JP6047324B2 - 成形品パネル - Google Patents

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Description

本発明は、測定機器などの機器本体シャシーへ組み付けられる操作パネル等の成形品パネルに関するものである。
測定機器などの電子機器において、シャシーや操作パネルは樹脂(例えばABS、PPE、PCなど)による成形品や、板金(例えばアルミニウム、鋼板など)による成形品で構成される。多量生産される電子機器においては、樹脂などの成形品シャシーを成形し、成形品パネルをはめ込み、一体化して構成する場合が多く、一方、電気的シールド性などを要求し、且つ頑丈さを要求する電子機器においては、導電性の金属で作製することができる板金シャシーを用いることが多い。
従来の樹脂による成形品パネルの成形品シャシーへの組み付けについて図6、図7を用いて説明する。
尚、説明の為に用いる「前後」は、図中に示す前後であり、説明の為に用いる「上下」は、図面上の上下をそのまま上下として用いる。
図6に示す様に従来の成形品の機器本体1は成形品パネル62と成形品シャシー(上部成形品シャシー61a、下部成形品シャシー61b)61にて構成されている。
成形品シャシー61と成形品パネル62の組み付け方法は、上下のシャシー61a、61bの嵌合部に成形品パネル62を挟み、成形品パネル62に設けられた突起部と成形品シャシー61に設けられた溝部を係止嵌合し固定する方法が主である。
図7(a)〜(e)を用いて従来の成形品シャシー61と成形品パネル62の組み付けについて説明する。
図7(a)〜(d)は従来の成形品シャシー(上部成形品シャシー61a、下部成形品シャシー61b)と成形品パネル62である。図7(c)、(d)に示す様に、成形品パネル62は天井板62a、両側板62b、62c、底板62dにて構成された概略矩形状であり、前側のそれぞれの板の端部を表板62eにて閉鎖された筒状体の構造をもっている。表板62eの外側の面Fは電子機器の操作のためのパネルとなっている。成形品パネル62の後ろ側の開口部は後述のシャシーとの組み付け開口62fとなる。成形品パネル62のシャシー組み付け開口62f近傍の天井板62aに上方垂直方向へと凸となるように天井板62aの内面から突出した突起部にパネル組み付け用突起63aが設けられている。同様に、成形品パネル62のシャシー組み付け開口62f近傍の底板62dに下方垂直方向へと凸となるように底板62dの内面から突出した突起部にパネル組み付け用突起63bが設けられている。
上部成形品シャシー61aは図7(a)に示す様に天井板61a1と両側板61a2、61a2にて形成される逆U字構造を持つ。上部成形品シャシー61aの前側の開口部は成形品パネルを組み付けられる開口部(以下、「パネル組み付け開口部」という。)61a3である。上部成形品シャシー61aのパネル組み付け開口部61a3近傍の天井板61a1の下方内面にはパネル組み付け用溝64aを持つ。下部成形品シャシー61bは図7(b)に示す様に、底板61b1と両側板61b2、61b2にて形成されるU字構造をもつ。
断面にてU字形状を持つ下部成形品シャシー61bの一方の開口部である前側開口部にはパネル組み付け開口部61b3を持つ。下部成形品シャシー61bのパネル組み付け開口部61b3近傍の底板61b1の上方内面にはパネル組み付け用溝64bを持つ。
図7(c)の成形品パネル62を上部成形品シャシー61aと下部成形品シャシー61bを組み合わせ図示しない固定部材にて一体とされた成形品シャシー61のパネル組み付け開口部61a3、61b3に差し込む。図7(e)に示すように上部成形品シャシー61aのパネル組み付け用溝64aと下部成形品シャシー61bのパネル組み付け用溝64bに成形品パネル62の上下内側に設けられているパネル組み付け用突起63a、63bがそれぞれ係止嵌合し、成形品パネル62が成形品シャシー61に締結し固定される。
次に従来の成形品パネル(操作パネル等)の板金シャシーへの組み付けについて図8、図9を用いて説明する。
図8は、成形品パネル82と板金シャシー81で構成された電子機器本体1の概略斜視図であり、図9は板金シャシー(上部板金シャシー81a、下部板金シャシー81b)81と、成形品パネル82とを備えた電子機器の分割斜視図であり、その組み付け工程を説明する。
図9(c)、(d)に示す様に、成形品パネル82は天井板82a、両側板82b、82c、底板82dにて構成された概略矩形状であり、一方を表板82eにて閉鎖された筒状の構造をもっている。表板82eの外側の面Fは電子機器の操作のためのパネルとなっている。成形品パネル82の開口部は後述のシャシーとの組み付け開口82fとなる。成形品パネル82のシャシー組み付け開口82f近傍の両側板82b、82cの内側から成形品パネル後方に向かってビス穴83aを持ったシャシー組み付け用突起83を持つ。
図9の上部板金シャシー81aは天井板81a1と両側板81a2、81a2にて形成された逆U字形状をしている。この上部板金シャシー81aの前側の開口部のパネル組み付け開口部81a3が、成形品パネル82と組み付けられる。上部板金シャシー81aのパネル組み付け開口部81a3近傍の両側板81a2、81a2にはビス穴84aが形成されている。図9(b)の下部板金シャシー81bはU字形状を成す底板81b1と両側板81b2、81b2と、底板81b1と両側板81b2、81b2の一方の端部(後ろ側の端部)に後板81b3を持ち、底板81b1と両側板81b2、81b2がU字形状の断面を形成する一方の端部(前側の端部)に位置する開口部であるパネル組み付け開口部81b4を持つ、該箱形状を形成している。下部板金シャシー81bの両側板81b2、81b2のパネル組み付け開口部81b4近傍にはビス穴84bが形成されている突起部84を設けている。上部板金シャシー81aを下部板金シャシー81bに被せる。次に、図9(e)に示す、成形品パネル82を上部板金シャシー81aと下部板金シャシー81bを組み合わせた後にできたパネル組み付け開口部81a3、81b4に差し込む。パネル組み付け開口部81a3、81b4には上部板金シャシー81aのパネル組み付け部のビス穴84aのある側面81a2と下部板金シャシー81bのパネル組み付け部であるビス穴84bのある下部板金シャシー81b内側に屈曲した突起部84によって形成された両側の空間84cに成形品パネル82のシャシー組み付け用突起83を挿入し嵌合する。これにより、下部板金シャシー81bのビス穴84bと成形品パネル82のビス穴83a、上部板金シャシー81aのビス穴84aを重ね合わせる。重ね合わせられたビス穴84a、83a、84bはビス85によって締結し固定される。
また、例えば特許文献1に記載されるように、成形品パネル(べセル)を別の部品とされる側板を用いてビスにてシャシー本体と固定する方法も提案されている。
以上述べたように従来の板金シャシーや成形品シャシーへの成形品パネルの固定方法は、ビスでの固定、或いは、成形品同士の係止嵌合締結部の凹凸の嵌合であり、それぞれでその組み付け構造が異なっている。これは、板金は細かな造形が難しいため締結に最適な溝、あるいは突起を設けることが困難である為であり、また、成形品は組み付け強度を高めるため嵌合の幅を広くとる必要があるためである。これらの組み付け構造によってそれぞれのシャシーに対して成形品パネルはそれぞれ確実な嵌合、固定ができる。
実公平6−4268号公報
上述のように、成形品シャシー、板金シャシーに組み付けるパネルの組み付け部の構造は、それぞれ異なる。そのため、操作パネルなどの成形品パネルはそれぞれで異なる構造のものを作製し用いる必要がある。つまり、成形品シャシーに対しては図7(d)に示したような嵌合のための組み付け用突起、あるいは組み付け用溝構造が必要であり、板金シャシーに対しては図9(d)に示したようなネジ結合のための部位が必要であり、それぞれに適合するような構造を持つ専用の成形品パネルが必要となっている。このため、基本的な構造が同じで操作パネルを共用できるはずの板金シャシーと成形品シャシーでもそれぞれのシャシー専用の異なる操作パネルをそれぞれ作製する必要があり、その分コストがかかる。
よって、本発明の目的は、成形品シャシーと板金シャシーに組み付けるパネルの組み付け構造を同じパネルで共通化し、樹脂などの成形品シャシー又は板金シャシーのいずれであっても対応できる組み付け構造を持つ成形品パネルを提供することである。
上記目的は本発明に係る成形品パネルにて達成される。要約すれば、本発明は、樹脂成形品である成形品シャシー又は板金シャシーを択一的に組み付けることのできる樹脂成形品である成形品パネルであって、
一端が閉鎖され、他端が開口部とされた筒状体とされ、
前記筒状体の前記開口部には、前記成形品シャシー又は前記板金シャシーの取り付け端部が適合される成形品パネル内側周縁嵌合部が形成され、
前記成形品パネルの前記開口部及び前記成形品パネル内側周縁嵌合部は、概略矩形状とされ、
前記成形品パネル内側周縁嵌合部の上面及び下面に前記成形品シャシーを組み付けるための組み付け用溝を形成すると共に、前記成形品パネル内側周縁嵌合部の両側面に前記板金シャシーを組み付けるための組み付け用のビス穴を有する突起部が形成されていることを特徴とする成形品パネルである。
本発明の一実施態様によると、前記成形品パネルに形成された前記内側周縁嵌合部は前記成形品シャシー及び前記板金シャシーの取り付け端部の厚み分の段差が形成され、前記成形品シャシー又は前記板金シャシーを組み付けた際に前記成形品パネルと、前記成形品シャシー又は前記板金シャシーと外周面にて段差なく組み付けられることを特徴とする上記構成の成形品パネルである。
本発明によれば、成形品パネルに成形品シャシー又は板金シャシーのいずれであっても組み付けることができ、コストの低減を図ることができる。
本発明に係る成形品パネルの一実施例である操作パネルを成形品シャシーに組み付けた後の電子機器の概略斜視図である。 操作パネルの概略図である。図2(a)は操作パネルの概略斜視図である。図2(b)は操作パネルの成形品シャシーとの嵌合部分の概拡大斜視図である。図2(c)は操作パネルの上面の成形品シャシーとの嵌合部の嵌合用溝穴の断面図である。図2(d)は操作パネルの板金シャシーとの嵌合部分の概拡大斜視図である。図2(e)は他の実施例における操作パネルの上面に設けた嵌合用突起と成形品シャシーとの嵌合状態を示す断面図である。 本発明に係る成形品パネルと成形品シャシーの概略図である。図3(a)は上部成形品シャシーの概略斜視図である。図3(b)は下部成形品シャシーの概略斜視図である。図3(c)は本発明に係る成形品パネルの一実施例である操作パネルの概略斜視図である。図3(d)は操作パネルを成形品シャシーに組み付けた際の組み付け部分の操作パネルの外表面に垂直の断面を表す概略断面図である。 本実施例に係る成形品パネルの一実施例である操作パネルを板金シャシーに組み付けた後の電子機器の概略斜視図である。 操作パネルと板金シャシーの概略図である。図5(a)は上部板金シャシーの概略斜視図である。図5(b)は下部板金シャシーの概略斜視図である。図5(c)は操作パネルの概略斜視図である。図5(d)は、上部板金シャシーと下部板金シャシーを組み合わせた図である。図5(e)は、板金シャシーと操作パネルを組み付けた際の組み付け部の操作パネル外表面に垂直な断面を表す概略断面図である。 従来の成形品パネルを従来の成形品シャシーに組み付けた後の電子機器の概略斜視図である。 従来の成形品パネルと成形品シャシーを示す概略図である。図7(a)は、上部成形品シャシーの概略斜視図である。図7(b)は、下部成形品シャシーの概略斜視図である。図7(c)は、成形品パネルの外表面方向から見た概略斜視図である。図7(d)は、成形品パネルの後ろ面から見た概略斜視図である。図7(e)は、成形品パネルを成形品シャシーに組み付けた際の組み付け部分の成形品パネルの外表面に垂直の断面を表す概略断面図である。 従来の成形品パネルを従来の板金シャシーに組み付けた後の電子機器の概略斜視図である。 従来の成形品パネルと板金シャシーを示す概略図である。図9(a)は、上部板金シャシーの概略斜視図である。図9(b)は、下部板金シャシーの概略斜視図である。図9(c)は、成形品パネルの外表面方向から見た概略斜視図である。図9(d)は、成形品パネルの裏開口部方向から見た概略斜視図である。図9(e)は、上部板金シャシーと下部板金シャシーを組み合わせ、パネル取り付け開口部側から見た一部分の概略斜視図である。
以下、本発明に係る成形品パネルを図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
図1〜図5を参照して本発明に従った組み付け構造を持つ成形品パネル2の一実施例について説明する。
図1は、本実施例の組み付け構造を持つ成形品パネル2を成形品シャシー(上部成形品シャシー21a、下部成形品シャシー21b)21に組み付け後の電子機器本体1の概略斜視図である。
(成形品パネル)
本実施例によると、図2(a)に示す様に、樹脂成形品である成形品パネルとしての操作パネル2は天井板2a、両側板2b、2c、底板2dにて構成され、幅W、高さH、奥行きDをもった略矩形形状であり、操作パネル2の前側のそれぞれの板2a〜2dの端部は表板2eにて閉鎖された筒状体の構造とされる。表面2eの外側の外表面Fは、電子機器の操作のためのパネルとなっている。成形品パネル2の他端である後ろ側のそれぞれの板2a〜2dの端部開口部は、成形品シャシー21との組み付け開口2fとなる。
外表面Fには電子機器操作に必要な表示部、電源スイッチ、操作用ボタン、電極差し込み口端子であるジャック等が配設されている。
成形品パネル2のシャシー組み付け開口2fの、天井板2a、両側板2b、2c、底板2dの周縁部には、開口2fより更に外方(後側)へと延在して、且つ開口2fの外周面よりも所定長さT分だけ開口部内側方向に位置した、即ち、段差Tを持った成形品パネル内側周縁嵌合部3が形成される。図2(a)、図2(b)に示す様に、成形品パネル2のシャシー組み付け開口2fの内側周縁嵌合部3の上面3aと下面3dには、成形品シャシー21との係合部である矩形状の溝状穴である成形品シャシー組み付け用溝穴4が設けられている。成形品シャシー組み付け用溝穴4は、内側周縁嵌合部3の成形品パネル2の天井板2a、床板2dに近接して設けられている。成形品パネル2の内側周縁嵌合部3の上面3aと側面3b、3cとの接続した角部3ab、3ac、及び、下面3dと側板3b、3cとの接続した角部3db、3dcにも成形品シャシー組み付け用溝穴4が設けられている。
成形品パネル2の内側周縁嵌合部3の上面3aの幅W方向の中央部には、必須ではないが、内側周縁嵌合部3の一部に切欠き3a1が形成されている。切欠き3a1の機能については後述する。又、同時に図2(a)、(d)に示す様に成形品パネル2の内側周縁嵌合部3の幅W方向を水平として図2(a)にて開口部2fから見たときに左側面となる3bと右側面となる3cにはビス穴5を持つ板金シャシー組み付け部突起6を持つ。板金シャシー組み付け部突起6は内側周縁嵌合部3の他の面3a、3dよりも一部を更に延在させた形状である。
(成形品シャシー)
本実施例によると、図3(a)に示す上部成形品シャシー21aは、前述の図7に示すような従来のシャシーと同様の構成とされ、天井板21a1と両側板21a2、21a2をもつ逆U字構造とされる。断面にて逆U字構造を持つ一方の前側の開口部が成形品パネルと組み付けられるパネル組み付け開口部21a3である。パネル組み付け開口部21a3近傍の天井板21a1内側21a4にはパネル組み付け用突起22aを持つ。パネル組み付け用突起22aは、パネル組み付け開口部21a3内側に向かって天井板21a1、側板21a2に対して垂直に凸となるように設けられている。また、突起22aは、好ましくは、図2(c)に示す様にその先端に係止爪22a´を有し、溝穴4に弾発的に係止するようにすることもできる。複数のパネル組み付け用突起22aがパネル組み付け開口部21a3の開口部周縁に沿って存在し、天井板21a1の水平方向中央部のパネル組み付け用突起22a1は他のパネル組み付け用突起22aよりも水平方向の長さが長い。また、天井板21a1と側板21a2、21a2が形成する角部21a12の内側にも下方へ垂直に凸となり、更に側板21a2の垂直方向へも凸となったパネル組み付け用突起22aが設けられている。
下部成形品シャシー21bは底板21b1と両側板21b2によって形成されたU字構造とされる。又、成形品シャシー21bの断面にてU字形状を持つ一方の前側の開口にてパネル組み付け開口部21b3を形成する。パネル組み付け開口部21b3近傍21b1の内側21b4にはパネル組み付け用突起22bを持つ。パネル組み付け用突起はパネル組み付け開口部内側に向かって底板21b1に対して垂直に凸となるよう設けられている。又、パネル組み付け用突起22bは下部成形品シャシー21bのパネル組み付け開口部21b3の底板21b1、両側板21b2が形成する角部21b12においてもパネル組み付け用開口内側に向かって床板21b1、側板21b2に対して垂直に凸となるよう設けられている。いくつかのパネル組み付け用突起22bがパネル組み付け開口部21b3周縁に沿って設けられている。
尚、上部成形品シャシー21a内部である天井板21a1の内面21a4には、天井板内面21a4から下方へ向かって垂直に延伸され、更に中央が突出した凸部を持つシャシー嵌合用突起23aを持つことができる。又、下部成形品シャシー21b内部である底板21b1の内面21b4には底板21b1の上方内面21b3から上方へ向かって垂直に延伸され、更に中央が凹んだ凹部を持つ、シャシー嵌合用穴23bを持つことができる。この構成により、上部成形品シャシー21aと下部成形品シャシー21bはシャシー組み付け嵌合部であるシャシー嵌合用突起23aとシャシー嵌合用穴23bにて嵌合され一体化することができる。この場合のシャシー嵌合用突起23aと嵌合用穴23bで単に嵌合し組み付けるだけでなく、接着し、締結する方法であっても良い。その場合はシャシー組み付け嵌合部の形状は突起と対応する穴でなく、端面が平坦であっても良い。
次に、一体化された成形品シャシー21のパネル組み付け開口部21a3、21b3にパネル2が組み付けられる。パネル2の裏面の内側周縁嵌合部3のパネル組み付け用溝4(図2(a)、図2(b))に上下シャシー21a、21bが一体化された成形品シャシー21のパネル組み付け用突起22a、22bが図3(d)に示す断面図のように適合され係止嵌合する。又、パネル2の裏側の内側周縁嵌合部3の上方の切欠き3a1には、上部成形品シャシー21aの天状板21a1側の中央の突起22a1が係止嵌合する。こうして、成形品パネル2が成形品シャシー21に組み付けられ、図1に示す様な電子機器本体1が形成される。
(板金シャシー)
図4は、本実施例の成形品パネル2を板金シャシー41に組み付けた後の電子機器本体1の概略斜視図である。
図5(a)に示す上部板金シャシー41aは、前述の図9に示す様な従来のシャシーと同様の構成とされ、天井板41a1と両側板41a2、41a2で形成されている逆U字形状である。断面が逆U字形状になる一方の前側の開口部がパネル組み付け開口部41a3である。上部板金シャシー41aはパネル組み付け開口部41a3近傍の両側板41a2の左右側面にパネル組み付け用ビス穴42aを持つ。又、断面が逆U字形状になるもう一方の後側の開口部41a4近傍の両側板41a2の左右側面にビス穴43aを持つ。
図5(b)に示す下部板金シャシー41bはU字形状を成す底板41b1と両側板41b2、41b2と、底板41b1と両側板41b2、41b2の一方の後側の端部に後板41b3を持ち、底板41b1と両側板41b2、41b2がU字形状の断面を形成する一方の前側の端部に位置する開口部であるパネル組み付け開口部41b4を持つ、概箱形状を形成している。下部板金シャシー41bの両側板41b2、41b2のパネル組み付け開口部41b4近傍の両側板41b2にはビス穴42bが形成されている板金シャシーパネル組み付け突起部42を設けている。パネル組み付け突起部42は板金シャシー組み付け部突起6の所定長さt4分内側に屈曲し、側板41b2よりも厚みt4分機器本体内部にある板金シャシーパネル組み付け部42の側面42b2を形成している。又、下部板金シャシー41bの後面41b3近傍の左右両側板41b2、41b2にビス穴43bが形成されている。
上部板金シャシー41aは下部板金シャシー41bの上面からパネル組み付け開口部41a3、41b4の方向を揃えて組み合わされる。上部板金シャシー41aのビス穴43a及び下部板金シャシー41bのビス穴43bを重ね合わせ、ビス44にて嵌合締結され、一体化した板金シャシー41が形成される。その後、図5(d)に示す板金シャシー41のパネル組み付け開口部41a3、41b4に成形品パネル2を差し込む。パネル組み付け開口部41a3、41b4には上部板金シャシー41aのパネル組み付け部のビス穴42aのある側面41a2と下部板金シャシー41bのパネル組み付け部であるビアス穴42bのある下部板金シャシー41b内側に屈曲した突起部42の外側面42b2によって形成された両側の空間42cに成形品パネル2のシャシー組み付け用突起6を挿入し嵌合する。これにより、図5(e)に示す断面図の様に成形品パネル2のビス穴5がある成形品パネル2の板金シャシー組み付け部突起6を下部板金シャシー41bのビス穴42bがあるパネル組み付け突起部42の外側42b2の外側に重なるように挿入される。その更に外側に上部板金シャシー41aの両側面41a2のビス穴42aが重ね合され、ビス45にて締結される。
これにより、板金シャシー41に成形品パネル2が組み付けられ、図4に示す様に一体化され、電子機器本体1が形成される。
尚、内側周縁嵌合部3は、上述のように、成形品パネル2の幅W、高さHよりも成形品シャシー21と板金シャシー41の厚みT分内側に形成される。このように、段差Tを設けることにより、成形品パネル2と成形品シャシー21、又は成形品パネル2と板金シャシー41は、外周面での段差がなく組み付けることができる。
尚、上記では、成形品パネルを成形品シャシー、板金シャシーに組み立てる工程を上下のシャシーを組み合わせた後に成形品パネルを組み付けるという順で説明した。しかし、組み立てる順はこれに限らず、下部シャシーに成形品パネルを添えておき、最後に上部シャシーを組み合わせてからそれぞれ所定の方法で組み付けても良い。
上記のように本実施例において、成形品パネル2に共に設けられた成形品シャシー21に嵌合、組み付けするためのパネル組み付け用溝4又は板金シャシー41に嵌合、組み付けするための板金シャシー組み付け部突起6によって、成形品シャシー21又は板金シャシー41のどちらのシャシーにも択一的に成形品パネル2を組み付けることが可能である。
尚、本実施例において、成形品パネル2にはパネル組み付け用溝4、成形品シャシー31にはパネル組み付け用突起22a、22bを設けたが、この構成は逆であっても良い。つまり、図2(e)に示す様に成形品パネル2にパネル組み付け用突起4´を設け、成形品シャシーにパネル組み付け用溝22a´´、22b´´を設けても良い。
また、パネル形状は略矩形形状のパネルとしたが、矩形でなく楕円形状や、他の多角形の形状等、違う形状であっても良い。その場合は、いうまでもなく、その形状にあった開口部を持つ成形品シャシー、あるいは板金シャシーを用いて機器本体が構成される。
1 電子機器本体
2 成形品パネル
3 成形品パネル内側周縁嵌合部
4 パネル組み付け用溝
5 パネル組み付け用ビス穴
6 板金シャシー組み付け部突起
21 成形品シャシー
22a,22b パネル組み付け用突起
41 板金シャシー
42a,42b パネル組み付け用ビス穴

Claims (2)

  1. 樹脂成形品である成形品シャシー又は板金シャシーを択一的に組み付けることのできる樹脂成形品である成形品パネルであって、
    一端が閉鎖され、他端が開口部とされた筒状体とされ、
    前記筒状体の前記開口部には、前記成形品シャシー又は前記板金シャシーの取り付け端部が適合される成形品パネル内側周縁嵌合部が形成され、
    前記成形品パネルの前記開口部及び前記成形品パネル内側周縁嵌合部は、概略矩形状とされ、
    前記成形品パネル内側周縁嵌合部の上面及び下面に前記成形品シャシーを組み付けるための組み付け用溝を形成すると共に、前記成形品パネル内側周縁嵌合部の両側面に前記板金シャシーを組み付けるための組み付け用のビス穴を有する突起部が形成されていることを特徴とする成形品パネル。
  2. 前記成形品パネルに形成された前記内側周縁嵌合部は前記成形品シャシー及び前記板金シャシーの取り付け端部の厚み分の段差が形成され、前記成形品シャシー又は前記板金シャシーを組み付けた際に前記成形品パネルと、前記成形品シャシー又は前記板金シャシーと外周面にて段差なく組み付けられることを特徴とする請求項1に記載の成形品パネル。
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