JP6085134B2 - 検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、検査装置に関する。
従来、長尺状の検査対象物を撮像した画像から当該検査対象物の異常を検出する検査装置が知られている。
特許第4544272号公報
この種の検査装置では、比較的簡素な構成で異常が検出されやすくすることが望まれていた。
そこで、本発明は、一例としては、比較的簡素な構成で異常が検出されやすい検査装置を得ることを目的の一つとする。
本発明の実施形態にかかる検査装置は、長尺状の検査対象物にその長手方向の一方側から光を照らす第一の光源と、前記検査対象物に前記長手方向の他方側から光を照らす第二の光源と、前記長手方向で前記第一の光源と前記第二の光源との間に位置され前記検査対象物を映すミラー部と、前記検査対象物が前記長手方向に搬送されている状態で、前記第一の光源の光によって前記一方側から照らされている際の前記検査対象物の第一の画像と前記第二の光源の光によって前記他方側から照らされている際の前記検査対象物の第二の画像とを前記ミラー部を介して取得する一つの撮像部と、を、それぞれが有した複数の画像取得部と、前記第一の画像と前記第二の画像とを用いて前記検査対象物の異常を検出する検出部と、を備えた。
本発明の実施形態にかかる検査装置は、長尺状の検査対象物にその長手方向の一方側から光を照らす第一の光源と、前記検査対象物に前記長手方向の他方側から光を照らす第二の光源と、前記長手方向で前記第一の光源と前記第二の光源との間に位置され、前記検査対象物に前記長手方向の一方側から光を照らす第三の光源と、前記長手方向で前記第一の光源と前記第二の光源との間に位置され前記検査対象物を映す第一のミラー部と、前記検査対象物が前記長手方向に搬送されている状態で、前記第一の光源の光によって前記一方側から照らされている際の前記検査対象物の第一の画像と前記第二の光源の光によって前記他方側から照らされている際の前記検査対象物の第二の画像とを前記第一のミラー部を介して取得する第一の撮像部と、を有した第一の画像取得部と、前記長手方向で前記第二の光源と前記第三の光源との間に位置され前記検査対象物を映す第二のミラー部と、前記検査対象物が前記長手方向に搬送されている状態で、前記第三の光源の光によって前記一方側から照らされている際の前記検査対象物の第一の画像と前記第二の光源の光によって前記他方側から照らされている際の前記検査対象物の第二の画像とを前記第二のミラー部を介して取得する第二の撮像部と、を有した第二の画像取得部と、前記第一の画像と前記第二の画像とを用いて前記検査対象物の異常を検出する検出部と、を備えた。
本発明によれば、一例としては、比較的簡素な構成で異常が検出されやすい検査装置を得ることができる。
図1は、第1実施形態にかかる検査装置の一例が示された斜視図である。 図2は、第1実施形態にかかる検査装置の一例を検査対象物の径方向から見た模式図である。 図3は、第1実施形態にかかる検査装置の第一の画像取得部の一例を検査対象物の長手方向から見た模式図である。 図4は、第1実施形態にかかる検査装置の第二の画像取得部の一例を検査対象物の長手方向から見た模式図である。 図5は、第1実施形態にかかる検査装置で撮像された第一の画像、第二の画像、および合成画像の一例が示された模式図である。 図6は、第1実施形態にかかる検査装置で撮像された第一の画像(一次元の画像を並べた二次元の画像)の一例が示された模式図である。 図7は、第1実施形態にかかる検査装置で撮像された第二の画像(一次元の画像を並べた二次元の画像)の一例が示された模式図である。 図8は、第1実施形態にかかる検査装置の一例が示された模式的なブロック図である。 図9は、第1実施形態にかかる制御部が実行する撮像制御処理の一例のタイミングチャートである。 図10は、第1実施形態の第1変形例にかかる制御部が実行する撮像制御処理の一例のタイミングチャートである。 図11は、第1実施形態の第2変形例にかかる制御部が実行する撮像制御処理の一例のタイミングチャートである。 図12は、第2実施形態にかかる検査装置の一例が示された斜視図である。 図13は、第2実施形態にかかる検査装置の一例を検査対象物の径方向から見た模式図である。 図14は、第2実施形態にかかる検査装置の一例が示された模式的なブロック図である。 図15は、第2実施形態にかかる制御部が実行する撮像制御処理の一例のタイミングチャートである。 図16は、第2実施形態の変形例にかかる制御部が実行する撮像制御処理の一例のタイミングチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態および変形例について詳細に説明する。なお、以下の複数の実施形態および変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
本実施形態では、一例として、図1および図2に示される検査装置1は、第一の光源2Uと、第二の光源2Dと、複数の画像取得部10と、を備えており、検査対象物100を撮像した画像に基づいて検査対象物100の検査を行う。本実施形態では、画像取得部10として、第一の画像取得部10Uと第二の画像取得部10Dとの二つが設けられている。
検査対象物100は、一例としては、長尺状かつ円管状(または円柱状)の部品(例えば、ホース、チューブ、棒等)である。また、検査装置1は、一例として、その外周に螺旋状の凹部または凸部を有した検査対象物100の検査を行うことができる。螺旋状の凹部または凸部(溝、突起、段差等)は、螺旋状の巻回物(例えば、テープ、リボン、ワイヤ等、図示されず)を有した場合等に形成されやすい。巻回物は、外周に露出するものと、露出しないものとがある。巻回物が外周に露出せず、外壁(壁部)の内部に巻回物(例えば、ワイヤ等)が設けられた場合、巻回物を覆う部分が螺旋状に突出する。
また、第一の光源2Uおよび第二の光源2Dは、検査対象物100の長手方向(軸方向)に離間して配置されている。第一の光源2Uおよび第二の光源2Dは、検査対象物100が挿入される環状(例えば円環状)に構成されている。第一の光源2Uおよび第二の光源2Dは、環状に配置された複数のLED(light emitting diode)を有している。長尺状の検査対象物100は、第一の光源2Uおよび第二の光源2Dの環状部分の内側(例えば、中央部、中央)を貫通し、環状部分の軸方向に沿って延びている。また、第一の光源2Uおよび第二の光源2Dは、検査対象物100の長手方向(軸方向)と直交する面について面対称に配置されている。
また、本実施形態では、一例として、第一の光源2Uは、検査対象物100に当該検査対象物100の長手方向の一方側から光を照らし、第二の光源2Dは、検査対象物100に当該検査対象物の長手方向の他方側から光を照らす。詳細には、検査対象物100の撮像領域Aは、第一の光源2Uと第二の光源2Dとの間に設定されている。第一の光源2Uからの光は、検査対象物100の長手方向の一方側(図1では左側)から撮像領域Aに照射され、第二の光源2Dからの光は、長手方向の他方側(図1では右側)から撮像領域Aに照射される。
また、本実施形態では、一例として、検査対象物100は、検査中、搬送装置30(図8参照)によって、その長手方向(軸方向)に搬送されている。すなわち、撮像領域Aは、検査対象物100の移動に伴って、検査対象物100の長手方向に沿って移動する。なお、本実施形態では、一例として、検査対象物100は、第一の光源2U側から第二の光源2D側へ移動する。すなわち、第一の光源2Uは、撮像領域Aに対して搬送方向の上流側に位置され、第二の光源2Dは、撮像領域Aに対して搬送方向の下流側に位置されている。したがって、第一の光源2Uおよび第二の光源2Dは、それぞれ上流側光源および下流側光源ということができる。検査装置1は、搬送装置30によって搬送されて移動している検査対象物100を、検査する。この際、画像取得部10の撮像部3は、検査対象物100が当該検査対象物100の長手方向に搬送されている状態で、第一の光源2Uからの光で照らされている際の検査対象物100の画像(第一の画像)と第二の光源2Dからの光で照らされている際の検査対象物100の画像(第二の画像)とを取得する。なお、検査対象物100を第二の光源2D側から第一の光源2U側へ移動させてもよい。
また、本実施形態では、一例として、第一の画像取得部10Uおよび第二の画像取得部10Dは、検査対象物100の長手方向(軸方向、搬送方向)に間隔をあけて設けられている。つまり、複数の画像取得部10が、検査対象物100の長手方向で相互にずれて位置されている。第一の画像取得部10Uは、搬送方向の上流側(図1の左側)に位置され、第二の画像取得部10Dは、搬送方向の下流側(図1の右側)に位置されている。したがって、第一の画像取得部10Uおよび第二の画像取得部10Dは、それぞれ上流側画像取得部および下流側画像取得部ということができる。
また、本実施形態では、一例として、各画像取得部10は、撮像部3と、ミラー部4と、を有している。詳細には、本実施形態では、第一の画像取得部10Uは、第一の撮像部3Uおよび第一のミラー部4Uを有し、第二の画像取得部10Dは、第二の撮像部3Dおよび第二のミラー部4Dを有している。第一のミラー部4Uと第二のミラー部4Dとは、検査対象物100の長手方向で異なる位置に位置されている。一例として、第一のミラー部4Uと第二のミラー部4Dとのうち第一のミラー部4Uの方が、第一の光源2Uに近い位置且つ第二の光源2Dに遠い位置に位置されている。第1の光源2Uの外周部の下端部(照明面の一部)と第一の撮像部3Uによる検査対象物100の撮像ポイントP1(撮像箇所、図2)との間の距離aは、第2の光源2Dの外周部の下端部(照明面の一部)と撮像ポイントP1との間の距離bよりも短い。なお、撮像ポイントP1は、一例として、撮像領域Aに含まれ、検査対象物100の第一の撮像部3Uとは反対側(第一のミラー部4U側)に位置した部位である。
各撮像部3(例えば、カメラ等)は、検査対象物100の径方向外側に位置され、検査対象物100の表面100a(外面、周面、側面)の画像を取得する。すなわち、撮像領域Aは、検査対象物100の表面100aの一部である。
また、本実施形態では、一例として、各撮像部3は、ミラー部4(光学部品、光学系)を介して、撮像領域Aの画像を取得する。本実施形態では、一例として、各ミラー部4は、複数(本実施形態では、一例として二つ)のミラー4R,4L(光学部品)を有する。ミラー部4は、検査対象物100の長手方向で第一の光源2Uと第二の光源2Dとの間に位置され検査対象物100を映す。ミラー部4は、図3,4に示されるように、検査対象物100の撮像部3とは反対側に位置されている。ミラー4R,4Lは、検査対象物100の軸方向からの視線でV字状に配置されている。ミラー4R,4Lは互いに120°の角度(撮像部3と検査対象物100とを結ぶ線Lに対して互いに反対側に60°となる角度)となる姿勢で配置されている。ミラー4R,4Lは、いずれも、検査対象物100の表面100aに面した(対向した)平面状の鏡面4a(反射面)を有している。鏡面4aは、検査対象物100の径方向と略直交する面に沿って拡がっている。二つの鏡面4aは、相互に異なる方向を向いている。二つの鏡面4aは、撮像部3の光軸(線L)に沿って撮像部3から離れる方向に向かうにつれ相互に近づいている。また、ミラー4R,4Lは、検査対象物100の長手方向(軸方向)と直交する面に沿って帯状に延びている。このような構成では、撮像領域Aは、検査対象物100の表面100aの全周のうち、ミラー4R,4Lに面した約7割の領域である。なお、本実施形態では、一例として、隣接するミラー4R,4Lは一体化されているが、分離されていてもよい。
各画像取得部10では、撮像部3およびミラー部4の配置が相互に異なっている。本実施形態では、一例として、搬送方向の上流側に位置された第一の画像取得部10Uでは、図1の上側に第一の撮像部3Uが位置し、下側に第一のミラー部4Uが位置する。よって、第一の画像取得部10Uでは、第一の撮像部3Uが、検査対象物100の図1の下側の領域(撮像領域A)の画像を取得する。一方、下流側に位置された第二の画像取得部10Dでは、図1の下側に第二の撮像部3Dが位置し、上側の第二のミラー部4Dが位置する。よって、第二の画像取得部10Dでは、第二の撮像部3Dが、検査対象物100の図1の上側の領域(撮像領域A)の画像を取得する。すなわち、複数(本実施形態では二つ)の撮像部3(第一の撮像部3U、第二の撮像部3D)は、それぞれ、検査対象物100の表面100aの相異なる領域(部位、位置)を撮像する。これにより、複数の撮像部3によって検査対象物100の全周が撮像される。
また、本実施形態では、一例として、撮像部3は、ラインカメラ(ラインセンサ)として構成されている。撮像部3は、検査対象物100の幅方向に沿って一列に配置された複数の光電変換素子(撮像素子、図示されず)を有する。すなわち、撮像部3は、検査対象物100の幅方向に沿った線状の画像(画像データ、各光電変換素子に対応した画素毎の輝度値のデータ、輝度値のデータ列)を取得する。各撮像素子では、例えば256階調で輝度値のデータが取得される。撮像部3は、撮像される各時刻(タイミング)で、一次元の画像を取得する。モノクロ(白黒)の撮像部3の場合、各撮像素子について一つの画像データが取得され、カラーの撮像部3の場合、各撮像素子について複数(例えば、R(赤)G(緑)B(青)の三つ)の画像データが取得される。
また、本実施形態では、一例として、第一の光源2Uおよび第二の光源2Dによる検査対象物100への光の照射は交互に実行される。そして、撮像部3による撮像(画像の取得)と、第一の光源2Uおよび第二の光源2Dによる検査対象物100への光の照射(一例としては第一の光源2Uおよび第二の光源2Dの発光、切り替え)とが、同期されている。すなわち、本実施形態では、一例として、図5に示されるように、各撮像部3は、第一の光源2Uからの光で照らされている際の検査対象物100の一次元の画像IL1(第一の画像、線状画像、画像データ、図5中では「1」と表記)と、第二の光源2Dからの光で照らされている際の検査対象物100の一次元の画像IL2(第二の画像、線状画像、画像データ、図5中では「2」と表記)とを、交互に取得する。制御部20(図8参照)は、第一の光源2Uからの光で照らされている際の検査対象物100の画像IL1を取得順に並べて二次元の画像IA1(第一の画像、画像データ、二次元に配列された輝度値のデータ群)を得ることができるとともに、第二の光源2Dからの光で照らされている際の検査対象物100の画像IL2を取得順に並べて二次元の画像IA2(第二の画像、画像データ、二次元に配列された輝度値のデータ群)を得ることができる。
第一の光源2Uおよび第二の光源2Dからの光の照射(切り替え)および撮像部3による撮像の周波数や、搬送装置30による検査対象物100の搬送速度等を適宜に設定することにより、図6,7に例示されるような画像IA1,IA2が得られる。なお、図6,7は、画像IA1,IA2の一例を示しており、実際には各撮像部3は検査対象物100の周方向で相互に異なる部位を撮像するので、各撮像部3に対応する画像IA1,IA2は相互に異なる部位の画像となる。第一の光源2Uおよび第二の光源2Dからの光の切り替えの周波数、すなわち撮像部3によるライン毎の撮像の周波数は、比較的高い値(例えば6kHz等)に設定される。よって、画像IA1,IA2を、検査対象物100の表面100a(の半周分)を静止状態でエリアセンサ(二次元の領域を撮像する撮像部)によって撮像した画像に類似させることができる。ラインセンサは、エリアセンサより分解能が比較的高く、また応答性も比較的高いため、ラインセンサを用いることで、より精度の高い異常検出(検査)が可能となる場合がある。画像IA1,IA2では、含まれる画像IL1,IL2中でのデータの配列方向(図5〜7で左右方向)が、検査対象物100の幅方向(短手方向)に対応し、画像IA1,IA2中で画像IL1,IL2が並べられた方向(図5〜7で上下方向)が、検査対象物100の長手方向(軸方向)に対応する。
上述したように、各撮像部3は、複数(本実施形態では、一例として二つ)のミラー4R,4Lを介して検査対象物100の画像を取得するため、図6,7に示されるように、上記構成の検査装置1で得られた画像IA1,IA2には、それぞれ、検査対象物100の複数(二つ)の画像Ia,Ibが含まれる。これら画像Ia,Ibは、検査対象物100の撮像部3とは反対側(ミラー4R,4Lが位置された側)を、撮像部3と検査対象物100とを結ぶ線L(図3,4参照)から外れた位置より見た画像である。また、二次元の画像IA1,IA2には、画像Iaと画像Ibとの間に、検査対象物100のミラー4R,4Lを介さない画像Inが含まれている。しかしながら、本実施形態では、一例として、撮像部3の焦点は、画像Ia,Ibに対応して設定されているため、画像Inはぼやけている。すなわち、本実施形態では、一例として、画像Inは、異常検出には用いられない。また、これら画像Ia,Ib,Inの背景は、暗く設定されている。本実施形態にかかる検査装置1の制御部20は、このようにして得られた二次元の画像IA1,IA2に基づいて画像処理を実行し、検査対象物100の表面100aの異常(画像Ia,Ibに関連して写っている異常に対応した形状)を検出する。この検査装置1で検出対象となる異常には、例えば、図6,7に示されるように、検査対象物100の表面100aに生じた皺や傷等の異常A1や、突出物(糸状物)等の異常A2等がある。なお、検査装置1は、これら以外の異常(例えば検査対象物100の幅の異常等)も検出することができる。一例として、検査対象物100の幅が規定範囲外である場合に、その幅が異常であると検出される。また、画像IL1,IL2にも、画像Ia,Ib,In(ただし、1ライン分)は含まれている。
本実施形態では、一例として、図8に示されるように、検査装置1は、制御部20(例えばCPU(central processing unit)等)や、ROM21(read only memory)、RAM22(random access memory)、SSD23(solid state drive)、光照射コントローラ24、撮像コントローラ25、搬送コントローラ26、表示コントローラ27等を備えることができる。光照射コントローラ24は、制御部20からの制御信号に基づいて、第一および第二の光源2U,2Dの発光(オン、オフ)等を制御する。なお、開閉を切り替えて光の出射と出射停止とを切り替えるシャッター等の可変装置が設けられた場合には、当該可変装置の動作が制御される。撮像コントローラ25は、制御部20からの制御信号に基づいて、撮像部3による撮像を制御する。搬送コントローラ26は、制御部20から受けた制御信号に基づいて、搬送装置30を制御し、検査対象物100の搬送(開始、停止、速度等)を制御する。表示コントローラ27は、制御部20からの制御信号に基づいて、表示装置40(例えば、LCD(liquid crystal display)、OELD(organic electroluminescent display)等)を制御する。また、制御部20は、不揮発性の記憶部としてのROM21やSSD23等にインストールされたプログラム(アプリケーション)を読み出して実行する。RAM22は、制御部20がプログラムを実行して種々の演算処理を実行する際に用いられる各種データを一時的に記憶する。なお、図8に示されるハードウエアの構成はあくまで一例であって、例えばチップやパッケージにする等、種々に変形して実施することが可能である。また、各種演算処理は、並列処理することが可能であり、制御部20等は、並列処理が可能なハードウエア構成とすることが可能である。
また、本実施形態では、一例として、制御部20は、ハードウエアとソフトウエア(プログラム)との協働によって、検査装置1の少なくとも一部として機能(動作)する。一例として、制御部20は、画像取得制御部20aおよび検出部20b等として機能する。
画像取得制御部20aは、光照射コントローラ24、撮像コントローラ25、搬送コントローラ26を介して、第一の光源2U、第二の光源2D、第一の撮像部3U、第二の撮像部3Dを制御する。画像取得制御部20aによって各部が制御されることで、第一の画像取得部10Uと第二の画像取得部10Dが、それぞれ第一の画像と第二の画像とを取得する。
検出部20bは、画像取得制御部20aによって取得された第一の画像と第二の画像とを用いて検査対象物100の異常を検出する。ここで、検査対象物100の表面100aにおける平坦(平滑)部分では、第一の画像の輝度と第二の画像の輝度とにほとんど差が無い。一方、検査対象物100の表面100aの凹凸部分では、第一の光源2Uと第二の光源2Dとからの光の照射方向の違いから、第一の画像の輝度と第二の画像の輝度とに差が生じる。そこで、検出部20bは、一例として、撮像部3によって撮像された第一の画像と第二の画像との輝度の差をとり、検査対象物100の傷等の異常(不良)を顕在化させることで、検査対象物100の異常を検出する(差分方式)。
ここで、上記の差分方式では、基本的には、検査対象物100の平坦部分に対する第一の光源2Uと第二の光源2Dとの影響は略等しく、検査対象物100の凹凸部分に対する第一の光源2Uと第二の光源2Dとの影響が異なるということを利用するものである。しかしながら、図2に示された距離aと距離bとが等しく無く、撮像領域Aと第一の光源2Uおよび第二の光源2Dの距離が異なる場合には、検査対象物100の平坦部分に対する第一の光源2Uと第二の光源2Dとの影響が異なるものとなる。一例として、距離aが距離bよりも短い場合には、第一の光源2Uの方が、第二の光源2Dに比べて、第一の撮像部3Uに近い位置となる。このため、第一の撮像部3Uが取得する第一の画像は、第一の撮像部3Uが取得する第二の画像よりも明るくなり易い。このように、距離aと距離bとが等しくなく、撮像領域A(ミラー部4)と第一の光源2Uおよび第二の光源2Dの距離が異なる場合には、検査対象物100の平坦部分であるか凹凸部分であるかを問わず、第一の光源2Uと第二の光源2Dとの影響が異なるものとなってしまう。即ち、第一の光源2Uと第二の光源2Dとで撮像領域A(ミラー部4)に対する光量のばらつきが発生してしまう。
そこで、本実施形態では、画像取得制御部20aが、撮像ポイントP1と第一の光源2Uおよび第二の光源2Dとの距離に応じて、それらの第一の光源2Uおよび第二の光源2Dの光の強度を変更するようにしている。距離aが距離bよりも短い場合、第一の光源2Uの方が第二の光源2Dに比べて第一の撮像部3Uに近い分、第一の撮像部3Uの撮像画像においては、第一の画像の方が第二の画像よりも明るくなり易い。この傾向は、第一の光源2Uの強度(明るさ)を第二の光源2Dの強度に対して相対的に小さく調整することで抑えることができる。但し、距離aが距離bよりも短い場合、第二の撮像部3Dによる検査対象物100の撮像ポイントに対しても、第一の撮像部3Uの場合のように、第一の光源2Uの方が第二の光源2Dに比べて近くなるとは限らない。本実施形態では、一例として、第二の撮像部3Dによる検査対象物100の撮像ポイントに対しては、第二の光源2Dの方が第一の光源2Uよりも近くなっている。この場合、第二の撮像部3Dの撮像に対しては、第二の光源2Dの光の強度を第一の光源2Uの光の強度に対して相対的に小さくしなければならない。このように、第一の光源2Uおよび第二の光源2Dの光の強度を変更するには、第一の撮像部3Uと第二の撮像部3Dとの撮像タイミングをずらすことで対応可能である。以下に、画像取得制御部20aが行う処理を詳しく説明する。
画像取得制御部20aは、一例として、図9に示されるようなタイミングチャートで撮像制御処理を実行する。図9において、第一の光源2Uおよび第二の光源2Dの縦軸は、光の強度を示している。また、図9の第一の撮像部シャッター信号は、第一の撮像部3Uに対してのパルス信号であり、当該信号の間、第一の撮像部3Uが撮像を行う。また、第二の撮像部シャッター信号は、第二の撮像部3Dに対してのパルス信号であり、当該信号の間、第二の撮像部3Dが撮像を行う。
図9に示されるように、画像取得制御部20aは、第一の撮像部3Uと第二の撮像部3Dとの撮像タイミングをずらす。一例として、画像取得制御部20aは、第一の光源2Uと第二の光源2Dとに光を交互に照射させるとともに、第一の撮像部3Uと第二の撮像部3Dとに、第一の撮像部3Uによる第一の画像の取得および第二の撮像部3Dによる第一の画像の取得と、第一の撮像部3Uによる第二の画像の取得および第二の撮像部3Dによる第二の画像の取得と、を交互に行わせる。一例として、第一の撮像部3Uによる第一の画像の取得、第二の撮像部3Dによる第一の画像の取得、第一の撮像部3Uによる第二の画像の取得、第二の撮像部3Dによる第二の画像の取得が、順に繰り返し行われる。
画像取得制御部20aは、一例として、第一の撮像部3Uによる第一の画像の取得および第二の撮像部3Dによる第一の画像の取得の際、第一の光源2Uに連続して光を出射させ、第一の撮像部3Uによる第二の画像の取得および第二の撮像部3Dによる第二の画像の取得の際、第二の光源2Dに連続して光を出射させる。また、画像取得制御部20aは、第一の撮像部3Uが撮像する際には、第一の光源2Uと第二の光源2Dとで第一のミラー部4Uに対して遠い方(本実施形態では第二の光源2D)の光の強度を近い方(本実施形態では第一の光源2U)の光の強度よりも強くする。また、画像取得制御部20aは、第二の撮像部3Dが撮像する際には、第一の光源2Uおよび第二の光源2Dとで第二のミラー部4Dに遠い方(本実施形態では第一の光源2U)の光の強度を近い方(本実施形態では第二の光源2D)の光の強度よりも強くする。なお、各光源2U,2Dの強度(出力レベル)の変更は、光源2U,2Dに印加する電圧を変更したり、点灯させるLEDを増減させたりすることで実現可能である。以上の処理によって、本実施形態では、第一の撮像部3Uによる第一の画像の取得および第二の画像の取得の際の、第一の撮像部3Uのそれぞれの露光量を略同じにするとともに、第二の撮像部3Dによる第一の画像の取得および第二の画像の取得の際の、第二の撮像部3Dのそれぞれの露光量を略同じにしている。なお、第一の光源2Uと第二の光源2Dとで撮像領域Aに対する光量のばらつきの発生を抑制するために、光源2U,2Dの強度を変更する代わりに、撮像部3のシャッター開放時間(露光時間)を変更して、撮像部3の露光量を第一の画像の取得の際と第二の画像の取得の際とで略同じにしてもよいし、撮像画像をシェーディング補正してもよい。
本実施形態では、以上の処理によって、第一の光源2Uと第二の光源2Dとで撮像領域A(ミラー部4)に対する光量のばらつきの発生を抑制することができる。そして、本実施形態では、以上の処理によって取得された第一の画像と第二の画像とを用いて、検出部20bが検査対象物100の異常を検出するので、検査対象物100の異常が良好に検出されやすい。また、本実施形態では、複数(具体的には二つ)の画像取得部10に対して光源が二つ(第一の光源2Uと第二の光源2D)である。したがって、本実施形態によれば、複数の撮像部3の撮像にそれぞれ個別の光源が用いられる構成、つまり、各画像取得部に対して二つの光源がそれぞれ設けられる場合(合計、四つの光源が設けられる場合)に比べて、比較的簡素な構成で検査対象物100の異常を良好に検出することができる。
(第1変形例)
本変形例では、一例として、図10に示されるように、画像制御取得部20aは、第一の光源2Uと第二の光源2Dとのうちの一方(本変形例では第二の光源2D)の光の強度を、第一の撮像部3Uによる撮像の際と第二の撮像部3Dによる撮像の際とで同じにするとともに、上記一方(本変形例では第二の光源2D)が光を連続して照射している間に、当該光での撮像を第一の撮像部3Uと第二の撮像部3Dとに行わせる。この際、第二の光源2Dの光の強度は、一例として、第一の撮像部3Uによる第一の画像の取得の際の第一の光源2Uの光の強度よりも大きく、第二の撮像部3Dによる第一の画像の取得の際の第一の光源2Uの光の強度よりも小さい。本変形例では、一例として、第一の撮像部3Uによる第一の画像の取得、第二の撮像部3Dによる第一の画像の取得、第一の撮像部3Uによる第二の画像の取得、第二の撮像部3Dによる第二の画像の取得が、順に繰り返し行われる。なお、上記の第一の光源2Uと第二の光源2Dとのうちの一方は、第一の光源2Uであってもよい。
以上説明したとおり、本変形例では、一例として、画像制御取得部20aが、第二の光源2Dの光の強度を、第一の撮像部3Uによる撮像の際と第二の撮像部3Dによる撮像の際とで同じにするとともに、第二の光源2Dが光を連続して照射している間に、当該光での撮像を第一の撮像部3Uと第二の撮像部3Dとに行わせる。したがって、第一の撮像部3Uによる第二の画像の撮像と第二の撮像部3Dによる第二の画像の撮像の際に、第二の光源2Dの強度のレベルを変更しなくてよい。よって、第一の撮像部3Uによる第二の画像の撮像と第二の撮像部3Dによる第二の画像の撮像とを第二の光源2Dからの光の強度が十分になった状態で行うことができる。なお、一例として、図9の例の場合、露光時間を少なくしてより早く撮像しようとした場合、光量がピークになる前に撮像が開始されてしまう可能性があるが、本変形例では、そのようなことが発生するのを抑制することができる。
(第2変形例)
本変形例では、図11に示されるように、画像取得制御部20aは、第一の光源2Uと第二の光源2Dとに光を交互に照射させるとともに、第一の撮像部3Uと第二の撮像部3Dとに、第一の撮像部3Uによる第一の画像および第二の画像の取得と、第二の撮像部3Dによる第一の画像および第二の画像の取得と、を交互に行わせる。また、この際、第一の撮像部3Uによる第二の画像の取得の際と第二の撮像部3Dによる第二の画像の取得の際とで、第二の光源2Dの強度を略同じにする。また、第二の光源2Dの光の強度は、一例として、第一の撮像部3Uによる第一の画像の取得の際の第一の光源2Uの光の強度よりも大きく、第二の撮像部3Dによる第一の画像の取得の際の第一の光源2Uの光の強度よりも小さい。一例として、本変形例では、第一の撮像部3Uによる第一の画像の取得、第一の撮像部3Uによる第二の画像の取得、第二の撮像部3Dによる第一の画像の取得、第二の撮像部3Dによる第二の画像の取得が、順に繰り返し行われる。したがって、本変形例では、各光源(第一の光源2U、第二の光源2D)における一度(一回)の光の照射で撮像は1回となっている。
以上説明した本変形例によれば、第一の光源2Uと第二の光源2Dとに光を交互に照射させるので、第一の光源2Uと第二の光源2Dとがそれぞれ間隔をあけて光を出射することができる。よって、第一の光源2Uや第二の光源2Dが、連続して光を出射しながら光の強度を変更する場合に比べて、第一の光源2Uや第二の光源2Dの光の強度が比較的に安定した状態で、第一の撮像部3Uおよび第二の撮像部3Dが撮像することができる。
(第3変形例)
本変形例では、検出部20bが、第一の画像と第二の画像との明るさ(輝度)を画像処理によって補正する。また、本変形例では、第一の撮像部3Uによる第一の画像および第二の画像の取得と、第二の撮像部3Dによる第一の画像および第二の画像の取得との際の、第1の光源2Uと第二の光源2Dとの光の強度が、相互に略同一である。
一例として、検出部20bは、第一のミラー部4Uに対する第一の光源2Uおよび第二の光源2Dの距離の違いによる第一の画像取得部10Uが取得した第一の画像および第二の画像の明るさの違いを補正する。また、検出部20bは、第二のミラー部4Dに対する第一の光源2Uおよび第二の光源2Dの距離の違いによる第二の画像取得部10Dが取得した第一の画像および第二の画像の明るさの違いを補正する。これらの明るさの補正は、第一の画像と第二の画像とのうち一方にだけ行ってもよいし、両方に行ってもよい。一例として、図2に示された距離aよりも距離bが長く、第一の光源2Uよりも第二の光源2Dの方が第一のミラー部4Uに対して遠い場合、第一の撮像部3Uの撮像画像においては、第一の画像の方が第二の画像に比べて明るくなり易い(輝度値が大きくなり易い)。したがって、この場合には、一例として、検出部20bは、第一の画像の各画素の輝度値を所定の基準を用いて下げる補正を行い、当該補正後の第一の画像と、第二の画像とを比較する。所定の基準は、一例として、検査対象物100の平坦部分において第一の画像の輝度値と第二の画像の輝度値が等しくなるような基準(値)である。
以上説明した本変形例によれば、複数の画像取得部10(第一の画像取得部10U,第二の画像取得部10D)における検査対象物100の撮像ポイントに対して、複数の光源(第一の光源2U、第二の光源2D)の距離がそれぞれ異なっていても、その距離の違いによる影響を打ち消すことができる。よって、複数の光源(第一の光源2U,第二の光源2D)による撮像結果(第一の画像、第二の画像)を適切に比較することができるので、検査対象物100の異常を良好に検出することができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、図12および図13に示されるように、検査装置1は、第一の光源2Uおよび第二の光源Dの他に、第三の光源2Vを有している。
第三の光源2Vは、検査対象物100の長手方向で第一の光源2Uと第二の光源2Dとの間に位置され、検査対象物100に当該検査対象物100の長手方向の一方側から光を照らす。第三の光源2Vは、第一の光源2Uや第二の光源2Dと同様に、検査対象物100が挿入される環状(例えば円環状)に構成されている。第三の光源2Vは、環状に配置された複数のLEDを有している。また、一例として、第三の光源2Vの径は、第一の光源2Uおよび第二の光源Dの径よりも小さい。長尺状の検査対象物100は、第一の光源2U、第三の光源2V、および第二の光源2Dの環状部分の内側(例えば、中央部、中央)を貫通し、環状部分の軸方向に沿って延びている。
また、本実施形態では、一例として、第一のミラー部4Uおよび第一の撮像部3Uは、検査対象物100の長手方向で第一の光源2Uと第二の光源2Dとの中間に位置され且つ第二の光源2Dと第三の光源2Vとの間に位置されている。また、距離aと距離bとは、略同じとなっている。また、第二のミラー部4Dおよび第二の撮像部3Dは、検査対象物100の長手方向で第二の光源2Dと第三の光源2Vとの間に配置されている。また、一例として、第二の光源2Dの外周部の下端部(照射面の一部)と第三の光源2Vの外周部の上端部(照射面の一部)とを結ぶ直線上に、第二の撮像部3Dによる検査対象物100の撮像ポイントP2が位置する。第一の光源2Uの光は、第三の光源2Vの円筒の内側を通ってもよいし外側を通ってもよい。なお、撮像ポイントP2は、一例として、撮像領域Aに含まれ、検査対象物100の第二の撮像部3Dとは反対側(第二のミラー部4D側)に位置した部位である。
また、本実施形態では、図14に示されるように、第一の光源2Uおよび第二の光源2Dと同様に、第三の光源2Vは、光照射コントローラ24に接続されている。そして、画像取得制御部20aは、第一の光源2U、第二の光源2D、第三の光源2Vを光照射コントローラ24を介して制御する。
また、本実施形態では、画像取得制御部20aは、一例として、図15に示されるタイミングチャートで、第一の光源2U、第二の光源2D、第三の光源2V、第一の撮像部3U、第二の撮像部3Dを制御する。本実施形態では、画像取得制御部20aによる各部の制御によって、一例として、第一の撮像部3Uによる第一の画像の取得、第一の撮像部3Uによる第二の画像の取得、第二の撮像部3Dによる第一の画像の取得、第二の撮像部3Dによる第二の画像の取得が、順に繰り返し行われる。即ち、画像取得制御部20aは、一例として、第一の撮像部3Uと第二の撮像部3Dとの撮像タイミングをずらすとともに、第一の撮像部3Uの第二の画像の取得の際の第二の光源2Dの光の照射と、第二の撮像部3Dの第二の画像の撮像の際の第二の光源2Dの光の照射との間に間隔をあける。したがって、本実施形態では、各光源(第一の光源2U、第二の光源2D、第三の光源2V)における一度(一回)の光の照射では、撮像は1回となっている。また、本実施形態では、画像制御取得部20aは、第一の撮像部3Uが第一の画像を取得する際の第一の光源2Uの光の強度と、第一の撮像部3Uが第二の画像を取得する際の第二の光源2Dの光の強度とを略同じにする。また、画像制御取得部20aは、第二の撮像部3Dが第一の画像を取得する際の第三の光源2Vの光の強度を第二の撮像部3Dが第二の画像を取得する際の第二の光源2Dの光の強度よりも強くする。以上の処理によって、本実施形態では、第一の撮像部3Uによる第一の画像の取得および第二の画像の取得の際の第一の撮像部3Uのそれぞれの露光量を略同じにするとともに、第二の撮像部3Dによる第一の画像の取得および第二の画像の取得の際の第二の撮像部3Dのそれぞれの露光量を略同じにしている。
本実施形態では、以上の処理によって取得された第一の画像と第二の画像とを用いて、検出部20bが検査対象物100の異常を検出するので、検査対象物100の異常が良好に検出されやすい。また、本実施形態では、複数(具体的には二つ)の画像取得部10に対して光源が三つ(第一の光源2U、第二の光源2D、第三の光源2V)である。したがって、本実施形態によれば、複数の撮像部3の撮像にそれぞれ個別の光源が用いられる構成、つまり、各画像取得部に対して二つの光源がそれぞれ設けられている場合(合計、四つの光源が設けられている場合)に比べて、比較的簡素な構成で検査対象物100の異常を良好に検出することができる。
また、本実施形態では、各光源(第一の光源2U、第二の光源2D、第三の光源2V)における一度(一回)の光の照射では、撮像は1回だけなので、各光源(第一の光源2U、第二の光源2D、第三の光源2V)における一度(一回)の光の照射において、光の強度を一定にすることができる。よって、当該一度の光の照射中に光の強度を高速で切り替える(変更する)必要がないという利点がある。
(変形例)
本変形例では、図16に示されるように、画像取得制御部20aは、第一の撮像部3Uおよび第二の撮像部3Dに、第二の画像の取得を同時に行わせる点が上記第2実施形態に対して異なる。したがって、本変形例によれば、一例として、画像取得部10の分解能を第1実施形態およびその変形例に比べて、向上させることができる(一例として、1.33倍にすることができる)。
以上、本発明の実施形態および変形例を例示したが、上記実施形態および変形例はあくまで一例である。実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、実施形態および変形例の構成や形状は、部分的に他の構成や形状と入れ替えて実施することも可能である。また、各構成や形状等のスペック(構造や、種類、方向、角度、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。例えば、検査対象物は、長尺状部品以外であってもよい。また、検査装置は、上述した異常以外の異常を画像処理で検出することができる。また、検査装置は、静止状態で取得された画像で検査してもよい。また、光学部品はミラー以外(例えば、レンズ、プリズム等)であってもよい。また、画像中に検査対象物の三つ以上の部位が含まれてもよい。また、撮像部は、幅方向と交叉する方向(斜め方向)に延びた線状の画像を取得してもよい。
1…検査装置、2D…第二の光源、2U…第一の光源、2V…第三の光源、3…撮像部、3D…第二の撮像部、3U…第一の撮像部、4…ミラー部、4a…鏡面、4D…第二のミラー部、4U…第一のミラー部、10…画像取得部、10D…第二の画像取得部、10U…第一の画像取得部、20a…画像取得制御部、20b…検出部、100…検査対象物。

Claims (24)

  1. 長尺状の検査対象物にその長手方向の一方側から光を照らす第一の光源と、
    前記検査対象物に前記長手方向の他方側から光を照らす第二の光源と、
    前記長手方向で前記第一の光源と前記第二の光源との間に位置され前記検査対象物を映すミラー部と、前記検査対象物が前記長手方向に搬送されている状態で、前記第一の光源の光によって前記一方側から照らされている際の前記検査対象物の第一の画像と前記第二の光源の光によって前記他方側から照らされている際の前記検査対象物の第二の画像とを前記ミラー部を介して取得する一つの撮像部と、を、それぞれが有した複数の画像取得部と、
    前記第一の画像と前記第二の画像とを用いて前記検査対象物の異常を検出する検出部と、
    を備えた検査装置。
  2. 長尺状の検査対象物にその長手方向の一方側から光を照らす第一の光源と、
    前記検査対象物に前記長手方向の他方側から光を照らす第二の光源と、
    前記長手方向で前記第一の光源と前記第二の光源との間に位置され前記検査対象物を映すミラー部と、前記検査対象物が前記長手方向に搬送されている状態で、前記第一の光源の光によって前記一方側から照らされている際の前記検査対象物の第一の画像と前記第二の光源の光によって前記他方側から照らされている際の前記検査対象物の第二の画像とを前記ミラー部を介して取得する撮像部と、を有した複数の画像取得部と、
    前記第一の画像と前記第二の画像とを用いて前記検査対象物の異常を検出する検出部と、
    第一の前記ミラー部と第一の前記撮像部とを有した第一の前記画像取得部と、
    第二の前記ミラー部と第二の前記撮像部とを有した第二の前記画像取得部と、
    前記第一の光源、前記第二の光源、前記第一の撮像部、および前記第二の撮像部を制御する画像取得制御部と、
    を備え、
    前記第一のミラー部と前記第二のミラー部とは、前記長手方向で異なる位置に位置され、
    前記画像取得制御部は、前記第一の撮像部と前記第二の撮像部との撮像タイミングをずらし、前記第一の撮像部が撮像する際には、前記第一の光源と前記第二の光源とで前記第一のミラー部に対して遠い方の光の強度を近い方の光の強度よりも強くし、前記第二の撮像部が撮像する際には、前記第一の光源および前記第二の光源とで前記第二のミラー部に遠い方の光の強度を近い方の光の強度よりも強くする検査装置。
  3. 長尺状の検査対象物にその長手方向の一方側から光を照らす第一の光源と、
    前記検査対象物に前記長手方向の他方側から光を照らす第二の光源と、
    前記長手方向で前記第一の光源と前記第二の光源との間に位置され前記検査対象物を映すミラー部と、前記検査対象物が前記長手方向に搬送されている状態で、前記第一の光源の光によって前記一方側から照らされている際の前記検査対象物の第一の画像と前記第二の光源の光によって前記他方側から照らされている際の前記検査対象物の第二の画像とを前記ミラー部を介して取得する撮像部と、を有した複数の画像取得部と、
    前記第一の画像と前記第二の画像とを用いて前記検査対象物の異常を検出する検出部と、
    第一の前記ミラー部と第一の前記撮像部とを有した第一の前記画像取得部と、
    第二の前記ミラー部と第二の前記撮像部とを有した第二の前記画像取得部と、
    前記第一の光源、前記第二の光源、前記第一の撮像部、および前記第二の撮像部を制御する画像取得制御部と、
    を備え、
    前記第一のミラー部と前記第二のミラー部とは、前記長手方向で異なる位置に位置され、
    前記画像取得制御部は、前記第一の撮像部と前記第二の撮像部との撮像タイミングをずらし、前記第一の光源と前記第二の光源とのうちの一方の光の強度を、前記第一の撮像部による撮像の際と前記第二の撮像部による撮像の際とで同じにするとともに、前記一方が光を連続して照射している間に、当該光での撮像を前記第一の撮像部と前記第二の撮像部とに行わせる検査装置。
  4. 長尺状の検査対象物にその長手方向の一方側から光を照らす第一の光源と、
    前記検査対象物に前記長手方向の他方側から光を照らす第二の光源と、
    前記長手方向で前記第一の光源と前記第二の光源との間に位置され前記検査対象物を映すミラー部と、前記検査対象物が前記長手方向に搬送されている状態で、前記第一の光源の光によって前記一方側から照らされている際の前記検査対象物の第一の画像と前記第二の光源の光によって前記他方側から照らされている際の前記検査対象物の第二の画像とを前記ミラー部を介して取得する撮像部と、を有した複数の画像取得部と、
    前記第一の画像と前記第二の画像とを用いて前記検査対象物の異常を検出する検出部と、
    第一の前記ミラー部と第一の前記撮像部とを有した第一の前記画像取得部と、
    第二の前記ミラー部と第二の前記撮像部とを有した第二の前記画像取得部と、
    前記第一の光源、前記第二の光源、前記第一の撮像部、および前記第二の撮像部を制御する画像取得制御部と、
    を備え、
    前記第一のミラー部と前記第二のミラー部とは、前記長手方向で異なる位置に位置され、
    前記画像取得制御部は、前記第一の撮像部と前記第二の撮像部との撮像タイミングをずらし、前記第一の光源と前記第二の光源とに光を交互に照射させるとともに、前記第一の撮像部と前記第二の撮像部とに、前記第一の撮像部による前記第一の画像の取得および前記第二の撮像部による前記第一の画像の取得と、前記第一の撮像部による前記第二の画像の取得および前記第二の撮像部による前記第二の画像の取得と、を交互に行わせる検査装置。
  5. 長尺状の検査対象物にその長手方向の一方側から光を照らす第一の光源と、
    前記検査対象物に前記長手方向の他方側から光を照らす第二の光源と、
    前記長手方向で前記第一の光源と前記第二の光源との間に位置され前記検査対象物を映すミラー部と、前記検査対象物が前記長手方向に搬送されている状態で、前記第一の光源の光によって前記一方側から照らされている際の前記検査対象物の第一の画像と前記第二の光源の光によって前記他方側から照らされている際の前記検査対象物の第二の画像とを前記ミラー部を介して取得する撮像部と、を有した複数の画像取得部と、
    前記第一の画像と前記第二の画像とを用いて前記検査対象物の異常を検出する検出部と、
    第一の前記ミラー部と第一の前記撮像部とを有した第一の前記画像取得部と、
    第二の前記ミラー部と第二の前記撮像部とを有した第二の前記画像取得部と、
    前記第一の光源、前記第二の光源、前記第一の撮像部、および前記第二の撮像部を制御する画像取得制御部と、
    を備え、
    前記第一のミラー部と前記第二のミラー部とは、前記長手方向で異なる位置に位置され、
    前記画像取得制御部は、前記第一の撮像部と前記第二の撮像部との撮像タイミングをずらし、前記第一の光源と前記第二の光源とに光を交互に照射させるとともに、前記第一の撮像部と前記第二の撮像部とに、前記第一の撮像部による前記第一の画像および前記第二の画像の取得と、前記第二の撮像部による前記第一の画像および前記第二の画像の取得と、を交互に行わせる検査装置。
  6. 長尺状の検査対象物にその長手方向の一方側から光を照らす第一の光源と、
    前記検査対象物に前記長手方向の他方側から光を照らす第二の光源と、
    前記長手方向で前記第一の光源と前記第二の光源との間に位置され前記検査対象物を映すミラー部と、前記検査対象物が前記長手方向に搬送されている状態で、前記第一の光源の光によって前記一方側から照らされている際の前記検査対象物の第一の画像と前記第二の光源の光によって前記他方側から照らされている際の前記検査対象物の第二の画像とを前記ミラー部を介して取得する撮像部と、を有した複数の画像取得部と、
    前記第一の画像と前記第二の画像とを用いて前記検査対象物の異常を検出する検出部と、
    第一の前記ミラー部と第一の前記撮像部とを有した第一の前記画像取得部と、
    第二の前記ミラー部と第二の前記撮像部とを有した第二の前記画像取得部と、
    を備え、
    前記第一のミラー部と前記第二のミラー部とは、前記長手方向で異なる位置に位置され、
    前記検出部は、前記第一のミラー部に対する前記第一の光源および前記第二の光源の距離の違いによる前記第一の画像取得部が取得した前記第一の画像および前記第二の画像の明るさの違いを補正するとともに、前記第二のミラー部に対する前記第一の光源および前記第二の光源の距離の違いによる前記第二の画像取得部が取得した前記第一の画像および前記第二の画像の明るさの違いを補正する検査装置。
  7. 第一の前記ミラー部と第一の前記撮像部とを有した第一の前記画像取得部と、
    第二の前記ミラー部と第二の前記撮像部とを有した第二の前記画像取得部と、
    を備え、
    前記第一のミラー部と前記第二のミラー部とは、前記長手方向で異なる位置に位置された請求項1に記載の検査装置。
  8. 前記第一の光源、前記第二の光源、前記第一の撮像部、および前記第二の撮像部を制御する画像取得制御部を備え、
    前記画像取得制御部は、前記第一の撮像部と前記第二の撮像部との撮像タイミングをずらす請求項に記載の検査装置。
  9. 前記画像取得制御部は、前記第一の撮像部が撮像する際には、前記第一の光源と前記第二の光源とで前記第一のミラー部に対して遠い方の光の強度を近い方の光の強度よりも強くし、前記第二の撮像部が撮像する際には、前記第一の光源および前記第二の光源とで前記第二のミラー部に遠い方の光の強度を近い方の光の強度よりも強くする請求項に記載の検査装置。
  10. 前記画像取得制御部は、前記第一の光源と前記第二の光源とのうちの一方の光の強度を、前記第一の撮像部による撮像の際と前記第二の撮像部による撮像の際とで同じにするとともに、前記一方が光を連続して照射している間に、当該光での撮像を前記第一の撮像部と前記第二の撮像部とに行わせる請求項に記載の検査装置。
  11. 前記画像取得制御部は、前記第一の光源と前記第二の光源とに光を交互に照射させるとともに、前記第一の撮像部と前記第二の撮像部とに、前記第一の撮像部による前記第一の画像の取得および前記第二の撮像部による前記第一の画像の取得と、前記第一の撮像部による前記第二の画像の取得および前記第二の撮像部による前記第二の画像の取得と、を交互に行わせる請求項2,,8,9または10に記載の検査装置。
  12. 前記画像取得制御部は、前記第一の光源と前記第二の光源とに光を交互に照射させるとともに、前記第一の撮像部と前記第二の撮像部とに、前記第一の撮像部による前記第一の画像および前記第二の画像の取得と、前記第二の撮像部による前記第一の画像および前記第二の画像の取得と、を交互に行わせる請求項2,8または9に記載の検査装置。
  13. 前記検出部は、前記第一のミラー部に対する前記第一の光源および前記第二の光源の距離の違いによる前記第一の画像取得部が取得した前記第一の画像および前記第二の画像の明るさの違いを補正するとともに、前記第二のミラー部に対する前記第一の光源および前記第二の光源の距離の違いによる前記第二の画像取得部が取得した前記第一の画像および前記第二の画像の明るさの違いを補正する請求項またはに記載の検査装置。
  14. 長尺状の検査対象物にその長手方向の一方側から光を照らす第一の光源と、
    前記検査対象物に前記長手方向の他方側から光を照らす第二の光源と、
    前記長手方向で前記第一の光源と前記第二の光源との間に位置され、前記検査対象物に前記長手方向の一方側から光を照らす第三の光源と、
    前記長手方向で前記第一の光源と前記第二の光源との間に位置され前記検査対象物を映す第一のミラー部と、前記検査対象物が前記長手方向に搬送されている状態で、前記第一の光源の光によって前記一方側から照らされている際の前記検査対象物の第一の画像と前記第二の光源の光によって前記他方側から照らされている際の前記検査対象物の第二の画像とを前記第一のミラー部を介して取得する第一の撮像部と、を有した第一の画像取得部と、
    前記長手方向で前記第二の光源と前記第三の光源との間に位置され前記検査対象物を映す第二のミラー部と、前記検査対象物が前記長手方向に搬送されている状態で、前記第三の光源の光によって前記一方側から照らされている際の前記検査対象物の第一の画像と前記第二の光源の光によって前記他方側から照らされている際の前記検査対象物の第二の画像とを前記第二のミラー部を介して取得する第二の撮像部と、を有した第二の画像取得部と、
    前記第一の画像と前記第二の画像とを用いて前記検査対象物の異常を検出する検出部と、
    を備えた検査装置。
  15. 前記第一のミラー部は、前記長手方向で前記第一の光源と前記第二の光源との中間に位置された請求項14に記載の検査装置。
  16. 前記第一の撮像部が前記第一の画像を取得する際の前記第一の光源の光の強度と、前記第一の撮像部が前記第二の画像を取得する際の前記第二の光源の光の強度とが同じである請求項1に記載の検査装置。
  17. 前記第一の光源、前記第二の光源、前記第三の光源、前記第一の撮像部、および前記第二の撮像部を制御する画像取得制御部を備え、
    前記画像取得制御部は、前記第一の撮像部と前記第二の撮像部との撮像タイミングをずらすとともに、前記第一の撮像部の前記第二の画像の取得の際の前記第二の光源の光の照射と、前記第二の撮像部の前記第二の画像の撮像の際の前記第二の光源の光の照射との間に間隔をあける請求項14ないし1のいずれか一項に記載の検査装置。
  18. 前記第一の光源、前記第二の光源、前記第三の光源、前記第一の撮像部、および前記第二の撮像部を制御する画像取得制御部を備え、
    前記画像取得制御部は、前記第一の撮像部および前記第二の撮像部に、前記第二の画像の取得を同時に行わせる請求項14ないし1のいずれか一項に記載の検査装置。
  19. 前記第一のミラー部は、前記検査対象物の前記第一の撮像部とは反対側に位置され、
    前記第二のミラー部は、前記検査対象物の前記第二の撮像部とは反対側に位置された請求項2ないし1のいずれか一項に記載の検査装置。
  20. 前記第一のミラー部および前記第二のミラー部のそれぞれは、相互に異なる方向を向いた二つの鏡面を有した請求項2ないし1のいずれか一項に記載の検査装置。
  21. 前記第一のミラー部の前記二つの鏡面は、前記第一の撮像部の光軸に沿って前記第一の撮像部から離れる方向に向かうにつれ相互に近づき、
    前記第二のミラー部の前記二つの鏡面は、前記第二の撮像部の光軸に沿って前記第二の撮像部から離れる方向に向かうにつれ相互に近づく請求項20に記載の検査装置。
  22. 前記第一の光源および前記第二の光源は、前記検査対象物が挿入される環状である請求項1ないし21のいずれか一項に記載の検査装置。
  23. 前記第一の光源、前記第二の光源および前記第三の光源は、前記検査対象物が挿入される環状である請求項14ないし1のいずれか一項に記載の検査装置。
  24. 前記検査対象物は、円管状または円柱状である請求項1ないし23のいずれか一項に記載の検査装置。
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