JP5933193B2 - パンツタイプ使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
前身頃及び後身頃を形成する外装シートと、この外装シートの内面における股間部を含む領域に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、前記前身頃における外装シートの両側部と後身頃における外装シートの両側部とがそれぞれ接合されてサイドシール部が形成されることにより、ウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成された、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記外装シートは、弾性部材が付加されずとも縦横に弾性伸縮する素材により縦横の伸縮性を有するシートとして形成されており、
前記前身頃及び後身頃の少なくとも一方における前記外装シートに、
右のサイドシール部又はその近傍、及び左のサイドシール部又はその近傍のそれぞれにおける、ウエスト開口部の縁部又はその近傍からレッグ開口部の縁又はその近傍まで連続的に延在する、縦非伸縮領域と、
右の縦非伸縮領域から右のレッグ開口部の縁に沿って前記内装体の右側縁部まで、及び左の縦非伸縮領域から左のレッグ開口部の縁に沿って前記内装体の左側縁部までそれぞれ連続的に延在する脚周り非伸縮領域とが、当該外装シートの前記伸縮性が消失した領域であり、
前記外装シートにおける、前記内装体が固定された領域、前記縦非伸縮領域及び前記脚周り非伸縮領域以外の部分は、前記縦横の伸縮性を有している、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
本発明のおむつは、外装シートが縦横に弾性伸縮する素材により形成され、下着のような履き心地を得られるものでありながら、おむつを履く際に、左右の縦非伸縮領域のウエスト側の端部を掴んで引き上げると、その力が縦非伸縮領域及び脚周り非伸縮領域を順に介して内装体までしっかりと伝わるため、おむつの股間部に対して十分な引き上げ力を加えることができ、おむつを適性位置までより容易に引き上げることができる。
なお、本発明における「非伸縮領域」とは、JIS P 8116(2000)に規定される乾燥引張強度測定において、10%伸張時の荷重が1.0kgf/50mm以上の強度を持つ領域を意味する。
前記脚周り非伸縮領域は、非伸縮シートがホットメルト接着剤を介して貼り付けられた領域であり、
前記サイドシール部は、前記外装シートの素材が溶着され、かつ当該外装シートの前記伸縮性が消失した部分であり、このサイドシール部が前記縦非伸縮領域を構成しており、このサイドシール部以外に前記縦非伸縮領域を有しない、請求項1記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
非伸縮領域を設ける手法としては、対象領域に非伸縮部材を固定したり、素材の溶融固化を伴う加工(例えばヒートシール、ヒートエンボス、超音波シール等)を行ったりすることが考えられる。パンツタイプ使い捨ておむつにおいてはサイドシール部をヒートシール等の素材融着による手法を採用することが一般的となっており、このようにして形成されるサイドシール部は伸縮性が消失しているため、上述のようにこれを利用して縦非伸縮領域を形成すると、外装シートの伸縮性をより広範囲に残すことができる利点がもたらされる。一方、脚周り非伸縮領域についても素材の溶融固化を伴う加工を用いて形成することもできるが、硬くなるため、装着者の脚に当たる部分に適用するのは好ましくない。よって、脚周り非伸縮領域については非伸縮シートをホットメルト接着剤により貼り付けるのが好ましい。
前記前身頃の外装シートにおけるウエスト開口部の縁部及び後身頃の外装シートにおけるウエスト開口部の縁部に、幅方向に沿うウエスト縁部弾性部材が縦方向に間隔を空けて複数本平行に設けられており、
前記外装シートにおける前記内装体の固定領域以外には、前記ウエスト縁部弾性部材以外の弾性部材が設けられていない、
請求項1又は2記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
単に外装シートの全体を縦方向に伸縮可能にすると、おむつの装着中に、股間側の部分ほど適性位置から下方にずり落ちるおそれがある。特に排泄物吸収による股間部の重量増があるとずり落ち易く、いわゆる横漏れを引き起こす原因となる。
これに対して、本発明において上述のようにウエスト縁部弾性部材を設けて、装着者の腰(特に腸骨の上側)に対しておむつのウエスト縁部をしっかりと締め付ける構成を採用すると、このウエスト縁部を支えとして、内装体が縦非伸縮領域及び脚合わり非伸縮領域を介して吊り下がるようにして支持されるため、装着中のずり落ちも生じ難くなる。
前記外装シートは、目付け10〜100g/m2の伸縮不織布からなるものである、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
伸縮不織布は縦横に弾性伸縮するだけでなく柔軟な肌触りを有するため非常に好ましい素材であるが、比較的に弱い素材であるため、これのみで外装シートを形成すると、おむつを履く際に強く引き上げると、外装シート(特にレッグ開口部の近傍)が縦方向の弾性限界を超えて伸び、最悪の場合破れるおそれがある。しかし、前述のとおり本発明では縦方向非伸縮領域及び脚周り非伸縮領域が設けられているため、伸縮不織布を用いたとしてもこのような問題は発生し難くなり、しかも伸縮不織布の利点は損なわれることがない。
図1〜図9は実施形態のパンツタイプ使い捨ておむつ1を示している。このパンツタイプ使い捨ておむつ1(以下、単におむつともいう。)は、前身頃F及び後身頃Bを形成する外装シート20と、この外装シート20の内面における股間部及びその前後両側に固定され一体化された内装体10とを有しており、内装体10は液透過性表面シート11と液不透過性裏面側シート12との間に吸収体13が介在されてなるものである。製造に際しては、外装シート20の内面(上面)に対して内装体10の裏面がホットメルト接着剤Gなどの接合手段によって固定された後に、内装体10および外装シート20が前身頃F及び後身頃Bの境界である縦方向(前後方向)中央で折り畳まれ、その両側部が相互に素材の溶融固化を伴う加工(例えばヒートシール、超音波シール等)によって接合され、サイドシール部21が形成されることによって、ウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成されたパンツタイプ使い捨ておむつとなる。
内装体10は、図4〜図6に示すように、不織布などからなる液透過性表面シート11と、ポリエチレン等からなる液不透過性裏面側シート12との間に、吸収体13を介在させた構造を有しており、表面シート11を透過した排泄液を吸収保持するものである。
外装シート20は、図4〜図6にも示されるように、それぞれ縦横に弾性伸縮する素材からなる内側層20A及び外側層20Bがホットメルト接着剤により張り合わされてなる2層構造シートとされている。もちろん、外装シート20の一部又は全部を一層構造としても良い。
特徴的には、図1及び図2に示す形態では、右のサイドシール部21及び左のサイドシール部21が外装シート20の素材の溶着により形成されており、このサイドシール部21により、ウエスト開口部の縁部23からレッグ開口縁29まで連続的に延在する縦非伸縮領域31が形成されている。また、前身頃F及び後身頃Bの両方における外装シート20に、右のサイドシール部21の下端部から右のレッグ開口縁29に沿って内装体10の右側縁部まで、及び左のサイドシール部21の下端部から左のレッグ開口縁29に沿って内装体10の左側縁部までそれぞれ連続的に延在する脚周り非伸縮領域32が形成されている。脚周り非伸縮領域32の縦方向の長さd1及び縦非伸縮領域31の幅d2は適宜定めることができるが、脚周り非伸縮領域32の縦方向の長さd1は5〜50mm程度とするのが好ましく、縦非伸縮領域31の幅d2は20mm未満とするのが好ましい。
Claims (4)
- 前身頃及び後身頃を形成する外装シートと、この外装シートの内面における股間部を含む領域に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、前記前身頃における外装シートの両側部と後身頃における外装シートの両側部とがそれぞれ接合されてサイドシール部が形成されることにより、ウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成された、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記外装シートは、弾性部材が付加されずとも縦横に弾性伸縮する素材により縦横の伸縮性を有するシートとして形成されており、
前記前身頃及び後身頃の少なくとも一方における前記外装シートに、
右のサイドシール部又はその近傍、及び左のサイドシール部又はその近傍のそれぞれにおける、ウエスト開口部の縁部又はその近傍からレッグ開口部の縁又はその近傍まで連続的に延在する、縦非伸縮領域と、
右の縦非伸縮領域から右のレッグ開口部の縁に沿って前記内装体の右側縁部まで、及び左の縦非伸縮領域から左のレッグ開口部の縁に沿って前記内装体の左側縁部までそれぞれ連続的に延在する脚周り非伸縮領域とが、当該外装シートの前記伸縮性が消失した領域であり、
前記外装シートにおける、前記内装体が固定された領域、前記縦非伸縮領域及び前記脚周り非伸縮領域以外の部分は、前記縦横の伸縮性を有している、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。 - 前記脚周り非伸縮領域は、非伸縮シートがホットメルト接着剤を介して貼り付けられた領域であり、
前記サイドシール部は、前記外装シートの素材が溶着され、かつ当該外装シートの前記伸縮性が消失した部分であり、このサイドシール部が前記縦非伸縮領域を構成しており、このサイドシール部以外に前記縦非伸縮領域を有しない、請求項1記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。 - 前記前身頃の外装シートにおけるウエスト開口部の縁部及び後身頃の外装シートにおけるウエスト開口部の縁部に、幅方向に沿うウエスト縁部弾性部材が縦方向に間隔を空けて複数本平行に設けられており、
前記外装シートにおける前記内装体の固定領域以外には、前記ウエスト縁部弾性部材以外の弾性部材が設けられていない、
請求項1又は2記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。 - 前記外装シートは、目付け10〜100g/m2の伸縮不織布からなるものである、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
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