JP6030202B2 - マルチレベル電源 - Google Patents

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Description

関連出願
この出願は、2012年2月24日に提出された英国特許出願第1203281.9号に基づく利益を主張するものであって、その全内容を援用する。
本明細書で説明する実施形態は、一般に、マルチレベル電源および複数の電源出力レベルを生成する方法に関する。
既知のマルチレベル電源には、複雑な駆動信号及び/又は網分離が必要であることや、互いに切り離された個別の入力電源を用いる必要があるといったいくつかの欠点がある。
本発明の実施形態は、一例として、以下の図面を参照して説明される。
図1は、既知のチャージポンプ倍電圧器を示す。 図2は、2つのバイナリ入力によって制御されるマルチレベル電源を示す。 図3は、図2の電源における種々の信号状態を示す。 図4は、図2に示される回路の別のスイッチング状態を示す。 図5は、3つのバイナリ入力によって制御されるマルチレベル電源を示す。 図6は、図5の電源における信号状態を示す。 図7は、接地基準及び線形直列パスエレメントを持つマルチレベル電源を示す。 図8は、バイポーラ出力を持つ相補的なマルチレベル電源を示す。 図9は、バイポーラ出力を持つ変圧器接続のマルチレベル電源を示す。 図10は、図9の電源における種々の信号状態を示す。 図11は、バイポーラ出力及び線形直列パスエレメントを有する変圧器接続のマルチレベル電源を示す。 図12は、図11の線形直列パスエレメントをクラスG制御素子に置き換えた変形例を示す。 図13は、図12におけるクラスG制御素子の使用の基礎となる一般原理を示す。
実施形態によれば、共通ノード、スイッチング構成、電荷蓄積デバイスおよび出力端子を共有する2つの電力源を含むマルチレベル電源が提供される。前記2つの電力源は第1の電位V、第2の電位Vおよび第3の電位Vを提供するように構成され、V>V>Vである。前記スイッチング構成は、第1のスイッチング状態において電位VとVの間で前記電荷蓄積デバイスを充電し、第2のスイッチング状態において電位Vと前記出力端子の間に前記電荷蓄積デバイスを接続するように構成される。
前記スイッチング構成は、第3のスイッチング状態において前記出力端子を電位Vに接続し、かつ/または、第4のスイッチング状態において前記出力端子を電位VあるいはVに接続するように構成してもよい。
前記出力端子は第1段出力であってもよい。前記マルチレベル電源は、第2段出力を持つ第2の電荷蓄積デバイスをさらに含んでもよい。前記スイッチング構成は、第1の電荷蓄積デバイスが電位Vと第1段出力ノードの間に接続される場合、第5のスイッチング状態において第1段出力及び第2段出力の間に第2の電荷蓄積デバイスを接続するように構成することができる。
前記出力端子は第1段出力であってもよい。前記マルチレベル電源は、第2段出力を持つ第2の電荷蓄積デバイスをさらに含んでもよい。前記スイッチング構成は、第1の電荷蓄積デバイスが電位Vと前記第1段出力ノードの間に接続される場合、第5のスイッチング状態において充電のための第2の電荷蓄積デバイスを前記第1段出力ノードと電位Vの間に接続し、または前記第1段出力ノードと電位Vの間に接続するよう構成される。
前記出力端子に直列な可変減衰器をさらに提供してもよい。この減衰器は、出力電圧の調整可能な減衰のために提供することができる。
別の実施形態によれば、第1の上述したマルチレベル電源と、第2の上述したマルチレベル電源とを含むバイポーラマルチレベル電源が提供される。前記第2のマルチレベル電源のアーキテクチャは、前記第1のマルチレベル電源のアーキテクチャと対称的である。前記第1のマルチレベル電源の電位Vと前記第2のマルチレベル電源の電位Vは同じである。これらの両方の電位は接地電位であってもよい。前記第1及び第2のマルチレベル電源のスイッチング素子には異極性があってもよい。
別の実施形態によれば、正段及び負段を含むバイポーラマルチレベル電源が提供される。前記正段及び負段の各々は上述したマルチレベル電源を含む。前記バイポーラマルチレベル電源は、負荷に接続可能な二次側を持った変圧器をさらに含んでもよい。前記変圧器は第1の端子、第2の端子、及び共通端子を持つ。前記第1の端子は、前記正段の前記出力端子に接続され、あるいは接続可能であり、前記第2の端子は、前記負段の前記出力端子に接続され、あるいは接続可能である。前記共通端子は電位VあるいはVに接続される。
前記マルチレベル電源のいずれかのスイッチング構成は、MOSFETを含んでもよい。
マルチレベル電源は、前記スイッチング素子内のスイッチにバイナリ信号を供給するように構成された信号源を含んでもよい。
実施形態によれば、上述したマルチレベル電源を含む基地局または送信機が提供される。
実施形態によれば、第1の電源の第1の電位Vと第2の電源の第2の電位Vの間に第1の電荷蓄積デバイスを接続することにより該第1の電荷蓄積デバイスを充電することと、続いて、前記第1の電荷蓄積デバイスを前記第1の電源及び第2の電源によって共有される第3の電位Vと前記出力端子との間に接続することとを含み、複数の出力レベルを生成することを含み、V>V>Vである方法が提供される。
前記出力端子は第1段出力であってもよく、前記方法は、あるスイッチング状態においてVとVの間で第2の電荷蓄積デバイスを充電し、かつ/または、第1の電荷蓄積デバイスの別の端子がVに接続される場合、別のスイッチング状態において、前記出力端子に接続された前記第1の電荷蓄積デバイスの端子で生成された電位と、VとVのいずれかの間で前記第2の電荷蓄積デバイスを充電することと、前記第2の電荷蓄積デバイスをVと第2段出力の間で前記第1の電荷蓄積デバイスに直列に接続することと、をさらに含んでもよい。
上述の実施形態は、OFDM例えばLTEまたはDVB標準規格のような、エンベロープ・トラッキングおよび変調を用いる高PAPR変調方式を意図したアンプの用途に適している。実施形態は、そのような高PAPR変調方式で使用されるアンプに及ぶのであり、これは、上述したようにマルチレベル電源を含む。
図1は、既知のチャージポンプ倍電圧器を示している。知られているように、トランジスターQ55およびQ58のゲートに印加される電圧は互いに位相が異なり、任意の特定時点において2つのトランジスターQ55およびQ58のうちの1つだけが導通する。
トランジスターQ58が導通しており、トランジスターQ55は導通していないスイッチング状態では、コンデンサーC16およびC17は電圧源V21に対して並列である。したがって、このスイッチング状態において、コンデンサーC16は電圧源V21の出力電圧まで充電される。
トランジスターQ55が導通しており、トランジスターQ58が導通していないスイッチング状態では、コンデンサーC16およびC17は直列に切り替わる。これは、ダイオードD50とコンデンサーC17が端子を共有し、その電位は、電圧源V21によって提供される電圧とコンデンサーC16により蓄えられた電圧の合計であることを意味する。従って、コンデンサーC17は、十分な電荷がコンデンサーC17に渡されるまでの若干の初期スイッチングサイクルののち、当該スイッチング状態において電圧源V21の出力電圧の2倍に充電される。ダイオードD50が存在することにより、トランジスターQ58が導通しておりトランジスターQ55は導通していないスイッチング状態においてコンデンサーC17に蓄えられた電荷がコンデンサーC16に漏出することが防止される。ダイオードD49は、ダイオードD49およびD50によって共有されるノードの電位が供給電圧を超過する場合にコンデンサーC16の上側端子部電極を電源から分離する。
図2は、一実施形態による2つのバイナリ入力によって制御されるマルチレベル電源を示す。図3は、入力信号IN_1およびIN_2、ならびにトランジスターQ1、Q2、Q3のスイッチング状態に応じてノードV3、V4、そして出力ノードV5に現れる様々な電圧状態を示している。当然ながら、図2の回路の目的は、ノードV5に現れるものとして図3に示される様々な出力電圧を生成することであることに留意されたい。これら電圧の生成はコンデンサーC1を充電すること、および放電することを含んでいる。このコンデンサーの充電状態及び放電状態は図3の最終行に示される。トランジスターQ1およびQ2は異なる極性を持ち、これにより単一の入力信号(信号IN_1)を用いて切り替えることができるのであるが、これに代えて、個別の入力信号の位相が異なる場合(図1のチャージポンプを参照して上述した、同一の極性を持つトランジスターの場合)と、入力信号の位相が同じ場合(反対の極性を持つトランジスターの場合)とについて、2つの別個の入力信号で切り替えられる同一の(あるいは異なる)極性を持った別個の2つのトランジスターを用いてもよいことを理解されたい。
トランジスターQ1は、入力信号IN_1がhighである場合に導通し、入力信号IN_1がlowである場合には導通しない、n−チャネルMOSFETである。トランジスターQ2は、トランジスターQ1とは反対のスイッチング挙動を持つp−チャネルMOSFETである。入力信号IN_1がlowである場合、トランジスターQ2は導通しており、トランジスターQ1は導通していない。コンデンサーC1は、電圧源V1の正端子と電圧源V2の負端子の間に接続され、電圧V1およびV2の合計に一致する電圧にまで充電される(V2=V1とする本実施形態においては2*V1に一致)。これを図3の最終行(ラベル「C1」)に示した。
(入力信号IN_1がlowであるときの)充電サイクル中にノードV5で得られる出力電圧は、第2の入力信号(入力信号IN_2)のスイッチング状態に依存する。IN_1とIN_2についてスイッチング状態の異なる組合せについて生成された出力電圧を以下に説明する。
IN_1=Low
IN_2=Highの場合、Q3は導通している。この場合、ノードV5は電圧源V2の負端子に接続される。したがって、ノードV5の出力電圧は電圧源V2の負端子の出力電圧に一致する。本実施形態では、この出力電圧を−V1と表す。この場合、ダイオードD1は、ノードV3およびV5を互いに切り離す。したがって、このスイッチング状態における負荷抵抗器RLの両端の電圧差は、2*V1である。
Q3が導通していない(IN_2=Low)場合、出力ノードV5は、電圧源V1(ダイオードD1による)の正端子に接続され、ノードV5で提供される出力電圧は、電圧源V1の正端子で電圧に一致する。結果として、ゼロ電圧差が負荷抵抗器RLに印加される。
IN_1=High
入力信号IN_1がHighである場合、トランジスターQ2は導通しておらず、トランジスターQ1は導通している。この状態において、電圧源V1の正端子のみが正の出力端子に接続され、ノードV3は接地される。出力ノードV5に現れる電圧はトランジスターQ3のスイッチング状態に依存する。
トランジスターQ3が導通している場合(IN_2=High)、ノードV5はコンデンサーC1の負端子に接続される。コンデンサーC1は2*V1に充電されており、コンデンサーC1の正端子は接地電位であるとすれば、ノードV5の出力電圧は−2*V1である。ダイオードD2の存在は、電圧源V2への電流を阻止する。このスイッチング状態では、出力負荷RLの両端の電圧は3*V1であり、コンデンサーC1は、トランジスターQ3を通じてノードV5に放電する。
トランジスターQ3が導通していない(IN_2=Low)場合、ノードV5はダイオードD1を介してノードV3に接続され、V5は接地電位である。コンデンサーC1が2*V1に充電されると、コンデンサーC1の正端子は接地であるから、ノードV4の電位は、電圧源V2の負端子の電位よりも負(−2*V1)である。結果として、ダイオードD2は、このスイッチング状態におけるコンデンサーC1の放電を防ぐ。このスイッチング状態では、出力負荷RLの両端の電圧はV1である。
図4は、入力信号IN_1およびIN_2の状態によって3つの入力端子を図2の回路の2つの出力端子(ラベルV1、0Vおよび−V2は、図2の電圧源のそれぞれの端子にて求められる電位に対応する)に接続する方法の単純化された実例である。図4A、B)およびC)は、出力端子において、2つの直列接続された電源から通常では利用可能な電圧差を提供しているのに対し、図4Dのスイッチング状態は、出力において、2つの直列接続された電圧源から通常では利用可能でない別の電圧差(3*V1)を提供していることを理解されたい。この付加的な電圧出力レベルは、電荷蓄積デバイス(図2の実施形態において特にコンデンサーC1、ただし本開示は容量性電荷蓄積に制限されない)の存在のために生成される。この補足出力電圧レベルの生成は、図4Dのスイッチング状態の前に電荷蓄積デバイスはV1と−V2の間で充電されていることから、可能である。電荷蓄積デバイスは、このように非接地電源として働く。
補完するならば、図4Aに示される出力端子における0ボルトの電位差は、両方の出力端子を接地電位あるいは−V2電位に接続することによっても勿論達成することができる。図4Cに示されたV1の電位差は、2つの出力端子をそれぞれ接地電位および−V2電位に接続することにより同等に達成することができる。
同様に、接地電位以外の電位に直列に接続された電荷蓄積デバイスを切り替えることにより、図2〜4に示されたもの以外の別の出力電圧レベルを生成できることを理解されたい。例えば、電圧源V1の正端子に電荷蓄積デバイスを直列に接続すれば、正の出力端子での電位を3*V1にブースティングすることができる(このため、図2の電荷蓄積デバイスの下側の端子は、電位V1に接続される必要があり、図2に示されるものに加えて、この目的のためにスイッチング素子が要であることに留意されたい)。出力端子V5を電位−V2に同時に接続した場合、2つの出力端子間の電位差は4*V1となる(V2=V1)。
図2の回路は同じ電圧出力(V1)を持った2つの電圧源を用いているが、これは必須ではなく、ノードV5における所望の電圧出力レベルに代えて、2つの異なる電圧出力を持った電圧源を用いてもよいことに留意されたい。
図2におけるコンデンサーC1の使用は、共通電源が用いられることを可能にする。これは、個別の非接地電源が必要となる既知のカスケード電源ソリューションと比較して有意な利点である。そのようなカスケード電源供給の非接地電源部は光学アイソレータを通じた制御がしばしば必要となる。光学アイソレータの使用は、有意な遅延をもたらし、電力消費の増加を招くことがある。これに対し、図2の電源の制御は、共通電源の使用により簡素化される。
以上説明したアーキテクチャならびに下記に述べる別の実施形態は、電力消費及び必要となる電源数の両方において効率的な広帯域幅のマルチレベル電源を提供する。
図2では、電力がRLによって正の供給レールに返されているが、PチャネルMOSFETを用いるならば、負供給レールにも同等に電力を返すことができる。したがって図2の回路の変形均等物は、図5に示す回路の基礎を形成している。図5は、この回路の変形を示しており、電荷蓄積デバイス(図2のコンデンサーC1および図5のコンデンサーC4)と出力スイッチング素子(図2のトランジスターQ3および図5のトランジスターQ59)との間にカスケード接続された別のスイッチング段をさらに具備する。別のスイッチング素子Q60が図5の回路に設けられており、ダイオードD7およびD8、コンデンサーC4およびトランジスターQ60で共有されるノードに印加される中間の出力電圧V6/V7および2*V7が負荷RLに印加され、同様に、第2のスイッチング段の入力ノード、すなわちダイオードD9およびD10、およびトランジスターQ10によって共有されるノードに印加されることを保証する。図6は、図5の回路において生成された電位を示す電圧レベル図を示している。図5の回路において、V6=V7であり、2つの電圧源を接続するノードは、接地電位にある。しかしながら、2つの電圧源の出力は同じである必要はないし、電圧源間の共有のノードを接地電位とする必要もないことを理解されたい。
トランジスターQ12およびQ13スイッチの導通状態は同じ入力信号IN_3に依存する。これらの2つのトランジスターは異極性であるとともに、一方のトランジスターが導通している時、他方のトランジスターは非導通になる。トランジスターQ13が導通している場合、コンデンサーC4は電圧+V6/+V7と−V7の間に接続され、したがって、電圧2*V7まで充電する。トランジスターQ13が非導通状態に切り替わり、トランジスターQ12が導通状態に切り替わると、その2つのトランジスターによって共有されるノードは接地電位になる。コンデンサーV4に蓄えられた電圧(2*V7)は、ダイオードD8およびコンデンサーC4によって共有されるノードの電位を接地より上の2*V7にブースティングする。D8は非導通となり、コンデンサーC4からの電荷の電圧源V6への漏出を防ぐ。図5の回路のこの動作は、図2の回路の動作と似ている。
(ダイオードD8、トランジスターQ12およびQ13、コンデンサーC4を含む)上述した図5の回路の第一段は、(破線領域における)カスケード接続された別のスイッチング段に接続しているノードに、4つの異なる電圧を提供する。これらはコンデンサーC4およびダイオードD8、接地電位によって共有されるノードの(トランジスターQ12およびQ13のスイッチング状態に応じた)2*V7およびV7、または、トランジスターQ12およびQ13、コンデンサーC4によって共有されるノードの(トランジスターQ12およびQ13のスイッチング状態に応じた)−V7である。−V7の電圧は、負電力レールにおいて提供される。
図5の回路の第一段における充電動作に類似し、トランジスターQ11は導通しているがQ10は非導通であり、ダイオードD8およびコンデンサーC4によって共有されるノードで提供される電圧が2*V7である場合、トランジスターQ10およびQ11はコンデンサーC5を3*V7に充電する。
4つの電力源V6、V7、C4およびC5をカスケード接続することにより、図6に示した負荷RLの出力電圧V_RLを達成することができる。
トランジスターQ11およびQ13が導通し、トランジスターQ59およびQ60は非導通である場合(図6のスイッチング状態1)、0ボルトの負荷電圧V_RLが生成される。コンデンサーC4およびダイオードD9によって共有されるノードは、−V7の電位にあり、トランジスターQ10、Q11およびコンデンサーC5によって共有されるノードはそのままである。したがって、RLの上側端子部電極の電圧は−V7であって、ゼロ電位差を生じさせる。このスイッチング状態にあって、コンデンサーC4は2*V7の電圧差に充電される。
トランジスターQ12が導通しており、トランジスターQ59およびQ60が非導通である場合(図6のスイッチング状態2)、V7の負荷電圧V_RLが生成される。このスイッチング状態において、トランジスターQ12およびQ13、コンデンサーC4およびダイオードD9によって共有されるノードは接地電位にあり、トランジスターQ10およびQ11、コンデンサーC5によって共有されるノードは電位−V7にある。ダイオードD9およびD10は導通しており、RLの上側端子部電極を接地電位にする。したがって、負荷RLの両端の電位差はV7である。このスイッチング状態では、コンデンサーC4に蓄えられた電圧が、ダイオードD7およびD8、コンデンサーC4、トランジスターQ60によって共有されたノードの電圧を2*V7にブースティングすることから、ダイオードD8は非導通である。
トランジスターQ11、Q13およびQ60が導通しており、トランジスターQ59が非導通である場合(図6のスイッチング状態3)、2*V7の負荷電圧V_RLが生成される。電位V7はトランジスターQ60によって負荷RLの上側端子部電極に印加される。ダイオードD9の陽極は−V7の電位にあるので、ダイオードD9は非導通である。したがって、負荷RLの両端の電位は2*V7である。
3*V7の負荷電圧V_RLは、図6の状態4および5として示された2つの異なるスイッチング状態によって達成することができる。第1のスイッチング状態(図6のスイッチング状態4)において、トランジスターQ11、Q12およびQ60は導通しているが、トランジスターQ59は非導通である。電圧源によって共有される接地電位は、トランジスターQ12を通して、トランジスターQ12およびQ13、コンデンサーC4、ダイオードD9によって共有されたノードに印加される。ダイオードD7およびD8、コンデンサーC4、トランジスターQ60によって共有されたノードの電位は、コンデンサーC4に蓄えられた電荷によって2*V7にブースティングされ、ダイオードD8は非導通となる。この電位はトランジスターQ60およびダイオードD10を通して負荷RLの上側端子部電極に渡され、ダイオードD9は非導通となる。したがって、負荷RLの両端の電位差V_RLは3*V7である。このスイッチング状態では、コンデンサーC4は放電される。したがって、(ダイオードD7を通した)ブースティング後の電圧2*V7と、(トランジスターQ11を通した)−V7との間に接続されたコンデンサーC5は、コンデンサーC4によって3*V7に充電される。
第2のスイッチング状態(図6に示されるスイッチング状態5)において、トランジスターQ10、Q13およびQ59は導通しており、トランジスターQ60は非導通である。このスイッチング状態において、コンデンサーC4は(トランジスターQ13を通して)電圧V7と−V7の間で充電される。トランジスターQ10およびQ60ならびにダイオードD9およびD10によって共有されるノードは−V7の電位にある。コンデンサーC5は3*V7の電圧を保持し、これによりダイオードD7、コンデンサーC5、トランジスターQ59の間で共有されるノードは2*V7の電位にブースティングされ、ダイオードD7は非導通となる。この電位はRLに接続している上部出力端子にも印加され、ダイオードD10は非導通となる。このスイッチング状態において、コンデンサーC5は放電し、コンデンサーC4は充電される。
トランジスターQ10、Q12およびQ59が導通しているならば、トランジスターQ60が非導通である場合(図6のスイッチング状態6)に4*V7の負荷電圧V_RLが達成される。接地電位は、トランジスターQ10およびQ12およびダイオードD9を通して、コンデンサーC5およびトランジスターQ10、およびQ11によって共有されるノードに印加される。コンデンサーC5は、3*V7の電圧を蓄え、ダイオードD7、コンデンサーC5およびトランジスターQ59によって共有されるノードの電位を3*V7にブースティングする。この電位はトランジスターQ59を通して負荷RLの上側端子部電極に印加される。トランジスターQ12およびQ13、コンデンサーC4およびダイオードD9によって共有されたノードの電位は接地であることに留意されたい。これは、コンデンサーC4に蓄積された電荷が、ダイオードD7およびD8、コンデンサーC4およびトランジスターQ10によって共有されたノードの電位を2*V7にブースティングすることを意味する。したがってダイオードD8は非導通となる。ダイオードD7、コンデンサーC5、トランジスターQ59の間で共有されたノードの電位3*V7は、ダイオードD7の陽極の2*V7電位に照らして、ダイオードD7を非導通にする。こうしてコンデンサーC4は蓄えられた電荷を保持する一方で、コンデンサーC5はこのスイッチング状態において放電する。
5*V7および6*V7のV_RLの負荷電圧は、図6に示されるスイッチング状態7および8のそれぞれにおいて生成される。両方のスイッチング状態において、トランジスターQ10、Q59およびQ60は導通している。2つのスイッチング状態は、スイッチング状態7ではトランジスターQ13は導通しており、トランジスターQ12は非導通である一方、スイッチング状態8ではトランジスターQ13が非導通であってトランジスターQ12は導通しているという点で互いに異なる。
両方のスイッチング状態において、コンデンサーC5の下側端子/ダイオードD9およびD10、およびトランジスターQ10およびQ60によって共有されたノードに印加される電位は、コンデンサーC5に蓄えられた電圧すなわち3*V7によってブースティングされる。2つのスイッチング状態は、ダイオードD9およびD10、およびトランジスターQ10およびQ60によって共有されたノードに(トランジスターQ60によって)印加される電位が異なる。2つのスイッチング状態においてこのノードに印加された異なる電位は、トランジスターQ12およびQ13、コンデンサーC4およびダイオードD9によって共有されたノードの電位のブースティングに起因する。このノードの電位はC4に蓄えられた電圧2*V7によってブースティングされる。スイッチング状態7において、トランジスターQ13は導通している。その結果、−V7の電圧はコンデンサーC4によってV7の電圧にブースティングされる。この電圧はコンデンサーC5によって4*V7にブースティングされ、5*V7の出力電位差を生じさせる。スイッチング状態8において、トランジスターQ12は導通している。その結果、接地電位はコンデンサーC4によって2*V7の電圧にブースティングされる。この電圧はコンデンサーC5によって5*V7にブースティングされ、6*V7の出力電位差を生じさせる。
図5の回路の上記の説明により、コンデンサーC5は3*V7の電圧に充電される。しかしながら、コンデンサーC5を2*V7の電圧に充電することも可能であることを理解されたい。上記の説明の一部において、出力電圧は、上記の説明から当業者であればただちに明らかとなる別の方法で生成してもよい。
ここで、図7に示される回路を参照すると、この回路は、トランジスターQ59と接続された図5の回路(トランジスターQ12およびQ13、ダイオードD8およびコンデンサーC4を含む)の第一段に類似しているが、負荷RLに直列な付加トランジスターQ17を具備する。図7の回路は、図2の回路の変形にも類似しているが、電力が負供給レールに戻され、トランジスターQ17をさらに含むように変形されていることを理解されたい。
図2および図5の回路例では、図3および図6にそれぞれ示した離散的な電圧レベルのみしか出力に印加できないことを認識されたい。これを改良するために、図7では、トランジスターQ17の両端の電圧降下が負荷RLの電圧出力を滑らかに変化させるように、トランジスターQ17に印加されるゲート電圧を変化させる。トランジスターQ17のゲートに印加された入力信号は(上述のIN_1乃至IN_5のように)バイナリ信号ではなく、トランジスターQ17のチャネルに、トランジスターQ14およびダイオードD12とともにトランジスターQ17が共有するノードに印加された電圧を所望の出力電圧V_RLに低減する電圧降下をもたらす信号レベルを有する線形のアナログ信号であることを理解されたい。
図7の回路と、図2および5の回路との相違点は、アースに接続されるのは、(2つの電圧源によって共有される端子ではなく)電圧源V9の負端子であるということである。この変更はトランジスターQ17を使用することとは独立しており、図2および5に示される回路において同等になすことができる。
ここで図8の回路を参照すると、この回路は、図7の回路のミラー変形を加えることにより図7の回路を拡張するものであって、トランジスターの極性も反転させる。図のように、図7において用いられる調整トランジスターQ17は、図8の回路の二等分のどちらにも含まれていない。しかしながら、図8の回路の半分におけるこのトランジスターの省略は、線形の信号を生成する場合には必須ではない。
図8の回路の半分の各々の動作は、図2の回路の動作と同じであるか、あるいは図7の回路の等価部分の動作と同じである。図8の回路は負荷RLの両端に正負の電圧を印加することを可能にする。テーブル1は、負荷RLに印加することができる電圧の範囲を、関連するトランジスターの必要なスイッチング状態とともに示している。
テーブル1:左欄に示すように出力負荷電圧を印加するための関連するトランジスターのスイッチング状態
図8の回路は、(半回路のそれぞれに2つとして)4つのバイナリ信号入力に依存する。信号入力のすべての組合せはこの回路において用いることができるとは限らないことを理解されたい。トランジスターのスイッチングは、例えば、上記の要約された方法のいずれかで単一の電位だけが負荷RLに印加されるように行なわれなければならない。他の電位が負荷RLに印加されるのを遮断するために必要なトランジスターは、それに応じて切り替えられる。他のトランジスターは、が電圧ブースティングについて用いられない場合、1つのコンデンサーあるいは両コンデンサーの充電を可能にするために切り替えられてもよい。
図8に示されるようなPチャネルとNチャネル構造を組み合わせることにより、正負の両方の遷移を接地基準近傍で達成することができるバイポーラ出力が実現される。図7に詳述されるような線形の出力信号を達成するために、PチャネルとNチャネルの直列パスエレメントを図8に組み合わせることが可能である。
4つの電圧源を提供しなければならないが、正負電圧レベルを提供することができるという利点が図8の回路において達成されることを理解されたい。ここで、4つの電圧源を用いることなく負荷RLに正ならびに負の電圧を印加することができる更なる実施形態を図9に示す。図9の回路は、2つの一次巻線を持った変圧器を用いる。この変圧器の一次側の中心/共通端子は、電位の+V3に恒久に接続される。正負電圧は、変圧器の一次側の上側端子部電極(ダイオードD3およびトランジスターQ6とノードを共有する端子)に負電位を印加し、または、変圧器の一次側の下側端子(ダイオードD5およびトランジスターQ9とノードを共有する端子)に正電位を印加することにより、変圧器の二次側に引き起こされる。変圧器の一次側の2分の1だけが常に使用される。
図示の実施形態では、変圧器は一次巻線の二等分に等しい巻数となるように構成される。実施形態において各々、一次側の半分は、二次側に給与電圧の1:1変換を提供する。しかしながら、1:1変換が必須ではないことを認識されたい。他の比率が所望の出力電圧に応じて選択されてもよい。一次および二次側の1:1変換が達成されるように変圧器が構成される場合、負荷に印加される電圧V_RLは、現在使用中の変圧器の一次側の半分に印加された電圧差と同じ電圧である。様々な負荷電圧V_RLの生成のために適用される入力信号を図10に示す。テーブル2は、様々な負荷電圧V_RLを達成するのに必要なスイッチング状態の一覧である。
テーブル2:左欄に説明するように出力負荷電圧を印加するための関連するトランジスターのスイッチング状態
図11は、図9の回路において、図7を参照して説明した直列パスエレメントと同じように滑らかな出力信号を提供する直列パスエレメントQ22を含めたものである。図11に示されるトランジスターQ22はクラスAモードで動作することを認識されたい。これは非能率をもたらすが、2つの電源V11およびV12の供給電圧より低い供給電圧を持った電源から電流を引き出すために接続された第2のトランジスターがクラスGアンプを形成するように回路に含まれるならば、回避することができる。そのような回路の一例を図12に示す。
図9、図11、図12に示される変圧器の2つの一次巻線のどちらかの両端の電位は、中央端子に印加された電圧(この電位は、図9に示される回路におけるV3であり、(図11において用いられる線形直列パスエレメントQ22の変更効果により)、図11に示される回路における接地とV3の間)と、一次巻線の上側または下側端子に印加された電位(上述したように、これらの電位は接地電位、−V3、−2*V3、−3*V3である)との差である。したがって、図9の回路の変圧器の一次巻線に印加される電位は、Vprimary=V3+n*V3と表すことができ、nは、値0、1、2あるいは3を取り得る整数である。
直列パスエレメントは、一次巻線の中央端子に印加された電位のV3を接地電位とV3の間の任意の電位値に低減する電圧降下を引き起こし得る。したがって、図11に示される回路の変圧器の一次巻線に印加された電位は、Vprimary=cV3*V3+n*V3と表すことができ、nは、値0、1、2あるいは3を取り得る整数である。cV3は、Q22によって変圧器の一次巻線の共通端子に印加された電位の減衰を反映する、1未満のスケーリングファクタである。
図11の回路の効率は、Q22両端の電位降下の増加にともない低減することを理解されたい。図12の回路は、別の電源V15の提供によりこの問題を緩和する。V15によって供給される電圧は供給電圧V13より低い。これは、cV3*V3を要する電圧VprimaryがV15より小さいことが望まれる場合、図12に示される回路は、トランジスターQ66のゲートに適切な入力信号を印加することにより、トランジスターQ66、Q68および変圧器によって共有されるノードをV3から分離することが可能であることを意味する。その後、トランジスターQ68に適切な入力信号を印加することにより、電圧源V15をトランジスターQ66、Q68および変圧器によって共有されるノードに接続することができる。この場合、その出力信号VprimaryはVprimary=cV15*V15+n*V13と表すことができ、nは、値0、1、2あるいは3を取り得る整数である。cV15は、Q68によって変圧器の一次巻線の共通端子に印加された電位の減衰を反映する、1未満のスケーリングファクタである。
この構成は、図12回路において、V13からの極度に減じられた電圧供給を、電圧源V15からのそれほど極度に減じられない電圧供給に置き換えることによりV15以下へのV13(図11のV3)の減衰を要求する出力電圧を生成することができることから、図11の回路と比較して効率が好ましいものとなる。
クラスG配置は、図9、図11および図12の変圧器の実施形態に役立つばかりでないことを理解されたい。より一般に、図12に示されるクラスGネットワークは、接地電位以外の供給電位が1つの負荷端子に印加され、スイッチング電位が別の負荷端子に印加される任意の構成に有用である。これは、例えば、図2に示された回路の場合である。
図13に示された別の実施形態において、(図7の回路の場合のとおり、切り替えられた出力電位と負荷の間に直列に提供される直列パスエレメントとは反対に)直列パスエレメントQが、非スイッチング供給電位Vおよび負荷端子に直列に提供される。この実施形態において負荷V_RLの両端に印加される電圧はc*V*Vswitchedであり、cは供給電圧Vの減衰を表わす定数であり、V≠0Vであり、Vswitchedは、図13の破線で示されたスイッチング網によって供給される電圧であることを理解されたい。図13において用いられるスイッチング網は、上述の回路網のいずれかとすることができ、電源と負荷の間の直接接続は図13に示した接続によって提供される。
図11の回路の場合と同様、図13に示される回路は、c値の減少に伴い効率の低下を被る。この問題は、電圧源V、直列パスエレメントQ、および図12に関して上述したものと同様の方法により緩和され、図12を参照して上述したものと同様の効率向上を達成することができる。
スイッチング網に接続された2つの電力源によって供給された電圧(例えば図12のV13およびV14)は、スイッチング網におけるコンデンサーに蓄えることが可能な電圧を規定することが理解される。蓄えられた電圧は、共通接続の電力源の供給電圧をブースティング可能な量を定める。したがって、2つの共通接続の電力源によって供給される電圧は、負荷の1つの端子に印加される電位間の差を定める。図12および図13に示した実施形態を例外として、上述の実施形態のすべてにおいて、図12および図13において異なる電源(V15およびVそれぞれ)を時には用いることにより、共通接続電源によって提供されるいずれかの供給電圧は、(直接あるいは直列パスエレメントを介して)別の負荷端子に印加される。この供給電圧は、負荷に基準電圧を供給し、これに対して負荷の両端の電圧降下が形成される。
図12および図13に関して上述したように、共通接続電源から負荷端子に提供される供給電圧を、例えば図12および図13における電圧源V15およびQから(直列パスエレメントによる減衰に従う)より低い供給電圧に置き換えることが有利であるという状況がある。ここまでの実施形態の説明では、スイッチング網に供給される供給電圧V13/Vよりも低い補給の供給電圧を提供する補給電力供給V15/Vに注目していた。上記の説明から理解されるように、スイッチング網に提供される供給電圧は負荷端子のうちの1つに印加される電圧間のステップ幅を規定する。しかしながら、電圧Vは電圧Vより低い必要はなく、V>Vであって、Vが負荷端子に接続され、減じられた供給電圧がVと同じくらい低くなるまでQによって減じられるという状況を想定することができる。この点でQは負荷端子からVを分離するために切り替えることができ、Qによって負荷端子にVを接続することが可能である。
実施形態のマルチレベル電源アーキテクチャが効率を向上することを示した。シヌソイド入力を持った標準クラスB増幅器は例えば78.5%の効率を持つが、図11の回路の効率は89%である。そのPAPRとともに信号に影響するならばクラスB増幅器に関する改善は最も大きいことを理解されたい。
実施形態においては、いくつかの異なる電圧をバイナリ制御方法で負荷抵抗に生成することができる。バイナリウェイト・スイッチングは、既知のマルチレベル電源と比較した場合、コンポーネントの数を大幅に増加させることなく、要求される電源の数を低減する。
MOSFETが上述の実施形態において用いられるが、そのようなトランジスターの使用は必須ではなく、好ましい実施形態に関して上述したトランジスターのスイッチング挙動が繰り返される限り、(バイポーラ接合トランジスターまたは絶縁ゲートバイポーラトランジスターのような)他の種類のトランジスターや、他の形式のスイッチング素子を実施形態の実施に用いることができることを理解されたい。
低消費電力MOSFETスイッチが用いられる場合、高速のスイッチング速度を達成可能である。この場合、実施形態のアーキテクチャは、広帯域の分離周波数エンベロープ被変調増幅器アーキテクチャにおけるクラスBあるいはクラスG増幅器の置換に適したものとなる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

Claims (15)

  1. 第1のノードに接続される第1の端子と、第2の端子とを持ち、前記第1の端子と前記第2の端子との間に第1の電圧を発生する第1の電源と、
    前記第1の電源の第2の端子に接続される第1の端子と、第2の端子とを持ち、前記第1の端子と前記第2の端子との間に第2の電圧を発生する第2の電源と、
    前記第1の電源の第1の端子および第2の端子のいずれか一方を第2のノードに接続するように相補的にON/OFF動作する第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子を含む第1のスイッチング素子対と、
    第3のノードと第4のノードとの間を短絡または開放するようにON/OFF動作する第3のスイッチング素子と、
    前記第2のノードと前記第3のノードとの間に挿入される第1の整流素子と、
    前記第2の電源の第2の端子と前記第4のノードとの間に挿入される第2の整流素子と、
    前記第2のノードに接続される第1の端子と前記第4のノードに接続される第2の端子とを持つ第1のコンデンサと
    を具備し、
    第1のスイッチング状態において、前記第1のスイッチング素子対は前記第1の電源の第1の端子を前記第2のノードに接続し、前記第3のスイッチング素子は前記第3のノードと前記第4のノードとの間を短絡し、前記第1の整流素子は非導通となり、前記第1のコンデンサは前記第1の電圧および前記第2の電圧の和によって充電され、
    第2のスイッチング状態において、前記第1のスイッチング素子対は前記第1の電源の第2の端子を前記第2のノードに接続し、前記第3のスイッチング素子は前記第3のノードと前記第4のノードとの間を短絡し、前記第1の整流素子および前記第2の整流素子は非導通となり、前記第1のコンデンサの第1の端子の電位が前記第1の電源の第2の端子の電位によってリセットされ、前記第3のノードの電位が前記第1のコンデンサの第2の端子の電位に略一致する、
    マルチレベル電源。
  2. 第3のスイッチング状態において、前記第1のスイッチング素子対は前記第1の電源の第2の端子を前記第2のノードに接続し、前記第3のスイッチング素子は前記第3のノードと前記第4のノードとの間を開放し、前記第2の整流素子は非導通となり、前記第1のコンデンサの第1の端子の電位および前記第3のノードの電位が前記第1の電源の第2の端子の電位によってリセットされ、
    第4のスイッチング状態において、前記第1のスイッチング素子対は前記第1の電源の第1の端子を前記第2のノードに接続し、前記第3のスイッチング素子は前記第3のノードと前記第4のノードとの間を開放し、前記第1のコンデンサの第1の端子の電位および前記第3のノードの電位が前記第1の電源の第1の端子の電位によってリセットされる、
    請求項1記載のマルチレベル電源。
  3. 第5のノードと第6のノードとの間に挿入される第2のコンデンサと、
    前記第1のノードおよび第3のノードのいずれか一方を前記第6のノードに接続するように相補的にON/OFF動作する第4のスイッチング素子および第5のスイッチング素子を含む第2のスイッチング素子対と、
    前記第4のノードと前記第5のノードとの間に挿入される第3の整流素子と、
    前記第5のノードと第7のノードとの間を短絡または開放するようにON/OFF動作する第6のスイッチング素子と、
    前記第3のノードと前記第7のノードとの間に挿入される第4の整流素子と
    をさらに具備し、
    前記第2のスイッチング状態は、第5のスイッチング状態を包含し、
    前記第5のスイッチング状態において、前記第2のスイッチング素子対は前記第3のノードを前記第6のノードに接続し、前記第3の整流素子および前記第4の整流素子は非導通となり、前記第6のスイッチング素子は前記第5のノードと前記第7のノードとの間を短絡する、
    請求項1または請求項2記載のマルチレベル電源。
  4. 第5のノードと第6のノードとの間に挿入される第2のコンデンサと、
    前記第1のノードおよび第3のノードのいずれか一方を前記第6のノードに接続するように相補的にON/OFF動作する第4のスイッチング素子および第5のスイッチング素子を含む第2のスイッチング素子対と、
    前記第4のノードと前記第5のノードとの間に挿入される第3の整流素子と、
    前記第5のノードと第7のノードとの間を短絡または開放するようにON/OFF動作する第6のスイッチング素子と、
    をさらに具備し、
    前記第2のスイッチング状態は、第6のスイッチング状態を包含し、
    前記第6のスイッチング状態において、前記第2のスイッチング素子対は前記第1のノードを前記第6のノードに接続し、前記第6のスイッチング素子は前記第5のノードと前記第7のノードとの間を開放する、
    請求項1または請求項2記載のマルチレベル電源。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のマルチレベル電源に相当する第1のマルチレベル電源および第2のマルチレベル電源を具備し、
    前記第2のマルチレベル電源および前記第1のマルチレベル電源のアーキテクチャは対称的であって、
    前記第1のマルチレベル電源に含まれる第2の電源の第2の端子の電位は、前記第2のマルチレベル電源に含まれる第1の電源の第1の端子の電位と略一致する、
    マルチレベル電源。
  6. 正段および負段を含み、
    前記正段および前記負段の各々は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のマルチレベル電源と、負荷に接続可能な二次側を持つ変圧器とを備え、
    前記変圧器は、第1の端子、第2の端子および共通端子を持ち、前記第1の端子は、前記正段の出力端子に接続され、あるいは接続可能であり、前記第2の端子は、前記負段の出力端子に接続され、あるいは接続可能であり、前記共通端子は前記マルチレベル電源に含まれる第1の電源の第1の端子または第2の電源の第2の端子に接続される、
    マルチレベル電源。
  7. 出力に直列な第1の可変減衰器をさらに具備する、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のマルチレベル電源。
  8. 前記第1の可変減衰器の第1の端子は、前記第1の電源の第1の端子若しくは第2の端子または前記第2の電源の第2の端子に接続され、
    前記マルチレベル電源は、前記第1の可変減衰器の第1の端子に印加される電圧とは異なる電圧を発生して前記出力に供給する第3の電源をさらに具備する、
    請求項7記載のマルチレベル電源。
  9. 前記出力と前記第3の電源との間に第2の可変減衰器をさらに具備する、請求項8記載のマルチレベル電源。
  10. 前記第1の可変減衰器および前記第2の可変減衰器の少なくとも一方に、減衰量を調節するための駆動信号を供給する駆動回路をさらに具備する、請求項9記載のマルチレベル電源。
  11. 前記第1のスイッチング素子、前記第2のスイッチング素子および前記第3のスイッチング素子は、MOSFETを含む、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載のマルチレベル電源。
  12. 前記第1のスイッチング素子、前記第2のスイッチング素子および前記第3のスイッチング素子にバイナリ信号を供給する信号源をさらに具備する、請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載のマルチレベル電源。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載のマルチレベル電源を含む基地局または送信機。
  14. 第1のノードに接続される第1の端子と、第2の端子とを持ち、前記第1の端子と前記第2の端子との間に第1の電圧を発生する第1の電源と、
    前記第1の電源の第2の端子に接続される第1の端子と、第2の端子とを持ち、前記第1の端子と前記第2の端子との間に第2の電圧を発生する第2の電源と、
    前記第1の電源の第1の端子および第2の端子のいずれか一方を第2のノードに接続するように相補的にON/OFF動作する第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子を含む第1のスイッチング素子対と、
    第3のノードと第4のノードとの間を短絡または開放するようにON/OFF動作する第3のスイッチング素子と、
    前記第2のノードと前記第3のノードとの間に挿入される第1の整流素子と、
    前記第2の電源の第2の端子と前記第4のノードとの間に挿入される第2の整流素子と、
    前記第2のノードに接続される第1の端子と前記第4のノードに接続される第2の端子とを持つ第1のコンデンサと
    を具備する、マルチレベル電源の制御方法であって、
    第1のスイッチング状態において、前記第1のスイッチング素子対に前記第1の電源の第1の端子を前記第2のノードに接続させ、前記第3のスイッチング素子に前記第3のノードと前記第4のノードとの間を短絡させ、前記第1の整流素子を非導通とし、前記第1のコンデンサを前記第1の電圧および前記第2の電圧の和によって充電することと、
    第2のスイッチング状態において、前記第1のスイッチング素子対に前記第1の電源の第2の端子を前記第2のノードに接続させ、前記第3のスイッチング素子に前記第3のノードと前記第4のノードとの間を短絡させ、前記第1の整流素子および前記第2の整流素子を非導通とし、前記第1のコンデンサの第1の端子の電位が前記第1の電源の第2の端子の電位によってリセットされ、前記第3のノードの電位を前記第1のコンデンサの第2の端子の電位に略一致させることと
    を具備する、
    制御方法。
  15. 前記マルチレベル電源は、
    第5のノードと第6のノードとの間に挿入される第2のコンデンサと、
    前記第1のノードおよび第3のノードのいずれか一方を前記第6のノードに接続するように相補的にON/OFF動作する第4のスイッチング素子および第5のスイッチング素子を含む第2のスイッチング素子対と、
    前記第4のノードと前記第5のノードとの間に挿入される第3の整流素子と、
    前記第5のノードと第7のノードとの間を短絡または開放するようにON/OFF動作する第6のスイッチング素子と、
    前記第3のノードと前記第7のノードとの間に挿入される第4の整流素子と
    をさらに具備し、
    前記第2のスイッチング状態は、第5のスイッチング状態および第6のスイッチング状態を包含し、
    前記制御方法は、
    前記第5のスイッチング状態において、前記第2のスイッチング素子対に前記第3のノードを前記第6のノードに接続させ、前記第3の整流素子および前記第4の整流素子を非導通とし、前記第6のスイッチング素子に前記第5のノードと前記第7のノードとの間を短絡させることと、
    前記第6のスイッチング状態において、前記第2のスイッチング素子対に前記第1のノードを前記第6のノードに接続させ、前記第6のスイッチング素子に前記第5のノードと前記第7のノードとの間を開放させることと
    をさらに具備する、
    請求項14記載の制御方法。
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