以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態による電子機器は、筐体と、当該筐体の正面(第一面)に設けられた複数の操作キーを有する操作部とを備え、複数の操作キーのうち所定数以上の操作キーが同時に押下げられたことを検知した場合に、キーロックをオンする処理を実行する。これは、比較的簡単な操作でキーロックを実行すること、例えば、ユーザ(操作者)が筺体を片手で携帯した場合に、当該片手の指によって所定数以上の任意の操作キーを押下げるだけでキーロックを実行することを可能にする。以下に、詳細に説明する。
<構成>
本実施形態の電子機器としては、例えば携帯電話機を挙げることができる。図1は、本発明の第1の実施形態による電子機器の外観斜視図であり、図2は、図1の電子機器のブロック構成図である。図1に示すように、携帯電話機1aは、その外観に、筐体10、表示部11、第1の操作部12、第2の操作部13、スピーカ14、およびマイク15を有する。
また、図2に示すように、携帯電話機1aは、D/Aコンバータ16、A/Dコンバータ17、振動部18、制御部20、ROM21(READ ONLY MEMORY)、RAM22(RANDOM ACCESS MEMORY)、I/F23、撮影部24、近距離通信部25、無線回路26、アンテナ27、および電源制御部28を有する。
表示部11は、筐体10の正面に設けられ、携帯電話機1aに備えられた機能を実現するために必要な情報を表示する。必要な情報とは、例えば、機能メニュー、メール、アドレス帳、電話の着信履歴や発信履歴、メールの送信履歴や受信履歴、表示データフォルダに保存された情報、画像データなどを含む。表示部11は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(ELECTRO LUMINESCENCE)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は電子ペーパーなどであってよい。
第1の操作部12は、筐体10の正面(第一面)に設けられている。第1の操作部12は、電源キー、メニューキー、発信キーなどのファンクションキーを主として含むファンクションキー部12aとQwertyキー部12bとを有する。なお、本明細書において、第1面に配置された操作キー(以下、「第1操作キー」ともいう。)とは、ファンクションキー部12a、及びQwertyキー部12bを構成する各キーをいう。すなわち、複数の第1操作キーが集まって第1の操作部12を構成している。
なお、Qwertyキー部12bを構成するQwertyキーの代わりにテンキーを採用してもよく、その場合は、Qwertyキー部12bは、テンキー部に置き換えられる。
第1の操作部12は、ユーザからの入力操作を受け付ける。受け付けられた入力操作は、制御信号として制御部20に入力される。制御部20は、第1の操作部12からの制御信号に応じて携帯電話機1aに備えられた機能を実行する。
本実施形態による携帯電話機1aでは、第1の操作部12を構成する複数の第1操作キーのうち所定数以上の第1操作キーが同時に押下げられると、制御部20は、キーロックをオンする処理(以下、「キーロック処理」ともいう)を実行する。
ここで、「キーロック」とは、操作キーによる入力、すなわち操作キーの押下げがあった場合でも、その操作を無効とする機能である。キーロック処理を行った場合、制御部20は、その後に、第1の操作部12又は第2の操作部13から制御信号が入力されたとしても、その制御信号に応じた機能、例えば、表示部11への表示等を行わない。
また、「同時に押下げられる」とは、押下げが同時に開始される場合だけでなく、押下げの開始のタイミングは異なるが、押下げられている時間が重なる場合も含まれる。すなわち、所定数以上の第1操作キーについて、押下げ開始のタイミングは異なっても、結果的に、ある時点で同時に押下げられていることが検知されれば、制御部20は、キーロック処理を実行する。
また、キーロックの実行のために同時に押下げられるべき第1操作キーは、所定数以上の第1操作キーであれば、任意の第1操作キーであってよい。この場合、携帯電話機1aは、所定数以上の第1操作キーが同時に押下げられると、押下げられた第1操作キーが第1の操作部12におけるいずれの第1操作キーであってもキーロック処理を実行する。
なお、押下げられた所定数以上の第1操作キーの中に電源キーが含まれている場合には、電源をオフする処理を優先的に実行させてもよい。この場合の処理については、後述する。なお、ここでいう電源キーとは、携帯電話機1aの電源をオン・オフするキーである。
また、上記所定数、すなわちキーロックを実行するために同時に押下げられるべき第1操作キーの数の下限値は、ユーザの利便性を考慮すると小さい方がよいが、第1操作キーを同時に押すことにより実行される他の操作と混同しないように、少なくとも3以上、例えば、5以上であってもよい。以下では、一例として、下限値を「3」として説明する。
第2の操作部13は、筐体10の表面に設けられ、より詳細には、矩形状の筐体10の側面(第二面)に設けられる。第2の操作部13は、カメラを機動するためのカメラボタンや、音量を調整するためのボリュームボタンを含む、複数の操作キー(以下、「第2操作キー」ともいう。)を有する。
スピーカ14は、制御部20からの制御信号によって外部に音を出力する機能を有する。スピーカ14は、D/Aコンバータ16を介して制御部20と接続されている。D/Aコンバータ16は、制御部20から入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換する。変換されたアナログ信号は、スピーカ14へと出力される。
マイク15は、音声などの外部からの音の入力を受け付ける機能を有する。入力された音は、アナログ信号としてA/Dコンバータ17に出力される。マイク15は、A/Dコ
ンバータ17を介して制御部20と接続されている。A/Dコンバータ17は入力されたアナログ信号をデジタル信号へと変換して、制御部20へ出力する。
振動部18は、制御部20からの制御信号によって機械的振動を生じる。振動部16は、例えば、モーターなどから構成され、着信、メールの受信、アラーム日時の到来などを機械的振動としてユーザへ報知する。
制御部20は、携帯電話機1aに備えられた機能やハードウェアを制御する。また、第1の操作部12および第2の操作部13からの制御信号の入力により携帯電話機1aに備えられた各種機能を実行する。
ROM21は、携帯電話機1aに備えられた機能を実行するためのプログラムやデータなどを記憶する。制御部20は、ROM21へアクセス可能であり、機能を実行するために必要なプログラムやデータなどを読み出す。
RAM22は、制御部20からアクセス可能であり、制御部20の作業記憶領域やバッファ領域として利用される。
I/F23には、着脱可能な外部メモリMが装着される。制御部20は、I/F23を介して外部メモリMへのアクセスが可能であり、例えば外部メモリMに記憶されたプログラムやデータなどを読み出し実行する。外部メモリMは、プログラムやデータなどを記憶する媒体であればよく、例えば、メモリーカード、HDD(HARD DISC DRIVE)、SIMカードなどがある。また上記プログラムやデータには、外部メモリMから直接読み出し実行可能なプログラムに限られず、暗号化されたプログラム、圧縮処理されたプログラム、画像データ、音声データ、文章データなどが含まれる。
撮影部24は、カメラ機能やビデオ機能を備える。撮影部24は、例えば、CCD(CHARGE COUPLED DEVICE)カメラやCMOS(COMPLEMENTARY METAL OXIDE SEMICONDUCTOR)カメラなどにより構成
される。なお撮影部24は、図1に示した筐体10の正面の反対側の面(裏面)に備えられているため、図1には図示していない。
近距離通信部25は、赤外線通信などの近距離無線通信を行う。近距離通信部25は、例えば、アドレス帳に登録された発信先情報やデータフォルダに記憶された画像データを近距離にいる通信相手先と送受信する。
無線回路26は、アンテナ27から入力された所定の高周波信号に復調処理及び復号処理を施してデジタルの音声信号へと変換する。また、制御部20から入力されたデジタルの音声信号には符号化処理及び変調処理を施して、所定の高周波信号に変換する。そして、無線回路26は所定の高周波信号をアンテナ27へ出力する。
アンテナ27は、所定周波数の電磁波を受信して所定の高周波信号として無線回路26に出力する。また無線回路26より出力された所定の高周波信号を所定周波数の電磁波として出力する。
電源制御部28は、電源Pwとしての電池の残量の測定を行うとともに、制御部20の指示に基づいて、必要な電圧を必要な期間、各構成要素へ供給する。
なお、本発明の実施例に係る携帯電話機1aは、ストレート型の携帯電話機としたが、第1の操作部12を備えていれば、折り畳み型やスライド型の携帯電話機であってもよい
。
<キーロックをオンする動作>
以下に、本実施の形態による携帯電話機1aにおけるキーロックをオンする動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。ここでは、携帯電話機1aが、待ち受け状態のみならず任意の状態において、キーロックをオンすることが可能であるとして説明を行う。図3に示すように、制御部20は、第1操作部12における第1操作キーの押下げがあるか否かを監視している(ステップ1:S1)。制御部20は、第1操作キーの押下げを検知すると(S1においてYES)、現在の状態がキーロック解除状態、すなわちキーロックが解除され、操作キーによる操作が可能な状態であるか否かを検知する(ステップ2:S2)。
現在の状態がキーロック解除状態でない場合(S2においてNO)、携帯電話機1aは、キーロック状態であるので、制御部20は、処理を終了する。
現在の状態がキーロック解除状態である場合(S2においてYES)、制御部20は、同時に3以上の第1操作キーが押下げられたか否かを検知する(ステップ3:S3)。同時に3以上の第1操作キーが押下げられた場合(S3においてYES)、制御部20は、キーロック処理を行う(ステップ4:S4)。
同時に押下げられた第1操作キーが3未満である場合(S3においてNO)、制御部20は、押下げられた第1操作キーに対応する処理、すなわちそれらの第1操作キーが押下げられた場合に実行すべき処理を実行する(ステップ5:S5)。なお、同時に押下げられた第1操作キーが3未満である場合とは、3以上の第1操作キーが個別に押下げられた場合も含まれる。ここで、個別に押下げられた場合とは、3以上の第1操作キーの押下げ開始のタイミングが異なり、かつ押下げられている時間が全て異なるか、2つの第1操作キーについて重なるのみであり、3つの第1操作キーについて全て重なるということがない場合をいう。
以上のように、本実施形態による携帯電話機1aによれば、3以上の第1操作キーを同時に押下げるだけでキーロック状態にすることができるため、キーロックをより簡単に、より短時間で実行することができる。
また、上述の方法では、キーロックを開始するための第1操作キーを予め設定する必要がないため、ユーザは、どの第1操作キーがキーロック用の第1操作キーであるかを覚える必要がなく、キーロックをより容易に実行することができる。
なお、上述の例では、3以上の第1操作キーを同時に押下げるだけでキーロック状態にすることができるとしたが、これらの第1操作キーは隣接する第1操作キーであってよい。例えば、ユーザ(操作者)が筺体を片手で携帯し、当該片手の指(例えば、親指)によって所定数以上の第1操作キーを押下げると仮定すると、隣接する3以上の第1操作キーが押下げられたときに、キーロック状態にするとしても操作性がそれほど劣ることはないと考えられる。また、互いに離れた位置にある第1操作キーを誤って押下げた場合の誤動作を防止することにもつながる。
また、ユーザがキーロックを行う意図がないのに、複数の第1操作キーが同時に押下げられることにより、キーロックされてしまうという誤動作をより効果的に防止するために、キーロックを開始するための第1操作キー(以下、「キーロック用第1操作キー」ともいう。)を予め設定していてもよい。その場合、キーロック用の第1操作キーは、ユーザの利用し易さの観点から、Qwertyキー12bの中から選択されることが好ましい。
また、キーロック用第1操作キーの数は、必ずしも3以上でなくてよく、2以下であってもよい。その場合は、同時に押下げられた3以上の第1操作キーの中にキーロック用第1操作キーが全て含まれていれば、キーロック処理が実行されることになっていてもよい。また、同時に押下げられた3以上の第1操作キーの中に、少なくとも1つのキーロック用第1操作キーが含まれていれば、キーロック処理が実行されるように設定することも可能である。
また、キーロック用第1操作キーが予め設定される場合、キーロックを実行するためには、それらの第1操作キーを確実に押下げる必要がある。よって、キーロック用第1操作キーとして、ユーザが押し難い第1操作キーを設定してしまうと、キーロックを容易に行うことができなくなり、ユーザの利便性が低減する。従って、携帯電話機1aが、例えば片手で携帯可能な大きさの筺体10を備えている場合、キーロック用第1操作キーは、ユーザ(操作者)が筺体10を片手で携帯した際に当該片手の指(例えば、親指)によって押下げ可能な領域に配置されていることが好ましい(図4,図5参照)。この場合、キーロック用第1操作キーは、例えば、図5に示すように、第1の操作部12の隅部Ar1,Ar2に配置された第1操作キーであってもよい。
また、キーロック用第1操作キーをユーザが設定することが可能な場合には、自分が携帯電話機1aを片手で携帯した際に、その片手の指によって押下げ可能な領域に配置された第1操作キーをキーロック用操作キーとして設定することができる。
以下に、キーロック用第1操作キーが予め設定されている場合の制御部20の動作を、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、以下では、同時に押下げられた第1操作キーの中にキーロック用第1操作キーが全て含まれているときにキーロック処理が実行される場合を例に挙げて説明を行う。図6に示すように、制御部20は、第1操作キーの押下げがあるか否かを監視している(ステップ11:S11)。制御部20は、第1操作キーの押下げを検知すると(S11においてYES)、現在の状態が第1操作キーによる操作が可能なキーロック解除状態であるか否かを検知する(ステップ12:S12)。
キーロック解除状態でない場合(S12においてNO)、キーロック状態であるので、制御部20は、処理を終了する。
現在の状態がキーロック解除状態である場合(S12においてYES)、制御部20は、同時に3以上の第1操作キーが押下げられたか否かを検知する(ステップ13:S13)。
同時に3以上の第1操作キーが押下げられた場合(S13においてYES)、制御部20は、押下げられた第1操作キーが予め設定された複数のキーロック用第1操作キーを全て含んでいるか否かを検知する(ステップ14:S14)。キーロック用第1操作キーを全て含んでいる場合(ステップS14においてYES)、制御部20は、キーロック処理を行う(ステップ15:S15)。
ステップ13において、同時に押下げられた第1操作キーが3未満である場合(S13においてNO)、およびステップS14において、押下げられた第1操作キーがキーロック用第1操作キーを全て含んでいない場合(S14においてNO)、制御部20は、押下げられた第1操作キーに対応する処理、すなわちそれらの第1操作キーが押下げられた場合に実行すべき処理を実行する(ステップ16:S16)。
なお、上述の例では、3以上の第1操作キーが同時に押下げられた場合に、制御部20は、それらの3以上の第1操作キーの中にキーロック用第1操作キーが全て含まれている
か否かを検知したが、他の変形例として、3以上の第1操作キーが同時に押下げられた場合に、当該押下げられた各第1操作キーの操作部における配置領域を検出してもよい。そして、制御部20は、所定数以上の第1操作キーが予め決められた領域(例えば、Ar1,Ar2)に配置されていることを検知した場合に、キーロック処理を行うこととしてもよい。
さらに、上述の例では、キーロックは、携帯電話機1aが待ち受け状態のみならず任意の状態において、キーロックをオンすることが可能である場合について説明したが、待ち受け状態の場合のみ、キーロックをオンすることが可能であってもよい。
また、上述の例では、同時に押下げられた第1操作キーが3未満である場合等には、押下げられた第1操作キーに対応する処理を実行することとしたが、押下げられた第1操作キーに対応する処理が存在しない場合には、制御部20は、そのまま処理を終了してもよい。
さらには、上述したように、押下げられた所定数以上の第1操作キーの中に電源キーが含まれている場合には、電源をオフする処理を優先的に実行させることもできる。
以上のような(i)携帯電話1aが、待ち受け状態の場合のみ、キーロックをオンすることが可能な場合、(ii)押下げられた第1操作キーに対応する処理が存在しない場合、および(iii)押下げられた所定数以上の第1操作キーの中に電源キーが含まれているときに、電源をオフする処理を優先的に実行させる場合の制御部20の動作をそれぞれ理解しやすくするために、以下にフローチャート用いて説明する。図7は、図3の例において、さらに(i)〜(iii)を考慮したときの制御部20の動作を示すフローチャートである。なお、(i)〜(iii)は、必ずしも同時に考慮される必要はなく、これらのうち1または2の場合が考慮されてもよい。その場合には、図7のフローチャートは適宜変更されてよい。
図7に示すように、制御部20は、第1操作部12における第1操作キーの押下げがあるか否かを監視している(ステップ21:S21)。制御部20は、第1操作キーの押下げを検知すると(S21においてYES)、現在の状態がキーロック解除状態、すなわちキーロックが解除され、操作キーによる操作が可能な状態であるか否かを検知する(ステップ22:S22)。
現在の状態がキーロック解除状態でない場合(S22においてNO)、携帯電話機1aは、キーロック状態であるので、制御部20は、処理を終了する。
現在の状態がキーロック解除状態である場合(S22においてYES)、制御部20は、同時に3以上の第1操作キーが押下げられたか否かを検知する(ステップ23:S23)。同時に3以上の第1操作キーが押下げられた場合(S23においてYES)、制御部20は、押下げられた第1操作キーの中に電源キーが含まれるか否かを検知する(ステップ24:S24)。
押下げられた第1操作キーの電源キーが含まれている場合(S24においてYES)、制御部20は、電源をオフさせる(ステップ25:S25)。具体的には、電源制御部28を制御して、電源Pwによる携帯電話1aの各構成要素への電圧供給を停止させる。
押下げられた第1操作キーの中に電源キーが含まれていない場合(S24においてNO)、制御部20は、現在の状態が待ち受け状態が否か検知する(ステップ26:S26)。現在の状態が待ち受け状態の場合(S26においてYES)、制御部20は、キーロック処理を行う(ステップ27:S27)。
同時に押下げられた第1操作キーが3未満である場合(S23においてNO)、および現在の状態が待ち受け状態でない場合(S26においてNO)、制御部20は、押下げられた第1操作キーに対応する処理があるか否か検知する(ステップ28:S28)。
押下げられた第1操作キーに対応する処理がある場合(S28においてYES)、押下げられた第1操作キーに対応する処理、すなわちそれらの第1操作キーが押下げられた場合に実行すべき処理を実行する(ステップ29:S29)。
押下げられた第1操作キーに対応する処理がない場合(S28においてNO)、制御部20は、処理を終了する。
<キーロック解除の動作>
上述の携帯電話機1aは、複数の第1操作キーのうち3以上の第1操作キーが同時に押下げられた場合に、キーロック処理を実行するが、キーロック処理の代わりにキーロックの解除処理を実行してもよい。キーロック解除における制御部20の動作を図8のフローチャートを用いて説明する。
図8に示すように、制御部20は、第1操作キーの押下げがあるか否かを監視している(ステップ31:S31)。制御部20は、第1操作キーの押下げを検知すると(S31においてYES)、現在の状態が第1操作キーによる操作が不能なキーロック状態であるか否かを検知する(ステップ32:S32)。
現在の状態がキーロック状態である場合(S32においてYES)、制御部20は、同時に3以上の第1操作キーが押下げられたか否かを検知する(ステップ33:S33)。同時に3以上の第1操作キーが押下げられた場合(S33においてYES)、制御部20は、キーロック解除処理を行う(ステップ34:S34)。
同時に押下げられた第1操作キーが3未満である場合(S33においてNO)、制御部20は、処理を終了する。なお、同時に押下げられた第1操作キーが3未満である場合とは、3以上の第1操作キーが個別に押下げられた場合も含まれる。
ステップ32において、現在の状態がキーロック状態でない場合(S32においてNO)、制御部20は、押下げられた第1操作キーに対応する処理、すなわちそれらの第1操作キーが押下げられた場合に実行すべき処理を実行する(ステップ35:S35)。
以上のように、本実施形態による携帯電話機1aによれば、3以上の第1操作キーを同時に押下げるだけでキーロックを解除することができるため、キーロック解除をより簡単に、より短時間で実行することができる。
また、上述の例は、所定数以上の第1操作キーが同時に押下げられると、押下げられた第1操作キーがどのような組み合わせであってもキーロック解除が実行される例であるが、キーロック解除を開始するための第1操作キー(以下、「ロック解除用第1操作キー」ともいう。)を予め設定していてもよい。この場合の携帯電話機1aの動作を以下に説明する。
図9に示すように、制御部20は、第1操作キーの押下げがあるか否かを監視している(ステップ41:S41)。制御部20は、第1操作キーの押下げを検知すると(S41においてYES)、現在の状態がキーロック状態であるか否かを検知する(ステップ42
:S42)。
現在の状態がキーロック解除状態である場合(S42においてYES)、制御部20は、同時に3以上の第1操作キーが押下げられたか否かを検知する(ステップ43:S43)。
同時に3以上の第1操作キーが押下げられた場合(S43においてYES)、制御部20は、押下げられた第1操作キーが予め設定された複数のロック解除用第1操作キーを全て含んでいるか否かを検知する(ステップ44:S44)。複数のロック解除用第1操作キーを全て含んでいる場合(ステップS44においてYES)、制御部20は、キーロック解除処理を行う(ステップ45:S45)。
キーロック解除状態でない場合(S42においてNO)、制御部20は、押下げられた第1操作キーに対応する処理、すなわちそれらの第1操作キーが押下げられた場合に実行すべき処理を実行する(ステップS46)。
ステップ33において、同時に押下げられた第1操作キーが3未満である場合(S43においてNO)、およびステップS44において、押下げられた第1操作キーが複数のロック解除用第1操作キーを全て含んでいない場合(S44においてNO)、制御部20は、処理を終了する。
さらに、携帯電話機1aは、複数の第1操作キーのうち3以上の第1操作キーが同時に押下げられた場合に、現在の状態がキーロック解除状態の場合は、キーロック処理を実行し、キーロック状態の場合は、キーロックの解除処理を実行してもよい。
この場合、制御部20は、第1操作キーの押下げを検知すると、現在の状態がキーロック解除状態かキーロック状態かを検知する。現在の状態がキーロック解除状態の場合は、S3〜S5、又はS13〜S16の処理を行う。現在の状態がキーロック状態の場合は、S33〜S35、又はS43〜S46の処理を行う。
また、キーロックをオンする動作で説明した内容と同様に、(ii)押下げられた第1操作キーに対応する処理が存在しない場合に、制御部20は、そのまま処理を終了してもよい。さらには、(iii)押下げられた所定数以上の第1操作キーの中に電源キーが含まれている場合には、電源をオフする処理を優先的に実行させてもよい。
図10は、(ii),(iii)を考慮したときの制御部20の動作を示すフローチャートである。図10に示すように、制御部20は、第1操作キーの押下げがあるか否かを監視している(ステップ51:S51)。制御部20は、第1操作キーの押下げを検知すると(S51においてYES)、現在の状態が第1操作キーによる操作が不能なキーロック状態であるか否かを検知する(ステップ52:S52)。
現在の状態がキーロック状態である場合(S52においてYES)、制御部20は、同時に3以上の第1操作キーが押下げられたか否かを検知する(ステップ53:S53)。同時に押下げられた第1操作キーが3未満である場合(S53においてNO)、制御部20は、処理を終了する。
同時に3以上の第1操作キーが押下げられた場合(S53においてYES)、制御部20は、押下げられた第1操作キーの中に電源キーが含まれるか否かを検知する(ステップ54:S54)。
押下げられた第1操作キーの電源キーが含まれている場合(S54においてYES)、制御部20は、電源をオフさせる(ステップ55:S55)。一方、押下げられた第1操作キーの中に電源キーが含まれていない場合(S54においてNO)、制御部20は、キーロック解除処理を行う(ステップ56:S56)。
現在の状態がキーロック状態でない、すなわちキーロック解除状態である場合(S52においてNO)、制御部20は、押下げられた第1操作キーに対応する処理があるか否か検知する(ステップ57:S57)。
押下げられた第1操作キーに対応する処理がある場合(S57においてYES)、押下げられた第1操作キーに対応する処理、すなわちそれらの第1操作キーが押下げられた場合に実行すべき処理を実行する(ステップ58:S58)。
押下げられた第1操作キーに対応する処理がない場合(S57においてNO)、制御部20は、処理を終了する。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態による電子機器についても、例として携帯電話機が挙げられる。図11に示すように、携帯電話機1bは、第1の操作部12を構成する複数の操作キー(第1操作キー)のうち3以上の操作キーが同時に押下げられ、かつ第2の操作部13に含まれる操作キー(第2操作キー)が押下げられた場合に、キーロック処理又はキーロック解除処理を行う。以下に、図12のフローチャートを用いて、キーロック処理の動作について具体的に説明する。なお、携帯電話機1bの構成について、第1の実施形態で述べた携帯電話機1aと同様の構成については同一の符合を付し、説明を省略する。
図12に示すように、制御部20は、第1操作キーの押下げがあるか否かを監視している(ステップ61:S61)。制御部20は、第1操作キーの押下げを検知すると(S61においてYES)、現在の状態がキーロック解除状態であるか否かを検知する(ステップ62:S62)。
現在の状態がキーロック解除状態でない場合(S62においてNO)、キーロック状態であるので、制御部20は、処理を終了する。
現在の状態がキーロック解除状態である場合(S62においてYES)、制御部20は、同時に3以上の第1操作キーが押下げられたか否かを検知する(ステップ63:S63)。同時に3以上の第1操作キーが押下げられた場合(S63においてYES)、制御部20は、第2の操作部13に含まれる第2操作キーも同時に押下げられたか否か検知する(ステップ64:S64)。
制御部20は、筐体の正面(第一面)に設けられた第1操作キーと同時に筐体の側面(第二面)に設けられた第2操作キーが押下げられたことを検知すると、キーロック処理を行う(ステップ65:S65)。
ステップ63において、同時に押下げられた第1操作キーが3未満である場合(S63においてNO)、およびステップ64において、第2の操作部13に含まれる第2操作キーが押下げられたことを検知しなかった場合(S64においてNO)、制御部20は、押下げられた第1操作キーに対応する処理、すなわちそれらの第1操作キーが押下げられた場合に実行すべき処理を実行する(ステップ66:S66)。
次に、キーロック解除処理について説明する。図13に示すように、制御部20は、第1操作キーの押下げがあるか否かを監視している(ステップ71:S71)。制御部20は、第1操作キーの押下げを検知すると(S71においてYES)、現在の状態がキーロック状態であるか否かを検知する(ステップ72:S72)。
現在の状態がキーロック状態でない場合(S72においてNO)、キーロック解除状態であるので、制御部20は、押下げられた第1操作キーに対応する処理、すなわちそれらの第1操作キーが押下げられた場合に実行すべき処理を実行する(ステップ73:S73)。
現在の状態がキーロック状態である場合(S72においてYES)、制御部20は、同時に3以上の第1操作キーが押下げられたか否かを検知する(ステップ74:S74)。同時に3以上の第1操作キーが押下げられた場合(S74においてYES)、制御部20は、第2の操作部13に含まれる第2操作キーも同時に押下げられたか否か検知する(ステップ75:S75)。
制御部20は、第1の操作部12に含まれる操作キーとともに第2の操作部13に含まれる第2操作キーが押下げられたことを検知すると(S75においてYES)、キーロック解除処理を行う(ステップ76:S76)。
ステップ74において、同時に押下げられた第1操作キーが3未満である場合(S53においてNO)、およびステップ75において、第2の操作部13に含まれる第2操作キーが押下げられたことを検知しなかった場合(S75においてNO)、制御部20は、処理を終了する。
本実施形態による携帯電話機1bによれば、第1の操作部12に含まれる操作キーだけでなく、第2の操作部13に含まれる操作キーも同時に押下げられた場合に、キーロック処理又はキーロック解除処理を行うため、鞄の中で携帯電話機が他の物とぶつかって所定数以上の操作キーが誤って同時に押下げられた場合など、意図しないキーロック処理又はキーロック解除処理をより効果的に防止することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態による電子機器についても、例として携帯電話機が挙げられる。携帯電話機1cは、複数の第1操作キーのうち3以上の第1操作キーが同時に押下げられ、その押下げ時間があらかじめ設定された時間を超えた場合に、キーロック処理又はキーロック解除処理を行う。以下に、図14のブロック図および図15のフローチャートを用いて、その動作について具体的に説明する。なお、携帯電話機1cの構成について、第1,第2の実施形態で述べた携帯電話機1a,1bと同様の構成については同一の符合を付し、説明を省略する。また、図14において、電源制御部28、および電源Pwは省略されている。
図14に示すように、本実施の形態による携帯電話機1cは、第1操作キーの押下げ時間を計測する計測部31を備える。例えば、制御部20は、3以上の第1操作キーが同時に押下げられたことを検知すると、計測部31に計測を開始するように指示する。計測部31は、計測を始めてから、予め設定された時間が経過すると所定の信号を出力する。制御部20は、その信号の出力を検知したときに、いまだ3以上の第1操作キーが同時に押下げられている場合には、キーロック処理又はキーロック解除処理を行う。
また、計測部31が一定の周期で信号を出力し、制御部20が、その周期的に出力された信号に応じて予め設定された時間が経過したかどうかを判断してもよい。
図15に示すように、制御部20は、第1操作キーの押下げがあるか否かを監視している(ステップ81:S81)。制御部20は、第1操作キーの押下げを検知すると(S81においてYES)、現在の状態がキーロック解除状態であるか否かを検知する(ステップ82:S82)。
現在の状態がキーロック解除状態でない場合(S82においてNO)、キーロック状態であるので、制御部20は、処理を終了する。
現在の状態がキーロック解除状態である場合(S82においてYES)、制御部20は、同時に3以上の第1操作キーが押下げられたか否かを検知する(ステップ83:S83)。同時に3以上の第1操作キーが押下げられた場合(S83においてYES)、制御部20は、第1操作キーが押下げられたまま所定の時間が経過したか否か検知する(ステップ84:S84)。
制御部20は、第1操作キーが押下げられたまま所定の時間が経過したことを検知すると、キーロック処理を行う(ステップ85:S85)。
ステップ83において、同時に押下げられた第1操作キーが3未満である場合(S83においてNO)、およびステップ84において、第1操作キーが押下げられたまま所定の時間が経過しなかったとき、すなわち、所定の時間が経過する前に第1操作キーの押下げが中止された場合(S84においてNO)、制御部20は、押下げられた第1操作キーに対応する処理、すなわちそれらの第1操作キーが押下げられた場合に実行すべき処理を実行する(ステップ86:S86)。
本実施形態による携帯電話機1cによれば、その押下げ時間があらかじめ設定された時間を超えた場合に、キーロック処理又はキーロック解除処理を行うため、鞄の中で携帯電話機が他の物とぶつかって、一瞬3以上の第1操作キーが誤って同時に押下げられた場合など、意図しないキーロック処理又はキーロック解除処理をより効果的に防止することができる。
なお、第2および第3の実施形態による携帯電話機1b,1cにおいても、第1の実施形態による携帯電話機1aと同様に、(i)携帯電話1b,1cが、待ち受け状態の場合のみ、キーロックをオンすることが可能であってもよく、(ii)押下げられた第1操作キーに対応する処理が存在しない場合には、制御部20は、そのまま処理を終了してもよく、さらには、(iii)押下げられた所定数以上の第1操作キーの中に電源キーが含まれている場合には、電源をオフする処理を優先的に実行させてもよい。
<変形例>
以上、本発明に係る電子機器について実施形態に基づいて説明したが、この電子機器を部分的に変形することもでき、本発明は、上述の実施形態に限られない。例えば、
(1)制御部20は、所定数以上の第1操作キーが同時に押下げられたことを検知し、
その後、任意の、若しくは予め設定された第1又は第2の操作キーが押下げられた場合に、キーロック処理又はキーロック解除処理を実行してもよい。
(2)また、制御部20は、所定数以上の第1操作キーの押下げを、複数回連続して行った場合に、キーロック処理又はキーロック解除処理を実行してもよい。
(3)第2の操作部13は、筐体10の側面に設けることとしたが、筐体10の背面(正面の反対側の面)に設けてもよい。その場合、「第二面」には、筐体の背面が含まれる。
(4)電源キーに限らず、その他の特定の操作キーについても、押下げられた操作キーの中に当該特定の操作キーが含まれている場合に、その特定の操作キーに対応する処理を優先的に実行させることができる。