JP6180465B2 - 電力供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、バックアップ用の二次電池を備え、商用電源等の交流電源から供給される交流電力を整流回路により直流電力に変換して制御負荷に供給する電力供給システムおよび、電力供給システムに具備されるバックアップ用の二次電池の管理方法に関する。
バックアップ用の二次電池の管理項目の一つに、当該二次電池に対する過充電保護がある。下記特許文献1には、二次電池の過充電保護を二重に行う方法であって、充電器の出力電圧および電流、ならびに、二次電池の電圧および電流を計測し、何れかが第一の閾値を超えた場合には充電器を停止し、また、第一の閾値よりも大きな第二の閾値を超えれば充電器と二次電池との間の電気経路を遮断することが開示されている。
特開平11−164490号公報
しかしながら、上記従来の方法では、二次電池を保護するための保護ロジックに温度補正、経過時間補正または寿命劣化補正という概念が無いため、二次電池の寿命劣化の進行を適切に抑制することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、二次電池の寿命劣化の進行を適切に抑制することができる電力供給システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、バックアップ用の二次電池を備え、交流電源から供給される交流電力を整流回路により直流電力に変換して制御負荷に供給する電力供給システムであって、前記整流回路と、前記整流回路の出力を第1の電圧に降圧して前記制御負荷に印加する制御電源と、前記整流回路の出力を前記第1の電圧よりも低い第2の電圧に変換して前記二次電池を充電するバッテリチャージャと、一端が前記制御電源の出力端側に電気的に接続され、他端が前記バッテリチャージャの出力端側に電気的に接続され、前記制御電源からの電流が前記二次電池に流れ込むのを阻止する向きに接続される一方向性素子と、前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、外気温度を算出する温度算出部と、前記電圧検出部の検出値および前記温度算出部の算出値に基づいて前記二次電池の異常診断を行う制御部と、を備えて構成される。
本発明によれば、二次電池の寿命劣化の進行を適切に抑制することができる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る電力供給システムの一構成例を示すブロック図 実施の形態1に係る電力供給システムにおいて電力源切離し装置を動作させる際の制御フローを説明するフローチャート 二次電池として鉛蓄電池を用いた場合の端子開路電圧と容量比率との関係を示す図 実施の形態1の電力供給システムにおける寿命劣化診断に係る制御フローを説明するフローチャート 実施の形態2に係る電力供給システムの一構成例を示すブロック図 実施の形態2に係る電力供給システムにおいて電力源切離し装置を動作させる際の制御フローを説明するフローチャート 実施の形態3に係る電力供給システムの一構成例を示すブロック図 実施の形態3に係る電力供給システムにおいて電力源切離し装置を動作させる際の制御フローを説明するフローチャート
以下に添付図面を参照し、本発明の実施の形態に係る電力供給システムについて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る電力供給システムの一構成例を示すブロック図である。実施の形態1に係る電力供給システム100は、図1に示すように、主たる構成部として、主回路1およびバックアップ用電源としての二次電池2を備えて構成される。交流電源50から供給される交流電力は、主回路1を介さずに宅内負荷60に供給される一方で、主回路1にも供給される。主回路1は、交流電源50から供給される交流電力を整流回路11により直流電力に変換して直流負荷である制御負荷18に供給する。二次電池2は、交流電源50の故障等によって、交流電源50から電力が供給されないとき(以下「停電時」という)には、二次電池2の出力を制御負荷18に供給する。
主回路1は、EV(Electric Vehicle)などの外部電力源である電力源70から供給される電力を交流電力に変換する電力変換部6と、交流電源50または電力変換部6から供給される電力を回路後段と切り離すための電力源切離し装置8と、電力源切離し装置8を介して印加される交流電圧を整流する整流回路11と、整流回路11の出力を第1の直流電圧Vaに変換して制御負荷18に印加する制御電源12と、整流回路11の出力を第1の直流電圧Vaよりも低い第2の直流電圧Vbで二次電池2を充電するバッテリチャージャ(必要に応じて「BCG」と表記)13と、二次電池2の端子電圧を検出する電圧検出部14と、二次電池2の充放電電流をセンシングする電流センサ15aおよび電流センサ15aのセンサ出力を使用して電流値を算出する電流算出部15bからなる電流検出部15と、温度センサ21bのセンサ出力を使用して外気温度を算出する温度算出部21aと、バッテリチャージャ13をオンオフ制御する制御部16と、一端であるカソードが制御電源12の出力端側に電気的に接続され、他端であるアノードがバッテリチャージャ13の出力端側に電気的に接続され、制御電源12からの電流が二次電池2に流れ込むのを阻止する向きに接続される分離ダイオード17と、を備えている。分離ダイオード17の存在により、制御電源12の出力によって二次電池2が充電されるのが防止されると共に、交流電源50および電力源70のうちの少なくとも一つから電力が供給されるとき(以下「非停電時」という)には、二次電池2から制御負荷18への放電が防止される。
制御部16の内部には、電圧検出部14が検出した検出値ならびに電流検出部15および温度算出部21aが算出した算出値を保持する記憶部16aと、二次電池2の稼働時間もしくは使用累積時間を積算するタイマ16bと、が設けられている。タイマ16bが積算した稼働時間もしくは使用累積時間は、記憶部16aに保持される。上記の構成要素のうち、電流センサ15aを除いた構成要素は、1枚または複数枚の基板上に搭載される。
主回路1の外部には、二次電池2の正極側に接続され、二次電池2の出力を分離ダイオード17のアノードに印加するか否かを切り替えるブレーカ23と、制御部16に対して後述する寿命劣化診断を指示し、また、寿命劣化診断の結果を表示するための操作表示部24と、が設けられている。
つぎに、実施の形態1に係る電力供給システムの主回路部における要部動作について、図1および図2の図面を適宜参照して説明する。なお、以下の説明において、交流電源50は系統AC200Vであるとする。また、電力変換部6は電力源70の直流出力をAC200Vに変換して電力源切離し装置8に印加するものとする。
AC200Vが整流回路11に印加されると、制御電源12およびバッテリチャージャ13が動作を開始する。制御電源12からは第1の直流電圧Vaが出力され、バッテリチャージャ13からは第2の直流電圧Vbが出力される。ここで、制御電源12から出力される第1の直流電圧Vaの典型値は28.4Vであり、バッテリチャージャ13から出力される第2の直流電圧Vbの典型値は27.3Vである。
AC200Vが制御電源12およびバッテリチャージャ13に供給されるとき、すなわち非停電時においては、ブレーカ23は、図1に示すように閉状態に制御される。この場合、バッテリチャージャ13が出力する第2の直流電圧Vbは、ブレーカ23を介して二次電池2の正極に印加される。ここで、制御部16は、バッテリチャージャ13の出力をオン/オフ制御する機能を持つ。また、制御電源12の出力端とバッテリチャージャ13の出力端との間には分離ダイオード17が設けられているので、バッテリチャージャ13の出力電力は制御負荷18には供給されず、二次電池2にのみ供給されると共に、制御電源12の出力によって二次電池2が放電されるのを防止する。なお、二次電池2の交換時またはメンテナンス時には、ブレーカ23は開状態に制御される。
上記の通り、非停電時であり、且つ、制御電源12およびバッテリチャージャ13が正常に動作しているとき(以下、必要に応じて「通常時」という)、二次電池2は充電モードにある。充電モードでは、バッテリチャージャ13によってトリクル充電が行われている。一方、停電時においては、制御電源12およびバッテリチャージャ13が動作停止することから、二次電池2から制御負荷18に対して電流が放電される。電流検出部15によるこの放電電流の検出により、停電状態を検出することができる。
つぎに、電力源切離し装置8を動作させる実施の形態1に係る制御フローを説明する。図2は、実施の形態1に係る電力供給システムにおいて、電力源切離し装置8を動作させる際の制御フローを説明するフローチャートである。なお、図2では、構成部に付される符号の表記を省略している。
まず、制御部16の記憶部16aには、過電圧検出用として複数の判定閾値が設けられる。図2のフローでは、閾値A、閾値Bという2つの閾値を例示するが、3つ以上の閾値を用いてもよい。
制御部16は、電圧検出部14が検出した電圧値、すなわち二次電池2の端子電圧が第1の閾値である閾値A以上であるか否かを判定する第1の判定処理を行う(ステップS101)。二次電池2の端子電圧が閾値A未満の場合には(ステップS101,No)、ステップS101の処理を繰り返す。二次電池2の端子電圧が閾値A以上の場合には(ステップS101,Yes)、さらに当該端子電圧が閾値A以上である状態が第1の整定時間である時間Taを経過したか否かを判定する第2の判定処理を行う(ステップS102)。二次電池2の端子電圧が閾値A以上である状態が時間Taを経過していない場合には(ステップS102,No)、ステップS101の処理に戻る。一方、二次電池2の端子電圧が閾値A以上である状態が時間Taを経過している場合には(ステップS102,Yes)、異常Ea情報、すなわち現在の二次電池2の状態が「閾値A以上である状態が時間Taを経過している」旨の情報を記憶部16aに保持する(ステップS103)。なお、時間Taとしては数分(例えば5分程度)が例示されるが、無論この数字に限定されるものではない。
また、時間Taは、温度算出部21aの出力値、すなわち外気温度に応じて変化させるものとする。具体的には、外気温度が低いときには時間Taの値を大きくし、外気温度が高いときには時間Taの値を小さくする。
上述の制御、すなわち時間Taの変更制御に加え、閾値Aの値を外気温度に応じて変化させてもよい。具体的には、外気温度が低いときには閾値Aの値を大きくし、外気温度が高いときには閾値Aの値を小さくする。
また、上述した2つの変更制御では、外気温度に応じて時間Taおよび閾値Aのうちの少なくとも一つを変更するが、この制御に代えて、もしくは、この制御に加え、時間Taおよび閾値Aのうちの少なくとも一つを二次電池2の寿命劣化診断結果に応じて変更してもよい。寿命劣化診断に係る制御フローについては後述するが、寿命劣化診断は、二次電池2の端子開路電圧により行うことができる。なお、「端子開路電圧」とは、「自然放電時における二次電池の端子電圧」である。また、「自然放電」とは、「二次電池に負荷が接続されていないときの二次電池の放電状態」を意味する。
図3は、二次電池として鉛蓄電池を用いた場合の端子開路電圧と容量比率との関係を示す図である。自然放電時における二次電池2の端子開路電圧と二次電池2の蓄電容量(以下「二次電池容量」もしくは「電池容量」という)との関係は、図3に例示したように公知である。図3に示す例では、容量比率が100%のときの端子開路電圧は約13Vであり、容量比率が80%のときの端子開路電圧は約12.75(V)である。二次電池2が鉛蓄電池の場合、電池容量が80%を下回ると、その後の充電によっても電池容量が100%まで回復できない、すなわち寿命劣化を起こした状態であることが知られている。よって、自然放電時における二次電池2の端子開路電圧を使用して、二次電池2の寿命劣化診断を行うことができる。
そこで、二次電池2の端子開路電圧の値が小さいときには時間Taおよび閾値Aのうちの少なくとも一つの値を小さくし、端子開路電圧が大きいときには時間Taおよび閾値Aのうちの少なくとも一つの値を大きくする制御を行うようにすればよい。
なお、二次電池2の使用累積時間が長くなるに伴い、二次電池2の寿命劣化が進行していると考えることもできる。このため、寿命劣化診断に代えて、二次電池2の使用累積時間を用いてもよい。なお、上述したように、二次電池2の使用累積時間は、タイマ16bによって積算され記憶部16aに保持されている。
図2の制御フローに戻る。制御部16は、二次電池2の端子電圧が第2の閾値である閾値B(B>A)以上であるか否かを判定する第3の判定処理を行う(ステップS104)。二次電池2の端子電圧が閾値B未満の場合には(ステップS104,No)、ステップS104の処理を繰り返す。二次電池2の端子電圧が閾値B以上の場合には(ステップS104,Yes)、さらに当該端子電圧が閾値B以上である状態が第2の整定時間である時間Tb(Tb<Ta)を経過したか否かを判定する第4の判定処理を行う(ステップS105)。二次電池2の端子電圧が閾値B以上である状態が時間Tbを経過していない場合には(ステップS105,No)、ステップS104の処理に戻る。一方、二次電池2の端子電圧が閾値B以上である状態が時間Tbを経過している場合には(ステップS105,Yes)、異常Eb情報、すなわち現在の二次電池2の状態が「閾値B以上である状態が時間Tbを経過している」旨の情報を記憶部16aに保持する(ステップS106)。なお、時間Tbとしては数秒(例えば5〜10秒程度)が例示されるが、無論この数字に限定されるものではない。
異常Eb情報を記憶部16aに保持した後、制御部16は、バッテリチャージャ13の動作を停止させる(ステップS107)。この処理は、バッテリチャージャ13の故障が原因で過電圧が印加されていることを想定している。バッテリチャージャ13の動作を停止させた後、制御部16は、二次電池2の端子電圧が閾値B以上である状態が第3の整定時間である時間Trを経過したか否かを判定する第5の判定処理を行う(ステップS108)。二次電池2の端子電圧が閾値B以上である状態が時間Trを経過していない場合には(ステップS108,No)、ステップS108の処理を繰り返す。一方、二次電池2の端子電圧が閾値B以上である状態が時間Trを経過している場合には(ステップS108,Yes)、異常Er情報、すなわち現在の二次電池2の状態が「閾値B以上である状態が時間Trを経過している」旨の情報を記憶部16aに保持する(ステップS109)。なお、時間Trとしては数秒(例えば5〜10秒程度)が例示されるが、無論この数字に限定されるものではない。
異常Er情報を記憶部16aに保持した後、制御部16は、電力源切離し装置8を動作させることで(ステップS110)、交流電源50または電力変換部6から供給される電力が整流回路11に印加されないようにする。この処理は、バッテリチャージャ13以外の故障(その他の部品故障等)が原因で過電圧の印加が持続していることを想定し、交流電源50または電力変換部6から供給される電力が整流回路11に印加されないようにする意図である。ステップS110の処理によって、全体の処理が終了する。
二次電池2に対する寿命劣化診断は、図4に示す制御フローで実行することができる。図4は、実施の形態1の電力供給システムにおける寿命劣化診断に係る制御フローを説明するフローチャートである。図4において、まず、制御部16は、二次電池2からの放電電流が閾値P以上か否かを判定する(ステップS401)。二次電池2からの放電電流が閾値P以上の場合(ステップS401,Yes)、時間に対する容量低下率が大きいことで寿命劣化診断には移行しない。このような状態では、その後の充電によって電池容量が100%まで回復し得るという二次電池の特性上、制御部16は、寿命劣化の診断は不要であると判定し(ステップS402)、操作表示部24に診断不要である旨を通知して(ステップS403)、処理フローを終了する。操作表示部24では、診断不要である旨が表示され、ユーザに通知される。
ステップS401の処理に戻り、二次電池2からの放電電流が閾値P未満の場合(ステップS401,No)、制御部16は、さらに、二次電池2から閾値P以上の電流の放電があったか否かを判定する(ステップS404)。制御部16の記憶部16aには、電圧検出部14および電流検出部15が検出した検出値がログとして記憶されており、閾値P以上の電流の放電があったか否かを判定することができる。
ステップS404において、二次電池2から閾値P以上の放電がなかった場合には(ステップS404,No)、バッテリチャージャ13を停止し(ステップS405)、ステップS408に移行する。一方、二次電池2から閾値P以上の放電があった場合(ステップS404,Yes)、制御部16は、さらに、バッテリチャージャ13による設定時間の充電が完了したか否かを判定する(ステップS406)。設定時間の充電が完了していない場合には(ステップS406,No)、ステップS406の処理を繰り返す。設定時間の充電が完了している場合には(ステップS406,Yes)、バッテリチャージャ13を停止し(ステップS407)、ステップS408に移行する。
バッテリチャージャ13の停止後、制御部16は、ブレーカ23をオフ、すなわち開状態に制御する(ステップS408)。ブレーカ23を開状態に制御した後、制御部16は、二次電池2の端子電圧が閾値Q以上であるか否かを判定するステップS409の処理に移行する。
制御部16は、二次電池2の端子電圧が第2の閾値である閾値Q以上であるか否かを判定する(ステップS409)。二次電池2の寿命劣化診断の1つとして、容量低下診断があることは上述した通りである。図3を用いた説明では、電池容量が80%を下回ったときに、二次電池2が寿命劣化を起こした状態であると判定することとしていた。図4の制御フローは、この手法を利用するものであり、閾値Qとしては、二次電池2の電池容量が80%に相当する端子開路電圧が設定される。
図4のフローに戻り、ステップS409において、二次電池2の端子電圧が閾値Q未満の場合には(ステップS409,No)、二次電池2が寿命劣化したと判定し(ステップS410)、操作表示部24に交換を促す旨を通知し(ステップS411)、検出した端子電圧、すなわち端子開路電圧を記憶部16aに保持して(ステップS412)、処理フローを終了する。一方、二次電池2の端子電圧が閾値Q以上の場合には(ステップS409,Yes)、二次電池2の寿命が正常であると判定し(ステップS413)、操作表示部24に正常である旨を通知し(ステップS414)、検出した端子電圧(端子開路電圧)を記憶部16aに保持する(ステップS415)。その後、ブレーカ23をオン、すなわち閉状態に制御して(ステップS416)、バッテリチャージャ13の動作を再開させる(ステップS417)。ステップS417の処理によって、全体の処理フローが終了する。
なお、ステップS408において、ブレーカ23をオフに制御するのは、二次電池2を自然放電状態にする意図であるが、ブレーカ23がオンの状態でも制御負荷18に流れる電流が小さい場合には、ブレーカ23をオフに制御しなくてもよい。制御負荷18に流れる電流が小さい場合の二次電池2の端子電圧は、自然放電時における二次電池2の端子電圧、すなわち二次電池2の端子開路電圧との差異は小さく、二次電池2の端子電圧を使用して二次電池2の寿命劣化診断を行うことができる。
以上説明したように、実施の形態1に係る電力供給システムによれば、二次電池の異常を段階的に判定するための複数の閾値として閾値A,B(閾値A<閾値B)を設け、二次電池の端子電圧に基づいて二次電池の異常を段階的に判定し、閾値Aとその整定時間Taに対しては、外気温度、二次電池の寿命劣化診断結果、二次電池の使用累積時間に応じて補正させる制御を行うことにより、二次電池の寿命劣化の進行を適切に抑制することが可能となる。また、閾値Bよりも小さい閾値Aと、整定時間Tbよりも長い整定時間Taを設けることにより、電力供給システムを安全且つ極力長く使用させることができ、電力供給システムの稼働率を向上させることが可能となる。
実施の形態2.
図5は、実施の形態2に係る電力供給システムの一構成例を示すブロック図である。実施の形態1に係る電力供給システムでは外気温度を検出するための温度センサ21bを有していたが、実施の形態2では、二次電池2自体の温度もしくは二次電池2自体の温度を推定可能な二次電池2の周辺温度を検出するための温度センサ21cを備えている点が構成上の相違点である。なお、その他の構成については、実施の形態1と同一または同等であり、同一もしくは同等の構成部については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
つぎに、電力源切離し装置8を動作させる実施の形態2に係る制御フローを説明する。図6は、実施の形態2に係る電力供給システムにおいて、電力源切離し装置8を動作させる際の制御フローを説明するフローチャートである。なお、図6では、構成部に付される符号の表記を省略している。
制御部16の記憶部16aには、温度過昇検出用として複数の判定閾値が設けられる。図6のフローでは、閾値C、閾値Dという2つの閾値を例示するが、3つ以上の閾値を用いてもよい。
制御部16は、温度センサ21cによって検出され温度算出部21aが算出した温度、すなわち二次電池2の温度が、第1の閾値である閾値C以上であるか否かを判定する第1の判定処理を行う(ステップS201)。二次電池2の温度が閾値C未満の場合には(ステップS201,No)、ステップS201の処理を繰り返す。二次電池2の温度が閾値C以上の場合には(ステップS201,Yes)、さらに当該温度が閾値C以上である状態が第1の整定時間である時間Tcを経過したか否かを判定する第2の判定処理を行う(ステップS202)。二次電池2の温度が閾値C以上である状態が時間Tcを経過していない場合には(ステップS202,No)、ステップS201の処理に戻る。一方、二次電池2の温度が閾値C以上である状態が時間Tcを経過している場合には(ステップS202,Yes)、バッテリチャージャ13の出力、すなわち二次電池2に対する充電電圧を降下させる(ステップS203)。この処理は、システムの温度過昇または二次電池2の故障が生起した可能性があることを想定し、二次電池2に与えるダメージを低減させ、二次電池2の温度を下げる方向に制御する意図である。一例として、図6のフローでは27.3Vから26.8Vに降下させることを示しているが、これらの値に限定されるものではない。
制御部16は、二次電池2に対する充電電圧を降下させた後、異常Ec情報、すなわち現在の二次電池2の温度が「閾値C以上である状態が時間Tcを経過している」旨の情報を記憶部16aに保持する(ステップS204)。なお、時間Tcとしては数分(例えば5分程度)が例示されるが、無論この数字に限定されるものではない。
また、時間Tcは、二次電池2の寿命劣化診断結果に応じて変化させるものとする。具体的には、二次電池2の端子開路電圧の値が大きいときには時間Tcの値を大きくし、二次電池2の端子開路電圧の値が小さいときには時間Tcの値を小さくする。
上述の制御、すなわち時間Tcの変更制御に加え、閾値Cの値を寿命劣化診断結果に応じて変化させてもよい。具体的には、二次電池2の端子開路電圧の値が大きいときには閾値Cの値を大きくし、端子開路電圧の値が小さいときには閾値Cの値を小さくする。
また、実施の形態1と同様に、寿命劣化診断に代えて、二次電池2の使用累積時間を用いてもよい。具体的には、二次電池2の使用累積時間の値が小さいときには時間Tcおよび閾値Cのうちの少なくとも一つの値を大きくし、使用累積時間の値が大きいときには時間Tcおよび閾値Cのうちの少なくとも一つの値を小さくする制御を行う。
図6の制御フローに戻る。制御部16は、二次電池2の温度が第2の閾値である閾値D(D>C)以上であるか否かを判定する第3の判定処理を行う(ステップS205)。二次電池2の温度が閾値D未満の場合には(ステップS205,No)、ステップS205の処理を繰り返す。二次電池2の温度が閾値D以上の場合には(ステップS205,Yes)、さらに当該温度が閾値D以上である状態が第2の整定時間である時間Td(Td<Tc)を経過したか否かを判定する第4の判定処理を行う(ステップS206)。二次電池2の端子電圧が閾値D以上である状態が時間Tdを経過していない場合には(ステップS206,No)、ステップS205の処理に戻る。一方、二次電池2の端子電圧が閾値D以上である状態が時間Tdを経過している場合には(ステップS206,Yes)、異常Ed情報、すなわち現在の二次電池2の状態が「閾値D以上である状態が時間Tdを経過している」旨の情報を記憶部16aに保持する(ステップS207)。なお、時間Tdとしては数秒(例えば5〜10秒程度)が例示されるが、無論この数字に限定されるものではない。
異常Ed情報を記憶部16aに保持した後、制御部16は、バッテリチャージャ13の動作を停止させる(ステップS208)。この処理は、バッテリチャージャ13の故障が原因でシステムの温度過昇または二次電池2の故障が生起した可能性があることを想定している。バッテリチャージャ13の動作を停止させた後、制御部16は、二次電池2の温度が閾値D以上である状態が第3の整定時間である時間Tsを経過したか否かを判定する第5の判定処理を行う(ステップS209)。二次電池2の温度が閾値D以上である状態が時間Tsを経過していない場合には(ステップS209,No)、ステップS209の処理を繰り返す。一方、二次電池2の温度が閾値D以上である状態が時間Tsを経過している場合には(ステップS209,Yes)、異常Es情報、すなわち現在の二次電池2の状態が「閾値D以上である状態が時間Tsを経過している」旨の情報を記憶部16aに保持する(ステップS210)。なお、時間Tsとしては数秒(例えば5〜10秒程度)が例示されるが、無論この数字に限定されるものではない。
異常Es情報を記憶部16aに保持した後、制御部16は、電力源切離し装置8を動作させることで(ステップS211)、交流電源50または電力変換部6から供給される電力が整流回路11に印加されないようにする。この処理は、システムの温度過昇が持続していることを想定し、交流電源50または電力変換部6から供給される電力が整流回路11に印加されないようにする意図である。ステップS211の処理によって、全体の処理が終了する。
以上説明したように、実施の形態2に係る電力供給システムによれば、二次電池の異常を段階的に判定するための複数の閾値として閾値C,D(閾値C<閾値D)を設け、二次電池の端子電圧および二次電池の温度に基づいて二次電池の異常を段階的に判定し、閾値Cとその整定時間Tcに対しては、二次電池の寿命劣化診断結果、二次電池の使用累積時間に応じて補正させる制御を行うことにより、二次電池の寿命劣化の進行を適切に抑制することが可能となる。また、閾値Dよりも小さい閾値Cと、整定時間Tdよりも長い整定時間Tcを設けることにより、電力供給システムを安全且つ極力長く使用させることができ、電力供給システムの稼働率を向上させることが可能となる。
実施の形態3.
図7は、実施の形態3に係る電力供給システムの一構成例を示すブロック図である。実施の形態2に係る電力供給システムでは二次電池2自体の温度もしくは二次電池2自体の温度を推定可能な二次電池2の周辺温度を算出するための温度算出部21aおよび温度センサ21cを有していたが、実施の形態3では、温度算出部21aおよび温度センサ21cを有する構成に代え、硫化水素をセンシングする硫化水素センサ22bおよび硫化水素センサ22bの検出値を用いて二次電池2における硫化水素の濃度(以下単に「硫化水素の濃度」という)を算出する濃度算出部22aを備えていることが構成上の相違点である。なお、その他の構成については、実施の形態2と同一または同等であり、同一もしくは同等の構成部については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
つぎに、電力源切離し装置8を動作させる実施の形態3に係る制御フローを説明する。図8は、実施の形態3の電力供給システムにおいて、電力源切離し装置8を動作させる際の制御フローを説明するフローチャートである。なお、図8では、構成部に付される符号の表記を省略している。
制御部16の記憶部16aには、濃度過昇検出用として複数の判定閾値が設けられる。図8のフローでは、閾値E、閾値Fという2つの閾値を例示するが、3つ以上の閾値を用いてもよい。
制御部16は、硫化水素センサ22bによって検出され濃度算出部22aが算出した硫化水素の濃度が第1の閾値である閾値E以上であるか否かを判定する第1の判定処理を行う(ステップS301)。硫化水素の濃度が閾値E未満の場合には(ステップS301,No)、ステップS301の処理を繰り返す。硫化水素の濃度が閾値E以上の場合には(ステップS301,Yes)、さらに当該濃度が閾値E以上である状態が第1の整定時間である時間Teを経過したか否かを判定する第2の判定処理を行う(ステップS302)。硫化水素の濃度が閾値E以上である状態が時間Teを経過していない場合には(ステップS302,No)、ステップS301の処理に戻る。一方、硫化水素の濃度が閾値E以上である状態が時間Teを経過している場合には(ステップS302,Yes)、バッテリチャージャ13の出力、すなわち二次電池2に対する充電電圧を降下させる(ステップS303)。この処理は、システムの温度過昇または二次電池2の故障が生起した可能性があることを想定し、二次電池2に与えるダメージを低減させ、二次電池2の温度を下げる方向に制御する意図である。一例として、図8のフローでは27.3Vから26.8Vに降下させることを示しているが、これらの値に限定されるものではない。
制御部16は、二次電池2に対する充電電圧を降下させた後、異常Ee情報、すなわち二次電池2の現在の硫化水素の濃度が「閾値E以上である状態が時間Teを経過している」旨の情報を記憶部16aに保持する(ステップS304)。なお、時間Teとしては数分(例えば5分程度)が例示されるが、無論この数字に限定されるものではない。
また、時間Teは、二次電池2の寿命劣化診断結果に応じて変化させるものとする。具体的には、二次電池2の端子開路電圧の値が大きいときには時間Teの値を大きくし、二次電池2の端子開路電圧の値が小さいときには時間Teの値を小さくする。
上述の制御、すなわち時間Teの変更制御に加え、閾値Eの値を寿命劣化診断結果に応じて変化させてもよい。具体的には、二次電池2の端子開路電圧の値が大きいときには閾値Eの値を大きくし、端子開路電圧の値が小さいときには閾値Eの値を小さくする。
また、実施の形態1,2と同様に、寿命劣化診断に代えて、二次電池2の使用累積時間を用いてもよい。具体的には、二次電池2の使用累積時間の値が小さいときには時間Teおよび閾値Eのうちの少なくとも一つの値を大きくし、使用累積時間の値が大きいときには時間Teおよび閾値Eのうちの少なくとも一つの値を小さくする制御を行う。
図8の制御フローに戻る。制御部16は、硫化水素の濃度が第2の閾値である閾値F(F>E)以上であるか否かを判定する第3の判定処理を行う(ステップS305)。硫化水素の濃度が閾値F未満の場合には(ステップS305,No)、ステップS305の処理を繰り返す。硫化水素の濃度が閾値F以上の場合には(ステップS305,Yes)、さらに当該濃度が閾値F以上である状態が第2の整定時間である時間Tf(Tf<Te)を経過したか否かを判定する第4の判定処理を行う(ステップS306)。二次電池2の端子電圧が閾値F以上である状態が時間Tfを経過していない場合には(ステップS306,No)、ステップS305の処理に戻る。一方、二次電池2の端子電圧が閾値F以上である状態が時間Tfを経過している場合には(ステップS306,Yes)、異常Ef情報、すなわち二次電池2の現在の硫化水素の濃度が「閾値F以上である状態が時間Tfを経過している」旨の情報を記憶部16aに保持する(ステップS307)。なお、時間Tfとしては数秒(例えば5〜10秒程度)が例示されるが、無論この数字に限定されるものではない。
異常Ef情報を記憶部16aに保持した後、制御部16は、バッテリチャージャ13の動作を停止させる(ステップS308)。この処理は、バッテリチャージャ13の故障が原因で硫化水素の濃度が上昇し、システムの温度過昇または二次電池2の故障が生起した可能性があることを想定している。バッテリチャージャ13の動作を停止させた後、制御部16は、硫化水素の濃度が閾値F以上である状態が第3の整定時間である時間Tuを経過したか否かを判定する第5の判定処理を行う(ステップS309)。硫化水素の濃度が閾値F以上である状態が時間Tuを経過していない場合には(ステップS309,No)、ステップS309の処理を繰り返す。一方、硫化水素の濃度が閾値F以上である状態が時間Tuを経過している場合には(ステップS309,Yes)、異常Eu情報、すなわち二次電池2の現在の硫化水素の濃度が「閾値F以上である状態が時間Tuを経過している」旨の情報を記憶部16aに保持する(ステップS310)。なお、時間Tuとしては数秒(例えば5〜10秒程度)が例示されるが、無論この数字に限定されるものではない。
異常Eu情報を記憶部16aに保持した後、制御部16は、電力源切離し装置8を動作させることで(ステップS311)、交流電源50または電力変換部6から供給される電力が整流回路11に印加されないようにする。この処理は、硫化水素の濃度過昇の検出によってシステムの温度過昇が持続していることを想定し、交流電源50または電力変換部6から供給される電力が整流回路11に印加されないようにする意図である。ステップS311の処理によって、全体の処理が終了する。
以上説明したように、実施の形態3に係る電力供給システムによれば、二次電池の異常を段階的に判定するための複数の閾値として閾値E,F(閾値E<閾値F)を設け、二次電池の端子電圧および二次電池における硫化水素濃度に基づいて二次電池の異常を段階的に判定し、閾値Eとその整定時間Teに対しては、二次電池の寿命劣化診断結果、二次電池の使用累積時間に応じて補正させる制御を行うことにより、二次電池の寿命劣化の進行を適切に抑制することが可能となる。また、閾値Fよりも小さい閾値Eと、整定時間Tfよりも長い整定時間Teを設けることにより、電力供給システムを安全且つ極力長く使用させることができ、電力供給システムの稼働率を向上させることが可能となる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 主回路、2 二次電池、6 電力変換部、8 電力源切離し装置、11 整流回路、12 制御電源、13 バッテリチャージャ(BCG)、14 電圧検出部、15 電流検出部、15a 電流センサ、15b 電流算出部、16 制御部、16a 記憶部、16b タイマ、17 分離ダイオード、18 制御負荷、21a 温度算出部、21b,21c 温度センサ、22a 濃度算出部、22b 硫化水素センサ、23 ブレーカ、24 操作表示部、50 交流電源、60 宅内負荷、70 電力源、100 電力供給システム。

Claims (8)

  1. バックアップ用の二次電池を備え、交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する電力供給システムであって、
    前記交流電源の出力を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力を第1の電圧に降圧して前記負荷に印加する制御電源と、
    前記整流回路の出力を前記第1の電圧よりも低い第2の電圧に変換して前記二次電池を充電するバッテリチャージャと、
    一端が前記制御電源の出力端側に電気的に接続され、他端が前記バッテリチャージャの出力端側に電気的に接続され、前記制御電源からの電流が前記二次電池に流れ込むのを阻止する向きに接続される一方向性素子と、
    前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、
    前記二次電池に流れる電流を検出する電流検出部と、
    外気温度を算出する温度算出部と、
    前記電圧検出部の検出値に基づいて前記二次電池の異常を段階的に判定し、前記二次電池の異常を段階的に判定する際の閾値を変更する制御部と、
    を備えた電力供給システム。
  2. 前記制御部は、
    前記電圧検出部が検出した前記二次電池の端子電圧が第1の閾値以上であるか否かを判定する第1の判定処理と、
    前記第1の閾値以上である状態が第1の整定時間経過したか否かを判定する第2の判定処理と、
    前記電圧検出部が検出した前記二次電池の端子電圧が前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値以上であるか否かを判定する第3の判定処理と、
    前記第2の閾値以上である状態が第1の整定時間の値よりも小さな第2の整定時間経過したか否かを判定する第4の判定処理と、
    前記バッテリチャージャの動作を停止させ、前記第2の閾値以上である状態が第3の整定時間経過したか否かを判定する第5の判定処理と、
    を行い、前記第5の判定処理によって前記第2の閾値以上である状態が前記第3の整定時間経過したと判定された場合に前記交流電源から供給される電力が前記整流回路に印加されないように制御する
    請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記外気温度、前記二次電池の寿命劣化診断結果および前記二次電池の使用累積時間のうちの少なくとも一つを用いて前記第1の閾値を補正する請求項2に記載の電力供給システム。
  4. バックアップ用の二次電池を備え、交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する電力供給システムであって、
    前記交流電源の出力を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力を第1の電圧に降圧して前記負荷に印加する制御電源と、
    前記整流回路の出力を前記第1の電圧よりも低い第2の電圧に変換して前記二次電池を充電するバッテリチャージャと、
    一端が前記制御電源の出力端側に電気的に接続され、他端が前記バッテリチャージャの出力端側に電気的に接続され、前記制御電源からの電流が前記二次電池に流れ込むのを阻止する向きに接続される一方向性素子と、
    前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、
    前記二次電池に流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記二次電池の温度を算出する温度算出部と、
    前記電圧検出部の検出値および前記温度算出部の算出値に基づいて前記二次電池の異常を段階的に判定し、前記二次電池の異常を段階的に判定する際の閾値を変更する制御部と、
    を備えた電力供給システム。
  5. 前記制御部は、
    前記温度算出部が算出した前記二次電池の温度が第1の閾値以上であるか否かを判定する第1の判定処理と、
    前記第1の閾値以上である状態が第1の整定時間経過したか否かを判定する第2の判定処理と、
    前記温度算出部が算出した前記二次電池の温度が前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値以上であるか否かを判定する第3の判定処理と、
    前記第2の閾値以上である状態が第1の整定時間の値よりも小さな第2の整定時間経過したか否かを判定する第4の判定処理と、
    前記バッテリチャージャの動作を停止させ、前記第2の閾値以上である状態が第3の整定時間経過したか否かを判定する第5の判定処理と、
    を行い、前記第5の判定処理によって前記第2の閾値以上である状態が前記第3の整定時間経過したと判定された場合に前記交流電源から供給される電力が前記整流回路に印加されないように制御する
    請求項4に記載の電力供給システム。
  6. バックアップ用の二次電池を備え、交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する電力供給システムであって、
    前記交流電源の出力を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力を第1の電圧に降圧して前記負荷に印加する制御電源と、
    前記整流回路の出力を前記第1の電圧よりも低い第2の電圧に変換して前記二次電池を充電するバッテリチャージャと、
    一端が前記制御電源の出力端側に電気的に接続され、他端が前記バッテリチャージャの出力端側に電気的に接続され、前記制御電源からの電流が前記二次電池に流れ込むのを阻止する向きに接続される一方向性素子と、
    前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出部と、
    前記二次電池に流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記二次電池における硫化水素の濃度を算出する濃度算出部と、
    前記電圧検出部の検出値および前記濃度算出部の算出値に基づいて前記二次電池の異常を段階的に判定し、前記二次電池の異常を段階的に判定する際の閾値を変更する制御部と、
    を備えた電力供給システム。
  7. 前記制御部は、
    前記濃度算出部が算出した前記硫化水素の濃度が第1の閾値以上であるか否かを判定する第1の判定処理と、
    前記第1の閾値以上である状態が第1の整定時間経過したか否かを判定する第2の判定処理と、
    前記濃度算出部が算出した前記硫化水素の濃度が前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値以上であるか否かを判定する第3の判定処理と、
    前記第2の閾値以上である状態が第1の整定時間の値よりも小さな第2の整定時間経過したか否かを判定する第4の判定処理と、
    前記バッテリチャージャの動作を停止させ、前記第2の閾値以上である状態が第3の整定時間経過したか否かを判定する第5の判定処理と、
    を行い、前記第5の判定処理によって前記第2の閾値以上である状態が前記第3の整定時間経過したと判定された場合に前記交流電源から供給される電力が前記整流回路に印加されないように制御する
    請求項6に記載の電力供給システム。
  8. 前記二次電池の寿命劣化診断結果および前記二次電池の使用累積時間のうちの少なくとも一つを用いて前記第1の閾値を補正する請求項5または7に記載の電力供給システム。
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