JP6085263B2 - 中継ノード及び経路制御方法 - Google Patents
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Description
MPLSは、RSVP−TE(Resource Reservation Protocol- Traffic Engineering)を用いることで、中継ノード(例えば、ルータ)間に設定した仮想的な経路であるLSP(Label Switching Path)を指定することができるので、セグメントルーティングに適用することが可能である。
以下では、IPv6をセグメントルーティングに適用した経路制御システムを、図8を参照して説明する。
ルータR1にはノードSID「1001」が設定され、ルータR2にはノードSID「1002」が設定され、ルータR3にはノードSID「1003」が設定され、ルータR4にはノードSID「1004」が設定され、ルータR5にはノードSID「1005」が設定され、ルータR8にはノードSID「1008」が設定されている。また、anycastアドレスが設定されたルータR4,R5には、共通のノードSID「2009」が設定されている。
これらの情報は、Adj−SIDと出力インタフェース(OIF)とを対応付けた対応表AとしてAdj−SIDを設定したリンクの送信側のルータRに保有されている。ルータR2が保有する対応表A2を図9(c)に例示する。
セグメントリストが挿入されたパケットを受信したルータRは、IPv6のNext Headerフィールドの順次探索を行い、拡張ヘッダの中からセグメントルーティングに必要なルーティング拡張ヘッダを発見し、そのルーティング拡張ヘッダの内容、経路表K、及び対応表N,Aを参照することでパケットを次のルータRに転送する。
対応表Lにおける例2の場合、ルータR1から送出したパケットは「1002」のSIDが付与されているルータR2に転送され、「9001」が指定されるルータR2−R3間の上側のリンクを通ってルータR3に到着したのちに、ルータR8に最短パスで転送される。
対応表Lにおける例4の場合、ルータR1から送出したパケットは「1004」のSIDが付与されているルータR4に最短パス(ルータR2を経由)で転送され、その後にルータR8に最短パス(ルータR3を経由)で転送される。
各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、参照する図面において、本発明を構成する部材の寸法は、説明を明確にするために誇張して表現されている場合がある。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
前記説明した通り、IPv6拡張ヘッダを用いたセグメントルーティングでは、対象となるNext Headerがどの位置に存在するかを事前に中継ノードが知ることができない。その為、発明者は、IPv6標準ヘッダを用いて経路制御を行うことを考え出した。IPv6ヘッダのフィールドのうち、Flow Labelフィールドが一般的に使用されていないので、本発明では、このフィールドに経路情報を格納し、各中継ノードにおいてこの情報を参照してIPv6パケットを転送する。
図2に示すように、本実施形態に係る経路制御システム1は、ルータR1,R2,R3,R4,R5,R8(以下、区別しない場合には「ルータR」)がリンクを介して接続されている。これらのルータRには、図8に示す従来技術における経路制御システム1aと同様に、IPアドレス、及びセグメントルーティング特有のSID(ノードSID、Adj−SID)が設定されている。設定されているIPアドレス、及びSIDは、前記説明した経路制御システム1aと同じなので説明を省略する。
図3に示すように、ルータRは、複数のインタフェース(IF)10と、制御部20と、転送部30と、を備えて構成されている。インタフェース(IF)10は、自己のルータRを他のルータRや外部制御装置2に物理的に接続するためのものである。外部制御装置2は、経路制御システム1の管理者が所有する端末である。
以上で、実施形態に係る経路制御システム1の構成についての説明を終了する。
最初に、最適化SLIDテーブルSの作成方法について説明し、続いて、最適化SLIDテーブルSを用いたパケットの転送方法について説明する。
図5A,図5Bを参照して、最適化SLIDテーブルSの作成方法について説明する。図5A,図5Bは、伝搬SLIDテーブルDから最適化SLIDテーブルSへの変換アルゴリズムの例示である。経路計算部22(図3参照)は、例えば、外部制御装置2が伝搬SLIDテーブルDを更新した場合(外部制御装置2から最新版の伝搬SLIDテーブルDを受信した場合)に、図5A,図5Bに示す処理を行う。その場合に、少なくとも伝搬SLIDテーブルDのうちで更新されたSIDリストについて処理を行えばよい。SIDリストは、n(nは1以上の整数)個のSIDが送信元側から送信先側に向かって「SID1→SID2→・・・→SIDn」のように並べられている。
ステップS1において、ルータR2の経路計算部22は、SIDリスト「1002→9001→1008」の一つ目のSID1「1002」を取得する。ステップS2において、経路計算部22は、「1002」が対応表Nに存在し、また、対応表Aに存在しないことからAdj−SIDでないと判定し、処理をステップS3に進める。ステップS3において、経路計算部22は、SID1「1002」がSIDリスト「1002→9001→1008」の最終のSID(SID3「1008」)でないと判定し、処理をステップS7に進める。
ステップS1において、ルータR2の経路計算部22は、SIDリスト「1004→1008」の一つ目のSID1「1004」を取得する。ステップS2において、経路計算部22は、「1004」が対応表Nに存在し、また、対応表Aに存在しないことからAdj−SIDでないと判定し、処理をステップS3に進める。ステップS3において、経路計算部22は、SID1「1004」がSIDリスト「1004→1008」の最終のSID(SID2「1008」)でないと判定し、処理をステップS7に進める。
ステップS1において、ルータR2の経路計算部22は、SIDリスト「1008」の一つ目のSID1「1008」を取得する。ステップS2において、経路計算部22は、「1008」が対応表Nに存在し、また、対応表Aに存在しないことからAdj−SIDでないと判定し、処理をステップS3に進める。ステップS3において、経路計算部22は、SID1「1008」がSIDリスト「1008」の最終のSIDであると判定し、処理をステップS4に進める。
ステップS1において、ルータR8の経路計算部22は、SIDリスト「1008」の一つ目のSID1「1008」を取得する。ステップS2において、経路計算部22は、「1008」が対応表Nに存在すると判定し(ルータR8は対応表Aを有しないのでAdj−SIDでないと判定してもよい)、処理をステップS3に進める。ステップS3において、経路計算部22は、SID1「1008」がSIDリスト「1008」の最終のSIDであると判定し、処理をステップS4に進める。ステップS4において、経路計算部22は、SID1「1008」が自ノードであるルータR8のSIDと同一であると判定し、処理をステップS5に進める。ステップS5において、経路計算部22は、最適化SLIDテーブルSのSLID「30001」のOIFを空にする(何も代入しない)。
ステップS1において、ルータR3の経路計算部22は、SIDリスト「1002→9001→1008」の一つ目のSID1「1002」を取得する。ステップS2において、経路計算部22は、「1002」が対応表Nに存在すると判定し(ルータR3は対応表Aを有しないのでAdj−SIDでないと判定してもよい)、処理をステップS3に進める。ステップS3において、経路計算部22は、SID1「1002」がSIDリスト「1002→9001→1008」の最終のSID(SID3「1008」)でないと判定し、処理をステップS7に進める。
anycast SID(例えば、SID「2009」)は、複数のノードSIDに分解できる(例えば、SID「2009」については、SID「1004」,「1005」)。その為、経路計算部22は、anycast SIDの処理について、分解したそれぞれのSIDについて処理を行うようにする。つまり、anycast SIDに含まれるSIDの数分だけ、処理を繰り返して行えばよい。
次に、図6を参照して、最適化SLIDテーブルSを用いたパケットの転送方法について説明する。図6は、ルータRがIPv6パケットを受信した場合の転送アルゴリズムの例示である。
・ルータR2で図6に示す処理を行った場合
ステップS21において、転送処理部32は、受信したIPv6パケットのFlow Labelフィールドに格納されるSLIDが「30001」〜「30005」であれば、処理をステップS23に進める。ルータR2が有する最適化SLIDテーブルS2(図4(b)参照)のOIFには、これらの値に対応する値が代入されているので、処理をステップS25に進め、OIFを用いた転送を行う。一方、転送処理部32は、受信したIPv6パケットのFlow Labelフィールドに格納されるSLIDが「30001」〜「30005」以外の値であれば、処理をステップS22に進め、通常の宛先アドレスを用いた転送を行う。
ステップS21において、転送処理部32は、受信したIPv6パケットのFlow Labelフィールドに格納されるSLIDが「30001」〜「30005」であれば、処理をステップS23に進める。ルータR8が有する最適化SLIDテーブルS8(図示せず)のOIFには、これらの値に対応する値が代入されていないので(図5BのステップS5参照)、処理をステップS24に進める。エッジ処理部33は、IPv6ヘッダのフィールドのFlow Labelフィールドを元の状態に戻し(例えば、簡易的に「0」を挿入する)、転送処理部32は、通常の宛先アドレスを用いた転送を行う。
以上で、実施形態に係る経路制御システム1の処理についての説明を終了する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を変えない範囲で実施することができる。実施形態の変形例を以下に示す。
2 外部制御装置
10 IF(インタフェース)
20 制御部
21 メモリ(第2の記憶部)
22 経路計算部
30 転送部
31 メモリ(第1の記憶部)
32 転送処理部
33 エッジ処理部
R ルータ(中継ノード)
K 経路表
N ノードSID・IPアドレス対応表
A Adj−SID・OIF対応表
D 伝搬SLIDテーブル
S 最適化SLIDテーブル(第1情報)
Claims (3)
- 自己の中継ノードと1以上の他の中継ノードとによってネットワークを構成し、前記中継ノード及び各前記中継ノード間のリンクを指定することで特定される経路に従って前記自己の中継ノードからパケットを前記他の中継ノードに転送する中継ノードであって、
前記パケットのFlow Labelフィールドには、前記経路を識別する経路識別情報が格納されており、
前記中継ノードと隣接する前記他の中継ノードとの間のリンクの数分のインタフェースと、
前記経路識別情報と、前記インタフェースとが対応付けられた第1情報が格納される第1の記憶部と、
前記経路識別情報と、前記中継ノード及び前記リンクの内の少なくとも何れか一方を送信元側から送信先側に向かって転送順に並べた経路情報とが対応付けられた第2情報が格納される第2の記憶部と、
前記第2情報から前記第1情報を作成する経路計算部と、
受信した前記パケットに格納される経路識別情報をキーにして前記第1情報を参照することで対応するインタフェースを判定し、判定した前記インタフェースにパケットを出力する転送処理部と、を備え、
前記経路計算部は、
前記経路情報に前記自己の中継ノードを送信元側とする前記リンクが含まれている場合に、当該リンクに対応する前記インタフェースを前記経路識別情報に対応づけ、
前記経路情報に前記他の中継ノードが含まれている場合に、前記自己の中継ノードから送信先側で最も近い前記他の中継ノードに対応する前記インタフェースを前記経路識別情報に対応づける、
ことを特徴とする中継ノード。 - 前記経路計算部は、
前記経路情報に含まれる前記他の中継ノードから前記経路情報の送信先側で最も遠い前記他の中継ノードまでの最短経路探索を行い、自己の中継ノードが探索した最短経路に含まれているか否かにより送信先側で最も近い他の中継ノードを算出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の中継ノード。 - 自己の中継ノードと1以上の他の中継ノードとによってネットワークを構成し、前記中継ノード及び各前記中継ノード間のリンクを指定することで特定される経路に従って前記自己の中継ノードからパケットを前記他の中継ノードに転送する中継ノードの経路制御方法であって、
前記パケットのFlow Labelフィールドには、前記経路を識別する経路識別情報が格納されており、
前記中継ノードは、
前記中継ノードと隣接する前記他の中継ノードとの間のリンクの数分のインタフェースと、
前記経路識別情報と、前記インタフェースとが対応付けられた第1情報が格納される第1の記憶部と、
前記経路識別情報と、前記中継ノード及び前記リンクの内の少なくとも何れか一方を送信元側から送信先側に向かって転送順に並べた経路情報とが対応付けられた第2情報が格納される第2の記憶部と、を有し、
前記第2情報から前記第1情報を作成するステップ、
受信した前記パケットに格納される経路識別情報をキーにして前記第1情報を参照することで対応するインタフェースを判定し、判定した前記インタフェースにパケットを出力するステップを実行し、
前記第2情報から前記第1情報を作成するステップでは、
前記経路情報に前記自己の中継ノードを送信元側とする前記リンクが含まれている場合に、当該リンクに対応する前記インタフェースを前記経路識別情報に対応づけ、
前記経路情報に前記他の中継ノードが含まれている場合に、前記自己の中継ノードから送信先側で最も近い前記他の中継ノードに対応する前記インタフェースを前記経路識別情報に対応づける、
ことを特徴とする経路制御方法。
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