以下、本実施形態の点灯装置について、図1〜図3を参照しながら説明する。
本実施形態の点灯装置10は、例えば、固体発光素子13(図2,3参照)を有する光源部11を点灯させるものである。なお、本実施形態では、複数個の点灯装置10と、これら複数個の点灯装置10を制御する制御装置30とを備えた照明システムを簡単に説明した後に、上述の点灯装置10について説明する。
制御装置30は、各点灯装置10を制御するための制御データを発生するデータ発生装置31と、データ発生装置31からの上記制御データを各点灯装置10へ送出するネットワーク回路32とを有している。上述の照明システムは、複数個の点灯装置10と制御装置30との間に、上記制御データを伝送するための伝送路33が設けられている。伝送路33としては、例えば、通信ケーブルなどの媒体を用いることができる。なお、データ発生装置31には、ネットワーク回路32へ上記制御データを送信する送信装置(図示せず)が設けられている。
データ発生装置31としては、例えば、周囲の照度または人の在否を検出するセンサ装置を用いることができる。また、データ発生装置31としては、センサ装置以外に、例えば、各点灯装置10を制御するためのプロトコル信号を発生する信号発生装置を用いることができる。上記プロトコル信号としては、例えば、DMX(Digital Multiplex)信号、DALI(Digital Addressable Lighting Interface)信号などを採用することができる。
また、データ発生装置31としては、センサ装置および信号発生装置以外に、例えば、赤外線または電波などの媒体によりリモコン信号を送信可能なリモートコントローラ(以下、リモコンと称す)を用いることができる。このリモコン信号には、上記制御データが含まれている。上述の照明システムでは、データ発生装置31としてリモコンを用いた場合、ネットワーク回路32および伝送路33を設けなくてもよい。
光源部11は、図3に示すように、複数個(図示例では、28個)の固体発光素子13を有している。本実施形態では、固体発光素子13として、例えば、発光ダイオード(以下、LEDと称す)を採用している。なお、図2では、28個の固体発光素子13のうち5個の固体発光素子13が見えている。
28個の固体発光素子13は、赤色光を発光する7個の赤色LED13aと、緑色光を発光する7個の緑色LED13bと、青色光を発光する7個の青色LED13cと、白色光を発光する7個の白色LED13dとを有している。
また、光源部11は、28個の固体発光素子13の接続関係を、直列接続と並列接続とを組み合わせた接続としている。具体的に説明すると、光源部11は、7個の赤色LED13aの直列回路と、7個の緑色LED13bの直列回路と、7個の青色LED13cの直列回路と、7個の白色LED13dの直列回路とを備え、これら4個の直列回路が並列に接続されている。
本実施形態の点灯装置10は、商用電源ACからの交流電圧を直流電圧に変換するAC−DC変換部1と、AC−DC変換部1により変換された直流電圧を所定の直流電圧に変換するDC−DC変換部2とを備えている。また、点灯装置10は、DC−DC変換部2の出力側に接続される光源部11を冷却する冷却部3と、DC−DC変換部2、光源部11および冷却部3を制御する制御部4とを備えている。さらに、点灯装置10は、制御装置30からの上記制御データに基づいて制御部4の動作を指示するための処理を行うデータ処理部5を備えている。
以下、点灯装置10の各構成要素について、図3に基づいて詳細に説明する。
AC−DC変換部1としては、例えば、交流電圧を全波整流する全波整流器6と、この全波整流器6により全波整流された電圧を平滑して直流電圧を出力する平滑用のコンデンサC1とを用いることができる。
全波整流器6としては、例えば、4個のダイオードD1〜D4により構成されたダイオードブリッジを採用することができる。
全波整流器6の一対の出力端間には、平滑用のコンデンサC1が接続されている。具体的に説明すると、ダイオードD1のカソード側とダイオードD3のカソード側との接続点P1は、平滑用のコンデンサC1の高電位側に接続されている。また、ダイオードD2のアノード側とダイオードD4のアノード側との接続点P2は、平滑用のコンデンサC1の低電位側に接続されている。
全波整流器6の一対の入力端には、ノイズを除去するフィルタ部7が接続されている。言い換えれば、AC−DC変換部1の一対の入力端には、上述のフィルタ部7が接続されている。なお、図1および図2では、フィルタ部7の図示を省略している。
フィルタ部7は、コンデンサC2と、2個のインダクタL1,L2からなるコモンモードフィルタとを有している。
インダクタL1の一端は、コンデンサC2の高電位側に接続されている。また、インダクタL1の他端は、全波整流器6におけるダイオードD3のアノード側とダイオードD4のカソード側との接続点P3に接続されている。インダクタL2の一端は、コンデンサC2の低電位側に接続されている。また、インダクタL2の他端は、全波整流器6におけるダイオードD1のアノード側とダイオードD2のカソード側との接続点P4に接続されている。
フィルタ部7の一対の入力端間には、商用電源ACが接続されている。
フィルタ部7の一対の入力端における一方の入力端と商用電源ACとの間の給電路には、例えば壁スイッチなどのスイッチSWが設けられている。言い換えれば、点灯装置10の一対の入力端における一方の入力端と商用電源ACとの間の給電路には、上述のスイッチSWが設けられている。
また、フィルタ部7の一対の入力端における他方の入力端と商用電源ACとの間の給電路には、過電流が流れたときに溶断するヒューズFSが設けられている。言い換えれば、点灯装置10の一対の入力端における他方の入力端と商用電源ACとの間の給電路には、上述のヒューズFSが設けられている。なお、図1および図2では、ヒューズFSの図示を省略している。
ここにおいて、本実施形態の点灯装置10では、AC−DC変換部1として、全波整流器6と平滑用のコンデンサC1とを用いているが、これに限らず、例えば、商用電源ACからの入力電圧の力率や入力電流の波形歪みを改善可能な昇圧チョッパー方式のAC−DCコンバータなどを用いてもよい。この場合には、制御部4が、AC−DC変換部1を制御することが望ましい。
DC−DC変換部2は、例えば、フライバックコンバータにより構成することができる。本実施形態では、DC−DC変換部2が、3個の抵抗R1〜R3と、2個のコンデンサC3,C4と、2個のダイオードD5,D6と、トランスT1と、例えばパワーMOSFETからなるスイッチング素子Q1とを有している。なお、トランスT1には、1次巻線N1、2次巻線N2、3次巻線N3および4次巻線N4が設けられている。
トランスT1の1次巻線N1の両端間には、抵抗R1およびコンデンサC3の並列回路と、ダイオードD5との直列回路が接続されている。本実施形態では、ダイオードD5のカソード側が、抵抗R1およびコンデンサC3の並列回路を介して、トランスT1の1次巻線N1の一端に接続されている。また、ダイオードD5のアノード側は、トランスT1の1次巻線N1の他端に接続されている。
ダイオードD5のアノード側とトランスT1の1次巻線N1の他端との接続点は、スイッチング素子Q1のドレイン端子に接続されている。スイッチング素子Q1のゲート端子は、抵抗R2を介して制御部4に接続されている。スイッチング素子Q1のソース端子は、抵抗R3を介して平滑用のコンデンサC1の低電位側に接続されている。
トランスT1の1次巻線N1の一端は、平滑用のコンデンサC1の高電位側に接続されている。
トランスT1の2次巻線N2の両端間には、ダイオードD6とコンデンサC4との直列回路が接続されている。本実施形態の点灯装置10では、コンデンサC4の両端電圧(DC−DC変換部2の出力電圧)が、光源部11に印加される。言い換えれば、光源部11は、DC−DC変換部2の出力電圧により点灯可能となる。
ここにおいて、本実施形態の点灯装置10では、DC−DC変換部2を、フライバックコンバータにより構成しているが、これに限らず、例えば、バックコンバータなどにより構成してもよい。
冷却部3としては、例えば、空冷式の冷却装置(例えば、軸流ファン)を用いることができる。本実施形態では、冷却部3が、複数個の羽根8aが取り付けられた回転軸8bを中心として時計回りまたは反時計回りに回転可能な回転部8と、回転部8を駆動する駆動モータ9とを有している。本実施形態では、駆動モータ9として、DCモータを採用しているが、これに限らず、例えば、パルスモータなどを採用してもよい。この場合には、回転部8の回転速度を調整することが可能となり、冷却部3の冷却機能を抑制することが可能となる。
ここにおいて、本実施形態の点灯装置10では、冷却部3として、空冷式の冷却装置を用いているが、これに限らず、例えば、ポンプにより水を循環させる水冷式の冷却装置やペルチェ素子などを用いた方式の冷却装置を用いてもよい。
制御部4は、DC−DC変換部2を制御する第1の制御部4aと、光源部11を制御する第2の制御部4bと、冷却部3を制御する第3の制御部4cとを有している。
第1の制御部4aは、11個の抵抗R4〜R14と、4個のコンデンサC5〜C8と、npn型のトランジスタTr1と、コンパレータCP1と、フォトカプラPC1と、DC−DC変換部2のスイッチング素子Q1のオンオフを制御する制御用IC16とを有している。本実施形態では、制御用IC16として、インフィニオン株式会社製のIC(品番ICE2QS02G)を採用しているが、このICを特に限定するものではない。なお、本実施形態では、スイッチング素子Q1のオンオフを制御するために、上述の制御用IC16を用いているが、これに限らず、例えば、適宜の第1のプログラムが搭載された第1のマイクロコンピュータなどを用いてもよい。
DC−DC変換部2のコンデンサC4の両端間には、抵抗R11と抵抗R12との直列回路が接続されている。抵抗R11と抵抗R12との接続点P5は、コンパレータCP1の反転入力端子に接続されている。
コンパレータCP1の非反転入力端子は、抵抗R13と抵抗R14との接続点P6に接続されている。抵抗R14における抵抗R13との接続点P6側とは反対側は、抵抗R12における抵抗R11との接続点P5側とは反対側に接続されている。
コンパレータCP1の出力端子は、抵抗R8を介してトランジスタTr1のベース端子に接続されている。また、コンパレータCP1の出力端子は、抵抗R10およびコンデンサC8の並列回路を介してコンパレータCP1の反転入力端子に接続されている。
トランジスタTr1のベース端子は、抵抗R9を介して、抵抗R12における抵抗R11との接続点P5側とは反対側に接続されている。トランジスタTr1のエミッタ端子は、抵抗R9を介して、トランジスタTr1のベース端子に接続されている。また、トランジスタTr1のエミッタ端子は、コンデンサC4の低電位側に接続されている。
トランジスタTr1のコレクタ端子は、フォトカプラPC1の発光ダイオードPD1と抵抗R7とを介して、抵抗R13における抵抗R14との接続点P6側とは反対側に接続されている。抵抗R13における抵抗R14との接続点P6側とは反対側は、データ処理部5に接続されている。なお、本実施形態では、発光ダイオードPD1のアノード側が抵抗R7に接続され、発光ダイオードPD1のカソード側がトランジスタTr1のコレクタ端子に接続されている。
フォトカプラPC1のフォトトランジスタPT1のエミッタ端子は、抵抗R5を介して制御用IC16の5番ピンに接続されている。また、フォトトランジスタPT1のエミッタ端子は、コンデンサC7の低電位側に接続されている。コンデンサC7の高電位側は、制御用IC16の4番ピンに接続されている。また、コンデンサC7の高電位側は、抵抗R6を介して、DC−DC変換部2におけるスイッチング素子Q1のソース端子と抵抗R3との接続点P7に接続されている。
フォトカプラPC1のフォトトランジスタPT1のコレクタ端子は、コンデンサC6の高電位側に接続されている。コンデンサC6の高電位側は、制御用IC16の3番ピンに接続されている。コンデンサC6の低電位側は、コンデンサC7の低電位側に接続されている。また、コンデンサC6の低電位側は、抵抗R4を介して制御用IC16の1番ピンに接続されている。抵抗R4には、コンデンサC5が並列接続されている。本実施形態では、コンデンサC5の高電位側が制御用IC16の1番ピン側に接続され、コンデンサC5の低電位側がAC−DC変換部1における平滑用のコンデンサC1の低電位側に接続されている。
制御用IC16の6番ピンは、抵抗R2を介してスイッチング素子Q1のゲート端子に接続されている。また、制御用IC16の8番ピンは、平滑用のコンデンサC1の低電位側に接続されている。また、制御用IC16の5番ピンは、抵抗R23および抵抗R24の直列回路を介して、平滑用のコンデンサC1の高電位側に接続されている。
制御用IC16の2番ピンは、抵抗R21を介して、DC−DC変換部2におけるトランスT1の3次巻線N3の一端に接続されている。トランスT1の3次巻線N3の他端は、平滑用のコンデンサC1の低電位側に接続されている。トランスT1の3次巻線N3の一端と抵抗R21との接続点P8は、抵抗R22とダイオードD7とを介して、制御用IC16の7番ピンに接続されている。本実施形態では、ダイオードD7のアノード側が抵抗R22に接続され、ダイオードD7のカソード側が制御用IC16の7番ピンに接続されている。
第2の制御部4bは、4個の抵抗R15〜R18と、4個のスイッチング素子Q2〜Q5とを有している。本実施形態では、各スイッチング素子Q2〜Q5として、パワーMOSFETを採用しているが、これを特に限定するものではない。
スイッチング素子Q2のドレイン端子は、光源部11における7個の赤色LED13aの直列回路の一端に接続されている。7個の赤色LED13aの直列回路の他端は、DC−DC変換部2のコンデンサC4の高電位側に接続されている。スイッチング素子Q2のソース端子は、コンデンサC4の低電位側に接続されている。スイッチング素子Q2のゲート端子は、抵抗R15を介してデータ処理部5に接続されている。
スイッチング素子Q3のドレイン端子は、光源部11における7個の緑色LED13bの直列回路の一端に接続されている。7個の緑色LED13bの直列回路の他端は、7個の赤色LED13aの直列回路の他端に接続されている。スイッチング素子Q3のソース端子は、スイッチング素子Q2のソース端子に接続されている。スイッチング素子Q3のゲート端子は、抵抗R16を介してデータ処理部5に接続されている。
スイッチング素子Q4のドレイン端子は、光源部11における7個の青色LED13cの直列回路の一端に接続されている。7個の青色LED13cの直列回路の他端は、7個の緑色LED13bの直列回路の他端に接続されている。スイッチング素子Q4のソース端子は、スイッチング素子Q3のソース端子に接続されている。スイッチング素子Q4のゲート端子は、抵抗R17を介してデータ処理部5に接続されている。
スイッチング素子Q5のドレイン端子は、光源部11における7個の白色LED13dの直列回路の一端に接続されている。7個の白色LED13dの直列回路の他端は、7個の青色LED13cの直列回路の他端に接続されている。スイッチング素子Q5のソース端子は、スイッチング素子Q4のソース端子に接続されている。スイッチング素子Q5のゲート端子は、抵抗R18を介してデータ処理部5に接続されている。
第3の制御部4cは、2個の抵抗R19,R20と、pnp型のトランジスタTr2と、npn型のトランジスタTr3とを有している。
トランジスタTr2のコレクタ端子は、駆動モータ9の一対の入力端子9a,9bにおける一方の入力端子9aに接続されている。トランジスタTr2のベース端子は、抵抗R19を介して、トランジスタTr3のコレクタ端子に接続されている。
トランジスタTr3のベース端子は、抵抗R20を介してデータ処理部5に接続されている。トランジスタTr3のエミッタ端子は、駆動モータ9の一対の入力端子9a,9bにおける他方の入力端子9bに接続されている。また、トランジスタTr3のエミッタ端子は、DC−DC変換部2のコンデンサC4の低電位側に接続されている。
トランジスタTr2のエミッタ端子は、ダイオードD8を介して、DC−DC変換部2におけるトランスT1の4次巻線N4の一端に接続されている。本実施形態では、ダイオードD8のアノード側がトランスT1の4次巻線N4の一端に接続され、ダイオードD8のカソード側がトランジスタTr2のエミッタ端子に接続されている。トランスT1の4次巻線N4の他端は、コンデンサC4の低電位側に接続されている。
ところで、本実施形態の点灯装置10は、制御部4、冷却部3およびデータ処理部5の各々を駆動させるための駆動電圧を生成する複数個(本実施形態では、3個)の電源部17〜19を備えている。なお、図1および図2では、2個の電源部18,19を、1個の電源部として図示してある。以下、本実施形態では、説明の便宜上、3個の電源部17〜19を、第1の電源部17、第2の電源部18、第3の電源部19と称することもある。
点灯装置10は、制御部4を駆動させるための第1の駆動電圧を生成して制御部4に供給する第1の電源部17と、冷却部3を駆動させるための第2の駆動電圧を生成して冷却部3に供給する第2の電源部18とを備えている。また、点灯装置10は、データ処理部5を駆動させるための第3の駆動電圧を生成してデータ処理部5に供給する第3の電源部19を備えている。
第1の電源部17は、AC−DC変換部1により変換された直流電圧から第1の駆動電圧(本実施形態では、5V)を生成する。また、第2の電源部18は、DC−DC変換部2により変換された上記所定の直流電圧から第2の駆動電圧(本実施形態では、12V)を生成する。また、第3の電源部19は、第2の電源部18により生成された第2の駆動電圧から第3の駆動電圧(本実施形態では、5V)を生成する。なお、本実施形態では、第1の駆動電圧および第3の駆動電圧の各々を5V、第2の駆動電圧を12Vとしているが、これらの数値は一例であり、特に限定するものではない。
ここにおいて、本実施形態の点灯装置10では、第1の電源部17と、第2の電源部18と、第3の電源部19とを備えているが、これに限らず、例えば、第1の電源部17と第2の電源部18とを備え、第1の電源部17により生成された第1の駆動電圧をデータ処理部5に供給してもよい。言い換えれば、本実施形態では、電源部17〜19の個数を3個としているが、例えば、2個としてもよい。
また、第1の電源部17は、コンデンサC9を有している。コンデンサC9の高電位側は、抵抗R25および抵抗R26の直列回路を介して、平滑用のコンデンサC1の高電位側に接続されている。コンデンサC9の高電位側と抵抗R25および抵抗R26の直列回路との接続点P9は、制御用IC16の7番ピンに接続されている。コンデンサC9の低電位側は、平滑用のコンデンサC1の低電位側に接続されている。
本実施形態の点灯装置10は、スイッチSWがオンされて商用電源ACから給電されると、AC−DC変換部1により変換された直流電圧が、抵抗R25と抵抗R26とを介して、コンデンサC9に充電される。また、点灯装置10は、コンデンサC9が充電されると、コンデンサC9の両端電圧(第1の電源部17により生成された第1の駆動電圧)を制御用IC16の7番ピンに供給して、制御用IC16を駆動する。そして、点灯装置10は、制御用IC16がDC−DC変換部2のスイッチング素子Q1のオンオフを制御すると、DC−DC変換部2におけるトランスT1の3次巻線N3で発生する電圧が、抵抗R22、ダイオードD7およびコンデンサC9により整流平滑されて、制御用IC16の7番ピンに供給される。
また、第2の電源部18は、DC−DC変換部2のトランスT1の4次巻線N4と、ダイオードD8と、コンデンサC10とを有している。
ダイオードD8のアノード側は、トランスT1の4次巻線N4の一端に接続されている。ダイオードD8のカソード側は、第3の制御部4cにおけるトランジスタTr2のエミッタ端子に接続されている。トランスT1の4次巻線N4の他端は、DC−DC変換部2のコンデンサC4の低電位側に接続されている。
コンデンサC10の高電位側は、ダイオードD8とトランジスタTr2のエミッタ端子との接続点P10に接続されている。コンデンサC10の低電位側は、コンデンサC4の低電位側に接続されている。
また、第3の電源部19は、第2の電源部18により生成された第2の駆動電圧から第3の駆動電圧を生成する定電圧回路20と、コンデンサC11とを有している。本実施形態では、定電圧回路20として、例えば、3端子レギュレータを用いることができる。
定電圧回路20の入力端子は、第2の電源部18のコンデンサC10の高電位側に接続されている。定電圧回路20のグランド端子は、コンデンサC10の低電位側に接続されている。また、定電圧回路20のグランド端子は、コンデンサC11の低電位側に接続されている。定電圧回路20の出力端子は、コンデンサC11の高電位側に接続されている。コンデンサC11の高電位側は、第1の制御部4aにおける抵抗R7と抵抗R13との接続点P11に接続されている。
本実施形態の点灯装置10では、第1の制御部4aにおけるコンパレータCP1の反転入力端子の入力電圧が、DC−DC変換部2の上記出力電圧を、抵抗R11と抵抗R12とで抵抗分圧した電圧(抵抗R12の両端電圧)となる。また、コンパレータCP1の非反転入力端子の入力電圧は、第3の電源部19からの第3の駆動電圧を、抵抗R13と抵抗R14とで抵抗分圧した電圧(抵抗R14の両端電圧)となる。
コンパレータCP1は、反転入力端子の入力電圧と、非反転入力端子の入力電圧とを比較する。また、コンパレータCP1は、反転入力端子の入力電圧と非反転入力端子の入力電圧とが異なる場合、トランジスタTr1をオンする。ここで、本実施形態の点灯装置10は、トランジスタTr1がオンされると、フォトカプラPC1の発光ダイオードPD1に電流が流れ、フォトカプラPC1のフォトトランジスタPT1がオンする。そして、点灯装置10は、フォトトランジスタPT1がオンされると、制御用IC16の3番ピンにフィードバック信号が入力される。
制御用IC16は、上記フィードバック信号が入力されると、DC−DC変換部2のスイッチング素子Q1のオンデューティー比を調整する。これにより、本実施形態の点灯装置10では、仮に、光源部11の負荷が変動しても、DC−DC変換部2の上記出力電圧を安定させることが可能となる。なお、制御用IC16は、上記フィードバック信号が入力されると、スイッチング素子Q1のオンデューティー比を調整しているが、これに限らず、例えば、スイッチング素子Q1の発振周波数を調整してもよい。
データ処理部5は、制御装置30からの上記制御データを受信可能な受信装置(図示せず)と、上記受信装置からの上記制御データに基づいて制御部4の動作を指示する指示部(図示せず)とを有している。
上記指示部は、例えば、第2のマクロコンピュータに適宜の第2のプログラムを搭載することにより構成することができる。また、上記指示部は、第3の制御部4cが冷却部3を駆動または停止するための制御信号S1を、第3の制御部4cへ出力する。なお、本実施形態では、制御信号S1として、例えば、PWM信号を用いている。
本実施形態の点灯装置10では、データ処理部5が制御信号S1を出力して第3の制御部4cのトランジスタTr3をオンすると、トランジスタTr2がオンされて、第2の電源部18からの第2の駆動電圧が駆動モータ9に供給され、回転部8が回転する(冷却部3を駆動する)。これにより、本実施形態の点灯装置10では、光源部11で発生する熱を効率よく放熱することが可能となる。
また、上記指示部は、第2の制御部4bにおける各スイッチング素子Q2〜Q5の各々をオンオフするための制御信号S2〜S5をそれぞれ出力する。なお、本実施形態では、各制御信号S2〜S5として、例えば、PWM信号を用いている。
本実施形態の点灯装置10では、データ処理部5が制御信号S2を出力し、第2の制御部4bのスイッチング素子Q2がオンされると、7個の赤色LED13aが点灯する。また、本実施形態では、データ処理部5が制御信号S3を出力し、第2の制御部4bのスイッチング素子Q3がオンされると、7個の緑色LED13bが点灯する。また、本実施形態では、データ処理部5が制御信号S4を出力し、第2の制御部4bのスイッチング素子Q4がオンされると、7個の青色LED13cが点灯する。また、本実施形態では、データ処理部5が制御信号S5を出力し、第2の制御部4bのスイッチング素子Q5がオンされると、7個の白色LED13dが点灯する。
また、本実施形態の点灯装置10では、データ処理部5から出力される各制御信号S2〜S5の各々のオンデューティー比を各別に調整することによって、光源部11の色温度を調整することが可能となる。なお、本実施形態では、光源部11の色温度を、2700K〜6500Kの範囲内で調整可能となっている。
また、本実施形態の点灯装置10では、データ処理部5から出力される各制御信号S2〜S5のオンデューティー比をそれぞれ調整することによって、光源部11の光出力レベルを調整することが可能となる(光源部11を調光点灯させることが可能となる)。なお、本実施形態では、光源部11の光出力レベルを、10%〜100%の範囲内で調整可能となっている。
ここにおいて、本実施形態の点灯装置10では、制御装置30からの上記制御データに、光源部11の色温度や光出力レベルの設定データが含まれている。また、上述の照明システムでは、制御装置30のデータ発生装置31がリモコンである場合、上記受信装置として、例えば、赤外線を受光可能な受光部または電波を受信可能な受信部などを用いればよい。
ところで、本実施形態の点灯装置10では、データ処理部5が各制御信号S2〜S5を出力して第2の制御部4bにおける各スイッチング素子Q2〜Q5をオンすると、光源部11の各固体発光素子13が点灯する。また、点灯装置10では、光源部11の各固体発光素子13を点灯させた後に、データ処理部5が制御信号S1を出力して第3の制御部4cのトランジスタTr2,Tr3の各々をオンすると、第2の電源部18から駆動モータ9に第2の駆動電圧が供給され、回転部8が回転する(冷却部3を駆動する)。これにより、本実施形態の点灯装置10では、光源部11で発生する熱を効率よく放熱することが可能となり、各固体発光素子13の温度上昇を抑制することが可能となる。
また、本実施形態の点灯装置10では、データ処理部5が各制御信号S2〜S5を出力して第2の制御部4bにおける各スイッチング素子Q2〜Q5をオフすると、光源部11の各固体発光素子13が消灯する。また、点灯装置10では、光源部11の各固体発光素子13を消灯させると、直ちに、データ処理部5が制御信号S1を出力して第3の制御部4cのトランジスタTr2,Tr3の各々をオフし、第2の電源部18から駆動モータ9への給電を停止させる。その結果、回転部8が停止する(冷却部3を停止する)。つまり、制御部4(第3の制御部4c)は、商用電源ACから給電された状態で光源部11が消灯する(点灯装置10が待機モードになる)と、電源部(第2の電源部18)から冷却部3への給電を停止させる。これにより、本実施形態の点灯装置10では、商用電源ACから給電された状態で光源部11の消灯状態における電力消費(点灯装置10の待機電力)を低減することが可能となり、より省エネルギー化を図ることが可能となる。
ここにおいて、本実施形態の点灯装置10では、第3の制御部4cが、冷却部3を駆動するための駆動信号を、冷却部3へ出力するようにしてもよい。具体的には、第3の制御部4cが、第2の電源部18により生成された第2の駆動電圧からなる上記駆動信号を、冷却部3へ出力するようにしてもよい。この場合は、商用電源ACから給電された状態で光源部11が消灯すると、第3の制御部4cが、上記駆動信号の出力を停止することが好ましい。これにより、本実施形態の点灯装置10でも、商用電源ACから給電された状態で光源部11の消灯状態における電力消費を低減することが可能となり、より省エネルギー化を図ることが可能となる。
また、制御部4は、光源部11の光出力レベルが100%よりも小さな規定値(例えば、50%)以下のときに、冷却部3の冷却機能を抑制または停止することが好ましい。具体的に説明すると、本実施形態の点灯装置10では、データ処理部5から出力される各制御信号S2〜S5のオンデューティー比をそれぞれ調整することで光源部11の光出力レベルが上記規定値以下になると、直ちに、データ処理部5から出力される制御信号S1のオンデューティー比を調整することによって、冷却部3の冷却能力を抑制または停止することが好ましい。これにより、本実施形態の点灯装置10では、制御部4が、光源部11を調光点灯させて光源部11が軽負荷となり光源部11で発生する熱量が少ないときに、冷却部3の冷却能力を抑制または停止するので、光源部11の調光点灯状態における電力消費を低減することが可能となり、より省エネルギー化を図ることが可能となる。
ここにおいて、本実施形態の点灯装置10では、光源部11の光出力レベルが上記規定値以下になるときを判定する方法として、データ処理部5から出力される各制御信号S2〜S5のオンデューティー比をそれぞれ調整する方法により判定しているが、これに限らず、例えば、光源部11の光出力レベルを検出する照度センサ(図示せず)を用いて判定してもよい。
以上説明した本実施形態の点灯装置10では、商用電源ACからの交流電圧を直流電圧に変換するAC−DC変換部1と、AC−DC変換部1により変換された直流電圧を所定の直流電圧に変換するDC−DC変換部2と、DC−DC変換部2の出力側に接続される光源部11を冷却する冷却部3と、DC−DC変換部2を制御する制御部4とを備えている。また、本実施形態の点灯装置10では、制御部4が、商用電源ACから給電された状態で光源部11を消灯すると、冷却部3の冷却機能を抑制または停止するので、商用電源ACから給電された状態で光源部11の消灯状態における電力消費を低減することが可能となる。
なお、本実施形態の点灯装置10では、固体発光素子13として、LEDを採用しているが、これに限らず、例えば、有機エレクトロルミネッセンス素子などを採用してもよい。
以下、上述の点灯装置10を用いた照明器具の一例について、図4に基づいて説明する。
本実施形態の照明器具は、上述の光源部11と、上述の点灯装置10とを備えている。この照明器具は、光源部11と点灯装置10とを別々に配置した照明器具であり、光源部11と点灯装置10の一部とを第1の接続線39を介して接続してある。また、上述の照明器具は、例えば、天井材29などに埋め込み配置される。
光源部11は、複数個(本実施形態では、28個)の固体発光素子13が実装された実装基板14を有する発光モジュール12と、発光モジュール12を着脱自在に取り付け可能なケース15とを備えている。なお、図4では、28個の固体発光素子13のうち5個の固体発光素子13が見えている。
実装基板14としては、例えば、金属ベースプリント配線板を用いることができる。本実施形態では、実装基板14の平面形状を、矩形状としているが、これに限らず、例えば、他の多角形状、円形状などであってもよい。なお、本実施形態では、実装基板14として、金属ベースプリント配線板を用いているが、これに限らず、例えば、セラミック基板、ガラスエポキシ基板、紙フェノール基板などを用いてもよい。
発光モジュール12は、電気絶縁性および熱伝導性を有する絶縁シート22を介して、ケース15に取り付けられている。
ケース15は、例えば、アルミニウムなどの金属材料により形成することができる。このケース15は、例えば、有底円筒状に形成されている。
本実施形態の照明器具では、ケース15の内底面に、絶縁シート22を介して発光モジュール12が配置されている。これにより、本実施形態の照明器具では、発光モジュール12で発生した熱をケース15へ効率よく伝導させることが可能となる。
本実施形態の照明器具では、ケース15の開口側(図4では、下側)に、各固体発光素子13から発光された光を拡散する拡散板23が配置されている。拡散板23は、透光部材(例えば、アクリル樹脂、ガラスなど)により形成することができる。本実施形態では、拡散板23の形状を、例えば、円板状としてある。
上述の点灯装置10の冷却部3は、ケース15の底部における上記開口側とは反対側に、固定されている。つまり、冷却部3は、光源部11に固定されている。本実施形態の照明器具では、冷却部3が光源部11を冷却することができるので、ケース15に伝導された熱を放熱することが可能となる。
また、本実施形態の照明器具は、光源部11を保持する器具本体24を備えている。
器具本体24は、例えば、アルミニウムなどの金属材料により形成することができる。この器具本体24は、筒状の側部24aと、この側部24aの下端部から外方へ延設された鍔部24bとを有している。
側部24aは、この側部24aの上端部から下端部に向かって開口面積が徐々に大きくなるテーパ筒状に形成されている。
側部24aの上端部には、光源部11が配置されている。
ここにおいて、本実施形態の照明器具では、光源部11のケース15の上記開口側に拡散板23を配置しているが、器具本体24の側部24aの下端部側に拡散板23を配置してもよい。
また、器具本体24は、側部24aが天井材29に貫設された埋込孔29aに埋め込まれ、鍔部24bが天井材29の下面における埋込孔29aの周部に当接する形で天井材29に取り付けられる。
また、器具本体24は、この器具本体24を天井材29の一表面側(図4では、上面側)で固定するための一対の固定金具25,25を有している。一対の固定金具25,25は、器具本体24の側部24aの外側に設けられている。
ここにおいて、本実施形態の照明器具では、器具本体24の内部に、発光部11から発光された光を反射する反射板(図示せず)を設けてもよい。この場合は、上記反射板を、例えば、ばねなどの固定具により器具本体24の内部に固定すればよい。これにより、本実施形態の照明器具では、発光部11から発光された光の発光効率を向上させることが可能となる。
また、本実施形態の照明器具では、点灯装置10の冷却部3以外(AC−DC変換部1、DC−DC変換部2、制御部4、データ処理部5および各電源部17〜19)を、電源装置26(図1,2参照)として構成してある。
電源装置26は、例えば、金属材料または樹脂材料により形成された箱状のケース27に収納されている。本実施形態では、このケース27が、天井材29の上記一表面側に配置されている。
また、電源装置26には、制御装置30からの上記制御データを入力するための入力部28と、商用電源ACに電気的に接続された一対の入力端子34,34(図2参照)とが設けられている。本実施形態では、入力部28および一対の入力端子34,34の各々が、ケース27の一側面(図4では、左側面)から露設されている。
また、電源装置26には、光源部11と電気的に接続するための第1の接続線39の一端部に設けられた第1のコネクタ39a(図2参照)を着脱自在に接続可能な第2のコネクタ35(図2参照)が、設けられている。また、電源装置26には、冷却部3と電気的に接続するための第2の接続線40の一端部に設けられた第3のコネクタ40aを着脱自在に接続可能な第4のコネクタ36が、設けられている。本実施形態では、第2のコネクタ35および第4のコネクタ36の各々が、ケース27の一側面とは反対側の他側面(図4では、右側面)から露設されている。
ここにおいて、光源部11には、第1の接続線39の他端部に設けられた第5のコネクタ39bを着脱自在に接続可能な第6のコネクタ37が、設けられている。また、冷却部3には、第2の接続線40の他端部に設けられた第7のコネクタ40bを着脱自在に接続可能な第8のコネクタ38が、設けられている。
以上説明した本実施形態の照明器具では、固体発光素子13を有する光源部11と、上述の点灯装置10とを備えているので、商用電源ACから給電された状態で光源部11の消灯状態における電力消費を低減することが可能となる。