JP5932928B2 - 光電変換装置 - Google Patents
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Description
実施形態の発明は、光電変換装置に関する。
光電変換装置の一つである有機薄膜太陽電池は、例えばシリコン太陽電池等よりも軽量・フレキシブルであり、また安価に製造することが可能であるため、次世代太陽電池として注目されている。
有機薄膜太陽電池は、陽極と陰極との間に設けられ、pn接合を形成する光活性層を有する光電変換素子を具備する。有機薄膜太陽電池では、照射された太陽光等の光を活性層で吸収することで光励起により励起子を発生させ、pn接合界面まで拡散させて電荷分離を行い、得られた電子を陰極側に正孔を陽極側に移動させることにより発電を行う。
有機薄膜太陽電池の光活性層は、有機半導体を用いているため大気雰囲気下等で非常に劣化しやすい。このため、有機薄膜太陽電池では、光電変換素子が設けられた素子基板と対向基板との間に封着層を形成することで少なくとも光活性層を封止する封止領域を形成する。このとき、封着層の未塗布・未硬化・劣化などの封止不良が生じると、酸素や水等の不純物が封止領域内に侵入して光活性層が劣化する。光活性層の劣化は、変換効率の低下の原因となる。
しかしながら、封止の状態を確認することは困難であり、封止領域内に不純物が侵入しているか否かを検査することは困難であった。例えば、製造段階において、封止領域内の不純物濃度を定量することができれば、封止不良がない良品のみを出荷することも可能になる。
実施形態の発明が解決しようとする課題は、簡便に封止領域内の不純物量を定量することである。
実施形態の光電変換装置は、第1の電極と、第1の電極上に設けられ、照射された光のエネルギーにより電荷分離を行う光電変換層と、光電変換層上に設けられた第2の電極とを有する素子基板と、素子基板に対向する対向基板と、素子基板と対向基板との間に少なくとも光電変換層を封止する封止領域が形成されるように設けられた封着層と、を具備する。素子基板は、少なくとも第2の電極に接するように封止領域の内部に設けられ、酸素および水の少なくとも一方を含む不純物と化学反応を引き起こす不純物検知層と、不純物検知層に接し、且つ封止領域の外部まで延在する第3の電極と、をさらに有する。
(第1の実施形態)
図1は、光電変換装置の構造例を示す模式図であり、図1(A)は平面図であり、図1(B)は図1(A)における線分A1−B1の断面図である。
図1は、光電変換装置の構造例を示す模式図であり、図1(A)は平面図であり、図1(B)は図1(A)における線分A1−B1の断面図である。
図1に示す光電変換装置10は、素子基板1と、対向基板2と、封着層3と、を具備する。さらに、光電変換装置10は、素子基板1、対向基板2、および封着層3に囲まれた封止領域4を有する。なお、図1(A)において便宜のため対向基板2を省略している。
素子基板1は、光電変換素子を有する基板である。素子基板1は、基板(被素子形成基板ともいう)11と、基板11上に設けられた電極12と、電極12上に設けられた光電変換層13と、光電変換層13上に設けられた電極14と、電極14に接するように封止領域4の内部に設けられた不純物検知層15と、不純物検知層15に接し、且つ封止領域4の外部まで延在する電極16と、を有する。
基板11としては、例えば無アルカリガラス、石英ガラス等の無機材料、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、液晶ポリマー、シクロオレフィンポリマー等のプラスチック、高分子フィルム等を用いることができる。基板11は、電極の形成が可能であり、熱や有機溶剤によって変質しにくいことが好ましい。基板11を介して光を入射させる場合、基板11は、透光性を有する。また、これに限定されず、例えばステンレス鋼(SUS)、シリコン基板、金属基板等を用いることができる。このとき、基板11の平面の少なくとも一部は、絶縁表面を有することが好ましい。基板11の厚さは、その他の構成部材を支持するために十分な強度を有するのであれば特に限定されない。
電極12は、封止領域4の内部から外部まで延在するように設けられている。封止領域4の外部において、電極12上に電極パッドとなる別の電極を形成してもよい。電極12は、光電変換素子の陽極または陰極の一方としての機能を有する。
電極12としては、例えば酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズ、インジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide:ITO)、フッ素を含む酸化錫(Fluorine−doped Tin Oxide:FTO)、インジウム・亜鉛・オキサイド等からなる導電性ガラスを用いて作製された膜(NESA等)等の金属酸化物材料や、金、白金、銀、銅、アルミニウム、モリブデン、チタン、タングステン、マンガン、コバルト、ニッケル、錫等の金属材料を用いることができる。基板11を介して光を入射させる場合、電極12は、透光性を有し、特に、ITOまたはFTOを用いることが好ましい。また、電極材料として、有機系の導電性ポリマーであるポリアニリンおよびその誘導体、ポリチオフェンおよびその誘導体等を用いてもよい。電極12は、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、メッキ法、塗布法等により上記材料の膜を成膜することにより形成される。
電極12の厚さは、ITOの場合、30nm以上300nm以下であることが好ましい。30nmよりも薄くすると、シート抵抗が高くなり、光電変換効率が低下する原因となる。300nmよりも厚くすると、可撓性が低くなり、応力によりひび割れが起こりやすくなる。電極12のシート抵抗は低いことが好ましく、例えば10Ω/□以下であることが好ましい。電極12は、単層であってもよく、異なる仕事関数の材料で構成される層の積層であってもよい。
光電変換層13は、電極12の上面および側面に接するように設けられる。光電変換層13は、照射された太陽光等の光のエネルギーにより電荷分離を行う機能を有する。
光電変換層13は、電極12上に設けられたバッファ層13aと、バッファ層13a上に設けられた光活性層13bと、光活性層13b上に設けられたバッファ層13cと、を有する。なお、図1では、バッファ層13aが電極12の側面に接し、バッファ層13aを挟んで光活性層13bが電極12の側面に重畳しているが、これに限定されず、光活性層13bが電極12の側面に接していてもよい。また、光活性層13bとバッファ層13cとの間に段差が設けられているが、これに限定されず、バッファ層13a、光活性層13b、およびバッファ層13cは、側面に連続面を有していてもよい。さらに、必ずしもバッファ層13aおよびバッファ層13cを設けなくてもよい。
バッファ層13aは、電極12と光活性層13bとの間の中間層であり、バッファ層13cは、光活性層13bと電極14との間の中間層である。バッファ層13aおよびバッファ層13cの一方は、正孔輸送層としての機能を有し、他方は電子輸送層(または正孔ブロック層)としての機能を有する。例えば、電極12が陰極である場合、バッファ層13aは、電子輸送層としての機能を有する。また、電極14が陽極である場合、バッファ層13cは、正孔輸送層としての機能を有する。また、バッファ層13aは、平坦化層としての機能を有していてもよい。
正孔輸送層は、正孔を効率的に輸送する機能や、光活性層13bの界面近傍で発生した励起子の消滅を防ぐ機能を有する。正孔輸送層としては、PEDOT/PSS(ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)−ポリ(スチレンスルホネート))等のポリチオフェン系ポリマー、ポリアニリン、ポリピロール等の有機導電性ポリマーを使用することができる。ポリチオフェン系ポリマーの代表的な製品としては、例えば、スタルク社のCleviosPH500、CleviosPH、CleviosPV P Al 4083、CleviosHIL1.1等が挙げられる。また、正孔輸送層として、酸化モリブテンなどの無機材料を用いてもよい。
正孔輸送層は、例えばスピンコート法等を用いて形成される。例えば、スピンコート法により正孔輸送層に適用可能な材料からなる所望の厚さの塗布層を形成した後、ホットプレート等で加熱乾燥することにより正孔輸送層を形成することができる。例えば、140〜200℃で数分〜10分間程度加熱乾燥することが好ましい。また、塗布する溶液は、予めフィルターでろ過したものを使用することが望ましい。
電子輸送層は、正孔をブロックして電子のみを効率的に輸送する機能、および光活性層13bとの界面で生じた励起子(エキシトン)の消滅を防ぐ機能を有する。電子輸送層としては、例えば金属酸化物を用いることができる。金属酸化物としては、例えばゾルゲル法を用いてチタンアルコキシドを加水分解して得られるアモルファスの酸化チタンなどが挙げられる。電子輸送層は、例えばスピンコート法を用いて形成される。
光活性層13bとしては、例えばバルクへテロ接合型の光活性層を用いることができる。バルクヘテロ接合型の光活性層は、光活性層中で混合されたp型半導体とn型半導体とのミクロ層分離構造を有する。光電変換装置では、混合されたp型半導体とn型半導体が光活性層13b内でナノオーダーのサイズのpn接合を形成し、光が入射することにより接合面で生じる光電荷分離を利用して電流を得ることができる。p型半導体およびn型半導体の少なくとも一方は、有機半導体であってよい。
p型半導体は、電子供与性の性質を有する材料で構成される。p型半導体としては、例えばポリチオフェンおよびその誘導体、ポリピロールおよびその誘導体、ピラゾリン誘導体、アリールアミン誘導体、スチルベン誘導体、トリフェニルジアミン誘導体、オリゴチオフェンおよびその誘導体、ポリビニルカルバゾールおよびその誘導体、ポリシランおよびその誘導体、側鎖または主鎖に芳香族アミンを有するポリシロキサン誘導体、ポリアニリンおよびその誘導体、フタロシアニン誘導体、ポルフィリンおよびその誘導体、ポリフェニレンビニレンおよびその誘導体、ポリチエニレンビニレンおよびその誘導体等を用いることができる。また、これらの共重合体を使用してもよく、例えば、チオフェン−フルオレン共重合体、フェニレンエチニレン−フェニレンビニレン共重合体等が用いてもよい。
p型半導体としては、例えばπ共役を有する導電性高分子であるポリチオフェンおよびその誘導体を用いることができる。ポリチオフェンおよびその誘導体は、優れた立体規則性を確保することができ、溶媒への溶解性が比較的高い。ポリチオフェンおよびその誘導体は、チオフェン骨格を有する化合物であれば特に限定されない。
ポリチオフェンおよびその誘導体の具体例としては、ポリ3−メチルチオフェン、ポリ3−ブチルチオフェン、ポリ3−ヘキシルチオフェン、ポリ3−オクチルチオフェン、ポリ3−デシルチオフェン、ポリ3−ドデシルチオフェン等のポリアルキルチオフェン;ポリ3−フェニルチオフェン、ポリ3−(p−アルキルフェニルチオフェン)等のポリアリールチオフェン;ポリ3−ブチルイソチオナフテン、ポリ3−ヘキシルイソチオナフテン、ポリ3−オクチルイソチオナフテン、ポリ3−デシルイソチオナフテン等のポリアルキルイソチオナフテン;ポリエチレンジオキシチオフェン等が挙げられる。
また、カルバゾール、ベンゾチアジアゾールおよびチオフェンからなる共重合体であるPCDTBT(ポリ[N−9”−ヘプタ−デカニル−2,7−カルバゾール−アルト−5,5−(4’,7’−ジ−2−チエニル−2’,1’,3’−ベンゾチアジアゾール)])などの誘導体を用いてもよい。上記誘導体を用いることにより、光電変換効率を高めることができる。
これらの導電性高分子は、溶媒に溶解させた溶液を塗布することにより成膜される。従って、印刷法等により、安価な設備を用いて低コストでかつ大面積の光電変換装置を製造することができる。
n型半導体は、電子受容性の性質を有する材料で構成される。n型半導体としては、例えばフラーレンおよびその誘導体が好適に使用される。フラーレン誘導体は、フラーレン骨格を有する誘導体であれば特に限定されない。例えば、C60、C70、C76、C78、C84等を基本骨格として構成される誘導体が挙げられる。フラーレン誘導体は、フラーレン骨格における炭素原子が任意の官能基で修飾されていてもよく、この官能基同士が互いに結合して環を形成していてもよい。フラーレン誘導体には、フラーレン結合ポリマーも含まれる。溶剤に親和性の高い官能基を有し、溶媒への可溶性が高いフラーレン誘導体が好ましい。
フラーレン誘導体における官能基としては、例えば、水素原子;水酸基;フッ素原子、塩素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基等のアルキル基;ビニル基等のアルケニル基;シアノ基;メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基;フェニル基、ナフチル基等の芳香族炭化水素基、チエニル基、ピリジル基等の芳香族複素環基等が挙げられる。具体的には、C60H36、C70H36等の水素化フラーレン、C60、C70等のオキサイドフラーレン、フラーレン金属錯体等が挙げられる。上述した中でも、フラーレン誘導体として、60PCBM([6,6]−フェニルC61酪酸メチルエステル)または70PCBM([6,6]−フェニルC71酪酸メチルエステル)を使用することが特に好ましい。
未修飾のフラーレンを使用する場合、C70を使用することが好ましい。フラーレンC70は、光キャリアの発生効率が高く、光電変換装置に使用するのに適している。
光活性層におけるn型半導体とp型半導体の混合比率(n:p)は、n型半導体の含有率がp型半導体がP3AT系の場合、およそ1:1であることが好ましい。またp型半導体がPCDTBT系の場合、およそ4:1であることが好ましい。
有機半導体を塗布するためには、溶媒に溶解する必要がある。溶媒としては、例えば、トルエン、キシレン、テトラリン、デカリン、メシチレン、n−ブチルベンゼン、sec−ブチルベンゼン、tert−ブチルベンゼン等の不飽和炭化水素系溶媒、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン等のハロゲン化芳香族炭化水素系溶媒、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロブタン、ブロモブタン、クロロペンタン、クロロヘキサン、ブロモヘキサン、クロロシクロヘキサン等のハロゲン化飽和炭化水素系溶媒、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン等のエーテル類が挙げられる。特に、ハロゲン系の芳香族溶剤が好ましい。これらの溶剤を単独、もしくは混合して使用することが可能である。
有機半導体を塗布し成膜する方法としては、例えばスピンコート法、ディップコート法、キャスティング法、バーコート法、ロールコート法、ワイアーバーコート法、スプレー法、スクリーン印刷、グラビア印刷法、フレキソ印刷法、オフセット印刷法、グラビア・オフセット印刷、ディスペンサー塗布、ノズルコート法、キャピラリーコート法、インクジェット法等が挙げられ、これらの塗布法を単独で、もしくは組み合わせて用いることができる。
電極14は、光電変換層13(図1ではバッファ層13c)上に接して設けられる。電極14は、封止領域4の内部から外部まで延在するように設けられている。封止領域4の外部において、電極14上に電極パッドとなる別の電極を形成してもよい。電極14は、光電変換層13を挟んで電極12と分離している。電極14は、陽極または陰極の他方としての機能を有する。
電極14としては、例えば電極12に適用可能な金属または金属酸化物等を用いることができる。対向基板2を介して光を入射する場合、電極14は透光性を有する。また、電極14が電子輸送層に接する場合、電極14として仕事関数の低い材料を用いることが好ましい。仕事関数の低い材料としては、例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属等が挙げられる。具体的には、Li、In、Al、Ca、Mg、Sm、Tb、Yb、Zr、Na、K、Rb、Cs、Ba、およびこれらの合金を挙げることができる。
電極14は、単層であってもよく、異なる仕事関数の材料で構成される複数の層の積層であってもよい。また、仕事関数の低い材料のうちの1つ以上と、金、銀、白金、銅、マンガン、チタン、コバルト、ニッケル、タングステン、錫などとの合金でもよい。合金の例としては、リチウム−アルミニウム合金、リチウム−マグネシウム合金、リチウム−インジウム合金、マグネシウム−銀合金、マグネシウム−インジウム合金、マグネシウム−アルミニウム合金、インジウム−銀合金、カルシウム−アルミニウム合金等が挙げられる。
電極14の厚さは、例えば1nm以上500nm以下、好ましくは10nm以上300nm以下であることが好ましい。1nmよりも薄い場合、電気抵抗が高くなり、発生した電荷が取り出しにくくなる。500nmよりも厚い場合、電極14の成膜に長時間を要するため材料温度が上昇し、光電変換層13にダメージを与え、性能が劣化してしまう。さらに、材料を大量に使用するため、成膜装置の占有時間が長くなり、コストアップに繋がる。
電極14は、例えば真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、メッキ法、塗布法等で上記導電性を有する材料を成膜することにより形成される。
不純物検知層15は、電極14の上面および側面、光電変換層13(光活性層13bおよびバッファ層13c)、基板11に接している。このとき、不純物検知層15を挟んで電極14は、電極12と離間する。不純物検知層15は、光電変換層13と電極14との接触面の周縁の少なくとも一部に沿って設けられることが好ましい。光電変換層13と電極14との接触面の周縁は特に劣化しやすいため、上記構造にすることにより不純物検知層15が光電変換層13の保護層として機能し、光電変換層13の劣化を抑制することができる。
不純物検知層15は、封止領域4内部の不純物を検知する層である。不純物検知層15は、酸素および水(水蒸気等)の少なくとも一方を含む不純物と化学反応を引き起こすことにより電気抵抗値および色の少なくとも一方が変化する。化学反応としては、例えば酸化反応、水酸化反応等が挙げられる。
不純物検知層15としては、例えば電気抵抗値および色の少なくとも一方が変化する材料を用いることができ、例えばNa、K等のアルカリ金属、Ca、Sr、Ba等のアルカリ土類金属、CaO、SrO、BaO等のアルカリ土類金属の酸化物、Ca(OH)2、Sr(OH)2、Ba(OH)2等のアルカリ土類金属の水酸化物が挙げられる。不純物検知層15は、不純物と酸化反応および水酸化反応の少なくとも一方を引き起こす材料を含むことが好ましい。例えば、Caは安価であり、また酸化反応または水酸化反応により透明になるため目視により状態を観察しやすい。これに限定されず、例えばシリカゲル、ゼオライト系化合物、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸ニッケル等の硫酸塩、アルミニウム錯体等の金属錯体、アルミニウムオキサイドオクチレート等の有機金属化合物等を用いてもよい。なお、上記材料を複数用いて不純物検知層15を構成してもよい。
不純物検知層15は、例えば真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、メッキ法、塗布法等により上記材料の膜を成膜することにより形成される。なお、成膜後にエッチング等により膜の一部を除去してもよい。
不純物検知層15の長さ、幅、厚さ等は、製造するセル又はモジュールの大きさ、製造時の不純物の濃度に応じて、適宜設定すればよい。不純物との化学反応により不純物検知層15の電気抵抗値が変化する場合、不純物検知層15の長さ、幅、厚さ等を変えることにより不純物検知層15の電気抵抗値を調整することができる。
図2は、不純物検知層15としてCa膜を用いた場合の厚さと電気抵抗値との関係を示す図である。20℃におけるCa膜の電気抵抗率は33.6nΩ・mとする。長さ1cm、幅0.1cmのCa膜の電気抵抗値は、図2に示すように、厚さが小さくなるなるほど指数関数的に大きくなる。このことから、不純物検知層15の厚さを変えることにより不純物検知層15の電気抵抗値を調整することができることがわかる。また、不純物検知層15のサイズに応じて予め基準となる電気抵抗値を設定しておき、不純物検知層15の電気抵抗値と基準となる電気抵抗値とを比較して光電変換装置が良品であるか否かを判定してもよい。
Ca膜が不純物中の酸素と反応(酸化反応)するとCa膜の表面がCa膜よりも電気抵抗率が高いCaO膜に変質する。また、Ca膜が不純物中の水と反応(水酸化反応)するとCa膜の表面がCa膜よりも電気抵抗率が高いCa(OH)2膜に変質する。上記反応は、Ca膜の表面から徐々に進行していき、反応が進むとCa膜の未反応領域が小さくなるため、膜全体の電気抵抗値が増加(高抵抗化)する。上記反応は、不純物量が多いほど速く進行する。よって、不純物量が多いほど高抵抗化までの時間が短い。このように、不純物検知層15と不純物との化学反応が進行するほど不純物検知層15の電気抵抗値が変化する。なお、上記性質から不純物検知層15を乾燥剤として機能させることも可能である。
また、不純物との化学反応により不純物検知層15の色が変化する場合、不純物検知層15の厚さは、プラズマ周波数に対する光の侵入長以上であることが好ましい。これにより、不純物検知層15の色の変化を外部から観察しやすくすることができる。
電極16は、基板11に沿って封止領域4の外部に延在している。電極16は、複数設けられているが、電極16の数は図1に示す数に限定されない。また、封止領域4の内部において、電極16上に不純物検知層15が設けられているが、これに限定されず、不純物検知層15上に電極16を設けてもよい。電極16は、少なくとも光電変換層13を挟んで電極12と離間している。また、電極16は、不純物検知層15を挟んで電極14および光電変換層13と離間している。
電極16は、不純物検知層15の電気抵抗値を測定するための補助電極としての機能を有する。例えば、電極14と電極16または複数の電極16にプローブピン等を当て、テスタ等を用いて電極14と電極16との間または複数の電極16の間の電気抵抗値を測定することにより不純物検知層15の電気抵抗値を測定することができる。なお、封止領域4の外部において、電極16上に電極パッドとなる別の電極を設けてもよい。
電極16としては、例えば電極12および電極14に適用可能な材料を用いることができる。電極16は、水、酸素、有機材料に対して反応性が低く、高い電気伝導性を有することが好ましい。電極16の幅は、電極12および電極14の幅よりも小さいが、電極16の長さ、幅、厚さ等は特に限定されない。また、電極12および電極14に適用可能な形成方法を用いて電極16を形成することができる。
対向基板2は、素子基板1の少なくとも一部に対向するように設けられる。図1では、対向基板2は、凹状の断面形状を有するように加工されているが、これに限定されず、板状であってもよい。対向基板2としては、例えば基板11に適用可能な材料を用いることができる。なお、対向基板2を介して光を入射させる場合または外部から不純物検知層15の色の変化を観察する場合、対向基板2は透光性を有することが好ましい。
封着層3は、素子基板1および対向基板2に固着され、素子基板1と対向基板2との間に少なくとも光電変換層13を封止する封止領域4が形成されるように設けられる。例えば、封着層3は、光電変換層13を囲むように設けられる。このとき、封着層3は、基板11上の電極12、電極14、および電極16の一部の上にも設けられる。なお、電極12および電極14との重畳部において封着層3は、幅が小さい領域を有しているが、必ずしも幅が小さい領域を設けなくてもよい。また、電極16との重畳部に幅が小さい領域を設けてもよい。封着層3としては、例えばガラスフリットや熱硬化性や光硬化性の樹脂等を用いることができる。
以上のように、本実施形態の光電変換装置は、不純物と化学反応を引き起こす不純物検知層と、不純物検知層の電気抵抗値を測定するための補助電極と、を設けることにより、封止領域内の不純物量を簡便に検知することができる。よって、例えば不純物検知層の電気抵抗値を測定することにより、出荷前に製品の封止状態を確認することが可能となるため、品質に対する信頼性を高めることができる。
なお、実施形態の光電変換装置は、図1に示す構造に限定されない。図3は、光電変換装置の構造例を示す図であり、図3(A)は平面図であり、図3(B)は図3(A)における線分A2−B2の断面図である。なお、図3に示す光電変換装置において、図1に示す光電変換装置と同様の部分(例えば同一の符号の構成要素等)については、図1の説明を適宜援用することができる。
図3に示す光電変換装置10は、図1に示す光電変換装置10と同様に素子基板1と、対向基板2と、封着層3と、を具備する。さらに、光電変換装置10は、素子基板1、対向基板2、および封着層3に囲まれた封止領域4を有する。なお、図3(A)において便宜のため対向基板2を省略している。
素子基板1は、基板11と、基板11上に設けられた電極12と、電極12上に設けられた光電変換層13と、光電変換層13上に設けられた電極14と、電極14に接するように封止領域4の内部に設けられた不純物検知層15と、不純物検知層15に接し、且つ封止領域4の外部まで延在する電極16と、光電変換層13および不純物検知層15に接し、封止領域4の外部まで延在する絶縁層17と、を有する。図3に示す光電変換装置10は、図1に示す光電変換装置10と比較して新たに絶縁層17を具備する点が少なくとも異なる。図1と同じ構成要素については、図1の説明を適宜援用することができるため、ここでは説明を省略する。
図3において、電極16は、絶縁層17上に設けられる。電極16は、絶縁層17を挟んで光電変換層13と離間しつつ絶縁層17に沿って封止領域4の外部まで延在する。これにより、光電変換層13に沿って電極16を設けた場合であっても電極16による光電変換層13の劣化や電極16による電荷等のリークを抑制することができる。また、電極12上であっても電極16を延在させることができるため、図3に示すように電極12の面積を大きくすることができる。
絶縁層17は、光電変換層13の劣化を抑制する保護層としての機能を有する。絶縁層17としては、例えばポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の樹脂材料、二酸化珪素等の酸化物層、または窒化ホウ素、窒化シリコン等の窒化物層等を用いることができる。絶縁層17は、例えば塗布法、印刷法、またはめっき法等を用いて形成される。
以上のように、図3に示す光電変換装置は、補助電極の下に絶縁層を設けることにより、封止領域内の不純物量を簡便に検知することに加え、光電変換層に沿って補助電極を設けた場合であっても補助電極による光電変換層の劣化や電荷等のリークを抑制することができる。
(第2の実施形態)
図4は、太陽光発電モジュールである光電変換装置の構造例を示す図であり、図4(A)は平面図であり、図4(B)は図4(A)における線分X1−Y1の断面図であり、図4(C)は図4(A)における線分X2−Y2の断面図である。なお、図4に示す光電変換装置において、図1および図3に示す光電変換装置と同様の部分については、図1および図3の説明を適宜援用することができる。
図4は、太陽光発電モジュールである光電変換装置の構造例を示す図であり、図4(A)は平面図であり、図4(B)は図4(A)における線分X1−Y1の断面図であり、図4(C)は図4(A)における線分X2−Y2の断面図である。なお、図4に示す光電変換装置において、図1および図3に示す光電変換装置と同様の部分については、図1および図3の説明を適宜援用することができる。
図4に示す光電変換装置20は、素子基板1と、対向基板2と、封着層3と、を具備する。さらに、光電変換装置20は、素子基板1、対向基板2、および封着層3に囲まれた封止領域4を有する。なお、図4(A)において便宜のため対向基板2を省略している。
素子基板1は、基板(被素子形成基板ともいう)51と、電極52aないし電極52dと、バッファ層53aないしバッファ層53cと、バッファ層54aないしバッファ層54cと、光活性層55と、バッファ層56aないしバッファ層56cと、バッファ層57aないしバッファ層57cと、電極58aないし電極58cと、不純物検知層59aないし不純物検知層59cと、電極60aおよび電極60bと、電極61aおよび電極61bと、を有する。バッファ層53aないしバッファ層53c、バッファ層54aないしバッファ層54c、光活性層55、バッファ層56aないしバッファ層56c、およびバッファ層57aないしバッファ層57cは、光電変換層としての機能を有し、封止領域4により封止される。
基板51としては、基板11に適用可能な材料を用いることができる。その他、基板51の説明については、基板11の説明を適宜援用することができるため、ここでは説明を省略する。
電極52aないし電極52dは、基板51上に離間して設けられる。電極52aおよび電極52dは、封止領域4の内部から封止領域4の外部まで延在する。電極52bおよび電極52cは、封止領域4の内部に設けられる。
電極52aないし電極52dとしては、電極12に適用可能な材料を用いることができる。その他、電極52aないし電極52dの説明については、電極12の説明を適宜援用することができるため、ここでは説明を省略する。
バッファ層53aは、電極52a上に設けられる。バッファ層53bは、電極52b上に設けられる。バッファ層53cは、電極52c上に設けられる。バッファ層54aは、電極52b上に設けられる。バッファ層54bは、電極52c上に設けられる。バッファ層54cは、電極52d上に設けられる。
光活性層55は、電極52aから電極52dまで延在するようにバッファ層54aないしバッファ層54c上に設けられる。
光活性層55としては、例えば光活性層13bに適用可能な材料を用いることができる。その他、光活性層55の説明については、光活性層13bの説明を適宜援用することができるため、ここでは説明を省略する。
バッファ層56aないしバッファ層56cは、光活性層55上に設けられる。バッファ層56aは、光活性層55を挟んでバッファ層53aに重畳する。バッファ層56bは、光活性層55を挟んでバッファ層53bに重畳する。バッファ層56cは、光活性層55を挟んでバッファ層53cに重畳する。バッファ層57aないしバッファ層57cは、光活性層55上に設けられる。バッファ層57aは、光活性層55を挟んでバッファ層54aに重畳する。バッファ層57bは、光活性層55を挟んでバッファ層54bに重畳する。バッファ層57cは、光活性層55を挟んでバッファ層54cに重畳する。
バッファ層53aないしバッファ層53c、およびバッファ層57aないしバッファ層57cは、電子輸送層または正孔輸送層の一方としての機能を有する。バッファ層54aないしバッファ層54c、およびバッファ層56aないしバッファ層56cは、電子輸送層または正孔輸送層の他方としての機能を有する。すなわち、図4に示す光電変換装置20は、複数の光電変換素子が直列接続で電気的に接続された状態とみなすことができる。電子輸送層および正孔輸送層としては、例えば、バッファ層13aおよびバッファ層13cに適用可能な材料の電子輸送層および正孔輸送層を用いることができる。
電極58aは、バッファ層56aおよびバッファ層57aを挟んで光活性層55上に設けられる。電極58bは、バッファ層56bおよびバッファ層57bを挟んで光活性層55上に設けられる。電極58cは、バッファ層56cおよびバッファ層57cを挟んで光活性層55上に設けられる。なお、電極58aと電極52aとの重畳部、電極58aと電極52bとの重畳部、電極58bと電極52bとの重畳部、電極58bと電極52cとの重畳部、電極58cと電極52cとの重畳部、および電極58cと電極52dとの重畳部のそれぞれを一つの光電変換セルとみなすことができる。このとき、光電変換装置20は、複数の光電変換セルが直列接続で電気的に接続された構造を有するとみなすことができる。
電極58aないし電極58cとしては、電極14に適用可能な材料を用いることができる。その他、電極58aないし電極58cの説明については、電極14の説明を適宜援用することができるため、ここでは説明を省略する。
不純物検知層59aは、電極58aの上面および側面、ならびに光活性層55に接し、光活性層55およびバッファ層56aと電極58aとの接触面の周縁の少なくとも一部に沿って設けられる。このとき、不純物検知層59aを電極58bまで延在しないように設けることにより、不純物検知層59aを介した電極58aと電極58bとの短絡を防止することができる。なお、光活性層55、バッファ層56a、およびバッファ層57aと電極58aとの接触面の周縁を囲むように不純物検知層59aを設けてもよい。
不純物検知層59bは、電極58cの上面および側面、ならびに光活性層55に接し、光活性層55およびバッファ層57cと電極58aとの接触面の周縁の少なくとも一部に沿って設けられる。このとき、不純物検知層59bを電極58bまで延在しないように設けることにより、不純物検知層59aを介した電極58aと電極58bとの短絡を防止することができる。なお、光活性層55、バッファ層56c、およびバッファ層57cと電極58cとの接触面の周縁を囲むように不純物検知層59bを設けてもよい。
なお、電極58bの上面および側面、ならびに光活性層55に接し、光活性層55、バッファ層56b、およびバッファ層57bと電極58aとの接触面の周縁の少なくとも一部に沿って不純物検知層を設けてもよい。
不純物検知層59cは、光活性層55およびバッファ層57aと電極58aとの接触面の周縁の少なくとも一部に沿って設けられる。このように、光電変換セルごとに不純物検知層を分けることにより他の光電変換セルに対する不純物検知層の影響を抑制することができる。これに限定されず、例えば光活性層55およびバッファ層56bと電極58bとの接触面の周縁の少なくとも一部、光活性層55およびバッファ層57bと電極58bとの接触面の周縁の少なくとも一部、および光活性層55およびバッファ層56cと電極58cとの接触面の周縁の少なくとも一部のそれぞれに沿って不純物検知層を設けてもよい。
電極60aは、不純物検知層59aに接し、光活性層55および基板51に沿って封止領域4の外部まで延在する。電極60aは、光活性層55を挟んで電極52aと離間している。電極60bは、不純物検知層59bに接し、光活性層55および基板51に沿って封止領域4の外部まで延在する。電極60bは、光活性層55を挟んで電極52dと離間している。なお、図4に示すように、電極60aおよび電極60bのそれぞれを複数設けてもよい。また、電極60aと電極60bの下に絶縁層17に相当する絶縁層を設けてもよい。さらに、電極60aおよび電極60bの上に電極パッドとなる別の電極を設けてもよい。
電極61aは、封止領域4の外部において電極52a上に設けられる。電極61bは、封止領域4の外部において電極52d上に設けられる。電極61aおよび電極61bは、電極パッドとしての機能を有し、電極61aおよび電極61bを介して光電変換装置20と例えば負荷とを並列接続で電気的に接続することにより負荷に電流を供給することができる。このとき、電極61aおよび電極61bの一方が陽極となり、他方が陰極となる。
対向基板2は、素子基板1の一部に対向するように設けられる。このとき、電極61aおよび電極61bは、対向基板2に重畳しないことが好ましい。その他、対向基板2の説明としては、第1の実施形態の説明を適宜援用することができる。
封着層3は、光活性層55を囲むように設けられる。封着層3は、素子基板1および対向基板2に固着され、素子基板1と対向基板2との間に封止領域4が形成されるように設けられる。このとき、封着層3は、電極52a、電極52d、電極60aないし電極60cの一部の上にも設けられる。その他、封着層3の説明としては、第1の実施形態の説明を適宜援用することができる。
以上のように、本実施形態の光電変換装置は、複数の第1の電極と、複数の第1の電極上に設けられた光電変換層と、光電変換層上に設けられ、光電変換層を挟んで互いに異なる2つの第1の電極に重畳する複数の第2の電極と、を具備する。これにより、複数の光電変換セルを直列接続で電気的に接続したときと同様の構造とみなすことができ、出力電圧を大きくすることができる。
図5は、評価用サンプルの構造を示す図である。図5に示すように、ガラス基板71の一部の上に、蒸着法を用いてMo/Al/Moの金属積層膜を成膜することで複数の配線層72を形成した。このとき、配線層72の線幅は400μmであり、複数の配線層72の間隔は100μmである。次に、蒸着法を用いて複数の配線層72の間にCa膜を成膜することにより不純物検知層73を形成することにより評価用サンプル70を作製した。評価用サンプルとしては、互いに異なる厚さを有する不純物検知層73を具備する複数の評価用サンプルを作製した。次に、2.5ppmの水分と0.4ppm以下の酸素を含む環境下で、配線層72間の電気抵抗値を測定することで不純物検知層73の電気抵抗値を測定し、不純物検知層73の色の変化を観測した。
図6は、不純物検知層73の厚さ(nm)と不純物検知層73が透明になるまでの時間(h)との関係を示す図である。図6に示すように、不純物検知層73が厚いほど、不純物検知層73が透明になるまでの時間が長いことがわかる。このことから、前述のとおり、不純物検知層73は、薄いほど高抵抗化しやすいといえる。
図7は、光学顕微鏡観察による評価用サンプルの平面写真である。図7(A)に示すサンプルは、不純物検知層73形成直後のサンプルであり、図7(B)に示すサンプルは、不純物検知層73形成後に上記環境下で2時間放置した後のサンプルである。このとき、サンプルとしては不純物検知層73の厚さが100nmのサンプルを用いた。
図7(A)では、不純物検知層73が不透明(白い部分)であることがわかる。このときの電気抵抗値は、1Ω以下であった。これに対し、図7(B)では、不純物検知層73が透明(黒い部分)に変化したことがわかる。このときの電気抵抗値は、10〜20MΩ以上のオーバーレンジ(OL)であった。このことから、不純物検知層73の電気抵抗値を測定することで封止領域における不純物量が測定可能であることがわかる
上記実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施し得るものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…素子基板、2…対向基板、3…封着層、4…封止領域、10…光電変換装置、11…基板、12…電極、13…光電変換層、13a…バッファ層、13b…光活性層、13c…バッファ層、14…電極、15…不純物検知層、16…電極、17…絶縁層、20…光電変換装置、51…基板、52a〜52d…電極、53a〜53c…バッファ層、54a〜54c…バッファ層、55…光活性層、56a〜56c…バッファ層、57a〜57c…バッファ層、58a〜58c…電極、59a〜59c…不純物検知層、60a〜60c…電極、61a…電極、61b…電極、71…ガラス基板、72…配線層、73…不純物検知層。
Claims (7)
- 第1の電極と、前記第1の電極上に設けられ、照射された光のエネルギーにより電荷分離を行う光電変換層と、前記光電変換層上に設けられた第2の電極とを有する素子基板と、
前記素子基板に対向する対向基板と、
前記素子基板と前記対向基板との間に少なくとも前記光電変換層を封止する封止領域が形成されるように設けられた封着層と、を具備する光電変換装置であって、
前記素子基板は、
少なくとも前記第2の電極に接するように前記封止領域の内部に設けられ、酸素および水の少なくとも一方を含む不純物と化学反応を引き起こす不純物検知層と、
前記不純物検知層に接し、且つ前記封止領域の外部まで延在する第3の電極と、をさらに有する、光電変換装置。 - 請求項1に記載の光電変換装置において、
前記不純物検知層は、前記光電変換層と前記第2の電極との接触面の周縁の少なくとも一部に沿って設けられる、光電変換装置。 - 請求項1または請求項2に記載の光電変換装置において、
前記不純物検知層の電気抵抗値は、前記化学反応により変化する光電変換装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の光電変換装置において、
前記不純物検知層は、前記不純物と酸化反応および水酸化反応の少なくとも一方を引き起こす材料を含む、光電変換装置。 - 請求項4に記載の光電変換装置において、
前記不純物検知層は、Caを含む、光電変換装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の光電変換装置において、
前記不純物検知層の厚さは、プラズマ周波数に対する光の侵入長以上である、光電変換装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の光電変換装置において、
前記素子基板は、前記不純物検知層および前記光電変換層に接し、前記封止領域の外部まで延在する絶縁層をさらに有し、
前記第3の電極は、前記絶縁層を挟んで前記光電変換層と離間しつつ前記絶縁層に沿って前記封止領域の外部まで延在する、光電変換装置。
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