JP6067320B2 - コンクリート製品の製造方法 - Google Patents
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Description
以下の条件で遠心成形を行い、スラッジ水の発生量とその固形分量を測定し、また、内面仕上がり状態を観察した。
セメント(記号:C):市販のポルトランドセメント、密度=3.15g/cm3
水(記号:W):上水道水
細骨材(記号:S):大井川旧河川砂、密度=2.58g/cm3
粗骨材(記号:G):青梅産砕石1505、密度=2.65g/cm3
混和剤(記号:AD):市販のポリカルボン酸系高性能減水剤(商品名:スーパー300CF、液状、有効成分=18.8質量%、グレースケミカルズ社製)
硬化促進剤:工業用炭酸カリウム(粉体、有効成分=100%、旭硝子社製)
硬化促進剤を上水道水に溶解させた。その濃度は、各試験において、表2に示す噴霧質量を達成するために遠心成形途中のコンクリートに噴霧添加する硬化促進剤水溶液の量が同じになるように、試験毎に変化させた。なお、対照例(試験No.1)用には、硬化促進剤水溶液の代わりに上水道水を用意した。
上記の材料を用い、表1に示す配合により、強制二軸ミキサを使用して、コンクリート量30リットルで練混ぜを行った。なお、混和剤(AD)の使用量は、目標スランプ8±2.5cmが得られるようにその量を調整したものであり、表1に示した値は有姿での量である。練混ぜ後、スランプ及び空気量を測定し、その結果を表2に示した。コンクリート組成物の温度は21乃至22℃であった。
遠心成形用型枠(内径20cm×長さ16cm)に必要量(8.5kg)の練混ぜられたコンクリート組成物を投入し(成形される管の内表面積:502cm2)、低速(目標回転速度:5G)2分間、中速(目標回転速度:15G)2分間及び高速(目標回転速度:30G)10分間の条件で遠心成形を行った。但し、中速遠心成形工程の終了間際(高速遠心成形工程の開始直前)に、コンクリートの内面に、所定量(硬化促進剤の量が表2に示す質量となる量)の硬化促進剤水溶液を噴霧した。各試験において、硬化促進剤水溶液の噴霧量は同一であり、対照例(試験No.1)では、同量の上水道水を噴霧した。なお、遠心成形管は、各々のコンクリート配合につき、3本ずつ作製した。
遠心成形終了後、遠心成形用型枠よりスラッジ水を採取し、スラッジ水の発生量と、固形分量を測定した。なお、固形分量は、JIS A5308付属書Cに準じ、110℃で恒量となるまで乾燥を行って測定した。表2に、コンクリート1m3あたりに換算したスラッジ水発生量(kg)、スラッジ水発生率(%)、スラッジ水中の固形分量(kg)、スラッジ水の固形分率(%)及びスラッジ水の固形分率の相対値(%)を示す。なお、表2に示した数値は、各試験において、3回(3本の遠心成形管作製時)の平均値である。また、相対値は、硬化促進剤を使用しなかった対照例(試験No.1)のスラッジ水の固形分率を100%としたときの値である。
以下の条件で遠心成形を行い、スラッジ水の発生量とその固形分量を測定し、また、内面仕上がり状態を観察した。
セメント(記号:C):市販のポルトランドセメント、密度=3.15g/cm3
水(記号:W):上水道水
細骨材(記号:S):大井川旧河川砂、密度=2.61g/cm3
粗骨材(記号:G):青梅産砕石1505、密度=2.63g/cm3
混和剤(記号:AD):市販のポリカルボン酸系高性能減水剤(商品名:スーパー300CF、液状、有効成分=18.8質量%、グレースケミカルズ社製)
硬化促進剤:工業用炭酸カリウム(粉体、有効成分=100%、旭硝子社製)
凝集促進剤:工業用ポリ塩化アルミニウム(PAC)、液状、有効成分=100%、酸化アルミニウム換算で10.2%含有、大明化学工業社製
凝集促進剤:工業用硫酸アルミニウム(硫酸バンド)、粉体、有効成分=56質量%、大明化学工業社製
硬化促進剤及び凝集促進剤を上水道水に溶解させた。その濃度は、各試験において、表4に示す噴霧質量を達成するために遠心成形途中のコンクリートに噴霧添加する硬化促進剤と凝集促進剤とを含有する水溶液の量が同じになるように、試験毎に変化させた。なお、対照例(試験No.1)用には、上水道水を用意した。表4において、PACは、有効成分が100%であるから有姿での量(=有効成分量)が、硫酸バンドは、有効成分としての量が記載されている。
上記の材料を用い、表3に示す配合により、強制二軸ミキサを使用して、コンクリート量30リットルで練混ぜを行った。なお、混和剤(AD)の使用量は、目標スランプ8±2.5cmが得られるようにその量を調整したものであり、表3に示した値は有姿での量である。練混ぜ後、スランプ及び空気量を測定し、その結果を表4に示した。コンクリート組成物の温度は21乃至22℃であった。
遠心成形用型枠(内径20cm×長さ16cm)に必要量(8.5kg)の練混ぜられたコンクリート組成物を投入し(成形される管の内表面積:502cm2)、低速(目標回転速度:5G)2分間、中速(目標回転速度:15G)2分間及び高速(目標回転速度:30G)10分間の条件で遠心成形を行った。但し、中速遠心成形工程の終了間際(高速遠心成形工程の開始直前)に、コンクリートの内面に、所定量(硬化促進剤及び凝集促進剤の量が表4に示す質量となる量)の硬化促進剤と凝集促進剤とを含む水溶液を噴霧した。各試験において、水溶液の噴霧量は同一であり、対照例(試験No.1)では、同量の上水道水を噴霧した。なお、遠心成形管は、各々のコンクリート配合につき、3本ずつ作製した。
遠心成形終了後、遠心成形用型枠よりスラッジ水を採取し、スラッジ水の発生量と、固形分量を測定した。なお、固形分量は、JIS A5308付属書Cに準じ、110℃で恒量となるまで乾燥を行って測定した。表4に、コンクリート1m3あたりに換算したスラッジ水発生量(kg)、スラッジ水発生率(%)、スラッジ水中の固形分量(kg)、スラッジ水の固形分率(%)及びスラッジ水の固形分率の相対値(%)を示す。なお、表4に示した数値は、各試験において、3回(3本の遠心成形管作製時)の平均値である。また、相対値は、対照例(試験No.1)のスラッジ水の固形分率を100%としたときの値である。
以下の条件で遠心成形を行い、スラッジ水の発生量とその固形分量を測定し、また、内面仕上がり状態を観察した。
セメント(記号:C):市販のポルトランドセメント、密度=3.15g/cm3
水(記号:W):上水道水
細骨材(記号:S):大井川旧河川砂、密度=2.58g/cm3
粗骨材(記号:G):青梅産砕石1505、密度=2.62g/cm3
混和剤(記号:AD):市販のナフタリン系高性能減水剤(商品名:デンカFT−500、液状、有効成分=41.5質量%、電気化学工業社製)
硬化促進剤:工業用炭酸カリウム(粉体、有効成分=100%、旭硝子社製)
凝集促進剤:工業用ポリ塩化アルミニウム(PAC)、液状、有効成分=100%、酸化アルミニウム換算で10.2%含有、大明化学工業社製
硬化促進剤及び凝集促進剤を上水道水に溶解させた。それらの濃度は、表6に示す噴霧質量を達成するために適切な濃度であった。なお、対照例用には、上水道水を用意した。表6において、凝集促進剤(PAC)は、有姿での量(=有効成分量)が記載されている。
上記の材料を用い、表5に示す各々の配合により、強制二軸ミキサを使用して、コンクリート量30リットルで練混ぜを行った。なお、混和剤(AD)を含有するコンクリートでは、混和剤の使用量は、目標スランプ8±1.5cmが得られるようにその量を調整したものであり、表5に示した値は有姿での量である。練混ぜ後、スランプ及び空気量を測定し、その結果を表6に示した。コンクリート組成物の温度は21乃至22℃であった。
遠心成形用型枠(内径20cm×長さ16cm)に必要量(8.5kg)の練混ぜられたコンクリート組成物を投入し(成形される管の内表面積:502cm2)、低速(目標回転速度:5G)2分間、中速(目標回転速度:15G)2分間及び高速(目標回転速度:30G)10分間の条件で遠心成形を行った。但し、中速遠心成形工程の終了間際(高速遠心成形工程の開始直前)に、コンクリートの内面に、所定量(硬化促進剤及び凝集促進剤の量が表6に示す質量となる量)の硬化促進剤と凝集促進剤とを含む水溶液を噴霧した。各試験において、水溶液の噴霧量は同一であり、対照例(試験Nos.1&3)では、同量の上水道水を噴霧した。なお、遠心成形管は、各々のコンクリート配合につき、3本ずつ作製した。
遠心成形終了後、遠心成形用型枠よりスラッジ水を採取し、スラッジ水の発生量と、固形分量を測定した。なお、固形分量は、JIS A5308付属書Cに準じ、110℃で恒量となるまで乾燥を行って測定した。表6に、コンクリート1m3あたりに換算したスラッジ水発生量(kg)、スラッジ水発生率(%)、スラッジ水中の固形分量(kg)、スラッジ水の固形分率(%)及びスラッジ水の固形分率の相対値(%)を示す。なお、表6に示した数値は、各試験において、3回(3本の遠心成形管作製時)の平均値である。また、相対値は、対照例(試験No.1又は試験No.3)のスラッジ水の固形分率を100%としたときの値である。
遠心成形工場において、以下の条件で遠心成形を行い、スラッジ水の発生量とその固形分量を測定し、また、製品強度を測定し、内面仕上がり状態を観察した。
セメント(記号:C):市販のポルトランドセメント、密度=3.15g/cm3
水(記号:W):上水道水
細骨材(記号:S):大井川旧河川砂、密度=2.58g/cm3
粗骨材(記号:G):青梅産砕石1505、密度=2.62g/cm3
膨張材:デンカCSA#20,電気化学工業社製
混和剤(記号:AD):市販のポリカルボン酸系高性能減水剤(商品名:スーパー300CF、液状、有効成分=18.8質量%、グレースケミカルズ社製)
硬化促進剤:工業用炭酸カリウム(粉体、有効成分=100%、旭硝子社製)
凝集促進剤:工業用ポリ塩化アルミニウム(PAC)、液状、有効成分=100%、酸化アルミニウム換算で10.2%含有、大明化学工業社製
先ず、工業用炭酸カリウムの22.5%水溶液を調製した。その水溶液を使用して、凝集促進剤(PAC)を希釈した。PACの濃度は、0.125%とした。
上記の材料を用い、表7に示す配合により練混ぜを行って、コンクリート組成物を調製した。なお、混和剤(AD)の使用量は、目標スランプ8±2cmが得られるようにその量を調整したものであり、表7に示した値は有姿での量である。練混ぜ後、スランプ及び空気量を測定し、その結果を表8に示した。コンクリート組成物の温度は約25℃であった。
外圧管B形I種(内径900mm×長さ2430mm;公称内面積=6.87m2)用型枠に、必要量(約1,000kg)の練混ぜられたコンクリート組成物を投入し、低速(目標回転速度:5G)2分間、中速(目標回転速度:15G)3分間及び高速(目標回転速度:30G)21分間の条件で遠心成形を行い、一層目を成形した。成形された管(一層目のみ)の内表面積は、約7.3m2であった。但し、中速遠心成形工程の終了間際(高速遠心成形工程の開始直前)に、コンクリートの内面に、所定量(一層目のみの管の内表面積1m2あたり800g)の硬化促進剤と凝集促進剤とを含む水溶液を噴霧した。対照例(試験No.1)では、同量の上水道水を噴霧した。高速遠心成形工程終了後(即ち、回転停止後)、スラッジ水(以下、「スラッジ水1」という)を排出させ、それを採取した。次いで、再度、必要量(約650kg)のコンクリート組成物を投入し、一層目と同様の条件で遠心成形と硬化促進剤及び凝集促進剤の添加とを行い、二層目を成形した。成形された管(二層目まで)の内表面積は、約6.87m2であった。本実施例では、測定用スラッジ水を採取するため、二層目(最終回)の高速遠心成形工程後に低速での回転を継続しつつスラッジ水を排出させるのではなく、一層目の成形の場合と同様に、回転を停止させてスラッジ水(以下、「スラッジ水2」という)を排出させ、それを採取した。
スラッジ水1とスラッジ水2とを同量ずつ秤取って混合した。混合後のスラッジ水の固形分量を、JIS A5308付属書Cに準じ、110℃で恒量となるまで乾燥を行って測定した。表8に、スラッジ水の固形分率(%)及びスラッジ水の固形分率の相対値(%)を示す。相対値は、対照例(試験No.1)のスラッジ水の固形分率を100%としたときの値である。
成形されたコンクリート管を、通常の条件にて、蒸気養生に供した(養生時間:5〜6時間)。常温常圧下に2週間放置した後、JIS A5363(プレキャストコンクリート製品−性能試験方法通則)に従い、製品の曲げ強度試験を行った。その試験結果は、JIS A5372(プレキャスト鉄筋コンクリート製品)に従って評価した。また、内面の仕上がり状態を目視観察した。
硬化促進剤として、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム又は工業用炭酸カリウムを表9に記載の量で使用し、且つ、凝集促進剤である工業用ポリ塩化アルミニウム(PAC)の使用量を表9に記載の量に変更した以外は、実施例2と同様の条件にて遠心成形を行い、スラッジ水の発生量とその固形分量を測定し、また、内面仕上がり状態を観察した。なお、対照例(試験No.1)では、硬化促進剤及び凝集促進剤を含有する水溶液の代わりに、同量の上水道水を噴霧した。結果を表9に示す。
Claims (7)
- 遠心成形によるコンクリート製品の製造方法であって、型枠に投入されたコンクリート組成物の中速遠心成形工程中であって、当該工程の目標回転速度に到達したとき以降に、炭酸カリウムを含有する水性液体を、遠心成形中のコンクリート内面に投入することを特徴とし、ここで、炭酸カリウムの投入量が、投入されたコンクリート組成物によって成形される管の内表面の面積当たりの量で表して5乃至1,000g/m 2 である、コンクリート製品の製造方法。
- 炭酸カリウムを含有する水性液体の投入を、中速遠心成形工程中であって、中速遠心成形工程の目標回転速度に到達したときと中速遠心成形工程終了時との中間の時点以降に行う、請求項1に記載のコンクリート製品の製造方法。
- 炭酸カリウムを含有する水性液体が、さらに、凝集促進剤を含有する、請求項1又は2に記載のコンクリート製品の製造方法。
- 炭酸カリウムを含有する水性液体の投入の前もしくは後、又は当該水性液体の投入と同時に、凝集促進剤を含有する水性液体を投入する、請求項1又は2に記載のコンクリート製品の製造方法。
- 凝集促進剤の投入量が、投入されたコンクリート組成物によって成形される管の内表面の面積当たりの量で表して0.1乃至20g/m 2 である、請求項3又は4に記載のコンクリート製品の製造方法。
- コンクリート製品の製造に使用するコンクリート組成物がスルホコハク酸(エステル)塩を含有しない、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のコンクリート製品の製造方法。
- 投入されたコンクリート組成物が硬化促進剤及び/又は凝集促進剤を含有しない、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のコンクリート製品の製造方法。
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