JP6152004B2 - 建設機械の配管構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械の配管構造に関する。
従来、土砂等の掘削作業に用いられる建設機械が知られている。このような建設機械は、油圧によって可動する作業装置を備えている。作業装置は、関節構造体と、関節構造体に配置される油圧機器と、油圧機器に接続される油圧ホースと、で構成されている(例えば特許文献1参照)。
ところで、油圧ホースは、旋回装置の開口部を通って油圧機器へ案内される。従来の建設機械において、油圧ホースは、旋回装置の前面部分で固定されており、かかる部分で撓んだ状態となるものがあった(図7の矢印部分参照)。そのため、このような建設機械では、油圧ホースの露出部分が多く、該油圧ホースの破損事案の発生が懸念されていたのである。また、従来の建設機械において、油圧ホースは、上下方向に固定されており、高い位置で撓んだ状態となるものもあった(図7の矢印部分参照)。そのため、このような建設機械では、油圧ホースが操縦席の前方を通り、オペレータの視界が狭くなるという問題を生じていたのである。
特開2007−16596号公報
本発明は、油圧ホースの破損事案を低減できるとともに、オペレータの視界を広く確保できる建設機械の配管構造を提供することを目的としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、関節構造体と、前記関節構造体に配置される油圧機器と、前記油圧機器に接続される油圧ホースと、で構成される作業装置を備えた建設機械の配管構造であって、前記関節構造体を左右方向に回動自在に支持する支持ブラケットと、前記支持ブラケットに枢支されるブームブラケットを具備し、前記油圧ホースは、前記支持ブラケットの側面の上下方向に沿って案内され、前記支持ブラケットの上面に沿うように湾曲され、前記支持ブラケットの上面に沿って案内されるものである。
請求項2においては、前記支持ブラケットを支持するスイングフレームを具備し、前記油圧ホースは、前記スイングフレームの上面の前端部に沿って案内されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、油圧ホースは、水平方向に固定された状態で関節構造体の回動支点の近傍を通り、油圧機器まで案内される。これにより、油圧ホースの露出部分が少なくなるので、油圧ホースの破損事案を低減できる。更に、油圧ホースが操縦席の前方を通らないので、オペレータの視界を広く確保できる。
また、油圧ホースは、支持ブラケットの上面に沿って案内される。これにより、油圧ホースの露出部分が支持ブラケットによって遮蔽されるので、油圧ホースの破損事案を低減できる。更に、油圧ホースが高い位置を通らないので、オペレータの視界を広く確保できる。
また、油圧ホースは、支持ブラケットの側面の上下方向に沿って案内され、支持ブラケットの上面に沿うように湾曲される。これにより、油圧ホースの露出部分が支持ブラケットによって遮蔽されるので、油圧ホースの破損事案を低減できる。また、油圧ホースが支持ブラケットの側面の上下方向に沿って案内されるので、油圧ホースの配管作業等が容易となる。
請求項2に記載の発明によれば、油圧ホースは、スイングフレームの上面の前端部に沿って案内される。これにより、油圧ホースの露出部分がスイングフレームによって遮蔽されるので、油圧ホースの破損事案を低減できる。
建設機械を示す斜視図。 建設機械を示す側面図。 建設機械を示す正面図。 図1における領域Raを拡大した図。 図2における領域Rbを拡大した図。 図3における領域Rcを拡大した図。 従来の建設機械における領域Raに相当する部分を示す図。
まず、建設機械(以降「バックホー」とする)100について簡単に説明する。なお、本発明の技術的思想は、以下に説明するバックホー100に限らず、バックホーローダー等の他の車両にも適用することが可能である。
図1は、バックホー100を示す斜視図である。また、図2は、その側面図であり、図3は、その正面図である。なお、図中には、バックホー100の前後方向、上下方向、及び左右方向を表している。
図1から図3に示すように、バックホー100は、主に走行装置1と、作業装置2と、旋回装置3と、で構成されている。
走行装置1は、バックホー100を走行させるものである。走行装置1は、左右一対のクローラ11や油圧モータ12(図2参照)等で構成されている。走行装置1は、油圧モータ12が左右のクローラ11を動かすことで前後進ならびに旋回を可能とする。
作業装置2は、土砂等の掘削作業を行なうものである。作業装置2は、関節構造体21や油圧機器22、油圧ホース23等で構成されている。作業装置2は、油圧機器22が関節構造体21を動かすことで掘削動作を可能とする。なお、油圧ホース23は、油圧機器22へ供給する作動油又は油圧機器22が排出した作動油を案内するものである。
旋回装置3は、作業装置2を旋回させるものである。旋回装置3は、スイングフレーム31や油圧モータ32(図2参照)、ディーゼルエンジン33(図2参照)等で構成されている。旋回装置3は、油圧モータ32がスイングフレーム31を動かすことで右旋回又は左旋回を可能とする。なお、ディーゼルエンジン33は、油圧ポンプ等を駆動するものである。
以下に、作業装置2の構造について詳細に説明するとともに、本実施形態に係るバックホー100の配管構造を説明する。
上述したように、作業装置2は、関節構造体21や油圧機器22、油圧ホース23等で構成されている。
関節構造体21は、ブーム21a、アーム21b、及びバケット21cで構成されている。また、本願における油圧機器22は、ブームシリンダ22a、アームシリンダ22b、バケットシリンダ22c、及びホールドバルブ22d・22eを指す。更に、油圧ホース23については、接続される油圧機器22毎に油圧ホース23a・23b・23c・・・と表す。
ブーム21aは、その一端部がブームブラケット34に支持されており、油圧機器22であるブームシリンダ22aによって回動される。具体的に説明すると、ブーム21aは、ブームブラケット34の回動軸S1を中心に、伸縮するブームシリンダ22aによって回動される(図2の矢印A参照)。なお、油圧ホース23aは、回動支点である回動軸S1の近傍を通り、ブームシリンダ22aまで案内される。
アーム21bは、その一端部がブーム21aの他端部に支持されており、油圧機器22であるアームシリンダ22bによって回動される。具体的に説明すると、アーム21bは、ブーム21aの回動軸S2を中心に、伸縮するアームシリンダ22bによって回動される(図2の矢印B参照)。なお、油圧ホース23bは、回動支点である回動軸S1の近傍を通り、ブーム21aに沿ってアームシリンダ22bまで案内される。
バケット21cは、その一端部がアーム21bの他端部に支持されており、油圧機器22であるバケットシリンダ22cによって回動される。具体的に説明すると、バケット21cは、アーム21bの回動軸S3を中心に、伸縮するバケットシリンダ22cによって回動される(図2の矢印C参照)。なお、油圧ホース23cは、回動支点である回動軸S1の近傍を通り、ブーム21a及びアーム21bに沿ってバケットシリンダ22cまで案内される。
加えて、本バックホー100においては、油圧機器22であるホールドバルブ22dがブームシリンダ22aに配置されている(図2参照)。また、油圧機器22であるホールドバルブ22eがアームシリンダ22bにも配置されている(図3参照)。ホールドバルブ22d・22eは、油圧ホース23a・23bが破損した場合に、バケット21cが急降下しないよう、作動油の流れを遮断するものである。なお、油圧ホース23dは、回動支点である回動軸S1の近傍を通り、ホールドバルブ22dまで案内される。また、油圧ホース23eは、回動支点である回動軸S1の近傍を通り、ブーム21aに沿ってホールドバルブ22eまで案内される。
本実施形態に係るバックホー100においては、油圧ホース23d・23eの配管方法に特徴を有する。従って、以下では油圧ホース23d・23eに着目し、その配管方法を説明する。但し、他の油圧ホース23a・23b・23cについても同様の配管方法を適用することが可能である。また、他の油圧機器を備えるとし、その油圧ホースについても同様の配管方法を適用することが可能である。
図4は、図1における領域Raを拡大したものである。また、図5は、図2における領域Rbを拡大したものである。そして、図6は、図3における領域Rcを拡大したものである。なお、図中には、バックホー100の前後方向、上下方向、及び左右方向を表している。
図4から図6に示すように、バックホー100は、油圧ホース23d・23eを固定するためのクランプ35を備えている。
クランプ35は、金属製の線材を折り曲げて形成されており、スイングフレーム31に対して垂直に溶接されている。具体的に説明すると、クランプ35は、矩形状に形成され、左右方向に対して垂直に溶接されている。このため、油圧ホース23d・23eは、クランプ35の内側を通り、左右方向に対して平行に案内される。換言すると、油圧ホース23d・23eは、水平方向に固定される。そして、油圧ホース23d・23eは、回動支点である回動軸S1の近傍を通り、油圧機器22まで案内されるのである。
このように、油圧ホース23d・23eは、水平方向に固定された状態で関節構造体21の回動支点の近傍を通り、油圧機器22(ホールドバルブ22d・22e)まで案内される。これにより、本実施形態に係るバックホー100では、油圧ホース23d・23eの露出部分が少なくなるので、該油圧ホース23d・23eの破損事案を低減できる。更に、本実施形態に係るバックホー100では、油圧ホース23d・23eが操縦席の前方を通らないので、オペレータの視界を広く確保できる。
留意事項として、油圧ホース23d・23eは、クランプ35からブーム21aの近傍まで撓むことなく、直線状に張られた状態となる。従って、すくい上げた木材等が油圧ホース23d・23eの撓んだ部分を引っ掛けたりしない。これは、油圧ホース23d・23eの破損事案を低減するという効果を得るために特に重要な要素である。
以下に、本バックホー100の配管構造をより詳細に説明する。
本バックホー100は、上述したブームブラケット34と、該ブームブラケット34を枢支する支持ブラケット34aとを具備する。支持ブラケット34は、金属製の板材を溶接して形成されている。支持ブラケット34は、その上面が左右方向に対して平行に溶接されている。
また、クランプ35は、支持ブラケット34の上面から近接した位置に溶接されている。このため、油圧ホース23d・23eは、クランプ35の内側を通り、支持ブラケット34の上面に沿うのである(図4の矢印部分参照)。
このように、油圧ホース23d・23eは、支持ブラケット34の上面に沿って案内される。これにより、本実施形態に係るバックホー100では、油圧ホース23d・23eの露出部分が支持ブラケット34によって遮蔽されるので、該油圧ホース23d・23eの破損事案を低減できる。更に、本実施形態に係るバックホー100では、油圧ホース23d・23eが高い位置を通らないので、オペレータの視界を広く確保できる。
留意事項として、油圧ホース23d・23eは、支持ブラケット34の上面で撓むことなく、直線状に張られた状態となる。従って、油圧ホース23d・23eが振れて支持ブラケット34に擦れたりしない。これは、油圧ホース23d・23eの破損事案を低減するという効果を得るために特に重要な要素である。
更に、支持ブラケット34は、その側面が左右方向に対して垂直に溶接されている。また、クランプ35は、支持ブラケット34の側面からも近接した位置に溶接されている。つまり、クランプ35は、支持ブラケット34の上面と側面が直交した部分の近傍に溶接されている。このため、油圧ホース23d・23eは、支持ブラケット34の側面に沿って案内されると、湾曲しながらクランプ35の内側を通り、支持ブラケット34の上面に沿うのである(図5の矢印部分参照)。本バックホー100においては、油圧ホース23d・23eの配管作業等の容易性を考慮し、油圧ホース23d・23eを支持ブラケット34の側面に沿って案内するとしている。
このように、油圧ホース23d・23eは、支持ブラケット34の側面に沿って案内され、該支持ブラケット34の上面に沿うように湾曲される。これにより、本実施形態に係るバックホー100では、油圧ホース23d・23eの露出部分が支持ブラケット34によって遮蔽されるので、該油圧ホース23d・23eの破損事案を低減できる。また、油圧ホース23d・23eが支持ブラケット34の側面に沿って案内されるので、該油圧ホース23d・23eの配管作業等が容易となる。更に、本実施形態に係るバックホー100では、油圧ホース23d・23eが高い位置を通らないので、オペレータの視界を広く確保できる。
留意事項として、油圧ホース23d・23eは、支持ブラケット34の側面で撓むことなく、直線状に張られた状態となる。従って、油圧ホース23d・23eが振れて支持ブラケット34に擦れたりしない。これは、油圧ホース23d・23eの破損事案を低減するという効果を得るために特に重要な要素である。
なお、支持ブラケット34は、スイングフレーム31によって支持されている。このため、油圧ホース23d・23eは、スイングフレーム31の上面に沿って案内されると、支持ブラケット34の下端部分で湾曲し、該支持ブラケット34の側面に沿うのである(図6の矢印部分参照)。本バックホー100においては、油圧ホース23d・23eの配管作業等の容易性を考慮し、油圧ホース23d・23eをスイングフレーム31の上面に沿って案内するとしている。
このように、油圧ホース23d・23eは、スイングフレーム31の上面に沿って案内され、支持ブラケット34の側面に沿うように湾曲される。これにより、本実施形態に係るバックホー100では、油圧ホース23d・23eの露出部分が支持ブラケット34によって遮蔽されるので、該油圧ホース23d・23eの破損事案を低減できる。また、油圧ホース23d・23eがスイングフレーム31及び支持ブラケット34に沿って案内されるので、該油圧ホース23d・23eの配管作業等が容易となる。また、本実施形態に係るバックホー100では、油圧ホース23d・23eが高い位置を通らないので、オペレータの視界を広く確保できる。
留意事項として、油圧ホース23d・23eは、スイングフレーム31の上面で撓むことなく、クランプ36からクランプ36へ張られた状態となる。従って、油圧ホース23d・23eが振れてスイングフレーム31や他の構造体に擦れたりしない。これは、油圧ホース23d・23eの破損事案を低減するという効果を得るために特に重要な要素である。
以下に、他の特徴点について説明する。
本バックホー100において、油圧ホース23a・23b・23cは、支持ブラケット34に設けられた孔を出て関節構造体21の回動支点の近傍を通り、油圧機器22(ブームシリンダ22a、アームシリンダ22b、バケットシリンダ22c、)まで案内される。そのため、油圧ホース23d・23eは、油圧ホース23a・23b・23cと支持ブラケット34の上方で合流し、束ねられた状態で関節構造体21の回動支点の近傍を通るのである。これにより、関節構造体21が掘削動作をしても油圧ホース23a・23b・23c・・・が乱れることがない。また、油圧ホース23a・23b・23c・・・が振れ、他の構造体に擦れたりしない。特に、油圧ホース23d・23eは、水平方向に固定された状態で関節構造体21の回動支点の近傍を通るとしているので、更に振れ幅が小さくなるという利点を有する。
100 バックホー(建設機械)
1 走行装置
11 クローラ
12 油圧モータ
2 作業装置
21 関節構造体
22 油圧機器
23 油圧ホース
3 旋回装置
31 スイングフレーム
32 油圧モータ
33 ディーゼルエンジン
34 ブームブラケット
34a 支持ブラケット
35 クランプ

Claims (2)

  1. 関節構造体と、前記関節構造体に配置される油圧機器と、前記油圧機器に接続される油圧ホースと、で構成される作業装置を備えた建設機械の配管構造であって、
    前記関節構造体を左右方向に回動自在に支持する支持ブラケットと、前記支持ブラケットに枢支されるブームブラケットを具備し、
    前記油圧ホースは、
    前記支持ブラケットの側面の上下方向に沿って案内され、
    前記支持ブラケットの上面に沿うように湾曲され、
    前記支持ブラケットの上面に沿って案内される
    ことを特徴とする建設機械の配管構造。
  2. 前記支持ブラケットを支持するスイングフレームを具備し、
    前記油圧ホースは、
    前記スイングフレームの上面の前端部に沿って案内される
    ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械の配管構造。
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