JP5916461B2 - 表面保護フィルム用ポリエステルフィルムおよび表面保護フィルム - Google Patents
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例えば、芳香族ジカルボン酸の低級アルキルエステルとグリコールとの間でエステル交換反応をさせるか、あるいは芳香族ジカルボン酸とグリコールとを直接エステル化させるかして、実質的に芳香族ジカルボン酸のビスグリコールエステル、またはその低重合体を形成させ、次いでこれを減圧下、加熱して重縮合させる方法が採用される。その目的に応じ、脂肪族ジカルボン酸を共重合しても構わない。
ポリエステルに非相溶な他のポリマー成分および顔料を除去したポリエステル1gを精秤し、フェノール/テトラクロロエタン=50/50(重量比)の混合溶媒100mlを加えて溶解させ、30℃で測定した。
島津製作所製遠心沈降式粒度分布測定装置SA−CP3型を用いてストークスの抵抗則にもとづく沈降法によって粒子の大きさを測定した。
塗布組成物の水分散体を適当な濃度に希釈し、日機装製マイクロトラックUPAにて、個数平均の50%平均径を測定した。
包埋樹脂でフィルムを固定し断面をミクロトームで切断し、2%オスミウム酸で60℃、2時間染色して試料を調整した。得られた試料を、透過型電子顕微鏡(日本電子製JEM2010)で観察し、塗布層の厚みを測定した。フィルムの計15箇所を測定し、数値の大きい方から3点と、小さい方から3点を除いた9点の平均を塗布層厚みとする
JIS−K−7105に準じ、スガ試験機(株)製写像性測定機 ICM−1により、透過法にてフィルムの写像性値を測定した。なお、値は、光学くし0.125mmのものを読みとる。
サンプルの塗布層上に、下記に示すとおりの活性エネルギー線硬化樹脂組成物を、硬化後の厚さが7μmになるように塗布し、80℃に設定した熱風乾燥式オーブンにて1分間乾燥させた。次いで、120W/cmのエネルギーの高圧水銀灯を使用し、照射距離100mmにて約7秒間照射し硬化を行って、フィルム上に活性エネルギー線硬化樹脂層を設けた積層フィルムを得た。この時の活性エネルギー線の積算光量を、紫外線積算光量計UIT−250および受光器UVD−C365(ウシオ電機製)を用いて測定したところ、約110mJ/cm2であった。得られた積層フィルムの活性エネルギー線硬化樹脂層に、1インチ幅に碁盤目が100個になるようクロスカットを入れ、その上に18mm幅のテープ(ニチバン製セロテープ(登録商標)CT−18)を貼り付け、急速剥離テストを実施し、剥離面積によりその密着性を評価した。判定基準は以下のとおりである。
◎:碁盤目剥離個数=0
○:1≦碁盤目剥離個数≦10
△:11≦碁盤目剥離個数≦20
×:21<碁盤目剥離個数
××:全面が剥離
硬化樹脂組成物:日本化薬製KAYARAD DPHAを80重量部、日本化薬製KAYARAD R−128Hを20重量部、チバスペシャルティケミカル製IRGACURE651を5重量部の混合物をトルエンで希釈し、濃度30重量%とした組成物
日本ヒューレット・パッカード社製 高抵抗測定器:HP4339Bおよび測定電極:HP16008Bを使用し、23℃,50%RHの測定雰囲気でサンプルを30分間調湿後、表面固有抵抗値を測定した。なお、表面固有抵抗が1×1012Ω以下であれば良好な帯電防止性能があると言え、1×1010Ω以下であれば十分な帯電防止性能があると言える。
微粘着層を設けたフィルムの反対面に上記(1)と同様のハードコート層を設けた後、実際に携帯電話の表示画面に貼り付けて、鮮映性・視認性について、下記判定基準により、判定を行った。
《判定基準》
◎:鮮映性・視認性、特に良好(実用上、問題ないレベル)
○:鮮映性・視認性良好(実用上、問題ないレベル)
×:鮮映性・視認性不良(実用上、問題あるレベル)
○:接着性、帯電防止性、視認性いずれも良好であり、保護フィルム用として好適である
×:接着性、帯電防止性、視認性のいずれかの特性が劣っており、保護フィルム用として不適当である
(ポリエステル1):実質的に粒子を含有しない、極限粘度0.66のポリエチレンテレフタレート
(ポリエステル2):平均粒径(d50)が1.6μmの非晶質シリカを0.3重量%含有する、極限粘度0.65のポリエチレンテレフタレート
(ポリエステル3):平均粒径(d50)が0.5μmの架橋高分子微粉体を0.5重量%含有する、極限粘度0.61のポリエチレンテレフタレート
(ポリエステル4):平均一次粒径20nm、平均粒径(d50)が0.1μmのγ型酸化アルミニウム微細凝集粒子を1.5重量%含有する、極限粘度0.61のポリエチレンテレフタレート
また、塗布組成物としては以下を用いた。
(E1):下記式1−1の構成単位と、下記式1−2の構成単位とを重量比率で95/5の重量比率で共重合した、数平均分子量20000の高分子化合物
反応性乳化剤としてアルコキシポリエチレングリコールメタクリレートを存在下に、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸、N−メチロールアクリルアミドを主成分として共重合した、ガラス転移点が50℃、酸価が14mgKOH、平均粒径が0.05μmであるアクリル樹脂
(C1):オキサゾリン基がアクリル系樹脂にブランチされたポリマー型架橋剤であるエポクロス WS−500(日本触媒製)
(C2):メトキシメチロールメラミンであるベッカミン J−101(日本資材製)。
(C3):ポリグリセロールポリグリシジルエーテルであるデナコールEX−521(ナガセケムテックス製)
(F1):平均粒径0.07μmのシリカゾル水分散体
(S1):界面活性剤サーフィノール465(エアープロダクツ製)
上記ポリエステル1とポリエステル2をそれぞれ83%、17%の割合で混合した混合原料をA層の原料とし、ポリエステル1を100%の原料をB層の原料として、2台の押出機に各々を供給し、各々285℃で溶融した後、A層を最外層(表層)、B層を中間層として、40℃に冷却したキャスティングドラム上に、2種3層(ABA)で、厚み構成比がA:B:A=6:88:6になるように共押出し冷却固化させて無配向シートを得た。次いで、ロール周速差を利用してフィルム温度85℃で縦方向に3.4倍延伸した後、テンターに導き、横方向に120℃で4.0倍延伸し、230℃で熱処理を行った後、フィルムをロール上に巻き上げ、厚さ50μmの積層ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性を下記表2に示す。
比較例1と同様の工程において得られた一軸配向フィルムの両面に、下記表1に示すとおりの塗布液を塗布した。次いでこのフィルムをテンター延伸機に導き、その熱を利用して塗布組成物の乾燥を行いつつ、比較例1と同様の工程によって、フィルム厚みが50μmの二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムの上に、表1に示す厚さの塗布層を設けた積層ポリエステルフィルムを得た。このフィルムの特性を下記表2に示す。
実施例1と同様の工程において、塗布液を表1に示すように変更し、フィルム厚みが50μmの基材フィルムの上に塗布層を設けた積層ポリエステルフィルムを得た。このフィルムの特性を表2に示す。
上記ポリエステル1とポリエステル3とポリエステル4を重量比でそれぞれ60%、30%、10%の割合で混合した混合原料をA層の原料とすること以外は実施例1と同様の方法により、積層ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性を下表2に示す。
上記ポリエステル1とポリエステル2を重量比でそれぞれ40%、60%の割合で混合した原料をA層の原料とする以外は実施例1と同様の方法により積層ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性を下表2に示す。
Claims (2)
- ポリエステルフィルムの少なくとも片面に厚さ0.01〜0.05μmの塗布層を有する積層ポリエステルフィルムであり、当該塗布層が、ノニオン性の反応性乳化剤に由来する親水基を分子中に有するアクリル系樹脂と、オキサゾリン化合物と、4級アンモニウム基を有する化合物とを含有する塗布液から形成されてなり、積層ポリエステルフィルムの写像性値が89%以上であることを特徴とする表面保護フィルム用ポリエステルフィルム。
- 請求項1記載のポリエステルフィルムの少なくとも片面に微粘着層を有することを特徴とする表面保護フィルム。
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