JP5900664B2 - 多層基板および多層基板の製造方法 - Google Patents

多層基板および多層基板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、熱可塑性樹脂からなる複数の樹脂基材が積層された構造の多層基板とその製造方法とに関する。
従来、熱可塑性樹脂からなる複数の樹脂基材を積層させた状態で溶着させることで接合させた多層基板が知られている(例えば特許文献1参照)。
上記特許文献1には、厚みが小さく可撓性を有するフレキシブル部と、樹脂シートの積層数が多く厚みが大きいリジッド部とを備えた多層基板が開示されている。この多層基板では、フレキシブル部およびリジッド部の全域にわたって延びるように第1の樹脂シートが設けられ、リジッド部において、多層基板の外表面を構成する第2の樹脂シートが第1の樹脂シートを挟み込むように積層されている。これにより、フレキシブル部においては、第1の樹脂シートだけが配置されることで厚みが小さくなっている一方、リジッド部においては、第1の樹脂シートに第2の樹脂シートが重ねて配置されることで厚みが大きくなっている。
国際公開第2012/147484号
しかしながら、上記特許文献1では、フレキシブル部を曲げる(撓ませる)際に、厚みが大きいリジッド部と、厚みの小さいフレキシブル部との間の段差部分に負荷がかかり、段差部分に位置する第2の樹脂シートの端部が第1の樹脂シートから剥離してしまうことが考えられる。
そこで、本発明の目的は、フレキシブル部分が曲げられる際に、樹脂基材が剥離することを抑制することができる多層基板とその製造方法とを提供することにある。
この発明の多層基板は、同一の熱可塑性樹脂を主材料とする第1樹脂基材部、第2樹脂基材部および第3樹脂基材部が積層された多層基板において、前記第1樹脂基材部は、前記多層基板の一方主面を構成し、前記第2樹脂基材部は、前記多層基板の他方主面を構成し、前記第3樹脂基材部は、前記多層基板の積層方向において前記第1樹脂基材部および前記第2樹脂基材部の間に設けられ、前記第3樹脂基材部が配置されていない可撓性を有するフレキシブル部分と、前記第3樹脂基材部が配置されることにより前記フレキシブル部分よりも厚みが大きい肉厚部分との間には、前記多層基板の厚みが変化する段差部分が形成されており、前記第1樹脂基材部および前記第2樹脂基材部は、前記肉厚部分から前記段差部分を超えて前記フレキシブル部分にわたる領域に延びるように設けられている。
この構成では、第1樹脂基材部および第2樹脂基材部が、肉厚部分から段差部分を超えてフレキシブル部分にわたる領域に延びるように設けられているために、肉厚部分とフレキシブル部分との間の段差部分に樹脂基材同士の接合面が露出することが無く、段差部分から樹脂基材の層間剥離が生じることを抑制できる。その上、多層基板の部分毎に樹脂基材の積層数を変えることができ、多層基板の厚みや剛性などを任意に設定することができる。また、各樹脂基材部は、同一の熱可塑性樹脂を主材料としているので、加熱プレスを用いた簡単なプロセスで一体化でき、熱膨張係数差に起因する剥離や配線の断線が起こりにくいとともに、材料物性が殆ど一様であるために設計が容易である。
前記第1樹脂基材部および前記第2樹脂基材部は、前記フレキシブル部分の略全域にわたって設けられていることが好ましい。これにより、フレキシブル部分の全域にわたって一方主面および他方主面に樹脂基材の接合面が露出することがなく、段差部分だけでなく曲げ変形されるフレキシブル部分においても、樹脂基材の層間剥離が生じることを抑制することができる。
前記第3樹脂基材部は、複数の樹脂基材により複数層で構成されていることが好ましい。これにより、複数層の第3樹脂基材部で層間剥離が生じることを抑制できる。
前記第3樹脂基材部は、複数の樹脂基材により複数層で構成され、前記第1樹脂基材部および前記第2樹脂基材部は、前記第3樹脂基材部の縁部を全周にわたって覆うように設けられていることが好ましい。これにより、第3樹脂基材部で段差部分からだけでなく、第3樹脂基材部の縁部分の全周から、層間剥離が生じることを抑制できる。
前記肉厚部分は、2箇所に設けられており、前記フレキシブル部分は、2箇所の前記肉厚部分の間に設けられていてもよい。そして、前記フレキシブル部分は、両側に設けられた前記肉厚部分を繋ぐ長尺のケーブル状に形成されており、前記第1樹脂基材部および前記第2樹脂基材部は、ケーブル状の前記フレキシブル部分の長手方向において、一方側の前記肉厚部分から他方側の前記肉厚部分まで、一方側の前記段差部分、前記フレキシブル部分、および、他方側の前記段差部分を超えて延びるように設けられていることが好ましい。これにより、フレキシブル部分の長手方向の両側に肉厚部分を設けても、フレキシブル部分と両側の段差部分とから層間剥離が生じることを抑制できる。
この発明の多層基板の製造方法は、同一の熱可塑性樹脂を主材料とする第1樹脂シート、第2樹脂シートおよび第3樹脂シートを積層させた多層基板の製造方法であって、前記第1樹脂シートを、前記第3樹脂シートが配置される部分から前記第3樹脂シートの縁部を超えて前記第3樹脂シートが配置されない部分にわたって積層する工程と、前記第2樹脂シートを、前記第3樹脂シートの前記第1樹脂シートが積層される側とは反対側において、前記第3樹脂シートが配置される部分から前記第3樹脂シートの縁部を超えて前記第3樹脂シートが配置されない部分にわたって積層する工程と、前記第1樹脂シート、前記第2樹脂シートおよび前記第3樹脂シートを積層させた状態で加熱および加圧して接合させる工程とを備えている。
この製造方法により製造された多層基板では、第3樹脂シート(第3樹脂基材部)が配置される部分と第3樹脂シートが配置されない部分との間に、第3樹脂シートの有無に起因して段差部分が形成されるが、第3樹脂シートが配置された肉厚部分から段差部分を超えて第3樹脂シートが配置されていない薄肉部分(フレキシブル部分)にわたる領域に第1樹脂シート(第1樹脂基材部)および第2樹脂シート(第2樹脂基材部)が延びるように設けられるので、肉厚部分と薄肉部分(フレキシブル部分)との間の段差部分に樹脂基材同士の接合面が露出することが無く、段差部分から樹脂基材の層間剥離が生じることを抑制できる。その上、多層基板の部分毎に樹脂基材の積層数を変えることができ、多層基板の厚みや剛性などを任意に設定することができる。また、各樹脂シートは、同一の熱可塑性樹脂を主材料としているので、加熱プレスを用いた簡単なプロセスで一体化でき、熱膨張係数差に起因する剥離や配線の断線が起こりにくいとともに、材料物性が殆ど一様であるために設計が容易である。
この発明によれば、フレキシブル部分が曲げられる際に、樹脂基材が剥離することを抑制することができる。また、樹脂基材の剥離を抑制しながら、樹脂基材の積層数を部分的に異ならせて厚みを部分的に異ならせることができるので、設計の自由度が高まる。
本発明の第1の実施形態に係るフレキシブル基板の平面図および側面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るフレキシブル基板の分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るフレキシブル基板の製造方法の各段階における側面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るフレキシブル基板の他の製造方法の各段階における側面断面図である。 参考例に係るフレキシブル基板の平面図および側面断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るフレキシブル基板の平面図および側面断面図である。 本発明の他の実施形態に係るフレキシブル基板の側面断面図である。
以下、本発明の第1の実施形態に係るフレキシブル基板10について説明する。
図1(A)は、フレキシブル基板10の平面図である。図1(B)は、図1(A)中にB−B’で示す位置でのフレキシブル基板10の側面断面図である。図1(C)は、図1(A)中にC−C’で示す位置でのフレキシブル基板10の側面断面図である。なお、フレキシブル基板10は、本発明の「多層基板」の一例である。
フレキシブル基板10は、上主面USと下主面DSとを有している。また、フレキシブル基板10は、樹脂積層体11と端子部12とを備えている。ここでは、樹脂積層体11は、リジッド部14A,14Bと、長尺のケーブル状に形成されたフレキシブル部13とを備えている。リジッド部14A,14Bは、平面視して概略矩形状である。フレキシブル部13は、平面視して図1(A)の紙面左右方向を長さ方向(長手方向)として延び、紙面上下方向を幅方向(短手方向)とする帯状である。以下、フレキシブル部13の長さ方向と一致する方向を、「長さ方向」と称し、フレキシブル部13の幅方向と一致する方向を、「幅方向」と称する。上主面USおよび下主面DSは、それぞれ、本発明の「一方主面」および「他方主面」の一例である。また、リジッド部14A,14Bは、本発明の「肉厚部分」の一例であり、フレキシブル部13は、本発明の「フレキシブル部分」の一例である。
リジッド部14Aは、フレキシブル部13に対して長さ方向の左側端に接続されており、フレキシブル部13よりも幅広に構成されている。リジッド部14Bは、フレキシブル部13に対して長さ方向の右側端に接続されており、フレキシブル部13よりも幅広に構成されている。端子部12は、表面実装部品(コネクタ部品)として構成されており、リジッド部14A,14Bそれぞれの下主面DSに表面実装されている。リジッド部14A,14Bは、樹脂積層体11の積層方向において、フレキシブル部13よりも大きい厚みを有している。
図2は、樹脂積層体11の分解斜視図である。
樹脂積層体11は、樹脂層(樹脂基材)11A,11B,11C,11Dと導体パターン15とを備えている。各樹脂層11A〜11Dは、樹脂積層体11の上主面US側から下主面DS側にかけて積層されており、互いに接合されている。各樹脂層11A〜11Dは、互いに同一の熱可塑性樹脂、ここでは、液晶ポリマ樹脂を主材料として構成されている。なお、各樹脂層11A〜11Dの主材料としては、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PEI(ポリエーテルイミド)、PPS(ポニフェニレンスルファイド)、PI(ポリイミド)など、他の熱可塑性樹脂を採用してもよい。
樹脂積層体11は、同一の熱可塑性樹脂を主材料とする樹脂層11A〜11D同士を溶着させることで接合面を強固に接合させて、一体化して構成されている。また、積層間で線膨脹係数の差に起因する応力や変形の発生を防ぐことができるので、積層間で剥離が生じるのを抑制することができる。また、板状部14A,14Bと帯状部13との接続部分で破断などの不都合が発生することを抑制できる。
導体パターン15は、少なくとも端子部12に接続されるものであり、ここでは、樹脂積層体11の内部でインダクタを構成している。具体的には、導体パターン15は、層間接続導体15Aと線状導体15Bと平面導体15Cとにより構成されている。層間接続導体15Aは、樹脂積層体11を構成する樹脂層11A〜11Dのいずれかを貫通する導体である。線状導体15Bは、樹脂積層体11を構成する樹脂層11A〜11Dのいずれかの表面に沿って延びる導体である。平面導体15Cは、樹脂積層体11を構成する樹脂層11A〜11Dのいずれかの表面で面方向に拡がる導体である。
そして、導体パターン15は、リジッド部14Aとリジッド部14Bとのそれぞれにおいて、樹脂層11A〜11Dの積層方向を巻回軸方向とする螺旋状に層間接続導体15Aと線状導体15Bとを接続し、コイル状に構成されている。また、導体パターン15は、フレキシブル部13において、一方のリジッド部14Aから他方のリジッド部14Bに延びる線状に構成されている。
このようなフレキシブル基板10において、図1に示すように、樹脂積層体11を構成する樹脂層11Bおよび樹脂層11Cは、樹脂層11Aと樹脂層11Dの間に積層された状態で接合されている。ここでは、樹脂層11Aが単層で本発明の「第1樹脂基材部」を構成する例を示しており、樹脂層11Dが単層で本発明の「第2樹脂基材部」を構成する例を示している。また、樹脂層11B,11Cによる2層で本発明の「第3樹脂基材部」を構成する例を示している。
樹脂層11Aは、樹脂積層体11の平面視した外形状と一致する外形状を有しており、樹脂積層体11の上主面US全面に露出している。すなわち、樹脂層11Aは、樹脂積層体11の上主面US全体を構成している。樹脂層11Dは、樹脂積層体11の平面視した外形状と一致する外形状を有しており、樹脂積層体11の下主面DS全面に露出している。すなわち、樹脂層11Dは、樹脂積層体11の下主面DS全体を構成している。換言すれば、樹脂層11Aおよび11Dは、リジッド部14A、14Bおよびフレキシブル部13の全域にわたって設けられている。また、樹脂層11Bおよび樹脂層11Cは、平面視して樹脂層11Aおよび樹脂層11Dに対して、部分的にのみ重なるような、同一の外形状を有している。
より具体的には、樹脂層11Bおよび樹脂層11Cは、平面視して矩形状に形成されている。樹脂層11Bおよび樹脂層11Cの長さ方向の寸法は、リジッド部14A,14Bよりも短く、樹脂層11Bおよび樹脂層11Cの長さ方向の両側面は、リジッド部14A,14Bの両側面から離れるよう(リジッド部14A,14Bの両側面よりも内側)に配置されている。また、樹脂層11Bおよび樹脂層11Cの幅方向の寸法は、リジッド部14A,14Bと一致しており、樹脂層11Bおよび樹脂層11Cの幅方向の両側面は、リジッド部14A,14Bの側面と重なる(面一になる)ように配置されている。
したがって、リジッド部14A,14Bでは、積層方向に見て樹脂層11A,11Dと樹脂層11B,11Cとが重なり、樹脂層の層数が4層となっている。また、リジッド部14A,14Bの長さ方向の両端部分では、積層方向に見て樹脂層11B,11Cが重ならずに樹脂層11A,11Dのみが重なり、樹脂層の層数が2層となっている。また、フレキシブル部13の全面において、積層方向に見て樹脂層11B,11Cが重ならずに樹脂層11A,11Dのみが重なり、樹脂層の層数が2層となっている。また、フレキシブル部13と、長手方向の両側に位置するリジッド部14Aおよび14Bとの間には、樹脂積層体11の厚みが変化する段差部分STPが形成されている。樹脂層11Aおよび11Dは、一方側のリジッド部14Aから段差部分STPを超えてフレキシブル部13にわたる領域に延びるように設けられている。また、樹脂層11Aおよび11Dは、他方側においても、リジッド部14Bから段差部分STPを超えてフレキシブル部13にわたる領域に延びるように設けられている。詳細には、樹脂層11Aおよび11Dは、フレキシブル部13の長手方向において、一方側のリジッド部14Aから、一方側の段差部分STP、フレキシブル部13および他方側の段差部分STPを超えて他方側のリジッド部14Bまで連続的に延びるように設けられている。
このようにリジッド部14A,14Bでの樹脂層の層数は、フレキシブル部13での樹脂層の層数よりも多く、リジッド部14A,14Bは、フレキシブル部13よりも厚みや剛性が大きくなっている。したがって、このフレキシブル基板10は、フレキシブル部13での可撓性を利用しながら、リジッド部14A,14Bで、表面実装される端子部12の接続信頼性の向上や機械的保護を図ることができる。
そして、リジッド部14A,14Bにおいて樹脂層の層数が部分的に異なって厚みが部分的に異なっているために段差部分STPが形成されているが、ここでは樹脂積層体11の上主面USの全域に樹脂層11Aが露出し、樹脂積層体11の下主面DSの全域に樹脂層11Dが露出している。すなわち、樹脂層11Aおよび樹脂層11Dは、樹脂層11B,11Cが配置される部分から、樹脂層11B,11Cが配置される部分と樹脂層11B,11Cが配置されない部分との境界部分を超えて、樹脂層11B,11Cが配置されない部分にわたって設けられている。換言すれば、樹脂層11Aおよび樹脂層11Dは、樹脂層11B,11Cが配置される部分から樹脂層11B,11Cの縁部を超えて樹脂層11B,11Cが配置されない部分にわたる領域に連続的に延びるように設けられている。これにより、樹脂積層体11の上主面USおよび下主面DSに樹脂層の層数が変わる段差部分STPがあっても、その段差部分STPから樹脂層11A〜11Dの層間剥離が進行することが無く、フレキシブル部13での変形に対して耐久性が高い構造となっている。
なお、樹脂層11B,11Cの長さ方向の両側面は樹脂層11A,11Dに覆われており、リジッド部14A,14Bの長さ方向の両側面に露出することが無い。一方、樹脂層11B,11Cの幅方向の両側面は、リジッド部14A,14Bの幅方向の両側面に露出している。しかしながら、このフレキシブル基板10は、長さ方向を有するフレキシブル部13で主要な変形が生じるため、リジッド部14A,14Bの幅方向の両側面には、あまり大きな応力が発生することがなく、樹脂層11B,11Cの側面が露出していても層間剥離が発生する可能性は低い。
そのため、ここでは、リジッド部14A,14Bの幅方向の両側面を、樹脂層11B,11Cが露出する構成としており、このことによって、樹脂積層体11を幅方向に小型化するとともに、樹脂積層体11を簡易な製造プロセスで効率的に成形できるようにしている。
ここで、第1の実施形態に係るフレキシブル基板10の製造方法について説明する。
図3は、フレキシブル基板10の製造過程を示す側面断面図である。
なお、図3には、一つのフレキシブル基板の主要部分のみを図示するが、本実施形態は、複数のフレキシブル基板10を切り出すことができる広大な基板から、一度に複数のフレキシブル基板10を製造するものである。
フレキシブル基板10の製造方法では、まず、図3(A)に示す樹脂シート16A,16B,16C,16Dを用意する。樹脂シート16Aは、樹脂積層体11の樹脂層11Aが切り出されるものである。樹脂シート16Bは、樹脂積層体11の樹脂層11Bが切り出されるものである。樹脂シート16Cは、樹脂積層体11の樹脂層11Cが切り出されるものである。樹脂シート16Dは、樹脂積層体11の樹脂層11Dが切り出されるものである。
各樹脂シート16A〜16Dは、同一の熱可塑性樹脂を主材料とするものであり、それぞれ層間接続導体15A(図3中符号不図示)となるビアホールおよび未硬化状態の導電性ペーストが設けられ、線状導体15Bおよび平面導体15C(図3中符号不図示)がパターン形成されている。
線状導体15Bおよび平面導体15Cは、例えば、片面全面に予め導体箔が貼り付けられた状態の樹脂シート16A〜16Dに対して、導体箔をフォトリソグラフィ法などの工法でパターニングすることで形成される。または、線状導体15Bおよび平面導体15Cは、樹脂シート16A〜16Dに導電性ペーストを印刷形成される。層間接続導体15Aとなる導電性ペーストが設けられるビアホールは、樹脂シート16A〜16Dの導体箔を貫通すること無く熱可塑性樹脂のみを貫通するように炭酸ガスレーザ等により樹脂シート16A〜16Dに形成される。ビアホール内の導電性ペーストは、金属材料および有機溶剤等からなる。
なお、ここで用意される各樹脂シート16A〜16Dは、複数の樹脂積層体11を一度に製造するために、図1(A)に示す平面形状の樹脂積層体11が後に切り出される複数の基板領域がシートの面内方向に縦横に配列されたものである。
各樹脂シート16A〜16Dにおいて、各基板領域には、樹脂積層体11の各樹脂層11A〜11Dを平面視した形状が部分的に成形されていてもよい。例えば、図1(A)に示すフレキシブル部13の幅方向の両端の空間部分が成形されていてもよい。また、図1(A)に示す樹脂層11B,11Cの長さ方向の両脇の空間部分が成形されていてもよい。この場合、複数の樹脂層11B,11Cが切り出される樹脂シート16B,16Cでは、幅方向に隣接する基板領域の間を連結させておき、後の工程で各基板領域を切り出すことで、樹脂層11B,11Cの幅方向の側面を成形するようにすると好適である。
次に、樹脂シート16A〜16Dを、図3(B)に示すように適切に位置決めして積層し、加熱プレス機により加熱および加圧する。
樹脂シート16A〜16Dを積層する際には、積層方向に見て樹脂積層体11が後に切り出される各基板領域に、樹脂シート16B,16Cが部分的にのみ重なり、且つ、各基板領域に樹脂シート16A,16Dが全面で重なるように、樹脂シート16A,16Dと樹脂シート16B,16Cとが積層される。具体的には、樹脂シート16Aおよび16Dを、樹脂シート16B,16Cが配置される部分(リジッド部14A,14Bになる部分)から樹脂シート16B,16Cの縁部を超えて樹脂シート16B,16Cが配置されない部分(フレキシブル部13になる部分)にわたって積層する。そして、樹脂シート16A〜16Dを積層させた状態で加熱および加圧して接合させる。
すると、樹脂シート16A〜16Dを加熱プレス機によって加圧する際に、可撓性を有する樹脂シート16A,16Dが、樹脂シート16B,16Cの形状に沿うように変形して、樹脂シート16Aの下面が樹脂シート16Bの上面および両側面に接触し、樹脂シート16Dの上面が樹脂シート16Cの下面および両側面に接触する。そして、加熱プレス機による加熱によって、樹脂シート16A〜16Dを構成する熱可塑性樹脂が軟化して流動し、樹脂シート16A,16Dと樹脂シート16B,16Cとの間の隙間が殆ど塞がれる。これにより、樹脂シート16A〜16Dが一体化して、図3(C)に示す構造が実現される。なお、樹脂シート16A、16B、16Cおよび16Dは、それぞれ、一体化後に樹脂層11A、11B、11Cおよび11Dを主に構成する。
また、加熱プレス機による加熱の際に、樹脂シート16A〜16Dのビアホールに設けられていた導電性ペーストが金属化して、層間接続導体15Aが形成される。このように層間接続導体15Aが形成されることによって、導電性ペーストが接触していた隣接する樹脂シートの線状導体15Bまたは平面導体15Cが、層間接続導体15Aに強固に接合される。このことによっても、隣接する樹脂シート16A〜16D間の接合強度を高くすることができる。
この工程の後、加熱プレス機から、互いに接合された状態の樹脂シート16A〜16Dを取り出し、樹脂シート16A〜16Dが温度低下により十分に硬化してから、複数の樹脂積層体11を各基板領域から切り出す。そして、樹脂シート16A〜16Dから樹脂積層体11を切り出した後、樹脂層11Dの下主面DSに端子部12をはんだ等を用いて表面実装する。これにより図3(D)に示す構造が実現される。なお、端子部12を表面実装する工程は、樹脂シート16A〜16Dから樹脂積層体11を切り出すよりも前に実施してもよい。
以上に説明した各工程を経て、本実施形態に係るフレキシブル基板10は製造される。樹脂シート16A〜16Dを積層する際には、樹脂積層体11が後に切り出される各基板領域に、樹脂シート16B,16Cが部分的にのみ重なり、且つ、各基板領域に樹脂シート16A,16Dが全面で重なるので、各基板領域において樹脂シートの積層数が異なる部分を設けることができ、各基板領域から樹脂積層体11を切り出して、複数のフレキシブル基板10を簡易な製造プロセスで効率的に製造することができる。
次に、本発明の第1の実施形態に係るフレキシブル基板10の他の製造方法について説明する。
図4は、フレキシブル基板10の製造過程を示す側面断面図である。
この製造方法では、まず、図4(A)に示すように、樹脂積層体11の樹脂層11A〜11Dを構成する樹脂シート16A〜16Dを用意する。
次に、樹脂シート16B,16Cを、適切に位置決めして積層し、加熱プレス機により加熱および加圧する。すると、樹脂シート16B,16Cの熱可塑性樹脂が軟化し、樹脂シート16Bと樹脂シート16Cとの間が溶着される。これにより、樹脂シート16B,16Cが一体化して、図4(B)に示す構造が実現される。
次に、一体化した樹脂シート16B,16Cを樹脂シート16A,16Dの間に、図4(C)に示すように適切に位置決めして積層し、加熱プレス機により加熱および加圧する。具体的には、樹脂シート16Aおよび16Dを、一体化された樹脂シート16B,16Cが配置される部分(リジッド部14A,14Bになる部分)から一体化された樹脂シート16B,16Cの縁部を超えて樹脂シート16B,16Cが配置されない部分(フレキシブル部13になる部分)にわたって積層する。そして、樹脂シート16A〜16Dを積層させた状態で加熱および加圧して接合させる。
すると、樹脂シート16A〜16Dを加熱プレス機によって加圧する際に、可撓性を有する樹脂シート16A,16Dが、樹脂シート16B,16Cの形状に沿うように変形して、樹脂シート16Aの下面が樹脂シート16Bの上面および両側面に接触し、樹脂シート16Dの上面が樹脂シート16Cの下面および両側面に接触する。そして、加熱プレス機による加熱によって、樹脂シート16A〜16Dを構成する熱可塑性樹脂が軟化して流動し、樹脂シート16A,16Dと樹脂シート16B,16Cとの間の隙間が殆ど塞がれる。これにより、樹脂シート16A〜16Dが一体化して、図4(D)に示す構造が実現される。
この工程の後、加熱プレス機から、互いに接合された状態の樹脂シート16A〜16Dを取り出し、樹脂シート16A〜16Dが温度低下により十分に硬化してから、複数の樹脂積層体11を各基板領域から切り出す。そして、樹脂シート16A〜16Dから樹脂積層体11を切り出した後で、樹脂層11Dの下主面DSに端子部12をはんだ等を用いて表面実装する。これにより図4(E)に示す構造が実現される。
以上に説明した各工程を経て、第1の実施形態に係るフレキシブル基板10を製造するようにしてもよい。
次に、参考例に係るフレキシブル基板20について説明する。
図5(A)は、フレキシブル基板20の平面図である。図5(B)は、図5(A)中にB−B’で示す位置でのフレキシブル基板20の側面断面図である。図5(C)は、図5(A)中にC−C’で示す位置でのフレキシブル基板20の側面断面図である。なお、フレキシブル基板20は「多層基板」の一例である。
フレキシブル基板20は、樹脂積層体21と、端子部22と、を備えている。樹脂積層体21は、リジッド部24A,24Bとフレキシブル部23とを備えている。また、樹脂積層体21は、樹脂層21A,21B,21C,21Dと導体パターン25とを備えている。なお、リジッド部24Aおよび24Bは、「肉厚部分」の一例であり、フレキシブル部23は、「フレキシブル部分」の一例である。また、樹脂層21Aは、「第1樹脂基材部」の一例であり、樹脂層21Dは、「第2樹脂基材部」の一例である。樹脂層21B,21Cは、「第3樹脂基材部」の一例である。
本実施形態においては、リジッド部24A,24Bは、先の第1の実施形態に係るリジッド部よりも長さ方向の寸法を短くしている。これにより、リジッド部24A,24Bの長さ方向の両側面のうち、フレキシブル部23側とは反対側の側面において、樹脂層21A〜21Dの側面が全て重なる(面一になる)ようにしている。
この場合にも、リジッド部24A,24Bでの樹脂層の層数を、フレキシブル部23での樹脂層の層数よりも多くして、リジッド部24A,24Bを、フレキシブル部23よりも厚みや剛性が大きいものにできる。また、リジッド部24A,24Bにおいて樹脂層の層数が部分的に異なっていても、樹脂積層体21の上主面USと下主面DSとの全面に、樹脂層21Aあるいは樹脂層21Dが露出して、樹脂層21A〜21Dの接合面が露出することが無く、樹脂層の層数が変わる段差部分STPから樹脂層21A〜21Dの層間剥離が進行することを防ぐことができる。その上、このフレキシブル基板20のように構成することで、先の第1の実施形態に比べて、フレキシブル基板20の長さ方向の寸法を短くすることができる。
本参考例に係るフレキシブル基板において、上述した他の各部の構成は、上記第1の実施形態に係るフレキシブル基板の各部の構成と同様である。
次に、本発明の第2の実施形態に係るフレキシブル基板30について説明する。
図6(A)は、フレキシブル基板30の平面図である。図6(B)は、図6(A)中にB−B’で示す位置でのフレキシブル基板30の側面断面図である。図6(C)は、図6(A)中にC−C’で示す位置でのフレキシブル基板30の側面断面図である。なお、フレキシブル基板30も、本発明の「多層基板」の一例である。
フレキシブル基板30は、樹脂積層体31と、端子部32と、を備えている。樹脂積層体31は、リジッド部34A,34Bとフレキシブル部33とを備えている。また、樹脂積層体31は、樹脂層31A,31B,31C,31Dと導体パターン35とを備えている。なお、リジッド部34Aおよび34Bは、本発明の「肉厚部分」の一例であり、フレキシブル部33は、本発明の「フレキシブル部分」の一例である。また、樹脂層31Aは、本発明の「第1樹脂基材部」の一例であり、樹脂層31Dは、本発明の「第2樹脂基材部」の一例である。樹脂層31B,31Cは、本発明の「第3樹脂基材部」の一例である。
本実施形態では、リジッド部34A,34Bは、先の第1の実施形態に係るリジッド部よりも幅方向の寸法を長くしている。これにより、リジッド部34A,34Bの幅方向の両側面を、樹脂層31B,31Cの幅方向の両側面から離している。
したがって、リジッド部34A,34Bの幅方向の両端部分において、積層方向に見て樹脂層31B,31Cが重ならずに樹脂層31A,31Dのみが重なり、樹脂層の層数が2層となっている。すなわち、樹脂層31Aおよび31Dは、樹脂積層体31の積層方向から見て、2枚の樹脂基材からなる2層の樹脂層31B,31Cの縁部を全周にわたって覆うように設けられており、樹脂層31B,31C全体を包み込んでいる。
この場合にも、リジッド部34A,34Bでの樹脂層の層数を、フレキシブル部33での樹脂層の層数よりも多くして、リジッド部34A,34Bを、フレキシブル部33よりも厚みや剛性が大きいものにできる。また、リジッド部34A,34Bにおいて樹脂層の層数が部分的に異なっていても、樹脂積層体31の上主面USと下主面DSとの全面に、樹脂層31Aあるいは樹脂層31Dが露出して、樹脂層31A〜31Dの接合面が露出することが無く、樹脂層の層数が変わる段差部分STPから樹脂層31A〜31Dの層間剥離が進行することを防ぐことができる。その上、樹脂層31B,31Cの幅方向の両側面を樹脂層31A,31Dにより覆い、これにより、リジッド部34A,34Bの幅方向の両側面を、層間剥離が進行し難い構造にすることができる。
ただし、この構成の場合には、樹脂層31A,31Dがリジッド部34A,34Bのいずれの側面にも露出しないので、製造時に、複数の樹脂層31A,31Dを樹脂シート状態では無く、個片状に成形しておくことが好ましい。この場合、複数の個片状の樹脂層31B,31Cを、樹脂層31Aを構成する樹脂シートや、樹脂層31Dを構成する樹脂シートに対して接着させたり溶着させたりして仮固定してから、各樹脂シートを積層し、加熱および加圧して一体化させるとよい。
本実施形態に係るフレキシブル基板において、上述した他の各部の構成は、上記第1の実施形態に係るフレキシブル基板の各部の構成と同様である。
次に、本発明の他の実施形態に係るフレキシブル基板40の構造について説明する。
図7(A)は、フレキシブル基板40の側面断面図である。なお、フレキシブル基板40も、本発明の「多層基板」の一例である。
フレキシブル基板40は、樹脂積層体41を備えている。樹脂積層体41は、リジッド部44A,44Bとフレキシブル部43とを備えている。また、樹脂積層体41は、樹脂層41A,41B,41Cと導体パターン45とを備えている。なお、リジッド部44Aおよび44Bは、本発明の「肉厚部分」の一例であり、フレキシブル部43は、本発明の「フレキシブル部分」の一例である。また、樹脂層41Aは、本発明の「第1樹脂基材部」の一例であり、樹脂層41Cは、本発明の「第2樹脂基材部」の一例である。樹脂層41Bは、本発明の「第3樹脂基材部」の一例である。
このフレキシブル基板40においては、樹脂層41Bが単層で第3樹脂基材部を構成している。このように、第3樹脂基材部は単層で構成されてもよく、少なくとも1層以上の樹脂層から構成することができる。
図7(B)は、フレキシブル基板50の側面断面図である。なお、フレキシブル基板50も、本発明の「多層基板」の一例である。
フレキシブル基板50は、樹脂積層体51を備えている。樹脂積層体51は、リジッド部54A,54Bとフレキシブル部53とを備えている。また、樹脂積層体51は、樹脂層51A,51B,51C,51D,51Eと導体パターン55とを備えている。なお、リジッド部54Aおよび54Bは、本発明の「肉厚部分」の一例であり、フレキシブル部53は、本発明の「フレキシブル部分」の一例である。また、樹脂層51Aは、本発明の「第1樹脂基材部」の一例であり、樹脂層51D,51Eは、本発明の「第2樹脂基材部」の一例である。樹脂層51B,51Cは、本発明の「第3樹脂基材部」の一例である。
このフレキシブル基板50においては、樹脂層51D,51Eが2層で第2樹脂基材部を構成している。このように、第2樹脂基材部は2層以上の複数層で構成されてもよく、少なくとも1層以上の樹脂層から構成することができる。第1樹脂基材部についても同様に、2層以上の複数層で構成されてもよく、少なくとも1層以上の樹脂層から構成することができる。また、第1樹脂基材部と第2樹脂基材部とを共に2層以上の複数層で構成することもできる。
上記実施形態では、樹脂層11A、21A、31A、41A、51A(第1樹脂基材部)が樹脂積層体の上主面US全体を構成するとともに、樹脂層11D、21D、31D、41C、51E(第2樹脂基材部)が樹脂積層体の下主面DS全体を構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1樹脂基材部および第2樹脂基材部が、それぞれ、肉厚部分から段差部分STPを超えてフレキシブル部分にわたる領域に延びるように設けられていれば、上主面USおよび下主面DSの一部だけを構成するものであってもよい。
上記実施形態では、本発明の肉厚部分の一例として、リジッド部を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第3樹脂基材部が設けられることにより肉厚部分の厚みがフレキシブル部分よりも大きければ、肉厚部分は、フレキシブル部分と同様に可撓性を有する構成であってもよい。
上記実施形態では、フレキシブル部(フレキシブル部分)を長尺のケーブル状に形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、フレキシブル部分が長尺のケーブル状以外の形状であってもよい。
DS…下主面
US…上主面
STP…段差部分
10,20,30,40,50…フレキシブル基板(多層基板)
11,21,31,41,51…樹脂積層体
11A,11B,11C,11D…樹脂層
12,22,32…端子部
13,23,33,43,53…フレキシブル部
14A,24A,34A,44A,54A,14B,24B,34B,44B,54B…リジッド部
15,25,35,45,55…導体パターン
15A…層間接続導体
15B…線状導体
15C…平面導体
16A,16B,16C,16D,21A,21B,21C,21D,31A,31B,31C,31D,41A,41B,41C,51A,51B,51C,51D,51E…樹脂層

Claims (5)

  1. 同一の熱可塑性樹脂を主材料とする第1樹脂基材部、第2樹脂基材部および第3樹脂基材部が積層された多層基板において、
    前記第1樹脂基材部は、前記多層基板の一方主面を構成し、
    前記第2樹脂基材部は、前記多層基板の他方主面を構成し、
    前記第3樹脂基材部は、前記多層基板の積層方向において前記第1樹脂基材部および前記第2樹脂基材部の間に設けられ、
    前記第3樹脂基材部が配置されていない可撓性を有するフレキシブル部分と、前記第3樹脂基材部が配置されることにより前記フレキシブル部分よりも厚みが大きい肉厚部分との間には、前記多層基板の厚みが変化する段差部分が形成されており、
    前記第1樹脂基材部および前記第2樹脂基材部は、第1方向の一方側の端部で互いに直接接合され、該第1方向において、前記一方側の端部、前記肉厚部分、および、前記フレキシブル部分にわたるように、前記段差部分を超えながら前記第1方向の全域にわたって延び、前記第1方向における前記第3樹脂基材部の両端を覆っている、多層基板。
  2. 前記第3樹脂基材部は、複数の樹脂基材により複数層で構成されている、請求項1に記載の多層基板。
  3. 前記第1樹脂基材部および前記第2樹脂基材部は前記第3樹脂基材部の縁部を全周にわたって覆うように設けられている、請求項2に記載の多層基板。
  4. 前記肉厚部分は、2箇所に設けられており、
    前記フレキシブル部分は、2箇所の前記肉厚部分の間に設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の多層基板。
  5. 前記第1樹脂基材部および前記第2樹脂基材部は、前記第1方向の他方側の端部で互いに直接接合され、前記第1方向において、前記一方側の端部、一方側の前記肉厚部分、前記フレキシブル部分、他方側の前記肉厚部分、および、前記他方側の端部にわたるように、前記段差部分を超えながら前記第1方向の全域にわたって延びている、請求項4に記載の多層基板。
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