JP6130516B2 - 1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類を製造するための改善された方法 - Google Patents

1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類を製造するための改善された方法 Download PDF

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Description

本発明は、ジアルキルカーボネートと1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールとのエステル交換によって実質的にオリゴマーのない純粋な1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類を製造するための改善された方法に関する。本発明の1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類は、ポリカーボネート類および非イソシアネートポリウレタン類等の合成ポリマーを調製するのに有用である。
ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類を合成するための方法は、ジアンヒドロヘキシトールとクロロギ酸エステルとの反応によるものが米国特許出願第2004/241553号明細書および日本国特許文献6−261774中に記載されている。しかし、そうした方法の大きな不利益は、クロロギ酸エステル等の有毒化合物の使用である。
有毒な反応物を避けたより安全かつ環境に無害なエステルの交換方法が、米国特許出願第2012/0041169号明細書中に記載されており、これは、1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトール、特にイソソルビドと、ジアルキルカーボネート、好ましくは炭酸ジメチル(DMC)および炭酸ジエチル(DEC)とを、塩基、好ましくは炭酸カリウム(KCO)水酸化リチウム(LiOH)および水酸化カリウム(KOH)等のエステル交換触媒の存在下で反応させ、そして対応する1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類を良好な収率で与え、生成されるアルコールまたは共沸混合物を連続的に蒸留することによって平衡を右に移動させる。しかし、この方法の欠点は、特に比較的低いジアルキルカーボネート/ジアンヒドロヘキシトールのモル比、例えば20以下または10以下のモル比が使用される場合に、所望の1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類を低下させて、高い割合のオリゴマー(オリゴカーボネート)類が副生成物として生成することである。米国特許出願公開第2012/0041169号明細書によれば、オリゴマー部分を溶媒のない反応混合物の約5%に制限するために、より低い生産性となる40超のモル過剰のジアルキルカーボネートを使用しなければならず、そしてそれ故に、生産プラントサイズでの望ましくない増大となる。さらに、より過剰のジアルキルカーボネートが使用されればされる程、エステル交換反応の終わりに、蒸発によってこの反応混合物からこの化学品を除去するのにより多くのエネルギーが消費されるであろう。さらに、99%の純粋な1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類を得るために、高真空(<1mbar)下での上流によるか、または結晶化のいずれかによる費用のかかる精製ステップが用いられる。同様に、この方法の別の欠点は、ジアンヒドロヘキシトールの量に関して0.1〜10モル当量、特に1〜3モル当量を含む、多量の触媒が使用されることである。
上記を鑑みて、これらの欠点の少なくとも一部を克服する1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類を製造するための改善された最新の方法を提供することへのニーズが依然ある。
上記に記載したように、米国特許出願第2012/0041169号明細書中に開示された手順の主な欠点は、所望の1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類と共に、5%までのオリゴマーが副生成物として得られることである。しかし、オリゴマーの割合は、溶媒を除いたガスクロマトグラフィーによる面積分布に基づいて米国特許出願公開第2012/0041169号明細書中で計算された。さらに下記例1〜6に示すように、より高い重合度のオリゴマーはそれらの高い沸点により検出されないのでこの分析手順は、オリゴマーの割合をひどく過小評価している。本発明者らが使用する方法であるゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)は、本特許出願において確認されるように、オリゴマー決定のためにより好適かつより正確な方法である。例1〜4に示すように、GPCの結果は、米国特許出願第2012/0041169号明細書中に開示された触媒の量を使用し、得られたオリゴマーの量は17%超であったことを示す。
驚いたことに、本発明者らは、存在するジアンヒドロヘキシトールの量に対して、0.01〜0.1未満、好ましくは0.01〜0.09、さらに好ましくは0.01〜0.07、またさらに好ましくは0.01〜0.05、そして最も好ましくは0.01〜0.03モル当量の触媒を含むエステル交換触媒の量を使用することによって、そうした量のオリゴマーが実質的に減少することを見出した。さらに、1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類は、高収率で得られた。
そうした低量の触媒を使用するさらなる利点は、固体の異質な触媒が使用される場合、反応混合物の攪拌によるおよびろ過によったより簡単な触媒の分離によるより少ない原料消費、より少ないエネルギー消費である。なんらかの理論に拘束されることを望まないが、本発明者らは、これらの低い触媒濃度において、重縮合によって、オリゴマー(オリゴカーボネート)類への1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)の転化速度は1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類の生成の速度に対して劇的に低下し、従来技術の手順に対して副生成物として遙かに低い量のオリゴマーを生じると仮説を立てた。
したがって、本発明は、式(I):
Figure 0006130516
(それぞれのRは、独立して直鎖アルキル基または分枝アルキル基、好ましくはC〜Cアルキル基、特にメチルまたはエチル基を表す。)の純粋かつ実質的にオリゴマーのない1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類を製造するための方法であって、
(a)少なくとも1種のジアンヒドロヘキシトールと、存在するジアンヒドロヘキシトールの量に対して少なくとも2モル当量の式R−O−C(=O)−O−R(式中Rは上記と同じ意味を有する)の少なくとも1種のジアルキルカーボネートと、存在するジアンヒドロヘキシトールの量に対して0.01モル当量〜0.1モル当量未満のエステル交換触媒と、からなる反応混合物を調製することと、
(b)得られたアルコールまたは反応混合物中に存在するジアルキルカーボネートとアルコールとが生成する共沸混合物の部分的な蒸留によって反応混合物から連続的に分離するのに充分多くの理論蒸留段数を含む留塔を好ましくは備えた反応器中において、その還流温度まで反応混合物を加熱することと、
の各ステップを含む、方法に関する。
本発明の方法は、続く反応においてリサイクルできるエステル交換触媒の実質的に全てを反応混合物から回収するステップことをさらに含む。その後に、本発明の方法は、1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類をさらに単離することを含み、これは周囲圧力においてまたは真空下において蒸発により反応混合物から未反応のジアルキルカーボネートを除去することを含む。
本発明中において使用される用語「1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトール」または「ジアンヒドロヘキシトール」は、イソソルビド、イソマンニドおよびイソイジドを含み、イソソルビドは、特定の態様により選択されたジアンヒドロヘキシトールである。
「実質的にオリゴマーのない」または「実質的にオリゴマーを含まない」により、(触媒および未反応のジアルキルカーボネートの除去後に)単離した1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)においてオリゴマーの濃度が14%未満、好ましくは10%未満、さらに好ましくは5%未満、およびまたさらに好ましくは1%未満であることを意味する。
「定量的な収率で」により、単離した1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)の収率が、86%超、好ましくは90%超、さらに好ましくは95%超、およびまたさらに好ましくは99%超であることを意味する。
「純粋な1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)」によって、単離した1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)の純度が85%超、好ましくは90%超、さらに好ましくは95%超、およびまたさらに好ましくは99%超であることを意味する。
「反応混合物からエステル交換触媒の実質的に全てを回収する」によって、反応の終わりにおいて、触媒の初期量の、少なくとも95%、好ましくは少なくとも98%、さらに好ましくは少なくとも99%が、回収されることを意味する。
ステップ(a)中で調製された出発反応混合物におけるジアルキルカーボネート/ジアンヒドロヘキシトールのモル比は、少なくとも2、特に5〜50、さらに特に5〜40、およびまたさらに特に10〜35である。オリゴマー形成は、より低いモル比により通常有利になり、一方、より高い値は1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)を単離するステップの間のより高いエネルギー消費となる。
本発明の方法において使用されるエステル交換触媒は、特定の態様により、以下:アルカリ金属およびアルカリ土類金属炭酸塩および重炭酸塩、アルカリ金属およびアルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属およびアルカリ土類金属リン酸塩、リン酸水素塩および二水素リン酸塩、アンモニウム炭酸塩、アンモニウム重炭酸塩、アンモニウム水酸化物から選択されたアンモニウム塩、リン酸塩、リン酸水素塩および二水素リン酸塩、ならびにアミン特に第三アルキルアミン、の1種または2種以上から選択された塩基性触媒である。好ましい塩基性触媒は固体であり、そしてさらに好ましくは反応の終わりにおいて濾過によって反応混合物からのそれらの回収を促進するために、異質相触媒プロセスとなるものであり、したがってこの方法へのそれらの再生利用も促進する。またよりさらに好ましくは、エステル交換触媒は、炭酸カリウム、炭酸セシウム、水酸化カリウムおよび水酸化リチウムの1種または2種以上であり、炭酸カリウムおよび炭酸セシウムが最も好ましい。
ステップ(a)中で調製された出発反応混合物は、存在するジアンヒドロヘキシトールの量に対して、0.01〜0.1未満のモル当量、好ましくは0.01〜0.09、さらに好ましくは0.01〜0.07、またさらに好ましくは0.01〜0.05、そして最も好ましくは、0.01〜0.03モル当量の触媒を含む。0.01未満の値は、反応速度を劇的に低下させるが、一方、0.1モル当量超では、生成されるオリゴマーの量は大幅となる。
本発明の方法において使用される反応は、イソソルビドおよび炭酸ジメチルのためのスキーム1中に具体的に説明されるエステル交換である。
スキーム1
Figure 0006130516
このように、これは平衡反応であり、したがって、約100%のジアンヒドロヘキシトールの転化および高収率での1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)を達成するために、エステル交換反応において生成されるアルコールまたはアルコールがジアルキルカーボネートと形成できる共沸化合物を連続的に蒸留することによって平衡を右にシフトさせることが必要となる。この連続的な蒸留は、減圧下また大気圧下、好ましくは大気圧下において行うことができる。この蒸留は、塔の上部において、エステル交換反応中で生成したアルコールに富化した流れ、またはアルコールと(例えば炭酸ジメチルが使用される場合が例であるが)ジアルキルカーボネートとによって生成した共沸混合物に富化した流れを除去するのに充分な理論段数を有する留塔を使用して行うことができる。
蒸留が進行するにつれて、反応混合物の温度は、反応混合物または生成される共沸混合物の沸点に相当する値から反応圧力において使用されるジアルキルカーボネートの沸点に相当する値に連続的に増加する。この点は、反応が終了したこと、すなわち、本発明の方法のステップ(b)が終了したことを示す。代わりに、反応の終わりの時間は、特徴的なバンドの消滅を監視することによりフーリエ変換赤外分光法(FTIR)によって検出できる。スキーム1の例において、時間に対し3392cm−1でのイソソルビドヒドロキシルのバンドを監視でき、そしてヒドロキシルバンドがない場合、反応は終わりである。
上記に記載したように本発明の方法は、本発明の次のプロセスステップの間のオリゴマーの生成を防ぐために、反応混合物からのエステル交換触媒の除去をさらに含む。
その後に、本発明の方法は、1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)を単離することをさらに含み、これは周囲圧力におけるかまたは真空下における蒸発により、反応混合物から未反応のジアルキルカーボネートを除去することを含む。
好ましい態様では、塩基性触媒は、固体かつ反応混合物中において不溶性であり、そしてそれ故に、ろ過によって反応媒体から容易に除去できる。次に、生じるろ液は、周囲圧力においてかまたは真空下において蒸発に供されて、所望の1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)を与える。
このように得られた1、4:3、6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)は、必要に応じて好適な溶媒からの1つまたは2つ以上の結晶化ステップまたは蒸留へ等の1つまたは2つ以上の従来の精製プロセスにさらに供されることができる。
本発明の方法は、具体的に説明することのみを目的とし、かつなんら本発明を制限すると解されない例を参照して、以下で具体的に説明される。
イソソルビドジ(メチルカーボネート)の合成の一般的な手順
10gのイソソルビド(0.0674mol)、および例において特定された濃度を与えるのに必要な量の炭酸ジメチル(DMC)および触媒(炭酸カリウムまたは炭酸セシウム)を、マグネティックスターラー、温度計および還流コンデンサーを取り付けた100mLのガラス反応器中に導入した。反応混合物をグリセロールバス中において攪拌下0.5時間還流温度で加熱した。この期間の間、反応混合物の温度は連続的に低下し、メタノールが生成されたことを示した。次に、還流コンデンサーを、コンデンサーに接続された18の理論段数Vigreux留塔と置換し、そして連続的にメタノール、またはメタノール/DMC混合物を蒸留させて、反応混合物の温度が1つのDMC(90℃)の沸点に相当する温度に到達するまで、反応を進めた。DMCの過度の損失を避けるために、塔の上部における温度が常に75℃未満となるように反応混合物への熱流を調整した。ヒドロキシルバンドがFTIRによって観察されなくなった時に、反応が完了した。次に、反応混合物を室温で冷却し、そして触媒をろ過によって除去し、DMCを用いてケーキを洗浄し、そして混合したろ液を真空下で蒸発させて、H−NMR、13C−NMR、および元素分析によってイソソルビドジ(メチルカーボネート)と同定された残留物を与えた。このオリゴマーの割合をGPCにより決定し、そしてこれは触媒濃度に依存していた。触媒を少なくとも99%の収率で回収した。
内部参照としてテトラメチルシランをおよび溶媒として重水素化ジメチルスルホキシドを使用して400MHz BRUKER AC NMR測定器中でNMRスペクトルを記録した。FTIRスペクトルをPerkin Elmerスペクトル2000測定器を使用して記録した。元素分析をThermo Finnigan 1112シリーズ Flash Elemental Analyzer (ThermoFisher Scientific)中で行った。
以下のデータは、下記の例6のイソソルビドジ(メチルカーボネート)を参照する:
元素分析: Found (%): C、45.94; H、5.36. Calc.(%) for C1014: C、45.81; H、5.38.
FTIR νmax/cm−1(膜):2961、2880、1749、1444、1349、1263、1100、1053、1011、973、933、887、867、791.
H NMR (400MHz、DMSO−6; MeSi) δ (ppm)5.03(c、1H、CH)、4.97(dd、1H、CH)、4.81(t、1H、CH)、4.46(d、1H、CH)、3.94(dd、1H (CH−O))、3.80〜3.81(d、3H、CH+1H from CH)、3.72(s、3H、OCH)、3.71(s、3H、OCH)。
13C NMR (100MHz、DMSO−6; MeSi) δ (ppm)55.61(OCH);55.69(OCH);71.12(CH−O);73.09(CH−O);77.54(CH−O);81.44(CH−O);81.56(CH−O);86.09(CH−O);155.15(C=O);155.39(C=O)。
残留するイソソルビドの量をUV検出器を使用してHPLCにより分析し、そして屈折率検出器を取り付けたPolymer Laboatories装置モデルPL−GPC−50Plusを使用してGPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)によってオリゴマーの含有量を測定した。溶離液はテトラヒドロフランであり、そしてEasy Cal PS−2からのポリスチレン標準を、40℃で300×7.5mm Resiporeカラムを用いて分子量対溶離時間の校正曲線を得るために使用した。オリゴマーの含有量をFID検出器および30m×0.250m×0.25μm DB−WAXカラムを取り付けたVarian装置モデル450−GCを使用してガスクロマトグラフィー(GC)によってまた決定した。注入温度および検出器温度は、ぞれぞれ、225℃および250℃であった。オーブンの温度を80℃(2分)で開始し、260℃まで15℃/分で昇温させ、そして次にこの温度において5分間保った。1mL/分のヘリウムをキャリアガスとして使用し、そしてエチレングリコールを内部標準として使用した。分離(split)比は1:10であり、そしてサンプル濃度は10μLの注入体積でアセトニトリル中の2g/Lであった。分析時間は19分であった。イソソルビドジ(メチルカーボネート)およびオリゴマーの量を、米国特許出願第2012/0041169号明細書中で行われたように面積分布に対応する割合として計算した。
例1〜6
イソソルビドジ(メチルカーボネート) (IDMC)の合成
61.3gの炭酸ジメチル(イソソルビドに対して10モル当量)および表1中に与えられたような異なる濃度の炭酸カリウムを使用して、上記に記載した一般的な合成手順に続いて例1〜6を行い、その結果をまた報告した。GPCおよびGCにより得られたオリゴマーの割合を比較することによる表1から解るように、この最後の分析技術は、それらレベルを過小評価するため、製品中のオリゴマーの量を分析するのに好適ではなかった。
次にGPCの結果を使用して、米国特許出願第2012/0041169号明細書の請求項に記載された触媒濃度を例1〜4において使用し、これは、17.5%以上であり、かつその出願に報告されているような5%未満でないオリゴマーの割合であった。
表1中のGPCの結果は、触媒濃度が低下するにつれて、得られた生成物の平均重合度(Nm)が低下することを示し、したがって、触媒濃度が低下すると、モノマー(イソソルビドジ(メチルカーボネート))の割合が増加した。
結果は、10モル%未満の触媒濃度(例5および例6)が、14%未満のオリゴマー含有量を有するイソソルビドジ(メチルカーボネート)を与えることを明確に示した。
Figure 0006130516
[KCO]:炭酸カリウム濃度(イソソルビドに対するモル% ); C:イソソルビドの転化; Nm:生成物の平均重合度; IDMC:イソソルビドジ(メチルカーボネート); GC:ガスクロマトグラフィー。
例7〜9
DMC/イソソルビド モル比(MR)が20、30および40であり、そしてKCO濃度がイソソルビドに対し2mol%であることを除き、例1〜6において使用した一般的な手順を使用した。結果を表2に示す。表2が示すように、MRが増加する場合にオリゴマー含有量は減少するが、MR中の増加の正の影響は、触媒濃度を低下させる影響より遙かに低い。
Figure 0006130516
C:イソソルビドの転化; Nm:生成物の平均重合度;IDMC:イソソルビドジ(メチルカーボネート)。
例10〜11
上記の一般的な手順を用いたが、炭酸カリウムの代わりの触媒として炭酸セシウムおよび表3中で特定されたDMC/イソソルビド モル比および炭酸セシウム濃度を使用し、結果をまた報告した。
表3に示されるように、炭酸セシウム濃度がイソソルビドに対し100モル%の場合、得られたイソソルビドジ(メチルカーボネート)の量(例11、82.2%)は、同じ条件下で炭酸カリウムを用いて得られた結果(例5、86.4%)より多少低いが、いずれの場合においてもオリゴマーの量は再度高く:17.8%であった。
反対に、炭酸セシウムの量をイソソルビドに対して2モル%まで低下させること、およびDMC/イソソルビド モル比を30まで増加させることによって、オリゴマーの量は、5%未満まで劇的に低下した。
Figure 0006130516
C:イソソルビドの転化; Nm:製品生成物の平均重合度; IDMC:イソソルビドジ(メチルカーボネート)。
(態様)
(態様1)
式(I):
Figure 0006130516
(式中、それぞれのRは、独立して、直鎖アルキル基または分枝アルキル基、好ましくはC1〜C6アルキル基、特にメチル基またはエチル基を表す)の純粋かつ実質的にオリゴマーのない1,4:3,6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類を製造するための方法であって、
a)少なくとも1種のジアンヒドロヘキシトールと、存在するジアンヒドロヘキシトールの量に対して少なくとも2モル当量の式R−O−C(=O)−O−R(式中、Rは上記と同じ意味を有する。)の少なくとも1種のジアルキルカーボネートと、存在するジアンヒドロヘキシトールの量に対して0.01モル当量〜0.1モル当量未満のエステル交換触媒と、からなる反応混合物を調製することと、
b)得られたアルコールまたは該反応混合物中に存在する該ジアルキルカーボネートと該アルコールとが生成する共沸混合物の部分的な蒸留によって該反応混合物から連続的に分離するのに充分多くの理論蒸留段数を含む精留塔を好ましくは備えた、反応器中においてその還流温度まで該反応混合物を加熱することと、
の各ステップを含む、方法。
(態様2)
ステップb)の反応の終了時間が、該ジアンヒドロヘキシトールのヒドロキシルバンドの消滅をフーリエ変換赤外分光法によって監視することによって検出される、態様1に記載の方法。
(態様3)
該反応混合物から該エステル交換触媒の実質的に全てを回収するステップをさらに含む、態様1または2に記載の方法。
(態様4)
該1,4:3,6−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類を単離することをさらに含む態様1〜3のいずれか一項に記載の方法。
(態様5)
ステップa)において調製された該反応混合物が、該混合物中に存在するジアンヒドロヘキシトールの量に対して、0.01〜0.09、好ましくは0.01〜0.07、さらに好ましくは0.01〜0.05、そして最も好ましくは0.01〜0.03モル当量のエステル交換触媒を含む、態様1〜4にいずれか一項に記載の方法。
(態様6)
ステップa)において調製された該反応混合物が、ジアンヒドロヘキシトールの初期の量に対して、5〜50、特に5〜40、およびさらに特に10〜35モル当量のジアルキルカーボネートを含む、態様1〜5のいずれか一項に記載の方法。
(態様7)
該ジアンヒドロヘキシトールが、イソソルビド、イソマンニドおよびイソイジドからなる群から選択される、態様1〜6のいずれか一項に記載の方法。
(態様8)
該ジアンヒドロヘキシトールが、イソソルビドである、態様7に記載の方法。
(態様9)
該エステル交換触媒が、塩基性触媒である、態様1〜8のいずれか一項に記載の方法。
(態様10)
該塩基性触媒が、固体かつ該反応混合物中で不溶性である、態様9に記載の方法。
(態様11)
該エステル交換触媒が、炭酸カリウム、炭酸セシウム、水酸化カリウムおよび水酸化リチウムからなる群から選択される、態様10に記載の方法。
(態様12)
該エステル交換触媒が、炭酸カリウムである、態様11に記載の方法。
(態様13)
該エステル交換触媒が、炭酸セシウムである、態様11に記載の方法。

Claims (13)

  1. 式(I):
    Figure 0006130516
    (式中、それぞれのRは、独立して、直鎖アルキル基または分枝アルキル基を表す)の純粋かつ実質的にオリゴマーのない14:36−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類を製造するための方法であって、
    a)少なくとも1種のジアンヒドロヘキシトールと、存在するジアンヒドロヘキシトールの量に対して少なくとも2モル当量の式R−O−C(=O)−O−R(式中、Rは上記と同じ意味を有する。)の少なくとも1種のジアルキルカーボネートと、存在するジアンヒドロヘキシトールの量に対して0.01モル当量〜0.1モル当量未満のエステル交換触媒と、からなる反応混合物を調製することと、
    b)得られたアルコールまたは該反応混合物中に存在する該ジアルキルカーボネートと該アルコールとが生成する共沸混合物の部分的な蒸留によって該反応混合物から連続的に分離するのに充分多くの理論蒸留段数を含む反応器中においてその還流温度まで該反応混合物を加熱することと、
    の各ステップを含む、方法。
  2. ステップb)の反応の終了時間が、該ジアンヒドロヘキシトールのヒドロキシルバンドの消滅をフーリエ変換赤外分光法によって監視することによって検出される、請求項1に記載の方法。
  3. 該反応混合物から該エステル交換触媒の実質的に全てを回収するステップをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 該14:36−ジアンヒドロヘキシトールジ(アルキルカーボネート)類を単離することをさらに含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. ステップa)において調製された該反応混合物が、該混合物中に存在するジアンヒドロヘキシトールの量に対して、0.01〜0.09モル当量のエステル交換触媒を含む、請求項1〜4にいずれか一項に記載の方法。
  6. ステップa)において調製された該反応混合物が、ジアンヒドロヘキシトールの初期の量に対して、5〜50モル当量のジアルキルカーボネートを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 該ジアンヒドロヘキシトールが、イソソルビド、イソマンニドおよびイソイジドからなる群から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 該ジアンヒドロヘキシトールが、イソソルビドである、請求項7に記載の方法。
  9. 該エステル交換触媒が、塩基性触媒である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 該塩基性触媒が、固体かつ該反応混合物中で不溶性である、請求項9に記載の方法。
  11. 該エステル交換触媒が、炭酸カリウム、炭酸セシウム、水酸化カリウムおよび水酸化リチウムからなる群から選択される、請求項10に記載の方法。
  12. 該エステル交換触媒が、炭酸カリウムである、請求項11に記載の方法。
  13. 該エステル交換触媒が、炭酸セシウムである、請求項11に記載の方法。
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