JP6167601B2 - ヘッドのクリーニング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドのクリーニング方法、及び、液体吐出装置に関する。
液体吐出装置の一例として、ヘッドに設けられたノズルからインク(液体)を吐出する
インクジェットプリンター(以下、プリンター)が知られている。プリンターでは、ヘッ
ドのノズル開口面にインクやゴミが付着するため、それらをワイパーでノズル開口面から
払拭するワイピング処理が定期的に行われる。ワイピング処理時のインク消費量を抑えつ
つ、ノズル開口面に付着したゴミを拭き取り易くするために、インク供給路内のインクを
加圧してノズル開口面にインクを溢れ出させた後に、インクの加圧を停止してワイピング
処理を行う方法が提案されている(特許文献1を参照)。
特開2011−5672号公報
ワイピング処理時にはワイパーに付着したインクに導かれてノズル内のインクがワイパ
ーに引き出されることがある。上記特許文献1では、インク供給路内のインクの加圧を停
止した状態でワイピング処理を行うため、ワイパーによりノズル内のインクが引き出され
ても、ノズル内にインクを補充することができない。その結果、ノズル内に気泡が残留し
、吐出不良が発生してしまう。
そこで、本発明では、ヘッドのノズル開口面を綺麗にすると共に、ノズルからのインク
吐出不良の発生を抑制することを目的とする。
前記課題を解決する為の主たる発明は、記録媒体に液体を吐出するノズルが設けられた
ヘッド、前記液体を貯留する貯留部、前記貯留部から前記ヘッドへ前記液体を供給する第
1流路、及び、前記ヘッドから前記貯留部へ前記液体を還流する第2流路を備える循環流
路と、前記循環流路内の前記液体を循環させるポンプと、前記ヘッドのノズル開口面に当
接した状態で前記ヘッドに対して相対移動することにより前記ノズル開口面に付着した異
物を払拭するワイピング処理を行うワイピング部と、を備える液体吐出装置におけるヘッ
ドのクリーニング方法であって、前記循環流路を流れる前記液体の単位時間当たりの流量
を、前記記録媒体に液体を吐出する時よりも多い第1流量にする第1工程と、前記第1工
程の後に、前記ワイピング部が前記ワイピング処理を行う第2工程と、前記第2工程の後
に、前記循環流路を流れる前記液体の単位時間当たりの流量を前記第1流量よりも少ない
第2流量にする第3工程と、を有することを特徴とするヘッドのクリーニング方法である
本発明の他の特徴は、本明細書、及び添付図面の記載により、明らかにする。
図1Aは印刷システムの全体構成を示すブロック図であり、図1Bはプリンターの概略断面図である。 プリンターの概略上面図である。 プリンターにおけるインク循環システムの説明図である。 比較例のワイピング処理の説明図である。 実施例1におけるヘッドのクリーニング方法のフローである。 図6A及び図6Bは実施例1におけるヘッドのクリーニング方法を説明する図である。 実施例2におけるヘッドのクリーニング方法のフローである。
===開示の概要===
本明細書の記載、及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかとなる。
記録媒体に液体を吐出するノズルが設けられたヘッド、前記液体を貯留する貯留部、前
記貯留部から前記ヘッドへ前記液体を供給する第1流路、及び、前記ヘッドから前記貯留
部へ前記液体を還流する第2流路を備える循環流路と、前記循環流路内の前記液体を循環
させるポンプと、前記ヘッドのノズル開口面に当接した状態で前記ヘッドに対して相対移
動することにより前記ノズル開口面に付着した異物を払拭するワイピング処理を行うワイ
ピング部と、を備える液体吐出装置におけるヘッドのクリーニング方法であって、前記循
環流路を流れる前記液体の単位時間当たりの流量を、前記記録媒体に液体を吐出する時よ
りも多い第1流量にする第1工程と、前記第1工程の後に、前記ワイピング部が前記ワイ
ピング処理を行う第2工程と、前記第2工程の後に、前記循環流路を流れる前記液体の単
位時間当たりの流量を前記第1流量よりも少ない第2流量にする第3工程と、を有するこ
とを特徴とするヘッドのクリーニング方法である。
このようなヘッドのクリーニング方法によれば、ノズル内に液体を充填し、且つ、ノズ
ルに形成された液体のメニスカスを記録媒体への液体吐出時における適正な状態にしてク
リーニング処理を終了することができる。
かかるヘッドのクリーニング方法であって、前記第2工程では、前記ノズルに形成され
た前記液体のメニスカスを前記ノズル開口面よりも前記ヘッドの外側に突出させた状態に
し、前記第3工程では、前記メニスカスを前記ノズル開口面よりも前記ヘッドの内側に引
き込んだ状態にすること、を特徴とするヘッドのクリーニング方法である。
このようなヘッドのクリーニング方法によれば、ノズル内に液体を充填し、且つ、ノズ
ルに形成された液体のメニスカスを記録媒体への液体吐出時における適正な状態にしてク
リーニング処理を終了することができる。
かかるヘッドのクリーニング方法であって、前記記録媒体に前記液体を吐出する時に前
記循環流路を流れる前記液体の単位時間当たりの流量と前記第2流量とを等しくすること
、を特徴とするヘッドのクリーニング方法である。
このようなヘッドのクリーニング方法によれば、第3工程の直後に、記録媒体への液体
吐出動作を開始することができる。
かかるヘッドのクリーニング方法であって、前記第1工程では、前記ポンプによる前記
液体の送り量を第1送り量にすることで、前記循環流路を流れる前記液体の単位時間当た
りの流量を前記第1流量にし、前記第3工程では、前記ポンプによる前記液体の送り量を
前記第1送り量よりも少ない第2送り量にすること、を特徴とするヘッドのクリーニング
方法である。
このようなヘッドのクリーニング方法によれば、第3工程にて循環流路を流れる液体の
単位時間当たりの流量を第1流量よりも少ない第2流量にすることができる。
かかるヘッドのクリーニング方法であって、前記液体吐出装置は、前記貯留部内の圧力
を調整する圧力調整部を備え、前記第1工程では、前記圧力調整部が前記貯留部内の圧力
を第1圧力にすることで、前記循環流路を流れる前記液体の単位時間当たりの流量を前記
第1流量にし、前記第3工程では、前記圧力調整部が前記貯留部内の圧力を前記第1圧力
よりも低い第2圧力にすること、を特徴とするヘッドのクリーニング方法である。
このようなヘッドのクリーニング方法によれば、第3工程にて循環流路を流れる液体の
単位時間当たりの流量を第1流量よりも少ない第2流量にすることができる。
また、記録媒体に液体を吐出するノズルが設けられたヘッド、前記液体を貯留する貯留
部、前記貯留部から前記ヘッドへ前記液体を供給する第1流路、及び、前記ヘッドから前
記貯留部へ前記液体を還流する第2流路を備える循環流路と、前記循環流路内の前記液体
を循環させるポンプと、前記ヘッドのノズル開口面に当接した状態で前記ヘッドに対して
相対移動することにより前記ノズル開口面に付着した異物を払拭するワイピング処理を行
うワイピング部と、前記循環流路を流れる前記液体の単位時間当たりの流量を、前記記録
媒体に液体を吐出する時よりも多い第1流量にし、その後に前記ワイピング部に前記ワイ
ピング処理を行わせ、その後に前記循環流路を流れる前記液体の単位時間当たりの流量を
前記第1流量よりも少ない第2流量にする制御部と、を有することを特徴とする液体吐出
装置である。
このような液体吐出装置によれば、ノズル内に液体を充填し、且つ、ノズルに形成され
た液体のメニスカスを記録媒体への液体吐出時における適正な状態にしてクリーニング処
理を終了することができる。
===印刷システム===
以下、液体吐出装置をインクジェットプリンター(以下、プリンター)とし、プリンタ
ーにコンピューターが接続された印刷システムを例に挙げて、実施形態を説明する。
図1Aは、印刷システムの全体構成を示すブロック図であり、図1Bは、プリンター1
の概略断面図である。図2は、プリンター1の概略上面図である。図3は、プリンター1
におけるインク循環システムの説明図である。プリンター1はコンピューター80と通信
可能に接続されており、コンピューター80内にインストールされているプリンタードラ
イバーが、プリンター1に画像を印刷させるための印刷データを作成し、プリンター1に
出力する。プリンター1は、コントローラー10と、給送ユニット20と、搬送ユニット
30と、印刷ユニット40と、メンテナンスユニット50と、巻取りユニット60と、検
出器群70と、を有する。
プリンター1内のコントローラー10は、プリンター1における全体的な制御を行うた
めのものである。インターフェース部11は、外部装置または内部装置として設けられた
コンピューター80との間でデータの送受信を行う。CPU12は、プリンター1の全体
的な制御を行うための演算処理装置であり、ユニット制御回路14を介して各ユニットを
制御する。メモリー13は、CPU12のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保
するためのものである。検出器群70によってプリンター1内の状況が監視され、コント
ローラー10は検出器群70からの検出結果に基づき制御を行う。
給送ユニット20は、ロール状に巻かれた連続する用紙(以下、連続紙)を回転可能に
支持すると共に回転により連続紙Sを繰り出す巻軸21と、巻軸21から繰り出された連
続紙Sを巻き掛けて上流側搬送ローラー対31に導く中継ローラー22と、を有する。な
お、プリンター1が画像を印刷する記録媒体は連続紙Sに限らず、カット紙でもよいし、
また、布やフィルム等でもよい。
搬送ユニット30は、連続紙Sを巻き掛けて送る複数の中継ローラー32,33と、印
刷領域よりも搬送方向の上流側に配設された上流側搬送ローラー対31と、印刷領域より
も搬送方向の下流側に配設された下流側搬送ローラー対34と、を有する。上流側搬送ロ
ーラー対31及び下流側搬送ローラー対34は、それぞれ、モーター(不図示)に連結さ
れて駆動回転する駆動ローラー31a,34aと、駆動ローラーの回転に伴って回転する
従動ローラー31b,34bと、を有する。そして、上流側搬送ローラー対31及び下流
側搬送ローラー対34がそれぞれ連続紙Sを挟持した状態で駆動ローラー31a,34a
が駆動回転することにより連続紙Sに搬送力が付与される。
印刷ユニット40は、インクの色毎に設けられたヘッドユニット41と、印刷領域にて
連続紙Sを印刷面の反対側面から支持するプラテン42と、を有する。本実施形態のプリ
ンター1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の
インクを吐出可能とし、図1Bに示すように、4個のヘッドユニット41が搬送方向に並
んでいる。各ヘッドユニット41では、図2に示すように、複数の短尺のヘッド43(1
)〜43(4)が、連続紙Sの搬送方向と交差する幅方向に並んでいる。各ヘッド43に
おける連続紙Sとの対向面(下面)では、インクを吐出する多数のノズルNz(例えば、
径が20〜22μm程度のノズル)が幅方向に所定の間隔おきに並んでいる。なお、図2
では、ヘッドユニット41を上から見たときの短尺ヘッド43及びノズルNzの位置を仮
想的に示す。そして、幅方向に並ぶヘッドの端部ノズルNzの位置が一部重複しており、
ヘッドユニット41の下面では、連続紙Sの幅長さ以上に亘って、ノズルNzが幅方向に
所定の間隔おきに並んでいる。よって、ヘッドユニット41の下を停まることなく搬送さ
れる連続紙Sに対してノズルNzからインクを吐出させることで、連続紙Sに2次元の画
像が印刷される。
また、図3に示すように、各ヘッド43には、複数のノズルNzと、ノズルNz毎に設
けられた複数のピエゾ素子(不図示)と、ノズルNz毎に設けられ且つ各ノズルNzと連
通する複数のインク室431と、複数のインク室431に連通する共通インク室432と
、が設けられている。そして、ピエゾ素子に電圧をかけてインク室431を膨張・収縮さ
せることによりノズルNzからインクが吐出される。但し、インクの吐出方式はこれに限
らず、発熱素子を用いてノズル内に気泡を発生させてその気泡によってノズルからインク
を吐出させるサーマル方式でもよい。
なお、本実施形態ではヘッドユニット41に属するヘッド43の数を4個としているが
、これに限らない。また、幅方向を回転軸として回転する回転ドラムをプラテンとし、回
転ドラムに連続紙Sを巻き掛けて搬送しつつヘッドからインクを吐出するプリンターでも
よい。この場合、回転ドラムの円弧形状の外周面に沿ってヘッドが傾斜して配置される。
また、ヘッド43が吐出するインクが、例えば、紫外線を照射することで硬化するUVイ
ンクである場合には、ヘッドユニット41の間や搬送方向の下流側に紫外線を照射する照
射器を設ける。
メンテナンスユニット50は、ヘッド43にインクを供給したり、ヘッド43のクリー
ニングを行ったりするものであり、図2や図3に示すように、ヘッド43に密着するキャ
ップ51と、インク受け部52と、圧力調整装置53と、インクを貯留するインクタンク
54(貯留部に相当)と、インクタンク54からヘッド43へインクを供給する往路チュ
ーブ55a(第1流路に相当)と、ヘッド43からインクタンク54へインクを還流する
復路チューブ55b(第2流路に相当)と、ワイピング部56と、循環ポンプPと、を有
する。キャップ51やインク受け部52等は連続紙Sが搬送される領域よりも幅方向奥側
の非印刷領域に設けられ、ヘッドユニット41は幅方向に移動可能な構成となっている。
なお、図2,図3に示す構成はインクの色に関係なく共通の構成であるため、説明を共通
にする。
キャップ51は、弾性部材等で形成された直方体の部材であり、ヘッド43毎に設けら
れている。そして、ヘッドユニット41におけるヘッド43(1)〜43(4)の配置に
応じて、キャップ51(1)〜51(4)も幅方向に並んでいる。よって、ヘッドユニッ
ト41が幅方向の奥側に移動するとヘッド43とキャップ51が対向し、ヘッドユニット
41が下降すると(又はキャップ51が上昇すると)、ヘッド43のノズル開口面にキャ
ップ51が密着し、ノズルNzを封止することができる。インク受け部52は、ヘッド4
3のクリーニング時にノズルNzから吐出されたインクを受けるためのものである。
往路チューブ55aの一端はインクタンク54に繋がれ他端はヘッド43に繋がれてお
り、復路チューブ55bの一端はヘッド43に繋がれ他端はインクタンク54に繋がれて
おり、ヘッド43、インクタンク54、往路チューブ55a、及び、復路チューブ55b
によって循環流路が形成されている。往路チューブ55aの途中には循環流路内のインク
を循環させる循環ポンプP(ポンプに相当)が設けられ、循環ポンプPの駆動により、イ
ンクタンク54,往路チューブ55a,ヘッド43,復路チューブ55b,インクタンク
54の順にインクが循環されると共に、インクタンク54内のインクがヘッド43に供給
される。インクを循環させることで、沈降し易い色材を含有するインクを攪拌してインク
の濃度を均一にしたり、循環流路の途中に設けられた不図示のヒーターや脱気装置により
インクの温度を一定に保ったりインクから気泡を除いたりすることができる。なお、イン
クタンク54をサブタンクとし、インクタンク54よりも上流側のタンク(インクカート
リッジ等)からインクタンク54にインクを供給する構成としてもよい。また、復路チュ
ーブ55bに循環ポンプPを設けてもよい。
本実施形態では、循環ポンプPをギヤポンプとし、循環ポンプPが順方向に回転するこ
とで、インクタンク54から往路チューブ55aを介してヘッド43にインクが送られる
。但し、循環ポンプPをギヤポンプとするに限らず、例えば、チューブポンプ等にしても
よい。また、循環ポンプPの回転数は可変であり、循環ポンプPの回転数を調整すること
で、循環ポンプPによる単位時間当たりのインクの移送量(送り量)を複数段階に変える
ことができる。
圧力調整装置53(圧力調整部に相当)は、インクタンク54内の圧力を調整するため
のものである。圧力調整装置53は、インクタンク54の空気層に端部が設けられた空気
チューブ53aを介して、インクタンク54から空気を抜き出してインクタンク54内の
圧力を減圧したり、インクタンク54に空気を供給してインクタンク54内の圧力を加圧
したりする。また、圧力調整装置53はインクタンク54内の圧力を複数段階に変えるこ
とができる。
巻取りユニット60は、下流側搬送ローラー対34から送られた連続紙Sを巻き掛けて
送る中継ローラー61と、中継ローラー61から送られた連続紙Sを巻取る巻取り駆動軸
62と、を有する。巻取り駆動軸62の回転駆動に伴って印刷済みの連続紙Sはロール状
に順次巻き取られる。
===ヘッド43のクリーニング方法===
ノズルNzからインクが吐出される際には、メインのインク滴と共に微小なインク滴が
発生し、その微小なインク滴がミストとして舞い上がり、ヘッド43のノズル開口面に付
着する。また、ヘッド43のノズル開口面には、インクだけでなく、埃や紙粉等も付着す
る。これらの異物をヘッド43のノズル開口面に付着させたまま放置し堆積させてしまう
と、ノズルNzが塞がれ、ノズルNzからのインク吐出が阻害されてしまう。例えば、ノ
ズルNzから規定量のインクが吐出されなかったり、ノズルNzから吐出されたインクの
飛翔方向がずれたりする。その結果、印刷画像の画質が劣化してしまう。
そこで、本実施形態のプリンター1は、ヘッド43のクリーニング方法として、ワイピ
ング部56による「ワイピング処理」を定期的に行う。後述の図6に示すように、ワイピ
ング部56は、弾性部材や布、フェルト等で形成された板状の部材であるワイパー561
と、ヘッド43に対してワイパー561を搬送方向に移動させる移動機構562とを有す
る。そして、プリンター1内のコントローラー10(制御部に相当)が、ヘッド43のノ
ズル開口面43aにワイパー561の先端部を当接させた状態で、ヘッド43に対してワ
イパー561を搬送方向に移動させることにより、ヘッド43のノズル開口面43aに付
着したインク等の異物を払拭するワイピング処理を行わせる。
なお、本実施形態では、図2に示すように、1つのヘッドユニット41に対してワイパ
ー561が1つ設けられ、ワイパー561の幅方向の長さが、ヘッドユニット41にて幅
方向に並ぶ4個のヘッド43の合計長さ以上となっている。よって、ワイパー561は、
搬送方向に1回移動するだけで、ヘッドユニット41に属する4個のヘッド43の全ノズ
ル開口面を拭くことができる。但し、これに限らず、ヘッド43毎にワイパー561を設
けてもよいし、4つのヘッドユニット41に対して1つのワイパー561を設けるだけで
もよい。また、ワイパー561に対してヘッドユニット41を搬送方向に移動させてもよ
いし、両者561,41を移動させてもよい。
<<比較例>>
図4は、比較例のワイピング処理の説明図である。連続紙Sへの画像印刷時、ノズルN
zに形成されるインクのメニスカス(ノズルNzから露出しているインクの自由表面)は
、ヘッド43の内側に引き込まれた凹状となっている。メニスカスが凹状態であるとピエ
ゾ素子を用いてインクの吐出を制御する際に、適切に吐出、非吐出を制御することが可能
である。そのため、画像印刷時には、ノズルNzに形成されるメニスカスが凹状態となる
ように、ノズルNz内のインクを加圧しない。具体的には、循環ポンプPを低速回転させ
て(単位時間当たりの回転数をN0として)、循環ポンプPによる単位時間当たりのイン
クの移送量を比較的に少ない量(q0)にし、また、圧力調整装置53によるインクタン
ク54の加圧をオフにして、インクタンク54内の圧力を比較的に低い値(P0)にする
。そうして、循環流路(往路チューブ55aや復路チューブ55b、ヘッド43)を流れ
るインクの単位時間当たりの流量(Q0)が少ない「低速循環」の状態にする。
比較例では、画像印刷時と同じ低速循環の状態で、ワイピング処理を行う。即ち、ノズ
ルNz内のインクを加圧しない状態で、ワイピング処理を行う。但し、ワイピング処理時
には、ワイパー561に付着しているインクに導かれてノズルNz内のインクがワイパー
561により引き出されることがある。そのため、循環流路を流れるインクの単位時間当
たりの流量が少なく、ノズルNz内のインクが加圧されていないと、ノズルNz内のイン
クがワイパー561により引き出されても、ノズルNz内にインクが補充されず、ノズル
Nz内に気泡が残留してしまう。そうすると、画像印刷時にノズルNzからインクが吐出
されずに吐出不良が発生し、印刷画像の画質が劣化してしまう。
そこで、本実施形態では、ワイピング処理により、ヘッド43のノズル開口面43aか
らインク等の異物を除去して綺麗にすると共に、ノズルNzからのインク吐出不良の発生
を抑制することを目的とする。
<<実施例1>>
図5は、実施例1におけるヘッド43のクリーニング方法のフローであり、図6A及び
図6Bは、実施例1におけるヘッド43のクリーニング方法を説明する図である。前述の
ように、画像印刷時には、循環ポンプPが低速回転し(回転数N0)、循環ポンプPによ
る単位時間当たりのインクの移送量(q0)が少なく、圧力調整装置53によるインクタ
ンク54の加圧をオフした状態(インクタンク54内の圧力がP0の状態)となっている
。そのため、画像印刷時は、循環流路を流れるインクの単位時間当たりの流量(Q0)が
少ない「低速循環」の状態となっている(S001)。
コントローラー10は、前回のヘッド43のクリーニング処理から所定時間が経過する
と、画像の印刷を一時中断させ、又は、実行中の印刷ジョブを終了させた後に、ヘッドユ
ニット41に属するヘッド43がキャップ51と対向するように、ヘッドユニット41を
奥側に移動させる(S002)。なお、所定時間毎にクリーニング処理を実行するに限ら
ず、例えば、所定長さの連続紙Sに画像を印刷する毎にクリーニング処理を実行してもよ
いし、ユーザーからの指示によりクリーニング処理を実行してもよい。また、4つのヘッ
ドユニット41に対して同時にクリーニング処理を実行してもよいし、ヘッドユニット4
1毎に順にクリーニング処理を実行してもよいし、使用中のヘッドユニット41に対して
だけクリーニング処理を実行してもよい。
次に、コントローラー10は、ヘッドユニット41を下降させて、ヘッド43のノズル
開口面にキャップ51を密着させて、ノズルNzを封止する(S003)。そして、コン
トローラー10は、圧力調整装置53によるインクタンク54の加圧はオフにしたままで
、循環ポンプPの回転数を低速回転(N0)から高速回転(N1)に切替え(N0<N1
)、循環ポンプPによる単位時間当たりのインクの移送量(q1,第1送り量に相当)を
画像印刷時の移送量(q0)よりも増やす(q0<q1)。そうして、コントローラー1
0は、循環流路を流れるインクの単位時間当たりの流量(Q1,第1流量に相当)が低速
循環時の流量(Q0)よりも多い「高速循環」の状態に切替える(S004,第1工程に
相当)。例えば、高速循環時に循環流路を流れるインクの単位時間当たりの流量(Q1)
を低速循環時の流量(Q0)の2倍にする。
ところで、ヘッド43のノズル開口面43aにインク等の異物が付着するだけでなく、
使用頻度の低いノズルNz内のインクが増粘して目詰まりしたり、ヘッド43内のインク
に気泡や増粘インクが混入したりすることによっても、ノズルNzに吐出不良が発生して
しまう。そのため、上記のように循環流路内のインクを高速で循環させることにより、ヘ
ッド43や往路チューブ55a,復路チューブ55b内のインクに混入している気泡や増
粘インクが正常なインクと共にインクタンク54に送られる。インクタンク54では、気
泡がインクの液面で弾けて消滅したり、増粘インクが沈降して往路チューブ55aからヘ
ッド43へ供給され難くなったりする。よって、ノズルNzの吐出不良が解消される。
次に、コントローラー10は、循環ポンプPの回転数を高速回転(N1)にしたままで
、圧力調整装置53によるインクタンク54の加圧をオンにして、インクタンク54内の
圧力(P0+α)を画像印刷時の圧力(P0)よりも高くする(S005)。そうすると
、循環流路を流れるインクの単位時間当たりの流量(Q2)が、S004の時(Q1)よ
りも更に増える(Q1<Q2)。よって、循環流路内(ヘッド43内)のインクに掛かる
圧力がS004の時よりも更に高まる。その状態で、コントローラー10は、ヘッドユニ
ット41を上昇させて、ヘッド43からキャップ51を離間させる(S006)。そうす
ると、ヘッド43内のインクは強く加圧されているため、ノズルNzから正常なインクと
共に増粘インクや気泡が排出される。この処理によっても、ノズルNzの吐出不良が解消
される。
その後、コントローラー10は、循環ポンプPの回転数を高速回転(N1)にしたまま
で、圧力調整装置53によるインクタンク54の加圧をオフにする(S007)。そうす
ると、循環流路を流れるインクの単位時間当たりの流量(Q1)が、S005の時(Q2
)よりは少ないが、画像印刷時の流量(Q0)よりも多くなる。よって、ヘッド43内の
インクに掛かる圧力が画像印刷時よりも高くなり、図6Aに示すように、ノズルNzから
のインク吐出は停止するが、ノズルNzに形成されたメニスカスがヘッド43のノズル開
口面43aよりもヘッド43の外側に突出した凸状態となる。
その状態で、コントローラー10は、ワイパー561の先端をヘッド43のノズル開口
面43aに当接させながら、ヘッド43(ヘッドユニット41)に対してワイパー561
を搬送方向の上流側から下流側へ移動させて、ワイピング処理を行わせる(S008,第
2工程に相当)。なお、回転ドラムをプラテンとし、回転ドラムの円弧形状の外周面に沿
ってヘッドが傾斜している場合には、重力方向における上側から下側に向かってワイパー
561を移動させるとよい。そうすることで、気泡や増粘インクのノズルNzへの逆流を
抑制することができる。
このように、実施例1では、循環流路を流れるインクの単位時間当たりの流量(Q1)
を画像印刷時(Q0)よりも多くし、ノズルNzに形成されたメニスカスが凸状態となる
程にノズルNz内(ヘッド43内)のインクを加圧した状態で、ワイピング処理する。そ
うすることで、ワイパー561によりノズルNz内のインクが持っていかれたとしても、
ノズルNz内にインクを補充することができ、ノズルNz内に気泡が残留してしまうこと
を防止できる。つまり、ノズルNz内にインクが充填されている状態でワイピング処理を
終了することができる。
なお、圧力調整装置53によるインクタンク54の加圧をオフにした後の所定時間内に
ヘッド43からキャップ51を離間させてもよい。その場合にも、インクタンク54内を
加圧していた時の残圧によりノズルNzから増粘インクや気泡を排出することができる。
次に、コントローラー10は、圧力調整装置53によるインクタンク54の加圧をオフ
にしたまま、循環ポンプPの回転数を高速回転(N1)から低速回転(N0)に切替え、
循環ポンプPによる単位時間当たりのインクの移送量(q0,第2送り量に相当)を画像
印刷時と同じ移送量にする。そうして、コントローラー10は、循環流路を流れるインク
の単位時間当たりの流量(Q0,第2流量に相当)が高速循環時の流量(Q1)よりも少
ない「低速循環」の状態に切替える(S009,第3工程に相当)。その結果、ヘッド4
3内(循環流路内)のインクに掛かる圧力が低くなり、図6Bに示すように、ノズルNz
に形成されたメニスカスがヘッド43のノズル開口面43aよりもヘッド43の内側に引
き込んだ凹状態となる。つまり、ノズルNzに形成されたメニスカスを画像印刷時におけ
る適正な状態に戻して、クリーニング処理を終了することができる。
最後に、コントローラー10は、ワイパー561に対してヘッドユニット41を上昇さ
せ、更に、ヘッドユニット41がプラテン42上の連続紙Sと対向するように、ヘッドユ
ニット41を幅方向の手前側に移動させる(S010)。こうしてヘッド43のクリーニ
ング処理が終了し、コントローラー10は画像の印刷を再開させる。この時、ノズルNz
に形成されたメニスカスは、凹状態であるため、ピエゾ素子を用いて適切にインクの吐出
、非吐出を制御することができ、印刷画像の画質劣化を抑制することができる。
以上のように、実施例1では、循環ポンプPによるインクの移送量を増やすことで(q
0→q1)、循環流路を流れるインクの単位時間当たりの流量を画像印刷時に比べて増や
して(Q0→Q1)、ワイピング処理を実行する。そうすることで、ノズルNz内(ヘッ
ド43内)のインクを加圧した状態でワイピング処理することができ、ワイパー561に
よりノズルNz内のインクが持っていかれても、ノズルNz内にインク室431からイン
クが補充されることによりノズルNz内にインクを充填した状態でワイピング処理を終了
することができる。特に、ノズルNzに形成されたメニスカスがヘッド43のノズル開口
面43aよりもヘッド43の外側に突出する程にノズルNz内(ヘッド43内)のインク
を加圧した状態でワイピングすることで、より確実にノズルNz内にインクを補充するこ
とができる。
また、実施例1では、ワイピング処理後に、循環ポンプPによるインクの移送量を減ら
す(q1→q0)。そうすることで、循環流路を流れるインクの単位時間当たりの流量(
Q0)をワイピング処理時の流量(Q1)よりも少なくすることができ、ノズルNzに形
成されたメニスカスを画像印刷時における適正な状態、即ち、メニスカスをヘッド43の
ノズル開口面43aよりもヘッド43の内側に引き込んだ状態にすることができる。つま
り、ノズルNzを、適切にインクを吐出可能な状態にして、クリーニング処理を終了する
ことができる。
また、ワイピング処理後に循環流路を流れるインクの単位時間当たりの流量を、画像印
刷時に循環流路を流れるインクの単位時間当たりの流量(Q0)と等しくする。そうする
ことで、ヘッド43のクリーニング処理の終了直後に、印刷動作を開始することができる
。即ち、ワイピング処理後の処理S009が印刷の準備動作に相当する。但し、これに限
らず、ワイピング処理後に循環流路を流れるインクの単位時間当たりの流量が高速循環時
よりも少なければ、画像印刷時の流量と異ならせてもよい。
なお、ワイピング処理後に、循環ポンプPの回転数を高速回転から低速回転に切替える
に限らず、循環ポンプPの回転数を高速回転から低速回転に切替えた後の所定時間内にワ
イピング処理するようにしてもよい。その場合にも、高速循環時の残圧により、循環流路
を流れるインクの単位時間当たりの流量が画像印刷時よりも多い状態で、ワイピング処理
することができる。即ち、ノズルNz内(ヘッド43内)のインクを加圧した状態でワイ
ピング処理することができる。ゆえに、ワイパー561によりノズルNz内のインクが持
っていかれても、ノズルNz内にインク室431からインクが補充されることによりノズ
ルNz内にインクを充填した状態でワイピング処理を終了することができる。
また、ヘッド43にキャップ51を密着させて、インクタンク54内の加圧をオンにし
た後に、ヘッド43からキャップ51を離間させてノズルNzから増粘インクや気泡を排
出する処理を実施しなくてもよく、高速循環にした状態でワイピング処理するだけでもよ
い。また、ヘッド43にキャップ51を密着させた状態で循環ポンプPを高速回転した後
に、圧力調整装置53によりインクタンク54内の加圧をオンにするに限らず、循環ポン
プPの回転数を更に上げることにより、循環流路を流れるインクの単位時間当たりの流量
を増やしてもよい。その場合にも、ヘッド43からキャップ51を離間させた後に、ノズ
ルNzから増粘インクや気泡を排出することができる。
<<実施例2>>
図7は、実施例2におけるヘッド43のクリーニング方法のフローである。実施例2で
は、循環ポンプPの回転数、即ち、循環ポンプPによる単位時間当たりのインクの移送量
を一定とし、圧力調整装置53がインクタンク54内の圧力を調整することにより、ノズ
ルNzからのインク吐出やメニスカスの状態を制御する。画像印刷時の条件は実施例1と
同じとする。即ち、循環ポンプPが低速回転し(N0)、循環ポンプPによる単位時間当
たりのインクの移送量(q0)が少なく、圧力調整装置53によるインクタンク54の加
圧をオフにした状態(インクタンク54内の圧力がP0の状態)とし、循環流路を流れる
インクの単位時間当たりの流量(Q0)が少ない低速循環の状態であるとする(S101
)。まず、ヘッド43のクリーニングのため、コントローラー10は、ヘッドユニット4
1を移動させ(S102)、ヘッド43にキャップ51を密着させる(S103)。
次に、コントローラー10は、圧力調整装置53により、インクタンク54内の圧力を
、画像印刷時の圧力(P0)よりも高い「第1加圧力(P1,第1圧力に相当)」にする
(P1>P0)。そうすることで、循環流路を流れるインクの単位時間当たりの流量(Q
1)が低速循環時の流量(Q0)よりも多い「高速循環」の状態となる(S104,第1
工程に相当)。よって、循環流路内の気泡や増粘インクをインクタンク54に流すことが
できる。その後、コントローラー10は、圧力調整装置53により、インクタンク54内
の圧力を、S104の時よりも更に高い「第2加圧力(P2,第2圧力に相当)」にする
(P2>P1)。そうすることで、循環流路を流れるインクの単位時間当たりの流量(Q
2)がS104の時の流量(Q1)よりも更に増える(Q1<Q2)。その状態で、コン
トローラー10は、ヘッド43からキャップ51を離間させる(S106)。そうすると
、ヘッド43内のインクは強く加圧されているため、ノズルNzから増粘インクや気泡を
排出することができる。
その後、コントローラー10は、圧力調整装置53により、インクタンク54の圧力を
、S105の時よりも低く、且つ、高速循環への切替え時(S104の時)と同じ圧力で
ある「第1加圧力(P1)」に戻す(S107)。そうすると、循環流路を流れるインク
の単位時間当たりの流量(Q1)がS105の時(Q2)よりは少ないが画像印刷時の流
量(Q0)よりも多くなり、ヘッド43内のインクに掛かる圧力が画像印刷時よりも高く
なる。よって、ノズルNzからのインク吐出は停止するが、ノズルNzに形成されたメニ
スカスが凸状態となる(図6A)。その状態で、コントローラー10はワイパー561に
ワイピング処理を行わせる(S108,第2工程に相当)。そうすることで、ワイパー5
61によりノズルNz内のインクが持っていかれたとしても、ノズルNz内にインク室4
31からインクが補充されることによりノズルNz内にインクを補充することができ、ノ
ズルNz内にインクが充填されている状態でワイピング処理を終了することができる。
次に、コントローラー10は、圧力調整装置53によるインクタンク54の加圧をオフ
にして、インクタンク54内の圧力を、S104の時の第1加圧力(P1)よりも低い画
像印刷時の圧力(P0,第2圧力に相当)に戻す。そうして、コントローラー10は、循
環流路を流れるインクの単位時間当たりの流量(Q0)を高速循環時の流量(Q1)より
も少ない低速循環の状態に戻す(S109,第3工程に相当)。最後に、コントローラー
10は、ヘッドユニット41を移動させ(S110)、画像の印刷を再開させる。この時
、ノズルNzに形成されたメニスカスは凹状態であるため、ピエゾ素子を用いて適切にイ
ンクの吐出、非吐出を制御することができる。
なお、圧力調整装置53によるインタンク54の加圧をオフにした後の所定時間内にワ
イピング処理してもよい。その場合にも、インクタンク54加圧時の残圧により、循環流
路を流れるインクの単位時間当たりの流量が画像印刷時よりも多い状態で、ワイピング処
理することができ、ノズルNz内にインクを充填した状態でワイピング処理を終了するこ
とができる。
===その他の実施形態===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解
釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得
ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
上記の実施形態では、記録媒体の幅方向以上の長さに亘ってノズルNzが並んだ固定さ
れたヘッドユニット41の下を、停まることなく搬送される記録媒体に対して、ヘッドユ
ニット41からインクを吐出することにより、2次元の画像を印刷するプリンター1を例
に挙げているが、これに限らない。例えば、印刷領域に位置する記録媒体に対して1個又
は複数のヘッドがX方向に移動しながらインクを吐出すると共にY方向に移動することで
2次元の画像を印刷する動作と、記録媒体をX方向に搬送して新たな記録媒体の部位を印
刷領域に供給する動作とが、繰り返されるプリンターでもよい。また、例えば、1個又は
複数のヘッドがノズル列方向と交差する方向(記録媒体の幅方向)に移動しながらインク
を吐出する動作と、ノズル列方向(記録媒体が連続媒体の場合には媒体が連続する方向)
に媒体が搬送される搬送動作とが、繰り返されるプリンターでもよい。また、例えば、1
個又は複数のヘッドに対してX方向に移動する記録媒体にインクを吐出する動作と、ヘッ
ドに対してY方向に記録媒体が移動する動作とが、繰り返されるプリンターでもよい。
上記の実施形態では、液体吐出装置として、インクジェットプリンターを例に挙げてい
るが、これに限らない。例えば、カラーフィルター製造装置、ディスプレイ製造装置、半
導体製造装置、及び、DNAチップ製造装置などの液体吐出装置でもよい。
1 プリンター、10 コントローラー、11 インターフェース部、
12 CPU、13 メモリー、14 ユニット制御回路、
20 給送ユニット、21 巻軸、22 中継ローラー、
30 搬送ユニット、31 上流側搬送ローラー対、32 中継ローラー、
33 中継ローラー、34 下流側搬送ローラー対、
40 印刷ユニット、41 ヘッドユニット、42 プラテン、43 ヘッド、
50 メンテナンスユニット、51 キャップ、52 インク受け部、
53 圧力調整装置、54 インクタンク、55 循環チューブ、
56 ワイピング部、561 ワイパー、562 移動機構、P 循環ポンプ、
60 巻取りユニット、61 中継ローラー、62 巻取り駆動軸、
70 検出器群、80 コンピューター、

Claims (3)

  1. 記録媒体に液体を吐出するノズルが設けられたヘッド、前記液体を貯留する貯留部、前記貯留部から前記ヘッドへ前記液体を供給する第1流路、及び、前記ヘッドから前記貯留部へ前記液体を還流する第2流路を備える循環流路と、
    前記循環流路内の前記液体を循環させるポンプと、
    前記ヘッドのノズル開口面に当接した状態で前記ヘッドに対して相対移動することにより前記ノズル開口面に付着した異物を払拭するワイピング処理を行うワイピング部と、
    前記貯留部内の圧力を調整する圧力調整部と、
    前記ノズル開口面に密着することで前記ノズルを封止するキャップと、
    を備える液体吐出装置におけるヘッドのクリーニング方法であって、
    前記キャップを前記ノズル開口面に密着させて前記ノズルを封止するキャップ工程と、
    前記ポンプの回転数を第1の回転数から該第1の回転数よりも高速な第2の回転数にすることで、前記循環流路を循環する前記液体の単位時間当たりの流量を、前記記録媒体に液体を吐出する時に前記ポンプによって前記循環流路を循環する前記液体の単位時間当たりの流量よりも多い第1流量にする第1工程と、
    前記キャップ工程及び前記第1工程の後に、前記圧力調整部によって前記貯留部内の圧力を前記記録媒体に液体を吐出する時の圧力よりも高くすることで、前記循環流路を循環する前記液体の単位時間当たりの流量を前記第1流量よりも多い第2流量にし、その後に前記ノズル開口面と前記キャップとを離間させて前記ノズルから前記液体を排出させ、その後に前記圧力調整部による前記貯留部内の加圧を停止する液体排出工程と、
    前記ワイピング部が前記ワイピング処理を行う第2工程と、
    前記第2工程の後に、前記ポンプの回転数を前記第2の回転数から該第2の回転数よりも低速な第3の回転数にすることで、前記循環流路を循環する前記液体の単位時間当たりの流量を前記第1流量よりも少ない第流量にする第3工程と、
    を有し、
    前記第2の回転数は、前記ノズルに形成された前記液体のメニスカスが前記ノズル開口面よりも前記ヘッドの外側に突出した状態となる回転数に設定し、
    前記第3の回転数は、前記メニスカスが前記ノズル開口面よりも前記ヘッドの内側に引き込んだ状態となる回転数に設定し、
    前記ワイピング処理は、前記メニスカスが前記ノズル開口面よりも前記ヘッドの外側に突出した状態においてのみ実施することを特徴とするヘッドのクリーニング方法。
  2. 請求項1に記載のヘッドのクリーニング方法であって、
    前記記録媒体に前記液体を吐出する時に前記循環流路を流れる前記液体の単位時間当たりの流量と前記第流量とを等しくすること、
    を特徴とするヘッドのクリーニング方法。
  3. 請求項1または2に記載のヘッドのクリーニング方法であって、
    前記第1工程では、前記ポンプによる前記液体の送り量を第1送り量にすることで、前記循環流路を流れる前記液体の単位時間当たりの流量を前記第1流量にし、
    前記第3工程では、前記ポンプによる前記液体の送り量を前記第1送り量よりも少ない第2送り量にすること、
    を特徴とするヘッドのクリーニング方法。
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