JP6087624B2 - 行動対応情報を適時に提示可能なユーザインタフェース装置、プログラム及び方法 - Google Patents

行動対応情報を適時に提示可能なユーザインタフェース装置、プログラム及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、ユーザの行動に対応した情報、例えば健康管理情報、を提示する技術に関する。
従来、ユーザに対し、ユーザのニーズや興味に沿った情報、例えば健康に関する情報、を提示する技術が普及している。例えば、スマートフォンやタブレット型コンピュータといったユーザインタフェース装置の多くが、ユーザの一日毎の歩数を計測して、ユーザの歩行状況に応じたアドバイスを表示するサービスを可能にしている。
また、車両のユーザ(運転者)の健康状態を診断する技術として、例えば、特許文献1には、健康状態センサを用いて運転者の身体データを収集するとともに、運転者に質問を行って、得られた回答から運転者の健康状態に関するデータを取得する技術が開示されている。ここで、質問を行うタイミングとして、信号待ち等の停車中、又は高速道路等の交差点のない直線路の走行中、といった運転負荷の少ないタイミングを判定している。
さらに、特許文献2には、ユーザの状態やコンテンツの状況に応じて、ユーザに話し掛けるコンテンツ視聴システムが開示されている。この話し掛けの形態としては、例えば、スポーツのコンテンツにおいて、試合前や試合の途中で対戦結果の予測を行い、応援や対話を行うことが挙げられている。また、ユーザが同一のコンテンツを2度以上視聴しても、1回目の視聴時と同じ話し掛けを行わない技術も開示されている。
特開2012−24481号公報 特開2006−245941号公報
しかしながら、特許文献1及び2に提示されたような従来技術では、ユーザ自身の通常行われ得る行動に応じた話し掛けの内容と、この話し掛けのタイミングとを制御することが困難である。
例えば、特許文献1の技術は、車両の運転中といった特定の状況における質問のタイミングを調整するのみであり、ユーザ自身の通常行われ得る行動における話し掛けの内容及びそのタイミングを制御するものではない。さらに、特許文献2の技術は、話し掛けるタイミングの制御を行っていない。
そこで、本発明は、ユーザの行動に対応した情報を適時に提示可能なユーザインタフェース装置、プログラム及び方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、ユーザの行動に対応した情報を提示するユーザインタフェース装置であって、
加速度を測定することが可能な加速度測定部と、
行動の種類毎に、行動時の加速度パターンと、提示する対話情報を対応付けて記憶させる提示情報管理手段と、
測定された加速度と、記憶された行動時の加速度パターンとに基づいてユーザによる行動の種類を推定する行動推定手段と、
測定された加速度に基づいてユーザによる行動の終了時点を推定する終了時点推定手段と、
推定された行動の種類に対応付けられた対話情報を、推定された行動の終了時点に基づいた時点で提示させる情報提示手段と
提示された対話情報が、推定された行動の種類を確認するための質問を含んでいる場合に、この質問に対するユーザの回答を取得し、この回答からユーザの行動についての情報を抽出する回答情報抽出手段と
を有しており、
提示情報管理手段は、抽出されたユーザの行動についての情報に係る行動の種類に対応付けられた行動時の加速度パターンが、測定された加速度に対応しないと判断した場合に、この行動の種類に対応付けられた行動時の加速度パターンを更新する
ことを特徴とするユーザインタフェース装置が提供される。
このユーザインタフェース装置の一実施形態として、行動推定手段は、測定された加速度との間で、最も高い類似度又は所定閾値以上の類似度を有する加速度パターンに対応付けられた行動の種類を、推定される行動の種類とすることも好ましい。
また、本発明によるユーザインタフェース装置の他の実施形態として、提示情報管理手段は、抽出されたユーザの行動についての情報をもって、
(a)行動の種類及びこの行動の種類に対応付けられた提示する対話情報を更新する、又は
(b)行動の種類に対応付けられた行動時の加速度パターンを更新する、又は
(c)抽出されたユーザの行動の情報に係る新たな行動の種類を登録させ、この行動の際に得られた加速度データに基づいた加速度パターンを対応付けて記憶させる
ことも好ましい。
さらに、本発明によるユーザインタフェース装置の一実施形態として、ユーザのプロファイルを示す少なくとも1つのプロファイルパラメータの値を記録するプロファイル管理手段を更に有しており、
提示情報管理手段は、行動の種類毎及び少なくとも1つのプロファイルパラメータ毎に、提示する対話情報を対応付けて記憶させ、
情報提示手段は、推定された行動の種類と記録されたプロファイルパラメータ値とに対応付けられた対話情報を、推定された行動の終了時点に基づいた時点で提示させる
ことも好ましい。
ここで、プロファイル管理手段を用いる上記の実施形態において、少なくとも1つのプロファイルパラメータ値は、ユーザの健康状態・気分を示す値、ユーザの趣味嗜好を示す値、及びユーザの習慣行動を示す値のうち少なくとも1つであることも好ましい。
さらに、プロファイル管理手段を用いる上記の実施形態において、行動の種類毎に行動の実施時間の履歴を対応付けて記録し、この履歴と合わせて当該ユーザの健康状態・気分を示す値の履歴を記録する行動履歴管理手段と、
行動の実施時間と健康状態・気分を示す値との間の相関関係を判別する行動相関判別手段とを有しており、
提示情報管理手段は、この判別に係る行動を促す対話情報及びこの行動を制限させる対話情報を含む対話情報群を、行動の種類に対応付けて記憶させ、
情報提示手段は、行動相関判別手段による判別結果に基づいて、対話情報群の中から、提示する対話情報を選択することも好ましい。
さらに、本発明によるユーザインタフェース装置の一実施形態として、周囲の音声を検知するマイクロフォンと、検知された音声がユーザの声であるか否かを判定する音声判定手段とを更に有しており、
情報提示手段は、音声判定手段によって真の判定が行われた時点から少なくとも所定時間以内は、推定された行動の終了時点に基づいた時点であるにもかかわらず、推定された行動の種類に対応付けられた対話情報を提示させないことも好ましい。
また、行動の種類に関する実施形態として、当該行動の種類は、走り、歩き、階段の上り、階段の下り、エレベータでの上り、エレベータでの下り、エスカレータでの上り、エスカレータでの下り、自転車での移動、自動車での移動、及び電車での移動のうちの少なくとも1つを含むことも好ましい。
さらに、本発明によるユーザインタフェース装置の一実施形態として、気圧を測定する気圧センサと、検知された気圧値から、上下方向の移動速度を決定する上下移動速度決定手段とを更に有しており、
提示情報管理手段は、行動の種類としてのエスカレータでの上り又は下りに、このエスカレータでの上り時又は下り時に対応する上下方向の移動速度と、提示する対話情報とを対応付けて記憶させ、
行動推定手段は、測定された加速度の変動が所定閾値以下であって、且つ決定された上下方向の移動速度とエスカレータでの上り時又は下り時に対応する上下方向の移動速度との差が所定範囲内である際、エスカレータでの上り又は下りを、推定される行動の種類とすることも好ましい。
また、本発明によるユーザインタフェース装置の一実施形態として、環境音を検知するマイクロフォンと、検知された環境音が、閉空間での音か開空間での音かを判定する環境音判定手段とを更に有しており、
提示情報管理手段は、行動の種類としての自転車での移動に、この自転車での移動時に対応する加速度パターンと、開空間での音有りとの情報と、提示する対話情報とを対応付けて記憶させ、
行動推定手段は、環境音判定手段による開空間での音であるとの判定を、自転車での移動と推定するための必要条件とすることも好ましい。
さらに、本発明によるユーザインタフェース装置の一実施形態として、環境音を検知するマイクロフォンと、検知された環境音が、閉空間での音か開空間での音かを判定する環境音判定手段とを更に有しており、
提示情報管理手段は、行動の種類としての自動車での移動に、この自動車での移動時に対応する加速度パターンと、閉空間での音有りとの情報と、提示する対話情報とを対応付けて記憶させ、
行動推定手段は、環境音判定手段による閉空間での音であるとの判定を、自動車での移動と推定するための必要条件とすることも好ましい。
さらに、本発明によるユーザインタフェース装置によれば、終了時点推定手段は、
(a)測定された加速度の変動が所定閾値以下である時点、又は
(b)行動推定手段によって推定される当該行動の種類が変化した時点
を、ユーザによる行動の終了時点であると推定することも好ましい。
本発明によれば、また、ユーザの行動に対応した情報を提示するユーザインタフェース装置であって、
加速度を測定することが可能な加速度測定部と、
周囲の音声を検知するマイクロフォンと、
検知された音声がユーザの声であるか否かを判定する音声判定手段と、
行動の種類毎に、提示する対話情報を対応付けて記憶させる提示情報管理手段と、
測定された加速度に基づいてユーザによる行動の種類を推定する行動推定手段と、
測定された加速度に基づいてユーザによる行動の終了時点を推定する終了時点推定手段と、
推定された行動の種類に対応付けられた対話情報を、推定された行動の終了時点に基づいた時点で提示させる情報提示手段と
を有しており、
情報提示手段は、音声判定手段によって真の判定が行われた時点から少なくとも所定時間以内は、推定された行動の終了時点に基づいた時点であるにもかかわらず、推定された行動の種類に対応付けられた対話情報を提示させない
ことを特徴とするユーザインタフェース装置が提供される。
また、本発明によれば、さらに、エスカレータでの上り及びエスカレータでの下りをその種類として含むユーザの行動に対応した情報を提示するユーザインタフェース装置であって、
加速度を測定することが可能な加速度測定部と、
気圧を測定する気圧センサと、
検知された気圧値から、上下方向の移動速度を決定する上下移動速度決定手段と、
行動の種類毎に、提示する対話情報を対応付けて記憶させる提示情報管理手段と、
測定された加速度に基づいてユーザによる行動の種類を推定する行動推定手段と、
測定された加速度に基づいてユーザによる行動の終了時点を推定する終了時点推定手段と、
推定された行動の種類に対応付けられた対話情報を、推定された行動の終了時点に基づいた時点で提示させる情報提示手段と
を有しており、
提示情報管理手段は、行動の種類としてのエスカレータでの上り又は下りに、エスカレータでの上り時又は下り時に対応する上下方向の移動速度と、提示する対話情報とを対応付けて記憶させ、
行動推定手段は、測定された加速度の変動が所定閾値以下であって、且つ決定された上下方向の移動速度とエスカレータでの上り時又は下り時に対応する上下方向の移動速度との差が所定範囲内である際、エスカレータでの上り又は下りを、推定される行動の種類とする
ことを特徴とするユーザインタフェース装置が提供される。
さらに、本発明によれば、また、自転車での移動をその種類として含むユーザの行動に対応した情報を提示するユーザインタフェース装置であって、
加速度を測定することが可能な加速度測定部と、
環境音を検知するマイクロフォンと、
検知された環境音が、閉空間での音か開空間での音かを判定する環境音判定手段と、
行動の種類毎に、提示する対話情報を対応付けて記憶させる提示情報管理手段と、
測定された加速度に基づいてユーザによる行動の種類を推定する行動推定手段と、
測定された加速度に基づいてユーザによる行動の終了時点を推定する終了時点推定手段と、
推定された行動の種類に対応付けられた対話情報を、推定された行動の終了時点に基づいた時点で提示させる情報提示手段と
を有しており、
提示情報管理手段は、行動の種類としての自転車での移動に、自転車での移動時に対応する加速度パターンと、開空間での音有りとの情報と、提示する対話情報とを対応付けて記憶させ、
行動推定手段は、環境音判定手段による開空間での音であるとの判定を、自転車での移動と推定するための必要条件とする
ことを特徴とするユーザインタフェース装置が提供される。
また、本発明によれば、さらに、自動車での移動をその種類として含むユーザの行動に対応した情報を提示するユーザインタフェース装置であって、
加速度を測定することが可能な加速度測定部と、
環境音を検知するマイクロフォンと、
検知された環境音が、閉空間での音か開空間での音かを判定する環境音判定手段と、
行動の種類毎に、提示する対話情報を対応付けて記憶させる提示情報管理手段と、
測定された加速度に基づいてユーザによる行動の種類を推定する行動推定手段と、
測定された加速度に基づいてユーザによる行動の終了時点を推定する終了時点推定手段と、
推定された行動の種類に対応付けられた対話情報を、推定された行動の終了時点に基づいた時点で提示させる情報提示手段と
を有しており、
提示情報管理手段は、行動の種類としての自動車での移動に、自動車での移動時に対応する加速度パターンと、閉空間での音有りとの情報と、提示する対話情報とを対応付けて記憶させ、
行動推定手段は、環境音判定手段による閉空間での音であるとの判定を、自動車での移動と推定するための必要条件とする
ことを特徴とするユーザインタフェース装置が提供される。
さらに、本発明によれば、また、ユーザの行動に対応した情報を提示するユーザインタフェース装置に搭載されたコンピュータを機能させる情報提示プログラムであって、
上記装置は、加速度を測定することが可能な加速度測定部を備えており、
上記情報提示プログラムは、
行動の種類毎に、行動時の加速度パターンと、提示する対話情報を対応付けて記憶させる提示情報管理手段と、
測定された加速度と、記憶された行動時の加速度パターンとに基づいてユーザによる行動の種類を推定する行動推定手段と、
測定された加速度に基づいてユーザによる行動の終了時点を推定する終了時点推定手段と、
推定された行動の種類に対応付けられた対話情報を、推定された行動の終了時点に基づいた時点で提示させる情報提示手段と
提示された対話情報が、推定された行動の種類を確認するための質問を含んでいる場合に、この質問に対するユーザの回答を取得し、この回答からユーザの行動についての情報を抽出する回答情報抽出手段と
してコンピュータを機能させ
提示情報管理手段は、抽出されたユーザの行動についての情報に係る行動の種類に対応付けられた行動時の加速度パターンが、測定された加速度に対応しないと判断した場合に、この行動の種類に対応付けられた行動時の加速度パターンを更新する
ことを特徴とする情報提示プログラムが提供される。
本発明によれば、さらにまた、ユーザの行動に対応した情報を提示する情報提示方法であって、
行動の種類毎に、当該行動時の加速度パターンと、提示する対話情報を対応付けて記憶させる第1のステップと、
ユーザの行動による加速度を測定する第2のステップと、
測定された加速度と、記憶された行動時の加速度パターンとに基づいてユーザによる行動の種類を推定する第3のステップと、
測定された加速度に基づいてユーザによる行動の終了時点を推定する第4のステップと、
推定された行動の種類に対応付けられた対話情報を、推定された行動の終了時点に基づいた時点で提示させる第5のステップと
提示された対話情報が、推定された行動の種類を確認するための質問を含んでいる場合に、この質問に対するユーザの回答を取得し、この回答からユーザの行動についての情報を抽出する第6のステップと、
抽出されたユーザの行動についての情報に係る行動の種類に対応付けられた行動時の加速度パターンが、測定された加速度に対応しないと判断した場合に、この行動の種類に対応付けられた行動時の加速度パターンを更新する第7のステップと
を有する情報提示方法が提供される。
本発明のユーザインタフェース装置、情報提示プログラム及び方法によれば、ユーザの行動に対応した情報を適時に提示することができる。
本発明によるユーザインタフェース装置を用いた対話情報の提示における種々の形態を説明するための概略図である。 本発明による携帯端末1の一実施形態における機能構成図である。 本発明に係る提示情報テーブルにおける一実施形態の概略図である。 本発明による情報提示方法の一実施形態を示すフローチャートである。 本発明に係る行動履歴に基づいた対話情報の選択の一実施形態を示すフローチャートである。
本発明によるユーザインタフェース装置は、ユーザの「行動の種類」に対応付けられた「対話情報」を、この「行動の終了時点」に基づいた時点で提示することができる。ここで、「行動の種類」には、例えば、
(イ)走り、(ロ)歩き、(ハ)階段の上り、(ニ)階段の下り、
(ホ)エレベータでの上り、(ヘ)エレベータでの下り、
(ト)エスカレータでの上り、(チ)エスカレータでの下り、
(リ)自転車での移動、(ヌ)自動車での移動、及び(ル)電車での移動
のうちの少なくとも1つが含まれることが好ましい。
このような対話情報の提示を実現するため、このユーザインタフェース装置は、
(a)「加速度」を測定することが可能な加速度測定部と、
(b)「行動の種類」毎に、提示する「対話情報」を対応付けて記憶させる提示情報管理部と
を有している。このうち、提示情報管理部は、
(b’)「行動の種類」毎に、当該行動時の「加速度パターン」と、提示する「対話情報」とを対応付けて記憶させることも好ましい。
本発明によるユーザインタフェース装置は、このような構成をもって、
(c)測定された「加速度」に基づいてユーザによる「行動の種類」を推定し、
(d)測定された「加速度」に基づいてユーザによる「行動の終了時点」を推定して、
(e)推定された「行動の種類」に対応付けられた「対話情報」を、推定された「行動の終了時点」に基づいた時点で提示させるのである。
このうち、「行動の種類」を推定する際、
(c’)測定された「加速度」との間で、最も高い類似度又は所定閾値以上の類似度を有する「加速度パターン」に対応付けられた「行動の種類」を、推定される「行動の種類」とすることも好ましい。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明によるユーザインタフェース装置を用いた対話情報の提示における種々の形態を説明するための概略図である。
図1(A)〜(D)に示された携帯端末1は、ユーザが所持して移動等の行動を行える程度の携帯性を有するユーザインタフェース装置である。例えば、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、又は携帯電話等とすることができる。
図1(A)に示された携帯端末1は、「歩き」を行っている(歩行している)ユーザに所持されて移動し、ユーザが「歩き」を終了すると、「歩き」の終了時点を推定する。次いで、推定された終了時点に基づいた時点で、対話情報としての話し掛け、例えば「歩き」を励ます内容の「その調子!」との音声の出力、又はディスプレイ等への表示、を実施する。
ここで、「その調子!」(励まし)との話し掛けは、例えば「歩き」がユーザの健康に良いとの認識の下、「歩き」に対応付けられた対話情報として予め設定され、記憶されている。
ここで、推定された行動の終了時点に基づいた話し掛けの時点は、例えば、
(1)推定された終了時点そのもの、又は
(2)推定された行動の終了時点から所定時間(例えば5秒)だけ経過した時点、又は
(3)推定された行動の終了時点以後、(所定の)次の行動が検知された時点
とすることができる。この話し掛けの時点は、対応する推定された行動の種類に応じて取り決められることも好ましい。「歩き」の場合、この話し掛けの時点は、例えば(1)推定された終了時点そのものとしてもよい。
また、図1(B)に示された携帯端末1は、「走り」を行っている(走っている)ユーザに所持されて移動し、ユーザが「走り」を終了すると、「走り」の終了時点を推定する。次いで、推定された終了時点に基づいた時点で、対話情報としての話し掛け、例えば「走り」を注意する内容の「無理は禁物です!」との音声の出力、又はディスプレイ等への表示、を実施する。
この「走り」の場合、この話し掛けの時点は、例えば(2)推定された行動の終了時点から所定時間だけ経過した時点とすることができる。
ここで、携帯端末1は、現状のユーザの健康状態・気分に関するプロファイルパラメータ値を保持していて、例えば「走り」がユーザの健康に良くない可能性があると認識する。この上で、「無理は禁物です!」(励まし)との話し掛けは、「走り」及びこのプロファイルパラメータ値(の範囲)に対応付けられた対話情報として予め設定され、記憶されている。
さらに、図1(C)に示された携帯端末1は、「エスカレータでの上り」を行っている(上りのエスカレータに乗っている)ユーザに所持されて移動し、ユーザが「エスカレータでの上り」を終了すると、「エスカレータでの上り」の終了時点を推定する。次いで、推定された終了時点に基づいた時点で、対話情報としての話し掛け、例えば他の行動を促す内容の「たまには階段を使ってみるのもいいよ。」との音声の出力、又はディスプレイ等への表示、を実施する。
この「エスカレータでの上り」の場合、この話し掛けの時点は、例えば(1)推定された終了時点そのものとすることができる。
ここで、「たまには階段を使ってみるのもいいよ。」(促し)との話し掛けは、例えば「エスカレータでの上り」よりも「階段の上り」の方がユーザの健康に良いとの認識の下、「エスカレータでの上り」に対応付けられた対話情報として予め設定され、記憶されている。
さらにまた、図1(D)に示された携帯端末1は、「自動車での移動」を行っている(乗車している又は乗車して自動車を運転している)ユーザと共に移動し、ユーザが「自動車での移動」を終了すると、「自動車での移動」の終了時点を推定する。次いで、推定された終了時点に基づいた時点で、対話情報としての質問、例えば行った行動の種類を確認する内容の「今日は、自動車でお出かけですか?」との音声の出力又はディスプレイ等への表示、を実施する。
この「自動車での移動」の場合、この質問の時点は、例えば(3)推定された行動の終了時点以後、「歩き」が検知された時点(行動の種類が変化した時点)とすることができる。または、(2)推定された行動の終了時点から所定時間だけ経過した時点としてもよい。
ここで、「今日は、自動車でお出かけですか?」との質問は、例えば「自動車での移動」に対応付けられた対話情報として予め設定され、記憶されている。尚、この質問を行うか、又は他の話し掛けを行うかの選択においては、例えば、
(a)測定された「加速度」が、「自動車での移動」に対応付けられた「加速度パターン」との間で、最も高い類似度であるが所定閾値未満である類似度を有する場合(即ち、明確な判定ができない場合)に質問を行う、とすることができる。または、
(b)「自動車での移動」が推定された回数について、例えば10回に1回だけ確認のために質問を行う、といった取り決めをしておくこともできる。
以上の携帯端末1における対話情報の提示例から理解されるように、携帯端末1では、ユーザの行動に対応した対話情報を、適時に提示することが可能となる。
[携帯端末1]
図2は、本発明による携帯端末1の一実施形態における機能構成図である。
図2によれば、携帯端末1は、加速度センサ100とプロセッサ・メモリとを有する。ここで、プロセッサ・メモリは、プログラムを実行することによってその機能を実現させる。携帯端末1は、さらに、気圧センサ101と、マイクロフォン102と、測位部103と、フロアマップ蓄積部104と、スピーカ105と、表示部106aと、入力部106bと、健康・気分情報蓄積部107と、趣味嗜好情報蓄積部108と、習慣行動情報蓄積部109とを有することも好ましい。
また、プロセッサ・メモリは、機能構成部として、加速度データ生成部111と、提示情報管理部112と、行動推定部113と、終了時点推定部114と、情報提示部115とを有する。プロセッサ・メモリは、さらに、位置判定部110と、上下移動速度決定部116と、環境音判定部117と、音声判定部118と、プロファイル管理部119と、行動履歴管理部120と、行動相関判定部121と、回答情報抽出部122と、音声合成部123とを有することも好ましい。
加速度センサ100は、加速度を測定することが可能な加速度測定部である。加速度センサ100として、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて形成された、例えば静電容量方式又はピエゾ抵抗方式による、3軸タイプの加速度計測計を採用することができる。加速度センサ100での測定結果は、加速度データ生成部111に出力される。
気圧センサ101は、標高差数十cmに相当する微小な気圧変化を検出可能な気圧計とすることができる。これにより、エレベータ、エスカレータ又は階段による上下移動の移動量を計測することが可能となる。気圧センサ101での測定結果は、上下移動速度決定部116に出力される。
測位部103は、GPS衛星からの測位電波を捕捉し、さらにGPS測位方式によって携帯端末1の所在位置(緯度、経度)を測定する。また、測位部103で測定された位置の変化から、携帯端末1の移動における加速度を算出することも可能である。この場合、測位部103は、加速度測定部として機能する。
フロアマップ蓄積部104は、所定の屋内外エリアにおける通路・廊下、部屋・区域、階段、エスカレータ、エレベータ等の位置及び範囲の情報を記載した屋内外エリアの地図情報であるフロアマップを蓄積する。フロアマップ蓄積部104と、同エリアに設置された屋内位置センサからの情報又は測位部103による測位結果とを合わせて使用することにより、例えば、携帯端末1の現在位置に基づいて、ユーザは現在上りのエスカレータに乗って移動している等の情報が取得される。
マイクロフォン102は、周囲の音声又は環境音を検知する(電気信号に変換する)。また、スピーカ105は、後述する情報提示部115から出力される対話情報(に対応して合成された音声信号)を、音声に変換して出力する。マイクロフォン102は、さらに、スピーカ105から発せられた対話情報としての質問を受けたユーザの音声による応答を検知する。
表示部106aでは、情報提示部115から出力される対話情報が例えば文字として表示される。また、入力部106bでは、表示部106aに表示された質問を視認したユーザによる操作によって、この質問に対する応答が入力される。表示部106a及び入力部106bは、例えば、タッチパネル・ディスプレイとすることができる。
加速度データ生成部111は、加速度センサ100から加速度情報を含む信号を入力し、各軸方向の加速度成分又は加速度絶対値の時間変化を表す加速度データを生成して、行動推定部113に出力する。
提示情報管理部112は、ユーザの行動の種類毎に、提示する対話情報を対応付けて記憶させる。具体的には、後に図3を用いて説明する提示情報テーブル112tを生成し、管理する。ここで、ユーザの行動の種類毎に、行動時の加速度パターンと、提示する対話情報とを対応付けて記憶させることも好ましい。
また、提示情報管理部112は、ユーザの行動の種類毎及び少なくとも1つのプロファイルパラメータ毎に、提示する対話情報を対応付けて記憶させることも好ましい。ここで、プロファイルパラメータ値は、ユーザの健康状態・気分を示す値、ユーザの趣味嗜好を示す値、及びユーザの習慣行動を示す値のうち少なくとも1つとすることができる。
さらに、提示情報管理部112は、ユーザの行動の種類としてのエスカレータでの上り又は下りに、エスカレータでの上り時又は下り時に対応する上下方向の移動速度と、提示する対話情報とを対応付けて記憶させることも好ましい。ここで、上下方向の移動速度は、例えば後述する気圧センサ100による気圧測定値の変動から算出される値を対比させる項目となる。
さらにまた、提示情報管理部112は、ユーザの行動の種類としての「自転車での移動」に、自転車での移動時に対応する加速度パターンと、開空間での音有りとの情報と、提示する対話情報とを対応付けて記憶させることも好ましい。また、ユーザ行動の種類としての「自動車での移動」に、自動車での移動時に対応する加速度パターンと、閉空間での音有りとの情報と、提示する対話情報とを対応付けて記憶させることも好ましい。
行動推定部113は、加速度データ生成部111から入力した加速度データに基づいてユーザによる行動の種類を推定する。この際、提示情報テーブル112tにおいて、測定された加速度(加速度データ)との間で、最も高い「類似度」又は所定閾値以上の「類似度」を有する加速度パターンに対応付けられた行動の種類を、推定される行動の種類とすることも好ましい。ここで、「類似度」として相関度を採用することができ、この場合、所定閾値は、所定の相関係数の閾値となる。
また、行動推定部113は、
(a)測定された加速度の変動が所定閾値以下であって、且つ
(b)決定された上下方向の移動速度と、提示情報テーブル112tにおけるエスカレータでの上り時(下り時)に対応する上下方向の移動速度との差が所定範囲内である際、
「エスカレータでの上り(下り)」を、推定される行動の種類とすることも好ましい。
終了時点推定部114は、測定された加速度(加速度データ生成部111から入力した加速度データ)に基づいてユーザによる行動の終了時点を推定する。ここで、
(a)測定された加速度の変動が所定閾値以下である時点、又は
(b)行動推定部113によって推定される行動の種類が変化した時点
を、ユーザによる行動の終了時点であると推定することができる。
情報提示部115は、行動推定部113によって推定された行動の種類に対応付けられた対話情報を、終了時点推定部114によって推定された行動の終了時点に基づいた時点で提示させる。この際、対話情報を音声合成部123に出力して、この対話情報に対応する音声信号を合成し、スピーカ105を介して対話情報の音声を出力することも好ましい。また、情報提示部115は、対話情報を表示部106aに出力して、対話情報に対応する文字又は画像等を表示させることもできる。
位置判定部110は、測位部103での所在位置(緯度、経度)の測定結果を入力し、フロアマップからの位置情報を合わせて、携帯端末1の居場所、例えば、エスカレータ位置等に居るか否か、更にはエスカレータ位置で移動しているか否か、を判定する。また、位置判定部110は、携帯端末1の所在位置(緯度、経度)の変化から、携帯端末1の移動における加速度を算出することもできる。この場合、測位部103は、加速度測定部として機能する。
上下移動速度決定部116は、気圧センサ101によって検知された気圧の変化から、携帯端末1における上下方向の移動速度を決定する。決定された上下方向の移動速度は、行動推定部113に出力される。
環境音判定部117は、マイクロフォン102によって検知された環境音が、閉空間での音か開空間での音かを判定し、判定結果を行動推定部113に出力する。一般に、閉空間の音場では、複数の共振周波数が存在し、さらに、音場内の音圧分布に特徴的なパターン(モード)が出現する。環境音判定部117は、入力した環境音のスペクトル解析又はモード解析を行うことにより、共振周波数の存在又はモードの存在を確認した場合に、環境音は閉空間での音である、との判定を行い、確認できなかった場合に、環境音は開空間での音である、との判定を行うことができる。
さらに、自動車内に予め一定周波数の音波を発生させる装置を取り付けておき、マイクロフォン102によって検知された環境音がこの音波を含んでいる場合に、環境音は閉空間(自動車内)での音である、との判定を行ってもよい。
ここで、行動推定部113は、環境音判定部117による開空間での音であるとの判定を、ユーザの行動の種類が「自転車での移動」である、と推定するための必要条件とすることも好ましい。また、環境音判定部117による閉空間での音であるとの判定を、ユーザの行動の種類が「自動車での移動」と推定するための必要条件とすることも好ましい。
音声判定部118は、検知された音声がユーザの声であるか否かを判定し、判定結果を行動推定部113に出力する。ここで、音声判定部118は、ユーザの声の特徴を予め記憶しておき、声紋認証技術を用いて検知した音声がユーザの声であるか否かを判定することができる。
ここで、情報提示部115は、音声判定部118によって真の判定(ユーザの声であるとの判定)が行われた時点から少なくとも所定時間以内は、推定された行動の終了時点に基づいた時点であるにもかかわらず、推定された行動の種類に対応付けられた対話情報を提示させないことも好ましい。即ち、この場合、ユーザが会話を行っている可能性が高く、携帯端末1に対して応答・操作を行う余裕はないと判断し、話し掛け等を行わないのである。
また、携帯端末1に、携帯端末1と同様の対話情報提示機能を有する端末への接近を検知する(電界、磁界、赤外線方式等の)近接センサが搭載されていて、
(a)この両端末が近接している(ユーザ同士が一緒に行動している)ことと、
(b)音声判定部118によって真の判定が行われた(ユーザ同士が会話をしている)ことと
をもって、上記所定時間以内は、推定された行動の種類に対応付けられた対話情報を提示させないとすることもできる。
健康・気分情報蓄積部107は、例えば図示していないが、携帯端末1に搭載された脈拍センサ等の生体センサからの出力(脈拍値等)、又は外部から入力されたユーザに関する(高血圧、肥満等の)健康状態情報、を健康情報データとして蓄積する。また、趣味嗜好情報蓄積部108は、電子日記、ブログ等のユーザが作成した日常の行動に関連したデータから、「炭酸ジュースが好き」等の言葉を抽出して、趣味嗜好データとして蓄積する。さらに、習慣行動情報蓄積部109も、電子日記、ブログ等のユーザが作成した日常の行動に関連したデータから、「深夜の食事が多い」、「夜更かしが多い」等の言葉を抽出して、習慣行動データとして蓄積する。
プロファイル管理部119は、ユーザのプロファイルを示す少なくとも1つのプロファイルパラメータの値を記録し、記録した当該値を情報提示部115に出力する。ここで、プロファイル管理部119は、健康情報蓄積部107、趣味嗜好情報蓄積部108及び習慣行動情報蓄積部109から、健康情報、趣味嗜好情報及び習慣行動情報を入力して、ユーザにおけるプロファイルパラメータの値として記録する。
また、このプロファイル管理部119が設けられている場合、提示情報テーブル112tには、ユーザの行動の種類によって、行動の種類毎及び少なくとも1つのプロファイルパラメータ毎に、提示する対話情報が対応付けて記憶されている。この場合、情報提示部115は、提示情報テーブル112tにおいて、推定された行動の種類と、記録されたプロファイルパラメータ値とに対応付けられた対話情報を、推定された行動の終了時点に基づいた時点で提示させることも好ましい。
行動履歴管理部120は、ユーザの行動の種類毎に当該行動の実施時間の履歴を対応付けて記録し、この履歴と合わせてユーザの健康状態・気分を示す値の履歴を記録する。具体的には、後に図5を用いて説明する行動履歴テーブル120tを生成する。
行動相関判定部121は、生成された行動履歴テーブル120tを用いて、行動(例えば「走り」)の実施時間と健康状態・気分を示す値との間の相関関係を判別する。
この場合、提示情報管理部112は、上記の判別に係る行動(例えば「走り」)を促す対話情報及びこの行動を制限させる対話情報を含む対話情報群を、行動の種類に対応付けて記憶させることも好ましい。さらに、情報提示部115は、行動相関判別部121による判別結果に基づいて、これらの対話情報群の中から、提示する対話情報を選択することも好ましい。
回答情報抽出部122は、対話情報として提示された質問であって、推定された行動の種類を確認するための質問に対するユーザの回答を取得する。具体的には、例えば、マイクロフォン102を介して入力されたユーザの回答の音声を、音声判定部118を経由して取得する。この際、音声判定部118は、検知された音声がユーザの声であるとの判定を行った場合にのみ、回答音声情報を回答情報抽出部122に出力することも好ましい。回答情報抽出部122は、さらに、ユーザの操作によって入力部106aを介して入力されたユーザの入力回答情報を入力することもできる。
回答情報抽出部122は、次いで、入力した回答音声情報又は入力回答情報から、ユーザの行動についての情報を抽出する。例えば、「今日は階段を走って上がっていましたね!」との質問に対する回答として、「いや、普通に上がったよ。」との回答を取得した際、この回答から「普通」及び「(階段を)上がった」との(音声又は文字の)行動関連情報を抽出する。ここで、回答情報抽出部122は、予め、設定された質問毎に、回答に含まれ得ると想定される行動関連情報を記憶しておき、記憶した各行動関連情報が取得した回答の中に含まれているか否かを判定することも好ましい。
回答情報抽出部122は、抽出したユーザの行動についての情報を、提示情報管理部112に出力する。この場合、提示情報管理部112は、入力したユーザの行動についての情報をもって、
(a)提示情報テーブル112tにおける、行動の種類及びこの行動の種類に対応付けられた対話情報を更新する、又は
(b)提示情報テーブル112tにおける、当該行動の種類に対応付けられた当該行動時の加速度パターンを更新する、又は
(c)提示情報テーブル112tに、抽出されたユーザの行動の情報に係る新たな行動の種類を登録させ、行動の際に得られた加速度データに基づいた加速度パターンを対応付けて記憶させる
ことができる。即ち、ユーザの行動の種類を確認する質問に対する回答を取得することによって、提示情報テーブル112tを、より現状に即した内容に更新することができる。
ここで、上記(a)は、測定された加速度との間で最も高い又は所定閾値以上の類似度を有する加速度パターンに対応付けられた行動の種類が、抽出したユーザの行動と異なる場合に実施されてもよい。また、上記(b)は、測定された加速度が、1つの行動の種類に対応付けられた加速度パターンとの間で、最も高い類似度であるが所定閾値未満である類似度を有する場合(即ち、明確な判定ができない場合)に実施されてもよい。さらに、上記(c)は、抽出したユーザの行動が登録されていない新たなものである場合に実施されてもよい。尚、このような提示情報テーブル112tにおける現状に即した内容への更新によって、質問の回数も、通常、徐々に減少していく。
[提示情報テーブル]
図3は、本発明に係る提示情報テーブルにおける一実施形態の概略図である。
図3に示した提示情報テーブル112tは、予め設定された「行動の種類」毎に、
(a)加速度パターン、(b)プロファイルパラメータ(A、B、・・・)
(c)上下方向移動速度、(d)環境音判定、(e)対話情報A、及び
(f)対話情報B(質問)
が対応付けられて記録されたテーブルとなっている。
このうち、「行動の種類」は、上述したように、(イ)走り、(ロ)歩き、(ハ)階段の上り、(ニ)階段の下り、(ホ)エレベータでの上り、(ヘ)エレベータでの下り、
(ト)エスカレータでの上り、(チ)エスカレータでの下り、(リ)自転車での移動、(ヌ)自動車での移動、及び(ル)電車での移動のうちの少なくとも1つが含まれることが好ましい。
尚、当然に、行動の種類は上記のものに限定されるものではない。例えば、「階段の走っての上り」、「階段の走っての下り」等も、行動の種類として採用され得る。
また、加速度パターンは、行動の種類に対応した加速度の典型パターンである。具体的には、例えば、ユーザが実際に走っている際の加速度の時間変化を加速度センサ100を用いて測定し、加速度データ生成部111で生成された(例えば各軸方向の加速度成分又は加速度絶対値の時間変化を表す)加速度データを、(イ)走りに対応した加速度パターンとすることができる。この際、複数回、所定時間走った際の加速度データを平均して、加速度パターンとしてもよい。
プロファイルパラメータ(A、B、・・・)は、ユーザにおける健康状態・気分、趣味嗜好、習慣行動等のプロファイルを表す指標であり、例えば、プロファイルパラメータ値として、肥満傾向有り/無し、脈拍値(の範囲での分類)、血圧値(又はその範囲での分類)、朝型/夜型の生活パターン、所定の嗜好品(例えば炭酸ジュース)が好き/嫌い、深夜の食事が多い/少ない/無し、等が挙げられる。
上下方向移動速度は、ユーザがエスカレータで上っている又は下っている際の典型的な上下方向(鉛直方向)での移動速度である。具体的には、例えば、ユーザが実際にエスカレータで上っている又は下っている際の気圧の変化を気圧センサ101を用いて測定し、上下移動速度決定部116で決定された上下方向移動速度を、(ト)エスカレータでの上又は(チ)エスカレータでの下りに対応した、典型的な上下方向移動速度とすることができる。この際、複数回、エスカレータで上った/下った際の加速度データを平均して、上下方向移動速度としてもよい。
環境音判定は、環境音が閉空間での音であるか、又は開空間での音であるかを示すパラメータである。例えば(リ)自転車での移動に、開空間での音であるとの値が対応付けて記録され、(ヌ)自動車での移動に、閉空間での音であるとの値が対応付けて記録される。
対話情報Aは、行動の種類及びプロファイルパラメータ値毎に対応付けられた、ユーザに対する話し掛けの内容である。例えば、(イ)走り及び(プロファイルパラメータAの値としての)「肥満傾向有り」に対応付けて、「その調子!」(励まし)との対話情報が記録される。一方、(イ)走り及び(プロファイルパラメータAの値としての)「肥満傾向無し」に対応付けて、「普段の行動が大切だよね!」(褒め)との対話情報が記録される。
対話情報Bは、行動の種類毎に対応付けられた、推定された行動の種類を確認するための質問の内容である。例えば、(リ)自転車での移動に対応付けて、「今日は、自転車?」との対話情報が記録される。
尚、対話情報A及びBともに、以上に説明した内容に限定されるものではない。例えば、対話情報Aとして、ユーザの行った行動の種類(例えば(イ)走り)に応じて、所定の商品(例えばスポーツドリンク)の購入・使用を推奨する内容を採用することも可能である。
[情報提示方法]
図4は、本発明による情報提示方法の一実施形態を示すフローチャートである。同図の方法を適用する状況として、ユーザは、ある種類の行動を開始し、その後、この行動を終了するものとする。携帯端末1は、このユーザによる行動が終了した後、ユーザに対し、話し掛け又は質問を行う。
(S300)携帯端末1は、ユーザの行動の種類及び行動の終了時点を推定すべく、加速度を測定する。
(S301)次いで、測定によって取得された加速度データが、提示情報テーブル112tに記憶された加速度パターンのうちのいずれと類似しているかの判定を行う。
この判定では、所定時間での測定によって取得された加速度データと、提示情報テーブル112tに記録された加速度パターンにおける1つの当該所定時間分との間の相関度を求めることも好ましい。ここで、加速度データも加速度パターンも共に時間をパラメータとした加速度値(各軸成分値又は絶対値)のデータ列であるが、これら両データ列の各々において、最大値が1となるように且つ平均値がゼロとなるように調整されることも好ましい。この両データ列の間の相関係数を算出することによって、取得された加速度データと、記録された加速度パターンとの間の類似度(相関係数)が得られる。
さらに、例えば行動の種類が(イ)走りの場合、走りの速度(1秒あたりの歩数)が異なると加速度パターンの周波数も変化してしまう。これに対処するため、記録された加速度パターンを所定比率だけ引き伸ばしたもの又は押し縮めたもの(周波数を低下又は増加させたもの)を生成し、この変形した加速度パターンと、加速度測定値との間の相関係数を計算することも好ましい。具体的には、記録された(例えば10秒間の)加速度パターンを、例えばプラスマイナス10%の間で変化させながら、相関係数を算出して、得られた相関係数の最大値を、記録された加速度パターンとの間の類似度として決定する。
ここで、プラスマイナス10%の間で変化させるとは、1つの10秒間の加速度パターンを、幾何学的に11秒間にまで引き伸ばしたパターンを生成し、同様に10.9秒、10.8秒、・・・に引き伸ばしたパターンを生成する。押し縮める場合でも同様に、1つの10秒間の加速度パターンを幾何学的に9秒間にまで押し縮めたパターンを生成し、同様に、9.1秒、9.2秒、・・・に押し縮めたパターンを生成する。この場合、全部で21パターンが生成されることになる。尚、当然に、引き伸ばす又は押し縮める比率・間隔は、上述したものに限定されるものではなく、例えば、より細かく、引き伸ばされた又は押し縮められた加速度パターンを生成してもよい。
次いで、この算出された相関係数に基づき、取得された加速度データとの間で、最も高い類似度(相関係数)を有する、又は所定閾値以上の類似度(相関係数)を有する加速度パターンを選択する。
(S302)選択された加速度パターンを用いて、ユーザによる行動の種類を推定する。この際、取得された加速度データとの間で最も高い類似度(相関係数)を有する加速度パターンに対応付けられた行動の種類を、推定される行動の種類に決定することができる。
または、取得された加速度データとの間で所定閾値以上の類似度(相関係数)を有する加速度パターンを選択してもよい。この場合、選択された加速度パターンに対応付けられた行動の種類のそれぞれについて、提示情報テーブル112tにおける他の項目(プロファイルパラメータ、上下方向移動速度、又は環境音判定等)による判定を行い、選択された加速度パターンの行動の種類の中から、より該当性の高い1つの行動の種類を決定してもよい。
(S303)測定された加速度(取得された加速度データ)に基づいて、ユーザによる行動の終了時点を推定する。具体的には、測定された加速度の変動が所定閾値以下である時点を、ユーザによる行動の終了時点である、と推定してもよい。この場合、例えば、所定の加速度測定期間における加速度の各軸方向成分a、a及びaの分散V、V及びVが、
(1) V<Vth、且つV<Vth、且つ及びV<Vth (Vthは所定の閾値)
を満たした時点を、ユーザによる行動の終了時点とすることができる。または、所定の加速度測定期間における加速度の絶対値の分散Vが、
(2) V<Vth’ (Vth’は所定の閾値)
を満たした時点を、ユーザによる行動の終了時点としてもよい。
さらに、変更態様として、ステップS300〜S302を繰り返して実行して定期的に行動の種類を推定し、ここで、推定される行動の種類が変化した時点を、ユーザによる行動の終了時点である、と推定することも可能である。
以下、設定され得る「行動の種類」毎における、ステップS302及びS303での実行例を説明する。
(S302及びS303:(イ)走り)
(1)取得された加速度データが、提示情報テーブル112tに記憶された、(イ)走りに対応付けられた加速度パターンとの間で最も高い相関係数を有する際、ユーザの行動の種類を、(イ)走りと推定する。
(2)測定された加速度の変動が所定閾値以下である時点、または推定される行動の種類が変化した(例えば(ロ)歩きに変化した)時点を、ユーザによる(イ)走りの終了時点とする。
(S302及びS303:(ロ)歩き)
(1)取得された加速度データが、提示情報テーブル112tに記憶された、(ロ)歩きに対応付けられた加速度パターンとの間で最も高い相関係数を有する際、ユーザの行動の種類を、(ロ)歩きと推定する。
(2)測定された加速度の変動が所定閾値以下である時点を、ユーザによる(ロ)歩きの終了時点とする。
(S302及びS303:(ハ)階段の上り、(ニ)階段の下り)
(1)取得された加速度データが、提示情報テーブル112tに記憶された、(ハ)階段の上り/(ニ)階段の下りに対応付けられた加速度パターンとの間で最も高い相関係数を有する際、ユーザの行動の種類を、(ハ)階段の上り/(ニ)階段の下りと推定する。
(2)測定された加速度の変動が所定閾値以下である時点、または推定される行動の種類が変化した(例えば(イ)走り又は(ロ)歩きに変化した)時点を、ユーザによる(ハ)階段の上り/(ニ)階段の下りの終了時点とする。
(S302及びS303:(ホ)エレベータでの上り、(ヘ)エレベータでの下り)
(1)取得された加速度データが、提示情報テーブル112tに記憶された、(ホ)エレベータでの上り/(ヘ)エレベータでの下りに対応付けられた加速度パターンとの間で最も高い相関係数を有する際、ユーザの行動の種類を、(ホ)エレベータでの上り/(ヘ)エレベータでの下りと推定する。
(2)測定された加速度の変動が所定閾値以下である時点を、ユーザによる(ホ)エレベータでの上り/(ヘ)エレベータでの下りの終了時点とする。
(S302及びS303:(ト)エスカレータでの上り、(チ)エスカレータでの下り)
(1−1)取得された加速度データにおける加速度の変動が所定閾値以下であって、且つ上り方向/下り方向の移動速度が、提示情報テーブル112tにおける(ト)エスカレータでの上り/(チ)エスカレータでの下りに対応付けて記憶された速度範囲内の速度値である場合、ユーザの行動の種類を、(ト)エスカレータでの上り/(チ)エスカレータでの下りと推定する。
(1−2)または、取得された加速度データにおける加速度の変動が所定閾値以下であって、且つ測位部103及びフロアマップ蓄積部104からの出力(フロアマップ情報)を考慮した位置判定部110での判定結果が、ユーザが上り/下りエスカレータ位置で移動している、である場合、ユーザの行動の種類を、(ト)エスカレータでの上り/(チ)エスカレータでの下りと推定する。
(2)推定される行動の種類が変化した(例えば(イ)走り又は(ロ)歩きに変化した)時点を、ユーザによる(ト)エスカレータでの上り/(チ)エスカレータでの下りの終了時点とする。
(S302及びS303:(リ)自転車での移動)
(1)取得された加速度データが、提示情報テーブル112tに記憶された、(リ)自転車での移動に対応付けられた加速度パターンとの間で最も高い相関係数を有する際、ユーザの行動の種類を、(リ)自転車での移動と推定する。さらに、この加速度パターンの条件と合わせて、環境音が開空間での音であることを、(リ)自転車での移動と推定するための必要条件とすることも好ましい。
(2)測定された加速度の変動が所定閾値以下である状態が所定時間以上継続した時点、または推定される行動の種類が変化した(例えば(イ)走り又は(ロ)歩きに変化した)時点を、ユーザによる(リ)自転車での移動の終了時点とする。
(S302及びS303:(ヌ)自動車での移動)
(1)取得された加速度データが、提示情報テーブル112tに記憶された、(ヌ)自動車での移動に対応付けられた加速度パターンとの間で最も高い相関係数を有する際、ユーザの行動の種類を、(ヌ)自動車での移動と推定する。さらに、この加速度パターンの条件と合わせて、環境音が閉空間での音であることを、(ヌ)自動車での移動と推定するための必要条件とすることも好ましい。
(2)測定された加速度の変動が所定閾値以下である状態が所定時間以上継続した時点、または推定される行動の種類が変化した(例えば(イ)走り又は(ロ)歩きに変化した)時点を、ユーザによる(ヌ)自動車での移動の終了時点とする。
(S302及びS303:(ル)電車での移動)
(1)取得された加速度データが、提示情報テーブル112tに記憶された、(ル)電車での移動に対応付けられた加速度パターンとの間で最も高い相関係数を有する際、ユーザの行動の種類を、(ル)電車での移動と推定する。
(2)測定された加速度の変動が所定閾値以下である状態が所定時間以上継続した時点、または推定される行動の種類が変化した(例えば(イ)走り又は(ロ)歩きに変化した)時点を、ユーザによる(ル)電車での移動の終了時点とする。
(S304)提示される対話情報を、提示情報テーブル112tにおいて推定された1つの行動の種類(例えば(ヌ)自動車での移動)に対応付けられた話し掛け(対話情報A)とするか質問(対話情報B)とするかを決定する。この決定においては、例えば、
(a)測定された「加速度」が、提示情報テーブル112tに記憶された1つの行動の種類(例えば(イ)走り)に対応付けられた「加速度パターン」との間で、最も高い類似度であるが所定閾値未満である類似度を有する場合(即ち、明確な判定ができない場合)に質問を行う、とすることができる。または、
(b)1つの行動の種類(例えば(ヌ)自動車での移動)が推定された回数について、10回に1回だけ質問を行うといった取り決めに従うこともできる。
さらに、上記(a)の場合の1つであるが、これまで提示情報テーブル112tに登録されていない種類の行動(例えば「自動車での移動」)ではあるものの、質問に対する回答からその種類の行動を行うことが推定される場合(例えば、「自動車を購入した」との情報を取得した場合)において、
(a’)提示情報管理部112で別途管理している(例えば「自動車での移動」における)標準的な加速度パターンと加速度測定値との比較を行い、所定閾値以上の類似度を有する場合に、この種類の行動を行ったことを確認するための質問を行うことも可能である。
ここで、この質問に対する回答から、「自動車での移動」が行われたことが確認された場合、「自動車での移動」とこれに対応付ける形で当該加速度測定値とが、提示情報テーブル112tに登録される。
さらに、行動の種類・終了時点を推定した際に、話し掛けるか否かについても、例えば以下のような基準を設定することができる。
(a)(いつも階段を使っている等、普段から良い行動を行っており、この普段通りに良い行動をした場合、例えば、「その調子!」と励ます話し掛けを、毎回、又は2回に1回程度行う。
(b)(階段を走って登ってみた等、)普段とは異なる良い行動をした場合、例えば、「がんばりましたね!」と褒める話し掛けを、毎回行う。
(c)(普段通りに歩いている等、)普段通りに普通の行動をした場合、例えば、「たまには走ってはどう?」との提案を、例えば、10回に1回程度行う。
(S305)ステップS304で対話情報を話し掛けにすると決定した場合、プロファイル管理部119からユーザのプロファイルの現状を示すプロファイル情報(プロファイルパラメータ値)を取得する。
(S306)提示情報テーブル112tにおいて、推定された行動の種類及び取得したプロファイルパラメータ値(を含む範囲)に対応付けられた話し掛け(対話情報A)を、提示する対話情報に決定する。
(S307)ステップS303で推定された行動の終了時点に基づいた時点で、決定した話し掛け(対話情報A)を提示する。具体的には、音声によって、又は文字表示としてユーザに提示する。
(S308)一方、ステップS304で対話情報を質問にすると決定した場合、提示情報テーブル112tにおいて、推定された行動の種類に対応付けられた質問(対話情報B)を、提示する対話情報に決定し、ステップS303で推定された行動の終了時点に基づいた時点で提示する。具体的には、音声によって又は文字表示としてユーザに質問を提示する。
(S309)ユーザから回答を取得する。具体的には、ユーザの回答の音声情報をマイクロフォン102を介して取得してもよく、ユーザの入力操作による回答情報である入力回答情報を入力部106bを介して取得してもよい。
(S310)取得した回答音声情報又は入力回答情報から、ユーザの行動についての情報を抽出する。
(S311)ステップS310で抽出されたユーザの行動についての情報に基づいて提示情報テーブル112tを更新する。この後、ステップS300に移行し、再び加速度をモニタし、行動の種類に対応した対話情報を適時に提示する準備を行う。
以上説明した情報提示方法によれば、ユーザの行動に対応した話し掛け・質問を適時に提示することが可能となる。特に、行動の終了時点は、多くの場合、ユーザが一息つく場面又は満足感を得ている場面であるので、この終了時点に基づいた時点での話し掛けによって、自動的な対話情報提示に対するユーザのネガティブな印象又は嫌悪感を低減することができる。さらに、この終了時点に基づいた時点での質問によって、ユーザからポジティブな又は好感に基づく応答を取得し易くなる。
また、ユーザの日常のちょっとした行動を把握した上で話し掛けるので、適切な話し掛けの内容を設定することによって、ユーザの携帯端末に対する親近感を高めることも可能となる。
[行動履歴に基づいた対話情報の選択]
図5は、本発明に係る行動履歴に基づいた対話情報の選択の一実施形態を示すフローチャートである。
図5に示すように、行動履歴管理部120は、行動履歴テーブル120tを生成する。行動履歴テーブル120tでは、ユーザによる行動の種類毎に行動の実施時間の履歴が対応付けて記録され、さらに、この履歴と合わせてユーザの健康状態を示す値(図5では血圧値及び血糖値)の履歴が記録されている。
(S500、S501)生成された行動履歴テーブル120tを用いて、行動の実施時間と健康状態を示す値との間の相関係数を算出し、相関関係を判別する。例えば、ある行動(例えば「走り」)の各時点までの累積実施時間と、その各時点での健康状態を示す値(血圧値)との間の相関係数が、例えば、
(a)−0.9以下の場合、(b)−0.9よりも大きい値であって−0.3以下の場合、(c)−0.3よりも大きい値であって0.3未満である場合、(d)0.3以上であって0.9未満の場合、及び(e)0.9以上の場合のいずれであるかを判別する。
ここで、この場合、提示情報テーブル112tには、上記の判別に係る行動(例えば「走り」)を促す対話情報及びこの行動(例えば「走り」)を制限させる対話情報を含む対話情報群が、行動の種類に対応付けて記録されている。
(S502)ステップS501での判別結果に基づいて、提示情報テーブル112tに記録された対話情報群の中から、提示する対話情報を選択する。例えば、「走り」の各時点までの累積実施時間と、その各時点での健康状態を示す値である血圧値との間の相関係数が−0.92の場合、上記(a)の場合に該当するとして、上記の判別に係る行動(「走り」)を促す対話情報を選択して提示する。尚、ここでは、血圧値が高めであるユーザを前提として、血圧値は低いほど健康状態が良いものとして取り扱っている。
また、行動の実施時間が健康状態の効果として現れるのにはある程度の時間が必要となるので、上述したように相関係数を算出するための履歴記録期間は、例えば数週間以上等の、相当の時間に設定されることが好ましい。
さらに、携帯端末1を所持した複数のユーザの「行動の実施時間」と「健康状態」の相関係数を算出することも好ましい。この場合、例えば、携帯端末1に通信機能を持たせ、ネットワーク上に設置したユーザ行動・健康状態管理サーバにおいて、各ユーザの「行動の実施時間」及び「健康状態」を、複数の携帯端末1から通信を介して集計してもよい。次いで、携帯端末1は、このユーザ行動・健康状態管理サーバから、複数のユーザの「行動の実施時間」と「健康状態」との関係を示すデータを取得し、両者の間の相関係数が0.9以上(正の相関)又は−0.9以下(負の相関)となる「行動の種類」と「健康状態」を抽出する。尚、ここでの「健康状態」は、値が大きいほど良い健康状態を示す量で規定されるものとする。
さらに、この抽出した結果を用いて、ある「健康状態」との間で高い正の相関係数を有する(0.9以上の相関係数を有する)特定の「行動の実施時間」が所定時間閾値未満の場合には、その行動を促す対話情報を選択して提示し、別のある「健康状態」との間で高い負の相関係数を有する(−0.9以下の相関係数を有する)特定の「行動の実施時間」が所定時間閾値以上の場合には、その行動を自粛するように促す対話情報を選択して提示してもよい。
以上述べたように、行動履歴テーブル120tを生成し、利用することによって、同じ行動の種類を推定した場合においても、過去の行動履歴に基づいた、健康に関してより有用な話し掛けを提示することが可能となる。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 携帯端末(ユーザインタフェース装置)
100 加速度センサ
101 気圧センサ
102 マイクロフォン
103 測位部103
104 フロアマップ蓄積部
105 スピーカ
106a 表示部
106b 入力部
107 健康・気分情報蓄積部
108 趣味嗜好情報蓄積部
109 習慣行動情報蓄積部
110 位置判定部
111 加速度データ生成部
112 提示情報管理部
112t 提示情報テーブル
113 行動推定部
114 終了時点推定部
115 情報提示部
116 上下移動速度決定部
117 環境音判定部117
118 音声判定部
119 プロファイル管理部
120 行動履歴管理部
120t 行動履歴テーブル
121 行動相関判定部
122 回答情報抽出部
123 音声合成部

Claims (18)

  1. ユーザの行動に対応した情報を提示するユーザインタフェース装置であって、
    加速度を測定することが可能な加速度測定部と、
    当該行動の種類毎に、当該行動時の加速度パターンと、提示する対話情報を対応付けて記憶させる提示情報管理手段と、
    測定された加速度と、記憶された当該行動時の加速度パターンとに基づいて当該ユーザによる行動の種類を推定する行動推定手段と、
    測定された加速度に基づいて当該ユーザによる行動の終了時点を推定する終了時点推定手段と、
    推定された当該行動の種類に対応付けられた対話情報を、推定された当該行動の終了時点に基づいた時点で提示させる情報提示手段と
    提示された対話情報が、推定された当該行動の種類を確認するための質問を含んでいる場合に、当該質問に対する当該ユーザの回答を取得し、当該回答から当該ユーザの行動についての情報を抽出する回答情報抽出手段と
    を有しており、
    前記提示情報管理手段は、抽出された当該ユーザの行動についての情報に係る行動の種類に対応付けられた行動時の加速度パターンが、測定された加速度に対応しないと判断した場合に、当該行動の種類に対応付けられた当該行動時の加速度パターンを更新する
    ことを特徴とするユーザインタフェース装置。
  2. 記行動推定手段は、測定された加速度との間で、最も高い類似度又は所定閾値以上の類似度を有する加速度パターンに対応付けられた当該行動の種類を、推定される行動の種類とすることを特徴とする請求項1に記載のユーザインタフェース装置。
  3. 記提示情報管理手段は、抽出された当該ユーザの行動についての情報をもって、当該行動の種類及び該行動の種類に対応付けられた提示する対話情報を更新する、当該行動の種類に対応付けられた当該行動時の加速度パターンを更新する、又は抽出された当該ユーザの行動の情報に係る新たな行動の種類を登録させ、当該行動の際に得られた加速度データに基づいた加速度パターンを対応付けて記憶させることを特徴とする請求項2に記載のユーザインタフェース装置。
  4. 当該ユーザのプロファイルを示す少なくとも1つのプロファイルパラメータの値を記録するプロファイル管理手段を更に有しており、
    前記提示情報管理手段は、当該行動の種類毎及び当該少なくとも1つのプロファイルパラメータ毎に、提示する対話情報を対応付けて記憶させ、
    前記情報提示手段は、推定された当該行動の種類と記録された当該プロファイルパラメータ値とに対応付けられた対話情報を、推定された当該行動の終了時点に基づいた時点で提示させる
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
  5. 当該少なくとも1つのプロファイルパラメータ値は、当該ユーザの健康状態・気分を示す値、当該ユーザの趣味嗜好を示す値、及び当該ユーザの習慣行動を示す値のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項4に記載のユーザインタフェース装置。
  6. 当該行動の種類毎に当該行動の実施時間の履歴を対応付けて記録し、該履歴と合わせて当該ユーザの健康状態・気分を示す値の履歴を記録する行動履歴管理手段と、
    当該行動の実施時間と当該健康状態・気分を示す値との間の相関関係を判別する行動相関判別手段と
    を有しており、
    前記提示情報管理手段は、当該判別に係る当該行動を促す対話情報及び当該行動を制限させる対話情報を含む対話情報群を、当該行動の種類に対応付けて記憶させ、
    前記情報提示手段は、前記行動相関判別手段による判別結果に基づいて、当該対話情報群の中から、提示する対話情報を選択する
    ことを特徴とする請求項5に記載のユーザインタフェース装置。
  7. 周囲の音声を検知するマイクロフォンと、
    検知された音声がユーザの声であるか否かを判定する音声判定手段と
    を更に有しており、
    前記情報提示手段は、前記音声判定手段によって真の判定が行われた時点から少なくとも所定時間以内は、推定された当該行動の終了時点に基づいた時点であるにもかかわらず、推定された当該行動の種類に対応付けられた対話情報を提示させない
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
  8. 当該行動の種類は、走り、歩き、階段の上り、階段の下り、エレベータでの上り、エレベータでの下り、エスカレータでの上り、エスカレータでの下り、自転車での移動、自動車での移動、及び電車での移動のうちの少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
  9. 気圧を測定する気圧センサと、
    検知された気圧値から、上下方向の移動速度を決定する上下移動速度決定手段と
    を更に有しており、
    前記提示情報管理手段は、当該行動の種類としての前記エスカレータでの上り又は下りに、該エスカレータでの上り時又は下り時に対応する上下方向の移動速度と、提示する対話情報とを対応付けて記憶させ、
    前記行動推定手段は、測定された加速度の変動が所定閾値以下であって、且つ決定された上下方向の移動速度と前記エスカレータでの上り時又は下り時に対応する上下方向の移動速度との差が所定範囲内である際、前記エスカレータでの上り又は下りを、推定される行動の種類とする
    ことを特徴とする請求項8に記載のユーザインタフェース装置。
  10. 環境音を検知するマイクロフォンと、
    検知された環境音が、閉空間での音か開空間での音かを判定する環境音判定手段と
    を更に有しており、
    前記提示情報管理手段は、当該行動の種類としての前記自転車での移動に、該自転車での移動時に対応する加速度パターンと、開空間での音有りとの情報と、提示する対話情報とを対応付けて記憶させ、
    前記行動推定手段は、前記環境音判定手段による開空間での音であるとの判定を、自転車での移動と推定するための必要条件とする
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載のユーザインタフェース装置。
  11. 環境音を検知するマイクロフォンと、
    検知された環境音が、閉空間での音か開空間での音かを判定する環境音判定手段と
    を更に有しており、
    前記提示情報管理手段は、当該行動の種類としての前記自動車での移動に、該自動車での移動時に対応する加速度パターンと、閉空間での音有りとの情報と、提示する対話情報とを対応付けて記憶させ、
    前記行動推定手段は、前記環境音判定手段による閉空間での音であるとの判定を、自動車での移動と推定するための必要条件とする
    ことを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
  12. 前記終了時点推定手段は、測定された加速度の変動が所定閾値以下である時点、又は前記行動推定手段によって推定される当該行動の種類が変化した時点を、当該ユーザによる行動の終了時点であると推定することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のユーザインタフェース装置。
  13. ユーザの行動に対応した情報を提示するユーザインタフェース装置であって、
    加速度を測定することが可能な加速度測定部と、
    周囲の音声を検知するマイクロフォンと、
    検知された音声がユーザの声であるか否かを判定する音声判定手段と、
    当該行動の種類毎に、提示する対話情報を対応付けて記憶させる提示情報管理手段と、
    測定された加速度に基づいて当該ユーザによる行動の種類を推定する行動推定手段と、
    測定された加速度に基づいて当該ユーザによる行動の終了時点を推定する終了時点推定手段と、
    推定された当該行動の種類に対応付けられた対話情報を、推定された当該行動の終了時点に基づいた時点で提示させる情報提示手段と
    を有しており、
    前記情報提示手段は、前記音声判定手段によって真の判定が行われた時点から少なくとも所定時間以内は、推定された当該行動の終了時点に基づいた時点であるにもかかわらず、推定された当該行動の種類に対応付けられた対話情報を提示させない
    ことを特徴とするユーザインタフェース装置。
  14. エスカレータでの上り又は下りをその種類として含むユーザの行動に対応した情報を提示するユーザインタフェース装置であって、
    加速度を測定することが可能な加速度測定部と、
    気圧を測定する気圧センサと、
    検知された気圧値から、上下方向の移動速度を決定する上下移動速度決定手段と、
    当該行動の種類毎に、提示する対話情報を対応付けて記憶させる提示情報管理手段と、
    測定された加速度に基づいて当該ユーザによる行動の種類を推定する行動推定手段と、
    測定された加速度に基づいて当該ユーザによる行動の終了時点を推定する終了時点推定手段と、
    推定された当該行動の種類に対応付けられた対話情報を、推定された当該行動の終了時点に基づいた時点で提示させる情報提示手段と
    を有しており、
    前記提示情報管理手段は、当該行動の種類としての当該エスカレータでの上り又は下りに、当該エスカレータでの上り時又は下り時に対応する上下方向の移動速度と、提示する対話情報とを対応付けて記憶させ、
    前記行動推定手段は、測定された加速度の変動が所定閾値以下であって、且つ決定された上下方向の移動速度と当該エスカレータでの上り時又は下り時に対応する上下方向の移動速度との差が所定範囲内である際、当該エスカレータでの上り又は下りを、推定される行動の種類とする
    ことを特徴とするユーザインタフェース装置。
  15. 自転車での移動をその種類として含むユーザの行動に対応した情報を提示するユーザインタフェース装置であって、
    加速度を測定することが可能な加速度測定部と、
    環境音を検知するマイクロフォンと、
    検知された環境音が、閉空間での音か開空間での音かを判定する環境音判定手段と、
    当該行動の種類毎に、提示する対話情報を対応付けて記憶させる提示情報管理手段と、
    測定された加速度に基づいて当該ユーザによる行動の種類を推定する行動推定手段と、
    測定された加速度に基づいて当該ユーザによる行動の終了時点を推定する終了時点推定手段と、
    推定された当該行動の種類に対応付けられた対話情報を、推定された当該行動の終了時点に基づいた時点で提示させる情報提示手段と
    を有しており、
    前記提示情報管理手段は、当該行動の種類としての当該自転車での移動に、当該自転車での移動時に対応する加速度パターンと、開空間での音有りとの情報と、提示する対話情報とを対応付けて記憶させ、
    前記行動推定手段は、前記環境音判定手段による開空間での音であるとの判定を、自転車での移動と推定するための必要条件とする
    ことを特徴とするユーザインタフェース装置。
  16. 自動車での移動をその種類として含むユーザの行動に対応した情報を提示するユーザインタフェース装置であって、
    加速度を測定することが可能な加速度測定部と、
    環境音を検知するマイクロフォンと、
    検知された環境音が、閉空間での音か開空間での音かを判定する環境音判定手段と、
    当該行動の種類毎に、提示する対話情報を対応付けて記憶させる提示情報管理手段と、
    測定された加速度に基づいて当該ユーザによる行動の種類を推定する行動推定手段と、
    測定された加速度に基づいて当該ユーザによる行動の終了時点を推定する終了時点推定手段と、
    推定された当該行動の種類に対応付けられた対話情報を、推定された当該行動の終了時点に基づいた時点で提示させる情報提示手段と
    を有しており、
    前記提示情報管理手段は、当該行動の種類としての当該自動車での移動に、当該自動車での移動時に対応する加速度パターンと、閉空間での音有りとの情報と、提示する対話情報とを対応付けて記憶させ、
    前記行動推定手段は、前記環境音判定手段による閉空間での音であるとの判定を、自動車での移動と推定するための必要条件とする
    ことを特徴とするユーザインタフェース装置。
  17. ユーザの行動に対応した情報を提示するユーザインタフェース装置に搭載されたコンピュータを機能させる情報提示プログラムであって、
    前記装置は、加速度を測定することが可能な加速度測定部を備えており、
    前記情報提示プログラムは、
    当該行動の種類毎に、当該行動時の加速度パターンと、提示する対話情報を対応付けて記憶させる提示情報管理手段と、
    測定された加速度と、記憶された当該行動時の加速度パターンとに基づいて当該ユーザによる行動の種類を推定する行動推定手段と、
    測定された加速度に基づいて当該ユーザによる行動の終了時点を推定する終了時点推定手段と、
    推定された当該行動の種類に対応付けられた対話情報を、推定された当該行動の終了時点に基づいた時点で提示させる情報提示手段と
    提示された対話情報が、推定された当該行動の種類を確認するための質問を含んでいる場合に、当該質問に対する当該ユーザの回答を取得し、当該回答から当該ユーザの行動についての情報を抽出する回答情報抽出手段と
    してコンピュータを機能させ
    前記提示情報管理手段は、抽出された当該ユーザの行動についての情報に係る行動の種類に対応付けられた行動時の加速度パターンが、測定された加速度に対応しないと判断した場合に、当該行動の種類に対応付けられた当該行動時の加速度パターンを更新する
    とを特徴とする情報提示プログラム。
  18. ユーザの行動に対応した情報を提示する情報提示方法であって、
    当該行動の種類毎に、当該行動時の加速度パターンと、提示する対話情報を対応付けて記憶させる第1のステップと、
    当該ユーザの行動による加速度を測定する第2のステップと、
    測定された加速度と、記憶された当該行動時の加速度パターンとに基づいて当該ユーザによる行動の種類を推定する第3のステップと、
    測定された加速度に基づいて当該ユーザによる行動の終了時点を推定する第4のステップと、
    推定された当該行動の種類に対応付けられた対話情報を、推定された当該行動の終了時点に基づいた時点で提示させる第5のステップと
    提示された対話情報が、推定された当該行動の種類を確認するための質問を含んでいる場合に、当該質問に対する当該ユーザの回答を取得し、当該回答から当該ユーザの行動についての情報を抽出する第6のステップと、
    抽出された当該ユーザの行動についての情報に係る行動の種類に対応付けられた行動時の加速度パターンが、測定された加速度に対応しないと判断した場合に、当該行動の種類に対応付けられた当該行動時の加速度パターンを更新する第7のステップと
    を有することを特徴とする情報提示方法。
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