JP6025103B2 - パーマネントウェーブ用第2剤及びパーマネントウェーブ用剤 - Google Patents
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特に第2剤は、第1剤によって開裂した、毛髪に内在するジスルフィド結合を、酸化剤により再形成することによって、所望の形状に固定するものである。
したがって、毛髪にかなりの損傷を与えてしまっている。
その結果、毛髪の保湿性、柔軟性、表面の平滑性等が失われ、毛髪のハリ、コシ感の低下、パサつき、枝毛、切れ毛を発生させて、手触り感が損なわれる等の感触の低下を招いている。
更に、特許第3730925号公報(特許文献3)には、酸化剤と、カルボキシメチルセルロースと、ポリアクリル酸又はその塩とを含有し、カルボキシメチルセルロース(1)とポリアクリル酸又はその塩(2)の重量比が、(1)/(2)=20/80〜75/25であるパーマネントウェーブ用第2剤が、また特許第4612250号公報(特許文献4)には、パーマネントウェーブ用剤の第2剤組成物であって、少なくとも酸化剤である過酸化水素と、酸性アミノ酸及び塩基性アミノ酸とを含有し、前記酸性アミノ酸及び塩基性アミノ酸のみによって緩衝系が構成されると共に、0.025グラム当量/L以上の緩衝能を備えることを特徴とするパーマネントウェーブ用第2剤組成物が開示されている。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のパーマネントウェーブ用第2剤において、酸化剤とユビキノンとが、1:0.0001〜0.03の質量比で含まれることを特徴とする。
また、本発明のパーマネントウェーブ用第2剤は、任意の第1剤、例えば市場で入手し得る任意の第1剤と組み合わせてパーマネントウェーブ用剤として用いることができ、毛髪にウェーブをしっかりかけることが可能となり、パーマネントウェーブ施術後の毛髪の損傷する度合いを減少させて、施術後の毛髪感触が、従来の施術より良好とすることができる。
本発明のパーマネントウェーブ用第2剤は、酸化剤とユビキノンとを含有し、ユビキノンは0.0005〜0.03質量%含まれる、パーマネントウェーブ用第2剤である。
第2剤のpHは、酸化に適当な例えば1.5〜8.0が望ましく、かかるpHの調整は、リン酸、塩酸、クエン酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水などの、通常のpH調整に用いられる公知のものを適宜用いることができる。
第2剤にユビキノンを含有させることで、酸化剤の配合量を増加することなく、ウェーブ形成力を高めることが可能となる。
該ユビキノンは、第2剤に含まれる酸化剤1質量部に対して、好ましくは質量比で1:0.0001〜0.03の質量比、より好ましくは1:0.0007〜0.007で含まれる
0.0001未満であると、十分なウェーブ形成力が得られない場合があり、また0.03を超えてもウェーブ形成力の効果の増大が期待できないからである。
0.0005質量%未満であると、酸化剤の配合量を増加させずにウェーブ形成力を増大させることが困難となり、0.03質量%を超えても、増大させた配合量に見合ったそれ以上の効果が得られないからである。
このように、本発明のパーマネントウェーブ用第2剤は、本発明の効果を損なわない限り、任意の第1剤、例えば市場で入手し得る任意の第1剤と組みわせて、二浴式パーマネントウェーブ用剤として使用されるものである。
第1剤に配合される還元剤の種類は、特に限定されず、例えば、チオグリコール酸、チオグリコール酸塩(チオグリコール酸アンモニウム、チオグリコール酸モノエタノールアミン)、L−システイン、塩酸L−システイン、DL−システイン、塩酸DL−システイン、及びN−アセチル−L−システイン、システアミン、チオグリセロール、チオ乳酸及びチオリンゴ酸から選ばれた一種又は二種以上を例示することができる。
(実施例1〜5・比較例1〜3)
流動パラフィン、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、モノオレイン酸ソルビタンに、精製水を加え、乳化物(A)を調製した。別途、ユビキノン、スクワラン、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸、パラオキシ安息香酸メチルに、精製水とグリセリンの混合物を加え、可溶化液(B)を調製した。なお、スクワランはユビキノンの溶解のために用いた。
精製水に、キレート剤であるエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム(EDTA−2Na)、酸化剤である臭素酸ナトリウム、pH調整剤であるリン酸ナトリウム及びリン酸2ナトリウムを加えて混合し、これに乳化物(A)及び可溶化物(B)を添加して、表2に示す、パーマネントウェーブ用第2剤を調製した。
上記実施例1〜5及び比較例1〜3で得られた各パーマネントウェーブ用第2剤を用い、下記表1で示す組成のパーマネントウェーブ用第1剤と組み合わせて、ウェーブ効率試験を実施した。
・パーマネントウェーブ用第1剤の調製
表1に示す各配合割合で、流動パラフィン、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムに精製水を加えて乳化物(C)を調製した。次いで、精製水に、還元剤であるシステアミン塩酸塩、キレート剤であるジエチレントリアミペンタアセテート酸五ナトリウム(DTPA−5Na)、アルカリ剤であるアンモニア水を加えて混合し、これに乳化物(C)を添加して、表1に示す、パーマネントウェーブ用第1剤aを調製した。
具体的には、試験毛束(長さ約10cm)をキルビーの器具に固定し、先ず上記表1の組成を有する各第1剤を該試験毛束に浸漬処理(30℃、10分間)し、流水にて1分間洗浄した。
次いで、各第2剤を該試験毛束に浸漬処理(30℃、10分間)し、流水にて1分間洗浄した。
その後、キルビーの器具から処理毛束を外し、水上に10分間浮かべ、得られたウェーブ5つの山と山との間の採寸を行った。
その結果を下記表2示す。
A:キルビー器具の1番目と6番目の棒の間隔(棒の中心点を実測)(mm)。
B:カールした毛髪の6山の間の長さ(mm)。
C:カールした毛髪を直線に伸ばした時の6山分の長さ(mm)。
なお、A、B、Cについて、図1にその概要を示す。
一方、ユビキノンを含まない比較例1の第2剤を用いた場合には、酸化剤が同量配合されている実施例と比較してウェーブ効率が劣ることがわかる。
また、ユビキノンを含まない比較例3の第2剤を用いた場合には、ウェーブ効率を実施例とほぼ同等をするために、酸化剤である臭素酸ナトリウムを多く使用する必要があることがわかる。
ユビキノンを配合していても、所定の配合を含まない比較例2においては、実施例と比較して、ウェーブ効率が劣ることがわかる。
Claims (3)
- パーマネントウェーブ用第1剤とパーマネントウェーブ用第2剤とからなるパーマネントウェーブ用剤において、前記パーマネントウェーブ用第2剤は、酸化剤である臭素酸塩とユビキノンとを含有し、ユビキノンは0.0005〜0.03質量%含まれることを特徴とする、パーマネントウェーブ用第2剤。
- 請求項1記載のパーマネントウェーブ用第2剤において、酸化剤とユビキノンとは、1:0.0001〜0.03の質量比で含まれることを特徴とする、パーマネントウェーブ用第2剤。
- 少なくとも還元剤とアルカリ剤とを含有するパーマネントウェーブ用第1剤と、請求項1又は2記載のパーマネントウェーブ用第2剤とからなることを特徴とする、パーマネントウェーブ用剤。
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