JP5821005B2 - ヘアーカッター - Google Patents

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Description

本発明は、毛髪を短く刈り揃えるのに用いるヘアーカッターに関するものである。
一般にヘアーカッターとして最も一般的なのは、図7に示す所謂バリカンであるが、毛髪を短く刈り揃える揚合、頭皮Gに直接刃を当てて毛髪Hを切断している。
また、家庭でも比較的熟練を要せず調髪できるヘアーカッターとして、特許文献1のヘアーカッターが知られている。
この特許文献1のヘアーカッターは、本体の先端に毛髪を切断する刃部を有すると共に刃部の先端から突出して頭皮と刃部との間の間隔が所定間隔になるように支持する支持部材を有する。支持部材の先端を頭皮に当接して本体を頭部の上方から下方に移動させて毛髪を刃部で切断する。本体を移動させて毛髪を切断するとき毛髪を押さえる押さえ部を刃部の刃面と略平行に設けると共にこの押さえ部を刃部の切断作用部より後方に位置させるようにした。これにより、手早く、簡単に誰でも全体を均一に切断できるようにしたものである。
特開平8−187374号公報
ところが、前者のバリカンでは、図7(a)のように、本体2を前方Dに押しながら切断する揚合は本体2の先端が頭皮Gに当るので刃部3で安全に切断できる。しかし図7(b)のように、刃部3の刃先方向を頭皮Gと垂直にして、本体2を後方Eに引きながらカット(引き切り)をする場合は、刃部3の刃先に押し付ける力が頭皮Gに集中しやすくなるため、刃で皮膚を傷つけるおそれがある。そのため図7(b)のような引き切りは、取扱い説明書などで禁止事項として書かれていた。しかしユーザーがこれを知らずに誤使用をする可能性があった。
また、後者の特許文献1に示される従来例にあっては、刃部と頭皮との間に所定の間隔がある為、短く刈り揃えることには適さないものであった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、刺激低減ができて安全でしかもきれいな仕上がりで、毛髪を短く刈り揃えることが可能なヘアーカッターを提供することにある。
前記の課題を解決するために、本発明は、本体の先端に毛髪を切断する刃部を備えたヘアーカッターであって、前記刃部で毛髪を切断する際に前記刃部の先端周辺で皮膚に当接する当接部材が前記本体に固定されて設けられ、前記刃部は、外方に向けて突出する櫛歯状の固定刃と可動刃を有し、前記可動刃が前記固定刃の前側で前記固定刃に摺接して往復駆動され、前記当接部材は、先端が皮膚当て面となっている櫛歯部を多数並設した櫛部材を、前記刃部を挟んでその前後両側にそれぞれ有し、前側の前記櫛部材の前記皮膚当て面と後側の前記櫛部材の前記皮膚当て面とは、同一平面上に位置し、前後の前記櫛部材の間において、前記固定刃はその先端が前記皮膚当て面よりも外方に位置するように配置され、前記可動刃はその先端が前記皮膚当て面よりも内方に位置するように配置され、前記皮膚当て面は、前記刃部の突出方向と略直角に配置されていることを特徴としている。
本発明に係るヘアーカッターは、刺激低減ができて安全でしかもきれいな仕上がりで、毛髪を短く刈り揃えることが可能となる。
本発明の一実施形態であり、ヘアーカッターの本体の先端に当接部材を装着した状態の側面断面図である。 (a)は同上の本体全体の斜視図、(b)は本体の先端に当接部材を装着した状態の斜視図である。 同上の当接部材の斜視図である。 同上の本体の刃部が固定刃と可動刃とで構成される場合において、固定刃先端と可動刃先端と皮膚当て面との位置関係を説明する側面断面図である。 (a)は同上の本体を前方に押しながらカットする揚合の説明図であり、(b)は同上の本体を後方に引きながらカットする場合の説明図である。 同上の櫛部材の変形例を説明する斜視図である。 従来のバリカンの使用例を示し、(a)はバリカンを前方に押しながらカット(押し切り)する揚合を示し、(b)はバリカンを後方に引きながらカット(引き切り)する場合を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
ヘアーカッター1は、図2に示すように、所謂バリカンと称される本体2と、本体2の先端2aに取り付けられる当接部材10とで構成されている。
本体2の先端2aには、図1に示すように、刃部3が設けられる。この刃部3は、櫛歯状の固定刃4と、固定刃4に摺接して固定刃4に対して往復駆動する櫛歯状の可動刃5とで構成される。可動刃5は本体2内に内装した駆動機構(図示略)にて電動で往復駆動される。可動刃5を往復駆動することにより固定刃4と可動刃5との間で毛髪を切断するようになっている。
刃部3の刃先周辺には、刃部3で毛髪を切断する際に頭皮G(皮膚)に当接する当接部材10が配置されている。この当接部材10は、本体2に対して着脱可能に固定される固定筒部14の先端部に一体に形成されている。図2中の15は着脱用の操作釦である。
当接部材10は、図3に示すように、櫛歯部12を多数並設した櫛部材13で構成されている。櫛部材13は、複数の櫛歯部12が刃部3の刃幅方向Fに等間隔をあけて互いに平行に並設されている。各櫛歯部12の先端が、それぞれ、面一状の皮膚当て面11となっている。
本例の櫛部材13は、刃部3を挟んでその前方Dと後方Eの両側にそれぞれ配置されている。また櫛部材13の先端の皮膚当て面11は、図1に示すように、刃部3の突出方向Aと略直角に配置されている。ここでは、皮膚当て面11は側面から見て刃部3の突出方向Aと直角な直線状に延びている。この皮膚当て面11の重要な機能は、皮膚に対する刃部3先端の押圧力が高くなり過ぎないように刃部3を安定保持することにある。過度の押圧力は、皮膚が刃部3と接触して皮膚の損傷及び刺激に伴う不快感をもたらす。そこで、皮膚当て面11によってかかる刺激低減が図られる。
上記刃部3の突出方向Aは、本体2の長手方向Bに対して先端に行く程前方Dに位置するように傾斜している。また刃部3の先端は、皮膚当て面11から少しの所定寸法で外方に向けて突出配置されている。図4に示すように、固定刃4先端が頭皮Gに当たる皮膚当て面11よりも所定寸法Mだけ外方に突出配置されており、可動刃5先端が皮膚当て面11よりも所定寸法Nだけ内方に入り込んだ位置に配置されている。なお、上記M、Nの寸法は適宜に設計変更自在である。
しかして、上記構成のヘアーカッター1の本体2を手で持ち、図5(a)に示すように、櫛部材13先端の皮膚当て面11を頭皮Gに当てながら、本体2を前方Dに押して毛髪Hを刃部3でカット(押し切り)する。このとき、刃部3の刃先方向が頭皮Gと垂直になっていても、皮膚当て面11が頭皮Gに密着することで櫛部材13が安定化して、皮膚の刺激を低減できる。一方、図5(b)に示すように、本体2を後方Eに移動させて毛髪Hを刃部3でカット(引き切り)する場合であっても、皮膚当て面11の存在によって刃部3を押し付ける力が頭皮Gに集中しにくくなり、皮膚の刺激低減効果が得られ、皮膚が傷つきにくくなる。そのうえ、上記押し切り、引き切りのいずれの場合も、櫛部材13先端が皮膚当て面11となっているので、切断されるべき毛髪Hが切断前に皮膚当て面11によって起毛・整毛されやすくなり、そのうえ複数の櫛歯部12で毛髪Hが梳かされることで、刃部3が毛髪Hを捕捉しやすくなり、切断性が向上する。この結果、熟練者でなくても、簡単に誰でも、安全で且つきれいな仕上がりが得られる。
また、櫛部材13を刃部3の前後両側にそれぞれ配置しているので、刃部3の両側で皮膚当て面11が頭皮Gを押さえるようになる。これにより櫛部材13がより安定したものとなり、一層の刺激低減効果が得られる。
しかも、櫛部材13先端の皮膚当て面11は、刃部3の突出方向Aと略直角に配置されているので、皮膚当て面11によって刃部3の刃先で頭皮Gを傷つけにくくしながら、刃部3への毛髪の導入性を確保できる利点もある。
さらに、固定刃4先端のみを皮膚当て面11よりも突出して配置し、可動刃5先端は皮膚当て面11からは突出させないように配置した。これにより、固定刃4先端を頭皮Gに密着させながら、可動刃5先端を頭皮Gに押し付けないようにして毛髪Hを切断でき、可動刃5先端により頭皮Gが傷つき難くすることができる。
また、複数の櫛歯部12間の隙間は、それぞれ、前方D及び後方Eにそれぞれ開放されているので、切断された毛髪Hが刃部3の近傍に溜まることなく櫛歯部12の側縁12a側(図1)から櫛歯部12間の隙間にガイドされてスムーズに排出されるようになる。そのうえ櫛部材13は本体2に対して着脱可能であるので、刃部3や櫛部材13の清掃も容易にできる。
前記実施形態では、櫛部材13を刃部3の前方Dと後方Eの両側にそれぞれ設けたが、櫛部材13は少なくとも前方Dに設けられていればよく、後方Eの櫛部材13は省略可能である。つまり、刃部3の刃先方向を頭皮Gと垂直にした時に頭皮Gと本体2の長手方向Bとのなす角度が鋭角α(図4参照)側となる前方Dのみに櫛部材13を設けることで、前方Dに押し切りする場合は、図5(a)に示す使用態様と、図7(従来例)に示す使用態様とのどちらかを自由に選択できるようになる。一方、後方Eに引き切りする場合は、前方Dの皮膚当て面11を頭皮Gに当接させるようにして図5(b)の使用態様を選択することで、従来の引き切り(図7(b))からは得られない、刺激低減効果が得られるようになる。また本例のように後方Eの櫛部材13を省略することで、櫛部材13全体をコンパクト化できる利点もある。
また前記実施形態では、皮膚当て面11を刃部3の突出方向Aと直角に直線状に形成したが、他例として、図6のように円弧形状としてもよい。つまり、皮膚当て面11を刃部3に近い端部が最も高く、刃部3から遠ざかる程漸次低くなるような円弧状に形成してもよい。この場合、耳の後ろなどの狭い頭皮部分にも皮膚当て面11を当てやすくなり、切断作業がはかどる。
また、前記実施形態では、可動刃5先端を皮膚当て面11から突出しないように配置したが、可動刃5先端を皮膚当て面11よりも外方に突出配置する構成も可能である。
1 ヘアーカッター
2 本体
2a 先端
3 刃部
4 固定刃
5 可動刃
10 当接部材
11 皮膚当て面
12 櫛歯部
13 櫛部材
A 刃部の突出方向
B 本体の長手方向
D 前方
E 後方
G 頭皮
H 毛髪
α 鋭角

Claims (1)

  1. 本体の先端に毛髪を切断する刃部を備えたヘアーカッターであって、
    前記刃部で毛髪を切断する際に前記刃部の先端周辺で皮膚に当接する当接部材が前記本体に固定されて設けられ、
    前記刃部は、外方に向けて突出する櫛歯状の固定刃と可動刃を有し、前記可動刃が前記固定刃の前側で前記固定刃に摺接して往復駆動され、
    前記当接部材は、先端が皮膚当て面となっている櫛歯部を多数並設した櫛部材を、前記刃部を挟んでその前後両側にそれぞれ有し、
    前側の前記櫛部材の前記皮膚当て面と後側の前記櫛部材の前記皮膚当て面とは、同一平面上に位置し、
    前後の前記櫛部材の間において、前記固定刃はその先端が前記皮膚当て面よりも外方に位置するように配置され、前記可動刃はその先端が前記皮膚当て面よりも内方に位置するように配置され
    前記皮膚当て面は、前記刃部の突出方向と略直角に配置されていることを特徴とするヘアーカッター
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