JP5683151B2 - 防塵ネット及びこれを用いた防塵柵 - Google Patents
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Description
また、特許文献2の防塵ネットを用いた場合は、取付部材が風荷重によって変形することにより、支持体と防塵ネットとの間のすき間が広がり、このすき間から粉塵が漏れるという問題があった。
充実率が60〜75%で幅狭の帯状に形成され、長手方向の二辺と左右の二辺の外周にそれぞれネット端縁部が設けられた最上段の小ネットと、を有し、
前記複数の小ネットは互いに、一方の小ネットの前記折り返えし部に他方の小ネットの前記ネット端縁部を重ね合わせて接合され、
かつ、前記最上段の小ネットは、前記複数の小ネットのうちの前記ネット端縁部が重ね合わされていない前記折り返えし部を具備する小ネットに、当該小ネットの前記折り返えし部を、前記最上段の小ネットの前記ネット端縁部に重ね合わせて接合されたものである。
前記防塵ネットを形成する前記複数の小ネットの前記長手方向の一方の一辺の外周に設けられたネット端縁部および前記最上段の小ネットの前記長手方向の二辺の外周に設けられたネット端縁部を、前記複数本の横ワイヤにそれぞれ固定すると共に、
該防塵ネットを形成する前記複数の小ネットの前記左右の二辺の外周に設けられたネット端縁部および前記最上段の小ネットの前記左右の二辺の外周に設けられたネット端縁部を、前記縦ワイヤに固定したものである。
上下方向に所定の間隔でフックが設けられ、所定の間隔で地上に立設された複数の鋼管柱と、該複数の鋼管柱に前記フックを介してそれぞれ取付けられた横ワイヤと、前記鋼管柱の軸方向に前記フックを介してそれぞれ取付けられた縦ワイヤとを備え、
前記ネット端縁部は、折り返えし部と、該折り返えし部に設置された継手部とを具備し、
前記少なくとも一対の小ネットは、それぞれのネット端縁部同士が対向した姿勢に配置され、かつ、該対向したネット端縁部同士の間に前記横ワイヤが配置され、それぞれの前記継手部と前記横ワイヤとが締結ワイヤによって一体に固定され、
前記ラップシートは、互いに隣接した一対の前記小ネットに跨がって、それぞれの前記長手方向のネット端縁部と前記横ワイヤとの隙間を覆うものである。
図において、100は地上に多量の石炭が堆積された発塵源となる石炭ヤードで、その風下側には防塵柵1が設置されている。
充実率70%の防塵ネット20を製作し、そこに大型扇風機で風を起こして防塵ネット20による風速の低減を調べた。大型扇風機はネットの手前(上流側)4mに配置し、防塵ネット20の前後の風速を計測した。扇風機を用いたので距離によって風速は減少するため、防塵ネット20がない場合も実施し、防塵ネット20の有無による風速の比較により風速の低減を調査した。その結果を図8に示す。これより、防塵ネット20を設置すると、防塵ネット20背後(下流側)は30%の風速に減少することがわかる。
同じ風速の下で目合形状の寸法を変化させて防塵ネット20の防塵効果の比較実験を行った。充実率は70%と一定した。その結果を表1に示す。結果は防塵ネット20の背後において粘着テープで捕捉した粒径30μm粉塵の1cm2あたりの捕捉数である。捕捉数が多いほど、防塵効果がないことを示す。ここでは捕捉数が1000以下を要求値として判定した。これより、図7の短辺bが5mmの場合は、長辺aが15mm以上とa/b(表1で辺長比)が2を超えると防塵効果が低下することがわかる。また、正方形に近い形状であっても一辺の長さが12mmを上回ると防塵効果が落ちることがわかった。なお、防塵ネット20の短辺bは鉛直方向(縦方向)、水平方向(横方向)のどちらでも防塵効果はほぼ同じである。
小ネット20a〜20eの接合にあたっては、図12に示すように、最下段の小ネット20aの上辺のネット端縁部30a(折り返えし部23だけ設けられている)の上に、次段の小ネット20bのネット端縁部30を、継手部26を折り返えし部23より外方に位置させて重ね合わせ、例えば、樹脂系のロープ28により一体に固定する。
先ず、小ネット20a〜20eを接合して形成した2枚の防塵ネット20の隣接する側のネット端縁部30を、図12で説明した手順に準じて接合し、幅W:9m、高さH:5mの大きい防塵ネット20を形成する。
そして、図13に示すように、各ネット端縁部30の継手部26を横ワイヤ10に当接させ、例えば樹脂系の締付ワイヤ40により、継手部26を横ワイヤ10に締め付けて固定する。
次に、下端部のネット端縁部30を、地盤Gに設けた下端固定杭5に締付ワイヤ40等により固定する。
そして、図14に示すように、下部の防塵ネット20のネット端縁部30の継手部26を横ワイヤ10の下に位置させ、上部の防塵ネット20のネット端縁部30の継手部26を横ワイヤ10の上に位置させて、上下の継手部26を締付ワイヤ40により横ワイヤ10に締付けて一体に固定する。
上記説明では、5枚の小ネット20aを接合して防塵ネット20を構成した場合を示したが、4枚あるいは6枚の小ネット20aを接合して防塵ネット20を接合してもよく、鋼管柱2の高さなどに対応して適宜変更することができる。
また、防塵ネット20を鋼管柱2aと2b、2bと2cの間に下から順次取付けた場合を示したが、上から下に向って順次取付けてもよい。
さらに、防塵ネット20をポリエステル系の合成繊維で形成した場合を示したが、他の材料を用いてもよい。
充実率が60〜75%の防塵ネット20を用いたので、粉塵等の吹き抜けや飛散を効果的に防止することができる。
また、防塵柵の上端部に、石炭ヤード100側に斜め上方に延設された忍び返えしを設けたので、若し粉塵等が上方に飛んでも外部に飛散するのを防止することができる。
さらに、対向する上下の防塵ネット20と横ワイヤ10との接合部にラップシート31を設けて、接合部に形成されたすき間を確実に閉塞するようにしたので、粉塵等の吹き抜けを防止することができる。また、設置コストを従来の防塵柵に比べて約2分の1に低減することができる。
Claims (6)
- 充実率が60〜75%で幅狭の帯状に形成され、長手方向の一方の一辺と左右の二辺との外周にそれぞれネット端縁部が設けられ、長手方向の他方の一辺に折り返えし部が設けられた複数の小ネットと、
充実率が60〜75%で幅狭の帯状に形成され、長手方向の二辺と左右の二辺の外周にそれぞれネット端縁部が設けられた最上段の小ネットと、を有し、
前記複数の小ネットは互いに、一方の小ネットの前記折り返えし部に他方の小ネットの前記ネット端縁部を重ね合わせて接合され、
かつ、前記最上段の小ネットは、前記複数の小ネットのうちの前記ネット端縁部が重ね合わされていない前記折り返えし部を具備する小ネットに、当該小ネットの前記折り返えし部を、前記最上段の小ネットの前記ネット端縁部に重ね合わせて接合されていることを特徴とする防塵ネット。 - 前記小ネットのネット端縁部は、周縁を内側に折り返えした折り返えし部と、長手方向に複数の連結部を介して連結された継手部を有し、前記折り返えし部に継手部を外方に位置させて重ねられ、該折り返えし部に一体に固定された連結帯とによって形成したことを特徴とする請求項1記載の防塵ネット。
- 前記防塵ネットは、すき間のメッシュが長方形で長辺と短辺との長さの比が1.0以上2.0以下であり、かつ短辺の長さが1mm以上10mm以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の防塵ネット。
- 上下方向に所定の間隔でフックが設けられ、所定の間隔で地上に立設された複数の鋼管柱と、該複数の鋼管柱に前記フックを介してそれぞれ取付けられた複数本の横ワイヤと、前記鋼管柱の軸方向に前記フックを介してそれぞれ取付けられた縦ワイヤとを備え、
前記請求項1〜3のいずれかに記載の防塵ネットを形成する前記複数の小ネットの前記長手方向の一方の一辺の外周に設けられたネット端縁部および前記最上段の小ネットの前記長手方向の二辺の外周に設けられたネット端縁部を、前記複数本の横ワイヤにそれぞれ固定すると共に、
該防塵ネットを形成する前記複数の小ネットの前記左右の二辺の外周に設けられたネット端縁部および前記最上段の小ネットの前記左右の二辺の外周に設けられたネット端縁部を、前記縦ワイヤに固定したことを特徴とする防塵柵。 - 充実率が60〜75%で幅狭の帯状に形成され、長手方向の一辺と左右の二辺の外周にそれぞれネット端縁部が設けられ、長手方向の他方の一辺に折り返えし部が設けられた少なくとも一対の小ネットと、充実率が60〜75%で幅狭の帯状に形成された1枚または複数枚のラップシートと、を具備する防塵ネットと、
上下方向に所定の間隔でフックが設けられ、所定の間隔で地上に立設された複数の鋼管柱と、該複数の鋼管柱に前記フックを介してそれぞれ取付けられた横ワイヤと、前記鋼管柱の軸方向に前記フックを介してそれぞれ取付けられた縦ワイヤとを備え、
前記ネット端縁部は、折り返えし部と、該折り返えし部に設置された継手部とを具備し、
前記少なくとも一対の小ネットは、それぞれのネット端縁部同士が対向した姿勢に配置され、かつ、該対向したネット端縁部同士の間に前記横ワイヤが配置され、それぞれの前記継手部と前記横ワイヤとが締結ワイヤによって一体に固定され、
前記ラップシートは、互いに隣接した一対の前記小ネットに跨がって、それぞれの前記長手方向のネット端縁部と前記横ワイヤとの隙間を覆うことを特徴とする防塵柵。 - 前記複数の鋼管柱の上端部に発塵源側に張り出した頭部金物を設け、該頭部金物と前記鋼管柱との間に前記防塵ネットが斜めに展張された忍び返えしを設けたことを特徴とする請求項4又は5記載の防塵柵。
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