JP6146068B2 - 通信装置及び通信プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置及び通信プログラムに関し、例えば、複数の無線通信装置間で情報を授受する通信装置及び通信プログラムに適用し得るものである。
例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc)802.15.4−2011及びIEEE802.15.4g(非特許文献1参照)は、スマートユーティリティネットワーク(SUN)向けにMAC(Media Access Control)レイヤプロトコルの標準化技術が規定されている。
SUN向けの無線通信装置は、一般的に組み込み装置として作成される。組み込み装置におけるプログラミングは、パーソナルコンピュータ等に代表される演算処理装置のプログラミングと異なりメモリ等の記憶手段の記憶領域の制約が強い。そのため、無線通信装置におけるプログラミングは、省メモリで作成する必要がある。
IEEE802.15.4では、無線通信装置におけるデータ送信要求(MCPS−DATA.request)及びデータ送信確認(MCPS−DATA.confirm)という機能が規定されている。図2を用いて、データ送信要求及びデータ送信確認機能を説明する。
図2において、送信元の無線通信装置のMACレイヤ92は、上位レイヤ91からデータ送信要求(MCPS−DATA.request)を受けると(S10)、データフレーム(DATA frame)を送信先に送信する(S11)。
送信先の無線通信装置は、MACレイヤ93が、必要に応じて、ACKフレーム(Acknowledgement)を送信元に返信し(S12)、データ受信指示(MCPS−DATA.indication)を上位レイヤ94に与える(S13)。
また、送信元のMACレイヤ92は、データフレームを送信すると送信処理の実施結果を示すデータ送信確認(MCPS−DATA.confirm)を上位レイヤ91に通知する。
IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc)802.15.4g
IEEE802.15.4に規定されるデータ送信確認技術は、データ送信要求時に設定した送信データペイロード(MAC層ペイロード)の内容を上位レイヤに通知するという機能を有していない。
MACレイヤが、データ送信確認時に送信データペイロードの内容を参照でき、上位レイヤに通知することができるようにすることは、例えば上位レイヤであるネットワークレイヤの実装を容易にする等の利点がある。
しかしながら、組み込み装置を実装する際、上述したように省メモリを実現する必要性があり、MACレイヤがデータペイロードを保持することが非常に困難である。
そのため、省メモリのMACレイヤを実装しながら、MACレイヤにおいて送信フレームのデータペイロードを参照することができる通信装置及び通信プログラムが求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明の通信装置は、(1)記憶手段と、(2)送信要求時に、記憶手段に確保した送信データを指定するメモリ領域を送信処理メモリ領域として、送信データに対してMACレイヤにおける所定処理を行う送信処理手段と、(3)送信処理手段による処理後、上記MACレイヤより上位のレイヤを処理する処理部が、記憶手段の送信処理メモリ領域の送信データを参照する送信データ参照手段とを備えることを特徴とする通信装置である。
第2の本発明は、コンピュータを、(1)送信要求時に、記憶手段に確保した送信データを指定するメモリ領域を送信処理メモリ領域として、送信データに対してMACレイヤにおける所定処理を行う送信処理手段と、(2)送信処理手段による処理後、上記MACレイヤより上位のレイヤを処理する処理部が、記憶手段の送信処理メモリ領域の送信データを参照する送信データ参照手段として機能させるものであることを特徴とする通信プログラムである。
本発明によれば、省メモリのMACレイヤを実装しながら、送信フレームのデータペイロードを参照することができる。
実施形態に係る無線通信装置の送信処理系の内部構成を示す内部構成図である。 無線通信装置におけるデータ送信要求機能及び送信確認機能を説明するシーケンス図である。 実施形態に係るフレームの構成を説明する説明図である。 実施形態の無線通信装置におけるデータフレームの送信時の処理を示すフローチャートである。
(A)主たる実施形態
以下では、本発明の通信装置及び通信プログラムの主たる実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施形態では、IEEE802.15.4−2011及びIEEE802.15.4gに規定される技術を実装する無線通信装置に本発明を適用する場合の実施形態を例示する。
(A−1)実施形態の構成
図1は、実施形態に係る無線通信装置の送信処理系の内部構成を示す内部構成図である。なお、図1では、無線通信装置の送信処理系の内部構成のみを示しており、受信処理系の内部構成については既存の無線通信装置の受信処理部を適用することができる。
実施形態に係る無線通信装置100は、送信要求処理部110、送信処理メモリ領域120、送信処理部130、データペイロード復元部140、送信確認処理部150、上位層制御部160、アンテナ部170を有する。
なお、特許請求の範囲に記載の送信処理手段は、送信要求処理部110と送信処理部130の機能を含むものである。また、特許請求の範囲に記載の送信データ参照手段は、データペイロード復元部140と送信確認処理部150の機能を含むものである。
無線通信装置100は、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インタフェース手段、通信手段等を有する。また、無線通信装置100において、CPUがROMに格納される処理プログラムを実行することにより、無線通信装置100Aの機能は実現される。
なお、処理プログラムは、ネットワークを介してダウンロードされ記憶部にインストールされ、CPUにより記憶部から読み出し可能なものであっても良い。その場合でも、処理プログラムは、CPUを図1に示す全部又は一部の機能部として機能させるものである。
アンテナ部170は、送信処理部130からの信号を変調して電波として送出するものである。
上位層制御部160は、例えば、ネットワークレイヤ、トランスポートレイヤ、アプリケーションレイヤ等の処理制御を行うものである。
上位層制御部160は、送信すべきデータがある場合、送信要求処理部110に対して送信要求を行うと共に、送信すべきデータを与えるものである。また、上位層制御部160は、送信要求に係るフレームの送信後、送信確認処理部150から送信フレームのデータペイロード部分の通知を受ける。
送信要求処理部110は、上位層制御部160からの送信要求を受けると、上位層制御部160からの送信すべきデータ(以下、送信データともいう)を指定する送信処理メモリ領域120を確保し、所定の送信要求処理を行うものである。
つまり、送信要求処理部110は、上位層制御部160から送信要求を取得すると、上位層制御部160から送信すべきデータを受け取り、送信データを指定する送信処理メモリ領域120を用いてフレーム形成を行うものである。例えば、送信要求処理部110は、上位層制御部160からのデータにMAC層ヘッダを付与してフレームを形成する機能や、フレームの形成後に送信処理部130に対して送信準備完了の旨を通知する機能を有する。
送信処理メモリ領域120は、記憶手段のメモリ領域であって、送信要求の際に、送信データを指定して確保したメモリ領域である。送信処理メモリ領域120は、送信データの送信処理を行うための作業領域として利用される。送信処理メモリ領域120は、例えばRAM等を適用することができる。
送信処理部130は、送信要求処理部110により形成されたフレームを送信処理するものである。
例えば、RF(Radio Frequency)のLSIに対する制御用コマンドをフレームに挿入する場合、送信処理部130は、送信処理メモリ領域120上で、所定の制御用フレームへのフォーマット変換(例えば、下位層であるRFLSIの制御用フレームへのフォーマット変換等)を行ったり、又はセキュアな通信を行う場合、送信処理部130は、データ(フレームデータ)の暗号化処理を行ったりするものである。
なお、送信処理部130は、フレームデータの暗号化を行う場合、その暗号化に関する情報を送信処理メモリ領域120に書き込むようにしても良い。これにより、後述するデータペイロード復元部140が復号する際、暗号化に関する情報に基づいてデータペイロード復元部140は復号を行うことができる。
また、送信処理部130は、フレームの送信処理が完了すると、その旨をデータペイロード復元部140に通知するものである。この送信処理部130からの送信処理完了通知が、データペイロード復元部140の処理開始のトリガとなる。
さらに、送信処理部130は、フレームの送信処理結果を送信確認処理部150に通知するものである。ここで、フレームの送信処理結果は、例えば、送信成功、ACK応答を要求する場合にはACKタイムアウト等がある。
データペイロード復元部140は、送信処理部130から送信処理完了通知を受けると、送信処理メモリ領域120に保持される情報に基づいて、送信フレームからデータペイロード部分を抽出してデータペイロードの復元を行うものである。また、データペイロード復元部140は、復元したデータペイロード部分を送信確認処理部150に与えるものである。
この実施形態では、フレームの送信処理の準備で利用した送信処理メモリ領域120に保持されるデータを用いて、データペイロード復元部140がデータペイロード部分を復元するものである。
ここで、上位レイヤにデータペイロード部分を通知する方法の1つとして、例えば、無線通信装置100のMACレイヤがデータペイロード部分をコピーし保存しておき、MACレイヤが送信確認結果と共にその保存したデータペイロード部分を上位レイヤに通知する方法もある。
しかし、無線通信装置100が組み込み装置として作成される場合、省メモリ化が要求される。例えば、IEEE802.15.4gで規定されている最大フレームサイズは2Kバイトであり、組み込み装置(マイコン)内蔵のRAMの記憶容量は4Kバイト程度となる場合がある。このような場合に、RAMに2Kバイトの記憶容量を取ることは非常に難しいという問題が生じ得る。
そこで、この実施形態では、送信要求処理部110や送信処理部130が、フレームの送信処理の準備に利用する送信処理メモリ領域120に記憶されるデータを用いて、データペイロード復元部140がフレームのデータペイロード部分を復元して、その復元したデータペイロード部分を上位レイヤに与えるという技術を用いる。
ここで、データ送信要求時に、MACレイヤが送信処理メモリ領域120のメモリ領域を確保し、データ送信確認時に、MACレイヤがその確保したメモリ領域をそのまま参照する場合、次のような問題が生じ得る。
例えばSUNがIEEE802.15.4gに規定される技術を実装する場合、省メモリ化のために、データ送信要求時に確保したメモリ領域を作業領域として利用する。例えば、データ送信要求処理部110は、送信処理メモリ領域120のメモリ領域でデータペイロード部分にMAC層ヘッダやフッタ等を付与したりする。また例えば、所定の制御用フレームのフォーマットに変換する必要がある場合、送信処理部130は、送信処理メモリ領域120のメモリ領域で、フレームのフォーマット変換を行う。
このような場合、送信処理メモリ領域120に保持されているデータは、ヘッダやフッタが付与されたフレーム全体の内容であったり、又所定の制御用フレームのフォーマットに変換されたフレーム全体の内容であったりする。そのため、送信処理メモリ領域120のメモリ領域上のどこからデータペイロードが始まるか判らないという問題が生じ得る。
さらに、例えば、セキュア通信を行う場合に、送信処理部130が送信処理メモリ領域120のメモリ領域でフレームの暗号化処理を行う。この場合には、送信処理メモリ領域120から、MACレイヤはデータペイロードを参照することができない。
そこで、この実施形態に係るデータペイロード復元部140は、データ送信確認時に、作業領域である送信処理メモリ領域120上の送信フレームのデータペイロード部分の先頭ポインタを算出する機能を有する。
また、送信処理部130がフレームの暗号化処理を行う場合、データペイロード復元部140は、データ送信確認時に、送信処理メモリ領域120のフレームのデータペイロードを復号する機能を有する。
データペイロード復元部140の主な機能は、図1に示すように、データフレーム取得部141、ヘッダ・フッタ除去部142、制御用ヘッダ・フッタ除去部143、復号処理部144、データペイロード通知部145を有する。
データフレーム取得部141は、送信処理部130から送信処理完了の旨の通知を受けると、送信要求処理部110、送信処理部130が作業領域とする送信処理メモリ領域120のメモリ領域にあるフレームを取得するものである。
ヘッダ・フッタ除去部142は、データフレーム取得部141により取得されたフレームから、ヘッダ部分又はフッタ部分を除去するものである。つまり、送信処理メモリ領域120のメモリ領域から取得されたフレームにMAC層ヘッダや物理層ヘッダが付与されている場合、ヘッダ・フッタ除去部142は、MAC層ヘッダや物理層ヘッダを削除してデータペイロード部分を抽出する。
図3は、実施形態に係るフレームの構成を説明する説明図である。図3(A)は、MAC層フレームの構成を説明する説明図であり、図3(B)は、物理層フレームの構成を説明する説明図である。
図3(A)に示すように、MAC層フレームは、大別して、MAC層ヘッダ部と、MAC層ペイロード部と、MAC層フッタ部とを有している。MAC層ヘッダ部は、フレームコントロール(2オクテット:図3では例えば2オクテットのフィールド長を(2)等と表記する)、シーケンス(1)、宛先PANID、宛先アドレス、送信元PANID及び送信元アドレスを含むアドレスフィールド(0〜20)を有する。MAC層ペイロード部は、データペイロード(可変)を有する。MAC層フッタ部は、フレームチェックシーケンス(FCS)(2)を有し、例えばITU−Tが提案するCRC(Cyclic Redundancy Checksum)演算結果が含まれる。
図3(B)に示すように、物理層フレームは、大別して、物理層ヘッダ部と、物理層ペイロード部とを有する。物理層ヘッダ部は、同期ヘッダ部(5)と、物理層データペイロードの長さを示すペイロード長(1)とを有する。物理層ペイロード部は、物理層データペイロード(0〜127)が含まれる。
ヘッダ・フッタ除去部142は、図3(A)のMAC層ヘッダ部及びMAC層フッタ部や、図3(B)の物理層ヘッダ部を削除して、MAC層ペイロード部であるデータペイロードを抽出する。
制御用ヘッダ・フッタ除去部143は、データフレーム取得部141により取得されたフレームから、所定の制御用のヘッダ部分又は所定の制御用のフッタ部分を除去するものである。
例えば、送信処理部130は、制御用フレームへのフォーマット変換として、制御用ヘッダ部分又はフッタ部分をデータペイロード部分に付与することがなされる。
具体的には、図3(A)において、送信処理部130がRFLSI用の制御コマンドを行うフレームに挿入する場合、フレーム全体の先頭の1オクテットに制御用コマンドが制御用ヘッダとして挿入される。制御用ヘッダ・フッタ除去部143は、送信処理部130がRFLSI用の制御コマンドを挿入した場合には、フレームの先頭の1オクテットに挿入される制御用コマンドの削除を行う。
復号処理部144は、データフレーム取得部141により取得されたフレームが暗号化処理されている場合に、当該暗号化されたフレームを復号するものである。つまり、送信処理部130がデータを暗号化処理した場合、復号処理部144が暗号化されたデータペイロードを復号する。
例えば、送信処理部130がデータペイロード部を暗号化する場合、送信処理部130は暗号化に関する情報(換言すると、復号に関する情報)を送信処理メモリ領域120に格納するようにしても良い。これにより、復号処理部144は、送信処理メモリ領域120上に格納される暗号化に関する情報を用いて、データペイロード部を復号することができる。
ここで、暗号化に関する情報は、例えば、暗号化に利用した暗号キー(例えば、PAN(Personal Area Network)共通の暗号化キー、特定の無線通信装置間で利用する暗号化キー等)や、AES−CCM*方式(Avdanced Eycryption Standard enhanced Counter with CBC-MAC)で暗号化を行う場合には、暗号処理に利用したNonce等がある。
復号処理部144は、送信処理メモリ領域120に格納される暗号化に関する情報を用いてデータの復号処理を行う。
データペイロード通知部145は、ヘッダ・フッタ除去部142、制御用ヘッダ・フッタ除去部143及び又は復号処理部144により、フレームから抽出されたデータペイロード部分を送信確認処理部150に通知するものである。
データペイロード通知部145による通知方法は、種々の方法を適用することができる。例えば、送信処理メモリ領域120に保持されるデータペイロード長と、復元されたデータペイロード部分の送信処理メモリ領域120における先頭ポインタとを送信確認処理部150に与える方法を適用することができる。また、データペイロード通知部145は、復元されたデータペイロード部分を送信確認処理部150に通知するようにしても良い。
送信確認処理部150は、送信処理部130の送信処理結果及びデータペイロード復元部140により復元されたデータペイロード部分を上位層制御部160に与えるものである。つまり、送信確認処理部150は、送信処理部130の送信処理結果を外部(例えば上位層制御部160)に通知する機能と、送信処理に係るデータペイロード部分を外部(例えば上位層制御部160)に通知する機能とを有する。
(A−2)実施形態の動作
次に、この実施形態の無線通信装置100におけるデータフレームの送信時の処理を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図4は、この実施形態の無線通信装置100におけるデータフレームの送信時の処理を示すフローチャートである。
ここでは、無線通信装置100において、上位レイヤ(上位層制御部160)からMACレイヤに対するデータ送信要求(MCPS−DATA.request)、MACレイヤから上位レイヤに対するデータ送信確認(MCPS−DATA.confirm)に関する処理を例示する。
なお、データ送信要求及びデータ送信確認に関する処理は、例えば、図2のIEEE802.15.4に規定される機能を適用する場合を例示する。
上位レイヤ(上位層制御部160)からの送信要求(MCPS−DATA.request)が送信要求処理部110に与えられると、送信要求処理部110は、送信処理メモリ領域120のメモリ領域を確保し(S102)、送信処理メモリ領域120を作業領域として送信要求処理を行う(S103)。
ここで、送信要求処理部120は、例えば、送信処理メモリ領域120のメモリ領域を用いて、上位レイヤから取得したデータペイロード部分にMAC層ヘッダやMAC層フッタを付与する。なお、必要に応じて、送信要求処理部120は、物理層ヘッダを付与するようにしても良い。
送信要求処理部110が送信要求処理を行うと、送信要求処理部110は送信準備が完了した旨を送信処理部130に通知する(S104)。そして、送信処理部130は、送信処理メモリ領域120を利用して、送信要求処理部110により形成されたフレームを用いて所定の処理を行う(S105)。
ここで、送信処理部130は、上位レイヤ等からの指示に従った処理を行い、処理後のフレームを送信するものである。送信処理部130が行う処理は、送信すべきフレームに対する処理であれば種々のものがあるが、例えば、RFLSIに対する制御用コマンドの挿入や、フレームに含ませるデータの暗号化等がある。
RFLSI制御用コマンドは、送信すべきフレームを構成するフィールドであれば特に限定されないが、例えばIEEE802.15.4に規定される技術を用いる場合、RFLSI制御コマンドは、フレームの先頭の1オクテットに挿入される。
上記のように、送信処理部130が送信処理メモリ領域120を利用して送信すべきフレームに対して処理を施し、その処理後のフレームを送信する。このとき、送信処理部130は、送信すべきフレームが正しく送信できたか、又はACK応答を要求するフレームを送信した場合には、送信フレームに対するACKフレームを受信したか等を判断する。
そして、送信処理部130が送信すべきフレームを送信すると、送信処理部130はデータペイロード復元部140に対して送信処理完了の旨を通知し(S106)、また、送信処理部130は送信確認処理部150に対して送信処理結果を通知する(S107)。
送信処理部130からの送信処理完了通知がデータペイロード復元部140に与えられると、データペイロード復元部140は、送信処理メモリ領域120に保持されるデータに基づいてデータペイロードの復元を行う(S108)。
ここで、データペイロード復元部140は、送信処理メモリ領域120に記憶されるフレームの態様に応じて、適宜対応する復元処理を行う。
例えば、データペイロード復元部140は、送信処理メモリ領域120に記憶されているデータに基づいてフレームの態様を確認する。データペイロード復元部140は、送信処理メモリ領域120上のデータを解析して、MAC層ヘッダが付与されているか否かを確認する。そして、MAC層ヘッダが付与されているフレームであれば、MAC層ヘッダを除去して、データペイロード(MAC層ペイロード)を抽出する。
なお、物理層ヘッダが付与されている場合には、データペイロード復元部140は、MAC層ヘッダと共に物理層ヘッダを除去するようにしても良い。また、データペイロード復元部140は、MACフッタについては除去するようにしても良いし又は除去しないようにしても良い。
また、ここでは、データペイロード復元部140が送信処理メモリ領域120に記憶されているデータを解析して、MAC層ヘッダが付与されているか否かを確認する場合を例示する。しかし、例えば、送信要求処理部110が、MAC層ヘッダ及びMAC層フッタを付与した旨を示す情報を、送信処理メモリ領域120に記憶しておき、データペイロード復元部140が送信処理メモリ領域120に記憶される情報に基づいて、MAC層ヘッダ及びMAC層フッタが付与されていること確認するようにしても良い。つまり、送信要求処理部110が処理内容を示す情報を送信処理メモリ領域120に記憶しておくことで、データペイロード復元部140がその処理内容に応じた復元処理を行うことができる。
また例えば、送信処理メモリ領域120に記憶されているデータがRFLSI制御用のフォーマットである場合、データペイロード復元部140は、フレームから、RFLSI制御用のヘッダ及びフッタを除去して、データペイロードを抽出する。
ここで、RFLSI制御用のヘッダとは、主に送信するデータのデータ長を示すものである。また、RFLSI制御用のフッタとは、主にフレームのCRC演算結果である。
なお、データペイロード復元部140が送信処理メモリ領域120に記憶されているデータを解析して、RFLSI制御用のヘッダ及びフッタが付与されているか否かを確認する。しかし、上述した変形例と同様に、例えば、送信処理部130が、RFLSI制御用のヘッダ及びフッタを付与した旨を示す情報を、送信処理メモリ領域120に記憶しておき、データペイロード復元部140が送信処理メモリ領域120に記憶される情報に基づいて、RFLSI制御用のヘッダ及びフッタが付与されていること確認するようにしても良い。
さらに例えば、送信処理メモリ領域120に記憶されているデータが暗号化されている場合、データペイロード復元部140は、データを復号することでデータペイロードを抽出する。
ここで、送信処理部130がデータの暗号化を行う場合、送信処理部130は、暗号化に関する情報を送信処理メモリ領域120に記憶しておく。暗号化を行う場合、例えば、ネットワーク(例えばPAN等)内での暗号化や無線通信装置100間での暗号化などのように、暗号化の態様によって暗号化キーが異なる。そこで、送信処理部130がデータを暗号化するときに、その暗号化に関する情報を送信処理メモリ領域120に記憶しておき、データペイロード復元部140が、送信処理メモリ領域120に記憶されている暗号化に関する情報を用いて正しく復号することができる。
S108において、データペイロード復元部140がデータペイロードを復元すると、データペイロード復元部140は、復元したデータペイロードを送信確認処理部150に通知する(S109)。
このとき、データペイロード復元部140は、送信処理メモリ領域120において、復元したデータペイロードの位置を示す先頭ポインタ及び当該データペイロードのペイロード長を、送信確認部150に与えるようにしても良い。
そして、送信確認処理部150は、送信処理部130からの送信処理結果とデータペイロードを含むデータをデータ送信確認(MCPS−DATA.confirm)として上位レイヤに通知する(S110)。
(A−3)実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、送信要求処理や送信処理に利用される送信処理メモリ領域に記憶されているデータフレームからデータペイロードの内容を抽出することで、MACレイヤがデータペイロードを上位レイヤに通知することができる。
(B)他の実施形態
上述した実施形態においても種々の変形実施形態を説明したが、本発明は以下の変形実施形態を適用するようにしても良い。
(B−1)上述した実施形態では、無線通信装置がIEEE802.15.4−2011及びIEEE802.15.4gに規定される標準化技術を備えるものである場合を例示した。しかし、本発明の無線通信装置は、今後拡張され得るIEEE802.15.4の拡張技術や、他の標準化技術にも適用することができる。
(B−2)上述した実施形態では、データペイロード復元部が、データ送信確認時に、送信処理メモリ領域上のデータを用いてデータフレームのデータペイロードを復元する場合を例示した。
しかし、データペイロード復元部は、送信処理完了後であれば、どのタイミングでデータペイロードの復元を行っても良い。例えば、AKC応答を要求するフレームを送信する場合、フレーム送信完了後であれば、ACKフレームの返信前であっても、データペイロード復元部はデータペイロードを復元できるようにしてもよい。
(B−3)上述した実施形態では、送信要求処理及び送信処理の一例として、ヘッダ及びフッタの付与、RFLSI制御用の付フレームのフォーマット変換、所定の暗号化処理の全部又はこれらの処理の各種組み合わせを行う場合を例示した。
しかし、送信要求処理及び送信処理は、これらに限定されるものではない。送信要求処理及び送信処理の内容が変わったり又は追加したりした場合でも、その処理内容に応じて、データペイロード部はデータパケットを復元する。
100…無線通信装置、110…送信要求処理部、120…送信処理メモリ領域、130…送信処理部、140…データペイロード復元部、141…データフレーム取得部、142…ヘッダ・フッタ除去部、143…制御用ヘッダ・フッタ除去部、144…復号処理部、145…データペイロード通知部、150…送信確認処理部。

Claims (6)

  1. 記憶手段と、
    送信要求時に、上記記憶手段に確保した送信データを指定するメモリ領域を送信処理メモリ領域として、上記送信データに対してMACレイヤにおける所定処理を行う送信処理手段と、
    上記送信処理手段による処理後、上記MACレイヤより上位のレイヤを処理する処理部が、上記記憶手段の上記送信処理メモリ領域の上記送信データを参照する送信データ参照手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 上記送信処理手段が、上記送信処理メモリ領域を利用して、上記送信データにヘッダ情報を付与するものであり、
    上記送信データ参照手段が、上記送信処理メモリ領域に記憶されているデータから、少なくとも上記ヘッダ情報を除去して上記送信データを復元するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 上記送信処理手段が、上記送信処理メモリ領域を利用して、上記送信データを含むフレームデータを暗号化するものであり、
    上記送信データ参照手段が、上記送信処理メモリ領域に記憶されている暗号化フレームデータを復号して上記送信データを復元するものである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 上記送信処理手段が、上記送信データを含むフレームデータの暗号化に関する情報を上記送信処理メモリ領域に記憶するものであり、
    上記送信データ参照手段が、上記送信処理メモリ領域に記憶されている上記暗号化に関する情報を用いて、上記暗号化フレームデータを復号するものである
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 上記送信データ参照手段が、少なくとも、上記記憶手段に記憶される上記送信データのペイロード部分の先頭位置を示す先頭ポインタを求めるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の通信装置。
  6. コンピュータを、
    送信要求時に、記憶手段に確保した送信データを指定するメモリ領域を送信処理メモリ領域として、上記送信データに対してMACレイヤにおける所定処理を行う送信処理手段と、
    上記送信処理手段による処理後、上記MACレイヤより上位のレイヤを処理する処理部が、上記記憶手段の上記送信処理メモリ領域の上記送信データを参照する送信データ参照手段と
    して機能させるものであることを特徴とする通信プログラム。
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