内部の粉粒体が下方へ放出されている状態を示している。
ホッパ1の下方部分であるホッパ下部2にはホッパ1に蓄えられた粉粒体の放出を調整する供給ゲート3が設けられている。
図1(a)に示す供給ゲート3はゲート5が閉じた状態であり、ホッパ1の下方の開口部11がゲート5で遮られてホッパ内の粉粒体が放出されないようになされている。
ホッパ1から粉粒体を供給する際には、図1(b)に示すように供給ゲート3が開いた状態となる。シリンダ10の駆動によりゲート5がゲート軸4を回動中心として回動し、ホッパ下部の開口部11が開放されホッパ1内に蓄えられた粉粒体が下方へ放出される。
このような供給ゲート3を有するホッパ1に設けられる本発明のブリッジ防止手段9を以下に説明する。
図2は、実施例1に係るブリッジ防止手段9の構成を示す模式図である。
図3は、実施例1に係る粉粒体貯蔵装置の正面図である。
図4は、図3のA−A断面図である。
本実施例の粉粒体貯蔵装置は、図2にブリッジ防止手段9の構成を示すように、ゲート5の回動に伴って、ホッパ1の内部に設けられた回転部材22が回転され、ホッパ1内に形成される粉粒体のブリッジを崩すものである。
本発明のブリッジ防止手段9は、前記ゲート軸4をホッパ1の内方まで延長して回転部材軸部21を形成し、回転部材軸部21をホッパ1の側壁内方へ突入させて、この回転部材軸部21の外周へ半径方向外方へ回転部材22を放射状に設けるものである。
この回転部材22の回転はゲート5の開閉動作に連動されて行なわれるので、ブリッジ防止手段9のための駆動源を別途備える必要なく、ゲート5開閉のための駆動源であるシリンダ10の動力のみでブリッジ防止手段9を作動させることが可能となる。
例えば、回転部材22は板状の羽根ではなく、棒状や螺旋状などの撹拌棒で構成されてもよい。
例えば、回転部材22の個数もホッパ1内の粉粒体の密度が高く複数の回転部材22では粉粒体の抵抗が大きくなり回転できない場合はひとつの回転部材22を設けて回転し易くするほうが望ましい。
あるいは、ホッパ1内の粉粒体の密度が低く粉粒体の抵抗が小さい場合は、より攪拌部位を広範囲にするため回転部材を2以上の数で放射状に設置して確実に粉粒体のブリッジを防ぐようにすることもできる。
図5は、実施例2に係る粉粒体貯蔵装置の正面図である。
図6は、実施例2に係る粉粒体貯蔵装置の部分側面図である。
図7は、実施例2に係る粉粒体貯蔵装置の動作経緯を示す説明図である。
ホッパ1のゲート5の開き方向側の側面位置へ本実施例のブリッジ防止手段9が設けられている。
ホッパ1のゲート5の開き方向側の側面には、回転軸軸受32が備えられ、回転軸31の両端部位を回転自在に支持している。
回転軸31には、ゲートの回転力を受ける回転受部34 と、ホッパ1の側面を打突する打撃部35が設けられている。
回転受部34は、ゲート5が開く時に回動する方向側のゲート端部である回動側後端部33へ当接するようになされており、ゲート5の開きが大きくなる程度に応じて回転軸31の回転角度が大きくなるようになされている。
アーム36は、回転軸31の径方向外方へ棒状に形成されており、一端を回転軸31へ固着され、外方の他端側へハンマ37が連接されている。
ハンマ37が叩くホッパ1のシリンダ側の側面には、ハンマ37の叩く衝撃をより確実に受けてホッパ1の内部へ伝達するために打撃受け部38が設けられている。打撃受け部38は、ハンマが打突する衝撃を広範囲へ伝達するようになされている。また、この打撃受け部38は、ハンマ37の打突による衝撃が局所へ集中してホッパ側壁を損傷しないようにするためにも必要である。
図7(a)には、ゲート5を閉じた状態の粉粒体貯蔵装置を示している。ゲート5が閉じた状態になされているので、ブリッジ防止手段9の作動は行なわれない。
図7(b)には、ゲート5が開く途上の状態を示している。この時、ゲート5の開閉動作の駆動源であるシリンダ10が駆動し、ロッドが収縮されてゲート軸を中心としてゲート5がシリンダ側へ回動される。
ゲート5がシリンダ側へ回動すると、ゲート5の回動側後端部33が引き上げられ、ホッパ1のシリンダ側の側面に設けられたブリッジ防止手段9に備えられている回転受部34へ当接する。
回転軸31が回転することで、回転軸31の外方へ設けられたアーム36を介して設けられたハンマ37が回動される。
ゲート5が開いた状態になると、ゲート5の回動側後端部33は、回転受部34を押し上げで回転させ、回転軸31が十分に回転されるので、打撃部35が回動され、ハンマ37はホッパ1のシリンダ側の側面に備えられる打撃受け部38を叩いて打突する。
このハンマ37の打突による衝撃が打撃受け部38を介してホッパ1の内部へ加えられ、この外部から加えられる衝撃によりホッパ内部で形成される粉粒体のブリッジが崩壊される。これによりホッパ内の粉粒体の移動が容易となり、開口部からスムーズにゲート下方へ粉粒体が放出される。
このジョギング動作の際に、本実施例のブリッジ防止手段9を用いると、ゲート5の開閉を繰り返すことでホッパ1を叩く打撃部35の打突が繰り返し行なわれ、より効果的に粉粒体のブリッジを崩すことができる。
5 ゲート
9 ブリッジ防止手段
10 シリンダ
21 回転部材軸部
22 回転部材
31 回転軸
32 回転軸軸受
34 回転受部
35 打撃部
Claims (2)
- 粉粒体を蓄えるホッパと、該ホッパの下部へ設けられゲートを開閉することで粉粒体の供給量の調整を行なう供給ゲートを備える粉粒体貯蔵装置において、前記供給ゲート又はホッパに取り付けられホッパ内の粉粒体のブリッジ発生を防止するブリッジ防止手段を有し、該ブリッジ防止手段が、前記ゲートの回転軸を延長してホッパの側壁内方へ突入される回転部材軸部と、前記回転部材軸部の外周へ径方向に放射状に固定される回転部材を有し、前記ゲートの回動に伴いホッパ内の回転部材を回転させることを特徴とする粉粒体貯蔵装置。
- 粉粒体を蓄えるホッパと、該ホッパの下部へ設けられゲートを開閉することで粉粒体の供給量の調整を行なう供給ゲートを備える粉粒体貯蔵装置において、前記供給ゲート又はホッパに取り付けられホッパ内の粉粒体のブリッジ発生を防止するブリッジ防止手段を有し、該ブリッジ防止手段が、前記ホッパに固着され回転軸を回転自在に支持する回転軸軸受と、前記回転軸に備えられゲートの回動側後端部と当接しゲートの開動作時に回動方向へ押圧されて回転軸に回転力を与える回転受部と、前記回転軸に備えられ回転軸の回転に伴い回転してホッパを叩く打撃部を有し、前記供給ゲートの回動に伴い打撃部が回転してホッパを叩くことを特徴とする粉粒体貯蔵装置。
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