JP5919229B2 - 環境形成装置及び物品出し入れ方法 - Google Patents
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Description
また、環境試験装置200は、図24のように、試験室201と連通する空気流路210がある。この空気流路210には、空気の流れ方向上流側から下流側にかけて、加湿装置205、冷却機206、加熱装置207、及び送風機208が設けられている。
そして、空気流路210の出口側(空気の流れ方向下流側)には、温度センサー212と湿度センサー213が設けられている。
このように、環境試験装置200では、空気流路210内に設けられた部材と、温度センサー212及び湿度センサー213によって、試験室201内の雰囲気を調整する空気調和装置215が構成されている。
環境試験装置200は、この空気調和装置215によって、試験室201内に所望の温度・湿度環境を作ることが可能となっている。
環境試験装置200は、ステンレススチール等で作られた外郭部材220を持つ。
外郭部材220の内部は、図示しない仕切り壁があり、大きく5つの領域に分かれている。すなわち、環境試験装置200の内部は、実質的に5区画に仕切られており、試験室配置部221、台座部222、操作機器設置部223、電装品配置部224及び配管配置部225に分かれている。
環境試験装置200は、扉部材218を開閉することによって、図24のように試験室201内に試験対象物品230を設置可能となっている。
環境試験が終了すれば、再度扉部材218を開き、試験室201内の試験対象物品230を取り出す。
例えば、婦人用体温計のように、体温を精密に測定する必要がある体温計においては、加工室の温度を一定の環境に維持し、この中に婦人用体温計を設置して微調整する場合がある。
ここで、従来技術では、上記したように、扉部材218は試験室201の断面積に匹敵する面積を有する。そのため、扉部材218を開くと、試験室201内の環境が大きく乱れる。
より具体的には、試験室201内の空気が外部の空気と置換され、折角調整した温度や湿度が目標環境から大きく外れてしまう。
したがって、試験対象物品230を入れ換えて環境試験を続行する場合や、新たなワークを物品配置空間(加工室)に入れて加工等行う場合には、扉部材218等を閉じた後、試験室201等内の温度等が安定するまでの間、環境試験や加工等を休止する必要がある。
そのため、従来技術の環境形成装置は、試験対象物品230(物品)の出し入れがあるごとに休止時間が発生し、時間的効率が悪いという不満があった。
すなわち、本発明は、物品を配置する物品配置空間と、当該物品配置空間を所望の環境に維持する空気調和装置とを備えた環境形成装置において、前記物品配置空間は、壁で囲われた空間であり、少なくとも一つの壁に物品出入り用開口が設けられており、前記物品出入り用開口を閉塞可能な空間閉塞部材を有し、前記空間閉塞部材は、物品出入り用開口を閉塞する閉塞状態と、物品出入り用開口を開放する開放状態をとることが可能であり、物品を収容可能な物品収容容器を有し、前記物品収容容器の少なくとも一部は、その断面の外形形状が前記物品出入り用開口の少なくとも一部と合致し、物品収容容器が物品配置空間にあるときに、物品収容容器の一部によって前記物品出入り用開口が封止されるものであり、前記物品出入り用開口から物品収容容器が挿入されることによって、前記空間閉塞部材が閉塞状態から開放状態に変更され、物品が前記物品配置空間に配されるものであり、さらに、前記物品配置空間から物品収容容器が引き抜かれることによって、前記空間閉塞部材が開放状態から閉塞状態に変更されるものである。
また、本発明の構成によれば、物品出入り用開口から物品収容容器が挿入されることによって、前記空間閉塞部材が閉塞状態から開放状態に変更され、物品が前記物品配置空間に配され、物品収容容器が物品配置空間にあるときに、物品収容容器の一部によって前記物品出入り用開口が封止されるものである。すなわち、物品出入り用開口から物品収容容器が挿入されることによって、前記空間閉塞部材が閉塞状態から開放状態に変更され、物品が前記物品配置空間に配される。
つまり、物品出入り用開口から物品収容容器が挿入されて、空間閉塞部材が開放状態となり、物品収容容器が物品配置空間に配置されるが、物品収容容器の一部によって前記物品出入り用開口が封止されるので、物品配置空間の環境はほとんど変化せず、外部と隔離された空間を形成することが可能である。
さらに、本発明の構成によれば、物品配置空間から物品収容容器が引き抜かれることによって、空間閉塞部材が開放状態から閉塞状態に変更されるものである。すなわち、所定の物品の環境試験が終了し、物品配置空間から物品を取り出す際には、物品配置空間から物品収容容器が引き抜かれ、それに伴って、空間閉塞部材が閉塞状態になる。そのため、空間閉塞部材によって、物品配置空間の環境はほとんど変化せず、維持される。
このように、本発明の構成によれば、空間閉塞部材の開放状態、閉塞状態にかかわらず、物品配置空間の環境がほとんど変化せず維持されるので、雰囲気が大きく乱れず、連続して環境試験を行うことができる。
すなわち、閉塞状態においては、空間閉塞部材の外側面が係合部の内側面と係合しているので、係合部から空間閉塞部材が外れにくい。そのため、外的要因によって、物品配置空間の雰囲気が乱れにくい。
また、物品収容容器は通気性を有しているので、物品収容容器の内部は、直ちに物品配置空間内の環境に馴染み、物品収容容器内の物品は、物品配置空間内の環境に晒される。
すなわち、物品収容容器が物品配置空間を横切って固定されるため、物品を物品配置空間の中央側に配置しやすい。
すなわち、本発明は、物品を配置する物品配置空間を所望の環境に維持する機能を備えた環境形成装置に対して物品を出し入れする物品出し入れ方法において、前記物品配置空間は、壁で囲われた空間であり、少なくとも一つの壁に物品出入り用開口が設けられており、前記物品出入り用開口を閉塞可能な空間閉塞部材を有し、前記空間閉塞部材は、物品出入り用開口を閉塞する閉塞状態と、物品出入り用開口を開放する開放状態をとることが可能であり、物品を収容可能な物品収容容器を有し、前記物品収容容器の少なくとも一部は、その断面の外形形状が前記物品出入り用開口の少なくとも一部と合致しており、前記物品出入り用開口から物品収容容器を挿入することによって、前記空間閉塞部材を閉塞状態から開放状態に変更し、物品を前記物品配置空間に配して、物品収容容器の一部によって物品出入り用開口を封止し、さらに、前記物品配置空間から物品収容容器を引き抜くことによって、前記空間閉塞部材を開放状態から閉塞状態に変更するものである。
なお、以下の説明において、特に断りがない限り、上下の位置関係は、通常の設置位置(図1)を基準に説明する。
環境形成装置1は、図1のように、大きく分けて試験部30と、容器保持装置31(別途用意の他部材)とによって構成されている。
試験部30と容器保持装置31は、横方向x(物品収容容器50の出し入れ方向)に並んで設置されている。
環境形成装置1は、環境試験の際には、図6(b),図7のように試験対象物品40を物品収容容器50に入れた状態で、図1に示される試験部30の内部に配置される。
空気流路10は、図2のように試験室3と連通する流路であり、当該空気流路10に空気の流れ方向の上流側から下流側に向けて、加湿装置5と、冷却機6の蒸発器11と、加熱装置7、及び送風機8が設けられている。
そして、試験室3内であって空気流路10の出口側(空気の流れ方向下流側)には、温度センサー12と湿度センサー13が設けられている。
環境形成装置1では、前記した空気流路10内の部材(加湿装置5等)と、試験室3内の温度センサー12及び湿度センサー13によって、試験室3(物品配置空間)内の雰囲気を調整する空気調和装置15が構成されている。すなわち、環境形成装置1は、空気調和装置15によって、試験室3内に所望の温度・湿度環境を作ることが可能となっている。
各断熱壁2は、図3に示されるように、金属板で成形された外郭部材16の中に断熱材17が充填された二重構造となっている。
試験室3の正面側の壁は、扉部材18によって構成されており、開閉することができる。扉部材18は、試験室3の断面積に匹敵する面積を持っている。
具体的には、試験室3は、図3に示されるように、平面視したときに試験室3の右側の壁を形成する右側壁22に出入り貫通孔25が設けられており、右側壁22に対向する左側壁21に、固定部32が設けられている。
シール部材58は、弾性を有した環状形状の部材であり、具体的には、オーリングである。
また、小径部26は、収容部53を挿通可能となっている。
大径部27は、図8に示されるように、径方向に対向する位置に1対の凸部23,24を有している。
凸部23,24は、大径部27の内側面から径方向に突出した円柱状の突起である。凸部23,24は、互いに近接する方向に突出している。凸部23,24は、図9及び図10に示される空間閉塞部材33のガイド溝41a,41bとそれぞれ係合可能となっている。
凸部23,24の外径は、空間閉塞部材33のガイド溝41a,41bの幅よりもやや小さい。
具体的には、固定部32は、左側壁21の部材厚方向に延びた有底穴であり、その内部に空間閉塞部材33の一部又は全部を挿着可能となっている。
固定部32の内径は、出入り貫通孔25の大径部27の内径と同程度となっている。すなわち、固定部32の内径は、空間閉塞部材33の外径とも同程度となっている。
空間閉塞部材33は、図9のように、円柱状又は円板状の部材であり、その一方の面の中央に係合穴35を有している。
具体的には、係合穴35は、一方の面から厚み方向に延びた有底穴であり、物品収容容器50の係合部55と係合可能となっている。係合穴35は、その内側側面にネジ切りされて雌ねじ部39を形成している。
雌ねじ部39は、後述する物品収容容器50の係合部55の雄ねじ部62と螺合可能となっている。
ガイド溝41は、略L字状の溝であり、空間閉塞部材33の端面から軸方向に延びた直線部42と、直線部42の一方の端部から周方向wに延びた規制部43から形成されている。ガイド溝41の溝幅は、一様に同一となっている。規制部43は、直線部42に対して直交関係となっている。
出入り貫通孔25は、固定部32の横方向xの投影面上に位置している。すなわち、出入り貫通孔25の高さと固定部32の高さは等しく、出入り貫通孔25の奥行き方向の位置と、固定部32の奥行き方向の位置も等しい。そのため、出入り貫通孔25の中心線と固定部32の中心線とは一致する。
物品収容容器50は、図5に示すように、本体筒部51と、外装部材52によって構成されている。本体筒部51は、軸方向において、中央に収容部53があり、その両側に係合部55とシール部56がある。
収容部53の側面には、長方形の通気開口60,61が設けられている。
通気開口60,61は、物品収納部57の内外を連通するものである。すなわち、物品収容容器50内の空気は、図7のように通気開口60,61によって外部と行き来し、物品収容容器50内の環境が試験室3の環境と一致する。
また、本実施形態の物品収容容器50では、図6のように、通気開口60,61を利用して試験対象物品40の出し入れを行うことができる。
傾斜面54は、先端側(収容部53側)から基端側に向けて裾が広がっている。すなわち、シール部56は、外径が先端側から基端側に向けて漸次的に大きくなっている。表現を変えると、傾斜面54は、テーパー状となっており、その表面が平滑に仕上げられている。
取出溝59は、図5から読み取れるように、シール部56の周方向全体に亘って設けられており、図1に示される容器保持装置31の爪67と係合可能となっている。すなわち、物品収容容器50は、爪67と係合することによって、取り出し可能となっている。
係合部55は、外側面にねじ切りされた雄ねじ部62を有している。
係合部55の軸線は、本体筒部51の中心軸と一致し、係合穴35の雌ねじ部39の軸線とも一致している。また雄ねじ部62の呼び径、ピッチ等は、雌ねじ部39と一致している。
逆に言えば、60度から100度程度の欠落部63を有する円弧形状をしている。欠落部63の幅は、通気開口60,61と等しいかやや大きい。すなわち、物品収容容器50は、欠落部63と通気開口60又は通気開口61を合致させることによって、試験対象物品40を収容部53内に設置可能となっている。
外装部材52は、弾性を有しているので、その内面で本体筒部51の収容部53の外側を締めつけている。そのため、外装部材52は、取り付けられた姿勢を維持することができる。
ただし、手指で外装部材52を掴み、これを回すと、外装部材52は本体筒部51に対して相対的に回転する。
モーター68は、爪67自体を回転させるものであり、例えば、ギヤードモータが採用される。
したがって、シリンダー69のロッド70を伸縮させると、移動板71が直線移動し、回転チャック65が直線移動する。
なお、本実施形態では、回転チャック65は、移動板71に対してシリンダー69と同方向に取り付けられている。そのため、シリンダー69のロッド70を伸ばすと、回転チャック65は試験部30から離れる方向に移動し、ロッド70を縮めると、回転チャック65は試験部30に近づく方向に移動する。
容器保持装置31の入口側のシリンダー69のストローク長は、物品収容容器50の収容部53の長さとほぼ同じかやや長い。
容器保持装置31のシリンダー69は、デュアルシリンダーを採用しており、2段階のスローク動作が可能である。
具体的には、空間閉塞部材33のガイド溝41の規制部43(図9参照)と、出入り貫通孔25の大径部27の凸部23,24が係合されており、空間閉塞部材33が出入り貫通孔25の大径部27を閉塞している。すなわち、空間閉塞部材33は、規制部43によって、挿入方向(横方向)の移動を規制されており、試験室3は、空間閉塞部材33によって密閉されている。
なお、扉部材18は、閉状態となっており、試験室3内は気密状態となっている。
すなわち、試験対象物品40を物品収容容器50内に入れる場合には、図6(a)のように、外装部材52を本体筒部51に対して相対回転し、欠落部63の位置を本体筒部51の通気開口60と一致させる。
その結果、物品収納部57が開放状態となるので、物品収容容器50内に試験対象物品40を導入又は取出すことができる。
試験対象物品40を物品収納部57内に入れた後は、再度外装部材52を回転し、欠落部63の位置を本体筒部51の通気開口60からずらし、図6(b)のように通気開口60を閉じる。
具体的には、まず、図11(a),図11(b)から読み取れるように、物品収容容器50を出入り貫通孔25から挿入し、物品収容容器50を周方向(図11(b)の矢印方向)に回転させて物品収容容器50と空間閉塞部材33を係合させる。
このとき、空間閉塞部材33の係合穴35と物品収容容器50の係合部55が係合し一体化する。すなわち、係合穴35の雌ねじ部39が係合部55の雄ねじ部62と螺合する。
このとき、物品収容容器50と空間閉塞部材33が一体となって回転する。そのため、空間閉塞部材33は、出入り貫通孔25の大径部27内で回転する。
空間閉塞部材33が出入り貫通孔25に対して相対的に回転すると、大径部27の凸部23,24は、空間閉塞部材33のガイド溝41の規制部43に沿って移動し、ガイド溝41の直線部42に至る。
そのため、ガイド溝41の規制部43による空間閉塞部材33の挿入方向の移動の規制が解除され、空間閉塞部材33は、直線部42に沿って挿入方向に移動可能となる。
そのため、先頭側の係合部55を固定部32にまで至らせることにより、物品収容容器50は、先頭の係合部55は、空間閉塞部材33を介して固定部32で支持され、後端側のシール部56が出入り貫通孔25で支持される。その結果、物品収容容器50は、両端支持状態となり、安定する。
すなわち、シール部56の傾斜面54は、平滑に仕上げられており、且つテーパー状であるから、物品収容容器50の表面が、出入り貫通孔25の小径部26のシール部材58に密着し、空気の通過を許さない。
このように、物品収容容器50の物品収納部57は、図7のように試験部30の試験室3内の環境に晒されることとなる。
ここで、物品収容容器50には、通気開口60,61が設けられているから、図7に示すように、空気調和装置15の送風機8によって発生された温調風が、物品収容容器50の内部を通過する。そのため、物品収容容器50の物品収納部57内の環境が、試験室3の環境と同一となる。
すなわち、物品収容容器50内の試験対象物品40が、試験室3の環境に晒される。そして所定の時間の経過を待って、当該試験対象物品40に対する環境試験を終える。
具体的には、まず、物品収容容器50を軸方向に移動させて、空間閉塞部材33を固定部32から出入り貫通孔25に移動させる。
このとき、空間閉塞部材33は、物品収容容器50と一体的に移動して、出入り貫通孔25内で、大径部27の凸部23,24がガイド溝41の直線部42に嵌り、直線部42に沿って移動する。
このとき、空間閉塞部材33は、物品収容容器50と一体的に移動して、大径部27の凸部23,24がガイド溝41の規制部43に至り、規制部43に沿って移動する。
このとき、空間閉塞部材33の係合穴35と物品収容容器50の係合部55の係合関係が解除される。
すなわち、容器保持装置31を試験室3に入れる場合には、容器保持装置31の回転チャック65の爪67で物品収容容器50の取出溝59を掴み、直線運動装置66を駆動して、物品収容容器50を出入り貫通孔25内に移動させる。
その後、物品収容容器50の先端側たる係合部55を、出入り貫通孔25内に固定された空間閉塞部材33の係合穴35に当接させ、モーター68を回転して回転チャック65を回転させる。それに伴い、回転チャック65で掴まれた物品収容容器50が回転する。
その結果、物品収容容器50と、出入り貫通孔25内に固定された空間閉塞部材33が一体的、かつ、直線的に結合される。
このとき、物品収容容器50と一体化された空間閉塞部材33は、容器保持装置31に連動して、右側壁22側から左側壁21側に移動し、固定部32に当接する。すなわち、物品収容容器50の内の試験対象物品40が試験室3内に晒されることとなる。
係合状態を解除した後は、物品収容容器50をストック部材72の位置まで直線移動してシリンダー69を停止する。
出入り貫通孔82は、小径部26と大径部83から形成されている。
大径部83は、第1実施形態と異なり、凸部23,24を備えていない。すなわち、大径部83は、開口形状が円形の穴であり、その内径はガイド部材81の外径とほぼ同程度となっている。すなわち、大径部83の内側にガイド部材81を装着可能となっている。
ガイド部材81は、図14のように、トンネル状の中空体である。表現を変えると、ガイド部材81は、長尺状の筒状体である。
ガイド部材81は、内部空間の通気性を確保するために側面に複数の開口84,85を設けられている。
開口84,85の開口形状は、長方形状であり、その長辺が長手方向に向いている。また、開口84,85は、径方向に対向する位置に設けられている。
凸部86,87は、円柱状の突起であり、空間閉塞部材33のガイド溝41と係合可能となっている。
凸部86,87の外形は、空間閉塞部材33のガイド溝41の幅よりもやや小さい。凸部86,87は互いに近接する方向に突出している。
左側壁21の固定部32と、右側壁22の出入り貫通孔82は、図13のように、ガイド部材81によって橋渡しされている。すなわち、大径部83にガイド部材81の一方の端部が接続されており、固定部32に他方の端部が接続されている。
そして、ガイド部材81の大径部83内の位置に凸部86,87が位置している。
そして、ガイド部材81の内部に空間閉塞部材33が配されており、ガイド部材81の凸部86,87が空間閉塞部材33のガイド溝41の規制部43と係合している。すなわち、空間閉塞部材33は挿入方向の移動を規制されている。
その後、物品収容容器50を差し込むと、ガイド部材81と空間閉塞部材33の係合が解除され、ガイド部材81に沿って、物品収容容器50と空間閉塞部材33が一体的に移動する。このとき、物品収容容器50と空間閉塞部材33は、図15のように、ガイド部材81によって支持されているため、物品収容容器50が撓まず、空間閉塞部材33は、固定部32に至る。
ケーブル孔103は、物品収納部57側からシール部56を貫通した貫通孔であり、その内部に、試験対象物品101と、測定機器等の外部機器とを電気的に接続するケーブル部材105が挿通可能となっている。
そのため、試験対象物品101たる基板は、通電及び信号通信のための導通線106が取り付けられる。
本実施形態では、導通線106は三本の電線であり、両端にコネクター108,109(端子)が取り付けられている。
すなわち、環境試験中でも試験対象物品101の特性を評価することができる。
本実施形態で採用する物品収容容器121では、図18のように給電や信号授受に使用される電極部122が物品収容容器121の端面に設けられている。
具体的に説明すると、本実施形態で採用する電極部122は、弓道の的の様な形状をしている。すなわち、本実施形態では、シール部56の端面に、正面視が円状又は円環状の電極123a,123b,123cが、同心状に3個設けられている。そして各電極123a,123b,123cには、電線が接続され、物品収納部57内に引き込まれてコネクター124に接続されている。
すなわち、第3実施形態の空間閉塞部材151は、ヒンジ部152と、蓋部153によって形成されている。
ヒンジ部152は、公知のヒンジであり、蓋部153を軸支する部材である。
蓋部153は、出入り貫通孔155(物品出入り用開口)を閉塞可能な部材である。
物品収容容器50を挿入する際には、図19(a),図19(b)から読み取れるように、物品収容容器50の先端部位が蓋部153に当接して、蓋部153はヒンジ部152を中心として周方向に移動する。
物品収容容器50を引き抜く際には、物品収容容器50が試験室3から離反し、蓋部153によって、出入り貫通孔155が閉塞される。
すなわち、第6実施形態の環境形成装置170は、特殊加工装置として使用されるものである。
環境形成装置170は、図20のように内部に加工室171(物品配置空間)を有している。本実施形態の環境形成装置170は、先の実施形態の試験部30と同様の構成を有するものであり、加工室171は先の実施形態の試験室3に相当する。
すなわち、加工室171は、図示しない空気調和装置15によって、所望の温度・湿度環境に維持される。
また加工室171に出入り貫通孔25が設けられている。
すなわち、本実施形態では、環境形成装置170の一部にレーザー通過部を設けるか、あるいはファイバーレーザーを使用し、加工室171内にレーザーを引き込む。そして位置決め部材や姿勢保持部材を設け、加工室171における物品収容容器50の回転方向の姿勢を一定に固定する。
例えば、収容部53の開口部分(通気開口60,61)が上側となり、レーザー光線が照射される方向となる様に回転方向の位置決めを行う。そして加工室171内を所望の環境に整え、この状況下でワークにレーザー光線を照射して所定の加工や調整を行う。
上記した実施形態では、一つの筐体内に仕切りを設けて試験室3(又は加工室171)と、空気流路10を設け、当該空気流路10に空気調和装置15の主要部材を配置したが、空気調和装置15等と試験室3(又は加工室171)とが別途独立したものであってもよい。
すなわち、試験室3とは別途の筐体内に空気調和装置15の主要部材を内蔵し、ダクト等によって空気調和装置15で作られた所定温度等の空気を試験室3内に送り込む構造であってもよい。
また、ガイド部材81の開口形状及び大きさも問わない。例えば、図22に示されたガイド部材190のような円弧状の開口191が設けられていてもよい。この開口191は、ガイド部材190の全周の70パーセント〜90パーセントの面積を占める開口である。言い換えると、このガイド部材190は、2つの円筒部192,193を円弧状の板部材195で繋いだ形状である。
これらの凸部は、例えば、四角柱状などの多角柱状や、角錐台状や円錐台状であってもよい。
2 断熱壁(壁)
3 試験室(物品配置空間)
15 空気調和装置
21 左側壁(対向する壁)
22 右側壁(一つの壁)
25,155 出入り貫通孔(物品出入り用開口)
30,160 試験部
31 容器保持装置(別途用意の他部材)
32 固定部
33,151 空間閉塞部材
34 露出部(露出部位)
81,190 ガイド部材(ガイド部)
40,101 試験対象物品(物品)
50,102,121 物品収容容器
108,109,124 コネクター(端子)
122 電極部
123a,123b,123c 電極
170 特殊加工装置(環境形成装置)
171 加工室(物品配置空間)
Claims (7)
- 物品を配置する物品配置空間と、当該物品配置空間を所望の環境に維持する空気調和装置とを備えた環境形成装置において、
前記物品配置空間は、壁で囲われた空間であり、少なくとも一つの壁に物品出入り用開口が設けられており、
前記物品出入り用開口を閉塞可能な空間閉塞部材を有し、
前記空間閉塞部材は、物品出入り用開口を閉塞する閉塞状態と、物品出入り用開口を開放する開放状態をとることが可能であり、
物品を収容可能な物品収容容器を有し、
前記物品収容容器の少なくとも一部は、その断面の外形形状が前記物品出入り用開口の少なくとも一部と合致し、物品収容容器が物品配置空間にあるときに、物品収容容器の一部によって前記物品出入り用開口が封止されるものであり、
前記物品出入り用開口から物品収容容器が挿入されることによって、前記空間閉塞部材が閉塞状態から開放状態に変更され、物品が前記物品配置空間に配されるものであり、
さらに、前記物品配置空間から物品収容容器が引き抜かれることによって、前記空間閉塞部材が開放状態から閉塞状態に変更されるものであり、
前記一つの壁は、前記空間閉塞部材と係合可能な係合部を有し、
前記空間閉塞部材の外側面は、当該係合部の内側面と係合して閉塞状態をとるものであり、
前記空間閉塞部材は、係合部の内側面に沿って相対的に回転されることによって、係合部との係合状態が解除されることを特徴とする環境形成装置。 - 前記物品収容容器は、通気性を有し、
前記物品収容容器は、前記空間閉塞部材と一体となって物品配置空間内を移動して、物品が前記物品配置空間に配されることを特徴とする請求項1に記載の環境形成装置。 - 前記一つの壁に対向する壁の前記物品出入り用開口に対向する位置に前記物品収容容器又は前記空間閉塞部材を固定可能な固定部を有し、
前記物品収容容器は通気性を有し、物品を物品収容容器に入れた状態で物品出入り用開口から固定部に向かって物品収容容器を移動させることによって物品を物品配置空間に配置可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の環境形成装置。 - 前記物品出入り用開口と前記固定部を連続的又は断続的に結ぶガイド部を有し、
当該ガイド部は、前記物品配置空間内において、前記物品収容容器の一部を支持可能であることを特徴とする請求項3に記載の環境形成装置。 - 物品収容容器が物品配置空間にあるときに、前記物品収容容器の一部が物品配置空間の外部に露出しており、
別途用意の他部材を当該露出部位に係合して物品収容容器を引っ張ることにより、物品を取り出すことが可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の環境形成装置。 - 物品収容容器が物品配置空間にあるときに、前記物品収容容器の一部が物品配置空間の外部に露出しており、
当該露出部に、物品と電気的に接続される端子又は電極が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の環境形成装置。 - 物品を配置する物品配置空間を所望の環境に維持する機能を備えた環境形成装置に対して物品を出し入れする物品出し入れ方法において、
前記物品配置空間は、壁で囲われた空間であり、少なくとも一つの壁に物品出入り用開口が設けられており、
前記物品出入り用開口を閉塞可能な空間閉塞部材を有し、
前記空間閉塞部材は、物品出入り用開口を閉塞する閉塞状態と、物品出入り用開口を開放する開放状態をとることが可能であり、
物品を収容可能な物品収容容器を有し、
前記物品収容容器の少なくとも一部は、その断面の外形形状が前記物品出入り用開口の少なくとも一部と合致しており、
前記物品出入り用開口から物品収容容器を挿入することによって、前記空間閉塞部材を閉塞状態から開放状態に変更し、物品を前記物品配置空間に配して、物品収容容器の一部によって物品出入り用開口を封止し、
さらに、前記物品配置空間から物品収容容器を引き抜くことによって、前記空間閉塞部材を開放状態から閉塞状態に変更するものであり、
前記一つの壁は、前記空間閉塞部材と係合可能な係合部を有し、
前記空間閉塞部材の外側面は、当該係合部の内側面と係合して閉塞状態をとるものであり、
前記空間閉塞部材を係合部の内側面に沿って相対的に回転させることによって、係合部との係合状態を解除することを特徴とする物品出し入れ方法。
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