JP5773046B2 - カラーフィルタ用着色組成物及びカラーフィルタ - Google Patents
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Description
該分散剤が、
分子内に2つの水酸基と1つのチオール基とを有する化合物(a1)の存在下、下記一般式(1)に示すエーテル基を有するエチレン性不飽和単量体(b1)を含むエチレン性不飽和単量体(b)をラジカル重合してなる、片末端領域に2つの水酸基を有するビニル重合体(a2)を含むポリオール(a)中の水酸基と、
トリカルボン酸無水物(c1)及び/又はテトラカルボン酸二無水物(c2)の酸無水物基と、
を反応させてなる、側鎖にエーテル基を有するポリエステル分散剤(X)であり、
バインダー樹脂が、酸性官能基を有するアクリル樹脂、α−オレフィン/(無水)マレイン酸共重合体、スチレン/(無水)マレイン酸共重合体、スチレン/スチレンスルホン酸共重合体、エチレン/(メタ)アクリル酸共重合体、およびイソブチレン/(無水)マレイン酸共重合体から選ばれる少なくとも1種であり、重量平均分子量がMw5000〜100000であることを特徴とするカラーフィルタ用着色組成物によって解決される。
メトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリテトラメチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコールポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、オクトキシポリエチレングリコールポリプロピレングリコールモノメタクリレート、ラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレート、ステアロキシポリエチレングリコールモノメタクリレート、フェノキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコールポリプロピレングリコールモノメタクリレート、ノニルフェノキシポリエチレングリコールモノアクリレート、ノニルフェノキシポリプロピレングリコールモノアクリレート、ノニルフェノキシポリエチレングリコールポリプロピレングリコールモノアクリレート、フェノキシエチレングリコール(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコールモノパラクミルフェニルエーテルアクリレート、ジエチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテルアクリレート、n−ブトキシエチル(メタ)アクリレート、n−ブトキシジエチレングリコールメタクリレート、エトキシジエチレングリコールアクリレート、および2−エトキシエチルアクリレート、からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする前記カラーフィルタ用着色組成物に関する。
また、本発明は、ポリエステル分散剤(X)が、側鎖にカルボキシル基を有する前記カラーフィルタ用着色組成物に関する。
また、本発明は、エチレン性不飽和単量体(b)100重量%中、カルボキシル基を有する(メタ)アクリレートが0〜5重量%であることを特徴とする前記カラーフィルタ用着色組成物に関する。
また、本発明は、カルボキシル基を有する(メタ)アクリレートがメタクリル酸である前記カラーフィルタ用着色組成物に関する。
また、本発明は、色素誘導体が、一般式(19):で示される塩基性誘導体である請求項1〜8いずれか記載のカラーフィルタ用着色組成物。
一般式(19):
P−Lm
(ただし、一般式(19)中、
Pは、m価の、有機顔料残基、アントラキノン骨格、アクリドン骨格、又はトリアジン骨格であり、
mは、1〜4の整数であり、
Lは、下記一般式(20)で示される置換基、下記一般式(21)で示される置換基、及び下記一般式(22)で示される置換基からなる群から選ばれる置換基である。)
一般式(20):
一般式(21):
一般式(22):
〔ただし、一般式(20)〜(22)中、
Xは、−SO 2 −、−CO−、−CH 2 −、−CH 2 NHCOCH 2 −、−CH 2 NHSO 2 CH 2 −、又は直接結合であり、
Yは、−NH−、−O−、又は直接結合であり、
nは、1〜10の整数であり、
Y 1 は、−NH−、−NR 58 −Z−NR 59 −、又は直接結合であり、
R 58 、及びR 59 は、それぞれ独立に、水素結合、置換基を有しても良い炭素数1〜36のアルキル基、置換基を有しても良い炭素数2〜36のアルケニル基、又は置換基を有しても良いフェニル基であり、
Zは、置換基を有しても良いアルキレン基、又は置換基を有しても良いアリーレン基であり、
R 50 、R 51 は、それぞれ独立に、水素原子、置換基を有しても良い炭素数1〜30のアルキル基、置換基を有しても良い炭素数2〜30のアルケニル基、又はR 50 とR 51 とが一体となって更なる窒素、酸素、若しくは硫黄原子を含む、置換基を有しても良い複素環であり、
R 52 、R 53 、R 54 、及びR 55 は、それぞれ独立に、水素原子、置換基を有しても良い炭素数1〜20のアルキル基、置換基を有しても良い炭素数2〜20のアルケニル基、置換基を有しても良い炭素数6〜20のアリーレン基であり、
R 56 は、水素原子、置換基を有しても良い炭素数1〜20のアルキル基、置換基を有しても良い炭素数2〜20のアルケニル基であり、
R 57 は、上記一般式(20)で示される置換基、又は上記一般式(21)で示される置換基であり、
Qは、水酸基、アルコキシル基、上記一般式(20)で示される置換基、又は上記一般式(21)で示される置換基である。〕
該分散剤が、
分子内に2つの水酸基と1つのチオール基とを有する化合物(a1)の存在下、下記一般式(1)に示すエーテル基を有するエチレン性不飽和単量体(b1)を含むエチレン性不飽和単量体(b)をラジカル重合してなる、片末端領域に2つの水酸基を有するビニル重合体(a2)を含むポリオール(a)中の水酸基と、
トリカルボン酸無水物(c1)及び/又はテトラカルボン酸二無水物(c2)の酸無水物基と、
を反応させてなるポリエステル分散剤(X)であることが、最大の特徴である。
1−メルカプト−1,1−メタンジオール、1−メルカプト−1,1−エタンジオール、3−メルカプト−1,2−プロパンジオール(チオグリセリン)、2−メルカプト−1,2−プロパンジオール、2−メルカプト−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−メルカプト−2−エチル−1,3−プロパンジオール、1−メルカプト−2,2−プロパンジオール、2−メルカプトエチル−2−メチル−1,3−プロパンジオール、又は2−メルカプトエチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール等が挙げられる。
PME−100(n≒2)、200(n≒4)、400(n≒9)、550(n≒12)、若しくは100(n≒23)等のメトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート[別名ポリエチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート];50POEP−800B(n≒8、6)等のオクトキシポリエチレングリコールポリプロピレングリコールモノメタクリレート[別名ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテルメタクリレート];
PLE−200(n≒4)等のラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレート[別名ポリエチレングリコールモノラウリルエーテルメタクリレート];
PSE−400(n≒9)、若しくはPSE−1300(n≒30)等のステアロキシポリエチレングリコールモノメタクリレート[別名ポリエチレングリコールモノステアリルエーテルメタクリレート];
PAE−50(n≒1)、若しくはPAE−100(n≒2)等のフェノキシポリエチレングリコールモノメタクリレート[別名ポリエチレングリコールモノフェニルエーテルメタクリレート];
43PAPE−600B(n≒6、6)等のフェノキシポリエチレングリコールポリプロピレングリコールモノメタクリレート[別名ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールモノフェニルエーテルメタクリレート];
AME−400(n≒9)等のポリエチレングリコールモノメチルエーテルアクリレート[別名メトキシポリエチレングリコールアクリレート];
ALEシリーズ等のラウロキシポリエチレングリコールモノアクリレート[別名ポリエチレングリコールモノラウリルエーテルアクリレート];
ANE−1300(n≒30)等のノニルフェノキシポリエチレングリコールモノアクリレート[別名ポリエチレングリコールモノノニルフェニルエーテルアクリレート];
ANP−300(n≒5)等のノニルフェノキシポリプロピレングリコールモノアクリレート[別名ポリプロピレングリコールモノノニルフェニルエーテルアクリレート];
75ANEP−600等のノニルフェノキシポリエチレングリコールポリプロピレングリコールモノアクリレート[別名ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールモノノニルフェノールエーテルアクリレート];又は、
AAE−50(n=1)、若しくはAAE−300(n≒5.5)等のフェノキシポリエチレングリコールモノアクリレート[別名ポリエチレングリコールモノフェニルエーテルアクリレート];あるいは、
新中村化学工業社製市販品としては、商品名NKエステル、
M−20G(n≒2)、M−90G(n≒9)、若しくはM−230G(n≒23)等のメトキシポリエチレングリコールメタリレート[別名ポリエチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート];
PHE−G等のフェノキシエチレングリコールメタリレート[別名フェノキシエチルメタクリレート];
AMP−10G(n≒1)、若しくはAMP−20GY(n≒2)等のフェノキシ(ポリ)エチレングリコールアクリレート([別名(ポリ)エチレングリコールモノフェニルエーテルアクリレート];又は、
AM−30G(n≒3)、AM−90G(n≒9)、AM−130G(n≒13)、若しくはAM−230G(n≒23)等のメトキシポリエチレングリコールアクリレート[別名ポリエチレングリコールモノメチルエーテルアクリレート];あるいは、
東亞合成化学工業社製市販品としては、商品名アロニックス、
M−101A(n≒2)、若しくはM−102(n≒4)等のフェノールEO変性アクリレート[別名ポリエチレングリコールモノフェニルエーテルアクリレート];
M−110(n≒1)等のパラクミルフェノールEO変性アクリレート[別名(ポリ)エチレングリコールモノパラクミルフェニルエーテルアクリレート];
M−111(n≒1)、若しくはM−113(n≒4)等のノニルフェノールEO変性アクリレート[別名ポリエチレングリコールモノノニルフェニルエーテルアクリレート];
M−117(n≒2.5)等のノニルフェノールPO変性アクリレート[別名ポリプロピレングリコールモノノニルフェニルエーテルアクリレート];又は、
M−120(n=2)等の2−エチルヘキシルカルビトールアクリレート[別名ジエチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテルアクリレート];あるいは、
共栄社化学社製市販品としては、商品名ライトエステル、
BO(n−ブトキシエチルメタクリレート)、BC(n−ブトキシジエチレングリコールメタクリレート)、MTG(メトキシトリエチレングリコールメタクリレート)、130MA(メトキシポリエチレングリコールメタクリレート、n≒9)、041MA(メトキシポリエチレングリコールメタクリレート、n≒30)、若しくはPO(2−フェノキシエチルメタクリレート)、又は、商品名ライトアクリレート、
BO−A(n−ブトキシエチルアクリレート)、EC−A(エトキシジエチレングリコールアクリレート)、MTG−A(メトキシトリエチレングリコールアクリレート)130A(メトキシポリエチレングリコールアクリレート、n≒9)、DPM−A(メトキシジプロピレングリコールアクリレート)、PO−A(フェノキシエチルアクリレート)、P−200A(フェノキシポリエチレングリコールアクリレート)、NP−4EA(ノニルフェノールEO付加物アクリレート、別名ノニルフェノキシポリエチレングリコールアクリレート、n≒4)、若しくはNP−8EA(ノニルフェノールEO付加物アクリレート、別名ノニルフェノキシポリエチレングリコールアクリレート、n≒8)、あるいは、
大阪有機化学工業社製市販品としては、
2−MTA(2−メトキシエチルアクリレート)、2−ETA(2−エトキシエチルアクリレート)、又は、商品名ビスコート、
MTG(メトキシトリエチレングリコールアクリレート)、#190(エチルカルビトールアクリレート、別名ジエチレングリコールモノエチルエーテルアクリレート)、若しくは#192(フェノキシエチルアクリレート)、あるいは、
サートマー社製市販品としては、
SR−256[2−(2-エトキシエトキシ)エチルアクリレート、別名ジエチレングリコールモノエチルエーテルアクリレート]、SR−339A[2−フェノキシエチルアクリレート]、又はSR−504[エトキシ化ノニルフェノールアクリレート、別名ノニルフェノキシポリエチレングリコールアクリレート]等が挙げられる。
エーテル基を有しないエチレン性不飽和単量体(b2)としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ターシャリブチル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、イソミリスチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、又はイソステアリル(メタ)アクリレート等の直鎖又は分岐アルキル(メタ)アクリレート類;
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ターシャリブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、又はイソボルニル(メタ)アクリレート等の環状アルキル(メタ)アクリレート類;
トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレート、パーフルオロオクチルエチル(メタ)アクリレート、又はテトラフルオロプロピル(メタ)アクリレート等のフルオロアルキル(メタ)アクリレート類;
(メタ)アクリロキシ変性ポリジメチルシロキサン(シリコーンマクロマー)類;
テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、又は3−メチル−3−オキセタニル(メタ)アクリレート等の複素環を有する(メタ)アクリレート類;
ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、パラクミルフェノキシエチル(メタ)アクリレート、パラクミルフェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、又はノニルフェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等の芳香族環を有する(メタ)アクリレート類;
(メタ)アクリル酸、アクリル酸ダイマー、2−(メタ)アクリロイロキシエチルフタレート、2−(メタ)アクリロイロキシプロピルフタレート、2−(メタ)アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタレート、2−(メタ)アクリロイロキシプロピルヘキサヒドロフタレート、エチレンオキサイド変性コハク酸(メタ)アクリレート、β−カルボキシエチル(メタ)アクリレート、又はω−カルボキシポリカプロラクトン(メタ)アクリレート等のカルボキシル基を有する(メタ)アクリレート類;
スチレン、α−メチルスチレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸ビニル、又は(メタ)アクリル酸アリル等のビニル類;
(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、又はアクリロイルモルホリン等のN置換型(メタ)アクリルアミド類;
N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、又はN,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のアミノ基含有(メタ)アクリレート類;
(メタ)アクリロニトリル等のニトリル類;あるいは、これらの混合物があげられる。
本発明に使用する片末端に2つの水酸基を有するビニル重合体(a2)は、分子内に2つの水酸基と1つのチオール基とを有する化合物(a1)を、目的とするビニル重合体(a2)の分子量にあわせて、エーテル基を有するエチレン性不飽和単量体(b1)及びエーテル基を有しないエチレン性不飽和単量体(b2)と、任意に重合開始剤とを混合して加熱することで得ることができる。2つの水酸基と1つのチオール基とを有する化合物(a1)は、エーテル基を有するエチレン性不飽和単量体(b1)の重量と、及びエーテル基を有しないエチレン性不飽和単量体(b2)の重量とを合計した全単量体重量を基準として、1〜10重量%を用い、塊状重合又は溶液重合を行うのが好ましく、より好ましくは2〜9重量%、更に好ましく3〜8重量%である。1重量%未満であると、ビニル重合体部位(a2)の分子量が高すぎて、顔料担体及び溶剤に対する親和性部位として、その絶対量が増えてしまい、分散性の効果自体が低下する場合があり、10重量%を超えると、ビニル重合体部(a2)の分子量が低すぎて、顔料担体及び溶剤に対する親和性部位として、その立体反発の効果がなくなると共に、顔料の凝集を抑えることが困難になる場合がある。
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル)、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、4,4’−アゾビス(4−シアノバレリック酸)、2,2’−アゾビス(2−ヒドロキシメチルプロピオニトリル)、又は2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]等が挙げられる。
過酸化ベンゾイル、t−ブチルパーベンゾエイト、クメンヒドロパーオキシド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート、ジ(2−エトキシエチル)パーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシビバレート、(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)パーオキシド、ジプロピオニルパーオキシド、又はジアセチルパーオキシド等があげられる。
本発明では、分子内に2つの水酸基と1つのチオール基を有する化合物(a1)の存在下、エーテル基を有するエチレン性不飽和単量体(b1)とエーテル基を有しないエチレン性不飽和単量体(b2)をラジカル重合してなる片末端に2つの水酸基を有するビニル重合体(a2)以外のポリオールを任意の割合で用いることが可能である。
本発明に使用するテトラカルボン酸二無水物(c1)の二つの無水物基は、ポリオール(a)の水酸基と反応することによって、ポリエステル分散剤の主鎖に顔料吸着基となるカルボキシル基を規則的に並べることができ、顔料分散に有利である。
1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,3−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物、3,5,6−トリカルボキシノルボルナン−2−酢酸二無水物、2,3,4,5−テトラヒドロフランテトラカルボン酸二無水物、5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフラル)−3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸二無水物、又はビシクロ[2,2,2]−オクト−7−エン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物等の脂肪族テトラカルボン酸二無水物、あるいは、
ピロメリット酸二無水物、エチレングリコールジ無水トリメリット酸エステル、プロピレングリコールジ無水トリメリット酸エステル、ブチレングリコールジ無水トリメリット酸エステル、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ジメチルジフェニルシランテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−テトラフェニルシランテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−フランテトラカルボン酸二無水物、4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルフィド二無水物、4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルホン二無水物、4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルプロパン二無水物、3,3’,4,4’−パーフルオロイソプロピリデンジフタル酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ビス(フタル酸)フェニルホスフィンオキサイド二無水物、p−フェニレン−ビス(トリフェニルフタル酸)二無水物、m−フェニレン−ビス(トリフェニルフタル酸)二無水物、ビス(トリフェニルフタル酸)−4,4’−ジフェニルエーテル二無水物、ビス(トリフェニルフタル酸)−4,4’−ジフェニルメタン二無水物、9,9−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)フルオレン二無水物、9,9−ビス[4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フ・BR>Fニル]フルオレン二無水物、3,4−ジカルボキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレンコハク酸二無水物、又は3,4−ジカルボキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−6−メチル−1−ナフタレンコハク酸二無水物等の芳香族テトラカルボン酸二無水物が挙げられる。
まず、本発明のポリエステル分散剤のポリエステル合成の過程について、ジオール(a3)とテトラカルボン酸二無水物(c2)の反応を例に説明する。
本発明のポリエステル分散剤は、前記一般式(6)〜(8)に示したポリエステルの合成の説明中、ジオール(a3)中のYに、S原子を介してビニル重合体(a2)を導入したものである。
下記一般式(13)は、片末端に2つの水酸基と一つのチオール基を有する化合物(a1)の存在下、エーテル基を有するエチレン性不飽和単量体(b1)とエーテル基を有しないエチレン性不飽和単量体(b2)をラジカル重合し、片末端に2つの水酸基を有するビニル重合体(a2)を生成させ、これとテトラカルボン酸二無水物(c2)を反応させた合成パターン1である。理論的に、(a2)のモル比をa(整数)、(c2)のモル比をc(整数)、c=a−1とし、安定性の観点から、酸無水物基が残らないように末端を水酸基にした場合である。分子量は、aを変えることによって調整される。
下記一般式(14)は、片末端に2つの水酸基と一つのチオール基を有する化合物(a1)の存在下、エーテル基を有するエチレン性不飽和単量体(b1)とエーテル基を有しないエチレン性不飽和単量体(b2)をラジカル重合し、片末端に2つの水酸基を有するビニル重合体(a2)を生成させ、これとトリカルボン酸無水物(c1)を反応させた合成パターン2である。理論的に、(a2)のモル比をa(整数)、(c1)のモル比をβ(整数)、β=aとし、末端に水酸基を残した場合である。分子量は、aを変えることによって調整される。
下記一般式(15)は、片末端に2つの水酸基と一つのチオール基を有する化合物(a1)の存在下、エーテル基を有するエチレン性不飽和単量体(b1)とエーテル基を有しないエチレン性不飽和単量体(b2)をラジカル重合し、片末端に2つの水酸基を有するビニル重合体(a2)を生成させ、これとその他のジオール(a3)、及びテトラカルボン酸二無水物(c2)の酸無水物基を反応させた合成パターン3である。(a2)のモル量をa(整数)、(a3)のモル量をα(整数)、(c2)のモル量をc(整数)、c=a+α-1とし、安定性の観点から、酸無水物基が残らないように末端を水酸基にした場合である。その他のジオール(a3)の種類や、aとαの比率を変えることによって分子量、溶解性、及びカルボキシル基の密度を調整する。
下記一般式(16)は、片末端に2つの水酸基と一つのチオール基を有する化合物(a1)の存在下、エーテル基を有するエチレン性不飽和単量体(b1)とエーテル基を有しないエチレン性不飽和単量体(b2)をラジカル重合し、片末端に2つの水酸基を有するビニル重合体(a2)を生成させ、これとトリカルボン酸無水物(c1)、及びテトラカルボン酸二無水物(c2)の酸無水物基を反応させた合成パターン4である。(a2)のモル量をa、(c2)のモル量をc、(c1)のモル量をβ、c=a−1、β=1とした場合である。aを変えることによって主鎖の分子量を調整し、トリカルボン酸(c1)によって片末端がポリカルボン酸部位になる。
下記一般式(17)は、片末端に2つの水酸基と一つのチオール基を有する化合物(a1)の存在下、エーテル基を有するエチレン性不飽和単量体(b1)とエーテル基を有しないエチレン性不飽和単量体(b2)をラジカル重合し、片末端に2つの水酸基を有するビニル重合体(a2)を生成させ、これとその他のジオール(a3)、トリカルボン酸無水物(c1)、及びテトラカルボン酸二無水物(c2)の酸無水物基を反応させた合成パターン5である。(a2)のモル量をa(整数)、(a3)のモル比をα(整数)、(c2)のモル比をc、(c1)のモル比をβ、c=a+α−1、β=1、a>cとした場合である。aとαの比を変えることによって主鎖の分子量及び性状を調整し、トリカルボン酸無水物(c1)によって方末端がポリカルボン酸部位になる。
本発明のポリエステル及びポリエステル分散剤(X)の製造に用いられる触媒としては、公知の触媒を使用することができる。触媒としては3級アミン系化合物が好ましく、例えば、
トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、N−メチルモルホリン、1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]−7−ウンデセン、又は1,5−ジアザビシクロ−[4.3.0]−5−ノネン等が挙げられる。
本発明のポリエステル及びポリエステル分散剤(X)は、これまで挙げた原料のみで製造することも可能であるが、高粘度になり反応が不均一になる等の問題を回避すべく、溶剤を用いるのが好ましい。使用される溶剤としては、特に限定はなく、公知のものを使用できる。例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエン、キシレン、アセトニトリル、及びプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等が挙げられる。反応に使用した溶媒は、反応終了後、蒸留等の操作により取り除くか、あるいはそのまま次の工程の溶剤として使用したり、製品の一部として使用したりすることもできる。
ポリエステル合成の反応温度は50℃〜180℃、好ましくは80℃〜140℃の範囲で行う。反応温度が50℃以下では反応速度が遅く、180℃以上ではカルボキシル基と水酸基がエステル化反応してしまい、酸価の減少や、ゲル化を起こしてしまう場合がある。反応の停止は、赤外吸収で酸無水物の吸収がなくなるまで反応させるのが理想であるが、ポリエステルの酸価が5〜200の範囲に入ったときに反応を止めてもよい。
得られたポリエステル分散剤(X)の重量平均分子量は、好ましくは、2,000〜35,000より好ましくは4,000〜30,000、更に好ましくは6,000〜20,000である。重量平均分子量が2000未満であれば顔料組成物の安定性が低下する場合があり、35,000を超えると樹脂間の相互作用が強くなり、カラーフィルタ用着色組成物の増粘が起きる場合がある。
得られたポリエステル分散剤(X)の酸価は、5〜200が好ましい。より好ましくは10〜150であり、更に好ましくは、20〜100である。酸価が5未満では、顔料吸着能が低下し顔料分散性に問題がでる場合があり、200を超えると、樹脂間の相互作用が強くなり顔料分散組成物の粘度が高くなる場合がある。
分子内に2つの水酸基と1つのチオール基を有する化合物(a1)の存在下、エーテル基を有するエチレン性不飽和単量体(b1)と、エーテル基を有しないエチレン性不飽和単量体(b2)とをラジカル重合してなる片末端に2つの水酸基を有するビニル重合体(a2)を少なくとも含むポリオール(a)中の水酸基と、
トリカルボン酸無水物(c1)及び/又はテトラカルボン酸二無水物(c2)の酸無水物基と、
を反応させてなるポリエステル分散剤(X)が得られる。
本発明のカラーフィルタ用着色組成物に含有される顔料としては、有機又は無機の顔料を、単独で又は2種類以上混合して用いることができる。顔料のなかでは、発色性が高く、且つ耐熱性の高い顔料、特に耐熱分解性の高い顔料が好ましく、通常は有機顔料が用いられる。
バインダー樹脂は、可視光領域の400〜700nmの全波長領域において透過率が好ましくは80%以上、より好ましくは95%以上の樹脂である。樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、又は感光性樹脂が挙げられる。
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)、ターシャリブチル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、イソミリスチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、又はイソステアリル(メタ)アクリレート等の直鎖又は分岐アルキル(メタ)アクリレート類;
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ターシャリブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、又はイソボルニル(メタ)アクリレート等の環状アルキル(メタ)アクリレート類;
トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレート、パーフルオロオクチルエチル(メタ)アクリレート、又はテトラフルオロプロピル(メタ)アクリレート等のフルオロアルキル(メタ)アクリレート類;
(メタ)アクリロキシ変性ポリジメチルシロキサン(シリコーンマクロマー)類;
テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、又は3−メチル−3−オキセタニル(メタ)アクリレート等の複素環を有する(メタ)アクリレート類;
ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、パラクミルフェノキシエチル(メタ)アクリレート、パラクミルフェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、又はノニルフェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等の芳香族環を有する(メタ)アクリレート類;
2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、3−メトキシブチル(メタ)アクリレート、2−メトキシプロピル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールモノエチルエーテル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルエーテル(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノラウリルエーテル(メタ)アクリレート、又はポリエチレングリコールモノステアリルエーテル(メタ)アクリレート等の(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテル(メタ)アクリレート類;
(メタ)アクリル酸、アクリル酸ダイマー、2−(メタ)アクリロイロキシエチルフタレート、2−(メタ)アクリロイロキシプロピルフタレート、2−(メタ)アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタレート、2−(メタ)アクリロイロキシプロピルヘキサヒドロフタレート、エチレンオキサイド変性コハク酸(メタ)アクリレート、β−カルボキシエチル(メタ)アクリレート、又はω−カルボキシポリカプロラクトン(メタ)アクリレート等のカルボキシル基を有する(メタ)アクリレート類;
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−アクリロイロキシエチル−2−ヒドロキシエチル(メタ)フタレート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプ・BR>鴻Sレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリテトラメチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリ(エチレングリコール−プロピレングリコール)モノ(メタ)アクリレート、ポリ(エチレングリコール−テトラメチレングリコール)モノ(メタ)アクリレート、ポリ(プロピレングリコール−テトラメチレングリコール)モノ(メタ)アクリレート、又はグリセロール(メタ)アクリレート等のヒドロキシル基を有する(メタ)アクリレート類;
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート,ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリ(エチレングリコール−プロピレングリコール)ジ(メタ)アクリレート、ポリ(エチレングリコール−テトラメチレングリコール)ジ(メタ)アクリレート、ポリ(プロピレングリコール−テトラメチレングリコール)ジ(メタ)アクリレート、ポリテトラメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、又は2−エチル,2−ブチル−プロパンジオールジ(メタ)アクリレート等の(ポリ)アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート類;ジメチロールジシクロペンタンジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ステアリン酸変性ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、テトラメチレンオキサイド変性ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ビスフェノールFジ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性ビスフェノールFジ(メタ)アクリレート、テトラメチレンオキサイド変性ビスフェノールFジ(メタ)アクリレート、ジアクリル酸亜鉛、エチレンオキサイド変性リン酸トリアクリレート、又はグリセロールジ(メタ)アクリレート等のジ(メタ)アクリレート類;
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、又はジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート等の3級アミノ基を有する(メタ)アクリレート類;
グリセロールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、又はジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等の三官能以上の多官能(メタ)アクリレート;
グリセロールトリグリシジルエーテル−(メタ)アクリル酸付加物、グリセロールジグリシジルエーテル−(メタ)アクリル酸付加物、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル−(メタ)アクリル酸付加物、1,6−ブタンジオールジグリシジルエーテル、アルキルグリシジルエーテル−(メタ)アクリル酸付加物、アリルグリシジルエーテル−(メタ)アクリル酸付加物、フェニルグリシジルエーテル−(メタ)アクリル酸付加物、スチレンオキサイド−(メタ)アクリル酸付加物、ビスフェノールAジグリシジルエーテル−(メタ)アクリル酸付加物、プロピレンオキサド変性ビスフェノールAジグリシジルエーテル−(メタ)アクリル酸付加物、ビスフェノールFジグリシジルエーテル−(メタ)アクリル酸付加物、エピクロルヒドリン変性フタル酸―(メタ)アクリル酸付加物、エピクロルヒドリン変性ヘキサヒドロフタル酸―(メタ)アクリル酸付加物、エチレングリコールジグリシジルエーテル−(メタ)アクリル酸付加物、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル−(メタ)アクリル酸付加物、プロピレングリコールジグリシジルエーテル―(メタ)アクリル酸付加物、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル―(メタ)アクリル酸付加物、フェノールノボラック型エポキシ樹脂−(メタ)アクリル酸付加物、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂−(メタ)アクリル酸付加物、又はその他のエポキシ樹脂−(メタ)アクリル酸付加物等のエポキシ(メタ)アクリレート類;
(メタ)アクリロイル変性イソシアヌレート、(メタ)アクリロイル変性ポリウレタン、(メタ)アクリロイル変性ポリエステル、(メタ)アクリロイル変性メラミン、(メタ)アクリロイル変性シリコーン、(メタ)アクリロイル変性ポリブタジエン、又は(メタ)アクリロイル変性ロジン等の(メタ)アクリロイル変性樹脂オリゴマー類;
スチレン、α−メチルスチレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸ビニル、又は(メタ)アクリル酸アリル等のビニル類;
ヒドロキシエチルビニルエーテル、エチレングリコールジビニルエーテル、又はペンタエリスリトールトリビニルエーテル等のビニルエーテル類;
(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、又はN−ビニルホルムアミド等のアミド類;あるいは、
アクリロニトリル等が挙げられる。これらは、単独で又は2種類以上混合して用いることができる。
本発明のカラーフィルタ用着色組成物に含有される活性エネルギー線重合開始剤としては、
4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン、又は2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン等のアセトフェノン系活性エネルギー線重合開始剤;
ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、又はベンジルジメチルケタール等のベンゾイン系活性エネルギー線重合開始剤;
ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、又は4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド等のベンゾフェノン系活性エネルギー線重合開始剤;
チオキサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、又は2,4−ジイソプロピルチオキサンソン等のチオキサンソン系活性エネルギー線重合開始剤、
2,4,6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−ピペロニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6−トリアジン、又は2,4−トリクロロメチル(4’−メトキシスチリル)−6−トリアジン等のトリアジン系活性エネルギー線重合開始剤;
ボレート系活性エネルギー線重合開始剤;
カルバゾール系活性エネルギー線重合開始剤;あるいは、
イミダゾール系活性エネルギー線重合開始剤等が用いられる。
α−アシロキシエステル、アシルフォスフィンオキサイド、メチルフェニルグリオキシレート、ベンジル、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、エチルアンスラキノン、4,4’−ジエチルイソフタロフェノン、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、又は4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノン等の化合物を併用することもできる。
本発明のカラーフィルタ用着色組成物には、顔料を充分に顔料担体中に分散させ、ガラス等の透明基板上に乾燥膜厚が0.2〜5μmとなるように塗布してフィルタセグメントを形成することを容易にするために溶剤を含有させることができる。
1,2,3−トリクロロプロパン、1,3−ブタンジオール、1,3-ブチレングリコール、1,3-ブチレングリコールジアセテート、1,4−ジオキサン、2−ヘプタノン、2−メチル−1,3−プロパンジオール、3,5,5-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-オン、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノン、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メチル−1,3−ブタンジオール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、3−メトキシ−3−メチルブチルアセテート、3-メトキシブタノール、3−メトキシブチルアセテート、4−ヘプタノン、m−キシレン、m−ジエチルベンゼン、m−ジクロロベンゼン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、n−ブチルアルコール、n−ブチルベンゼン、n−プロピルアセテート、N−メチルピロリドン、o−キシレン、o−クロロトルエン、o−ジエチルベンゼン、o−ジクロロベンゼン、p−クロロトルエン、p−ジエチルベンゼン、sec−ブチルベンゼン、tert−ブチルベンゼン、γ―ブチロラクトン、イソブチルアルコール、イソホロン、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノターシャリーブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジイソブチルケトン、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、シクロヘキサノール、シクロヘキサノールアセテート、シクロヘキサノン、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ダイアセトンアルコール、トリアセチン、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールジアセテート、プロピレングリコールフェニルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、ベンジルアルコール、メチルイソブチルケトン、メチルシクロヘキサノール、酢酸n−アミル、酢酸n−ブチル、酢酸イソアミル、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、又は二塩基酸エステル等が挙げられ、これらを単独で若しくは混合して用いる。
本発明の分散剤は、顔料の分散性や、顔料組成物や顔料分散体の保存安定性を向上させるために、本発明の分散剤以外の公知の樹脂型分散、又は界面活性剤を併用することもできる。
スチレン−無水マレイン酸共重合物、オレフィン−無水マレイン酸共重合物、ポリ(メタ)アクリル酸塩、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、(メタ)アクリル酸−ポリビニル系マクロマー共重合体、燐酸エステル基含有アクリル樹脂、芳香族カルボキシル基含有アクリル樹脂、ポリスチレンスルホン酸塩、アクリルアミド−(メタ)アクリル酸共重合物、カルボキシメチルセルロース、カルボキシル基を有するポリウレタン、ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン縮合物、又はアルギン酸ソーダ等のアニオン系樹脂型顔料分散剤;
ポリビニルアルコール、ポリアルキレンポリアミン、ポリアクリルアミド、又はポリマー澱粉等のノニオン系樹脂型顔料分散剤;あるいは、
ポリエチレンイミン、アミノアルキル(メタ)アクリレート共重合物、ポリビニルイミダゾリン、アミノ基を有するポリウレタン、ポリ(低級アルキレンイミン)と遊離のカルボキシル基を有するポリエステルとの反応物、又はサトキンサン等のカチオン系樹脂型顔料分散剤が挙げられ、これらを単独又は2種以上を混合して用いることができる。
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のアルカリ塩、アルキルナフタリンスルホン酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ステアリン酸モノエタノールアミン、ステアリン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のモノエタノールアミン、又はポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル等のアニオン性界面活性剤;
ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、又はポリエチレングリコールモノラウレート等のノニオン性界面活性剤;
アルキル4級アンモニウム塩やそれらのエチレンオキサイド付加物等のカオチン性界面活性剤;あるいは、
アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアルキルベタイン、又はアルキルイミダゾリン等の両性界面活性剤が挙げられ、これらは単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
本発明のカラーフィルタ用着色組成物においては、顔料の分散性を改善する目的で色素誘導体を用いることが出来る。色素誘導体としては、有機顔料、アントラキノン、アクリドン、又はトリアジンに、塩基性置換基、酸性置換基、又は置換基を有していても良いフタルイミドメチル基を導入した化合物があげられる。
一般式(19):P−Lm
(ただし、一般式(19)中、
Pは、m価の、有機顔料残基、アントラキノン骨格、アクリドン骨格、又はトリアジン骨格等であり、
mは、1〜4の整数であり、
Lは、下記一般式(20)で示される置換基、下記一般式(21)で示される置換基、及び下記一般式(22)で示される置換基からなる群から選ばれる置換基である。)
Xは、−SO2−、−CO−、−CH2−、−CH2NHCOCH2−、−CH2NHSO2CH2−、又は直接結合であり、
Yは、−NH−、−O−、又は直接結合であり、
nは、1〜10の整数であり、
Y1は、−NH−、−NR58−Z−NR59−、又は直接結合であり、
R58、及びR59は、それぞれ独立に、水素結合、置換基を有しても良い炭素数1〜36のアルキル基、置換基を有しても良い炭素数2〜36のアルケニル基、又は置換基を有しても良いフェニル基であり、
Zは、置換基を有しても良いアルキレン基、又は置換基を有しても良いアリーレン基であり、
R50、R51は、それぞれ独立に、水素原子、置換基を有しても良い炭素数1〜30のアルキル基、置換基を有しても良い炭素数2〜30のアルケニル基、又はR50とR51とが一体となって更なる窒素、酸素、若しくは硫黄原子を含む、置換基を有しても良い複素環であり、
R52、R53、R54、及びR55は、それぞれ独立に、水素原子、置換基を有しても良い炭素数1〜20のアルキル基、置換基を有しても良い炭素数2〜20のアルケニル基、置換基を有しても良い炭素数6〜20のアリーレン基であり、
R56は、水素原子、置換基を有しても良い炭素数1〜20のアルキル基、置換基を有しても良い炭素数2〜20のアルケニル基であり、
R57は、上記一般式(20)で示される置換基、又は上記一般式(21)で示される置換基であり、
Qは、水酸基、アルコキシル基、上記一般式(20)で示される置換基、又は上記一般式(21)で示される置換基である。〕
一般式(28):
一般式(30):
また、カラーフィルタ用着色組成物には、着色組成物の経時粘度を安定化させるために貯蔵安定剤を含有させることができる。
ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、又はジエチルヒドロキシアミン塩酸塩等の4級アンモニウムクロライド;
乳酸、又はシュウ酸等の有機酸;
前記有機酸のメチルエステル;
t−ブチルピロカテコール等ピロカテコール;
テトラエチルホスフィン、又はテトラフェニルフォスフィン等の有機ホスフィン;あるいは、
亜リン酸塩等が挙げられる。
本発明のカラーフィルタ用着色組成物は、溶剤現像型あるいはアルカリ現像型カラーフィルタ用着色組成物として調製することができる。溶剤現像型あるいはアルカリ現像型カラーフィルタ用着色組成物は、一般的には熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂又は感光性樹脂と、エチレン性不飽和単量体と、光重合開始剤と、有機溶剤とを含有する組成物中に顔料を分散させたものである。
次に、本発明のカラーフィルタについて説明する。
[微細化顔料の製造]
(微細化顔料製造例1)
ハロゲン化銅フタロシアニン系緑色顔料PG36(東洋インキ製造社製「リオノールグリーン6YK」)120部、粉砕した食塩1500部、及びジエチレングリコール250部をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に仕込み、60℃で15時間混練した。この混合物を温水5000部に投入し、約70℃に加熱しながらハイスピードミキサーで約1時間攪拌してスラリー状とし、濾過、水洗をくりかえして食塩及び溶剤を除いた後、80℃で24時間乾燥し、117部の微細化顔料(G−1)を得た。
キノフタロン系黄色顔料PY138(BASF社製「パリオトールイエローK0961HD」)100部、色素誘導体(化合物2)3部、粉砕した食塩800部、及びジエチレングリコール180部をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に仕込み、70℃で4時間混練した。この混合物を温水3000部に投入し、約80℃に加熱しながらハイスピードミキサーで約1時間攪拌してスラリー状とし、濾過、水洗をくりかえして食塩及び溶剤を除いた後、80℃で24時間乾燥し、98部の微細化顔料(Y−1)を得た。
ジケトピロロピロール系赤色顔料PR254(チバスペシャリティケミカルズ社製「イルガフォアレッドB-CF」)100部、色素誘導体(化合物5)10部、粉砕した食塩1000部、及びジエチレングリコール120部をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に仕込み、70℃で8時間混練した。この混合物を温水2000部に投入し、約80℃に加熱しながらハイスピードミキサーで約1時間攪拌してスラリー状とし、濾過、水洗をくりかえして食塩及び溶剤を除いた後、80℃で24時間乾燥し、100部の微細化顔料(R−1)を得た。
アントラキノン系赤色顔料PR177(チバスペシャリティケミカルズ社製「クロモフタルレッドA2B」)100部、色素誘導体(化合物4)5部、粉砕した食塩800部、及びジエチレングリコール180部をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に仕込み、70℃で5時間混練した。この混合物を温水4000部に投入し、約80℃に加熱しながらハイスピードミキサーで約1時間攪拌してスラリー状とし、濾過、水洗をくりかえして食塩及び溶剤を除いた後、80℃で24時間乾燥し、100部の微細化顔料(R−2)を得た。
金属錯体系黄色顔料PY150(ランクセス社製「E4GN」)500部、塩化ナトリウム2500部、及びジエチレングリコール250部をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に仕込み、100℃で6時間混練した。次に、この混練物を5リットルの温水に投入し、70℃に加熱しながら1時間攪拌してスラリー状とし、濾過、水洗を繰り返して塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除いた後、80℃で24時間乾燥し、98部の微細化処理顔料(Y−2)を得た。
銅フタロシアニン系青色顔料PB15:6(東洋インキ製造社製「リオノールブルーES」)100部、色素誘導体(化合物1)5部、粉砕した食塩1000部、及びジエチレングリコール100部をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に仕込み、50℃で12時間混練した。この混合物を温水3000部に投入し、約70℃に加熱しながらハイスピードミキサーで約1時間攪拌してスラリー状とし、濾過、水洗をくりかえして食塩及び溶剤を除いた後、80℃で24時間乾燥し、98部の微細化顔料(B−1)を得た。
ジオキサジン系紫色顔料PV23(東洋インキ製造社製「リオノゲンバイオレットRL」)300部を96%硫酸3000部に投入し、1時間撹拌後、5℃の水に注入した。1時間撹拌後、濾過、温水で洗浄液が中性になるまで洗浄し、70℃で乾燥した。得られたアシッドペースティング処理顔料120部、色素誘導体(化合物3)5部、粉砕した食塩1500部、及びジエチレングリコール100部をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に仕込み、70℃で20時間混練した。この混合物を温水5000部に投入し、約70℃に加熱しながらハイスピードミキサーで約1時間攪拌してスラリー状とし、濾過、水洗をくりかえして食塩及び溶剤を除いた後、80℃で24時間乾燥し、115部の微細化顔料(V−1)を得た。
反応容器にプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMAC)370部を入れ、容器に窒素ガスを注入しながら80℃に加熱して、同温度で下記モノマー及び熱重合開始剤の混合物を1時間かけて滴下して重合反応を行った。
2−ヒドロキシエチルメタクリレート 14.0部
グリセロールモノメタクリレート 25.0部
ベンジルメタクリレート 25.0部
ブチルメタクリレート 23.0部
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 4.0部
ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、メチルメタクリレート50.0部、2−メトキシエチルアクリレート50.0部を仕込み、窒素ガスで置換した。反応容器内を80℃に加熱して、3−メルカプト−1,2−プロパンジオール6.0部に、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.1部をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート45.4部に溶解した溶液を添加して、10時間反応した。固形分測定により95%が反応したことを確認した。このとき、重量平均分子量が4000であった。次に、ピロメリット酸二無水物(ダイセル化学工業株式会社製)を9.7部、PGMAc31.7部、触媒として1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]−7−ウンデセン0.2部を追加し、120℃で7時間反応させた。酸価の測定で98%以上の酸無水物がハーフエステル化していることを確認し反応を終了した。反応終了後、不揮発分が60重量%になるようにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを添加して調製し、酸価43mgKOH/g、重量平均分子量9500のポリエステル分散剤X1の溶液を得た。
〔エーテル基を有するエチレン性不飽和単量体(b1)〕・2−MTA:2−メトキシエチルアクリレート・ブレンマーPME100(日油社製)・ブレンマー50POEP−800B(日油社製)
〔テトラカルボン酸二無水物(c2)〕・PMA:ピロメリット酸二無水物(ダイセル化学工業株式会社製)・TMA:トリメリット酸無水物
表1に記載した原料と仕込み量を用いた以外は製造例1と同様にして合成を行い、ポリエステル分散剤X2〜X8のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液を得た。
ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、ベンジルメタクリレート50.0部、n−ブチルメタクリレート50.0部を仕込み、窒素ガスで置換した。反応容器内を80℃に加熱して、3−メルカプト−1,2−プロパンジオール6部に、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.1部をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート45.4部に溶解した溶液を添加して、10時間反応した。固形分測定により95%が反応したことを確認した。このとき、重量平均分子量が4000であった。次に、ピロメリット酸二無水物を9.7部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート31.7部、触媒として1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]−7−ウンデセン0.2部を追加し、120℃で7時間反応させた。酸価の測定で98%以上の酸無水物がハーフエステル化していることを確認し反応を終了した。
表1に記載した原料と仕込み量を用いた以外は製造例9と同様にして合成を行い、比較分散剤2のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液を得た。
下記の組成の混合物を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミル(アイガージャパン社製「ミニモデルM−250 MKII」)で2時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、緑色顔料分散体(GD1)を作製した。
微細化顔料(Y−1) 6.0部
ポリエステル分散剤X1 溶液 6.0部
バインダー樹脂溶液 16.0部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMAC) 64.0部
バインダー樹脂溶液 6.0部
活性エネルギー線硬化性単量体(M−402) 2.0部
活性エネルギー線重合開始剤( イルガキュアー907) 1.8部
増感剤(EAB−F) 0.2部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMAC) 37.0部
ポリエステル分散剤溶液を表2に示す分散剤に変更して緑色顔料分散体(GD2〜10)を調製し、それを使用する以外は実施例1と同様にして緑色カラーフィルタ用着色組成物(GC2〜10)を得た。
下記の組成の混合物を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミル(アイガージャパン社製「ミニモデルM−250 MKII」)で2時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、赤色顔料分散体(RD1)を作製した。
微細化顔料(R−2) 4.0部
微細化顔料(Y−2) 2.0部
ポリエステル分散剤X2 溶液 5.0部
バインダー樹脂溶液 28.0部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMAC) 55.0部
バインダー樹脂溶液 13.0部
活性エネルギー線硬化性単量体(M402) 2.0部
活性エネルギー線重合開始剤(イルガキュアー907) 1.8部
増感剤(EAB−F) 0.2部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMAC) 40.0部
ポリエステル分散剤溶液を表2に示す分散剤に変更して配合し、それ以外は実施例9 と同様にして赤色カラーフィルタ用着色組成物を得た。
ポリエステル分散剤溶液を表2に示す分散剤に変更して赤色顔料分散体(RD2〜4)を調製し、それを使用する以外は実施例9と同様にして赤色カラーフィルタ用着色組成物(RC2〜4)を得た。
下記の組成の混合物を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミル(アイガージャパン社製「ミニモデルM−250 MKII」)で2時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、青色顔料分散体(BD1)を作製した。
微細化顔料(V−1) 1.0部
ポリエステル分散剤X2 溶液 6.0部
バインダー樹脂溶液 16.0部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMAC) 64.0部
バインダー樹脂溶液 13.0部
活性エネルギー線硬化性単量体(M402) 5.0部
活性エネルギー線重合開始剤(イルガキュアー907) 1.8部
増感剤(EAB−F) 0.2部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMAC) 49.0部
ポリエステル分散剤溶液を表2に示す分散剤に変更して青色顔料分散体(BD2〜4)を調製し、それを使用する以外は実施例9と同様にして赤色カラーフィルタ用着色組成物(BC2〜4)を得た。
実施例及び比較例で得られたカラーフィルタ用着色組成物を、100mm×100mm、0.7mm厚のガラス基板上に、スピンコーターを用いて500rpm、1000rpm、1500rpmの回転数で塗布し、膜厚が異なる3種の塗布基板を得た。カラーフィルタ用着色組成物塗布基板を、70℃で20分乾燥後、超高圧水銀ランプを用いて積算光量150mJで紫外線露光を行い、230℃で1時間加熱、放冷後、コントラスト比を測定した。ついで、塗膜のC光源での色度(Y,x,y)を顕微分光光度計(オリンパス光学社製「OSP−SP100」)を用いて測定した。3組のコントラスト比及び色度測定結果から、カラーフィルタ用着色組成物塗布基板について青色塗膜についてはy=0.14、緑色塗膜についてはy=0.60、赤色塗膜についてはx=0.64におけるコントラスト比を、それぞれ近似法を用いて求めた。
実施例及び比較例で得られたカラーフィルタ用着色組成物について、下記の方法で粘度安定性を評価した。
カラーフィルタ用着色組成物を調製した翌日の初期粘度と、40℃で1週間、経時促進させた経時粘度を、E型粘度計(東機産業社製「ELD型粘度計」)を用いて、25℃において回転数50rpmという条件で測定した。この初期粘度及び経時粘度の値から、下記式で経時粘度変化率を算出し、粘度安定性を3段階で評価した。
○ : 変化率5%未満のもの
△ : 変化率5%〜10%のもの
× : 変化率10%以上のもの
実施例及び比較例で得られたカラーフィルタ用着色組成物を、100mm×100mm、0.7mm厚のガラス基板上に乾燥後の膜厚が2μmになる回転数にてスピンコーターを用いて塗布した基板を、70℃で20分乾燥後、23℃の0.2重量%の炭酸ナトリウム水溶液からなるアルカリ現像液にて現像し、現像性を3段階で評価した。
○ : 40秒以内に完全に除去できるもの
△ : 40〜60秒以内に完全に除去できるもの
× : 60秒を超えても完全に除去できないもの
○ : 60秒以内に完全に除去できるもの
△ : 60〜80秒以内に完全に除去できるもの
× : 80秒を超えても完全に除去できないもの
○ : 20秒以内に完全に除去できるもの
△ : 20〜40秒以内に完全に除去できるもの
× : 40秒を超えても完全に除去できないもの
以上の結果を表3に示す。
Claims (9)
- 顔料、分散剤、バインダー樹脂、活性エネルギー線硬化性単量体、活性エネルギー線重合開始剤、及び溶剤を含有してなるカラーフィルタ用着色組成物であって、
該分散剤が、
分子内に2つの水酸基と1つのチオール基とを有する化合物(a1)の存在下、下記一般式(1)に示すエーテル基を有するエチレン性不飽和単量体(b1)を含むエチレン性不飽和単量体(b)をラジカル重合してなる、片末端領域に2つの水酸基を有するビニル重合体(a2)を含むポリオール(a)の水酸基と、
トリカルボン酸無水物(c1)及び/又はテトラカルボン酸二無水物(c2)の酸無水物基と、
を反応させてなる、側鎖にエーテル基を有するポリエステル分散剤(X)であり、バインダー樹脂が、酸性官能基を有するアクリル樹脂、α−オレフィン/(無水)マレイン酸共重合体、スチレン/(無水)マレイン酸共重合体、スチレン/スチレンスルホン酸共重合体、エチレン/(メタ)アクリル酸共重合体、およびイソブチレン/(無水)マレイン酸共重合体から選ばれる少なくとも1種であり、重量平均分子量がMw5000〜100000であることを特徴とするカラーフィルタ用着色組成物。
一般式(1):
(一般式(1)中、R1は、置換基を有していてもよい炭素数1〜20の直鎖状若しくは分岐状若しくは環状アルキル基、置換基を有していてもよい炭素数1〜20のアルケニル基、又は、置換基を有していてもよいフェニル基であり、R2は、炭素数1〜8の直鎖状若しくは分岐状アルキレン基であり、R3は、水素原子、又はメチル基であり、nは、1〜30の整数である。) - エーテル基を有するエチレン性不飽和単量体(b1)が、全エチレン性不飽和単量体(b)重量を基準として、20〜100重量%であることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ用着色組成物。
- エーテル基を有するエチレン性不飽和単量体(b1)が、
メトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリテトラメチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコールポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、オクトキシポリエチレングリコールポリプロピレングリコールモノメタクリレート、ラウロキシポリエチレングリコールモノメタクリレート、ステアロキシポリエチレングリコールモノメタクリレート、フェノキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコールポリプロピレングリコールモノメタクリレート、ノニルフェノキシポリエチレングリコールモノアクリレート、ノニルフェノキシポリプロピレングリコールモノアクリレート、ノニルフェノキシポリエチレングリコールポリプロピレングリコールモノアクリレート、フェノキシエチレングリコール(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコールモノパラクミルフェニルエーテルアクリレート、ジエチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテルアクリレート、n−ブトキシエチル(メタ)アクリレート、n−ブトキシジエチレングリコールメタクリレート、エトキシジエチレングリコールアクリレート、および2−エトキシエチルアクリレート、からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1又は2記載のカラーフィルタ用着色組成物。 - ポリエステル分散剤(X)が、側鎖にカルボキシル基を有する請求項1〜3いずれか記載のカラーフィルタ用着色組成物。
- エチレン性不飽和単量体(b)100重量%中、カルボキシル基を有する(メタ)アクリレートが0〜5重量%であることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のカラーフィルタ用着色組成物。
- カルボキシル基を有する(メタ)アクリレートがメタクリル酸である請求項5記載のカラーフィルタ用着色組成物。
- 更に、色素誘導体を含有してなる請求項1〜6いずれか記載のカラーフィルタ用着色組成物。
- 色素誘導体が、一般式(19):で示される塩基性誘導体である請求項7記載のカラーフィルタ用着色組成物。
一般式(19):
P−Lm
(ただし、一般式(19)中、
Pは、m価の、有機顔料残基、アントラキノン骨格、アクリドン骨格、又はトリアジン骨格であり、
mは、1〜4の整数であり、
Lは、下記一般式(20)で示される置換基、下記一般式(21)で示される置換基、及び下記一般式(22)で示される置換基からなる群から選ばれる置換基である。)
一般式(20):
一般式(21):
一般式(22):
〔ただし、一般式(20)〜(22)中、
Xは、−SO 2 −、−CO−、−CH 2 −、−CH 2 NHCOCH 2 −、−CH 2 NHSO 2 CH 2 −、又は直接結合であり、
Yは、−NH−、−O−、又は直接結合であり、
nは、1〜10の整数であり、
Y 1 は、−NH−、−NR 58 −Z−NR 59 −、又は直接結合であり、
R 58 、及びR 59 は、それぞれ独立に、水素結合、置換基を有しても良い炭素数1〜36のアルキル基、置換基を有しても良い炭素数2〜36のアルケニル基、又は置換基を有しても良いフェニル基であり、
Zは、置換基を有しても良いアルキレン基、又は置換基を有しても良いアリーレン基であり、
R 50 、R 51 は、それぞれ独立に、水素原子、置換基を有しても良い炭素数1〜30のアルキル基、置換基を有しても良い炭素数2〜30のアルケニル基、又はR 50 とR 51 とが一体となって更なる窒素、酸素、若しくは硫黄原子を含む、置換基を有しても良い複素環であり、
R 52 、R 53 、R 54 、及びR 55 は、それぞれ独立に、水素原子、置換基を有しても良い炭素数1〜20のアルキル基、置換基を有しても良い炭素数2〜20のアルケニル基、置換基を有しても良い炭素数6〜20のアリーレン基であり、
R 56 は、水素原子、置換基を有しても良い炭素数1〜20のアルキル基、置換基を有しても良い炭素数2〜20のアルケニル基であり、
R 57 は、上記一般式(20)で示される置換基、又は上記一般式(21)で示される置換基であり、
Qは、水酸基、アルコキシル基、上記一般式(20)で示される置換基、又は上記一般式(21)で示される置換基である。〕 - 請求項1〜8いずれか記載のカラーフィルタ用着色組成物を用いて形成されたフィルタセグメントを具備することを特徴とするカラーフィルタ。
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