JP5711005B2 - フリッカ補正方法および画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フリッカ補正方法および画像処理装置に関する。
動画のフリッカ補正の一般的な方法として、過去の複数枚のフレーム画像を平均化して基準画像(フリッカのない画像)を生成し、生成した基準画像とフリッカ補正を行うフレーム画像との比を補正係数として算出し、フリッカ補正を行うフレーム画像に補正係数を乗算するという技術が知られている。また、商用電源の周波数が50Hz地域において、蛍光灯照明下で60fpsの動画を撮像するときに、3枚のフレーム画像の平均値を基準画像としてフリッカ補正を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、従来知られているフリッカ補正における基準画像の生成原理について説明する。図9は、従来知られている光源の明滅周波数とフレーム画像の撮像タイミングとを示したグラフである。グラフの横軸は時間を示し、縦軸は光源の明るさを示す。なお、光源が一番明るい場合の明るさを1とし、光源が一番暗い場合の明るさを−1としている。また、光源の明るさが、一番明るい場合と一番暗い場合とのちょうど中間の明るさを0としている。また、曲線900は、光源の明滅周波数(理想状態としてサインカーブとしている)を示している。また、点901〜903は、フレーム画像の撮像タイミングを示している。
フリッカは、光源の明滅周波数と撮像周波数(フレームレート)のずれが原因で起こる。図示する例では、光源の明滅周波数は100Hzであり、撮像する動画のフレームレートは60fpsである。1フレーム目の撮像は、時間0msのとき(図中の点901)に行っている。このときの光源の明るさはちょうど中央値であるため、撮像したフレーム画像の明るさも中央値となる。また、2フレーム目の撮像は、時間16.67msのとき(図中の点902)に行っている。このときの光源の明るさは中央値よりも暗くなっているため、撮像したフレーム画像の明るさは中央値よりも暗くなる。また、3フレーム目の撮像は、時間33.33msのとき(図中の点903)に行っている。このときの光源の明るさは中央値よりも明るくなっているため、撮像したフレーム画像の明るさは中央値よりも明るくなる。4フレーム目の撮像は、時間50msのとき(図中の点904)に行っており、このときの光源の明るさは1フレーム目の撮像と同様に中央値となる。以降、上記のパターンが繰り返される。
上記の1フレーム目〜3フレーム目に撮像した3枚のフレーム画像において、それぞれのフレーム画像における同一の座標の画素毎に、画素値の平均値を算出することで、ちょうど光源の明るさが中央値のときに撮像したフレーム画像と同じ明るさの画像(基準画像)が得られる。すなわち、1フレーム目〜3フレーム目に撮像した3枚のフレーム画像を平均化することで、基準画像を得ることができる。具体的には、1フレーム目に撮像したフレーム画像における座標(1,1)の画素値と、2フレーム目に撮像したフレーム画像における座標(1,1)の画素値と、3フレーム目に撮像したフレーム画像における座標(1,1)の画素値との平均値を算出し、算出した値を基準画像の座標(1,1)の画素値とする。同様に、他の座標の画素値についても平均値を算出して基準画像を生成する。このように、1フレーム目〜3フレーム目に撮像した3枚のフレーム画像を平均化することで、基準画像を生成することができる。
そして、例えば、3フレーム目に撮像したフレーム画像に対してフリッカ補正を行う場合には、基準画像と、3フレーム目に撮像したフレーム画像との画素値の比を補正係数として算出し、3フレーム目に撮像したフレーム画像の画素値に補正係数を乗算することで、3フレーム目に撮像したフレーム画像のフリッカを補正することができる。なお、フリッカ補正を行うフレーム画像を補正対象画像とする。
なお、光源の明滅周波数が100Hzであり、撮像する動画のフレームレートが60fpsである場合に3枚のフレーム画像を用いて基準画像を生成する例を用いて説明したが、光源の明滅周波数や撮像する動画のフレームレートが上述した例と異なる場合においても、複数枚のフレーム画像を用いて基準画像を生成することができる。なお、基準画像を生成するために必要なフレーム画像の枚数は、光源の周波数b(Hz)と撮像する動画のフレームレートa(fps)とから算出することができる。具体的には、撮像する動画のフレームレートa(fps)の逆数1/aと、光源の明滅周波数b(Hz)の逆数1/bとの最小公倍数を算出する。そして、算出した最小公倍数の分母の値を、フレームレートと同じ値にした場合の分子の値が、基準画像を生成する際に必要な画像の枚数となる。
なお、上述した説明および以降の説明では、説明を容易にするため、露光時間(撮像素子のシャッタが開いている時間)を0としているが、これはもちろん1/60秒等の、実際に即した時間であって構わない。その場合のフレーム画像の明るさは、撮像素子がグローバルシャッタであれば露光時間内の平均輝度となり、ローリングシャッタであればフレーム画像のライン毎に明るさが変わるが、上述の補正原理には変わりない。
特開2001−16508号公報
ところが、近年高フレームレートで画像を撮像できる撮像素子が開発され、その特徴を生かしたカメラが開発されている。また、フリッカ補正に用いる基準画像を生成するために必要なフレーム画像の枚数は、光源の明滅周波数と、撮像する動画のフレームレートとの組み合わせによって異なる。一般的に、フレームレートが高くなるほど、フリッカ補正に用いる基準画像を生成するために必要なフレーム画像の枚数は多くなる。そのため、フレームレートが60fps以上の動画を撮像することが可能な撮像装置においては、3枚以上のフレーム画像が必要になることがある。
基準画像を生成するために必要なフレーム画像の枚数が多くなる例として、例えば光源の明滅周波数が50Hzであり、撮像する動画のフレームレートが240fpsの場合がある。このときは、基準画像を生成するために、上述した方法では理論上12枚のフレーム画像が必要となる。従って、このような条件でフリッカ補正を行う場合、12枚分のフレーム画像を保存するメモリが必要となり、また常に最新の12枚のフレーム画像の平均化を行って基準画像を生成する必要があるため、各フレーム画像のフリッカ補正処理を行う毎に、12枚のフレーム画像の平均化を行う時間もしくは演算回路が必要となる。そのため、従来知られているフリッカ補正の方法では、メモリや、回路規模や、処理時間が大きくなるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、高フレームレートの動画を撮像する際にフリッカ補正を行う場合においても、メモリや、回路規模や、処理時間をより小さくすることができるフリッカ補正方法および画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、算出部が、撮像する動画のフレームレートa[fps]と光源の明滅周波数b[Hz]とから、1/aと1/bとの最小公倍数を算出し、算出した最小公倍数の分母の値をaに変換した場合の分子の値に含まれる1を除く最小の約数nを算出する算出ステップと、基準画像生成部が、前記最小公倍数を前記明滅周波数bした周期をn等分したタイミングで撮像したn枚のフレーム画像を平均化して基準画像を生成する基準画像生成ステップと、補正部が、前記基準画像に基づいて、撮像した前記動画のフリッカ補正を行う補正ステップと、を含むことを特徴とするフリッカ補正方法である。
また、本発明のフリッカ補正方法において、前記基準画像生成ステップでは、前記n枚のフレーム画像のうち、最も過去に撮像したフレーム画像と同じ明るさのフレーム画像を得たときに、前記基準画像を更新することを特徴とする。
また、本発明のフリッカ補正方法において、前記基準画像生成ステップでは、前記基準画像の更新は、前回の更新から所定の時間以上経過した場合に行うことを特徴とする。
また、本発明は、明滅周波数b[Hz]の光源下でフレームレートa[fps]の動画を撮像する撮像部と、前記フレームレートa[fps]と前記明滅周波数b[Hz]とから、1/aと1/bとの最小公倍数を算出し、算出した最小公倍数の分母の値をaに変換した場合の分子の値に含まれる1を除く最小の約数nを算出する算出部と、前記最小公倍数を前記明滅周波数bした周期をn等分したタイミングで撮像したn枚のフレーム画像を平均化して基準画像を生成する基準画像生成部と、前記基準画像生成部が生成した前記基準画像に基づいて、前記撮像部が撮像した前記動画のフリッカ補正を行う補正部と、を備えることを特徴とする画像処理装置である。
本発明によれば、算出部は、撮像する動画のフレームレートa[fps]と光源の明滅周波数b[Hz]とから、1/aと1/bとの最小公倍数を算出し、算出した最小公倍数の分母の値をaに変換した場合の分子の値に含まれる1を除く最小の約数nを算出する。また、基準画像生成部は、前記最小公倍数を明滅周波数bした周期をn等分したタイミングで撮像したn枚のフレーム画像を平均化して基準画像を生成する。また、補正部は、基準画像に基づいて、撮像した動画のフリッカ補正を行う。これにより、基準画像を生成する際に用いるフレーム画像を少なくすることができる。そのため、フレーム画像を記憶する記憶部の容量をより少なくすることができ、基準画像を作成するための処理時間、あるいはハードウェア処理における回路リソースをより少なくすることができる。従って、高フレームレートの動画を撮像する際にフリッカ補正を行う場合においても、メモリや、回路規模や、処理時間をより小さくすることができる。
第1の実施形態における光源の明滅周波数とフレーム画像の撮像時間タイミングとを示したグラフである。 第1の実施形態における光源の明滅周波数とフレーム画像の撮像時間タイミングとを示したグラフである。 第1の実施形態において、基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数と、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数との関係を纏めた図である。 第1の実施形態における画像処理装置の構成を示したブロック図である。 第1の実施形態における画像処理装置の動作手順を示したフローチャートである。 第2の実施形態において、基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数nと、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mと、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tとの関係を纏めた図である。 第2の実施形態における画像処理装置の動作手順を示したフローチャートである。 第2の実施形態において、基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数nと、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mと、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tと、基準画像の更新間隔との関係を纏めた図である。 従来知られている光源の明滅周波数とフレーム画像の撮像タイミングとを示したグラフである。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。初めに、本実施形態におけるフリッカ補正に用いる基準画像の生成原理について説明する。図1は、本実施形態における光源の明滅周波数とフレーム画像の撮像時間タイミングとを示したグラフである。グラフの横軸は時間を示し、縦軸は光源の明るさを示す。なお、光源が一番明るい場合の明るさを1とし、光源が一番暗い場合の明るさを−1としている。また、光源の明るさが、一番明るい場合と一番暗い場合とのちょうど中間の明るさを0としている。また、曲線1001は、光源の明滅周波数(理想状態としてサインカーブとしている)を示している。また、点101〜112は、1フレーム目から12フレーム目のフレーム画像を撮像した時間を示している。
図示する例では、光源の明滅周波数は100Hzであり、撮像する動画のフレームレートは240fpsである。1フレーム目の撮像は、時間0msのとき(図中の点101)に行っている。このときの光源の明るさはちょうど中央値であるため、撮像したフレーム画像の明るさも中央値となる。また、2フレーム目の撮像は、時間4.16msのとき(図中の点102)に行っている。このときの光源の明るさは中央値よりも明るくなっているため、撮像したフレーム画像の明るさは中央値よりも明るくなる。また、3フレーム目の撮像は、時間8.33msのとき(図中の点103)に行っている。このときの光源の明るさは中央値よりも暗くなっているため、撮像したフレーム画像の明るさは中央値よりも暗くなる。4フレーム目以降の撮像時間及び光源の明るさは図示するとおりである。
光源の明滅周波数が100Hzであり、撮像する動画のフレームレートが240fpsである場合、従来知られているフリッカ補正の方法であれば、中央の明るさの画像である基準画像を生成するために12枚のフレーム画像が必要となる。なお、必要なフレーム画像の枚数の算出方法は上述したとおりである。
ところが、図1に示したグラフを参照すると、12枚のフレーム画像を用いることなく中央の明るさの画像を生成することができることが分かる。例えば、1フレーム目(図中の点101)に撮像したフレーム画像と7フレーム目(図中の点107)に撮像したフレーム画像とを平均化すると、中央の明るさの画像を生成できることが分かる。また、2フレーム目(図中の点102)に撮像したフレーム画像と8フレーム目(図中の点108)に撮像したフレーム画像とを平均化すると、中央の明るさの画像を生成できることが分かる。同様に、3フレーム目(図中の点103)に撮像したフレーム画像と9フレーム目(図中の点109)に撮像したフレーム画像との平均化など、2つのフレーム画像を平均化することで、中央の明るさの画像を生成できることが分かる。
これは、「サインカーブを等分した際のサイン値の和は、何等分であっても必ず0になる」という原理で説明できる。本実施形態においては、光源の明滅周波数はサインカーブである。また、フレーム画像を撮像するタイミングは、光源の明滅周期(光源の明滅周波数に基づいた周期)を整数倍した周期を等分する間隔である。そのため、光源の明滅周期を整数倍した周期を等分する間隔で撮像した際のフレーム画像を平均化した画像の明るさは、ちょうど中央の値となる。例えば、サインカーブを12等分したタイミングで撮影した12枚のフレーム画像を平均化した画像の明るさも、サインカーブを2等分したタイミングで撮影した2枚のフレーム画像を平均化した画像の明るさも、いずれもサイン値でいうところの0の値、すなわち光源の明暗のちょうど中央の明るさとなる。
上述した特性に基づいて、基準画像の生成に必要なフレーム画像(必要フレーム画像)の枚数および保存する必要なフレーム画像(保存画像)の枚数を算出する方法を一般化すると、以下のとおりとなる。
(1)基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数nは、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数の最小の約数(ただし、1は除く)。
(2)基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mは、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数から、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数を(1)で算出した基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数nで割った値を減算し、補正対象画像の枚数(1枚)を加算した値。
例えば、図1に示したように光源の明滅周波数は100Hzであり撮像する動画のフレームレートは240fpsである場合、基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数nは以下のとおりとなる。
・従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数は「12」
・従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数の最小の約数(但し、1は除く)は「2」
従って、基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数nは「2」である。
また、図1に示したように光源の明滅周波数は100Hzであり撮像する動画のフレームレートは240fpsである場合、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mは以下のとおりとなる。
・従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数は「12」
・基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数nは「2」
・従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数「12」を基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数「2」で割った値は「6」
・従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数「12」から、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数を基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数で割った値「6」を減算した値は「6」
・従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数から、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数を基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数で割った値を減算した値「6」に、補正対象画像の枚数「1」を加算した値は「7」
従って、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mは「7」である。
すなわち、光源の明滅周波数が100Hzであり、撮像する動画のフレームレートが240fpsである場合、従来の方法を用いて12フレーム目のフレーム画像のフリッカ補正を行うための基準画像を生成するためには、1フレーム目〜12フレーム目の12枚のフレーム画像を全て保存し、12枚のフレーム画像の平均化を行う必要がある。しかしながら、本実施形態の方法を用いて12フレーム目のフレーム画像のフリッカ補正を行うための基準画像を生成する場合には、6フレーム目〜12フレーム目の7枚のフレーム画像のみを保存し、そのうちの2枚のフレーム画像の平均化のみを行えばよい。
なお、基準画像を生成するために必要な2枚のフレーム画像は、光源の明滅周期を5倍した周期を、丁度2等分したタイミングで撮像した2枚のフレーム画像である。この例では、保存しているフレーム画像のうち最も過去に撮像した保存画像(6フレーム目のフレーム画像)と、補正対象画像(12フレーム目のフレーム画像)との2枚である。これは、前述の「サインカーブを等分した際のサイン値の和は、何等分であっても必ず0になる」という原理に基づいている。
次に、図1に示した例とは異なる例として、光源の明滅周波数が100Hzであり、撮像する動画のフレームレートが90fpsである場合について説明する。図2は、本実施形態における光源の明滅周波数とフレーム画像の撮像時間タイミングとを示したグラフである。グラフの横軸は時間を示し、縦軸は光源の明るさを示す。なお、図1と同様に、光源が一番明るい場合の明るさを1とし、光源が一番暗い場合の明るさを−1としている。また、光源の明るさが、一番明るい場合と一番暗い場合とのちょうど中間の明るさを0としている。また、曲線2001は、光源の明滅周波数(理想状態としてサインカーブとしている)を示している。また、点201〜209は、1フレーム目から9フレーム目のフレーム画像を撮像した時間を示している。
図示する例では、光源の明滅周波数は100Hzであり、撮像する動画のフレームレートは90fpsである。1フレーム目の撮像は、時間0msのとき(図中の点201)に行っている。このときの光源の明るさはちょうど中央値であるため、撮像したフレーム画像の明るさも中央値となる。また、2フレーム目の撮像は、時間11.11msのとき(図中の点202)に行っている。このときの光源の明るさは中央値よりも明るくなっているため、撮像したフレーム画像の明るさは中央値よりも明るくなる。また、3フレーム目の撮像は、時間22.22msのとき(図中の点203)に行っている。このときの光源の明るさは2フレーム目の撮像時よりも明るくなっているため、撮像したフレーム画像の明るさは2フレーム目のフレーム画像よりも明るくなる。4フレーム目以降の撮像時間及び光源の明るさは図示するとおりである。
この場合においても、上述した方法と同様の方法を用いて、基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数nと、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mを算出することができる。
具体的には、図2に示したように光源の明滅周波数は100Hzであり撮像する動画のフレームレートは90fpsである場合、基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数nは以下のとおりとなる。
・従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数は「9」
・従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数の最小の約数(但し、1は除く)は「3」
従って、基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数nは「3」である。
また、図2に示したように、光源の明滅周波数は100Hzであり、撮像する動画のフレームレートは90fpsである場合、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mは以下のとおりとなる。
・従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数は「9」
・基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数nは「3」
・従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数「9」を基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数「3」で割った値は「3」
・従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数「9」から、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数を基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数で割った値「3」を減算した値は「6」
・従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数から、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数を基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数で割った値を減算した値「6」に、補正対象画像の枚数「1」を加算した値は「7」
従って、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mは「7」である。
すなわち、光源の明滅周波数が100Hzであり、撮像する動画のフレームレートが90fpsである場合、従来の方法で、9フレーム目のフレーム画像のフリッカ補正を行うための基準画像を生成するためには、1フレーム目〜9フレーム目の9枚のフレーム画像を全て保存し、9枚のフレーム画像の平均化を行う必要がある。しかしながら、本実施形態の方法で、9フレーム目のフレーム画像のフリッカ補正を行うための基準画像を生成する場合には、3フレーム目〜9フレーム目の7枚のフレーム画像のみを保存し、そのうちの3枚のフレーム画像の平均化のみを行えばよい。
なお、基準画像を生成するために必要な3枚のフレーム画像は、光源の明滅周期を10倍した周期を、丁度3等分したタイミングで撮像した3枚のフレーム画像である。この例では、保存しているフレーム画像のうち最も過去に撮像した保存画像(3フレーム目のフレーム画像)と、補正対象画像(9フレーム目のフレーム画像)と、最も過去に撮像した保存画像と補正対象画像との丁度中間のタイミングで撮像した保存画像(6フレーム目のフレーム画像)との3枚である。これは、前述の「サインカーブを等分した際のサイン値の和は、何等分であっても必ず0になる」という原理に基づいている。
図3は、本実施形態において、光源の明暗周波数が100Hzである場合に、様々なフレームレートの動画を撮影する場合における、基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数と、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数との関係を纏めた図である。図示する例では、表形式で纏められており、列ごとに、撮影する動画のフレームレートと、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数と、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数と、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数と、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数とを関連付けて示している。
例えば、フレームレートが15fpsの動画を撮影する場合、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数は「3枚」であり、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数は「3枚」であり、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数は「3枚」であり、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数は「3枚」であることを示している。
また、フレームレートが240fpsの動画を撮影する場合、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数は「12枚」であり、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数は「2枚」であり、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数は「12枚」であり、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数は「7枚」であることを示している。他のフレームレートの動画を撮影する場合については図示するとおりである。
図示するとおり、高フレームレート(例えば、フレームレートが90fps以上)の動画を撮影する場合、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数よりも、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数の方が少ない。また、高フレームレートの動画を撮影する場合、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数よりも、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数の方が少ない。
次に、本実施形態における画像処理装置の構成について説明する。図4は本実施形態における画像処理装置の構成を示したブロック図である。図示する例では、画像処理装置1は、入力部11と、必要枚数算出部12(算出部)と、撮像部13と、一時記憶部14と、基準画像生成部15と、ゲイン算出部16と、補正部17と、記憶部18と、制御部19とを備える。
入力部11は、撮像する動画のフレームレートを必要枚数算出部12と撮像部13とに対して入力する。また、入力部11は、光源の明滅周波数を必要枚数算出部12に対して入力する。例えば、入力部11は、スイッチやテンキー等を備え、ユーザから、撮像する動画のフレームレートと光源の明滅周波数との入力を受け付ける。そして、入力部12は、ユーザから入力を受け付けた、撮像する動画のフレームレートを必要枚数算出部12と撮像部13とに対して入力し、光源の明滅周波数を必要枚数算出部12に入力する。また、例えば、撮像する動画のフレームレートと光源の明滅周波数とは予め定められており、入力部11は、予め定められている撮像する動画のフレームレートを必要枚数算出部12と撮像部13とに対して入力し、予め定められている光源の明滅周波数を必要枚数算出部12に入力する。
必要枚数算出部12は、入力部11から入力された、撮像する動画のフレームレートと光源の明滅周波数とに基づいて、基準画像を生成するために必要なフレーム画像の枚数と、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数とを算出する。撮像部13は、入力部11から入力された、撮像する動画のフレームレートに基づいて動画を撮影する。一時記憶部14は、撮像部13が撮像した動画のフレーム画像を一時記憶する。基準画像生成部15は、一時記憶部14が一時記憶しているフレーム画像を用いて基準画像を生成する。ゲイン算出部16は、撮像部13が撮像した補正対象画像と、基準画像生成部15が生成した基準画像とを用いて、補正対象画像を補正するためのゲイン値を算出する。補正部17は、ゲイン算出部16が算出したゲイン値を用いて、補正対象画像のフリッカを補正する。記憶部18は、補正部17が補正したフレーム画像を動画として記憶する。制御部19は、画像処理装置1が備える各部の制御を行う。
次に、画像処理装置1の動作手順について説明する。図5は、本実施形態における画像処理装置1の動作手順を示したフローチャートである。
(ステップS101)ユーザは、動画を撮影する前に、画像処理装置1の入力部11に、撮像する動画のフレームレートと光源の明滅周波数とを入力する。入力部11は、ユーザに入力された、撮像する画像のフレームレートを必要枚数算出部12と撮像部13とに対して入力し、光源の明滅周波数を必要枚数算出部12に対して入力する。その後、ステップS102の処理に進む。
(ステップS102)必要枚数算出部12は、ステップS101の処理で入力された、撮像する動画のフレームレートと光源の明滅周波数とに基づいて、基準画像を生成するために必要なフレーム画像の枚数nと、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mとを算出する。また、必要枚数算出部12は、算出した、基準画像を生成するために必要なフレーム画像の枚数nと、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mとを基準画像生成部15と制御部19とに対して入力する。その後、ステップS103の処理に進む。
(ステップS103)ユーザは、動画の撮影を開始させる際に、入力部11が備える撮影開始ボタンを押下する。制御部19は、入力部11が備える撮影開始ボタンが押下された場合、撮像部13に動画の撮影を開始させる。撮像部13は、制御部19の制御に基づいて、ステップS101で入力された、撮影する動画のフレームレートで指定されるフレームレートでの動画の撮影を開始する。その後、ステップS104の処理に進む。
(ステップS104)ユーザは、動画の撮影を終了させる際に、入力部11が備える撮影終了ボタンを押下する。制御部19は、入力部11が備える撮影終了ボタンが押下されていない場合は、動画撮影を継続すると判定してステップS105の処理に進む。また、制御部19は、入力部11が備える撮影終了ボタンが押下された場合は、動画撮影を継続させないと判定し、撮像部13に動画の撮影を終了させる。撮像部13は、制御部19の制御に基づいて動画の撮影を終了する。その後、処理を終了する。
(ステップS105)撮像部13は、1フレーム分のフレーム画像(補正対象画像)を撮像する。その後、ステップS106の処理に進む。
(ステップS106)制御部13は、ステップS105の処理で撮像部13が撮像した1フレーム分のフレーム画像を一時記憶部14に記憶させる。その後、ステップS107の処理に進む。
(ステップS107)基準画像生成部15は、一時記憶部14が記憶している、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像m枚のうち、基準画像を生成するために必要なフレーム画像n枚を平均化し、基準画像を生成する。その後、ステップS108の処理に進む。なお、一時記憶部14が記憶しているフレーム画像がm枚未満である場合には、ステップS104の処理に戻る。
(ステップS108)ゲイン算出部16は、ステップS105の処理で撮像部13が撮像した補正対象画像と、ステップS107の処理で基準画像生成部15が生成した基準画像とを用いて、補正対象画像のフリッカを補正するためのゲイン値を算出する。その後、ステップS109の処理に進む。
(ステップS109)補正部17は、ステップS108の処理でゲイン算出部16が算出したゲイン値を用いて、ステップS105の処理で撮像部13が撮像した補正対象画像のフリッカを補正する。その後、ステップS110の処理に進む。
(ステップS110)制御部19は、ステップS109の処理で補正部17が補正した補正対象画像を動画として記憶部18に記憶させる。その後、ステップS111の処理に進む。
(ステップS111)制御部19は、一時記憶部14が記憶しているフレーム画像のうち、必要のないフレーム画像を削除する。その後、ステップS104の処理に戻る。
次に、図5を用いて説明した画像処理装置1の動作手順の具体例について、光源の明滅周波数が100Hzであり、撮像する動画のフレームレートが240fpsである場合を例に説明する。まず、ステップS101の処理で、入力部11は、フレームレート「240fps」を必要枚数算出部12と撮像部13とに入力し、光源の明滅周波数「100Hz」を必要枚数算出部12に入力する。続いて、ステップS102の処理で、必要枚数算出部12は、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数m「7」と、基準画像を生成するために必要なフレーム画像の枚数n「2」とを算出する。
続いて、ステップS103の処理で、撮像部13はフレームレート「240fps」の動画の撮影を開始する。続いて、ステップS104の処理で、制御部19が動画撮影を継続すると判定した場合には、ステップS105の処理で、撮像部13は1フレームのフレーム画像(補正対象画像)を撮像し、ステップS106の処理で、一時記憶部14に記憶させる。
続いて、ステップS107の処理で、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像「7枚」の中から、基準画像を生成するために必要なフレーム画像「2枚」の画像の平均画像、すなわち基準画像を生成する。基準画像を生成するために必要なフレーム画像は、最も過去に撮像した保存画像と、補正対象画像との2枚である。この2枚のフレーム画像の選択は、前述のサインカーブを等分するという原理に基づいており、基準画像を生成するために必要なフレーム画像として、光源の明滅周期を5倍した周期を、丁度2等分したタイミングで撮像した2枚のフレーム画像を選択している。
続いて、ステップS108の処理で、基準画像を補正対象画像で除算し、補正対象画像のフリッカを補正するためのゲイン値を算出する。続いて、ステップS109の処理で、補正対象画像に対して、ステップS109の処理で算出したゲイン値を乗算してフリッカ補正を行う。続いて、ステップS110の処理で、フリッカ補正を行った補正対象画像を動画として記憶部18に記憶させる。続いて、ステップS111の処理で、一時記憶部14が記憶しているうち、最も過去に撮像した保存画像を一時記憶部14から削除する。その後、撮影終了ボタンが押下されるまで、ステップS105からステップS111の処理を繰り返し実行する。
次に、図5を用いて説明した画像処理装置1の動作手順の具体例について、光源の明滅周波数が100Hzであり、撮像する動画のフレームレートが90fpsである場合を例に説明する。まず、ステップS101の処理で、入力部11は、フレームレート「90fps」を必要枚数算出部12と撮像部13とに入力し、光源の明滅周波数「100Hz」を必要枚数算出部12に入力する。続いて、ステップS102の処理で、必要枚数算出部12は、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数m「7」と、基準画像を生成するために必要なフレーム画像の枚数n「3」とを算出する。
続いて、ステップS103の処理で、撮像部13はフレームレート「90fps」の動画の撮影を開始する。続いて、ステップS104の処理で、制御部19が動画撮影を継続すると判定した場合には、ステップS105の処理で、撮像部13は1フレームのフレーム画像(補正対象画像)を撮像し、ステップS106の処理で、一時記憶部14に記憶させる。
続いて、ステップS107の処理で、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像「7枚」の中から、基準画像を生成するために必要なフレーム画像「3枚」の画像の平均画像、すなわち基準画像を生成する。このときの基準画像を生成するために必要なフレーム画像は、最も過去に撮像した保存画像と、補正対象画像と、最も過去に撮像した保存画像と補正対象画像との丁度中間のタイミングで撮像した保存画像との3枚である。この3枚のフレーム画像の選択は、前述のサインカーブを等分するという原理に基づいており、基準画像を生成するために必要なフレーム画像として、光源の明滅周期を10倍した周期を、丁度3等分したタイミングで撮像した3枚のフレーム画像を選択している。
ステップS108〜ステップS111の処理は、光源の明滅周波数が100Hzであり、撮像する動画のフレームレートが240fpsである場合における処理と同様の処理である。また、撮影終了ボタンが押下されるまで、ステップS105からステップS111の処理を繰り返し実行する。
上述した方法で画像のフリッカ補正をおこなうことで、基準画像の作成に用いるフレーム画像を少なくすることができる。そのため、フレーム画像を記憶する記憶部の容量をより少なくすることができ、基準画像を作成するための処理時間、あるいはハードウェア処理における回路リソースをより少なくすることができる。すなわち、本実施形態における画像処理装置および画像処理方法は、高フレームレートの動画を撮像する際にフリッカ補正を行う場合においても、メモリや回路規模や処理時間をより小さくすることができる。
なお、いずれのフレームレートであっても、ステップS108の処理においては、フレーム画像の画素ごとのゲイン値を求めてもよく、フレーム画像の1ラインごとのゲイン値を求めてもよく、フレーム画像全体で1つのゲイン値を求めてもよい。そして、ステップS109の処理において、ステップS108でゲイン値を求めた単位毎に、補正対象画像のフリッカを補正するようにしてもよい。
例えば、撮像素子がグローバルシャッタ方式で撮像するものであれば、1枚のフレーム画像全体を撮像した際の光源の明暗は一定であるため、フレーム画像全体で1つのゲイン値を求めてフリッカを補正するのが望ましい。この場合は、ステップS107で得られた基準画像の画面全体の平均値と補正画像の画面全体の平均値を求め、それをもとに一つの補正ゲイン値を算出すればよい。また、撮像素子がローリングシャッタ方式で撮像するものであれば、ライン毎に撮像した際の光源の明暗が異なるため、フレーム画像の1ライン毎にゲイン値を求めてフリッカを補正するのが望ましい。この場合は、基準画像の1ライン毎の平均値と、補正画像の1ライン毎の平均値を求め、それぞれのライン毎の補正ゲイン値を算出すればよい。
また、本実施形態では、ステップS107で用いる複数枚画像はすべて同じ被写体が撮影されている前提で説明してきたが、実際の撮影シーンにおいては、手振れなどのカメラの移動や被写体全体が移動することによる画像全体の位置ずれ、あるいは被写体の一部が動くことによる画像の一部分の不一致が起きる可能性がある。このような場合においても正確な補正ゲイン値を算出するためには、たとえば、カメラなどで一般的に使われる手振れ補正機能をつかうことで画像全体の位置ずれを補正した上で基準画像を生成する、あるいは動体検出機能を使って被写体の部分部分の動きを検出し、動きのある部分は上述の説明におけるライン毎もしくは画面全体の平均値算出の際に使用しなければよい。
また、本実施形態では、動画撮影時のフリッカ補正の動作フローについて説明したが、フリッカ補正は明るさを補正する処理であるため、補正後の画像は、明るさ以外は補正前の画像となんら変わるところがない。従って、フリッカ補正以外の本実施形態で開示していない画像処理と組み合わせることは、容易に可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、1枚の補正対象画像毎に基準画像を生成しているが、本実施形態では、複数枚の補正対象画像に対して、1つの基準画像を生成する。すなわち、基準画像の更新を複数フレーム毎に行う。これにより、更に、フレーム画像を記憶する記憶部の容量をより少なくすることができ、基準画像を作成するための処理時間、あるいはハードウェア処理における回路リソースをより少なくすることができる。なお、本実施形態における画像処理装置1は、第1の実施形態における画像処理装置1と同様の構成である。
次に、本実施形態において、基準画像を生成するタイミングについて図1を参照して説明する。上述した通り、図1は、光源の明滅周波数が100Hzであり、撮像する動画のフレームレートが240fpsである場合における、光源の明滅周波数とフレーム画像の撮像時間タイミングとを示したグラフである。図示する例において、補正対象画像が7フレーム目のフレーム画像である場合、1フレーム目のフレーム画像と7フレーム目のフレーム画像との平均化を行って基準画像を生成する。これは第1の実施形態と同様である。
次に、補正対象画像が8フレーム目のフレーム画像である場合、第1の実施形態では、2フレーム目のフレーム画像と8フレーム目のフレーム画像との平均化を行って基準画像を生成する。しかしながら、本実施形態では、7フレーム目のフレーム画像のフリッカ補正を行うために生成した基準画像を、8フレーム目のフレーム画像のフリッカ補正に用いる。なお、本実施形態では、7フレーム目のフレーム画像のフリッカ補正を行うために生成した基準画像を、7フレーム目〜12フレーム目のフレーム画像の補正に用いる。そして、7フレーム目のフレーム画像と同じ明るさのフレーム画像(13フレーム目のフレーム画像)を取得した場合、新たに基準画像を生成する(基準画像を更新する)。
新たに基準画像を生成するタイミングを、前回基準画像を生成した際に取得したフレーム画像と同じ明るさのフレーム画像を取得した際とした場合に、基準画像の生成に必要なフレーム画像(必要フレーム画像)の枚数および保存する必要なフレーム画像(保存画像)の枚数を算出する方法を一般化すると、以下のとおりとなる。
(1)基準画像の作成に必要なフレーム画像の枚数nは、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数の最小の約数(ただし、1は除く)である。
(2)基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mは、(1)の基準画像の作成に必要なフレーム画像の枚数nと同じ枚数である。また、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期t(フレーム画像のうち、基準画像作成用に保存する必要があるフレーム画像が出現する周期)は、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数を、基準画像の作成に必要なフレーム画像の枚数nで割った値である。
例えば、図1に示したように光源の明滅周波数は100Hzであり撮像する動画のフレームレートは240fpsである場合、基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数nは以下のとおりとなる。
・従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数は「12」
・従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数の最小の約数(但し、1は除く)は「2」
従って、基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数nは「2」である。
また、図1に示したように光源の明滅周波数は100Hzであり撮像する動画のフレームレートは240fpsである場合、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mは以下のとおりとなる。
・基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数nは「2」
従って、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mは「2」である。
また、図1に示したように光源の明滅周波数は100Hzであり撮像する動画のフレームレートは240fpsである場合、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tは以下のとおりとなる。
・従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数は「12」
・基準画像の作成に必要なフレーム画像の枚数nは「2」
・従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数「12」を、・基準画像の作成に必要なフレーム画像の枚数「2」で割った値は「6」
従って、フレーム画像の保存周期tは「6」である。すなわち、フレーム画像を6枚取得する毎に、1枚のフレーム画像を保存する。
図6は、本実施形態において、光源の明暗周波数が100Hzである場合に、様々なフレームレートの動画を撮影する場合における、基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数nと、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mと、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tとの関係を纏めた図である。図示する例では、表形式で纏められており、列ごとに、撮影する動画のフレームレートと、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数nと、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数nと、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数mと、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数mと、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合での基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tと、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合での基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tとを関連付けて示している。
例えば、フレームレートが120fpsの動画を撮影する場合、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数nは「6枚」であり、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数nは「2枚」であり、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数mは「6枚」であり、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数mは「2枚」であり、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合での基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tは「1」であり、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合での基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tは「3」であることを示している。
また、フレームレートが240fpsの動画を撮影する場合、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数nは「12枚」であり、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数nは「2枚」であり、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数mは「12枚」であり、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数mは「2枚」であり、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合での基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tは「1」であり、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合での基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tは「6」であることを示している。他のフレームレートの動画を撮影する場合については図示するとおりである。
図示するとおり、高フレームレート(例えば、フレームレートが90fps以上)の動画を撮影する場合、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数nよりも、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数nの方が少ない。また、高フレームレートの動画を撮影する場合、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数mよりも、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数mの方が少ない。また、高フレームレートの動画を撮影する場合、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合での基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tよりも、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合での基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tの方が大きい。
次に、画像処理装置1の動作手順について説明する。図7は、本実施形態における画像処理装置1の動作手順を示したフローチャートである。
(ステップS201)ユーザは、動画を撮影する前に、画像処理装置1の入力部11に、撮像する動画のフレームレートと光源の明滅周波数とを入力する。入力部11は、ユーザに入力された、撮像する画像のフレームレートを必要枚数算出部12と撮像部13とに対して入力し、光源の明滅周波数を必要枚数算出部12に対して入力する。また、制御部19は、基準画像作成用のフレーム画像を保存するタイミングを判定するために用いる撮像回数Tの値を0に初期化する。その後、ステップS202の処理に進む。
(ステップS202)必要枚数算出部12は、ステップS201の処理で入力された、撮像する動画のフレームレートと光源の明滅周波数とに基づいて、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mと、基準画像を生成するために必要なフレーム画像の枚数nと、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tとを算出する。また、必要枚数算出部12は、算出した、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mと、基準画像を生成するために必要なフレーム画像の枚数nと、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tとを基準画像生成部15と制御部19とに対して入力する。その後、ステップS203の処理に進む。
(ステップS203)ユーザは、動画の撮影を開始させる際に、入力部11が備える撮影開始ボタンを押下する。制御部19は、入力部11が備える撮影開始ボタンが押下された場合、撮像部13に動画の撮影を開始させる。撮像部13は、制御部19の制御に基づいて、ステップS201で入力された、撮影する動画のフレームレートで指定されるフレームレートでの動画の撮影を開始する。その後、ステップS204の処理に進む。
(ステップS204)ユーザは、動画の撮影を終了させる際に、入力部11が備える撮影終了ボタンを押下する。制御部19は、入力部11が備える撮影終了ボタンが押下されていない場合は、動画撮影を継続すると判定してステップS205の処理に進む。また、制御部19は、入力部11が備える撮影終了ボタンが押下された場合は、動画撮影を継続させないと判定し、撮像部13に動画の撮影を終了させる。撮像部13は、制御部19の制御に基づいて動画の撮影を終了する。その後、処理を終了する。
(ステップS205)撮像部13は、1フレーム分のフレーム画像(補正対象画像)を撮像する。その後、ステップS206の処理に進む。
(ステップS206)制御部13は、撮像回数Tの値に1を加算する。その後、ステップS207の処理に進む。
(ステップS207)制御部13は、撮像回数Tの値と、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tの値とが同じ値であるか否かを判定する。撮像回数Tの値と、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tの値とが同じ値であると制御部13が判定した場合にはステップS208の処理に進み、それ以外の場合にはステップS212の処理に進む。
(ステップS208)制御部13は、ステップS205の処理で撮像部13が撮像した1フレーム分のフレーム画像を一時記憶部14に記憶させる。その後、ステップS209の処理に進む。
(ステップS209)基準画像生成部15は、一時記憶部14が記憶している、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mのうち、基準画像を生成するために必要なフレーム画像の枚数nを平均化し、基準画像を生成する。また、基準画像生成部15は、生成した基準画像を一時記憶部14に記憶させる。なお、一時記憶部14が既に基準画像を記憶している場合は、基準画像生成部15が新たに生成した基準画像に更新する。その後、ステップS210の処理に進む。なお、一時記憶部14が記憶しているフレーム画像がm枚未満である場合には、ステップS211の処理に進む。
(ステップS210)制御部19は、一時記憶部14が記憶しているフレーム画像のうち、必要のないフレーム画像を削除する。その後、ステップS211の処理に進む。
(ステップS211)制御部13は、撮像回数Tの値を0に初期化する。その後、ステップS212の処理に進む。
(ステップS212)ゲイン算出部16は、ステップS205の処理で撮像部13が撮像した補正対象画像と、一時記憶部14が記憶している基準画像とを用いて、補正対象画像のフリッカを補正するためのゲイン値を算出する。その後、ステップS213の処理に進む。
(ステップS213)補正部17は、ステップS212の処理でゲイン算出部16が算出したゲイン値を用いて、ステップS205の処理で撮像部13が撮像した補正対象画像のフリッカを補正する。その後、ステップS214の処理に進む。
(ステップS214)制御部19は、ステップS213の処理で補正部17が補正した補正対象画像を動画として記憶部18に記憶させる。その後、ステップS204の処理に戻る。
次に、図7を用いて説明した画像処理装置1の動作手順の具体例について、光源の明滅周波数が100Hzであり、撮像する動画のフレームレートが240fpsである場合を例に説明する。まず、ステップS201の処理で、入力部11は、フレームレート「240fps」を必要枚数算出部12と撮像部13とに入力し、光源の明滅周波数「100Hz」を必要枚数算出部12に入力する。また、撮像回数Tの値を0に初期化する。続いて、ステップS202の処理で、必要枚数算出部12は、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数m「2」と、基準画像を生成するために必要なフレーム画像の枚数n「2」と、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期t「6」とを算出する。
続いて、ステップS203の処理で、撮像部13はフレームレート「240fps」の動画の撮影を開始する。続いて、ステップS204の処理で、制御部19が動画撮影を継続すると判定した場合には、ステップS205の処理で、撮像部13は1フレームのフレーム画像(補正対象画像)を撮像し、ステップS206の処理で、制御部19は撮像回数Tの値に1を加算する。続いて、ステップS207の処理で、制御部19は、撮像回数Tの値と、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tの値とが同じ値であるか否かを判定する。撮像回数Tの値と、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tの値とが同じ値であると制御部13が判定した場合にはステップS208の処理に進み、それ以外の場合にはステップS212の処理に進む。
ステップS208の処理では、制御部19は、ステップS205の処理で撮像部13が撮像したフレーム画像を、一時記憶部14に記憶させる。続いて、ステップS209の処理で、基準画像を生成するために必要なフレーム画像「2枚」の画像の平均画像、すなわち基準画像を生成し、一時記憶部14に記憶させる。なお、基準画像を生成するために必要なフレーム画像「2枚」は、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像「2枚」と同一である。続いて、ステップS210の処理で、一時記憶部14が記憶しているうち、最も過去に撮像した保存画像を一時記憶部14から削除する。続いて、ステップS211の処理で、撮像回数Tの値を0に初期化する。
ステップS212の処理では、前回ステップS209の処理を実行した際に一時記憶部14に記憶させた基準画像を補正対象画像で除算し、補正対象画像のフリッカを補正するためのゲイン値を算出する。続いて、ステップS213の処理で、補正対象画像に対して、ステップS212の処理で算出したゲイン値を乗算してフリッカ補正を行う。続いて、ステップS214の処理で、フリッカ補正を行った補正対象画像を動画として記憶部18に記憶させる。その後、撮影終了ボタンが押下されるまで、ステップS204からステップS214の処理を繰り返し実行する。
上述した通り、本実施形態における補正対象画像のフリッカ補正の方法では、基準画像を1フレーム毎に生成する必要が無いため、基準画像を生成するために必要なフレーム画像を少なくすることができる。そのため、フレーム画像を記憶する記憶部の容量をより少なくすることができ、基準画像を作成するための処理時間、あるいはハードウェア処理における回路リソースをより少なくすることができる。また、本実施形態のフリッカ補正の方法を用いてフリッカ補正を行う装置においては、基準画像を作成するための処理次男を少なくすることができるため、消費電力を更に少なくすることができる。
なお、上述したフリッカ補正の方法では、補正対象画像のフリッカ補正に、補正対象画像と時間的に離れた基準画像を用いることになるため、例えば、被写体が動いている場合などに、基準画像と補正画像とに差が生じ、適切なフリッカ補正ゲインが得られなくなることが懸念される。しかし、本実施形態で想定している高フレームレートでの撮像システムにおいては、複数フレーム毎に基準画像を生成したとしても、基準画像の更新周期は、フレームレートが60fpsの動画を撮像する際での1フレームの撮像間隔とほぼ同じ間隔となる。そのため、複数フレーム毎に基準画像を生成することは、大きな弊害はないと考えられる。
図8は、本実施形態において、光源の明暗周波数が100Hzである場合に、様々なフレームレートの動画を撮影する場合における、基準画像の生成に必要なフレーム画像の枚数nと、基準画像を生成するために保存する必要があるフレーム画像の枚数mと、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tと、基準画像の更新間隔との関係を纏めた図である。
図示する例では、表形式で纏められており、列ごとに、撮影する動画のフレームレートと、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数nと、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数nと、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数mと、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数mと、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合での基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tと、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合での基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tと、基準画像の更新間隔とを関連付けて示している。
例えば、フレームレートが120fpsの動画を撮影する場合、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数nは「6枚」であり、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に必要なフレーム画像の枚数nは「2枚」であり、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数mは「6枚」であり、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合に保存する必要があるフレーム画像の枚数mは「2枚」であり、従来の方法を用いて基準画像を生成する場合での基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tは「1」であり、本実施形態の方法を用いて基準画像を生成する場合での基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tは「3」であり、基準画像の更新間隔は25msであることを示している。他のフレームレートの動画を撮影する場合については図示するとおりである。
図示するとおり、高フレームレート(例えば、フレームレートが90fps〜480fps)の動画を撮影する場合、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期t(基準画像の作成周期)が大きくなるが、この場合における基準画像の更新間隔は25ms〜33msである。また、フレームレートが15fps〜60fpsの動画を撮影する場合における基準画像の更新間隔は17ms〜67msである。このことより、高フレームレートの動画を撮影する場合に、複数フレーム毎に基準画像を生成する方法でフリッカ補正を行った場合においても、基準画像の更新間隔は大きく変わらないことがわかる。
なお、本実施形態では、撮影する動画のフレームレートと光源の明滅周波数とに基づいて、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期t(基準画像の更新周期)を自動的に求めたが、これに限らず、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tをさらに長い周期とすることも可能である。例えば、被写体の動きが遅い場合、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tをさらに長くすることが可能である。基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tをさらに長くする場合、基準画像作成用のフレーム画像の保存周期tを、上述した計算で求めた値の整数倍の値に設定すればよい。これにより、処理時間および消費電力をさらに低減させることが可能となる。
以上、この発明の第1の実施形態および第2の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1・・・画像処理装置、11・・・入力部、12・・・必要枚数算出部、13・・・撮像部、14・・・一時記憶部、15・・・基準画像生成部、16・・・ゲイン算出部、17・・・補正部、18・・・記憶部、19・・・制御部

Claims (4)

  1. 算出部が、撮像する動画のフレームレートa[fps]と光源の明滅周波数b[Hz]とから、1/aと1/bとの最小公倍数を算出し、算出した最小公倍数の分母の値をaに変換した場合の分子の値に含まれる1を除く最小の約数nを算出する算出ステップと、
    基準画像生成部が、前記最小公倍数を前記明滅周波数bした周期をn等分したタイミングで撮像したn枚のフレーム画像を平均化して基準画像を生成する基準画像生成ステップと、
    補正部が、前記基準画像に基づいて、撮像した前記動画のフリッカ補正を行う補正ステップと、
    を含むことを特徴とするフリッカ補正方法。
  2. 前記基準画像生成ステップでは、前記n枚のフレーム画像のうち、最も過去に撮像したフレーム画像と同じ明るさのフレーム画像を得たときに、前記基準画像を更新する
    ことを特徴とする請求項1に記載のフリッカ補正方法。
  3. 前記基準画像生成ステップでは、前記基準画像の更新は、前回の更新から所定の時間以上経過した場合に行う
    ことを特徴とする請求項2に記載のフリッカ補正方法。
  4. 明滅周波数b[Hz]の光源下でフレームレートa[fps]の動画を撮像する撮像部と、
    前記フレームレートa[fps]と前記明滅周波数b[Hz]とから、1/aと1/bとの最小公倍数を算出し、算出した最小公倍数の分母の値をaに変換した場合の分子の値に含まれる1を除く最小の約数nを算出する算出部と、
    前記最小公倍数を前記明滅周波数bした周期をn等分したタイミングで撮像したn枚のフレーム画像を平均化して基準画像を生成する基準画像生成部と、
    前記基準画像生成部が生成した前記基準画像に基づいて、前記撮像部が撮像した前記動画のフリッカ補正を行う補正部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
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