JP6096366B1 - 仮設トイレ - Google Patents

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【課題】個室ボックスへの出入りが周りから見え難く、また目隠し材を有しながら運搬や保管時に嵩張らず、かつ構造が簡単で、比較的低コストで製作することができる仮設トイレを提供する。【解決手段】仮設トイレTは、内部に便器が設置され一側面3aに出入口5が設けられた個室ボックス1を有する。この個室ボックス1の一側面3aに対向して位置し、周りから出入口5を見え難くする立ち姿勢でパネル状の目隠し材2を設ける。立ち姿勢の目隠し材2を支持フレーム7で支持する。支持フレーム7と個室ボックスを連結手段20で連結する。支持フレーム7は、個室ボックス1に対して一側面3aから離れる方向に出入り可能であり、目隠し材2を個室ボックス1から離れた使用位置P1と個室ボックス1に近接した収納位置P2とに位置切り替え可能である。【選択図】図1

Description

この発明は、工事現場、イベント会場等に一時的に設置される仮設トイレに関する。
近年、土木建築分野への女性の進出が著しく、工事現場で女性が働く機会が多くなっている。その場合に問題となるのがトイレ環境である。工事現場等に設置される従来の仮設トイレは、樹脂製の個室ボックス内に便器等の必要最低限の設備だけが設けられた簡素な構造のものが多く、衛生面や快適性の面で課題があった。また、トイレ設置現場によっては、個室ボックスの出入口が人の行き来する空間に面していることがある。この場合、個室ボックスへの出入りが他人から見られるため、トイレ使用者、特に女性のトイレ使用者は使用に抵抗を感じることが多い。
特許文献1に、中が透けて見えないように個室ボックス(同文献の「ボックストイレ」)の外周に遮蔽パネルを配することが提案されている。また、特許文献2に、美観の向上のために個室ボックス(同文献の「仮設トイレ」)の外周を囲いで囲うことが提案されている。これらの提案において、遮蔽パネルや囲いの一部を、個室ボックスの出入口を周囲から見え難くする目隠し材として機能させている。
特開平7−317341号公報 特開2006−70457号公報
従来の仮設トイレにおいて、個室ボックスへの出入りを他人から見られないようにするためには、出入口が塀等の遮蔽物に面するように仮設トイレを設置するか、または出入口の正面に目隠し用の遮蔽物を設置すればよい。しかし、前者は、トイレ設置現場によっては実現が難しい場合がある。また、後者は、一時的な使用のためだけに遮蔽物を設置するのはコスト面での無駄が多い。
特許文献1、2の提案は、個室ボックスの全体を遮蔽パネルや囲いで覆うため、大掛かりなものとなり、設置コストが高くつく。
この発明の目的は、個室ボックスへの出入りが周りから見え難く、また目隠し材を有しながら運搬や保管時に嵩張らず、かつ構造が簡単で、比較的低コストで製作することができる仮設トイレを提供することである。
この発明の仮設トイレは、内部に便器が設置され一側面に出入口が設けられた個室ボックスと、この個室ボックスの前記一側面に対向して配置され、周りから前記出入口を見え難くする立ち姿勢でパネル状の目隠し材と、この目隠し材を前記立ち姿勢に支持する支持フレームと、この支持フレームを前記個室ボックスに連結する連結手段とを有し、前記支持フレームは、前記個室ボックスに対して前記一側面から離れる方向に出入り可能であり、前記目隠し材を前記個室ボックスから離れた使用位置と前記個室ボックスに近接した収納位置とに位置切り替え可能であることを特徴とする。
この構成によると、目隠し材を使用位置にすることで、個室ボックスと目隠し材との間に空間ができて、出入口の前まで人が行き来可能となる。このとき、立ち姿勢の目隠し材に隠されて出入口が周りから見え難い。「周りから見え難い」とは、出入口の正面側に離れる位置から見え難いということである。このように出入口が周りから見え難いため、周りを気にせずに個室ボックスに出入りすることができる。仮設トイレを保管または運搬するときには、目隠し材を収納位置にすることで、仮設トイレの嵩を減らすことができる。個室ボックスに連結された支持フレームで目隠し材を支持することにより、目隠し材の支持構造を簡易で部材点数の少ない構造とすることができ、目隠し材付きの仮設トイレを低コストで製作することができる。
この発明において、前記支持フレームは、一端に前記目隠し材の上端が固定され他端が前記個室ボックスの天面の上側に向けて延ばされていて、前記支持フレームの前記個室ボックスの天面の上側に位置する部分を前記連結手段によって前記個室ボックスに連結してもよい。
支持フレームが目隠し材の上端の高さに位置しているため、支持フレームの下側を人が自由に通行することができ、個室ボックスへの出入りが容易である。
この発明において、前記目隠し材の下端に錘材が着脱自在に取り付けられ、この錘材が地面に載置されてもよい。
目隠し材の下端に錘材を取り付けることで、目隠し材が安定し、風等によって目隠し材が動くのを防ぐことができる。錘材を使用すると、釘等で目隠し材の下端を地面に固定することが不要である。錘材は着脱自在であるので、保管または運搬するときには目隠し材から錘材を取り外すことができ、仮設トイレの取扱いが容易である。
この発明の仮設トイレは、内部に便器が設置され一側面に出入口が設けられた個室ボックスと、この個室ボックスの前記一側面に対向して配置され、周りから前記出入口を見え難くする立ち姿勢でパネル状の目隠し材と、この目隠し材を前記立ち姿勢に支持する支持フレームと、この支持フレームを前記個室ボックスに連結する連結手段とを有し、前記支持フレームは、前記個室ボックスに対して前記一側面から離れる方向に出入り可能であり、前記目隠し材を前記個室ボックスから離れた使用位置と前記個室ボックスに近接した収納位置とに位置切り替え可能であるため、個室ボックスへの出入りが周りから見え難く、また目隠し材を有しながら運搬や保管時に嵩張らず、かつ構造が簡単で、比較的低コストで製作することができる。
この発明の一実施形態に係る仮設トイレの斜視図である。 同仮設トイレの側面図である。 (A)は同仮設トイレの目隠し材の正面図、(B)はその側面図である。 (A)は同仮設トイレの支持フレームの平面図、(B)はその側面図である。 図1のV部拡大図である。 同仮設トイレにおける連結手段の係止金具の斜視図である。 同仮設トイレを複数並べて配置したトイレ設備の平面図である。 同仮設トイレの個室ボックスの内部を示す説明図である。 同個室ボックスの内部を図8とは異なる方向から見た説明図である。
この発明の一実施形態を図面と共に説明する。
図1はこの発明に係る仮設トイレの斜視図、図2はその側面図である。この仮設トイレTは、個室ボックス1と目隠し材2とを備える。
個室ボックス1は、アルミ複合板または樹脂材により形成され外形が略直方体の筐体3を有し、この筐体3の内部に便器4(図2)が設置され、筐体3の一側面3aに出入口5(図1)が設けられている。出入口5にはドアが取り付けられている。出入口5の正面側の下方には、出入口5と地面との高低差を少なくするためのステップ6が設けられている。ステップ6は、例えば個室ボックス1に対して着脱可能である。ステップ6は無くてもよい。
前記目隠し材2は、個室ボックス1の出入口5を周りから見え難くするためのものである。目隠し材2は、全体の形状としてはパネル状で、支持フレーム7により立ち姿勢で支持されている。支持フレーム7は、一端に目隠し材2の上端が固定され他端が個室ボックス1の天面3bの上側に向けて延ばされていて、個室ボックス1に対して前記一側面3aから離れる方向に出入り可能である。
個室ボックス1に対する支持フレーム7の出入り長さを変更することにより、目隠し材2を、図2に実線で示す使用位置P1と、鎖線で示す収納位置P2とに位置切り替え可能である。使用位置P1は個室ボックス1から離れた位置であり、収納位置P2は個室ボックス1に近接した位置である。
図3に示すように、目隠し材2は、互いに並列な2本の縦フレーム材11間に複数本の横フレーム材12を架け渡して目隠し材フレーム13が構成され、この目隠し材フレーム13の表裏両面に目隠しパネル14が貼り付けられている。目隠し材フレーム13の表面だけ、または裏面だけに目隠しパネル14が貼り付けられていてもよい。縦フレーム材11および横フレーム材12は、例えばアルミ型材または角形鋼管からなる。目隠しパネル14は、例えばアルミ樹脂合板からなり、ビス等によって縦フレーム材11および横フレーム材12に貼り付けられる。
図1の例では、目隠しパネル14が上下に2分割されているが、目隠しパネル14は上下に続く一体物であってもよい。その場合、目隠し材フレーム13の上下中央部に設けられる横フレーム材12の本数が1本でよい。
2本の縦フレーム材11の下部に、それぞれ延長縦フレーム材15が設けられている。延長縦フレーム材15は、縦フレーム材11に下方から挿入され、ボルト16およびナット17によって、縦フレーム材11に結合される。延長縦フレーム材15に設けられた複数のボルト挿通孔(図示せず)のうち適正高さのボルト挿通孔を選択してボルト16を挿通することにより、縦フレーム材11に対する延長縦フレーム材15の突出長さを調整することができる。
各延長縦フレーム材15の下端には、この延長縦フレーム材15の水平断面形状よりも平面形状が大きい足元プレート18が固定されている。足元プレート18は例えば鋼板からなり、溶接等によって延長縦フレーム材15に固定される。足元プレート18には複数のボルト挿通孔(図示せず)が設けられ、これらボルト挿通孔に挿通したボルト19によって、地面または錘材8(図1、図2)に固定される。錘材8としては、例えばプラスチック材等からなる中空容器に水等を充填する形態の市販のものを用いることができる。
図4に示すように、前記支持フレーム7は、互いに並列な2本の主フレーム材21間に2本の桟材22を架け渡して構成され、各主フレーム材21の正面側端が目隠し材2の各縦フレーム材11の上端にそれぞれ結合されている。主フレーム材21と縦フレーム材11との結合は溶接等により行われる。主フレーム材21および桟材22の内側には平面形状が長方形の内枠23が設けられ、この内枠23の上に屋根パネル24が取り付けられる。屋根パネル24は、例えば透明または半透明の樹脂材等からなる板材である。屋根パネル24は、透明または半透明でなくてもよい。さらに、場合によっては、屋根パネル24が無くてもよい。
図5に示すように、支持フレーム7は、連結手段25によって個室ボックス1に連結される。連結手段25は、係止金具26と被係止金具27とボルト28とからなる。係止金具26は、個室ボックス1の天面3bにおける正面側の角部に設けられている。この実施形態では、係止金具26としてアイナットが使用されている。図6に示すように、被係止金具27は段付きの形状であって、段の上側部分27aにボルト挿通孔30が設けられ、段の下側部分27bに平面視でU字状の切欠き31が設けられている。ボルト挿通孔30は、支持フレーム7の出入り方向に長い長孔である。
支持フレーム7を個室ボックス1に連結するにあたっては、目隠し材2が使用位置P1(図2参照)または収納位置P2(図2参照)に位置するように、個室ボックス1に対する支持フレーム7の出入り長さを決める。次に、被係止金具27の上側部分27aが主フレーム材21に被さる状態で、切欠き31に係止金具26を係止させる。そして、被係止金具27のボルト挿通孔30にボルト28を挿通し、そのボルト28を主フレーム材21に設けられたねじ孔(図示せず)にねじ込む。ボルト挿通孔30は長孔であるため、個室ボックス1に対する支持フレーム7の相対位置を微調整することができる。また、ボルト挿通孔30を通して主フレーム材21のねじ孔の位置を目視で確認しながらボルト28をねじ込むことができ、ボルト28のねじ込み作業が容易である。
なお、係止金具26をアイナットとしたのは、アイナットである係止金具26のリング部26aをクレーンのワイヤに接続して、個室ボックス1の吊り上げに利用するためである。図1、図2に示すように、個室ボックス1の天面3bにおける正面側の角部には、個室ボックス1の吊り上げに用いられる別のアイナットからなる吊上げ用金具32が設けられている。
この構成の仮設トイレTは、個室ボックス1に対する支持フレーム7の出入り長さを変更することにより、目隠し材2を使用位置P1と収納位置P2とに位置切り替えする。
目隠し材2が使用位置P1にある状態では、個室ボックス1と目隠し材2との間に空間ができて、出入口5の前まで人が行き来可能となる。支持フレーム7が目隠し材2の上端の高さに位置しているため、支持フレーム7が邪魔にならず、支持フレーム7の下側を人が自由に通行することができ、個室ボックス1への出入りが容易である。
目隠し材2が使用位置P1にあるとき、立ち姿勢の目隠し材2に隠されて出入口5が周りから見え難い。このため、周りを気にせずに個室ボックス1に出入りすることができる。また、個室ボックス1と目隠し材2との間の空間の上方に屋根パネル24が設けられているので、雨の日でも濡れずに済む。屋根パネル24が透明または半透明である場合、昼間の時間帯では前記空間が明るく保たれる。
仮設トイレTを保管または運搬するときには、目隠し材2が収納位置P2となるように連結手段25で目隠し材2を個室ボックス1に連結する。目隠し材2を収納位置P2にすることで、仮設トイレTの嵩を減らすことができ、保管または運搬の効率が向上する。
工場内での仮設トイレTの運搬には、フォークリフトが使用される。その際、個室ボックス1の下側に形成された隙間33(図2)にフォークリフトのフォークが差し込まれ、個室ボックス1の下部枠組み34を下から持ち上げる。なお、前記下部枠組み34は、平面形状が方形に組まれたH形鋼35と角形鋼管36とからなる。
また、仮設トイレTの据付けおよび撤去には、クレーンが使用される。その際、それぞれアイナットからなる係止金具26および吊上げ用金具32の各リング部にクレーンのワイヤを接続して行う。
図1、図2のように目隠し材2の下端に錘材8を取り付けることで、目隠し材2が安定し、風等によって目隠し材2が動くのを防ぐことができる。錘材8を使用すると、釘等で目隠し材2の下端を地面に固定することが不要である。錘材8は着脱自在であるので、保管または運搬するときには目隠し材2から錘材8を取り外すことができる。このため、仮設トイレTの取扱いが容易である。
この仮設トイレTは、個室ボックス1に連結された支持フレーム7で目隠し材2を支持することにより、目隠し材2の支持構造を簡易で部材点数の少ない構造とすることができ、目隠し材1を有しながら低コストで製作することができる。また、連結手段25が係止金具26と被係止金具27とボルト28とからなる簡易な構成であることも、仮設トイレTの低コスト化に寄与している。
この発明の仮設トイレTは、図1、図2のように一つだけ設置してもよいが、図7に示すように複数並べて設置してもよい。複数並べて設置する場合、個室ボックス1と目隠し材2との間の空間が、奥に位置する仮設トイレTの個室ボックス1まで行くための通路となる。この通路の一方端は、開口したままでもよいが、図7のように遮蔽パネル37で塞いでもよい。また、通路の入口となる他方端は、開口したままでもよいが、図7のようにカーテン等のような開閉自在な仕切り材38を取り付けてもよい。隣り合う二つの目隠し材2,2間に隙間が生じないように、目隠しパネル14の幅を個室ボックス1の幅と同じか、または少し広くしておくのが望ましい。遮蔽パネル37および仕切り材38は無くてもよい。
個室ボックス1の内部の一例を図8および図9に示す。図8、図9は筐体3の壁面の一部を省略して表した図であり、互いに異なる方向から室内を見ている。省略された壁面に隣接して存在する器材は省略されている。また、図8、図9は、目隠し材2の下端の足元プレート18を地面に直接固定した例を示している。
室内における出入口4に対して奥側の幅方向中央部に、前記便器4が設置されている。図8に示すように、便器4を使用する人から見て右側の壁際に、手洗い設備41が設置されている。また、右側の壁には、姿見用の鏡42が設けられている。図9に示すように、左側の壁には、トイレットペーバー取付具43、および自動洗浄式である便器4の操作盤44が設けられている。また、左側の壁際に、折りたたみ式のフィッティング台45が設けられている。さらに、便器4の背面側の壁には、明かり取り用の窓46が設けられている。この窓46は、外部から室内が見えないように工夫されているのは勿論、出窓部分に観葉植物等を載置することができるようになっている。
上記のように個室ボックス1の内部を構成することにより、快適性が向上し、女性でも安心して使用することができる。このような快適性の良い仮設トイレを、例えば工事現場に設置することにより、工事現場における女性作業者のトイレ問題を解消することができる。
但し、図8、図9に示す内部構成は単なる一例にすぎない。この発明は、個室ボックス1の内部構成が図8、図9とは異なる仮設トイレにも適用できる。
以上、実施形態に基づいてこの発明を実施するための形態を説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…個室ボックス
2…目隠し材
3a…一側面
3b…天面
4…便器
5…出入口
7…支持フレーム
8…錘材
25…連結手段
P1…使用位置
P2…収納位置
T…仮設トイレ

Claims (3)

  1. 内部に便器が設置され一側面に出入口が設けられた個室ボックスと、この個室ボックスの前記一側面に対向して配置され、周りから前記出入口を見え難くする立ち姿勢でパネル状の目隠し材と、この目隠し材を前記立ち姿勢に支持する支持フレームと、この支持フレームを前記個室ボックスに連結する連結手段とを有し、前記支持フレームは、前記個室ボックスに対して前記一側面から離れる方向に出入り可能であり、前記目隠し材を前記個室ボックスから離れた使用位置と前記個室ボックスに近接した収納位置とに位置切り替え可能であることを特徴とする仮設トイレ。
  2. 請求項1に記載の仮設トイレにおいて、前記支持フレームは、一端に前記目隠し材の上端が固定され他端が前記個室ボックスの天面の上側に向けて延ばされていて、前記支持フレームの前記個室ボックスの天面の上側に位置する部分を前記連結手段によって前記個室ボックスに連結する仮設トイレ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の仮設トイレにおいて、前記目隠し材の下端に錘材が着脱自在に取り付けられ、この錘材が地面に載置される仮設トイレ。
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