JP6097499B2 - プラズマ処理装置用部品及びプラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置用部品及びプラズマ処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、プラズマ処理装置用部品及びプラズマ処理装置に関し、特に、プラズマ処理装置が備えるチャンバの内部に配置されるプラズマ処理装置用部品及びプラズマ処理装置に関する。
半導体装置の製造プロセスにおいて、半導体基板に対してドライエッチング処理やアッシング処理等を行うための平行平板型のプラズマ処理装置では、例えば、上部電極として、アルミニウム基材の表面を酸化処理して形成した酸化被膜上に、アルミナ或いはイットリア等の溶射被膜を形成したものが用いられている。
このような上部電極を温度制御した場合、アルミニウム基材と溶射被膜との線膨張係数の差に起因して溶射被膜が剥がれ、パーティクルの原因となることがある。また、今後、半導体基板の大型化に対応してアルミニウム基材を大型化する必要が生じた場合には、この問題はより顕著に現れるおそれや、アルミニウム基材の熱容量の大きさに起因して温度制御性が低下するおそれがあり、更に、アルミニウム基材の重量が大きくなることでプラズマ処理装置の組立作業性が低下する問題も生じる。
このような問題を解決する手段として、上部電極の基材としてカーボン(黒鉛)を用いることが考えられる。ここで、上記の問題に対してなされたものではないが、これまでに上部電極としてカーボンを用いる提案は幾つかなされている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平4−216624号公報 特開2002−280356号公報
しかしながら、カーボンは多孔質であるために、気密性が必要とされる部品としての使用が困難であるという問題や、結晶が剥離することによるパーティクルが発生しやすいという問題がある。なお、上記特許文献1に記載された技術では、パーティクル発生の問題を回避することができず、また、特許文献2に記載された技術では、ガラスとの複合材であるために熱容量が大きくなってしまうため、アルミニウム基材を用いた場合と同じ問題が生じる。
本発明の目的は、熱容量が小さく、気密性を備えると共にパーティクルの発生を抑制したプラズマ処理装置用部品及びプラズマ処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のプラズマ処理装置用部品は、基板に対して所定のプラズマ処理を施すプラズマ処理装置が備えるチャンバの内部に設けられるプラズマ処理装置用部品であって、カーボンからなる基材と、前記基材の表面に設けられるSiC被膜と、前記SiC被膜の表面に設けられる、ガス遮断性を有するガラス被膜と、前記ガラス被膜の表面に設けられる、セラミックスからなる溶射被膜と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明のプラズマ処理装置は、基板を収容するチャンバと、前記チャンバの内部において基板を載置する下部電極と、前記下部電極に載置された基板と対向するように配置される上部電極板を有し、前記基板に向けてプラズマを生成させるための所定のガスを供給するシャワーヘッドとを備え、前記上部電極板と前記下部電極との間に所定の電圧を印加することによりプラズマを生成させて前記基板に対して所定のプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって、前記上部電極板は、カーボンからなる基材と、前記基材の表面に設けられるSiC被膜と、前記SiC被膜の表面に設けられる、ガス遮断性を有するガラス被膜と、前記プラズマが生成される空間に対向する前記ガラス被膜の表面に設けられる、セラミックスからなる溶射被膜と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、カーボン基材の表面にガラス被膜を形成しているために気密性を確保することができ、よって、半導体製造装置において真空雰囲気と大気雰囲気とを分離する部材として用いることが可能であり、カーボンの結晶の剥離によるパーティクルの発生が抑えられる。なお、ガラス被膜の下地としてSiC被膜を形成しているために、ガラス被膜の密着性が高められる。
特に、本発明に係る半導体製造装置用部品をプラズマ処理装置の上部電極に適用した場合には、上部電極全体の熱容量を従来のアルミニウム基材からなる上部電極よりも格段に小さくすることができるため、温度制御を行った際の応答性を高めることができ、これにより、精度の高い処理を行うことが可能になると共に、基板処理のスループットを向上させることが可能になる。また、上部電極を軽量化することができるため、半導体製造装置の組立作業性を向上させ、作業負荷を軽減することができる。
本発明の実施の形態に係るプラズマエッチング装置の構成を概略的に示す図である。 プラズマエッチング装置が備える上部電極板の構造を示す垂直断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、半導体デバイス用のウエハ(以下「ウエハ」という)に対してプラズマエッチング処理を施すプラズマエッチング装置を取り上げ、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るプラズマエッチング装置の構成を概略的に示す図である。プラズマエッチング装置10は、例えば、直径が300mmのウエハWを収容するチャンバ11を有し、チャンバ11内にはウエハWを上面に載置する円柱状のサセプタ12が、円板状部材28の上に配置されている。なお、図1では、チャンバ11の内部と外部とでウエハWを搬送するための搬入出口は不図示である。プラズマエッチング装置10では、チャンバ11の内側壁とサセプタ12の側面とによって側方排気路13が形成されており、側方排気路13の途中には排気プレート14が配置されている。
排気プレート14は、多数の貫通孔を有する板状部材であり、チャンバ11の内部を上部と下部に仕切る仕切り板として機能する。排気プレート14によって仕切られたチャンバ11内部の上部空間は、プラズマを発生させ、ウエハWに対してプラズマエッチング処理を施す処理室15となっている。一方、排気プレート14によって仕切られたチャンバ11内部の下部空間は、排気室(マニホールド)16となっている。
排気室16には、チャンバ11内のガスを排出する排気管17が接続されており、排気プレート14は、処理室15で発生させたプラズマを捕捉又は反射して排気室16への漏洩を防止する機能をも有する。排気管17には、不図示のTMP(Turbo Molecular Pump)及びDP(Dry Pump)が接続されており、これらのポンプによってチャンバ11内が所定の真空度に減圧される。具体的には、DPはチャンバ11内を大気圧から中真空状態(例えば、1.3×10Pa(0.1Torr)以下)へ減圧し、TMPはDPと協働してチャンバ11内を中真空状態よりも更に低い圧力である高真空状態(例えば、1.3×10−3Pa(1.0×10−5Torr)以下)まで減圧する。なお、チャンバ11内の圧力は、不図示のAPCバルブによって制御される。
チャンバ11の内部に配置されたサセプタ12には、第1の高周波電源18が第1の整合器19を介して接続されると共に、第2の高周波電源20が第2の整合器21を介して接続されている。第1の高周波電源18は、比較的低い周波数(例えば、13MHz)のイオン引き込み用の高周波電力をサセプタ12に印加する。一方、第2の高周波電源20は、比較的高い周波数(例えば、40MHz)のプラズマ生成用の高周波電力をサセプタ12に印加する。これにより、サセプタ12は電極(下部電極)として機能する。また、第1の整合器19及び第2の整合器21は、サセプタ12からの高周波電力の反射を低減して高周波電力のサセプタ12への印加効率を最大にする。
サセプタ12の上部周縁部には、サセプタ12の中央部分が図中上方へ向けて突出するように段差が形成される。サセプタ12の中央部分の先端には、静電電極板22を内蔵するセラミックスからなる静電チャック23が配置されている。静電電極板22には直流電源24が接続されており、静電電極板22に正の直流電圧が印加されると、ウエハWにおける静電チャック23側の面(以下「裏面」という)に負電位が発生して、静電電極板22とウエハWの裏面との間に電位差が生じる。ウエハWは、この電位差に起因するクーロン力又はジョンソン・ラーベック力によって静電チャック23に吸着保持される。
また、サセプタ12は、内部に不図示の冷媒流路からなる冷却機構を有している。この冷却機構は、プラズマと接触して温度が上昇するウエハWの熱をサセプタ12を介して吸収することによって、ウエハWの温度が所定温度よりも高くなることを防止する。
なお、サセプタ12は、伝熱効率や電極機能を考慮して、導電体(例えば、アルミニウム)により構成されるが、導電体をプラズマが発生する処理室15へ晒すのを防止するために、サセプタ12の側面は誘電体(例えば、石英(SiO))からなる側面保護部材25によって覆われる。
さらに、サセプタ12の上部周縁部(段差部)及び側面保護部材25の上面には、静電チャック23に吸着保持されたウエハWを囲むように、フォーカスリング26が載置されており、更に、フォーカスリング26を囲むようにシールドリング27が側面保護部材25の上面に載置されている。フォーカスリング26は、珪素(Si)又は炭化珪素(SiC)からなり、プラズマの分布域をウエハW上だけでなく、フォーカスリング26上まで拡大する。
チャンバ11には、処理室15に対向するチャンバ11の内周面を覆うように、デポシールド60が配置されている。本実施の形態では、デポシールド60は、チャンバ11の上端面に係止され、固定されている。また、デポシールド60の下端部と円板状部材28の上面周縁部との間に排気プレート14を架設している。
チャンバ11の天井部には、サセプタ12と対向するようにシャワーヘッド30が配置されている。シャワーヘッド30は、上部電極板40と、上部電極板40を着脱可能に釣支するクーリングプレート31と、クーリングプレート31を覆う蓋体32とを有する。プラズマエッチング装置10では、シャワーヘッド30とサセプタ12は、上部電極板40とサセプタ12の上面とが平行となるように配置されている。
上部電極板40は、厚み方向に貫通する多数のガス孔41を有する円板状部材である。後述する通り、上部電極板40の基材にはカーボン(黒鉛)が用いられているため、従来のアルミニウム等の金属製の上部電極と比較すると、厚みが同じ場合には、機械的強度は相対的に小さくなる。そのため、本実施の形態では、チャンバ11の上端面に係止されたデポシールド60と蓋体32とによって上部電極板40の外周部を挟持することによって、上部電極板40を強固に保持する構成を取っている。蓋体32とデポシールド60のそれぞれにおいて上部電極板40を挟持する部分には、チャンバ11の内部の気密性を確保するためのシールリング65が配置されている。なお、上部電極板40のより詳細な構造については、図2を参照して後述する。
クーリングプレート31と蓋体32との間にはバッファ室34が設けられ、このバッファ室34には処理ガス導入管35が接続されている。また、クーリングプレート31には、バッファ室34と上部電極板40に形成されたガス孔41とに連通する孔部33が形成されている。
プラズマエッチング装置10の動作制御は、制御部36によって行われる。制御部36は、内蔵するメモリ等に記憶されたプログラムに従って各構成要素の動作を制御し、ウエハWにプラズマエッチング処理を実行する。具体的には、制御部36は、各構成要素の動作を制御して、処理ガス導入管35からバッファ室34へ供給された処理ガスを処理室15へ導入し、第2の高周波電源20からサセプタ12を介して処理室15の内部空間へ印加されたプラズマ生成用の高周波電力により処理室15に導入された処理ガスを励起してプラズマを生成し、プラズマ中のイオンを第1の高周波電源18がサセプタ12に印加するイオン引き込み用の高周波電力によってウエハWに向けて引き込み、ウエハWにプラズマエッチング処理を施す。
図2は、上部電極板40の構造を示す垂直断面図である。上部電極板40は、主に、カーボン(具体的には、黒鉛)からなる円板状の基材50と、基材50の表面全体を覆うように形成されたSiC被膜51と、SiC被膜51を覆うように形成されたガラス被膜52と、処理室15に面したガラス被膜52の表面に形成されたセラミックスからなる溶射被膜53と、基材50に形成された穴部に嵌め込まれたスリーブ54とによって構成されている。
SiC被膜51は、基材50にガス孔41を形成するための穴部を形成した後に、基材50の全表面を覆うように形成される。SiC被膜51は、ガラス被膜52の密着性(濡れ性)を高める役割を担う。SiC被膜51の形成方法には周知の技術を用いることができ、例えば、金属Siを含浸させて焼結する反応焼結法やCVD法による薄膜形成法等を用いることができる。SiC被膜51の厚さは、前述の機能が発揮される限りにおいて制限はないが、具体的には、数十ナノメールから数ミクロン程度とされる。
スリーブ54は、例えば、イットリア(Y)からなり、SiC被膜51が形成された後に、基材50に形成された穴部に打ち込み(嵌め込み)或いは接着によって取り付けられる。そのため、スリーブ54と基材50との間にはSiC被膜51が存在するが、ガラス被膜52は存在しない。なお、本実施の形態では、正確には、スリーブ54の内孔がガス孔41となる。
基材50は、カーボン(黒鉛)からなる多孔質材料であるため、ガス透過性を有する。一方、上部電極板40は、既に説明したように、その外周がデポシールド60と蓋体32とによって挟持されるようにして配置されている。そのため、チャンバ11内を減圧した際に、上部電極板40を通して外部から空気がチャンバ11内に流入することのないように、上部電極板40はガス遮断性を備えている必要がある。そこで、上部電極板40にガス遮断性を付与するために、ガラス被膜52が設けられる。したがって、ガラス被膜52には、ガス遮断性を有する緻密性が必要とされ、これにより、基材50のカーボン(黒鉛)の結晶の剥離によるパーティクルの発生を実質的になくすことができる。
ガラス被膜52の厚さは、ガス遮断性を有するように、また、後にガラス被膜52上に溶射被膜53の形成する処理の際に亀裂や剥離することない強度を有するように、例えば、10μm〜40μmとすることが好ましく、20μm〜30μmとすることがより好ましい。
ガラス被膜52の成膜方法には特に制限はなく、例えば、ガラス粉末をスラリー状(又はペースト状又はゲル状)にしてSiC被膜51上に塗布して乾燥させ、所定温度に加熱することによってガラス粉末を溶融させて緻密な膜状とする方法等を用いることができる。なお、その際、スリーブ54の内孔にマスキング等を施しておくことにより、スリーブ54の内孔がガラス被膜52によって潰されないようにする。
溶射被膜53には、セラミックスからなる被膜、具体的には、イットリア溶射被膜が用いられ、これにより、上部電極板40にプラズマ耐性が付与される。溶射被膜53の厚さは、例えば、数十ミクロンから数百ミクロン(具体的には、200μm程度)とすることができる。なお、溶射被膜53の形成方法には、周知の技術を用いればよい。
上部電極板40の外周には、導通部材45(図1に不図示)が配置されており、導通部材45により、チャンバ11とデポシールド60及び蓋体32とが同電位に保たれる。ここで、導通部材45と基材50とは直接には接触していないが、SiC被膜51とガラス被膜52は薄いために、プラズマエッチング処理時に下部電極であるサセプタ12と上部電極板40との間に高周波電圧を印加することにより導通部材45と基材50との間に導通が生じ、これにより、基材50をチャンバ11等と同じ電位に保持することができる。
導通部材45は、上部電極板40において蓋体32とデポシールド60とに挟持される部分の表面はガラス被膜52となっているため、上部電極板40が挟持された状態でのガラス被膜52の破壊を防止して、ガラス被膜52を保護する役割をも果たす。
上部電極板40において、基材50の上面の内周側であって、且つ、ガス穴41が形成されている領域の外側には、複数箇所に凹部が形成されている。これらの凹部には、上部電極板40を固定するための固定部材として、例えば、SiCからなるブッシュ55が接着固定されている。ブッシュ55にはネジ穴56が形成されており、ネジ穴56に不図示のネジを螺合させることにより、ブッシュ55をクーリングプレート31(図1参照)と締結する。これにより、上部電極板40は、その外周部のみでなく、クーリングプレート31にも保持されるため、上部電極板40の自重による撓みの発生を防止することができる。なお、ブッシュ55は、蓋体32に対して固定される位置にも設けることができる。
なお、本実施の形態では、基材50の表面にSiC被膜51を形成しているため、基材50のカーボン(黒鉛)及びSiC被膜51と熱膨張係数が同じ又は近接した材料をブッシュ55に用いている。これにより、これらの各部材の温度変化に対する上部電極板40の保持状態を安定に維持することができる。ブッシュ55には、このような効果が得られれば、他のセラミックス材料や金属材料を用いても構わない。
上記の通り、本実施の形態に係る上部電極板40では、基材50として、従来の基材であるアルミニウムよりも熱容量の小さいカーボン(黒鉛)を用いており、アルミニウム(Al)とカーボン(C)の熱容量の比は、概ね、Al:C=1:0.34の関係にある。そのため、本実施の形態に係る上部電極板40では、従来の上部電極板と形状が同じである場合に、小さい熱量で温度を変化させることが可能になり、温度制御の応答性を向上させることができる。これにより、ひいては、精度の高い処理を行うことが可能になると共に、ウエハWの処理のスループットを向上させることが可能になる。
また、本実施の形態に係る上部電極板40は、基材50として、従来の基材であるアルミニウムよりも軽いカーボン(黒鉛)が用いられているため、同じ形状の場合に、軽量化が可能になる。具体的には、アルミニウムの比重が2.7であるのに対して、カーボン(黒鉛)の比重は約1.5であるから、上部電極板としての重量を約44%低減することが可能になる。これにより、プラズマエッチング装置10の組立作業における上部電極板40の取り扱い負荷を軽減することができる。
なお、上部電極板40を用いて実行されたプラズマエッチング処理では、従来のアルミニウムを基材とした上部電極板を用いて実行されたプラズマエッチング処理と比較して、エッチングレートやエッチング処理によるウエハW上の各種膜の除去性能、エッチング処理後の溝形状及び孔形状等について、実質的な差異は見られず、十分に実用的であることが確認された。
以上、本発明について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記説明では、本発明に係る半導体製造装置用部品として上部電極板40を取り上げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、デポシールド60に、上部電極板40の構造、即ち、カーボンからなる基材に3層のSiC被膜/ガラス被膜/溶射被膜が形成された部材を用いてもよい。
また、上部電極板40では、本実施の形態においては、プラズマ耐性を備えるために溶射被膜53を設けたが、プラズマ耐性が必要でない部材について軽量化を目的とした場合には、カーボンからなる基材に2層のSiC被膜/ガラス被膜が形成されたものを用いることもでき、その適用例としては、蓋体32が挙げられる。
更に、本実施の形態では、上部電極板40をデポシールド60と蓋体32とで挟持する構成としたが、上部電極板40がチャンバ11の内部に完全に内包される構造であってもよい。この場合でも、ガラス被膜52には、基材50からのパーティクルの発生を防止するために緻密質であることが要求される。本発明に係るプラズマ処理装置は、上述した平行平板型のプラズマエッチング処理装置に限定されるものではなく、プラズマを用いる各種装置、例えば、アッシング装置やプラズマCVD装置等にも用いることができる。
10 基板処理装置
11 チャンバ
12 サセプタ
28 シャワーヘッド
40 上部電極板
41 ガス孔
45 導通部材
50 基材
51 SiC被膜
52 ガラス被膜
53 溶射被膜
54 スリーブ
55 ブッシュ
W ウエハ

Claims (12)

  1. 基板に対して所定のプラズマ処理を施すプラズマ処理装置が備えるチャンバの内部に設けられるプラズマ処理装置用部品であって、
    カーボンからなる基材と、
    前記基材の表面に設けられるSiC被膜と、
    前記SiC被膜の表面に設けられる、ガス遮断性を有するガラス被膜と、
    前記ガラス被膜の表面に設けられる、セラミックスからなる溶射被膜と、を有することを特徴とするプラズマ処理装置用部品。
  2. 前記溶射被膜は、前記チャンバの内部においてプラズマが生成される空間に面した前記ガラス被膜の表面に設けられていることを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置用部品。
  3. 前記プラズマ処理装置用部品は、前記チャンバの内部に収容された基板と一定の距離を隔てて対向するように前記チャンバの内部に配置される電極部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置用部品。
  4. 前記基材には孔部が設けられ、前記孔部に前記SiC被膜を介してセラミックスからなるスリーブが配置されており、
    前記スリーブの内孔が、前記チャンバの内部においてプラズマを発生させるために前記基板に向けて所定のガスを供給するためのガス孔となっていることを特徴とする請求項3記載のプラズマ処理装置用部品。
  5. 前記スリーブ及び前記溶射被膜は、イットリアからなることを特徴とする請求項4記載のプラズマ処理装置用部品。
  6. 前記ガラス被膜の厚さは10μm〜40μmであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置用部品。
  7. 前記ガラス被膜の厚さは20μm〜30μmであることを特徴とする請求項6記載のプラズマ処理装置用部品。
  8. 基板を収容するチャンバと、
    前記チャンバの内部において基板を載置する下部電極と、
    前記下部電極に載置された基板と対向するように配置される上部電極板を有し、前記基板に向けてプラズマを生成させるための所定のガスを供給するシャワーヘッドとを備え、
    前記上部電極板と前記下部電極との間に所定の電圧を印加することによりプラズマを生成させて前記基板に対して所定のプラズマ処理を施すプラズマ処理装置であって、
    前記上部電極板は、
    カーボンからなる基材と、
    前記基材の表面に設けられるSiC被膜と、
    前記SiC被膜の表面に設けられる、ガス遮断性を有するガラス被膜と、
    前記プラズマが生成される空間に対向する前記ガラス被膜の表面に設けられる、セラミックスからなる溶射被膜と、を有することを特徴とするプラズマ処理装置。
  9. 前記チャンバは円筒状であり、
    前記チャンバの上面を覆う円板状の蓋部材を更に備え、
    前記上部電極板は、円板状の形状を有し、前記上部電極板の上面の内周側に設けられた凹部に配置された固定部材を備え、
    前記上部電極板の外周部が前記チャンバの上端と蓋部材との間に挟持されると共に、前記固定部材が前記蓋部材に釣支されていることを特徴とする請求項記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記ガラス被膜の厚さは10μm〜40μmであることを特徴とする請求項8又は9記載のプラズマ処理装置。
  11. 前記ガラス被膜の厚さは20μm〜30μmであることを特徴とする請求項9記載のプラズマ処理装置。
  12. 前記上部電極板の外周には、前記チャンバ及び前記蓋部材を同電位に保つ導通部材が配置されることを特徴とする請求項記載のプラズマ処理装置。
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