JP5656494B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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Description
そこで、貯蔵室に結露が生成してしまうことを防止でき、且つ結露防止に使われる消費電力を極力削減することができる冷蔵庫を提供する。
まず、第1実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。図1に示すように、冷蔵庫本体1は、前面が開口した縦長矩形箱状の断熱箱体2内に上下方向に並んで配置された複数の貯蔵室を有している。具体的には、断熱箱体2内には、上段から順に、前面が開口した貯蔵室として、冷蔵室3、野菜室4が設けられ、その下方に製氷室(図示せず)と小冷凍室5が左右に並べて設けられ、これらの下方に冷凍室6が設けられている。図示しない製氷室内には、周知の自動製氷装置(図示せず)が設けられている。断熱箱体2は、基本的には、鋼板製の外箱2aと、合成樹脂製の内箱2bと、外箱2aと内箱2bとの間に設けられた断熱材2cとから構成されている。
冷蔵室3の前面の開口部には、図2に示すように、冷蔵室3の前面の開口を開閉するヒンジ開閉式で、いわゆる観音開き式の冷蔵室用扉8が設けられている。すなわち、冷蔵室用扉8は、冷蔵室3の前面の開口の左右両側に回動自在に枢支されて当該前面の開口を開閉する扉である。冷蔵室用扉8は、貯蔵室用扉として機能するものであり、断熱性を有する冷蔵室用左扉9および断熱性を有する冷蔵室用左扉10を有している。冷蔵室用左扉9は冷蔵室3の前面の開口部の左半分を開閉する扉であり、冷蔵室用右扉10は冷蔵室3の前面の開口部の右半分を開閉する扉である。
野菜室4の前面の開口部には、断熱性を有する引出し式の野菜室用扉23が設けられている。野菜室用扉23の背面部には、貯蔵容器を構成する下部ケース24が連結されている。下部ケース24の上部の後部には、下部ケース24よりも小型の上部ケース25が設けられている。
各貯蔵室3〜6の温度設定などは、冷蔵室用扉8の前面に設けられた操作パネル31を操作することにより行われる。この操作パネル31には外気温センサ32が設けられている。外気温センサ32は、冷蔵庫外の外気の温度を測定するものであり、例えばサーミスタのような感温抵抗素子などから構成されている。
冷蔵庫本体1の背面下部寄り部分には、全体を制御するマイコン等を実装した制御手段をなす制御装置40が設けられている。制御装置40については後述する。なお、図示はしないが、冷蔵庫本体1に設けられる電気機器のアース線は、外箱2aなどを介して接地されている。
冷凍用蒸発器室41の前方には、冷気吹出口41aが設けられ、冷気吹出口41aの下方には、戻り口41bが設けられている。
冷蔵用蒸発器室47内であって冷蔵用蒸発器33の下方には、排水樋50が設けられている。排水樋50は、冷蔵用蒸発器33からの除霜水を受けるものである。この排水樋50に受けられた除霜水も、排水樋44で受けられた除霜水と同様に、機械室36内に設けられた除霜水蒸発皿39に導かれ、除霜水蒸発皿39の所で蒸発される。
図3に示す冷凍サイクル装置35において、圧縮機37の吐出口37aには、マフラ61および蒸発パイプ62を介して凝縮器38が接続されている。この凝縮器38の出口には、放熱パイプ63および防露パイプ64が直列に接続されている。なお、図示はしないが、放熱パイプ63は断熱箱体2の両側面や背面に位置し、防露パイプ64は各貯蔵室3〜6、図示しない製氷室の前面の開口部の周囲部に位置している。
T字管69の出口ポート69cは、サクションパイプ72に接続されている。このサクションパイプ72の出口は、圧縮機37の吸入口37bに接続されている。
次に、上記構成の電気的構成について、図4を参照して説明する。
操作パネル31の図示しない「電源」のスイッチが押されると、制御装置40は、各貯蔵室の冷却運転を行う。まず、制御装置40は、図6に示すように、外気温センサ32、冷蔵室温度センサ74、冷凍室温度センサ75、蒸発器温度センサ76などによって各温度を検出する(ステップS1)。そして、検出した冷蔵室温度センサ74の温度が所定温度、具体的には冷蔵室3の温度が例えば3℃以下でないとき(ステップS2:No)、制御装置40は、タイマ40dをスタートさせ(ステップS3)、冷蔵温度帯の貯蔵室での冷却、すなわち冷蔵冷却運転を開始する(ステップS4)。
図7(b)は、冷蔵冷却運転又は非冷蔵冷却運転のどちらの冷却運転をしているかを示している。図7(b)に示すように、制御装置40は、冷蔵室3の温度が所定温度を超えたときおよび非冷蔵冷却運転が所定条件を満たしたときに冷蔵冷却運転を行っている。そして、この制御装置40は、冷蔵冷却運転が所定条件を満たし、冷凍室6の温度が所定温度を超えたときに非冷蔵冷却運転を行っている。
図7(d)は、防露ヒータ16の通電率のモードを示している。制御装置40は、上述したように冷蔵冷却運転の開始とともに防露ヒータ16の通電率を第1のモードの値に設定している。第1のモードによる設定の終わりの時点は、図6のステップS13およびステップS19に示すように、非冷蔵冷却運転開始から所定時間経過したとき、または非冷蔵冷却運転中に冷蔵用送風ファン46が駆動状態から停止状態に切り替わるときまでである。ここで、図7(d)において、非冷蔵冷却運転開始から所定時間経過までの時間を「t」として示している。第2のモードによる設定の終わりの時点は、冷蔵冷却運転が開始されるまでである。
制御装置40は、外気温センサ32の検出結果に基づいて防露ヒータ16の通電率を予め決められた値に設定し、冷蔵冷却運転中では防露ヒータ16の通電率を縦仕切り部材13に結露が生成しない第1のモードの値に設定し、非冷蔵冷却運転中では防露ヒータ16の通電率を縦仕切り部材13に結露が生成しない大きさで且つ同一の外気の温度の検出結果での第1のモードの値に比べて小さい第2のモードの値に設定している。第2のモードの通電率は外気温が同一な場合において第1のモードの通電率よりも小さいため、縦仕切り部材13に結露が生成してしまうことを防止できるとともに、常に第1のモードで防露ヒータ16を駆動するよりも、消費電力を削減することができる。
第2実施形態について、図8を参照して説明する。
第2実施形態では、防露ヒータ16の制御が第1実施形態と異なる。すなわち、第2実施形態の制御装置40は、図8に示すように、第1実施形態の防露ヒータ16の制御のフローチャートのステップS13(図6参照)の代わりにステップS20を行っている。
次に、制御装置40がステップS20を行う制御について説明する。なお、第2実施形態のステップS20以外のステップは、第1実施形態のステップと同一であるので、同一のステップについては説明を省略する。
制御装置40は、蒸発器温度センサ76の冷蔵用蒸発器33の検出結果が所定温度以上になったときに、防露ヒータ16の通電率を第1のモードの値から第2のモードの値に切り替える制御を行っている。冷蔵用蒸発器33で生成された冷気は冷蔵用送風ファン46の送風作用によって冷蔵室3および野菜室4に供給される。よって、冷蔵室3の温度に基づいて冷蔵冷却運転から非冷蔵冷却運転に切り替わった場合、非冷蔵冷却運転中も冷蔵用蒸発器33が十分に冷やされていると冷蔵用蒸発器33から冷気が冷蔵室3および野菜室4に供給され、防露ヒータ16の出力が小さいときに縦仕切り部材13に結露が生成することがある。この実施形態では、非冷蔵冷却運転が開始されても、冷蔵用蒸発器33の温度が所定温度以上にならない場合は、防露ヒータ16の通電率は第1のモードの値としている。これにより、縦仕切り部材13に結露が生成してしまうことを確実に防止することができる。
以上のように本実施形態の冷蔵庫の制御手段は、外気温センサの検出結果に基づいて加熱手段の通電率を予め決められた値に設定し、冷蔵冷却運転中では加熱手段の通電率を外気接触部に結露が生成しない第1のモードの値に設定し、非冷蔵冷却運転中では加熱手段の通電率を外気接触部に結露が生成しない大きさで且つ同一の外気の温度の検出結果での第1のモードの値に比べて小さい第2のモードの値に設定している。これにより、防露ヒータの通電率は、結露が生じにくい非冷蔵冷却運転のときに第1のモードの値よりも通電率の小さい第2のモードの値となる。したがって、貯蔵室に結露が生成してしまうことを防止でき、且つ結露防止に使われる消費電力を極力削減することができる。
扉開閉センサは冷蔵室の扉および冷凍室の扉の開閉を検出するものとして説明したが、野菜室、小冷凍室、製氷室の各扉の開閉も検出する構成としてもよい。また、野菜室の扉が開いたときに冷蔵用送風ファンが停止し、小冷凍室、製氷室の扉が開いたときに冷凍用送風ファンが停止するようにしてもよい。
Claims (4)
- 前面が開口した貯蔵室を有する冷蔵庫本体と、
前記貯蔵室の前面を開閉する貯蔵室用扉と、
前記貯蔵室の温度を検出する貯蔵室温度センサと、
前記冷蔵庫本体の外気の温度を検出する外気温センサと、
圧縮機と凝縮器と前記貯蔵室を冷却する冷気を生成する冷蔵用蒸発器とを有し、冷凍サイクルを構成する冷凍サイクル装置と、
前記冷凍サイクル装置の前記圧縮機と前記冷蔵用蒸発器との間に設けられ、弁の開閉によって前記圧縮機から前記凝縮器を介して供給される冷媒を前記冷蔵用蒸発器に供給する冷蔵冷却運転の状態および前記圧縮機から前記凝縮器を介して供給される冷媒を前記冷蔵用蒸発器に供給しない非冷蔵冷却運転の状態のいずれかに切り替える切替弁と、
外気と接触可能な位置で且つ前記貯蔵室内または近傍の位置に設けられた外気接触部と、
前記外気接触部を加熱する加熱手段と、
前記貯蔵室温度センサの前記貯蔵室の検出結果が所定の温度範囲に収まるように、前記圧縮機の駆動の制御をすると共に前記切替弁の状態を切り替えて前記冷蔵用蒸発器に供給される冷媒の流れを調整する制御手段と、
前記制御手段によって制御されて前記冷蔵用蒸発器で生成される冷気を前記貯蔵室に供給するための風を生成する冷蔵用送風ファンであって当該冷蔵用送風ファンの駆動中に前記貯蔵室用扉が開くとその駆動が停止されるよう構成された冷蔵用送風ファンと、を備え、
前記制御手段は、前記外気温センサの検出結果に基づいて前記加熱手段の通電率を予め決められた値に設定し、前記冷蔵冷却運転中では前記加熱手段の通電率を前記外気接触部に結露が生成しない第1のモードの値に設定し、前記非冷蔵冷却運転中では前記加熱手段の通電率を前記外気接触部に結露が生成しない大きさで且つ同一の外気の温度の検出結果での第1のモードの値に比べて小さい第2のモードの値に設定し、前記冷蔵冷却運転の状態から前記非冷蔵冷却運転の状態に切り替わった後で且つ前記冷蔵用送風ファンが駆動状態から停止状態に切り替わるときに前記加熱手段の通電率を前記第1のモードの値から前記第2のモードの値に切り替える冷蔵庫。 - 前記冷蔵用蒸発器の温度を検出する蒸発器温度センサを更に備え
前記制御手段は、前記非冷蔵冷却運転中において前記蒸発器温度センサの検出結果が予め決められた所定の温度以上なったときに、前記加熱手段の通電率を前記第1のモードの値から前記第2のモードの値に設定する請求項1記載の冷蔵庫。 - 前記冷蔵用蒸発器の温度を検出する蒸発器温度センサを更に備え、
前記制御手段は、前記非冷蔵冷却運転中において、前記蒸発器温度センサの検出結果が予め決められた所定の温度以上なったときおよび前記冷蔵用送風ファンが駆動状態から停止状態に切り替わるときのいずれか早いときに、前記加熱手段の通電率を前記第1のモードの値から前記第2のモードの値に設定する請求項1又は2記載の冷蔵庫。 - 前記貯蔵室用扉は、前記貯蔵室の前面の開口の左右両側に回動自在に枢支されて当該前面の開口を開閉する観音開き式の扉であって、
前記外気接触部は、前記観音開き式の扉の一方の扉の枢支側とは反対側に取り付けられ、前記観音開き式の扉の開閉動作に応じて回動することで、前記観音開き式扉の間を閉塞する縦仕切り部材である請求項1から3のいずれか一項記載の冷蔵庫。
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