JP5881673B2 - 扉構造および食器洗浄機 - Google Patents

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本明細書は、扉構造および食器洗浄機に関する。
特許文献1に、機器本体と、機器本体に対して下方の回動軸周りで回動して機器本体の前側開口を開閉する扉部材を備える扉構造が開示されている。この扉構造では、扉部材の上面に操作表示部が配置されている。この扉構造では、扉部材が完全に閉じている場合に扉部材の上面の操作表示部が隠蔽されており、扉部材がある程度開いている場合に扉部材の上面の操作表示部が露出する。
特開平11−197084号公報
特許文献1の技術では、ユーザが扉部材の上面の操作表示部を視認したり操作したりする際に、ユーザが一方の手で扉部材を保持し続けていなければならず、利便性に問題がある。ユーザの利便性をより向上することが可能な技術が期待されている。
本明細書は上記の課題を解決する技術を提供する。本明細書は、機器本体の前側開口を開閉する扉部材の上面に操作表示部が配置された扉構造において、ユーザの利便性をより向上することが可能な技術を提供する。
本明細書は、機器本体と、機器本体に対して下方の回動軸周りで回動して機器本体の前側開口を開閉する扉部材を備える扉構造を開示する。その扉構造では、扉部材の上面に操作表示部が配置されている。その扉構造は、扉部材および機器本体の一方の側に設けられた凸部と、扉部材および機器本体の他方の側に設けられており、それぞれが凸部と係合可能な第1凹部および第2凹部を備えている。その扉構造では、凸部と第1凹部が、扉部材を所定の開き角度で開いた状態で保持する保持機構を構成しており、凸部と第2凹部が、扉部材を保持することなく、扉部材の回動動作に対する制動力を作用させる制動機構を構成している。その扉構造では、機器本体が設置された状態において、扉部材が完全に閉じている場合に扉部材の上面の操作表示部が隠蔽されており、扉部材が前記所定の開き角度で開いている場合に扉部材の上面の操作表示部が露出する。ここで、操作表示部とは、ユーザへの情報の提示を行なう表示部および/またはユーザからの操作入力を受け入れる操作部を意味する。また、操作表示部は、扉部材の上面のみに形成されていてもよいし、扉部材の上面と前面にそれぞれ形成されていてもよい。
上記の扉構造では、保持機構によって扉部材が所定の開き角度で開いた状態に保持される。これによって、ユーザが一方の手で扉部材を保持し続けなくても、扉部材の上面の操作表示部がユーザに露出した状態で、扉部材が保持される。このような構成とすることによって、ユーザの利便性をより向上することができる。
上記の扉構造は、扉部材に固定されたアームと、機器本体に固定された弾性部材をさらに備えており、凸部が弾性部材に設けられており、第1凹部および第2凹部がアームに設けられているように構成することができる。
上記の扉構造によれば、扉部材を所定の開き角度で開いた状態で保持する保持機構を、簡素な構成で実現することができる。
本明細書は、システムキッチンに組み込まれる食器洗浄機も開示する。その食器洗浄機は、上記の扉構造を備えている。
本明細書が開示する扉構造および食器洗浄機によれば、ユーザの利便性をより向上することができる。
(a)は実施例の食器洗浄機2について、上部パネル6を閉じた状態の外観を示す図である。(b)は実施例の食器洗浄機2について、上部パネル6を開いた状態の外観を示す図である。 実施例の食器洗浄機2について、上部パネル6を完全に閉じた状態の外観を示す斜視図である。 実施例の食器洗浄機2について、上部パネル6を第1開き角度で開いた状態の外観を示す斜視図である。 実施例の食器洗浄機2について、上部パネル6を第2開き角度で開いた状態の外観を示す斜視図である。 実施例の食器洗浄機2について、上部パネル6を完全に閉じた状態でのアーム31の近傍を示す斜視図である。 実施例の食器洗浄機2について、上部パネル6を第1開き角度で開いた状態でのアーム31の近傍を示す斜視図である。 実施例の食器洗浄機2について、上部パネル6を第2開き角度で開いた状態でのアーム31の近傍を示す斜視図である。 実施例の食器洗浄機2について、上部パネル6を完全に閉じた状態でのアーム31の近傍を示す側面図である。 実施例の食器洗浄機2について、上部パネル6を第1開き角度で開いた状態でのアーム31の近傍を示す側面図である。 実施例の食器洗浄機2について、上部パネル6を第2開き角度で開いた状態でのアーム31の近傍を示す側面図である。
(実施例)
本発明の実施例に係る食器洗浄機2について、図面を参照しながら説明する。図1(a)に示すように、本実施例の食器洗浄機2は、キッチンカウンタKの下にビルトインされ、システムキッチンの一部を構成する。食器洗浄機2は、いわゆるフロントオープン型の食器洗浄機であり、扉構造4を備えている。扉構造4では、機器本体8の前側開口を開閉する上部パネル6が、機器本体8に対して下方の回動軸まわりで回動可能となっている。図1(b)に示すように、ユーザは上部パネル6を手前に開いて倒し、機器本体8の内部に収容された食器かご9を引き出すことで、食器を出し入れすることができる。食器洗浄機2は、機器本体8の内部の空間に収容された食器に対して、洗浄、すすぎおよび乾燥の各工程を実施することができる。
図1(a)に示すように、上部パネル6の上端には操作パネル10が設けられており、その下方には化粧板12が取り付けられている。上部パネル6の下方には下部パネル14が配置されている。下部パネル14は、化粧板15を備えている。上部パネル6の化粧板12や下部パネル14の化粧板15は、キッチンカウンタKの下方に配置された収納部L1、L2、Mなどのシステムキッチン構成物の表面材と同様の色彩、図柄で塗装され、表面仕上げがされている。従って、食器洗浄機2をビルトインしてシステムキッチンを構成したときに、周囲のシステムキッチン構成物との統一感が得られ、美麗な外観のシステムキッチンに構成することができる。
操作パネル10の前面には、貫通孔20と、取っ手22と、前面操作表示部24が設けられている。また、操作パネル10の上端面には、上面操作表示部25が設けられている。貫通孔20は操作パネル10の前面と背面の間を貫通している。貫通孔20には、上部パネル6が完全に閉じられたときに、機器本体8から前方に突出する排気ノズル26が挿入される。排気ノズル26は、機器本体8の内部の食器を収容する空間と連通している。排気ノズル26の先端は、上部パネル6が完全に閉じられたときに、操作パネル10の前面とほぼ面一となるように形成されている。食器洗浄機2が高温の水で食器の洗浄やすすぎを行う際に発生する蒸気は、食器洗浄機2が食器を乾燥させる際に排気ノズル26を介して外部へ排出される。
取っ手22はユーザが手をかけることが可能な窪み状に形成されている。取っ手22の内側上面には、図示しない係合解除ボタンが設けられている。ユーザが取っ手22に手をかけて係合解除ボタンを上方に押し上げると、操作パネル10の背面に設けられた係合金具28と、機器本体8の前側開口の上方に設けられた係合部30との係合が解除される。この状態で、ユーザが上部パネル6を手前に引くことで、上部パネル6を開いて倒すことができる。ユーザが上部パネル6を閉じると、操作パネル10の係合金具28が機器本体8の係合部30と係合して、上部パネル6は完全に閉じた状態で保持される。
前面操作表示部24と上面操作表示部25は、食器洗浄機2の運転状態をユーザに提示する表示部や、ユーザからの操作入力を受け入れるスイッチ等が配置されている。前面操作表示部24には、電源スイッチや、運転開始スイッチや、運転状態表示灯などが配置されている。上面操作表示部25には、運転コース選択スイッチや、乾燥時間の設定スイッチ、予約設定スイッチなどが配置されている。このように、前面操作表示部24と上面操作表示部25を分けて配置することによって、操作パネル10の前面(すなわち上部パネル6の前面)において操作表示部が占める範囲を縮小させて、食器洗浄機2の美観を向上することができる。
上面操作表示部25は、上部パネル6が完全に閉じられている場合には、キッチンカウンタKの下方に隠蔽されていて、ユーザが視認したり操作したりすることができない。ユーザが上部パネル6を手前に少し開くと、上面操作表示部25が露出して、ユーザが上面操作表示部25を視認したり操作したりすることが可能となる。
図2ー図10は、食器洗浄機2における扉構造4の開閉動作の様子を示している。なお、図5−図10においては、内部の機構を明瞭に図示するために、機器本体8の外壁32を図示していないことに留意されたい。上部パネル6の両側端にはアーム31が取り付けられている。機器本体8は、両側端において外壁32(図2−図4参照)と内壁34(図5−図10参照)の二重壁構造を有しており、アーム31は外壁32と内壁34の間に入り込むように配置されている。アーム31は、水平方向の回動軸Aを介して、機器本体8の内壁34に回動可能に連結されている。回動軸Aは、上部パネル6の前面の下端(すなわち化粧板12の下端)よりも下方であり、かつ機器本体8の前側開口よりも前方に配置されている。
図5−図10に示すように、下部パネル14は、化粧板15を背面から支持する支持部材36を備えている。支持部材36は、機器本体8の内壁34に、上下方向にスライド可能に支持されている。支持部材36は、リンク機構38を介してアーム31と連結している。上部パネル6が開く方向へ回動動作すると、下部パネル14は下方にスライド動作する。上部パネル6が閉じる方向へ回動動作すると、下部パネル14は上方にスライド動作する。
アーム31と機器本体8の間は、コイルばね40によって連結されている。コイルばね40は、機器本体8の前後方向と上下方向を含む面に沿って配置されている。上部パネル6が開く方向へ回動すると、コイルばね40の弾性復元力により、アーム31に上部パネル6を閉じる方向の力が作用する。上部パネル6の開き角度が大きくなるほど、コイルばね40の弾性復元力は強くなる。
また、アーム31の外側には、板ばね42が当接している。板ばね42は、下部から上部に向けてZ字型に屈曲した形状を有している。板ばね42の下部は機器本体8の内壁34に固定されており、板ばね42の上部は内側に向けて(すなわちアーム31に向けて)付勢されている。板ばね42の上部には内側に向けて(すなわちアーム31に向けて)突出する凸部43が形成されており、この凸部43の先端がアーム31に当接している。凸部43にはグリスが塗布されており、アーム31と板ばね42の間に作用する摩擦力が低減されている。
アーム31には、板ばね42の上部の凸部43が係合する保持孔44(図7、図10参照)が形成されている。保持孔44は、アーム31において、板ばね42の上部の凸部43が当接する軌跡上に配置されている。図3、図6、図9に示すように、板ばね42の凸部43が保持孔44に係合すると、上部パネル6の重量やコイルばね40の弾性復元力に抗して、上部パネル6を所定の開き角度(以下では第1開き角度という)だけ開いた状態で保持することができる。第1開き角度は、上部パネル6を完全に閉じたときの角度を基準として、例えば10°〜15°の範囲内である。なお、保持孔44の内部にはグリスが充填されており、板ばね42の上部の凸部43が保持孔44と係合する度に、板ばね42の上部の凸部43の表面のグリスが補充される。
また、アーム31には、板ばね42の上部の凸部43が係合する複数の減速孔46(図5、図7、図8、図10参照)が形成されている。減速孔46は、アーム31において、板ばね42の上部の凸部43が当接する軌跡上に、等間隔で並んで配置されている。減速孔46の径は、保持孔44の径よりも小さく形成されている。このため、板ばね42の上部の凸部43が保持孔44に係合したときにその係合を解除するために必要な力に比べて、板ばね42の上部の凸部43が減速孔46に係合したときにその係合を解除するために必要な力は小さい。上部パネル6が回動動作する際には、板ばね42の上部の凸部43が減速孔46に係合するたびに、その係合を解除することに伴う抗力がアーム31に作用し、上部パネル6の回動動作に対する制動力として働く。なお、減速孔46の内部にはグリスが充填されており、板ばね42の上部の凸部43が減速孔46と係合する度に、板ばね42の上部の凸部43の表面のグリスが補充される。
図4、図7、図10に示すように、上部パネル6を完全に開くと、上部パネル6の重量とコイルばね40の弾性復元力が釣り合う角度(以下では第2開き角度ともいう)で、上部パネル6は保持される。第2開き角度は、上部パネル6を完全に閉じたときの角度を基準として、例えば75°〜85°の範囲内(言い換えると、水平面からの角度が5°から15°の範囲内)である。なお、この状態から、例えば機器本体8の内部から食器かご9を引き出すことによって、ユーザがコイルばね40の弾性復元力に抗してさらに上部パネル6を下方へ押し下げると、上部パネル6をほぼ90°の開き角度まで(言い換えると、ほぼ水平の角度まで)開くことができる。
本実施例の扉構造4では、板ばね42の上部の凸部43が保持孔44と係合することによって、上部パネル6が所定の第1開き角度だけ開いた状態で保持される。これによって、図3に示すように、上部パネル6の上面に配置された上面操作表示部25を、ユーザから見やすく、操作しやすい位置で保持することができる。このとき、ユーザが一方の手で上部パネル6を保持し続けていなくても、板ばね42の上部の凸部43が保持孔44と係合することによって上部パネル6が保持されるので、ユーザの利便性をより向上することができる。
本実施例の扉構造4では、上部パネル6の回動動作に対して、板ばね42の上部の凸部43がアーム31の減速孔46と係合する度に、係合の解除に伴う抗力が作用する。このような構成とすることで、上部パネル6が勢い良く開閉する際に制動力を働かせて、上部パネル6が完全に閉じたときまたは完全に開いたときの衝撃を緩和することができる。
本実施例の扉構造4では、上部パネル6を完全に開いた場合に、上部パネル6の重量とコイルばね40の弾性復元力が釣り合う第2開き角度で、上部パネル6が保持される。このため、略水平の角度で上部パネル6が保持される場合に比べて、ユーザが取っ手22に手をかけやすくすることができる。ユーザの利便性をさらに向上することができる。
なお、上記の実施例では、板ばね42の上部に形成された凸部43と、アーム31に形成された保持孔44、減速孔46が係合する構成を例として説明したが、これとは異なり、板ばね42の上部に形成された凹部とアーム31に形成された保持用凸部、減速用凸部が係合する構成としてもよい。また、上記の実施例では凹部を貫通孔で形成したが、絞り加工や、半抜き加工により、凸部の突出方向へ凹ませて形成してもよい。
以上のように、本実施例の扉構造4は、機器本体8と、機器本体8に対して下方の回動軸A周りで回動して機器本体8の前側開口を開閉する上部パネル6(扉部材に相当する)を備えている。上部パネル6の上面には上面操作表示部25(操作表示部に相当する)が配置されている。扉構造4は、上部パネル6を第1開き角度(所定の開き角度に相当する)で開いた状態で保持するアーム31および板ばね42(保持機構に相当する)を備えている。扉構造4では、機器本体8が設置された状態において、上部パネル6が完全に閉じている場合に上面操作表示部25が隠蔽されており、上部パネル6が第1開き角度で開いている場合に上面操作表示部25が露出する。
また、本実施例の扉構造4は、上部パネル6に固定されたアーム31と、機器本体8に固定された板ばね42(弾性部材に相当する)をさらに備えており、板ばね42に凸部43が形成されており、アーム31に保持孔44(凹部に相当する)が形成されており、板ばね42の凸部43がアーム31の保持孔44に嵌入して係合することで、上部パネル6を第1開き角度で開いた状態で保持する。
上記の実施例では、扉構造4を食器洗浄機2に適用した構成を例として説明したが、本明細書が開示する扉構造は上記以外の種々の機器に適用することが可能である。本明細書が開示する扉構造は、例えば、グリルやレンジ、冷蔵庫など、機器本体の前面開口を扉部材によって開閉する機器であれば、どのような機器についても適用することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 食器洗浄機
4 扉構造
6 上部パネル
8 機器本体
10 操作パネル
12 化粧板
14 下部パネル
15 化粧板
20 貫通孔
22 取っ手
24 前面操作表示部
25 上面操作表示部
26 排気ノズル
28 係合金具
30 係合部
31 アーム
32 外壁
34 内壁
36 支持部材
38 リンク機構
40 コイルばね
42 板ばね
43 凸部
44 保持孔
46 減速孔

Claims (3)

  1. 機器本体と、
    機器本体に対して下方の回動軸周りで回動して機器本体の前側開口を開閉する扉部材を備える扉構造であって、
    扉部材の上面に操作表示部が配置されており、
    扉部材および機器本体の一方の側に設けられた凸部と、
    扉部材および機器本体の他方の側に設けられており、それぞれが凸部と係合可能な第1凹部および第2凹部を備えており、
    凸部と第1凹部が、扉部材を所定の開き角度で開いた状態で保持する保持機構を構成しており、
    凸部と第2凹部が、扉部材を保持することなく、扉部材の回動動作に対する制動力を作用させる制動機構を構成しており、
    機器本体が設置された状態において、扉部材が完全に閉じている場合に扉部材の上面の操作表示部が隠蔽されており、扉部材が前記所定の開き角度で開いている場合に扉部材の上面の操作表示部が露出する、扉構造。
  2. 扉部材に固定されたアームと、機器本体に固定された弾性部材をさらに備えており、
    凸部が弾性部材に設けられており、
    第1凹部および第2凹部がアームに設けられている、請求項1の扉構造。
  3. システムキッチンに組み込まれる食器洗浄機であって、請求項1または2の扉構造を有する食器洗浄機。
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