JP6025209B2 - テープタイプ使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
背側部分の両側部にファスニングテープがそれぞれ設けられており、
これらファスニングテープは、背側部分の両側部に固定されたテープ取付部、このテープ取付部から突出するテープ本体部、及びこのテープ本体部の幅方向中間部に設けられた係止部を有し、この係止部より先端側が摘み部とされたものであり、
これらファスニングテープを腹側部分の外面に係止することで装着を行う、テープタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記ファスニングテープは、前記摘み部における先端側部分又は全部の基端側に沿う折目を幅方向に間隔を空けて複数本有するとともに、各折目は自身よりも先端側が自身よりも基端側の部分に対して前記係止部を有する面と反対側に起き上がる折癖を有するものであり、
前記摘み部は、先端側が基端側に折り返らない状態で、各折目の前記折癖により、最も先端側に位置する折目よりも先端側の部分が、最も基端側に位置する折目よりも基端側の部分に対して30〜60度の起き上がり角度で起き上がるものである、
ことを特徴とするテープタイプ使い捨ておむつ。
ファスニングテープの摘み部がこのような折目を有すると、その折癖により折目よりも先端側は係止部側に折り畳まれ難くなるとともに、仮に摘み部が折り畳まれて係止部に付着したとしても折目よりも先端側は係止部から起き上がり、容易に摘むことができる。また、製品状態でテープ本体部全体がおむつ表面上に折り畳まれて係止部により係止されている状態でも、摘み部の折目よりも先端側は起き上がるため、摘み易いものとなる。
前記摘み部の角部が起き上がるように、前記折目が斜め方向に延在されている、請求項1記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
このような形態を採用すると、手首をあまり動かさずに自然な指の角度で折目よりも先端側の部分を摘むことができるため好ましい。
前記折目よりも先端側の部分における幅方向中間部に縦方向に沿うミシン目が形成され、このミシン目を切り離すことにより、前記折目よりも先端側の部分の幅方向長さを短くできるように構成されている、請求項1又は2記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
折目よりも先端側の部分は折癖により自然に起き上がるため、装着状態で全て残されていると、乳幼児がいじることによりファスニングテープが外れたり、服との摩擦でファスニングテープが外れたりすることも想定される。そこで、上述のようにミシン目を設け、装着後等、必要に応じて折目よりも先端側の部分の幅方向長さを短くできるように構成するのは好ましい。
<吸収性物品の例>
図1〜図7はテープタイプ使い捨ておむつの一例を示しており、図中の符号Xはファスニングテープを除いたおむつの全幅を示しており、符号Lはおむつの全長を示しており、断面図中の点模様部分はホットメルト接着剤の塗布部分を示している。
(外装シート)
外装シート12は吸収要素50を支持し、着用者に装着するための部分である。外装シート12は、両側部の前後方向中央部が括れた砂時計形状とされており、ここが着用者の脚を入れる部位となる。
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に液不透過性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで液不透過性シートが構成される。)などを例示することができる。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている液不透過性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この液不透過性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。さらに、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、防水フィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
トップシート30は液透過性を有するものであれば足り、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを用いることができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
トップシート30を透過した排泄物を吸収体へ移動させ、逆戻りを防ぐために、トップシート30と吸収要素50との間に中間シート(セカンドシートもいわれる)40を設けることができる。この中間シート40は、排泄物を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した排泄物の吸収体からの逆戻りを防止し、トップシート30表面の肌触りを良くするものである。中間シート40は省略することもできる。
トップシート30上を伝わって横方向に移動する尿や軟便を阻止し、横漏れを防止するために、製品の両側に、使用面側に突出(起立)する側部立体ギャザー60、60を設けるのは好ましい。
各サイドフラップ部SF,SFには、ギャザーシート62の固着部分のうち固着始端近傍の幅方向外側において、ギャザーシート62と液不透過性シート11との間に、糸ゴム等からなる脚周り弾性伸縮部材64が前後方向に沿って伸長された状態で固定されており、これにより各サイドフラップ部SF,SFの脚周り部分が平面ギャザー80として構成されている。脚周り弾性伸縮部材64はサイドフラップ部SFにおける液不透過性シート11と外装シート12との間に配置することもできる。脚周り弾性伸縮部材64は、図示例のように各側で複数本設ける他、各側に1本のみ設けることもできる。
吸収要素50は、尿や軟便などの液を吸収保持する部分である。吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の少なくとも裏面及び側面を包む包装シート58とを有している。包装シート58は省略することもできる。吸収要素50は、その裏面においてホットメルト接着剤等の接着剤を介して液不透過性シート11の内面に接着することができる。
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。
吸収体56は、高吸収性ポリマー粒子を含むのが好ましく、特に、少なくとも液受け入れ領域において、繊維の集合体に対して高吸収性ポリマー粒子(SAP粒子)が実質的に厚み方向全体に分散されているものが望ましい。
包装シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。繊維目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
図1、図2及び図5に示されるように、ファスニングテープ13は、おむつの側部に固定されたテープ取付部13C、及びこのテープ取付部13Cから突出するテープ本体部13Bをなすシート基材と、このシート基材におけるテープ本体部13Bの幅方向中間部に設けられた、腹側に対する係止部13Aとを有し、この係止部13Aより先端側が摘み部13Dとされたものである。ファスニングテープ13のテープ取付部13Cは、サイドフラップ部における内側層をなすギャザーシート62及び外側層をなす外装シート12間に挟まれ、かつホットメルト接着剤により両シート62,12に接着されている。また、係止部13Aはシート基材に接着剤により剥離不能に接合されている。
腹側Fにおけるファスニングテープ13の係止箇所には、係止を容易にするためのターゲット有するターゲットシート12Tを設けるのが好ましい。ターゲットシート12Tは、係止部がフック材13Aの場合、フック材の係合突起が絡まるようなループ糸がプラスチックフィルムや不織布からなるシート基材の表面に多数設けられたものを用いることができ、また粘着材層の場合には粘着性に富むような表面が平滑なプラスチックフィルムからなるシート基材の表面に剥離処理を施したものを用いることができる。 また、腹側Fにおけるファスニングテープ13の係止箇所が不織布からなる場合、例えば図示形態の外装シート12が不織布からなる場合であって、ファスニングテープ13の係止部がフック材13Aの場合には、ターゲットシート12Tを省略し、フック材13Aを外装シート12の不織布に絡ませて係止することもできる。この場合、ターゲットシート12Tを外装シート12と液不透過性シート11との間に設けてもよい。
エンドフラップ部は、吸収性本体部10の前側及び後側にそれぞれ延出する部分であって、且つ吸収要素50を有しない部分であり、前側の延出部分が腹側エンドフラップ部EFであり、後側の延出部分が背側エンドフラップ部EFである。
図示形態では、両ファスニングテープ13間に、幅方向に弾性伸縮する帯状の背側伸縮シート70が設けられ、おむつ背側部におけるフィット性を向上させている。背側伸縮シート70の両端部は両ファスニングテープ13の取り付け部分と重なる部位まで延在されているのが好ましいが、幅方向中央側に離間していても良い。背側伸縮シート70の前後方向寸法は、ファスニングテープ13の取り付け部分の前後方向寸法と概ね同じにするのが適当であるが、±20%程度の寸法差はあってもよい。また、図示のように背側伸縮シート70が背側エンドフラップ部EFと吸収要素50の境界線と重なるように配置されていると、吸収要素50の背側端部がしっかりと体に押し当てられるため、好ましい。背側伸縮シート70は、ゴムシート等のシート状弾性部材を用いても良いが、通気性の観点から不織布や紙を用いるのが好ましい。この場合、伸縮不織布のような通気性を有するシート状弾性部材を用いることもできるが、図5に示すように、二枚の不織布等のシート基材71をホットメルト接着剤等の接着剤により張り合わせるとともに、両シート基材71間に有孔のシート状、網状、細長状(糸状又は紐状等)等の弾性伸縮部材72を幅方向に沿って伸張した状態で固定したものが好適に用いられる。この場合におけるシート基材71としては、外装シート12と同様のものを用いることができる。弾性伸縮部材72の伸張率は150〜250%程度であるのが好ましい。また、弾性伸縮部材72として細長状(糸状又は紐状等)のものを用いる場合、太さ420〜1120dtexのものを3〜10mmの間隔72dで5〜15本程度設けるのが好ましい。
特徴的には、図7及び図8に示すように、ファスニングテープ13における摘み部13Dには、その先端側部分が係止部13Aを有する面と反対側に折り返されることにより折り返し端部13Eが形成されている。ファスニングテープ13の摘み部13Dがこのような折り返し端部13Eを有すると、少なくとも折り返し端部13Eは折癖により係止部13A側に折り畳まれ難くなるとともに、仮に摘み部13Dが折り畳まれて係止部13Aに付着したとしても折り返し端部13Eの折り返し状態は維持されるため、折り返し端部13Eを摘むことにより摘み部13Dを容易に摘むことができる。また、製品状態でテープ本体部13B全体がおむつ表面上に折り畳まれて係止部13Aにより係止されている状態でも、摘み部13Dの折り返し端部13Eを摘むことにより、摘み部13Dを容易に摘むことができる。
上記摘み部13Dの第一の形態のように折り返しを行わずに、折目13Gを形成するだけの簡素な形態も提案される。すなわち、第二の形態は、図11〜図14に示すように、ファスニングテープ13の摘み部13Dに、その先端側部分の基端側に沿う折目13Gを形成し、この折目13Gよりも先端側が係止部13Aを有する面と反対側に起き上がるように構成したものである。
用語「前後方向(縦方向)」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味し、「上下方向」とはおむつの装着状態、すなわちおむつの腹側部分と背側部分を重ね合わせるようにおむつを股間部で2つに折った際に幅方向と直交する方向を意味する。
Claims (3)
- 背側部分の両側部にファスニングテープがそれぞれ設けられており、
これらファスニングテープは、背側部分の両側部に固定されたテープ取付部、このテープ取付部から突出するテープ本体部、及びこのテープ本体部の幅方向中間部に設けられた係止部を有し、この係止部より先端側が摘み部とされたものであり、
これらファスニングテープを腹側部分の外面に係止することで装着を行う、テープタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記ファスニングテープは、前記摘み部における先端側部分又は全部の基端側に沿う折目を幅方向に間隔を空けて複数本有するとともに、各折目は自身よりも先端側が自身よりも基端側の部分に対して前記係止部を有する面と反対側に起き上がる折癖を有するものであり、
前記摘み部は、先端側が基端側に折り返らない状態で、各折目の前記折癖により、最も先端側に位置する折目よりも先端側の部分が、最も基端側に位置する折目よりも基端側の部分に対して30〜60度の起き上がり角度で起き上がるものである、
ことを特徴とするテープタイプ使い捨ておむつ。 - 前記摘み部の角部が起き上がるように、前記折目が斜め方向に延在されている、請求項1記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
- 前記折目よりも先端側の部分における幅方向中間部に縦方向に沿うミシン目が形成され、このミシン目を切り離すことにより、前記折目よりも先端側の部分の幅方向長さを短くできるように構成されている、請求項1又は2記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
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