(詳細な説明)
本発明は、式Iを有する化合物および薬学的に許容されるその塩を特色とする。
(式中:
XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されており;
L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合;または、それぞれが出現ごとに独立に1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されているC
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレンまたはC
2−C
6アルキニレンから選択され;
L
3は結合または−L
S−K−L
S’−であり、Kは、結合、−O−、−S−、−N(R
B)−、−C(O)−、−S(O)
2−、−S(O)−、−OS(O)−、−OS(O)
2−、−S(O)
2O−、−S(O)O−、−C(O)O−、−OC(O)−、−OC(O)O−、−C(O)N(R
B)−、−N(R
B)C(O)−、−N(R
B)C(O)O−、−OC(O)N(R
B)−、−N(R
B)S(O)−、−N(R
B)S(O)
2−、−S(O)N(R
B)−、−S(O)
2N(R
B)−、−C(O)N(R
B)C(O)−、−N(R
B)C(O)N(R
B’)−、−N(R
B)SO
2N(R
B’)−または−N(R
B)S(O)N(R
B’)−から選択され;
AおよびBはそれぞれ独立にC
3−C
12炭素環または3員から12員の複素環であり、それぞれ独立に1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;
DはC
3−C
12炭素環または3員から12員の複素環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されているか;またはDはC
3−C
12炭素環または3員から12員の複素環であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており、JはC
3−C
12炭素環または3員から12員の複素環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されているか;またはJは−SF
5であるか;またはDは水素またはR
Aであり;
Yは−T’−C(R
1R
2)N(R
5)−T−R
D、−T’−C(R
3R
4)C(R
6R
7)−T−R
D、−L
K−T−R
Dまたは−L
K−Eから選択され;
R
1およびR
2はそれぞれ独立にR
Cであり、R
5はR
Bであるか;またはR
1はR
Cであり、R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている3員から12員の複素環を形成しており;
R
3、R
4、R
6およびR
7はそれぞれ独立にR
Cであるか;またはR
3およびR
6はそれぞれ独立にR
Cであり、R
4およびR
7はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている3員から12員の炭素環もしくは複素環を形成しており;
Zは−T’−C(R
8R
9)N(R
12)−T−R
D、−T’−C(R
10R
11)C(R
13R
14)−T−R
D、−L
K−T−R
Dまたは−L
K−Eから選択され;
R
8およびR
9はそれぞれ独立にR
Cであり、R
12はR
Bであるか;またはR
8はR
Cであり、R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている3員から12員の複素環を形成しており;
R
10、R
11、R
13およびR
14はそれぞれ独立にR
Cであるか;またはR
10およびR
13はそれぞれ独立にR
Cであり、R
11およびR
14はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている3員から12員の炭素環もしくは複素環を形成しており;
TおよびT’はそれぞれ出現ごとに独立に、結合、−L
S−、−L
S−M−L
S’−または−L
S−M−L
S’−M’−L
S''−から選択され、MおよびM’はそれぞれ出現ごとに独立に、結合、−O−、−S−、−N(R
B)−、−C(O)−、−S(O)
2−、−S(O)−、−OS(O)−、−OS(O)
2−、−S(O)
2O−、−S(O)O−、−C(O)O−、−OC(O)−、−OC(O)O−、−C(O)N(R
B)−、−N(R
B)C(O)−、−N(R
B)C(O)O−、−OC(O)N(R
B)−、−N(R
B)S(O)−、−N(R
B)S(O)
2−、−S(O)N(R
B)−、−S(O)
2N(R
B)−、−C(O)N(R
B)C(O)−、−N(R
B)C(O)N(R
B’)−、−N(R
B)SO
2N(R
B’)−、−N(R
B)S(O)N(R
B’)−、C
3−C
12炭素環または3員から12員の複素環から選択され、前記C
3−C
12炭素環および3員から12員の複素環はそれぞれ出現ごとに独立に、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;
L
Kは、出現ごとに独立に結合、−L
S−N(R
B)C(O)−L
S’−もしくは−L
S−C(O)N(R
B)−L
S’−;または、それぞれが出現ごとに独立に1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されているC
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレンもしくはC
2−C
6アルキニレン;または、それぞれが出現ごとに独立に1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されているC
3−C
12炭素環または3員から12員の複素環から選択され;
Eは出現ごとに独立にC
3−C
12炭素環または3員から12員の複素環から選択され、出現ごとに独立に1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;
R
Dはそれぞれ出現ごとに独立に、水素またはR
Aから選択され;
R
Aは出現ごとに独立にハロゲン、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノまたは−L
S−R
Eから選択され、2つの隣接するR
Aはそれらが結合している原子およびそれらが結合している原子の間の任意の原子と一緒になって炭素環もしくは複素環を場合によって形成していてよく;
R
BおよびR
B’はそれぞれ出現ごとに独立に、水素;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノまたは3員から6員の炭素環もしくは複素環から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニルまたはC
2−C
6アルキニル;または3員から6員の炭素環もしくは複素環から選択され;R
BまたはR
B’の中の各3員から6員の炭素環もしくは複素環は、出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニルまたはC
2−C
6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されており;
R
Cは、出現ごとに独立に水素、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノまたは3員から6員の炭素環もしくは複素環から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニルまたはC
2−C
6アルキニル;または3員から6員の炭素環もしくは複素環から選択され;R
C中の各3員から6員の炭素環もしくは複素環は、出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニルまたはC
2−C
6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されており;
R
Eは、出現ごとに独立に−O−R
S、−S−R
S、−C(O)R
S、−OC(O)R
S、−C(O)OR
S、−N(R
SR
S’)、−S(O)R
S、−SO
2R
S、−C(O)N(R
SR
S’)、−N(R
S)C(O)R
S’、−N(R
S)C(O)N(R
S’R
S'')、−N(R
S)SO
2R
S’、−SO
2N(R
SR
S’)、−N(R
S)SO
2N(R
S’R
S'')、−N(R
S)S(O)N(R
S’R
S'')、−OS(O)−R
S、−OS(O)
2−R
S、−S(O)
2OR
S、−S(O)OR
S、−OC(O)OR
S、−N(R
S)C(O)OR
S’、−OC(O)N(R
SR
S’)、−N(R
S)S(O)−R
S’、−S(O)N(R
SR
S’)、P(O)(OR
S)
2、−C(O)N(R
S)C(O)−R
S’;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニルまたはC
2−C
6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環から選択され;
R
Fは出現ごとに独立に、それぞれがO、SまたはNから選択される0、1、2、3、4もしくは5個のヘテロ原子を含み、1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されているC
1−C
10アルキル、C
2−C
10アルケニルまたはC
2−C
10アルキニル;または−(R
X−R
Y)
Q−(R
X−R
Y’)(Qは0、1、2、3または4であり、各Rxは独立にO、SまたはN(R
B)であり、各R
Yは独立に、それぞれがハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレンまたはC
2−C
6アルキニレンであり、各R
Y’は独立に、それぞれがハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニルまたはC
2−C
6アルキニルである)から選択され;
R
Lは、出現ごとに独立にハロゲン、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ、−O−R
S、−S−R
S、−C(O)R
S、−OC(O)R
S、−C(O)OR
S、−N(R
SR
S’)、−S(O)R
S、−SO
2R
S、−C(O)N(R
SR
S’)もしくは−N(R
S)C(O)R
S’;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニルまたはC
2−C
6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC
3−C
6炭素環 3員から6員の複素環から選択され;2つの隣接するR
Lは、それらが結合している原子およびそれらが結合している原子の間の任意の原子と一緒になって炭素環もしくは複素環を場合によって形成することができ;
L
S、L
S’およびL
S''はそれぞれ出現ごとに独立に、結合;またはそれぞれが出現ごとに1つもしくは複数のR
Lで独立に場合によって置換されているC
1−C
6アルキレン、C
2−C
6アルケニレン、C
2−C
6アルキニレンから選択され;
R
S、R
S’およびR
S''はそれぞれ出現ごとに独立に、水素;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、−O−C
1−C
6アルキル、−O−C
1−C
6アルキレン−O−C
1−C
6アルキル、3員から6員の炭素環もしくは複素環から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニルまたはC
2−C
6アルキニル;または3員から6員の炭素環もしくは複素環から選択され;R
S、R
S’またはR
S''の中の各3員から6員の炭素環もしくは複素環は、出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニルまたはC
2−C
6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。)
AおよびBは好ましくは、C5−C6炭素環(例えば、フェニル)、5員から6員の複素環(例えば、ピリジニルまたはチアゾリル)または8員から12員の二環、例えば
であり、Z
1は出現ごとに独立にO、S、NHまたはCH
2から独立に選択され、Z
2は出現ごとにNまたはCHから選択され、Z
3は出現ごとに独立にNまたはCHから独立に選択され、Z
4は出現ごとにO、S、NHまたはCH
2から選択され、W
1、W
2、W
3、W
4、W
5およびW
6はそれぞれ出現ごとに独立にCHまたはNから選択される。AおよびBはそれぞれ独立に1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。
より好ましくは、AはC5−C6炭素環、5員から6員の複素環、
から選択され、1つまたは複数のR
Aで場合によって置換されており;BはC
5−C
6炭素環、5員から6員の複素環、
から選択され、1つまたは複数のR
Aで場合によって置換されており;Z
1、Z
2、Z
3、Z
4、W
1、W
2、W
3、W
4、W
5、W
6は上記定義通りである。好ましくは、Z
3はNであり、Z
4はNHである。例えば、Aは、
フェニル(例えば、
)から選択することができ、1つまたは複数のR
Aで場合によって置換されており;Bはフェニル(例えば、
)から選択することができ、1つまたは複数のR
Aで場合によって置換されている。非常に好ましくは、AとBはどちらもフェニルである(例えば、AとBはどちらも
であり;各AおよびBは1つまたは複数のR
Aで独立に場合によって置換されている。
Dは好ましくはC5−C6炭素環、5員から6員の複素環または6員から12員の二環から選択され、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。Dはまた、好ましくはC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルから選択することもでき、RLから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。より好ましくは、Dは、C5−C6炭素環(例えば、フェニル)、5員から6員の複素環(例えば、ピリジニル、ピリミジニル、チアゾリル)または6員から12員の二環(例えば、インダニル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾ[d]チアゾリル、インダゾリル、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)であり、1つもしくは複数のRMで置換されており、RMはハロゲン、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノまたは−LS−REである。やはり好ましくは、Dはフェニルであり、1つまたは複数のRAで場合によって置換されている。より好ましくは、Dはフェニルであり、1つまたは複数のRMで置換されており、RMは上記定義通りである。非常に好ましくは、Dは、
であり、R
Mは上記定義通りであり、各R
Nは独立にR
Dから選択され、好ましくは水素である。1つまたは複数のR
Nは、やはり好ましくはFなどのハロであってもよい。
Dはやはり好ましくは、1つまたは複数のRAで場合によって置換されたピリジニル、ピリミジニルまたはチアゾリルである。より好ましくは、Dはピリジニル、ピリミジニルまたはチアゾリルであり、1つまたは複数のRMで置換されている。非常に好ましくは、Dは
であり、R
Mは上記定義通りであり、各R
Nは独立にR
Dから選択され、好ましくは水素である。1つまたは複数のR
Nは、やはり好ましくはFなどのハロであってもよい。Dはやはり好ましくは、インダニル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾ[d]チアゾリルまたはインダゾリルであり、1つまたは複数のR
Aで場合によって置換されている。より好ましくは、Dは、インダニル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾ[d]チアゾリル、インダゾリルまたはベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルであり、1つまたは複数のR
Mで置換されている。非常に好ましくは、Dは
であり、1つまたは複数のR
Mで場合によって置換されている。
好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。より好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノまたはカルボキシから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルである。非常に好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノまたはカルボキシから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキルである。
やはり好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソもしくはシアノであるか;またはRMは−LS−REであり、LSは結合またはC1−C6アルキレンであり、REは−N(RSRS’)、−O−RS、−C(O)R−、−C(O)ORS、−C(O)N(RSRS’)、−N(RS)C(O)RS’、−N(RS)C(O)ORS’、−N(RS)SO2RS’、−SO2RS、−SRSまたは−P(O)(ORS)2であり、RSおよびRS’は、例えば、それぞれ、出現ごとに独立に(1)水素または(2)出現ごとに独立に1つもしくは複数のハロゲン、ヒドロキシ、−O−C1−C6アルキルまたは3員から6員の複素環で場合によって置換されたC1−C6アルキルから選択されてよいか;または、RMは、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルであるか;またはRMはそれぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、−C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。より好ましくは、RMは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード)、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシまたは、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノまたはカルボキシから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル(例えば、メチル、イソプロピル、tert−ブチル)、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルである。例えば、RMは、CF3、−C(CF3)2−OH、−C(CH3)2−CN、−C(CH3)2−CH2OHまたは−C(CH3)2−CH2NH2である。やはり好ましくは、RMは−LS−REであり、LSは結合であり、REは−N(RSRS’)、−O−RS、−N(RS)C(O)ORS’、−N(RS)SO2RS’、−SO2RSまたは−SRSである。例えば、LSが結合である場合、REは−N(C1−C6アルキル)2(例えば、−NMe2);−N(C1−C6アルキレン−O−C1−C6アルキル)2(例えば、−N(CH2CH2OMe)2);−N(C1−C6アルキル)(C1−C6アルキレン−O−C1−C6アルキル)(例えば、−N(CH3)(CH2CH2OMe));−O−C1−C6アルキル(例えば、−O−Me、−O−Et、−O−イソプロピル、−O−tert−ブチル、−O−n−ヘキシル);−O−C1−C6ハロアルキル(例えば、−OCF3、−OCH2CF3);−O−C1−C6アルキレン−ピペリジン(例えば、−O−CH2CH2−1−ピペリジル);−N(C1−C6アルキル)C(O)OC1−C6アルキル(例えば、−N(CH3)C(O)O−CH2CH(CH3)2)、−N(C1−C6アルキル)SO2C1−C6アルキル(例えば、−N(CH3)SO2CH3);−SO2C1−C6アルキル(例えば、−SO2Me);−SO2C1−C6ハロアルキル(例えば、−SO2CF3);または−S−C1−C6ハロアルキル(例えば、SCF3)である。やはり好ましくは、RMは−LS−REであり、LSはC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−、−C(CH3)2−、−C(CH3)2−CH2−)であり、REは−O−RS、−C(O)ORS、−N(RS)C(O)ORS’または−P(O)(ORS)2である。例えば、RMは−C1−C6アルキレン−O−RS(例えば、−C(CH3)2−CH2−OMe);−C1−C6アルキレン−C(O)ORS(例えば、−C(CH3)2−C(O)OMe);−C1−C6アルキレン−N(RS)C(O)ORS’(例えば、−C(CH3)2−CH2−NHC(O)OCH3);または−C1−C6アルキレン−P(O)(ORS)2(例えば、−CH2−P(O)(OEt)2)である。やはりより好ましくは、RMは、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、−C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。例えば、RMは、シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、2,2−ジクロロ−1−メチルシクロプロパ−1−イル、シクロヘキシル)、フェニル、ヘテロシクリル(例えば、モルホリン−4−イル、1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル、4−メチルピペラジン−1−イル、4−メトキシカルボニルピペラジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−メチルピペリジン−1−イル、3,5−ジメチルピペリジン−1−イル、4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル、テトラヒドロピラン−4−イル、ピリジニル、ピリジン−3−イル、6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)である。非常に好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノまたはカルボキシ(例えば、tert−ブチル、CF3)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキルである。
より好ましくは、Dは、C5−C6炭素環、5員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、JはC3−C6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。好ましくは、JはC3−C6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、前記C3−C6炭素環または3員から6員の複素環は、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されており、Jは1つまたは複数のRAで場合によって置換されていてもよい。やはり好ましくは、Dは、C5−C6炭素環または5員から6員の複素環であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、JはC3−C6炭素環または3員から6員の複素環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。やはり好ましくは、Dは、C5−C6炭素環または5員から6員の複素環であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、Jは6員から12員の二環(例えば、Jがそれを介してDと共有結合している窒素環原子を含む7員から12員の縮合、架橋またはスピロ二環)であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。より好ましくは、Dはフェニルであり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、JはC3−C6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。非常に好ましくは、Dは、
であり、各R
NはR
Dから独立に選択され、好ましくは水素またはハロゲンであり、JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており、好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。やはり好ましくは、Dは
であり、各R
NはR
Dから独立に選択され、好ましくは水素またはハロゲンであり、JはC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環であり、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。やはり好ましくは、Dは、
であり、JはC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;好ましくは、Jはハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。
Xは好ましくはC3−C8シクロアルキルまたはC5−C8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。Xは、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されているC3−C8シクロアルキルまたはC5−C8シクロアルケニルであってもよく;2つの隣接するX上のRAは、それらが結合している環原子と一緒になって、場合によって5員から6員の炭素環もしくは複素環を形成している。より好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のRAまたはRFで場合によって置換されており、2つの隣接するX上のRAはそれらが結合している環原子と一緒になって場合によって5員から6員の炭素環もしくは複素環を形成している。
好ましいXの非限定的な例には以下のシクロプロピル環が含まれ、そのそれぞれは、1つもしくは複数のRAまたはRFで場合によって置換されている;
。
示されているように、上記シクロプロピル環の位置のいずれかでの相対的立体構造はcis型であってもtrans型であってもよい。シクロプロピルの位置のいずれかでの場合による置換基R
AまたはR
Fの立体構造は、シクロプロピル環上の他の任意の位置での任意の置換基に対して変化することができる。シクロプロピルと結合している具体的な置換基に応じて、任意の炭素での立体構造は(R)であっても(S)であってもよい。
好ましいXの非限定的な例には、以下のシクロペンチルまたはシクロペンテニル環が含まれ、そのそれぞれは1つもしくは複数のRAまたはRFで場合によって置換されている:
。
示されているように、上記シクロペンチル環の位置のいずれかでの相対立体構造はcis型であってもtrans型であってもよい。シクロペンチルまたはシクロペンテニルの位置のいずれかでのR
AまたはR
Fの場合による置換基の立体構造は、シクロプロピル環上の他の任意の位置での任意の置換基に対して変化することができる。シクロペンチルまたはシクロペンテニルと結合している具体的な置換基に応じて、任意の炭素での立体構造は(R)であっても(S)であってもよい。
好ましくは、RFはC1−C10アルキル、C2−C10アルケニルまたはC2−C10アルキニルであり、そのそれぞれはO、SまたはNから選択される0、1、2、3、4もしくは5個のヘテロ原子を含み、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されている。やはり好ましくは、RFはC1−C10アルキル、C2−C10アルケニルまたはC2−C10アルキニルであり、そのそれぞれは0、1、2、3、4もしくは5個のOを含み、1つもしくは複数のRLで独立に場合によって置換されている。やはり好ましくは、RFは−(RX−RY)Q−(RX−RY’)であり、Qは0、1、2、3もしくは4であり;各RXは独立にO、SまたはN(RB)であり;各RYは独立に、それぞれがハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレンまたはC2−C6アルキニレンであり;各RY’は独立に、それぞれがハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルである。好ましくは、各RXはOである。より好ましくは、Xは1つもしくは複数のRAまたはRFで場合によって置換されており、各RFはC1−C10アルキル、C2−C10アルケニルまたはC2−C10アルキニルから独立に選択され、そのそれぞれは0、1、2または3個のOを含み、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されている。やはり好ましくは、Xは1つもしくは複数のRAまたはRFで場合によって置換されており、各RFは−(O−C1−C6アルキレン)Q−(O−C1−C6アルキル)から独立に選択され、Qは好ましくは0、1、2または3である。
L1およびL2は独立に結合またはC1−C6アルキレンであり、L3は好ましくは結合、C1−C6アルキレンまたは−C(O)−から選択され、L1、L2およびL3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のRLで場合によって置換されている。より好ましくは、L1、L2およびL3はそれぞれ独立に結合またはC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−または−CH2CH2−)であり、1つもしくは複数のRLで独立に場合によって置換されている。非常に好ましくは、L1、L2およびL3はそれぞれ結合である。
Yは好ましくは、−LS−C(R1R2)N(R5)−T−RD、−LS−C(R3R4)C(R6R7)−T−RD、−G−C(R1R2)N(R5)−T−RD、−G−C(R3R4)C(R6R7)−T−RD、−N(RB)C(O)C(R1R2)N(R5)−T−RD、−N(RB)C(O)C(R3R4)C(R6R7)−T−RD、−C(O)N(RB)C(R1R2)N(R5)−T−RD、−C(O)N(RB)C(R3R4)C(R6R7)−T−RD、−N(RB)C(O)−LS−Eまたは−C(O)N(RB)−LS−Eから選択される。GはC5−C6炭素環または5員から6員の複素環、例えば
であり、1つもしくは複数のR
A(例えば、1つもしくは複数のクロロまたはブロモ)で場合によって置換されている。Eは好ましくは7員から12員の二環(例えば
であり、Uは出現ごとに独立に−(CH
2)−または−(NH)−から選択され;VおよびZ
20はそれぞれ独立にC
1−C
4アルキレン、C
2−C
4アルケニレンまたはC
2−C
4アルキニレンから選択され、その中で少なくとも1個の炭素原子はO、SまたはNで独立に場合によって置き換えられていてよい。)であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。より好ましくは、R
1はR
Cであり、R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
A(これらに限定されないが、ヒドロキシ、ハロ(例えば、フルオロ)、C
1−C
6アルキル(例えば、メチル)またはC
2−C
6アルケニル(例えば、アリル)など)で場合によって置換された5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
)を形成しており;R
3およびR
6はそれぞれ独立にR
Cであり、R
4およびR
7はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
A(これらに限定されないが、ヒドロキシ、ハロ(例えば、フルオロ)、C
1−C
6アルキル(例えば、メチル)またはC
2−C
6アルケニル(例えば、アリル))で場合によって置換された5員から6員の炭素環/複素環または6員から12員の二環(例えば、
Yは−M−C(R1R2)N(R5)−C(O)−LY’−M’−RD、−M−C(R1R2)N(R5)−LY’−M’−RD、−LS−C(R1R2)N(R5)−C(O)−LY’−M’−RD、−LS−C(R1R2)N(R5)−LY’−M’−RD、−M−C(R3R4)C(R6R7)−C(O)−LY’−M’−RD、−M−C(R3R4)C(R6R7)−LY’−M’−RD、−LS−C(R3R4)C(R6R7)−C(O)−LY’−M’−RDまたは−LS−C(R3R4)C(R6R7)−LY’−M’−RDから選択することもでき、Mは好ましくは結合、−C(O)N(RB)−または−N(RB)C(O)−であり、M’は好ましくは結合、−C(O)N(RB)−、−N(RB)C(O)−、−N(RB)C(O)O−、N(RB)C(O)N(RB’)−、−N(RB)S(O)−または−N(RB)S(O)2−であり、LY’は好ましくは1つもしくは複数のRLで場合によって置換されているC1−C6アルキレンである。LY’はLS’である。LY’は、例えばC1−C6アルキレン、例えば、これらに限定されないが、
であり;場合によるR
Lは、これらに限定されないが、フェニル、−SMeまたはメトキシなどの置換基である。基L
Y’内の炭素での任意の立体構造は(R)であっても(S)であってもよい。より好ましくは、R
1はR
Cであり、R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
A(例えば、1つもしくは複数のヒドロキシ)で場合によって置換された5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
)を形成しており;R
3およびR
6はそれぞれ独立にR
Cであり、R
4およびR
7はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換された5員から6員の炭素環/複素環または6員から12員の二環(例えば、
やはり好ましくは、Yは、−N(RB)CO−C(R1R2)N(R5)−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−RD、−N(RB)CO−C(R1R2)N(R5)−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−RD、−N(RB)CO−C(R1R2)N(R5)−C(O)−LY’−N(RB)S(O)2−RD、−N(RB)CO−C(R1R2)N(R5)−C(O)−LY’−N(RBRB’)−RD、−N(RB)CO−C(R1R2)N(R5)−C(O)−LY’−O−RD、−N(RB)CO−C(R1R2)N(R5)−C(O)−LY’−RD、−N(RB)CO−C(R1R2)N(R5)−RD、−LS−C(R1R2)N(R5)−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−RD、−LS−C(R1R2)N(R5)−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−RD、−LS−C(R1R2)N(R5)−C(O)−LY’−N(RB)S(O)2−RD、−LS−C(R1R2)N(R5)−C(O)−LY’−N(RBRB’)−RD、−LS−C(R1R2)N(R5)−C(O)−LY’−O−RD、−LS−C(R1R2)N(R5)−C(O)−LY’−RD,−LS−C(R1R2)N(R5)−RD、−N(RB)CO−C(R3R4)C(R6R7)−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−RD、−N(RB)CO−C(R3R4)C(R6R7)−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−RD、−N(RB)CO−C(R3R4)C(R6R7)−C(O)−LY’−N(RB)S(O)2−RD、−N(RB)CO−C(R3R4)C(R6R7)−C(O)−LY’−N(RBRB’)−RD、−N(RB)CO−C(R3R4)C(R6R7)−C(O)−LY’−O−RD、−N(RB)CO−C(R3R4)C(R6R7)−C(O)−LY’−RD、−N(RB)CO−C(R3R4)C(R6R7)−RD、−LS−C(R3R4)C(R6R7)−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−RD、−LS−C(R3R4)C(R6R7)−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−RD、−LS−C(R3R4)C(R6R7)−C(O)−LY’−N(RB)S(O)2−RD、−LS−C(R3R4)C(R6R7)−C(O)−LY’−N(RBRB’)−RD、−LS−C(R3R4)C(R6R7)−C(O)−LY’−O−RD、−LS−C(R3R4)C(R6R7)−C(O)−LY’−RD、または−LS−C(R3R4)CR6R7)−RDから選択され、LY’は好ましくは1つもしくは複数のRLで場合によって置換されたC1−C6アルキレンである。R1はRCであってよく、R2およびR5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
)を形成していてよく;R
3およびR
6はそれぞれ独立にR
Cであってよく、R
4およびR
7はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の炭素環/複素環または6員から12員の二環(例えば
非常に好ましくは、Yは、−N(RB”)CO−C(R1R2)N(R5)−C(O)−LY−N(RB”)C(O)−LS−REもしくは−C(R1R2)N(R5)−C(O)−LY−N(RB”)C(O)−LS−REから選択されるかまたはYは−G−C(R1R2)N(R5)−C(O)−LY−N(RB”)C(O)−LS−REであり、LYは1つもしくは複数のRLで場合によって置換されたC1−C6アルキレンであり、RB”はそれぞれ独立にRBである。RB”およびR1はそれぞれ好ましくは水素またはC1−C6アルキルであり、R2およびR5はそれらが結合している原子と一緒になって、好ましくは、1つもしくは複数のRA(これらに限定されないが、ヒドロキシ、ハロ(例えば、フルオロ)、C1−C6アルキル(例えば、メチル)またはC2−C6アルケニル(例えば、アリル)など)で場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
)を形成している。L
Yはそれぞれ独立にL
Sである。好ましくは、L
Yは1つもしくは複数のR
L、例えば、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニルまたはC
2−C
6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC
3−C
6炭素環3員から6員の複素環で置換されたC
1−C
6アルキレンである。非常に好ましくは、L
YはC
1−C
6アルキレン、例えば、これらに限定されないが、
(基L
Y内の炭素での立体構造は(R)であっても(S)であってもよい。)であり、L
Yは1つもしくは複数のR
L(例えば、1つもしくは複数のフェニルまたはメトキシ)で場合によって置換されており、Gは好ましくは
であり、R
B”は水素であり;
−C(R
1R
2)N(R
5)−は
好ましいYの非限定的な例には:
が含まれ、TおよびR
Dは本明細書で定義する通りである。Tは例えば−L
S−M−L
S’−M’−L
S”−であってよく、L
Sは結合であり;MはC(O)であり;L
S’はC
1−C
6アルキレン、例えば、これらに限定されないが:
であり、L
S’は1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されており;R
Lは、これらに限定されないが、フェニルまたはメトキシなどの置換基であり;M’は−NHC(O)−または−NMeC(O)−であり;L
S”は結合である。基L
S’内の炭素での任意の立体構造は(R)であっても(S)であってもよい。R
Dは例えばメトキシである。T−R
Dには、これらに限定されないが:
が含まれる。T−R
Dは特定の立体化学的配置を含むこともでき;したがって、T−R
Dは、これらに限定されないが:
好ましいYの非限定的な例には:
Zは好ましくは、−LS−C(R8R9)N(R12)−T−RD、−LS−C(R10R11)C(R13R14)−T−RD、−G−C(R8R9)N(R12)−T−RD、−G−C(R10R11)C(R13R14)−T−RD、−N(RB)C(O)C(R8R9)N(R12)−T−RD、−N(RB)C(O)C(R10R11)C(R13R14)−T−RD、−C(O)N(RB)C(R8R9)N(R12)−T−RD、−C(O)N(RB)C(R10R11)C(R13R14)−T−RD、−N(RB)C(O)−LS−Eまたは−C(O)N(RB)−LS−Eから選択される。GはC5−C6炭素環または5員から6員の複素環、例えば
であり、1つもしくは複数のR
A(例えば、1つもしくは複数のクロロまたはブロモ)で場合によって置換されている。Eは好ましくは8員から12員の二環(例えば
、ここでUは出現ごとに独立に−(CH
2)−または−(NH)−から選択され;VおよびZ
20はそれぞれ独立にC
1−C
4アルキレン、C
2−C
4アルケニレンまたはC
2−C
4アルキニレンから選択され、その中で少なくとも1個の炭素原子はO、SまたはNで独立に場合によって置き換えられている。)であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。より好ましくは、R
8はR
Cであり、R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
A(例えば、これらに限定されないが、ヒドロキシ、ハロ(例えば、フルオロ)、C
1−C
6アルキル(例えば、メチル)またはC
2−C
6アルケニル(例えば、アリル)など)で場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
)を形成しており;R
10およびR
13はそれぞれ独立にR
Cであり、R
11およびR
14はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
A(これらに限定されないが、ヒドロキシ、ハロ(例えば、フルオロ)、C
1−C
6アルキル(例えば、メチル)またはC
2−C
6アルケニル(例えば、アリル)など)で場合によって置換されている5員から6員の炭素環/複素環または6員から12員の二環(例えば、
Zは、−M−C(R8R9)N(R12)−C(O)−LY’−M’−RD、−M−C(R8R9)N(R12)−LY’−M’−RD、−LS−C(R8R9)N(R12)−C(O)−LY’−M’−RD、−LS−C(R8R9)N(R12)−LY’−M’−RD、−M−C(R10R11)C(R13R14)−C(O)−LY’−M’−RD、−M−C(R10R11)C(R13R14)−LY’−M’−RD、−LS−C(R10R11)C(R13R14)−C(O)−LY’−M’−RDまたは−LS−C(R10R11)C(R13R14)−LY’−M’−RDから選択することもでき、Mは好ましくは結合、−C(O)N(RB)−または−N(RB)C(O)−であり、M’は好ましくは結合、−C(O)N(RB)−、−N(RB)C(O)−、−N(RB)C(O)O−、N(RB)C(O)N(RB’)−、−N(RB)S(O)−または−N(RB)S(O)2−であり、LY’は好ましくは1つもしくは複数のRLで場合によって置換されているC1−C6アルキレンである。LY’はそれぞれ独立にLSである。LY’は例えば、C1−C6アルキレン、例えばこれらに限定されないが、
であり;場合によるR
Lは、これらに限定されないが、フェニル、−SMeまたはメトキシなどの置換基である。基L
Y’内の炭素での任意の立体構造は(R)であっても(S)であってもよい。より好ましくは、R
8はR
Cであり、R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
A(例えば、1つもしくは複数のヒドロキシ)で場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
)を形成しており;R
10およびR
13はそれぞれ独立にR
Cであり、R
11およびR
14はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の炭素環/複素環または6員から12員の二環(例えば、
やはり好ましくは、Zは−N(RB)CO−C(R8R9)N(R12)−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−RD、−N(RB)CO−C(R8R9)N(R12)−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−RD、−N(RB)CO−C(R8R9)N(R12)−C(O)−LY’−N(RB)S(O)2−RD、−N(RB)CO−C(R8R9)N(R12)−C(O)−LY’−N(RBRB’)−RD、−N(RB)CO−C(R8R9)N(R12)−C(O)−LY’−O−RD、−N(RB)CO−C(R8R9)N(R12)−C(O)−LY’−RD、−N(RB)CO−C(R8R9)N(R12)−RD、−LS−C(R8R9)N(R12)−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−RD、−LS−C(R8R9)N(R12)−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−RD、−LS−C(R8R9)N(R12)−C(O)−LY’−N(RB)S(O)2−RD、−LS−C(R8R9)N(R12)−C(O)−LY’−N(RBRB’)−RD、−LS−C(R8R9)N(R12)−C(O)−LY’−O−RD、−LS−C(R8R9)N(R12)−C(O)−LY’−RD、−LS−C(R8R9)N(R12)−RD、−N(RB)CO−C(R10R11)C(R13R14)−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−RD、−N(RB)CO−C(R10R11)C(R13R14)−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−RD、−N(RB)CO−C(R10R11)C(R13R14)−C(O)−LY’−N(RB)S(O)2−RD、−N(RB)CO−C(R10R11)C(R13R14)−C(O)−LY’−N(RBR8’)−RD、−N(RB)CO−C(R10R11)C(R13R14)−C(O)−LY’−O−RD、−N(RB)CO−C(R10R11)C(R13R14)−C(O)−LY’−RD、−N(RB)CO−C(R10R11)C(R13R14)−RD、−LS−C(R10R11)C(R13R14)−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−RD、−LS−C(R10R11)C(R13R14)−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−RD、−LS−C(R10R11)C(R13R14)−C(O)−LY’−N(RB)S(O)2−RD、−LS−C(R10R11)C(R13R14)−C(O)−LY’−N(RBRB’)−RD、−LS−C(R10R11)C(R13R14)−C(O)−LY’−O−RD、−LS−C(R10R11)C(R13R14)−C(O)−LY’−RD、または−LS−C(R10R11)C(R13R14)−RDから選択され、LY’は好ましくは1つもしくは複数のRLで場合によって置換されているC1−C6アルキレンである。R8はRCであってよく、R9およびR12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
)を形成していてよく;R
10およびR
13はそれぞれ独立にR
Cであってよく、R
11およびR
14はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の炭素環/複素環または6員から12員の二環(例えば、
非常に好ましくは、Zは−N(RB”)CO−C(R8R9)N(R12)−C(O)−LY−N(RB”)C(O)−LS−REまたは−C(R8R9)N(R12)−C(O)−LY−N(RB”)C(O)−LS−REから選択される、またはZは−G−C(R8R9)N(R12)−C(O)−LY−N(RB”)C(O)−LS−REであり、LYは1つもしくは複数のRLで場合によって置換されたC1−C6アルキレンであり、RB”はそれぞれ独立にRBである。RB”およびR8はそれぞれ好ましくは水素またはC1−C6アルキルであり、R9およびR12はそれらが結合している原子と一緒になって、好ましくは、1つもしくは複数のRA(これらに限定されないが、ヒドロキシ、ハロ(例えば、フルオロ)、C1−C6アルキル(例えば、メチル)またはC2−C6アルケニル(例えば、アリル)など)で場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
)を形成している。L
Yはそれぞれ独立にL
Sである。好ましくは、L
Yは、1つもしくは複数のR
L、例えばハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニルまたはC
2−C
6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC
3−C
6炭素環3員から6員の複素環で置換されたC
1−C
6アルキレンである。非常に好ましくは、L
YはC
1−C
6アルキレン、例えば、これらに限定されないが、
(基L
Y内の炭素での立体構造は(R)であっても(S)であってもよい。)であり;L
Yは1つもしくは複数のR
L(例えば、1つもしくは複数のフェニルまたはメトキシ)で場合によって置換されており;Gは好ましくは
であり;R
B”は水素であり;−C(R
8R
9)N(R
12)−は
好ましいZの非限定的な例には:
が含まれ、TおよびR
Dは本明細書で定義する通りである。Tは、例えば−L
S−M−L
S’−M’−L
S”−であってよく、L
Sは結合であり;MはC(O)であり;L
S’はC
1−C
6アルキレン、例えばこれらに限定されないが、
であり、L
S’は1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されており;場合によるR
Lは、これらに限定されないが、フェニルまたはメトキシなどの置換基であり;M’は−NHC(O)−または−NMeC(O)−であり;L
S”は結合である。基L
S’内の炭素での任意の立体構造は(R)であっても(S)であってもよい。R
Dは例えばメトキシである。T−R
Dには、これらに限定されないが:
が含まれる。T−R
Dは特定の立体化学的配置を含むこともでき、したがってT−R
Dには、これらに限定されないが
好ましいZの非限定的な例には:
Tは、これらに限定されないが、出現ごとに−C(O)−LS’−、−C(O)O−LS’−、−C(O)−LS’−N(RB)C(O)−LS”−、−C(O)−LS’−N(RB)C(O)O−LS”−、−N(RB)C(O)−LS’−N(RB)C(O)−LS”−、−N(RB)C(O)−LS’−N(RB)C(O)O−LS”−または−N(RB)C(O)−LS’−N(RB)−LS”−から独立に選択されてよい。好ましくは、Tは出現ごとに独立に−C(O)−LS’−M’−LS”−または−N(RB)C(O)−LS’−M’−LS”−から選択される。より好ましくは、Tは出現ごとに独立に−C(O)−LS’−N(RB)C(O)−LS”−または−C(O)−LS’−N(RB)C(O)O−LS”−から選択される。
Tは例えば、−LS−M−LS’−M’−LS”−であってもよく、LSは結合であり;MはC(O)であり;LS’はC1−C6アルキレン(例えば、
)であり、L
S’はR
Tで場合によって置換されており;場合によるR
Tは、−C
1−C
6アルキル、−C
2−C
6アルケニル、−C
1−C
6アルキル−OH、−C
1−C
6アルキル−O−C
1−C
6アルキル、3員から6員の複素環(例えば、テトラヒドロフラニル)またはC
3−C
6カルボシクリル(例えば、フェニル、シクロヘキシル)から選択される置換基であり;M’は−NHC(O)−、−N(Et)C(O)−または−N(Me)C(O)−であり;L
S”は結合である。R
Dは好ましくは水素、−C
1−C
6アルキル(例えば、メチル)、−O−C
1−C
6アルキル(例えば、メトキシ、tert−ブトキシ)、メトキシメチルまたは−N(C
1−C
6アルキル)
2(例えば、−NMe
2)である。
T−RDは、これらに限定されないが、
であってよく、基T−R
D内の炭素での立体構造は(R)であっても(S)であってもよい。
Tはまた、これに限定されないが、−LS−M−LS’−であってよく、LSは結合であり;MはC(O)であり;LS’はC1−C6アルキレン(例えば、
)であり、L
S’はR
Tで場合によって置換されており;場合によるR
Tは、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルキル−OH、−C
1−C
6アルキル−O−C
1−C
6アルキルまたはC
3−C
6カルボシクリル(例えば、フェニル、シクロヘキシル)から選択される置換基である。R
Dは例えば、−OH;−OC(O)Me;−NH(C
1−C
6アルキル)(例えば、−NHMe、−NHEt);−N(C
1−C
6アルキル)
2(例えば、−NMe
2、−NEt
2);1つもしくは複数のハロゲン、オキソで場合によって置換された3員から10員のヘテロシクリル(例えば、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ヘキサヒドロピリミジニル、モルホリニル、ピペリジニル);−OHで場合によって置換されたC
3−C
10炭素環(例えば、シクロペンチル);−OHで場合によって置換された−C
1−C
6アルキル(例えば、イソプロピル、3−ペンチル);またはNHR
Tであり、R
Tは3員から6員のヘテロシクリル(例えば、チアゾリル、ピリミジニル)である。T−R
Dには、これらに限定されないが:
が含まれ、基T−R
D内の炭素での立体構造は(R)であっても(S)であってもよい。
式Iの各化合物について、LKは出現ごとに独立に結合;−LS’−N(RB)C(O)−LS−;−LS’−C(O)N(RB)−LS−;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、RT、−O−RS、−S−RS、−N(RSRS’)、−OC(O)RS、−C(O)ORS、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレン、C2−C6アルキニレン、C3−C10炭素環または3員から10員の複素環から選択されてもよく、LSおよびLS’は上記定義通りである。
式Iならびに下記に説明する式IA、IC、ID、IE、IFまたはIGについて、そこで説明されるあらゆる実施形態を含め、RAは好ましくは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルC2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたはRFから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環;または、−LA−O−RS、−LA−S−RS、−LA−C(O)RS、−LA−OC(O)RS、−LA−C(O)ORS、−LA−N(RSRS’)、−LA−S(O)RS、−LA−SO2RS、−LA−C(O)N(RSRS’)、−LA−N(RS)C(O)RS’、−LA−N(RS)C(O)N(RS’RS”)、−LA−N(RS)SO2RS’、−LA−SO2N(RSRS’)、−LA−N(RS)SO2N(RS’RS”)、−LA−N(RS)S(O)N(RS’RS”)、−LA−OS(O)−RS、−LA−OS(O)2−RS、−LA−S(O)2ORS、−LA−S(O)ORS、−LA−OC(O)ORS、−LA−N(RS)C(O)ORS’、−LA−OC(O)N(RSRS’)、−LA−N(RS)S(O)−RS’、−LA−S(O)N(RSRS’)または−LA−C(O)N(RS)C(O)−RS’であり、LAは結合、C1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレンまたはC2−C6アルキニレンである。
より好ましくは、RAは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルC2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたはRFから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。
非常に好ましくは、RAはハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルである。
LS、LS’およびLS”は好ましくはそれぞれ出現ごとに独立に結合;またはC1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレンもしくはC2−C6アルキニレンから選択される。
AおよびBは同じであっても異なっていてもよい。同様に、L1およびL2、またはYおよびZ、またはY−A−およびZ−B−、または−A−L1−および−B−L2−は同じであっても異なっていてもよい。いくつかの場合、Y−A−L1−はZ−B−L2−と同じである。他のいくつかの場合、Y−A−L1−はZ−B−L2−とは異なる。
一実施形態では、AおよびBはそれぞれ独立に5員もしくは6員の炭素環もしくは複素環(例えば、
などのフェニル)であり、1つもしくは複数のR
Aでそれぞれ独立に場合によって置換されている。XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Xの具体的な例は上述の通りである。好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。Dは、C
5−C
6炭素環または5員から6員の複素環(例えば、フェニル)であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されているか;またはJで置換されており、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており、JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。好ましくは、Dは
であり、R
MおよびR
Nは上記定義通りである。やはり好ましくは、Dは
であり、JおよびR
Nは上記定義通りである。L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合またはC
1−C
6アルキレンであり、L
3は結合、C
1−C
6アルキレンまたは−C(O)−であり、L
1、L
2およびL
3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されている。好ましくは、L
1、L
2およびL
3は結合である。Yは−N(R
B)C(O)C(R
1R
2)N(R
5)−T−R
Dまたは−N(R
B)C(O)C(R
3R
4)C(R
6R
7)−T−R
Dであり、Zは−N(R
B)C(O)C(R
8R
9)N(R
12)−T−R
Dまたは−N(R
B)C(O)C(R
10R
11)C(R
13R
14)−T−R
Dである。R
1はR
Cであり、R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
)を形成しており;R
3およびR
6はそれぞれ独立にR
Cであり、R
4およびR
7はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の炭素環式もしくは複素環式環(例えば、
)を形成している。R
8はR
Cであり、R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
)を形成しており;R
10およびR
13はそれぞれ独立にR
Cであり、R
11およびR
14はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の炭素環式もしくは複素環式環(例えば、
)を形成している。Tは好ましくは、出現ごとに独立に−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)−L
S''−または−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)O−L
S''−から選択される。L
Y’はそれぞれ独立にL
S’であり、好ましくはそれぞれ独立にC
1−C
6アルキレン(例えば、−CH
2−)であり、R
Lから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。Tは、これらに限定されないが、−C(O)−L
Y’−L
S''−、−C(O)−L
Y’−O−LS''−、−C(O)−L
Y’−N(R
B)−L
S''−または−C(O)−L
Y’−N(R
B)S(O)
2−L
S''−から選択されてもよい。いくつかの場合、YおよびZの少なくとも1つ、またはYとZの両方は独立に、
であり、R
Dの非限定的な例には、(1)それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている−O−C
1−C
6アルキル、−O−C
2−C
6アルケニル、−O−C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニルまたはC
2−C
6アルキニル;または(2)それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニルまたはC
2−C
6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環が含まれ;L
Y’の非限定的な例には、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ホスホノキシ、−O−C
1−C
6アルキル、−O−C
2−C
6アルケニル、−O−C
2−C
6アルキニルまたは3員から6員の炭素環もしくは複素環で場合によって置換されたC
1−C
6アルキレンが含まれ、前記3員から6員の炭素環もしくは複素環はハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニルまたはC
2−C
6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。
他の実施形態では、Aは
であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;Bは
であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Z
1は出現ごとに独立にO、S、NHまたはCH
2から選択され;Z
2は出現ごとに独立にNまたはCHから選択される。XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Xの具体的な例は上述の通りである。好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。Dは、C
5−C
6炭素環または5員から6員の複素環(例えば、フェニル)であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されているか;またはJで置換されており、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており、JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。好ましくは、Dは
であり、R
MおよびR
Nは上記定義通りである。やはり好ましくは、Dは
であり、JおよびR
Nは上記定義通りである。L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合またはC
1−C
6アルキレンであり、L
3は結合、C
1−C
6アルキレンまたは−C(O)−であり、L
1、L
2およびL
3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されている。好ましくは、L
1、L
2およびL
3は結合である。Yは−L
S−C(R
1R
2)N(R
5)−T−R
Dまたは−L
S−C(R
3R
4)C(R
6R
7)−T−R
Dであり、Zは−L
S−C(R
8R
9)N(R
12)−T−R
Dまたは−L
S−C(R
10R
11)C(R
13R
14)−T−R
Dである。R
1はR
Cであり、R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
)を形成しており;R
3およびR
6はそれぞれ独立にR
Cであり、R
4およびR
7はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の炭素環式もしくは複素環式環(例えば、
)を形成している。R
8はR
Cであり、R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
)を形成しており;R
10およびR
13はそれぞれ独立にR
Cであり、R
11およびR
14はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の炭素環式もしくは複素環式環(例えば、
)を形成している。Tは好ましくは、出現ごとに−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)−L
S''−または−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)O−L
S''−から独立に選択される。L
Y’はそれぞれ独立にL
S’であり、好ましくは独立にC
1−C
6アルキレン(例えば、−CH
2−)であり、R
Lから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。Tは、これらに限定されないが、−C(O)−L
Y’−L
S''−、−C(O)−L
Y’−O−LS''−、−C(O)−L
Y’−N(R
B)−L
S''−または−C(O)−L
Y’−N(R
B)S(O)
2−L
S''−から選択されてもよい。いくつかの場合、YおよびZの少なくとも1つ、またはYとZの両方は独立に、
であり、R
Dの非限定的な例には、(1)それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている−O−C
1−C
6アルキル、−O−C
2−C
6アルケニル、−O−C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニルまたはC
2−C
6アルキニル;または(2)それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニルまたはC
2−C
6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環が含まれ;L
Y’の非限定的な例には、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ホスホノキシ、−O−C
1−C
6アルキル、−O−C
2−C
6アルケニル、−O−C
2−C
6アルキニルまたは3員から6員の炭素環もしくは複素環で場合によって置換されたC
1−C
6アルキレンが含まれ、前記3員から6員の炭素環もしくは複素環はハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニルまたはC
2−C
6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。
さらに他の実施形態では、AおよびBはそれぞれ独立に5員もしくは6員の炭素環もしくは複素環(例えば、AおよびBはそれぞれ独立にフェニル、例えば
である。)であり、それぞれ独立に1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Xの具体的な例は上述の通りである。好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。Dは、例えばC
5−C
6炭素環または5員から6員の複素環(例えば、フェニル)であってよく、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されているか;またはJで置換されており、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており、JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。好ましくは、Dは
であり、R
MおよびR
Nは上記定義通りである。やはり好ましくは、Dは
であり、JおよびR
Nは上記定義通りである。L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合またはC
1−C
6アルキレンであり、L
3は結合、C
1−C
6アルキレンまたは−C(O)−であり、L
1、L
2およびL
3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されている。好ましくは、L
1、L
2およびL
3は結合である。Yは−G−C(R
1R
2)N(R
5)−T−R
Dまたは−G−C(R
3R
4)C(R
6R
7)−T−R
Dであり、Zは−G−C(R
8R
9)N(R
12)−T−R
Dまたは−G−C(R
10R
11)C(R
13R
14)−T−R
Dであり、Gは独立にC
5−C
6炭素環または5員から6員の複素環、例えば
であり、1つもしくは複数のR
Aで独立に場合によって置換されている。R
1はR
Cであり、R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換された5員から6員の複素環式環(例えば、
)を形成しており;R
3およびR
6はそれぞれ独立にR
Cであり、R
4およびR
7はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の炭素環式もしくは複素環式環(例えば、
)を形成している。R
8はR
Cであり、R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
)を形成しており;R
10およびR
13はそれぞれ独立にR
Cであり、R
11およびR
14はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の炭素環式もしくは複素環式環(例えば、
)を形成している。Tは好ましくは、出現ごとに独立に−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)−L
S”−または−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)O−L
S”−から選択される。L
Y’はそれぞれ独立にL
S’であり、好ましくはそれぞれ独立にC
1−C
6アルキレン(例えば、−CH
2−)であり、R
Lから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。Tは、これらに限定されないが、−C(O)−L
Y’−L
S”−、−C(O)−L
Y’−O−LS”−、−C(O)−L
Y’−N(R
B)−L
S”−または−C(O)−L
Y’−N(R
B)S(O)
2−L
S”−から選択されてもよい。いくつかの場合、YおよびZの少なくとも1つ、またはYとZの両方は独立に、
であり、R
Dの非限定的な例には、(1)それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている−O−C
1−C
6アルキル、−O−C
2−C
6アルケニル、−O−C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニルまたはC
2−C
6アルキニル;または(2)それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニルまたはC
2−C
6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環が含まれ;L
Y’の非限定的な例には、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ホスホノキシ、−O−C
1−C
6アルキル、−O−C
2−C
6アルケニル、−O−C
2−C
6アルキニルまたは3員から6員の炭素環もしくは複素環で場合によって置換されたC
1−C
6アルキレンが含まれ、前記3員から6員の炭素環もしくは複素環はハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニルまたはC
2−C
6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。
さらに他の実施形態では、AおよびBはそれぞれ独立に5員もしくは6員の炭素環もしくは複素環(例えば、AおよびBはそれぞれ独立にフェニル、例えば
である。)であり、それぞれ1つもしくは複数のR
Aで独立に場合によって置換されている。XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Xの具体的な例は上述の通りである。好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。Dは、例えばC
5−C
6炭素環または5員から6員の複素環(例えば、フェニル)であってよく、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されているか;またはJで置換されており、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており、JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。好ましくは、Dは
であり、R
MおよびR
Nは上記定義通りである。やはり好ましくは、Dは
であり、JおよびR
Nは上記定義通りである。L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合またはC
1−C
6アルキレンであり、L
3は結合、C
1−C
6アルキレンまたは−C(O)−であり、L
1、L
2およびL
3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されている。好ましくは、L
1、L
2およびL
3は結合である。Yは、−N(R
B)C(O)C(R
1R
2)N(R
5)−T−R
Dまたは−N(R
B)C(O)C(R
3R
4)C(R
6R
7)−T−R
Dであり、Zは−G−C(R
8R
9)N(R
12)−T−R
Dまたは−G−C(R
10R
11)C(R
13R
14)−T−R
Dであるか;またはYは−G−C(R
1R
2)N(R
5)−T−R
Dまたは−G−C(R
3R
4)C(R
6R
7)−T−R
Dであり、Zは−N(R
B)C(O)C(R
8R
9)N(R
12)−T−R
Dまたは−N(R
B)C(O)C(R
10R
11)C(R
13R
14)−T−R
Dである。R
1はR
Cであり、R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
を形成しており;R
3およびR
6はそれぞれ独立にR
Cであり、R
4およびR
7はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の炭素環式もしくは複素環式環(例えば、
)を形成している。R
8はR
Cであり、R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
)を形成しており;R
10およびR
13はそれぞれ独立にR
Cであり、R
11およびR
14はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の炭素環式もしくは複素環式環(例えば、
)を形成している。Gは独立にC
5−C
6炭素環または5員から6員の複素環、例えば
であり、1つもしくは複数のR
Aで独立に場合によって置換されている。Tは好ましくは、出現ごとに−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)−L
S”−または−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)O−L
S”−から独立に選択される。L
Y’はそれぞれ独立にL
S’であり、好ましくはそれぞれ独立にC
1−C
6アルキレン(例えば、−CH
2−)であり、R
Lから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。Tは、これらに限定されないが、−C(O)−L
Y’−L
S”−、−C(O)−L
Y’−O−L
S”−、−C(O)−L
Y’−N(R
B)−L
S”−または−C(O)−L
Y’−N(R
B)S(O)
2−L
S”−から選択されてもよい。いくつかの場合、Yは
上述したような
さらに他の実施形態では、Aは、5員もしくは6員の炭素環もしくは複素環(例えば、フェニル、例えば
)であり、Bは5員もしくは6員の炭素環もしくは複素環(例えば、フェニル、例えば
)である。AおよびBはそれぞれ独立に1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Z
1は出現ごとに独立にO、S、NHまたはCH
2から選択され;Z
2は出現ごとに独立にNまたはCHから選択される。XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Xの具体的な例は上述の通りである。好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。Dは、C
5−C
6炭素環または5員から6員の複素環(例えば、フェニル)であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されているか;またはJで置換されており、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており、JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。好ましくは、Dは
であり、R
MおよびR
Nは上記定義通りである。やはり好ましくは、Dは
であり、JおよびR
Nは上記定義通りである。L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合またはC
1−C
6アルキレンであり、L
3は結合、C
1−C
6アルキレンまたは−C(O)−であり、L
1、L
2およびL
3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されている。好ましくは、L
1、L
2およびL
3は結合である。Aが5員もしくは6員の炭素環もしくは複素環(例えば、フェニル、例えば
)である場合、Yは−N(R
B)C(O)C(R
1R
2)N(R
5)−T−R
D、−N(R
B)C(O)C(R
3R
4)C(R
6R
7)−T−R
D、−G−C(R
1R
2)N(R
5)−T−R
Dまたは−G−C(R
3R
4)C(R
6R
7)−T−R
Dであり、Zは−L
S−C(R
8R
9)N(R
12)−T−R
Dまたは−L
S−C(R
10R
11)C(R
13R
14)−T−R
Dである。Bが5員もしくは6員の炭素環もしくは複素環(例えば、フェニル、例えば
)である場合、Yは−L
S−C(R
1R
2)N(R
5)−T−R
Dまたは−L
S−C(R
3R
4)C(R
6R
7)−T−R
Dであり、Zは−N(R
B)C(O)C(R
8R
9)N(R
12)−T−R
D、−N(R
B)C(O)C(R
10R
11)C(R
13R
14)−T−R
D、−G−C(R
8R
9)N(R
12)−T−R
Dまたは−G−C(R
10R
11)C(R
13R
14)−T−R
Dである。R
1はR
Cであり、R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換された5員から6員の複素環式環(例えば、
)を形成しており;R
3およびR
6はそれぞれ独立にR
Cであり、R
4およびR
7はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の炭素環式もしくは複素環式環(例えば、
)を形成している。R
8はR
Cであり、R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
)を形成しており;R
10およびR
13はそれぞれ独立にR
Cであり、R
11およびR
14はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の炭素環式もしくは複素環式環(例えば、
)を形成している。Gは独立にC
5−C
6炭素環または5員から6員の複素環、例えば
であり、1つもしくは複数のR
Aで独立に場合によって置換されている。Tは好ましくは、出現ごとに−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)−L
S”−または−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)O−L
S”−から独立に選択される。L
Y’はそれぞれ独立にL
S’であり、好ましくはそれぞれ独立にC
1−C
6アルキレン(例えば、−CH
2−)であり、R
Lから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。Tは、これらに限定されないが、−C(O)−L
Y’−L
S”−、−C(O)−L
Y’−O−L
S”−、−C(O)−L
Y’−N(R
B)−L
S”−または−C(O)−L
Y’−N(R
B)S(O)
2−L
S”−から選択されてもよい。いくつかの場合、Aが5員もしくは6員の炭素環もしくは複素環(例えば、フェニル、例えば
である。他のいくつかの場合、Bが5員もしくは6員の炭素環もしくは複素環(例えば、フェニル、例えば
本発明は、本明細書で説明する(以下で説明する各実施形態を含む)ような式I、IA、IB、IcおよびIDの化合物ならびに薬学的に許容されるその塩も特色とする:ここで、
DはC3−C12炭素環または3員から12員の複素環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されているか;またはDは、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されているC3−C12炭素環または3員から12員の複素環であり、JはC3−C15炭素環または3員から15員の複素環(例えば、3員から6員の単環、6員から12員の縮合、架橋もしくはスピロ二環、縮合、架橋もしくはスピロ環を含む10員から15員の三環または13員から15員の炭素環もしくは複素環)であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されているか;またはJは−SF5であるか;またはDは水素またはRAであり;
REは出現ごとに独立に−O−RS、−S−RS、−C(O)RS、−OC(O)RS、−C(O)ORS、−N(RSRS’)、−S(O)RS、−SO2RS、−C(O)N(RSRS’)、−N(RS)C(O)RS’、−N(RS)C(O)N(RS’RS”)、−N(RS)SO2RS’、−SO2N(RSRS’)、−N(RS)SO2N(RS’RS”)、−N(RS)S(O)N(RS’RS”)、−OS(O)−RS、−OS(O)2−RS、−S(O)2ORS、−S(O)ORS、−OC(O)ORS、−N(RS)C(O)ORS’、−OC(O)N(RSRS’)、−N(RS)S(O)−RS’、−S(O)N(RSRS’)、−P(O)(ORS)2、=C(RSRS’)または−C(O)N(RS)C(O)−RS’;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、トリメチルシリル、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、−O−RS、−S−RS、−C(O)RS、−C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C12炭素環または3員から12員の複素環(例えば、7員から12員の炭素環もしくは複素環)から選択される。
一実施形態では、AおよびBはそれぞれ独立に5員もしくは6員の炭素環もしくは複素環(好ましくは、AおよびBはそれぞれ独立にフェニル、例えば
である。)であり、それぞれ、1つもしくは複数のR
Aで独立に場合によって置換されている(好ましくは、AおよびBはそれぞれ独立に、Fなどの少なくとも1個のハロで置換されている。)。XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Xの具体的な例は上述されている。好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。DはC
5−C
6炭素環または5員から6員の複素環(例えば、フェニル)であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環、6員から12員の二環、10員から15員の三環または13員から15員の炭素環/複素環であり、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。好ましくは、Jは、(1)ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、−C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)または(2)トリメチルシリル、−O−R
S、−S−R
S、−C(O)R
Sから選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環、6員から12員の二環または7員から12員の炭素環/複素環で置換されており;Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。好ましくは、Dは
であり、Jは上記定義通りであり、各R
NはR
Dから独立に選択され、好ましくは水素またはFなどのハロである。L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合またはC
1−C
6アルキレンであり、L
3は結合、C
1−C
6アルキレンまたは−C(O)−であり、L
1、L
2およびL
3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されている。好ましくは、L
1、L
2およびL
3は結合である。Yは−N(R
B)C(O)C(R
1R
2)N(R
5)−T−R
D、−N(R
B)C(O)C(R
3R
4)C(R
6R
7)−T−R
D、−G−C(R
1R
2)N(R
5)−T−R
Dまたは−G−C(R
3R
4)C(R
6R
7)−T−R
Dである。Zは−N(R
B)C(O)C(R
8R
9)N(R
12)−T−R
D、−N(R
B)C(O)C(R
10R
11)C(R
13R
14)−T−R
D、−G−C(R
8R
9)N(R
12)−T−R
Dまたは−G−C(R
10R
11)C(R
13R
14)−T−R
Dである。R
1はR
Cであり;R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
)を形成しており;R
3およびR
6はそれぞれ独立にR
Cであり、R
4およびR
7はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の炭素環式もしくは複素環式環(例えば、
)または6員から12員の二環を形成している。R
8はR
Cであり;R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
)を形成しており;R
10およびR
13はそれぞれ独立にR
Cであり、R
11およびR
14はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の炭素環式もしくは複素環式環(例えば、
)または6員から12員の二環を形成している。Gは独立に、C
5−C
6炭素環または5員から6員の複素環、例えば
であり、1つもしくは複数のR
Aで独立に場合によって置換されている。Tは好ましくは、出現ごとに独立に−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)−L
S”−または−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)O−L
S”−から選択される。L
Y’はそれぞれ独立にL
S’であり、好ましくはそれぞれ独立にC
1−C
6アルキレン(例えば、−CH
2−)であり、R
Lから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。Tは、これらに限定されないが、−C(O)−L
Y’−L
S”−、−C(O)−L
Y’−O−L
S”−、−C(O)−L
Y’−N(R
B)−L
S”−または−C(O)−L
Y’−N(R
B)S(O)
2−L
S”−から選択されてもよい。いくつかの場合、Yは上述したような
他の実施形態では、Aは
であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;Bは
であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Z
1は出現ごとに独立にO、S、NHまたはCH
2から選択され;Z
2は出現ごとに独立にNまたはCHから選択される。好ましくは、AおよびBはそれぞれ独立に、Fなどの少なくとも1個のハロで置換されている。XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Xの具体的な例は上述されている。好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。DはC
5−C
6炭素環または5員から6員の複素環(例えば、フェニル)であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環、6員から12員の二環、10員から15員の三環または13員から15員の炭素環/複素環であり、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。好ましくは、Jは、(1)ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、−C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)または(2)トリメチルシリル、−O−R
S、−S−R
S、−C(O)R
Sから選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環、6員から12員の二環または7員から12員の炭素環/複素環で置換されており;Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。好ましくは、Dは
であり、Jは上記定義通りであり、各R
NはR
Dから独立に選択され、好ましくは水素またはFなどのハロである。L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合またはC
1−C
6アルキレンであり、L
3は結合、C
1−C
6アルキレンまたは−C(O)−であり、L
1、L
2およびL
3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されている。好ましくは、L
1、L
2およびL
3は結合である。Yは−L
S−C(R
1R
2)N(R
5)−T−R
Dまたは−L
S−C(R
3R
4)C(R
6R
7)−T−R
Dである。Zは−L
S−C(R
8R
9)N(R
12)−T−R
Dまたは−L
S−C(R
10R
11)C(R
13R
14)−T−R
Dである。R
1はR
Cであり;R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
)を形成しており;R
3およびR
6はそれぞれ独立にR
Cであり、R
4およびR
7はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の炭素環式もしくは複素環式環(例えば、
)または6員から12員の二環を形成している。R
8はR
Cであり;R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
)を形成しており;R
10およびR
13はそれぞれ独立にR
Cであり、R
11およびR
14はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の炭素環式もしくは複素環式環(例えば、
)または6員から12員の二環を形成している。Tは好ましくは、出現ごとに独立に−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)−L
S''−または−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)O−L
S''−から選択される。L
Y’はそれぞれ独立にL
S’であり、好ましくはそれぞれ独立にC
1−C
6アルキレン(例えば、−CH
2−)であり、R
Lから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。Tは、これらに限定されないが、−C(O)−L
Y’−L
S''−、−C(O)−L
Y’−O−L
S''−、−C(O)−L
Y’−N(R
B)−L
S''−または−C(O)−L
Y’−N(R
B)S(O)
2−L
S''−から選択されてもよい。いくつかの場合、YおよびZは独立に、
であり、R
Dの非限定的な例には、(1)それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている−O−C
1−C
6アルキル、−O−C
2−C
6アルケニル、−O−C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニルまたはC
2−C
6アルキニル;または(2)それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニルまたはC
2−C
6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環が含まれ;L
Y’の非限定的な例には、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ホスホノキシ、−O−C
1−C
6アルキル、−O−C
2−C
6アルケニル、−O−C
2−C
6アルキニルまたは3員から6員の炭素環もしくは複素環で場合によって置換されたC
1−C
6アルキレンが含まれ、前記3員から6員の炭素環もしくは複素環はハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニルまたはC
2−C
6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。
他の態様では、本発明は、式IAの化合物および薬学的に許容されるその塩を特色とする。
式中:
R
NBはそれぞれ独立にR
Bから選択され;
R
C’はそれぞれ独立にR
Cから選択され;
R
D’はそれぞれ独立にR
Dから選択され;
R
2およびR
5は、それらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換された3員から12員の複素環を形成しており;R
9およびR
12は、それらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換された3員から12員の複素環を形成しており;
A、B、D、X、L
1、L
2、L
3、T、R
A、R
B、RcおよびR
Dは式Iで上記に定義した通りである。
この態様では、AおよびBは好ましくは、C5−C6炭素環または5員から6員の複素環から独立に選択され、それぞれ独立に1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。より好ましくは、AおよびBの少なくとも1つはフェニル(例えば、
)であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。非常に好ましくは、AとBはどちらもそれぞれ独立にフェニル(例えば、
)であり、それぞれ独立に1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。
Dは好ましくはC5−C6炭素環、5員から6員の複素環または8員から12員の二環から選択され、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。Dはまた、好ましくはC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルから選択することもでき、1つもしくは複数のRLで場合によって置換されている。より好ましくは、Dは、C5−C6炭素環、5員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のRMで置換されており、RMはハロゲン、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノまたは−LS−REである。やはり好ましくは、Dはフェニルであり、1つまたは複数のRAで場合によって置換されている。より好ましくは、Dはフェニルであり、1つまたは複数のRMで置換されており、RMは上記定義通りである。非常に好ましくは、Dは、
であり、R
Mは上記定義通りであり、各R
Nは独立にR
Dから選択され、好ましくは水素である。1つまたは複数のR
Nは、やはり好ましくはFなどのハロであってもよい。
Dはやはり好ましくは、1つまたは複数のRAで場合によって置換されたピリジニル、ピリミジニルまたはチアゾリルである。より好ましくは、Dはピリジニル、ピリミジニルまたはチアゾリルであり、1つまたは複数のRMで置換されている。非常に好ましくは、Dは
であり、R
Mは上記定義通りであり、各R
Nは独立にR
Dから選択され、好ましくは水素である。1つまたは複数のR
Nは、やはり好ましくはFなどのハロであってもよい。Dはやはり好ましくは、インダニル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾ[d]チアゾリルまたはインダゾリルであり、1つまたは複数のR
Aで場合によって置換されている。より好ましくは、Dは、インダニル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾ[d]チアゾリル、インダゾリルまたはベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルであり、1つまたは複数のR
Mで置換されている。非常に好ましくは、Dは
であり、1つまたは複数のR
Mで場合によって置換されている。
好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。より好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノまたはカルボキシから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルである。非常に好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノまたはカルボキシから選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC1−C6アルキルである。
やはり好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソもしくはシアノであるか;またはRMは−LS−REであり、LSは結合またはC1−C6アルキレンであり、REは−N(RSRS’)、−O−RS、−C(O)RS−、−C(O)ORS、−C(O)N(RSRS’)、−N(RS)C(O)RS’、−N(RS)C(O)ORS’、−N(RS)SO2RS’、−SO2RS、−SRSまたは−P(O)(ORS)2であり、RSおよびRS’は、例えば、それぞれ、出現ごとに独立に(1)水素または(2)出現ごとに独立に1つもしくは複数のハロゲン、ヒドロキシ、−O−C1−C6アルキルまたは3員から6員の複素環で場合によって置換されたC1−C6アルキルから選択されてよいか;または、RMは、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルであるか;またはRMはそれぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、−C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。より好ましくは、RMは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード)、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシまたは、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノまたはカルボキシから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル(例えば、メチル、イソプロピル、tert−ブチル)、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルである。例えば、RMは、CF3、−C(CF3)2−OH、−C(CH3)2−CN、−C(CH3)2−CH2OHまたは−C(CH3)2−CH2NH2である。やはり好ましくは、RMは−LS−REであり、LSは結合であり、REは−N(RSRS’)、−O−RS、−N(RS)C(O)ORS’、−N(RS)SO2RS’、−SO2RSまたは−SRSである。例えば、LSが結合である場合、REは−N(C1−C6アルキル)2(例えば、−NMe2);−N(C1−C6アルキレン−O−C1−C6アルキル)2(例えば、−N(CH2CH2OMe)2);−N(C1−C6アルキル)(C1−C6アルキレン−O−C1−C6アルキル)(例えば、−N(CH3)(CH2CH2OMe));−O−C1−C6アルキル(例えば、−O−Me、−O−Et、−O−イソプロピル、−O−tert−ブチル、−O−n−ヘキシル);−O−C1−C6ハロアルキル(例えば、−OCF3、−OCH2CF3);−O−C1−C6アルキレン−ピペリジン(例えば、−O−CH2CH2−1−ピペリジル);−N(C1−C6アルキル)C(O)OC1−C6アルキル(例えば、−N(CH3)C(O)O−CH2CH(CH3)2)、−N(C1−C6アルキル)SO2C1−C6アルキル(例えば、−N(CH3)SO2CH3);−SO2C1−C6アルキル(例えば、−SO2Me);−SO2C1−C6ハロアルキル(例えば、−SO2CF3);または−S−C1−C6ハロアルキル(例えば、SCF3)である。やはり好ましくは、RMは−LS−REであり、LSはC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−、−C(CH3)2−、−C(CH3)2−CH2−)であり、REは−O−RS、−C(O)ORS、−N(RS)C(O)ORS’または−P(O)(ORS)2である。例えば、RMは−C1−C6アルキレン−O−RS(例えば、−C(CH3)2−CH2−OMe);−C1−C6アルキレン−C(O)ORS(例えば、−C(CH3)2−C(O)OMe);−C1−C6アルキレン−N(RS)C(O)ORS’(例えば、−C(CH3)2−CH2−NHC(O)OCH3);または−C1−C6アルキレン−P(O)(ORS)2(例えば、−CH2−P(O)(OEt)2)である。やはりより好ましくは、RMは、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、−C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。例えば、RMは、シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、2,2−ジクロロ−1−メチルシクロプロパ−1−イル、シクロヘキシル)、フェニル、ヘテロシクリル(例えば、モルホリン−4−イル、1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル、4−メチルピペラジン−1−イル、4−メトキシカルボニルピペラジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−メチルピペリジン−1−イル、3,5−ジメチルピペリジン−1−イル、4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル、テトラヒドロピラン−4−イル、ピリジニル、ピリジン−3−イル、6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)である。非常に好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノまたはカルボキシ(例えば、tert−ブチル、CF3)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC1−C6アルキルである。
より好ましくは、Dは、C5−C6炭素環、5員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、JはC3−C6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。好ましくは、JはC3−C6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、前記C3−C6炭素環または3員から6員の複素環は、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されており、Jは1つまたは複数のRAで場合によって置換されていてもよい。やはり好ましくは、Dは、C5−C6炭素環または5員から6員の複素環であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、JはC3−C6炭素環または3員から6員の複素環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており;好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。やはり好ましくは、Dは、C5−C6炭素環または5員から6員の複素環であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、Jは6員から12員の二環(例えば、Jがそれを介してDと共有結合している窒素環原子を含む7員から12員の縮合、架橋またはスピロ二環)であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。より好ましくは、Dはフェニルであり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、JはC3−C6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており;好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。非常に好ましくは、Dは、
であり、各R
NはR
Dから独立に選択され、好ましくは水素またはハロゲンであり、JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。やはり好ましくは、Dは
であり、各R
NはR
Dから独立に選択され、好ましくは水素またはハロゲンであり、JはC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環であり、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。やはり好ましくは、Dは、
であり、JはC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;好ましくは、Jはハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。
Xは好ましくはC3−C8シクロアルキルまたはC5−C8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のRAまたはRFで場合によって置換されている。Xの非限定的な例は上述の通りである。
L1およびL2は好ましくは独立に結合またはC1−C6アルキレンであり、L3は好ましくは結合、C1−C6アルキレンまたは−C(O)−から選択され、L1、L2およびL3はそれぞれ1つもしくは複数のRLで独立に場合によって置換されている。より好ましくは、L1、L2およびL3はそれぞれ独立に結合またはC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−または−CH2CH2−)であり、それぞれ1つもしくは複数のRLで独立に場合によって置換されている。非常に好ましくは、L1、L2およびL3はそれぞれ結合である。
R2およびR5はそれらが結合している原子と一緒になって、好ましくは、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
R9およびR12はそれらが結合している原子と一緒になって、好ましくは、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
−T−RD’は、これらに限定されないが、出現ごとに独立に−C(O)−LY’−RD’、−C(O)O−LY’−RD’、−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−LS”−RD’、−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−LS”−RD’、−N(RB)C(O)−LY’−N(RB)C(O)−LS”−RD’、−N(RB)C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−LS”−RD’または−N(RB)C(O)−LY’−N(RB)−LS”−RD’から選択されてよく、LY’はそれぞれ独立にLS’であり、好ましくはそれぞれ独立にC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−)であり、RLから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。好ましくは、−T−RD’は出現ごとに独立に−C(O)−LY’−M’−LS”−RD’または−N(RB)C(O)−LY’−M’−LS”−RD’から選択される。より好ましくは、−T−RD’は出現ごとに独立に−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−LS”−RD’または−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−LS”−RD’から選択される。非常に好ましくは、−T−RD’は出現ごとに独立に−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−RD’または−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−RD’から選択され、LY’は好ましくは、それぞれ独立にC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−)であり、RLから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。
RNBおよびRC’は好ましくは水素であり、RD’は好ましくは、出現ごとに独立にREから選択される。より好ましくは、RD’は、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C3−C6炭素環または3員から6員の複素環から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環から独立に選択される。
RAは好ましくは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環;または−LA−O−RS、−LA−S−RS、−LA−C(O)RS、−LA−OC(O)RS、−LA−C(O)ORS、−LA−N(RSRS’)、−LA−S(O)RS、−LA−SO2RS、−LA−C(O)N(RSRS’)、−LA−N(RS)C(O)RS’、−LA−N(RS)C(O)N(RS’RS”)、−LA−N(RS)SO2RS’、−LA−SO2N(RSRS’)、−LA−N(RS)SO2N(RS’RS”)、−LA−N(RS)S(O)N(RS’RS”)、−LA−OS(O)−RS、−LA−OS(O)2−RS、−LA−S(O)2ORS、−LA−S(O)ORS、−LA−OC(O)ORS、−LA−N(RS)C(O)ORS’、−LA−OC(O)N(RSRS’)、−LA−N(RS)S(O)−RS’、−LA−S(O)N(RSRS’)、−LA−C(O)N(RS)C(O)−RS’または−LA−P(O)(ORS)2であり、LAは結合、C1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレンまたはC2−C6アルキニレンである。
より好ましくは、RAは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。
非常に好ましくは、RAは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルである。
LS、LS’およびLS”は好ましくはそれぞれ出現ごとに独立に、結合;またはC1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレンもしくはC2−C6アルキニレンから選択される。
AおよびBは同じであっても異なっていてもよい。同様に、L1およびL2は同じであっても異なっていてもよい。
この態様の1つの実施形態では、AおよびBはそれぞれ独立にフェニルであり、それぞれ独立に1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており;Dはフェニルであり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されているか;または、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、JはC3−C6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、Jは1つもしくは複数のRAで場合によって置換されていてもよい。好ましくは、Dは
であり、R
MおよびR
Nは上記定義通りである。やはり好ましくは、Dは
であり、JおよびR
Nは上記定義通りである。L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合またはC
1−C
6アルキレンであり、L
3は結合、C
1−C
6アルキレンまたは−C(O)−であり、L
1、L
2およびL
3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されている。好ましくは、L
1、L
2およびL
3は結合である。−T−R
D’は出現ごとに独立に−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)O−L
S”−R
D’から選択され、L
Y’はC
1−C
6アルキレン(例えば、−CH
2−)であり、R
Lから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されており、L
S”は好ましくは結合である。−T−R
D’は、これらに限定されないが、−C(O)−L
Y’−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−O−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−N(R
B)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)S(O)
2−L
S”−R
D’から選択されてもよい。好ましくは、R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている
を形成しており;R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている
を形成している。XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Xの具体的な例は上述の通りである。好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。
この態様の他の実施形態では、AおよびBはそれぞれ独立にフェニル(例えば、
)であり、それぞれ独立に1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている(好ましくは、AおよびBはそれぞれ独立に、Fなどの少なくとも1個のハロで置換されている。)。XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Xの具体的な例は上述の通りである。好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。Dはフェニルであり、Jで置換されており、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環、6員から12員の二環、10員から15員の三環または13員から15員の炭素環/複素環であり、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。好ましくは、Jは、(1)ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、−C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)、または(2)トリメチルシリル、−O−R
S、−S−R
Sまたは−C(O)R
Sから選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環、6員から12員の二環または7員から12員の炭素環/複素環で置換されており;Jは、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。好ましくは、Dは
であり、Jは上記定義通りであり、各R
NはR
Dから独立に選択され、好ましくは水素またはFなどのハロである。L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合またはC
1−C
6アルキレンであり、L
3は結合、C
1−C
6アルキレンまたは−C(O)−であり、L
1、L
2およびL
3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されている。好ましくは、L
1、L
2およびL
3は結合である。−T−R
D’は出現ごとに独立に−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)O−L
S”−R
D’から選択され、L
Y’はC
1−C
6アルキレン(例えば、−CH
2−)であり、R
Lから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されており、L
S”は好ましくは結合である。−T−R
D’は、これらに限定されないが、−C(O)−L
Y’−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−O−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−N(R
B)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)S(O)
2−L
S”−R
D’から選択されてもよい。R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
)を形成しており;R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
さらに他の態様では、本発明は、式IBの化合物および薬学的に許容されるその塩を特色とする。
式中:
R
C’はそれぞれ独立にR
Cから選択され;
R
D’はそれぞれ独立にR
Dから選択され;
R
2およびR
5は、それらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換された3員から12員の複素環を形成しており;
R
9およびR
12は、それらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換された3員から12員の複素環を形成しており;
A、B、D、X、L
1、L
2、L
3、T、R
A、RcおよびR
Dは式Iで上記に定義した通りである。
この態様では、AおよびBは好ましくは、8員から12員の二環、例えば
から独立に選択され、Z
1は出現ごとに独立にO、S、NHまたはCH
2から選択され、Z
2は出現ごとに独立にNまたはCHから選択され、Z
3は出現ごとに独立にNまたはCHから選択され、Z
4は出現ごとに独立にO、S、NHまたはCH
2から選択され、W
1、W
2、W
3、W
4、W
5およびW
6はそれぞれ出現ごとに独立にCHまたはNから選択される。AおよびBはそれぞれ独立に1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。
より好ましくは、Aは
から選択され、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;Bは
から選択され、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;Z
1、Z
2、Z
3、Z
4、W
1、W
2、W
3、W
4、W
5、W
6は上記定義通りである。好ましくは、Z
3はNであり、Z
4はNHである。例えば、Aは
)から選択することができ、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;Bは、
)から選択することができ、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。
やはり好ましくは、Aは、
)であり、A’およびB’は、C
5−C
6炭素環または5員から6員の複素環から独立に選択され、AおよびBは、1つもしくは複数のR
Aで独立に場合によって置換されている。
Dは好ましくはC5−C6炭素環、5員から6員の複素環または6員から12員の二環から選択され、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。Dはまた、好ましくはC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルから選択することもでき、RLから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。より好ましくは、Dは、C5−C6炭素環、5員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のRMで置換されており、RMはハロゲン、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノまたは−LS−REである。やはり好ましくは、Dはフェニルであり、1つまたは複数のRAで場合によって置換されている。より好ましくは、Dはフェニルであり、1つまたは複数のRMで置換されており、RMは上記定義通りである。非常に好ましくは、Dは、
であり、R
Mは上記定義通りであり、各R
Nは独立にR
Dから選択され、好ましくは水素である。1つまたは複数のR
Nは、やはり好ましくはFなどのハロであってもよい。
Dはやはり好ましくは、1つまたは複数のRAで場合によって置換されたピリジニル、ピリミジニルまたはチアゾリルである。より好ましくは、Dはピリジニル、ピリミジニルまたはチアゾリルであり、1つまたは複数のRMで置換されている。非常に好ましくは、Dは
であり、R
Mは上記定義通りであり、各R
Nは独立にR
Dから選択され、好ましくは水素である。1つまたは複数のR
Nは、やはり好ましくはFなどのハロであってもよい。Dはやはり好ましくは、インダニル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾ[d]チアゾリルまたはインダゾリルであり、1つまたは複数のR
Aで場合によって置換されている。より好ましくは、Dは、インダニル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾ[d]チアゾリル、インダゾリルまたはベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルであり、1つまたは複数のR
Mで置換されている。非常に好ましくは、Dは
であり、1つまたは複数のR
Mで場合によって置換されている。
好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。より好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノまたはカルボキシから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルである。非常に好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノまたはカルボキシから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキルである。
やはり好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソもしくはシアノであるか;またはRMは−LS−REであり、LSは結合またはC1−C6アルキレンであり、REは−N(RSRS’)、−O−RS、−C(O)RS、−C(O)ORS、−C(O)N(RSRS’)、−N(RS)C(O)RS’、−N(RS)C(O)ORS’、−N(RS)SO2RS’、−SO2RS、−SRSまたは−P(O)(ORS)2であり、RSおよびRS’は、例えば、それぞれ、出現ごとに独立に(1)水素または(2)出現ごとに1つもしくは複数のハロゲン、ヒドロキシ、−O−C1−C6アルキルまたは3員から6員の複素環で場合によって置換されたC1−C6アルキルから選択されてよいか;または、RMは、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルであるか;またはRMはそれぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、−C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。より好ましくは、RMは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード)、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシまたは、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノまたはカルボキシから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル(例えば、メチル、イソプロピル、tert−ブチル)、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルである。例えば、RMは、CF3、−C(CF3)2−OH、−C(CH3)2−CN、−C(CH3)2−CH2OHまたは−C(CH3)2−CH2NH2である。やはり好ましくは、RMは−LS−REであり、LSは結合であり、REは−N(RSRS’)、−O−RS、−N(RS)C(O)ORS’、−N(RS)SO2RS’、−SO2RSまたは−SRSである。例えば、LSが結合である場合、REは−N(C1−C6アルキル)2(例えば、−NMe2);−N(C1−C6アルキレン−O−C1−C6アルキル)2(例えば、−N(CH2CH2OMe)2);−N(C1−C6アルキル)(C1−C6アルキレン−O−C1−C6アルキル)(例えば、−N(CH3)(CH2CH2OMe));−O−C1−C6アルキル(例えば、−O−Me、−O−Et、−O−イソプロピル、−O−tert−ブチル、−O−n−ヘキシル);−O−C1−C6ハロアルキル(例えば、−OCF3、−OCH2CF3);−O−C1−C6アルキレン−ピペリジン(例えば、−O−CH2CH2−1−ピペリジル);−N(C1−C6アルキル)C(O)OC1−C6アルキル(例えば、−N(CH3)C(O)O−CH2CH(CH3)2)、−N(C1−C6アルキル)SO2C1−C6アルキル(例えば、−N(CH3)SO2CH3);−SO2C1−C6アルキル(例えば、−SO2Me);−SO2C1−C6ハロアルキル(例えば、−SO2CF3);または−S−C1−C6ハロアルキル(例えば、SCF3)である。やはり好ましくは、RMは−LS−REであり、LSはC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−、−C(CH3)2−、−C(CH3)2−CH2−)であり、REは−O−RS、−C(O)ORS、−N(RS)C(O)ORS’または−P(O)(ORS)2である。例えば、RMは−C1−C6アルキレン−O−RS(例えば、−C(CH3)2−CH2−OMe);−C1−C6アルキレン−C(O)ORS(例えば、−C(CH3)2−C(O)OMe);−C1−C6アルキレン−N(RS)C(O)ORS’(例えば、−C(CH3)2−CH2−NHC(O)OCH3);または−C1−C6アルキレン−P(O)(ORS)2(例えば、−CH2−P(O)(OEt)2)である。やはりより好ましくは、RMは、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、−C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。例えば、RMは、シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、2,2−ジクロロ−1−メチルシクロプロパ−1−イル、シクロヘキシル)、フェニル、ヘテロシクリル(例えば、モルホリン−4−イル、1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル、4−メチルピペラジン−1−イル、4−メトキシカルボニルピペラジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−メチルピペリジン−1−イル、3,5−ジメチルピペリジン−1−イル、4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル、テトラヒドロピラン−4−イル、ピリジニル、ピリジン−3−イル、6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)である。非常に好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノまたはカルボキシ(例えば、tert−ブチル、CF3)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキルである。
より好ましくは、Dは、C5−C6炭素環、5員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、JはC3−C6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。好ましくは、JはC3−C6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、前記C3−C6炭素環または3員から6員の複素環は、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されており、Jは1つまたは複数のRAで場合によって置換されていてもよい。やはり好ましくは、Dは、C5−C6炭素環または5員から6員の複素環であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、JはC3−C6炭素環または3員から6員の複素環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており;好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。やはり好ましくは、Dは、C5−C6炭素環または5員から6員の複素環であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、Jは6員から12員の二環(例えば、Jがそれを介してDと共有結合している窒素環原子を含む7員から12員の縮合、架橋またはスピロ二環)であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。より好ましくは、Dはフェニルであり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、JはC3−C6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており;好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。非常に好ましくは、Dは、
であり、各R
NはR
Dから独立に選択され、好ましくは水素またはハロゲンであり、JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。やはり好ましくは、Dは
であり、各R
NはR
Dから独立に選択され、好ましくは水素またはハロゲンであり、JはC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環であり、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。やはり好ましくは、Dは、
であり、JはC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;好ましくは、Jはハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。
Xは好ましくはC3−C8シクロアルキルまたはC5−C8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のRAまたはRFで場合によって置換されている。好ましいXの非限定的な例は上記定義通りである。
L1およびL2は好ましくは独立に結合またはC1−C6アルキレンであり、L3は好ましくは結合、C1−C6アルキレンまたは−C(O)−から選択され、L1、L2およびL3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のRLで場合によって置換されている。より好ましくは、L1、L2およびL3はそれぞれ独立に結合またはC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−または−CH2CH2−)であり、1つもしくは複数のRLでそれぞれ独立に場合によって置換されている。非常に好ましくは、L1、L2およびL3はそれぞれ結合である。
R2およびR5はそれらが結合している原子と一緒になって、好ましくは、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
)を形成している。R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、好ましくは、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
−T−RD’は、これらに限定されないが、出現ごとに独立に−C(O)−LY’−RD’、−C(O)O−LY’−RD’、−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−LS''−RD’、−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−LS''−RD’、−N(RB)C(O)−LY’−N(RB)C(O)−LS''−RD’、−N(RB)C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−LS''−RD’または−N(RB)C(O)−LY’−N(RB)−LS''−RD’から選択されてよく、LY’はそれぞれ独立にLS’であり、好ましくはそれぞれ独立にC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−)であり、RLから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。好ましくは、−T−RD’は出現ごとに独立に−C(O)−LY’−M’−LS''−RD’または−N(RB)C(O)−LY’−M’−LS''−RD’から選択される。より好ましくは、−T−RD’は出現ごとに独立に−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−LS''−RD’または−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−−LS''−RD’から選択される。非常に好ましくは、−T−RD’は出現ごとに独立に−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−RD’または−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−RD’から選択され、LY’は好ましくは、それぞれ独立にC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−)であり、RLから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。
RC’は好ましくは水素であり、RD’は好ましくは、出現ごとに独立にREから選択される。より好ましくは、RD’は出現ごとに独立に、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C3−C6炭素環または3員から6員の複素環から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環から選択される。
RAは好ましくは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環;または−LA−O−RS、−LA−S−RS、−LA−C(O)RS、−LA−OC(O)RS、−LA−C(O)ORS、−LA−N(RSRS’)、−LA−S(O)RS、−LA−SO2RS、−LA−C(O)N(RSRS’)、−LA−N(RS)C(O)RS’、−LA−N(RS)C(O)N(RS’RS'')、−LA−N(RS)SO2RS’、−LA−SO2N(RSRS’)、−LA−N(RS)SO2N(RS’RS'')、−LA−N(RS)S(O)N(RS’RS'')、−LA−OS(O)−RS、−LA−OS(O)2−RS、−LA−S(O)2ORS、−LA−S(O)ORS、−LA−OC(O)ORS、−LA−N(RS)C(O)ORS’、−LA−OC(O)N(RSRS’)、−LA−N(RS)S(O)−RS’、−LA−S(O)N(RSRS’)、−LA−C(O)N(RS)C(O)−RS’または−LA−P(O)(ORS)2であり、LAは結合、C1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレンまたはC2−C6アルキニレンである。
より好ましくは、RAは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。
非常に好ましくは、RAは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルである。
LS、LS’およびLS''は好ましくはそれぞれ出現ごとに独立に、結合;またはC1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレンもしくはC2−C6アルキニレンから選択される。
AおよびBは同じであっても異なっていてもよい。同様に、L1およびL2は同じであっても異なっていてもよい。
この態様の1つの実施形態では、Aは
であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;Bは
であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;DはC
5−C
6炭素環または5員から6員の複素環(例えば、フェニル)であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている、またはJで置換されており、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており、JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。好ましくは、Dは、
であり、R
MおよびR
Nは上記定義通りである。やはり好ましくは、Dは、
であり、JおよびR
Nは上記定義通りである。Z
1は出現ごとに独立にO、S、NHまたはCH
2から選択され;Z
2は出現ごとに独立にNまたはCHから選択される。L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合またはC
1−C
6アルキレンであり、L
3は結合、C
1−C
6アルキレンまたは−C(O)−であり、L
1、L
2およびL
3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されている。好ましくは、L
1、L
2およびL
3は結合である。−T−R
D’は出現ごとに独立に−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)O−L
S”−R
D’から選択され、L
Y’はC
1−C
6アルキレン(例えば、−CH
2−)であり、R
Lから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されており、L
S”は好ましくは結合である。−T−R
D’は、これらに限定されないが、−C(O)−L
Y’−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−O−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−N(R
B)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)S(O)
2−L
S”−R
D’から選択されてもよい。XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Xの具体的な例は上述の通りである。好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。
この態様の他の実施形態では、Aは
であり、1つもしくは複数のR
A(例えば、ハロゲン)で場合によって置換されており;Bは
であり、1つもしくは複数のR
A(例えば、ハロゲン)で場合によって置換されており;DはC
5−C
6炭素環または5員から6員の複素環(例えば、フェニル)であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている、またはJで置換されており、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており、JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。好ましくは、Dは
であり、R
MおよびR
Nは上記定義通りである。やはり好ましくは、Dは
であり、JおよびR
Nは上記定義通りである。L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合またはC
1−C
6アルキレンであり、L
3は結合、C
1−C
6アルキレンまたは−C(O)−であり、L
1、L
2およびL
3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されている。好ましくは、L
1、L
2およびL
3は結合である。−T−R
D’は出現ごとに独立に−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)O−L
S”−R
D’から選択され、L
Y’はC
1−C
6アルキレン(例えば、−CH
2−)であり、R
Lから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されており、L
S”は好ましくは結合である。−T−R
D’は、これらに限定されないが、−C(O)−L
Y’−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−O−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−N(R
B)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)S(O)
2−L
S”−R
D’から選択されてもよい。R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、好ましくは、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
)を形成している。R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、好ましくは、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
)を形成している。より好ましくは、R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている
を形成しており;R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている
を形成している。XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Xの具体的な例は上述の通りである。好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。
この態様のさらに他の実施形態では、Aは
であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており(好ましくは、AはFなどの少なくとも1つのハロゲンで置換されている。);Bは
であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている(好ましくは、BはFなどの少なくとも1つのハロゲンで置換されている。)。XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Xの具体的な例は上述の通りである。好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。Dはフェニルであり、Jで置換されており、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環、6員から12員の二環、10員から15員の三環または13員から15員の炭素環/複素環であり、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。好ましくは、Jは、(1)ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、−C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)、または(2)トリメチルシリル、−O−R
S、−S−R
Sまたは−C(O)R
Sから選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環、6員から12員の二環または7員から12員の炭素環/複素環で置換されており;Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。好ましくは、Dは
であり、Jは上記定義通りであり、各R
NはR
Dから独立に選択され、好ましくは水素またはFなどのハロである。L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合またはC
1−C
6アルキレンであり、L
3は結合、C
1−C
6アルキレンまたは−C(O)−であり、L
1、L
2およびL
3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されている。好ましくは、L
1、L
2およびL
3は結合である。−T−R
D’は出現ごとに独立に−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)O−L
S”−R
D’から選択され、L
Y’はC
1−C
6アルキレン(例えば、−CH
2−)であり、R
Lから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されており、L
S”は好ましくは結合である。−T−R
D’は、これらに限定されないが、−C(O)−L
Y’−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−O−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−N(R
B)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)S(O)
2−L
S”−R
D’から選択されてもよい。R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、好ましくは、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
)を形成している。R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、好ましくは、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
)を形成している。より好ましくは、R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている
を形成しており;R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている
さらに他の態様では、本発明は、式ICの化合物および薬学的に許容されるその塩を特色とする。
式中:
R
NBはR
Bであり;
R
C’はそれぞれ独立にR
Cから選択され;
R
D’はそれぞれ独立にR
Dから選択され;
R
2およびR
5は、それらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換された3員から12員の複素環を形成しており;
R
9およびR
12は、それらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換された3員から12員の複素環を形成しており;
A、B、D、X、L
1、L
2、L
3、T、R
A、R
B、RcおよびR
Dは式Iで上記に定義した通りである。
この態様では、Aは好ましくは、C5−C6炭素環または5員から6員の複素環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており;Bは好ましくは、8員から12員の二環(例えば、
)であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Z
1はO、S、NHまたはCH
2であり;Z
2はNまたはCHであり;Z
3はNまたはCHであり;Z
4はO、S、NHまたはCH
2であり;W
1、W
2、W
3、W
4、W
5およびW
6はそれぞれ独立にCHまたはNから選択される。
より好ましくは、Aはフェニル(例えば、
)であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;Bは
であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;Z
1、Z
2、Z
3、Z
4、W
1、W
2、W
3、W
4、W
5、W
6は上記定義通りである。好ましくは、Z
3はNであり、Z
4はNHである。例えば、Bは、
)であってよく、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。
やはり好ましくは、AはC5−C6炭素環(例えば、フェニル、例えば
)であり、B’はC
5−C
6炭素環または5員から6員の複素環から選択される。AおよびBは独立に、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。
Dは好ましくはC5−C6炭素環、5員から6員の複素環または6員から12員の二環から選択され、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。Dはまた、好ましくはC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルから選択することもでき、RLから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。より好ましくは、Dは、C5−C6炭素環、5員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のRMで置換されており、RMはハロゲン、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノまたは−LS−REである。やはり好ましくは、Dはフェニルであり、1つまたは複数のRAで場合によって置換されている。より好ましくは、Dはフェニルであり、1つまたは複数のRMで置換されており、RMは上記定義通りである。非常に好ましくは、Dは、
であり、R
Mは上記定義通りであり、各R
Nは独立にR
Dから選択され、好ましくは水素である。1つまたは複数のR
Nは、やはり好ましくはFなどのハロであってもよい。
Dはやはり好ましくは、1つまたは複数のRAで場合によって置換されたピリジニル、ピリミジニルまたはチアゾリルである。より好ましくは、Dはピリジニル、ピリミジニルまたはチアゾリルであり、1つまたは複数のRMで置換されている。非常に好ましくは、Dは
であり、R
Mは上記定義通りであり、各R
Nは独立にR
Dから選択され、好ましくは水素である。1つまたは複数のR
Nは、やはり好ましくはFなどのハロであってもよい。Dはやはり好ましくは、インダニル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾ[d]チアゾリルまたはインダゾリルであり、1つまたは複数のR
Aで場合によって置換されている。より好ましくは、Dは、インダニル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾ[d]チアゾリル、インダゾリルまたはベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルであり、1つまたは複数のR
Mで置換されている。非常に好ましくは、Dは
であり、1つまたは複数のR
Mで場合によって置換されている。
好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。より好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノまたはカルボキシから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルである。非常に好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノまたはカルボキシから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキルである。
やはり好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソもしくはシアノであるか;またはRMは−LS−REであり、LSは結合またはC1−C6アルキレンであり、REは−N(RSRS’)、−O−RS、−C(O)RS−、−C(O)ORS、−C(O)N(RSRS’)、−N(RS)C(O)RS’、−N(RS)C(O)ORS’、−N(RS)SO2RS’、−SO2RS、−SRSまたは−P(O)(ORS)2であり、RSおよびRS’は、例えば、それぞれ、出現ごとに独立に(1)水素または(2)出現ごとに1つもしくは複数のハロゲン、ヒドロキシ、−O−C1−C6アルキルまたは3員から6員の複素環で場合によって置換されたC1−C6アルキルから選択されてよいか;または、RMは、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルであるか;またはRMはそれぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、−C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。より好ましくは、RMは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード)、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシまたは、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノまたはカルボキシから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル(例えば、メチル、イソプロピル、tert−ブチル)、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルである。例えば、RMは、CF3、−C(CF3)2−OH、−C(CH3)2−CN、−C(CH3)2−CH2OHまたは−C(CH3)2−CH2NH2である。やはり好ましくは、RMは−LS−REであり、LSは結合であり、REは−N(RSRS’)、−O−RS、−N(RS)C(O)ORS’、−N(RS)SO2RS’、−SO2RSまたは−SRSである。例えば、LSが結合である場合、REは−N(C1−C6アルキル)2(例えば、−NMe2);−N(C1−C6アルキレン−O−C1−C6アルキル)2(例えば、−N(CH2CH2OMe)2);−N(C1−C6アルキル)(C1−C6アルキレン−O−C1−C6アルキル)(例えば、−N(CH3)(CH2CH2OMe));−O−C1−C6アルキル(例えば、−O−Me、−O−Et、−O−イソプロピル、−O−tert−ブチル、−O−n−ヘキシル);−O−C1−C6ハロアルキル(例えば、−OCF3、−OCH2CF3);−O−C1−C6アルキレン−ピペリジン(例えば、−O−CH2CH2−1−ピペリジル);−N(C1−C6アルキル)C(O)OC1−C6アルキル(例えば、−N(CH3)C(O)O−CH2CH(CH3)2)、−N(C1−C6アルキル)SO2C1−C6アルキル(例えば、−N(CH3)SO2CH3);−SO2C1−C6アルキル(例えば、−SO2Me);−SO2C1−C6ハロアルキル(例えば、−SO2CF3);または−S−C1−C6ハロアルキル(例えば、SCF3)である。やはり好ましくは、RMは−LS−REであり、LSはC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−、−C(CH3)2−、−C(CH3)2−CH2−)であり、REは−O−RS、−C(O)ORS、−N(RS)C(O)ORS’または−P(O)(ORS)2である。例えば、RMは−C1−C6アルキレン−O−RS(例えば、−C(CH3)2−CH2−OMe);−C1−C6アルキレン−C(O)ORS(例えば、−C(CH3)2−C(O)OMe);−C1−C6アルキレン−N(RS)C(O)ORS’(例えば、−C(CH3)2−CH2NHC(O)OCH3);または−C1−C6アルキレン−P(O)(ORS)2(例えば、−CH2−P(O)(OEt)2)である。やはりより好ましくは、RMは、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、−C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。例えば、RMは、シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、2,2−ジクロロ−1−メチルシクロプロパ−1−イル、シクロヘキシル)、フェニル、ヘテロシクリル(例えば、モルホリン−4−イル、1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル、4−メチルピペラジン−1−イル、4−メトキシカルボニルピペラジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−メチルピペリジン−1−イル、3,5−ジメチルピペリジン−1−イル、4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル、テトラヒドロピラン−4−イル、ピリジニル、ピリジン−3−イル、6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)である。非常に好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノまたはカルボキシ(例えば、tert−ブチル、CF3)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキルである。
より好ましくは、Dは、C5−C6炭素環、5員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、JはC3−C6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。好ましくは、JはC3−C6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、前記C3−C6炭素環または3員から6員の複素環は、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されており、Jは1つまたは複数のRAで場合によって置換されていてもよい。やはり好ましくは、Dは、C5−C6炭素環または5員から6員の複素環であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、JはC3−C6炭素環または3員から6員の複素環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており;好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。やはり好ましくは、Dは、C5−C6炭素環または5員から6員の複素環であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、Jは6員から12員の二環(例えば、Jがそれを介してDと共有結合している窒素環原子を含む7員から12員の縮合、架橋またはスピロ二環)であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。より好ましくは、Dはフェニルであり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、JはC3−C6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており;好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。非常に好ましくは、Dは、
であり、各R
NはR
Dから独立に選択され、好ましくは水素またはハロゲンであり、JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。やはり好ましくは、Dは
であり、各R
NはR
Dから独立に選択され、好ましくは水素またはハロゲンであり、JはC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環であり、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。やはり好ましくは、Dは、
であり、JはC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;好ましくは、Jはハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。
Xは好ましくはC3−C8シクロアルキルまたはC5−C8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のRAまたはRFで場合によって置換されている。Xの非限定的な例は上記定義通りである。
L1およびL2は好ましくは独立に結合またはC1−C6アルキレンであり、L3は好ましくは結合、C1−C6アルキレンまたは−C(O)−から選択され、L1、L2およびL3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のRLで場合によって置換されている。より好ましくは、L1、L2およびL3はそれぞれ独立に結合またはC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−または−CH2CH2−)であり、1つもしくは複数のRLで独立に場合によって置換されている。非常に好ましくは、L1、L2およびL3はそれぞれ結合である。L1およびL2は同じであっても異なっていてもよい。
R2およびR5はそれらが結合している原子と一緒になって、好ましくは、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
)を形成している。R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、好ましくは、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
−T−RD’は、これらに限定されないが、出現ごとに独立に−C(O)−LY’−RD’、−C(O)O−LY’−RD’、−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−LS''−RD’、−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−LS''−RD’、−N(RB)C(O)−LY’−N(RB)C(O)−LS''−RD’、−N(RB)C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−LS''−RD’または−N(RB)C(O)−LY’−N(RB)−LS''−RD’から選択されてよく、LY’はそれぞれ独立にLS’であり、好ましくはそれぞれ独立にC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−)であり、RLから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。好ましくは、−T−RD’は出現ごとに独立に−C(O)−LY’−M’−LS''−RD’または−N(RB)C(O)−LY’−M’−LS''−RD’から選択される。より好ましくは、−T−RD’は出現ごとに独立に−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−LS''−RD’または−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−LS''−RD’から選択される。非常に好ましくは、−T−RD’は出現ごとに独立に−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−RD’または−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−RD’から選択され、LY’は好ましくは、それぞれ独立にC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−)であり、RLから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。
RNBおよびRC’は好ましくは水素であり、RD’は好ましくは、出現ごとに独立にREから選択される。より好ましくは、RD’は出現ごとに独立に、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C3−C6炭素環または3員から6員の複素環から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環から選択される。
RAは好ましくは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとにハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環;または−LA−O−RS、−LA−S−RS、−LA−C(O)RS、−LA−OC(O)RS、−LA−C(O)ORS、−LA−N(RSRS’)、−LA−S(O)RS、−LA−SO2RS、−LA−C(O)N(RSRS’)、−LA−N(RS)C(O)RS’、−LA−N(RS)C(O)N(RS’RS'')、−LA−N(RS)SO2RS’、−LA−SO2N(RSRS’)、−LA−N(RS)SO2N(RS’RS'')、−LA−N(RS)S(O)N(RS’RS'')、−LA−OS(O)−RS、−LA−OS(O)2−RS、−LA−S(O)2ORS、−LA−S(O)ORS、−LA−OC(O)ORS、−LA−N(RS)C(O)ORS’、−LA−OC(O)N(RSRS’)、−LA−N(RS)S(O)−RS’、−LA−S(O)N(RSRS’)、−LA−C(O)N(RS)C(O)−RS’または−LA−P(O)(ORS)2であり、LAは結合、C1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレンまたはC2−C6アルキニレンである。
より好ましくは、RAは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。
非常に好ましくは、RAは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルである。
LS、LS’およびLS''は好ましくはそれぞれ出現ごとに独立に、結合;またはC1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレンもしくはC2−C6アルキニレンから選択される。
この態様の1つの実施形態では、Aはフェニルであり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており;Bは
であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており、Z
1はO、S、NHまたはCH
2であり;Z
2はNまたはCHである。DはC
5−C
6炭素環または5員から6員の複素環(例えば、フェニル)であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている、またはJで置換されており、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており、JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。好ましくは、Dは
であり、R
MおよびR
Nは上記定義通りである。やはり好ましくは、Dは
であり、JおよびR
Nは上記定義通りである。L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合またはC
1−C
6アルキレンであり、L
3は結合、C
1−C
6アルキレンまたは−C(O)−であり、L
1、L
2およびL
3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されている。好ましくは、L
1、L
2およびL
3は結合である。−T−R
D’は出現ごとに独立に−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)O−L
S”−R
D’から選択され、L
Y’はC
1−C
6アルキレン(例えば、−CH
2−)であり、R
Lから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されており、L
S”は好ましくは結合である。−T−R
D’は、これらに限定されないが、−C(O)−L
Y’−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−O−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−N(R
B)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)S(O)
2−L
S”−R
D’から選択されてもよい。好ましくは、R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている
を形成しており;R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている
を形成している。XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Xの具体的な例は上述の通りである。好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。
この態様の他の実施形態では、Aはフェニル(例えば、
)であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており(好ましくは、AはFなどの少なくとも1つのハロゲンで置換されている。);Bは
であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている(好ましくは、BはFなどの少なくとも1つのハロゲンで置換されている。)。XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Xの具体的な例は上述の通りである。好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。Dはフェニルであり、Jで置換されており、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環、6員から12員の二環、10員から15員の三環または13員から15員の炭素環/複素環であり、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。好ましくは、Jは、(1)ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、−C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)、または(2)トリメチルシリル、−O−R
S、−S−R
Sまたは−C(O)R
Sから選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環、6員から12員の二環または7員から12員の炭素環/複素環で置換されており;Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。好ましくは、Dは
であり、Jは上記定義通りであり、各R
NはR
Dから独立に選択され、好ましくは水素またはFなどのハロである。L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合またはC
1−C
6アルキレンであり、L
3は結合、C
1−C
6アルキレンまたは−C(O)−であり、L
1、L
2およびL
3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されている。好ましくは、L
1、L
2およびL
3は結合である。−T−R
D’は出現ごとに独立に−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)O−L
S”−R
D’から選択され、L
Y’はC
1−C
6アルキレン(例えば、−CH
2−)であり、R
Lから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されており、L
S”は好ましくは結合である。−T−R
D’は、これらに限定されないが、−C(O)−L
Y’−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−O−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−N(R
B)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)S(O)
2−L
S”−R
D’から選択されてもよい。好ましくは、R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
)を形成しており;R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
さらに他の態様では、本発明は、式IDの化合物および薬学的に許容されるその塩を特色とする。
式中:
G
1およびG
2はそれぞれ独立にC
5−C
6炭素環または5員から6員の複素環から選択され、それぞれ独立に1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;
R
C’はそれぞれ独立にR
Cから選択され;
R
D’はそれぞれ独立にR
Dから選択され;
R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている3員から12員の複素環を形成しており;
R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている3員から12員の複素環を形成しており;
A、B、D、X、L
1、L
2、L
3、T、R
A、R
cおよびR
Dは式Iで上記に定義した通りである。
この態様では、AおよびBは好ましくは、C5−C6炭素環または5員から6員の複素環から独立に選択され、それぞれ独立に1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。より好ましくは、AおよびBの少なくとも1つはフェニル(例えば、
)であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。
非常に好ましくは、AとBはどちらもそれぞれ独立にフェニル(例えば
)であり、それぞれ独立に1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。
Dは好ましくはC5−C6炭素環、5員から6員の複素環または8員から12員の二環から選択され、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。Dはまた、好ましくはC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルから選択することもでき、1つもしくは複数のRLで場合によって置換されている。より好ましくは、Dは、C5−C6炭素環、5員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のRMで置換されており、RMはハロゲン、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノまたは−LS−REである。やはり好ましくは、Dはフェニルであり、1つまたは複数のRAで場合によって置換されている。より好ましくは、Dはフェニルであり、1つまたは複数のRMで置換されており、RMは上記定義通りである。非常に好ましくは、Dは、
であり、R
Mは上記定義通りであり、各R
Nは独立にR
Dから選択され、好ましくは水素である。1つまたは複数のR
Nは、やはり好ましくはFなどのハロであってもよい。
Dはやはり好ましくは、1つまたは複数のRAで場合によって置換されたピリジニル、ピリミジニルまたはチアゾリルである。より好ましくは、Dはピリジニル、ピリミジニルまたはチアゾリルであり、1つまたは複数のRMで置換されている。非常に好ましくは、Dは
であり、R
Mは上記定義通りであり、各R
Nは独立にR
Dから選択され、好ましくは水素である。1つまたは複数のR
Nは、やはり好ましくはFなどのハロであってもよい。Dはやはり好ましくは、インダニル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾ[d]チアゾリルまたはインダゾリルであり、1つまたは複数のR
Aで場合によって置換されている。より好ましくは、Dは、インダニル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾ[d]チアゾリル、インダゾリルまたはベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルであり、1つまたは複数のR
Mで置換されている。非常に好ましくは、Dは
であり、1つまたは複数のR
Mで場合によって置換されている。
好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。より好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノまたはカルボキシから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルである。非常に好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノまたはカルボキシから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキルである。
やはり好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソもしくはシアノであるか;またはRMは−LS−REであり、LSは結合またはC1−C6アルキレンであり、REは−N(RSRS’)、−O−RS、−C(O)RS−、−C(O)ORS、−C(O)N(RSRS’)、−N(RS)C(O)RS’、−N(RS)C(O)ORS’、−N(RS)SO2RS’、−SO2RS、−SRSまたは−P(O)(ORS)2であり、RSおよびRS’は、例えば、それぞれ、出現ごとに独立に(1)水素または(2)出現ごとに1つもしくは複数のハロゲン、ヒドロキシ、−O−C1−C6アルキルまたは3員から6員の複素環で場合によって置換されたC1−C6アルキルから選択されてよいか;または、RMは、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルであるか;またはRMはそれぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、−C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。より好ましくは、RMは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード)、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシまたは、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、シアノまたはカルボキシから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル(例えば、メチル、イソプロピル、tert−ブチル)、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルである。例えば、RMは、CF3、−C(CF3)2−OH、−C(CH3)2−CN、−C(CH3)2−CH2OHまたは−C(CH3)2−CH2NH2である。やはり好ましくは、RMは−LS−REであり、LSは結合であり、REは−N(RSRS’)、−O−RS、−N(RS)C(O)ORS’、−N(RS)SO2RS’、−SO2RSまたは−SRSである。例えば、LSが結合である場合、REは−N(C1−C6アルキル)2(例えば、−NMe2);−N(C1−C6アルキレン−O−C1−C6アルキル)2(例えば、−N(CH2CH2OMe)2);−N(C1−C6アルキル)(C1−C6アルキレン−O−C1−C6アルキル)(例えば、−N(CH3)(CH2CH2OMe));−O−C1−C6アルキル(例えば、−O−Me、−O−Et、−O−イソプロピル、−O−tert−ブチル、−O−n−ヘキシル);−O−C1−C6ハロアルキル(例えば、−OCF3、−OCH2CF3);−O−C1−C6アルキレン−ピペリジン(例えば、−O−CH2CH2−1−ピペリジル);−N(C1−C6アルキル)C(O)OC1−C6アルキル(例えば、−N(CH3)C(O)O−CH2CH(CH3)2)、−N(C1−C6アルキル)SO2C1−C6アルキル(例えば、−N(CH3)SO2CH3);−SO2C1−C6アルキル(例えば、−SO2Me);−SO2C1−C6ハロアルキル(例えば、−SO2CF3);または−S−C1−C6ハロアルキル(例えば、SCF3)である。やはり好ましくは、RMは−LS−REであり、LSはC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−、−C(CH3)2−、−C(CH3)2−CH2−)であり、REは−O−RS、−C(O)ORS、−N(RS)C(O)ORS’または−P(O)(ORS)2である。例えば、RMは−C1−C6アルキレン−O−RS(例えば、−C(CH3)2−CH2−OMe);−C1−C6アルキレン−C(O)ORS(例えば、−C(CH3)2−C(O)OMe);−C1−C6アルキレン−N(RS)C(O)ORS’(例えば、−C(CH3)2−CH2−NHC(O)OCH3);または−C1−C6アルキレン−P(O)(ORS)2(例えば、−CH2−P(O)(OEt)2)である。やはりより好ましくは、RMは、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、−C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。例えば、RMは、シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、2,2−ジクロロ−1−メチルシクロプロパ−1−イル、シクロヘキシル)、フェニル、ヘテロシクリル(例えば、モルホリン−4−イル、1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル、4−メチルピペラジン−1−イル、4−メトキシカルボニルピペラジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−メチルピペリジン−1−イル、3,5−ジメチルピペリジン−1−イル、4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル、テトラヒドロピラン−4−イル、ピリジニル、ピリジン−3−イル、6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)である。非常に好ましくは、RMは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノまたはカルボキシ(例えば、tert−ブチル、CF3)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキルである。
より好ましくは、Dは、C5−C6炭素環、5員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、JはC3−C6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。好ましくは、JはC3−C6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、前記C3−C6炭素環または3員から6員の複素環は、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されており、Jは1つまたは複数のRAで場合によって置換されていてもよい。やはり好ましくは、Dは、C5−C6炭素環または5員から6員の複素環であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、JはC3−C6炭素環または3員から6員の複素環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており;好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。やはり好ましくは、Dは、C5−C6炭素環または5員から6員の複素環であり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、Jは6員から12員の二環(例えば、Jがそれを介してDと共有結合している窒素環原子を含む7員から12員の縮合、架橋またはスピロ二環)であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。より好ましくは、Dはフェニルであり、Jで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、JはC3−C6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており;好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。非常に好ましくは、Dは、
であり、各R
NはR
Dから独立に選択され、好ましくは水素またはハロゲンであり、JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。やはり好ましくは、Dは
であり、各R
NはR
Dから独立に選択され、好ましくは水素またはハロゲンであり、JはC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環であり、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。やはり好ましくは、Dは、
であり、JはC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環であり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;好ましくは、Jはハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環または3員から6員の複素環で少なくとも置換されている。
Xは好ましくはC3−C8シクロアルキルまたはC5−C8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のRAまたはRFで場合によって置換されている。Xの非限定的な例は上記定義通りである。
L1およびL2は好ましくは独立に結合またはC1−C6アルキレンであり、L3は好ましくは結合、C1−C6アルキレンまたは−C(O)−から選択され、L1、L2およびL3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のRLで場合によって置換されている。より好ましくは、L1、L2およびL3はそれぞれ独立に結合またはC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−または−CH2CH2−)であり、1つもしくは複数のRLでそれぞれ独立に場合によって置換されている。非常に好ましくは、L1、L2およびL3はそれぞれ結合である。
R2およびR5はそれらが結合している原子と一緒になって、好ましくは、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
R9およびR12はそれらが結合している原子と一緒になって、好ましくは、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている5員から6員の複素環または6員から12員の二環(例えば、
G1およびG2は好ましくは、それぞれ独立に
から選択され、それぞれ独立に、1つもしくは複数のR
A(例えば、1つもしくは複数のクロロまたはブロモ)で場合によって置換されている。より好ましくは、G
1は
(その任意の互変異性体を含む。)であり、各G
1およびG
2は1つもしくは複数のR
A(例えば、1つもしくは複数のクロロまたはブロモ)で独立に場合によって置換されている。
−T−RD’は、これらに限定されないが、出現ごとに独立に−C(O)−LY’−、−C(O)O−LY’−RD’、−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−LS''−RD’、−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−LS''−RD’、−N(RB)C(O)−LY’−N(RB)C(O)−LS''−RD’、−N(RB)C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−LS''−RD’または−N(RB)C(O)−LY’−N(RB)−LS''−RD’から選択されてよく、LY’はそれぞれ独立にLS’であり、好ましくはそれぞれ独立にC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−)であり、RLから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。好ましくは、−T−RD’は出現ごとに独立に−C(O)−LY’−M’−LS''−RD’または−N(RB)C(O)−LY’−M’−LS''−RD’から選択される。より好ましくは、−T−RD’は出現ごとに独立に−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−LS''−RD’または−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−LS''−RD’から選択される。非常に好ましくは、−T−RD’は出現ごとに独立に−C(O)−LY’−N(RB)C(O)−RD’または−C(O)−LY’−N(RB)C(O)O−RD’から選択され、LY’は好ましくは、それぞれ独立にC1−C6アルキレン(例えば、−CH2−)であり、RLから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。
RC’は好ましくは水素であり、RD’は好ましくは、出現ごとに独立にREから選択される。より好ましくは、RD’は出現ごとに独立に、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C3−C6炭素環または3員から6員の複素環から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環から選択される。
RAは好ましくは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環;または−LA−O−RS、−LA−S−RS、−LA−C(O)RS、−LA−OC(O)RS、−LA−C(O)ORS、−LA−N(RSRS’)、−LA−S(O)RS、−LA−SO2RS、−LA−C(O)N(RSRS’)、−LA−N(RS)C(O)RS’、−LA−N(RS)C(O)N(RS’RS'')、−LA−N(RS)SO2RS’、−LA−SO2N(RSRS’)、−LA−N(RS)SO2N(RS’RS'')、−LA−N(RS)S(O)N(RS’RS'')、−LA−OS(O)−RS、−LA−OS(O)2−RS、−LA−S(O)2ORS、−LA−S(O)ORS、−LA−OC(O)ORS、−LA−N(RS)C(O)ORS’、−LA−OC(O)N(RSRS’)、−LA−N(RS)S(O)−RS’、−LA−S(O)N(RSRS’)、−LA−C(O)N(RS)C(O)−RS’または−LA−P(O)(ORS)2であり、LAは結合、C1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレンまたはC2−C6アルキニレンである。
より好ましくは、RAは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。
非常に好ましくは、RAは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニルである。
LS、LS’およびLS''は好ましくはそれぞれ出現ごとに独立に、結合;またはC1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレンもしくはC2−C6アルキニレンから選択される。
AおよびBは同じであっても異なっていてもよい。同様に、L1およびL2は同じであっても異なっていてもよい。
この態様の1つの実施形態では、AおよびBはそれぞれ独立にフェニルであり、それぞれ独立に1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており;Dはフェニルであり、1つもしくは複数のRAで独立に場合によって置換されている、またはJで置換されており、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、JはC3−C6炭素環、3員から6員の複素環または6員から12員の二環であり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている。好ましくは、Jは、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC3−C6炭素環または3員から6員の複素環で置換されており、Jは1つもしくは複数のRAで場合によって置換されていてもよく;G1は
であり、各G
1およびG
2は1つもしくは複数のR
A(例えば、1つもしくは複数のクロロまたはブロモ)で独立に場合によって置換されている。
好ましくは、Dは
であり、R
MおよびR
Nは上記定義通りである。やはり好ましくは、Dは
であり、JおよびR
Nは上記定義通りである。L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合またはC
1−C
6アルキレンであり、L
3は結合、C
1−C
6アルキレンまたは−C(O)−であり、L
1、L
2およびL
3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されている。好ましくは、L
1、L
2およびL
3は結合である。−T−R
D’は出現ごとに独立に−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)O−L
S”−R
D’から選択され、L
Y’はC
1−C
6アルキレン(例えば、−CH
2−)であり、R
Lから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されており、L
S”は好ましくは結合である。−T−R
D’は、これらに限定されないが、−C(O)−L
Y’−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−O−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−N(R
B)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)S(O)
2−L
S”−R
D’から選択されてもよい。好ましくは、R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている
を形成しており;R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている
を形成している。XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Xの具体的な例は上述の通りである。好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。
この態様の他の実施形態では、AおよびBはそれぞれ独立にフェニル(例えば、
)であり、それぞれ独立に1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている(好ましくは、AおよびBはそれぞれ独立にFなどの少なくとも1つのハロゲンで置換されている。)。XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。Xの具体的な例は上述の通りである。好ましくは、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。より好ましくは、Xはシクロプロピルであり、1つもしくは複数のR
AまたはR
Fで場合によって置換されている。Dはフェニルであり、Jで置換されており、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。JはC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環、6員から12員の二環、10員から15員の三環または13員から15員の炭素環/複素環であり、Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。好ましくは、Jは、(1)ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C
1−C
6アルキル、C
2−C
6アルケニル、C
2−C
6アルキニル、C
1−C
6ハロアルキル、C
2−C
6ハロアルケニル、C
2−C
6ハロアルキニル、−C(O)OR
Sまたは−N(R
SR
S’)、または(2)トリメチルシリル、−O−R
S、−S−R
Sまたは−C(O)R
Sから選択される1つもしくは複数の置換基で独立に場合によって置換されているC
3−C
6炭素環、3員から6員の複素環、6員から12員の二環または7員から12員の炭素環/複素環で置換されており;Jは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されていてもよい。好ましくは、Dは
であり、Jは上記定義通りであり、各R
NはR
Dから独立に選択され、好ましくは水素またはFなどのハロである。G
1は
であり、各G
1およびG
2は1つもしくは複数のR
A(例えば、1つもしくは複数のクロロまたはブロモ)で独立に場合によって置換されている。L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合またはC
1−C
6アルキレンであり、L
3は結合、C
1−C
6アルキレンまたは−C(O)−であり、L
1、L
2およびL
3はそれぞれ独立に、1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されている。好ましくは、L
1、L
2およびL
3は結合である。−T−R
D’は出現ごとに独立に−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)C(O)O−L
S”−R
D’から選択され、L
Y’はC
1−C
6アルキレン(例えば、−CH
2−)であり、R
Lから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されており、L
S”は好ましくは結合である。−T−R
D’は、これらに限定されないが、−C(O)−L
Y’−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−O−L
S”−R
D’、−C(O)−L
Y’−N(R
B)−L
S”−R
D’または−C(O)−L
Y’−N(R
B)S(O)
2−L
S”−R
D’から選択されてもよい。好ましくは、R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
)を形成しており;R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている5員から6員の複素環式環(例えば、
他の態様では、本発明は、式IEを有する化合物および薬学的に許容されるその塩を特色とする。
式中、
XはC
3−C
8シクロアルキルまたはC
5−C
8シクロアルケニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;
L
1およびL
2はそれぞれ独立に結合または出現ごとに独立に1つもしくは複数のハロ、ヒドロキシ、−O−C
1−C
6アルキルまたは−O−C
1−C
6ハロアルキルで場合によって置換されているC
1−C
6アルキレンから選択され;
L
3は結合またはC
1−C
6アルキレンであり;
AおよびBはそれぞれ独立にフェニル、ピリジニル、チアゾリルまたは
であり、Z
1は出現ごとに独立にO、S、NHまたはCH
2から選択され、Z
3は出現ごとに独立にNまたはCHから選択され、W
1、W
2およびW
3はそれぞれ出現ごとに独立にCHまたはNから選択され;AおよびBはそれぞれ独立に1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。
Dは、それぞれが1つもしくは複数のRMで場合によって置換されているC6−C10炭素環または5員から12員の複素環であり;
Yは−T’−C(R1R2)N(R5)−T−RDであり;
Zは−T’−C(R8R9)N(R12)−T−RDであり;
R1は水素、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキルまたは3員から6員の炭素環もしくは複素環であり、それぞれの前記3員から6員の炭素環もしくは複素環は、出現ごとに独立にハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、−O−C1−C6アルキルまたは−O−C1−C6ハロアルキルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されており;
R2およびR5はそれぞれ独立に水素、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキルまたは3員から6員の炭素環もしくは複素環であり、それぞれの前記3員から6員の炭素環もしくは複素環は出現ごとに独立にハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、−O−C1−C6アルキルまたは−O−C1−C6ハロアルキルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているか;またはR2およびR5はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のRA(例えば、1、2、3または4個のRA)で場合によって置換されている3員から12員の複素環を形成しており;
R8は水素、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキルまたは3員から6員の炭素環もしくは複素環であり、それぞれの前記3員から6員の炭素環もしくは複素環は出現ごとに独立にハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、−O−C1−C6アルキルまたは−O−C1−C6ハロアルキルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されており;
R9およびR12はそれぞれ独立に水素、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキルまたは3員から6員の炭素環もしくは複素環であり、それぞれの前記3員から6員の炭素環もしくは複素環は、出現ごとに独立にハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、−O−C1−C6アルキルまたは−O−C1−C6ハロアルキルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているか;またはR9およびR12はそれらが結合している原子と一緒になって、1つもしくは複数のRA(例えば、1、2、3または4個のRA)で場合によって置換されている3員から12員の複素環を形成しており;
Tは出現ごとに独立に結合または−C(O)−LS’−から選択され;
T’は出現ごとに独立に結合、−C(O)N(RB)−、−N(RB)C(O)−または3員から12員の複素環から選択され、前記3員から12員の複素環は出現ごとに独立に1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており;
RDはそれぞれ出現ごとに独立に、水素またはRAから選択され;
RAは出現ごとに独立にハロゲン、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノまたは−LS−REから選択され;
RBおよびRB’はそれぞれ出現ごとに独立に、水素;または出現ごとに独立にハロゲンまたは3員から6員の炭素環もしくは複素環から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル;または3員から6員の炭素環もしくは複素環から選択され;RBまたはRB’の中の各3員から6員の炭素環もしくは複素環は、出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、−O−C1−C6アルキルまたは−O−C1−C6ハロアルキルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されており;
REは、出現ごとに独立に−O−RS、−S−RS、−C(O)RS、−OC(O)RS、−C(O)ORS、−N(RSRS’)、−S(O)RS、−SO2RS、−C(O)N(RSRS’)、−N(RS)C(O)RS’、−N(RS)C(O)N(RS’RS”)、−N(RS)SO2RS’、−SO2N(RSRS’)、−N(RS)SO2N(RS’RS”)、−N(RS)S(O)N(RS’RS”)、−OS(O)−RS、−OS(O)2−RS、−S(O)2ORS、−S(O)ORS、−OC(O)ORS、−N(RS)C(O)ORS’、−OC(O)N(RSRS’)、−N(RS)S(O)−RS’、−S(O)N(RSRS’)、−C(O)N(RS)C(O)−RS’または=C(RSRS’);または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C12炭素環または3員から12員の複素環から選択され;
RLは、出現ごとに独立にハロゲン、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ、−O−RS、−S−RS、−C(O)RS、−OC(O)RS、−C(O)ORS、−N(RSRS’)、−S(O)RS、−SO2RS、−C(O)N(RSRS’)またはN(RS)C(O)RS’;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C12炭素環または3員から12員の複素環から選択され;
LSは、出現ごとに独立に結合;またはハロゲンでそれぞれ独立に場合によって置換されているC1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレンもしくはC2−C6アルキニレンから選択され;
LS’は出現ごとに独立に結合;または、それぞれが出現ごとに独立に1つもしくは複数のRLで場合によって置換されているC1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレンまたはC2−C6アルキニレンから選択され;
RS、RS’およびRS”はそれぞれ出現ごとに独立に、水素;それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、−O−C1−C6アルキル、−O−C1−C6ハロアルキルまたは3員から12員の炭素環もしくは複素環から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または3員から12員の炭素環もしくは複素環から選択され;RS、RS’またはRS”の中の各3員から12員の炭素環もしくは複素環は、出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニルまたはC2−C6ハロアルキニルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されており;
RMは出現ごとに独立に:
ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、シアノ、SF5、−N(RSRS’)、−O−RS、−OC(O)RS、−OC(O)ORS、−OC(O)N(RSRS’)、−C(O)RS、−C(O)ORS、−C(O)N(RSRS’)、−N(RS)C(O)RS’、−N(RS)C(O)ORS’、−N(RS)SO2RS’、−S(O)RS、−SO2RS、−S(O)N(RSRS’)、−SRS、−Si(RS)3または−P(O)(ORS)2;
それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、−N(RSRS’)、−O−RS、−OC(O)RS、−OC(O)ORS、−OC(O)N(RSRS’)、−C(O)RS、−C(O)ORS、−C(O)N(RSRS’)、−N(RS)C(O)RS’、−N(RS)C(O)ORS’、−N(RS)SO2RS’、−S(O)RS、−SO2RS、−S(O)N(RSRS’)、−SRSまたは−P(O)(ORS)2から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または
G2(G2は、それぞれが出現ごとに独立に1つもしくは複数のRG2で場合によって置換されているC3−C12炭素環または3員から12員の複素環であり、各RG2はハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、−O−RS、−C(O)ORS、−C(O)RS、−N(RSRS’)または−L4−G3から独立に選択される。)
から選択され;
L4は結合、C1−C6アルキレン、C2−C6アルケニレン、C2−C6アルキニレン、−O−、−S−、−N(RB)−、−C(O)−、−S(O)2−、−S(O)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−OC(O)O−、−C(O)N(RB)−、−N(RB)C(O)−、−N(RB)C(O)O−、−OC(O)N(RB)−、−N(RB)S(O)−、−N(RB)S(O)2−、−S(O)N(RB)−、−S(O)2N(RB)−、−N(RB)C(O)N(RB’)−、−N(RB)SO2N(RB’)−または−N(RB)S(O)N(RB’)−であり;
G3はC3−C12炭素環または3員から12員の複素環であり、1つもしくは複数のRG3で場合によって置換されており;
RG3はそれぞれ出現ごとに独立に、ハロゲン、−C1−C6アルキル、−C(O)C1−C6アルキル、−C1−C6ハロアルキル、−O−C1−C6アルキル、−O−C1−C6ハロアルキル、C3−C6炭素環または3員から6員の複素環である。
式IEの化合物について上述したように、AおよびBはそれぞれフェニル、ピリジニル、チアゾリルまたは
であり、Z
1は出現ごとに独立にO、S、NHまたはCH
2から選択され、Z
3は出現ごとに独立にNまたはCHから選択され、W
1、W
2およびW
3はそれぞれ出現ごとに独立にCHまたはNから選択され;AおよびBはそれぞれ独立に1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。
好ましくは、Aはフェニル(例えば、
)から選択され、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。
好ましくは、Bはフェニル(例えば、
)から選択され、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されている。
非常に好ましくは、AとBはどちらもフェニル(例えば、AとBはどちらも
であり;各AおよびBは1つもしくは複数のR
Aで独立に場合によって置換されている。
本発明のこの態様の特定の実施形態では、AおよびBは1つもしくは複数のRAで置換されており、各RAは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ)、LS−RE(LSは結合であり、REは−C1−C6アルキル(例えば、メチル)、−O−RS(例えば、−O−C1−C6アルキル、−OCH3)または1つもしくは複数のハロゲン(例えば、−CF3)で場合によって置換された−C1−C6アルキルである。)、またはLS−RE(LSはC1−C6アルキレンであり、REは−O−RS(例えば、−C1−C6アルキル−O−C1−C6アルキル、−CH2OCH3)である。)から独立に選択される。例えば、特定の実施形態では、Aは
であり、Bは上記定義通りである。特定の他の実施形態では、Bは
であり、Aは上記定義通りである。さらに他の実施形態では、Aは
式IEの化合物について上述したように、Dは、1つもしくは複数のRMで場合によって置換されているC6−C10炭素環または3員から12員の複素環である。好ましくは、Dは、C6−C10アリール(例えば、フェニル、ナフチル、インダニル)または5員から10員のヘテロアリール(ピリジニル、チアゾリル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾ[d]チアゾリル、インダゾリル、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)であり、Dは1つもしくは複数のRMで置換されている。例えば、特定の実施形態では、Dは好ましくは、1つもしくは複数のRMで置換されたフェニルであり、各RMは独立に、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ、ブロモ);C1−C6アルキル(例えば、tert−ブチル);1つもしくは複数のハロゲン(例えば、CF3)で置換されたC1−C6アルキル;−O−RS、例えば−O−C1−C6アルキル(例えば、−O−CH2CH3);または出現ごとに1つもしくは複数のハロゲンで置換されている−O−C1−C6アルキル(例えば、−O−CF3、−O−CH2CHF2)または−O−C1−C6アルキル(例えば、−O−CH2CH2OCH3);3員から12員の複素環(例えば、3−エチルオキセタン−3−イル、1,3−ジオキソラン−4−イル)で置換された−O−RS(例えば、−O−C1−C6アルキル、例えば−O−CH2);RSが場合によって置換された3員から12員の炭素環もしくは複素環(例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、1,3−ジオキサン−5−イル)である−O−RS;RSおよびRS’がそれぞれ独立にC1−C6アルキルである−N(RS)C(O)RS’(例えば、−N(t−Bu)C(O)Me);SF5;RSがC1−C6アルキルである−SO2RS(例えば、−SO2Me);またはC3−C12炭素環(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル、フェニル)である。
本発明のこの態様の特定の実施形態では、Dは好ましくはフェニルまたはピリジルであり、1つのRMがG2である1つもしくは複数のRMで置換されている。Dがフェニルまたはピリジルである特定の実施形態では、DはG2で置換されており、G2は3員から12員の複素環(例えば、ピリジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、アゼチジニル、オキサゾリル)であり、1つもしくは複数のハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ)、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、C1−C6アルキル(例えば、メチル)、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル(例えば、CF3)、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、−O−C1−C6アルキル(例えば、−O−CH3)、−C(O)ORS(例えば、−C(O)OCH3)、−C(O)RS(例えば、−C(O)CH3)または−N(RSRS’)で場合によって置換されており;Dは、1つもしくは複数のRMで場合によってさらに置換されており、RMはハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ)、C1−C6アルキル(例えば、メチル)、C1−C6ハロアルキル(例えば、CF3)または−O−C1−C6アルキル(例えば、−O−CH3)である。特定の他の実施形態では、Dはフェニルまたはピリジルであり、G2は例えば、L4−G3で置換されており、1つもしくは複数のRG2で場合によって置換されている単環式3員から8員の炭素環または単環式4員から8員の複素環であり、L4、G3およびRG2は本明細書で定義する通りである。L4は、例えば結合、C1−C6アルキレン(例えば、−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2−等)、−O−または−S(O)2−である。G3は、例えば1つもしくは複数のRG3で場合によって置換されたC3−C12炭素環である。RG2およびRG3はそれぞれ出現ごとに独立に、ハロゲン、−C(O)C1−C6アルキル、−C1−C6アルキル、−C1−C6ハロアルキル、−O−C1−C6アルキルまたは−O−C1−C6ハロアルキルである。特定の実施形態では、G2は
は、窒素原子を介して親分子部分と結合しており、1つまたは2つのL
4−G
3で置換されており、1つまたは複数のR
G2で場合によって置換されている単環式4員から8員の窒素含有複素環(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル)である。したがって、特定の実施形態では、L
4は結合であり、G
2は
はR
G2で場合によって置換されており、G
3はR
G3で場合によって置換されている。したがって、
は、例えば3−フェニルアゼチジン−1−イル、3−フェニルピロリジン−1−イル、4−フェニルピペラジン−1−イル、4−フェニルピペリジン−1−イル、4−フェニル−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル、4,4−ジフェニルピペリジン−1−イル、4−アセチル−4−フェニルピペリジン−1−イル、4−(4−メトキシフェニル)ピペリジン−1−イル、4−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イルまたは3−フェニルピペリジン−1−イルであってよく、Dは、さらに1つもしくは複数のR
M(例えば、フルオロ、クロロ、メチル、メトキシ)で場合によって置換されていてよい。
本発明のこの態様の特定の他の実施形態では、L4はC1−C6アルキレン、−O−または−S(O)2−であり、G2は
は上記定義通りであり、R
G2で場合によって置換されており、G
3は上記定義通りであり、R
G3で場合によって置換されている。したがって、
は、例えば4−トシルピペラジン−1−イル、4−フェノキシピペリジン−1−イル、3−フェノキシピロリジン−1−イル、4−ベンジルピペリジン−1−イル、4−フェネチルピペリジン−1−イルまたは3−フェニルプロピル)ピペリジン−1−イルであってよい。
本発明のこの態様の特定の他の実施形態では、Dはフェニルまたはピリジルであり、DはG2で置換されており、G2はL4−G3および1つもしくは複数のRG2で場合によって置換されたスピロ、架橋もしくは縮合二環式炭素環もしくは複素環であり、Dは1つもしくは複数のRMで場合によって置換されており、L4、G3およびRG2は本明細書で定義する通りである。特定の実施形態では、G2は
は、窒素原子を介して親分子部分と結合しており、G
3および1つもしくは複数のR
G2で場合によって置換されているスピロ、架橋または縮合二環式窒素含有複素環(例えば、3−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタ−3−イル、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−2−イル、6−アザスピロ[2.5]オクタ−6−イル、オクタヒドロ−2H−イソインドール−2−イル、3−アザスピロ[5.5]ウンデカ−3−イル、1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル、1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカ−8−イル)である。したがって、G
2は、3−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタ−3−イル、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−2−イル、6−アザスピロ[2.5]オクタ−6−イル、オクタヒドロ−2H−イソインドール−2−イル、3−アザスピロ[5.5]ウンデカ−3−イル、1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イルまたは1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカ−8イルであり;L
4は結合であり、Dは1つもしくは複数のR
M(例えば、フルオロ、クロロ、メチル、メトキシ)で場合によって置換されている。
本発明のこの態様の特定の実施形態では、Dは
であり、R
Mは式I
Eの関連で上記に定義した通りであり、Dは1つもしくは複数の追加のR
Mで場合によって置換されている。例えば、Dが
である場合、R
Mは、フルオロ、クロロ、tert−ブチル、−O−CH
2CH
3、−O−CF
3、−O−CH
2CHF
2、−O−CH
2CH
2OCH
3、−O−CH
2−(3−エチルオキセタン−3−イル)、−O−CH
2−(1,3−ジオキソラン−4−イル)、−O−シクロペンチル、−O−シクロヘキシル、−O−フェニル、−O−(1,3−ジオキサン−5−イル)、シクロプロピル、シクロヘキシル、フェニル、SF
5、−SO
2Meまたは−N(t−Bu)C(O)Meであってよく、Dは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ)およびC
1−C
6アルキル(例えば、メチル)からなる群から選択される1つもしくは複数の追加のR
Mで場合によって置換されていてよい。
特定の実施形態では、Dは
であり、R
Mはフルオロ、クロロ、tert−ブチル、−O−CH
2CH
3、−O−CF
3、−O−CH
2CHF
2、−O−CH
2CH
2OCH
3、SF
5、−SO
2Meまたは−N(t−Bu)C(O)Meであり、Dは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ)およびC
1−C
6アルキル(例えば、メチル)からなる群から選択される1つもしくは複数の追加のR
Mで場合によって置換されている。
特定の実施形態では、Dは
であり、R
Mはシクロプロピル、シクロヘキシルまたはフェニルであり、Dは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ)およびC
1−C
6アルキル(例えば、メチル)からなる群から選択される1つもしくは複数の追加のR
Mで場合によって置換されている。
特定の実施形態では、Dは
であり、R
Mは−O−CH
2−(3−エチルオキセタン−3−イル)、−O−CH
2−(1,3−ジオキソラン−4−イル)、−O−シクロペンチル、−O−シクロヘキシル、−O−フェニルまたは−O−(1,3−ジオキサン−5−イル)であり、Dは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ)およびC
1−C
6アルキル(例えば、メチル)からなる群から選択される1つもしくは複数の追加のR
Mで場合によって置換されている。
特定の実施形態では、Dは
であり、G
2は、ピリジニル(例えば、ピリジン−2−イル)、ピペリジン−1−イル、4,4−ジメチルピペリジン−1−イル、4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル、2,6−ジメチルピペリジン−1−イル、4−(プロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル、4−フルオロピペリジン−1−イル、3,5−ジメチルピペリジン−1−イル、4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル、4−メチルピペリジン−1−イル、4−tert−ブチルピペリジン−1−イル、2−オキソピペリジン−1−イル、3,3−ジメチルアゼチジン−1−イルまたはオキサゾリル(例えば、1,3−オキサゾール−2−イル)であり、Dは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ)およびC
1−C
6アルキル(例えば、メチル)からなる群から選択される1つもしくは複数の追加のR
Mで場合によって置換されている。
本発明のこの態様の他の実施形態では、Dは
であり、G
1はN、C−HまたはC−R
Mであり;G
2は
は、窒素原子を介して親分子部分と結合しており、L
4−G
3で置換され1つもしくは複数のR
G2で場合によって置換されている単環式4員から8員の窒素含有複素環(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル)であり;L
4は結合、C
1−C
6アルキレン、−O−または−S(O)
2−であり;G
3はアリール(例えば、フェニル)、シクロアルキル(例えば、シクロヘキシル)または複素環(例えば、チエニル)であり、各G
3は1つもしくは複数のR
G3で場合によって置換されており;R
G2およびR
G3は出現ごとにそれぞれ独立にハロゲン、−C(O)C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−O−C
1−C
6アルキルまたは−O−C
1−C
6ハロアルキルであり;gは0、1、2または3であり;R
Mは式I
Eの関連で上記に定義した通りである。この実施形態による化合物の1つ群において、Dは
であり、G
3は1つまたは2つのR
G3で場合によって置換されたフェニルであり;gは0、1または2であり;R
Mはそれぞれ独立に、フルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;
およびR
G3は上記定義通りである。この実施形態の化合物の他の下位群において、Dは
であり、G
3は1つまたは2つのR
G3で場合によって置換されたフェニルであり;R
M1はそれぞれ独立に水素、フルオロ、クロロまたはメチルであり;R
G2は本明細書で説明されるような、場合による置換基である。この実施形態による化合物の他の群において、Dは
であり、L
4はC
1−C
6アルキレン、−O−または−S(O)
2−であり;G
3は1つまたは2つのR
G3で場合によって置換されたフェニルであり;gは0、1または2であり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;
本発明のこの態様のさらに他の実施形態では、Dは
であり、G
1はN、C−HまたはC−R
Mであり;G
2は
は、窒素原子を介して親分子部分と結合しており、L
4−G
3および1つもしくは複数のR
G2で場合によって置換されているスピロ、架橋または縮合二環式窒素含有複素環(例えば、3−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタ−3−イル、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−2−イル、6−アザスピロ[2.5]オクタ−6−イル、オクタヒドロ−2H−イソインドール−2−イル、3−アザスピロ[5.5]ウンデカ−3−イル、1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル、1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカ−8−イル)であり;L
4は結合、C
1−C
6アルキレン、−O−または−S(O)
2−であり;G
3はアリール(例えば、フェニル)、シクロアルキル(例えば、シクロヘキシル)または複素環(例えば、チエニル)であり、各G
3は1つもしくは複数のR
G3で場合によって置換されており;R
G2およびR
G3はそれぞれ出現ごとに独立にハロゲン、−C(O)C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−O−C
1−C
6アルキルまたは−O−C
1−C
6ハロアルキルであり;gは0、1、2または3であり;R
Mは式I
Eの関連で上記に定義した通りである。この実施形態による化合物の1つ群において、Dは
であり、gは0、1または2であり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;
は上記定義通りである。化合物の他の下位群では、Dは
であり、R
M1はそれぞれ独立に水素、フルオロ、クロロまたはメチルであり、
は上記定義通りである(例えば、3−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタ−3−イル、オクタヒドロ−2H−イソインドール−2イル、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−2−イル、6−アザスピロ[2.5]オクタ−6−イル、3−アザスピロ[5.5]ウンデカ−3−イル、1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル、1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカ−8−イル)。
本発明のこの態様のさらに他の実施形態では、Dは
は、1つもしくは複数のR
G2で置換された単環式4員から8員の窒素含有複素環(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル)であり、R
G2は出現ごとにそれぞれ独立にハロゲン、−C(O)C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−O−C
1−C
6アルキルまたは−O−C
1−C
6ハロアルキルであり;R
Mはそれぞれ独立にハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−O−C
1−C
6アルキルまたは−O−C
1−C
6ハロアルキルである。この実施形態による化合物の1つ群において、
は1つまたは2つのR
G2で置換されたアゼチジニル、ピロリジニルまたはピペリジニルであり、R
G2は出現ごとにそれぞれ独立にメチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、フルオロ、クロロまたはトリフルオロメチルであり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロまたはメチルである。例えば、
は4,4−ジメチルピペリジン−1−イル、4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル、2,6−ジメチルピペリジン−1−イル、4−(プロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル、4−フルオロピペリジン−1−イル、3,5−ジメチルピペリジン−1−イル、4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル、4−メチルピペリジン−1−イル、4−tert−ブチルピペリジン−1−イル、2−オキソピペリジン−1−イルまたは3,3−ジメチルアゼチジン−1−イルである。
本発明のこの態様の特定の好ましい実施形態では、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており;L1、L2およびL3はそれぞれ結合である。他の実施形態では、Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、L1およびL2はそれぞれメチレン(すなわち、−CH2−)であり、L3は結合である。
式IEの化合物において、Yは−T’−C(R1R2)N(R5)−T−RDであり、Zは−T’−C(R8R9)N(R12)−T−RDであり;T’、R1、R2、R5、R8、R9、R12、TおよびRDは本明細書で定義する通りである。
好ましくは、R1、R2、R5、R8、R9およびR12はそれぞれ独立に水素;C1−C6アルキル;または3員から6員の炭素環もしくは複素環であり、各3員から6員の炭素環もしくは複素環が出現ごとに独立にハロゲンまたはC1−C6アルキルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されており;R2およびR5はそれらが結合している原子と一緒になって、場合によって、0、1、2、3または4個のRAで置換された3員から12員の複素環を形成しており、R9およびR12はそれらが結合している原子と一緒になって、場合によって、0、1、2、3または4個のRAで置換された3員から12員の複素環を形成しており、RAは本明細書で定義する通りである。
本発明のこの態様の特定の実施形態では、R1は水素であり、R2およびR5はそれらが結合している原子と一緒になって、0、1、2、3または4個のRAで置換された3員から12員の複素環(例えば、
)を形成しており、R
Aはハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ);シアノ;L
Sが単結合であり、R
EがC
1−C
6アルキル(例えば、メチル、エチル)、−O−C
1−C
6アルキル(例えば、メトキシ)または−O−C
1−C
6ハロアルキル(例えば、トリフルオロメトキシ)であるL
S−R
E;またはL
Sが二重結合であり、R
Eが=C(R
SR
S’)(例えば、
)であるL
S−R
Eである。好ましい実施形態では、R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、0または1個のR
Aで置換されたピロリジン環(すなわち、
)を形成しており、R
Aはフルオロ、メトキシ、メチル、エチルまたはシアノである。好ましい他の実施形態では、R
2およびR
5はそれらが結合している原子と一緒になって、ピロリジン環(すなわち、
本発明のこの態様の特定の他の実施形態では、R8は水素であり、R9およびR12はそれらが結合している原子と一緒になって、0、1、2、3または4個のRAで置換された3員から12員の複素環(例えば、
を形成しており、R
Aは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ);シアノ;L
Sが単結合であり、R
EがC
1−C
6アルキル(例えば、メチル、エチル)、−O−C
1−C
6アルキル(例えば、メトキシ)または−O−C
1−C
6ハロアルキル(例えば、トリフルオロメトキシ)であるL
S−R
E;またはL
Sが二重結合であり、R
Eが=C(R
SR
S’)(例えば、
)であるL
S−R
Eである。好ましい実施形態では、R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、0または1個のR
Aで置換されたピロリジン環(すなわち、
)を形成しており、R
Aはフルオロ、メトキシ、メチル、エチルまたはシアノである。好ましい他の実施形態では、R
9およびR
12はそれらが結合している原子と一緒になって、ピロリジン環(すなわち、
本明細書で用いられるように、R2とR5またはR9とR12を結合することによって形成される任意の環の中のキラル炭素は(R)型立体構造をもっても(S)型立体構造をもってもよい。R2とR5かまたはR9とR12から形成されるピロリジン環(すなわち、
本発明のこの態様では、T’は出現ごとに結合、−C(O)N(RB)−、−N(RB)C(O)−または3員から12員の複素環から独立に選択され、前記3員から12員の複素環はそれぞれ出現ごとに独立に、1つもしくは複数のRAで場合によって置換されており、RAおよびRBは本明細書で定義する通りである。特に、T’が−C(O)N(RB)−である場合、RBは水素(すなわち、T’は−C(O)N(H)−である。)であってよい。特定の実施形態では、T’は出現ごとに1つもしくは複数のRAで場合によって置換されたイミダゾリル(すなわち、
)であり、R
Aはハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ)、C
1−C
6アルキル(例えば、メチル、エチル)またはC
1−C
6ハロアルキル(例えば、トリフルオロメチル)である。特定の実施形態では、T’はイミダゾリル(すなわち、
本発明のこの態様はAとY、およびBとZの特定の組合せを考慮する。AがC5−C6炭素環(例えば、フェニル)または5員から6員の複素環(例えば、ピリジニルまたはチアゾリル)である場合の好ましいY、およびBがC5−C6炭素環(例えば、フェニル)または5員から6員の複素環(例えば、ピリジニルまたはチアゾリル)である場合の好ましいZの非限定的な例には:
が含まれ、TおよびR
Dは本明細書で定義する通りである。
本発明のこの態様の特定の実施形態では、Aは本明細書で説明するような1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている
であり、T’が結合である好ましいYの非限定的な例には:
が含まれ、TおよびR
Dは本明細書で定義する通りである。
本発明のこの態様の特定の実施形態では、Bは本明細書で説明するような1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている
であり、T’が結合である好ましいZの非限定的な例には:TおよびR
Dが本明細書で定義する通りである
Tは出現ごとに独立に結合または−C(O)−LS’−であり、LS’は本明細書で定義する通りである。LS’には、これらに限定されないが、
が含まれ、L
S’は1つもしくは複数のR
Lで場合によって置換されており;R
Lは、これらに限定されないが、炭素環(例えば、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、シクロプロピル、フェニル)、メトキシまたは複素環(例えば、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル)などの置換基である。
RDは水素、またはRAが本明細書で定義する通りであるRAである。したがってRDには、これらに限定されないが、RAがLS−REであり、LSおよびREが本明細書で定義する通りであるRAが含まれる。したがってRDには、これらに限定されないが、LS−RE(LSは結合であり、REは−N(RSRS’)、−N(RS)C(O)RS’、−N(RS)C(O)N(RS’RS”)、−N(RS)SO2RS’、−N(RS)SO2N(RS’RS”)、−N(RS)S(O)N(RS’RS”)、−N(RS)C(O)ORS’または−N(RS)S(O)−RS’;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニルまたはC1−C6ハロアルキルから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C12炭素環または3員から12員の複素環である。)が含まれる。
本発明のこの態様の1つの実施形態では、RDは、LSが結合であり、REが、RSおよびRS’が本明細書で定義する通りである−N(RS)C(O)ORS’または3員から12員の複素環(例えば、ピロリジン、ピペリジン、アゼパニル)であるLS−REである。例えば、RDは好ましくは、LSが結合でありREが−N(H)C(O)OMeであるLS−REである。
したがって、上記説明によれば、T−RDには、これらに限定されないが:
が含まれる。T−R
Dは特定の立体化学的配置を含むこともでき;したがって、T−R
Dには、これらに限定されないが:
本発明のこの態様によれば、AがC5−C6炭素環(例えば、フェニル)または5員から6員の複素環(例えば、ピリジニルまたはチアゾリル)である好ましいY、およびBがC5−C6炭素環(例えば、フェニル)または5員から6員の複素環(例えば、ピリジニルまたはチアゾリル)である好ましいZの非限定的な例には:
Aが、本明細書で説明するような1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている
Bが、本明細書で説明するような1つもしくは複数のRAで場合によって置換されている
さらに他の態様では、本発明は式IFの化合物および薬学的に許容されるその塩を特色とする:
式中:
Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;
Aは
であり、Aは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;
Bは
であり、Bは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;
Y、Z、R
AおよびDは上記に定義した通りである(例えば、式I、I
A、I
B、Ic、I
DまたはI
Eについて説明したような、好ましくは式I
Eについて説明したようなY、Z、R
AおよびD)。
本発明のこの態様の1つの実施形態では、Aは
であり、Aは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;Bは
であり、Bは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;Yは
であり;D、R
A、TおよびR
Dは上記に定義した通りである(例えば、式I、I
A、I
B、Ic、I
DまたはI
Eについて説明したような、好ましくは式I
Eについて説明したような)。
本発明のこの態様による他の実施形態では、AまたはBは:RA(RAはそれぞれ独立にハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ)である。);LS−RE(LSは単結合であり、REは−C1−C6アルキル(例えば、メチル)、−O−RS(例えば、−O−C1−C6アルキル、−OCH3)または1つもしくは複数のハロゲンで場合によって置換された−C1−C6アルキル(例えば、−CF3である。);またはLS−RE(LSはC1−C6アルキレンであり、REは−O−RS(例えば、−C1−C6アルキル−O−C1−C6アルキル、−CH2OCH3)である。)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されている。この実施形態は、AとBがどちらも1個のRAで置換されている化合物;AとBがどちらもゼロ個のRAで置換されている化合物;Aが1個のRAで置換されており、Bがゼロ個のRAで置換されている化合物;およびAがゼロ個のRAで置換されており、Bが1個のRAで置換されている化合物を含む。好ましくは、Aは
本発明のこの態様の他の実施形態では、T−RDは出現ごとに独立に、
からなる群から選択され;(S)型立体構造(例えば、
)を有する化合物が好ましく、ここでDは上記定義通りである。
他の実施形態では、本発明のこの態様は、式IFの化合物および薬学的に許容されるその塩を特色とする:
式中、
Aは
であり、Aは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;Bは
であり、Bは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;Yは
であり;D、R
A、TおよびR
Dは上記定義通りである。この実施形態による特定の下位群には、Aが
さらに他の実施形態では、本発明のこの態様は式IFの化合物および薬学的に許容されるその塩を特色とする:
式中、
AおよびBはそれぞれ
であり;D、TおよびR
Dは上記定義通りである。この実施形態による特定の下位群には、T−R
Dがそれぞれ独立に
から選択され;Dが上記定義通りである化合物が含まれる。
式IFの本発明のこの態様の上記実施形態および説明のそれぞれによるものは、Dについて特定の値を有する化合物の群および下位群である。上記実施形態のそれぞれに含まれるものは、Dについて以下の特定の値を有する化合物の群および下位群である:
式IFによる化合物の特定の群ならびに本発明のこの態様の上記実施形態および説明において、Dは
であり、R
Mはフルオロ、クロロ、tert−ブチル、−O−CH
2CH
3、−O−CF
3、−O−CH
2CHF
2、−O−CH
2CH
2OCH
3、−O−CH
2−(3−エチルオキセタン−3−イル)、−O−CH
2−(1,3−ジオキソラン−4−イル)、−O−シクロペンチル、−O−シクロヘキシル、−O−フェニル、−O−(1,3−ジオキサン−5−イル)、シクロプロピル、シクロヘキシル、フェニル、SF
5、−SO
2Meまたは−N(t−Bu)C(O)Meであり、Dは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ)またはC
1−C
6アルキル(例えば、メチル)からなる群から選択される1つもしくは複数の追加のR
Mで場合によって置換されている。
本発明のこの態様の式IFによる化合物の他の群ならびに上記実施形態および説明において、Dは
であり、G
2は、ピリジニル(例えば、ピリジン−2−イル)、ピペリジン−1−イル、4,4−ジメチルピペリジン−1−イル、4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル、2,6−ジメチルピペリジン−1−イル、4−(プロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル、4−フルオロピペリジン−1−イル、3,5−ジメチルピペリジン−1−イル、4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル、4−メチルピペリジン−1−イル、4−tert−ブチルピペリジン−1−イル、2−オキソピペリジン−1−イル、3,3−ジメチルアゼチジン−1−イルまたはオキサゾリル(例えば、1,3−オキサゾール−2−イル)であり、Dは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ)またはC
1−C
6アルキル(例えば、メチル)からなる群から選択される1つもしくは複数の追加のR
Mで場合によって置換されている。特にこれらの群によるものは、Dが
であり、G
2が、ピペリジン−1−イル、4,4−ジメチルピペリジン−1−イル、4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル、2,6−ジメチルピペリジン−1−イル、4−(プロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル、4−フルオロピペリジン−1−イル、3,5−ジメチルピペリジン−1−イル、4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル、4−メチルピペリジン−1−イル、4−tert−ブチルピペリジン−1−イル、2−オキソピペリジン−1−イルまたは3,3−ジメチルアゼチジン−1−イルであり;R
M1がそれぞれ独立に水素、フルオロ、クロロまたはメチルである化合物である。
本発明のこの態様の式IFによる化合物の他の群ならびに上記実施形態および説明において、Dは
であり、G
1はN、C−HまたはC−R
Mであり;G
2は
、R
Mおよびgは上記定義通りである。特にこれらの群によれば、R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;gは0、1または2であり;
は上記定義通りである。他の下位群では、L
4は結合であり;G
2は
であり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;gは0、1または2である。特定の下位群では、
は、3−フェニルアゼチジン−1−イル、3−フェニルピロリジン−1−イル、4−フェニルピペラジン−1−イル、4−フェニルピペリジン−1−イル、4−フェニル−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル、4,4−ジフェニルピペリジン−1−イル、4−アセチル−4−フェニルピペリジン−1−イル、4−(4−メトキシフェニル)ピペリジン−1−イル、4−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イルまたは3−フェニルピペリジン−1−イルであり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;gは0、1または2である。他の下位群では、L
4はC
1−C
6アルキレン、−O−または−S(O)
2−であり;G
2は
であり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;gは0、1または2である。特定の下位群では、
は、4−トシルピペラジン−1イル、4−フェノキシピペリジン−1イル、3−フェノキシピロリジン−1イル、4−ベンジルピペリジン−1−イル、4−フェネチルピペリジン−1−イルまたは3−フェニルプロピル)ピペリジン−1−イルであり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;gは0、1または2である。化合物の他の下位群では、Dは
であり、G
3は1つまたは2つのR
G3で場合によって置換されたフェニルであり;gは0、1または2であり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;
およびR
G3は上記定義通りである。化合物の他の群では、
Dは
であり、L
4はC
1−C
6アルキレン、−O−または−S(O)
2−であり;G
3は1つまたは2つのR
G3で場合によって置換されたフェニルであり;gは0、1または2であり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;
およびR
G3は上記定義通りである。化合物の他の下位群では、Dは
であり、G
3は、上記で定義したような1つまたは2つのR
G3で場合によって置換されたフェニルであり;R
M1はそれぞれ独立に水素、フルオロ、クロロまたはメチルであり;R
G2は、−C(O)C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−O−C
1−C
6アルキルおよび−O−C
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択される上述のような、場合による置換基である。
本発明のこの態様の式IFによる化合物の他の群ならびに上記実施形態および説明において、Dは
であり、G
1はN、C−HまたはC−R
Mであり;G
2は
、R
Mおよびgは上記定義通りである。特にこれらの下位群によれば、R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;gは0、1または2であり;
は、3−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタ−3−イル、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−2−イル、6−アザスピロ[2.5]オクタ−6−イル、オクタヒドロ−2H−イソインドール−2−イル、3−アザスピロ[5.5]ウンデカ−3−イル、1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イルまたは1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカ−8−イルである。化合物の他の下位群では、Dは
であり;gは0、1または2であり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;
は上記定義通りである。化合物の他の下位群では、Dは
であり;R
Mはそれぞれ独立に水素、フルオロ、クロロまたはメチルであり、
は上記定義通りである(例えば、3−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタ−3−イル、オクタヒドロ−2H−イソインドール−2−イル、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−2−イル、6−アザスピロ[2.5]オクタ−6−イル、3−アザスピロ[5.5]ウンデカ−3−イル、1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル、1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカ−8−イル)。
本発明のこの態様の式IFによる化合物の他の群ならびに上記実施形態および説明において、Dは
は1つもしくは複数のR
G2で置換されている単環式4員から8員の窒素含有複素環(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル)であり、R
G2は出現ごとにそれぞれ独立にハロゲン、−C(O)C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−O−C
1−C
6アルキルまたは−O−C
1−C
6ハロアルキルであり;R
Mはそれぞれ独立にハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−O−C
1−C
6アルキルまたは−O−C
1−C
6ハロアルキルである。上記実施形態による化合物の各群では、
は、1つもしくは2つのR
G2で置換されているアゼチジニル、ピロリジニルまたはピペリジニルであり、R
G2は出現ごとにそれぞれメチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、フルオロ、クロロまたはトリフルオロメチルであり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロまたはメチルである。例えば、
は4,4−ジメチルピペリジン−1−イル、4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル、2,6−ジメチルピペリジン−1−イル、4−(プロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル、4−フルオロピペリジン−1−イル、3,5−ジメチルピペリジン−1−イル、4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル、4−メチルピペリジン−1−イル、4−tert−ブチルピペリジン−1−イル、2−オキソピペリジン−1−イルまたは3,3−ジメチルアゼチジン−1−イルである。
さらに他の態様では、本発明は、式IGの化合物および薬学的に許容されるその塩を特色とする;
式中:
Xはシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロペンテニルであり、1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;
Aは
であり、Aは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;
Bは
であり、Bは1つもしくは複数のR
Aで場合によって置換されており;
Y、Z、R
AおよびDは上記に定義した通りである(例えば、式I、I
A、I
B、Ic、I
D、I
EまたはI
Fについて説明したような、好ましくは式I
Eについて説明したような)。
一実施形態では、本発明のこの態様は、式IGの化合物および薬学的に許容されるその塩を特色とする:式中:Aは
であり、Aは1つのR
Aで場合によって置換されており;Bは
であり、Bは1つのR
Aで場合によって置換されており;R
Aは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ);L
S−R
E(L
Sは単結合であり、R
Eは1つもしくは複数のハロゲン(例えば、−CF
3)で場合によって置換されている−C
1−C
6アルキル(例えば、メチル)、−O−R
S(例えば、−O−C
1−C
6アルキル、−OCH
3)または−C
1−C
6アルキルである。);またはL
S−R
E(L
SはC
1−C
6アルキレンであり、R
Eは−O−R
S(例えば、−C
1−C
6アルキル−O−C
1−C
6アルキル、−CH
2OCH
3)である。)であり;YおよびZはそれぞれ独立に
他の実施形態では、本発明のこの態様は、式IGの化合物および薬学的に許容されるその塩を特色とする:
式中:Aは
であり、Aは1つのR
Aで場合によって置換されており;Bは
であり、Bは1つのR
Aで場合によって置換されており;R
Aは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ);L
S−R
E(L
Sは単結合であり、R
Eは1つもしくは複数のハロゲン(例えば、−CF
3)で場合によって置換されている−C
1−C
6アルキル(例えば、メチル)、−O−R
S(例えば、−O−C
1−C
6アルキル、−OCH
3)または−C
1−C
6アルキルである。);またはL
S−R
E(L
SはC
1−C
6アルキレンであり、R
Eは−O−R
S(例えば、−C
1−C
6アルキル−O−C
1−C
6アルキル、−CH
2OCH
3)である。)であり;YおよびZはそれぞれ独立に
)
が特に考慮され;Dは上記定義通りである。この下位群には、AとBがどちらも1個のR
Aで置換されている化合物;AとBがどちらもゼロ個のR
Aで置換されている化合物;Aが1個のR
Aで置換されており、Bがゼロ個のR
Aで置換されている化合物;およびAがゼロ個のR
Aで置換されており、Bが1個のR
Aで置換されている化合物が含まれる。特に、この下位群によるものには、Aが
式IGの本発明のこの態様の上記実施形態および説明のそれぞれによるものは、Dについて特定の値を有する化合物の群および下位群である。上記実施形態のそれぞれに含まれるものは、Dについて以下の特定の値を有する化合物の群および下位群である:
本発明のこの態様による化合物の群には、DがC6−C10アリール(例えば、フェニル、ナフチル、インダニル)または5員から10員のヘテロアリール(ピリジニル、チアゾリル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾ[d]チアゾリル、インダゾリル、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)であり、Dが1つもしくは複数のRMで置換されている化合物が含まれる。この態様およびこれらの実施形態による特定の下位群には、RMがハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ、ブロモ);C1−C6アルキル(例えば、tert−ブチル);1つもしくは複数のハロゲン(例えば、CF3)で置換されたC1−C6アルキル;−O−C1−C6アルキル(例えば、−O−CH2CH3);1つもしくは複数のハロゲンで出現ごとに置換された−O−C1−C6アルキル(例えば、−O−CF3、−O−CH2CHF2)または−O−C1−C6アルキル(−O−CH2CH2OCH3);場合により置換された3員から12員の複素環(例えば、3−エチルオキセタン−3−イル、1,3−ジオキソラン−4−イル)で置換された−O−C1−C6アルキル(例えば、−O−CH2);RSが場合により置換された3員から12員の炭素環もしくは複素環(例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、1,3−ジオキサン−5−イル)である−O−RS;RSおよびRS’がそれぞれ独立にC1−C6アルキル(例えば、−N(t−Bu)C(O)Me)である−N(RS)C(O)RS’;SF5;RSがC1−C6アルキルである−SO2RS(例えば、−SO2Me);またはC3−C12炭素環(例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル、フェニル)である化合物が含まれる。この実施形態による他の下位群には、Dが、G2で置換され1つもしくは複数のRMで場合により置換されているフェニルであり、G2が3員から12員の複素環(例えば、ピリジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、アゼチジニル、オキサゾリル)であり、その複素環がハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、C1−C6アルキル(例えば、メチル)、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル(例えば、CF3)、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、−O−C1−C6アルキル(例えば、−O−CH3)、−C(O)ORS(例えば、−C(O)OCH3)、−C(O)RS(例えば、−C(O)CH3)、−N(RSRS’)またはL4−G3から選択される1つもしくは複数の置換基で場合により置換されており;RMがハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ)、アルキル(例えば、メチル)、ハロアルキル(例えば、CF3)または−O−C1−C6アルキル(例えば、−O−CH3)であり;L4、G3、RSおよびRS’が上記定義通りである化合物が含まれる。
本発明のこの態様の式IGによる化合物の特定の群ならびに上記実施形態および説明において、Dは
であり、R
Mはフルオロ、クロロ、tert−ブチル、−O−CH
2CH
3、−O−CF
3、−O−CH
2CHF
2、−O−CH
2CH
2OCH
3、−O−CH
2−(3−エチルオキセタン−3−イル)、−O−CH
2−(1,3−ジオキソラン−4−イル)、−O−シクロペンチル、−O−シクロヘキシル、−O−フェニル、−O−(1,3−ジオキサン−5−イル)、シクロプロピル、シクロヘキシル、フェニル、SF
5、−SO
2Meまたは−N(t−Bu)C(O)Meであり、Dは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ)またはC
1−C
6アルキル(例えば、メチル)からなる群から選択される1つもしくは複数の追加のR
Mで場合によって置換されている。
本発明のこの態様の式IGによる化合物の他の群ならびに上記実施形態および説明において、Dは
であり、G
2は、ピリジニル(例えば、ピリジン−2−イル)、ピペリジン−1−イル、4,4−ジメチルピペリジン−1−イル、4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル、2,6−ジメチルピペリジン−1−イル、4−(プロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル、4−フルオロピペリジン−1−イル、3,5−ジメチルピペリジン−1−イル、4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル、4−メチルピペリジン−1−イル、4−tert−ブチルピペリジン−1−イル、2−オキソピペリジン−1−イル、3,3−ジメチルアゼチジン−1−イルまたはオキサゾリル(例えば、1,3−オキサゾール−2−イル)であり、Dは、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ)またはC
1−C
6アルキル(例えば、メチル)からなる群から選択される1つもしくは複数の追加のR
Mで場合によって置換されている。特にこれらの群によるものは、Dが
であり;G
2がピペリジン−1−イル、4,4−ジメチルピペリジン−1−イル、4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル、2,6−ジメチルピペリジン−1−イル、4−(プロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル、4−フルオロピペリジン−1−イル、3,5−ジメチルピペリジン−1−イル、4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル、4−メチルピペリジン−1−イル、4−tert−ブチルピペリジン−1−イル、2−オキソピペリジン−1−イルまたは3,3−ジメチルアゼチジン−1−イルであり;R
M1がそれぞれ独立に水素、フルオロ、クロロまたはメチルである化合物である。
本発明のこの態様の式IGによる化合物の他の群ならびに上記実施形態および説明において、Dは
であり、G
1はN、C−HまたはC−R
Mであり;G
2は
、R
Mおよびgは上記定義通りである。特にこれらの群によれば、R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;gは0、1または2であり;
は上記定義通りである。他の下位群では、L
4は結合であり;G
2は
であり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;gは0、1または2である。特定の下位群では、
は、3−フェニルアゼチジン−1−イル、3−フェニルピロリジン−1−イル、4−フェニルピペラジン−1−イル、4−フェニルピペリジン−1−イル、4−フェニル−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル、4,4−ジフェニルピペリジン−1−イル、4−アセチル−4−フェニルピペリジン−1−イル、4−(4−メトキシフェニル)ピペリジン−1−イル、4−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イルまたは3−フェニルピペリジン−1イルであり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;gは0、1または2である。他の下位群では、L
4はC
1−C
6アルキレン、−O−または−S(O)
2−であり;G
2は
であり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;gは0、1または2である。特定の下位群では、
は、4−トシルピペラジン−1イル、4−フェノキシピペリジン−1イル、3−フェノキシピロリジン−1イル、4−ベンジルピペリジン−1−イル、4−フェネチルピペリジン−1−イルまたは3−フェニルプロピル)ピペリジン−1−イルであり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;gは0、1または2である。化合物の他の下位群では、Dは
であり、G
3は1つまたは2つのR
G3で場合によって置換されたフェニルであり;gは0、1または2であり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;
およびR
G3は上記定義通りである。化合物の他の群では、Dは
であり、L
4はC
1−C
6アルキレン、−O−または−S(O)
2−であり;G
3は1つまたは2つのR
G3で場合によって置換されたフェニルであり;gは0、1または2であり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;
およびR
G3は上記定義通りである。化合物の他の下位群では、Dは
であり、G
3は上記で定義されるような1つもしくは2つのR
G3で場合によって置換されたフェニルであり;R
M1はそれぞれ独立に水素、フルオロ、クロロまたはメチルであり;R
G2は、−C(O)C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−O−C
1−C
6アルキルおよび−O−C
1−C
6ハロアルキルからなる群から選択される上記に定義したような、場合による置換基である。
本発明のこの態様の式IGによる化合物の他の群ならびに上記実施形態および説明において、Dは
であり、G
1はN、C−HまたはC−R
Mであり;G
2は
、R
Mおよびgは上記定義通りである。特にこれらの下位群によれば、R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;gは0、1または2であり;
は、3−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタ−3−イル、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−2−イル、6−アザスピロ[2.5]オクタ−6−イル、オクタヒドロ−2H−イソインドール−2−イル、3−アザスピロ[5.5]ウンデカ−3−イル、1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イルまたは1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカ−8−イルである。化合物の他の下位群では、Dは
であり;gは0、1または2であり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロ、メチル、メトキシ、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;
は上記定義通りである。化合物の他の下位群では、Dは
であり、R
M1はそれぞれ独立に水素、フルオロ、クロロまたはメチルであり、
は上記定義通りである(例えば、3−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタ−3−イル、オクタヒドロ−2H−イソインドール−2−イル、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−2−イル、6−アザスピロ[2.5]オクタ−6−イル、3−アザスピロ[5.5]ウンデカ−3−イル、1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル、1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカ−8−イル)。
本発明のこの態様の式IGによる化合物の他の群ならびに上記実施形態および説明において、Dは
は、1つもしくは複数のR
G2で置換された単環式4員から8員の窒素含有複素環(例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル)であり、R
G2は、出現ごとにそれぞれ独立に、ハロゲン、−C(O)C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−O−C
1−C
6アルキルまたは−O−C
1−C
6ハロアルキルであり;R
Mはそれぞれ独立にハロゲン、−C
1−C
6アルキル、−C
1−C
6ハロアルキル、−O−C
1−C
6アルキルまたは−O−C
1−C
6ハロアルキルである。上記実施形態による化合物の各群において、
は1つまたは2つのR
G2で置換されたアゼチジニル、ピロリジニルまたはピペリジニルであり、R
G2は出現ごとにそれぞれメチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、フルオロ、クロロまたはトリフルオロメチルであり;R
Mはそれぞれ独立にフルオロ、クロロまたはメチルである。例えば、
は、4,4−ジメチルピペリジン−1−イル、4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル、2,6−ジメチルピペリジン−1−イル、4−(プロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル、4−フルオロピペリジン−1−イル、3,5−ジメチルピペリジン−1−イル、4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル、4−メチルピペリジン−1−イル、4−tert−ブチルピペリジン−1−イル、2−オキソピペリジン−1−イルまたは3,3−ジメチルアゼチジン−1−イルである。
本発明は、本明細書で説明するような式IE、IFおよびIGの化合物(以下で説明する各実施形態を含む。)および薬学的に許容されるその塩も特色とする。ここで:
REは出現ごとに独立に−O−RS、−S−RS、−C(O)RS、−OC(O)RS、−C(O)ORS、−N(RSRS’)、−S(O)RS、−SO2RS、−C(O)N(RSRS’)、−N(RS)C(O)RS’、−N(RS)C(O)N(RS’RS”)、−N(RS)SO2RS’、−SO2N(RSRS’)、−N(RS)SO2N(RS’RS”)、−N(RS)S(O)N(RS’RS”)、−OS(O)−RS、−OS(O)2−RS、−S(O)2ORS、−S(O)ORS、−OC(O)ORS、−N(RS)C(O)ORS’、−OC(O)N(RSRS’)、−N(RS)S(O)−RS’、−S(O)N(RSRS’)、−P(O)(ORS)2、=C(RSRS’)または−C(O)N(RS)C(O)−RS’;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミルまたはシアノから選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル;または、それぞれが出現ごとに独立にハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、ニトロ、オキソ、ホスホノキシ、ホスホノ、チオキソ、ホルミル、シアノ、トリメチルシリル、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6ハロアルキニル、−O−RS、−S−RS、−C(O)RS、−C(O)ORSまたは−N(RSRS’)から選択される1つもしくは複数の置換基で場合によって置換されているC3−C12炭素環または3員から12員の複素環から選択される。
本発明の化合物は塩の形態で使用することができる。具体的な化合物に応じて、化合物の塩は、特定の条件下での高い薬剤安定性または水もしくは油への所望の溶解性などのその塩の物理的特性の1つまたは複数のために有益である可能性がある。いくつかの場合、化合物の塩は、化合物の単離または精製のために有用である可能性がある。
患者に塩を投与しようとする場合、その塩は好ましくは薬学的に許容されるものである。薬学的に許容される塩には、これらに限定されないが、酸付加塩、塩基付加塩およびアルカリ金属塩が含まれる。
薬学的に許容される酸付加塩は無機または有機酸から調製することができる。適切な無機酸の例には、これらに限定されないが、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、炭酸、硫酸およびリン酸が含まれる。適切な有機酸の例には、これらに限定されないが、脂肪族、脂環式、芳香族、アラリファティック、ヘテロシクリル、カルボン酸およびスルホン酸の部類の有機酸が含まれる。適切な有機酸の具体的な例には、アセテート、トリフルオロアセテート、ホーメート、プロピオネート、スクシネート、グリコレート、グルコネート、ジグルコネート、ラクテート、マレート、酒石酸、シトレート、アスコルベート、グルクロネート、マレエート、フマレート、ピルベート、アスパルテート、グルタメート、ベンゾエート、アントラニル酸、メシレート、ステアレート、サリシレート、p−ヒドロキシベンゾエート、フェニルアセテート、マンデレート、エボネート(パモエート)、メタンスルホネート、エタンスルホネート、ベンゼンスルホネート、パントテネート、トルエンスルホネート、2−ヒドロキシエタンスルホネート、スルファニレート、シクロヘキシルアミノスルホネート、アルギン酸、b−ヒドロキシ酪酸、ガラクタレート、ガラクツロネート、アジペート、アルギネート、ビサルフェート、ブチレート、カンフォレート、カンファースルホネート、シクロペンタンプロピオネート、ドデシルサルフェート、グリコヘプタノエート、グリセロホスフェート、ヘミサルフェート、ヘプタノエート、ヘキサノエート、ニコチネート、2−ナフタレンスルホネート、オキサレート、パルモエート、ペクチネート、ペルサルフェート、3−フェニルプロピオネート、ピクレート、ピバレート、チオシアネート、トシレートおよびウンデカノエートが含まれる。
薬学的に許容される塩基付加塩には、これらに限定されないが、金属塩および有機塩が含まれる。適切な金属塩の非限定的な例には、アルカリ金属(Ia族)塩、アルカリ土類金属(IIa族)塩および他の薬学的に許容される金属塩が含まれる。そうした塩は、これらに限定されないが、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムまたは亜鉛から作製することができる。適切な有機塩の非限定的な例は、トロメタミン、ジエチルアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、メグルミン(N−メチルグルカミン)およびプロカインなどの第三アミンおよび第四アミンから作製することができる。塩基性窒素含有基は、アルキルハライド(例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、デシル、ラウリル、ミリスチルおよびステアリルのクロリド/ブロミド/アイオダイド)、ジアルキルサルフェート(例えば、ジメチル、ジエチル、ジブチルおよびジアミルサルフェート)、アラルキルハライド(例えば、ベンジルおよびフェネチルブロミド)その他などの薬剤で四級化することができる。
本発明の化合物または塩は、例えば水(すなわち、水和物)または有機溶媒(例えば、メタノール、エタノールまたはアセトニトリルとでそれぞれ形成されるメタノレート、エタノレートまたはアセトニトリレート)との溶媒和物の形態で存在することができる。
本発明の化合物または塩は、プロドラッグの形態で使用することもできる。いくつかのプロドラッグは、本発明の化合物上の酸基から誘導される脂肪族または芳香族エステルである。その他は、本発明の化合物上のヒドロキシルまたはアミノ基の脂肪族または芳香族エステルである。ヒドロキシル基のホスフェートプロドラッグは好ましいプロドラッグである。
本発明の化合物は、キラル中心として公知の非対称に置換された炭素原子を含むことができる。これらの化合物は、これらに限定されないが、単一の立体異性体(例えば、単一の鏡像異性体または単一のジアステレオマー)、立体異性体の混合物(例えば、鏡像異性体またはジアステレオマーの混合物)またはラセミ混合物として存在することができる。本明細書で単一の立体異性体として特定される化合物は、他の立体異性体を実質的に含まない(例えば、他の鏡像異性体またはジアステレオマーを実質的に含まない。)形態で存在する化合物を記述することを意味する。「を実質的に含まない」ということは、組成物中の化合物の少なくとも80%が記述された立体異性体であること;好ましくは、組成物中の化合物の少なくとも90%が記述された立体異性体であること;より好ましくは、組成物中の化合物の少なくとも95%、96%、97%、98%または99%が記述された立体異性体であることを意味する。化合物の化学構造においてキラル炭素の立体構造が指定されていない場合、その化学構造は、キラル中心のいずれの立体異性体も含む化合物を包含するものとする。
本発明の化合物の個々の立体異性体は、当業界で公知の様々な方法を用いて調製することができる。これらの方法には、これらに限定されないが、立体特異的合成、ジアステレオマーのクロマトグラフ分離、鏡像異性体のクロマトグラフ分割、鏡像異性体混合物中の鏡像異性体のジアステレオマーへの転換、続くそのジアステレオマーのクロマトグラフ的分離および個々の鏡像異性体の再生ならびに酵素的分割が含まれる。
立体特異的合成は一般に、適切な光学的に純粋な(鏡像異性的に純粋な)または実質的に光学的に純粋な物質およびラセミ化またはキラル中心での立体構造の転換を引き起こさない合成反応の使用を伴う。例えば、当業者に理解されているようなクロマトグラフ技術によって、合成反応により得られたラセミ混合物を含む化合物の立体異性体の混合物を分離することができる。鏡像異性体のクロマトグラフ分割は、その多くが市販されているキラルクロマトグラフィー樹脂を用いて実施することができる。非限定的な例では、ラセミ化合物を溶液中に入れ、キラル固定相を備えたカラムにロードする。次いで鏡像異性体をHPLCで分離することができる。
鏡像異性体の分割は、キラル補助剤と反応させて、混合物中の鏡像異性体をジアステレオマーに転換させることによって実施することもできる。得られるジアステレオマーは、カラムクロマトグラフィーまたは結晶化/再結晶化により分離することができる。この技術は、分離しようとする化合物がキラル補助剤と塩または共有結合を形成することになるカルボキシル、アミノまたはヒドロキシル基を含む場合に有用である。適切なキラル補助剤の非限定的な例には、キラル的に純粋なアミノ酸、有機カルボン酸または有機スルホン酸が含まれる。クロマトグラフィーによりジアステレオマーが分離されたら、個々の鏡像異性体を再生することができる。しばしば、キラル補助剤は回収して再度使用することができる。
エステラーゼ、ホスファターゼまたはリパーゼなどの酵素は、鏡像異性体混合物中の鏡像異性体の誘導体の分割に有用であり得る。例えば、分離しようとする化合物中のカルボキシル基のエステル誘導体を、混合物中の鏡像異性体の1つだけを選択的に加水分解する酵素で処理することができる。次いで得られた鏡像異性体的に純粋な酸を、加水分解されていないエステルから分離することができる。
あるいは、混合物中の鏡像異性体の塩を、アルカロイドまたはフェネチルアミンなどの適切な光学的に純粋な塩基でのカルボン酸の処理、続く鏡像異性体的に純粋な塩の沈澱または結晶化/再結晶化を含む当業界で公知の適切な任意の方法を用いて調製することができる。ラセミ混合物を含む立体異性体の混合物の分割/分離に適した方法は、ENANTIOMERS,RACEMATES,AND RESOLUTIONS(Jacquesら、1981、John Wiley and Sons、New York、NY)に見ることができる。
本発明の化合物は1つまたは複数の不飽和炭素−炭素二重結合を含むことができる。cis(Z)型異性体およびtrans(E)型異性体およびその混合物などのすべての二重結合異性体は、別段の指定のない限り、参照される化合物の範囲内に包含されるものとする。さらに、化合物が種々の互変異性形態で存在する場合、参照される化合物はいずれか1つの特定の互変異性体に限定されず、すべての互変異性形態を包含するものとする。
本発明のある種の化合物は、分離できる異なる安定な立体配座形態で存在することができる。例えば立体障害または環ひずみによる非対称単結合周りの束縛回転に起因するねじれ非対称は、異なる配座異性体を分離可能にすることができる。本発明は、これらの化合物の各立体配座異性体およびその混合物を包含する。
本発明のある種の化合物は、両性イオン形態で存在することもでき、本発明は、これらの化合物の各両性イオン形態およびその混合物を包含する。
本発明の化合物は、本明細書では一般に標準的な命名法を用いて記述される。非対称中心を有する参照化合物について、別段の指定のない限り、その化合物の立体異性体およびその混合物のすべてが本発明に包含されることを理解すべきである。立体異性体の非限定的な例には、鏡像異性体、ジアステレオマーおよびcis−trans型異性体が含まれる。参照される化合物が種々の互変異性形態で存在する場合、その化合物はすべての互変異性形態を包含するものとする。具体的な化合物は、本明細書では変数(例えば、A、B、D、X、L1、L2、L3、Y、Z、T、RAまたはRB)を含む一般式を用いて記述される。別段の指定のない限り、そうした式中の各変数は、他の任意の変数とは独立に定義され、式中で2回以上出現する任意の変数は出現ごとに独立に定義される。部分が、ある群から「独立に」選択されると記載されている場合、各部分は互いに独立に選択される。したがって、各部分は、他の1つまたは複数の部分と同じであっても異なっていてもよい。
ヒドロカルビル部分中の炭素原子の数は接頭辞「Cx−Cy」で表すことができる。ここで、xはその部分の中での炭素原子の最小数であり、yはその炭素原子の最大数である。したがって、例えば、「C1−C6アルキル」は1−6個の炭素原子を含むアルキル置換基を指す。さらに例示すると、C3−C6シクロアルキルは、3−6個の炭素環原子を含む飽和ヒドロカルビル環を意味する。複数の成分の置換基に付けられた接頭辞は、その接頭辞のすぐ後に続く第1の成分だけに適用される。例示すると、「カルボシクリルアルキル」という用語は2つの成分:カルボシクリルとアルキルを含む。したがって、例えばC3−C6カルボシクリルC1−C6アルキルは、C1−C6アルキル基を介して親分子部分に付加されているC3−C6カルボシクリルを指す。
別段の指定のない限り、ある連結要素が、示された化学構造中の他の2つの要素と連結されている場合、その連結要素の最も左に記載された成分は示された構造中の左側の要素と結合しており、連結要素の最も右に記載された成分は示された構造中の右側の要素と結合している。例示すると、化学構造が−LS−M−LS’−であり、Mが−N(RB)S(O)−である場合、その化学構造は−LS−N(RB)S(O)−LS’−である。
示された構造中の連結要素が結合である場合、その連結要素の左にある要素は、共有結合を介して連結要素の右にある要素と直接結合している。例えば、化学構造が−LS−M−LS’−と表され、Mが結合として選択される場合、その化学構造は−LS−LS’−となる。示された構造中の2つ以上の隣接連結要素が結合である場合、これらの連結要素の左にある要素は、共有結合を介してこれらの連結要素の右にある要素と直接結合している。例えば、化学構造が−LS−M−LS’−M’−LS”−と表され、MおよびLS’が結合として選択される場合、その化学構造は−LS−M’−LS”−となる。同様に、化学構造が−LS−M−LS’−M’−LS”−と表され、M、LS’およびM’が結合である場合、その化学構造は−LS−LS”−となる。
ある化学式をある部分を説明するために使用する場合、ダッシュは、自由原子価を有する部分(moiety)の一部分(portion)を表す。
ある部分が「場合によって置換されている」と記載されている場合、その部分は置換されていても置換されていなくてもよい。ある部分が、特定の数までの非水素基で場合によって置換されていると記載されている場合、その部分は置換されていなくても、またはその特定の数までの非水素基またはその部分上の置換可能な位置の最大数までのどちらか少ない方まで置換されていてもよい。したがって、例えば、ある部分が最大で3個の非水素基で場合によって置換された複素環と記載されている場合、2つ以下の置換可能位置を有する任意の複素環は、その複素環が置換可能位置を有しているのと同じ数だけの非水素基で場合によって置換されていることになる。例示すると、テトラゾリル(これは置換可能位置を1つだけしかもたない。)は、最大で1個の非水素基で場合によって置換されていることになる。さらに例示すると、あるアミノ窒素が最大での2個の非水素基で場合によって置換されていると記載されている場合、第一アミノ窒素は最大で2個の非水素基で場合によって置換されていることになり、他方、第二アミノ窒素は最大で1個だけの非水素基で場合によって置換されていることになる。
「アルケニル」という用語は、1つもしくは複数の二重結合を含む直鎖状または分枝状ヒドロカルビル鎖を意味する。各炭素−炭素二重結合は、二重結合炭素上で置換された基に対して、アルケニル部分内でcis型配置を有していてもtrans型配置を有していてもよい。アルケニル基の非限定的な例には、エテニル(ビニル)、2−プロペニル、3−プロペニル、1,4−ペンタジエニル、1,4−ブタジエニル、1−ブテニル、2−ブテニルおよび3−ブテニルが含まれる。
「アルケニレン」という用語は、直鎖状であっても分枝状であってもよく、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含む二価不飽和ヒドロカルビル鎖を指す。アルケニレン基の非限定的な例には、−C(H)=C(H)−、−C(H)=C(H)−CH2−、−C(H)=C(H)−CH2−CH2−、−CH2−C(H)=C(H)−CH2−、−C(H)=C(H)−CH(CH3)−および−CH2−C(H)=C(H)−CH(CH2CH3)−が含まれる。
「アルキル」という用語は、直鎖状または分枝状飽和ヒドロカルビル鎖を意味する。アルキル基の非限定的な例には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソ−アミルおよびヘキシルが含まれる。
「アルキレン」という用語は、直鎖状であっても分枝状であってもよい二価飽和ヒドロカルビル鎖を表す。アルキレンの代表的な例には、これらに限定されないが、−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2−、−CH2CH2CH2CH2−および−CH2CH(CH3)CH2−が含まれる。
「アルキニル」という用語は、1つもしくは複数の三重結合を含む直鎖状または分枝状ヒドロカルビル鎖を意味する。アルキニルの非限定的な例には、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、3−プロピニル、デシニル、1−ブチニル、2−ブチニルおよび3−ブチニルが含まれる。
「アルキニレン」という用語は、直鎖状であっても分枝状であってもよく、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有する二価不飽和炭化水素基を指す。代表的なアルキニレン基の例には、例えば−C≡C−、−C≡C−CH2−、−C≡C−CH2−CH2−、−CH2−C≡C−CH2−、−C≡C−CH(CH3)−および−CH2−C≡C−CH(CH2CH3)−が含まれる。
「炭素環」、「炭素環(の)」または「カルボシクリル」という用語は、ゼロ個のヘテロ原子の環原子を含む、飽和した(例えば、「シクロアルキル」)、部分的に飽和した(例えば、「シクロアルケニル」または「シクロアルキニル」)または完全に不飽和の(例えば、「アリール」)環系を指す。「環原子」または「環員」は、一緒に結合して1つまたは複数の環を形成する原子である。カルボシクリルは、これらに限定されないが、単環、2個の縮合環または架橋もしくはスピロ環であってよい。置換カルボシクリルはcis型配置を有していてもtrans型配置を有していてもよい。カルボシクリル基の代表的な例には、これらに限定されないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロペンテニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキサジエニル、アダマンチル、デカヒドロ−ナフタレニル、オクタヒドロ−インデニル、シクロヘキセニル、フェニル、ナフチル、インダニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフチル、インデニル、イソインデニル、デカリニルおよびノルピナニル(norpinanyl)が含まれる。炭素環基は、置換可能な任意の炭素環原子を介して親分子部分と結合していてよい。炭素環基が、示された化学構造において他の2つの要素と連結する二価部分(例えば式I中のA)である場合、その炭素環基は、2つの任意の置換可能な環原子を介して他の2つの要素と結合していてよい。同様に、炭素環基が、示された化学構造において他の3つの要素と連結する三価部分(例えば式I中のX)である場合、その炭素環基は、それぞれ3つの任意の置換可能な環原子を介して他の3つの要素と結合していてよい。
「カルボシクリルアルキル」という用語は、アルキレン基を介して親分子部分に付加されているカルボシクリル基を指す。例えば、C3−C6カルボシクリルC1−C6アルキルは、C1−C6アルキレンを介して親分子部分に付加されているC3−C6カルボシクリル基を指す。
「シクロアルケニル」という用語は、ゼロ個のヘテロ原子環員を有する非芳香族、部分不飽和カルボシクリル部分を指す。シクロアルケニル基の代表的な例には、これらに限定されないが、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニルおよびオクタヒドロナフタレニルが含まれる。
「シクロアルキル」という用語は、ゼロ個のヘテロ原子環員を含む飽和カルボシクリル基を指す。シクロアルキルの非限定的な例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、デカリニルおよびノルピナニルが含まれる。
接頭辞「ハロ」は、接頭辞がそれに付けられている置換基が、1つもしくは複数の独立に選択されるハロゲン基で置換されていることを示す。例えば、「C1−C6ハロアルキル」は、1個または複数の水素原子が、独立に選択されるハロゲン基で置き換えられているC1−C6アルキル置換基を意味する。C1−C6ハロアルキルの非限定的な例には、クロロメチル、1−ブロモエチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよび1,1,1−トリフルオロエチルが含まれる。置換基が2つ以上のハロゲン基で置換されている場合、それらのハロゲン基は同じであっても異なっていてもよい(別段の記述がない限り)ことを理解すべきである。
「複素環」、「ヘテロシクロ」または「ヘテロシクリル」という用語は、その環原子の少なくとも1つがヘテロ原子(すなわち、窒素、酸素または硫黄)であり、残りの環原子が炭素、窒素、酸素および硫黄からなる群から独立に選択される飽和(例えば、「ヘテロシクロアルキル」)、部分不飽和(例えば、「ヘテロシクロアルケニル」または「ヘテロシクロアルキニル」)または完全不飽和(例えば、「ヘテロアリール」)環系を指す。複素環は、これらに限定されないが、単環、2個の縮合環または架橋もしくはスピロ環であってよい。複素環基は、その基の中の置換可能な任意の炭素または窒素原子を介して親分子部分と連結されていてよい。複素環基が、示された化学構造において他の2つの要素と連結する二価部分(例えば式I中のA)である場合、その複素環基は、2つの任意の置換可能な環原子を介して他の2つの要素と結合していてよい。同様に、複素環基が、示された化学構造において他の3つの要素と連結する三価部分(例えば式I中のX)である場合、その複素環基は、それぞれ3つの任意の置換可能な環原子を介して他の3つの要素と結合していてよい。
ヘテロシクリルは、これに限定されないが、単環を含む単環であってよい。単環の非限定的な例には、フラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロフラニル、ピロリル、イソピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、イミダゾリル、イソイミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、ジチオリル、オキサチオリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアゾリニル、イソチアゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、チオジアゾリル、オキサチアゾリル、オキサジアゾリル(1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル(「アゾキシミル」としても公知である。)、1,2,5−オキサジアゾリル(「フラザニル」としても公知である。)および1,3,4−オキサジアゾリルを含む。)、オキサトリアゾリル(1,2,3,4−オキサトリアゾリルおよび1,2,3,5−オキサトリアゾリルを含む。)、ジオキサゾリル(1,2,3−ジオキサゾリル、1,2,4−ジオキサゾリル、1,3,2−ジオキサゾリルおよび1,3,4−ジオキサゾリルを含む。)、オキサチオラニル、ピラニル(1,2−ピラニルおよび1,4−ピラニルを含む。)、ジヒドロピラニル、ピリジニル、ピペリジニル、ジアジニル(ピリダジニル(「1,2−ジアジニル」としても公知である。)、ピリミジニル(「1,3−ジアジニル」としても公知である。)およびピラジニル(「1,4−ジアジニル」としても公知である。)を含む。)、ピペラジニル、トリアジニル((s−トリアジニル(「1,3,5−トリアジニル」としても公知である。)、as−トリアジニル(1,2,4−トリアジニルとしても公知である。)およびv−トリアジニル(「1,2,3−トリアジニルとしても公知である。)を含む、オキサジニル(1,2,3−オキサジニル、1,3,2−オキサジニル、1,3,6−オキサジニル(「ペントオキサゾリル」としても公知である。)、1,2,6−オキサジニルおよび1,4−オキサジニルを含む。)、イソオキサジニル(o−イソオキサジニルおよびp−イソオキサジニルを含む。)、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、オキサチアジニル(1,2,5−オキサチアジニルまたは1,2,6−オキサチアジニルを含む。)、オキサジアジニル(1,4,2−オキサジアジニルおよび1,3,5,2−オキサジアジニルを含む。)、モルホリニル、アゼピニル、オキセピニル(oxepinyl)、チエピニル(thiepinyl)、チオモルホリニルならびにジアゼピニルが含まれる。
ヘテロシクリルはまた、これらに限定されないが、2個の縮合環を含む二環、例えばナフチリジニル([1,8]ナフチリジニルおよび[1,6]ナフチリジニルを含む。)、チアゾールピリミジニル、チエノピリミジニル、ピリミドピリミジニル、ピリドピリミジニル、ピラゾロピリミジニル、インドリジニル、ピリジニル、ピラノピロリル、4H−キノリジニル、プリニル、ピリドピリジニル(ピリド[3,4−b]−ピリジニル、ピリド[3,2−b]−ピリジニルおよびピリド[4,3−b]−ピリジニルを含む。)、ピリドピリミジンおよびプテリジニルであってもよい。縮合環複素環の非限定的な他の例には、ベンゾ縮合ヘテロシクリル、例えばインドリル、イソインドリル、インドレニル(「プソイドインドリル」としても公知である。)、イソインダゾリル(「ベンズピラゾリル」またはインダゾリルとしても公知である。)、ベンザジニル(キノリニル(「1−ベンザジニル」としても公知である。)およびイソキノリニル(「2−ベンザジニル」としても公知である。)を含む。)、ベンズイミダゾリル、フタラジニル、キノキサリニル、ベンゾジアジニル(シンノリニル(「1,2−ベンゾジアジニル」としても公知である。)およびキナゾリニル(「1,3−ベンゾジアジニル」としても公知である。)を含む。)、ベンゾピラニル(「クロメニル」および「イソクロメニル」を含む。)、ベンゾチオピラニル(「チオクロメニル」としても公知である。)、ベンズオキサゾリル、インドオキサジニル(「ベンズイソオキサゾリル」としても公知である。)、アンスラニリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル、ベンゾオキサジアゾリル、ベンゾフラニル(「クマロニル」としても公知である。)、イソベンゾフラニル、ベンゾチエニル(「ベンゾチオフェニル」、「チオナフテニル」および「ベンゾチオフラニル」としても公知である。)、イソベンゾチエニル(「イソベンゾチオフェニル」、「イソチオナフテニル」および「イソベンゾチオフラニル」としても公知である。)、ベンゾチアゾリル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[d]チアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾオキサジニル(1,3,2−ベンゾオキサジニル、1,4,2−ベンゾオキサジニル、2,3,1−ベンゾオキサジニルおよび3,1,4−ベンゾオキサジニルを含む。)、ベンズイソオキサジニル(1,2−ベンズイソオキサジニルおよび1,4−ベンズイソオキサジニルを含む。)ならびにテトラヒドロイソキノリニルが含まれる。
ヘテロシクリルは、これらに限定されないが、スピロ環系、例えば1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカニルであってもよい。
ヘテロシクリルは、環員として1個または複数の硫黄原子を含むことができ;いくつかの場合、その硫黄原子は酸化されてSOまたはSO2となっている。ヘテロシクリル中の窒素ヘテロ原子は四級化されていてもいなくてもよく、酸化されてNオキシドになっていてもいなくてもよい。さらに、窒素ヘテロ原子はN保護されていてもいなくてもよい。
化学式中の
「薬学的に許容される」という用語は、その修飾された名詞が、医薬品としてまたは医薬品の一部として使用するのに適していることを意味する形容詞として使用される。
「治療有効量」という用語は、意味のある患者利益、例えばウイルス量の減少を示すのに十分である各活性物質の全量を指す。
「プロドラッグ」という用語は、化学的または代謝的に開裂可能な基を有しており、加溶媒分解または生理学的条件下で、インビボで薬剤として活性な本発明の化合物になる本発明の化合物の誘導体を指す。化合物のプロドラッグは、その化合物の官能基(アミノ、ヒドロキシまたはカルボキシ基など)の反応によって、慣用的方法で形成させることができる。プロドラッグはしばしば、哺乳動物において、溶解性、組織適合性または遅延放出という利点を提供する(Bungard、H.、DESIGN OF PRODRUGS、7−9、21−24頁、Elsevier、Amsterdam 1985を参照されたい。)。プロドラッグには、例えば親酸性化合物の適切なアルコールとの反応によって調製されるエステル、または親酸性化合物の適切なアミンとの反応によって調製されるアミドなどの当業界の実務者に周知の酸誘導体が含まれる。プロドラッグの例には、これらに限定されないが、本発明の化合物中のアルコールまたはアミン官能基のアセテート、ホーメート、ベンゾエートまたは他のアシル化誘導体が含まれる。
「溶媒和物」という用語は、本発明の化合物と有機かまたは無機である1つまたは複数の溶媒分子の物理的結合を指す。この物理的結合は、しばしば、水素結合を含む。特定の場合、例えば1つまたは複数の溶媒分子が結晶性固体の結晶格子中に取り込まれている場合、溶媒和物は単離可能となる。「溶媒和物」は溶液相と分離可能な溶媒和物の両方を包含する。例示的な溶媒和物には、これらに限定されないが、水和物、エタノレートおよびメタノレートが含まれる。
「N保護基」または「N保護された」という用語は、望ましくない反応に対してアミノ基を保護することができる基を指す。一般的に使用されるN保護基はGreene and Wuts、PROTECTIVE GROUPS IN ORGANIC SYNTHESIS(3rd ed.、John Wiley & Sons、NY(1999)に記載されている。N保護基の非限定的な例には、アシル基、例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル、t−ブチルアセチル、2−クロロアセチル、2−ブロモアセチル、トリフルオロアセチル、トリクロロアセチル、フタリル、o−ニトロフェノキシアセチル、ベンゾイル、4−クロロベンゾイル、4−ブロモベンゾイルまたは4−ニトロベンゾイル;スルホニル基、例えばベンゼンスルホニルまたはp−トルエンスルホニル;スルフェニル基、例えばフェニルスルフェニル(フェニル−S−)またはトリフェニルメチルスルフェニル(トリチル−S−);スルフィニル基、例えばp−メチルフェニルスルフィニル(p−メチルフェニル−S(O)−)またはt−ブチルスルフィニル(t−Bu−S(O)−);カルバメート形成基、例えばベンジルオキシカルボニル、p−クロロベンジルオキシカルボニル、p−メトキシベンジルオキシカルボニル、p−ニトロベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、p−ブロモベンジルオキシカルボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、3,5−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、2,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、2−ニトロ−4,5−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、3,4,5−トリメトキシベンジルオキシカルボニル、1−(p−ビフェニリル)−1−メチルエトキシカルボニル、ジメチル−3,5−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、ベンズヒドリルオキシカルボニル、t−ブチルオキシカルボニル、ジイソプロピルメトキシカルボニル、イソプロピルオキシカルボニル、エトキシカルボニル、メトキシカルボニル、アリルオキシカルボニル、2,2,2−トリクロロ−エトキシ−カルボニル、フェノキシカルボニル、4−ニトロ−フェノキシカルボニル、シクロペンチルオキシカルボニル、アダマンチルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル、またはフェニルチオカルボニル;アルキル基、例えばベンジル、p−メトキシベンジル、トリフェニルメチルまたはベンジルオキシメチル;p−メトキシフェニル;およびシリル基、例えばトリメチルシリルが含まれる。好ましいN保護基には、ホルミル、アセチル、ベンゾイル、ピバロイル、t−ブチルアセチル、フェニルスルホニル、ベンジル、t−ブチルオキシカルボニル(Boc)およびベンジルオキシカルボニル(Cbz)が含まれる。
以下のスキーム、中間体および実施例の説明において使用する略語は:Acはアセチル;aqまたはaq.は水性;Bocはt−ブトキシカルボニル;Buはブチル;n−Buすなわちn−ブチル;t−Buまたはtert−ブチルすなわち第三ブチル;Cbzはベンジルオキシカルボニル;DCIは脱離化学イオン化;DEPBTは3−(ジエトキシホスホリルオキシ)−1,2,3−ベンゾトリアジン−4(3H)−オン;DMEは1,2−ジメトキシエタン;DMFはN,N−ジメチルホルムアミド;DMSOはジメチルスルホキシド;dppfは1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン;EDC、EDACまたはEDCIはN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩;ESIはエレクトロスプレーイオン化;Etはエチル;EtOAcは酢酸エチル;EtOHはエタノール;Et2Oはジエチルエーテル;Eqまたはequivは当量;Fmocは9−フルオレニルメトキシカルボニル;HATUはO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート;HMDSはヘキサメチルジシラザン;HOBtは1−ヒドロキシベンゾトリアゾール;HPLCは高速液体クロマトグラフィー;LCMSは液体クロマトグラフィー/質量分析;Meはメチル;MeOHはメタノール;NBSはN−ブロモスクシンイミド;OAcはアセテート;OTfはトリフラートまたはトリフルオロメタンスルホネート;PA−Phは1,3,5,7−テトラメチル−2,4,8−トリオキサ−6−フェニル−6−ホスファアダマンタン;Phはフェニル;psiまたはpsigはポンド/平方インチ(気体);PyBOP(登録商標)は(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート;SEMは2−(トリメチルシリル)エトキシメチル;T3Pはプロパンホスホン酸無水物;Tfはトリフルオロスルホニル;TFAはトリフルオロ酢酸;THFはテトラヒドロフラン;Trocは2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル;v/vは体積/体積;wt%は重量パーセント;およびw/vは重量/体積を表す。
他の非限定的な例として、本発明の化合物は、スキームIに示すようにして調製することができる。ジアミン(I−1)を、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジクロロメタンまたはジメチルスルホキシドなどの溶媒中、ヒューニッヒ塩基、ピリジン、2,6−ルチジン、4−メチルモルホリンまたはトリエチルアミンなどのアミン塩基を追加するかしないで、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩/1−ヒドロキシベンゾトリアゾール[EDAC/HOBT]、(ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ)トリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート[PyBOP(登録商標)]、O−(7−アザゼンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート[HATU]または3−(ジエトキシホスホリルオキシ)−1,2,3−ベンゾトリアジン−4(3H)−オン[DEPBT]などのペプチドカップリング試薬の存在下で、適切に保護されたプロリン酸[t−ブトキシカルボニル(Boc)を示しているが、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル(Troc)または9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)が置換されていてもよい]と反応して(I−2)を生成させることができる。テトラヒドロフラン、ジオキサンまたはジクロロメタンなどの有機溶媒中での式(I−3)のアルデヒドとトリ−n−ブチルスズなどのトリアルキルスズのアニオンとの反応、続くメチルクロロホーメートなどのクロロホーメートとの反応(ここで、RPはアルキル(メチル、エチル等)、ベンジル(例えば、ベンジル、4−メトキシベンキシル等)、トリアルキルシリル(例えば、トリイソプロピルシリル)などの非電子求引性置換基であり;R’はアルキル基であり;RAはアルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキルまたはハロアルコキシであり、nは0、1、2、3または4である。)は式(I−4)の化合物をもたらすことができる。アルケン(I−2)を、ジクロロメタンまたはトルエンなどの有機溶媒中、トルエンスルホン酸などの適切な酸またはボロントリフルオリドエテレートなどの他の試薬の存在下で、1−5当量またはそれ以上の式(I−4)の化合物と反応して式(I−5)のシクロプロパン化合物を生成させることができる[Sugawara、M.ら、J.Am.Chem.Soc.1997、119、11986頁]。(I−6)を得るためのt−ブトキシカルボニル(Boc)保護基の取り外しは、トリフルオロ酢酸、HClまたはギ酸などの酸で処理することによって実施することができる。TおよびRDが上記した通りである本発明の化合物(I−7)は、標準的なペプチドカップリング試薬および上述した条件を用いて、(I−6)を最適の酸とカップリングさせることによって調製することができる。
RAおよびRPがスキームIにて定義されている通りであり、RDおよびTが上記した通りである、1、2、3または4個の基RAで場合によって置換されている本発明のある種の化合物(II−7)は、スキームIIに図示した一般的方法に従って調製できる。
ジブロモスチルベン(II−1)を、約80℃から約120℃の温度で、トルエンなどであるがこれに限定されない溶媒中、酢酸カリウムと共にビス(ピナコレート)ジボロンと反応させて、アルケン(II−2)を得ることができる。アルケン(II−2)を、トルエンスルホン酸などの適切な酸または三フッ化ホウ素エーテレートなどの他の試薬の存在下、ジクロロメタンまたはトルエンなどの有機溶媒中で、1から5当量またはそれ以上の式(1−4)の化合物と反応させて、式(II−3)のシクロプロパン化合物を得ることができる。シクロプロパン化合物(II−3)を、鈴木反応条件を用い、P1が窒素保護基であるブロモイミダゾール(II−4)と反応させて、フェニルイミダゾール(II−5)を得ることができる。鈴木反応を媒介するのに効果的である様々な反応条件は当業者に周知である。特に、(II−5)を生成するための(II−3)と(II−4)との反応は、トルエンと水との混合物中で、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)[Pd(dppf)Cl2]触媒および炭酸カリウムを用いて、約100℃に加熱して行うことができる。(II−6)を得るための保護基の除去は、当業者に知られており、使用した特定の保護基に依存する方法を用いて達成することができる。TおよびRDが上記した通りである本発明の化合物(II−7)は、標準のペプチドカップリング試薬および上記した条件を用いて、(II−6)と適切に官能化されたアミノ酸誘導体とをカップリングすることによりを調製できる。
P1が上記した通りの窒素保護基である一般式(II−4)の中間体は、スキームIIIにおける一般的方法を用いて調製できる。
例えば、重炭酸ナトリウムの存在下、ジクロロメタンなどであるがこれに限定されない溶媒中、アルコール(III−1)とデス−マーチンペルヨージナンとを反応させるなどの周知の方法を用いて、アルコール(III−1)をアルデヒド(III−2)に酸化することができる。化合物(III−2)を、メタノール/水中でグリオキサールおよび水酸化アンモニウムと反応させて、(III−3)を得ることができる。次に、化合物(III−3)を、ジクロロメタンなどであるがこれに限定されない溶媒中、0℃から室温の温度で、N−ブロモスクシンイミドを用いてブロム化して、(III−4)を得ることができる。化合物(III−4)を、ジオキサンと水との混合物中、加熱還流しながら、亜硫酸ナトリウム(Na2SO3)と反応させることによりモノ脱ブロム化して、中間体(II−4)を得ることができる。中間体(II−4)について特定の立体化学は指定されていないが、前述の化学的方法を用いて、(II−4)をラセミ体または単一のエナンチオマー(RまたはS立体化学)として調製できる。出発物質アルコール(III−1)の(R)または(S)立体化学を選択することにより、最終化合物の対応する炭素で単一の絶対立体化学を有する本発明の化合物が導かれる。
一般構造式(VI−2)のベンゾイミダゾール誘導体は、スキームIV−VIに要約した合成順序により調製できる。スキームIVに示すように、必要なスチルベン誘導体(IV−6)は、重炭酸ナトリウム水溶液などであるがこれに限定されない適切な塩基の存在下で、臭化物(IV−1)を二炭酸ジ−tert−ブチルジで処理してビス−t−ブトキシカルボニル保護(IV−2)を得ることから開始して調製できる。臭化物(IV−2)を、薗頭条件下、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドなどの適切なパラジウム触媒を用い、ヨウ化銅(I)などであるがこれに限定されない銅塩およびトリエチルアミンまたはジイソプロピルアミンなどの適切なアミン塩基の存在下、トリメチルシリルアセチレンなどのアセチレン誘導体と反応させる。次いで、このように得られたアセチレン(IV−3)を、炭酸カリウムもしくは水酸化カリウムなどの適切なアルコール中の塩基で処理することによりまたはテトラブチルアンモニウムフルオリドの形態でのフッ素イオンで処理することにより脱保護して、アセチレン誘導体(IV−4)を得る。(IV−4)をジイソピノカンフェイルボランでハイドロボレーションし、続いて、得られたトリアルキルボランをアセトアルデヒドなどのアルデヒドと反応させ、ジアルキルボレートを水中で加水分解することにより、ボロネート(IV−5)を調製して、ボロン酸(IV−5)を得る。次いで、スチルベン(IV−6)は、リン酸三カリウム、炭酸カリウムなどの水性塩基の存在下、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンなどの適切な溶媒中、ホスフィンリガンドと共に、好ましくはCytec(登録商標)フェニルホスファアダマンチルリガンド(PA−Ph)(Adjabeng,J.ら、Org.Lett.2003年、5巻、953頁;Adjabeng,J.ら、J.Org.Chem.2004年、69巻、5082頁)と共に、パラジウム(II)塩またはトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)などのパラジウム(0)源のいずれかにより触媒される、ボロン酸(IV−5)と臭化物(IV−2)との鈴木−宮浦カップリングから得ることができる。
次いで、スキームVに示すように、スチルベン(IV−6)を、三フッ化ホウ素エーテレートなどのルイス酸の存在下、トルエンまたはジクロロメタン(またはこれらの混合物)などの溶媒中で、スタンナン(I−4)と反応させて、シクロプロパン(V−1)を得ることができる。シクロプロパン誘導体(V−1)は、スキームVおよびVIに要約した変換の順序により、ベンゾイミダゾール環系に変換できる。当業者に知られているいくつかの酸性条件で(V−1)を処理することにより、テトラアミン(V−2)を得る。テトラアミン(V−2)は、好ましくは、ジイソプロピルエチルアミンもしくはN−メチルモルホリンなどのアミン塩基の存在下でカップリング剤であるO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)を用いて、または当業者に知られている他のカップリング剤を用いて、2当量の適切に保護されたプロリン酸(t−ブトキシカルボニル(Boc)が示されており、ベンジルオキシカルボニルまたは9−フルオレニルメトキシカルボニルなどの他の保護基も有用である。)とカップリングさせて、2種の位置異性体のアニリド(V−3)および(V−4)を得ることができる。位置異性体のアニリドは分離せず、トルエンまたはテトラヒドロフラン(またはこれらの混合物)中、50−85℃の範囲の温度で、5−10当量の氷酢酸で処理することにより(V−6)に直接環化する。
ベンゾイミダゾール(V−6)は、スキームVIに示した変換の順序により、本発明の代表的な化合物に変換できる。示すように、(V−6)を適切な酸で処理することにより2つのt−ブトキシカルボニル(Boc)保護基を除去して、ジアミン(VI−1)を得る。次いでジアミン(VI−1)を、当業者に知られているアミノ酸カップリング方法を使用することにより、2当量の適切に官能化されたアミノ酸誘導体とカップリングして、RAおよびRPがスキームIにて定義されている通りであり、n、RDおよびTが上記で定義されている通りである、最終のベンゾイミダゾール誘導体(VI−2)を得ることができる。
さらなる本発明の化合物は、スキームVIIに概説した方法に従って調製できる。Rがベンジル、4−メトキシベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、メチル、トリイソプロピルシリルなどの基である化合物(VII−1)は、フェノール性酸素からこれらの基を除去するために公知の標準条件を用いて、化合物(VII−2)に変換できる。例えば、Rがベンジルまたはメチルである場合、(VII−1)は、BBr3で処理することにより(VII)−2に変換できる。Rがトリイソプロピルシリルである場合、(VII−1)は、フッ化物源と反応させることにより(VII−2)に変換できる。化合物(VII−2)は、トリフルオロメタンスルホン酸無水物などのトリフレート源と反応させることにより化合物(VII−3)に変換できる。化合物(VII−3)は、周知である鈴木、薗頭またはブッフバルト反応などの芳香族トリフレートの有機変換を用いて、さらなる本発明の化合物に変換できる。鈴木反応を用いて、(VII−3)を、1−シクロヘキセン−イル−ボロン酸ピナコールエステルまたは他のボロン酸/エステルなどであるがこれらに限定されない、適切なボロン酸またはエステルであるR100B(OR’)2(式中、R’は水素、アルキルであるか、または、酸素原子およびそれらが結合している隣接するホウ素原子と一緒になってジオキサボロランもしくはジオキサボリナンを形成している。)と、パラジウム源およびホスフィンリガンド(例えば、PdCl2[dppf]2)ならびに塩基(例えば、トリエチルアミン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸カリウム、重炭酸ナトリウム)の存在下、DMEおよび水などであるがこれらに限定されない溶媒中、約80℃から約100℃の温度で反応させることにより、R100がアルケニル、アリール、ヘテロアリールまたはシクロアルケニルなどの基である化合物(VII−4)に変換できる。アルケンボロン酸/エステルまたはシクロアルケニルボロン酸/エステルを用いる鈴木反応から誘導され、R100基にアルケンを有する化合物(VII−4)は、R100に存在するアルケンを反応させることにより(例えば、触媒的水素化による還元)、本発明の化合物をさらに調製できる。鈴木反応を媒介するのに効果的である様々な反応条件は当業者に周知である。芳香族、ヘテロ芳香族もしくはヘテロ環式ボロネートまたはボロン酸などの鈴木反応に利用される他の基質より、R100にヘテロアリール、ヘテロ環式またはアリール基を有する化合物(VII−4)を得ることができる。適切に置換されたアミンをブッフバルト型反応にてトリフレート(VII−3)と結合させて、化合物(VII−5)(式中、R101およびR102は、各々アルキルであるまたはこれらが結合している窒素原子と一緒にされてヘテロシクロアルキルを形成している。)を得ることができる。この変換に効果がある適切な条件は、以下の参考文献に見ることができる:WolfeおよびBuchwald、J.Org.Chem.1997年、1264−1267頁;Louieら、J.Org.Chem.1997年、1268−1273頁;Peng,T.、Yang,D.、Organic Lett.2010年、12巻、496−499頁;Hartwig,J.F.Handbook of Organopalladium Chemistry for Organic Synthesis;Negishi,E.編、Wiley−Interscience:NewYork、2002年、1051−1096頁;Muci,A.R.、Buchwald,S.L.、Top.Curr.Chem.2002年、219巻、131−209頁;Jiang,L.、Buchwald,S.L.、Metal−Catalyzed Cross−Coupling Reactions;De Meijere,A.、Diederich,F.編、Wiley−VCH:NewYork、2004年;699−760頁およびこれらに引用されている参考文献。さらに、置換されたアルキンを薗頭反応で(VII−3)とカップリングさせて、R103がアリールまたはヘテロアリールである化合物(VII−6)を得ることができる。
スキームVIIIに概説した方法に従い、さらなる本発明の化合物を調製できる。J.Org.Chem.2002年、5993−6000頁に記載されている通りに、化合物(VIII−1)を化合物(VIII−2)に変換できる。化合物(VIII−2)は、J.Org.Chem.2002年、5993−6000頁に記載されている条件または当業界で一般的に知られている条件などの条件を用いる、適切なボロン酸またはエステルとの鈴木反応により、化合物(VIII−3)に変換できる。アリールもしくはヘテロアリールボロン酸またはエステルのいずれかを使用できる(フェニルボロン酸との反応の生成物をスキームVIIIに示す。)。J.Org.Chem.2002年、5993−6000頁にさらに記載されている通り、化合物(VIII−3)は、PBr3と反応させることにより化合物(VIII−4)に変換できる。化合物(VIII−4)は、鈴木反応条件(例えば、J.Chem.Soc.Chem.Commun.(1994年)2305−2306頁;Org.Lett.(1999年)1839−1842頁参照)を用いて、4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)フェニルボロン酸またはtert−ブチル4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニルカルバメートと反応させることにより、化合物(VIII−5)に変換できる。化合物(VIII−5)は、Aust.J.Chem.(1997年)149−152頁;J.Med.Chem.(1976年)414−419頁(417頁の表IIIの一番下を参照);ならびにOrg.Lett.(2009年)5450−5453頁および補足情報においてエノン還元として記載されている通りのPtO2またはPd/Cを用いる触媒的水素化により、化合物(VIII−6)に変換できる。化合物(VIII−6)は、以下の参考文献:Ang.Chem.Int.Ed.Eng.(2005年)403−406頁および補足情報;J.Med.Chem.(2008年)8077−8087頁(スキーム2ステップiv参照)および補足情報に示されている通りに、塩基(例えば、NaH、LiHMDS、KHMDS)で処理し、続いて(Tf)2NPhと反応させることにより、化合物(VIII−7)に変換できる。その代わりに、化合物(VIII−5)は、以下の参考文献:J.Org.Chem.(2007年)4616頁および補足情報、S33頁参照;WO2007144174、25頁も参照;http://en.wikipedia.org/wiki/L−selectrideも参照、に記載されている通りに、L−セレクトライドまたはナトリウムセレクトライドを用いて還元し、続いて(Tf)2NPhまたはComins試薬を用いてインサイツで形成したエノレートをトラップすることにより、化合物(VIII−7)に直接変換できる。化合物(VIII−7)は、上記した通りにまたは当業界で一般的に知られている通りに、適切なボロン酸またはエステルを用いる鈴木反応により、化合物(VIII−8)に変換できる。化合物(VIII−8)は、TFA/CH2Cl2またはジオキサン中HClなどの標準条件を用いるBoc除去により、化合物(VIII−9)に変換できる。化合物(VIII−9)は、THF、DMF、ジクロロメタンまたはDMSOなどの溶媒中、N−メチルモルホリン、ヒューニッヒ塩基、ピリジン、2,6−ルチジンまたはトリエチルアミンなどのアミン塩基を加えてまたは加えずに、ペプチドカップリング試薬(例えば、EDAC/HOBT、PyBOP(登録商標)、HATU、T3PまたはDEPBT)を使用するなどの標準のアミン結合形成技法を用いて、(S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸と反応させることにより、化合物(VIII−10)に変換できる。化合物(VIII−10)は、上記で言及したBoc除去条件を用いて、化合物(VIII−11)に変換できる。化合物(VIII−11)は、上記で言及した標準のアミン結合形成条件を用いて、2−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタン酸、2−(メトキシカルボニルアミノ)−3,3−ジメチルブタン酸、2−シクロヘキシル−2−(メトキシカルボニルアミノ)酢酸、2−(メトキシカルボニルアミノ)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)酢酸などであるがこれらに限定されない適切なカルボン酸と反応させることにより、化合物(VIII−12)に変換できる。化合物(VIII−12)は、1−4気圧の水素下、典型的な有機溶媒(例えば、酢酸エチル、メタノールなど)中、PtO2またはPd/Cなどの触媒を用いる触媒的水素化により、化合物(VIII−13)に変換できる。
スキームVIIIに概説した方法から類推して、さらなる本発明の化合物をスキームIXに概説した方法に従って調製できる。化合物(VIII−4)を標準の鈴木条件下で化合物(IX−1)と反応させて、化合物(IX−2)を得ることができる。化合物(IX−2)は、(VIII−5)の(VIII−8)への変換に使用したスキームVIII中の条件およびステップと同様の条件およびステップを用いて、化合物(IX−3)に変換できる。その代わりに、(IX−1)および(IX−2)のベンゾイミダゾールはSEM誘導体として保護できる。化合物(IX−3)は、(VIII−10)を(VIII−12)に変換するスキームVIIIの方法と同様に、脱保護し、適切な酸と反応させることにより、化合物(IX−4)に変換して化合物を得ることができる。化合物(IX−4)は、(VIII−12)の(VIII−13)への変換と同様に、触媒的水素化により(IX−5)に変換できる。
スキームVIIIおよびIXに概説した方法から類推して、さらなる本発明の化合物をスキームXに概説した方法に従って調製できる。化合物(VIII−4)を標準の鈴木条件下で化合物(X−1)と反応させて、化合物(X−2)を得ることができる。化合物(X−2)は、(VIII−5)の(VIII−8)への変換に使用したスキームVIII中の条件およびステップと同様の条件およびステップを用いて、化合物(X−3)に変換できる。化合物(X−3)は、スキームVIIIおよびIXの方法と同様に、シクロペンテンまたはシクロペンタンコアのいずれかを有する化合物(X−4)に変換できる。
前述のスキームVIII、IXおよびXは、例として、5員炭素環式コアを有する本発明の化合物の合成を示している。当業者に容易に明らかなように、これらの方法を修正して、2−ブロモ−3−エトキシシクロヘキサ−2−エノン(J.Org.Chem.1990年、4025−33頁参照)または3−エトキシシクロヘプタ−2−エノン(Helv.Chim.Acta、2010年、17−24頁、Synthesis、1995年、1432−4頁参照)などであるがこれらに限定されない適切な出発物質を選択することにより、6または7員炭素環式コアを有する化合物を調製することもできる。前述のスキームVIII−Xを修正して、各鈴木反応について識別可能なボロン酸またはエステルを適切に選択することにより、異なる基が中心核に隣接している本発明の化合物を生成することもできる。例えば、一方にベンゾイミダゾール部分および他方にフェニルイミダゾールまたは一方にベンゾイミダゾールおよび他方にフェニルアミドまたは一方にフェニルアミドおよび他方にフェニルイミダゾールを有する化合物が調製できる。
X13がアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルコキシカルボニルなどである化合物(XI−1)を、上記したペプチドカップリング手順を用い、酸(例えば、(S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸)とカップリングさせてアミドを得、これを酢酸中で約100℃に加熱して(XI−2)を得ることができる。化合物(XI−2)を、ジクロロメタン中SEM−Clおよびジイソプロピルエチルアミンと反応させて、(XI−3)を得ることができる。便宜的な説明図では、ベンゾイミダゾール上のSEM保護基は、ベンゾイミダゾールの特定の窒素に結合していると示されている。実際のSEM基の置換位置は、いずれかの窒素上であってよい(すなわち、(XI−3)は位置異性体の混合物であってよい。)。引き続く化合物において、SEM基の位置異性により、分離できるまたは分離できないSEM位置異性体の混合物が得られる。実際に、SEM位置異性体は最後まで混合物とすることができる。化合物(XI−2)および(XI−3)の各々を、酢酸カリウムなどの塩基、PdCl2(dppf)−CH2Cl2などの触媒の存在下、DMSO、ジメトキシエタンまたはジオキサンなどの溶媒中、60−100℃の間に加熱しながらビス(ピナコレート)二ホウ素と反応させることにより、個々に対応するピナコールボロネートに変換できる。
化合物(VIII−2)は、上記した通り、各種のボロン酸またはエステルと反応できる。(VIII−2)との反応に適切なある種のボロン酸(式中、qは0、1または2であり、RAはハロ、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシなどであり、nは0、1、2、3または4である。)は、スキームXIIに概説した通りに調製できる。ブロモアニリンを、一般的にベンゼン、トルエン、DMFなどの溶媒中、約50−100℃に加熱しながらジハロアルカン(例えば、1,5−ジブロモペンタン)と反応させて、アゼチジン、ピロリジンまたはピペリジンなどを形成することができる(J.Org.Chem.1984年、269−276頁;J.Org.Chem.1983年、4649−4658頁参照)。次に、これらの生成物を、DMSOなどの溶媒中、約50−100℃に加熱しながら、ビス(ピナコレート)二ホウ素、PdCl2(dppf)などのパラジウム触媒、KOAcなどの塩基と反応させることにより、対応するピナコールボロネートに変換できる。
式(VIII−5)の化合物を式(VIII−12)の化合物に変換するスキームVIII中の手順の代替を、スキームXIIIに記載している。式(VIII−5)の化合物を、活性炭担持パラジウム触媒の存在下、メタノール中で水素化して、式(XIII−1)の化合物を得ることができる。次いでシクロペンタノール部分は、デス−マーチンペルヨージナンなどであるがこれに限定されない適切な酸化剤を用いて酸化させることができる。引き続き、tert−ブトキシカルボニル基を酸性条件下で除去して、式(XIII−2)の化合物を得ることができる。次いで式(XIII−2)の化合物を、熱および酸の存在下、ヘキサン−2,5−ジオンと反応させて、ピロール保護基を得ることができる。次いで塩基(例えば、NaH、LiHMDS、KHMDS)で処理し、続いて(Tf)2NPhと反応させて、式(XIII−3)の化合物を得る。スキームVIIIにおいて式(XIII−7)の化合物を式(XIII−8)の化合物に変換するために記載した鈴木反応条件下、式(XIII−3)の化合物を式(XIII−4)の化合物に変換できる。式(XIII−4)の化合物の保護基は、2ステップ手順で除去できる。第1のステップにおいて、式(XIII−4)の化合物を、水酸化カリウムの存在下、加熱したエタノールと水との混合物中、ヒドロキシルアミン塩酸塩で処理して、2,4−ジメチルピロールを除去することができる。次いで、当業者に知られている条件下、酸で処理してtert−ブトキシカルボニル保護基を除去して、式(VIII−9)の化合物を得る。式(VIII−9)の化合物を標準のアミド結合カップリング手順下で式(XIII−5)の化合物とカップリングさせて、式(VIII−12)の化合物を得ることができる。式(VIII−12)の化合物は、スキームVIIIに記載した通りにさらに変換できる。
前述のスキームにおいて、芳香環(例えば、フェニル)が特定の位置化学(例えば、パラ)にて基で置換されている化合物を示している。パラ置換を有する出発物質または中間体は、前述のスキームにおいてパラ置換を有する最終生成物を与える。異なる位置化学(例えば、メタ)を有する出発物質または中間体の前述のスキームでの置換であれば、異なる位置化学を有する最終生成物を与えると考えられることは、当業者に明らかである。例えば、前述のスキームでのパラ置換された出発物質または中間体をメタ置換された出発物質または中間体に置き換えると、メタ置換された生成物が導かれると考えられる。
本明細書に記載した部分(例えば、−NH2または−OH)が合成方法と適合しない場合、その部分は、その方法で使用される反応条件に対して安定である適切な保護基で保護することができる。保護基は、反応手順における適切な箇所で除去して、所望の中間体または標的化合物を得ることができる。部分の保護または脱保護に適切な保護基および方法は当業者に周知であり、その例は前出のGreeneおよびWutsに見ることができる。各個々のステップに至適な反応条件および反応時間は、用いられる特定の反応物および使用される反応物中に存在する置換基に依存して変わり得るものである。溶媒、温度および他の反応条件は、本発明に基づいて当業者が容易に選択することができる。
当業者に明らかなように、本発明の他の化合物は、上記のスキームならびに以下の実施例に記載した手順に従って同様に調製することができる。理解すべき点として、上記の実施形態およびスキームならびに以下の実施例は例示として提供されるものであって、限定するものではない。本発明の範囲内での各種の変更および修正は、本明細書の説明から当業者に明らかになる。
以下の実施例化合物は、ChemDrawバージョン9.0またはACD/Nameリリース12.00 12(ACD v12)のいずれかを用いて命名した。実施例1−8における最終化合物は、ACD v12を用いて命名したと別途断りがない限り、ChemDrawを用いて命名した。中間体は、ACD v12を用いて命名したと別途断りがない限り、ChemDrawを用いて命名した。
以下の実施例化合物は、ACD Nameバージョン12(ACD Name v12)を用いて命名した。他の化合物は、ACD Name v12を用いて命名したと別途断りがない限り、ChemDrawバージョン9.0(v9)を用いて命名した。両方の命名プログラムは、命名用に選択した互変異性体構造に依存する化学名を提供できる。構造は、化学的に識別可能な任意の互変異性体として示されまたは命名され得る。
例えば、互変異性体構造:
(S)−5,5’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(2−((S)−ピロリジン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール)には以下の名が与えられる:
(S)−5,5’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(2−((S)−ピロリジン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール)(Chemdraw v9);
5−(2−[4−(ベンジルオキシ)フェニル]−3−{2−[(2S)−ピロリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル}シクロプロピル)−2−[(2S)−ピロリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール(ACD Name v12)。
互変異性体構造:
には以下の名が与えられる:
(S)−6,6’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(2−((S)−ピロリジン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール)(Chemdraw v9);
6,6’−{3−[4−(ベンジルオキシ)フェニル]シクロプロパン−1,2−ジイル}ビス{2−[(2S)−ピロリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール}(ACD Name v12)。
互変異性体構造:
には以下の名が与えられる:
(S)−6,6’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(2−((S)−ピロリジン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール)(Chemdraw v9);
5−(2−[4−(ベンジルオキシ)フェニル]−3−{2−[(2S)−ピロリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル}シクロプロピル)−2−[(2S)−ピロリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール(ACD Name v12)。
以下の実施例におけるある種の化合物は、逆相HPLCを用いて精製した。精製は、C18またはC8逆相カラムのいずれかを用いて実施した。化合物は、0.1%トリフルオロ酢酸水溶液中約10−100%アセトニトリル;10mM酢酸アンモニウム水溶液中約60−100%メタノール;または10mM酢酸アンモニウム水溶液中約10−95%メタノールの勾配を用いて溶離した。トリフルオロ酢酸を用いて実施した精製については、このように得られた生成物がトリフルオロ酢酸塩の形態である場合がある。化合物は、トリフルオロ酢酸塩としてまたは中和、抽出および単離後に遊離塩基として特性決定することができる。
以下の実施例におけるある種の化合物は、従来のフラッシュクロマトグラフィーなどの順相シリカゲルクロマトグラフィーまたはプレパックシリカゲルカラム(55または35μmシリカゲル、Isco goldカラム)を用いる自動精製システム(例えば、Isco CombiFlash(登録商標)、Analogix Intelliflash)を用いて精製できる。化合物は、分取薄層クロマトグラフィーによっても精製できる。シリカゲルクロマトグラフィー用の典型的な溶媒には、ヘキサン中酢酸エチル、ヘキサン中ジエチルエーテル、ヘキサン中テトラヒドロフラン、塩化メチレン中酢酸エチル、塩化メチレン中メタノール、水酸化アンモニウム含有塩化メチレン中メタノール、ヘキサン中アセトンおよびヘキサン中塩化メチレンなどがある。
本発明の一部と企図される代表的な化合物:
ジメチル([2−(4−tert−ブチルフェニル)シクロペンタ−1−エン−1,3−ジイル]ビス{ベンゼン−4,1−ジイルカルバモイル(2S)ピロリジン−2,1−ジイル[(2S)−3−メチル−1−オキソブタン−1,2−ジイル]})ビスカルバメート;
ジメチル(2S,2’S)−1,1’−((2S,2’S)−2,2’−(4,4’−(2−(4−tert−ブチルフェニル)シクロペンタ−3−エン−1,3−ジイル)ビス(4,1−フェニレン)ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン))ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート;
ジメチル([2−(4−tert−ブチルフェニル)シクロペンタン−1,3−ジイル]ビス{ベンゼン−4,1−ジイルカルバモイル(2S)ピロリジン−2,1−ジイル[(2S)−3−メチル−1−オキソブタン−1,2−ジイル]})ビスカルバメート;
ジメチル([2−(4−シクロプロピルフェニル)シクロペンタ−1−エン−1,3−ジイル]ビス{ベンゼン−4,1−ジイルカルバモイル(2S)ピロリジン−2,1−ジイル[(2S)−3−メチル−1−オキソブタン−1,2−ジイル]})ビスカルバメート;
ジメチル(2S,2’S)−1,1’−((2S,2’S)−2,2’−(4,4’−(2−(4−シクロプロピルフェニル)シクロペンタ−3−エン−1,3−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート;
ジメチル([2−(4−シクロプロピルフェニル)シクロペンタン−1,3−ジイル]ビス{ベンゼン−4,1−ジイルカルバモイル(2S)ピロリジン−2,1−ジイル[(2S)−3−メチル−1−オキソブタン−1,2−ジイル]})ビスカルバメート;
ジメチル([2−(4−tert−ブチルフェニル)シクロヘキサ−1−エン−1,3−ジイル]ビス{ベンゼン−4,1−ジイルカルバモイル(2S)ピロリジン−2,1−ジイル[(2S)−3−メチル−1−オキソブタン−1,2−ジイル]})ビスカルバメート;
ジメチル([2−(4−tert−ブチルフェニル)シクロヘキサン−1,3−ジイル]ビス{ベンゼン−4,1−ジイルカルバモイル(2S)ピロリジン−2,1−ジイル[(2S)−3−メチル−1−オキソブタン−1,2−ジイル]})ビスカルバメート;
メチル{(2S)−1−[(2S)−2−{5−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−3−{2−[(2S)−1−{(2S)−2−[(メトキシカルボニル)アミノ]−3−メチルブタノイル}ピロリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル}シクロペンタ−1−エン−1−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}ピロリジン−1−イル)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル}カルバメート;
ジメチル(2S,2’S)−1,1
’−((2S,2’S)−2,2’−(6,6’−(2−(4−tert−ブチルフェニル)シクロペンタ−3−エン−1,3−ジイル)ビス(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6,2−ジイル))ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート;
メチル{(2S)−1−[(2S)−2−{5−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−3−{2−[(2S)−1−{(2S)−2−[(メトキシカルボニル)アミノ]−3−メチルブタノイル}ピロリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル}シクロペンチル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}ピロリジン−1−イル]−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル}カルバメート;
メチル{(2S)−1−[(2S)−2−{6−[2−(4−シクロプロピルフェニル)−3−{2−[(2S)−1−{(2S)−2−[(メトキシカルボニル)アミノ]−3−メチルブタノイル}ピロリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル}シクロペンタ−1−エン−1−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}ピロリジン−1−イル]−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル}カルバメート;
メチル[(2S)−1−(2−{6−[5−(4−シクロプロピルフェニル)−4−{2−[(2S)−1−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]−3−メチルブタノイル}ピロリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル}シクロペンタ−1−エン−1−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}ピロリジン−1−イル)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル]カルバメート;
メチル{(2S)−1−[(2S)−2−{6−[2−(4−シクロプロピルフェニル)−3−{2−[(2S)−1−{(2S)−2−[(メトキシカルボニル)アミノ]−3−メチルブタノイル}ピロリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル}シクロペンチル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}ピロリジン−1−イル]−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル}カルバメート;
メチル{(2S)−1−[(2S)−2−{6−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−3−{5−フルオロ−2−[(2S)−1−{(2S)−2−[(メトキシカルボニル)アミノ]−3−メチルブタノイル}ピロリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル}シクロペンタ−1−エン−1−イル]−5−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}ピロリジン−1−イル]−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル}カルバメート;
メチル[(2S)−1−(2−{6−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−3−{5−フルオロ−2−[(2S)−1−{2−[(メトキシカルボニル)アミノ]−3−メチルブタノイル}ピロリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル}シクロペンタ−3−エン−1−イル]−5−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}ピロリジン−1−イル)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル]カルバメート;
メチル{(2S)−1−[(2S)−2−{6−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−3−{5−フルオロ−2−[(2S)−1−{(2S)−2−[(メトキシカルボニル)アミノ]−3−メチルブタノイル}ピロリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル}シクロペンチル]−5−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}ピロリジン−1−イル]−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル}カルバメート;
メチル[(2S)−1−{(2S)−2−[6−(2−[3−フルオロ−4−(ピペリジン−1−イル)フェニル]−3−{2−[(2S)−1−{(2S)−2−[(メトキシカルボニル)アミノ]−3−メチルブタノイル}ピロリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル}シクロペンタ−1−エン−1−イル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]ピロリジン−1−イル}−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル]カルバメート;
メチル[(2S)−1−{(2S)−2−[6−(5−[3−フルオロ−4−(ピペリジン−1−イル)フェニル]−4−{2−[(2S)−1−{(2S)−2−[(メトキシカルボニル)アミノ]−3−メチルブタノイル}ピロリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル}シクロペンタ−1−エン−1−イル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]ピロリジン−1−イル}−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル]カルバメート;
メチル[(2S)−1−{(2S)−2−[6−(2−[3−フルオロ−4−(ピペリジン−1−イル)フェニル]−3−{2−[(2S)−1−{(2S)−2−[(メトキシカルボニル)アミノ]−3−メチルブタノイル}ピロリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル}シクロペンチル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]ピロリジン−1−イル}−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル]カルバメート;
メチル{(2S)−1−[(2S)−2−(5−{4−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(4−{2−[(2S)−1−{(2S)−2−[(メトキシカルボニル)アミノ]−3−メチルブタノイル}ピロリジン−2−イル]−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)シクロペンタ−1−エン−1−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル}カルバメート;および
メチル{(2S)−1−[(2S)−2−(5−{4−[5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(4−{2−[(2S)−1−{(2S)−2−[(メトキシカルボニル)アミノ]−3−メチルブタノイル}ピロリジン−2−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}フェニル)シクロペンタ−1−エン−1−イル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル}カルバメート;
メチル{(2S)−1−[(2S)−2−(5−{4−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(4−{2−[(2S)−1−{(2S)−2−[(メトキシカルボニル)アミノ]−3−メチルブタノイル}ピロリジン−2−イル]−1H−イミダゾール−5−イル}フェニル)シクロペンチル]フェニル}−1H−イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−イル]−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル}カルバメート。
中間体の合成
(S)−tert−ブチル2−(4−ブロモ−1H−イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート
中間体1A
(S)−tert−ブチル2−ホルミルピロリジン−1−カルボキシレート
窒素でパージしたオーブン乾燥した500mL3ツ口フラスコに、塩化オキサリル(5.32mL、60.8mmol)および無水ジクロロメタン(125mL)を加え、溶液を−78℃に冷却した。無水DMSO(7.30mL、103mmol)の無水ジクロロメタン(25mL)中溶液を定圧添加漏斗から20分間かけて滴下添加した。(S)−tert−ブチル2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(9.41g、46.8mmol)の無水ジクロロメタン(50mL)中溶液を定圧添加漏斗から20分間かけて滴下添加し、次いで反応混合物を−78℃で30分間撹拌した。トリエチルアミン(32.6mL、234mmol)を注射器により5分間かけて滴下添加し、粘稠性白色混合物を氷水浴中で30分間撹拌した。反応を10%(w/v)クエン酸水溶液(30mL)でクエンチした。混合物を分液漏斗中、Et
2O(550mL)と10%(w/v)クエン酸水溶液との間で分配した。層を分離し、有機相を水およびブラインで洗浄した。有機相を無水Na
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮して、黄色油状物(9.4g)を得、これを次の反応に直接使用した。
中間体1B
(S)−tert−ブチル2−(1H−イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート
中間体1Aからの生成物(20g、100mmol)をメタノール(50.2mL)に溶解し、水酸化アンモニウム(50.2mL)を加えた。この溶液に、グリオキサール(40%水溶液;24.08mL、211mmol)を10分かけて滴下添加した。反応物を室温で終夜撹拌した。反応物を減圧下で濃縮し、水50mLで希釈し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、脱水(Na2SO4)し、濃縮して、黄褐色固体を得た。固体をエーテルで処理し、濃縮した。次いで固体を2:1ジエチルエーテル:ヘキサン(150mL)で摩砕して、固体17gを得、これを次の反応に直接使用した。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm 1.14/1.40(s,9H)、1.81−2.12(m,4H)、3.32−3.33(m,1H)、3.35−3.50(m,1H)、4.72−4.81(m,1H)、6.84(s,1H)、11.68(s,1H)。
中間体1C
(S)−tert−ブチル2−(4,5−ジブロモ−1H−イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート
N−ブロモスクシンイミド(108mmol)を、中間体1Bからの生成物(12.05g、50.8mmol)のジクロロメタン(200mL)中冷却(0℃)溶液に加えた。混合物を氷浴中で2時間撹拌し、次いで濃縮し、酢酸エチル(250mL)に溶解し、水(150mLで3回)およびブライン(100mLで1回)で洗浄し、脱水(MgSO4)し、濃縮して、濃暗色の残留物を得た。残留物をジクロロメタン/ヘキサン(1:1)と混合し、ここから濃縮して褐色固体(約19g)を得た。固体をエーテル(約100mL)で摩砕し、濾過して、黄褐色固体を単離した(13.23g、収率65%)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 1.49(s,9H)、1.86−2.17(m,3H)、2.80−2.95(m,1H)、3.30−3.44(m,2H)、4.85(dd,J=7.54,2.55Hz,1H)、10.82(s,1H);MS(DCI+)m/z 394/396/398(M+H)+。
中間体1D
(S)−tert−ブチル2−(4−ブロモ−1H−イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート
冷却管およびガラス栓を装着した1L丸底フラスコ中、中間体1Cからの生成物(6.25g、15.82mmol)をジオキサン(200mL)および水(200mL)に溶解した。亜硫酸ナトリウム(22.38g、174mmol)の水(200mL)中溶液を加え、混合物を16時間還流下で加熱した。反応混合物を室温に冷却し、ジオキサンおよび少量の水を回転蒸発によって除去した。残留物をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相をブライン(50mL)で洗浄し、無水Na2SO4で脱水し、濾過し、回転蒸発により濃縮し、2:1ヘキサン/ジクロロメタン(100mL)との共蒸発を行って、ベージュ色泡状物(4.38g)を得た。泡状物をジクロロメタン(2mL)に溶解し、ヘキサン(2mL)を加え、得られた溶液をカラムに載せ、30%から80%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を白色固体(3.48g)として得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 1.48(s,9H)、1.83−2.33(m,3H)、2.79−3.02(m,1H)、3.37(dd,J=7.10,5.37Hz,2H)、4.88(dd,J=7.59,2.49Hz,1H)、6.92(s,1H)、10.70(br s,1H);MS(ESI+)m/z 316/318(M+H)+。
(S)−2−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタン酸
ジオキサン(277mL)に溶解した(S)−2−アミノ−3−メチルブタン酸(57g、487mmol)に、2N水酸化ナトリウム水溶液(803mL、1606mmol)を加え、続いてクロロギ酸メチル(75mL、973mmol)を1時間かけて滴下添加し、これにより溶液の昇温が生じた。添加後、混合物を60℃で22時間加熱し、次いで冷却し、ジクロロメタン(400mL)で抽出した。得られた水層を氷浴中で冷却し、次いでpHが2となるまで12N塩酸を滴下添加した。得られた混合物を0℃で2時間撹拌し、次いで得られた固体を真空濾過により集め、真空乾燥機中で乾燥して、標題化合物80g(94%)を無色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 12.50(bs,1H)、7.34(d,J=8.6Hz,1H)、3.84(dd,J=8.6,6.0Hz,1H)、3.54(s,3H)、2.03(m,1H)、0.86(t,J=7.0Hz,6H)。
メチル(S)−1−((S)−2−(5−ブロモ−1H−イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−イル)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルカルバメート
中間体4A
(S)−5−ブロモ−2−(ピロリジン−2−イル)−1H−イミダゾール塩酸塩
中間体1D(5.0g、15.8mmol)の4M HCl/ジオキサン(40mL)中混合物を1時間撹拌した。混合物を濃縮して、標題化合物3.99g(100%)を得た。MS(ESI)m/z217(M+H)
+。
中間体4B
メチル(S)−1−((S)−2−(5−ブロモ−1H−イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−イル)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イルカルバメート
中間体4A(3.99g、15.8mmol)、中間体2(2.77g、15.8mmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(3.63g、19.0mmol)、1−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾール水和物(2.90g、19.0mmol)およびN−メチルモルホリン(12.2mL、111.0mmol)のDMF(150mL)中混合物を終夜撹拌した。混合物をH2Oで希釈し、EtOAc(300mLで3回)で抽出した。有機相をH2Oおよびブラインで洗浄した。次いで有機相を脱水(MgSO4)し、濾過し、濃縮した。クロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中75%EtOAc)により精製して、標題化合物5.2g(88%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δppm 0.79(dd,J=6.67,3.63Hz,6H)、1.84−1.96(m,3H)、2.02−2.14(m,2H)、3.51(s,3H)、3.66−3.80(m,2H)、3.96−4.03(m,1H)、4.91−4.99(m,1H)、7.06(d,J=1.52Hz,1H)、7.26(d,J=8.46Hz,1H)、12.01(s,1H);MS(ESI)m/z 373(M+H)+。
(2S,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)ピロリジン−2−カルボン酸
(2S,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−ヒドロキシピロリジン−2−カルボン酸(5.31g、22.96mmol)およびイミダゾール(7.82g、115mmol)を周囲温度にてジクロロメタン(106mL)およびジメチルホルムアミド(22mL)中で合わせ、tert−ブチルクロロジメチルシラン(7.61g、50.5mmol)を少量ずつ添加して処理した。混合物を18時間撹拌し、次いで水で希釈し、酢酸エチル中に抽出し、濃縮して、標題化合物を得た。
(S)−1−((S)−2−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタノイル)ピロリジン−2−カルボン酸
中間体2(150g、856mmol)、HOBt水和物(138g、899mmol)およびDMF(1500mL)をフラスコに入れた。混合物を15分間撹拌して、透明溶液を得た。EDC塩酸塩(172g、899mmol)を入れ、20分間混合した。混合物を13℃に冷却し、(L)−プロリンベンジルエステル塩酸塩(207g、856mmol)を入れた。次いでトリエチルアミン(109g、1079mmol)を30分で入れた。得られた懸濁液を室温で1.5時間混合した。反応混合物を15℃に冷却し、6.7%NaHCO
31500mLを1.5時間で入れ、続いて水1200mLを60分かけて加えた。混合物を室温で30分間撹拌し、次いで濾過し、水/DMF混合物(1:2、250mL)で洗浄し、次いで水(1500mL)で洗浄した。湿ったケーキを55℃で24時間乾燥して、生成物(S)−ベンジル1−((S)−2−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタノイル)ピロリジン−2−カルボキシレート282gを白色固体として得た(90%)。
(S)−ベンジル1−((S)−2−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタノイル)ピロリジン−2−カルボキシレート(40g)および5%Pd/アルミナを、Parr(登録商標)反応器に入れ、続いてTHF(160mL)を入れた。反応器を密閉し、窒素でパージ(20psigで6回)し、続いて水素パージした(30psigで6回)。反応器を、水素で30psigに加圧し、室温で約15時間撹拌した。得られたスラリー液をGF/Fフィルターで濾過し、濃縮して、約135gの溶液にした。ヘプタン(120mL)を加え、固体が形成するまで溶液を撹拌した。さらに2−3時間後、追加のヘプタン(240mL)を滴下添加し、約1時間スラリー液を撹拌し、次いで濾過した。固体を乾燥して、標題化合物(S)−1−((S)−2−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタノイル)ピロリジン−2−カルボン酸を得た。
中間体11A
N−(4−ブロモ−5−フルオロ−2−ニトロフェニル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
トリフルオロ酢酸無水物(10.0mL、70.5mmol)を含むフラスコに、0℃で4−ブロモ−3−フルオロアニリン(2.0g、10.5mmol)を加え、30分間撹拌を続けた(Charifson,P.S.ら、J.Med.Chem.2008年、51巻、5243−5263頁)。硝酸カリウム(1.3g、12.6mmol)を加え、溶液を25℃に加温した。溶液を濃縮し、残留物をEtOAcに溶解し、10%NaHCO3、ブラインで洗浄し、脱水(Na2SO4)し、濾過した。濾液を濃縮して、標題化合物(3.5g、10.5mmol、100%)を得た。
中間体11B
4−ブロモ−5−フルオロ−2−ニトロアニリン
N−(4−ブロモ−5−フルオロ−2−ニトロフェニル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(3.5g、10.5mmol)に、CH3OH(30mL)を加え、続いて1.0M K2CO3(10.5mL、10.5mmol)を加え、溶液を30分間撹拌した(Charifson,P.S.ら、J.Med.Chem.2008年、51巻、5243−5263頁)。溶液をH2Oで希釈し、1時間撹拌した。得られたオレンジ色固体を濾取し、真空乾燥機中で乾燥して、標題化合物(2.1g、8.8mmol、84%)を得た。
中間体11C
4−ブロモ−5−フルオロベンゼン−1,2−ジアミン
4−ブロモ−5−フルオロ−2−ニトロアニリン(1.0g、4.3mmol)のTHF(9.0mL)、EtOH(9.0mL)およびH2O(3mL)中溶液に、鉄粉(1.2g、21.3mmol)および塩化アンモニウム(0.34g、6.4mmol)を加え、混合物を95℃で4時間加熱した。冷却した混合物をEtOHで希釈し、フィルターを通ってされに色が出なくなるまで珪藻土を通して濾過し、濃縮した。残留物をEtOAcに溶解し、H2O、ブラインで洗浄し、脱水(Na2SO4)し、濾過し、濃縮した。ヘキサンを加え、得られた固体を濾取して、標題化合物(710mg、3.5mmol、81%)を得た。
中間体12
4−ブロモ−3−クロロベンゼン−1,2−ジアミン
中間体12A
4−ブロモ−3−クロロ−2−ニトロアニリン
3−クロロ−2−ニトロアニリン(5.00g、29.0mmol)を氷酢酸(258mL)に溶解した。N−ブロモスクシンイミド(5.06g、28.4mmol)を加え、得られた混合物を1時間還流した。反応物を室温に冷却し、水中に注ぎ入れると沈殿物が得られ、これを濾過し、水で濯ぎ、一定重量になるまで乾燥して、標題化合物(4.78g、67%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCL3)δppm 7.46(d,J=9.0,1H)、6.64(d,J=9.0,1H),4.74(s,2H)。
中間体12B
4−ブロモ−3−クロロベンゼン−1,2−ジアミン
4−ブロモ−3−クロロ−2−ニトロアニリン(4.78g、19.01mmol)をエタノール(112mL)に溶解した。塩化スズ(II)(14.42g、76mmol)を加え、得られた混合物を還流下で12時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、水中に注ぎ入れ、飽和重炭酸ナトリウム溶液でpH5に調節した。得られた固体を濾過し、酢酸エチルでしっかり濯いだ。濾液を水およびブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物をヘキサン中0−50%EtOAcの溶媒勾配を用いるシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(3.32g、79%)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δppm 6.94(d,1H)、6.51(d,J=7.0,1H)、3.87(br s,2H)、3.46(br s,2H)。
中間体13
4−ブロモ−3−メチルベンゼン−1,2−ジアミン
中間体13A
N−(3−ブロモ−2−メチル−6−ニトロフェニル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
3−ブロモ−2−メチルアニリン(1.0g、5.37mmol)のCH2Cl2(4.0mL)中溶液に、0℃でトリフルオロ酢酸無水物(2.0mL、14.2mmol)を加えた。混合物を0℃で30分間撹拌し、固体の硝酸カリウム(0.679g、6.72mmol)を加えた。冷却浴を除去し、混合物を室温で終夜撹拌した。LCMSは、単一の生成物が形成していることを示した。混合物を真空で濃縮し、残留物を水とCH2Cl2(2回)との間で分配した。有機層を合わせ、Na2SO4で脱水した。乾燥剤を濾別し、粗生成物をEtOH水溶液から結晶化させることにより精製して、標題化合物(1.3g、74%)を得た。
中間体13B
3−ブロモ−2−メチル−6−ニトロアニリン
N−(3−ブロモ−2−メチル−6−ニトロフェニル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(1.3g、3.97mmol)のCH3OH(30mL)中溶液を、炭酸カリウム(1.099g、7.95mmol)で処理し、混合物を50℃で終夜撹拌した。混合物を室温に冷却し、水中に注ぎ入れ、1N HClを加えてpH6に調節し、混合物をCH2Cl2(3回)で抽出した。合わせた抽出物をNa2SO4で脱水し、乾燥剤を濾別し、溶媒を真空で除去して、標題化合物を黄色固体として得た(0.57g、62%)。
中間体13C
4−ブロモ−3−メチルベンゼン−1,2−ジアミン
3−ブロモ−2−メチル−6−ニトロアニリン(0.45g、1.95mmol)のEtOH(6mL)中溶液に、塩化スズ(II)(1.48g、7.8mmol)を加え、得られた溶液を70℃で4時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、水中に注ぎ入れ、1N NaOH水溶液を加えてpH>7に調節した。得られた混合物をCH2Cl2(2回)で抽出し、合わせた抽出物をNa2SO4で脱水した。乾燥剤を濾別し、溶媒を真空で除去して、標題化合物を油状物として得た(0.34g、88%)。
中間体14
5−ブロモ−3−フルオロベンゼン−1,2−ジアミン
4−ブロモ−2−フルオロ−6−ニトロアニリン(0.5g、2.1mmol)のTHF(4.6mL)、EtOH(4.6mL)およびH2O(1.5mL)中溶液に、鉄粉(0.6g、10.6mmol)および塩化アンモニウム(0.17g、3.2mmol)を加えた。得られた混合物を95℃で22時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、珪藻土を通して濾過した。フィルターを通ってさらに色が出なくなるまで固体をEtOHで洗浄した。濾液を濃縮し、残留物をEtOAcに溶解し、H2Oおよびブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物(0.43g、99%)を褐色蝋状固体として得た。
中間体15
4−ブロモ−3−フルオロベンゼン−1,2−ジアミン
中間体15A
3−フルオロ−2−ニトロアニリン
圧力管に、1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼン(2.8mL、26.4mmol)およびCH3OH中7N NH3(10mL、70mmol)を加えた。管を密閉し、混合物を室温で5日間撹拌した。溶液をH2Oで希釈し、CH2Cl2で抽出し、合わせた抽出物をブラインで洗浄し、Na2SO4で脱水し、濾過し、濃縮して、油状物を得た。油状物をヘキサンで摩砕し、得られたオレンジ色固体を濾取して、標題化合物(2.1g、51%)を得た。
中間体15B
4−ブロモ−3−フルオロ−2−ニトロアニリン
3−フルオロ−2−ニトロアニリン(2.1g、13.4mmol)のDMF(30mL)中溶液に、0℃でN−ブロモスクシンイミド(2.4g、13.4mmol)のDMF(20mL)中溶液を加えた。得られた溶液を0℃で30分間撹拌し、次いで1時間かけて室温に加温した。溶液をEtOAcで希釈し、H2Oおよびブラインで洗浄し、MgSO4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物(3.1g、97%)を得た。
中間体15C
4−ブロモ−3−フルオロベンゼン−1,2−ジアミン
4−ブロモ−3−フルオロ−2−ニトロアニリン(3.0g、12.8mmol)のTHF(30mL)中溶液に、EtOH(30mL)およびH2O(10mL)を加え、続いて鉄粉(3.6g、63.8mmol)および塩化アンモニウム(1.0g、19.2mmol)を加えた。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、珪藻土を通して濾過した。フィルターを通ってさらに色が出なくなるまで固体をEtOHで洗浄した。濾液を真空で濃縮し、粗生成物をヘキサン中0−40%EtOAcの溶媒勾配を用いるシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(2.2g、84%)を得た。
一般的手順20
スキームXIに一般的に上記した通り、ジアミン(XI−1)は2ステップでベンゾイミダゾール(XI−3)に変換できる。
一般的手順20の説明。一般的手順20A
(S)−tert−ブチル2−(6−ブロモ−5−フルオロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート
4−ブロモ−5−フルオロベンゼン−1,2−ジアミン(1.7g、8.4mmol)のDMSO(42mL)中溶液に、(S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸(1.8g、8.4mmol)を加え、続いてHATU(3.5g、9.3mmol)およびN,N−ジイソプロピル−N−エチルアミン(3.7mL、21.1mmol)を加え、溶液を16時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、H2Oおよびブラインで洗浄し、脱水(Na2SO4)し、濾過し、濃縮した。酢酸(40mL)を加え、混合物を60℃で4時間撹拌した。次いで、反応混合物を冷却し、濃縮した。残留物をトルエンで2回共沸して粗生成物を得、これをフラッシュクロマトグラフィー(0−50%EtOAc/ヘキサン)により精製して、標題化合物(2.5g、6.4mmol、77%)を得た。
(S)−tert−ブチル2−(5−ブロモ−6−フルオロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート
(S)−tert−ブチル2−(6−ブロモ−5−フルオロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(2.5g、6.4mol)のTHF(32mL)中溶液に、水素化ナトリウム(0.27g、6.8mmol)を加え、30分間撹拌を続けた。2−(トリメチルシリル)−エトキシメチルクロリド(1.2mL、6.8mmol)を加え、30分間撹拌を続けた。水を加えて反応をクエンチした。混合物をEtOAcで希釈し、1N HCl、H2Oおよびブラインで洗浄し、脱水(Na2SO4)し、濾過し、濃縮して、油状物を得た。油状物をフラッシュクロマトグラフィー(0−30%EtOAc/ヘキサン)により精製して、標題化合物(2.9g、5.7mmol、89%)を得た。
以下の一般式(XI−3)の化合物は、適切なジアミンから出発して、一般的手順20に従って作製できる:
(S)−tert−ブチル 2−(5−ブロモ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル 2−(5−ブロモ−4−メチル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル 2−(5−ブロモ−4−クロロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル 2−(5−ブロモ−4−フルオロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル 2−(6−ブロモ−3−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル 2−(5−ブロモ−7−メチル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル 2−(5−ブロモ−6−メチル−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル 2−(5−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル 2−(5−ブロモ−7−(トリフルオロメチル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル 2−(5−ブロモ−6−メトキシ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;
(S)−tert−ブチル 2−(5−ブロモ−7−メトキシ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート;および
(S)−メチル 5−ブロモ−2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−カルボキシレート。
[実施例1]
ジメチル(2S,2’S)−1,1’−((2S,2’S)−2,2’−(4,4’−(3−(4−メトキシフェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート
実施例1A
(2R,2’S)−tert−ブチル2,2’−(4,4’−((E)−エテン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ジピロリジン−1−カルボキシレート
4,4’−ジアミノスチルベン二塩酸塩(0.5g、2.38mmol)のジメチルスルホキシド(10mL)中溶液に、(S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸(1.024g、4.76mmol)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)(1.808g、4.76mmol)およびヒューニッヒ塩基(1.66mL、9.51mmol)を加え、混合物を室温で3時間撹拌した。次いで1N塩酸水溶液(20mL)を反応混合物に加え、続いてジクロロメタン(20mLで2回)で抽出した。有機抽出物を乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン中メタノール)により精製して、標題化合物1.09g、(76%)を得た。MS(ESI)m/z604(M+H)
+。
実施例1B
(4−メトキシフェニル)(トリブチルスタンニル)メチルメチルカルボネート
−78℃に冷却した乾燥テトラヒドロフラン(80mL)に、リチウムジイソプロピルアミドの溶液(ヘプタン/テトラヒドロフラン/エチルベンゼン中2.0M、18.36mL、37.5mmol)を加え、続いて水素化トリ−n−ブチルスズ(9.81mL、37.5mmol)を滴下添加した。5分後、混合物を氷水浴中に0.5時間置き、次いで−78℃に再度冷却した。4−メトキシベンズアルデヒド(4.45mL、37.5mmol)を滴下添加し、反応混合物をこの温度で1.5時間撹拌した。その後、クロロギ酸メチル(3.41mL、44.1mmol)を滴下添加し、冷却浴を除去し、混合物を室温で終夜撹拌した。次いで飽和塩化アンモニウム水溶液(100mL)を加え、続いて酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中酢酸エチル)により精製して、標題化合物6.7g(38%)を得た。
実施例1C
(2S,2’S)−tert−ブチル2,2’−(4,4’−(3−(4−メトキシフェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ジピロリジン−1−カルボキシレート
実施例1Aの生成物(100mg、0.165mmol)および実施例1Bからの生成物(241mg、0.496mmol)を部分的にジクロロメタン(5mL)に溶解し、次いで混合物を−25℃に冷却した。三フッ化ホウ素エーテレート(0.063mL、0.496mmol)を加え、得られた混合物を1時間撹拌した。次いで溶液を室温に加温し、0.5N塩酸水溶液(10mL)を加え、続いてジクロロメタン(10mLで2回)で抽出した。有機抽出物を乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン中メタノール)により精製して、標題化合物0.115g(96%)を得た。MS(ESI)m/z725(M+H)
+。
実施例1D
(2S,2’S)−N,N’−(4,4’−(3−(4−メトキシフェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ジピロリジン−2−カルボキサミド
実施例1Cの生成物(115mg、0.159mmol)をジオキサン(1.5mL)およびジオキサン中塩酸(4.0N、0.6mL、2.38mmol)に溶解し、混合物を室温で4時間撹拌した。その後、混合物を濃縮して、標題化合物を塩酸塩として得た。MS(ESI)m/z548(M+H)
+。
実施例1E
ジメチル(2S,2’S)−1,1’−((2S,2’S)−2,2’−(4,4’−(3−(4−メトキシフェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート
実施例1Dからの生成物(83mg、0.158mmol)、(S)−2−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタン酸(55mg、0.316mmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(67mg、0.348mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(53mg、0.348mmol)および4−メチルモルホリン(1.38mL、1.27mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶解し、混合物を室温で3時間撹拌した。その後、1N塩酸水溶液(10mL)を加え、続いてジクロロメタン(10mLで2回)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン中メタノール)により精製して、標題化合物60mg(45%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 9.96(s,1H)、9.87(s,1H)、7.96(d,J=8.1Hz,1H)、7.70(d,J=8.5Hz,1H)、7.55(m,2H)、7.32(m,4H)、6.98(m,4H)、6.72(d,J=8.6Hz,2H)、4.43(m,1H)、4.39(m,1H)、4.02(m,2H)、3.65(s,3H)、3.62(m,2H)、3.53(s,3H)、3.52(s,3H)、2.87(m,1H)、2.70(m,2H)、2.15(m,2H)、1.90(m,8H)、0.90(m,12H);MS(ESI)m/z 839(M+H)
+。
[実施例2]
ジメチル(2S,2’S)−1,1’−((2S,2’S)−2,2’−(4,4’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート
実施例2A
(4−(ベンジルオキシ)フェニル)(トリブチルスタンニル)メチルメチルカルボネート
リチウムジイソプロピルアミド(ヘプタン/テトラヒドロフラン/エチルベンゼン中2.0M、10.5mL、21mmol)、水素化トリ−n−ブチルスズ(5.55mL、21mmol)、4−ベンジルオキシベンズアルデヒド(4.24g、20mmol)およびクロロギ酸メチル(1.86mL、24mmol)の溶液を、実施例1Bに記載した方法を用いて処理して、標題化合物4.6g(41%)を得た。
実施例2B
(2S,2’S)−tert−ブチル2,2’−(4,4’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ジピロリジン−1−カルボキシレート
実施例2Aからの生成物(0.34g、0.6mmol)、実施例1Aからの生成物(0.12g、0.2mmol)および三フッ化ホウ素エーテレート(0.076mL、0.6mmol)を、実施例1Cに記載した方法を用いて処理して、標題化合物108mg(67%)を得た。
実施例2C
(2S,2’S)−N,N’−(4,4’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ジピロリジン−2−カルボキサミド
実施例2Bからの生成物(100mg、0.125mmol)を、実施例1Dに記載した方法を用いて処理して、標題化合物75mg(100%)を得た。
実施例2D
ジメチル(2S,2’S)−1,1’−((2S,2’S)−2,2’−(4,4’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート
実施例2Cからの生成物(75mg、0.125mmol)および(S)−2−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタン酸(46mg、0.263mmol)を、実施例1Eに記載した方法を用いて処理して、標題化合物70mg(59%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)d ppm 0.88(t,J=6.07Hz,6H)0.93(t,J=7.26Hz,6H)1.77−2.20(m,10H)、2.70(d,J=5.86Hz,2H)、2.90(t,J=5.75Hz,1H)、3.52(s,3H)、3.53(s,3H)、3.57−3.67(m,2H)、3.75−3.85(m,2H)、4.03(q,J=8.35Hz,2H)、4.39(dd,J=7.92,4.88Hz,1H)、4.44(dd,J=8.13,4.77Hz,1H)、4.99(s,2H)、6.80(d,J=8.57Hz,2H)、6.98(dd,J=8.78,2.28Hz,4H)、7.26−7.42(m,11H)、7.53(d,J=8.57Hz,2H)、9.87(s,1H)、9.96(s,1H);MS(ESI)m/z 915(M+H)
+。
[実施例3]
ジメチル(2S,2’S)−1,1’−((2S,2’S)−2,2’−(4,4’−(4,4’−(3−(4−メトキシフェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(1H−イミダゾール−4,2−ジイル))ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート
実施例3A
(E)−1,2−ビス(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)エタン
(E)−1,2−ビス(4−ブロモフェニル)エテン(10g、29.6mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(16.53g、65.1mmol)、酢酸カリウム(8.71g、89mmol)および[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタンとの錯体(2.42g、2.96mmol)のジオキサン(550mL)中溶液を、100℃で18時間加熱した。次いで混合物を珪藻土を通して濾過し、濾液を濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶解し、ブラインで抽出した。有機抽出物を少容量に濃縮し、シリカゲルのショートパッドに通し、次いで濃縮して、標題化合物9.6g(75%)を得た。MS(ESI)m/z433(M+H)
+。
実施例3B
2,2’−(4,4’−(3−(4−メトキシフェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン)
実施例3Aからの生成物(1.0g、2.31mmol)、実施例1Bからの生成物(1.18g、2.43mmol)および三フッ化ホウ素エーテレート(0.308mL、2.43mmol)を、実施例1Cに記載した方法を用いて処理して、標題化合物100mg(8%)を得た。
実施例3C
(S)−tert−ブチル2−ホルミルピロリジン−1−カルボキシレート
塩化オキサリル(5.32mL、60.8mmol)および無水ジクロロメタン(125mL)を窒素下で合わせ、溶液を−78℃に冷却した。無水ジメチルスルホキシド(7.30mL、103mmol)の無水ジクロロメタン(25mL)中溶液を20分かけて滴下添加した。(S)−tert−ブチル2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(9.41g、46.8mmol)の無水ジクロロメタン(50mL)中溶液を、20分かけて滴下添加し、次いで反応混合物を−78℃で30分間撹拌した。次いでトリエチルアミン(32.6mL、234mmol)を5分かけて滴下添加し、反応混合物を氷水浴中で30分間撹拌した。反応を10%(w/v)クエン酸水溶液(30mL)でクエンチし、得られた混合物をジエチルエーテル(550mL)と10%(w/v)クエン酸水溶液との間で分配した。引き続き有機相を水およびブラインで洗浄した。有機相を無水Na2SO4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物(9.4g)を得、これを次の反応に直接使用した。
実施例3D
(S)−tert−ブチル2−(1H−イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート
実施例3Cからの生成物(20g、100mmol)をメタノール(50.2mL)に溶解し、水酸化アンモニウム(50.2mL)を加えた。この溶液に、グリオキサール(水中40%;24.08mL、211mmol)を10分かけて滴下添加した。反応物を室温で終夜撹拌した。反応物を減圧下で濃縮し、水50mLで希釈し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、脱水(Na2SO4)し、濃縮した。残留物をエーテルで処理し、濃縮した。次いで固体を2:1ジエチルエーテル:ヘキサン(150mL)で摩砕して、固体17gを得、これを次の反応に直接使用した。
実施例3E
(S)−tert−ブチル2−(4,5−ジブロモ−1H−イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート
N−ブロモスクシンイミド(108mmol)を、実施例3Dからの生成物(12.05g、50.8mmol)のジクロロメタン(200mL)中冷却溶液(0℃)に加えた。反応混合物を氷浴中で2時間撹拌し、次いで濃縮した。残留物を酢酸エチル(250mL)に溶解し、得られた溶液を水(150mLで3回)およびブライン(100mLで1回)で抽出した。有機相を脱水(MgSO4)し、濃縮した。残留物をジクロロメタン/ヘキサン(1:1)で処理して、褐色固体(約19g)を得た。固体をジエチルエーテル(約100mL)で摩砕し、標題化合物を濾取した(13.23g、収率65%)。
実施例3F
(S)−tert−ブチル2−(5−ブロモ−1H−イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレートまたは(S)−tert−ブチル2−(4−ブロモ−1H−イミダゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート
実施例3Eからの生成物(6.25g、15.82mmol)をジオキサン(200mL)および水(200mL)に溶解した。亜硫酸ナトリウム(22.38g、174mmol)の水(200mL)中溶液を加え、反応混合物を16時間還流下で加熱した。反応混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(50mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮し、2:1ヘキサン/ジクロロメタン(100mL)との共蒸発を行って、粗製の標題化合物(4.38g)を得た。粗生成物をジクロロメタン(2mL)に溶解し、ヘキサン(2mL)を加えた。溶液を30%から80%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(3.48g、収率70%)を得た。
実施例3G
(2S,2’S)−tert−ブチル2,2’−(4,4’−(4,4’−(3−(4−メトキシフェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(1H−イミダゾール−4,2−ジイル))ジピロリジン−1−カルボキシレート
実施例3Bからの生成物(100mg、0.181mmol)、実施例3Fからの生成物(172mg、0.543mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタンとの錯体(14.8mg、0.018mmol)および炭酸ナトリウムの溶液(水中1.0M、0.543mL、0.543mmol)を、エタノール(1.5mL)およびトルエン(1.5mL)の溶液中85℃で18時間加熱した。水(10mL)を加え、続いて酢酸エチル(10mLで2回)で抽出した。合わせた有機洗液を乾燥し、濾過し、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン中メタノール)により精製して、標題化合物70mg(50%)を得た。MS(ESI)m/z771(M+H)
+。
実施例3H
(S)−4,4’−(4,4’−(3−(4−メトキシフェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(2−((S)−ピロリジン−2−イル)−1H−イミダゾール)
実施例3Gからの生成物(70mg、0.091mmol)を、実施例1Dに記載した方法を用いて処理して、標題化合物52mg(100%)を得た。
実施例3I
ジメチル(2S,2’S)−1,1’−((2S,2’S)−2,2’−(4,4’−(4,4’−(3−(4−メトキシフェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(1H−イミダゾール−4,2−ジイル))ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート
実施例3Hからの生成物(50mg、0.088mmol)および(S)−2−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタン酸(30mg、0.171mmol)を、実施例1Eに記載した方法を用いて処理して、標題化合物31mg(40%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 14.5(bs,2H)、7.98(bs,1H)、7.90(bs,1H)、7.78(m,2H)、7.64(m,4H)、7.29(t,J=7.8Hz,2H)、7.18(m,2H)、7.05(m,2H)、6.72(m,2H)、5.09(m,2H)、4.07(m,2H)、3.83(m,4H)、3.54(s,3H)、3.53(s,6H)、3.18(m,1H)、2.92(m,2H)、2.35(m,2H)、2.01(m,8H)、0.88(m,12H);MS(ESI)m/z 885(M+H)
+。
[実施例4]
ジメチル(2S,2’S)−1,1’−((2S,2’S)−2,2’−(4,4’−(4,4’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(1H−イミダゾール−4,2−ジイル))ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート
実施例4A
2,2’−(4,4’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン)
実施例3Aからの生成物(0.25g、0.578mmol)、実施例2Aからの生成物(1.62g、2.89mmol)および三フッ化ホウ素エーテレート(0.367mL、2.89mmol)を、実施例1Cに記載した方法を用いて処理して、標題化合物150mg(41%)を得た。MS(ESI)m/z629(M+H)
+。
実施例4B
(2S,2’S)−tert−ブチル2,2’−(4,4’−(4,4’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(1H−イミダゾール−4,2−ジイル))ジピロリジン−1−カルボキシレート
実施例4Aからの生成物(150mg、0.239mmol)、実施例3Fからの生成物(303mg、0.955mmol)および[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタンとの錯体(24.4mg、0.03mmol)を、実施例3Gに記載した方法を用いて処理して、標題化合物130mg(64%)を得た。MS(ESI)m/z847(M+H)
+。
実施例4C
(S)−4,4’−(4,4’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(2−((S)−ピロリジン−2−イル)−1H−イミダゾール)
実施例4Bからの生成物(125mg、0.148mmol)を、実施例1Dに記載した方法を用いて処理して、標題化合物95mg(100%)を得た。
実施例4D
ジメチル(2S,2’S)−1,1’−((2S,2’S)−2,2’−(4,4’−(4,4’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(1H−イミダゾール−4,2−ジイル))ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート
実施例4Cからの生成物(95mg、0.148mmol)および(S)−2−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタン酸(52mg、0.296mmol)を、実施例1Eに記載した方法を用いて処理して、標題化合物57mg(40%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 14.6(bs,2H)、7.99(bs,1H)、7.93(bs,1H)、7.79(d,J=7.9Hz,2H)、7.59(d,J=7.9Hz,2H)、7.56(m,2H)、7.31(m,7H)、7.20(m,2H)、7.04(m,2H)、6.81(m,2H)、5.14(m,2H)、4.99(s,2H)、4.10(m,2H)、3.83(m,4H)、3.54(s,3H)、3.53(s,6H)、3.20(m,1H)、2.95(m,2H)、2.35(m,2H)、2.05(m,8H)、0.91(m,12H);MS(ESI)m/z 961(M+H)
+。
[実施例5]
ジメチル(2S,2’S)−1,1’−((2S,2’S)−2,2’−(5,5’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5,2−ジイル))ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート
実施例5A
tert−ブチル4−ブロモ−1,2−フェニレンジカルバメート
4−ブロモ−1,2−ジアミノベンゼン(5.61g、30mmol)および飽和重炭酸ナトリウム溶液(100mL)のテトラヒドロフラン(150mL)中懸濁液を、二炭酸ジ−tert−ブチル(17.5g、80mmol)で処理し、続いて窒素下で3日間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、水(2回)および飽和塩化ナトリウム溶液で抽出した。脱水(Na
2SO
4)し、真空で濃縮して、粗生成物を褐色油状物として得た。この物質を酢酸エチルに溶解し、Darco G−60で処理した。混合物を珪藻土を通して濾過し、赤色濾液をDarco G−60で再度処理し、珪藻土を通して濾過した。濾液を真空で濃縮して、桃色固体を得、これをヘキサンで摩砕し、濾取した。真空乾燥機中50℃で18時間乾燥した後、これらの手順により、標題化合物(10.23g、88%)を極薄い桃色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm 7.76(s,1H)、7.32(s,1H)、7.24(m,1H)、6.73(s,1H)、6.54(s,1H)、1.52(s,9H)、1.51(s,9H);MS(ESI−)m/z(相対存在率)385(100,M−H)、387(92)。
実施例5B
tert−ブチル4−((トリメチルシリル)エチニル)−1,2−フェニレンジカルバメート
マイクロ波管中、実施例5Aの化合物(2.0g、5.16mmol)のトリエチルアミン(17mL)中溶液を、20分間窒素スパージすることにより脱気した。次いで溶液をビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(181mg、0.26mmol)およびヨウ化銅(I)(98mg、0.52mmol)で処理し、続いてさらに10分間窒素でスパージした。混合物をトリメチルシリルアセチレン(1.09mL、761mg、7.75mmol)で処理した。マイクロ波管を密閉し、混合物を70℃で18時間加温した。混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水および飽和塩化ナトリウム溶液で抽出した。溶液を脱水(Na
2SO
4)し、3−(メルカプトプロピル)シリカゲルと共に1時間撹拌した。濾過し、真空で濃縮して油状物を得、これをヘキサン中0−20%酢酸エチルで溶離する120gシリカゲルカートリッジ上でクロマトグラフィーにかけた。これらの手順により、標題化合物(1.65g、79%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm 7.56(m,2H)、7.27(s,1H)、6.77(s,1H)、6.56(s,1H)、1.52(s,18H)、0.23(m,9H);MS(ESI+) m/z(相対存在率)405(8,M+H)
+、421(36,M+NH
4)
+、826(100,2M+NH
4)
+。
実施例5C
tert−ブチル4−エチニル−1,2−フェニレンジカルバメート
実施例5Bの化合物(1.68g、4.16mmol)の2:1メタノール−テトラヒドロフラン中溶液を、炭酸カリウム(402mg、2.91mmol)で処理し、続いて室温で3時間撹拌した。溶液を酢酸エチルで希釈し、水および飽和塩化ナトリウム溶液で抽出した。脱水(Na
2SO
4)し、真空で濃縮して油状物を得、これをヘキサン中5−40%酢酸エチルで溶離する120gシリカゲルカートリッジ上でクロマトグラフィーにかけた。これらの手順により、標題化合物(1.21g、88%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm 7.58(s,2H)、7.26(m,1H)、6.80(s,1H)、6.56(s,1H)、3.02(s,1H)、1.51(s,18H)。MS+ESI m/z(相対存在率)333(16,M+H)
+、350(100,M+NH
4)
+、682(38,2M+NH
4)
+。
実施例5D
(E)−3,4−ビス(tert−ブトキシカルボニルアミノ)スチリルボロン酸
ボランメチルスルフィド錯体(384μL、307mg、4.04mmol)の乾燥テトラヒドロフラン(0.67mL)中溶液を、0℃にて(1R)−(+)−α−ピネン(1.28mL、1.10g、8.09mmol)で処理し、続いて室温に3時間加温した。乳白色溶液を−40℃に冷却し、実施例5Cの化合物(1.12g、3.37mmol)の乾燥テトラヒドロフラン(7mL;添加漏斗を濯ぐために2mL使用した)中溶液で10分かけて滴下処理し、続いて室温に2時間加温した。混合物を0℃に冷却し、アセトアルデヒド(2.66mL、2.08g、47.2mmoL)で処理し、続いて室温に加温し、次いで還流下で18時間加温した。混合物を室温に冷却し、真空で濃縮して、油状物を得た。この物質を水(5.0mL、280mmol)およびテトラヒドロフラン(2mL)で処理し、続いて周囲温度で3時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、水および飽和塩化ナトリウム溶液で抽出した。脱水(Na
2SO
4)し、真空で濃縮して油状物を得、これはα−ピネン様の臭気がした。この物質をヘキサンで摩砕し、濾取した。真空乾燥機中50℃で2時間乾燥した後、これらの手順により、標題化合物(699mg、55%)を淡黄色粉体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 8.52(m,3H)、7.75(s,2H)、7.47(m,2H)、7.18(m,3H)、6.00(d,J=18.4Hz,1H)、1.47(s,18H);MS(ESI−)m/z(相対存在率)377(100,M−H)
−。
実施例5E
(E)−tert−ブチル4,4’−(エテン−1,2−ジイル)ビス(ベンゼン−4,2,1−トリイル)テトラカルバメート
マイクロ波管中、実施例5Dの化合物(866mg、2.29mmol)、実施例5Aの化合物(739mg、1.91mmol)、リン酸三カリウム(810mg、3.82mmol)およびCytec(登録商標)PA−Ph(G.Adjabengら、Org.Lett.2003年、5巻、953頁;G.Adjabengら、J.Org.Chem.2004年、69巻、5082頁)(56mg、0.19mmol)の4:1テトラヒドロフラン−水(9.5mL)中懸濁液を、30分間窒素スパージすることにより脱気した。混合物をトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(35mg、0.038mmol)で処理し、続いてさらに5分間脱気した。マイクロ波管を密閉し、混合物を80℃で18時間加温した。混合物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水、1Nリン酸三カリウム溶液および飽和塩化ナトリウム溶液で抽出した。溶液を脱水(Na
2SO
4)し、3−(メルカプトプロピル)シリカゲルと共に1時間撹拌した。濾過し、真空で濃縮した後、残留物をヘキサン中10−70%酢酸エチルで溶離する120gシリカゲルカートリッジ上でクロマトグラフィーにかけた。これらの手順により油状物を得、これをジクロロメタン−ヘキサンから結晶化し、真空乾燥機中50℃で18時間乾燥した後、標題化合物(794mg、65%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm 7.62(s,2H)、7.47(s,2H)、7.25(dd,J=10.2,1.4Hz,2H)、6.96(s,1H)、6.71(s,4H)、1.53(s,18H)、1.52(s,18H);MS(ESI−)m/z(相対存在率)639(100,M−H)
−。
実施例5F
tert−ブチル4,4’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(ベンゼン−4,2,1−トリイル)テトラカルバメート
実施例5Eの化合物(794mg、1.24mmol)および実施例2Aの化合物(3.48g、6.20mmol)の3:1(乾燥)ジクロロメタン−トルエン(20mL)中溶液を、−25℃にて三フッ化ホウ素エーテレート(785μL、879mg、6.20mmol)で処理し、続いて−25℃で1時間撹拌した。混合物を5mL飽和重炭酸ナトリウム溶液を加えることによりクエンチし、続いて周囲温度に加温した。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で抽出した。脱水(Na
2SO
4)し、真空で濃縮して琥珀色油状物を得、これをヘキサン中10−60%酢酸エチルで溶離する320gシリカゲルカートリッジ上でクロマトグラフィーにかけた。これらの手順により、標題化合物(520mg、50%)を灰白色の硬い泡状物として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm 7.33(m,15H)、6.98(m,4H)、6.76(m,4H)、6.63(m,4H)、4.98(s,2H)、2.72(d,J=7.5Hz,1H)、2.68(t,J=9.8Hz,2H)、1.50(m,9H)、1.49(s,9H)、1.48(s,18H);MS(ESI+)m/z(相対存在率)854(100,M+NH
4)
+。
実施例5G
4,4’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ジベンゼン−1,2−ジアミン
実施例5Fの化合物(520mg、0.62mmol)を、塩化水素のジオキサン中溶液(4N、15mL)に溶解し、続いて室温で2時間撹拌した。混合物をエーテルで希釈し、固体を濾取し、続いてエーテルで洗浄した。空気乾燥した後、固体を真空乾燥機中50℃で18時間乾燥した。これらの手順により、標題化合物(283mg、78%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 7.39(m,11H)、6.98(m,8H)、6.81(m,9H)、6.51(m,2H)、5.00(s,2H)、2.76(m,1H)、2.61(m,2H);MS(ESI+)m/z(相対存在率)437(100,M+H)
+、873(50,2M+H)
+。
実施例5H
(2S,2’S)−tert−ブチル2,2’−(5,5’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(2−アミノ−5,1−フェニレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ジピロリジン−1−カルボキシレート
および
(2S)−tert−ブチル2−(2−アミノ−4−(2−(4−アミノ−3−((S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−カルボキサミド)フェニル)−3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロピル)フェニルカルバモイル)ピロリジン−1−カルボキシレート
実施例5Gの化合物(209mg、0.36mmol)、1−(tert−ブトキシカルボニル)−L−プロリン(158mg、0.74mmol)およびO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU、280mg、0.74mmol)の乾燥ジメチルスルホキシド(1.8mL)中溶液を、ジイソプロピルエチルアミン(627μL、464mg、3.59mmol)で処理し、続いて室温で2時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、水(3回)および飽和塩化ナトリウム溶液で抽出した。脱水(Na
2SO
4)し、真空で濃縮して、褐色固体を得、これを次のステップに直接使用した。
実施例5I
(2S,2’S)−tert−ブチル2,2’−(5,5’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5,2−ジイル))ジピロリジン−1−カルボキシレート
実施例5Hの化合物のトルエン(2mL)およびテトラヒドロフラン(0.5mL)中懸濁液を氷酢酸(150μL)で処理し、続いて70℃で1時間加温した。混合物を冷却し、トルエンを用いて真空で(3回)濃縮して、酢酸を除去した。得られた固体をジクロロメタン中3−12%メタノールで溶離する80gシリカゲルカートリッジ上でクロマトグラフィーにかけた。これらの手順により油状物を得、これはエーテル−ヘキサンで摩砕すると固化した。固体を濾取し、ヘキサンで洗浄した。真空乾燥機中50℃で24時間乾燥した後、これらの手順により、標題化合物(59mg、実施例5Gから21%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm 7.33(m,5H)、6.92(m,2H)、6.72(d,J=8.5,1H)、5.09(m,1H)、4.94(s,1H)、3.40(s,2H)、3.04(s,1H)、2.92(d,J=8.4,1H)、2.78(m,0.5H)、2.17(s,2H)、2.00(s,1H)、1.62(s,4H)、1.51(s,9H)、1.50(s,9H)、1.30(m,2H);MS(ESI+)m/z(相対存在率)795(100,M+H)
+、796(44)、1589(52,2M+H)
+。
実施例5J
(S)−5,5’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(2−((S)−ピロリジン−2−イル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール)
実施例5Iの化合物(59mg、0.074mmol)を、メタノール(4mL)を含む塩化水素のジオキサン中溶液(4N、6mL)に溶解し、続いて室温で1時間撹拌した。混合物を真空で濃縮し、続いて高真空下で乾燥した。生成物を次のステップに直接使用した。
実施例5K
ジメチル(2S,2’S)−1,1’−((2S,2’S)−2,2’−(5,5’−(3−(4−(ベンジルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5,2−ジイル))ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート
実施例5Jの化合物(55mg、0.074mmol)、N−(メトキシカルボニル)−L−バリン(33mg、0.19mmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(36mg、0.19mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(28mg、0.19mmol)の乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(400μL)中溶液を、0℃にてN−メチルモルホリン(163μL、150mg、1.49mmol)で処理した。溶液を0℃で30分間撹拌し、室温に2時間加温した。次いで溶液を酢酸エチルで希釈し、水(3回)および飽和塩化ナトリウム溶液で抽出した。脱水(Na
2SO
4)し、真空で濃縮して油状物を得、これをジクロロメタン中1−12%メタノールで溶離する10gシリカゲルカートリッジ上でクロマトグラフィーにかけた。これらの手順により、クロロホルム−ヘキサンで濃縮した後、標題化合物(35mg、52%)を灰白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm 10.44(s,1H)、10.26(s,1H)、7.68(s,1H)、7.53(m,1H)、7.30(m,10H)、6.93(m,4H)、6.70(d,J=6.7,2H)、5.41(m,5H)、4.93(s,2H)、4.33(m,2H)、3.85(m,2H)、3.70(s,6H)、3.63(s,4H)、3.08(s,2H)、2.83(m,3H)、2.37(s,2H)、2.18(m,4H)、1.94(m,3H)、1.24(m,2H)、1.05(m,2H)、0.86(m,12H);MS(ESI+)m/z(相対存在率)909(100,M+H)
+。
[実施例6]
ジメチル(2S,2’S)−1,1’−((2S,2’S)−2,2’−(4,4’−(3−(4−シクロヘキシルフェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート
実施例6A
(2S,2’S)−N,N’−(4,4’−(3−(4−ヒドロキシフェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ジピロリジン−2−カルボキサミド
実施例2Bからの生成物(850mg、1.06mmol)に、三臭化ホウ素(ジクロロメタン中1.0M、2.34mL、2.34mmol)のジクロロメタン(25mL)中溶液を室温で0.25時間加えた。次いでメタノール(25mL)を溶液に加え、混合物を濃縮して、標題化合物540mg(76%)をビス臭化水素酸塩として得た。MS(ESI)m/z511(M+H)
+。
実施例6B
(2S,2’S)−tert−ブチル2,2’−(4,4’−(3−(4−ヒドロキシフェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ジピロリジン−1−カルボキシレート
実施例6Aからの生成物のビス臭化水素酸塩(600mg、0.893mmol)に、ジオキサン(25mL)およびメタノール(3mL)中の二炭酸ジ−tert−ブチル(487mg、2.23mmol)およびトリエチルアミン(2.49mL、17.86mmol)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した。次いで混合物を濃縮した。1N HClの溶液(10mL)を残留物に加え、続いてジクロロメタン(10mLで2回)で抽出した。有機抽出物を乾燥し、濾過し、濃縮した。次いで残留物をクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン中メタノール)により精製して、標題化合物425mg(67%)を得た。MS(ESI)m/z711(M+H)
+。その代わりに、Raney(登録商標)ニッケルおよび高圧環境下での水素を用いることにより、実施例2Bの生成物中のベンジル基を除去して、実施例6B(tert−ブトキシカルボニル基を除去していない。)を得ることができる。
実施例6C
(2S,2’S)−tert−ブチル2,2’−(4,4’−(3−(4−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ジピロリジン−1−カルボキシレート
ジクロロメタン(3mL)に溶解した実施例6Bからの生成物(50mg、0.07mmol)に、トリエチルアミン(0.098mL、0.702mmol)を加えた。次いでトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.059mL、0.352mmol)のジクロロメタン(2mL)中溶液を、室温で滴下添加した。1時間後、1N HClの溶液(5mL)を加え、続いてジクロロメタン(10mL)で抽出した。有機抽出物を乾燥し、濾過し、濃縮して、標題化合物60mg(100%)を得た。MS(ESI)m/z843(M+H)
+。
実施例6D
(2S,2’S)−tert−ブチル2,2’−(4,4’−(3−(4−シクロヘキセニルフェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ジピロリジン−1−カルボキシレート
ジメトキシエタン(3mL)および水(1mL)中の実施例6Cからの生成物(60mg、0.070mmol)、1−シクロヘキセン−イル−ボロン酸ピナコールエステル(16.3mg、0.078mmol)、重炭酸ナトリウム(29.9mg、0.356mmol)および[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(13mg、0.018mmol)を80℃で17時間加熱した。次いで水(5mL)を混合物に加え、続いて酢酸エチル(5mLで2回)で抽出した。有機抽出物を乾燥し、濾過し、濃縮した。次いで残留物をクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中酢酸エチル)により精製して、標題化合物20mg(36%)を得た。MS(ESI)m/z776(M+H)
+。
実施例6E
(2S,2’S)−tert−ブチル2,2’−(4,4’−(3−(4−シクロヘキシルフェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ジピロリジン−1−カルボキシレート
メタノール(3mL)中の実施例6Dからの生成物(20mg、0.026mmol)に、10%パラジウム炭素(11mg、0.103mmol)を加え、混合物を水素雰囲気(風船)下に置いた。室温で24時間水素化した後、混合物を珪藻土を通して濾過し、濾過ケーキをメタノールで洗浄した。濾液を濃縮して、標題化合物20mg(100%)を得た。MS(ESI)m/z778(M+H)
+。
実施例6F
(2S,2’S)−N,N’−(4,4’−(3−(4−シクロヘキシルフェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ジピロリジン−2−カルボキサミド
実施例6Fからの生成物(20mg、0.026mmol)を、実施例1Dに記載した方法を用いて処理して、標題化合物15mg(100%)を得た。
実施例6G
ジメチル(2S,2’S)−1,1’−((2S,2’S)−2,2’−(4,4’−(3−(4−シクロヘキシルフェニル)シクロプロパン−1,2−ジイル)ビス(4,1−フェニレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート
実施例6Fからの生成物(15mg、0.026mmol)および(S)−2−(メトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタン酸(9mg、0.052mmol)を、実施例1Eに記載した方法を用いて処理して、標題化合物9mg(40%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δppm 9.96(s,1H)、9.87(s,1H)、7.53(d,J=8.6Hz,2H)、7.33(m,5H)、6.98(m,5H)、4.43(m,1H)、4.39(m,1H)、4.02(m,2H)、3.80(m,4H)、3.61(m,2H)、3.54(m,6H)、2.90(m,1H)、2.74(m,1H)、2.68(m,1H)、2.12(m,2H)、1.80(m,14H)、1.26(m,5H)、0.88(m,12H);MS(ESI)m/z 891(M+H)
+。
[実施例7]
ジメチル(2S,2’S)−1,1’−((2S,2’S)−2,2’−(4,4’−(2−(4−tert−ブチルフェニル)シクロペンタ−3−エン−1,3−ジイル)ビス(4,1−フェニレン)ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン))ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート
実施例7A
3−メトキシシクロペンタ−2−エノン
1,3−シクロペンタンジオン(15.0g、153mmol)およびI
2(1.164g、4.59mmol)のメタノール(150mL)中混合物を25℃で16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残留物を酢酸エチル(200mL)に溶解し、Na
2S
2O
3水溶液(100mL)、水(100mL)およびブライン(100mL)で順次洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮した。残留物をさらに精製せずに次のステップに使用した。LC/MS(ESI)m/z113(M+H)
+。
実施例7B
2−ブロモ−3−メトキシシクロペンタ−2−エノン
実施例7A(500mg、4.46mmol)およびN−ブロモスクシンイミド(794mg、4.46mmol)のジクロロメタン(5mL)中混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を真空で濃縮した。残留物をシリカカラム(ジクロロメタン/メタノール=200:1、v/v)上で精製して、標題化合物(650mg、3.40mmol、収率76%)を固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm 4.12(s,3H)、2.79−2.82(m,2H)、2.62−2.65(m,2H);LC/MS(ESI)m/z 191(M+H)
+。
実施例7C
2−(4−tert−ブチルフェニル)−3−メトキシシクロペンタ−2−エノン
実施例7B(440mg、2.303mmol)、4−tert−ブチルフェニルボロン酸(492mg、2.76mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタンとの錯体(188mg、0.230mmol)およびK
2CO
3(637mg、4.61mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)および水(0.5mL)中混合物を100℃で16時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、ブライン(30mLで4回)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル上、石油エーテル/酢酸エチル=5:1、v/vで溶離)により精製して、標題化合物(445mg、1.821mmol、収率79%)を白色固体として得た。LC/MS(ESI)m/z245(M+H)
+。
実施例7D
3−ブロモ−2−(4−tert−ブチルフェニル)シクロペンタ−2−エノン
実施例7C(245mg、1.003mmol)の1,2−ジクロロエタン(5mL)中溶液に、PBr
3(0.142mL、1.504mmol)を加えた。得られた混合物を1時間加熱還流し、次いで周囲温度に冷却し、砕いた氷上に注ぎ入れた。有機層を分離し、飽和NaHCO
3水溶液(5mL)で洗浄し、MgSO
4で脱水した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル上、ジクロロメタン/メタノール=200:1、v/vで溶離)により精製して、標題化合物(200mg、0.682mmol、収率68.0%)を薄黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm 7.38(s,4H)、3.00−3.03(m,2H)、2.62−2.65(m,2H)、1.26(s,9H);LC/MS(ESI)m/z 293(M+H)
+。
実施例7E
tert−ブチル4−(2−(4−tert−ブチルフェニル)−3−オキソシクロペンタ−1−エニル)フェニルカルバメート
実施例7D(88mg、0.300mmol)、tert−ブチル4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニルカルバメート(105mg、0.330mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタンとの錯体(24.51mg、0.030mmol)およびK
2CO
3(83mg、0.600mmol)の1,4−ジオキサン(2mL)および水(0.5mL)中混合物を100℃で16時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(30mL)で希釈し、ブライン(10mLで4回)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮した。残留物を分取薄層クロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=2:1、v/vで溶離)により精製して、標題化合物(60mg、0.148mmol、収率49.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm 7.28−7.36(m,6H)、7.14(d,J=8.0Hz,2H)、6.52(s,1H)、3.00−3.03(m,2H)、2.66−2.69(m,2H)、1.51(s,9H)、1.32(s,9H);LC/MS(ESI)m/z 406(M+H)
+。
実施例7F
tert−ブチル4−(2−(4−tert−ブチルフェニル)−3−ヒドロキシシクロペンチル)フェニルカルバメート
実施例7E(20mg、0.049mmol)および10%パラジウム炭素(5.25mg、0.049mmol)のメタノール(4mL)中混合物を水素雰囲気(風船)下25℃で16時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空で濃縮した。残留物をさらに精製せずに次のステップに直接使用した。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δppm 6.67−7.25(m,8H)、6.26(s,1H)、4.53(brs,1H)、3.52(brs,1H)、3.29(br,1H)、1.82−2.24(m,4H)、1.45(s,9H)、1.20(s,9H);LC/MS(ESI)m/z 408(M−H)
−。
実施例7G
tert−ブチル4−(2−(4−tert−ブチルフェニル)−3−オキソシクロペンチル)フェニルカルバメート
粗製の実施例7F(263mg、0.641mmol)およびデス−マーチンペルヨージナン(299mg、0.705mmol)のジクロロメタン(4mL)中混合物を25℃で30分間撹拌した。混合物を酢酸エチル(30mL)で希釈し、飽和NaHCO
3溶液(10mLで4回)で洗浄し、次いで飽和Na
2S
2O
4溶液(10mLで4回)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮した。残留物を分取薄層クロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=200:1、v/vで溶離)により精製して、標題化合物(60mg、0.147mmol、収率22.97%)を薄黄色油状物として得た。
1H NMR(400MHz CDCl
3)δppm 7.18−7.20(m,4H)、7.05(d,J=8.8Hz,2H)、6.89(d,J=8.4Hz,2H)、6.33(s,1H)、3.32−3.42(m,2H)、2.57−2.63(m,1H)、2.33−2.41(m,2H)、1.95−1.98(m,1H)、1.44(s,9H)、1.18(s,9H);LC/MS(ESI)m/z 406(M−H)
−。
実施例7H
3−(4−アミノフェニル)−2−(4−tert−ブチルフェニル)シクロペンタノン
実施例7G(1.3g、3.19mmol)のジクロロメタン(12mL)およびトリフルオロ酢酸(4mL)中混合物を周囲温度で1時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、飽和NaHCO
3溶液(30mLで3回)およびブライン(30mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、真空で濃縮した。残留物を分取薄層クロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=2:1、v/v)により精製して、標題化合物(586mg、1.906mmol、収率59.8%)を固体として得た。LC/MS(ESI)m/z308(M+H)
+。
実施例7I
2−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(4−(2,5−ジメチル−1H−ピロール−1−イル)フェニル)シクロペンタノン
実施例7H(300mg、0.976mmol)、ヘキサン−2,5−ジオン(134mg、1.171mmol)およびp−トルエンスルホン酸(1.856mg、9.76μmol)のトルエン(2mL)中混合物を110℃で1時間撹拌した。混合物を真空で濃縮した。残留物をさらに精製せずに次のステップに直接使用した。LC/MS(ESI)m/z386(M+H)
+。
実施例7J
5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(4−(2,5−ジメチル−1H−ピロール−1−イル)フェニル)シクロペンタ−1−エニルトリフルオロメタンスルホネート
粗製の実施例7I(376mg、0.976mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.171mL、1.171mmol、テトラヒドロフラン)を−78℃で滴下添加した。周囲温度で30分間撹拌した後、1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−[(トリフルオロメチル)スルホニル]メタンスルホンアミド(418mg、1.171mmol)を、−78℃で反応混合物に一度に加えた。次いで混合物を室温に加温し、終夜撹拌した。反応を飽和NH
4Cl溶液でクエンチした。有機層を分離し、真空で濃縮した。残留物を分取薄層クロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=20:1、v/vで溶離)により精製して、標題化合物(300mg、0.580mmol、収率59.4%)を油状物として得た。LC/MS(ESI)m/z518(M+H)
+。
実施例7K
tert−ブチル4−(5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(4−(2,5−ジメチル−1H−ピロール−1−イル)フェニル)シクロペンタ−1−エニル)フェニルカルバメート
実施例7J(373mg、0.721mmol)、tert−ブチル4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニルカルバメート(253mg、0.793mmol)、K
2CO
3(299mg、2.162mmol)および[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタンとの錯体(58.8mg、0.072mmol)の1,4−ジオキサン(4mL)および水(1mL)中混合物を100℃で16時間加熱した。混合物を真空で濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル上、ジクロロメタン/石油エーテル=2:1、v/vで溶離)により精製して、標題化合物(386mg、0.688mmol、収率95%)を固体として得た。LC/MS(ESI)m/z561(M+H)
+。
実施例7L
tert−ブチル4−(4−(4−アミノフェニル)−5−(4−tert−ブチルフェニル)シクロペンタ−1−エニル)フェニルカルバメート
実施例7K(475mg、0.847mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(353mg、5.08mmol)およびKOH(143mg、2.54mmol)のエタノール(6mL)および水(2mL)中混合物を65℃で48時間撹拌した。混合物を真空で濃縮した。残留物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、ブライン(6mLで2回)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をさらに精製せずに次のステップに直接使用した。LC/MS(ESI)m/z483(M+H)
+。
実施例7M
4,4’−(2−(4−tert−ブチルフェニル)シクロペンタ−3−エン−1,3−ジイル)ジアニリン
粗製の実施例7L(372mg、0.771mmol)のジクロロメタン(3mL)およびトリフルオロ酢酸(1mL)中混合物を室温で16時間撹拌した。混合物をNaHCO
3水溶液で中和し、ジクロロメタン(10mLで2回)で抽出した。有機層をNa
2SO
4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル上、ジクロロメタン/メタノール=50:1、v/vで溶離)により精製して、標題化合物(240mg、0.627mmol、収率81%)を褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,メタノール−d
4)δppm 7.12(d,J=8.8Hz,2H)、6.98(d,J=8.8Hz,2H)、6.89(d,J=8.4Hz,2H)、6.86(d,J=8.4Hz,2H)、6.57(d,J=8.4Hz,2H)、6.43(d,J=8.4Hz,2H)、6.12(s,1H)、4.49(s,1H)、3.02−3.05(m,1H)、2.87−2.93(m,1H)、2.41−2.45(m,1H)、1.16(s,9H);LC/MS(ESI)m/z 383(M+H)
+。
実施例7N
ジメチル(2S,2’S)−1,1’−((2S,2’S)−2,2’−(4,4’−(2−(4−tert−ブチルフェニル)シクロペンタ−3−エン−1,3−ジイル)ビス(4,1−フェニレン)ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン))ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート
中間体9(103mg、0.376mmol)、実施例7M(80mg、0.188mmol)、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP(登録商標)、215mg、0.414mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.197mL、1.129mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中混合物を周囲温度で16時間撹拌した。次いで混合物を分取HPLC(装置:Gilson281(PHG008);カラム:Waters Xbridge(商標)OBD(商標)C18 19*250mm、10μm;移動相A:水(10ppmNH4HCO3)B:アセトニトリル、勾配:8分で32−80%B、15分で停止;流量(mL/分)30.00;検出波長(nm)214/254;保持時間(分)7.6;注入数2.00;粗製試料の純度(%)17.82)により精製して、標題化合物(30mg、0.034mmol、収率8.94%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz,メタノール−d4)δppm 7.02−7.47(m,12H)、6.43(s,1H)、4.49−4.57(m,2H)、4.20−4.27(m,3H)、3.93−3.98(m,2H)、3.65−3.75(m,8H)、3.06−3.15(m,1H)、2.63−2.67(m,2H)、2.03−2.31(m,10H)、1.27(s,9H)、0.95−1.06(m,12H);LC/MS(ESI)m/z 891(M+H)+。
[実施例8]
ジメチル(2S,2’S)−1,1’−((2S,2’S)−2,2’−(4,4’−(2−(4−tert−ブチルフェニル)シクロペンタン−1,3−ジイル)ビス(4,1−フェニレン)ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン))ビス(ピロリジン−2,1−ジイル))ビス(3−メチル−1−オキソブタン−2,1−ジイル)ジカルバメート
実施例7N(50mg、0.056mmol)および10%パラジウム炭素(5.97mg、0.056mmol)のメタノール(1mL)中混合物を水素(風船)下30℃で16時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空で濃縮した。残留物を分取HPLC(装置:Waters2767PHW003;カラム:Boston C18 10μm 21
*250mm;移動相A:水(0.05%NH
4HCO
3);B:アセトニトリル、勾配:8分で55−85%B、14分で停止;流量(mL/分)30.00;検出波長(nm)214/254;保持時間(分)8.18;注入数2.00;粗製試料の純度(%)70)により精製して、標題化合物(31mg、0.035mmol、収率61.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,メタノール−d
4)δppm 6.70−7.37(m,12H)、4.51−4.53(m,2H)、4.20−4.23(m,2H)、3.95−3.98(m,2H)、3.49−3.73(m,10H)、3.15−3.18(m,1H)、2.01−2.55(m,14H)、1.18−1.22(m,9H)、0.96−1.05(m,12H);LC/MS(ESI)m/z 893(M+H)
+。
実施例2、3、4および6の標題化合物は、5%FBSの存在下でのHCV 1b−Con1レプリコンアッセイで約0.1nM未満のEC50値を示した。実施例1、5および8の標題化合物は、5%FBSの存在下でのHCV 1b−Con1レプリコンアッセイで約0.1から約1nMのEC50値を示した。実施例7の標題化合物は、5%FBSの存在下でのHCV 1b−Con1レプリコンアッセイで約1から約5nMのEC50値を示した。
本発明では、実施例1−8における各化合物の薬学的に許容される塩、ならびに以下に記載する各化合物の薬学的に許容される塩も想到される。
同様に、以下の式Iの化合物または薬学的に許容されるこれらの塩も、上記したスキームおよび手順に従って同様に調製でき、
式中、Aは表1aから選択され、Bは表1bから選択され、Dは表2から選択され、YおよびZは各々独立に表3から選択され、
は表4から選択され、A、B、DおよびXは各々独立に1つまたは複数のR
Aで場合によって置換されており、DはJで場合によって置換されており、J、L
1、L
2、L
3およびR
Aは上記した通りである。好ましくは、L
1、L
2およびL
3は結合である。
表1a.A
表1b.B
表2.D
表3.YおよびZ
表3.YおよびZ(続き)
表3.YおよびZ(続き)
表4.
各化合物の抗HCV活性は、5%FBSの存在下でのレプリコンにおけるルシフェラーゼレポーター遺伝子の活性を測定することにより求めることができる。ルシフェラーゼレポーター遺伝子をHCV IRESに代えてポリオウイルスIRESの翻訳制御下に置き、HuH−7細胞を用いてレプリコンの複製を支援する。
本発明の化合物の阻害活性は、当業界で公知の各種アッセイを用いて評価することができる。例えば、2つの安定なサブゲノムレプリコン細胞系を細胞培養における化合物特性決定に用いることができ、1つは遺伝子型1a−H77由来であり、他方は遺伝子型1b−Con1由来であり、それらはそれぞれUniversity of Texas Medical Branch、Galveston、TXまたはApath,LLC、St.Louis、MOから得られる。レプリコン構築物はバイシストロニックサブゲノムレプリコンであることができる。遺伝子型1aレプリコン構築物は、HCVのH77株由来のNS3−NS5Bコード領域(1a−H77)を含む。そのレプリコンは、ホタルルシフェラーゼレポーターおよびネオマイシンホスホトランスフェラーゼ(Neo)選択可能なマーカーも有する。FMDV2aプロテアーゼによって分離されたこれら2つのコード領域は、バイシストロニックレプリコン構築物の第1のシストロンを含み、第2のシストロンは適応変異E1202G、K1691R、K2040RおよびS2204Iを伴うNS3−NS5Bコード領域を含む。1b−Con1レプリコン構築物は、HCV5’UTR、3’UTRおよびNS3−NS5Bコード領域が1b−Con1株由来であり、適応変異がK1609E、K1846TおよびY3005Cである以外は1a−H77レプリコンと同一である。さらに、1b−Con1レプリコン構築物は、HCV IRESとルシフェラーゼ遺伝子との間にポリオウイルスIRESを含む。レプリコン細胞系は、10%(v/v)ウシ胎仔血清(FBS)、ペニシリン100IU/ml、ストレプトマイシン100mg/ml(Invitrogen)およびG418 200mg/ml(Invitrogen)を含むDulbecco改変イーグル培地(DMEM)中で維持することができる。
本発明の化合物のHCV複製に対する阻害効果は、ルシフェラーゼレポーター遺伝子の活性を測定することにより求めることができる。例えば、5%FBSを含むDMEM 100μl中細胞5000個/ウェルの密度で、レプリコン含有細胞を96ウェルプレート中に播種することができる。翌日、化合物をジメチルスルホキシド(DMSO)で希釈して、一連の8回の半対数希釈で200倍原液を生成することができる。次いでその希釈系列を、5%FBSを含む培地でさらに100倍希釈することができる。5%FBS含有DMEM 100μlがすでに入った終夜細胞培養プレートに、阻害薬を含む培地を加える。ヒト血漿存在下での阻害活性を測定するアッセイでは、終夜細胞培養プレートからの培地を、40%ヒト血漿および5%FBSを含むDMEMと交換することができる。細胞を組織培養インキュベータで3日間インキュベートすることができ、その後Passive Lysis緩衝液(Promega)30μlを各ウェルに加えることができ、次いでプレートを揺らしながら15分間インキュベートして細胞を溶解させる。ルシフェリン溶液(100μl、Promega)を各ウェルに加えることができ、ルシフェラーゼ活性をVictor II照度計(Perkin−Elmer)を用いて測定することができる。HCV RNA複製の阻害パーセントを、各化合物濃度について計算することができ、4パラメータロジスティック方程式に適合する非線形回帰曲線およびGraphPad Prism4ソフトウェアを用いてEC50値を計算することができる。上記のアッセイまたは同様の細胞に基づくレプリコンアッセイを用いると、本発明の代表的な化合物は、HCV複製に対して大幅に阻害活性を示した。
本発明は、本発明の化合物を含む医薬組成物も特徴とする。本発明の医薬組成物は、1つまたは複数の本発明の化合物を含むことができ、その各々が式I(またはIA、IB、IC、ID、IE、IFもしくはIG)を有する。
さらに本発明は、本発明の化合物の薬学的に許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグを含む医薬組成物を特徴とする。限定されるものではないが、薬学的に許容される塩は、両性イオンであるか、または薬学的に許容される無機もしくは有機の酸または塩基から誘導されるものであることができる。好ましくは薬学的に許容される塩は、過度の毒性、刺激またはアレルギー応答なく、その化合物の遊離酸または塩基の生物学的有効性を保持するものであり、妥当な利益/リスク比を有し、所期の用途において有効であり、生物学的または他の形で望ましくないものではない。
本発明はさらに、本発明の化合物(またはこの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)および別の治療剤を含む医薬組成物を特徴とする。限定するものではなく例示として、これら他の治療剤は、抗ウイルス薬(例えば、抗HIV薬、抗HBV薬またはHCVプロテアーゼ阻害薬、HCVポリメラーゼ阻害薬、HCVヘリカーゼ阻害薬、IRES阻害薬もしくはNS5A阻害薬などの他の抗HCV薬)、抗菌薬、抗真菌薬、免疫調節剤、抗癌剤もしくは化学療法剤、抗炎症剤、アンチセンスRNA、siRNA、抗体または肝硬変もしくは肝臓の炎症を治療するための薬剤から選択することができる。これら他の治療剤の具体例には、リバビリン、α−インターフェロン、β−インターフェロン、ペグ化インターフェロン−α、ペグ化インターフェロン−λ、リバビリン、ビラミジン、R−5158、ニタゾキサニド、アマンタジン、Debio−025、NIM−811、R7128、R1626、R4048、T−1106、PSI−7851(Pharmasset)(ヌクレオシドポリメラーゼ阻害薬)、PSI−938(Pharmasset)(ヌクレオシドポリメラーゼ阻害薬)、PF−00868554、ANA−598、IDX184(ヌクレオシドポリメラーゼ阻害薬)、IDX102、IDX375(非ヌクレオシドポリメラーゼ阻害薬)、GS−9190(非ヌクレオシドポリメラーゼ阻害薬)、VCH−759、VCH−916、MK−3281、BCX−4678、MK−3281、VBY708、ANA598、GL59728、GL60667、BMS−790052(NS5A阻害薬)、BMS−791325(プロテアーゼ阻害薬)、BMS−650032、BMS−824393、GS−9132、ACH−1095(プロテアーゼ阻害薬)、AP−H005、A−831(Arrow Therapeutics)(NS5A阻害薬)、A−689(Arrow Therapeutics)(NS5A阻害薬)、INX08189(Inhibitex)(ポリメラーゼ阻害薬)、AZD2836、テラプレビル(プロテアーゼ阻害薬)、ボセプレビル(プロテアーゼ阻害薬)、ITMN−191(Intermune/Roche)、BI−201335(プロテアーゼ阻害薬)、VBY−376、VX−500(Vertex)(プロテアーゼ阻害薬)、PHX−B、ACH−1625、IDX136、IDX316、VX−813(Vertex)(プロテアーゼ阻害薬)、SCH900518(Schering−Plough)、TMC−435(Tibotec)(プロテアーゼ阻害薬)、ITMN−191(Intermune、Roche)(プロテアーゼ阻害薬)、MK−7009(Merck)(プロテアーゼ阻害薬)、IDX−PI(Novartis)、BI−201335(Boehringer Ingelheim)、R7128(Roche)(ヌクレオシドポリメラーゼ阻害薬)、MK−3281(Merck)、MK−0608(Merck)(ヌクレオシドポリメラーゼ阻害薬)、PF−868554(Pfizer)(非ヌクレオシドポリメラーゼ阻害薬)、PF−4878691(Pfizer)、IDX−184(Novartis)、IDX−375(Pharmasset)、PPI−461(Presidio)(NS5A阻害薬)、BILB−1941(Boehringer Ingelheim)、GS−9190(Gilead)、BMS−790052(BMS)、アルブフェロン(Novartis)、ABT−450(Abbott/Enanta)(プロテアーゼ阻害薬)、ABT−333(Abbott)(非ヌクレオシドポリメラーゼ阻害薬)、ABT−072(Abbott)(非ヌクレオシドポリメラーゼ阻害薬)、リトナビル、別のシトクロムP450モノオキシゲナーゼ阻害薬またはこれらの任意の組合せなどがあるが、これらに限定されるものではない。
1つの実施形態において、本発明の医薬組成物は、1つまたは複数の本発明の化合物(またはこれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)および1つまたは複数の他の抗ウイルス薬を含む。
別の実施形態において、本発明の医薬組成物は、1つまたは複数の本発明の化合物(またはこれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)および1つまたは複数の他の抗HCV薬を含む。例えば、本発明の医薬組成物は、式I、IA、IB、IC、ID、IE、IFもしくはIGを有する本発明の化合物(またはこれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)およびHCVポリメラーゼ阻害薬(ヌクレオシドまたは非ヌクレオシド型のポリメラーゼ阻害薬など)、HCVプロテアーゼ阻害薬、HCVヘリカーゼ阻害薬、CD81阻害薬、サイクロフィリン阻害薬、IRES阻害薬またはNS5A阻害薬から選択される薬剤を含むことができる。
さらに別の実施形態において、本発明の医薬組成物は、1つまたは複数の本発明の化合物(またはこれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)および抗HBV薬、抗HIV薬または抗A型肝炎薬、抗D型肝炎薬、抗E型肝炎薬もしくは抗G型肝炎薬などの1つまたは複数の他の抗ウイルス薬を含む。抗HBV薬の例には、アデホビル、ラミブジンおよびテノホビルなどがあるが、これらに限定されるものではない。抗HIV薬の例には、リトナビル、ロピナビル、インディナビル、ネルフィナビル、サクイナビル、アンプレナビル、アタザナビル、チプラナビル、TMC−114、ホスアンプレナビル、ジドブジン、ラミブジン、ジダノシン、スタブジン、テノホビル、ザルシタビン、アバカビル、エファビレンツ、ネビラピン、デラビルジン、TMC−125、L−870812、S−1360、エンフビルチド、T−1249または他のHIVプロテアーゼ、逆転写酵素、インテグラーゼもしくは融合阻害薬などがあるが、これらに限定されるものではない。当業者に明らかなように、他の任意の望ましい抗ウイルス薬も、本発明の医薬組成物に含めることができる。
好ましい実施形態において、本発明の医薬組成物は、本発明の化合物(例えば、式I、IA、IB、IC、ID、IE、IFもしくはIGの化合物または好ましくは実施例1−8から選択される化合物またはこれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)およびHCVプロテアーゼ阻害薬を含む。別の好ましい実施形態において、本発明の医薬組成物は、本発明の化合物(例えば、式I、IA、IB、IC、ID、IE、IFもしくはIGの化合物または好ましくは実施例1−8から選択される化合物またはこれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)およびHCVポリメラーゼ阻害薬(例えば、非ヌクレオシドポリメラーゼ阻害薬または好ましくはヌクレオシドポリメラーゼ阻害薬)を含む。さらに別の好ましい実施形態において、本発明の医薬組成物は、(1)本発明の化合物(例えば、式I、IA、IB、IC、ID、IE、IFもしくはIGの化合物または好ましくは実施例1−8から選択される化合物またはこれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)、(2)HCVプロテアーゼ阻害薬および(3)HCVポリメラーゼ阻害薬(例えば、非ヌクレオシドポリメラーゼ阻害薬または好ましくはヌクレオシドポリメラーゼ阻害薬)を含む。プロテアーゼおよびポリメラーゼ阻害薬の非限定的な例は上記で記載されている。
本発明の医薬組成物は典型的に、薬学的に許容される担体または賦形剤を含む。適切な薬学的に許容される担体/賦形剤の例には、糖類(例えば、乳糖、グルコースまたはショ糖)、デンプン類(例えば、トウモロコシデンプンまたはジャガイモデンプン)、セルロースもしくはこれの誘導体(例えば、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、エチルセルロースまたは酢酸セルロース)、オイル類(例えば、落花生油、綿実油、紅花油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油または大豆油)、グリコール類(例えば、プロピレングリコール)、緩衝剤(例えば、水酸化マグネシウムまたは水酸化アルミニウム)、寒天、アルギン酸、粉末トラガカント、麦芽、ゼラチン、タルク、カカオバター、発熱物質を含まない水、等張生理食塩水、リンゲル液、エタノールまたはリン酸緩衝液などがあるが、これらに限定されるものではない。潤滑剤、着色剤、離型剤、コーティング剤、甘味剤、香味剤もしくは芳香剤、保存剤または酸化防止剤も、本発明の医薬組成物に含めることができる。
本発明の医薬組成物は、当業界で周知の方法を用いて、それらの投与経路に基づいて製剤化することができる。例えば、無菌注射用製剤は、適切な分散剤または湿展剤および懸濁剤を用いて無菌注射用水性または油性懸濁液として調製することができる。直腸投与用の坐剤は、常温では固体であるが直腸温度では液体であることから、直腸で融解して薬剤を放出するカカオバターまたはポリエチレングリコール類などの適切な非刺激性賦形剤および薬剤を混合することにより調製することができる。経口投与用の固体剤形は、カプセル、錠剤、丸薬、粉剤または粒剤であることができる。そのような固体剤形では、活性化合物をショ糖、乳糖またはデンプンなどの少なくとも1つの不活性希釈剤と混和することができる。固体剤形は、潤滑剤などの不活性希釈剤に加えて他の物質を含むこともできる。カプセル、錠剤および丸薬の場合、剤形は緩衝剤を含むこともできる。錠剤および丸薬はさらに、腸溶性コーティングと共に調製することができる。経口投与用の液体剤形には、当業界で通常使用される不活性希釈剤を含む薬学的に許容される乳濁液、液剤、懸濁液、シロップまたはエリキシル剤などがあり得る。液体剤形は、湿潤剤、乳化剤、懸濁剤、甘味剤、香味剤または芳香剤を含むこともできる。本発明の医薬組成物は、米国特許第6,703,403号に記載されている通りにリポソームの形態で投与することもできる。本発明に適用可能な薬剤の製剤については、例えばHoover,John E.、REMINGTON’S PHARMACEUTICAL SCIENCES(Mack Publishing Co.、Easton、PA:1975年)およびLachman,L.編、PHARMACEUTICAL DOSAGE FORMS(Marcel Decker、New York、N.Y.、1980年)に総論がある。
本明細書に記載した化合物のいずれかまたはこの薬学的に許容される塩を用いて、本発明の医薬組成物を調製することができる。
好ましい実施形態において、本発明の化合物(例えば、式I、IA、IB、IC、ID、IE、IFもしくはIGの化合物または好ましくは実施例1−8から選択される化合物またはこれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)を、薬学的に許容される親水性ポリマーを含む非晶質基剤中に本発明の化合物を分子的に分散させることができる固体分散剤で製剤化する。基剤は、薬学的に許容される界面活性剤を含むこともできる。本発明の化合物を製剤する上での適切な固体分散技術には、溶融押出、噴霧乾燥、共沈、凍結乾燥または他の溶媒蒸発技法などがあるが、これらに限定されるものではなく、溶融押出および噴霧乾燥が好ましい。1つの例において、本発明の化合物は、コポビドンおよびビタミンE TPGSを含む固体分散剤で製剤化される。別の例では、本発明の化合物は、コポビドンおよびSpan20を含む固体分散剤で製剤化される。
本明細書に記載した固体分散剤は、少なくとも30重量%の薬学的に許容される親水性ポリマーまたはそのような親水性ポリマーの組合せを含むことができる。好ましくは、固体分散剤は、少なくとも40重量%の薬学的に許容される親水性ポリマーまたはそのような親水性ポリマーの組合せを含む。より好ましくは、固体分散剤は、少なくとも50重量%(例えば少なくとも60%、70%、80%または90%など)の薬学的に許容される親水性ポリマーまたはそのようなポリマーの組合せを含む。本明細書に記載した固体分散剤は、少なくとも1重量%の薬学的に許容される界面活性剤またはそのような界面活性剤の組合せを含むこともできる。好ましくは、固体分散剤は、少なくとも2重量%の薬学的に許容される界面活性剤またはそのような界面活性剤の組合せを含む。より好ましくは、固体分散剤は、4重量%から20重量%の界面活性剤、例えば5重量%から10重量%の界面活性剤を含む。さらに、本明細書に記載した固体分散剤は、少なくとも1重量%、好ましくは少なくとも5%、例えば少なくとも10%などの本発明の化合物を含むことができる。1つの例において、固体分散剤は、7%ビタミンE−TPGSおよび88%コポビドンを含む非晶質基剤中に分子的に分散された5%の本発明の化合物(例えば、式I、IA、IB、IC、ID、IE、IFもしくはIGの化合物または好ましくは実施例1−8から選択される化合物またはこれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)を含む。その固体分散剤は、マンニトール/アエロジル(99:1)などの他の賦形剤と混合することもでき、固体分散剤の他の賦形剤に対する重量比は5:1から1:5の範囲であることができ、1:1が好ましい。別の例では、固体分散剤は、5%Span20および90%コポビドンを含む非晶質基剤中に分子的に分散された5%の本発明の化合物(例えば、式I、IA、IB、IC、ID、IE、IFもしくはIGの化合物または好ましくは実施例1−8から選択される化合物またはこれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)を含む。その固体分散剤は、マンニトール/アエロジル(99:1)などの他の賦形剤と混合することもでき、その固体分散剤は、マンニトール/アエロジル(99:1)などの他の賦形剤と混合することもでき、固体分散剤の他の賦形剤に対する重量比は5:1から1:5の範囲であることができ、1:1が好ましい。
各種添加剤を、固体分散剤中に含ませるまたは固体分散剤と混合することもできる。例えば、流動調節剤、結合剤、潤滑剤、充填剤、崩壊剤、可塑化剤、着色剤または安定剤から選択される少なくとも1つの添加剤を、固体分散剤を圧縮して錠剤にする際に使用することができる。これらの添加剤は、圧縮成形前に粉砕または製粉された固体分散剤と混合することができる。崩壊剤は、圧縮剤の胃での急速な崩壊を促進し、放出された顆粒を互いに分離された状態に維持するものである。適切な崩壊剤の例には、架橋ポリビニルピロリドン、架橋ナトリウムカルボキシメチルセルロースまたはナトリウムクロスカルメロースなどの架橋ポリマーなどがあるが、これらに限定されるものではない。適切な充填剤(増量剤とも称される。)の例には、乳糖一水和物、リン酸水素カルシウム、微結晶セルロース(例えば、Avicell)、ケイ酸塩、特に二酸化ケイ素、酸化マグネシウム、タルク、ジャガイモもしくはトウモロコシデンプン、イソマルトまたはポリビニルアルコールなどがあるが、これらに限定されるものではない。適切な流動調節剤の例には、高分散シリカ(例えば、アエロジルなどのコロイド状シリカ)および動物性もしくは植物性脂肪またはロウ類などがあるが、これらに限定されるものではない。適切な潤滑剤の例には、ポリエチレングリコール(例えば、1000から6000の分子量を有するもの)、ステアリン酸マグネシウムおよびカルシウム、フマル酸ナトリウムステアリルなどがあるが、これらに限定されるものではない。安定剤の例には、酸化防止剤、光安定剤、ラジカル捕捉剤または微生物による攻撃に対する安定剤などがあるが、これらに限定されるものではない。
本発明はさらに、HCV複製を阻害する上での本発明の化合物(またはこれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)の使用方法を特徴とする。当該方法は、HCVウイルス感染した細胞を有効量の本発明の化合物(またはこの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)と接触させることで、当該細胞でのHCVウイルスの複製を阻害する段階を含む。本明細書で使用される場合、「阻害」とは、阻害される活性(例えば、ウイルス複製)の大幅な低下または消滅を意味する。多くの場合、本発明の代表的な化合物は、HCVウイルスの複製(例えば、上記のHCVレプリコンアッセイで)を少なくとも10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、95%またはそれ以上低下させることができる。
本発明の化合物は1つまたは複数のHCVサブタイプを阻害することができる。本発明の影響を受けやすいHCVサブタイプの例には、HCV遺伝子型1、2、3、4、5および6、例えばHCV遺伝子型1a、1b、2a、2b、2c、3aまたは4aなどがあるが、これらに限定されるものではない。1つの実施形態において、本発明の1つの化合物または複数の化合物(またはこれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)を用いて、HCV遺伝子型1aの複製を阻害する。別の実施形態において、本発明の1つの化合物または複数の化合物(またはこれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)を用いて、HCV遺伝子型1bの複製を阻害する。さらに別の実施形態において、本発明の1つの化合物または複数の化合物(またはこれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)を用いて、HCV遺伝子型1aおよび1bの両方の複製を阻害する。
本発明は、HCV感染を治療する上での本発明の化合物(またはこれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)の使用方法も特徴とする。当該方法は典型的に、治療有効量の本発明の化合物(またはこの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)またはこれを含む医薬組成物をHCV患者に投与することで、患者の血液または肝臓中のHCVウイルスレベルを低下させることを含む。本明細書で使用される場合、「治療する」という用語は、そのような用語が適用される障害もしくは状態またはそのような障害もしくは状態の1つもしくは複数の症状を逆行、緩和、進行阻害または予防することを指す。「治療」という用語は、治療する行為を指す。1つの実施形態において、当該方法は、治療有効量の2つ以上の本発明の化合物(またはこれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)またはこれを含む医薬組成物をHCV患者に投与することで、患者の血液または肝臓中のHCVウイルスレベルを低下させることを含む。
本発明の化合物(またはこの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)は、単一の活性医薬剤としてまたは他の抗HCV薬、抗HIV薬、抗HBV薬、抗A型肝炎薬、抗D型肝炎薬、抗E型肝炎薬、抗G型肝炎薬もしくは他の抗ウイルス薬などの別の所望の薬剤と組み合わせて投与することができる。本明細書に記載した化合物のいずれかまたはこの薬学的に許容される塩を、本発明の方法で用いることができる。1つの実施形態において、本発明は、本発明の化合物(例えば、式I、IA、IB、IC、ID、IE、IFもしくはIGの化合物または好ましくは実施例1−8から選択される化合物またはこれらの塩、溶媒和物もしくはプロドラッグ)、インターフェロンおよびリバビリンをHCV患者に投与することを含む、HCV感染の治療方法を特徴とする。インターフェロンは、好ましくはα−インターフェロン、より好ましくはPEGASYS(ペグインターフェロンα−2a)などのペグ化インターフェロン−αである。
本発明の化合物(またはこの塩、溶媒もしくはプロドラッグ)は、単回用量または分割用量で患者に投与することができる。典型的な1日投与量は、0.1から200mg/体重kg、例えば0.25から100mg/体重kgの範囲であることができるが、これに限定されるものではない。単回用量組成物は、1日用量を構成するこれらの量またはそれらの約数を含むことができる。好ましくは、各投与量は、患者の血液または肝臓中のHCVウイルス負荷量を低下させる上で有効な十分な量の本発明の化合物を含む。単一剤形を製造する上での有効成分または組み合わせた有効成分の量は、治療される宿主および特定の投与様式に応じて変わり得る。任意の特定の患者に対する具体的な用量レベルは、用いられる具体的化合物の活性、年齢、体重、全身の健康状態、性別、食事、投与時刻、投与経路、排泄速度、併用薬剤および療法を受けている特定の疾患の重症度などの多様な要素によって決まることは明らかである。
本発明はさらに、HCV感染を治療する上での本発明の医薬組成物の使用方法を特徴とする。当該方法は典型的に、本発明の医薬組成物をHCV患者に投与することで、患者の血液または肝臓中のHCVウイルスレベルを低下させることを含む。本明細書に記載した医薬組成物のいずれかを、本発明の方法で使用することができる。
さらに、本発明は、HCV感染の治療用の医薬を製造する上での本発明の化合物または塩の使用を特徴とする。本明細書に記載した化合物のいずれかまたはこの薬学的に許容される塩を、本発明の医薬を作製するのに使用することができる。
本発明の化合物は同位体で置換することもできる。好ましい同位体置換には、重水素、13C、15Nまたは18Oなどの安定または非放射性同位体による置換などがある。水素の重水素による置換などの重原子の組込みによって、薬剤の薬物動態を変える可能性がある同位体効果を生じさせることができる。1つの例において、本発明の化合物における少なくとも5mol%(例えば、少なくとも10mol%)の水素を重水素で置換する。別の例では、本発明の化合物における少なくとも25モル%の水素を重水素で置換する。さらなる例では、本発明の化合物における少なくとも50、60、70、80または90モル%の水素を重水素で置換する。重水素の天然存在度は約0.015%である。重水素による置換またはそれの濃縮は、プロトンの重水素による交換または濃縮もしくは置換された出発物質を用いる分子の合成のいずれかによって実現することができるが、これらに限定されるものではない。当業界で公知の他の方法を、同位体置換に使用することもできる。
前述した本発明の説明は例示および説明を提供するものであり、網羅的なものであったり、本発明を開示されている詳細なものに限定したりすることを意図したものではない。上記の教示内容を考慮すれば修正および変形形態が可能であるまたは本発明の実施からそれらが得られることが可能である。したがって留意すべき点として、本発明の範囲は特許請求の範囲およびこれの均等物によって定義されるものである。